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2018-08-15

おそ松さんという作品が大好きという話

いきなりだが、私は「おそ松さん」が大好きである

匿名で思いっきり愛を叫びたくてこの場を借りることをご了承いただきたい。

さて、先日の8月11日、私はF6 1st LIVE ツアーSatisfaction」の公演に行ってきた。

率直に言おう。

最高だった~~~~!!!!!!

まだツアー最中なのでネタバレをしないために詳しい内容は省くが、「おそ松さん」という作品の延長線上に確かにあることを感じさせてくれるというライブだった。

役者本来の姿とF6キャラとのメリハリバランスが抜群に良い。

おそ松さん」はそもそもメタネタの多い作品なのでたまに役者の素が出てくるのも自然に受け止められるし、そこがエッセンスとなっていて更に面白い

F6とは2.5次元のために存在するキャラクターだったのではないかとすら思えてくる。

正直言って、アニメだけを視聴しているときF6に全く興味がわかなかった。

話題作りのために逆作画崩壊ネタくらいにしか捉えていなかったからだ。

でも2年前の「おそ松さんonSTAGE」を観に行ってから私はF6に対して手のひらをくるっと変えることになる。

F6……最高じゃん……

松ステのおかげでF6おそ松さん世界ひとつになったように感じた。

F6も正しくおそ松さんであり、おそ松さんにとってF6は欠かせないのだ。

そう思えるようになったのは松ステのおかげだったと言える。心から言える。

おそ松さんの「くだらなさ」と歌とダンスの「カッコよさ」を合わせたのが「F6

この方程式を見事に2.5次元表現してくれたなと思う。

今回のツアーライブも松ステ1で得た興奮と感動を変わることなく味わえた。最高だった。

推し現実にいるという錯覚を与えてくれる…こんなにも最高なことってある?

役者がところどころで2期のネタをはさんでくれるのも嬉しい。

役作りのためだからかもしれないが、アニメちゃんと見てくれているんだということだけで嬉しい。

ところで、私は基本性質引きこもりであり、舞台なんかには行ったこともなかった。

ライブにも行ったことがないわけではないが、友人の付き添いで…とか、そんなレベルだ。

さらに言えば流行りのアニメには一歩引いてしまタイプだった。

オタク文化もそこまで魅力を感じないのでコミケにも参加したことないし、同人誌通販ですら買ったこともない。

なんなら、イラストSNSイラスト検索することすら滅多にしなかった。たまにするけど。ほんと~~~にたまに。

また、極度の原作厨なので、原作漫画ならアニメは見たくないし、2.5次元なんて興味の対象にすらならなかった。

おそ松さん1期のときも余りに爆発的な人気に恐怖を覚えてしまったほどである

こんな私がここまでハマっている。

コラボカフェのために遠征をして、

2.5次元舞台チケット自分でとり、

毎日イラストSNSをチェックして、

はじめて通販同人誌を買って、

なんとイベントに赴くだけじゃなく、

自分で本まで出してしまった

誰?これ

本当に私?

おそ松さんってすごい

人間をここまで変えてしまうのか

3年前、おそ松さん1期が放送されていたとき

「男が6人ひとつ屋根の下で暮らしてるんだもんな。そりゃソレらの層に人気出るだろう」

くらいの、斜めに構えた、非常に生意気な態度でおそ松さんのことを認識していた。

でもさ、でも、そうじゃなかった

おそ松さん面白さってそんなチープなポイントじゃないんだよ

原作おそ松くん」へのリスペクト

・むつごたちのアニメキャラクターを超えた非常にリアル人間くささ

・たまに入るウルっとしてしま人情話と

・「さっきの泣ける話はなんだったの?」という次話のくだらなさ

・かと思えば1話からずっと伏線を入れた上での24話の超シリアス展開

・そしてそのシリアスを無かったことにする最終回

このジェットコースターか?と思うくらいのブッ飛び具合が本当に面白い

振り落とされんなよ!!!!!という感じで引っ張られてしま

お、おもしれ~~~!!!このアニメおもしれ~~~~!!!

って、なるわ こんなん そりゃ爆発的人気にもなるわ

私がおそ松さんを「ただのメタパロ盛り込み話題性呼びたいだけのアニメから認識を変えたのは

今や幻とされた1期1話の終盤で出てきた

赤塚先生、怒らないかなぁ?」

「平気だよ。だってもう、死んでるし!」

というセリフである

いや、アレだけ好き勝手した後でこんなセリフ言える?!

このシーンだけで一気に認識を改めてしまった。

「あ、コレ ただの悪ノリじゃなくて本気で悪ふざけしてる人たちのセリフだ」って思った。

語彙力が無さすぎるので伝わらないかもしれないが、このセリフに私は「本気」を感じとったのだ。

面白いもの次世代へ引き継がれていくような…なんかそんな何かを感じたのだ。

このセリフのおかげでもう

「こんな作品赤塚先生に失礼ですよ!!もっとまじめにやってください!」

と言うような層は黙るしか無くなってしまったわけだ。

まり「なんでもアリ」のステージ1話だけで作り上げてしまったのである

見事だよ………………。

まぁ結局怒られて1話は幻になってしまうんだけども。

余りにもロック1話だなと思う。

また、この「なんでもアリ」のステージはダヨーン相談室で出てきた「自己責任アニメ」というワードさらに強固なものとされてしまった。

自己責任」 なんと強いワードだろうか

最近はなにか発言すれば「不謹慎」「差別」「不愉快」「解釈違い」「それが苦手な人もいるんですよ?!」と言われるような世界

自己責任」というワードを出したのは非常に視聴者の心に刺さったのではないかと思う。

そうだよ 自己責任なんだよ

アニメを見て笑っても泣いても怒っても不愉快になっても ソレは見た人の自己責任

視聴者の苦言を恐れてなんか丸くてフニャフニャしたものを作るよりも

トゲトゲしたものを作って「いや、触ったらケガするって言ったじゃんw」のほうが楽しいに決まっている

この姿勢が私にはすごく合っていた。開き直り具合はとても心地よかったのだ。

さらにこの「自己責任」という概念二次創作にも浸透していたのも良かった。

おそ松さんで何年ぶりかに二次創作に戻ってきたのだが、すごく伸び伸びと活動できている。

だって自己責任だし。私がおそ松さんのこういうシーンを見たいから描いてるだけだし。

ラク~~~~~たのし~~~~~~~~

これは誰かの解釈いかな…このネタは誰かを不愉快にするかな…

などとウジウジ考えながら描くよりも

いやいや、最低限の住み分けはするので、内容までは見た人の自己責任よろしく頼む!

この気持ち二次創作をすることができるの、すごくラク

これらの周りを気にせずに面白いモノを作ろうとする姿勢もものすごく好きだし

やっぱり、むつごというキャラクターがとても魅力的なのだ

正直言って、むつごの個性自体は「なんかよくある」感じがする

キャラクターごとに色分けして、ワイルド系、まじめ系、闇系、ギャグ系、可愛い系…

あ~あるある よくあるその感じ わかりやすいしね

でもこの「わかりやすさ」に付属して信じられないほどの「人間臭さ」が加わってキャラクターの性質を超えたリアルさが生まれた…と思う

恐らくこれは製作者側ですら想定外の「リアルさ」になってしまったのではないかなと思う。

初期のころは「設定に基づいたキャラ」という感じがしていたが、

話が進むにつれてキャラクターの奥底にある性格や裏側の正確やいろいろな性質が見えるようになってきた

2期になるころには全員が好き勝手に動いているような感覚を受けた。

「お前ら初期設定はどうした?!」と言いたくなるほどキャラ自由に動いているわけだがすべてその初期設定に付随しているカタチなので決して「キャラ崩壊」というわけではないのである

要するにこれらのキャラクターの自由さはすべて今までの話の展開にそって出てきた側面部分でもあるので違和感がないわけだ。

「あ~~~そういえばこの話のとき一言だけこういうこと言ってたけど今回その側面がダダ漏れなっちゃった感じ?!」

というように自然にとらえることができるのだ。

キャラが生きている」…まさにこれだと思う。

それに、アニメでのむつごが何を言い出すか、どんな行動をしだすかが全く想像できないので

アプリ舞台などの準公式媒体でのキャラ解釈違いというものが発生しにくいように思える。

ドラマCDアプリ舞台ファンブック…すべての公式媒体が本編のアニメにおいてキャラがぼそっと言った一言を取り込んで広げてくれるのでむつご一人ひとりの魅力や性格可能性がまたさらに広がるのだ。

そう思えるのもひとえにアニメ原作のむつごの自由度の高さのおかげだ。

意識的確立した「なんでもアリ」のステージ無意識的に確立した「むつごのキャラクターの自由度の高さ」が上手く融合して準公式二次創作もとても気楽に楽しむことができる。

前述にて「役者がところどころで2期のネタをはさんでくれるのも嬉しい。」と書いたが、準公式がこうやってアニメを大切にしてくれているのも最高なのだ

いくらおそ松さん自由度が高いとは言っても準公式独立して悪ノリをするのは受け入れられない。

だが、ちゃんアニメを読み込んだうえで悪ふざけをしてくれるし、アプリではアプリの、舞台では舞台独自性を盛り込んでくれる。

なので準公式も大好きになってしまうのだ。

もちろん全ての準公式が合うわけではない。中には「このキャラ解釈は違う…」と思うことだってある。

しかし、大体の準公式おそ松さん大事にしてくれていると思うし、ユーザーのことを楽しませてくれているように思う。

エイプリルフールでのアプリ一斉悪ふざけはアニメが終わった今、非常に楽しみなお祭りイベントの一つだ。

話がアニメアプリやらに飛んでわかりづらかったら申し訳ない…

とにかくアニメだけじゃなくてアプリ舞台も好きだな~~って思う

しかも加えて二次創作も気楽な気持ちで浸かれるな~とも思う

おそ松さん二次創作において特殊な傾向と言えばいわゆる「派生概念であるが、私はこの「派生」という概念も大好きである

これこそまさに「なんでもアリ」のステージがあるが故の概念だと思う。

ごみのおそ松やデリバリーコントから発生し、二次創作にてパロディ設定が広がり、それを準公式が取り込んで…

という見事なサイクルのおかげで確立した概念である

おそ松さんが作り上げた「なんでもアリ」のステージ

そのステージの上で準公式や我々ファン自由活動できる

この一体感のようななんともいえない感覚が、私は非常に居心地がいいのだ。

ちなみにおそ松の「なんでもアリ」のステージを降りて、好き勝手にふるまうのはそれはただの迷惑存在である

あくまで「おそ松さん」の手のひら上で踊っているこの状態楽しいのだ。大好き。

それとおそ松さんの大好きなところは

考察をすることもできるし」

「なんにも考えずに見ることもできる」

部分にある

ただのギャグアニメとして見るのもOKだし、現代社会風刺を込めた社会的アニメとして見るのもOKなのだ

むつごが抱えることになった個性は、現代人のほとんどが持っている悩みやコンプレックスであることが多い。

働きたくない、一生遊んで暮らしたい…という現代人の本音ともいえる部分や

意識高いことばかり言うだけで何やっても続かないというコンプレックス

人とコミュニケーションをとるのが億劫だったり

他人自分をよく見られたいという願望だったり

そういう誰しもが持っているであろうマイナスな部分をむつごは全員抱いている。

我々がそういったマイナスの面について悩んでいるとき、むつごはマイナス面を抱えながらも「これでいいのだ」と楽しく過ごしている。

このむつごの姿に救われた人って多いんじゃないだろうか。

少なくとも私はそうだ。

むつごを見ると安心してしまう。「これでいいのか~」って思ってしまう。

流石に全部開き直ってむつごのようにニートになったりはできないが、

自分が感じている社会への生きづらさに対して「これでいいのだ」と肩の力を抜くことができる。

そういう目線で見ても面白い

クズだな~~~~wwwwwwww」

だけで済ましても面白い

受け取り方も自由なのだおそ松さんという作品は。

何回も言っているが、私はおそ松さんが大好きである

おそ松さんを取り巻くすべても大好きである

公式と言われるアプリ舞台

二次創作自由度の高さも

全てが居心地が良いなと感じる。

おそ松さん出会ってから色んなはじめてを体験した。

同人誌通販をしたのも初めてだったし

コミケというイベントにもはじめて参加した。

自分で本を出したのも初めてだった。

人気ジャンル自然敬遠しがちな私だが、

「旬なときに楽しめるだけ楽しんでおく!!」という考えになったのもおそ松さんがはじめてだ

ライブチケットなんて今までとったことも無かったし

先日のF6ツアーではじめてペンライトなんてものを買った。

今まで好きなアーティストはもちろんいたし、ライブ自体には行ったことがある。

だがチケットは余ったものたまたま貰った…というカタチだったし

ペンライトなんて帰るとゴミなっちゃうからいらないな、って買わなかった。(基本的に財布のひもが固い)

その私がF6ライブではじめてペンライトを買ってしまった…。

これは自分史上非常にデカ出来事だ。

これほどまでに好きになったのは本当におそ松さんがはじめてだと思う。

色んなはじめてを体験させてくれてありがとう

本当に感謝している。

おそ松さん出会わなかったら私は一生コミケの楽しさも好きなもの投資する嬉しさも知らなかっただろう。

それに、こんなに一つの作品を大好きでいられるという幸せも知ることは無かっただろう。

アニメでむつごが楽しそうにしていると私も嬉しくなる。

こんなにのんきに生きているように見えるむつごだが、全員何かしらの生きづらさを抱えている。

どうしようもなく愛しくなってしまう。どうか彼らがこのまま6人で楽しく過ごせますようにと祈ってしまう。

公式も、おそ松さんという作品を盛り上げる役割を担ってくれて本当に感謝している。

へそくりウォーズの世界観は1期のファンを2期まで繋いでくれたと思っているし、

松ステという舞台F6というキャラクターを完成させてくれたと思う。

アニメだけではなくて、それに付随する準公式の様々な要素がおそ松さんのことをより面白くしてくれたんじゃないだろうか。

おそ松さんに関わる全ての人がおそ松さんを盛り上げてくれている。

面白いものを、もっと面白くしようと本気で作ってくれているな、と どの媒体を見ても思う。

まるで文化祭のような、チグハグな盛り上がり方が私にはとても愛しいものに思えて仕方がない。

こんなに大好きでいられる作品があって幸せだなぁと思う。

ありがとうおそ松さん

大好き!!!

大好きだよ!!!!!!

2018-08-07

昨日初めてセックスでイケた。といっても中じゃなくて外だけど。

気持ちよかったというよりは疲れたジェットコースターに乗ってる感覚とよく似ていた。

2018-06-27

anond:20180627195729

他の人の増田下にすまんな。

どうしても、無視側が100%悪いってしたいんだな。

お前自身、さけないといけないようなヤバい相手にあってないんだろうな。

どんなコミュニケーションでもそうだが、

相手に「こうしなければダメ」と押し付けたり

制限してはダメだ。

そういうのが嫌われ、意見があわなくて押し付けてくるし、平行線から離れようと思われる要因だ。

誰も、お前の意見を真っ向から否定してないだろ?

無視することは良いことだ、なんて言ってないだろ。

お前はお前で、他人他人だ。

他人オモチャじゃないし、都合のいい機械でもない。

コントロールしようとするな。

お前がジェットコースター嫌いなのに「ジェットコースター乗るなら楽しくて当然だろ!」と相手が強いてるんだよ。

相手相手意見がある。

お前にはお前の意見がある。

暗黙の了解としてあるのが

意見押し付けてはならない」だ。

賢く楽しく幸せに生きたいなら

意見押し付けんな。

2018-06-20

anond:20180619004331

わたしターミネーター1は恋愛映画だと思うの。

未来人がやってきていきなり狙われて守られて、

ジェットコースター効果で好きになって一夜の情事

相手の男は自分を守るために死んでしまい、

一発で妊娠救世主を身籠もるとかってもう究極の恋愛映画

2018-05-04

ギャップ好き

からあげクンレッドイチゴオレの食い合わせ

ボーイッシュだったのにオシャレや化粧で化けた子

血の轍を読んだ後のヒナまつり

熱い温泉に浸かった後、そのまま外で涼んだり

でもジェットコースターとか思い切り上がった後の落ちる系だけは怖くて無理

2018-05-02

100円VRゴーグル

キャンドゥダンボールVRゴーグル買ってみた。

面白かった。もう飽きたけど。

ジェットコースターとか水中とか宇宙動画を見たんだけど臨場感ある。

あとはdmmエロVR。

無料で見れる動画jkに囲まれて囁かれながらパンツを見せつけられる動画があるんだけど、結構良かった。

VRゲーム機大人ゲームソフトはまだ無いから今のところVRはエロのためにあるのかなと思った。

2018-04-05

破滅願望がある

ジェットコースターのような安全約束された破滅願望ではなくだ。

バイク事故

仕事中にフォークリフトで盛大に荷物を崩す

他人の女に手をだしてバレる

などなど。無事死亡な案件だが、やばいときの血の気が引いた時の、アレがなんかやばい。癖になりそう。

2018-04-03

anond:20180403104400

高校野球青春を捧げた球児しかしあと一歩のところで甲子園に行けなかった。プロにもなれず大学に進学したとして、その子高校3年間は無駄だったのでしょうか。

否。それそのものが実を結ばなかったから、従事していた時間や割いたリソース無駄だったという考えは間違っています

得られた経験、学びを今後にフィードバックして活かすことができるし、体験したこと気持ちの変化は財産になります

美味しいものを食べる、映画を観る、ジェットコースターに乗る、それらをしても何も実を結ばない人が多いはずなのに、その経験のもののためにみんなお金を払うのです。

2018-03-30

[] #53-5「イアリーランド

俺たちはというと、園内を一通り周って完全に飽きていたので、スタッフルームに忍びこもうとしていた。

兄貴バッタ出会ったのは、その直後だった。

「なんだ、お前ら。こんなところで何をやっている」

兄貴こそ」

「俺はバイトだ」

「え、でもそれ……」

兄貴の持っていたイアリーチケットを指差す。

「ああ……これがバイト代だとよ。まったく、ふざけてやがる。後でちゃんと換金してはもらえるようだが……」

「でも、現金には換えてもらえないって言ってたよ」

「知ってるさ。換金所ストップしているんだろ。それが再開したら換金してもらうってこと」

なら、大丈夫か。

……と思ったが、何か重要なことを見落としている気がする。

「私、イアリーチケット買ったことあるんだけど、お兄さんのそれって本当に働いた分になってる?」

「ああ、上司がそう言ってたし、一応レートを確認してみたら間違いはなさそうだったぞ」

タオナケの指摘に、俺は衝撃が走った。

ジェットコースターでの出来事を思い出したのだ。

「……兄貴。俺たちは今日ジェットコースターに乗ったんだ。そこは500円、または100イアリーでやってたんだよ」

「どういうことだ。500円なら、50イアリーにしないとダメだろ」

俺たちは事情説明する。


兄貴は、静かにそれを聞いていた。

「ふーん、イアリー価値は変わりやすいってことか……ん?」

けど、その話を咀嚼して、重大なことに気づいたようだ。

口元を左手で覆い隠しているが、明らかに動揺しているのが分かるほど表情は歪んでいた。

「ということは、俺がいま持ってるイアリーチケットは、本当に働いた分あるか信用できないってことじゃねえか!」

そう、イアリーチケット価値がとても不安定だ。

まり兄貴が換金する頃には価値が下がってしまって、結果として少ないバイト代を払わされた可能性もでてくる。

「いや……だが、価値が上がれば得する可能性もあるだろ? 実際、今は1000円が100イアリーになっているわけだし……」

兄貴は平静を保とうと前向きに解釈しようとする。

「マスダの兄さん。残念ながら、その可能性は低いかと」

ミミセンが、そう指摘する理由は俺たちにも分かった。

アリーチケット価値は、イアリーランドが決めているからだ。

まり、イアリーランドにとって都合のいい設定にできる。

兄貴給料がわざわざ上がるようなことをするとは、とても思えない。

これまで俺たちが体験した、イアリーランド阿漕なやり方を顧みても、それは明らかだ。

「こんなの許されないよ。抗議するべきだ!」

「そうだよ。出るとこ出れば、ちゃんと払ってもらえるはずだ!」

俺たちはそう提案したけど、兄貴は意外にも乗り気じゃなかった。

「いや……何で俺が、そこまでしなくちゃならないんだ」

今回のタオナケと同じ、“返品の法則”ってやつだ。

納得はしていないけど、返品のために手間ひまをかけることが、割に合わないと思っているんだ。

「……なあ? お前らもイアリーランドに思うところはあるだろ。今すぐに帰って、家でのんびり過ごしたくないか?」

しかし、兄貴はただ泣き寝入りするような人間ではないことを、俺たちは知っていた。

「そりゃあ、まあ帰りたいけど……」

「俺が保護者として、すぐに帰してやる。その代わり、担任先生たちに話をつけている間、お前らはちょっと“何か”してこい。子供がやる分には大目に見てくれるだろう」

兄貴はその“何か”を、具体的に説明しない。

しかしたら、やり過ぎてしまうかもしれないのに。

多分、そんなことは分かった上で、俺たちに任せるつもりなのだ

そして、俺たちの意見は一致した。

「おーい!」

兄貴は、近くで休憩していた着ぐるみに話しかける。

すると、足早にこちらに近づいてきた。

その時のミョーに姿勢の良い走り方で、中身が誰かすぐに勘付いた。

俺たちの仲間、シロクロだ。

「シロクロもここで働いているんだ。お前たちに喜んで協力するだろう」

「え、でもシロクロまで加担するのはマズいんじゃ……」

大丈夫だ。シロクロは“アレコレ病”だからな。病人なら大目に見てくれる」

“アレコレ病”は、シロクロのエキセントリックな行動に説得力を持たせるため、俺たちがその場しのぎで名づけた嘘の病気だ。

けど、なぜかやたらと認知されてしまって、今では嘘から出た真の病気になってしまっている。

「では、健闘を祈る」

この後、俺たちがイアリーランドにどんなことをしたのか、それは想像に任せる。



…………

それから数ヵ月後、イアリーランド消滅した。

念のため言っておくけど、俺たちがやった“何か”とは関係ない。

もとから、短い寿命だったってだけ。

「あーあ、こんなにイアリーチケットを持っているのに、今じゃただの紙切れか」

兄貴が、その紙切れを仰ぎながら溜め息を吐いている。

アリーチケットをどれだけ持っていたって、もはや意味がない。

だって、そのチケット価値担保していたのはイアリーランドなんだから

そのイアリーランドがなくなったら、チケットは単なる紙切れでしかなくなる。

兄貴は勿体無い精神から、その紙切れの使い方を色々と模索していた。

「はあ、ちり紙のほうが有意義だな」

けど、“返品の法則”によって無駄だと感じたのか、クシャクシャに丸めゴミ箱シュートを決めた。

(おわり)

2018-03-29

静と動の物語、そんな2018冬アニメだったか

anond:20180306010833

ここまで筆者の属性を書いていなかったが、自分ラブライバーガルパンおじさんで、最近リズと青い鳥ヤマノススメ3期を待ちわびている、キモカネおっさんの中では結構残念な部類に入ると思う。

そんな自分にとって2018冬アニメの一押しは、ゆるキャン△宇宙よりも遠い場所の2枚看板に無事収まった。

タイトル通りだが、前者を静とするなら、後者を動と言っていい、どちらも極上過ぎるエンターテインメントだった。

エントリは両方を3話まで見た時点で「尊い」と書いたが、これは撤回させてもらう。

全話完走して、両者はそんな形容じゃ済まない、まさに神々しい作品というのが結論である

というか、この2作品ポプテピピックを合わせて、少々気が早いかもしれないが、平成最後を飾る名作が出揃い始めた、そんな気分になっている今日このごろ。

ちなみに平成代表するアニメエヴァでほぼ確定かな?別にセーラームーンでもプリキュアでもいいけど。

以下、それぞれの感想。できるだけネタバレは避けたつもり。


ゆるキャン△はいいぞ」

そんな台詞つぶやくゆるキャン△おじさん」が出てきても全く驚くに値しない。ゆるキャン△はそれくらい「美味しい」アニメだった。

前にも書いたが、冬キャンプなんてどう考えてもゆるさの対極にありそうなネタで、ここまでゆるく、そして趣味が良い内容に作り上げるだけでも驚嘆モノである

その上で、

「どちらかがアクションを起こさなければ何も進展しないが、同時に双方の等価交換で収まるくらいに留めるべき」

というコミュニケーション原則を決して崩さない中で、登場人物たちが仲良くなっていく過程が、見ていてここまで面白く、かつ最高に優しい時間になるとは知らなかった。

筆者は原作未読だが、聞けば原作アニメオリジナル部分が超シームレスシンクロしていて、原作クラスタの諸兄も大満足なのだとか。

何よりもまず原作ファンを最も大事にする姿勢は素晴らしいし、それが当たり前になって欲しい。

その原作について、2期を作るにはストックが足りないというファン見立てが正しいなら、いっそガルパン形式(劇場版+OVA)にしてみてはどうだろう。

というか、そんな事を思ってしまうくらい、これからもずっとこの5人の時間を見ていたい。

アニメが終わってしまった今、それだけが胸に来るのだ。


宇宙よりも凄かったアニメ

全話神回という、恐らくは前人未到の記録を打ち立てた大傑作、それが宇宙よりも遠い場所という作品だった。

未見の人はニコ動課金するなり、来月以降BS11での再放送なりで是非見て欲しい。絶対がっかりさせないことを約束する。

南極テーマにしつつ、描かれる内容は結構日常的なのに、まさしく「青春ジェットコースター」という、爽やかなアツさを見る人に否応なく植え付けてくるのが素晴らしい。

青年荒野をめざす」という言葉があるが、それを現代体現しているのかもしれない。

そして「旅」を意識する限り、青春若者だけのものではないという意味合いもあるのかなーと思わされた。

更に本作品で描かれる旅の根幹は、宮沢賢治の名作「銀河鉄道の夜」に通じる要素を感じたり。

そんなこんなで、とにかく最終話最後カットまで文字通り全く見逃せない。本当に寸分のスキもなく面白く、更にその面白さを超える感動をもたらしてくれた。

その感動は、今や制作陣への感謝気持ちとなって胸にあふれている。

ありがとう!本当にありがとう

もし2期やるならめぐっちゃん主役希望


それにしても今冬は寒かった。

そんな冬のさなか、こんな素晴らしい作品で元気をもらえたことは幸いである。

2018-03-27

[] #53-2「イアリーランド

遊園地アトラクションといえば、何が真っ先に思い浮かぶだろうか。

俺たちは「ジェットコースター」で意見が一致した。

餃子につける酢醤油割合について議論にはなっても、酢醤油をつけること自体には異論が入らない、みたいなもんだ。

そう例えたら、仲間たちからは首を傾げられた。

どうも俺たちの家系は例え話が下手らしい。

「あのジェットコースターとか、どう?」

ミミセンが指差した先は、まだ朝だというのに行列がそこそこある。

結構、人気のアトラクションっぽいな。

「よし、早く並ぼう」

「え、予約券だけ手に入れておいて、その間に他のアトラクション楽しんだほうが良くない?」

ミミセンが出鼻を挫くようなことを言う。

効率的に立ち回りたい気持ちは分かるが、俺たちにとっては野暮でしかない。

「おいおい、ミミセン。そんな賢いやり方をするほど、上等なもんじゃねえって。ここはイアリーランドだぞ?」

そもそも、予約券なんてシステムはイアリーランドにはないのだ。

俺たちは並ぶしかない。


…………

並んでから十数分後、ジェットコースター看板が見えるところまで辿りついた。

看板には『スットコースター』と書かれていた。

「変な名前

何だか間抜けな響きのするネーミングだ。

「『スットコイン』ってとこがスポンサーらしいから、そういう名前がつけられているのかも」

「『スットコイン』?」

「ほら、ここ。アトラクション説明に書いてある」

列に並んでいる間はヒマなので、普段なら歯牙にもかけない広告も読んだ。

お金一元的管理できるよう、お金を何やかんや……と書いてある。

文字固有名詞が多すぎて目が滑り、ロクに内容は理解できない。

少なくともジェットコースターとは何の関連性もない企業のようだ、ってのは分かるが。

何でそんな会社ジェットコースタースポンサーなんかやってるんだろう。

遊園地アトラクションってスポンサーがよくいるが、いまいち経緯が分からない。

「まあ、スポンサーが何であれ、ジェットコースターなら何でもいいか


…………

ジェットコースター身長制限があるのはなぜか知ってる?」

身長が低い人間には子供が多く、そういった未発達な子供は高いGに耐えられないからだろう」

「ちぇっ、知ってたか

当然、俺が答えられたのは、さっき同じ話をミミセンがしていたからだ。

それくらいの時間、並んでいたってことだが、それもようやく終わりを迎えようとしていた。

そして、それは待望の瞬間をも意味している。

“終わりの始まり”ってのは、こういうのをいうんだろうか。

こちらのアトラクションは500円。チケットだと100イアリーですね」

受付に言われた言葉に、俺たちは違和感を覚えた。

「私、100イアリーを1000円で買ったんだけど……」

そうだ、現金チケット価格設定おかしい。

このアトラクションに乗るには現金を1000円にするか、またはチケットの値段が50イアリーになっていないとダメだ。

「ああ……上がったんですね」

上がった?

「このアトラクションが出来た頃は、500円は100イアリーだったんです。チケットの値段が上がって、1000円が100イアリーになったんでしょうね」

何で値段なんか上げたんだ。

チケット価値が、そんな簡単に変わったりしたらダメだろ。

アトラクションの設定している値段と辻褄が合わなくなっているじゃんか。

「私、そんなの知ったこっちゃないんだけど。50イアリーで乗せて」

「そんなこと言われても、ウチは500円または100イアリーでやっているんで」

おかしいじゃない! それだと私は500円損したことになるわ!

「お気の毒です」

まりにも素っ気ない対応に、俺たちは呆気にとられた。

話が通じない、と確信するには十分な態度だ。

「もういい! お金と換えてくる!」

「いえ、イアリーお金に換えることはできませんよ」

またも衝撃の事実が告げられる。

お金をイアリーには換えられるけど、その逆は無理っておかしいでしょ」

ちょっと前に、偽者のイアリーチケットが出回りまして。その対策検討中なため、一時的に換金をとめているんです」

対策検討中』って……だったらイアリーチケットのもの止めればいいだろ。

「はあ……私、ムカついてるけど、もういい。はい、100イアリーで乗るわ」

タオナケが怒りで超能力を暴発させたらどうしようとヒヤヒヤしていたが、意外にも落ち着いていた。

ここまで並んでおいて、乗らないというほうが損だと考えたのかもしれない。

もしくは、理不尽一定ラインを超えると、怒りの感情すらどこかに行ってしまうのだろうか。

「じゃあ、俺たちも……」

タオナケの顔色を窺いながら、俺たちは恐る恐る500円を受付に渡した。

(#53-3へ続く)

2018-03-06

今のところ想像以上の滑り出し?

anond:20180302235134

↑で予告した通り、ゆるキャン△宇宙よりも遠い場所を見始めた。

現在3話まで視聴済み。早く続きを見て最新話に追いつかないと…。

いや、両方共良いよ、とても良い。

何が良いって「まったく、女子高生は最高だぜ!!」という、クッソ雑な要約では何も伝えられないレベルで感動が詰まってたよ。

てか、そもそも俺要約下手なんで、以下2作品の現時点での感想をクドクド書いてみる。


まずゆるキャン△

正直、絵のクオリティはそれほどでもないというか、京アニみたいな神作画スタジオは置いといたとしても、大して良くないかな?

でもOPムービーを始め、要所要所をそれなりにキチッと締めていて、絵の良し悪しが最前面で目立たないよう、実に上手く作ってある感じ。

そもそもアニメは絵だけの問題じゃない」のは去年のけもフレという神事例があるからな。

かいくら絵が良くたって、声優さんのお芝居が良くたって、それらが表現してるお話がつまらなかったら見るに堪えない、これ。

で、そのお話なんだが、1話からいきなり冬キャンプとかやってる内容全然ゆるくねーなというツッコミ既出だったりする?

でもそれなのに、ストーリー自体は超ゆるいの。何もかも全てがゆるいと錯覚して和むの。これだけ取っても凄いってかヤバい

そしてそのゆるい中で、なでしこリンをはじめとする周囲の子達の心に分け入っていくことで、各人の人生が良い方向に変わりつつある感が描かれてるの。

まあベタな作劇なんだろうけど、もうヤバいってか尊い…あれ、目から汗が(ry


そしてよりもい。

俺は女じゃないからわからないけど、これ響け!ユーフォニアムとは別の切り口でリアルJKぽいんじゃね?というのが一番の感想

そんで、そのリアルを感じる言動というフォーマットを通して、4人それぞれが相手の心に踏み入ってく描写に痺れてしまった。

このアツさと爽やかさはまさにベタ過ぎるくらい青春なんだけど、なんかこう、それを俯瞰するのではなく、渦中にいるみたいな引力があるんだわ。

例えるならジェットコースターに近いかも。超気持ちいい!マジで

本編への期待が沸き立つ、躍動感溢れる神OPなんてジェットコースターのものだし。

そして本編はもう片時も目を離せないまま声を上げて笑い、そしてウルッと…あれ、目かr(ry


以上を踏まえて、「まったく、女子高生は最高だぜ!!」という、これ以上ないくら尊い結論で終わろうと思う。

2018-03-03

コナン元太くんが嫌いな人は多いはず

追記 元太の悪行

1 うなぎをこの世から消そうとしている。

2 じっとしてない。無駄に行動し迷惑をかける。

3 部屋の中でサッカーボールを蹴り、そのボールがせっかく作ったカレーの鍋に直撃。歩ちゃんにかかり、カレー台無し

4 他のメンバーと違い事件解決のヒントを出さない。

5 みんなに大量の食事を奢らせる。

6 図書館殺人事件の時、勝手に部屋の電気を付け津川館長に見つかってしまう。

7 基本タメ口デリカシーがない発言が多い。

8 純黒の悪夢の時、動く歩道から身を乗り出し落ちる。

9 旋律楽譜の時、人の飲み物勝手に飲んで喉をやられる。

10 探偵たちの鎮魂歌の時、爆弾付きの時計をつけたままジェットコースターに乗り込む。

11 トイレを借りた会社で新作ゲームを盗む。

12 コナンの手柄を横取りし、子分扱いをする。

2018-03-01

anond:20180301115313

あれ、ジェットコースターとかでガッチャンて留めるシートベルトみたいなんあるじゃん身体小さすぎると隙間スカスカになって落ちちゃうから身体の大きさが必要なんだよ。

年齢じゃなくて大きさ。大人でも大きさ足りなければ乗れないよ。大きさをわかりやす基準にしたのが身長ですね

2018-02-26

小池百合子東京都知事へのご提案二階建て車両改善案

満員電車解決方法YouTube発見しました。

是非東京都で実現に向けて採用をご検討ください。

 

オープンデッキルーフトレイン

  1. 車両の乗車口にハシゴを付けて、人が屋根上り下りできるようにする。
  2. 屋根の上に手すりを付けて、人が落ちないようにする。
  3. 1階が満員時には、屋根の上に人を乗せる。
  4. 線路上の障害物を撤去して、屋根の上に人がいても障害物にぶつからないようにする。

ロンドン2階建てバスや、ジェットコースターのようにエンターテイメント性を付加すれば、人気サービスになる可能性はあります

東京オリンピックより前に実用化すれば、観光資源にもなるでしょう。

 

参考

インド等では、列車屋根に人が乗っています

2018-02-15

舞い上がる女が苦手な理由

「ああはいはい、いやそうやって盛り上がるのはいいけどさ、でもどうせそのうち気移りするでしょ?」

って冷めた目で見ちゃうから

今そうやって、人やコンテンツに傾倒し、推しがどうの神がどうのと必死に持ち上げていても、

一度冷めたら冷たいもの

舞い上がる女の向こう側に、もう冷めた時の姿が見えている

まあ、人の気持ちはあてにならないもので、勝手に舞い上がり勝手に冷めるのも女に限った話ではない

だが、冷めた時にしつこく文句まで言う女というのが、ちょっと多すぎやしないだろうかと正直思う

人によってはやめる時にトレパクだのキャラ格差だのと、ひたすらに欠点をあげつらうが、

あいうのを見ていると寒い気分になる

君らは彼氏と別れる時も、そうやって周りの人に彼氏悪口を吹聴して、

「そうそうそんな男とは別れて正解!」と同意強要して回らないと納得できないのだろうか?

しかもこういうのが腐や二次元に限った話ではなく、ジャニオタ担降りなども似た傾向がある

いかにも今自分ファンをやめることが、まるで世の中にとっての正義であるかのように振る舞うのだ

なぜお前は去るにあたって、いちいち後ろ足で砂をかけなきゃ気が済まないのか?

黙って去るということができないのか?

不愉快な思いをしたから、人を不愉快にしなければ納得しないのか?

そもそも、お前のジェットコースターみたいな感情制御できないのは、コンテンツ俳優責任なのか?

知ったこっちゃないだろう

2018-02-14

anond:20180212220528

元増田は本当にお疲れ様

前に飼っていた猫は乳癌で長く闘病していたのだけど、生まれた時から一緒に育った猫だったので大変辛かった。

その頃のことを思い出したのは元増田記事を読んだからじゃなく、昨日、その後に飼った別の猫が死んだからだ。便乗するのを許して欲しい。誰かにまれたいわけじゃない。吐き出さないとつらい。


今回の猫は心臓悪化から機能が低下して内蔵まわりを水びたしにして呼吸困難で死んだ。

そんな疾患を意識したこともなく、ほんの三日前の午前中まで元気に普段通りに過ごしていたので寝耳に水としか言いようがない。

細かく書こうとしてみたが、すでに出来事の順番が曖昧になっていることに気づいたのでやめた。ともかくジェットコースターだった。レールが出発地点に戻らずちょん切られていて池の中に放り出された感じだけど。

前述の癌の猫について、飼い主の都合で痛みを長引かせてしまったという自覚があることと、呼吸困難の苦しさ(丸二日間ずっと苦しみ続けて睡眠もとれないのを目の当たりにみしている上、完治の見込みは一切無い)を考慮して安楽死を選んだ。

選択自体には後悔は一切していない。猫はもちろん一秒でも長く生きることを選ぶだろう、意識だってまだあるのだ。自分の顔を声を、撫でる手を認識している。酸素室で比較的楽な一瞬、しっかりとこちらを見て立ち上がった時、確かに意識はしっかりしていた。でも、苦しさが限界まできてから眠らせるんじゃ意味がないと思った。少しでも早く楽にさせてあげたいと思った。口から垂れた水滴がうっすらと紅色だったのを見て、呼吸困難の後、血を吐くというのは本当なんだと思ったし、そこまでさせるのは本当に可哀想だと思った。前日の夜、撫でさすりながら「この呼吸困難は落ち着くことはない」と悟った時の悲しさは深くて、その時にもう決断したのだ。落ち着かないんだから、早い方がいい。でもそれは今日その日のことだとはわかっていても、何時何分になるのか、どうやって決めればいいのか。その瞬間までずっと考えていた。今はまだ撫でれば寄り添ってくる。声をかければ反応がある。尻の付け根を撫でればしっぽも跳ねる。でも決めてしまったら最後もう二度と触れあえない。

バックヤードに入って声をかけてから就業時間ギリギリまでそばにいる許可を得て、酸素室のそば椅子に座って猫をずっと眺めていた。猫は午前中は水を飲んだりできるまでに安定していたが、午後から酸素室に入れる前のように口を開いて呼吸する状態に戻っていた。心臓を圧迫するから俯せになるより座る姿勢の方が本来は楽なのだが、疲れているので伏せっていた。どうにもできないのでアクリル板の前で声をかけていた。顔と顔を付き合わせてスリスリするのが好きな猫だったので、なるべく顔を近づけて、たまに話かけるようにしていた。

しばらくして猫が体を起こした。そのまま頭をアクリル板に擦り付けスリスリとした時、私は撫でてやることができなかった。すぐに猫は座りなおし、また伏せてしまった。この仕草が猫から最後要望だったこと、それにその瞬間に応えてやれなかったことだけが、後悔として未だに引っかかっている。最後の瞬間まで何もかもを飼い主が勝手に決めるんだから、その時の「撫でて欲しさ」くらい絶対的に満たされるべきだった。

その後、酸素室を明けてもらってチューブを口元に持って行きつつ撫でたりもしたし、それで尻尾はピンと張ったけど、そんなの飼い主が触りたくて触っただけだし、今こうやって失われた手触りを惜しんでボロッボロに泣いているのも飼い主の勝手なのだ

死も病も生きとし生けるもの代謝を続ける生物すべてに降りかかる災難であって、この出来事もことさら特別運命ではない。だけど、なんでついこの間までピンピンしてたのに撫でて温めても治らないのかわけわかんないし、その直前に何か特別なご褒美がないものか、よくわからんと感じてしまうのだ。ペットとして生きものを振り回している人間の罪悪感から来ているとか、そういうたいそうなもんじゃなく、あの時に応えてあげたかったと、叶わなかっただけに後悔というより残念感がドーッと心を浸したまま浮き上がることはたぶんない。

安楽死想像よりも一瞬の出来事で、ハッキリ言ってまだ生きてる状態なのではと思いつつ死体を抱えて帰宅したが、やはり運動としての反応がない以上、死んだものではあった。体温は一月の寒さ程度では全然去らず、猫を抱えているとき特有の暖かさがあった。その意味ではまだ肉体は生きていた。肉体が生きている、感触は変わらず生前のままなので、猫とはまだ別れていない、「魂はまだ離れていない」という感覚ストン理解できた。通夜をするのだと決めた。

猫を抱いた人は了解されていると思うが、猫を抱くというのは小さいものの魂を抱くということだ。あれの温かさはそういう種類のものだ。スピリチュアリズムとかではなく、あんなに小さくて柔らかくて温かい繊細な感触をするものが、電池もなしに瞬発力を持って動くことに感動する。あの感触を得るために(あと鳴き声や舐める舌を得るために)人間は猫を飼っている。

この撫で心地を一瞬でも多く体験したいと思って、コンパクト姿勢にまとめて、体から熱が去らないようにバスタオルで包みながらずっと撫でていた。

やがて家族が飯の支度が出来たと呼びに来たので、二回目の呼び立てで立ち上がって猫を置いた。いつまでも続けているわけにはいかないのは分かっている。ただ、失われるものを少しでも得たいという、やはり飼い主の勝手欲望であって、そんなものは不純な気もしたが別れの儀式なのだと思えば許されるのではという気もした。

寝る時はベッドのそばのローテーブルに安置した。なかなか寝入れないので無料ガチャを回そうとソシャゲを起動したのだが、そういえば一昨日もこれをプレイしつつ俯せになっていたら猫が胸の下に入り込もうと邪魔をするので追い払っていたなと思い出した、とその時は泣かなかったが今泣いている。そのことは特に後悔はしていない(猫は実際に邪魔な時は邪魔だ)のだが、失われた瞬間の尊さときたら途方もない。猫が生きている時は「寂しい」の気持ちは押し込められていて、ともかく理不尽な病に苦しめられている猫の「運命」が「可哀想」だという気持ちで頭がいっぱいだったのだが、死んでしまうと寂しいに浸ることが許される。寂しいは自分状態への反応なので、順番を間違えてはいけない。

翌朝、猫の体は冷えていたが、水が溜まった下腹部がぶにぶにとしているせいで毛並と相まって生前の手触りを保持していた。腹に顔を埋めると猫本来香りは一切しなかった。発症してから口臭や小便の匂いもせず、口鼻や肛門に詰め込まれている綿と、昨夜寝かせる前に口元を拭った時の消毒剤の匂いがした。

その後、猫を弔ったわけだが長くなりすぎたので割愛する。

私が猫を看取ったのはこれで六匹目になる。回数を重ねるにつれ慣れるものだと感じていたのだが、正確ではなかった。この最後の一匹になる前は多々飼いをしており、一匹が死ぬことで猫の気配がなくなるということはなかったのだ。

最後の一匹になってから四年。この一匹だけは老衰でヨボヨボになりボケてあちこちに放尿するのを世話しながら息を引き取ることになるのかなと、なんとなく考えていた。



ペットロスという単語検索してみたら気が滅入った。

例えばこの文章を書きつつ号泣するというのはよくわかる。自分体験を振り返り、気持ちを盛り上げて文章化するものからだ。

だが、なんの切っ掛けもなく涙がこぼれることがあって、その時の心境は確かに「悲しい」だから心体は一致しているものの、ささいな刺激で表出するので本当に困る。「悲しい」には悲しいし、寂しがっているのだが、そうしたいと思っていないのに気持ちが昂ぶってしまい困る。

その一方でその気持ちから断ち切られたくないと考えている自分もいる。猫の感触仕草を声を忘れたくない。何度も振り返って記憶に焼き付けたいと願っている。その中でその愛している相手がこの世のどこにも存在しないことを感じて自動的に涙が流れる

時間解決することはわかっている。涙がなくても気軽に思い出せる日はたぶん遠くない。でも今はいっぱい悲しい。悲しいので涙が流れるし鼻水は垂れるし、一昨日からずっと目蓋が腫れぼったいしおでこまわりが熱いし、今年はもう必要ないなと思っていた鼻セレブを買った。

猫のことが悲しすぎない心持ちになったら、また新しい猫を引き取ろうと思う。一匹目の生まれた時から一緒にいた猫と死別した後、猫はあの一匹だけだと思っていた自分を変えたのは昨日看取った猫だった。

猫は猫それぞれで全然違い、個性や猫格を持っている。上手く付き合える確証なんてない。でも捨てられたり放棄された猫と暮らすのはどんな相手だろうと悪くないものだし、そのことで幸せになれる猫がいるなら今までの飼い猫たちにも報いることにならないだろうかと、そうも思うのだ。それこそ飼い主の勝手解釈で猫にしてみたらどうでもいいだろうが、一匹でも多く飯で腹いっぱいな猫が増えるなら猫好きとしては嬉しい。




一匹目の猫は乳癌で死んだ。

腹が腐る匂いと一緒に眠っていた。腫瘍の膿を拭って消毒液をかけないといけないのだが、大きく身をよじって嫌がるので雑な対処しかできなかった。爪を切られるのさえ嫌がる猫だった。

最期が近くなるとトイレがうまくできなくなり、尻まわりに糞をつけていたので臭かったが、その頃になると体もうまく動かせなくなっていたので拭き取ること自体は楽だった。しかし、腰が抜けて糞尿の上でのたうつようなことが度々あり辟易した。

最後の日、私が居間インターネットをしている時に「ニャア」といつもの声で呼びかけてきたが、私は怒っていたので相手をしなかった。

学校から帰って死んだ猫を見つけた時、ついに来ものが来たということはわかっていたが、そのことが理解できなかった、というのが当時のノートを読み返してよくわかる。生きていた時なら絶対にしないことを猫にした。首を持って持ち上げた。そのまま持ち続けていたが、反応がなくて、手を離した。床に落ちた。現象として確認した。信じられないものを目の当たりにしたあの時の気持ちを私は今でも忘れていなかった。紙から取り出せる。いつでも。

風呂場に遺体を持ち込んで糞と膿を荒い流している間、全世界への呪詛を吐きながらずっと泣いていたことも覚えている。初めて触れた身近な死だった。なんて残酷なんだろうと思った。

あの頃のように大声を出して泣くことも、荒々しい気持ちになることも、もうないだろう。

供養もなにもかも、飼い主の勝手で、寄り添ってくれたあの瞬間だけが本物だった。

2018-01-21

コナン第一話についての疑問

作品の根幹に関わることでは全くないんだけど。

第一話の(もしかしたら二話か三話か忘れたけど、しんいちがコナンにされちゃう話)ジェットコースターに乗って降りたら人が死んでるって話。

で、いかにも怪しいのが一緒に乗ってた黒服の男達。

だけど、黒服人達はその事件とは関係なかった。ただ、黒服人達は何かの取り引きをするために来ていた。

それで思ったんだけど、普通そんな怪しい取り引きしに来る時にジェットコースター乗らなくね?

遊びに来てんじゃないんだぞ 笑

なんか緊張感ないなー、と思った。

2018-01-16

境界性人格障害のアイツ

境界性人格障害ボーダーボダ、聞いたことはあるだろうか。

感情の起伏が激しくちょっとたことで切れる、切れると人格が変わったように人をこき下ろす、そうかと思えば相手神格化ベタベタしてくる。

基本的に見捨てられ不安というもの根底にあり、見捨てられないか相手を試すかのように酷いことをしてしまうらしい。

一方で境界性人格障害の人たちは落ち着いている時は凄く魅力的な人に見える。

自分もその魅力にやられた一人だった。

ボーダーの人たち特有らしいが、距離感が異様に近くすぐ仲良くなれる。子供のようなところが多くよく笑う。

当時の自分にはその子供のような明るさがとても魅力的に見えた。

しかし実際に近づいてみると徐々に本性を現し始めた。

些細なことでスイッチが入りこれまでにないほど罵倒される。

あの手この手を使って罪悪感を植え付けられる。

こうなればもうボーダーたちの手の中だ。逃げることは難しくなる。

それからというもの本当に散々な目にあった。散々という一言ではあまりに生易しいほどに。

書き始めると止まらないので詳細は書かないが、家族とも友達ともあまり連絡を取らなくなった。貯金もだいぶなくなった。

知らないうちにジェットコースターに乗せられたような、そんな気分だった。

そうは言ってもこれは過去の話だ。

最近ようやくアイツから逃げることができた。

逃げてみて初めて境界性人格障害というものを知った。まさにアイツのことだと思った。

それと同時にこれまで怒りだった感情が同情に変わり、可哀想だと感じ始めた。

境界性人格障害の人たちは本当に好かれたい人に限って酷いことをして酷いことを言ってしまい後で激しく後悔するそうだ。

それは本人達自覚がありやめたいのにやめられないという。

実はアイツも罵倒したり酷いことをした後に後悔し自己嫌悪に陥っていたんだろうか。

いつになるかわからないけどアイツのボーダーが治れば、今度はちゃんと対等な関係で一緒に楽しく遊べるようになるといいな。

2018-01-14

ジェットコースターの席にカメラ付けたら面白そう

任意ON/OFF選べる

表情の動画撮る

チケットIDパスワードが載ってて

日中ネットからダウンロード

  

後でみんなと見て笑い転げたりSNSにアップしたり需要有ると思う

ってゆーかそういう楽しみ方してみたい

  

今の技術ならそんな難しくないんじゃないのかな?

  

遊園地中の人居たら実現してくれよう

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