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はてなキーワード: 炭素とは

2017-10-29

失恋の癒し方

自分の中にポッカリ空いた穴に、何かをパズルピースを埋めるように入れておきたい、という気持ちが寂しさの原因では?

恋愛依存症一種で、自分の外側に対象を求めるから生じている。

 

解決策は、まず自分の中を充実させること。

他人に親切にして、「ありがとう」という言葉感謝気持ちを集めていくと、自分の中(心)が暖かさで満たされてくる。

そうすると、穴が埋まって、異性で埋め合わせをしなくても、いつも安定した気分でいられる。

 

女のことはいったん忘れて、身近にいる老若男女に優しくしてみよう。

恋人に優しくできたという実績がすでにあるなら、同じ程度の親切は実行可能なはずだ。

 

快楽原則

心理学では、「快楽原則」という行動原理提唱されている。

快楽原則ドイツ語: Lustprinzip, フランス語: Principe de Plaisir)とは、グスタフ・フェヒナーが作り上げジークムント・フロイトが取り入れた精神分析学概念である

快楽原則人間快楽を求め苦痛を避けること、すなわち生理学的・心理学的な必要を満そうとすることを表す。

必要であれば充足を延期する現実原則がこれと対を成す。現実原則快楽原則対立するものとは考えず、快楽原則の変形されたものと考えた。

まり人間は「喜びを求めて、苦しみを厭う」という方向で動く、ということ。

 

人間の体で味わえる(経験できる)物理的な快楽は、

などが昔からある。

なぜ、快楽には中毒性、依存性があるのだろうか?

 

差異

喜びや苦しみは、相対的差異(Before → Afterの変化)から生じている。

例えば、

  • (前)ご飯を食べて満腹だった状態 → (後)時間が経って消化が進み、胃が空になって空腹の状態。この差異によって「腹が減って何か食べたい」という苦しみが生じる。
  • (前)空腹の状態 → (後)おいしいものを食べて満腹の状態。この差異によって「おいしいものが食べられた」という喜びが生じる。

このように、苦楽は変化=前後差異によって生じている。

 

ちなみに、何が「同じ」で、何が「違う」か、という認定する基準については、デリダという哲学者研究してる。

個人的には、自分が何かが違う状態になったと感じたら、それをもって「違う」と判定して良いと思っている。(主観で決定してOK

自分他人の感じ方の違いを考慮すると、話がややこしくなるので、ここではシンプル認識方法採用しておく)

 

三苦

仏教では、苦しみの側面に着目して、苦しみを3つに分類している。

苦とは、苦苦、壊苦(えく)、行苦の三つである

  1. 苦苦:痛みなど、それ自体が苦しみというタイプの苦。
  2. 壊苦:得ていたものが失われる苦しみ
  3. 行苦:求めても得られない苦しみ

壊苦と行苦は、差異に基づいて生じる苦しみといえるだろう。

(苦楽は表裏=相対的関係にある。得ていたものが失われない喜び。求めたら得られた喜び)

 

持続性

変化によって苦楽が生じているなら、その持続性(変化する時間の長短)で苦楽の量が決まる。(定量的

恋愛によって得られる快楽は、どの程度の持続性があるだろうか?

 

セックス快楽は、数秒から数年の持続性があることが分かる。

 

対象の有無

グルメセックスドラッグなど、体を使って経験する快楽共通点は、「快楽を生じさせるための対象必要」ということ。

まり、「有形の対象」を用意して、その質や量によって、快楽の持続性が決まっている。

 

しかし他方で、人間言葉を使える生物でもあり、心(感情記憶など)や情報小説マンガなど)のような「無形な対象」を扱うこともできる。

無形な対象は有形な対象と違い、記憶が失われない限りは持続できるという特徴がある。

 

あなたが誰かに親切にして、「ありがとう」という言葉を聞いたり、笑顔で「満足しました」という感情を向けられたら、その情報は無形の対象として、あなた記憶の中で保持できる。

 

反対に、苦しみも時間経過とともに、徐々に薄らいでいくだろう。

失恋の苦しみは、時間解決してくれる問題ともいえる。

その半減期は、ウランなどの放射性物質半減期よりも早いと思う。

放射線を出すパワーが半分になる時間半減期といいます

半減期は、ナトリウム炭素ウランなどアイソトープの種類によって異なります

何百万分の一秒という短い半減期アイソトープもあれば、何億年という長い半減期アイソトープもあるのです。

 

失恋癒し

失恋の苦しみは放置しておけば、だんだん薄まっていく。

(以上のことを踏まえて)

女のことはいったん忘れて、身近にいる老若男女に優しくしてみよう。

2017-10-23

なぜアルミなのか

https://ncode.syosetu.com/n3592ei/

鉄やマグネシウム合金の方が、同じ強度ならアルミより小さくて軽い。ではなぜ旅客機は鉄やマグネシウム合金で作られないのか? 向いてないのであるiPodは? 向いていないのである!

アルミニウムは加工が容易だ。純アルミニウム融点が低く、切削もしやすく、リサイクルも容易で、アレルギーもない。アルマイトによって直接着色もできる。合成樹脂よりは高コストだが鉄やマグネシウムよりは安い。同強度や重量なら体積が大きくなるというのも不利ばかりではなく、例えば手で持つ筐体や把手など体積が必要用途ならむしろ鉄より適することもある。

Appleアルミに切り替えたのは、最近はあまり聞かなくなった環境保護団体グリーンピース批判を受けたことが始まりだ。グリーンピース環境汚染につながるプラスチック化学物質使用を強く批判し、Apple汚染の最先鋒とした。それは正当だと思う。そこで当時の丸メガネ禿は、プラスチック筐体をほぼ全廃し、環境対応スコアを最低からほぼ最高に引き上げさせた。それ以来彼らは何にでもアルミを使うようになり、新品のMac香りも削減された。最近は確かにSamsung追従してステンレス合金採用を始めている。これはフラグシップスマートフォン価格引き上げと背面ガラスパネル化と薄型化の潮流が、多少高価だが弾性のあるステンレスフレーム採用を許容しま要請しているからであろう。酸化被膜により簡単に曇るアルミニウムより、ステンレス合金は磨いた後の輝きを保つことが容易でもある。しかステンレス合金にも金属アレルギーを起こしやすいとか表面処理の手間が多いとか問題はあり、どちらが包括的に優れているという理由がある訳ではない。

炭素複合材というのはナイロンなどのプラスチックで作った炭である。まず特殊プラスチックをシートにし、整形して、真空中で焼き上げることで作られる。すると炭素けが分解されず残るのである。この製造方法ゆえに後加工をすると表面から割れていくとか、リサイクル不可能で焼いてCO2にしてしましかないとか、亀裂が確認しにくいとか、亀裂の成長が劇的だとか、問題も多い。プロペラシャフトには使えてもサブフレームまで一体成形できないのは加工が困難な性質のせいだ。耐用期間を考えなくともよいレースに使われるのはアルミより重量あたり強度があるからで、ここでアルミ採用が減っているのは単に安く扱いやすいが性能が悪いかである。買えて使えるなら軽いのだからカーボンの方が良いのだ。これも上に同じくフリーサイズ解決策ではない。

デジカメ携帯その他にはマグネシウム合金フレームがよく使われる。これは90年代から現代に至るまで一貫して使われていて、最近増えたものではない。筐体素材がアルミではなく価格がそれなりに高価なものであれば当たり前に採用しているが、わざわざ押し売りすることではないのであまり書かれることがないだけだ。ラップトップ電話機を分解したときに、褐色で梨地の、少し強めに曲げたり工具で潰したりするとプラスチックのように鋭くささくれて割れる、たいていは紙のように薄い内部フレームがあれば、それがマグネシウム合金のシャーシである。外装の場合は厚みを過剰に取り分厚く塗装するので、まずわからない。質感も悪い。マグネシウム成形品は見た目が美しくなく手触りもよくない。マグネシウム合金の鑢のような地を活かした製品は中々作れないだろう。

つれづれと書いてきたが現実にはアルミ採用が多い理由が分かるだろうか? 元著者が繰り返して書きながら理解できていない点の一つでもある――航空機も、筐体も、レース用のシャーシもそうだ。他の素材は破壊を許すような用途に使うと不都合なのだ一定以上の負荷でとつぜん破断してしまい、うっかり手で叩き割れガラス片のごとき破片を作る筐体など論外であろう。

途中まで書いて秋田 鉄のが良かったらみんな使っとるは条項

訂正したくないのに明らかな脱字あると訂正ボタン自動で押される不具合

2017-10-21

アニメシャングリ・ラ」(2009)

パンツが見えない糞アニメ 

 

 

2009年(原作小説2004年)に描かれたこアニメで出てくるAIがちょうど今のAIに近い気がした

いわゆる「AI目標だけを与えて最善手を求めさせる」という手法

 

作品内では炭素指数を下げる手法として「海面水位を下げる」という目標だけをAIに与えて最適解を求めさせている

当時は機械学習一般的だったので「二酸化炭素排出データを与えて、最適値を求めさせるのがいいんじゃねーの?」という感想を持ったが

今やAlphaGoZeroのように「人間が変に初期値を与えるのはむしろ害」という扱いになっているのは時代の変遷を感じさせる

 

SFSFした「人格のあるAI」などではなく、現実的AIが描かれていたのはなかなかに珍しいアニメだった

2017-10-13

[] アズレン

アズレン (azulene) は10個の炭素原子と8個の水素原子からなる炭化水素で、ナフタレンの構造異性体にあたる。

分子式は C10H8、分子量 128.17融点 99–100 ℃、沸点 242 ℃。

ナフタレンのような特有のにおいを持つ、代表的な非ベンゼン芳香族化合物である

  

アズレンは濃青色昇華性の高い結晶であり、これはナフタレンやその他多くの炭化水素無色透明であることと対照的である

名称スペイン語で「青い」を意味する "azul" に由来する。多くの化粧品に用いられた。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%BA%E3%83%AC%E3%83%B3

2017-10-12

anond:20171012144344

炭素から

コブラ石炭代わりに燃やして列車を走らせて逃亡してたぞい

2017-09-20

anond:20170920202042

1 水35L、炭素20㎏、アンモニア4L、石灰1.5㎏、リン800g、塩分250g、硝石100g、硫黄80g、フッ素7.5g、鉄5g、ケイ素3g、その他少量の15の元素を用意する

anond:20170920095949

“水35ℓ炭素20アンモニア4ℓ石灰1.5㎏リン800g塩分250g硝石100gイオウ80gフッ素7.5g鉄5gケイ素3gその他少量の15の元素

体重が60kgを超えるな。

2017-09-08

人間は水35L炭素20アンモニア4L石灰1.5㎏リン800g塩分250g硝石100g硫黄80gフッ素7.5g鉄5gケイ素3gその他少量の15の元素だし

漫画キャラクター酸素と水と炭素エタノールだし

美少女フィギュア炭素塩素水素

何かそう考えるとどれもあんま違わない気がするし、誰が何を愛そうが別にいいんじゃね?

2016-11-20

地球上に棲める生物の総量ってきっと上限あるよな

何が上限を規定するかわからないけど(炭素とかの元素量? 太陽光エネルギーの量?)、上限がないってことはないよな

上限がある中で人類がどんどん増え続けたら、どんなに保護を頑張ったって、他の生物が減るのは避けられないよな

究極的には、家畜栽培植物人間寄生してる生物や腸内細菌だけの生態系ができて、そこが人口の上限ってことになるのかな

まあそこまで行く前に人類滅ぶ可能性の方が高いのかもしれないけど

化石燃料を掘り出して使うのは、総量の中の死蔵部分を再循環させてるって意味では、現生生物寿命を少し伸ばすのかな

他の惑星への移住が実現したら、この総量上限による人口数の限界突破できるのかな

2016-09-15

追記。

http://anond.hatelabo.jp/20160915005212

ちなみに、英語の元記事読むと、どこにも炭素排出については書いてなくて、思ったより石炭による発電が伸びてない、ってことくらいしか見当たらない気がするのだが...。

炭素排出量が増えてないってのは、Wired日本語記事が誤解して勝手に追記しただけなんじゃないの?

炭素排出量は増えている

http://wired.jp/2016/09/14/japans-lurch-away/

について。

はてなユーザー、みんな勘違いしてるんじゃなかろうか?

記事グラフを見てみると、単位排出量ではなく発電量。このグラフはそれぞれの電源の発電量を示している。

とすると、茶色の部分が炭素を輩出する電源。原発は微量しか排出しないのでカウント外。

そう見ると、

2009年炭素輩出する電源の発電量:600弱

2015年炭素輩出する電源の発電量:800弱

30%も増えてんだよ!!!

もちろん、それぞれの電源での炭素排出比率は異なるので一概に30%増とは言わないが、石炭発電も増加してるのでヘタすると30%以上増えてるんじゃなかろうか。

日本炭素排出に占める電源の割合は30%程度だったはず。

そう考えると、ここ6年で原発使わないことによる炭素排出10%も全体で増えてることにならないか

せっかく節電して頑張ってるのに、炭素排出は全く追いついてない、というのが結論になるはず。

京都議定書守るレベルじゃねーぞ!!!

今すぐ原発動かせ!!!

という結論しか導き出せないと思うのだが...

教えて詳しい人。

2016-09-08

PEFボトルの件

はじめに

http://www.asahi.com/articles/ASJ9645CSJ96PLFA00C.html

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.asahi.com/articles/ASJ9645CSJ96PLFA00C.html

もう業界関係者じゃないので時効だと思っていろいろ書いておこう。

PEFが商業ベースに乗るのは初めてかもしれない。

物質自体は公知(だと思う、調べてない)で、ずいぶん前からCoca-colaがいろいろやろうとしていた。

原理

フランジカルボン酸というものテレフタル酸の代わりに用いることで、ガスバリア性が向上するという謳い文句

詳しい機構不明だが、イソフタル酸を共重合するとガスバリア性が上がったりするらしいので、直線構造を取らないほうが酸素などを通しにくくなるのかもしれない。

フランジカルボン酸の極性の効果の方が大きいはずだが。

PETのガスバリア性について

b:id:hmmm 実際には、他の材料比較しても、ガスバリア性はそんなに悪くない。

ただやはり長期保管すると、どうしても酸素を通しがちなので酸化を嫌う製品PETボトルにガスバリア層を挟んで成形する。

スバリア材としては、MXD6と呼ばれるナイロンやEVOHを挟むことが多い。

バリア材としてのEVOHは神のレベルで、汎用性の高い成形しやす材料としては、他に代替材はないといって過言ではない。

他の手法として、PETボトル内面炭素を蒸着するという手法もあり、これも市場流通している。

最近はやりのワインPETボトルなどはこれを採用しているものがあったと記憶している。

多層のPETボトルで有名なのはHOTのお茶で、ペコペコ押し続けると剥がれてくる。いちどお試しあれ。

うまく成形してあると剥がれないが、顕微鏡でみればすぐわかる。

PETボトルリサイクルについて

b:id:naga_sawa PETボトルリサイクルというのは、ボトルボトルになるだけではない。物性が求められにくい繊維へのリサイクルもある。

ボトルボトルキリンサントリーが一時期熱心に行っていたが、そんなに儲かるものではない。

今のPETリサイクルは圧倒的にメカニカルリサイクルが多い。

メカニカルリサイクルというのは、ボトルを洗浄したあと、フレークにして再度高温・高真空状態にし、その後再溶融してリサイクルするもの

対義語ケミカルリサイクル。低分子まで分解したあと、再度重合してリサイクルするものコスト高なのであまりこれは用いられない。

さっきからちょろちょろ出てきているように、PETはいものの、市中で回収するとEVOHやナイロン、あるいはシリカ炭素など、いろんなものが混ざっている。

なので、基本的には現行と変わらないリサイクルスキームになるのではないか

いろいろ

余談だが、Coca-colaはいろはすでペコペコの容器を作ったのは画期的だったと思う。

もちろん、途上国ではもっと薄いPETボトル散見されるが、日本というマーケットであの容器が当たったのはさすがという感じ。

大本目的は、使用する樹脂を減らせることによるコストダウンだと思うが…。

更に薄くなることによる剛性を懸念する声があるようだが、そこはしっかりやるだろう。あの界隈の品保をナメてはいけない。

彼らは性能を満たす一番安いPET(基本的に、純粋PETが使われることは少ない。ごく微量のイソフタル酸が共重合されている)を世界中から買い付けて回り、自分たちボトルを打って充填している。

日本企業応札できるような値段ではなかったはず。

今後の展開

ぶっちゃけた話、この業界はサチっているので、市販ボトルに使われることはよっぽど特殊用途でもない限りないのではないか

おそらくバッチプラントで作るため、価格も相当高くならざるを得ない。

今市場に流通しているボトル用のPET基本的連続重合プラントで合成されており、中国産品がかなりのシェアを占めている。

まーしかし、よくFDAとか食品衛生的な監督官庁の認可をとるまで東洋紡は頑張ったなという印象の方が強い。

化審法とかメじゃないくらいの費用時間がかかるため、なかなか突っ込めないのが現状ではないか

炭酸が抜けるのはフタからなので、諦めましょう。

2016-05-17

memo

フロンガスの種類と用途と特徴

正確にはフルオロカーボンという.

炭素フッ素化合物

Cl + O3 → ClO + O2

ClO + O → O2 + Cl

フロンガスのうちCl基を含むもの

オゾン(03)を破壊し,酸素(02)に分解してしまう.

そのうえ,またCl基が残るためにオゾン無限破壊し続けてしまう.

2016-04-12

[]6

 ぶぶぶぶぶぶ

 室内から巨大な羽虫が飛び回っているような音がする。

 古代の巨大昆虫メガネウラが乱舞していれば、こんな感じかもしれない。

 扉の前に立ち尽くしたセミロングのお嬢様はつぶやいた。

「とっても嫌な予感がします。でも……」

 ネットより増田に立ち入る者、すべての希望を捨てよ

 増田学院モットー彼女背中を後押しする。

 室内にはレシプロソー(電動ノコギリ)を両手にたずさえたポニーテールお嬢様が無言で立っていた。

 彼女の得物は短いノコギリの分数千回におよぶ高速前後振動によって、

さな力でも硬く大きなものが楽々解体できるかなり禍々しい代物だ。

 しかも、ちょっとカッコいい。

 対するセミロングお嬢様武器お召し物の中から取りだしたるSGP鋼管25A(B1)-500L、2本!

二刀流であることは同じだが、文明度では大きく水を開けられている。

ポニーテールお嬢様が目だけで笑った気がした。

「甘く見ないで!」

 安物武器お嬢様はバチのように鋼管をふりかぶった。

これはこれで怖い。ザ鈍器といった風情だ。

「……」

 ポニテお嬢様は目を細めて、じりじりと間合いを詰める。

このシチュエーション彼女が一番おそれるのは鋼管の投擲攻撃だった。

 だが、セミロングのお嬢様はつくづく貧乏性なのか、

棒一本でレシプロソー二本に立ち向かう勇気がないのか、

鳶道具もとい飛道具は使わなかった。

「ふっ!」

 代わりに鋸歯のアウトレンジから鋭い突きを繰り出す。

 鋼管の先端には螺旋の溝が切ってある。すなわち長ニップルになっていた。

 そのため、六角形やトゲ突きの棍棒と同じく対象へのダメージを広げる効果が期待できた。

 ちぃぎゅぃんっ!

 耳を聾する音を響かせて、長ニップルが弾かれる。ポニーテールお嬢様がはじめて口を開いた。

ニップルなんて破廉恥……」

 思わず両胸を拳で覆ってセミロングお嬢様は抗弁する。

技術用語ですよ!もうっ」

 チャンバラがはじまった。

 一撃必殺の鋭利レシプロソーと、鈍いが重い鉄パイプ

お互いの得物にダメージが蓄積していくが、その程度が視認できるのは

パイプの側のみ。絶えず震動するノコギリはなかなか把握しづらい。

(それに……)

 ポニーテールお嬢様は替え刃を持っていると鉄パイプウーマン確信していた。

 荒々しく撃ち合うこと十数合。セミロングお嬢様勝負に出た。

「鉄パイプさん!あなたに魂があるなら、お応えになって!!」

「……!」

 ぢゅいぃいいいんっ!

 高々と宙を舞ったのは鉄製ちくわの方だった。

 ポニテお嬢様交錯刹那、片方の鉄パイプをかわしながら

もう片方の鉄パイプを挟み込むように切って上下のつながりを完全に断ったのだ。

「鉄パイプに魂はありませんでしたわ……」

 わずか2コマ出来事にがっくりとうなだれるセミロングお嬢様の胴体を震動しつづける刃が強襲する!

彼女は吹き飛ばされ地に転がった。

!?

 だが、異様な手応えにポニーテールお嬢様の方が驚く。

派手に飛んだのがダメージを減らすためなのは分かっていたが、

それなのに高速度鋼製ノコギリが破断するのは異様である

彼女はあわてて替え刃をベルトにつけたホルスターから引き出した。

 セミロングお嬢様は、埃まみれなのに、はんなりと立ち上がる。

 切り裂かれたお召し物の下からは何本もの鋼が覗いていた。

「鉄パイプの素敵なところはコストが低いことですわ。

 そして――」

 鉄パイプ使いは、短ニップル付きのねじ込みチーズを取り出すと、新しい鋼管ねじシールテープを巻き、ねじ込みフランジねじ込んだ。

「こうすれば、トンファーにもなりますの!」

 二本の長ニップルユニオンソケットでつなげば長い棒になり、

フレキで繋げばヌンチャクになる。鋼管の可能性は無限大

 そう鉄パイプ万能主義者は信じていた。

 トンファー作成は目にもとまらぬ熟練した早業だったが、

同時にレシプロソーの刃を付け替えたポニテお嬢様首をかしげる。

シールテープ必要?」

「日頃の心がけが大切ですの!!」

 弊社の製造部にほしいお嬢様は第二ラウンドを開始した。

 トンファー軌道は大きく弧を描き、先ほどのように挟み込んで斬るのは難しい。

威力ふつうに振るより大きくなる。

 トンファー安全靴キック危険だ。むしろ主兵装だ。

 その上、セミ様はただの棒ならウェアラブル武器庫の中からすぐさま取り出せた。

 今度はポニーテールお嬢様が追いつめられていく。

「ここまでよ!」

 内径約1インチ凶器ポニテで露わになったうなじに迫る!

 ところが今度はセミロングお嬢様が驚いた。

「この髪は使いたくなかった……痛むから

 ポニーテールがまるでサソリの尾のごとく立ち上がり、鉄パイプを受け止めたのだ。

 思いもしない三本目の腕の存在にあわてて配管工は距離をとる。その前にレシプロソーが袖をさくが、かえって袖下のニップルに刃を損ねる。

 お嬢様たちは三度距離を取った。

しかたありません……」

 マリオ兄弟同業者は瞑目すると、トンファーを手前に放り白銀に輝く鋼管を取りだした。

「聞いて驚きなさい。この鉄パイプはSUS310S製なのよ!」

「SUS304は流通量がある分あつかいやすいし

 ご家庭から化学工場まで幅広く使われているステンレスの基本種。

 対してSUS310Sは見た目なんかはSUS304とほとんど変わりませんけど

 あえてニッケルクロムの含有率を増やした分

 耐食性と耐熱性をかなり向上させて化粧より実用目的とした

 特殊用途の割高すぎるステンレス

 使いこなせませんとS35Cより弱いお高い鉄滓みたいなものですのに

 どうして武器に?」

説明ごくろうさま。同材の”やくもの”が市場にない点が残念ですの」

 セミロングお嬢様は急に多弁になったポニテ星人にほほえみ返すと、

話の合間にSCS14A製ねじ込みフランジの護拳とSUS316Lニップルの柄を鋼管に取り付けた。

組み上げたオーステナイトステンレスレイピアをセミロングお嬢様は構え、一礼する。

彼女は防御を捨てた。すべての鋼管と継ぎ手をパージする。

「参ります!」

 その一撃は速く、そして、硬い。

 受け太刀を試みたレシプロソーが激しく弾かれる。

 通常のステンレス炭素鋼より強靱で、旋盤加工にも特別な設定が必要とされる。

 生じる火花の色と形も微妙に異なっていた。

 無意識にさきほどまでの加減で刃をふるったポニテお嬢様は数合で鋸歯を消耗させてしまう。

 だが、まだ動くポニーテールがある。いったん時間を稼いで刃の付け替えとスピコン設定を――

しようと足場をかえた彼女にむけて粗製トンファーが飛来する。

 セミロングお嬢様さりげなく狙った場所においておいたトンファー安全靴が蹴り飛ばしたのだ。

「うくっ?」

 これをポニテでなんとか弾いたお嬢様だが、次の一歩ですってんころりん転倒する。

「足下がお留守でしてよ?」

 摺り足によってセミロングお嬢様は敵の足下に、パイプや継ぎ手をまき散らしていた。

 音で薄々把握はしていても、ここまで攻撃を畳みかけられると回避しきれない。

 ポニーテールのせいもあって意識が上に偏っていたお嬢様は、まんまと敵の罠に掛かってしまったのだった。

 セミロングお嬢様は勝ち誇らない。

 条件次第では1000℃にも耐えるステンレス鋼レシプロソーが吹き飛ばされ、

最後の抵抗を試みるポニーテールに向けて、棍棒が打ち下ろされる。

「っ!!?

 倒れたお嬢様は思わず目をつぶった。彼女の自慢の髪は衝撃をうけ、しおしおのパーになった。

「いったい、なんだったんですの?この髪は……あら、手触り素敵」

 たぶん何か原因があるでしょう。だがその他一切のことはわかりません!

 残り4人。

前回

http://anond.hatelabo.jp/20160411184413

次回

http://anond.hatelabo.jp/20160414193717

幕間

http://anond.hatelabo.jp/20160413065013

2016-03-24

メニューの表示は「サラダ」って書いてあるのにパスタが付いてるの、何なの?

こっちは野菜だけ食べたいのに!

炭水化物は極力控えたいのに!

野菜よりもパスタがメインになってるんだけど!

何なの、もう!

太っちゃう

炭水化物太っちゃう

でもしかたないの、お出しされたからにはおいしくいただかかなくちゃいけないの。

お残しは許しまへんでーなの。

もったいないおばけなの。

から食べたの。パスタ炭水化物。含水炭素炭素水素化合物

おいしい。

パスタおいしい。

めちゃめちゃおいしい。

幸せ

ああ、私いま生きているのだわ。

2016-03-22

日本政府現在方向性に少なからず疑問を持ちながらも、どう行動すればよいのかわからない人々がいるはずである

この文章は彼らに向けて書かれたものである

私がこれから書く内容はデモ集会への参加を促すものではない。私に言わせればデモ政府への反対集会は表面的な抵抗に過ぎない。必要なのはまず政府が何かを理解することである

政府とは何だろうか?それはシステムだ。だがそのシステムを動かすにはエネルギー必要だ。現在この国ではそのエネルギー兵役労働役などの形ではなくもっぱら徴税の形で調達されている。

そして、その徴税政府に渡されるのはそもそも政府保証したのでなくては、何ら価値のない紙幣だ。つまり政府紙幣価値保証することによって、エネルギーが滞りなくシステムを動かせるように調整していると言える。

この滅亡への道を加速しながら進んでいくシステムを止めるために我々が取れる行動は二つある。

一つはそのシステムを外部から停止させること。革命である。これはあまりにもよく知られすぎている。

もう一つはそのシステムを内部から停止させることであるシステムの維持にはエネルギー必要である。そしてそのエネルギーは人々が政府を信用することだけによって価値を持つ、紙幣によって調達されている。ならばエネルギーを減少させるためにはその紙幣価値を下げてしまえば良い。端的に言えば政府に対して「現在あなたたちのやり方を支持しない」と言うことを伝えたいのであれば、「この紙幣自分はもはや価値を見出さない」と表明するだけで良い。

ではどうやって表明するのか。まず、今すぐには使うことがないであろう貯金日本円ベースではなく、別のもので置き換えることだ。外貨は手っ取り早いが、実のところどの国も内実は統制・計画経済という似たりよったりの内容である。また、国家主体を信頼しなければならないという点で損失のリスクは大きい。

では金はどうか。しかし、いざ金を蓄えると言っても家に置くわけにもいかない。やはり金庫を使ったりせいぜい「金を持っているという権利書」をやりとりすることしかできない。それに、金の価値需要によって左右される。つまり金原子を用いた革命的な産業が興ることによって金価格は上昇し、代替素材として安価炭素が使えるようになれば価格は下落する。多くの人々の人生にとって金とは表面を眺めて楽しむ程度の使い方しかないはずだが、こうした別の要因で需給が左右されるのは資産の置き場所として適切とは言えない。

暗号通貨はどうだろうか。例えばビットコインには開発者コミュニティ存在している。彼ら自身が保有するビットコイン価値を上げたいと思うならば、より安全貨幣を作り、信用を得る以外にない。もし開発者たちが利用者たちの声を聞かなくなれば、利用者たちは開発者を信用しなくなり、結果としてビットコイン暴落するだろう。他にも実用に耐えうる暗号通貨開発者たちは存在している。ビットコインを使わなくても別の暗号通貨割合を増やせばよいだけだ。

翻って、現実国家では、貨幣の発行機会は政府によって独占されている。いくら独自の「ポイント」を考案しようが、それが日本円ベース取引されていることは明らかだ。だから政府国民を舐めきっている。いくら誤った方法貨幣を作り、裁量で人々の価値に介入しようとも、誰もシステムエネルギーを滞らせずに使ってくれるからだ。

政府が隠し切れない量の借金に振り回されていることは誰もが知っているはずだ。簡単に言えば事態はこういうことだ。一昨日は頼まれたので一万円貸したら一万二千円になって戻ってきた。昨日は頼まれて十万円貸したら十三万円になって戻ってきた。今日、利子をつけて返すから百万円を貸してくれと言われている。金額が少ないうちは誰かが貸してやるだろう。しかいつまでもは続かない。この借金をどうにかするためにはすべて踏み倒すか、自分貨幣を大量に刷って「言われた分は返しました」と言うしかないだろう。このようなことがあった後も、政府の発行する貨幣が唯一の貨幣として信用され使われるのであれば、いずれ同じことを繰り返すだろう。

もし我々が政府エネルギーの使い方が間違っていると気づかせたいのであれば、貨幣が独占されたものだとみなすのをやめることだ。そして、常により信頼できる暗号通貨のような資産への乗り換えを検討すべきだ。もしあなた反政府デモに参加した帰り道に、政府の発行した貨幣飲み物を買って飲んだことがあるのであれば、それは政府に対する暗黙の支持を表明したのと同じである

つまるところあなたは代わりに通貨としてのビットコイン日本円と交換して、その買い物をビットコインで決済すべきだったのだ。

*筆者はビットコイン全面的に支持しているわけではないが、有名な暗号通貨ということで代表としてビットコイン名前を出している。暗号通貨詐欺が多く、現状をよく調べずに買うのは危険であると警告しておく。

2015-11-07

マジレス

そもそも『農作物』は何から出来ているか原子レベルで見たら、上位3つは炭素水素酸素であり(順番は不明)これらは水と光合成で取れる。

4番目が窒素、5と6番目がリンカリウムであり、これら(&7番目以下も含む)が『土に含まれ養分』であり、単に植物を育てるだけでは奪われる一方のこれらを補うものが『肥料』の正体だ。

なかでも19世紀までは大問題であったのが窒素だ。もちろん窒素空気中に多く存在するが、窒素分子三重結合を解くことは容易ではない。豆やクローバーといった植物や、シロアリのような動物空気中の窒素栄養源に出来るらしいが。

(これを大々的に可能にしたのがハーバー・ボッシュ法であり、だからこそ『水と石炭からパンを作る技術』であったわけだ)

三重結合していない窒素は様々な形で土の中に含まれる。その中にはアンモニアを筆頭に、水溶性の物も多い。水溶性窒素は、植物栄養となる前に川などを経由して海に行くものも多いわけであり、

から海で魚を獲ってきて肥料にするというのは窒素循環システムとしては理に適っているわけだ。

もちろん、海の魚をそのまま肥料にすると塩害で酷いことになるから注意しないといけない。

三重結合していない窒素アンモニア尿素といった形で人や動物排泄物にも多く含まれから、有機野菜というのも窒素供給法としては合理的ではある。

ちなみに日本場合戦前までのは人糞というのも貴重な肥料(上で書いてきた窒素供給源)だったわけだが、

ウ●コの中の窒素割合というのも人によって結構違うらしく、結局は『良いものを&たくさん食べている人のウ●コの方が肥料としては適している』なんて話もある。

http://anond.hatelabo.jp/20151106223331

2015-09-12

私の中のnettouochiさん

ブクマ「Ω…」

ブクマ「Ω…」

家庭内ブクマ「Ωこれはこうでああでそれだ」

ブクマ「Ω…」

ブクマ「Ω…」

ちんちんブクマ「Ω…」

ブクマ「Ω…」

ブクマ「Ω…」

脱糞ブクマ「Ω…」

ブクマ「Ω…」

ブクマ「Ω…」

料理ブクマ「水35リットル炭素20kgアンモニアリットル石灰1.5kgリン800g塩分250g硝石100g硫黄80gフッ素7.5g鉄5gケイ素3g」

2015-08-26

http://anond.hatelabo.jp/20150826213931

色々間違ってる

腸粘膜の代謝が活発になったり腸内細菌の増殖が盛んになったりすると食べる量が変わらなくてもうんこが増えたりするんじゃないですかね。

質量保存の法則って知ってる?

食った量以上に細菌が増殖するならそれだけ体重が減るって事です。

ウンコの量が変わるほど一気に体重減ったら大事

それから食べた分のうち吸収されたものは、最終的に分解されて水溶性が高ければ尿の方に行きます

人間が食物とする大部分の炭素は最終的に二酸化炭素のCとして出ていきます

2015-03-28

普通に

発明明細所謂クレームは以下の如くで、これをみれば、リパーゼはRaリパーゼとしか考えられないのは明白。

 特許請求の範囲

「リパーゼを用いる酸素的鹸化及び遊離するグリセリンの測定によってトリグリセリドを測定する場合に、鹸

化をカルボキシルエステラーゼ及びアルキル基中の炭素原子数10~15のアルカリ金属―又はアルカリ

金属―アルキル硫酸塩存在実施することを特徴とするトリグリセリドの測定法。」

 発明の詳細な説明

 (1) 「本発明はグリセリドを鹸化し、かつこの際に遊離するグリセリンを測定することによってトリグリセリド

を測定するための新規方法及び新規試薬に関する。」

 (2) 「公知方法によれば、差当りアルコールアルカリでトリグリセリドを鹸化し、次いで生じるグリセリン

測定することによりこの測定を行なっている。」

 (3) 「この公知方法の重大な欠点は、エタノールアルカリを用いる鹸化にある。この鹸化工程は、さもな

ければ個有の精密かつ容易に実施すべき方法煩雑にする。それというのは、この鹸化はそれだけで約70

℃の温度で20~30分を必要とするからである。引続き、グリセリン測定そのものを開始する以前に、中和

かつ遠心分離しなければならない。」

 (4) 「この欠点は、1公知方法で、トリグリセリドの酵素的鹸化により除去され、この際、リゾプス・アリツス

(Rhizopus arrhizus)からのリパーゼを使用した。この方法で、水性緩衝液中で、トリグリセリドを許容しう

時間内に完全に脂肪酸及びグリセリンに分解することのできるリパーゼを発見することができたことは意想

外のことであった。他のリパーゼ殊に公知のパンクレアス―リパーゼは不適当であることが判明した。」

 (5) 「しかしながら、この酵素的分解の欠点は、鹸化になおかなり長い時間がかかり、更に、著るしい量の

非常に高価な酵素必要とすることにある。使用可能な反応時間を得るためには、1試験当り酵素約1mgが

必要である。更に、反応時間は30分を越え、従って殊に屡々試験される場合機械的な実験試験にとっ

ては適正が低い。最後に、遊離した脂肪酸カルシウムイオン及びマグネシウムイオンと不溶性石鹸形成

し、これが再び混濁させ、遠心しない場合にはこれにより測定結果の誤差を生ぜしめる。」

 (6) 「従って、本発明目的は、これらの欠点を除き、酵素的鹸化によるトリグリセリドの測定法を得ること

にあり、この方法では、必要量のリパーゼ量並びに必要時間消費は著るしく減少させられ、更に、沈でんす

る石けんを分離する必要性も除かれる。」

 (7) 「この目的は、本発明により、リパーゼを用いる酵素的鹸化及び遊離したグリセリンの測定によるトリグ

リセリドの測定法により解決され、この際鹸化は、カルボキシルエステラーゼ及びアルキル基中の炭素原子

数10~15のアルカリ金属―又はアルカリ土類金属―アルキル硫酸塩存在で行なう。」

 (8) 「リパーゼとしては、リゾプス・アリツスからのリパーゼが有利である。」

 (9) 「本発明方法実施するための本発明試薬グリセリンの検出用の系及び付加的にリパーゼ、カ

ルボキシルエステラーゼ、アルキル基中の炭素原子数10~15のアルカリ金属―又はアルカリ土類金属

アルキル硫酸塩及び場合により血清アルプミンからなる。」

 (10) 「有利な試薬組成物の範囲で、特に好適な試薬は次のものよりなる:リゾプス・アリツスからのリパー

ゼ 0.1~10.0mg/ml」

この馬鹿判決ワロタ

主    文

     原判決を破棄する。

     本件を東京高等裁判所差し戻す。

理    由

 上告代理菊池信男、同大島崇志、同島田清次郎、同岩舩榮司、同小花弘路、同米倉章、同伊沢宏一

郎、同船岡嘉彦の上告理由一について

 一 原審の確定したところによれば、(一) 被上告人のした本件特許出願の拒絶査定に対する審判請求に

おいて特許庁がした審決は、本願発明の要旨を、別紙明細書抜粋特許請求の範囲記載のとおり認定した

上、第一ないし第六引用例に記載された発明に基づいて本願発明進歩性を否定し、本件審判請求は成り

立たないとした、(二) そして、本件特許出願の明細書の発明の詳細な説明には、別紙明細書抜粋の(1)な

いし(10)の記載がある、というのである

 二 原審は、右確定事実に基づいて、次のとおり認定判断し、審決には、本願発明の基本構成部分の解釈

を誤った結果、同部分の進歩性を否定した違法があり、右の誤りは審決の結論に影響を及ぼすことが明らか

であるとして、これを取り消した。

 1 本願明細書の発明の詳細な説明中の前記(4)記載の方法は、リゾプス・アルヒズス(リゾプス・アリツスと

同義からのリパーゼ(以下「Raリパーゼ」という。)によるトリグリセリドの酵素的鹸化により遊離するグリセ

ンを測定するトリグリセリドの測定方法であるところ、これは、Raリパーゼを使用してトリグリセリドを測定する

方法に関する被上告人出願の昭和四五年特許願第一三〇七八八号の発明構成、すなわち、その特許

求の範囲に記載されている、「溶液、殊に体液中のリポ蛋白質に結合して存在するトリグリセリド及び/又は

蛋白質不含の中性脂肪を全酵素的かつ定量的に検出するに当り、リポ蛋白質及び蛋白質不含の中性脂肪

をリゾプス・アルヒズスから得られるリパーゼを用いて分解し、かつ分解生成物として得られるグリセリンを自

体公知の方法酵素的に測定することを特徴とする、トリグリセリドの定量的検出法」との構成実質的に同

である。そして、本願明細書の発明の詳細な説明の記載による限り、本願発明は、(4)記載の測定方法

改良を目的とするものであるから、Raリパーゼを使用することを前提とするものということができる。

 2 本願明細書の(4)の記載によれば、本願発明発明者は、Raリパーゼ以外のリパーゼはRaリパーゼ

のように許容される時間内にトリグリセリドを完全に分解する能力がなく、遊離グリセリンによるトリグリセリド

の測定には不適当である認識しているものと認められるから発明者が、右のようなトリグリセリド測定に

適当なリパーゼをも含める意味で本願発明特許請求の範囲中の基本構成に広く「リパーゼ」と記載した

ものと解することはできない。

 3 本願明細書の発明の詳細な説明に記載された「リパーゼ」の文言は、Raリパーゼを指すものということ

ができる。

 4 そうであれば、本願明細書の発明の詳細な説明の記載により前記(4)記載の測定方法の改良として技

術的に裏付けられているのは、Raリパーゼを使用するものだけであり、本願明細書に記載された実施例も、

Raリパーゼを使用したものけが示されている。

 5 そうすると、本願発明特許請求の範囲中の基本構成に記載された「リパーゼ」は、文言上何らの限定

はないが、Raリパーゼを意味するものと解するのが相当である

 三 しかしながら、原審の右の判断は、にわか是認することができない。その理由は、次のとおりである

特許法九条一項及び二項所定の特許要件、すなわち、特許出願に係る発明新規性及び進歩性につ

いて審理するに当たっては、この発明を同条一項各号所定の発明と対比する前提として、特許出願に係る

発明の要旨が認定されなければならないところ、この要旨認定は、特段の事情のない限り、願書に添付した

明細書の特許請求の範囲の記載に基づいてされるべきである特許請求の範囲の記載の技術的意義が一

義的に明確に理解することができないとか、あるいは、一見してその記載が誤記であることが明細書の発明

の詳細な説明の記載に照らして明らかであるなどの特段の事情がある場合に限って、明細書の発明の詳細

な説明の記載を参酌することが許されるにすぎない。このことは、特許請求の範囲には、特許を受けようとす

発明構成に欠くことができない事項のみを記載しなければならない旨定めている特許法六条五項二

号の規定(本件特許出願については、昭和五〇年法律第四六号による改正前の特許法六条五項の規

定)からみて明らかである

 これを本件についてみると、原審が確定した前記事関係によれば、本願発明特許請求の範囲の記載

には、トリグリセリドを酵素的に鹸化する際に使用するリパーゼについてこれを限定する旨の記載はなく、右

のような特段の事情も認められないから、本願発明特許請求の範囲に記載のリパーゼがRaリパーゼに限

定されるものであると解することはできない。原審は、本願発明は前記(4)記載の測定方法の改良を目的

するものであるが、その改良として技術的に裏付けられているのは、Raリパーゼを使用するものだけであ

り、本願明細書に記載された実施例もRaリパーゼを使用したものけが示されていると認定しているが、本

発明の測定法の技術分野において、Raリパーゼ以外のリパーゼはおよそ用いられるものでないことが当

業者一般的技術常識になっているとはいえないから、明細書の発明の詳細な説明で技術的に裏付け

れているのがRaリパーゼを使用するものだけであるとか、実施例がRaリパーゼを使用するものだけである

ことのみから特許請求の範囲に記載されたリパーゼをRaリパーゼと限定して解することはできないという

べきである

 四 そうすると、原審の確定した前記事関係から、本願発明特許請求の範囲の記載中にあるリパーゼ

はRaリパーゼを意味するものであるとし、本願発明採用した酵素はRaリパーゼに限定されるものである

解した原審の判断には、特許出願に係る発明進歩性の要件の有無を審理する前提としてされるべき発明

の要旨認定に関する法令解釈適用を誤った違法があるというべきであり、右違法は原判決結論に影響

を及ぼすことが明らかである。この点の違法をいう論旨は理由があり、その余の上告理由について判断する

までもなく、原判決は破棄を免れない。

 よって、更に審理を尽くさせるため、本件を原審に差し戻すこととし、行政事件訴訟法七条民訴法四〇七

条一項に従い、裁判官全員一致の意見で、主文のとおり判決する。

     最高裁判所第二小法廷

         裁判長裁判官    中   島   敏 次 郎

            裁判官    藤   島       昭

            裁判官    香   川   保   一

            裁判官    木   崎   良   平

          明細書抜粋

 特許請求の範囲

「リパーゼを用いる酸素的鹸化及び遊離するグリセリンの測定によってトリグリセリドを測定する場合に、鹸

化をカルボキシルエステラーゼ及びアルキル基中の炭素原子数10~15のアルカリ金属―又はアルカリ

金属―アルキル硫酸塩存在実施することを特徴とするトリグリセリドの測定法。」

 発明の詳細な説明

 (1) 「本発明はグリセリドを鹸化し、かつこの際に遊離するグリセリンを測定することによってトリグリセリド

を測定するための新規方法及び新規試薬に関する。」

 (2) 「公知方法によれば、差当りアルコールアルカリでトリグリセリドを鹸化し、次いで生じるグリセリン

測定することによりこの測定を行なっている。」

 (3) 「この公知方法の重大な欠点は、エタノールアルカリを用いる鹸化にある。この鹸化工程は、さもな

ければ個有の精密かつ容易に実施すべき方法煩雑にする。それというのは、この鹸化はそれだけで約70

℃の温度で20~30分を必要とするからである。引続き、グリセリン測定そのものを開始する以前に、中和

かつ遠心分離しなければならない。」

 (4) 「この欠点は、1公知方法で、トリグリセリドの酵素的鹸化により除去され、この際、リゾプス・アリツス

(Rhizopus arrhizus)からのリパーゼを使用した。この方法で、水性緩衝液中で、トリグリセリドを許容しう

時間内に完全に脂肪酸及びグリセリンに分解することのできるリパーゼを発見することができたことは意想

外のことであった。他のリパーゼ殊に公知のパンクレアス―リパーゼは不適当であることが判明した。」

 (5) 「しかしながら、この酵素的分解の欠点は、鹸化になおかなり長い時間がかかり、更に、著るしい量の

非常に高価な酵素必要とすることにある。使用可能な反応時間を得るためには、1試験当り酵素約1mgが

必要である。更に、反応時間は30分を越え、従って殊に屡々試験される場合機械的な実験試験にとっ

ては適正が低い。最後に、遊離した脂肪酸カルシウムイオン及びマグネシウムイオンと不溶性石鹸形成

し、これが再び混濁させ、遠心しない場合にはこれにより測定結果の誤差を生ぜしめる。」

 (6) 「従って、本発明目的は、これらの欠点を除き、酵素的鹸化によるトリグリセリドの測定法を得ること

にあり、この方法では、必要量のリパーゼ量並びに必要時間消費は著るしく減少させられ、更に、沈でんす

る石けんを分離する必要性も除かれる。」

 (7) 「この目的は、本発明により、リパーゼを用いる酵素的鹸化及び遊離したグリセリンの測定によるトリグ

リセリドの測定法により解決され、この際鹸化は、カルボキシルエステラーゼ及びアルキル基中の炭素原子

数10~15のアルカリ金属―又はアルカリ土類金属―アルキル硫酸塩存在で行なう。」

 (8) 「リパーゼとしては、リゾプス・アリツスからのリパーゼが有利である。」

 (9) 「本発明方法実施するための本発明試薬グリセリンの検出用の系及び付加的にリパーゼ、カ

ルボキシルエステラーゼ、アルキル基中の炭素原子数10~15のアルカリ金属―又はアルカリ土類金属

アルキル硫酸塩及び場合により血清アルプミンからなる。」

 (10) 「有利な試薬組成物の範囲で、特に好適な試薬は次のものよりなる:リゾプス・アリツスからのリパー

ゼ 0.1~10.0mg/ml」

http://take-ip.com/cases/PAT-S62-Gtsu-3.pdf

Raリパーゼで成功してる発明否定した馬鹿最高裁判決

Xは、グリセリドを鹸化した際に遊離するグリセリンを測定することによってトリグリセリドを測定する為の新規方法について特許権を得ようとして特許出願をしたところ、拒絶査定がなされ、特許庁審判請求をしたところ、発明明細要旨には進歩性がないとして、審判請求は成立しないとされた。Xは、発明明細要旨に次のような事を記載した。

(1) 特許にかかる発明目的はグリセリドを鹸化した際に遊離するグリセリンを測定することによってトリグリセリドを測定する為の新規方法である

(2) 公知方法では、アルコールアルカリでトリグリセリドを鹸化し、ついで生じるグリセリドを測定することで測定を行っている。

(3) 公知方法の重大な欠点は、エタノールアルカリを用いる鹸化にある。これは70度の温度で2,30分の時間を要する。

(4) この欠点は、リゾプス・アリツスというリパーゼを使うことで解決した。これで、水性緩衝液中で、トリグリセリドを脂肪酸グリセリンに分解できた。公知のパンクレアス―リパーゼは不適当なことも判明した。

(5) しかし、この鹸化は依然長時間を要する。しかも著しい量の高価な酵素必要である。反応時間は30分を越え、遊離脂肪酸カルシウムイオンマグネシウムイオンと不溶性石鹸を生成し、これが混濁をもたらし、遠心しないと測定結果に誤差が生じる。

(6) よって、この長時間および混濁物を除去する必要がある。

(7) そのためには、カルボキシルエステラーゼとアルキル基中の炭素原子数10~15のアルカリ金属―又はアルカリ土類金属―アルキル硫酸塩を使って行う。

(8) リパーゼとしてはリゾプス・アリツスが有利である

(9) 試薬にはグリセリン検出用の系統と(7)に記載したもの場合により血清アルプミンを使う。

10) 有利な試薬組成物で特に好適なのはリゾプス・アリツスからのリパーゼ0.1~10mg/mlである

 原審は、(1)~(10)中に記載のある「リパーゼ」は、全体を参酌すれば「Raリパーゼ(リゾプス・アリツスからのリパーゼ)」を指していると解するのが相当であり、本件発明は(4)にみるとおり、Raリパーゼを使うことで公知方法よりも進歩した化学反応結果が得られているから、特許庁判断進歩性を否定した違法があるとして、審判を取り消した。これに対して、最高裁第二小法廷判決平成3年3月8日民集45巻3号123頁(昭62(行ツ)3)判例時報1380号131頁、判例タイムズ754号141頁は、特許にかかる発明の要旨認定は明細書の記載から行うべきで、本件については、当該技術分野では、リパーゼはおよそRaリパーゼ以外は用いられないというような常識はないから、(1)~(10)の記載からは、記載中のリパーゼはRaリパーゼに限定して解することはできない、として原判決を破棄した。

2015-03-01

http://anond.hatelabo.jp/20150301042251

たとえありとあらゆるすべての惑星

破壊したとしても、宇宙空間に散らばった礫岩は

互いに引き合い再度集まって惑星となり

炭素ケイ素生命の発生の土壌となって、繰り返してしまう。

すべての惑星恒星に飲み込ませた方が良い。

2014-07-14

http://anond.hatelabo.jp/20140714222348

馬鹿じゃねーの? 使った油は大気を経由して植物により圧縮され、時間が経てばまた炭素資源として利用可能になるに決まってるじゃん。質量保存の法則、習わなかったの?

地球レベル物質エコサイクルは設計されてるんだよ。いろんな角度で。

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