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はてなキーワード: 梯子とは

2021-06-12

蟻と蜂。

 公園の真ん中に築山があって、その上に滑り台がある。滑り台に続く階段のようなものが築山の斜面にあるのだが、その下から二段目か三段目に、ミツバチが転がっていた。

 蜂の周りには小さな蟻がわらわらと群がっていた。蜂の十分の一にも満たない、まめっこい蟻達。それらが蜂の周りでせっせと働いていた。

 その種の蟻は、たとえば巣が壊されたときなんかは、よく見ると頑張って巣の修繕やら卵や幼虫の救出などに励んでいるのは全体の二割くらいのもので、あとはただひたすら右往左往しているだけだったりする。

 ところが今回、蟻達はほとんどが真面目に何らかの作業従事しているように見えた。だが、皆で頑張っているわりには、獲物の蜂に変化がない。蟻達は忙しなく蜂のお腹の下辺りを出入りしているようだが、別に蜂の腹からはらわたを切り出している様子ではない。しかも、よく見たら蜂、まだ生きているみたいで、腹を盛んにひくひくと動かしていた。

 では蟻達は一体、何をしているのか? 目を凝らして見れば、蜂達は砂粒を咥えては運び出している。蜂の腹の下に穴を掘っているらしかった。まさか巣穴を拡張して、蜂を丸ごと巣に引きずり込もうというのだろうか? てか、蟻の巣の内部ってそんなに広いの? 今から広くすんの? 謎は深まるばかりだが、とりあえず見守ることにする。

 皆がせっせと穴掘りに従事している間に、一匹の蟻が自身の体よりも長い草の茎を持ってきて、蜂の背中まで梯子をかけるように置いた。すかさず他の蟻が「邪魔ぁ!」と言わんばかりにそれをどけた。

 そんなことが行われているうちに、他の蟻達は、穴掘り隊と蜂動かし隊に別れて作業を続けていた。蜂はもう死んだのか、蟻達にされるがままで、押されたり引かれたりして揺れていた。その下を穴掘り隊の蟻達がいそいそと往き来して、砂粒を穴の外に捨てる作業に余念がない。

 だが、穴が深くも広くもなる様子もなく、神輿のように揺らされる蜂はいつまでも原形を留めたまま揺さぶられ続けるままで、一体何がしたいのかわからなかったが、

ママー、おうちに帰りたい」

 と子供に言われたので、観察はそこまででおしまい

2021-05-16

入籍報告でザワザワするアラサー

Twitter一年半くらい放置していて、久々にTLを更新したら旧友たちの入籍報告がチラホラあってウワァ〜〜〜となったので自己嫌悪自分への言い訳を書く。匿名って素晴らしいですね。

27歳を過ぎた頃、入籍やら結婚報告やらを目にするたびに全身が粟立つような感覚が起こるようになった。

劣等感が足の先から頭のてっぺんまでザワザワと這い上がり、一日はそのダメージを引きずってしまう。

劣等感を持つこともそもそもおこがましいはずで、出会いがないのをわかっていて行動しない自分が悪いし、給料自由に使いたいか恋人を作りたくないし、他人生活を共にするのも苦痛だ。

フラグを立てるのとへし折るのだけは得意で、ちょっと好意を持たれてもこいつないなと梯子を外されるのもたぶんもの凄く早い。好意をまともに受け止めるのも、距離を取るのも上手に出来ないから、深い関係になる前に離れていってしまうんだと思う。単純に拗らせた喪女だと思われているだけかもしれないけど。

自信がないくせにプライドが高いから、恋愛をすることが恥ずかしいと思ってしまう。

小学生ときに受けた二次性徴の授業で恥ずかしくてふざけていて、担任先生に真面目に聞けと怒られたときから精神年齢が成長していない。社会に出て何年も経つのに、関わってきた人たちの入籍報告を目にするたびに自分がとても幼く感じる。

ほんの少しの好意過剰反応してしまうので、好意を寄せてくれた人に対して、同じだけの好意を返すことができない。社会人になってから他人とまともに恋愛が続いたことがないのは、きっと自分精神年齢の低さが露呈して、相手失望されているのだと思う。

両親との関係性は悪くはないが、たぶんとても心配をかけていると思う。アラサーの娘との共通話題が、好きな宝塚トップスターの話だけなのが申し訳なくて、辛い。当然トップスターは悪くない。

田舎なので同級生結婚した話や出産した話はとても早く回る。会話の中で、本当は旦那子供の話をしたいんだろうなと申し訳なくなり、帰省するたびに気が重い。そこそこ可愛く産んだはずなのにと親が嘆くたび、そこそこ可愛い女は早々に結婚出来ているはずなので、そうでない時点で産んだ娘の顔面レベルが並以下だということをそろそろ察してほしいなと思う。

なんとなく外面が良いので、職場では真っ当な人間だと思われているようだが、仕事さえなければ一人で永遠に引き込もれるし、連絡が来てもまともにレスポンスが出来ないので年々日常的に連絡を取り合うような友人が減り続けている。学生時代は友人が多いつもりでいたけれど、気づいたら片手で足りるほどしか残っていない。孤独死が怖いから、両親に申し訳いから、結婚したい。努力も行動もしていないのに、毎回毎回劣等感でどろどろに融解されるのをやめたい。

せめてもう少し他人と上手に距離を取れるようになれればいいのに。

2021-05-15

[]anond:20210514150728

挨拶がコラァ!だったおじさんの話

私の地元地方都市都市部から1時間ほどかかる、まあそこそこの田舎町で、住宅地を少し外れると田んぼ放置された畑が広がっているような土地柄だった。田舎特有の濃い人間関係や噂話は大嫌いだったが、むせ返るほどの草木の緑や、稲穂金色に輝いて風に揺れる様を見るのが好きだった。

私の実家周辺は1人の地主土地を抱えており、そこの地主コンクリートミキサー車の運転手と、稲作農家兼業農家だった。父の古い知り合いで、安く土地を譲ってもらったと聞いた。丘の上で見晴らしの良い実家家族は全員気に入っていて、仕事のことや人間関係の面倒ささえなければ、今でも私はその周辺の土地に家を建てたいくらいだ。

土地を買った時私はまだ幼かったので、地主のおじさんのことを、私は「タロのおじさん」と呼んでいた。タロというのは、地主の家で飼われている犬の名前である。このタロのおじさんというのが中々にファンキーな親父で、幼い頃から度肝を抜かれてきた。

まず、小学校からの帰り道、農道ぼんやりしながらひとりで帰っていると、後ろから「コラァ!!」と声がする。「コラァ」なんて可愛いもんじゃなかったかもしれない。「グォラアア!!」とか、そのくらいの勢いがあった。気がついたら後ろに馬鹿かいコンクリートミキサー車があり(移動音に気づかなかった私も大概だが)、その窓から、タロのおじさんが強面でニヤついている。なおこれが彼の精一杯の笑顔である。いつも目は笑ってない。

「なんしよっとかぁああ!!帰りよっとかあ!!」

乗っていくかぁあ!と続いたので、私は大慌てで首をブンブン振って走って逃げた。

タロのおじさんは近所の至る所に出没した。しかし必ず声かけ大音量の「コラァ!!」だった。至極ビビりで大人しい性格だった私はその度に心臓を震え上がらせた。タロのおじさんは大抵、ミキサー車軽トラトラクターに乗っており、腰に鎌を携え、作業着肌着に麦わら帽子かぶっていた。考えてみてほしい。ビビリの小学生女子がそんな戦車に乗ったモンスターの様な佇まいの親父に毎度コラコラ言われるさまを。第一、何も悪いことなどしてないのに、何故コラから入るのだろう?普通こんにちは、とかじゃないのか?と幼心に理不尽を感じ、タロのおじさんに会うとすぐ逃げまくっていた。

タロのおじさんは私の実家にも時々出没した。

気がつくと、大きな梯子と枝切り鋏を抱えてやってきて、庭木の剪定をしているのだ。

「庭木が伸びきっとるのが下の道から見えたけぇ切っちゃっとるぞ!!」

母と私はザクザクと切られていく庭木を唖然として眺めていた。帰ってきた父が、若干ハゲになった庭木と庭に散らばった切られた枝葉(ちなみに片付けはしない)を見て驚いている。

それから、父が頼んだわけでも、もちろん母が頼んだわけでもないのに、タロのおじさんは嵐のようにやってきて、勝手剪定していった。今やったら住居不法侵入罪とかの結構重めの罪になるのでは?と思う。でもタロのおじさんは純粋に親切でやっていたのだと、今なら多少無理矢理だがわかる気がする。

そう、タロのおじさんは基本的にめちゃくちゃアクティブな善人だったのだ。

付近の山に害獣の猪がでれば罠を仕掛けて仕留めるし、子供を見れば怖がられても声をかけて様子を見ているし、隣の土地雑草田畑の世話をし、犬も猫も鶏も沢山飼って可愛がっていた。

あの土地のことが好きだったのだろうと思う。多分私も、その一部だったのだ。

今、私は母親として都市と言われる場所暮らしていて、地域の人との関わりといえば本当に限定的ものしかないし、そんなおせっかいすぎるほどおせっかいなおじさんやおばさんは居ない。上品で物腰の柔らかい、決して私たち家族に深入りをしない、好ましい距離のとりかたを分かっている人達ばかりだ。田舎者の私はその上品さにたじろぎながら、ここでの人との接し方を学んでいるところだ。

別にタロのおじさんみたいな人になりたいわけじゃないし、私の娘がタロのおじさんみたいな人に会って、「コラァ!」と声をかけられたら、絶対警察に連絡する。絶対にだ。

それでも、タロのおじさんのことが時々懐かしくなる。あの乱暴おせっかいが懐かしくなる。

タロのおじさんは、マムシに3回噛まれて呆気なく死んでしまった。だから最期に会ったのは、初盆遺影の前。天国でもミキサー車で乗りつけて、乱暴おせっかいを焼いているのだろう。

また会う日まで、タロのおじさん。

2021-04-22

[]ホロライブのシコ許可

youtube見ててホロライブの切り抜きを踏んでしまって切り抜きが沢山出てくるようになって困ってる

ユーザー登録して表示しないチャンネルに設定すれば出てこないんだろうがめんどくさい

で、サムネタイトルでなにやらホロライブはシコ許可を出してるみたいでなんかヤダなーと感じてる

昔はフブキが性的な事をするなとTwitterで投げてたし#あへあへチャレンジ公式タグ作ってホロライブ側が作って盛り上げてたのに急に梯子外してきたしシコられたいのかシコられたくないのかどっちやねん!!と思う今日この頃

ホロライブサマー水着バージョン作った割に活用しないしホロリーでホロニーさせない為に上下カメラ移動制限を追加して改悪する始末

ホロライブがどうしたいか分からん

そしてアホらしと思って去ってしばらくしたらホロライブメンバーがシコ許可だしてるし乳ネタとか性的ネタも出してきてるしなんか統制取れてねえなってシコ許可出すならホロライブサマー第二弾してさっさと水着キャラ増やせな

2021-04-18

anond:20210418175605

今の中国共産党独裁体制がずっと続く事がアメリカ(と日本)にとっての最悪の事態だよ

しろ中国複数の国に分裂してそのうちの一つか二つは親米国になってくれれば儲けもの、くらいには考えてるかもね

いまは日本アメリカから梯子を外されないよう着々とその根回しに専念することが重要

日米首脳会談共同声明にもその成果が見えかくれしてるね

2021-04-17

anond:20210417170545

「予想は外れたけど、意外とこれまでの路線継続してくれるみたいでよかった!」ってだけで別に何も困らないよね

困るのは親中だと思って応援してたら梯子外されちゃった人の方だよね

2021-04-13

飽きっぽい俺が、ニーアオートマタをクリアできた理由

今までクリアできたのは、ポケモン赤くらいで

大体が先が見えたらやめてしまっていた。

安くなっていたニーアオートマタを購入して、楽しかった。

個人的に良いと思ったポイント

ストーリーが深い(気がする)

自分キャラカスタマイズでき、経験値アップとかパーツをつけられる

・次のクエストが何か分かりやす

エンディングがたくさんある

ネット接続すると誰かの死体があって、拾えば味方にできた気がする

重要

・敵を倒したときの爽快感

簡単ボタン操作で敵が倒せる

ゲーム慣れしてない人でも、銃のボタン長押ししていれば勝手に敵が死ぬ

2Bの、むっちり太もも (梯子上り下りとか良くした)

・曲が素晴らしい 不思議雰囲気の曲で引き込まれ

微妙だなと思ったポイント

9Sの時は少し面倒に思えた(アクションゲーを求める人にシューティング不要

2B9S→2A ちょっと飽きた

ラスボスが俺には手ごわかった(かといってヌルゲーでも困るし難しい

anond:20210412164815

2021-03-23

必殺、梯子外し

強いものを守るために弱いものしんがりとなるのだ

2021-03-20

anond:20210320150928

「それなりの大学出たら最低でも『まあまあ良い企業』に新卒で入ってナンボ、じゃなきゃ負け組人生

氷河期世代就活時期って、まだまだこういう価値観が根強かったってのはあるよね

今風に言えば働き方の多様性に乏しかったというか

現代からすると「もっと能動的に動いてのし上がれる方法が沢山あるだろ!自分の頭で考えろよ!」って言いたくなっちゃうんだけど

当時の、特に中流階級ではこれ以外の価値観は発想すら難しかったし、発想できても身近な人間に先達がだれもいなかった

から新卒就活失敗して「人生オワタ」つって廃人みたいに非正規労働突入したやつらは多かったんだと思う

俺は仕事柄その世代の人たちと絡むことが多いけど彼らが他の世代と比べて甘えてるか?無能か?と言ったら否だと思うね

運が悪かった、それに尽きる

恐らく幼少期を上り調子バブル経済下で過ごして楽観的な教育受けてきた世代だというのも良くなかったろうな

それが社会に出る直前で梯子外されて、散々楽してきた奴らに「自己責任」とか言われる

世を恨むようになるのも仕方ない

2021-03-19

同性婚っていつ実現するの?

まさかとは思うけど憲法違反かどうか最高裁まで争うつもりなのか?w

結果、最高裁憲法違反じゃないってなったらどうするの?

今度は憲法改正目指すのか?

そうなるとパヨクから梯子はずされるぞ

パヨクとか憲法聖書かなんかみたいに変えちゃダメって刷り込まれてるんだから

まず、病院で立ち会えないとか税制行政的な支援がないっていう実害解消するパートナーシップ制度作ればいいじゃん

それなら次の選挙でも実現する可能性がある

憲法改正なんて目指したら最悪50年後とかになるぞ

2021-03-10

リツコは子供恋人家族もいないという奴の解像度の低さ

目に見えるものしか見えないんだね。

ミサトさんにとってシンジがなんだったのかが分からないんだな。

ああ可愛そうに。

そんな人がエヴァ見ても勿体なかったね。

CGクオリティちょっと残念だし、話も大人の話ばかり。

きっと楽しめなかったよね。

可愛そう。

君は庵野被害者だよ。

君みたいなやつでも楽しめるのがエヴァだったのにね。

騙されたね。

梯子を外されたと怒っていいよ。

そうだよねリツコには恋人もいないし子供もいない。

君の言うとおりだよ。

2021-03-07

Microsoft Power Fx」がExcelに搭載されると勘違いする人が意外と多い

ITリテラシーありと自認してる人達にも多いのが意外だった。

Excel関数ベースにしただけで、搭載されるのはPowerAppsやPowerAutomateが含まれる「Power Platform」であってExcelなどのOfficeソフト関係ない。

Excelには(プレビューから現時点ではWeb限定とはいえ)もうOfficeScriptsという名のTypeScriptが既に載っていて、Excelファイルと切り離されて管理される仕組みになっている。

ostsという拡張子ファイルの中身がTypeScriptのものじゃなくてTypeScriptを含んだjsonなのがいまいち使い勝手悪いけど、一つのostsに保存された処理を複数Excelファイル簡単適用できるようになっている。

Pythonは....望み薄な感じだからPython期待を煽られて梯子外された感じになってるのは同情するよ。

2021-03-05

にじゅうねんぶり!くらいに、ヘッドフォンを使った(買った)。

いい。。。

かい音までよく聴こえる。いままでは埋もれて聴き逃してたアレンジセリフ発言がわかって、嬉しい。。。

(近くに居る人に気を遣わずに聴けるのもいい)

・・・調子にのって作業用BGM集やop集やラジオ神回梯子して聴いてたら、いつの間にか居間に独り遺されてた。

2021-02-18

掛け算ばかり探すのが嫌になってきた

どこもかしこもみんな掛け算を探してる。

今の価値が何倍にもなる、なるべく苦労のない最短距離を求めて抜け道裏技ばかり探してる。

1+1を地道に積み上げるような事が軽く扱われるようになったのはいからだろう。

「決まった事をやるだけならロボットでいい・非正規でいい」

決まった事を毎日何年何十年も続けてきた人の勘や察しの力を軽視するようになったのはいからだろう。

例えば電気が止まればあっという間に時代は数十年前に戻る。

タブレットパンフレットなしでは自社の商品や値段もろくに説明できない営業マン

スイカばかりになって乗り越し精算運賃を調べるのに分厚いマニュアルを読まないと分からない駅員。

その辺にあるものでちゃちゃっと済ませば一瞬で終わることが社内規定に則って遠方にある指定梯子がないとここには登れないからと平気で時間を捨てるサービスマン

より効率の良い安全なやり方を導入したはずなのに、今まで出来たことが出来なくなっている事を軽視しているのは何故だろう。

2021-02-15

必読書コピペマジレスしてみる・ミステリ

方針目的

1. エドガーアラン・ポオ「モルグ街の殺人

先日も述べたように自分ポー作品が好きではあるのだけれども、ミステリ黎明期は今でいうところの禁じ手を平気で使っているものが多く、純粋ストーリーを楽しもうとするとずっこけることがある。とはいえ論理と推論をたどることによって面白い話を作りだすのを始めたのは彼なので、ミステリが好きなら読んでおきたい。確かに意外な真犯人ではある。

3. コナン・ドイルシャーロック・ホームズの冒険

同じく、今でいえばお粗末な話も時折あるのだけれども、ホームズワトソン関係が好き。中でも「三人ガリデブ」でワトソンピンチに思わず熱くなったホームズは必見。なんでこのシーンが好きなのかというと、聡明すぎてどうしても人を観察対象としてしまホームズが、知的ではあるが彼ほどではないワトソンを心から思いやっているからだ。知的に対等ではない人間を愛することができるかどうかは、鋭敏な知性の持ち主にとっては人生最大の試練だ。女性人気が高いのもうなずける。

4.モーリス・ルブラン「怪盗紳士ルパン

ルパンシリーズのこの巻だけ親が買ってくれたし、何度も読み返していたのだが、なぜか続きを読もうとは思えずに現在に至っている。ミステリというよりは冒険小説に近い気もするが知恵比べ的な面もあり、そこが面白かったのかもしれない。しかしそうすると、これをミステリ100選に入れるかどうかは迷う。ライトノベル定義ライトノベルレーベルから出ているかどうかだとすれば、東京創元社早川書房から出てはいからミステリとしてOKかもしれないが。

6. フョードル・ドストエフスキー罪と罰

自分新世界の神になれると信じて殺人を犯したのに日和ってしまい、純粋ソープ嬢に救われる話。これも謎を解くというよりも心理戦を描いている。心理戦というかやっぱりドストエフスキー名物の神経質な人間独白だ。基本、ドストエフスキー登場人物にはまともなやつなどおらず、この作品例外ではない。主人公の妹をつけ狙うロリコン野郎だとか、娘がソープで稼いだ金で酔いつぶれ、その罪悪感からまた飲むというどうしようもない親父だとか、神になり切れなくてプルプル震えている主人公だとか、そういうキャラが最高なのだ。これではまったらドストエフスキー大長編を制覇しよう。ミステリじゃないのがほとんどだが、心配はいらない。ドストエフスキーの過剰な語りにはまった人間の前ではそのようなことは些事だ。

ちなみに高野史緒カラマーゾフの妹」は二次創作小説として最高なのでみんな読もう。

7. コンラッド「闇の奥」

こういう非人道的植民地を持っていた王様銅像だったら国民から倒されても文句は言えんよな、的なベルギーコンゴモデルの一つとしているのだけれども、これってミステリかね? ひたすら謎の人物を追いかけて、地理的にも深いところへ分け入っていき、目的人物出会うが彼はあっさり死んでしまうというあらすじは、神話的な単純さと力強さがあるが。クルツは何を恐ろしがっていたのかで語り明かしたい本である

9. ヴァン・ダイン僧正殺人事件

自分は育ってきた境遇英米わらべ歌(マザーグースナーサリーライム)は身近に感じるのだが、そうではない読者がどこまでこの趣向を楽しむことができるかどうかはわからない。

この作品特筆すべきことは、探偵犯人と対決するときの命を懸けた大博打だが、今の倫理的な読者はこの方法犯人を裁くことが適切と考えるかどうかはわからない。ミステリにおける倫理後期クイーン問題とかそういうの?)を語るなら読んでおきたい。

11. エラリー・クイーン「Yの悲劇

かに単体で一番面白いのはこの作品だけれども、せっかくだからドルリー・レーン四部作は一気読みしたい。ただ、衝撃の真犯人といわれても、すっかりすれてしまった現代の読者からすればそこまでショックを受けないかも。そういう意味では登場人物の反応も大げさに見えてしまう。

個人的には「Zの悲劇」以来(テコ入れのために?)登場したペイシェンスという活動的ヒロイン女性史の観点から興味深い。当時としてはすごく斬新なヒロインだったんじゃなかろうか。恋人と一緒にパンツを買いに行くし。

13. アガサ・クリスティそして誰もいなくなった

クリスティはどれを選ぶか迷う。ただ、わらべ歌物の中ではなじみが少なくても楽しみやすいんじゃなかろうか。一人ずつ減っていくという趣向は非常にわかやすい。謎を解く手記が多少不自然といえなくもないが気軽に読める。

ちなみに舞台版ではハッピーエンドに改作されているのもあるとのこと。

25. ロアルド・ダールあなたに似た人」

チャーリーチョコレート工場」など児童文学の作者としても知られる。児童文学ではスパイス代わりだった毒がメインディッシュになっている。

ところで、読者諸氏は年末に「岸部露伴は動かない」をご覧になっただろうか。ドラマ化されていないが、シリーズの中に命を懸けて賭けをする場面がある。あるいは、「ジョジョの奇妙な冒険」第五部でライターを消してはならないという賭けが出てくる。その元ネタとなったと思しき「南から来た男」が収録されているので、ジョジョファンは一読をお勧めする。オマージュ翻案とはこういうのを言うのか、って気持ちになる。なお、ダールは「奇妙な味」の作家としても知られている。

27. レイモンド・チャンドラー「長いお別れ」

筆者はフィリップ・マーロウの良さがわからない。必要のない危険にわざわざ飛び込んでいき、暴力的人間挑発する。ただし、この作品日本の文化に与えた影響は大きい。

ハードボイルド小説以外から例を挙げよう。一つは村上春樹のいわゆる鼠四部作だ。「羊をめぐる冒険」での鼠の足跡を訪ねてのクエストチャンドラーの強い影響を受けている。あるいは「ダンス・ダンス・ダンス」の警官による拷問親友犯罪が明らかになるシーンの元ネタも見つけることができる。一度村上春樹登場人物系譜はどこかでまとめておきたいと思っている(村上春樹ヒロインをまとめていた増田自分は別人)。

もう一つは「スペースコブラ」の「坊主… 口のききかたにゃ気をつけな… オレは気が短けえんだ!」「腹を立てるとなにをするんだ? うさぎワルツでも踊るのか」の元ネタがあること。「……俺は頭が切れやすくってね」「頭が変になったら何をするんだい? 地リスとタンゴを踊るのか?」。どこがかっこいいのかは残念ながら筆者にはわからなかった。

37. ウンベルト・エーコ薔薇の名前」★★★

エーコについては書きたいことがたくさんある。キリスト教と笑いについて問いを投げかけたこと、中世舞台にしているようで当時のイタリアについての無数の言及があること、それから次の名言。「純粋というものはいつでもわたしに恐怖を覚えさせる」「純粋さのなかでも何が、とりわけ、あなたに恐怖を抱かせるのですか?」「性急な点だ」

しかし、この作品で一番深刻なのはキリスト教文学であるにもかかわらず、主人公見習い修道士以外の誰もが、誰のことも愛していないことだ。キリスト教とは愛の教えであるはずだ。弱いものに施したことは、神に捧げたことになるはずで、福音書にもそう書いてある。しかし、修道士たちは貧民を見捨てて権力争いに明け暮れ、異端審問官たちは民衆拷問し、主人公を導くはずの師匠人間を愛していない。彼が愛しているのは知識だけだ。

主人公は、言葉の通じない村娘とふとしたきっかけでたった一回の性交を行い、彼女に深く恋し、それでも魔女として告発された彼女を救えない。彼が村娘の美しさを描写する言葉がすべて、聖書からのつぎはぎなのが痛々しい。

勿論、知的な遊び心にもあふれている。主人公の不可解な夢の持つ意味を解き明かした師匠は「もしも人間が夢から知識を得る時代が来たら世も末だ」という趣旨台詞を漏らすが、これはフロイトへの当てこすりである。同じく、深刻な場面で、とあるドイツ神秘主義者が「梯子をのぼったらその梯子不要なので捨ててしまわなければならない」と述べたことが言及されるが、ウィトゲンシュタイン言及したジョークである中世にこんなセリフが出てくるはずがない。

難解かもしれないが何度でも楽しめる。なんだったらあらすじを知るために映画を先に見てもいい。ちなみに、この映画セックスシーン、村娘が修道士を押し倒すのだけれども、多感な時期にこんなものを見たせいで女性男性を襲うアダルトビデオが好きになってしまった。そういう意味でも自分にとっては影響が深い作品

40 ウィリアム・ゴールディング蝿の王

人間嫌いだった筆者が最高に楽しんだ本。文明が野蛮に回帰していくというモチーフが好きなのだ。何を持って野蛮とするかは諸説あるが。大体、中高生の頃は自分差し置いて人間なんて汚いという絶望感に浸りがちで、そういう需要をしっかりと満たしてくれた。舞台と同じ男子校出身だしね。

48.アゴタ・クリストフ悪童日記

三部作の一冊目。実はこれ以外読んでいない。読んだ当時は、双子たちのマッチョ志向というか、とかく異様に力を手に入れようとするところだとか、著者がフランス語で書いたにもかかわらずフランス語憎悪しているところとかが、何とも言えず不快だった。

今読み返したら、双子たちが過剰に現実適用しようとする痛々しさや、亡命文学の苦しみに対してもっと共感できる気がする。個人的には頭が良すぎて皮肉な態度を取り続けるクンデラのほうが好きだけどね。「存在の耐えられない軽さ」よりは「不滅」派。

53. 黒岩涙香巌窟王

翻案前の「モンテ・クリスト伯」について書く。

子供の頃より腕力がなくてやり返せず、口も回らずにいつも言い負かされ、片想いしていた女の子いじめっ子が仲良くなるのを横で見ていた自分にとって、自由財産恋人を奪われたことへの復讐主題としたこ作品にはまることは必然であったと思う。とにかく面白い特にモンテ・クリスト伯が徐々に復讐心を失っていく過程が、非常に良い。

大人になって完訳版を読むと、ナポレオン時代の国際情勢を背景がわかってさら面白かった。

55. 江戸川乱歩「孤島の鬼」

犯人当てや宝探しなど派手な展開がてんこ盛りだし、犯人動機の一部は自分醜悪に生まれたことに端を発しているから、貧困とか弱者とか非モテとかそういう問題に敏感な増田にとっても議論の題材にできそう。

57. 夢野久作ドグラ・マグラ

読んだからと言って別に正気が失われないけれども、チャカポコチャカポコのくだりで挫折する読者が多いと聞く。大体あの辺りはあまり深刻にとらえず、リズムに乗って楽しく読めばいい。スチャラカチャカポコ

話のテーマは、基本的には原罪的なものだろう。自分が人を殺しているかもしれないという恐れ、親の罪を受け継いでいるかもしれないという恐れ、それから生きることへの恐れだろうか。

60. 小栗虫太郎黒死館殺人事件

難解な雰囲気は好物だが、かなり自己満足的でもある。ヴァン・ダインの二十則破りまくりだし。言葉連想テスト犯人を指摘し、余計な情景描写や、脇道に逸れた文学的な饒舌にあふれ、探偵があっさり暗号を解読して、事件の謎を解く。作者の知識開陳を素直に楽しみましょう。ただ、これ読むんだったら澁澤龍彦の本を何冊か買ったほうがお得であると思うし、膨大な知識が注ぎ込まれているがリーダビティの高い点でもエーコに軍配が上がる。

62. 横溝正史獄門島

差別用語が出てくることで有名で、先ほど出てきたわらべ歌による見立て殺人の影響を受けている。

血のつながりによる犯行動機や、実行の決め手となる偶然の出来事、その皮肉な結末が個人的に好き。自分は謎を解くことよりも、犯人たちの心理状態特にその絶望のほうに興味を持つからだろう。

78. 竹本健治匣の中の失楽

メタフィクション個人的には愛好しているのだけれども、話が入り込みすぎていて結局どういう話であったか覚えていない。巻末の書き下ろしのおまけで、探偵少年パンツの模様を聞くシーンがあったことだけを覚えている。

とはいえ、癖のある登場人物から大学文学ミステリサークル雰囲気を思い出して感傷に浸るのにはおすすめか。大体、小説を好きこのんで読む人間は大抵どこかこじらせているものだし、読みたいリスト他人お勧めする本リストを作り出したらもういけない。そしてそんな奴らが僕は大好きだ。

以上。

2021-01-29

パワハラ紛いの叱責に対して覚えた「理不尽な怒り」を乗り越えた話

始めに言っておくとこれは一種備忘録です。

時折無茶苦茶なことを言い始めますが、自分が怒りにとらわれていた時点での感情であって、日ごろから自分がそういった主張の人間というわけではありません。

ただ、そういう風な思考回路を辿ったよという事実が誰かの参考になるんじゃないかと思い記録しています

また、タイトルの「理不尽な怒り」というのは、自分勝手理不尽相手に怒りの感情を抱いたという意味です。

理不尽なのは私の考えがであって、叱責した側がではありません。

まずはどのような叱責であったかについて。

内容は、数日前の仕事においてある方にサポートしてもらったことについて、一言何かあってもいいんじゃないのかといった類のもの

単純に私が忘れていたのが悪いので、叱責の内容自体もっともなものだと思っています

場所職場の休憩所で、人が多く集まっている時間帯。非常に威圧的な態度での言葉で、言われている間私はすくみあがっていました。

いわゆる「人前で叱責する」というパワハラ一種みたいな感じです。上司ではなく先輩なのでパワハラとも少々異なる気がしますが。

経過

怒られた直後

申し訳ない気持ち相手威圧感に押されて頭が真っ白になった。

始業直後のことであったので、とりあえず仕事に取り掛かるもそのことが気になって頭が回らなくなる。この時点ではまだ叱責されたことを気にしている段階。

細胞稼働率普段比較して70%ぐらいまで落ちているという感じがする。

思い返せば、あの日特に大きなミスを起こさなかった自分はよくやったと思う。

半日程度経過後

怒られたことを反芻しているうちに、言われた内容や場所、その時の相手の表情態度などパーツ分けをしてそれぞれに思いを巡らすようになる。

やはり仕事は片手間でやっている状態。脳細胞稼働率が70%で、30%ほどは常に怒られたことについて考えている。

「内容についてはわかるけど、何もあんな風に言わなくても」「そもそもあんな注目を集める場所で言うか」「挨拶を忘れていただけなのにあそこまで言われる必要はあったのか」「怒られたせいで仕事に手がつかない」

といった具合。思考が迷走を始め、相手自体への嫌悪感や怒りが混じり始める。

終業後

仕事が終わり余裕が出てきたことでさら思考が迷走し、半ば個人攻撃差別的思考のような内容が中心になっていく。

そもそも日ごろから威圧感出しまくりで鬱陶しい」「前職が○○だって聞いたけど、研修人間性を否定されたっていうんだったら人間のいるところに帰ってくるなよ」「普段から他の後輩も偉そうに見下してるしそんな態度で感謝してもらえると思ってるのか」等。

この辺りで唐突映画ランボー無印)」を思い出す。

ベトナム帰還兵の悲哀を描いた名作で、母国に帰ってきても碌な仕事も貰えない青年ランボー感情を爆発させるシーンは映画史上屈指の名シーンだと思う。

私はそのシーンを見て帰還兵の苦しみに思いをはせた事があったが、ここで一つ実感した。

上下関係に異様に厳しく、威圧感があり、言葉ぶっきらぼうだが鋭く、暴力的で何をするか分からない。そのうえ何かあったとき物理的に制圧することも不可能

前3つでも相当きつい。全部そろった帰還兵を自分職場で受け入れられる自信はない。

考えてばかりで疲れたので、強めのアルコール摂取思考を吹っ飛ばす。

まり気にならなくはなったがそれでも時折辛く感じる。

とりあず当日はここまで、明日休日なので何とかなるだろうと考えて就寝。

2日目(休日

テレビを見て気を紛らわそうとするが、一定間隔で怒られた時の声音と顔がフラッシュバックし始める。

傷が熱を持ち始めた時のようにじんじんと痛みとフラッシュバックが繰り返し、まるで自分の視界上に怒り色のペンキをぶちまけられたみたいだとか考え始めた時点で察する。

やばいこれトラウマか、トラウマになりかけなのかこれは」なってる。

余りに繰り返し続けるので、発覚しにくい方向での嫌がらせ方法について考え始める。

あれでもないこれでもないと考えた上で「まだ陽性出てないコロナ患者がいたら、体液でも貰ってあの人中心にクラスター発生させたいなぁ」とか考えだした時点で瀕死だった理性が復活する。

ものすごく不毛だこの思考は。不毛だとわかっているのに思考コントロールできない。

そもそも相手の主張内容自体は間違っていないのに、相手人格否定するような考えや相手貶めるにはどうすればいいかという想像が頭をめぐって止まらない。

ここでまた唐突にあることを思い出す。この展開、三国志死ぬほど見たやつだ。

人前で叱責されたことを根に持ち謀反を計画するも、事前にバレて族滅されたり。

酔っぱらった状態でのパワハラを根に持ち、出陣前の上司裏切り殺したり。

気に食わない上司に不満をもちそれを口にしたこと讒言され、庶民に落とされたり。

「これはあかんやつだ、感情に流されては駄目な奴だ」

張飛関羽の部下は悪者扱いされがちだが、その気持ちを不覚にも理解してしまった。

あとパルパゴスだ。「ば~~~~っかじゃねぇの!?」の人。

あの人も主君に酷い仕打ちを受けつつもその場は耐え、のちに謀反に手を貸し復讐を果たした人物だった。

よく耐えられるもんだと思った。自分ならその場で動揺して打ち首だ。マジリスペクト

さらに「好きの反対は嫌いではなく無関心」という言葉を思い出し、そんなわけがあるかと叫びたくなる。

自分が忘れたくても関係なく興味を引き、頭の一部を支配して、マイナス感情と心身への不調をもたらす感情

完全に好きの反対だ。バフとデバフ関係であり、興味という原点から正反対ベクトルを描く感じだ。

「好きの反対は……」などといった小洒落言葉に何の意味もない。好きの反対は嫌いだという事実直視したほうがいい。

嫌いな対象に対してばかり思考が向いて建設的なことを考えられない状態というのはかなり堪えた。

2日目~3日目(休日

とりあえずこの感情はろくでもないものだという自覚を持ったので何とかしようと思って、鬼滅の刃アニメを見始める。

漫画は読んだけどアニメは見てなかった。今無限列車編の4dxが上映されてるらしいのでこの休暇中に全部見ようと思いマラソンスタートする。

水の呼吸って映像化するとこんなに奇麗なのとかそういう今更感あふれることを想いつつ全話見てそのまま勢いで映画館に行ってみてきた。

前々から「こんなまっすぐな主人公評価されるなんて凄い時代だ」と思っていたけれど、改めて炭治郎君凄いな。

相手のことを否定したり、食って掛かったりしない。伊之助との会話で特に顕著で、話の腰を折らずにうまく相手を動かす技術が突き抜けている。

これぐらい器用かつまっすぐに人付き合いができたら素晴らしいだろうなと思いつつ感動のまま映画視聴終了。

大迫力で素晴らしい体験ができたが、常に微振動が続くので、途中でトイレのために退室する客がいたのが印象に残った。

怒られた話? そんなものどうでもいいや。

あの××のために思考回路を割いたこの数日間は完全に無駄だった。

負の感情思考リソースを割くの本当に無駄しかないよね。あー無駄無駄

↑のような思考をするようになったらかなり精神的に楽になった。

それなりに落ち着いたうえで、休み明け、同僚に「この前のアレなんだったの?」と聞かれたので「仕事関係で気が利いてないってちょっと怒られてねー」と軽く話をして独り相撲終了。

独り相撲をさんざんやったけど、なんだかんだで人に話を聞いてもらうのも大事だよねという話であった。

今回得た知見

・怒りは二次感情と言うが、困惑や恐怖が怒りに煮詰まっていく過程確認できたのはよかった。

ハラスメントが成立するにあたっての、内容以外の要素の影響の大きさを実感できた。

・嫌いという感情いか不毛ものかを理解できた。これからは嫌わず憎まず梯子を外すよう努力します。

自分でのコントロールが困難な負の感情の厄介さを知った。

・謀反ってこうやって起こるんだなというのを肌で体験し、スケールの大きい経験をした気になった。歴史は繰り返す

最後は誰かに聞いてもらうのがなんだかんだ大事

追記

ある意味一番言いたかたことを忘れていた。

怒りに囚われているとき自分感情がまるで自分でないみたいに制御できないことが非常に厄介で印象深かったのでみんなにもっと知られてほしいなと思う。

自分普段から、「嫌いな相手のためにエネルギーを使うのが勿体ない」という理由他人を嫌わないことをモットーにしていたから、怒りを抱いている状態でもある程度理性が働いたが、本当に自分ではない何かを必死で抑え込んでるような感覚を覚えた。

「ごめん無理なのおおおおお必死でやってるけど無理なのおおおおおうおおおおお本来の俺はこんなのじゃないいいいいい俺の思考侵入するなぁあ脳のリソースを奪うなぁぁぁぁぁ助けてぇぇぇぇマジ無理いいいいい」という具合で悲鳴をあげながら向き合いました。善逸かよ。

2021-01-28

ワクチン接種したくなくなってきた

新型コロナワクチンに関する報道が本格的に色々と流れてきたら怖くなった。

最初ワクチン開発成功ってニュースだと、ファイザーの凄く効果的なワクチンって話だった。

それが別メーカーの、しか国内ライセンス生産だという。

急ぎだから次善策で仕方ない、という話だけど、今までそんな方針だとは伝えられてなかった。

ツイ民はてブ民もファイザーありきで論じてた。

いきなり今までの筋書きから梯子を外された。

あ、これ役所の常とう手段情報小出しにしてうやむやにするパターンだと直感的に感じた。

ネット民情報を整理する能力が著しく欠けてる。

たとえば、最初情報公表して、批判されて後で修正したとする。

1日2日ならまだ覚えてるが1カ月経つともう時系列の詳細など忘れ、修正した後の話を基準に「批判したやつは情弱」と叩く。

半年も経過したら、ほぼ情報発表の順序なんか忘れ去っている。

自分がどういう情報をもとに発言たか忘れ、自分発言が正しいと主張するためだけに反ワクチン叩きの題目に熱中するのは目に見えてる。

まともな批判は期待できそうにない。

さらに一方、医療現場の準備不足も聞こえてくる。

内閣は当然ながら支持率挽回のためにとにかくワクチンを早くばらまくことしか考えていない。

ワクチン接種すれば支持率は上がり今までの失策はチャラになると考えてるのだ。実際そうだと思う。

じゃあワクチン担当大臣はといえば支持者へのお手柄アピールに夢中で現場を荒らすことしか考えてない。

そこに官僚情報を絞って批判をかわすいつもの態度。

事故る要素満載だ。

ワクチンの「科学的な正しさ」は強調されるが、ワクチンは話が実験室で終わる論文ではなく工業製品だ。

ワクチン製造する段階。

ワクチン輸送する段階。

ワクチンを保管する段階。

ワクチンを接種する段階。

ワクチン接種後の経過観察の段階。

それらの情報をすべて公開して第三者評価する段階。

全部を適切に管理できてはじめて「ワクチン安全」と言える。

支持率回復と手柄アピールしか頭にない連中に期待できる話じゃない。

トラブルが発生したら隠蔽されるか現場ミス扱い、管理見直しやり直しも現場任せだろう。

そしてトラブルが発覚したとして、批判は「反ワクチン」として叩き潰される素地が完成してしまってる。

批判が潰され成立しない以上、改善も見込み薄だ。

怖い。

絶対に様子見すべきだと直感する。

「反ワクチン」は「科学否定カルト」だという。

実際には「反ワクチン」の最大の背景は「行政への不信」だ。

政府が信じられない。だから政府のやるワクチン接種を嫌がる。政府提供する情報を信じない。

自分も近く反ワクチン側になる見込みだ。

2021-01-25

仕事梯子を外されたときって、どうすればいいの

死にたくなってるんだが

2021-01-23

小説原作アニメ漫画版原作

小説原作アニメがみたいのであって

コミカライズ原作にしたアニメがみたいのではないのである

メディアミックスによってコミックも売れてほしいんだからコミカライズファン梯子をわざわざ外す必要はないってのもわかるが

2021-01-18

リボ人生絶望して発狂しそう

約30年間自分無能さ、凡人さに対して、必死で目をそらす事で保ってきた自我精神がとうとう崩壊した。

現在どうしていいかからない状態なので吐き出させてほしい。

俺と同じようなタイプの人がいるかからないけど、もしいたら反面教師にしてくれれば幸いです。


俺には少し年の離れた兄がいた。

その兄は色々あって10歳ごろで不登校になり、俺は常にそんな兄を反面教師にして生きた。

両親からは賢いと言われて育ったが、ただ異常なまでに俺を褒める教育方針だっただけだ。

それは所謂普通人生から外れてしまった兄への当て付けであり、兄の教育を失敗した反省であり、

自分の子育てが間違っていない、自分の子供は優秀なんだと信じたい感情からだったと思う。

でもその教育方針は俺自身がなんとなく、他とは違う特別人間で、なんとなく特別な事を成し遂げ、

人より素晴らしい人生を送るのだと思い込ませるのに十分だった。

自分勉強運動もできる、天才特別人間である勉強ができなかったり学校にいけなかったり仕事ができない奴は

人間としてダメだという考え方が、この段階で刷り込まれていったと思う。


中学高校では、吹奏楽部に入った。

当時はなんとなく運動部を避けただけのつもりだったが、

今思えばチーム内での競争や、大会での結果で自分の平凡さに向き合う事を知らず知らずのうちに避けていたんだと思う。

吹奏楽部でも競争はあるにはあったが、男性身体的なアドバンテージや、

大人数での団体種目という事でそれほど劣等感には向き合わずに済んだ。

勉強は隠れて死ぬほど頑張って、まあまあのレベルキープし、そこそこの大学に入れた。

テストの前に全然勉強してないわーっていう典型的タイプだったし、

志望の大学を決める時も、周囲には勉強しなくても入れるとこにしたと言い張った。


当時もまだ自分特別人間だという自負は変わらず、

ハンカチ王子まーくんと同世代というだけでなにか運命めいた物を感じていた。

運動については、運動部の人たちには到底敵わなくなり、勉強しなくても成績がいい天才なのだと信じ込んでいた。

兄とはたまに一緒にゲームをしたりしたが、基本的に部屋でずっとパソコンをしていたのであまり関わる事はなかった。

ただ、兄のようにならないように頑張ろうという軽蔑のこもった念を持っていたと思う。

俺が何か落ち込むような事があった時は、内心でこいつよりは1万倍マシだと言い聞かせたりもした。


大学に入ってからは、受験の時に陰で勉強しまくっていた反動で遊びまくり、成績はひどかった。

高校までの自分理想像では勉強しなくてもできる天才の筈だったが、更に妥協する事にした。

学校勉強なんて社会で役にたたないし、もっと本当の意味での賢さが自分には備わっている。

大学勉強よりも、もっと価値のある事に時間を使っているし、その才能がある。という路線にしたのだろう。

そこからは、友達・人脈を増やす為に頑張った。まずは先輩に媚びて、可愛がられて、それがすごいと思ってた。

交友関係を学外にもどんどん広げていき、フェイスブックは顔見知り程度ならどんどん友達申請した。


そのうちに、ストリートアートの才能がある人物出会って、イベントをやる事になった。

結果、そのイベントはそこそこ成功し、俺は何かを作りあげるクリエーターとしての才能があるのだと思うに至った。

実際は、自分では何も作り出す事ができず、ただ誰よりも彼の作品に憧れただけだったのに。

あげく、彼とはイベント打ち上げで大喧嘩して仲違いしたきりだ。

絵を書かないお前の方が主役みたいだ、自分では出来もしないのに口ばっかり出してくるな、

自分以外はみんな馬鹿だというような態度をやめろ。そういう事を言われた。

同じ天才の仲間だと思ってたのに、急に梯子を外された気分になった。

彼が憤慨して帰った後、とりまきと彼の悪口を言いながら記憶が無くなるまで飲んだ。


二十歳を過ぎてから六本木に入り浸って、色んな経営者やらとも知り合いになった。

知り合いと言っても、今思えば知人の女子大生を宴席に連れていくだけの、便利な愛人斡旋係だった。

そんな社長たちすら、ランクを5段階くらいにわけて下のランク人達馬鹿にしてた。

でもいざ同席している間はぺこぺこへりくだって、そのギャップから、家に帰って目眩がして吐く事もあった。

今日〇〇の社長キャバクラから。それだけを同級生に言っている間だけは自尊心が満たされた。

その人達ですら、自分事業を作り上げて必死改善して、本来尊敬すべき人だった。


まりにも授業に出なかったので、留年しそうになり、慌てて学生ローン借金してインドで1ヶ月ワーホリした。

俺の行動のすべては、順調な人生に見せかけるための、ハリボテのアリバイ作りのためだった。

一浪した就活では、人材大手のRから内定を得ることができた。

面接の時は自分の経歴を何百倍にも膨らませて、嘘もふんだんに織り交ぜて通過した。

そういうところだけ器用な自分気持ち悪かった。

今思えば入社前のこのタイミング軌道修正する最後タイミングだったように思う。


入社したRでは、退社した人材起業したり有名企業要職を務める事が多く、元Rというブランドができていた。

自分もそこで頑張って、起業すればそういうキラキラした何者かになれると思っていた。

だが、現実は甘く無かった。俺の営業成績はすごく悪かった。

そもそも自分理想に対して、人材紹介のエージェントという仕事はあまりもつまらなかった。

転職希望者の話を聞いて、内定がでそうな企業を紹介して日程調整をする。

当然転職希望者は培った専門性を軸に、次のキャリアを考えるが、その専門的な内容がさっぱりわからない。

そりゃそうだ。こっちは他で働いた事もない新卒なんだから職種全然違うし。

同期たちは努力ホスピタリティーやら自分長所を活かして成長していったが、俺にはそれができなかった。


今まで努力反省といった所からひたすら逃げてきたのだから、当然の結果といえばその通りだ。

自分の才能について信じていた”なんとなく”というのは、試行していないが故に可能性が潰れていないだけで、

何の成長性もなく、ただただ自分現実と向き合ってないだけだった。

みんなが色んなチャレンジをして、失敗して反省して、試行錯誤をしていた時に、

中途半端な器用さと自尊心と恐怖心から自分は逃げ続けた。

自分限界に挑戦しないか自分能力がわからず、低いハードルを超えるだけで失敗しないだけだった。

周囲には、人材紹介はビジネスモデルが良くないから本気になれない

より良い新たなビジネスモデルでの起業の準備が忙しいのだ、と言い訳していたが、苦しかった。


アラサーと言われる年齢に近づいた頃、仕事とあるクリエイター出会った。

大学時代のストリートアートの彼すらも遠く霞むような、本物の天才だった。

その人は天才故にずっと苦労していて、話を聞けば聞くほど天才ノブレス・オブリージュみたいだなと思った。

IQゆえの他者社会との隔絶。そこから来る生きづらさ。それこそが天才証明だったのだ。

天才友達が少ない。それだけ普通とは隔絶し、突出した人間から

自分がいつか凡人だと気づく不安なんて感じたことはない。人と違う事で、恐れ、疎まれて来たから。

話を聞けば聞くほど絶望していった。中途半端に器用に生きてきた自分とは、真逆人生だった。

自分コミュ力友達の多さを誇って天才だと吹聴してた。それが真逆で本当に恥ずかしかった。


意を決して、精神科を訪ね、IQ検査を受けた。IQ120弱くらいだった。

天才メンバー間を通訳できる、いいリーダー・つなぎ役になれるという解説がついていた。

天才じゃないという死刑宣告だった。上位10%。クラスで3、4番目。それが俺の本当の実力だった。

だけどまだそれを信じる訳にはいかなかった。

天才特別だと言い張っていたのに、そうでない人生今日から歩めと言われても飲み込む事はできなかった。

IQは一つの指標。そう考えるしかなかった。そうでないと生きて行けなかった。

検査の結果を聞いてから毎日、気が狂うほどの焦燥感が常に付き纏っていた。

本当に24時間何をしていても、少しでも気を抜いた瞬間に、

何かを成し遂げなければならない、特別である事を証明しなければならないという強迫観念が絶えず襲いかかってきた。

会社から逃げるように独立起業する事にした。


人材系のビジネスをやろうと思った。

幸い、人材系のエージェント採用代行は独立ハードルが非常に低かった。

仕事上の取引先ではあるが、コネクションもある。

同業他社と比べると、有料のオプションが1つ無料になる。程度の差別化だったが、

それを新しいビジネスモデルという事にして打ち出していった。

本当にちっぽけなしょうもないアイデアだけど、それに賭けることにした。

勝ち目なんて無いに等しいのはわかっていた。でもそれに全てを賭けるしかなかった。

賭けに負けても死だが、勝負しなくても死だったから。

特別人間であるというアイデンティティだけにすがって、他者馬鹿にし、虚構優越感に浸り、

両親の呪詛成就させ、なんとか生きてきた。

生き続ける為には、この道で食っていくしか無かった。


独立はうまくいかなかった。

あると思っていたコネクションは、俺ではなく会社と繋がっていたのだ。

大手看板が外れて、だれにも相手にされなくなった。

経営関連の庶務雑務の多さも想定以上だった。

元々ないホスピタリティーは更に枯れ果てた。

余裕の無さが更に成功を遠ざける。

うまくいくはずが無かった。

更にコロナ拍車をかけた。

どんどん追い詰められていった。


その頃兄はフリーランスエンジニアとして生計をたてていた。

兄は学生生活こそうまくいかなかったが、こつこつとプログラミング勉強をして実力をつけていた。

いくつかの現場経験していたので、人脈もあった。それを使う事にした。

子供の頃から兄を馬鹿にするのが俺のアイデンティティの一部だったのに、その兄にすがって何とか生きている。

兄は優しかった。逆境に負けず、こつこつと努力を重ねられる強い人間だった。

情けなさと申し訳なさが加わり、更に精神的にはキツかったが、

金銭的にはどん底から少し這い上がれるかと思った。

でもそれもだめだった。三度、天才に打ちのめされることになる。


求職者企業面談をすると、3万円もらえるという転職サービスが現れた。

目から鱗だった。考えた人は紛れもない天才だと思った。

人材業界ビジネスモデルには問題があると先述したが、それについては紛れもない本心だ。

既存人材紹介業は、求職者入社すると理論年収の35%程度を手数料としてエージェントに支払うのが慣例だ。

年収600万円の人材を紹介すれば、200万円以上の手数料を払う事になる。

求職者を集めて求人を紹介し、履歴書を送って日程調整をする報酬にしてはあまりに高すぎる。

人材系のエージェント採用代行は独立ハードルが低いというのは、それが由縁だ。

中小企業や、スタートアップベンチャーがおいそれと手を出せる金額ではない。

加えて、エージェントはとにかく求職者入社すれば高額な手数料が得られるので、

求職者が望む転職になるか」「企業に本当に必要人材か」を無視して、

内定が出そうな企業」に求職者を押し込む事で、売上を伸ばす事ができる。

まりエージェントが売上を追求すると、求職者企業利益を損なうケースが出てくるのだ。


3万円もらえるという転職サービスでは、企業面談時に費用がかかる代わりに、入社時の手数料はいらないらしい。

企業エージェントに払っていた費用の大部分を、求職者が受け取る形だ。

これは、既存転職市場人材業界の諸問題を一気に解決し得るポテンシャルがあると思う。

このサービスを見た瞬間、正気を保ってられなかった。ケチの付けようがないすごいサービスだった。

転職市場人材業界パイの全てをテーブルごとひっくり返す、この上ない破壊イノベーション

最初は思わずネガキャンした。悔しかたから。でもどうしようもなく憧れた。

どうして自分がこれを考えつけなかったのか、今まで何に時間を使ってきたのか。

自分を責める事しかできない。感情はもはや支離滅裂でどうしようもない。

仕事を続けられる気がしない。全て終わりにして消えたい。ネガティブ感情無限ループしている。


一番恐ろしいのは、ここまで書いた事全て、自分は薄々気づいていたという事だ。

それでも、特別人間でなければ、優秀な人間でなければ意味がない、

という自分自身にかけた呪いからそれを絶対に認める事はできなかった。

ここまで絶望的な状況になって、認めるしかない現実が来て、やっと認める事ができた。

自分の心の中の薄々気づいていた部分は、こうなってしまった事をホッとしている気すらする

このままどこまでも狂って、「コロナがなければ・・・」「精神を病まなければ・・・

という言い訳ができればいいと、ただそれだけをずっと泣きながら祈っている。

簡単にできて大昔から有効だったテロ対策階段を作らない」

上層階に上る際は梯子を二階から垂らしてもらう

2021-01-16

原作通りじゃないと発狂するタイプ人間って原作の一面しか見れてないのに騒いであとで原作者に梯子外されるタイプが多いよな

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