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はてなキーワード: 演技力とは

2024-11-11

anond:20241111020349

妻、小学生になる。

大好き。10年前に亡くなった妻がある日小学生の姿で現れた。タイトルどおり。生前の家庭での絆を確認しながら、自立した娘を暖かく見守りながら、今の妻の家族のことも。。。どこか不安気持ちがありながら見てるけど、サブタイトルが割と親切なのが助かる。これも2022年ドラマ化もしてる。声優さん演技力もすばら。OPEDも好きだなあ。気持ち悪い話だが、私は毎回泣きながら見てる気がする。娘と彼氏関係ってそこまで語られなかったのに、娘の彼氏に好感を持たせたのは脚本が上手いからなんだろうな。ちょっと驚いた。

村井の恋

好き。成績優秀だが様子がおかし男子高校生村井」と、はやく家に帰って乙女ゲームがしたい担任教師田中」のギャグラブコメディ。教え子の村井がグイグイくる。これも2022年ドラマ化もしてる。これ好き嫌いが大きく分かれるだろうなあ。嫌いな人は即切るだろう。私は結構好きな分類に入る。ちょっとぶっとんだ発想や雑とも見える絵やアニメーションも、間を詰めてスピードを作り感情さらって行くこのスタイルが、「さるやまはげのすけアワー」を感じる。私の大好物である平井桐山好きだわー

メカウデ

機械の腕と共に戦うバトルストーリー。例えるなら機械ミギー、いや武装錬金か?ある日「タスケテ」と、声の聞こえる方へ行ってみると・・・腕の形をした機械生命体との出会いだった。メカウデ使いとしては不適合者の主人公が偶然出会ったメカウデと様々な事件に巻き込まれ、戦いながら乗り越えていく。OPED音楽全般澤野弘之が関わっている。

MFゴースト』2nd Season

頭文字D近未来版。電気自動車燃料電池自動車ハイブリッドカーが当たり前の時代ガソリン車でのレースをする。頭文字Dと違い、夜ではなく日中に開催されるレース。そんなレース藤原拓海(前作主人公からテクニックを受け継いだ片桐夏向(今作主人公)が参戦する。レースも魅せてくれるし解説もすばらしい。集中して見てしまうから体感時間が短いアニメだ。いやホント。今期最も好きというわけではないんだけど、今期最も体感時間が短いアニメだと感じている。

百姓貴族 2nd Season

前期も見てた。農業トーク。短い時間おもしろおかし普通に勉強になる話をまとめられてすごい。OSO18ネタもあり。熊の話は多方面でいろいろな声がありますが、その辺りも抑えている。親父殿のエピソード好き

最凶の支援職【話術士】である俺は世界最強クランを従える

イキってる話術士の探索者(シーカー)が今作の主人公戦闘では基本的に仲間に指示だしたりバフかけたりして支援する。そんな感じで直接戦う感じではないので話術士は最弱の支援職と呼ばれている。この主人公、なかなか性格が悪い。話術を使って気分が悪いくらいに容赦なく相手を追い詰めたり、相手の汚い本性を引き出す。そういう所が面白い作品かな。1話を見てあわないなと思ったが、この作品をどう見るかは2話から。初回1時間とかの方が分かりやすかったかも。

来世は他人がいい

仁義なき極道高校生活。大阪極道の孫娘と東京極道との孫のラブコメディ。祖父同士が勝手婚約を決めるが二人は合わない感じ。ある日ヒロインがどぎつく啖呵を切ると・・「おもしれー女」求婚されるのであった。というように書くと軽い感じになるが実際には結構ダーク。男の方がかなり暴力的なんだけど、女の方もなかなか・・自分の臓器売買して金を作ったのはさすがにひいたな(その辺は後で分かるんだけど)

BLEACH 千年血戦篇-相剋譚-

TV放送開始から20年ですか。BLEACHキャラ視聴者世代交代の時期ですなあ。視聴者新人社会人さんだった人も今では管理職になっているのではないだろうか。さておき、ほんとオシャレっすよなぁ。バトル漫画なんだけど人間ドラマや相関図を作って楽しんでる。今まで語られなかったことを補完したり繋がったりと。正直バトルには飽きてる。優勢になっても劣勢になっても「からのー?ここから何度かシーソーゲームが始まるんでしょ?」みたいな感じで見てます

ドラゴンボールDAIMA

1話10分拡大放送ほとんどドラゴンボールZの総集編みたいな感じの内容。大魔界ゴマーの陰謀により、ドラゴンボールの力で魔人ブウと戦った戦士とその仲間たちが子供へ。もともと子供だったもの赤ん坊にされる。見た目は子供というより小さくデフォルメされた、いわばSD化された感じ。小さくなった声は悟空以外変わってるっぽい。野沢雅子さんやっぱすげーなーと思いながら見てる。如意棒を使ったアクションがいい!OPネバーエンディングストーリー空想科学世界ガリバーボーイを足したような感じ。

オーイ!とんぼ

めちゃくちゃ好き。大井とんぼゴルフ成長ドラマ第2期。とんぼの「やたー!」がまた聞けるのがうれしい。3番アイアンしか持っていなかった女の子が、人と触れ合い新しい経験をする度にクラブが増えていく。大人向け雑誌原作からなのか、30年前くらいに日本ガス協会ゴールデンタイムにやってたアニメと似た落ち着きある雰囲気を感じる。1期では主人公のように登場していたイガイガが出演しなくて寂しい。

ぷにるはかわいいスライム

コロコロコミック漫画原作。私も小学生ときに作ったなースイライム。かわいいは正義。女の子スライムとの日常ドタバタコメディ。一応ラブコメディらしいが。ジャンプでいう僕とロボコみたいに、こちらもコロコロパロディがちょいちょい見られる。しかも少し高めの年齢層が分かるんじゃないかくらいのレベルパロディだが。登場キャラ全員の性格がやべー。南波が一番すき。オ↑レ↓の言い方が子供っぽくてかわいい。ヤイヤイ森のコミーに登場するようちゃんを思い出す。

デリコズ・ナーサリー

じっくりやるなぁ。貴族の吸血種たちが我が子の育児に奮闘する裏で、 伝説の吸血種(トランプ)にまつわる怪しい陰謀連続吸血鬼殺人事件を追う。前回夏アニメでは1話〜6話を、今期は7話からスタート。今期では子供達が敵にさらわれてしまい、今度は敵陣がナーサリー保育所)となる。子供の順応力ってすごいものね。

大正偽りブラヰダル~身代わり花嫁軍服の猛愛

僧侶枠は好きじゃないんだけど大正浪漫が好きなので今回は見てる

戦国妖狐 千魔混沌

戦国時代舞台妖怪や霊力改造人間が旅したり戦ったりする戦国トルファンジー第一部 世直し姉弟編の続きである第二部 千魔混沌編が夏アニメからスタート。私は登場人物の中で真介が好きなんだけど、話が進むにつれて真介が頼もしくなり嬉しい。真介は力や剣術が強いわけではなく派手でもないのだが、敵味方関係なく対等な関係を作り出す。この人がいなかったら世直しはダメだろう。バトルファンジーなので力こそ全てとなりそうだが、決してそうではないことを証明する重要人物である面白いから見てるけど第一部未視聴の人が見ることは勧めない。OPは変更なし。EDは変更あり。

夏目友人帳

第7期。夏目ニャンコ先生は数々の妖怪や、妖怪絡みの人間たちと関わっていく。基本1話完結。私は今期から始めて視聴。地元では放送していないので衛星放送で。1話完結は途中参戦の視聴者でも見やすくて助かる。

百妖譜 第2期

妖怪専門の女医者が旅をしながら各地の不思議問題ごとをその能力解決していく話。中国小説原作アニメ。1期もそうだったけど、1つの話を2話、3話つかってやる。一通り話をやって、次の回で答え合わせなんかをやる。

視聴継続断念

齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定 season2

優しき草食ドラゴンなんだけど周りがいろいろ勘違いして色んな事に巻き込まれる話。行動を共にする女の子レーコもドラゴンを邪竜様と信じ込み、ドラゴン事件に巻き込むタイプ。レーコはSeason1で覚醒し桁外れの魔力を持つ。15分アニメ。話のパターン・・・飽きてきたのかもしれない。

ハイガクラ

鍵となる四凶(凶神)を連れ戻すため世界を駆け巡るアクションファンタジー原作ゼロサムオンライン漫画ということもあり女性向けかな。かつてはヤオロズの神がいて豊かだったが、神々が消えて以来は不毛土地となった。これ原作未読の人が楽しむのは無理があるのではないか理解が難しい。毎回何の話だっけ?ってなる。これアニメだけ見て内容理解できる?

シャングリラフロンティア 2nd Season

面白そうなんだけどタイミングがあわなくて前シーズンを見てなかったため。

ひとりぼっち異世界攻略

クラス全員が異世界転移転移の際に取得スキルが1つ選べるらしいがいい感じのスキルクラスの皆にもっていかれる。あーだこーだ言ってたら残り物のスキル全部くれた。残り物スキルでも工夫をこらしてこの異世界攻略してやるぜ。異世界攻略とか言いながらずっと狭い世界クラスの連中とあーだこーだやってるのがもういいやと。

君は冥土様。

突然家を訪ねてきたメイドに「私を雇って欲しい」と言われる。何やかんやあって雇うことになったが、このメイド暗殺業以外はポンコツだった。いや暗殺って・・・暗殺業とか主人公不思議な家庭環境とか、どうも設定が受け入れられない。その辺りが理解か納得ができるか、慣れるか6話まで見てたけど楽しめなかった。勝田ソースは食べて見たい。

パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき

追放系・旅しない系のファンタジー治癒師のくせにヒールしか使えない主人公ラウスト。このことから周りから無能扱いされ、前のパーティから追放されていた。しかし実は・・・。そんなラウストの前に武道家女の子ナルセーナが現れパーティを組まないかと誘ってくる。ナルセーナは過去にラウストに救われたことがあり、これまでストーキングというライフワークを過ごしていた。声優としてKis-My-Ft2宮田俊哉が参加している。主人公が優しすぎる。話術師を少しは見習ってほしい。

ケンガンアシュラ Season2 Part.1

総合格闘技仕合。Season1を見てた気がするが全然覚えてない。巨額な資金が動き、勝者は敗者を支配できたりするので様々な野望の渦が巻き起こる。4話は泣いた。濃い格闘と時折振り返る闘技者の人間ドラマ。当たり前だけどこればかりなのでお腹いっぱいかな。

ありふれた職業世界最強

異世界ファンタジークラス全員が転移した系。私の脳内ではありふれ太郎と呼んでいる。前回(Season2)の放送は約2年前。私は正直もういいかなと思ってる。

魔王様、リトライ!R

5年前にやってた1期は小説 魔王様、リトライ!(双葉社 Mのバルス)で、今回は漫画 魔王様、リトライ!R(双葉社 モンスターコミックス)を原作として作っている。話は1期の続きからスタート都市開発という意味でのデベロッパーアニメ(転スラみたいな)が個人的に好きなので楽しみにしてた。けど・・・あれれー、こんなんだっけ。これももういいかな。

ハミダシクリエイティブ

5分アニメアダルトゲーム原作だがアニメでは原作要素はあまりないし、スケベな要素もない。女の子たちの日常コメディ

妖怪学校先生はじめました

気弱な教師安倍晴明(あべはるあき)が赴任してきた先は妖怪だらけの学校だった。人間教師妖怪だらけの環境に振り回されつつ、生徒の心を掴んでいく学園コメディめっちゃボケてきてめっちゃツッコミも入るんだけど、私にはノリが合わない感じだった。

ねこに転生したおじさん

1分30秒のショートアニメ。とつぜん猫になったおじさん。かつての上司など周囲が向けるギャップにとまどう。ぽかぽか内のコーナーを見るのは難しかった。

アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd season

アイドルアニメって苦手なんです

神之塔 -Tower of God- 工房

タイミングがあわなくて前シーズンを見てなかったため。

精霊幻想記2
七つの大罪 黙示録の四騎士
ブルーロック VS. U-20 JAPAN

同上

2024-10-30

anond:20241030160644

容姿だけの男扱いされたディカプリオが演技力だけでやっていけると示すためどんどん汚いおっさんにわざとなったように

肉体だけ褒められても空虚なんだよ

2024-10-13

anond:20241013170915

妄想にしても長いよなと思った

ダメアニメダメ邦画でたまに見るわこういうの

でも演技力演出だけでなんかどうにかなっちゃってるんだよね

 

妄想がなきゃジョーカーが出せないから仕方なく長いのかと邪推したが、半分あってそう

2024-10-04

橋本環奈の演技に奥行きがない問題

橋本環奈の演技に奥行きがない問題

https://x.com/churyu_mama/status/1840896630649995425

から木村拓哉は何をやっても木村拓哉問題になる。

奥行きがない問題結論としては概念としてのよい創作物はどこかしら自分を感じさせるものである、というものがある。

よい創作物とはこれは自分のことを書いている、と思わせるものだ。

この人の演技が、それは自分の話を代弁している、としか思うことができないような演技は存在する。

存在しない記憶を呼び起こすような、それを演技力と呼ぶのだろうし、古くは巫女とも言っていたのだろう。

それに対して役割としてのそれをただなぞるだけのもの安易な気がする。

傷ついて、血を含めていろいろ差し出してほしい、ということに尽きる気もする。

自分宇多田ヒカルの歌にそれを感じるし、満島ひかり新垣結衣にそれを感じる。

橋本環奈にそれを感じない。まだ。

橋本環奈の演技に奥行きがない問題

橋本環奈の演技に奥行きがない問題

https://x.com/churyu_mama/status/1840896630649995425

から木村拓哉は何をやっても木村拓哉問題になる。

奥行きがない問題結論としては概念としてのよい創作物はどこかしら自分を感じさせるものである、というものがある。

よい創作物とはこれは自分のことを書いている、と思わせるものだ。

この人の演技が、それは自分の話を代弁している、としか思うことができないような演技は存在する。

存在しない記憶を呼び起こすような、それを演技力と呼ぶのだろうし、古くは巫女とも言っていたのだろう。

それに対して役割としてのそれをただなぞるだけのもの安易な気がする。

傷ついて、血を含めていろいろ差し出してほしい、ということに尽きる気もする。

自分宇多田ヒカルの歌にそれを感じるし、満島ひかり新垣結衣にそれを感じる。

橋本環奈にそれを感じない。まだ。

2024-09-25

ENGEIグランドスラムラランドがやった「家庭教師」というネタ

https://tver.jp/episodes/ep0cjykdtq

15:13~

サーヤ演技力が凄まじい

あいう喋り方する女居る(冒頭の喋りのこと。予備校教師喋りも良いけどね)

あの喋り方する人って「素」なのか?

それとも演じてるのか?

どっちなんだ

番組ジェラードンがやった「弟・かんた」は他所でも見て笑ったが、何度見ても笑える

https://tver.jp/episodes/ep0revzz45

16:22~

かみちぃ演技力が矢張り凄まじく

エレガントな喋りの女がかんたを叱り飛ばすとき豹変するのが最高である

前者の様な喋り方をする女性も偶に居るよなと思う。若い女には居ないけど

尤も、リアルでこういった特徴的な喋りをする女というのにはお目にかからないわけだが

主にネットで見掛けるので、矢張り演技性の発声方法なのだろうか

2024-09-23

スオミの話をしよう』は何故つまらないのか(ネタバレあり)

映画スオミの話をしよう』を観た。稀代の脚本家三谷幸喜氏がメガホンを取ったとは思えないほど、つまらない作品だった。何故、これほどつまらないのだろうか。端的にいえば、寒川しずお以外の人物像に説得力がないかである

もっと説得力がない人物像は、主人公スオミである。何故スオミ結婚を繰り返すのか。何故、多重人格のように出会う男に合わせて性格だけでなく、話す言語さえも完全に変えることができるのか。なぜ、身代金要求狂言誘拐を起こしてまで生まれ故郷ヘルシンキに行くための資金を捻出しようとしたのか。

本来、これらの問いに対して観客を説得するようなエピソードを描くべきだった。しか脚本は「そういう設定」といって長澤まさみ氏の演技力で観客を説得しようとし、失敗した。寒川しずお以外の他の登場人物も同様である

なぜ、設定と演技力による人物像の説得に失敗したのか。その理由は、スオミ人物像を連想させるステレオタイプが十分に確立されていないからであろう。例えば、本作品で唯一、人物像に説得力がある寒川しずおはエキセントリックな有名詩人だが、エキセントリックな有名文学者というステレオタイプ文学史フィクションを通して十分に確立されているので、設定と坂東彌十郎氏の演技力だけで観客を説得することができた。しかスオミのような人物ステレオタイプは、史実にもフィクションにも見出すことができない。

この映画比較すると、ドラマ地面師たち』はエピソードによる説得と、ステレオタイプに乗っかって設定と演技力だけで行う説得を優れた形で組み合わせている。辻本拓海がなぜ地面師になったのか、石洋ハウス青柳隆史は何故港区土地を喉から手が出るほど欲しいのか、これらの経緯を説明するエピソードを描いて視聴者を説得している。他方でハリソン山中場合、『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクターなどの極めて高い知性と身体能力を持つ超人的な快楽殺人者というステレオタイプに乗っかって、設定と演技力だけで視聴者を説得することにも成功している。

個人的には、フィクションには説得力重要と考える。フィクションなのだからエキセントリックな有名文学者超人的なシリアルキラーだけでなく、人間のような意思を持つおもちゃ超能力者など物理的に存在しえない人物さえ設定で盛り込むことができる。しかし、これらは観客に対して説得力を持たなければならない。その方法は、既に確立されたステレオタイプに乗っかって設定と演技力で観客を説得するか、エピソードを描いて「だからこの人はこういう風になったのです」と説得するか、これらのいずれか(又は両方)をしなければならない。

2024-09-14

日本における20世紀最大のスターキムタクで間違いないよ

木村拓哉通称キムタク」。

彼が20世紀最大のスターであることに異論はない。

ここでは、彼の凄まじい軌跡を20項目にわたって振り返り、彼のアイドルとしての偉大さを再確認しようと思う。

マニアック情報も含めて、どれも実際にあった話だ。

1.「ロンバケ」で一世を風靡

ドラマロングバケーション』での主演は、社会現象レベルの大ヒット。放送後、多くの男性キムタク髪型を真似し、ピアノ教室への入会希望者が急増したとか。

2.「HERO」で弁護士ブームを巻き起こす

弁護士役を演じた『HERO』は視聴率34.3%を叩き出し、日本全国で「検事ってカッコいい」という認識を広めた。法曹界の人気も上がったとか。

3.「ビストロSMAP」で料理の腕前を披露

SMAP×SMAP』の「ビストロSMAP」コーナーではシェフ役をこなし、プロ顔負けの料理披露。彼が作った料理を目当てに番組を観ていた人も多数いた。

4.「グランメゾン東京」で再び料理人役に

グランメゾン東京』でフレンチシェフを演じた際、その技術力の高さに実際のシェフたちから賞賛の声が上がった。木村自身も本格的なフランス料理修行をしたという。

5.「美しいキムタク伝説

から美しすぎて、中学生時代ファミレスバイトしていたときには、わざわざ顔を見にくる女子が多すぎて、接客に支障が出るレベルだったという。

6.「静香との電撃結婚

工藤静香との結婚は、日本中を震撼させたニュース。当時のファンにとってはショックな出来事だったが、二人の夫婦生活は今でも仲睦まじいとされている。

7.「キムタク専用衣装

ドラマ映画で着る衣装は、すべてキムタク専用のデザインで作られているという噂があり、そのスタイル再現しようとするファッションブランドも数多く存在

8.「2000年代の教科書に載る」

キムタクは、ある小学校教科書に「現代カリスマ存在」として紹介されたことがある。社会科の「現代日本文化」の一環として。

9.SMAP解散で全国が悲嘆」

SMAP解散発表は国民ニュースで、多くの人が号泣したとか。特にキムタクの涙ながらの謝罪会見は、ファンにとっては一生忘れられない場面だった。

10.「フロスティング効果

キムタクが演じたキャラクター映画が大ヒットしたことで、一般市民の間で「キムタクに憧れて始める」現象がいくつも発生。スノーボードフランス料理などがその代表

11.「瞬間視聴率ランキング1位を連続獲得」

キムタクが出演するドラマバラエティは、ほぼすべて瞬間視聴率ランキングトップを取り続けた。これはほかのタレントでは成し得ない快挙。

12.「バイク事故伝説になる」

若いころにバイク事故に遭ったことがあり、その際も「顔は傷つけないようにガードした」という逸話があり、彼の美しさへのこだわりが感じられる。

13.「髪型革命

キムタクが髪を切るたびに、美容室がその髪型リクエストで埋まる。彼のヘアスタイルを真似るために、多くの男性が髪を伸ばしたり、パーマをかけたりした。

14.「キムタク腕時計

キムタクドラマプライベートで着けていた腕時計が、瞬く間に売り切れになり、時計業界では「キムタク効果」と呼ばれる現象が定着した。

15.「世代を超えた人気」

20から50代まで、世代を超えて彼のファン存在する。しかも、世代間で好感度が高いというのは異例中の異例。

16.「名刺渡しの達人」

ドラマHERO』で見せた名刺の渡し方が美しすぎて、「キムタク名刺の渡し方」というビジネスマナーが生まれたほど。

17.「トヨタの車も売る」

トヨタCMに出演した際、車の売り上げが急上昇。キムタクが乗っていた車を買うために、多くの人がディーラー殺到した。

18.「若い俳優からリスペクトされる」

若手俳優アイドルが「尊敬する俳優」として名前を挙げることが多い。特に、その演技力プロ意識は、多くの若手に影響を与えている。

19.24時間テレビ伝説スピーチ

24時間テレビで行ったスピーチが感動的すぎて、視聴者が涙した。彼の言葉の重みと真剣さが心に響く瞬間だった。

20.「ゲームキャラクターにもなる」

キムタクは、自身モデルゲームジャッジアイズ』でも大活躍ファンの間で「ゲームでもかっこいい」と話題になり、その人気はゲーム業界にも広がった。

木村拓哉存在は、単なるアイドルの枠を超えている。彼の影響力は今なお健在で、20世紀だけでなく、21世紀にもその名を轟かせているのだ。

2024-08-10

anond:20240810072944

仮面ライダーって、演技が下手でもドラマが成立する仕組みが凄いんだよ。

日本俳優タレントさんって、海外みたいに幼少期から訓練して競争の上で生き残った人じゃない。

それまで普通生活をしていたイケメンが抜擢されて、ドラマに出る。

演技下手なのを織り込んだエンタメ仮面ライダーなんだよ。

仮面ライダーに比べれば、演技下手なのに演技力無駄に求める、夜の連続ドラマとかの方が仕組み的にはクソだろうね。

2024-08-02

誤審する競技オリンピックから無くさないか

正確に言うと審判(審査員)の主観が大きい競技

柔道の一本か技アリとか、フィギュア演技力?みたいのとか。

他にもある気がするけど思い出せない。

 

そういえばエアロビとかシンクロとか顔芸で勝負する競技は無くなったよね

誤審する競技オリンピックから無くさないか

正確に言うと審判(審査員)の主観が大きい競技

柔道の一本か技アリとか、フィギュア演技力?みたいのとか。

他にもある気がするけど思い出せない。

 

そういえばエアロビとかシンクロとか顔芸で勝負する競技は無くなったよね

2024-08-01

VR演劇はかなり厳しい気がする(現状は)

VRChatでフレンドの話を聞いてVR演劇に興味を持ち、VR演劇Youtube配信アーカイブを少し見てみた。

あらかじめ言えば、全編見るには耐えられず、飛び飛びで表現確認しただけである

ちなみに、実際にVR演劇VRで1度だけ見たことがあり、それは全編見た。

私自身の演劇の関わりを話すと、学生時代演劇が好きで、多いときは年間60本程度観劇し、自分舞台演出したことも何度かある。

そのため、全く演劇に対して知識がないわけではない。

最近は全く関わっていないけれど。

それで、VR演劇を見てみた率直な感想をいうと、現状ではVR演劇の良さを表現できているとは思えなかった。

プロニアムアーチでやる必要ある?

まず、個人的な考えとして、VRにも関わらずプロニアムアーチの中でやる芝居はナンセンスだと思う。

正直言って、今の技術ではアバターにどんな細かい演技をさせたところで、リアル人間から出るオーラに比べて、アバターから伝わるものは100分の1も満たないと思う。演技自体に魅力を感じない。

にも関わらず、VRという空間にもかかわらず舞台と客席をわざわざ分けて見れる部分を限定することは、あまりにもリアルに比べて不利な条件で戦いすぎていると思う。

勝てる要素がないどころか、演劇の魅力を一切表現できず、下手なお人形遊びを見せられているようにしか思えない。

人形遊び感を更に増しているのが、アバター統一感なさである

アバター統一感を持たせるのは大変だということはもちろんわかっているが、美少女とおじさんのアバターテイストが違いすぎて、違うおもちゃ人形を使っている感がすごい。

前述のとおり、細かい演技も表現できないから、余計におもちゃ感。

それをカバーできる演技力もないから(当然で、一流のプロでも難しいと思う)、見るに耐えない。

そんな悪条件のなかでわざわざプロニアムアーチの中で勝負する意味はどこにあるのだろうか。

やるだけ無駄演劇の魅力を伝えるどころか、ただでさえ受け入れられていない演劇をよりつまらないものとして発信しているように思える。

その打開策として、最初劇場ワールドだけど、開始すると劇場が壊れて、舞台セットが現れるといった演出を行っているのもあった。

プロニアムアーチの破壊としての演出自体には、VRならではの表現方法としてなるほどとはおもったけれど、どうやら客席自体は固定で、観客は結局固定した位置から見ることしかできないみたいであり、プロニアムアーチ自体破壊しても、本質的第四の壁破壊にはならず、結局は同じことやっているなと思ってしまった。

アトラクションのようなアプローチ

第四の壁破壊を目指したものとして、体験型VR演劇と銘を打った作品があり、これはなかなか挑戦的だとは思う。

観客自体ワールドを移動しながら、また物語としての役割を与えられて、役者から行動を促されながらストーリーが進んでいく。

テーマパークアトラクションのようなイメージだ。

これはVRからこそ作りやす作品ではあると思うし、VRならではの演劇を目指そうという気概は感じられた。

ただし、こういった体験型コンテンツというのは、現在リアルでも相当アプローチをかけられている分野で、ネットコンテンツが全盛な今、リアルの生き残る可能性として大きく取り扱われているものだと思う。

単なる体験型として見ると、インターネットコンテンツとしては挑戦的かもしれないけど、やはりリアルコンテンツ勝負するとどうしても分が悪い。

どうやってもリアルに勝る演技表現体感は今は難しいからだ。

もう一歩踏み込んだ演出がなければ、これも正直VRならではなものとも思えない。

VRならではってなんだろうね

VRリアルに勝てる可能性のある分野はリアルでは再現できないほどの視覚表現を駆使することだと思うが、これは映像アーティストが本腰入れたらできるものであり、VR演劇を行うような団体でそれを駆使するのは、まだ厳しいと思う。VR演劇ほとんどは無料で、参加者自己表現範囲内だから予算のかかることは難しいだろう。

映像アーティスト志望の人がVR演劇可能性を見出してくれるような魅力を表現できれば、そういった道もできてくると思う。

現状でいえば、VR演劇は実際の演劇の何段も劣る環境下で、同じ舞台勝負している印象があり、これでは勝負にならないどころか、演劇の魅力がほとんど伝わっていないなと思う。

もっとVRならではの視点での演出構造表現してくれれば、VR演劇可能性を感じることができるのだけれど。

個人的には、VRならではの演劇演出というのは一つ思いついているものもある。

演劇ならではの良さを、更にVRで伸ばす事ができるという視点があると思う。

そんなに特異な演出ではないから、すでに誰かがやっていると思うし、もしかしたらうまくいっていないのかもしれない。

これについては、もう少しちゃんVR演劇を見て、有効性が確信できたら書いて見るかも。

ちゃんと傾向がみえてきたら、VR演劇論的なものもできてくるんだろうね。

VRChattarが観客という可能

VRならではという意味では、まだまだ課題はたくさんあると思ってはいるけれど、私がVRChatを始めたばかりの2年前に見たVR演劇VRとはまた違った視点可能性を感じたことがある。

その演劇自体は、舞台上で行われる普通舞台で、第四の壁破壊する行為として、キャストが観客に語りかける演出があった。

それ自体リアル演劇アプローチと一切変わらないものであったが、観客の反応が違った。

そのキャストが観客に語りかけるシーンは、登場人物少女競売にかけられるといった内容で、キャストが観客に対して「◯◯円からです。オークションスタートです」みたいなセリフ?(うろ覚え)を言って、観客を競売参加者見立てて問いかけた。

これがリアルならば、ほとんどの場合は観客は反応せず、あたかも観客が競売しているかのようにキャストが装い、劇を進行させることが多いと思う。もしくは観客に仕込みをいれるかだ。

でも、VRChatは違った。

観客が突然ロールプレイを始め「いくらだ!」「この娘ならこれくらいの価値はあるはずだ」みたいな声を上げ、演技をし始めた。

多分仕込みではなく、自然発生的に観客がキャストになったのだ。(仕込みだったら申し訳ないけど)

VRChatを行っている人がロールプレイをして遊んでいる人が多いからこそ、発生した事象だと思う。

また、それを行うことが許される空気VRChatにはあるのだと思う。

いくらロールプレイに慣れている人でも、リアル舞台で振られて、観客席からそのようなことができる人は少ないと思う。そして多分リアルだとその行為自体を嫌がる観客も少なからずいるだろう。

私はここに、新たな第四の壁破壊可能性を感じることができた。

これ自体VRじゃなくてもできることであるが、ロールプレイという訓練をされた観客、また観客がロールプレイをして許されるという空気感。

これはリアルではなかなかできなかった文化形成ができているということで、リアルよりもVRが進んでいるものだと思う。

また、これは演出側の観客に対する信頼も評価したい。

これは反応がなければ白けるだけのリスクある演出だけれど、きっと演出側は観客がロールプレイをしてくれるという信頼の元行ったものだと思うから

とにかくこれにはすごく感動した。

ライブコールアンドレスポンスのような観客との一体感演劇で出せるとは。

この舞台と観客の一体感というのは、ライブからこそできるものだ。

そして、ライブ感というのはリアルに比べてVRはいろんな要素の欠落から、劣ってしまう部分がある。

けれど、観客側のアプローチによって、そのライブ感は現実にも勝る可能性を秘めていることがわかった。

演劇における観客との双方向コミュニケーションは、常に課題として挑戦されている分野で、それを解決できるなにかを感じ取れた。

今はまだ厳しいVR演劇というコンテンツだけれど、VRならではの演出双方向コミュニケーションで、リアルを超えるような演劇体験ができるようになったらいいなと思う。

ただ、VRChatはすこしずつ流行ってきており、一般的コンテンツとなってくると、参加者自体一般化し、こういった要素は薄まってくるのかもしれないという危惧もあるけれど。



辛辣感想にはなってしまったけれど、私がみた作品クオリティが低いだけな可能ももちろんあるので、良いVR演劇があれば教えてほしいところ。



余談

余談だけど、VRピアノ演奏イベントにいってきて、音楽VRでもかなり楽しめるなと思った。

演劇との違いはなんなのかは、またいつか分析してみたい。

単純にクオリティ問題もある気もするけれど。

演劇俳優は単純に技術の低い人が多いというのも大きな要素なんだとおもう。

演技は定量的技術の積み重ねで表現するのが難しい分野なので。

音楽はある程度定量的技術の積み重ねで行ける部分があるからこそ、定性的表現の域に達している人も多いのだろうという印象はある。

演技も定量的技術力がつけばいいのだけど、いろんな演技法があってもそうなっていないのが現状だと思う。

まあ、役者自体が他のジャンルに比べて、勉強不足ということも大いにあるのだけど。

日本指導者含め。

ただ、久しぶりに演劇勉強したくなってきたので、ちゃんと本を読みに図書館へ行こうと思った。

演劇に関する本は売れないか新規発行がなく、プレミアがつきすぎてて、中古で数千円から数万になるものが多くて嫌になるね。

2024-07-26

まじでなんで推しの子実写化で藤咲凪を使わなかったんだ

藤咲凪は演技力もあるし、2児の母だから演技にも感情乗せられるだろ、こんな1000年の1度の、推しの子のために生まれ存在をなんで無碍にできるんだろう。

藤咲凪は24歳、もう全盛期はとっくに過ぎてて、推しの子ドラマやるとしても28歳とかだろうな

申し訳ないけどアイドルの役をやるにはきつい年齢なのよ。

すでに推しの子への適正は遠ざかってるの。

2024-07-05

呼ばれてないけどTT兄弟解説してみるよ

日本の笑いがすごい!って言ってるけど、それは半分合ってて半分間違ってる。

そこは素直に、「彼らの笑いがすごい」とちゃん評価しましょう。

お笑い解説をつけるのは、手品の種を教えるみたいで白けることだなって思うけど、やっぱり「日本お笑い」ではなくて「彼らのお笑い」がちゃんとすごかった解説はしたいなと思った。

・冒頭(つかみ)

いわゆる出落ち期待感を下げることが目的

見た目で笑っている感度が低い人も多いけど、「なんじゃこいつら。欧米人が見るアジア人っぽいステレオタイプで出てきて、結局出落ちだろ」というラインまで期待を下げることに成功している。

これが最近日本芸人が見せるような、少しスタイリッシュ感じではだめ。

それだとこれからやるネタの期待をいたずらに上げてしまうので笑いにならない。

面白そうだけど見た目だけだよね」という低めのラインが、これから始めるネタに対する裏切りになっている。

簡単に書いてるけど、この先面白くないと成立しないある意味自信に満ちあふれて無いとできない戦略

さらにそのうえで、「Tを探せ」という観客を巻き込む構成になっているのがポイント

馬鹿っぽいやつらにバカにされたくないという人間心理を巧みに付いてる。

・1ネタ目MorningのT

ルール説明TT兄弟とは何をする兄弟なのかの解説の部分。

ここで取れる笑いは小笑いでいい。勘がいい人は笑う。お笑い閾値が高い人は逆に笑わない。でもそれでいい。

小難しい顔をしながら、彼らが何をやりたいのかを全員が理解するための大切な時間

ウケを取るより大事

・2ネタBaseballのT

ここですでに「お約束」まで持っていっている。

お笑い気持ちいいのは裏切りの瞬間なのだけど、タイトルコールからTが出るまでの時間が1ネタ目より短く作られている。

Morning Tは、タイトルコールからTが現れるまで14秒だったのに対し、Baseball Tは、タイトルコールからわずか8秒でTが出現している。

ルール説明役割もつ1ネタ目を丁寧に説明するために時間を割いたということもあるが、2ネタ目は出現を早めることで、見ている側に対して「ちゃんと考えていれば予測できたお約束なのに舐めていたから見逃した」という悔しさを 植え付けることに成功している。

・3ネタ目TerryのT

舞台袖に立っているTerryを巻き込んだT。

ここでこれをもってきたのは正直すごい度胸だと思った。

ここまでに会場があったまってないとTerryのノリノリも寒いだけなので、もしかしたら会場のリアクション次第で順番を変えてたかもしれない。

登場からわずか1分15秒で、会場の熱気を察してアドリブ感(実際にはシナリオだとは思いつつ、そう感じさせない演技力は素直にスゴい)で笑いを取るのは正直相当に熟練の技と言わざるを得ない。

しかもTerryのダンスが、彼らよりスタイリッシュであることが更におもしろい。

これが計算だとは認めたくないのだけど、これが本当に計算だったとしたらチョコプラ自分が思っているより遥かに高いレベルお笑いをやってるかもしれない。

・4ネタ目。ShoppingのT

おそらくもう彼らはここで勝ちを確信していたと思う。

でも、そんな感じを一切見せてないのはこれも彼らの熟がなせる技だと言わざるをえない。

ここでのTは、今までのTと同じように見せて、実はちょっと違う。

今まではいつTが出てくるのかが笑いのポイントだったのに対し、ここでは試着のサイズが明らかに間違っているというコント的要素で笑いを取っている。

この部分だけを切り取れば最初のつかみとしても狙いにいける笑いだったはずなのに、ここまでコント的要素を用いなかったのはこれもある意味でTに対するミスディレクションになっていて、観客がTを探しているなかで唐突裏切られるような形でコントがぶち込まれる瞬間が相手の虚をつく笑いとして成功している。

要するに、この手前までのお膳立てで、観客はすでにT探しに夢中になっていた。

それなのに、彼らが持ってきた笑いのポイントはTではなく松尾お腹だったということ。

これは笑うのよ。だって、そこに笑いが来るだなんて予想してなかったのだから

そしてその後のTはものすごいベタだった。

シャツに片袖を通した時点で予測ができていて、少し手前で裏切られた分を帳消しにするような形で安心感あるTが来ることで、観客は「もう何も考えずに笑っていいんだ」というコンセンサスに包まれることになった。

難しい顔を維持しようとしていた審査員も、この時点で脱帽という感じで笑い始めていた。

そりゃそうだ。笑いを堪えるためにIQをフル回転して先を読んでいたのに、見事にすべて裏切られる形で、それでいてベタな笑いが突っ込まれてきたのだから、これを耐えられる人間エンタメ業界にいる事自体が許されないという構造になっている。

笑うしかない。

・5ネタ目。TitanicのT

最後最後で再び出落ちという構成

これもやはり、自信がないとできない。

ここまで来ると観客はすでにTを待っている状態になっている。

(なっている。だなんて軽率に書いているが、この短時間でそこまで観客を引っ張り上げたのはほかでもない彼らのお笑い的実力であって、日本お笑いなら毎回こうなるかと言われればそれはNoだと言わざるを得ない。)

そこをあえて裏切らずに素直にTを出すことで、観客の期待感ネタピークを一致させることに成功している。

これも、本当に一歩間違えるだけで全員が白けるだけの寒いネタしかならないので、ここまでのお膳立てが完璧であったと認めざるを得ない。

それができているから観客の大半が結末を予測して、ローズジャック名前が出ただけで面白くなってしまっている。

史上空前の大ヒット映画の、更に誰もが知っているようなシーンをネタ最後に持ってくることで、全員が安心してTを発見できているからこそ、あの一体感が生まれている。

さらもっと言えば、ここに来て彼らの怪しい風貌が実は裏切るかもしれないという絶妙不安演出していて、それでいて予想通りのTが出てきたからこそ、より一層強い安心感につながっているとも考えられる。

すごいのは、ここまでのたった2分40で、それらすべてをやってのけている点だ。

はじめに、ルールをしっかり説明して、想像より早くお約束を見せて、慣れ始めたころに裏切って、さら視点とは違う部分で笑いを取って、最後はしっかり予想の範囲で、それでいて予想以上の見た目の面白さで笑いを取る。

この一連の流れを、たった3分未満でやり遂げている。

これは、「日本お笑い」なんて乱暴な括りで語れることではなく、素直に彼らの実力がすごいとしか言いようがない現実である

増田自信は正直チョコプラのことは嫌いだったけど、このネタは笑ってしまった。

嫌いだからこそ斜に構えて結末を予想してしまたことが、返って彼らのネタで笑うしかない理由になっていた。

それはまるで現地にいた審査員と同じ視点であるように。

まさにゴットタレントステージが完全アウェーだということを理解していないと、こんな構成ができるとは思えない。そんなネタ構成だったのではないだろうか。

大谷選手活躍日本人として誇りに思う」という表現にいつも疑問を感じていたが、チョコプラの今回の活躍を「日本お笑いレベルの高さ」という論じ方をするのはどう考えても納得できない。

それはあくまで、「日本にも世界に誇れるハイレベルコメディアンがいる」という事実しかないだけで、大半の日本お笑い世界相手にここまでのことができるわけがないというのが個人的感想です。

安村さんもすごかったけど、正直今回のチョコプラはすごすぎた。

ポイントポイントで滑ったら別の案が用意されてたんじゃないかって思うくらいなるべくして結果を勝ち取ったとしか思えない。

それなのに「日本お笑いハイレベル」という評価しかできないのは、本当に雑すぎると思うよ。

2024-06-27

映画フィリップ

面白い面白くないかと言われればうん…

これは上映館35館

でも「そもそも何を描写したいのか分からない・伝わってこない」瞬間は無かったかノットフォアミーだっただけかも

・でも観てる途中に暇になって推しカプの事とかこの映画感想何書こっかなとか思う時間精神ながら見時間が半分位だったのはそれはそう

そもそも何で見ようと思ったの?→

戦争って良くないよねのエッセンスを「女の人を取っ替え引っ替えして復讐」できる位の色男視点から

見るって今までなくて新鮮そうと思ったか

②ちょい前にハマってたキャラ解釈資料になるかと思ったか

③ここのところ見たいと思う映画無かったし小規模上映映画インディーズ空気を味わいたくなった

主人公ヤリチン君、会社での知人にあまりに顔が似すぎてて知人の濡れ場見てる感が最後まで拭えずそういう意味直視できなかった 「似てるけど動いてるとこ見たら違う人に見えるやろ」と思ったけど全然最後まで似すぎた

ピエール?君は脳筋みてえな顔して視聴者の心を代弁してくれるな…

ヒロインちゃんとくっついて何十年後「おじいちゃんとおばあちゃん戦争中に出会って大恋愛をしたのよ〜」「本当に〜?」の過去追想ものとして見てたからくっつかなくて驚いた 最後システマチックな進路仕分けよ…戦争ってよくねえ…

と思う心と昨日ハンス・ウルリッヒ・ルーデルwikiとか「戦争は楽しかった勢」話とか見たあとだったから「ザコ無力市民自分にとっては戦争はまっぴらごめんだが環境に適正を持ち偶然その時代に生まれその役割を与えられて開花する才能もあり… 人間環境と適正によって良いも悪いも変わるのだなあ」と思った 

・「ヤリチンが敵国女性を次々破滅させていくが運命女性出会い…」みたいな触れ込みだったから「メロらせまくって旦那の金貢がせまくって破産まで追い込むんやろなあ」と甘いマスク破産させる畜生業のコントラストを期待してたらただのヤリ捨てかい!!!

一番ヤリチン君にメロって破滅したのはパスポートおじ 

・ちょいちょいジョーカーよぎった

苦痛に押しつぶされそうなのを身体の動きで表出してたら傍からみたらダンスみたいとか極限まで追い込まれて銃発砲とか

俳優さんの演技は「なにを伝えたいのか」は伝わってくるし生でみたら目茶苦茶すごいんだろうが

正直画面越しで「この俳優さんからしか摂取できない滋味・観客を掴む天性の力」みたいなものはなかった この映画ヤリチン君役の魅力で引っ張る部分が大きい話の作りの映画だったかれ尚更そう感じた

でもそこについては地で北島マヤ並みの演技力を持つ3次元俳優たちのチート演技しかたことがないか感覚基準おかしくなってるのかも

・演技で「おっここは惹かれる」ってなったのは友達絞首刑にされるシーンで「ひどすぎて逆にもう笑みがこぼれるしかねえ」みたいな表情のシーン ここもジョーカー思い出した

空襲シーンが新鮮だった

空襲といえば東京大空襲イメージ和風家屋で夜空が爆弾?で赤く照らされ〜っていうのはよく見るけどヨーロッパの街並みでそれをみるのは初めてだったから新鮮だった

ガチノンケ男性同士のホモソっぺえ友情しか摂取できない栄養を的確に摂れる

ヤリチン君が本命ヒロインちゃん黄色いお花の花束を照れながら渡すシーンは萌え萌えだ…からシャア

空襲があった次の日に普通にパーティーやっとる…

電車いとる…人が突然ぶっ倒れまくってるのにそこそこまでダンスパーティー継続しとる…目茶苦茶偉い人が出入りするホテルドイツ人労働者でなくちょいちょいガサ入れされる感じの方々を雇うのはなぜ…?とか なんか初対面でもう好感を持たれやすすぎ主人公君…その誘い方で女の人ついてくるんです…?とか彼女友達も撃たれてから全く動かなくなるまで早すぎん?とか自分だったら最初彼女が撃たれたところで一緒に ねなかって悔やみとかがかなりデカうそっちに拗らせそうとかなんか色々ゴックンするところは無くもなかったけどヨシ!

・これ自伝ゆうけどこれは…

・木曜4人くらい

声優を過剰に持ち上げるの気持ち悪い

40〜30代の中堅(声優としては若手?)の声優を腫れ物に触れるように周りが謙遜しながら扱ってるのが気持ち悪い。

声豚がうるさいからそうしてるんだろうけど、

個性演技力も無い、判で押したようなテンプレ萌えボ・イケボの声優のどこにリスペクトがあるのか。こんな奴らを持ち上げるからまた似たようなハンコ声優が量産される。

2024-06-10

黒沢ともよユーフォ塚本に対する久美子の演技とか、ゆるキャン浜松の子みたいな距離感近めの落ち着いた声でasmrされたら俺はもう恋に落ちてしまうと思うんですよね。あの卓越した演技力でこられたらやばいですよ。できないでしょうね太刀打ちが。心臓まりますよ。調べたらロリキャラのasmrはやってたみたいで、そっちは趣味じゃないか全然だったけど、こっちの方面で来られたらまずい。怖いですね。聞けないですよ恋に落ちるのが怖くて。だから今後そういった作品が出てこないでほしいし、出てきてほしいとも思う。いやぁ怖い。でもそのうち出るんだろうなと思いますね。きっと。その時俺は耐えられるんだろうか。果たして。怖いなぁ。

2024-06-05

スターレイルは、最近ソシャゲトレンド体現したような作品だと思う。

ストーリー意味不明で何言ってるかわからんけど、派手なムービーBGM声優さん演技力でかなりそれっぽく仕上がっていて神ゲーのように見える。

ゲーム内容は単純でポケモンの相性表みたいなのを覚える必要もなく、持ち物検査が極まったような感じで敷居は低め。

原神と違ってアクション性がないのでスマホで遊びやすいが、レスポンスが良すぎて自分操作しているような感覚が十分にある。

ユーザーゲームを買うというより、キャラクター3Dモデルにボイスが付いたものDLamiiboみたいなやつを買う。

パワーインフレ前提なら、ドラゴンボールイナズマイレブンぐらい話がわかりやすくてもいいし、

中華ゲーという意味ではアークナイツぐらいの戦略性はあってもいいし、非戦闘時はAPEXぐらい軽快に動けてもいい。

しかし、それよりもまずはキャラ出来栄え重要だというのがマーケットの答えだ。

まあ、ゼンレス成功してキックフライトなんかを見たら、やっぱりゲーム内容は大事だ、となるんだけれど。

2024-06-02

今日おすすめ映画

今日はこの映画おすすめしたい。ホラー映画の「ヘレディタリー/継承」。アリ・アスター監督デビュー作なんだけど、これがもう怖いだけじゃなくて、深いんだよ。映画家族秘密悲劇を描いていて、ただのホラーとは一味違う。

まず、トニ・コレットの演技が素晴らしい。彼女が演じるアニーは、母親の死をきっかけに家族がどんどん壊れていく様子をリアルに見せてくれる。彼女感情表現は本当に圧巻で、観ているこっちも引き込まれしまうんだ。あと、子役ミリー・シャピロもヤバい彼女演技力存在感が、映画全体の不気味さを増しているんだ。

次に、映画ビジュアル音響が秀逸。家の中のセットや照明が、なんとも言えない不安感を醸し出してるんだよね。暗い部屋や奇妙なシンボルが随所に出てきて、まるで悪夢を見てるような気分になる。そして音響効果も、観る人の神経を逆なでするような音が絶妙に使われていて、怖さが倍増する。

ストーリーも深い。単なるゴースト悪霊の話じゃなくて、人間心理家族の絆、そしてそれが壊れる恐怖を描いている。観終わった後に、いろいろと考えさせられる作品家族問題トラウマがこんな形で表現されるなんて、ホラー映画でここまで深いテーマを扱うのはなかなかないよ。

この映画は、一見するとただのホラーだけど、その裏にある深いテーマと見事な演出が合わさって、観る者を完全に圧倒する。ホラー好きなら絶対に外せない一作だし、そうでなくても一度は観る価値があると思う。

 

まぁ、この映画はまだ見てないんだけど…

2024-05-30

anond:20240530233040

コミュ強者って形式的な上っ面の会話は上手だけど

それでコミュニケーション取れてると思ってる?

自分話題の中心になりたいだけで話の中身スカスカじゃね?

演技力いか社長みたいのには向いてるかもしれないが

科学技術とか理解してなさそう

2024-05-12

[]5月12日

ご飯

朝:納豆たまごかけごはん豚汁。昼:フライドポテト。夜:餃子もやしにんじんしいたけの鍋。ネギたまごおじや。間食:アイス

調子

むきゅーはややー。おしごとは、おやすー。

○AMBITIOUS MISSION

・はじめに

原作SAGA PLANETSから2022年に発売された18禁美少女ゲームの全年齢移植版を遊んだ

北海道沙幌市を舞台クラーク博士が残した伝承12個の宝石とそれを収める台座で構成されたお宝を巡り、怪盗、探偵警察、盗人、泥棒などが入り混じるクライムサスペンス

金色ラブリッチェとは同じ世界のようで、ちらほらと見知った顔が登場する。

メーンヒロインの怪盗ミスアルテが掲げる「みんなのハートとため息を盗む」というポリシーを実現する様に、主人公根津御影共感し協力することになるのが導入。

怪盗が犯罪者であることは口酸っぱく言及され続けるが、法律よりも優先すべきことがあるキャラクタの心情に共感でき始めてから物語の本番。

めちゃくちゃ面白くて最高に楽しいゲームだったので、感想を書いていきたい。

・みんなのハートとため息を盗む怪盗ミスアルテの格好よさ

主人公根津御影一人称基本的視点になるが、まず彼が怪盗ミスアルテに一目惚れ、もといハートを盗まれエピソードから始まる。

そのため、まずはこのメーンヒロインミスアルテが魅力的でないと話に入り込みに食いのだが、めちゃくちゃ格好いいキャラで、これに惚れない男はいないと納得させられる。

自身の行いが法律で裁かれる悪であることを強く自覚し、しかしその悪を持ってしか成し得ない大志を掲げる。

義賊的な振る舞いをしながらも、結局は自身個人的大志のために悪を成すミスアルテの立場は、口で言うのは容易いものの、具体的に納得するのは難しい。

しかし、本作では一番最初エピソードで、早速主人公が抱える大問題自分を育ててくれた養護施設の取り壊しを阻止するという目標を、ミスアルテがかなりあっさりと成し遂げてしまう、それも自身ポリシーを実戦しながら。

もうこの最初エピソードから一気にのめり込まされ、物語の要素がたっぷり詰まっていて面白い。

夜の街を飛び回る怪盗の痛快さ、腕力や体力だけでなく知恵を使った騙しのテクニック、怪盗部と呼ばれるミスアルテをサポートする面々のプロフェッショナルさ、そして幾度となく繰り返し語れるハートとため息を盗むというポリシーの格好よさだ。

段取りを立てるパートがちょうどいい塩梅の文量なのが心地よく、怪盗目線事件を起こしていくのが面白物語なんだとすごく伝わってくる。

この段取りの部分では後に書くミスアルテの仲間たちも活躍するのが特に良きだった。

リアリティラインがわかりやすく引かれ、かなり無茶なことをしているが、開幕のエピソード作品自己紹介として読者もまさにため息をする暇もないし、ハートを盗られたと感じさせられた。

・怪盗部が仲間になっていく過程の楽しさ

怪盗ミスアルテに助けられた主人公は、自身も怪盗ミッドナイトとして、怪盗業に勤しむことになる。

この自身名前を名乗るシーンのポエミーでキザったらしい部分で、ヒロインだけじゃなく、なるほど主人公根津御影も大きくフィーチャーされると、予見できるのが面白い。

ミスアルテとミッドナイトは、高校生をやりながら放課後に隠れて怪盗を行う。

そのため協力者達と表向きは文化系部活を装いつつ、その実は怪盗をするので、怪盗部という謎部活感のある設定が登場する。

この怪盗部の面々との交流パート面白かった。

顧問カリス先生ラッキースケベ枠兼鬼教官キャラで、訓練の最中エッチハプニングが起こるわかりやす美少女ゲームらしさが楽しい

訓練でのお茶目なシーンがあるからこそ、怪盗パートでの頼れるサポート役とのギャップが良いキャラ

男性ながらメイド服を着てお給仕もしてくれる小林つばめ君は情報解析やオペレーター仕事をしてくれる。

怪盗部の男性は彼と主人公だけなので、最初から距離感が近いし、何より押せばすぐヤレそうな気の弱さが可愛いキャラだ。

そして攻略ルートもある虹夢はメイク担当

彼女メイク道具は特殊な素材でカメラビデオ撮影してもボヤけて焦点が合わないというSFガジェットなので、決して無駄職業ではない。

この辺のSFガジェットによる怪盗の理屈付けも面白かった。

夜の街を駆けるために強力な足の補助具やグライダーなどの怪盗道具を練習するパート結構長くあるため、所謂修行パートのような楽しさがあった。

金色ラブリッチェとの設定リンクのおかげで、あいつよりはまだリアリティのある設定だとある勘違いしてしまうの設定の妙もある。(あちらでは完全にすこしふしぎ領域に入っていたので)

北海道舞台ご当地ネタが入っていたのも面白かった。

特にジンギスカン流儀でモメるエピソードが好き。

そうして怪盗部の面々との交流を通じて、主人公は怪盗ミッドナイトとして成長していき、各ヒロイン毎のルート分岐していく。

SNSが浮き彫りにする資本格差

僕がプレイした順序だとまずは、メイク担当にしてギャル本郷虹夢ルート

共通ルートでは怪盗が主役の痛快エンタメだったが、個別ルートでは諸々の事情があり怪盗の動きは控えめになる。

ここは正直言ってストレスの溜まる部分で、共通ルートではアレだけ自由だった怪盗部が社会的圧力で身動きが取れない展開はモドカシイ

虹夢のルートでは、SNSで様々な人の暮らしが容易に見えるからこそ、資本格差を感じる人の辛さがテーマになっていた。

共通ルートエンタメ一辺倒から一転して、結構真面目なテーマを扱っているし、作中での言及安易に極論や結論に飛び付かず丁寧な議論が多く、作風の違いはあれどこれはこれで面白かった。

もちろん怪盗が身動き取れないことや、議論のくだりはタメの展開で、最終的にはテーマ通り、みんなのため息とハートを盗むことになる。

そこにメイク担当ギャル虹夢が当番のルートであることを踏まえた仕掛けがキマるのが、美少女ゲームにおける怪盗の書き方になっていて面白い。

虹夢はSNS強者フォロワー大勢いるアルファツイッタラー(今はインフルエンサーというらしい)なので、その立場を利用した仕掛けは現代ならではの仕掛けで、部品現代的になり、かつその根底ヒロインの可愛さがあるなら納得の出来で良かった。

彼女ルートで悩みの種になっていた、SNSのせいで浮き彫りになってしま格差が、それでもそうやって誰かに映える魅せ方をすることを前向きに肯定する明るいシナリオなのも良いポイント

・血よりも濃い関係

続いてプレイしたのは、盗人を自称する第16代石川五右衛門ルートだ。

見た目は小さい後輩女子なのだが、盗人を盗む盗人を生業とする端的に言うと忍者キャラ

忍者なのでミスアルテやミッドナイトが使うガジェットなしでも技術と筋力だけで同等のアクションをやれちゃうすごいキャラ

怪盗部を取り締まる側の立場ではあるが、ミスアルテの口八丁に巻かれて仲間になってしまう。

彼女ルートでは血よりも濃い家族関係テーマになっている。

主人公は親がおらず孤児院で育った経歴を持つが、彼女先祖代々の石川家を継ぐために母親の蜜子の命令絶対視している。

そんな対象的な二人の恋愛エピソードが主で、他のエピソードとは結構毛色が違うかもしれない。

ヒロイン母親蜜子さんの存在感が大きく、正直言って途中これもう蜜子ルートでは? と思ったところもあったぐらいだ。

(実際、原作では蜜子さんとのシーンもあるそう)

エピソードとしてはラブコメらしいラブコメで、怪盗のお話ちょっと添え物感があったかもしれない。

小林つばめ君がよい子

攻略ルートが無いサブキャラ達にも魅力的なキャラが多いが、中でも男性キャラ親友ポジション小林つばめ君はとても可愛い

かぐやに仕える従者で、男が年頃の女性の側にいることを問題視され、嫌々ながら女装をしているキャラ

怪盗の仕事でもオペレーターとしてサポートしてくれ、平常時の知性面では非常に頼れるキャラだ。

その上で怪盗部の中では、唯一の男友達なので、主人公と気安い関係を築いていく。

聞き分けが良い性格を逆手に取られて下品なことをされてしまうのがコメディながらもエッチ可愛い

設定解説パートを任されることが多いので、一生懸命セリフを喋るのも頭良い可愛い

押しに弱いところが非常にエッチで、義務女装なのに下着まで女性ものにさせられるくだりはとても良かった。

18禁版ではお楽しみエピソードを補完する追加パッチ配信された人気キャラなのも納得。

彼が主役のボイスドラマなどもあり、要チェックしたい。

・「かぐや」と「あてな」姉妹の分かち難さ

そして、本作のメーンヒロインミスアルテこと有瀬かぐやルート

虹夢と石川ルートは怪盗のエピソードが控えめだったが、こちらではたっぷり楽しめる。

共通ルートの延長線にはなるが、そちらの感想の通りの面白さが続く。

それと並行しながら、かぐや大志、姉のあてなを救うことの難しさが少しずつ開示されていく。

有瀬かぐやは有瀬家という北海道の要所に親族を多く送り込んでいる超金持ち家系の跡取り候補

この有瀬家の跡取りを巡る騒動が話の主軸になっていく。

ここは「もう詰んでいる」ことを理解させられるため、かなり息苦しいお話だった。

設定が繋がっている金色ラブリッチェの理亜ルート彷彿とさせるどうしようもなさで、法律に縛られない怪盗であったとしても方法が思いつかない。

しかし、SFガジェットの登場でそこが大きく動き出すことになる。

クワクする導入で、かなり後半の登場なので、ここからまだひっくり返すのかと驚いた。

しかし、ここは正直文量に物足りなさを感じてしまった惜しいところでもあった。

SFガジェットによってすごく大きな変化が起きるため、もっと色々と掘り下げを読みたかった。

もっとじっくり読みたかったところだが、あくまでそのガジェットにまつわるセンスオブワンダーを楽しむのはストーリー主題ではないのだろう。

このルートヒロインかぐやが怪盗ミスアルテとして姉を救いたい、その感情の掘り下げと描写こそが本懐だと感じられ、情緒的な文章たっぷり読める。

そして、その先にある助けたい感情の対になる感情

助けられる姉側の感情の掘り下げ、姉妹の怪盗への想いがブレないことが、最初から首尾一貫し続ける。

この二人が何が起きようと分かち難い関係だったことが判明するシーンは、今作屈指の名場面だ。

ここの仕掛けの妙は、声優小高志季(安玖深音)さんの演技力も光っていた。

このシーンは視点人物が妹のかぐやになっているため、地の文彼女フィルターがかかっていること、スチル絵のインパクトとと、あの仕掛けに向けての工夫は各所にあるのだけれど、声優の演技次第では興醒めも良いところなので、難しい設定をしっかり演じ分けていて、とても素晴らしかった。

「あてな」の掘り下げこそあったものの、裏の裏をとっていったとき、どこまで踏み込んで良いのかのバランスをうまく演技が補強していて、すごく印象深かった。

そんなわけで、怪盗ミスアルテのエピソードはこのルートで終わるものの、作品全体を通じての大きな謎は次のルートに持ち越される。

・みんなのハートとため息を盗む怪盗ミッドナイトの格好よさ

全てに決着が付くトゥルールート

あてなのルートということにはなっているし、恋愛エピソードもあるものの、主演は主人公根津御影こと怪盗ミッドナイトだ。

彼が何者なのか、あのSFガジェットとの関係はあるのかなどの謎が全て解かれる綺麗なエピソードになっていた。

ばら撒かれたパーツがしっかりと全て必要場所にハマっていく快感が流石の構成力だった。

彼が、みんなのため息とハートをどのように盗むのか、本作最後の怪盗パートでそれが明かされる。

この仕掛けが明らかになるシーン、最初からここに集約することが決まっていたであろう綺麗さで、物語の全部がこの一点に向けられているような万感の思いがこもってすごく良かった。

前作金色ラブリッチェへの目配せも意識したシーンになっていて、シルヴィア達の選択すらも内包した力強いメッセージ性、格好つけることの大切さすらもあった。

ハートとため息を盗む。

繰り返し、繰り返し何度も言及される言葉だが、本当に端的にこのゲームの内容を示していて、良い言葉だった。

・おわりに

最高に面白かった。

感想を書き足りない気持ちはかなりある

敵役感想ほとんど書けていないし、SNS以外の社会派テーマエピソードが獣害や環境問題など他にもいっぱいあったし、仮想通貨などの現代的なガジェット面白味、金色ラブリッチェからゲストキャラがあの二人であることの意味など、まだまだ語りたいことは沢山ある。

特にどのルートでも敵役になる弥吉はいキャラだった。

執着の感情がわかりやすく、弁が達者で、かつ作戦がかなり泥臭く、そして彼なりの愛の形もあった多様な面がある良い敵役だった。

悪を成す点では主人公たちと同じだが、その有り様が相反する点があることで、より立体的に怪盗が成すべき思想が見えてくるのが好き。

良かったシーンを全て書いていくと、物語全てを書き下すことになってしまうぐらい、本当に面白作品だった。

導入では魅力的に誇張されたキャラクタ達が、中盤では社会的に地に足をつけて生きなければいけないもどかしさで溜まったストレスを、一気に解放する完璧オーラスの展開は、本当に爽快で気持ちの良いスカッとした面白さだった。

特に三人目の怪盗、ミスネルバにまつわるスチル絵が出てくるシーンはどれも最高にキマっている印象深いシーン揃い。

声優さんの演技、立ち絵と背景絵、スチル絵、BGMSE、そしてテキストテキスト主体アドベンチャーゲーム構成するそれら全てのどれもが、完璧クオリティで、ゲームって楽しいなあと、胸が熱く滾りながらプレイできた。

ハートとため息を盗む怪盗達のエピソードもっと沢山読みたいと思わせる、良い意味での余白がモドカシくもある。

とにかく面白かった!!!

大好きな作品です。

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