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はてなキーワード: 物理学者とは

2020-07-23

その話はまたー早いね

本当に物理演算が的確なゲームとか出てきたら、人体がぐにゃぐにゃしすぎてて動かしにくいだろうな。

内臓の中身まで質量計算してあって。

それでそのうちなんだか作り込みすぎた物理演算と実際の結果が合わないぞ、という世界が出てくる。

血液から細胞分子原子レベルまで再現したゲームの話。

結果的ゲーム制作から物理学者に話が持ち込まれて、これってダークマターの検出をヴァーチャルにやってんじゃないかと言われるようになる。

2020-07-04

anond:20200704123156

リーにされると読みにくい。リンクが多すぎるから分けてるのだと思うけど、アマゾンへのリンクならisbnとかasin貼り付けるでよかったんじゃないか

例えば、isbn:4478103755 って感じ。ただこれも大量に書くと投稿できなくなるかもしれない。

ファイナンス理論全史とかウォール街物理学者はおれも読んだことある投資のものより相場科学的に見る話が好きで読んでる。中公新書の「統計分布を知れば世界が分かる」を挙げているのは意外だな。これは投資とは全然関係ない本だけど、相場科学的に見ようと思った時にはヒントになるかもしれない。正規分布対数正規分布、そしてべき分布、それらの確率分布形成する現象の背後には、加算過程、乗算過程、そして複雑系がある。こういうのは、相場科学的に見るうえでは役に立つ知識であると思う。ただ、これを投資に活かすのは難しくないか

まぁ増田の書いた投資法はあとでちゃんと読んでみるよ。

「なんですって!?

この台詞を読んで、これが男の台詞だと感じたやつは翻訳小説を読み慣れてる。

それもSFで、イメージ的には若い物理学者が言ってる感じ

2020-06-25

幾ら日本人ITエンジニア研究者が優秀でも

第二次世界大戦の頃

イギリス世界初プログラム内蔵型コンピュータと、アラン・チューリングを筆頭とした伝説科学者たちがドリームチームを組んでエニグマを破り

アメリカ歴史名前の残る物理学者コンピュータ科学者たちがマンハッタン計画原爆を開発して

ナチスドイツ世界初弾道ミサイルV1や無敵を誇ったティーガー千者を開発してた実戦投入していた頃

自称世界最優秀民族である日本人科学者電気パンを作るとか松根でガソリン作るとか画期的発明をしていた

幾ら優秀でも、金がなければアウトプットできる範囲なんてこの程度なのに、今のIT業界科学業界は、金がないのは甘え、金なくても工夫して真のプロだろみたいな頭のおかし論調をわめき続けて、頭の弱い意識高い系に旗振りさせて広めようとしている人間がたくさんいる。

お前ら、プロを何だと思ってんだって思う

2020-05-20

プログラミング簡単

デザイン畑(インタラクティブアートからIT系行って年収1000万超したけど

正直プログラミングって簡単だよ。

アートと違ってセンスが無くても日々の研鑽とかしなくても大丈夫

例えば25歳で0から弁護士とか物理学者とかアーティストになるのはほぼ不可能だけど

プログラマーならよほどIQ低くなければ誰でもなれるレベル

ネットIT系の人の声がデカからドヤ顔知的アピールしてる人が目立つだけ。

ただ、プログラミングしかやってこなかった人は年収500万止まり

プラスで何か一芸が無いとこれからは厳しいと思う。

2020-05-01

anond:20200501092655

物理学者数学者が発表したことは素直に信じる癖に、フェミニズム系の研究成果は疑ってかかる輩が後を絶たない。

理系研究者で女性割合が未だに低いところを見ると、反知性主義というよりセクシズムだろう。

理系に進む女性が増えれば、彼らはきっと理系学問も軽んじるようになる。

2020-03-18

anond:20200318114030

物理学者は100mを5秒で走れるか?」という話で。それがつまりは「理論」と「実践」の違いでしょ。

資金無限にあって無限投資を続ければ儲かる」という理論があったとして、現実には資金は有限だから理論通りにはいかないんだよな。しかしこの理論は「投資すれば儲かることが期待できる」ことを示唆しているし、単体で面白い理論ではある。

別にそのままの形で実践できない限り全て無駄なわけではない。

数学しろ物理学しろ工学しろ経済学しろ理論というのは必ず理想化された状態検証される。しか現実に起こる現象もっと複雑な状況に支配されていて、人間管理しきれるものではない。

から政治」が必要になる。状況を形作る要素に優先順位をつけて取捨選択するためにね。

anond:20200318114030

経済学者だってモデル通りに完全にコントロール出来る環境ならそこそこ成功できるんじゃね?

物理学者実験室を出た環境では「誰がやっても同じ答え」からほど遠いだろ。

2019-11-21

哲学的ゾンビ

完全に物理状態が同じ人間ゾンビがいてゾンビクオリアを持たないということを想像できない、と物理学者が言ったとき哲学者論点先取である批判するのは論理としておかしい気がする。

なぜならばクオリアを持たないゾンビがいると仮定すること自体心身二元論論点先取となっているからだ。

哲学的ゾンビ論法論点先取のただのトートロジーではないのか?

2019-11-18

どっちも学者に対する誤解がひどい

anond:20191117165325

とりあえずまずフェミニズム学問としての名称として適切ではない。

例えば上野千鶴子家族社会学ジェンダー論、女性学を専攻とする社会学者、フェミニストであって。社会学者までは学問フェミニスト運動ないしイデオロギーである

古い例えになるかも知れないがミクロ経済学を専攻とする経済学者リバタリアンという人や、宇宙物理学を専攻とする物理学者ビッグバン論者、あるいは地球環境シミュレーションを専攻とする計算科学者環境保護主義者というのを思い浮かべればいいと思う。


で、前者について議論するのが学会であり、科学である。そしてその知見を元に後者について語るのは本人の自由であるが、特段科学であるわけではない。あとこれが誤解を生みやすい所であるが専攻以外の分野について雑談をするのも個人自由であるが、特段最新の科学の知見に基づいているわけではない。


そして科学というのは一般論について語ったり、何かおかしオカルト否定するのは大変便利なのであるが、具体的な身近な問題にはろくに答えを出せない場合ほとんどなのだ

例えば、今日では「地球人間の出す二酸化炭素によって地球温暖化している」というのはほとんど科学結論といってよいが、その具体的な被害はそこまで明らかではなく、ましてや世界各国が何よりもまず優先して地球温暖化対策に取り組むべきなどというのは自明でもなんでもない。グレタ・トゥーンベリ氏の主張は前半は科学であるが、後半は科学ではないことを支持者も批判者もよく理解してほしい。


話を元に戻せば、「女性特定服装を明示的あるいは社会的規範として強制することは、女性に対する抑圧的構造たりうる」「女性性的な特徴を過度に強調したポスターが町に溢れることは女性尊厳を傷つけうる」というのは科学結論としてあり得る話ではあるが、「ハイヒール問題とすることが女性解放につながる」「宇崎ちゃんポスター赤十字掲示するのは問題だ」は学問を学んだ人が思いついた個人自由意見であってそれ自体科学ではない。

から今回話題に登っている討論会などというもの学問の場でもなんでもなく、ただただ立場の違う個人個人意見をぶつけ合う場に過ぎない。

そして学問としての女性学は今後100年たっても「漫画女性描写規制は正しい」などという極端な結論を導き出すことはできないか安心してほしい。経済学者が「好景気を維持する方法」を開発できないのと同じである


なお「ハイヒールを常用することで足の健康を損ないうる」というのは医学領域であり、社会学の話とはまた別の話である

それから専門外ということで言えば宇崎ちゃんポスターに噛み付いていたフェミニストの中に「漫画」の専門家がいるのかはよくわからないし、実際(女性学対象であろう少女漫画についてすらも)漫画に対して無知な人が目立ったと思う。であるとすれば在野の「漫画専門家が彼らと同レベル知識人として堂々と漫画表現について議論するのはあるべきことだし、大学教員たちも肩書に驕って漫画軽蔑するなどという態度は(彼らの専門外なので学問者としてはどうでもいいが運動個人資質や印象の問題として)やめるべきである

2019-11-17

哲学黄昏

http://www.phys.cs.is.nagoya-u.ac.jp/~tanimura/time/note.html

サーバメンテナンスみえないっぽいけどめちゃくちゃ面白いね。いまさらだけど。

谷村先生は本当にまじめな先生だな、と思う。

メタな話をすれば、哲学者側は最先端物理学者との対談で自分の論に箔をつけて業績にできるめったとないチャンスで、対する物理学者側は正直こんな本が出ても業績としてたいして価値があるわけでもなく、無難お茶を濁しても誰も何も言わないだろう状況へこのガチファイターの投入である。(ほめてる)

流血覚悟、魂をこめた渾身の右ストレート

そしてこの叫びである

https://twitter.com/tani6s/status/1193542355975950336

https://twitter.com/tani6s/status/1193542463169810432

谷村先生人間味が感じられるツイートお気に入りである

心の哲学が何を問題にしているのか、とか全然興味なかったけど、おかげさまで浅いなりに理解できたし興味も出てきた。谷村先生が頑張らなければひっそりと専門書の棚に気付かれることなく置かれてるだけだったかもしれない本だったかもしれず、関係者谷村先生感謝しすぎてもしすぎることはないんじゃなかろうか。

ところで谷村先生が指摘した部分というのは、理系研究者人間であれば多かれ少なかれ感じていたが言語化するのがためらわれた結果、これまで表面に上ってくることのなかった問題のように感じる。

学生の頃、人文系研究室卒論科学研究室卒論とを同じ発表会で見る機会があったけど、科学系の教授の人文系の発表への容赦ないツッコミを思い出した。

用語定義しろ立論にしろ結論を導く論理しろ君たちあまりに緩すぎないか?というのが共通する雰囲気だと思う。

科学が発達していなかった昔、哲学科学がまだ扱えない領域を先んじて論理の力で掘り起こす役目を担っていたと個人的には思う。(谷村先生の期待もこういうものではなかっただろうか。)

だが色彩論でのゲーテニュートン批判とか、時間論でのベルクソンアインシュタイン批判とか、科学哲学に先行して真理を掘り起こした結果、取り残された哲学が宙ぶらりんのままになる状態19世紀以降は顕著になってきたんじゃねえかと思う。まあ哲学のことはよくわからんのでアレだが。

ベルクソンアインシュタイン対話翻訳ネットで拾って読んでみたが、ベルクソンが長く理解しにくい文章で考えを述べる一方、アインシュタインは明晰で短い文章でバッサリと切っていて既視感がすごい(語彙力)

今、AIとか脳科学研究が進んで、心に関する諸問題哲学ではなく、科学俎上で実際に解決される可能性が高くなってきたと思われる。

意識ハードプロブレムとかも、哲学からの「まだまだ科学に扱えないものがあるんだよ!!」という断末魔叫びのようにも感じられる。

だが科学は進む。

意識問題も脳というハードウェア上に構築されたニューラルネットワーク状態空間として科学領域に取り込まれ哲学領域はまた一歩小さくなっていくのだ。

地動説人間の住む地球宇宙の中心ではなくなったように、進化論人間が神に作られた特別存在ではないことがわかったように、有機物生命作用なしに合成できることがわかったように、意識もまた特別な何かではなく、我々自身哲学的ゾンビなのだということを認めざるを得ない瞬間が必ずくるだろう。

キリスト教根底にある思想最後まで魂の特別性に拘泥するかもしれないが仏教だと五蘊皆空と思えばどうということもない気もする。

まとまらず終わる。

2019-10-21

anond:20191021121939

昔の物理学者にも見落とされてたって言うんだから直感わからんのはしゃーない

トップブコメリンク先すら読まずにわかった風なコメント書くのはやばい

2019-10-08

あなたの「ファン」はどこから

ヨハネス・ファン・デル・ワールスって物理学者が居て、分子分子が引き合う力であるファンデルワールス力っていう力を発見したり、気体の状態を高精度で計算できるファンデルワールス状態方程式ってのを考案した人で、化学世界だと死ぬほど有名だから俺も「変な名前だなー」と思いつつ受け入れていたんだけど、最近ミース・ファン・デル・ローエっていう有名な建築家がいることを知ったり、サッカー選手でもファン・デル・サールって人がいることを知ったり、実は「ファン~」(van~)は、~出身であることを示す前置詞であることを知ったりして、フィンセント・ファン・ゴッホヴァン・ダインバンホーテン(VAN HAUTEN)にも「ファン」が入ってることに気づいたんだけど、君の初めての「ファン」は誰?

2019-09-22

anond:20190922035505

忘れてくれといいつつ記事への反応一生懸命見に来てるのがいかにも中二でかわいらしいな

すげえ目が滑るけど勉強できるってことはわかったよ、自尊心は高いけど不器用なんだろうな。量産理系精神童貞で女にいいように利用されるタイプと見た。

深夜ポエムマジレスすんのも野暮だけどさ、能力のある数学者物理学者哲学宗教に熱心な人が多いよ。

無について考えると行き着くとこはそこなんだろうね。

でも君が求めているのは宗教じゃなくて自分を無条件に肯定してくれる存在だし、求めてないけど必要なのは自己分析だと思うよ。

2019-09-13

物理学者「今ある宇宙は超ひもから作られたのだ!」

でも「じゃあその超ひもは何から出来ているの?」の質問に対しては「何からも出来ていない…」て答えるんだけど、どういうこと?

仮に本当に宇宙の作った物が何か分かっても、その作ったもの自体の本性はもう分かりようがないのかな

2019-08-31

anond:20190831075256

そりゃ、物理学者韓国人の話をしないのと一緒やろ(呆れはて)

認知歪んでるぞ

2019-08-30

anond:20190830171743

うぉっ、増田詳しいな。まさか物理学者か?

俺の無知を訂正してくれてありがとな。感謝するぜ!

2019-08-23

Jeffrey Epstein と伊藤穣一

Director of M.I.T. Media Lab Apologizes for Ties to Jeffrey Epstein (2019 8 16)

Jeffrey Epstein は、伊藤穣一と会う5年前の2008年少女虐待した罪で有罪になっている。伊藤穣一は Epstein から受けた寄付金額を明かしていない。Jeffrey Epstein は最先端科学支援する慈善家として名声を取り戻そうとした。

M.I.T. Media Lab in Crisis After 2 Scholars Vow to Leave Over Epstein Ties (2019 8 21)

伊藤穣一MIT Media Lab だけでなく、自身投資ファンドにも Jeffrey Epstein から寄付を受けていた。伊藤穣一寄付金額を明らかにせず、コメントも断った。

AIパイオニアである Marvin Minsky に対して、 Jeffrey Epstein の所有する島で、性交渉を持つように命令された、と当時10代の女性証言している。

Jeffrey Epstein のチャリティー基金から MIT へ $150,000, $50,000 の2件の寄付があったことが MIT公開情報に示されている。

所属2教員MIT Media Lab を離れること。

学生ポスドクコメント。「伊藤穣一が超才能あるからって許されるなら、偽善」「寄付の出どころなんて研究センター責任じゃない。その寄付研究がうまくいっているなら、どうでもいい」

伊藤穣一メディアラボ運営成功慶應義塾大学から博士号を取得した。その博士論文ではメディアラボ収入支出を年次で説明している。

Jeffrey Epstein Donations to M.I.T. Will Be Focus of University Inquiry (2019 8 22)

MIT 学長 Rafael Reif 「20年間で Epstein のファンドからおよそ $800,000 の寄付を受けた」寄付先はメディアラボ物理学者 Seth Lloyd

MIT が Epstein の名声を高めることに貢献し、彼の恐ろしい行動を隠すことになったのは、恥ずかしいことだと認識している。」

Seth Lloyd と Epstein の関係2004年から。Epstein から資金を受けた研究論文19本中18本は Epstein が有罪になった後。

伊藤穣一は Epstein から寄付金額公表していない。メディアラボだけでなく、伊藤穣一自身ファンドにも投資を受けていた。コメントを求めたが返答はない。

少女ら虐待疑惑の米富豪、MIT機関と日本人所長に出資 研究者ら抗議の辞任

2019-07-20

新左翼科学哲学好きな人に『三体』を全力でオススメする

おい、そこのお前!あさま山荘事件が大好きすぎてカップヌードル食う度に機動隊気持ちになっているお前!なおかつ伊勢×戸田戸田×伊勢かで議論したい相手がいないお前!お前だ!お前に向かって俺は今書いてる!

『三体』だ!『三体』を買って読め!せめてKindle無料サンプルは落とせ!BGMRHYMESTERのThe X-Day無限リピートだ!

よし、Kindle無料サンプルは読んだか?読んでないよな。面倒くさいもんな。あんくらいWeb上で読めるようにしといてほしいよな。まあいい、せめてSpotifyRHYMESTERのThe X-Dayリピート状態にして以下の文章を読め!

『三体』は最高だ!一般的なあらすじは「文革物理学者の父を失った娘が云々」などとぬかしているが、無料サンプルで読めるその描写が最高であることはまったく紹介されていない。引用するぞ。

 シュプレヒコールがおさまるのを待って壇上に立つ男の紅衛兵の片方が批判対象をふりかえって言った。

「葉哲泰、おまえは力学専門家だ。自分がどれほど大きな合力に抵抗しているか、わかっているだろう。そうやって頑なな態度をとり続ければ、命を落とすだけだぞ! きょうは、前回の大会のつづきだ。くだらない話はもういい。次の質問に真面目に答えろ。六二年度から六五年度の基礎科目に、おまえは独断相対性理論を入れたな?」

相対性理論物理学古典理論だ。基礎科目でとりあげないわけにはいかないだろう」と葉哲泰。

「嘘をつけ!」そばにいた女の紅衛兵のひとりが荒々しい声で叫んだ。「アインシュタイン反動的学術権威だ。欲が深く、倫理に欠ける。アメリカ帝国主義のために原子爆弾をつくった男だ! 革命を起こす科学を築くためには、相対性理論代表される資産階級理論の黒旗(反動象徴)を打倒しなければならない!」

(中略)

「葉哲泰、これは言い逃れできないはずよ! あなたは何度も学生反動的コペンハーゲン解釈を撒き散らした!」

「それが実験結果もっとも符合する解釈であることは厳然たる事実だ」これだけ厳しい攻撃さらされても、葉哲泰の口調は落ち着き払っていた。紹琳はそれに驚き、畏れを抱いた。

「この解釈は、外部の観察者によって波動関数の収縮が引き起こされるというもの。これもまた、反動的唯心論の表れであって、その中でも、じっさいもっと厚顔無恥表現よ!」

思想実験を導くべきか、それとも実験思想を導くべきか?」葉哲泰がたずねた。突然の反撃に、批判者たちは一瞬、言葉をなくした。

「正しいマルクス主義思想科学実験を導くのが当然だ!」男の紅衛兵のひとりが言った。

「それは、正しい思想が天から降ってきたと言うに等しい。真理は実験によって見出されるという原理否定し、マルクス主義思想がどのようにして自然界を理解するかという原則に反している」

 紹琳とふたり大学生紅衛兵は、無言で同意するほかなかった。中学生労働者出身紅衛兵とは違って、彼らは論理否定することができなかった。しかし、附属中学の若き闘士たち四人は、反動分子を確実に攻め落とすための革命手段を実行した。

最高かよ!!! 時はあさま山荘事件の数年前だが、アカの本場中国でも似たようなどうしようもないことが起こっていたのだ!引用最後の部分で作者がたくみカメラワークを用いて批判者側の「論理の欠如」を指摘しているのがまた光り輝いている。そうなのだ。この手の議論には論理というものがまったく存在しない。あるのは連想ゲームだけなのだ(「物理学者のお前は自分がどれほど大きな合力に~」「アインシュタイン核兵器帝国主義=敵」)。あさま山荘事件でもそうであった。無色のリップクリームを塗ったことと、彼女が死ななければならないということの間にまったく論理的な関係存在しない(そもそも何かと誰かが死ぬということの間に論理関係が成り立ちうるのかという問題は置いておくとして)。そこにあるのは、「革命」や「自己批判」といったマジックワードを挟んだアクロバティックな地滑り連想ゲームだけである

しかし、しかである。われわれはそうした連想ゲームに時として身を委ねてしまう。どころかしばしば喜んでその中に身を投じさえする。あさま山荘の彼らが目指した「革命戦士」という存在にどうしてもワクワクしてしまうのは、そこからこれまでわれわれが目にした「革命」や「戦士」についての輝かしい言説やビジュアルがまさしく連想ゲーム的に引きずり出される快感にわれわれが抗えないかである

ベネディクト・アンダーソン国民国家を『想像の共同体』と呼んだ」と言われるとき、たいていアンダーソンが主張したかたことは無視されている。アンダーソンはこうも書いている。「国民国家は『想像の共同体であるからこそ強いのだ」と。どういうことか。例えばご近所たちは想像の共同体ではない。そこに想像力が働く余地はないからだ。近くてよく見えるがゆえに嫌いなところがよく見えてしまう。しか国民国家想像の共同体であるから、そうしたデメリット回避することができる。逆の意味で、人類もまた想像の共同体ではない。そこにもまた想像力は働かない。あまりに大きな対象であるがゆえに、想像することができないかである(それを想像できるように「地球市民」とかいろいろなレトリックが開発されては頓挫した歴史があるわけだ)。つまり国民国家想像するのに小さすぎも大きすぎもしないがゆえに、人間の持つ最も偉大な能力想像力創造力を刺激する存在であるがゆえに、これほど大きな存在になり得たのだ。世界大戦を二度経験して、戦後エコやらなんちゃらがあってメイクアメリカグレートアゲインな今、人類人類想像力対象にすべきであると誰も[誰?]がわかっているはずであるが、そうした方法は未だ見つかっていない。めっちゃナウい想像力を持ってそうなイスラム国ですら国を名乗る時代である

そうした状況にある人類に対して、「地球市民」としての自覚想像力を持たせるために一番手っ取り早い方法は、宇宙人に攻めてきてもらうことである映画インディペンデンス・デイ』があれだけ面白いのは、その「俺たち感」を徹底して純粋ものとして描けているからだ(もちろん「俺たち」と書いたようにそこから女性排除されているのだが、それもまた「俺たち」の盛り上がりを純化させるように働いている)。しかし、この方法には大きな問題がある。それはわれわれの知る限り宇宙人が当分の間攻めてきそうにないという点である。したがって二番目の方法が取られることになる。それが科学教育である。ひとりの神様とか王様の下で人類みんなが仲良くするのは無理だとわかったので、次は科学様の下で人類全員集合しましょう、というわけだ。まあ、承知のようにこの方法にもいろいろ問題はあるのだが、他に良さそうな方法もないので多くの人々からのんべんだらりと支持されているといってよい。

科学の持つ大きな問題として真っ先に挙げられるのが、それが神様よりも信頼可能か?というものだ。科学教の信者はそうだとなんの疑問も持たずに答え、異教徒たちはおらが村の神様の方が偉いと主張する。そこを調停するのが科学哲学者の役割ひとつであったが、どっちつかずとして双方の陣営から攻撃されるため調停役に名乗りを上げる科学哲学者はほぼ絶滅している。

(注:ネタバレ防止のため人名固有名アルファベットに置換している)

「Aくん、きみは仕事範囲を逸脱しかけている」Bが首を振りながら言った。「研究理論的なものだけに絞るべきだ。こんなに手間をかける必要が本当にあるのか?」

「Bさん、この実験は、大きな発見につながる可能性があるんです」とAは懇願した。「実験絶対必要です、とにかく、一回だけやらせてください。おねがいします」

「B、一度だけやらせてみたらどうかな?」Cが言った。「オペレーションはそれほど大きな手間でもなさそうだし。送信後、エコーが帰ってくるのに要する時間は――」

「十分、十五分だろう」Bが言った。

「だったらXシステム送信モードから受信モードに切り替える時間もちょうどある」

 Bがまた首を振った。「技術的にもオペレーション的にも造作ないことはわかっている。しかし、C、きみはどうも……、この手のことには鈍感みたいだな。赤い太陽に向かって超強力な電波送信するんだぞ。こういう実験政治的にどう解釈されるか、考えてみたことは?」

AとCは、どちらも茫然としたが、Bの反対理由荒唐無稽だとは思わなかった。逆に、自分たちがその可能性を考えもしなかったことにぞっとしたのである

 この時代、すべてのもの政治的意味を見出す風潮は、不合理なレベルまで達していた。紅衛兵は、隊列を組んで歩く際は左折のみ許され、右折は禁止された。信号機は、赤が進めで、青が止まれでなければならないと提案されたこともある(周恩来首相却下されたが)。

(中略)

そういう風潮に鑑み、これまでAが研究報告を提出する際は、Bが必ず綿密な査読を行っていた。とくに、太陽に関する記述は、専門用語であっても、くりかえし吟味し、政治的危険がないように修正した。たとえば、“太陽黒点”という言葉使用が禁じられた。太陽に向かって強力な電波送信するという実験については、もちろん、千通りのポジティブ解釈可能だが、たったひとつネガティブ解釈がなされるだけで、関係者全員が政治的な災難に見舞われるにじゅうぶんだった。Bが実験要請を拒絶する理由は、たしか反駁のしようがなかった。

イアン・ハッキングがイヤンと言いそうなくらいむき出しの「科学社会的構成である!ここでも論理連想ゲームに膝を屈している。このことを中国特殊ものだと考えるのは科学教の信者である。似たようなことはどこの国でも多かれ少なかれ起こっている(また国家がくくりとして出てきてしまった!)。STAP細胞論理を飛び越えればどんなものまでが「発見」されてしまうるか、という好例であろう。それでも科学教の信者は言うだろう。「STAP細胞は誤りであることがわかった!これこそが科学勝利ではないか!」と。残念ながら科学はそんな単純なものではない。たとえばケプラー理論はそれ以前の理論よりシンプルでもなければ正確でもなかった。そのあたりのことはスティーブン・ワインバーグ『科学の発見』に詳しく書いてある。「それでもわれわれは今はケプラー理論が正しいということを知っている!これが科学進歩だ!」という主張は残念ながらワインバーグとは仲良くなれるが歴史学者から異端扱いされるだろう。このワインバーグの本は、「ノーベル賞物理学者科学歴史について論じたら歴史学者から攻撃を食らった」というそれじたいSFガジェットとして出てきそうなシロモノなのだが、けしてトンデモ本でなくワインバーグ確信犯的にその地雷を踏んでいる。非常に面白い本なので『三体』を読んだあとにはぜひこの本を読んでほしい。『三体』に出てくる宇宙物理学理解の助けにもなるし。

話がそれた。『三体』である。まあ、歴史学者から異端扱いされようが科学者は科学者でやっているのである。……本当に?「科学をする」とはどういうことか説明できるひとは今のところ地球上に存在しない。どころか説明できるひとが今後現れる可能性もまた科学哲学者によってほとんど否定されていると言ってよい。では科学者は何をやっているのか?われわれのような皮肉屋に言わせれば「教義精緻化とその確認作業」とでも言い捨てられるだろうが、『三体』はそこに真摯に向き合っている。どころか、その先までをも作品の中に織り込んでいる。ネタバレになるので詳しくは話せないが、科学を「打倒する」ことを本気で考えてみた人はいるだろうか?いないだろう。『三体』はそれを本気で考えている。誰がなんのためにそんなことをし、さらにそれに抗うには何をするべきかを描いている。そしてその描き方がまた最高なのである。作中、ある「組織」が出てくるのだが、それがまたなんとも、「アカい」のである。もちろんそれは最初引用で出てきたような無知蒙昧なアカさではない。連想ゲームではなく論理によって貫かれた「アカさ」というものがあるとしたら、こういうものだろうという迫力がある。

作中にこういうセリフがある。「中国では、どんなにすばらしい超越的な思想もぽとりと地に落ちてしまう。現実という重力場が強すぎるんだ」と。これはおそらく作者の嘆きでもあろう。その重力場から逃れるために、作者はこれを書いたのだと思う。中国現実の重みは、隣にいるわれわれも知るところだろう。この作品は、その中国現実の重みを、実に力強く脱出していると思う。それがこの文章で伝わったかどうかは甚だ心もとないが、一人でも多くの、未だ北田暁大先生Twitterの件に心の整理がつけられていない人々が、『三体』を手にとってくれるよう望む。

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