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はてなキーワード: 福永武彦とは

2024-10-03

anond:20230626103415

娘なの⁈コメがいっぱいあって面白い福永武彦が爺さんだったの忘れてた。昔の私にとっては夏樹氏こそ「福永武彦の息子」だったのに。

anond:20241002215902

現代小説家としては日本最高峰SSRガチャの親だろ

池澤夏樹一族

母:原條あき子詩人日本女子大学卒→アテネ・フランセ卒)

父:福永武彦小説家東京帝国大学文学部卒業

祖母福永トヨ(日本聖公会の伝道師

祖父福永末次郎(三井銀行勤務・東京帝国大学経済学部卒業

大伯父:秋吉利雄(天文学者理学博士海軍少将

又従兄:秋吉輝雄(立教大学名誉教授

池澤夏樹の受賞歴

中央公論新人賞スティル・ライフ

芥川龍之介賞スティル・ライフ

小学館文学賞「南の島のティオ」

読売文学賞 随筆・紀行賞「母なる自然おっぱい

谷崎潤一郎賞マシアス・ギリの失脚

伊藤整文学賞楽しい終末」

JTB出版文化賞「ハワイイ紀行」

毎日出版文化賞 文学芸術部門「花を運ぶ妹」

芸術選奨文部科学大臣賞すばらしい新世界

宮沢賢治賞「言葉流星群

司馬遼太郎賞イラクの小さな橋を渡って」「憲法なんて知らないよ」「静かな大地」などの著作活動全般

親鸞賞「世界文学を読みほどく」「静かな大地」

桑原武夫学芸賞パレオマニア

紫綬褒章

毎日出版文化賞 企画部門世界文学全集

朝日賞

毎日出版文化賞 企画部門日本文学全集

フランス芸術文化勲章オフィシエ

早稲田大学坪内逍遥大賞

2020-06-14

自転車に乗れなかった若者たち

筑摩書房版の堀辰雄全集第4巻には「Ein Zwei Drei」という随筆が収められている。中村眞一郎福永武彦に関する思い出を堀辰雄昭和21年に書いた話だ(発表当初は「若い人達」というタイトルだったらしい)。

堀辰雄私淑していた2人は軽井沢まで堀を訪ねて来た折、自転車に乗る練習をして自転車ボコボコにしてしまうのだが、それは奥さん堀多恵子)の自転車だったという話だ。

当時この2人は10代後半か20代だったはずだが、それまで自転車に乗れなかったわけだ。昭和初期の人は子供の頃に自転車練習をしなかったのか。

ちなみに、堀辰雄全集編集者中村眞一郎福永武彦の二人だ。どんな話をしながらこの一編を全集に入れたことだろうか。


或る夏、軽井沢で二人揃って自転車稽古をはじめたことがある。僕の家に遊びに来ていても、自転車あいていると、どっちか一人はかならず庭でその稽古をはじめる。中村はそんなスポルティフな事はぶきっちょそうなので、福永のほうがうまくなるかと思っていたら、反対に中村の猛練習が功を奏して、先きに乗れるようになってしまった。それを見ると、福永はそれっきり自転車は断念したようだった。––そのとき一番ひどい目に逢ったのは、僕の妻の自転車だったろう。二人のおかげで、すっかりハンドルが曲がり、ペダルが踏みにくくなってしまったと言って、こぼしていた。(まあ、けちはことはいうな。)

(「Ein Zwei Drei」旧仮名遣いと旧漢字を変更した)

 
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