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はてなキーワード: トリックとは

2023-05-28

[]5月28日

ご飯

朝:ナポリタン。昼:なし。夜:天かす、オクラ味噌汁ネギ納豆たまごかけごはんサンドイッチ。間食:プリングス。柿の種ポテチ。スーパカップ

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみー。

ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生

・はじめに

わずとしてれた名作中の名作でゲームとしてのシリーズ展開だけでなく、小説漫画アニメなどでのメディアミックスもたくさんある、ダンガンロンパシリーズ第一作目。

勿論僕もプレイ済みなのだけど、シナリオライター小高和剛さんの超探偵事件簿 レインコードという完全新作がリリースされるということで復習としてもう一度遊んだ

超高校級の様々な才能を持つ高校生入学式当日、奇妙な目眩に襲われ気付くと閉鎖された学校に閉じ込められていた。

そこで巻き起こるコロシアイとその犯人(クロ)を特定する学級裁判の果てに絶望意味を知っていく、という後にダンガンロンパフォロワーがいっぱい出るのも納得な魅力的なあらすじ。

デスゲームじみたルール分析解釈の楽しさに、ミステリっぽいフーダニットめいた展開、そして何より超高校級の才能を持つキャラ達の魅力さ、それらとシステムガッツリ絡み合ってまさにゲームになっているのが楽しいポイント

ノンストップ議論という発明

システム部分はアドベンチャーゲームではあるものの、学校を探索するためにキャラ操作するパートや、音ゲーシューティングっぽいミニゲームに、それらを有利に進めるための育成要素もあったりと、出来る範囲で手を変え品を変え楽しませてくれる。

特にノンストップ議論呼称されているパートは抜群の面白さだ。

ミステリ系のアドベンチャーゲームでよくある尋問や追求のようなパート自動文字送りにして、かつ狙い撃つシューティングの要素を足した感じなんだけど、ゲームシナリオの融合が素晴らしい。

ミステリの大きな魅力の一つに議論があるにだけれど、どうしても文章での表現となると「タイミング」や「合いの手」や「野次」みたいな部分が削ぎ落ちてしまうのだけど、ノンストップ議論はそこをゲーム的なレベルデザインに落とし込むことで、議論をディフォルメしつつ楽しめるようにしてくれている。

発言の中の気になる点をシューティングの的にして、証拠証言弾丸見立てて、的を撃ち抜いて論破するからダンガンロンパ」という作品タイトルになるのも納得に素晴らしいシステム

声優さんのボイスや、立ち絵演出バッチリ決まっていて、ノンストップの名に相応しいハイテンポで楽しくかつロジックで考える謎解きの妙がある緩急も良き。

こういうゲームらしい楽しさと、テキストを読む楽しさが、相乗効果でどちらも楽しくなるようなシステムは大歓迎だ。

ただノンストップ議論以外のシステムちょっと取ってつけたというかミニゲームかなといった具合なのは残念だが、それだけで十分お釣りが出るほどに楽しめた。

・魅力的がすぎるキャラクタたち

公称でサイコポップと呼ばれる雰囲気でまとまっているデザインも素晴らしい超高校級キャラたち。

なんといってもココがダンガンロンパ最大の魅力だろう。

自分のことは棚に上げつつ主人公に信頼を要求する強引さが素敵な霧切響子御曹司頭脳明晰ながら割とポカをする十神白夜ギャンブラーとしての生き様が格好いいセレス、オドオドしてて小動物系の愛らしさがある不二咲千尋ギャルとしての一面だけでなく様々な表情を見せてくれる江ノ島盾子辺りが僕の好きなキャラだ。

通信簿会話と呼ばれる好感度を上げて読むことができるキャラ個別シナリオが楽しめるのも嬉しい。

話の都合上すぐリタイアしてしまキャラもそちらで楽しめるのが救いだ。

・腐川冬子好き

僕は自発的にお風呂に入らない女性キャラクタが大好き。

ドMで陰気でオドオドしている割に忘れてたとかでなく自発的にお風呂サボるし言われないと歯磨きもしない、可愛いなあ。

まあこの好きは癖の好きなのであまり掘り下げないでおこう。

・閉鎖空間ならではのフーダニット面白

今作の事件トリックらしいトリックもあるものの、概ね誰が行ったかが焦点に当たる展開が多い。

そのため超高校級の魅力的な仲間たちを疑わないといけないんだけど、これが辛くて面白い二つの気持ちに挟まれる。

なにしろ少し前まで楽しく好感度を上げて個別エピソードを読んでいた相手を疑い告発するのだから

今回リプレイだったこともあり、あえて先回りしながら犯人個別エピソードばかり読んでたんだけど、この辺の構造が辛面白かった。

突然閉じ込められてゲームに巻き込まれ現実にはありえない突飛な設定に加えて、主人公達の中に科学捜査が出来る人がいなかったり、色々ありそうで色々ない閉鎖空間の都合などもあってホワイダニットハウダニットは少な目なんだけど、この辺も良い意味で割り切ってると感じられて謎を解いていく部分が物足りなくはなかった。

仲間を疑うからこそのストーリー葛藤も作中に用語で言う「絶望」らしさがあって恐ろしいからこそだ。

希望絶望の結末はもどかしい

そんなわけで大絶賛なんだけど、締め方は少し雑だったかも。

希望絶望という大きなテーマの掘り下げは正直ちょっと不足していた。

要しちゃうと諦めずに生きるか諦めて死ぬかの二択になってしまうのも、要しすぎただけかもだけど、希望絶望ではなく生対死ってことになっちゃって、そりゃ絶望が不利だよと思ってしまう。

前提条件のために大きく無茶な設定を作ってしまったので苦労している感じの伝わってくるので、この辺はシリーズが続いて良かったなあ、と前向きに捉えておきたい。

・おわりに

10数年ぶりのリプレイだが楽しかった。

犯人トリックを知っていても楽しめるのは本物の面白さがあるからこそだ。

当時なかったスクールモード通信簿会話をお手軽に読めたり、システム面の改修がされているのも嬉しかった。

レインコードまでに2とV3も遊ぼうと思う、特にV3は途中でリタイアしてしまったので、楽しみだ。

anond:20230527151513

左利きですが日常でそんな不便は感じてません

もしそんな住宅存在するなら謎物件の謎デザインなだけです

家の中だけ自分の都合によい環境になったところで世間設計はかわりません

家の中と外の設計が異なる事自体ふつうストレスです

本物を本物だと見抜ける人用にトリックハウスみたいな偽のドアノブがあったり偽のドアや階段がある家があれば防犯に役立つと思いますか?

住人は本物だと見抜けるので住んでる人には便利なはずだと思いますか?

なりませんよ

全部がちゃんと右利き用になっていればそれにあわせた左利きスタイルがあるだけです

ふつう生活でなんの不自由もないし、あるとするなら腕時計のリューズが右利き用になってないのが右利きだけど右手につけたい人にとって不便な程度の不便さです

2023-05-22

anond:20230522213545

菅谷きん「…ワタシは貧乳で!!」

トリックのあのシーンだけ妙に忘れられない

2023-05-21

anond:20230508005312

これはそう

例えば出生率女性社会進出すれば下がるのが当たり前なんだけど

古のフェミニストが「女性が自立することで出生率が上がる」と主張して税金からたんまり活動費をもらったもんで、「出生率が下がっていい」とは言えない

最近は一周回って”フェミニズム”を知らな過ぎフェミニストが出てるみたいだけど

 

追記

ちょうどブコメにも「データ」に騙されてる人がいるか追記

共働きの方が出生率いか同じくらいだよ。https://president.jp/articles/-/32837?page=2

これは簡単トリックで、高齢者も含んだデータから

高齢者になるころには息子・娘は「大人」になって独立している場合が多いから。

そして高齢夫婦ほど専業主婦が多いから。

例えば子育て時期である夫が40~44歳の場合は、子供がいる割合専業主婦86.1%、共働きで83.6%

いくら少子化からとはいえ、3割以上が子なし夫婦なんていくらなんでも高すぎるな・・・?と気が付けるはず

2023-05-14

[]5月14日

ご飯

朝:なし。昼:お菓子。夜:牛丼

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみ

イヌワシ~うらぶれ探偵お嬢様刑事池袋事件ファイル

株式会社オレンジが開発したゲームで、タイトルの通り、うらぶれた探偵狗神エイジとお嬢様刑事鷲宮ヒナコンビ池袋で起こる様々な事件解決するADVスマートフォン向けのアプリコンシュマー移植したもの

全体的に良い意味でも悪い意味でも軽い作りになっていた。

優秀な仲間が沢山いる上に、犯人が途中でバレても計画を変更しないタイプが多いため、捜査とか推論とかが挟まる暇がなく、リニア式に寄り道なく事件解決していく。

エイジの元相棒にしてヒナの兄であるツカサの自殺真相が縦筋にあるメインストリーで起こる事件が7篇、季節のイベントや本筋とは離れた関係から起こるサブストーリーで起こる事件が7篇、所謂「謎解き」的な小さいストーリーが3編に、完結後に追加された後日談DLCシナリオが1編の計18個のストーリーがある。

正直、どれも何か引っかかることがあるわけじゃない事件ばかりで印象が薄い。

まずダブル主人公の一人ヒナ警察キャリアで、地位が高いため公式捜査情報は容易に手に入る上に、ちょっとした超常的な力も持っているため通常なら想定外ルートでの調査可能

次に協力者の美馬ハルカは元カラーギャングリーダーで池袋ことなら裏路地の一本残らず知っている上に知り合いも多いため裏ドリや人員必要な場面は彼に連絡するだけであっさり解決

他にも狐塚チヒロは尋常じゃ無いレベル天才ハッカーなためインターネット情報セキュリティの有無に関係なくあっさり全てを抑えるし、監視カメラスマホパソコンクラッキングお茶の子サイサイなためここも余裕。

優秀でかつ電話一本で動いてくれる鑑識官の友人や、裏ルートからどんな物品も調達するオジサン、噂好きの女友達など、とにもかくにも、優秀な仲間が多すぎる。

そのため、事件発生からあっという間に概略を掴める上に、特に凝ったトリックが仕掛けられているわけでは無いため、本当に一直線にサクサク事件解決していく。

彼らの優秀さを封じようと、閉鎖空間に閉じ込めてのデスゲームっぽい展開をするお話が何度かあるのだけれど、そこも主人公狗神と、協力者の美馬の腕力サクサク解決していく。

元がスマホゲームなのでプレイ時間の都合があるのかもしれないけれど、それならそれで事件の規模を小さくしたり、容疑者複数用意してフーダニットするなり、やりようは幾らでもありそうなところだけに狙った味なんだろう。

キャラクタの掛け合いや関係値についての描写も軽く済まされていて、地の文が少な目でかつ、セリフも状況を説明したり意見を要約することが多く、そちらの見所もあまりなかった。

あらすじを思い出すとそれらしいシーンは沢山あったような気がするんだけど、具体的に引っかかるところが本当になかった。

普段はだらしないけどやる時はやるタイプの僕の好きな主人公像だったので少しハードルを上げて遊んだこともあって、心に残るシーンが無かったのは拍子抜けしてしまった。

ただ、どうしてもこうしてコンシュマーゲームとしてまとめて遊んでいるからこう思ってしまうが、定期的に更新されていたであろう運営型のスマートフォン向けのアプリとして遊んでいたら、間が置かれて時間が何かのスパイスになって違った楽しみ方が出来たのかもしれない。

面白くない、というよりは、薄味で僕の好みではなかった作品だった。

2023-05-10

2023年エントリーされていないサンリオキャラクター

永世出禁封印作品

去年出たのに今年エントリーできなかったかわいそうなやつら

日が出て間もない頃なので対象外なのかもしれないやつら

一応今年は「がおぱわるぅ」や「クマミレン」、「ぽっきょくてん」が新規エントリーしている。

その他出てないやつら(この中には一度も出てない奴も存在する)

2023-05-06

灰原哀ちゃんメインヒロインになれない理由

黒鉄の魚影見て「なんで灰原がメインヒロインじじゃないの、交代しろ」とのたまう映画しか見ないライト層へ

まあズバッというと

主人公毛利蘭しか愛してないから。

これにつきる。

1話の時点で新一と蘭は口に出してないだけで両想い

1話の時点でコナンとして「わたし新一がだーいすき❤️」と蘭の気持ちを聞いてしま

③ので新一の『元の体に戻りたい』モチベはずっと蘭にある

名探偵コナンという『江戸川コナン工藤新一を取り戻す物語』の土台に、恋があって、蘭がいるので、そこを動かすことはできないんです。

ついでに言うなら

蘭→好きという気持ち自覚したのは高1のNY

に対して

新一→4歳のとき保育園笑顔に惚れて以来、13年間ずっと好きで幼馴染としてくっついて同じ学校に通い一緒に毎朝登校し続けてきたやべーやつ

という”圧倒的重さ”の差があります

新一が一年やそこらでぽっと出の灰原に乗り換えるわけがない。

分裂とか分離しろそうしたら新蘭とコ哀が成立する!とかい寝言については、作者が否定しているので、ないです。

新一とコナンになったところで、蘭が好きすぎるやべーやつが2人に増えてラブコメが始まるだけです。

あとですね、灰原が登場したのは18巻で(話題は2話とはいえ物語ヒロインとしても登場が遅すぎますよね。

また灰原のほうが理解者、とか濃厚な時間を過ごしている、とかい意見おかしい。

現実世界で30年近く経ってるから読者感覚としては仕方ないけども、作中1年経ってないので。

ホームズサッカー推理構成されたクソオタク工藤新一と13年間一緒に過ごしてきた蘭を無理解女とするのは無理があります

1話から工藤新一デート中にホームズの話しかしてないんですよ?よく耐えてますよね。

小さくなった後も、博士の家で泊まったりするときはあるのでしょうが、基本江戸川コナン毛利蘭と(おっちゃんとも)暮らしています

蘭のご飯食べて蘭に洗濯してもらって蘭とひとつ屋根の下で寝起きしてます

濃厚な時間とは。

また工藤新一の女の好みの話になるんですが、工藤新一推理披露した時に「すごい!どうして!?」って驚いて聞いてほしいタイプです。

さすが(名探偵!)

(そんな専門知識)知らなかった!

(名推理)すごい!

推理センスいいね!

トリック)そうなんだー

と反応してほしいタイプ

サクラ組の思い出読んでください。

からクールで反応が薄く、嫌味で返したり専門知識で驚かない灰原は相性が悪い。

灰原が悪いんじゃないです、工藤新一のめんどくさいところの話です。

工藤ホームズのめんどくさいところは似ていて、ワトソンに驚いてほしい、すごいと言ってほしい。世話を焼いてほしいし、頭の中はワトソンでいっぱい。

蘭が「出たよ新一のヤな感じ」と表現する、推理で見抜く発言をして解説してドヤする流れがあるんで、ここでイヤミを言ったり先回りして答えを見抜いたら嫌なんです。

から灰原は相性が良くない。

その点蘭は素直な性質なので、イラつきながら「なんなのよ!」と聞いても素直に解説聞いちゃう最後には「へー」って感心しちゃうんですよね。

青山先生が「ワトソンは蘭ちゃんです」と言っているでしょ。

有能さがどうこうとかじゃないんですよ。

灰原がお礼を言わずに照れながら「バッカじゃないの!」と言ったときも、博士が灰原はツンデレだとコナンフォローしたけども「どのへんがデレなんだよ?」がアンサー。

工藤新一ツンデレを解さない。趣味でもない。

からから、同じ境遇に置かれた立場となっても、秘密を共有する仲間となっても、劇場版(基本パラレル設定なんですが)で激動のロマンスがあっても、工藤新一は1ミリもブレない。

視聴者や読者がどんなに心を動かされても、工藤新一は、恋愛という意味で心を動かされることはない。

から灰原哀永遠にメインヒロインになることはできない。

諦めましょう。

2023-05-03

[]5月2日

ご飯

朝:コーンスープチーズクラッカー。昼:カロリーメイト玄米ブラン。夜:ヨーグルト冷奴キャベツ人参エノキスープ

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみ

カガミハラジャスティス

・はじめに

あらすじとかジャンル説明がめちゃくちゃ難しい、一本道のノベルゲーム

原作同人ゲームは分割で幾つも販売されており、Switch版では全部まとめて移植されている。

まず、あらすじは引きこもりだった主人公村上太陽が心機一転鏡原高校へ転校し通うことになり、そこは生徒を管理する生徒会自由を求めるデモ隊とが衝突しており、太陽メーンヒロイン八月一日宮遥の所属する報道部に入りその二組の対立調査していく。

ジャンルとしては学園を舞台にしたボーイミーツガール青春もので、過去に起きた事件と今起こっている対立を探っていくサスペンスなノリもある。

というのが、あらすじとジャンル説明になるっちゃなるんだけど、全くこういうお話ではない。

まりにも隠されていた設定や予想できない展開が多いので、(普段からだけど)今回はかなりネタを割る感想になります

ネタバレなしの推薦文

一応この感想自分のものではあるものの、ADVというジャンルを楽しむ人が増えて欲しい気持ちはあるにはあるので、ネタバレなしの140字で魅力を伝えておきたい。

カガミハラジャスティスは、正義と悪の定義を問う社会派物語が魅力的なゲームでした。正義を行い続けるための具体的な方法論が提示されていて、普遍的ないつの世でも通じる良い価値観だった。自分自身がこういう娯楽を安寧に楽しめる立場にあるというメタ視点込みで、考えさせられた。カズト好き。」

とはいえ、直接的にトリックのようなものを書く気はないんで、ネタバレの範囲問題は難しいね

・話の広がりがすごい

話がドンドン大きくなっていき、学生運動から左翼団体移民問題テロリズム陰謀論インターネットで増幅する悪意、平和定義、異なる宗教との付き合い方、ゲリラ貧富の差資本主義限界民主的政治目標核兵器戦争などなど現代社会における数多ある課題テーマにしたエピソードが次から次へと展開していく。

視点人物も沢山おり、最初のうちは高校舞台なので生徒と先生ぐらいだったのが、主人公ほとんど絡みが無い日本の政治的な地位が高い人や、米国軍人や、中東取材する記者など、その問題を描くに相応しいキャラドンドン出てくる。

・始まりに終わりがあった

最初のうちは男女のドギマギするラブコメや、恐ろしいホラー、痛快なアクションなどわかりやすい娯楽作品の味がするのだけれど、

中盤以降は上記した現代社会における様々な課題について問題提起していく展開が続く。

もちろんあくま美少女キャラが登場するアドベンチャーゲームという媒体の中で出来る範囲ではあるのだけれど、全体的に通してみると真面目な展開が続く。

後半丸ごと使って描かれる戦争を止める方法、というあまりにも壮大な目標は、尺の都合もあるのかサクサク進むものの、現実的な面もあり見応えがあった。

話がドンドン広がっていっても、最初提示された生徒会VSデモ隊対立関係を解きほぐした時と同じ手法解決していくのは、エンタメ作品らしい痛快で爽快な気分になる展開で、その道中で示されてきたキャラクタの魅力を信じたくなる気持ちがあればこそな面白さだった。

説教臭い一言で評してしまうのは勿体無い、普遍的でいつの世にも通じる「良い(とされる)価値観」が嫌味なく描かれていた。

対話

この作品を要約してまうと「対話」の二文字で終わってしまうかもしれない。

要してしまうと、武力よりも対話を大切にしようねということなんだけど、

こうやって文章にしてしまうと陳腐だけれど、作中ではその難しさ込みで何度も何度も対話の大切さがとかれる。

綺麗事と言ってしまえばそうなのだろうし、作中にはたまたま利己的な自分利益しか考えないキャラが少数派だから成り立ったとみるのも容易かもしれない。

けれど、そうやって他人立場を決めつけて本音を聞こうとしないこと込みで、対話の大切さが幾度も幾度も描かれる。

具体的な対話の内容についてはボカされてしまうのが勿体無いものの、

ミステリ議論である」のモットーを掲げて数多のフィクションを楽しむ僕としては、議論ベース対話である以上、非常に納得感があったし、娯楽作品としてもこの作品を楽しめた。

(この作品本格ミステリではないけどね)

ただ、このあえてこの作品が触れなかった、対話をしてなお、武力解決を求めてしまう人が多数派世界も、現実的には存在すると思うと、このような多様な価値観を描いた物語を購入して遊ぶことができるというだけである種恵まれており、自分も何かしないといけない気になった。

テーマ的な部分の感想はここまでにして、以下は気に入ったキャラクタに焦点を当てて感想を書きたい。

・秋沢カズト君が有能すぎる

15歳にして天才的なソフトウェアエンジニアツンデレ男の子

僕も業務システムを作る仕事をしているので、彼が振られる無茶振り理解でき、尊敬できた。

いわゆるフルスタックエンジニアってやつ、憧れるなあ……

っていう読者の職業ゆえにプロ仕事がわかる話を差し引いても超優秀。

機転が効き、最終盤面では彼の察しの良さで逆転するためMVPは彼なんじゃないかな。

後半になればなるほどインターネットの力を多様するため彼も大活躍するんだけど、技術者なのでサーバールームで一人で仕事してることが示唆されるだけで出番自体ドンドンなくなっていくのは寂しい。

そんな実務的な部分の有能さに加えて、性格的な部分の愛らしい様も見所。

普段はツンケンした態度を取るんだけど、少ししてから反省してデレデレしたメール謝罪するという、露骨に狙ったツンデレキャラ

あざとすぎる上に実は好きな女の子がいて彼女にはより一層ツンデレちゃうのも愛おしい。

一世一代告白シーンなんかもあり、彼が主人公の方が収まりが良かったのかも感は少しある。

・伊里栖は大人なのに子供なのが可愛い

キャラ

序盤は電話口だけの出番が続づき、会話でアドバイス調査してくれるもだけど、途中からちゃんと登場してくれる。

キャラなので年上の大人の女性なのだけど、作中のどのキャラよりも子供っぽい。

見た目もそうだし、恋愛が奥手すぎる。

ノンアルコールビールで酔ったフリをして誘う(誘えていない)などの搦め手が滑ってることも、半端にお酒の力を借りてる辺りが子供っぽい。

最後最後時間が飛ぶのだけれど、そうしてもなお一点も進展が見られないのは、大人なら自分責任だろう。

好きなのに好きといえず遠回しな表現しかしない臆病さが可愛いキャラだった。

・周大翔が格好いい

学生運動リーダー

彼の死から物語が始まるため、出番は少な目。

なんだけど、まあ格好いい。

自分の命を天秤に乗せられるタイプの格好よさで、だからこそこのカガミハラジャスティスが始まっているという尊さがある。

自己犠牲否定する展開が多いんだけど、彼だけはかなり特別立ち位置なので色々と特殊な展開がある。

優秀なシーンも多いが、リーダーとして腹を括る格好いいシーンも多い。

それがリーダー資格みたいなことなのかな、好き。

八月一日宮遥の物語だった

メーンヒロイン

ハルヒ系と言ってしまえばテンプレなのかもだけど、目的のためなら手段を一切選ばない強引で傲慢なのに人情しか動かないキャラ

彼女が主役で彼女のためのストーリーだっただけに、中盤彼女物語が退場していた時期は読み進める手が止まることも多かった。

もちろんこの退場にも意味がある展開なのはわかっていたのだけれど、この辺は魅力的がすぎた。

暴力よりも対話を重視する作品の基本構造だけに口が達者なので、彼女が出てきてドンドン話が前に進むのが面白い。

最大の見どころは何と言っても、最終目標である戦争を止める」への解決策を導き出すところ。

そこまでの苦難込みで屈指の名シーンだった。

・さいごに

面白かった。

公称ジャンルサスペンスアクション学園ラブコメミリタリーミステリー」に恥じない超てんこ盛りの大ボリューム作品だった。

そんな様々で多種多様な展開を「対話」というアプローチでまとめ上げているのが素晴らしい。

それだけに、作中でも言及されている言語の壁については苦しい展開が多くあり、バベルの塔破壊した神様許せねえってなるね。

ボリュームではあったが、正直まだまだあの世界の物語を遊びたい気持ちが残っている。

繋がりは無いものの、まずは同じクリエイターが作っているイハナシの魔女を遊ぼうと思う。

面白かった。

(ただ公称ジャンルに入ってるミステリーはサスペンスの部分で内包し切っている部分しかいかな、とは思った)

2023-04-25

わたそいは玉ねぎミサワホーム

カレーから早めに歯を磨くの

面倒くさいですわー

面倒くさいですわー

諏訪ときくといまだにコナンの桐ダンスの入れ替えトリックを思い出しますの

おっさんですの

2023-04-24

anond:20230424101534

「想定」ということは、間違っているかもしれねーってこと、100%正解は出来ないってことだよ。

 

ほんまに必要なことは、間違った奴に殴って抵抗できる自分になること、間違いを許すことの2つだ。

 

 

性的同意かいう非現実的論理トリックは、自分自身で人生の苦難に抵抗したたくない女が生み出した。

女全員が筋トレをするべきなんだ。男よりも筋肉つきにくいんだから、男よりも筋トレするぐらいでちょうどいい。

2023-04-23

消去法のウソ

一番ふさわしいものが、最初選択肢に入っていない。

まり、誤った選択肢候補から順に消してゆくから最後に残った選択肢も誤っている。

このトリックを使われると、相手は消去法で選んだつもりになっていても、

実は巧妙に選ばされている可能性が高い。

2023-04-17

anond:20230417000826

AV性犯罪混入率

に対して

ジャニーズ性犯罪混入率

ではなく

犯罪の成立可能

を比べてる。

あっちのAV性犯罪混入率 v.s. ジャニーズ性犯罪混入率

もしくは

AVで行われた性犯罪 v.s. ジャニーズに行われた性犯罪

を比べないとフェアじゃない。どうしてAVだけ行われてない部分にスポットを当ててんの?

——…お前のすり替えトリックに騙される方が頭悪い。

ポケモンSVクリアした際の最終パーティ

・マスカーニャ ♂

とんぼがえり

じゃれつく

トリックフラワー

はたきおとす

デカヌチャン ♀

ねこだまし

デカハンマー

はたきおとす

じゃれつく

・コオリッポ ♂

ゆきげしき

なみのり

どわすれ

フリーズドライ

タイカイデン ♂

ダブルウイング

ぼうふう

ほうでん

はねやす

・ソウブレイズ ♂

むねんのつるぎ

かげうち

サイコカッター

フレアドライブ

ダグトリオ ♀

じしん

ふいうち

がんせきふうじ

イカサマ


感想

久しぶりにポケモンプレイしたが、自分で行先を決められることで、難易度を調整できるのが楽しかった

基本方針としてはレジェンドルートをなるべく早めに終わらせて、行ける場所を増やすことを優先して行先を決めていった

その近くにアジトジムがあればついでに行くみたいな回り方

レジェンドルートが残り一つ状態の9番目の行先としてベイクジムに挑戦したときが一番わくわくした

周囲にいるポケモンLVからして、明らかにパーティは適正レベルに達しておらず、その状態で工夫して勝てた際は素直にうれしかった

プレイを通して、一番好きになったポケモンはコオリッポだった

一度物理攻撃を防げるというとりあえず一回は動ける性能と、氷がなくなった際のアホ面がたまらなくかわいくて好きだ

スカーニャは最初からそのまま。

デカヌチャンははがねとフェアリーって強そうだから入れた。

タイカイデンはもう少し強い電気枠が欲しくなり、これが最終進化だと誤解していたパモットと交代させた

ソウブレイズは事前情報でほのお枠はこいつと決めていたのに、進化を全くせずにクソ弱かったので、仕方なしにググって進化させた

ダグトリオプレイしているうちに速い地面枠が欲しくなり、合流させた

とりあえず1回はじしんとふいうちが打てるので便利だった

売れただけあって、意外と大人でもプレイしている人がいて最終パーティを共有して感想を言うのが楽しかったので、なんとなくここでも書いてみた

今更過ぎるけど、どんなパーティクリアしたん?

犯罪者の中には他責的、被害者意識が猛烈に強い人がいます

性犯罪者少年犯罪特にその傾向が強いと言われます

そういった犯罪者被害者が悪いことをしているから狙った、被害者のせいで捕まらなくてもいいのに自分は捕まった、このような主張をしま

加害当事者意識は弱く、むしろ被害者であると考えます

そしてこれは根拠がなく調べたわけでもなく取材したわけでもなく、私の妄想みたいなものになりますが、少年犯罪他責的、被害者意識が強い者が多いのは、そこを漬け込まれたのではないかと考えています

若者が金が無いのは老人のせいだ、あの年寄は金を持っている、本来若者が受け取るべき金なのに老人に金が集まっている、若者が金を使った方が経済はよくなる

いわゆるオレオレ詐欺特殊詐欺受け子出し子はそのようにそそのかされて犯罪に加担した者が多くいます

もちろん偶然などではなく必然です

胴元は被害者意識を利用することは非常に有効であることを知っていて、犯罪へとかどわかすのです

いわゆる心理トリックの一つですが、一般犯罪や間違いと考えられるものを行わせるには、ミルグラム実験のような状況を作り上げるよりも被害者意識を利用する方が効果的なのでしょう

現代では実験により確認することは無理ですが、現代プロパガンダを鑑みれば同意してもらえると考えます

誰一人被害者意識を持たない、持ち得ない社会などあり得ません

しかし、被害者意識煽り立てる言動は、意図しているかは別として、肥大化させた被害者意識犯罪者の胴元に利用されることを知るべきです

犯罪者の胴元でなくともアジテーター被害者意識に訴えることが既に有効だと知っています

被害者意識インフレは止まらないでしょう

伴い、ならなくてもよかった人物犯罪者になるケースが増えると予想されます

被害者意識が他よりも強いかどうか自覚することは難しいですから、私がその一人になるのかもしれません

犯罪へと至るバックグラウンド時代により変化していることを考えれば受け入れるべき変化でしょうか

anond:20230416125731

便乗して2023冬アニメ感想を書く

解雇された暗黒兵士(30代)のスローセカンドライフ

予想外に面白かった。十分な武力を備えた主人公調停交渉術をメインに問題解決していく様は格好いい。アクションシーンの作画予算少なめで残念

犬になったら好きな人に拾われた。

昔のお色気漫画のような無理やりな展開に「そうはならんやろ」と突っ込みを入れながら見たら面白かった

英雄王、武を極めるため転生す ~そして、世界最強の見習い騎士♀~

戦闘マニア主人公が毎回活躍して面白い。ハイランダーと血鉄鎖旅団銃夢彷彿させる設定。2期があったら観る

シュガーアップルフェアリーテイル

イケメンの苦悩を私が救ってあげる系。ジョナスのクズ野郎っぷりが一周して愛しい

スパイ教室

スパイ物+暗殺教室時系列倒叙なので全体としては尻すぼみだが、各話毎では面白かった。トリックを全部台詞説明してくれるのでわかりやす

真・進化の実〜知らないうちに勝ち組人生

最初からクソアニメとわかっているのでクソっぷりを楽しめた。ギャグパロディも全てしょうもない。愛すべきクソアニメ

人間不信冒険者たち世界を救うようです

クソアニメ。メインキャラ4人がパーティー組んだところがピーク。算数ベアナックルだの、ステッピングマンだの結局何だったんだ

お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件

礼儀正しくて、ガツガツしてない男主人公に好感が持てる。キャラの顔(超イケメンとややイケメン、超美少女とやや美少女)をもっと描き分けてくれたら尚良かった

トモちゃん女の子

まずトモちゃんキャラデザの時点で大成功。がっしりした体格でパッと見男、よく見ると女で、しかちょっとかわいいという。

キャロル役にちゃん英語喋れる人(天城さん)を連れてきたのも良い。あとはキャラクター達がドタバタやってるだけで全部楽しい

転生王女天才令嬢の魔法革命

1話を見終わった時はすっげー面白いの始まったー!と思ったが、ドラゴン入れ墨辺りがピークだった。

ヤンデレ弟以降は今ひとつスッキリしないパーシャルな展開。

ED曲でキャスト2人(千本木さん・石見さん)がハモるところは最高なんだけどな~

もののがたり

話の展開が遅いと思ったら分割2期だった。まったり神様アニメ(例:我が家お稲荷様猫神やおよろず、いなりこんこん等)のカテゴリ

アルスの巨獣

世界観・各種設定は魅力的だが、その披露に終始した感がある

冰剣の魔術師世界を統べる

面白さはまあまあ。エリサ役の春村さんはもっと売れてほしい

最強陰陽師異世界転生記

主人公ちゃん無双してるので普通に面白い。意味ありげに登場して、やられちゃった敵パーティーよ…。きつねのユキちゃんかわいい

久保さんは僕を許さな

途中で放送延期になってしまった。久保さん役の花澤香菜さんに構ってもらう多幸感が心地よいアニメ

REVENGER

面白いけど、もっと一話完結の回を増やしてほしかった

もういっぽん!

だんだん部員が増えていくのがワクワクする王道部活物。ライバル選手達一人ひとりを体型含めて描き分けようという意欲が感じられてすごいと思った。続編があったら観る

Buddy Daddies

アンナ先生の魅力。それと木野さんの全開クソガキ演技と「俺はお前達の家政婦じゃねえー!」の名台詞が印象に残った

お兄ちゃんおしまい

最高です。色指定が良いんですよ。素晴らしいアニメを作ってくれてありがとう

2023-04-15

正しい事を言っている政党がなぜ日本では支持されないのか

日本人義務教育で正しいことを学んでいるはずなのになぜ正しい事を言っている政党が支持されないのか考えてみたが、教科書の通りのことを言ってる政党もしかして受けないのではないか

大人になるにつれて凝ったトリック陰謀論にハマる日本人にとって教科書をそのまま丸暗記したオウムのように正しい野党よりも、何をするかわからない自民党のほうが魅力的なのではないだろうか。

共産党は常に正しいことを言っていると評価されてきたけれども、教科書を暗唱するオウムよりも魅力的ではなかったのかもしれない。

2023-04-14

anond:20230414134641

読みました。

こちらは1読者の素人なので、何か意見するのもおこがましいと思うんだけど、何万分の1のただの感想として聞き流してください。

マンガはとても面白かったです。

そこに全く不満はないです。

毎日欠かさず開いているジャンプラにこのマンガが連載されていれば、必ず欠かさず読んだことでしょう。

他の方の感想も、大体が面白いと言っているので、そこに自信は持って欲しいです。

でも、じゃあ単行本買いますか?と言われると、うーん。

やはり大富豪じゃないので、よほど欲しくないと買えないのです。

ごめんなさい。

じゃあなぜ買いたいと思わないのか?となると、ふたつ理由を感じている。

ひとつ継続的に読みたいと思わせる謎、伏線、というか、読者を引き込む流れがない。

現代人の我々は動脈静脈の違いは知っているし、きれいな切断面の腕は上手く縫合すれば繋がることを知っている。

ブラックジャックみたいな、詳細な医学知識がなければ謎やストーリーを見通せないマンガであれば、先がどうなるのかわからいから気になるんだけど、

でも今回描かれている範囲では、その治療法が正しくないことも、腕がつながることも、ダビンチが万能の天才であることも、我々は知っている。

史実というのは推理もの犯人トリックみたいなもので、知らない人なら楽しめても知っていると楽しめないことがある。

今期の大河ドラマ家康もそれ。

この漫画ちょっとそういう面は感じた。

でも本当に上質なものなら犯人を知ってても何回でも読めるわけだし、シンプルに全体の質を上げれば克服できる可能性はあると思う。

変に無駄な謎と伏線だけで引っ張ろうとするとキムタク教場ドラマみたいになっちゃうもんなあ。

回ごとではなく、マンガ通してのゴール設定みたいなのがあればその辺は少しクリアされる?

コナンも黒ずくめが出てきた回が面白く感じるのは、通してのストーリーラインが動くのを感じるからだよね。

そういうのを早めに提示されていれば良かったのかも。

もうひとつは、ワクワクするような魅力のあるキャラがいないこと。

単行本ファングッズでもあるので、それを持ちたいと思わせるだけの魅力的な絵がないといけない気がする。

絵そのものの上手い下手ということではなく、なんというか、性的な魅力なんだよ。

性的な絵というわけでもなくて、なんだろう、難しいな。

あかね噺のあかね性的に描かれてはいないけど、ああいう快活なキャラクターは異性として好きという気持ちが芽生える。

アウターゾーンも決して絵が上手い漫画ではないけど、それでもあれは持っておきたいと思わせる魅力があった。

それはやはりミザリィのエロさではなく、登場する女の子がちょいちょい可愛いんだよね。

女性が読めばこの漫画キャラにも魅力を感じてくれるかもしれないけど、男なので、本を持ちたいと思わせる魅力を感じはしなかったのが正直なところです。


ごめん、的外れかもしれないので、ひとつ感想だとして、深刻に読むことなく聞き流してください。

anond:20230414160901

デッサンについては主人公解剖学理解を深めるのとリンクしてメタ的に作者の画力が上がるトリックなんだろうと期待してる

2023-04-11

志位和夫 @shiikazuo

統一地方選挙前半戦、日本共産党の41道府県選挙当選者は公認75人プラス推薦3人で合計78人となりました。

17政令市選挙当選者は93人となりました。

ご支持、ご支援に心から感謝いたします。公約実現に全力投球で頑張ります

後半戦の全員勝利のためにどうか力をお貸しください。

これ何も考えずに読むと、75人がプラス3で78人になって、さらに93人まで増えたって錯覚しそう。

人数だけ少しずつ上げることで、大勝利感を醸し出している表現トリック

2023-04-07

anond:20230407115938

書けばいい。 

 

お前みたいな作家向けじゃなくて、編集者向けの技能入門書とか見るとよく書いてあることなんだけど

流行り廃りを読もうとする試み、だいたい無駄に終わるんだよね。

 

そりゃ現役の編集者は、いまは学園ラノベじゃないと売れないとか、ロリコン要素会ったほうが売れるとか、言ってたころはあったし、それに沿って作品は出てたよ。その前は、今は本格トリックだとか、逆に人間が書けてないとだめだとか、イラストがあったほうがいいとか無いほうがいいとか。現代のなろうでも、売れたい人がそういうの踏襲して、ざまあが良いとか、転生がいいとか、ストレス要素ないほうがいいとか在ってもいいとか言ってる。そういう傾向と流行り廃りは、実際存在する。無いということはない。

だけど、一人の人間がそれについていくの不可能から

流行りにあわせて何かを書こうとして、それを何カ月かで完成させた時点で、もうそ流行りは廃れかけている。間に合ったにしても、とてもブルーオーシャンとはいえない市場で、そもそも美味しくはない。

 

から小説流行りとか、気にするだけ無駄なんだ。すぐに変わるし実際変わってきた。それを予想することはできない。

ベテラン編集者ほどそういうこと言ってるよ。

俺らだって流行りに合わせたレーベルこそ早めに潰れたりしたの、ラノベ界でよく見てきたじゃない。

 

書き手にできるのは、ただクオリティのある作品を、自分の好きな時に出すだけだよ。

まあ、お前がファンタジー描きたい気分になってるなら、周りも同じ気分になってて、それが流行りを作る可能性はあるんじゃないか? やってみるしかないよ。

2023-04-05

子供の頃に夢でよく訪れたショッピングモールには過去が染み付いている

数年ぶりに夢に出た。

変わっているところもあったが、基本構造は昔と一緒だ。地元にあって今はイオンになってしまったSATYベースになっているが、地上二十階くらいに巨大化している。

俺がよく歩き回るのは本屋CDショップが一緒になった妙にサイバーインテリアフロア、そしてその上の3フロアくらいに渡って立体的に広がるゲームコーナーだった。薄暗いかわりにレーザー光蓄光塗料でけばけばしく彩られたゲームコーナーに様々な時代ゲーム筐体が並ぶ。中央にあるコイン落としは3フロアぶち抜きの巨大なマシンで、いつも老人がまわりに張り付いている。体を使うアクティティ系のアトラクションもある。スノーボードハーフパイプが倍くらいの規模になったやつがあって、特殊シューズレンタルして遊ぶ。受付で300円払って履いている靴と専用シューズを交換する。このシューズは床にピッタリくっついてハーフパイプを登れるモードと、床との抵抗を限りなくゼロに近づけて高速で滑れるモード任意に切り替えられる。これを駆使してトリックを決めたり、延々滑ったりして遊ぶ。現実の俺は自転車通勤くらいしか運動はしないが、ここでは自由に体が動く。周りを見ると俺の他には小中学生しかいない。しかし彼らが小さい子供だという気はせず、同年代だという感覚がある。これはこのアトラクションが生み出された時期、俺もローティーンだったからだろう。感覚施設に紐付いている。

祖父が亡くなってからは、この夢のショッピングモールでたまに眼鏡屋に立ち寄ることがある。最後祖父と話したのが眼鏡屋だったからだろう。今回もそのイベントがあった。祖父がそこにいた。祖父視力を測る機械の前に座って、奥で店員老眼鏡を調整するのを待っている。

増田、お前の目は半分じいちゃんとおんなじなんだ」

そう言って祖父自身の瞳を指さす。俺は吸い込まれるように瞠目する。祖父の瞳は薄いグレーだ。知らない人も多いかもしれないが東北にはそういう目の純日本人がたまにいる。虹彩の細かな模様がきれいだと思う。俺の瞳は左だけすこし色が薄い。しかきれいなグレーというよりは薄茶色だ。視力も少し弱い。完全に祖父と同じ、グレーの瞳だったら良かったのにと思う。そう言おうと思うが、次の瞬間には祖父は消えている。喪失感けが残って泣きそうになっている。

SATY実家から遠かった。俺が家族に連れて行かれるのではなく一人でSATYに遊ぶに行くようになったのは高校生になってからのことだ。通っていた高校からは徒歩で行けたので生徒たちの放課後スポットとしては最適だった。でも俺は別にSATYが好きではなかった。一緒に行く友達がいたわけでも、豪遊できるほど小遣いが豊富なわけでもなかった。それでも当時の俺がSATYに通ったのは、SATYへの道が当時好きだったクラス女子の帰り道とかぶっていたからだ。マッスン、と彼女は俺をあだ名で呼んだ。

「あれ、マッスンまたSATY? じゃあ途中まで一緒に行こ」

そんな流れで俺は15分ほど、彼女と二人きりで話すことができた。彼女は小柄で色白で、顔だけは広末涼子に似ていた。だからここでは広末と呼ぶ。広末教室はいつも田中という女子と行動をともにしていた。田中特別美人でも秀才でもない普通女子だったが、どうやら俺のことが好きだったらしい。その関係で俺もこの二人と絡むことは少なくなかった。クラスの奴らからは3人組みたいに思われてたかも知れない。しかし俺は田中がいる限り広末の心がこちらに向かうことはなさそうだと考え、いっそのこと田中を殺そうかと思ったこともある。もちろん本気ではないが。広末の家は町の小さな和菓子屋だった。俺は彼女と別れ際、義理大福ひとつ買ってSATYに向かった。もしかしたら俺が婿入してこの店を継ぐのかも、なんて夢想したこともあった。

高2のある日、たった一度だけだが、広末SATY用事があるというのでそのまま一緒にSATYに行ったことがある。画材屋で店のディスプレイ材料を買うとか、そんな用事だったと思う。俺は荷物持ちを申し出て、広末も断らなかった。買い物が済んでから屋上植物園みたいな庭でベンチに腰掛けて二人でアイスを食べた。いつも大福買ってくれるから、とおごってくれた。俺はヨーグルト味で、広末ぶどうシャーベットだった。広末一口あげるといって自分スプーンで俺の口にシャーベットを入れた。俺は興奮で死にそうだったがなんとか平静な顔を保った。こっちも食べる?と聞くと広末は俺の「あ〜ん」を待つわけでもなく超速でごっそり半分以上ヨーグルトアイスを持っていった。取り過ぎだよひどい、なんて言ったが俺は幸福のあまり死にそうだった。

夢の中ではこの庭が広大で深い植物園になっている。熱帯の植物ジャングルみたいに鬱蒼としている中を歩いていくと、アイスを食べたあのベンチがある。そこには広末ではなく田中こちらに背を向けて座っていた。

高3になると俺と田中文系広末理系選択して、広末とは疎遠になった。ただ田中とも別に関係が深まったりはしなかった。田中は既にどこかの大学生と付き合っていて髪を染めたりタバコを吸い出したりして感覚が合わなくなっていた。

夢の中の田中高校生ではなく、数年後に最後に顔を合わせたときの姿だった。大学を出たもの終活に失敗して東京の小さい葬儀屋見習いをしていた俺を田中が呼び出した。高校卒業してから連絡を貰ったのはそれが初めてだったし、高卒地元就職した彼女上京していたこともこのとき初めて知った。葬式が増える真冬で、俺は翌日の葬儀のために付き合いのある花屋に頭を下げて花をかき集めたところで疲れ切っていたが、なぜか田中からの誘いを断れなかった。蒲田にある田中マンションゴミ屋敷一歩手前という状況で、冷蔵庫の半分がスミノフで埋まっていた。

夢の中の田中スミノフハイペースでのどに流し込んでいる。ふわふわした素材のジャージ上下姿で、底辺の女という感じがした。

マッスンも飲みなよ。ねえ、あたしさあ、この間また手首切っちゃった。それで救急車来たんだけどなんで来たのかわかんない。別れた旦那がいたから、どっかで見張ってて通報したのかも。ほら手首見る?ねえ寒いよね一緒に寝る?」

田中視線は定まらずふらついている。あのとき田中がなんで俺を呼んだのか、わからないようでわかるような気もする。歪な三角関係バランスで三人組をやれていたあの時期が田中にとっては幸福だったのかも知れない。俺は田中を殺したいとさえ思っていたのに。

気がつくとベンチの前には棺が置いてある。遺族が手向けた白い菊の花が大量すぎてご遺体が見えないほどだった。どんな人なんだろうとすこしドキドキする。葬儀屋をやっていると死体を見慣れてしまうが、死に慣れるわけではない。白い花びらにぽたぽたと紫色の液体が垂れる。ぶどうシャーベットだ、と思う。しかし違う。隣で棺を覗き込んでいる田中ヘラヘラと笑いながら手首から紫色の血を流している。遠く幽かにゲームコーナーの喧騒が聞こえる。ハーフパイプでは子供の俺が今もまだ飛び跳ねているような気がする。遠くに来てしまったと思う。

目が覚めると泣いていた。

もう10年ほど職場人間以外と話しておらず、久しぶりに田中と話せたのが嬉しいと思う。今の仕事はもう葬儀屋ではない。だから長く死体を見ていないが、でも今日もどこかで誰かが死んでいるんだと思うと落ち着く。

SATYに行きたいと思う。

2023-03-29

建築中の戸建ての前を通るときいつも思うこと

基礎作ってる時とか骨組み作ってる時とか特に思うけど、「この家、めっちゃ!!!(失礼)」ってならない?

ガタイのいい現場の兄ちゃんとの対比でよけいに狭く見える。

でも本当に不思議だけど完成するにつれて段々と普通によく見るよくある家になってくる。

壁を基礎より外側に作ってるからみたいな理由なんだろうけどそれにしても基礎と骨組みの段階って「めっちゃ狭!!これ家?ねえ家これ??(失礼)」って感じるんだよな。

住宅密集地の都市部からこんな感じの家ばっかりなんだろうけど、たぶん郊外富裕層とかの余裕のある家だったらたとえ基礎の段階でも広々としてるだろうな。

都市部の家は外壁を作って初めて「かろうじて、家(失礼)。」になる感じで、基礎・骨組みの段階はちょっと見てらんないんだよな(さらに失礼)。

冷静になって考えると家の間口だって都市部の家はどこも歩いて10前後で、ひどいの(失礼)だと徒歩6歩とかで家の間口を踏破できてしまう。

これもぞっとしないか?冷静になって考えると(2回目)6歩とか10歩とかの家に毎日かえることでも安心って得られるんだなぁ……人間って。ってなる。






追記

たいそう失礼な増田に思いのほかトラバブクマあつまったな。みんなサンキュー

意外と同じようなこと思う人多いみたいやな。でも実際は都会の家でも住んでみると特段狭いって感じにはならないからやっぱり視覚トリックとかマジックの類だろうな。

高さが無いからでは?ってのもあったけど、結構骨組みが出来上がって高さも出てきた段階でも

狭い空間に大量の木の棒が縦横ナナメに入り乱れてる感じがして黄色ジャングルジムかな?(失礼)みたいなことない?

やっぱ「これは、家!!」ってなるのは外壁までいかないとアカンのではないだろうか。

あとブコメでちらほら実際家建てた人でもそう思ったみたいなのがあるけど、

これからローンとか組んで家建てる人も基礎みてショック受けてもそれは錯覚という知見を得ているとだいぶマシなのではないか

2023-03-27

anond:20230327150853

こういう系のタイトルは割と昔からこういう感じやで

ワイが働いてた15年前にはもうこうやった

 

なろうラノベっていうよりは火サスタイトルみたいなもんや

六波羅一輝推理1「白骨の語り部 遠野オシラサマ伝説殺人!死体が一夜で白骨に!?トリック作家が挑む美人姉妹の謎」

2023-03-23

anond:20230323144542

このご時世テレビ持ってないやつも多いのにどうやったらあん視聴率になるのかってトリックが気になるわ。

視聴率チューナーテレビもってるやつにしか配らない時点で捏造やん。日本人の好きな。

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