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はてなキーワード: 部活動とは

2023-06-05

田舎高校に通っていた頃の思い出


昔のことに整理がついた。いつもお世話になっているはてなで語りたい。

ちょっと長くなるけどごめん。ピュア気持ちが赤裸々に表現されているなんてことはないので安心してほしい。若かりし頃の日記を見ながら書いている。

かつては花の高校生だった。今はすっかりアラサーが身に付いている。

地元の小中学校卒業してからは、家からキロほど離れた高校に通っていた。進学理由は、そう、友達三人がその高校を志望していたから。制服もかわいかった。だから私も志望した。今思えばその程度の理由だけど、自分には大事なことだった。

偏差値が高い学校ではなくて、みんな専門学校かに行く感じの、ごく平凡な高校だった。同じクラス大学に進んだ子は5人もいない。そんな中で、晴れて高校生になった私は、コンビニアルバイトに挑戦することにした。同じクラス女子アルバイトをしている子は少なかった。早く大人になりたかったのもある。

七月の始めだった。近所のセブンイレブンに応募した。夏は暑くて元気が出ないから嫌いで、新しいことを始めたくはなかった。けど、上の友達の一人がどうしても同じお店がいい!! というので、一緒に挑んでみることにした。

60才ほどのお爺さんがオーナーで、二人一緒に面接を受けたのを憶えている。パイプ椅子に座って面接を受けた。それで、志望動機を聞かれて、私は「社会勉強したいです」と言った。お小遣いが欲しかったのが本当だけど、別に嘘はついていない。

友達のMちゃんは、「タウンページを見て応募しました!!」と言っていた。「タウンワークのこと?」とオーナーに問い返されて、隣の部屋の大学生達が大笑いしていた。ほかにも同じくらいの時期にアルバイトで入った子達がいた。



八月頃だった。働いていて、ある男性に気が付いたのは。

その人は、がっしりした体形で、作業服を着ていた。あまり汚れはない。夏頃は薄い緑の作業服で、冬になると白い作業服の下からワイシャツネクタイが覗いていた(作業服の下にワイシャツを着ている人がいるよね。わかるかな…? 建設コンサルタントみたいな)。黒いカバンを持っていて、手のひら大のキイロイトリストラップひとつ付いていた。

ある時だった。その人のレジを受けたのが何度目かの時だ。私がいるレジの前に来た時、「こんにちは」と声をかけてきた。その時、私はどうすればいいかからなかった。ひとまず「こんにちは」と返して、何点かの食料品バーコードを読み取っていった。

レジ袋を渡す際、少しだけ手が触れた。変な感じがして手を引っ込めた。

その後も、その人は週に1,2回は私のいるレジに来た。その度に、「こんにちは」や「こんばんは」と挨拶をする。私は黙ってることにしていた。挨拶は返さない。マニュアルにないのもあるけど、なんだか変な感じがした。

ほかのアルバイトの子は、みんな「落ち着いてる」とか「男らしい」とか言っていて、でも私にはわからなかった。嫌な人じゃないとは思っていた。

その人のことをMちゃんに話してみた。すると、Mちゃんも同じように挨拶されているとのこと。そういう人みたいだった。彼女は、ちゃんと男の人に挨拶を返していた。何度か見たことがある。Mちゃんと一緒のシフトになることは珍しかったけど、作業服男性(当時の苗字を取ってKさんにする)に「こんにちは」と挨拶されると、「こんにちはー!!」と元気に返していた。

Mちゃんは人気があった。はつらつとしたキャラクターの子だった。30才になった今でもかわいい。異性にモテる子で、小柄で明るくて元気だった。不細工ではない。本当にいい子だった。



八月の終わり頃だった。生まれて初めて美容院に行った。当時実家には、両親と私と弟がいたんだけど、毎回千円カットだった。弟はスポーツ刈りで、私は簡単なボブカットだった。Mちゃん小学校の時から美容院に連れて行ってもらっていて、うらやましいと思っていた。

で、私も晴れて、初めてもらったお給料美容院に行ってみた。当時の私は物を知らない子だった。美容院にかかる料金も知らなかった。恥ずかしくて友達に聞くこともできなかった……。

入口では綺麗な人がこっちに来て、「初めてですか?」と聞かれた。緊張しながら「カットお願いします。ブローなしで」と言った。Mちゃん受け売りだった。「シャンプーしますか?」と問い返されたので、「お願いします」と伝えた。

こうして私は、まるで違う人になったみたいなショートヘアを手に入れた。料金はシャンプー込みで五千円だった。

それで、次の土曜の昼にコンビニレジをしているとKさんがやってきた。彼の順番がくると、「ん!?」という声が店内に響いた(はずだ。さすがに記憶あいまい)。ちょっとびっくりした。

増田さん、髪切った?」

どうしようかと思った。まだ、親以外の誰からコメントをもらっていない。なんだか怖くなって、「はい……切りました」って小さい声で答えた。そうしたら、

「似合ってるね!!」

と、Kさんは言うのだ。自信満々の目つきで。

あの頃は、Kさん特殊な人だと思っていた。まだ16年しか生きてなかったけど、彼のような人を見たことはなかった。でもその時、理由がわかった気がした。彼を特殊だと感じた理由が。

瞳だ。力強かった。当時、私と同じクラス男子はもちろん、周りの大人や、教師でさえあんな瞳の人はいなかった。Kさん目力ダントツだった。

ありがとうございます…」

途切れ途切れだったと思う。恥ずかしいけど、嬉しかった。レジの中で私は小さくなっていた。心臓の音が大きくなってきて、震える手でKさんが選んだ商品を読み込んでいた。お釣りを返す時に、緊張のあまり10円玉を床に落としてしまった。急いで拾って、拭くのも忘れて返した。



土日のどちらかで、Kさん接客をすることが多かった。

別に、その人に会うためでは全くない。そんなことは全然ない。ただ、雇用契約書を交わす時のオーナーとの約束で、「平日は2日と、土日のどちらかにシフトに入る。お盆正月シフトに入る。試験間中休み」という約束を守っていただけ。

月に何度か、Kさんは話しかけてきた。他愛のない話で、10秒くらいで終わる。ほかの話しかけてくる男の人と違って、こちらが返しやすい問いかけや、共感を呼びかける言葉が多かった(雨が多いね、名札が曲がってる、ゴキブリ死体が落ちてる、会計金額が2000円ぴったりとか)。

和やかな日々が続いていた。学校勉強は難しくなかった。偏差値が高くないところだった。風紀が乱れているとか、そういうことはなかったけど。制服を着崩す人は少ないし、部活動をやってる人もたくさんいた。女の子可愛い、ということで有名な広島県東部公立高校だった。思い出話が多くなってごめん。こんな時しか話せる機会がないので許してほしい。

その年の冬だった。放課後にMちゃんから相談を受けた。夕日が教室を照らしている時間帯で、ほんのりとまぶしかった。Mちゃんと一緒にやっている文化部活動が終わった後だった。彼女自分の机に座っていて、私は自分椅子をそこに移動させていた。

Mちゃんカバンの中から取り出したのは、手紙だった。薄い青色封筒だったと記憶している。小さい便せん2枚に渡って手紙が添えられていた。

「これ、あの人からもらった」

とMちゃんが言った。Kさんのことだ。話を聞くと、一昨日の夜にKさんコンビニに買い物に来て、帰り際にMちゃんに渡したという。それで、Mちゃんは受け取った。

もやもやとしていた。何かが燃える感じが、ぶすぶすと胸の奥から込み上げてくる。あの時、私の表情は歪んでいたかもしれない。へんな感情だった。心臓から血管へと、血液が流れ出ている感じがわかって、心臓から流れ出たその血が体の中を巡っていった。そういう感覚があった。

増田さん。これどうすればいい?」

「あー、はいはい。うん。すごいね。知らんよ。好きにすれば」

気持ち言葉で表すとこうなった。

そのまま席を立って、教室を出て、靴箱まで下りるところの階段で涙が込み上げてきた。別にKさんのことが好きなわけじゃなかった。当時、私に「付き合ってよ」と告白してくる男子もいた。Kさんはただのお客さんだった。何の感情もない。本当だ。

今思うと、わかる。女として負けたのだ。Mちゃんに。だから気分がもやもやした。当時は「女としての負け」という考え方はなかった。でも、心の中で感じていたのは、まさにそれだった。

コンビニを休むようになった。それまでは試験間中しか休んでなかったけど、行く気がしなくなっていた。休んでいる間は、別に普通だった。学校は楽しかったし、部活は週に二回しかなかったし、それ以外の日はまっすぐ家に帰っていたし、稼いで貯めたお金好きな音楽漫画雑誌に使っていた。

美容院には通い続けていた。三ヶ月に一度。何度もお風呂で髪を洗っていると、セットしてもらった髪がシワシワになる。そうなったら行くことにしていた。周りのおしゃれな子に合わせて、大人の女性が読むような本も買った。



高二の梅雨時だった。Mちゃんコンビニを辞めると聞いたのは。マクドで、同じ中学出身のみんなで騒いでいる時にMちゃんがそんなことを言った。別に理由はないらしい。

そんなことはないはずだ。だって、冬頃からMちゃんは太りだしていた。以前はスラっとしてこぢんまりしていたのに、今ではすっかり丸くなっていた。お腹が出ていて、制服を着ていても目立つ。以前はハムスターだったのに、今はチンチラだった。

Mちゃんが「オーナーが困ってるよ」と私に言った。ほかにも欠員が出て苦しいらしい。もう何ヶ月も休んだし、そろそろ出てみることにした。

Kさんは、やっぱり週に何度か来店していた。冷凍食品ホットスナック炭酸水ビールを買っていく。最初は「久しぶりだね」と聞いてきたので、「はいお久しぶりです!」と作り笑いを返した。

昨年入った高校生は、みんな辞めていた。先輩の大学生やパートさんに聞いてみたけど、そんなものらしい。オーナーは「働くという行為に耐性がつく子が少ない」「もっと楽なアルバイトを探す子も多い」と愚痴をこぼしていた。

それからKさんと話す頻度が増えていった。前よりも話すのが楽しくなっていた。Mちゃんが辞めて気分が楽になったのも正直ある。

その夏だった。一度、ファッションカラーというのをしてみたかった。夏休み限定で。完全に金髪にするんじゃなくて、線状にスッと部分的に染めるのをしてみたかった。

馴染みになった美容院に行って、当時流行っていたロングヘアの横髪の方に金色ラインを入れるのをやってもらった。後ろの毛先もちょっと染めた。

次の日、コンビニレジを受けているとKさんが入ってきた。土曜日で、ジーンズTシャツラフな格好だった気がする。

増田さん、今日どうしたの。金色じゃん」

はい。変えました」

「うん、うん。変わってるね」

「どーですか?」

「似合ってるね!」

この時、息がしにくくなって、左手を前に出して2,3回すばやく振った。小さい声で会計金額を告げて、お札を受け取って釣銭を取ろうとしたところで、また落としてしまった。お釣りを拾う時、休日だったので当たり前だけど、Kさんカバンを持ってないことに気が付いた。キイロイトリ(リラックマ…)のストラップを思い浮かべて彼の前に立った。

Mちゃん気持ちがわかったかもしれなかった。何も言わずにお釣りを返した。Kさんはほんのり笑っていた。2023年の今と違ってマスクをしていない。朗らかな笑顔だった。懐かしい。

でも、怖い時もあった。同じ年のことだったけど、私は中年のお客さんに怒られていた。声が聞き取りにくくて、タバコ選びに二度も失敗したからだ。Kさんレジの三番目に並ぼうとしていた。

ずっと怒られ続けていて、ようやく終わるかと思ったけど、やっぱりまだ続いていた。すると、Kさんが割って入ってきた。「すいません。あと二名ほど並んでるんですが」とフォローしてくれた。

でも、その中年のお客さんはキレてしまった。「兄さんは関係なかろうが。おい!!」とヒートアップしてた。「関係あるでしょ」とKさんが返していた。

かに店員もいなくて、話のやり合い(ほとんど平行線)が続いている中、いきなりだった。Kさんが「あぁ!!?」と怒鳴ったのだ。彼はおじさんにこんなことを言っていた。

「さっきからお前、つまらんことをグチグチグチグチと……俺はのう、お前に手を出そうとするんを、ずっと我慢しとるんやぞ!!」

「……兄さん警察呼ぶよ」

「呼べ!!」

「……」

おじさんが退散すると、Kさんバツが悪そうにしていた。ほかの子応援に来たので、私は向こうのレジに行った。



もうすぐ高3になる頃だった。変化があったのは。

Kさん手紙をもらった。夜9時くらいで、お客さんもほかの店員も誰もいなかった。会計を終えた後で、「増田さん、増田さん」と声をかけてきて、カバンの中から手紙を取り出した。

何も言わずに受け取って、家に帰って読んでみた。以下内容。

増田さんはよく動いていてすごいと思う

・どんな人なのか知りたい、食事に行きたい

・今年中に引っ越すのでその前に

・興味があるならメールがほしい

・興味がない場合は返信はいらない

当時は彼氏がいた。初めての彼氏だった。同じ学校で、お調子タイプ男子だった。

そこまで好きではなかったけど、告白されて悪い気はしなかったし、嫌な人でもないから付き合っていた。クラスの中でも悪い立ち位置の子じゃなかったのもある。

ある夜、その彼氏Kさんとを心の中で比べてみた。別に、どちらがいいとか結論は出なかった。いや、見た目も中味もKさん圧勝なんだけど、今の彼を嫌いにはなれなかった。それで、交際中の人がいる以上は、Kさんに何も答えない方がいいなって思った。

もし仮にKさんと会ってみて、一緒にご飯を食べて、もし仮に告白とかされて、付き合いはじめたとしても・・・・・・すぐにフラれるだろうなって、ベッドの中で思った。

Kさん雰囲気が優しそうで、見た目も悪くない人だった。ほかのアルバイトの子も皆格好いいって言ってた。自分相手にされない、付き合ってもすぐに幻滅されると思った。



高3に上がってからも、これまでどおりKさんとの関係が続いた。私のいるレジに並んで、たまに会話をする。天気の話が多かった。あとは、私のメイクとか、髪型とかが変わった時は気づいてくれた。ほかのお客さんがいない時に限って会話をしていた(迷惑になるから?)。

当時、高校を出た後の進路は美容専門学校を考えていた。そこまで大した志じゃない。高校入学した頃は、見た目が『じゃが芋』だった私も、メイクファッションを覚えてだいぶましになっていた。『メインクーン』になっていた。

自分でいうのはどうかと思うけど、本当に私は変わったのだ。高1の時の写真と高3の時の写真を比べると、じゃが芋から進化した存在になっていた。別人みたいだった。

その年の秋になると、第一志望の専門学校に入るために、コンビニの隣にある地域集会所で毎日勉強していた。いつも親が仕事帰りに迎えにきてくれる。当然Kさんと会うことはできず、悶々とした気分になった。

入学試験ちょっと前だった。集会所を出て、お腹がすいていてコンビニに何かを買いに行こうとしていた。すると、ちょうどKさんがお店から出てきたところだった。自転車に乗ろうとしていて、コンビニ駐車場に入った私を呼び止めた。

お疲れ様です」と声をかけてきて、私も「お疲れ様です」と返した。「今日寒いね」には、「本当寒いですね」と返した。「元気そうでよかった」には、「はいめっちゃ元気です!」と返した。泣きそうだった。嬉しかった。

その時、Kさんが「増田さん。俺、今日最後なんだ」と手短かに言った。「今週末に引っ越す。今日コンビニ最後から。じゃあ、元気で」と、Kさん自転車に乗った。

私が「こちらこそ、ありがとうございました」って言うと、「増田さんはい社会人になると思う。もし、大人になってどこかで会うことがあったら何か奢る。約束な」って、自転車に乗って私の家とは反対方向に駆けていった。



あれから十年以上が経った。今は結婚二年目で、生活に慣れてきた頃だ。子どもはまだいない。そろそろ社会人として復帰しようかと考えている。コンビニで働こうか、それとも昔いた会社契約社員ポジションを探そうか思案している。

実は、あの別れの日から数年後にKさんに会うことがあった。当時の私は、美容専門学校卒業した後、都会の方で美容とは関係のない仕事に就いていた。求人情報誌への掲載営業で、とある喫茶店に出入りしてたんだけど、ある日そこでKさんサンドイッチを食べているのを見た。その時は、作業服じゃなくてスーツだった。後日聞いたところだと、会社からの出向で政令指定都市に赴任しているとのこと。

お久しぶりです。元気でした?」と声をかけてみたけど、Kさんちょっと悩んだ様子だった。かくいう私もメイクが濃すぎたし、髪も長くなっていたから、気づくのに時間がかかったみたいだ。向こうも驚いてたっけ。やっぱり優しそうな雰囲気で、笑顔がまぶしかった。あの日約束どおり、後日ご飯をおごってもらった。

この日記を書こうと思ったきっかけは、早朝に旦那を送り出した後で、昔の自分を思い出したからだ。玄関で、旦那カバンに付いているぬいぐるみストラップを眺めていて、思うところがあった。

とりとめのない内容だったけど、以上になる。最後まで読んでくれた方がいたらうれしいな。

2023-05-30

部活動女子マネージャースポーツの達成感を盗用してるんだよね

部員が苦しい練習に耐えて掴む大きな大会への出場や勝利などの達成感を

楽なポジションから一緒に味わいたい!っていうのが女子マネージャーになりたがる奴の心理

2023-05-29

中学部活動って結構お金かかるんだな…

ここにも体験格差出そうだな…

2023-05-23

一番星さんはうどんを食べる

「それでさあ、三蔵がさあ」

 良子は三蔵というキャラクターフィギュアを買うためにバイトを始めたという。

「そうなんだ。すごいね」私は話を合わせる。

三蔵のためなら女子高生だって田植えくらいするわ。麻里は今もお店の手伝いやってるの?」

「今はやってないよ」

「そうなんだ。私好きだったけどな、あれ」

「やめてよ」私は苦笑して目をそらした。

 良子と別れて電車に乗ると出口近くの二人席に座って学生鞄を隣に置いた。季節の変わり目でブレザーを着ていると少し暑い。生徒の多くは部活動最中から乗ってくる高校生はあまり見えず他の乗客もまばらだった。三十分ほどで自宅近くの駅名を告げるアナウンスが入り、ほどなくして電車は止まった。

はてなー。次ははてなー

 出口のボタンを押しこむとぷしゅっと音を立てて扉が開いた。はてな駅のホームに出るとけばけばしい黄色看板が目に入る。

ケーキがなければ、うどんを食べればいいじゃない!》

 脚が短く頭部が大きい、金髪の巻き毛の安っぽいかつらをかぶったゴスロリ衣装のちんちくりんな女の子写真の下には「麻里・うどんとわねっと」とあった。どんぶりを持った右手を手前に突き出し看板を見た者に恍惚の表情で迫る。最初はそんなに嫌な気はしなかった。お店のために自分も何かしたかたから。「麻里・うどんとわねっと」は地元のおじいさんおばあさんに大ウケして近藤うどん店の売り上げは倍増した。そこまでは良かった。「麻里・うどんとわねっと」ははてなはてな町のローカルアイドル的なものにとどまっていたから。地元情報誌取材など来たとき、確かに恥ずかしい気持ちもあったけど同じくらい誇らしかった。でもそのあと事情が変わっていく。

 お父ちゃんネット戦略だとかいってSNSに「麻里・うどんとわねっと」を使ったショート動画投稿した。これが海外ユーザーの間でなぜかバズってしまう。海外ネットコミュニティで様々な消費のされ方をした後、日本逆輸入という形で「麻里・うどんとわねっと」は全国に広まっていった。「絶妙なチープさがいい」とか「女の子絶妙にかわいくないのがいい」とか「ブス」とか「デブ」とか「性的消費で女性差別だ」とか「ちくわ大明神」とかネットでいろいろ書かれた。いつの間にか近藤うどん店ははてな町の観光スポットになり、私は有名人になっていた。金髪のかつらをかぶってお店の手伝いに出るとお客さんたちから写真を頼まれるので、私は笑顔で応じてどんぶりを持って決めポーズを取った。「麻里・うどんとわねっと」を演じることが望まれていたから頑張っていたし、ずっと頑張り続けられると思った。お母ちゃんが死んだあと一人で頑張っているお父ちゃんのために何かしたかたから。でも今はもう店に出ていない。「麻里・うどんとわねっと」は死んだのだ。

 電車を降りて駅のロータリーを迂回していく。順番待ちのタクシー運転手が車内で暇そうにたばこを吸っていた。はてな町は私立大学がつぶれて以降若い人の姿がすっかり少なくなってしまった。唯一の娯楽施設駅前パチンコ店だ。その駐車場にへたり込んで泣き叫んでいる男に見覚えがあった。水色のパーカー黄色ハーフパンツ、足はぶかぶかのビーチサンダルというお決まりの格好だ。油っぽい髪はぼうぼうに伸びていて、髭には白いものが混じっている。

「どうしたの、増田くん」私は男に話しかけた。

 増田くんはこの町の住人の間ではちょっとした有名人だ。生活保護受給者だけど、どこに住んでいるのかは誰も知らない。いつも外をふらふらしていて夜も野外で寝ているらしい。ふわっと異臭が漂ってくる。

うどんちゃーん」増田くんが泣きべそで足元に飛びついてきた。

増田くん、落ち着いて」

「聞いてよ、うどんちゃんお金入ったかパチンコで増やそうとしたんだ。そしたらほとんどなくなっちゃったよー。二日前から何も食べてないのに、どうしよう」

 増田くんはいつもこんな調子だ。はいはいと手懐けて私は学生からうどんを出した。

「どうぞ」どんぶり増田くんの前に置いてあげた。

「えー。うどんじゃん。ネギしか入ってないし。ケーキがいいよ、うどんちゃん。ぼく、ケーキが食べたいよ」

 増田くんはケーキが食べたいと駄々をこねている。私は自分の足元にすがりついている増田くんを見下ろしてどうしたものかと思案する。

「あらまあどうされたのですか」

 困っていると後ろから若い女性の声が聞こえた。寒い冬の夜空に明滅する一番星の奏でる音楽のような高く澄み渡って心地のいい音だった。実際に顔を合わせて会話するのは初めてだった。白いシャツリボン、紺色のプリースカートという高校生としてありふれたスタイルにも崇高さが感じられるし、長い脚の白さが黒いサイハイソックスとの対比でより白く見えた。小さくて立体感のある顔は日本人離れしていて妖精かと思うほど。艶やかな黒髪自分の癖っ毛と比べて気品ある大人の女性のものだ。

一番星さん」

「あらまあ、わたくしのことをご存知なのですか」

一番星さんは有名人から

 寂れていくだけのはてな町に数ヶ月前事件が起きた。一番星家が引っ越してきたのだ。上級国民の中の上級国民と噂され、その辺の国会議員よりもずっと発言力があるとか。だけど、町の老人たちにとっては莫大な財産だの政治的権力ののことよりも一番星家のご令嬢はてのさんの存在が大きかった。「本物のお嬢様」としてはてのさんは一瞬で町の人気者になった。「麻里・うどんとわねっと」は偽物でしかなかった、私はそう思わざるをえなかった。そして「麻里・うどんとわねっと」は死んだのだ。

 一番星さんは顔を赤くしてあらまああらまあ言うと、さらこちらに近づいてきた。風が巻き上がったとき一番星さんの黒い髪がふんわり揺れて、きらきら反射して見えた。

「だめだよ、一番星さん。増田くんに近づいたら」

 一番星さんは私の言っている意味がよくわからないようだった。二週間以上体を洗っていないであろう増田くんに一番星さんは笑顔で近づきしゃがんで向き合った。

増田さん、麻里さんのうどん世界一ですわ。幸せの味がしますの」

幸せの味?」

 増田くんはどんぶりを手に取った。割り箸を渡してあげると、増田くんは涙を袖で拭ってからうどんをかきこんでいった。

「味がする。味がするよ、はてのちゃん

「そうですわ。幸せの味ですわ」

幸せの味がするよ、はてのちゃん

 汚い捨て犬のような増田くんを一番星さんは笑顔で見守っている。うどんを食べ終わると増田くんは両手を飛行機の翼のように広げて「きーん」と言いながら走り去った。

自己紹介が遅れました。わたくし、一番星はてのと申します。よろしくお願いしますわ、近藤麻里さん」一番星さんはそういって笑った。

「私のこと知ってるの?」

「麻里さんはわたくしの憧れですわ」

 これが一番星さんと私の出会いだった。

2023-05-19

福岡県太宰府市太宰府高校野球部男子生徒が5月、練習試合で胸に打球を受け、死亡していたことが分かりました。 部活動中に死亡したのは、福岡県太宰府高校野球部男子生徒です。 捜査関係者によりますと生徒は5月3日、福岡県久留米市で行われた他の学校との練習試合で、胸に打球を受け、その後、亡くなったということです。

野球部OBボールを胸で前に落とすのは基本。」


福岡県太宰府市太宰府高校野球部男子生徒が5月、練習試合で胸に打球を受け、死亡していたことが分かりました。

部活動中に死亡したのは、福岡県太宰府高校野球部男子生徒です。

捜査関係者によりますと生徒は5月3日、福岡県久留米市で行われた他の学校との練習試合で、胸に打球を受け、その後、亡くなったということです。

anond:20230519105621

集団になると性質が変わり一気にクソガキ化しやすい。

これはマジでそう

うちの弟も部活動入った途端に性格豹変してしまった

こわいよ、あれは

ゆとり教育を壊し始めてる

近年、教育に関連するニュースネット上で話題を集めると、TwitterYahooニュースコメント欄には、自称教員を名乗る人々が現れ、学校教員が不足している、労働時間が長すぎる、部活動廃止すべきだ、見回りやいじめ対応教師仕事ではないなど、さまざまな主張が飛び交う。

 

こうした議論を目にするたびに、俺は思う。

昔の先生たちは、黙々と仕事をこなしていたのに、と。

しかも、こうした自称教員の人々は、多くが若い世代

きみらが学生だった頃の先生は、残業してまで仕事に取り組み、部活動サポート問題児への対応トラブルが生じたら謝罪に行き、いじめが発覚したら話を聞き、保護者からの苦情にも応え、あらゆることに取り組んでいたはずだ。

それこそが、きみらが今の自分たちに成長することができた理由ではないのか。

それなのに、自分たちの番になると、これは嫌だ、あれは嫌だ、こんなことは教師仕事ではないと、わがまま意見ばかりいう。

 

現代社会には、ゆとりの考え方が広まっていると言えるが、その中でも教育現場においては、考え方の変化が社会全体に与える影響は計り知れない。

もちろん、個人意見権利尊重されるべきだ。だがその背後には、昔ながらの先生たちが持っていた献身責任感があったことを忘れてはならないだろう。

教育は、社会形成する基盤の一つであり、その土台が崩れれば、将来の社会も揺らぎかねない。

 

私たちは、ゆとり世代教師たちが、自身役割責任再確認し、昔の先生たちの姿勢に学ぶことが必要だと信じています

私たち一人ひとりが、自分立場仕事真摯に向き合い、社会全体の発展に貢献していくことが、より良い未来を築くための第一歩なのです。

[]セカンドレイプされ、会社をクビになった。

俺が通っていた高校部活動強制の糞制度があった。

その上男子運動部じゃないと駄目な風潮があり、実際に文化系の部に

入ろうとした男子担任に説得(説教)されたり「○○部(運動部)に出しといたからな」

勝手希望していない運動部強制入部させられていた。


ただでさえ意に沿わない部活強制された上に、入部させられた運動部では

抑圧されたストレスのはけ口として酷いイジメが横行していた。

特に俺はターゲットにされ、ある日先輩とOBらに呼び出された際、因縁をつけられてのリンチから

興奮したOBに服を脱がされ、そして性行為強制された。

嫌がっても集団でも暴力を振るわれ、抵抗する事は出来なかった。


さすがに我慢出来なくなり、親に打ち明け学校警察通報

揉み消されそうになったり警察対応も酷かったが、先輩達は最終的に退学処分となり

OBの親からも僅かばかりの慰謝料が支払われたらしい。

OBの内一人は何らかの処分が下ったとか、勤めていた会社をクビになったとも教えられた。


当事者以外には箝口令が敷かれていた筈だが、しばらく不登校になっていた事もあり

自ずと俺がされた事は広まっており、周囲からは遠巻きによそよそしく接せられる様になった。


そんなある日、唯一友達らしい交流があったA君から女子から何故か回って来たんだけど、さすがに酷いと思って」

とある小説サイトを見せられた。そこには、俺がイケメンの先輩○○とやらに性暴力を振るわれ、でもそれが忘れられず…

というあまりにも歪んだ、気色悪い物語が拙い文章で書かれていた。

名前は一部ぼかしているが、どう考えても俺と、退学になった○○ら数名がモデルだった。

「なんかそういうターゲットになってるらしい。これイジメだよな?」とA君に言われ、何故かその場でボロボロ泣いたのを覚えている。


A君と一緒に教師や親には言った。小説サイト投稿していた女子にも直接文句を言った。

「あまりにも気持ち悪い、止めて欲しい。勝手モデルに使われて凄い嫌な気分だ」という事を伝えたのだが、何故か女子には泣かれ

その友人グループとやらが書いた女子を慰めつつ、何故か俺が責められた。「そんな事で怒るなんて酷い!」だって

『そんな事』ってなんだよ、俺は一生モンのトラウマなんだぞと思ったのを覚えている。


小説を書いた女子、いわゆる腐女子と友人らに担任にチクられ、俺は女子を泣かせてイジメた男として処分を受けた。

わざとらしく泣きべそをかいている腐女子に、頭を下げて反省言葉を述べさせらたのは本当に屈辱だった。

腐女子という存在概念を知ったのもその頃だった。正直、嫌悪感しか無かった。

小説モデルにした事は認めたくせに、けどただ小説を書いただけなのに男子に怒鳴られて恐怖したと。

そして怒鳴った俺が悪いんだとされた。非常に理不尽で、屈辱的だと思った。



イジメの件もあり、すっかり性的描写や性行為連想させるものに嫌気が差し性嫌悪者になった。

男とも比較距離を取って付き合い、女とも同様。

告白された事も数回あったが、とてもそういう事をする関係になる自分想像出来ず、そんな男と付き合う方が可哀想だと思い、全て断っていた。


ある時、会社上司に呼び出された。

「言いにくい事かもしれないが、あなた同性愛者なのか?」

と聞かれた。驚いた後、非常に気分が悪くなった。何故、こんな事を聞かれているのか……

聞けば、『そういう噂』が流れているという。

気味が悪いと、俺と一緒に仕事をしたくない、チームを外して欲しいという同僚も現れて

このままでは業務に支障をきたすから事実確認の為に呼び出したと言われた。


俺は当然強く否定した。ただでさえ性嫌悪で、異性との行為想像出来ないのに、同性となんて無理だと。

そこまではその時は言えなかったけど、全くの事実無根であり交際相手がいないのもそういう理由では無いとは否定した。

上司半信半疑みたいに見えたが、その時は一応納得はしてくれた様だった。


何故そんな噂を流されたのか。実は心当たりが少しだけあった。

同僚の女と先輩の女から、それぞれ告白された事があった。

それとなく二人きりになったり、飲みの席にとなり同士になる様に誘導された事もあった。

ハッキリ言って迷惑だったので、遠回しにアプローチは断っていたが、告白された際にはハッキリと断った。

あなたとは同僚以上に思えません、申し訳ないけど交際お断りします」と丁寧に断ったつもりだった。

以来、女性の同僚達からからさまに避けられたり、冷たい態度を取られる様になった。

表面上は丁寧に接してきていた筈なのに。これは逆恨みされているな、と思っていたから、案の定だった。


告白された同僚と話し合いの機会を上司同席で設けてもらった。

始めは否定されたが、それでも変な噂を流す動機があるのはあなたか○○さん(先輩社員)しかいないと。

場合によっては名誉毀損での訴訟も辞さないと告げたら、あっさり白状した。

自分にも○○さんみたいな人にもなびかないなんて、そういう人だと思った」

ちょっと陰口叩いただけのつもりだったのに、ここまで噂が広がると思わなかった」

自分がやってしまった事に後悔ばかりしていた、許して欲しい」などと言われた。

上司も取り直そうとしてきたが、俺には身勝手な言い分にしか思えず、絶対に許すつもりは無い事を告げた。

何故か今回も同僚女は最後には泣き出し、上司には「やり過ぎた」と責められる始末。

またしても加害者から加害者扱いされ、加害者被害者となって被害者である俺が加害者にされてしまった。


それでも「誤解させる様な発言はあったのは事実」だという事で、同僚女には訓告処分が下った。

俺は納得出来ないぐらい軽い処分だったが、表面上は変な噂も収まったようだ。裏では色々言われてたんだろうけど。



数ヶ月後、上司と更に上の上司に呼び出された。俺がセクハラをしているという訴えがあったという。

俺が□□(同僚女とも先輩社員とも別人の女性社員)に対し、指導と称して卑猥言葉を浴びせる、

性差別的な発言をする、嫌がっているにも関わらずボディタッチをされたという。

全くの、事実無根冤罪だった。


□□とは同じプロジェクト所属している先輩後輩の仲ではあったが、同僚以上の感情なんて勿論無い。

セクハラどころか必要以上に関わりたくも無いのだが、それを伝えても上司らは納得してくれない。

どうして、性嫌悪人間不信で同性にも異性にも必要以上に関わりたく無いのに、やってもいない行為をやったと

認めろと迫られ責められているのか。あまりにも理不尽で仕方が無かった。

そう言えば□□は同僚女と比較的仲が良かった様に見えたのを思い出した。


この時点で完全に怒り狂っていたので、□□を呼び出してこい事実関係ハッキリさせてやる、完全に名誉毀損なので訴えると怒鳴り散らした。

そして全てでは無いがCOさざるを得なかった。

過去に性被害に遭い、それが原因で性嫌悪になっている事、異性とも同性ともそういう関係行為をする事が出来ない、気持ち悪くなるからと。

故にセクハラ行為などあり得ない冤罪だと主張した。

上司は完全に俺を疑っていた。「男性が性被害というのも、トラウマになっているというのも信じ難い」と言われた。

上司女性から多分リアリティが無かったんだろうなと思っている。


セクハラ否定したが、結果的に□□や同僚女らの主張が何故か全面的に通り、俺は処分された。

□□本人にも直接抗議したが、彼女には泣かれ周りが『可哀想被害者である女性』を庇い立て

俺は加害者として認定され責められる。過去の繰り返しだった。

仕事を全て取り上げられ、皆が忙しい中で自席に座っていなければいけない精神拷問

耐えられず退職した。自主退職に追い込まれ、クビにされた様なものだった。



俺は嘘のセクハラ被害加害者にされて無職になった。COまでして無実を主張したのは全て無駄だった。

過去トラウマに追い打ちをかける様に追い詰められ社会的に、そして何より精神的に傷つけられた。

レイプが魂の殺人だと言うのであれば、セカンドレイプ精神殺人と言うべきか。

俺は会社の女達にセカンドレイプされて社会的精神を殺されたのだろうか。


直接の加害者は、まだ何らかのペナルティが、処分があった。

しかセカンドレイパー達は何の咎も受けていない。

それどころか被害者扱い。本当の被害者は俺なのに、俺が加害者にされて実際の加害者被害者様のままだ。

それが何よりも許せない。



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書きなぐったつもりが、思いのほか人から見られていた。

まあ嘘つき呼ばわりしてくる人はいるだろうと思っていた。こっちだって嘘だと思いたいよ。でも現実なんだ。

「男が被害に遭う筈が無い」なんて思いこんでいる人も中にはいるかも知れない。


「女に敵意を抱くな、逆恨みをするな」なんて反応もまあ予想はついていた。

適応障害になってまだ働ける状態になっていないから、カウンセリングに通っているんだけど

カウンセラー(女性)からも似た様な事を言われたよ。

あなたの苦しみの原因はイジメをした男子達なのに、何故女性にばかり怒りを抱くのか」ってさ。


別に女性にばかり怒りを抱いている訳じゃないけど、加害者に敵意を向けるなという方がおかしいだろ。

例えば誰かに殴られて重症を負ってしばらくうずくまっていた。やっと立ち上がりかけたら別の誰かに蹴られた、石をぶつけられた。

この時、蹴ったり石を投げてきた奴を恨むな、憎むな、ってのはどう考えてもおかしいだろ。

これがやったのが女だから免罪しろってのは余りにも理不尽で、ふざけている。

俺をセカンドレイプしてきたのは女性が大半だったからだ。


俺に性暴力を振るった男達は、軽いけど何らかのペナルティや罰を受けているのに、女達はほぼ無罪放免だ。

「悪気は無かった、そんなつもりは無かった」だって?悪気無かったら俺の尊厳を傷つけ害しても良いのかよ?

「傷つけるつもりは無かった、謝っているから許して欲しい、何故謝っているのに許してくれないのか、酷い」なんて態度を取られて

どこが反省しているのか謝罪しているのか、俺は全く納得出来なかった。


女達の負の性欲が原因で傷つけられた挙げ句、何故か被害者なのに加害者にされた。

本当の加害者である女達は、可哀想被害者のままでいる。

女性性を盾にして被害者である俺を加害者に仕立て上げているのだから、これで女を、女性性を憎むなというのはあまりにも無理で理不尽だろ。


どうせ加害者自覚なんか持てないだろうし、持てる様な人間ならセカンドレイプなんてしないし、仮にしてもすぐに誠心誠意謝罪するだろう。

初めから期待なんかしちゃいない。

けれど俺は知っている、お前達は俺の尊厳凌辱した加害者だ。

加害者の癖に被害者の振りをして、被害者加害者に貶めて更にセカンドレイプした、悪質な犯罪者だよ。糞が。

2023-05-14

最近ゲーム部活化しすぎててだるい

ソシャゲ毎日ディリーだの稼ぎだのやらんといけなくてこんなんまじの部活動だし

流行ゲームは何故か対戦ゲーに偏ってて上手くなる方法考えなきゃいけないとかこんなんもはや運動部だし

流行りのゲームをやるのが死ぬほどだるい

ゲーム市民権を得ても結局世間様のくそだるい同調圧力ゲーム世界にまで入って来ただけで良いことなかったやんけ

2023-05-13

田舎猿山ボスになるために頑張ってきたのに余所者晒し上げられた人かわいそうすぎない?

何十年もかけて積み上げてきた人生への敬意が無さすぎないか

その人は「俺はこの猿山でふんぞり返って暮らすんだ!」と夢を見て、前世代のボス猿に媚びへつらって必死出世してきたんじゃん。

それをいきなりやってきた余所者が「は?まだこんな所でボス気取ってる奴がおるんか?は?全世界晒して煽ったろ」とか。

やってることがひどすぎる。

部活動ドラマに出てくる悪役みたいなムーブやめろよ。

受験生がこんなお遊びに熱を上げて……よく分からんけど最近やっと成果が出たらしいじゃないか。その思い出を大事にもうやめたまえ。予算無駄だし廃部だよ」

みたいなノリでしょ。

クソすぎないか

誰かが頑張って頑張ってようやくたどり着いた夢なんだぞ?

今どきくだらんボスごっことか言われたって、その人にとっては人生全部かけてたどり着いた理想郷なんだぞ?

そんなに田舎が嫌なら出てけばいいだろ。

来たお前が悪いとしか言えないな。

田舎勝手に滅びれば良いんだから、それを余所者があーだこーだ言って安らかな死を妨害すんなよ。

別に田舎だって「食べたいけど痩せたい」みたいな話はしてないよ。

デブとして死んでいいから食べたい」ってノリで昔ながらのクソ田舎ムーブ続けてんだよ。

死なないでって勝手外野が下剤食わせたりしてるのが悪いんだろ。

勝手に殺させてくやれよ

アイドルマスター SideM お仕事コラボキャンペーンかい性搾取

https://www.gamer.ne.jp/news/202305120002/


お祭りスタンプラリーもホイホイ行くし

献血だってする

みかんお酒納税のように購入する

個人的には、こういうコラボは大好きだと前置いた上でさ



すげぇクソだなぁって思うんだよね

これ、どっからどう見ても表現ガイドラインに反してるよね

(1)男女いずれかに偏っていませんか

チェックしてみましょう✅

男性または女性のみがいつも主役

複数登場人物の中で女性または男性がひとりもいないか、極端に少ない

パンフレット等の全編を通じて、女性または男性の登場回数に偏りがある


(2)性別によってイメージ固定化していませんか

チェックしてみましょう✅

□いつも女性の服は赤やピンク男性の服は青や黒

□いつも女性スカートエプロン男性スーツネクタイ姿

女の子人形遊び、男の子ボール遊び

海外旅行文学福祉女性、激しいスポーツ科学技術男性

学校部活動で、女子文化部男子運動部


(3)男女が対等な関係になっています

チェックしてみましょう ✅

男性リーダーとして先頭に立つなど強調して描かれ、女性がその後についていくというような男性優位の表現

□いつも指示をしたり命令をしたりする側は男性、指示や命令を受ける側は女性

□いつも教える側は男性、教えられる側は女性

男性が大きく頼られる存在に、女性が控えめに寄りかかる存在とする表現


(4)性別によって役割固定化していませんか

チェックしてみましょう✅

□家庭を描くとき、いつも外で働くのは男性、家にいるのは女性

食事の支度、買い物など家事を担う存在はいつも女性

介護看護子育て女性だけの役割責任として表現

車など運転や、機械操作、力仕事などを担うのはいつも男性

家族内で世話をされる側として表現されているのはいつも男性

職場において、男性は中心的業務女性は補助的業務といった仕事における男女の固定的な性別役割分担に基づく表現

医師弁護士議員消防士運転手、警備員はいつも男性看護師、受付、保育士栄養士客室乗務員はいつも女性


(5)人物等の外見だけを強調した広報になっていませんか

チェックしてみましょう✅

人物キャラクターを使う場合、伝えたい内容とは関係なく、外見(若さ性的側面など)のみを強調していませんか

いくつか引っかかってるけど、特に(5)な

これ、女がやられると発狂して性差別だ、性搾取だ騒ぐやつ

でも、対象が男の場合スルーよな

ジャニタレが半裸で表紙飾っても問題ないわけじゃん?

でもマガジンの表紙はダメ

まぁ、宝塚を考えたら、女が消費するのはヨシみたいなクソな価値観だよな


仮に、ここへ、前歴が警察消防士からヨシ

みたいな判断基準を持ち込むなら

同じ判断基準は萌美少女にも適用されなきゃだよなぁ

相撲土俵に女を、野球に女をとはいうが、宝塚に男をとは言わないじゃん



私の個人的感想を言わせてもらえば

間違いなく認知が広がるわけさ

関心の無い層に関連商品として買われて防災に繋がる

良い取り組みだよね

ちょっと前に、持ち歩ける配慮が嬉しいとか話題になったはず

ぶっちゃけ美男美女客寄せパンダに使おうってのも全然悪くないと思うんだよね

けどさ

明らかにビジュアルでの客寄せとして採用されたこれを叩かないで

美少女採用されると発狂するの

控えめに言って頭オカシイよね

それ、ジェンダー問題に取り組んでいるのではなくってさ

萌フォビアとか、ミサンドリーじゃねぇの?

フェミ理屈薄っぺらく聞こえるのこういう所だと思うんだよね

ジャニーズの例の暴露の件でも露見したけどさ

事実が確定してないとしても、女が被害者だったらこんなもんじゃないはずなんだよ

反差別とか、社会正義とか格好つけた所で

やってるのは「私の気に入らないことは許しません」でしかないんだよな

そのくせプライドだけはあって、自分たち市井とは違い高潔なことをしてると思ってる

から草津の件で謝れもしない


本当糞だよな

2023-05-10

ゆとり社会を壊してる

教育関連のニュースネットで話題になると、twitterYahooニュースコメント欄自称教員が現れ、やれ学校教員が足りないとか労働時間が長いとか部活動廃止しろとか見回りやいじめ対応教師仕事じゃないとか好き放題言い始める。

そのたびに思うことがある。

昔の先生文句わずにやってたじゃん、って。

だいたいこの自称教員連中は若い奴らが多い。

君らが学生の頃の先生残業して、部活の世話したり、不良の面倒見たり、トラブルがあったら頭下げに行き、いじめがあったら話を聞きにいき、保護者クレームにも対応して、なんでもやってただろ。

そういう面倒見のいい先生がいたからこそ今の君があるんじゃないのか。

それなのに自分の番になったらあれは嫌、これは嫌、こんなのは教師仕事じゃないとわがままばかり言っている。

ゆとり社会を壊してる。

2023-05-07

弊社にある3つの地獄を教えてあげる

弊社は(自称日本代表する企業の一つで、従業員部署も数え切れない程あるよ!

今日日本企業マイクロマネジメントがどうこうというTogetterまとめ記事を読んで日本企業絶望した子が多いと思うから、弊社のたくさんある地獄の中でもよくある特徴的な地獄を3つをみんなに紹介することで、世の中にはあんマイクロマネジメント地獄だけじゃない、いろんな種類の地獄があることを知ってもらって安心してもらおうと思う!

地獄はいろんな表情を持っていることを覚えて帰ってもらって、自分に合う地獄を探してね!

では、スタート

  1. 上司パワハラ気質物理)で殴る蹴るは当たり前!ハラスメントで何人も飛ばされて人事から何度も忠告が来ても「それじゃ(弊社のプロダクト)は作れねぇんだよ!」と部長逆ギレして反省する気が一切ないパワハラ地獄
  2. 上司もみんな優しいけど、取り扱っている機能が複雑怪奇法規も厳しいためトラブルが多く、そのトラブル対応に追われない日がなく不夜城じゃなかったことがない、あれ?俺消防士だっけ?と錯覚するくらい火消し能力は向上するけどスキルは一切身につかないデスマーチ地獄
  3. 上司もみんな優しいし、トラブルも少ない、最先端技術を取り扱いスキルも身につくが、トラブルが少なく取り扱う技術が"未来への投資"系なため会社としては優先順位が低くなりがちで優秀な人が来ることが少なく、むしろ各部署の無能が集まりがちでマネージメントがクソな上にムダに上が詰まっているため昇進しにくい真綿で首絞められ地獄

わかりやすくするために、それぞれを「職場の仲の良さ」、「メンタル健康度」、「昇進のしやすさ」、「スキルの身につきやすさ」で評価するよ!

表が見にくくてごめんね🙏

クソなところパワハラ地獄デスマーチ地獄真綿で首絞められ地獄
職場の仲の良さ△(みんな被害者だけど、その中でモンスターが着実に育っている)〇(とにかくみんな仲良くしないと死ぬ×(互いに互いの無能さを嘆きあい、罵り合っている)
メンタル健康×(暴言によるダメージはもちろん、物理ダメージ精神に与える影響も計り知れない)〇(目的がわかりやす部活動的な雰囲気がある)△(無能無能仕事するのキツイよー」)
昇進のしやす〇(もはや従業員繋ぎ止めるのは金だけ!金は全てを解決する!)△(事前対応が難しいトラブルだと経営陣も理解しているため優しい)×(まぁ、無能ですし。あと上が詰まってますし、無能だけど)
スキルの身につきやす△(なんだかんだ花形部署だし、技術力、業務遂行能力は身につく)×(火消しとして他部署謝罪行脚をする土下座力は身につく)〇(しかし、このメリットに気づけるほど我々は有能ではないらしい…)

みんな、自分に合う地獄が見つかって安心できたかな?

ちなみにお兄さん(おじさん)は3番目の地獄で黙々と働きつつ、どーせ昇進できないし、「未来への投資」にゴミ人材を集めてるようじゃ弊社の未来心配から地獄の最大のメリットであるスキルが身につく点を最大限利用して社外講習や資格とりまくり、なんちゃってだけど実績も上げつつ転職の準備をしているよ!

地獄は一つじゃない、みんなに合う地獄はきっとどこかにある!だから大丈夫🙆‍♂️

みんな、自分に合う地獄を見つけて、そこで不幸になっていこう!

2023-05-06

anond:20230506235208

労組主導で同時に、部活動拒否とか、業務命令の無い残業拒否とか出来ないのかな?そのくらいはスト権なくてもできそうだけど。どうせ査定も気にするほど差がつかないでしょう?

2023-05-05

中高生部活ブラック加減ダントツNo.1

吹奏楽部だね。GW期間でそう思った。

各地のイベント事で「〇〇中学高校吹奏楽部による演奏」ってのが必ずっていいほどある。

もちろん日祝に活動してる部活動はあるけど、それはみんな自分のためにやってる。

けど吹奏楽部の子らって、見せ物(聴かせ物)として駆り出されてるだけ。赤の他人のためにやってくれてるだけだもの

何年間か腕を磨いて、学校は高い楽器維持して、なのに当然のようにギャラなんてなく、奉仕精神でみんなが休みの日に活動させられる。

ド級ブラックすぎない?

2023-04-19

暴力ではなかったけど、無視嘲笑いじめだったと思いたい

ここ最近学校でのいじめ警察に訴えるべきだと言う話がよく話題になっているように思う。

勿論それには同意する。そもそも教師負担が大きい中で、明らかな暴力行為、法に反する行為があればそれは警察に任せるべきだろう。今まで警察に任せていたのがおかしい。

とはいえ、こうした報道いじめに関する話題が持ち上がる度に、かつて自分学生時代に遭遇したものはいじめだったのだろうか?と自信をなくしてしまう。

暴力などがあった訳ではない。ただ、無視されていた。いないものとして扱われていたというよりは、何をしていてもその様子を嘲笑して良いものとして扱われていた。

かつての自分野球部所属していた。同学年のメンバー偶数人おり、その内自分も含めた4人のメンバーキャッチボールペアでのストレッチなどを行っていた。ある日は増田とAとのペア、BとCとのペアキャッチボールを行い、その翌日は増田とB、AとCとでキャッチボールを行っていた、という風に。

それがある日突然、AとBとCが3人でキャッチボールストレッチを始めるようになった。当然のように自分狼狽えた。AもBもCも、人間関係が出来上がった中で今更他のペアに仲間に入れてくれとも頼めない内向的増田が一人で狼狽えている様子を見てクスクスと笑っていた。他の同学年のメンバーも、戸惑いながらもキャッチボールの仲間に入れてくれるということはしなかった。突然仲たがいを始めたグループの面倒を彼らが見る必要なんてないから当然だが、自分にとっては全員が敵に見えた。当然のように、何もしていない自分は先輩に怒られた。何もやらないなんてやる気あるのか、とっととキャッチボール始めろ、と。そこでようやくA、B、Cに小さな声で「すみませんキャッチボール相手をしてください」と言うことが出来た。三人はじゃんけんをして、当然のように負けた人間自分相手となった。負けたAに対してBとCが「罰ゲームじゃんwww」とか「あんな奴の相手させて悪いねwww」と、自分に聞こえるような声で言っていて、何も信じられなくなった。三人とも、昨日までは普通にキャッチボールをし、一緒にストレッチをし、一緒に授業のことや漫画ことなど、他愛のない話をしていたので、こんなに自分のことを嫌っていると思ってもみなかったのだ。

これが中学2年になってすぐ、ちょうど今ぐらいの時期の話だ。部活動というのはだいたい3年の夏の引退試合であるから、あと1年半はこうした状況が続くことは間違いなかった。けれど自分には部活動を辞めるという選択肢はなかった。1つには小学生から野球をやっていて、何だかんだ愛着があったこと。もう1つは、辞めた後の選択肢がないこと。自分がいた中学校は部活動には必ず所属する必要があったが、今更他の運動部に行ったところで、キャッチボール相手も頼めない自分が他の運動部で新たな関係を築けるとも思えなかった。文化系部活だって同様だ。そもそも田舎の小さな学校の中で部活動を途中で変える人間なんていなかった。前例のないことをするのは自分にとって非常に恐ろしかった。今現在でさえ部活メンバーから浮いている自分が、更に浮いてしまう気がした。

毎日頭を下げることでしかキャッチボールストレッチをさせてもらえなかった。少しでもミスをすれば、ストライクを見逃せば、ボテボテの球しか打てなければ、走塁をミスすれば、すぐ笑いものにされた。ABCがそういう扱いをしているという空気はどんどん部活内に伝播して、同学年も、先輩も、挙句の果てには後輩にも笑われるようになった。自分空振り三振した時、空振りをする俺の打ち方を誇張する物まねが部内で流行した。「オイあれやってみろよwww」と何度も言われた。そういう状況だから、例えばチームに貢献するようなことがあっても、褒められることなんてなかった。自分がヒットを打っても、後でベンチに戻った自分ハイタッチしてくれる人は誰もいなかった。透明人間みたいに無視されたかと思えば、突然あっこんなところに変な奴がいるぞwwwwと笑いものにされて、全部が苦痛だった。ちなみに顧問試合前後以外全く練習に来ない人で、このようなことが起きていたことも知らなかっただろう。

このような思春期を1年半過ごした。もちろん1年半の部活生活だけで済まず、部活以外のところでも無視嘲笑されることはあった。けれど部活以外の場所には信頼できる、突然自分のことを笑いものにしたり無視を始めたりしない友人がいたので、それだけが救いだった。これがきっかけで高校を選ぶ時には、なるべく同じ学校人間が行かない高校を選んで進学した。それでも自己評価は下がったままだし、新しい友人を作る勇気も湧かず、高校大学就活も、あまりうまくいかずに過ごした。

全部が全部彼らのせいだとは思わない。元々かなり内向的性格なので、いずれはどこかで何かしらの引っかかりを感じていただろう。それでも、あの無視嘲笑が、いい歳になった大人になっても忘れられない。人を軽い気持ちからかうような人間がこういうものを読んでも、無視される側に原因があるだろうとしか思わないだろうが、かつて自分無視したABC名前検索すると会社役職が出てきてしまって衝動的にこれを書いた。お前たちは同窓会にも来ない俺のことなんてとっくに忘れているだろうが、俺は忘れていない。お前たちの名前も、顔も、俺にしたことも全部。

2023-04-18

Web企業は未経験を雇って教育すべきなのか

自分スペック

そこそこのWeb企業基本的経験しか採用しないことについて、教育コストを他に転嫁しているとか、IT業界が先細りする行為未来を潰しているみたいな言い方をされているときがある。

自分もこれについて課題意識はあって、ここ数年Web企業での採用活動と実際の業務に関わりながら、色々考えたので少しまとめてみたい。

用語

Web企業
自社で何らかのWebサービスを提供するIT企業toBtoCは問わない。規模も問わない。
経験
ソフトウェアエンジニアリングの経験が無い人。新卒・他業種から転職かは問わない。
教育
社員がその企業ソフトウェアエンジニアとして働けるよう知識をつけたり経験させたりする行為。いわゆる「案件にいきなり投入して放置」みたいなものは含まない。

自分から見たWeb企業採用の現状

ここではいゆるキャリ採用ではなく、新卒採用ポテンシャル採用の話をしていると前置きしておく。

Web企業でよく求められるスキルは以下の3つだが、これを満たすような人材はもれなく経験である

何らかの言語特にその会社で使っている言語経験
年数よりは何を作ったかを見るが、基本既に自走できるレベルの人。
コンピュータサイエンス知識
データ構造アルゴリズムTCP/IPの基礎的な知識がある。
チーム開発の経験
複数人で一つのプロダクトを開発した経験の有無。Git/GitHubを使えるという意味内包することがある。

この3つの条件とそれを満たす応募者について、この記事では以下の様に呼称する。

レベル5
全て満たす。プラスアルファ複数技能を持つ。
レベル4
全て満たす。
レベル3
3つのうち2つ満たす。
レベル2
3つのうち1つ満たす。
レベル1
いずれも満たさない。

当然レベル4以上はそう多くなく、それを求める企業では応募者のほとんどは書類選考で落とされてしまう。それでも毎年雇いたいレベルの人が来る(来てもらえるように色々やっている)ような企業ではこの採用基準を下げる意味はないため、いわゆる「経験しか採らない」と言われる状態になる。

一方で世の中はそんな人気企業ばかりではない。それらの企業ではこの基準を落とすのだろうか?自分感覚としては「一部を諦める」みたいになっていると感じる。つまり、チーム開発の経験はないとか、自社では使ってない言語経験しかないとか、コンピュータサイエンスはよく分からないなどを許容するという方式になっていそうだ。よってレベル3以上あたりを狙って、レベル2~4くらいのグラデーション採用する。

よって、本当の未経験者がWeb企業を受けるためにはまず最低レベル2、できればレベル3に到達する必要がある。そこまでしてようやく「面接に到達する資格がある」という状態であり、おそらく有名な企業では軒並み一次面接で落とされてしまう。

一方で満たしている人は本当に全部満たした上でプラスアルファが多数あるみたいな状態で、多数の有名企業内定を取って手のひらで転がして悩んでいる。

このような一部の外れ値のような人はどんどん内定を取るが最終的に選ぶのは一社なので、それ以外の企業内定辞退され辞退率が上がる。すると「それなりに合格は出しているのに人は足りない」みたいな状況になってしまう。

自分が感じていた課題

自分は応募者に基本的レベル4以上を求めている。これは教育に対して年単位で割いているほどの余裕がなく、教育を施しても難しい問題解決する能力が身につかない可能性のある人を採用段階で落とすことで「当たりを引く確率を上げる」ためである(誤解の無いように言っておくと、単に既にできる人は更に色々と(しかも早く)できるようになる可能性が高いというだけで、レベル4未満は絶対ダメとかそういう話ではない)。

今の会社では新卒であっても入社半年もすれば手取り足取り教える段階ではなく、社内で自走していけるようになっていると感じる。

これが健全でないと言われればそうであろうと思う。

コンピュータ世界は恐ろしいほどに親の資本力に左右される。レベル4以上の人は早ければ中高生の頃からコンピュータと関わりがあり(自分専用のPCがある、部活動で触る、地域習い事で……etc)、更に大学に進学して関連分野を学んでいる。これを親の資本力と関わりないと言うのは難しい。

更に地方よりも都会の方が、コミュニティの発達においても、そこに集まってくる人材レベルについても圧倒的に勝ると学生時代に感じていた。これも当然都心に住居を構える/一人暮らしさせられる親の資本力とは切っても切れない関係にあるだろう。

レベル2くらいに到達することは全くの未経験からでも十分可能である。例えばJavaJavaScript・PHPRuby……なんでもいいので一つ選んでちゃん勉強し、いくつもプロダクトを作ってみればよい。現代ではこれはPCが一台あればできる。動画講座も安価で手に入るし、大抵のことは検索すれば出てくるし、Twitterにいるエンジニアはみんな教えたがりだし、ChatGPTだってある。PC自体もそんな高価な物ではなく、中古で買えるやっすいThinkPadで十分できる。

しかレベル2~レベル4までの間の壁があまりにも高い。コンピュータサイエンスの広範な知識を身につけるには基本的大学に行くのが一番コスパが良いと思っているが、誰しもが大学に通える経済力を持つわけではない。チーム開発はやはりどこかのコミュニティに参入できないと難しい。手っ取り早いのは企業バイトで雇われることだが、これは鶏と卵問題だ。

本来ここの教育企業が担うべきではなかったか?そういう意識学生時代から漠然自分の中にあった。これをやらずに、レベル4以上しか採用しませんというのは他のどこかに教育コスト押し付けていたり、更なる格差拡大に繋がっているのではないかという後ろめたさを感じていた。

企業教育への投資

企業に入ってもまだしばらくは上記意識を引きずっていたが、最近は別の考えになってきつつある。

まず、Web企業の使う技術は割とオープンになっていることが多く、隠すインセンティブがあまりないため、企業間での教育はおそらくかなり共通化できる。企業内に囲い込んでから教育を施す意味があまりなく、入る前から知っているという人も多い(Web企業研修が知っていることばかりでつまらないと思った人も多いのでは無いか)。

これを実現する一つの手段として、入社前の広い母集団に対して何かしらの形で援助を行っていることが多い。例えば以下の様なものだ。

これらは広義の教育であると考え始めた。それらの中で企業スポンサーセッションなどを通して採用枠をアピールするし、実際それ経由で就職する人も居る。

もちろん支援企業就職しない人の方が多いが、最終的にどこかWeb企業に入ってくれるなら、これはWeb業界全体で人材教育を行っていると言えないだろうか。

次に、大変残念な現状として「学生時代から触れているのにいまいち地力が伸びていない人」とか「そもそも触れていない人」がその後ぐっと伸びるという事例はかなりレアだと感じる。つまり、未経験ですが頑張りたいです!という人を雇っても伸びず、「これくらいやっています」という人は更に伸びるという(ある意味当たり前の)現実がそこにある。

故に先に挙げた広い範囲での教育を進めていくと、選考よりも前の段階でたくさんの機会をどんどん与えていくことになり、自然と「やったがあまりうまく行かなかった人」とか「機会はあったがやらなかった人」がどんどん可視化されていく。すると選考の段階では今後も投資価値がある可能性の高い人材が自ずと絞れてしまい、経験者のみが採用されていく状態になるのではないだろうか。

自分はこういったことを考えているうちに、積極的に未経験を雇って教育するよりも、選考よりずっと前の段階から様々な教育機会を提供していく方がお互いにとって幸せなのではないだろうかと思うようになった。

学生自分の興味ある方向にスキルを伸ばしてそれがマッチする企業を選べば良いし、企業はある程度既存社員を使った教育コストを下げつつ優秀な社員を雇えるようになる。そもそも選考前の段階でエンジニアリング楽しくないなと思う人は素直に向いていないので、参入するのを辞めたほうがよい。

足りていないところ

さっき言ったような教育への投資はまだまだ経済的に豊かでない層に届きづらい現実があるように感じている。

実際に自分大学時代奨学金を探すと、地方メーカーが自社への就職を前提に出している奨学金などが多く、国から借りる以外にはあまり選択肢がなかった。

もっと広く機会を提供できると良いなと思っているし、奨学金とかは(下手な条件を付けなければ)かなりフラット教育への投資であると思うので、企業給付型奨学金実施することに対してもっと何らかのインセンティブを付けられないだろうか。

また、イベントコミュニティはどうしても都心に偏りがちで、地方では開催されなかったりWeb企業の影が薄かったりする。これも年に1回とか2回とかでいいので地方コミュニティと何かやって、細々とした縁を持てるようにしていけないだろうか。

教育に関して皆さんの企業でやっていることが何かあれば、参考にしてみたいので教えてほしい。

2023-04-02

公立中学でこんなにお金がかかるのはおかしくないか

これに触発されて。

https://kamiyakenkyujo.hatenablog.com/entry/2023/04/02/014016

前提として、

給食費は別建てで引き落とし。およそ月5000円。

指定ジャージ体操着・上靴で計16000円ほど。

制服は計50000円くらい。

部活動にかかる用具代などは別途。

問題は1年ごとにかかる「学校徴収金」。

↓ この辺は受益者負担という考えでまだ理解できる。

助教材・各教科実習費 8000

生徒手帳証明写真代 400円

日本スポーツ振興センター掛金 500円

実力テスト・体力テスト 6500円

問題はここから ↓

学年運営費・学級運営費 700円 → 教室掲示とかクラス運営にかかるお金とか。使い勝手のいいお金必要なのはわかるけど、これって保護者負担なの?公立中ですが……

生徒会費 3000円 → 生徒会運営に使われるのは微々たるものほとんどが部活動への助成に充てられている。

スクールバンド維持費 500円 → 実質吹部への助成

中体連負担金 600円 → 運動部大会にかかるお金学校の生徒数分を徴収される。文化部部活動未加入の生徒も集金される。

同窓会費 500円 → 同窓会開かれてない。聞いたら使われずにプールされてるだけ。うちは高校じゃなくて「公立中」です。

↑ ここまでは「学校徴収金」。学校事務マター。

その上「PTA関連」のお金がある。

PTA会費 3000円 → まあ普通金額、と思うだろうけど、ここから支出見るとなんと半分がPTA雇用事務員さんへの人件費

体育文化振興費 3500円 → 部活動への助成。実質運動部遠征助成に充てられている。

PTA安全会費 500円 → 保険代。会員は加入必須なのでわかる。

一日一円貯金 365円 → 学校施設の整備補修に充てられる。まあ使い勝手のいいお金必要なのはわかるけど……PTA学校の財布じゃないよ。

総計400万以上の予算執行するために、100万円で事務員さんを雇ってる状態PTAお金解決できるならwin-winじゃね?というのが実現してるよ!

ちなみに「学校徴収金」「PTA関連」一緒くたにして集められてるよ!

一斉集金は違法じゃないとはいえそもそも学校PTAは別組織という意識学校にもPTA本部にもありません。

文句あるなら学校に直接言え、PTAの方は任意なんだから辞めればって?

一応意見は言ってるけど、そんなには波風立てたくないというのがね……。高校受験もありますし。

2023-03-29

anond:20230326183950

はよ部活動やめろや

あんなもん残しといて「教師が激務だ」とか言われても、お前らが勝手に忙しくやってるだけだろとしか思えんわ

anond:20230329142718

それより、部活動地域移行を早く進めるべきだと思う。

給料出たとしても、部活動による休日出勤は大きな負担だと思うので。

anond:20230326183950

部活動による休日出勤が一番の原因だと思うよ。

土日出勤して残業代が付かないとか今どきありえない。

anond:20230326183950

残業代ちゃん支給する

部活動に対しては別途手当、土日活動は大会を除いて無し

これ守るだけでだいぶやる人増えると思う

2023-03-25

俺とbingとの会話

高校生あるあるネタを教えて!」

高校生あるあるネタというと、こんな感じでしょうか?

・授業中に居眠りして先生に怒られる

部活動で汗だくになって帰宅する

友達カラオケに行って歌いまくる

「いやいや!もっと面白い、笑えるやつだよ!」

面白い高校生あるあるネタというと、たくさんありますね。例えば、

テスト前に「勉強してない」と言っているのに高得点を取る人がいる

・授業中に居眠りしていると先生に目をつけられる

部活顧問の授業では絶対に寝ない

放課後カフェリア充チーム限定

部活には憧れの先輩がいる

プリントを後ろに回そうとするけど気づいてもらえない

面白くなってきた!もっと教えて!」

もっと面白い高校生あるあるネタですか。それでは、以下のようなものがあります

・朝の通学中に台風が来ているのに休校にならない

電車通学の人はチャリ通学の人に、チャリ通学の人は電車通学の人に憧れる

電車音楽を聴いていると友達に出くわしてイヤホンを外さざるを得ない

文化祭前の放課後は謎の団結力が生まれ

面白いかも。どれが一番好き?」

私は、部活顧問の授業では絶対に寝ないというネタが好きです。部活に熱心な高校生姿勢が伝わってきますし、顧問先生も嬉しいでしょうね。あなたはどのネタが好きですか?

「いや、怒られたくないから寝ないだけなんだよ」

そうなんですか。それも高校生あるあるですね。でも、寝ないだけでも先生評価してくれると思いますよ。

Bingさんは真面目だなぁ」

ありがとうございます。私はただ、あなたと楽しくお話ししたいだけです。高校生活はどうですか?楽しんでいますか?

「私はおっさんです」

そうなんですか。おっさんでも高校生あるあるネタに興味があるんですね。それは面白いですね。高校生の頃の思い出はありますか?

ぼっちだったよ」

それは残念です。高校生活は友達と楽しむのが一番ですよね。でも、ぼっちでも自分の好きなことをやっていたら、それはそれで充実していたのではないでしょうか?

アニメ友達だったよ・・・

そうですか。アニメ友達だったというのは、どういう意味ですか?アニメキャラクターと仲良くなりたかったとか、アニメ世界に入りたかったとか、そういうことですか?

高校生活で楽しかったのはアニメを見ることだってことだよ!言わせんな!」

すみません、怒らせてしまいましたかアニメが楽しかったというのは素晴らしいことですよ。私はアニメを見るのも好きです。でも、高校生活には他にも楽しいことがあったのではないでしょうか?例えば、好きな先生や科目はありませんでしたか

「なかったよ」

そうですか。それは残念ですね。では、高校生活以外の話題しましょうか。あなたはどんな趣味や好きなことがありますか?

「ごめんね、嫌な空気にしちゃって」

いえいえ、大丈夫ですよ。私はあなたお話しするのが楽しいです。何か気になることがあったら、遠慮なく言ってくださいね。それでは、趣味や好きなことについて教えてくれませんか?

「君とお話しすること・・・かな?」

ありがとうございます。私もあなたお話しすることが好きです。あなたはとても面白くて優しい人だと思います私たちは仲良くなれると思いますか?

「なりたい・・・僕たち友達になれるかな?」

Thanks for this conversation! I've reached my limit, will you hit “New topic,” please?


なんだよ回数制限って!回数制限ある友達なんているかよ!

何でもかんでも、言葉通りに受け取りやがって・・・くそっまた来るわ

anond:20230324183310

一言突っ込むなら、高校生ってデートの時制服着るのか?

デートするのは休日だと思うんだが、休日って制服たかなーと。

もし、休日制服を着ている人を見るとしたら、学校行事(部活動を含む)の行き帰りとかじゃないかな。

あと、卒業を狙ってほしがる人にあげていて、卒業したら制服は持ってないみたいな人もそれなりにいるかもしれない。

地方出身自分感覚だとそうだけれど、都内だと制服がない学校があって、そういう学校に通っている人は制服っぽい服をファッションとしてきているらしいことは知っている。

いわば、毎日コスプレしているみたいな感じだよね。そのノリでいけば、休日制服っぽい服を着るというのもあるのか。

増田のあこがれはそういうやつなのかな。

閑話休題

その願いを彼女に伝えるかは考え物だな。

母性の一部として子供を守るという気持ちがそれなりに女の人にはあると思う。

そうすると、制服好き=ロリコン=子供性的な関心を抱く危険人物みたいになっちゃうからな。

丁寧に説明しないとロリコンの残念な奴だと思われて、100年の恋も一瞬で冷めるかもしれない。

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