はてなキーワード: 対立候補とは
安倍氏に対する銃撃事件を発端に、自民党と統一教会の蜜月がメディアに取り上げられた事から、自民党=カルトとみなす世論が以前よりも広く浸透した昨今だが、その自民党の連立与党である公明党に関しては、メディアであまり取り上げられる事も無いせいか、ぼんやりとしたイメージしか持ってない人も多いと思われる。
結論から言うと、公明党は自民党と同じく立派なカルト勢力だ。それも統一教会が支持母体となっている勝共連合と同じくらい、その思想には過激なものが見受けられる。彼らのそれが如実に表れるのが選挙期間中だ。
周知の通り、今年の3月の後半から4月にかけては統一地方選挙が行われる。
選挙に浮足立たない政党など存在しないが、公明党のそれは少し事情が異なる。なぜなら、公明党は宗教法人である創価学会が支持母体の政党であり、その選挙活動にはほぼ確実と言って良い程、創価学会の現役信者を動員する為だ。
選挙期間中、信者は知り合いへの家庭訪問や連絡などの選挙活動に駆り出される。ここで言う知り合いとは友人知人という枠では収まらず、少しでも関係のある相手であれば対象となる。
「創価学会の信者である知り合いから選挙の時だけ連絡が来る」「深い関係でもないのに急に一方的に選挙協力の話をされた」という創価学会に対する苦情は、この活動が原因だ。
信者には報酬など無く、ともすれば上記の様な活動による人間関係の悪化からトラブルに発展する事も少なくない。それでも信者が選挙活動に汗を流すのは、創価学会の教えが正しいと心の底から信じているからだ。
そして宗教が己の教えの正しさと信者の結束を補強する為、しばしば「攻撃するべき敵」を作り出す様に、この創価学会の選挙活動においてもその手法は取り入れられている。つまりは、対立勢力の悪魔化である。
公明党はこれまで様々な相手を悪魔化してきたが、特に旧民主党勢力と共産党に関しては実に過激な主張を繰り返している。
それは公明党が今回の選挙活動で信者に配布した内部討議資料に、以下の様な文言が並んでいることからも分かる。
今春の地方統一地方選挙で、地域によっては「野党統一候補」の擁立を画策している。政策・理念が相反するにも関わらず、選挙の度に野合を続け、目先の利益ばかりを優先するその姿からは、「国民生活を守る」という政治家としての責任感は全く感じられない。「実行力」も「実行する気」も無い彼らの主張に騙されてはいけない!
危険1 忘れたらアカン!悪夢の民主党政権はNO! 国民の政治不信を増大させて、日本中を大混乱に陥れた罪は大きい!
危険2 口だけは達者!やるやる詐欺の「ペテン政党」 実現できない政策やご都合主義の甘い言葉で国民を惑わす!
危険3 自分勝手な「選挙ファース党」 国民置き去り!政策そっちのけ!選挙名物「立憲の野合工作」
危険1 今も昔も変わらない「暴力革命政党」 オウムやテロ組織と同じく、政府や警察にマークされている団体!
危険2 暴走する「政界のあおりドライバー」 何でも反対!国民の不安感情につけこむ、悪質政党!
いかがだろうか。この様に、まるで過激な極右系雑誌に並ぶ様な文言を選挙活動で用いているのが公明党なのである。
更に醜悪なのは、この対立候補に対する悪魔化が、デマや印象操作、物によってはブーメランであるという事だろう。
例えば、「何でも反対」だが、立憲民主党も共産党も全ての政策に反対していない為、これは完全にデマによる印象操作だ。
他にも、政府や警察にマーク、危険な政党という文言だが、他国においてカルト認定され、社会問題にもなった創価学会が母体の公明党がこれを言うのはブーメランに思える。統一教会とズブズブの関係な自民党と連立与党である事も思えば尚更だ。
悪夢の民主党や政治不信の点においても、自民党の連立与党として数十年間もの長期にわたり活動してきたにも関わらず、経済や少子高齢化対策の面で殆ど成果を出せず、「クリーンな政治」を謳いながら2021年には遠山清彦元衆院議員が在宅起訴されたことは記憶に新しく、また自民党の度重なる汚職には見て見ぬふりをして連立与党を続けてきた現在の公明党が、他党に対してこれを言う資格があるとは到底思えない。
また、最大のブーメランは選挙協力の点だろう。公明党は上記のような過激な文言で他党を悪魔化する一方で、すぐに掌返しをする風見鶏の様な性質がある。
今は連立与党の関係である公明党と自民党も、かつては犬猿の仲とも言える状態であり、公明党は自らのポスターに「「消費税」は悪だ」「消費税はきっぱり廃止です。」と記述するなど、消費税の増税を繰り返す今の状態とは言っている事が真逆だった。
維新との関係もそうだ。公明党の維新に対する姿勢には一貫性が無く、これまで選挙の度に協力と対決の方針をコロコロと変えている。この様な公明党の右往左往に疑問を感じるのは選挙活動に参加していた信者達も例外ではない。
敵対関係にある時は相手を悪魔化している為、そこから一転して協力、というのは受け入れられない信者も少なくない。中にはこの様な公明党の動きに不信感を抱き、選挙活動や創価学会自体をやめてしまう信者も発生している。
特に普段から活動にそれほど熱心でない創価学会の所謂宗教2世3世においてはこの動きが顕著であり、こうした部分は統一教会にも共通する点だろう。
この様に、身内の信者からすらも白い目で見られる政治権力を得るためのなりふり構わない公明党こそ、上記の「二転三転」「ペテン政党」「自分勝手な「選挙ファース党」」「理念なき野合」そのものではないだろうか。信者の信仰心を利用して虚言で都合よく誘導し、己の利益の為に利用する。まさにカルトである。
日本の政治をカルトの力を使った自民党と公明党が牛耳っているという、この状況の深刻さについて、今一度良く考えてみて欲しい。
個人的に興味のある内容だったので、ネットで分かる範囲でまとめた。
https://www.sankei.com/article/20171108-7NV7LFSEZJKV3AQODOZS7NJ4VM/?outputType=amp
郵政民営化に反対した、堀内氏の父光雄氏に対して刺客候補として長崎氏が2005年に山梨二区に乗り込む。以来、堀内氏のバックに岸田派、長崎氏のバックに二階派がつく形で2人が共に立候補し、山梨二区は保守分裂する形が続く。
堀内氏に敗れて浪人状態だった長崎氏が2019年の知事選挙に出馬。宿敵の堀内氏も応援し、当時の革新系現職を破る。長崎氏が富士急前で演説する一幕がハイライト(堀内氏の夫が富士急創業一家)
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/13532.html
富士急が県から借り受けている県有地の借地料が不当に安いという訴えを2020年に県が起こす。「浮上」と書いたが、県有地の借地契約の件に関しては、知事選の段階ですでに懸念材料になっていたようである。
https://www.sankei.com/article/20221220-ETNY7KC7ORLXVF2D53GSUXYYSY/?outputType=amp
長崎氏が知事着任後の2021年の衆議院選挙では、長崎氏陣営が堀内氏を支援という報道もあり。
https://www.asahi.com/sp/articles/ASPC30GSTPC2UZOB001.html
2021年に富士急ハイランドで事故が起きる。県が調査に乗り出すが、知事側の嫌がらせと見たためか、富士急側がかなり渋い対応を見せる。
https://diamond.jp/articles/amp/289982
今回の知事選は、堀内氏は長崎氏の支援を明確にせず。なお、対立候補の志村氏は自民系で、県有地問題に関する県の姿勢に異を唱えていることもあり、構図としては堀内氏の子分が暴走する形で長崎氏にケンカを売り、堀内氏は情勢を見て子分の支援をしなかったか(切り捨てた)のようにも見える。
https://www.sannichi.co.jp/article/2022/12/08/80446208
二階氏VS岸田氏的な観点からは、二階子飼いの長崎氏が自民党の推薦で当選したのだから、二階氏にポイントが付くだろうが、堀内氏(岸田氏)も積極的に反長崎氏的な動きをしたわけではなさそうなので、最小失点で切り抜けた的な感じに見える。次の選挙で堀内一派がどんな手を繰り出すのか楽しみにしたいと思う。
昔は、壮士と呼ばれてた連中の子孫。
小泉純一郎も、橋下徹も、この壮士の子孫という時点で、どれだけ連中が力持ち続けてるか分かるよな。
橋下徹なんか、新聞拡張団(朝日新聞の押し売りセールスマン。ヤクザだらけ)の団長の息子で、ヤクザ専の弁護士で、日テレにテレビタレントにして貰って有名になったという。
小泉純一郎の祖父なんか、マジモンの殺し屋で、ピストル乱射して、対立候補潰してた奴。
芸能事務所から、バラエティやドラマやアニメの制作会社までね。
んで、表向きだけ華やかな世界に騙された奴が、こういう会社入って、世間でブラック企業なんて呼ばれてる会社が天国に思えるような搾取される。
そして、誰もこいつらをブラックとは言わない。
ブラックブラック連呼してる奴らはマスゴミなんだから当たり前だよなぁ。
連中が、枕だ枕だ、連呼してるのもそのため。
枕すればデビューできると思い込ませる。
実際デビューしてるのは、上級国民の坊ちゃん嬢ちゃんなんだから、枕してるわけないのにな。
シカゴの冒頭シーンとか上手いよね。
あれ見ても、自分があんな目に遭うなんて、リアルに想像しないし、被害にあって捨てられた後は、警告してくれてたんだと感謝すらされるように作られてる。
ハリウッド様様ってね。
ハリウッドも、有名な俳優なんかは、本当はヨーロッパの王族だったりするけど。
まあ、有名な奴らは、誰一人信じない方が良い。
小選挙区制だったら、「一番有力な対立候補に入れる」というシンプルな投票行動でよい。
しかし、市議会のように大選挙区の下では、「当落ラインの候補者を押し上げる」という投票行動を取るはめになる。
誰が当落ラインにいるかを判別するだけで大変だし、「反〇〇」みたいなアンチ票を取り込めないし、どうやっても無理ゲーでは??
兵庫県内西部にある太子町が揺れている。13日投開票の町長選で、不信任決議を受けて失職した前町長との一騎打ちを制した元町教育長が初当選を果たしたが、町政の混乱は収まるのか。
元町教育長の沖汐守彦氏(65)が、前町長の服部千秋氏(63)に約3700票の大差をつけて勝利した。当選後、沖汐氏は議会や職員と意思疎通を図ることを強調。「公正公平な行政運営をしたい」と述べ、服部氏との違いを鮮明にした。
町長選に至った太子町では何が起きていたのか。背景には、2016年に初当選した服部氏が議会と衝突を繰り返していたことがある。
服部氏は中学校卒業までの医療費無償化を実現するなどの手腕が評価される一方で、職員を怒鳴り続けたとする「パワーハラスメント疑惑」を問題視されたことがある。就任直後、町長選の対立候補を「政策的に大きな違いはなく、行政運営の知識もある」として副町長にする人事を提案し、議会で不同意に。22年9月にも「セクハラ疑惑」で辞任した別の教育長の後任人事案が不同意になった。町立学校特別教室のエアコン設置予算を巡り、町教育委員会が「協議なく(服部氏が独断で)予算カットした」と指摘し、修正されたこともある。
議会は一連の混乱を解消すべく、服部氏に対して町政立て直しの要望書などを提出してきた。だが改善には至らず、9月に不信任決議を可決した。
議会側は、確執が続いたのは服部氏のコミュニケーション不足から生じたとみる。ある町議は「議員の質問に的確に答えることは少ない。全く違う話を出すこともあり、議論がかみ合わない」と打ち明ける。服部氏は「丁寧に説明しようと思うから長くなる。正確に伝えようと努めている」と反論する。
さらに17~21年度で町職員約200人のうち、49人が早期退職したことを指摘。「うまく物事が運ばないと職員に責任転嫁する態度がある」と分析し、士気の低下を懸念する。服部氏は「転職や介護など理由はさまざまで、私が原因ではない」と否定する。
一連の騒動の渦中にいたのが、新たに町政を託されることになった沖汐氏だ。19年に服部氏に任命されて教育長に就いたが、エアコン設置に絡む予算問題に反発し、任期満了で退いた経緯がある。
兵庫県ホンマええかげんにせえよ
【チャート】
生まれは農民を選択(その代わり頭脳にステータスを全振りする)
↓
12歳になったら父親を武家の養子に入れて、武士にクラスチェンジ
↓
17歳になったら塾(松下村塾)に通い、スキル向上。また仲間(高杉晋作など)を集めてパーティ作成
↓
22歳に密航によりイギリスへ。数ヶ月で英語をマスター(頭脳ステータス全振りの効果)
↓
23歳で外国(四国連合艦隊)との交渉で通訳になって信頼度を上げておく
↓
28歳の時に革命(明治維新)が起こるので、英語力をアピールして政府側につく
↓
30歳でヨーロッパに行き(岩倉使節団)、内閣制度と憲法について学ぶ
↓
その代わりひたすら内閣制度と憲法の勉強をし、頭脳と信頼度をMAXにする
↓
【工夫した箇所】
・農民生まれチャートのため、余ったステータスを頭脳に全振りできる
・憲法を作る前に総理大臣になることにより、およそ10ヶ月の短縮
※RTAとは関係がないが、このまま進むと満州で安重根に暗殺されるバッドエンドなので、
ベストエンディングを目指すには満州には行かないルートの構築が必要。
1987年、統一教会の女性信者の中で、身長が156cm以上、できれば英会話ができる、献身者(学校や仕事を辞めて統一教会に尽くす信者)を全国から90人ほど集め、京都の関連施設で信仰講義や秘書マナー研修、ワープロや英会話の研修、スピーチの訓練、フランス料理のテーブルマナー研修まで行われ、この人材が公設秘書・私設秘書として国会議員の元に送り込まれた。
石原慎太郎は自身の秘書のうち1人がこうした統一教会経由だったが、対立候補に情報が筒抜けだったことを怪しんでいたところ、この秘書が夜に不審な行動をとっていたことを見つけて解雇したという。石原慎太郎によれば、こうした秘書は当時「少なくとも50人はいる」という認識だった。
激戦と思われていたのに、かなり早い時間で森ゆうこ敗戦濃厚の報が出て驚いた
同じ基盤の対立候補、しかも新人の男をぶつけられて負けるのかと
新潟はおばさんが強いから、ぶつかり合って負けるとは思っていなかった
負けるにしても、もっと競るだろうと考えていた
「新潟は杉と男は育たない」と言われ、杉が育たない理由は雪で、男が育たない理由は女が働き者だから、と言われる
実際に新潟の女が働き者というのはあるかもしれないけれど、新潟は男を尻に敷く女が好まれるというのが実情で、ある程度の年齢以上の全国的な知名度だと田中真紀子みたいなおばちゃんを新潟県民は好む
森ゆうこはまさにそんな感じで、新潟県民が好きなおばちゃん像だ
それなのに負けるとは
元政治家タレントになった金子恵美は菊田真紀子と同じ選挙区で、勝ったり負けたりだったけど、菊田真紀子より若いから負けたと言われたくらいに、おばちゃんが強かった
(金子恵美が政界引退したのは新潟県連との喧嘩が原因だけど、新潟県連は金子恵美によりおばちゃんらいさを求め金子恵美がそれを嫌った、という噂があるくらい)
今回、森ゆうこが負けたことで、菊田真紀子も危機感を募らせていると思う
菊田真紀子は微妙に仲悪そうなのに、森ゆうこと一緒に街宣車乗ってたからね
それに衆院の新潟選挙区は定数が減って区割りも変わり、次の衆院選では菊田真紀子にこれまで選挙区が別だった泉田裕彦がぶつかる可能性があって、今回の選挙の影響は大きそう
あとブコメで”ネット広告は自民党ばっかり”なんてのを見かけたけど、新潟だと森ゆうこばっかりだったぞ、街宣車も森ゆうこの方が多かったと思う
立憲民主党の幹事長は衆院新潟選出の西村智奈美で、落とせない選挙区だったから
新潟の他に、山形、岩手、長野?とか激戦区と予想されたとこは、特に1人区はそうなんだと思うけどネット広告は偏っていたと思う
シティーボーイのはてなーは田舎は自民が強いと思い込みがあるようだけど、新潟は立憲が結構強かった
しかもおばちゃんが(比較的若い)男に負けるとなると、衆院選で新潟選挙区全敗すらある
激戦区と言われたところを見ればわかるけど、共産党が候補立ててないところが結構あるからね、共闘どうのこうのじゃないよ
次の衆院選は全国で区割りが変わる予定だから、各党が今回の得票を分析して対策するだろうけど、次の衆院選で票読みを誤ると立憲民主は半減してもおかしくない
今回、議席以上に、酷い負け方をしている
ニュースになってるコロナ禍の都外ゴルフ場を筆頭にtwitterでもはてなでも良い話は聞かないし、今回の田中区長の再選は正直どうかな……と思っていた。
ネットのどこ見ても前区長についてはほぼ「落ちてざまあ」みたいな声しかないので、ひっそりとここに書いておく。
あれほど待機児童に苦しんでいた杉並区にたくさん保育園を増やしてくれてありがとう。
あのコロナ禍の中、考えなしの大人のために我慢続きだった子供の一生に一度の思い出を優先して、成人式を開催してくれてありがとう(結果的にあの時の杉並の感染者は他所と大して変わらんかったぞ)。
色々思うことはあったけれど今回は、これまでの感謝の念を表して現職の田中区長に票を入れました。
対立候補の岸本さんについては特に政策の異論もなく、ただ新人かつあのゴリゴリのリベラル政策で勝つのは難しいだろうなと思っていたので、正直当選を聞いてびっくりした。おめでとうございます。前区長のよくないところは改め、よいところは引き継いで、杉並区のためになる政治をしていただければありがたいなと思う。
(以降蛇足)
子育て政策に関して区長は「老朽化した児童館を閉鎖し、新しく乳幼児特化の子育て施設(子育てプラザ)を建てていく、その間行き場のない子供の居場所については小学校の空き教室などを充てる」と言ってたけど、皮肉にも区長が必死に増やしてくれた保育園から大量に新一年生が持ち上がり続けて今はどこの小学校もパンク状態、空き教室なんてないんだよね。
だから「この発言は苦しいな、新しい施設が出来上がるまでのどこかで子供に皺寄せがくるんじゃないかな」という危惧はあった。そういうのも地味に選挙に影響したのかも。
でもうちの近所にできた子育てプラザは広くてきれいでとても使いやすい良い施設だと思う。できてから何度も利用させてもらった。近所の児童館は狭いし学童と競合するので、ちょくちょく遊びに行ける規模の場所ではなかった。岸本新区長は既存の児童館の保護派の方ではあるが、長期的には子育てプラザのような新しい施設へも目を向けていただければなと思います。
こんな感じで、今日は電力が足りない見通しで広範囲に節電要請が出されている
https://digital.asahi.com/articles/ASQ3P778DQ3PULFA00C.html
で、これに対する反応として「原発を動かせ」「原発があれば問題ない」という話がちらほらあるけれど、これは間違いだという話をちょっとしたい。
殆ど原発の有無は関係がない。というか再エネによる分散型にでもしない限り、災害対応の本質はそこじゃないだろう。
そして、国民民主党の玉木代表ら、電力関係の関係者はこのことをよく分かってるのに訂正しないのは不誠実じゃないのかと思っている。
簡単に言えばこうだ。(いずれも現在日本に設置されている既存の原発の場合)
一方で、原発があれば災害耐性がよくなる可能性があるものもある。それはこれだ
なぜそう考えるのか。説明しよう。
原発は「ベースロード電源」である、という話を聞いたことがある人は多いと思う。
例えばこんなグラフ
https://www.jaero.or.jp/sogo/detail/cat-01-03.html
サイトは日本有数の原子力ロビー団体、「日本原子力文化財団」のもの。
これは「優れた供給安定性と効率性を有している」と書いてあるが、逆に、長期間連続して同じ出力で稼働し続ける時に最大の効率を発揮するように設計されているため、出力調整ができない、あるいはしないという前提になっていると言う事になる。
だから、今回のように他の発電所が災害で停止に追い込まれても、突然原発の出力を上げることは出来ないし、するためのものではない。
電気は余ったからと言って垂れ流して捨てる事もできない。だからいつもバランスをとる必要があるわけだけれど、そのバランスを取る部分には既存の原発は使えないわけだ。
ただ、これは既存の原発の話で、出力調整が柔軟にできる様にする次世代原発の開発も進んでいる。
たとえば、フランスのマクロン大統領が(脱原発路線の対立候補と違いを鮮明にするため)開発すると言っているのはこちらだ。
この背景には、既にベースロード電源という話がどこかに行ってしまったからだ。
例えば、ドイツは、2018年に100%再生可能エネルギーで供給する日があった。
https://www.cleanenergywire.org/news/renewables-cover-about-100-german-power-use-first-time-ever
ドイツではその後、こういう日が当たり前に発生するようになって、ニュースにもなってない。日本でもそう言う場合がある
https://www.isep.or.jp/archives/library/11271
太陽光・風力などの再生可能エネルギーは燃料費ががほぼゼロなので、余るときはほぼタダで垂れ流してもマイナスにはならない。そうすると全電力需給を賄うほどの電気が生まれ、それが短期市場ではタダみたいな価格で流れ込んでくることになる。この状態の時、ベースロード電源はあるだけ無駄で、タダの電力がある時は止めておける発電所が必要とされている。
そのために原子力でも柔軟に出力が変更出来るものが望まれているというわけだ。ただこうなってくるとライバルは蓄電システムとスマートグリッドになるわけで、勝ち目がある様には見えないけれど。
それから、上に示した日本原子力文化財団のグラフと、その後に示した再生可能エネルギーが入った実際のグラフを見比べていただくと、これだけで原子力ロビー団体の不誠実さがよく現れていて乾いた笑いが出る。
日本原子力文化財団のグラフでは、既存電源の上に薄く再生可能エネルギーが載っているようなイメージ図で、縦軸には単位がない。完全にミスリードを誘っている。一方で再生可能エネルギーの値は実際の値に基づいている。再生可能エネルギーの値はチャンピオンケースが出がちと言う問題があるが、もう少しどうにかならないのか。
人の良い田舎者に聞こえの良いことだけを吹き込んで原発を受け入れさせる昔からのやり方をやり続けているように見える。そんなのはもうやめろ。
仮に、このままプーチンの侵略戦争が泥沼化し、西側の経済制裁が超長期化し、原油やLNGがどんどん上がり続け、原子力発電所の優位性が上がったとしよう。
その時、今の電源に加えて、原子力が加わる事にはならない。原子力発電所ができたぶんだけ、既存の発電は停止しなければならない。そうしなければ、コスト垂れ流しになってしまう。
そうなると、災害対応の難しい発電システムである既存の原発の依存度が高まり、災害への対応は悪化するので、供給の弾力性はむしろ落ちることになる。ただ、これは殊更論うほど影響は大きくないと思う。
一方で、原発をメインにすると改善する可能性があることも考えてみる。
原発に限らず、発電所は、規模をでかくすればでかくするほど効率が良くなると言うのが常識とされていて、どんどん大型化・集積化されてきた。だから一つの発電所が止まると影響が大きい。
さらに、原子力に限っては、法律で年に一回必ず止めて、最大で数ヶ月に及ぶ法定点検が必要とされている。そのため原子力発電所の稼働率は、実はあまり高く無い。
(余談だが、新世代で開発中の原発がやたらと費用を低く見積もられているのは、このメンテナンスが不要だと主張しているため。稼働率が高い事を仮定しているからだったりするが、結局お湯を沸かすわけで、本当にそれできるんか?疑問。閑話休題)
そのため、定期メンテナンスをしている間、それを肩代わりするための余剰電源が必要になり、原子力の場合には他の発電に比べてこの比率を大きくとらなければならない。
それが結果として、災害時の対応の為のシステムとして利用できるとするならば、より弾力性はよくなるかもしれない。
ただ、いわゆる「限界費用ゼロ社会」の典型としての再生可能エネルギーの登場への対応や、北海道電力のブラックアウトの教訓から生まれた分散型電源への転換、さらにはBEVの出現などを考えたとき、デメリットも大きいのだから、この道を今から選ぶ事は無いと思う。原発を活用するにしても、次世代の原発に役割を譲る事になるだろう。
この辺りは、電力関係の関係者はよく分かっているようだが、どうもあえて原子力発電再開へ利用したいのか、どうも誤解を放置しているように見える。
例えば国民民主党の玉木代表などが典型だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/032c2bad737bf517c4d2d5948557b217410858a3
「当面、国民の皆さんには節電をお願いせざるを得ませんが、本来なら国が責任を持って安全基準を満たした原発は動かすべきなのに、批判を恐れ誰も電力の安定供給に責任を持とうとしない現状こそ危険です」
元のツイートはこれか
https://twitter.com/tamakiyuichiro/status/1505521008400560132
これ、よく見ると、今回の電力供給の逼迫に原発が有効だ、と主張はしてないのである。
国民民主党は、脱原発を党の筆頭政策に掲げる立憲民主党には参加できない電力労連の組織内候補が参加しているなど、エネルギー政策については既存電源業界側に立っている政党なので、なるほどよく分かっているなとある意味感心している。
でもこれは最適な社会を実現していくためには問題だ。理想的には全ての情報がちゃんと表に出ていて、そこから何が大事かを考えることが必要だ。
きちんとした情報発信をしてみんなで考える問題だ。
理想的な政治家の仕事とはそう言うもんじゃないのか。利権団体のスピーカーだけなら存在価値はないんだぞと思ってほしい。
仮にも選挙に選ばれてるんだからプーチンだけじゃなくロシア国民にも責はあるとする意見もあり、
けど選挙のたびにジャーナリストが行方不明になったり対立候補が不自然に消えたり投票率が100%を超えたりするような選挙に何の意味があるのかという意見もあり。
最近の支持率が7割越えだとかいう報道もあるけど、どこまであてになるのか分からない。
どうなんだろうね。
プーチン政権を存続させてきたのはロシア国民だというのは確かにそうなんだろうけど、国の全権を完全に掌握してて謀略暗殺なんでもござれな相手に一般市民が何ができるかというと、まあ何もできないよね。
平和的に、例えば国外の人権団体あたりと協力して国連に訴え出て国際世論を動かして選挙の監視団を入れてもらうとか考えてみても、安保理にはロシア政府代表がふんぞり返ってる。
後はもう反政府武装ゲリラ闘争くらいしか残ってない。そんな無茶をやれとは言えない。
ではロシア国民は一方的な被害者なのかというと、それもどうだろう。
どうにもロシアには独裁者が出現しやすい政治風土があるようにしか見えない。むしろ国民がそういう指導者を望んでいるのではないかと思えるくらい。ソ連時代から相変わらず。
プーチンも最初から全権を掌握した存在としていきなり出現したわけじゃない。元KGBで超がつくタカ派でヤベーやつというのは最初から言われてて、それでも国民が「強いリーダー」を望んだから選ばれて、これまで着々と独裁体制を築き上げてくることができた。
そして今となっては、もうロシア国民にも他の国にもどうにもできない存在になってる。
やっぱり責なしとは言えないような気もする。