「物理学者」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 物理学者とは

2021-06-28

anond:20210628221300

物理学者は他分野に悪戯論文投稿してお金をもらえるんだから良いよね

まぁマジレスすると、ソーカルが指摘できたのは論文中に登場する自然科学系の言葉の誤りだけで人文系本質的議論については全く触れなかった(触れられなかった)って点が重要哲学分野は自然科学への理解がないと煽った割に、自分哲学分野の超基礎的な事項を理解していない、ないし誤読していたことを後からめっちゃ指摘されてる。ソーカルも人文系については高卒以下だからね。専門知には敬意を払おうね

2021-06-26

高齢者を殺したがる医者にであってしまたことが

かの物理学者の絶命の原因だった

高齢者は容易く医療犯罪に巻き込まれ

そのことを理解してすらいないだろうと舐められているのだ

2021-06-13

  結局Mは、さいたま拘置所でどういう理由で最悪な状態にあるとされ、黒羽の刑務官によりどのような治療をされたか問題である

    基本的にはM脇らがいじめることで、日本人現実的性的な最悪により血液脳梁に一気に集めて脳梁を高度に発達させるという

  訓練をしたように思う。

    しかしあの10月の訓練が、脳梁を発達させたのか、脳の表面を発達させたのかは明らかでないが形態学的に憎悪脳梁を発達させたように思う

  天才数学者で知られるフリードリヒガウスの脳の研究者によるとガウス場合、脳機能の枢要である脳梁が異常に発達していたという

    アインシュタイン数学者でなく物理学者だが、アインシュタイン場合脳梁でなくニューロンを支えるグリア細胞の量が多かったという

  ただそもそも天才数学者として脳研究対象とされたガウスソフィアコワレフスカヤだけでなく現代にも多くの天才数学者がいるのだからその脳の働きを

  研究すればいいのにそういう研究は公開されていない

2021-06-07

anond:20210606184533

それはいいけど自分視点から見た世界他人強要したり他人中傷するための道具にしちゃダメでしょ

神社に行って母の快復を祈ってきました」って言ってる人に「物理学者だが科学的にご利益なんてもの存在しない。神社で祈ることと個々人の体調になんら相関性は無い。頑張っている医者に失礼だ、謝れ」

って罵るようなもんだよ

2021-06-06

anond:20210606144449

ジェンダー学者が四六時中ジェンダーのことばかり考え、日常の全てをジェンダー説明しようとすることの何が悪いのだろう。

数学者は全てを数学説明しようとするし、物理学者物理説明しようとする。

地域格差がそんなに大事なら地域学者説明してもらえばすむこと。

2021-06-02

anond:20210601214050

自分面白さがわからないものは、他人面白いと思っていないに違いない」という考え方、よくわからへんねん

例えば増田イタリアンシェフだとして、増田は「フレンチシェフインド料理のコックも和食料理人も、本当はイタリアンをやりたいに違いない!」って思うんけ? 「物理学者バイオリニスト獣医も、本当はイタリアン料理人になりたいと思ってるに違いない!」と思うんけ? 思わんやろ?

なんでそんな素朴に「みんな自分と同じはずだ」と思えるのかわからん

自分ディズニーランド面白さがわからんけどディズニーランド好きな人に「ほんまはディズニー好きちゃうんやろ?」とか聞かへんぞ

2021-06-01

anond:20210601115430

「もしウンコ食べ物だとすると、うーんなぜだろう?」

ウンコ食べ物ではないですよ。それを示すデータが山のようにあります。」

という具合にデータで前提が間違っていることを示せる場合があるんだけど、

「AはBだとすると、Cだよね。Cだとすると、Dだよね、DだとするとEだよね。...」

と数日レベル理論化してる人がいるとして、誰かが「AがBではないということがデータによって実証されました」って言ったら理論全体がぱぁになる。

ぱぁになるならまだましで、物理学者数学とか既存データを使って理論形成してるから検証ができるんだけど、自然言語理論形成すると「いや、それはウンコ食べ物という言葉解釈が違うからだろう」とか言い逃れできてしまって不毛な論争になることがあるんです。

2021-05-27

anond:20210527191722

「多宇宙存在する」という陰謀論(あるいは宗教)を唱える一部の物理学者にそれを実証しろ要求するのもそれほど違いはない行為と思いますが。

anond:20210527182146

超弦理論研究者にその数理理論実証する方法を示せと言ってもそんな方法発見されていないから示してくれないでしょう?

でもそれで物理学者論破したことになります

2021-05-26

anond:20210526153919

3Dゲーム作れる人材じゃなくて3Dゲームエンジン作れる人材かな

もっといえば、もうすでにゲームエンジン自体飽和していてさらなる物理演算や人体力学になってくると大学院レベルしか必要とされなくなってるし

数学者物理学者レベルの話になってくるから高校ベクトル学ぼうが関係無いと思う

方向を数値を表すよ!程度とかもう暗記しちゃえばいい話だしな

2021-05-25

anond:20210525202242

昨日あたりから三角関数の話出てるけど、

サイン(sin)もコサイン(cos)も多項式で表せるんだよ

そして、cosX+i*sinX=exp(iX)

これがオイラーの公式

高校時代にこれを知っているかどうかが人生の分かれ道。

物理学者のリチャード・ファインマンはこの公式を評して「我々の至宝」かつ「すべての数学のなかでもっとも素晴らしい公式」 だと述べているらしい。

上から目線ですいません。

2021-05-23

ネトウヨ職業」で検索できる人を教えて

目的

Googleで「ネトウヨ○○(○○には職業が入る)」を検索し、表示される結果1ページ目に該当人物のプロフィールが分かるページ(公式サイトWikipediaなど)が表示される人、

まりは「○○界を代表するネトウヨ」と呼ぶべき人物がどれくらいいるか知りたい。

https://www.google.com/search?q=%E3%83%8D%E3%83%88%E3%82%A6%E3%83%A8%E4%BD%9C%E6%9B%B2%E5%AE%B6

https://www.google.com/search?q=%E3%83%8D%E3%83%88%E3%82%A6%E3%83%A8%E6%95%B4%E5%BD%A2%E5%A4%96%E7%A7%91%E5%8C%BB

https://www.google.com/search?q=%E3%83%8D%E3%83%88%E3%82%A6%E3%83%A8%E9%AD%9A%E5%B1%8B

該当しない例

なぜか古谷経衡(ネトウヨ批判的な評論家)が表示される。

物理学者として有名なわけではないからかな。

匿名から表示するべきプロフィールがないだけで、該当する方に入れてもいいかもしれない。

こちらも同様。

2021-05-01

anond:20210430203025

物理学伝統的な問題は一通り解明されているけど、確立した法則方程式の解法を使って、大学物理学者が未解明の現象に取り組んでいる。

ジェンダー論も既に解明された対立構造や家父長制理論をもとにして、まだ対応できていない社会問題研究する必要がある。

2021-03-22

あは

さて、殺人事件から十日程たったある日、私は明智小五郎の宿を訪ねた。その十日の間に、明智と私とが、この事件に関して、何を為し、何を考えそして何を結論たか。読者は、それらを、この日、彼と私との間に取交された会話によって、十分察することが出来るであろう。

 それまで、明智とはカフェで顔を合していたばかりで、宿を訪ねるのは、その時が始めてだったけれど、予かねて所を聞いていたので、探すのに骨は折れなかった。私は、それらしい煙草屋の店先に立って、お上さんに、明智いるかどうかを尋ねた。

「エエ、いらっしゃいます。一寸御待ち下さい、今お呼びしまから

 彼女はそういって、店先から見えている階段上り口まで行って、大声に明智を呼んだ。彼はこの家の二階を間借りしているのだ。すると、

「オー」

 と変な返事をして、明智はミシミシと階段下りて来たが、私を発見すると、驚いた顔をして「ヤー、御上りなさい」といった。私は彼の後に従って二階へ上った。ところが、何気なく、彼の部屋へ一歩足を踏み込んだ時、私はアッと魂消たまげてしまった。部屋の様子が余りにも異様だったからだ。明智が変り者だということを知らぬではなかったけれど、これは又変り過ぎていた。

 何のことはない、四畳半の座敷が書物で埋まっているのだ。真中の所に少し畳が見える丈けで、あとは本の山だ、四方の壁や襖に沿って、下の方は殆ほとんど部屋一杯に、上の方程幅が狭くなって、天井の近くまで、四方から書物の土手が迫っているのだ。外の道具などは何もない。一体彼はこの部屋でどうして寝るのだろうと疑われる程だ。第一、主客二人の坐る所もない、うっかり身動きし様ものなら、忽たちまち本の土手くずれで、圧おしつぶされて了うかも知れない。

「どうも狭くっていけませんが、それに、座蒲団ざぶとんがないのです。済みませんが、柔か相な本の上へでも坐って下さい」

 私は書物の山に分け入って、やっと坐る場所を見つけたが、あまりのことに、暫く、ぼんやりとその辺あたりを見廻していた。

 私は、かくも風変りな部屋の主である明智小五郎為人ひととなりについて、ここで一応説明して置かねばなるまい。併し彼とは昨今のつき合いだから、彼がどういう経歴の男で、何によって衣食し、何を目的にこの人世を送っているのか、という様なことは一切分らぬけれど、彼が、これという職業を持たぬ一種の遊民であることは確かだ。強しいて云えば書生であろうか、だが、書生にしては余程風変りな書生だ。いつか彼が「僕は人間研究しているんですよ」といったことがあるが、其時私には、それが何を意味するのかよく分らなかった。唯、分っているのは、彼が犯罪探偵について、並々ならぬ興味と、恐るべく豊富知識を持っていることだ。

 年は私と同じ位で、二十五歳を越してはいまい。どちらかと云えば痩やせた方で、先にも云った通り、歩く時に変に肩を振る癖がある、といっても、決して豪傑流のそれではなく、妙な男を引合いに出すが、あの片腕の不自由な、講釈師神田伯龍を思出させる様な歩き方なのだ。伯龍といえば、明智は顔つきから声音まで、彼にそっくりだ、――伯龍を見たことのない読者は、諸君の知っている内で、所謂いわゆる好男子ではないが、どことな愛嬌のある、そして最も天才的な顔を想像するがよい――ただ明智の方は、髪の毛がもっと長く延びていて、モジャモジャともつれ合っている。そして、彼は人と話している間にもよく、指で、そのモジャモジャになっている髪の毛を、更らにモジャモジャにする為の様に引掻廻ひっかきまわすのが癖だ。服装などは一向構わぬ方らしく、いつも木綿の着物に、よれよれの兵児帯へこおびを締めている。

「よく訪ねて呉れましたね。その後暫く逢いませんが、例のD坂の事件はどうです。警察の方では一向犯人の見込がつかぬようではありませんか」

 明智は例の、頭を掻廻しながら、ジロジロ私の顔を眺めて云う。

「実は僕、今日はそのことで少し話があって来たんですがね」そこで私はどういう風に切り出したものかと迷いながら始めた。

「僕はあれから、種々考えて見たんですよ。考えたばかりでなく、探偵の様に実地の取調べもやったのですよ。そして、実は一つの結論に達したのです。それを君に御報告しようと思って……」

「ホウ。そいつはすてきですね。詳しく聞き度いものですね」

 私は、そういう彼の目付に、何が分るものかという様な、軽蔑安心の色が浮んでいるのを見逃さなかった。そして、それが私の逡巡している心を激励した。私は勢込いきおいこんで話し始めた。

「僕の友達に一人の新聞記者がありましてね、それが、例の事件の係りの小林刑事というのと懇意なのです。で、僕はその新聞記者を通じて、警察の模様を詳しく知ることが出来ましたが、警察ではどうも捜査方針が立たないらしいのです。無論種々いろいろ活動はしているのですが、これという見込がつかぬのです。あの、例の電燈のスイッチですね。あれも駄目なんです。あすこには、君の指紋丈けっきゃついていないことが分ったのです。警察の考えでは、多分君の指紋犯人指紋を隠して了ったのだというのですよ。そういう訳で、警察が困っていることを知ったものですから、僕は一層熱心に調べて見る気になりました。そこで、僕が到達した結論というのは、どんなものだと思います、そして、それを警察へ訴える前に、君の所へ話しに来たのは何の為だと思います

 それは兎も角、僕はあの事件のあった日から、あることを気づいていたのですよ。君は覚えているでしょう。二人の学生犯人らしい男の着物の色について、まるで違った申立てしたことをね。一人は黒だといい、一人は白だと云うのです。いくら人間の目が不確だといって、正反対の黒と白とを間違えるのは変じゃないですか。警察ではあれをどんな風に解釈たか知りませんが、僕は二人の陳述は両方とも間違でないと思うのですよ。君、分りますか。あれはね、犯人白と黒とのだんだらの着物を着ていたんですよ。……つまり、太い黒の棒縞の浴衣なんかですね。よく宿屋の貸浴衣にある様な……では何故それが一人に真白に見え、もう一人には真黒に見えたかといいますと、彼等は障子の格子のすき間から見たのですから、丁度その瞬間、一人の目が格子のすき間と着物の白地の部分と一致して見える位置にあり、もう一人の目が黒地の部分と一致して見える位置にあったんです。これは珍らしい偶然かも知れませんが、決して不可能ではないのです。そして、この場合こう考えるより外に方法がないのです。

 さて、犯人着物縞柄は分りましたが、これでは単に捜査範囲が縮小されたという迄で、まだ確定的のものではありません。第二の論拠は、あの電燈のスイッチ指紋なんです。僕は、さっき話した新聞記者友達の伝手つてで、小林刑事に頼んでその指紋を――君の指紋ですよ――よく検べさせて貰ったのです。その結果愈々いよいよ僕の考えてることが間違っていないのを確めました。ところで、君、硯すずりがあったら、一寸貸して呉れませんか」

 そこで、私は一つの実験をやって見せた。先ず硯を借りる、私は右の拇指に薄く墨をつけて、懐から半紙の上に一つの指紋を捺おした。それから、その指紋の乾くのを待って、もう一度同じ指に墨をつけ前の指紋の上から、今度は指の方向を換えて念入りに押えつけた。すると、そこには互に交錯した二重の指紋がハッキリ現れた。

警察では、君の指紋犯人指紋の上に重って、それを消して了ったのだと解釈しているのですが、併しそれは今の実験でも分る通り不可能なんですよ。いくら強く押した所で、指紋というものが線で出来ている以上、線と線との間に、前の指紋の跡が残る筈です。もし前後指紋が全く同じもので、捺し方も寸分違わなかったとすれば、指紋の各線が一致しまから、或は後の指紋が先の指紋を隠して了うことも出来るでしょうが、そういうことは先ずあり得ませんし、仮令そうだとしても、この場合結論は変らないのです。

 併し、あの電燈を消したのが犯人だとすれば、スイッチにその指紋が残っていなければなりません。僕は若しや警察では君の指紋の線と線との間に残っている先の指紋を見落しているのではないかと思って、自分で検べて見たのですが、少しもそんな痕跡がないのです。つまり、あのスイッチには、後にも先にも、君の指紋が捺されているだけなのです。――どうして古本屋人達指紋が残っていなかったのか、それはよく分りませんが、多分、あの部屋の電燈はつけっぱなしで、一度も消したことがないのでしょう。

 君、以上の事柄は一体何を語っているでしょう。僕はこういう風に考えるのですよ。一人の荒い棒縞の着物を着た男が、――その男は多分死んだ女の幼馴染で、失恋という理由なんかも考えられますね――古本屋の主人が夜店を出すことを知っていてその留守の間に女を襲うたのです。声を立てたり抵抗したりした形跡がないのですから、女はその男をよく知っていたに相違ありません。で、まんまと目的を果した男は、死骸の発見を後らす為に、電燈を消して立去ったのです。併し、この男の一期いちごの不覚は、障子の格子のあいているのを知らなかったこと、そして、驚いてそれを閉めた時に、偶然店先にいた二人の学生に姿を見られたことでした。それから、男は一旦外へ出ましたが、ふと気がついたのは、電燈を消した時、スイッチ指紋が残ったに相違ないということです。これはどうしても消して了わねばなりません。然しもう一度同じ方法で部屋の中へ忍込むのは危険です。そこで、男は一つの妙案を思いつきました。それは、自から殺人事件発見者になることです。そうすれば、少しも不自然もなく、自分の手で電燈をつけて、以前の指紋に対する疑をなくして了うことが出来るばかりでなく、まさか発見者が犯人だろうとは誰しも考えませんからね、二重の利益があるのです。こうして、彼は何食わぬ顔で警察のやり方を見ていたのです。大胆にも証言さえしました。しかも、その結果は彼の思う壺だったのですよ。五日たっても十日たっても、誰も彼を捕えに来るものはなかったのですからね」

 この私の話を、明智小五郎はどんな表情で聴いていたか。私は、恐らく話の中途で、何か変った表情をするか、言葉を挟むだろうと予期していた。ところが、驚いたことには、彼の顔には何の表情も現れぬのだ。一体平素から心を色に現さぬ質たちではあったけれど、余り平気すぎる。彼は始終例の髪の毛をモジャモジャやりながら、黙り込んでいるのだ。私は、どこまでずうずうしい男だろうと思いながら最後の点に話を進めた。

「君はきっと、それじゃ、その犯人はどこから入って、どこから逃げたかと反問するでしょう。確に、その点が明かにならなければ、他の凡てのことが分っても何の甲斐もないのですからね。だが、遺憾いかんながら、それも僕が探り出したのですよ。あの晩の捜査の結果では、全然犯人の出て行った形跡がない様に見えました。併し、殺人があった以上、犯人が出入しなかった筈はないのですから刑事の捜索にどこか抜目があったと考える外はありません。警察でもそれには随分苦心した様子ですが、不幸にして、彼等は、僕という一介の書生に及ばなかったのですよ。

 ナアニ、実は下らぬ事なんですがね、僕はこう思ったのです。これ程警察が取調べているのだから、近所の人達に疑うべき点は先ずあるまい。もしそうだとすれば、犯人は、何か、人の目にふれても、それが犯人だとは気づかれぬ様な方法で通ったのじゃないだろうか、そして、それを目撃した人はあっても、まるで問題にしなかったのではなかろうか、とね。つまり人間の注意力の盲点――我々の目に盲点があると同じ様に、注意力にもそれがありますよ――を利用して、手品使が見物の目の前で、大きな品物を訳もなく隠す様に、自分自身を隠したのかも知れませんからね。そこで、僕が目をつけたのは、あの古本屋の一軒置いて隣の旭屋という蕎麦屋です」

 古本屋の右へ時計屋、菓子屋と並び、左へ足袋屋、蕎麦屋と並んでいるのだ。

「僕はあすこへ行って、事件の当夜八時頃に、便所を借りて行った男はないかと聞いて見たのです。あの旭屋は君も知っているでしょうが、店から土間続きで、裏木戸まで行ける様になっていて、その裏木戸のすぐ側に便所があるのですから便所を借りる様に見せかけて、裏口から出て行って、又入って来るのは訳はありませんからね。――例のアイスクリーム屋は路地を出た角に店を出していたのですから、見つかる筈はありません――それに、相手蕎麦屋ですから便所を借りるということが極めて自然なんです。聞けば、あの晩はお上さんは不在で、主人丈が店の間にいた相ですから、おあつらえ向きなんです。君、なんとすてきな、思附おもいつきではありませんか。

 そして、案の定、丁度その時分に便所を借りた客があったのです。ただ、残念なことには、旭屋の主人は、その男の顔形とか着物縞柄なぞを少しも覚えていないのですがね。――僕は早速この事を例の友達を通じて、小林刑事に知らせてやりましたよ。刑事自分でも蕎麦屋を調べた様でしたが、それ以上何も分らなかったのです――」

 私は少し言葉を切って、明智発言の余裕を与えた。彼の立場は、この際何とか一言云わないでいられぬ筈だ。ところが、彼は相変らず頭を掻廻しながら、すまし込んでいるのだ。私はこれまで、敬意を表する意味で間接法を用いていたのを直接法に改めねばならなかった。

「君、明智君、僕のいう意味が分るでしょう。動かぬ証拠が君を指さしているのですよ。白状すると、僕はまだ心の底では、どうしても君を疑う気になれないのですが、こういう風に証拠が揃っていては、どうも仕方がありません。……僕は、もしやあの長屋の内に、太い棒縞の浴衣を持っている人がないかと思って、随分骨を折って調べて見ましたが、一人もありません。それも尤もっともですよ。同じ棒縞の浴衣でも、あの格子に一致する様な派手なのを着る人は珍らしいのですからね。それに、指紋トリックにしても、便所を借りるというトリックにしても、実に巧妙で、君の様な犯罪学者でなければ、一寸真似の出来ない芸当ですよ。それから第一おかしいのは、君はあの死人の細君と幼馴染だといっていながら、あの晩、細君の身許調べなんかあった時に、側で聞いていて、少しもそれを申立てなかったではありませんか。

 さて、そうなると唯一の頼みは Alibi の有無です。ところが、それも駄目なんです。君は覚えていますか、あの晩帰り途で、白梅軒へ来るまで君が何処どこにいたかということを、僕は聞きましたね。君は一時間程、その辺を散歩していたと答えたでしょう。仮令、君の散歩姿を見た人があったとしても、散歩の途中で、蕎麦屋便所を借りるなどはあり勝ちのことですからね。明智君、僕のいうことが間違っていますか。どうです。もし出来るなら君の弁明を聞こうじゃありませんか」

 読者諸君、私がこういって詰めよった時、奇人明智小五郎は何をしたと思います。面目なさに俯伏して了ったとでも思うのですか。どうしてどうして、彼はまるで意表外のやり方で、私の荒胆あらぎもをひしいだのです。というのは、彼はいきなりゲラゲラと笑い出したのです。

「いや失敬失敬、決して笑うつもりではなかったのですけれど、君は余り真面目だもんだから明智は弁解する様に云った。「君の考えは却々なかなか面白いですよ。僕は君の様な友達を見つけたことを嬉しく思いますよ。併し、惜しいことには、君の推理は余りに外面的で、そして物質的ですよ。例えばですね。僕とあの女との関係についても、君は、僕達がどんな風な幼馴染だったかということを、内面的に心理的に調べて見ましたか。僕が以前あの女と恋愛関係があったかどうか。又現に彼女を恨うらんいるかどうか。君にはそれ位のことが推察出来なかったのですか。あの晩、なぜ彼女を知っていることを云わなかったか、その訳は簡単ですよ。僕は何も参考になる様な事柄を知らなかったのです。僕は、まだ小学校へも入らぬ時分に彼女と分れた切りなのですからね。尤も、最近偶然そのことが分って、二三度話し合ったことはありますけれど」

「では、例えば指紋のことはどういう風に考えたらいいのですか?」

「君は、僕があれから何もしないでいたと思うのですか。僕もこれで却々やったのですよ。D坂は毎日の様にうろついていましたよ。殊に古本屋へはよく行きました。そして主人をつかまえて色々探ったのです。――細君を知っていたことはその時打明けたのですが、それが却かえって便宜になりましたよ――君が新聞記者を通じて警察の模様を知った様に、僕はあの古本屋の主人から、それを聞出していたんです。今の指紋のことも、じきに分りましたから、僕も妙に思って検しらべて見たのですが、ハハ……、笑い話ですよ。電球の線が切れていたのです。誰も消しやしなかったのですよ。僕がスイッチをひねった為に燈ひがついたと思ったのは間違で、あの時、慌てて電燈を動かしたので、一度切れたタングステンが、つながったのですよ。スイッチに僕の指紋丈けしかなかったのは、当りまえなのです。あの晩、君は障子のすき間から電燈のついているのを見たと云いましたね。とすれば、電球の切れたのは、その後ですよ。古い電球は、どうもしないでも、独りでに切れることがありますからね。それから犯人着物の色のことですが、これは僕が説明するよりも……」

 彼はそういって、彼の身辺の書物の山を、あちらこちら発掘していたが、やがて、一冊の古ぼけた洋書を掘りだして来た。

「君、これを読んだことがありますか、ミュンスターベルヒの『心理学犯罪』という本ですが、この『錯覚』という章の冒頭を十行許ばかり読んで御覧なさい」

 私は、彼の自信ありげ議論を聞いている内に、段々私自身の失敗を意識し始めていた。で、云われるままにその書物を受取って、読んで見た。そこには大体次の様なことが書いてあった。

嘗かつて一つの自動車犯罪事件があった。法廷に於て、真実申立てる旨むね宣誓した証人の一人は、問題道路全然乾燥してほこり立っていたと主張し、今一人の証人は、雨降りの挙句で、道路はぬかるんでいたと誓言した。一人は、問題自動車は徐行していたともいい、他の一人は、あの様に早く走っている自動車を見たことがないと述べた。又前者は、その村道には二三人しか居なかったといい、後者は、男や女や子供の通行人が沢山あったと陳述した。この両人の証人は、共に尊敬すべき紳士で、事実を曲弁したとて、何の利益がある筈もない人々だった。

 私がそれを読み終るのを待って明智は更らに本の頁を繰りながら云った。

「これは実際あったことですが、今度は、この『証人記憶』という章があるでしょう。その中程の所に、予あらかじめ計画して実験した話があるのですよ。丁度着物の色のことが出てますから、面倒でしょうが、まあ一寸読んで御覧なさい」

 それは左の様な記事であった。

(前略)一例を上げるならば、一昨年(この書物出版は一九一一年)ゲッティゲンに於て、法律家心理学者及び物理学者よりなる、ある学術上の集会が催されたことがある。随したがって、そこに集ったのは、皆、綿密な観察に熟練した人達ばかりであった。その町には、恰あたかカーニバルの御祭騒ぎが演じられていたが、突然、この学究的な会合最中に、戸が開かれてけばけばしい衣裳をつけた一人の道化が、狂気の様に飛び込んで来た。見ると、その後から一人の黒人が手にピストルを持って追駆けて来るのだ。ホール真中で、彼等はかたみがわりに、恐ろしい言葉をどなり合ったが、やがて道化の方がバッタリ床に倒れると、黒人はその上に躍りかかった。そして、ポンとピストルの音がした。と、忽ち彼等は二人共、かき消す様に室を出て行って了った。全体の出来事が二十秒とはかからなかった。人々は無論非常に驚かされた。座長の外には、誰一人、それらの言葉動作が、予め予習されていたこと、その光景写真に撮られたことなどを悟ったものはなかった。で、座長が、これはいずれ法廷に持出される問題からというので、会員各自に正確な記録を書くことを頼んだのは、極く自然に見えた。(中略、この間に、彼等の記録が如何に間違に充みちていたかを、パーセンテージを示して記してある)黒人が頭に何も冠っていなかったことを云い当てたのは、四十人の内でたった四人切りで、外の人達は山高帽子を冠っていたと書いたものもあれば、シルクハットだったと書くものもあるという有様だった。着物についても、ある者は赤だといい、あるもの茶色だといい、ある者は縞だといい、あるものコーヒ色だといい、其他種々様々の色合が彼の為に説明せられた。ところが、黒人は実際は、白ズボンに黒の上衣を着て、大きな赤のネクタイを結んでいたのだ。(後略)

ミュンスターベルヒが賢くも説破した通り」と明智は始めた。「人間の観察や人間記憶なんて、実にたよりないものですよ。この例にある様な学者達でさえ、服の色の見分がつかなかったのです。私が、あの晩の学生達は着物の色を見違えたと考えるのが無理でしょうか。彼等は何者かを見たかも知れません。併しその者は棒縞の着物なんか着ていなかった筈です。無論僕ではなかったのです。格子のすき間から、棒縞の浴衣を思付いた君の着眼は、却々面白いには面白いですが、あまりお誂向あつらえむきすぎるじゃありませんか。少くとも、そんな偶然の符合を信ずるよりは、君は、僕の潔白を信じて呉れる訳には行かぬでしょうか。さて最後に、蕎麦屋便所を借りた男のことですがね。この点は僕も君と同じ考だったのです。どうも、あの旭屋の外に犯人通路はないと思ったのですよ。で僕もあすこへ行って調べて見ましたが、その結果は、残念ながら、君と正反対結論に達したのです。実際は便所を借りた男なんてなかったのですよ」

 読者も已すでに気づかれたであろうが、明智はこうして、証人申立て否定し、犯人指紋否定し、犯人通路をさえ否定して、自分無罪証拠立てようとしているが、併しそれは同時に、犯罪のもの否定することになりはしないか。私は彼が何を考えているのか少しも分らなかった。

「で、君は犯人の見当がついているのですか」

「ついていますよ」彼は頭をモジャモジャやりながら答えた。「僕のやり方は、君とは少し違うのです。物質的な証拠なんてものは、解釈の仕方でどうでもなるものですよ。一番いい探偵法は、心理的に人の心の奥底を見抜

プロ野球選手からってぜんぶのポジションが上手にこなせるわけじゃないし物理学者からってぜんぶの分野に精通してるわけじゃないのに

なんで数学者はすゔぇての数学証明ができるみたいに思われてるんだ。

2021-03-18

anond:20210318165445

専門ではないだろうけど、多少ではなくとても詳しい人って話では?

まあ学者先生たちから見たら違うのかもしれんけど

それこそ下々の者から見たら、専門に近そうな分野で、ひんぱんに語ってるようなのも

少なくとも一般人よか詳しいんやろうなあって思うんよ。

仮に物理学者数学の話をツイッターでしてたとかでも同じ。

学問的に厳密でないのかもしれんけど、ツイッター議論でそこまで求めるべきものなのかは色々あるのでは

2021-03-14

anond:20210314223925

変なことを言ってる医学者や物理学者だって同業者から吊し上げ食らったりしてない。

社会学者だけそんなことを期待されても困る。

2021-02-05

anond:20210205103143

リンゴが木から落ちるのはニュートンのおかげっていう物理学者はいないんだけどなぁ

やっぱり社会学って学問じゃないな

2021-02-01

社会学者Twitterで雑に社会を論評するの止めたら?

社会学者」という肩書ではもうTwitter発言しない。それだけでネット社会学叩きは止まる。SNSで遊ぶのはお終いにして、仮説・調査検証のサイクルを回すお仕事に戻ろう。

https://anond.hatelabo.jp/20210131185208

社会学者が専門の「社会」について雑に呟いてる現状は、

物理学者が専門の「物理」について雑に呟いているようなもの

SNS妄想大系の「宇宙論」を語っている物理学者が多数観測されて、彼らが海外の一流大学学位を得て、国内の名門大学教職に就いて、同業者から「アイツはトンデモから」という批判も出ない、

という状況になったら「物理学徒は頭おかしい。こんな学問税金無駄」と素人市民は思うようになるでしょう?

いや社会学はあまり対象が広く使ってるフレームワークも分野ごとに違い過ぎるから同業者でも他分野の人の「正しさ」を検証するのは難しくおいそれと口出しできない、という状況なんだろうなと同情してるけど。

https://togetter.com/li/1660066

このTwitter社会学叩きが酷すぎて鬱になりそうな院生さんも「自分はあの人達とは違うんです」と思うなら、Twitter止めて真面目に学位論文に取り組めばいいんじゃないですかね…

https://togetter.com/li/1659464

有象無象とのネットバトルなんぞ時間無駄無駄Twitterから撤退した山口先生は正しい。

anond:20210201102222

法学しろ数学しろ物理学しろ、専門分野で戦いを挑んでも勝ち目がないのが普通。なのになぜ社会学者は不当なバッシングという(十分に社会学的な)課題をその専門知識解決できないの?」

これって動物学者なら猿に言語を教えられて、物理学者なら自分の持ってる板に乗って空を飛べると思ってそうな発言よな。

2021-01-14

anond:20210114080957

残念だがしない。会社が教えた技術でないかぎり

たとえば、エンジニア日商簿記などは会社のものではない。

それを云うためには、自主研究ではなく、それを調査しろと指示しないといけない。

指示するためには、その前段階の技術会社にあると証明しないと指示を出せない。

 

会社にあるのは会社が明示的に指示を出し、指示を出せるもの

たとえば、チソチソしこれ、と指示を出すことは、物理的には可能だが、法律的にはできないと思う

 

例としては

相手物理学者で、自分普通の人のばあい

物理研究内容が、必ずしも自分たち会社のものになるか?というと

これはならない場合もあるし、そもそも、指示を出せるかどうかというと

物理研究をして ぐらいが精一杯で、それは、権利会社帰属させられる指示とは言い切れない。残らないとも言わないが、かなり、持っていかれるから指示の出し方が甘い。

 

具体的な指示を出せば出すほど、作業内容は厳密になり、小さくはなるが、その分会社に残る物も大きくなる。

2021-01-02

トマーティン

へんな名前だな、なんだろ、思い出せない

野球選手物理学者かな

なんだ

なんだろう

 

 

 

そう思ったら、スコッチブランドだった

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん