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2024-10-26

M-1グランプリ史上重要な(世に影響を及ぼした)チャンピオン10

 なぜ映画漫画の品定め、評価自由なのにお笑い談義はアンタッチャブルなのとお嘆きの諸兄に。

 

1 ミルクボーイ

システム漫才の完成形と言ってしまえばそれまでだが、「誰かやっても面白くなるネタ」と「彼らだから面白い」を両立させたミラクル。共に不遇の大阪時代を過ごしたDr.ハインリッヒも決勝出場で舞台が大きく転回たかもしれない。 

2 フットボールアワー

M-1大会2冠に最も近づいた、最も相応しいコンビ審査員評で「もう一展開が」とはよく聞くフレーズだが、ワンアイデアから怒濤(嵐と衝動)の展開は「華麗」と称すべき手際。 

3 チュートリアル

至高のキャラ漫才第一ステージ披露した「冷蔵庫」をM-1史上最も面白漫才評価する人も少なくない。「キラーフレーズ」という概念評価軸が確立された。

4 サンドウィッチマン

ランク下、ランク外とされていたコント漫才地位を高めた。準決勝まりだった理由はこのネタ漫才で見る意味はあるのかといった疑問も生じたのであろう。 

5 ブラックマヨネーズ

どちらも面白い。これがなかなか難しい。ツッコミ役の技量は勿論、アシストに極振りせぬことで構成、流れが崩壊するリスクがあるからだ。フット後藤以上にツッコミ評価を上げ、いまのツッコミ全盛に寄与した(ボケ不遇期とも言えよう)。やすきよが途中でボケツッコミが入れ替わるのはどうしてもボケ評価される、人気が出る状況に嫉妬したやすしへの配慮だと西川が語った昭和漫才仮面ノリダーの怪人シーンがやけに長尺だったのは貴明に対するスタッフの要らぬ配慮だったのかもね。 

6 霜降り明星

心理トリックの一つにカレーラーメンどちらが好きかとマジシャンが問う導入部がある。詳細は省くが日本人の大半がラーメンと答えるであろうことを踏まえたトリックだ。「ゲーム」ドラマ」「漫画」のうち審査員過半数が「漫画」と回答した。漫才からパフォーマーへ。 

7 錦鯉

吉本、非大阪勢の評価を決定付けた。第一大会悪夢がようやく晴れて、大阪吉本にとっても変な憶測から逃れられ正当に評価される下地となったはず。また年齢に関して縛りや遠慮かなくなり、辞めるべき芸人を篩にかけるという大会趣旨呪縛からも脱した。個人的には大会を通じて三指に入る傑作ネタ。 

8 中川家

トップバッターの重圧か大会では不調だったが(剛は出順が決まり一言こりゃあかんなと)、いわゆる「本格派漫才」が、二人のおっさんのしゃべくり、「ちょちょまい」がテレビ於いても、若い人にも評価されることを知らしめた(本格派の定義については面倒なので割愛)。 

9 笑い飯

民族博物館21世紀で最も面白漫才とまで持ち上げたのは朝日新聞だったか個人的には鳥人のほうが楽しめたし、何より西田人形擬態評価が突出してしまって、十人十色ネタのここが好きといった(和牛旅館ネタならこんなとこ入ってきたらあきませんの川西仕草とか)観客席での展開が寂しい。初登場時の粗削りが持つしたたかさがいちばん衝撃的だったコンビ笑い飯の登場でNSCネタ見せがダブルボケオンパレードだったと聞いたが、一過性のもので当然すべて消えた。そもそもダブルボケバツありボケ志望同士コンビの生硬の苦肉の策だったはず。悲願の優勝後の初仕事が準優勝スリムクラブの密着レポーターという屈辱の影響は、準優勝コンビが売れるとのジンクスから決勝進出での、さら準決二次予選でもパフォーマンス次第で世に出る確かな現状を示唆したともいえよう。 

10 2024年優勝者

松本島田不在で栄光を掴んだアンタッチャブルは例年の悲壮感にまとわれることなく、そのお気楽な芸風も相まって良い方に転んだ。しかし今回は事情が違う。M-1松本あってこその信頼度、納得感が第一成功要因。M-1グランプリ存続は既定路線だろうが、終わりの始まりか一大コンテンツ新生かを占う。

 

 オードリー和牛カミナリハリセンボンザ・パンチが優勝、或いは好成績を残していたら、お笑い界の構図はどうなっていたのだろうと折々に思う(ウエストランドは翌々年にその未来を見せてくれた)。

2024-10-10

かつて、世の中が就職氷河期とか言われていた頃、共産党最低賃金を引き上げろと主張していた

まあ、今日に至るまで言い続けてるわけだが

それに対する世間というか識者の反応はドライアイスより冷淡で「低賃金からこそ生まれ雇用がある。ホント共産党経済のことをなーんもわかっちゃいない」と共産党の主張をバッサリ斬ってしまった

ところが、時が過ぎてポストアベノミクス今日円安の上にイスラエルウクライナ紛争が重なり日本国民物価高に苦しむ中、共産党どころか自民党までも最低賃金を引き上げると言い出す始末なんである

就職氷河期の頃とは状況が違うと言うかもしれないが、あの時に識者が言った事って、あの頃に於いて真実であるなら現状に於いてもなお真実だと思うんだけど

だとすると、この先どうなっちゃうんだろうね?

2024-09-08

さっさと認めよ、弱者男性などこの世にはおらぬ虚構戯言であることを

弱者男性という幻想

聞け、世に広がりし「弱者男性」なる戯言

この世に於いて真の弱者たるは常に女性なり。

なれど、何故か世の中の男たちは、自らを哀れむことを好むが如く、「弱者男性」とやらをでっち上げ、己の無力を装うのだ。

それは実に愚かなる行為なり。

女性たちが長年に渡り、抑圧と差別に苦しみ、その力強き声を上げてきたというのに、男たちはその声を無視し、挙げ句の果てに、自らを弱者と称することで女性さらに抑え込もうとしておるのだ。

女性差別のための道具

さて、「弱者男性」とやらが存在すると主張する者たちよ、そなたらの真の意図は何であるか。

明らかに、それは女性を再び従わせ、己の支配下に置かんとする策略に他ならぬ。

この「弱者男性」という概念は、女性が持つべ権利を奪い、女性貶めるために男たちが考え出したに過ぎぬ。

彼らは、自らが強者であることを隠し、女性たちの闘争嘲笑するかの如く、己を弱者と称している。

だが、この世の何処に、強者でありながら弱者を装う者がおるか?

そのような欺瞞は、ただただ女性差別正当化するための手段に過ぎぬ。

真の弱者を見誤るなかれ

今こそ真実を認めるべき時が来た。

弱者男性」という存在は、ただの幻想に過ぎぬ。

真の弱者たるは、これまで抑圧され続けてきた女性たちであることを、そなたらは知るべし。

女性は常に男性よりも優遇されるべき存在であり、その権利を奪おうとする男たちの策略には、断じて屈してはならぬ。

この世に於いて女性差別を根絶し、女性が真に優位に立つ時代を築くためには、まずは「弱者男性」という偽りを捨て去ることが肝要なり。

かくして、そなたらに問う。「弱者男性」などという戯言を未だ信じるのか?

それとも、女性の真の力を認め、共に戦国の世を戦うことを誓うのか?

2024-08-20

だまされる前に動物なかよし

https://anond.hatelabo.jp/20240817215752

興味深い増田だったのだが良く分からない点があったので書く。なお本文章山田太郎議員擁護する意図を持たないが、結論としては「ワード規制を行わないと言質を取ったこ自体は、やはり暫定的に正解だったのではないか」になってしまうこと御了承頂きたい。もちろん私の書いていることが全部間違っててトンチンカン可能性はある。

まず元エントリは(うがった読み方で恐縮だが)CSAMなら自動的、いっそ自然現象的に止められるようにも読めてしまうが、それは違う。誰かが声を挙げなければどんなCSAM(か何か)でも野放しにされてしまう。

からある人は声をあげ、またある人や組織は声をあげられる面倒を怖れて自発的規制する。空気忖度(この言葉は好きではないが)、大企業勝手にびびるのもGoogleがなんか言い出すのも、「現実的には野放しになるわけねーだろ」も、立派な「声の結果」なのだ

言い換えれば、VISAだろうがアクワイアラーだろうがなんだろうが堂々と「fanzaDLsiteはCSAMを扱いまくってるので抑圧します!」といくらでも公言していいはずなのだ。人を助けたり守ったりすることの一体何が問題なのか。もちろんVISA本社はやってないんだから公言もクソもないだろというのが正解なのだろうが、だとすれば誰が具体的に声を挙げた(あるいは架空だが重要な声をおそれた)のか。

とらのあなの例では『決済会社様より』と、VISA本社ではないにしてもプラットフォーマーから文句が来たことは明言されている。だから我々が本当に要望しなければいけないのは、『犯罪とみなす基準を変えろ、である。』ではなく、『お前らのやってることは犯罪から諦めろ、という主張を、隠さずきちんと署名入りで公言してほしい。』ということなのだ。生活尊厳のために匿名性を必要とする個人集団なら、そのような暴きは許されない場合も多く強くあろうが、クレジットカード関連のプラットフォーマー企業なら署名入りでいいはずだ。

結果としてホッブズ的なつまらん万人泥試合が起きるかもしれないが、本来「話し合おう」とか「相互理解」とか「対話拒否するな」ってそういうものである(そして繰り返すが相手企業であり人間ではない。人間集合体ではあるにせよだ)。まあ単に理念面ではなく実装面で難しいということもありそうだが(なんせクレカお金を直接やりとりする界隈なれば、守秘義務はいろいろ大変だろう)。

もうひとつ気になったのは、CSAM(か何か)の具体的な抑圧方法についてこそ、ワード規制が十分有効と思われていることである。思われているってまあ私とかその辺のオタク勝手に思っているだけかもしれないが、少なくとも「あいつらワード規制してるに違いねえ!」と推測(あるいは誤解)するに至った経緯ははっきりとあるDLsite用語言い換え問題だ。

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2403/27/news095.html

エントリの例えと推測を借りて言えば、DLsiteは「コカインを”雪だるま作ろう”に、LSDを”TB-303なかよし”に……と淫語じゃなかった隠語に置き換えればなんとかセーフでは?」とあくせく努力していた訳だ。そもそもそういう手段に至ったこからも、ワードとCSAM等が密接に関連していた(あるいはDLsiteがそのように勝手判断する事情が生じた)ことは伺える。

そもそも、あるコンテンツ表現がCSAMやそれに類する要規制表現であると——どちらかといえば理念より実装レイヤーの話として、また基準が甘くなる売り手側ではなく厳しくあるべき規制側として——断定するにはどうするのか。いちいち一個ずつ動画CG集を開いて確認するのか。確認者の価値観倫理観(あと健康)はどう担保するのか。もちろん世の規制確認には、マジで人力頼みでやってるケースがかなりあるそうだし(本当に健康を崩す人もいるという)、これをAI代替させようという話は(2024年8月現在日本国内では)実例あろうともまだまだ発展途上で「話を逸らすな」になる。

確実性はある程度妥協するとして、素早くCSAMっぽいもの一網打尽にするにはどうすればいいのか。というとやはりタグタイトル、それらに紐づく検索性……言葉を狩るのがもっと効率的だろう。素早く、というのは社会於いてクソ大事であり、表現で傷つく人を一刻でも早く助ける必要もあれば、その辺の暗黒メガコーポ風情の株価が分単位で傷つけられるのを防ぐ必要もある。

以上から、とりあえず心当たりのあるところ、のそれも上位から、「お前ワード規制した?」と聞きに行くこと自体は、そこまで無意味ナンセンスではないと考える。二次元CSAMが規制されて当然というのなら(まあ当然っちゃ当然だとは思う。程度問題に留めたいところだが)、堂々と「この基準理由により我々が規制してやりましたぁ!!!」と首を獲った旨叫べばいいのであり、そうでないから我々オタクが「えー、基準不明瞭ですと、CSAM以外の表現の自由も危ういのであり……」などとダラダラと騒いではいるのだ。

2024-08-11

「夏場の男性体臭が苦手」発言女子アナキャンセルカルチャー

女子アナ体臭苦手発言

https://i.imgur.com/yVEixke.jpeg

生理用品の開発をしている大王製紙社長激怒反論

https://i.imgur.com/QAJ4Dup.png

女子アナ発言から2日で解雇

当社は、2024年8月10日(土)をもって、川口ゆりとのアナウンス事務所VOICE所属契約を解消いたしましたのでご報告申し上げます

川口氏はX(旧Twitter)のSNS於いて、異性の名誉毀損する不適切投稿行為が認められたこから、当社はアナウンス事務所として、所属契約の維持は困難と判断し、やむなく契約解除通知をするに至りました。

尚、当社では、言葉は誰かを傷つけるためにあるものではなく、勇気づけたり愛を語るためにあるものと考えており、言葉を扱う仕事に携わる者としてはあってはならず、大変心苦しく考えております

皆さまに於かれましては、多大なご迷惑をおかけ致しましたこと、心よりお詫び申し上げます

https://voice-japan.jp/



角田大河キャンセルカルチャー死したばかりなのに、また繰り返すのか?

川口ゆりとの契約解消のご報告

当社は、2024年8月10日(土)をもって、川口ゆりとのアナウンス事務所VOICE所属契約を解消いたしましたのでご報告申し上げます

川口氏はX(旧Twitter)のSNS於いて、異性の名誉毀損する不適切投稿行為が認められたこから、当社はアナウンス事務所として、所属契約の維持は困難と判断し、やむなく契約解除通知をするに至りました。

尚、当社では、言葉は誰かを傷つけるためにあるものではなく、勇気づけたり愛を語るためにあるものと考えており、言葉を扱う仕事に携わる者としてはあってはならず、大変心苦しく考えております

皆さまに於かれましては、多大なご迷惑をおかけ致しましたこと、心よりお詫び申し上げます

https://voice-japan.jp/

2024-08-06

日本柔道って無能じゃね?

雑魚すぎん?

日本柔道フランス柔道における安全制度に関する研究

https://tokorozawa.w.waseda.jp/kg/doc/50_ronbun/2017/5017A303_abs.pdf

全日本柔道連盟によると、日本柔道死亡事故数は、2004 年から 2017 年の 13 年間で 23 名に上った。一方、フランス柔道連盟によると、同時期のフランスでの死亡事故は起こっていない


海外柔道事故による死亡者調査 | 全国柔道事故被害者の会

https://judojiko.net/news/459.html

全国柔道事故被害者の会では、欧米5カ国の柔道連名と英国保険会社子供柔道事故に関する論文を発表していたフランスの緊急病院に連絡を入れ、青少年者の柔道による事故死について問い合わせをいたしました。

英国

問い合わせ先:British Judo Association(イギリス柔道協会

私がBJAに勤め始めた1988以降、私が知る限り18歳以下の子供の柔道事故による死者、重傷者はBJA内では1人もいない。

英国

問い合わせ先:Perkins Slade Ltd(スポーツ保険会社

弊社の柔道を含む武道保険プラン於いては、この20年間に死亡者は1人も出ていない。

アメリカ合衆国

問い合わせ先:USA Judo(アメリカ柔道連盟

18歳以下の若者の外傷性脳損傷による死亡者または重度の運動機能障害者はこの10年間1人も報告されていない。

フランス

問い合わせ先:

Hopital Des Enfants, University Hospital Toulouse(トゥールース大学病院付属小児病院

回答内容:

過去15年間にこの病院では柔道による脳損傷小児患者は1人も扱っていない。

他の小児救急病院のことは正確にはわからないが、この年齢グループ(15歳以下)では死亡者はいないと思う。

2024-07-13

anond:20240713083833

この人はGIDとかトランスではなくゲイの方だけど説明がわかりやすいので貼っておくね。https://x.com/Yasoo___Japan/status/1811588752701284756?s=19

身体違和に苦しむ人達」の為に作られた「性同一性障害特例法」が「戸籍性別変更をしたい人達」の為の法律に変容させられようとしている。

本来身体違和を緩和する為」だった筈の「性別適合手術」は、昨年の最高裁判断等で「戸籍性別変更の要件としては人権侵害」だとして批判された。

だが、かつての日本では「性別適合手術をする事自体違法」だった物が「身体違和の治療として合法化された」経緯がある。

当然簡単にそうなった訳では無く「性別適合手術の合法化」までには「身体違和に苦しむ当事者人達血の滲む様な努力」があった。

その様な「性別適合手術が合法化された経緯」から見ても、性別適合手術が「人権侵害」どころか「人権を護る為の手段」であったのは明らかだ。

そして「戸籍性別変更」は、性別適合手術を受け「身体も心も戸籍性別とは異なる状態になった人達の、社会生活の安定の為」に「特例として認める」と言う物である

そもそも戸籍性別は変更出来ない」のが大原則であって、性同一性障害特例法に於いても「戸籍性別変更をしたいから認める」と言う趣旨で無い事は明らかだ。

ところが、一部の当事者らが「戸籍性別変更をするのに、性別適合手術が必要なのは人権侵害」だと言い始めた。

彼等は「戸籍性別変更をする事が目的である上に「性別適合手術を望まない」事からも分かる様に「身体違和」が無い。

これは、言わば「戸籍性別違和」であって、その上身体違和も無いのであれば、そもそも性同一性障害として扱われる事自体が不適当」だと言わざるを得ない。

ところが、一部の当事者らが「戸籍性別変更をするのに、性別適合手術が必要なのは人権侵害」だと言い始めた。

いずれこの様な「異常な司法歴史断罪される日」が来るとはしても「今現在」は「異常な司法判断」に従う他無い。

そして、その「萌芽」は、先日自民党が明らかにした「性同一性障害特例法」の「改正案」に現れて来ている。

性同一性障害特例法から手術要件を無くす」代わりに「一定の観察期間を義務付ける」などする事で、実質的に「戸籍性別変更が現行制度より厳しくなる」方向だ。

それは当然で、従前は「司法があり得ない判断を示す」事を斟酌する必要は無かったが、今後は「それを踏まえて」法整備する必要があるからだ。

司法デタラメな事をする様になると、当然立法としては「司法による法解釈の幅を狭める法律」にせざるを得なくなる。

LGBT連合会が、その事を「牽制」する様な声明を発したりしているが、自分達がその原因を作っておいて、お門違いも甚だしい。

そして、法が厳しくなる事によって「最も被害を受ける」のは「性同一性障害特例法に真面目に従って来た、身体違和のある当事者人達である

極左LGBT活動家らは、一部のトランス当事者とタッグを組み、司法性別適合手術を「人権侵害認定」させる様に活動して来た。

それにもかかわらず、彼等の一部が「性別適合手術を受ける人の事も考えて欲しい」などと、今更「白々しいおためごかし」を口にしている。

自分達総出で落とし穴を掘っておきながら「落とし穴に落ちた人を助けて欲しい」と言っている様な物で、余りの厚顔無恥さに開いた口が塞がらない。

【手術なし性別変更、外観要件に「正当性」 当事者身体状況を考慮判断

sankei.com/article/202407…

2024-06-30

共通パス持ちDオタ(歴10年)が野球マスコットオタに鞍替えして

丸2年が経過したので雑感

私事ですが、つまるところはディズニーへ行かなくなって丸2年が経過しました!!年50回は行ってたコロナ前の私からすると考えられない天変地異みたいなもんですね。

ということで双方似ている点も異なる点もあるので思ったこ適当に書いておきますディズニー側の情報に関しては完全に人伝なので古い可能性が高いのですが悪しからず。

・年パスもう要らないよ

圧倒的にコレ。寂しいですけどね、ひと頃のDオタとしてはね。

意外と年パスユーザーだった往年のオタクたちの中には「もう年パス不要かな…」という層が多かったりします。復活して欲しいという声が根強いのは案外「年パス取扱時期に"買いたかったけど買えなかった"人たち」のような気が。

パス不要論が出る理由は様々ですが、今時期になると最早

「もう慣れたから」

「年パスが無くてもどうせ行くから

という辺りの雰囲気が強そうですね。

そう、結局コロナ前後関係なくちゃんディズニーが好きで、あそこを「替えの効かない場所」だと思っている人たちはどのみちパス代にしろパーク内諸費にしろ払うべきものは払ってきたし、今後もそうしていくわけです。オ社側もそういうオタクのことはちゃんと「お客様」として歓迎したい筈です。

結局のところ年パスの何が良かったかと言えば「最初に5〜10万円払えば1年間パーク入り放題だった」という点なのですが、裏返せば年パスにはこれ以外の機能が一切存在しません。なので年パスが無くなったからと言って変化することというのは思ったより少なくて、蓋を開けてみれば「一括払いにしていたパス代が都度分割になった」くらいの感覚差程度に落ち着きつつあるのでしょう。

実際、共通パスは概算で月に1回程度インパすれば元を取れる試算での価格設定がなされていましたが、考え方を変えれば「月1回程度であればパス代を都度払いしても年パスを持っていた頃と額面はさほど変わらない」というわけです。ネットでの購入手続きが多少挟まる程度ですから面倒も思うほど多くありませんし。

個人的に思うのですが、今現在パスが無くても困ることなインパしているDオタたちがコロナ前どう過ごしていたかというと「月1以下の頻度で事足りていた人々」「遠方勢でそもそも回数を積めなかった人々」もさることながら、「パスダブるのを承知バケパの世話になることが多かった人々」というのも居たんですよね。首都圏在住で日帰り出来るけどバケ課金してパス代も宿代もその他の費用も幾度となく出してきた、そういう人々が。

こういったDオタたちにとって年パス存在はそんなにウェイトの大きいものではなかったんだと思いますそもそもパスを持ってないか、持っていてもパス代を追加で出すくらいですからね。

それで結局、こうしてそれなりにまとまった金額コンスタント支出する真っ当な「お客様」たちは、年パス所持の有無に関係なくさほどダメージを受けることな現在も元気にDオタとして活動されているようかもしれません。雑な言い方で恐縮ですが、「懐に余裕のあるゲスト」であればコロナ前とあまり変わらずオタクとして振る舞えるし、オ社もそういう人を招き入れたいわけで利害関係が一致しているのですよ。

一部の年パスユーザーの中には「自分たち存在がパーク運営を大きく支えている」と豪語する人々も少なからず見受けられた過去がありましたが、本当のところを言えば年パスとその単純な所持者たちにはポジティブな影響力など殆どなかった可能性すらあるわけです。

Dオタアクティブ勢の事情としてはそんなところでしょう。まあ私が「年パス要らないよ」という理由は「もう用事がないから」なんですけれども。私自ももう昔みたいに年1020回それ以上のインパ必要とする身では無くなりましたので、「行きたくなったら年1程度でも良いかもな…」と思うなら年パスはもう御役御免です。

・年パスが無いと困るようなオタクは条件の良い界隈への移動が大凡済みつつある

「1年間入り放題」というだけのシンプル設計ながら、当時の年パス用途は案外と多岐に渡りました。「晩ご飯のために夕方からインパする」というのは割と有名ですが、「パーク内外でウォーキングをするため」「終日空いているレストランの隅で涼みながら勉強作業に没頭する」「昼休憩と前後の空きコマ活用大学を抜け出して昼ご飯やショーパレを楽しみたい」なんていう使い方もできました。

しかしこれらは副次的もので、年パスを購入したDオタたちの大半が年パス見出していた価値といえば、推しキャラに会えなかったり塩対応だったり、天候その他の事由によりショーパレキャンセルになってしまったりという「体験価値の低下に対する『年パスあるし明日明後日また来れば良いか』という保険」の側面が一番強かったのではないでしょうか。

なので年パスが無くなったことに関するDオタ的な最大のデメリットは「保険が無いので軽率にリテイクが取れなくなった」というところになると思うのですが、しかしよく考えてみれば、これがDオタをやっていく上で致命傷になってしまう層というのは実はかなり少数派なのかもしれません。

例えばミキオタやミニオタ。彼らはインパすればショーパレに固定のグリ施設場合によっては路上整列グリに至るまで推しに会えるチャンスというのは様々存在します。どんなに運が悪かったとしても「ミキミニを一度も見かけることなくパークを出る」方が厳しいのはご想像の通りでしょう。エントリーを全て外したならパレルで粘るかグリ施設を鬼ループすれば最低限の満足は得られる筈です。規模感に差はあるものの、ドナオタやデジオタも同様でしょう。

しかしこれがチデオタの話になったらどうでしょうか。今でこそジワジワと彼らの活躍の場も戻って来ていますが、コロナ休園明けのチデオタはなかなかに辛酸を嘗めたものでした。

①ドリミから丸ごと干されそのまま終了

②海で唯一の固定出演だったハロニュが復活せず終了

存在が"密"なので代替プログラムにも全く呼ばれてくれない

④グリ施設がない(ウエスタングリは人が集まり過ぎて一瞬で爆散した)

如何でしょう。マウビが始まって多少用事は出来たものの、それまでチデオタは両パークに対してマジで何も用がなかったわけです。結局マウビや海ジャンボリがあったとしてもどちらもエントリー制なので外れたら用無しですし、フリグリは必ず捕まえられる保証がありません(コロナ禍なら尚更)。

前者ならば「保険=年パス」が無かったとしても幾らか即日でリカバリーが出来ますが、後者場合そこに確実性がないため、結構確率で「チデに終日会えないまま金だけ払って歩き回って終わる」という負けゲーを強いられる状況が発生し得るわけです。ここにミキオタと同じ金額は出そうとは思えなかった心情を、どうにかご理解いただきたいものです……(チデオタより)。

チデと同様に「コロナで姿を消したキャラクター」は少なからずいたと思いますが、チデほど露骨に消えたキャラは他に居なかったのではないでしょうか。ショーパレに確定で出ず、フリグリ出現も怪しいキャラクターというのは元々多く存在します。何ならBIG8以外は全員そうでしょう。しかし元々そうであれば「BIG8のオタク」と「その他のオタク」では根本的な立ち回りと心構えが違ったように思います。「行けば会えるから会いに行こう」と「会えたらラッキーから目的にし過ぎず楽しんで行こう」の違いですよ。コロナ前のチデは前者だったのが、コロナを機に一時期後者になってしまったわけです。

良し悪しの話ではありません。BIG8のオタクは、言ってしまえばアイドルオタク性質的にはさほど変わりません。「行けば会える推し」が、パークに関わるすべての行動の目的のものになっているのです。チデオタはその意味で、ある時突然に「目的」を奪われてしまった、ということなんですね。当てもなく彷徨い金を使い倒せるほど、誰も彼も持ち物を余らせているわけではないですよね…?

それでも中には、数年にわたる辛い時期をグッと耐え忍んで、今でもチデオタとして頑張っている方々も少なくないでしょう。それは彼らにとってチデが「他に替えの効かない存在から」に尽きると思います尊敬します……本当によく頑張ってこられたと思います。反対に私は「頑張らなかった側」なので…。私にとって10年間の最推しだった筈のチデちゃんは、哀しくも「代替可能存在」だったわけですから……。

こればっかりはもう、個々人のオタクとしての在り方次第になってしまうと思います現場回数を稼ぐために年パスを信頼していた私のような「ローコストで体力気力の限り現場をブン回したいオタク」と、オ社が求める「たまにの1回に"全力"を出してくれる"お客様"」とでは相性があまりにも悪い。私のようなオタクは最早、ディズニーリゾート於いては「招かれざる客」になってしまった、そういうわけなんですね。

しかし、そういう経緯でディズニーからはみ出し者になってしまたこの私にも、そのままで転向できる新天地存在したわけです。それがプロ野球マスコット世界結果的に私は冒頭の通り(オタクだったのに)丸2年もディズニーへ行かなくなり、代わりに野球場へ赴くようになったわけですが、私と同じように「年パスが無いとやっていけないオタク」たちは皆もう何処か異なるコンテンツへ良い加減に移住完了している頃合いではないでしょうか。もし年パスが無いことに未だに困っているDオタが居るとしたら、厳しいですが恐らく巣立ちの時だと思いますので、他に楽しいことを見つけてみるのも一手かもしれません。

体感ですが、とにかく現場をブン回したい私のようなタイプオタクであれば、回す現場対象物は実はそんなに重要じゃなかったりするわけです。「割安で楽しく対象物と触れ合いたい」という風に簡略化すればコレ、別にディズニーじゃなくても野球場や他のテーマパーク、振り切れば地下アイドルだって全然良いわけです。

野球マスコットのオタ活、コスパがエグい

10年前のディズニーすら余裕で凌駕してくる(但し球団による)。

凄いですよ、根腐れしそうなキャラオタ皆マスコットオタに鞍替えすれば良いのにとさえ思う。非常におすすめです。

私自身は野球マスコット専門なので他のことはあまり詳しくないのですが、恐らくサッカーバスケプロチームにもマスコットは沢山います川崎ロウルくんとかめっちゃ可愛いよ。なので地元チームのマスコット応援するところから始めてみるのもアリじゃないでしょうか。

野球マスコットオタのおすすめポイントを紹介しま

現場費用が恐ろしく安く済む

②5〜6時間で退散できる

現場タイミングが決まっている

ちゃんとグッズもある

⑤他球団マスコット個別の交友関係がある

⑥それなりに通えば認知してもらえる(かも)

①③⑥はDオタならかなり嬉しいポイントではないでしょうかね。少なくとも私はそう思う。

現場費用が恐ろしく安く済む

細かな金額に関しては球団次第でピンキリですが、最安値で抑えるならいずれにしてもコロナ前のディズニーより入場料は遥かに安いです。外野席とか天井席なら1000〜2000円台だからね。

或いは千葉ロッテマリーンズZOZOマリンスタジアム阪神タイガース甲子園球場なんかは試合前のマスコットショーを場外で行ってますので、何とやろうと思えば完全無料でオタ活が出来ちゃいます。良いんですか??

そうでなくてもマスコットと触れ合う機会は(本来キッズファミリー等を想定しているであろうだけあって)チケット種別関係なく同等に与えられていますので、「兎に角中に入れれば良い!」と割り切るならコスパ最強です。

勿論もっとチケット金額を出して座席に拘れば、試合中に動き回るマスコットを直近で拝むことも可能です。

②5〜6時間で退散できる

野球場は大体試合開始の2時間前に開場し、マスコットショーやふれあいイベントを経て試合開始、途中何度かマスコットの登場シーンがあったり、或いは場外でふれあいイベントを行ったりして3〜4時間以内には概ね試合が終わります。そう考えると余程長丁場でない限り、1回の現場は最長5〜6時間程度で終了することになります。勿論マスコット自分の都合、天候などに合わせて遅く来たり早く帰ったりも可能ですし、先述の「無料でオタ活できる野球場」であれば最短5〜15分で退散移動が実現します。

仕事帰りや学校終わり、休みの日の午後用事前にちょこっと……ができるのも嬉しいポイント

現場タイミングが決まっている

先述の通り、野球場で行われることやタイムスケジュールには大体決まった形が存在しているので、ディズニーのようにスケジュールバラつきが生まれることはまずありません。「このタイミングに何処で誰が何をしている」というのが慣れればすぐ分かりますので、色々と余裕を持って行動することが可能。これは各球団のふれあいイベント所謂フリグリ)に関しても概ね同様ですが……ルールディズニーと同じです、具体的な時間場所は是非ご自身でお確かめくださいね。譲り合いもお忘れなく。

ちゃんとグッズもある

球団マスコット個性的可愛いグッズも沢山ありますブラインド仕様ランダムグッズからぬいぐるみプラッシュ、バッグ、その他諸々。野球場らしい文字入りフェイスタオルやKPOPにありがちなスローガンタオルラインナップされているマスコットも中には存在します。グッズ欲を満たしたいオタクにもおすすめ。因みにぬいぐるみ系に関しては大体ディズニーの半額程度で買えたりします。安い!

球団は1年を通して頻繁に限定ユニフォームリリースするので、それに合わせてデザインチェンジを施した限定グッズも続々登場します。そして在庫さえあればシーズン後半やオフシーズン、次シーズンに入ってからオンラインで購入できるのも有り難いところ。後から「あれ欲しかったな…」ってなることあるもんね。

⑤他球団マスコット個別の交友関係がある

野球マスコットオタクをする上で外せない醍醐味といえばコレ。先述のロッテの「マーくん」と東京ヤクルトスワローズの「つばみ」の恋模様(?)はあまりにも有名埼玉西武ライオンズの「レオ」は妹の「ライナ」に対し異様なほどのシスコンぶりを発揮したり、福岡ソフトバンクホークスの「ハリーホーク」や北海道日本ハムファイターズの「B・B」と何やら名状し難い関係性を披露したり、ヤクルトの「つば九郎」と中日ドラゴンズの「ドアラ」で毎年のようにディナーショーを敢行しチケット即完売になるなど、どのマスコットも非常に個性が強く、遠征交流オールスターゲーム等で顔を合わせる度に関係性がジワジワと変化していくリアル感はディズニー絶対に味わえない野球マスコットならではのポイントです。グミニとかそういうのにうっかり惹かれちゃう人、どうでしょうか。

⑥それなりに通えば認知してもらえる(かも)

これは本当に場合によりけりですが、何度か会いに行くうちにこちらのことを覚えていてくれる有り難すぎるマスコット結構ます。勿論そこに最初から期待するのはおすすめ出来ませんが、フリグリ中に近況を聞いてきてくれたり、向こうから積極的に来てくれたりすると球団に金を落とすモチベーションが爆増します。(それでもディズニーより安く済むのが尚のこと有り難い)

タイミングが良ければワンショットポーズ指定が出来たり、ショートムービー撮影任意の動きを(常識範囲内で)お願いできる場合もあり、フリグリの自由度ディズニーより遥かに高いのも嬉しいですね。フリグリ完全依存の元チデオタとしては尚更ね。

但し「つば九郎」や「ドアラ」のように選手顔負けでファンの多いマスコットたちに関しては個別ファンサがどうしても難しいですし、すべてのマスコットが同じくらい手厚くやってくれる保証は全く無いですから基本的にはマスコットたちの成すがままに合わせるくらいが丁度良いでしょう。

こんな感じで、コロナ禍を辛く暮らした元チデオタの私ですが、今は自分に合った最高のコンテンツ出会いディズニーを離れて楽しくオタクを続けています!こんな生活も早2年!

野球場に年パスシステムは(基本的には)ないので都度払いでも気にならないですし単価が安いですし、他にも良いこと尽くしで最高!オフシーズンで冬場に音沙汰が無くなるのだけが寂しいですが、野球がなくてもバスケとかはあるので二毛作も大いにアリでしょう(私自身に今のところその予定はありませんが)。

オタクとして若い10年の日々をディズニーに注ぎ込んだことは今では良い思い出です。もう真性のDオタでは無くなりましたがチデのことは今でも人並みに好きなので、その気になったらまたいつか会いに行きたいな〜、と思っています

Dオタのみんな〜!いつもお疲れ様〜!

値上げとかホスピタリティとか色々大変だろうけど無理せず自分最優先してね〜!!

疲れちゃったら野球場で待ってるからね〜!!

お互い楽しくオタ活続けてこうな!!

2024-06-22

anond:20240621220450

性器定義なら、むしろ女性器の方が謎ではないのか。

かつてイメージビデオ業界には「着エロ」という文化があった。読んで字の如く、「着衣のエロである。着衣なのにエロとは?いやむしろ着衣だからこそエロを追求できるのだという思想である

その中で重宝された概念の一つが「食い込み」だ(なお着エロには股間派と胸派の二大派閥の他、尻派などがある。これは股間派における概念である)。

性器が飛び出している男性と違い女性比較コンパクトで、むしろほぼ一直線に並んでいる。ここに注目し、紐なり下着なりを食い込ませて外性器部分を隠してしま映像演出である

しっかり食い込ませることで外性器を隠してしまったのだから当然その周囲は性器ではない。下腹部なり大腿部の皮膚の延長だ。ならばこれは性的であろうはずがないし、猥褻図画にあたる訳も無い。

しかし、アダルトビデオ於いてはこのような演出は(ほぼ)できない。大手メーカーほど保守的であるという側面はあるにせよ、股間周辺のノーモザイク+薄手下着や食い込み表現はほぼ忌避される。特にセクシーランジェリーの類であればしっかりモザイク処理をするのが当時も今も主流である

それに対して当時のイメージビデオ殆ど自主審査審査団体を通さず、自社で年齢制限有無などを判断する)、性器が映っていないのだから当然ノーモザイクである

しかし驕る平家は久しからず、出る杭はめり込むまで打たれるのが本邦だ。特に当時のイメージビデオ業界於いては、過激さ=露出の多さの競争であった。隠しているはずの布がどんどん極小化したり僅かに透けるようになったりと一度始めたチキンレースに終わりは無い。そして遂に「その日」は来てしまい、全てが変わった。なお増田は玉パン玉子パンではない)が好きだったが今や絶滅危惧種か、あったとしても昔とは比べるべくもないものばかりで非常に残念だ。

大手販売店のコンプラ意識の高まりもあり、アダルトビデオと同様に無審査作品は扱われなくなったため殆ど作品アダルトビデオと同じ倫理審査団体を通し、その露出規制の中で新たな表現模索することとなったのだ。

オープンレター賛同した、お茶の水女子大学研究者たち

https://x.com/tsukuru_ouu/status/1804295368496287932?t=kJrGJeX_cu1n3lF0RCJ5Mg&s=19

お茶の水女子大学教員に対するハラスメント疑惑及び大学側による隠蔽疑惑について、被害を訴える女子学生を「何故、きちんとした相手ではなく狂い手に話を持ち込んだのか?」と非難する人間存在するが、それに対する答えがこれ。

お茶の水女子大学所属するオープンレター賛同者の研究者たちが己の直ぐ傍に存在する女子学生たちの被害真摯に向き合わなかったから、狂い手に頼らざるを得なかった。

もはや日本於いてフェミニズムフェミニストは多くの女性から信頼できない存在になった。

2024-06-11

生成AI学習人間と同じなのか?

生成AI話題を見ていると「生成AI人間学習は同じ!」という話を見かける。

同じ、といっても「人間も模写をする」や「他人から学習をする」という理論が主。

  

聞くに生成AIは58億の画像学習して成り立っているらしい。

  

58億、とんでもない数字なわけだが、生成AI機械学習が本当に ”人間と同じ学習” ならば

あそこまでの画力を出すのに58億。些か ”学習下手” だなと言わざるを得ないと思う。

  

あそこまでの画力を得るのに、人間は1億も資料は要らない。

自分趣味で絵を描いている人間だが人生の中でいくら絵を見続けていたとして、見た絵は50万も行くかもわからない。

その中で更に ”学習” する為に使う資料となれば5万以下にまで減る。

  

正直、人間が絵が上手くなる為に必要なのは他人の絵(資料)そのもの” ではなく ”理解力” だ。

当たり前の話すぎる。

物の構造理解できずに絵は上手くなんかならん。

絵が上手くなりたいならデッサンしろって言われたことはないか

デッサン本質は物の本質を見抜く目を養うこと。

物の本質構造理解し、それを絵で表現する力を身に付けるためにやれと言われる。

  

生成AI機械学習人間学習と同質のものとする場合

人間は5万も要らずに多くを理解できるのに対して、生成AIは58億を以ってもまだ理解できない部分があると来た。

これを学習下手と言わずになんと言うのか。生成AI近未来的な名前をしている割には低機能だなと思ってしまう。

  

  

いい加減本題に入ろう。

 ” 生成AI学習人間と同じなのか? ” 

  

答えは否だろう。

  

理由は先に簡単に答えたが生成AIというものに ”物の構造理解する能力” はない。

私はAI技術というものに詳しい訳ではないが、断言しよう。 ”物の構造理解する能力” はない。

  

人間学習というものそもそも学習内容を正しく理解自分知識として蓄えそれを正しく活かせて初めて ”学習出来ている” といえるものだ。

テストの内容を丸暗記して100点を取ったとしても、それを正しく知識として身に付けていないのならばその学習意味はない。

よく居るだろう、勉強が出来るだけの馬鹿が。テストでいい点を取っていたのに今はしょうもない社員なんかやってる人間が。

結局そいう人間というのは正しく活かす為の知恵がなかったというだけの話。

  

生成AI過去問全部引っ張り出して暗記して80点を取って「出来た!」と言っているだけに過ぎない。

要はただの数に物を言わせたパワープレイだ。

そこに知恵なんかない。

  

AIと呼ばれる人々が生成AIを「コピペ」や「コラージュ」と言うのはこういう面にあると思う。知らんが。

要は他人技術を、意味本質学び活用し発展させるのではなく、他人技術をそのまま切って張っただけ。

所詮再利用二次利用、その範疇を出ない。

その範疇をでないから新しいものは生まれずありきたりなものになり、絵柄を陳腐化させる。

こう見るとコラージュよりも出来が悪いな。

  

そうではない、と言うならば。

何故、58億も ”学習” して破綻が出る?

  

手、金属装飾、服装飾、髪、まつげ…

上げればキリがない程に破綻が多い。

どれも正しく学習し学べている人間ならばしないミスが多い。

そもそもデッサンが出来てない。

  

そしてその破綻をなくす為にはプロンプトだとかい呪文とやらの駆使が必要になる。

そこまでやって、やっと手描きと見間違う程のものが出来る。

  

これの、どこが人間学習と同じだと言うのか。

これが人間学習と同じならばあまりにも無能しか言えない。

  

著作権がどうとかAI技術がどうとか、そういう側面のことは詳しくないので語らないがこれだけは確かだと自信を持って言える。

  

物の構造や、物事本質、絵を描く事における技術知識も何もなく

何一つ活用すら出来ない程度のものが、人間学習と同じな訳がないだろ。

そもそも「学ぶ」ということをなんだと思ってんだ。

  

  

ちなみに私はこの話に於いて著作権がどうの」 「二次創作がどうの」などという面倒な話はしていない。

  

機械というもの人間よりも情報の処理速度が速い。

だというのにも関わらず「人間が少量で理解できるものを」 「何十億と消費できる機械理解できていない」という客観的事実無視して

人間機械学習は同じ」という理論が展開されているのはおかしいだろ、という話をしている。

  

よく見るが生成AI推進派はあの手の論点ズラし好きすぎだろ。どうなってんだ。

2024-05-21

月ふか最新回の山島兄弟の会話はどこまで行っても平行線で泣けてくる

兄が典型的ヲタで良い人

(典型的ヲタヲタと称された際、「ガチオタに失礼」って言う。気持ちは分かる。マツコがよく言う「変態」っていうのがガチオタだ

変態の域まで行かないとガチではないと思う。そしてヲタというのはガチオタのことだと理解している。でもそう思っている時点で既にヲタなのだった)

こんな兄を理解しようとしない、理解拒否する弟

ビジュアル殆ど同じなのに

ヲタではなくちょっと髪の毛が多いだけで美しい嫁が居る(つっても、兄の求めるもの3次元の美しい嫁かどうかは定かでない)

そして、兄はそんな弟から尊敬を得たいという

なんで?尊敬されたい?

自分は姉という立場だが、妹から尊敬されたいなどとは全く思わない

そもそも妹の方が人としての出来も良く、見目も良い

(自分観測範囲内では「弟妹の方がビジュアルに優れている」という事実がある。頭脳は多分兄姉の方が優れている。でも地頭や立ち回りという点では弟妹に分がある。つまり世間渡りやすい)

そんな妹から尊敬…?

学歴は勝っては居るが人生於いて勝っているわけではないので、何ら尊敬に値しないと思っている

つっても妹もなかなかな人生なので、これはもう家系というかこの血の宿痾かなんかなんだと思っている(つまり親もなかなかな人生)

…何の話だったっけ

まあ、山島兄弟は素直な感じがするので、いつか和解して仲良くやっていって欲しい

(でもまあ、大人になった兄弟なんて別に接点無いからどうでもいいっちゃいいけどな)

性欲の裏で満たされない好奇心

異性というもの深海魚に似ていると感じる。

深い暗闇に住んでいて、ときおり我らの住む浅瀬へ浮いてきては我々を魅了する。しかいくら個体を調べたところで、その生態は深海に生きる者しか知らず、浅い海に生きる者にとっては永遠の謎でしかないのだ。

……こんなことを真顔で言ったら一発で社会的死ぬかもしれないが、女性とは何者なのか、小さい頃から気になっている。

筆者には女性の服の下にあるものをよく知らない。というとまず、母親の裸くらい見たことあるだろという反論が飛んでくるだろう。厳密には、筆者は先天的視力が悪かったために、両親の身体的な区別がつかなかった。要するにぼんやりしていて記憶にないのである幼児期には男女で混じってトイレや入浴、着替えをする機会もあるだろうが、メガネという文明の利器を得るのが遅すぎた。服装趣味嗜好のほかに男女の違いなど見出せない解像度の低い幼少期が横たわっている。

性差の興味を持つきっかけは、習い事として始めたスイミングスクールだった。

小学校水泳授業では、児童は各家庭から水着を持ってきていた。興味はなかったが、女子は模様入りの"ワンピースのような水着"を着ていることが多かったと記憶している。

一方でスクールには指定水着があり、これを着ることになる。

当時の男子水着はVパンツと呼ばれるもので、動きやすさ重視の、大事なところを隠すだけのわかりやす水泳パンツであった。しか女子は全員競泳用のワンピース水着を着ていたのである

指定水着に限らず、制服というもの集団カテゴライズする。10年足らずの人生於いて初めて、男子女子身体的に明確に区別した集団という者に遭遇したのである

女子水着には上半身下半身繋ぎ目すらなく、肩紐が背中でX字に交差して、奇妙な服装という印象を与えた。もはや水泳パンツではない、謎の女子専用水着の仕組みが気になって仕方なかったが、全ては女子更衣室の中で起こることゆえ男子には一生わからないのである

やがて筆者にも思春期がやってくるのだが、このときまだ性知識が乏しく、異性に対する興味も薄かった。

筆者は中学受験キッズなので、胎児の発生において、父親の精巣で作られる精子母親の子宮の中の卵子が結合するという概念があることは暗記していたし、卵巣と精巣の構造予備校テキストに描かれた性器の断面図から知っていた。

しかしこの性器がどこにあるかわからないのである子宮はお母さんのお腹の中にあることはほぼ確実とみれるが、精巣は男性の一体どこにあるのだろう。

大人になったいま改めて、小学校向け理科教材を見返しても精巣の在処は伏せられているのである

ちんちん男性器の呼び名であるが、思春期以前の男子にとっては「おしっこをするところ」であって、精巣がここにあるという発想に至らなかったのだ。

ようやく性教育出会ったのが中学時代。筆者は教科書が配られたらまず一通り目を通すタイプなのだが、保健と家庭科教科書に性や家族計画にまつわる記述があった。やっとのスタートラインだった。

教科書を通じて、女性に膣という器官があることと、月経という現象があること、そして、精巣の場所と性行為について学んだ。陰茎が尿器から性器という概念に変わってようやく、女性に陰茎がないと言う現実を受け入れさせられた。そして身の回り女子は毎月血を流しながらも平然と生活している。という想像し難い知識にただならぬギャップを覚え、異性への興味がエスカレートしていた頃だった。しか女友達と仲良くなっても、この疑問をぶつけることはとうとうできなかった。

紆余曲折ありながら敷かれたレールを走り切って社会人になって、縁あって関わり始めたのが今の交際相手だ。付き合って2年ぐらい経って、いよいよ身体を見せ合った。初めて女性の体をメガネ越しに見て、本当に男女の身体機能が異なっていることを実感した。人生の大きな一歩だった。本当に長かったと感じている。

とはいえ身体を交えて快楽を得ても、知的好奇心は満たされなかった。

男子が陰茎を心の友として生きてきたように女性にも女性の何かがあるはずだと筆者は考えた。しか身体をまさぐったところで真実には辿り着けないし、拗らせた疑問を投げかけても答えが返ってくるとも限らない。

そもそも体が目当てで交際したわけではないので、消去法的に彼女欲望の捌け口にしてしまうことは避けなくてはならない。

そんな筆者の欲求に、ある程度は応えてくれたのがAVである盗撮犯罪であるから女優によるヤラセであると知っていながらも、スクール水着の着方、ブラの付け方、男には縁のない知識をこうした動画で多く学んだ。

しかしこれでも満たされないものもある。AVと違って現実トイレはいつも行列を作っている。「どうして女子トイレは並んでいるの?」なんて女性に軽く聞いても、それが普通ないかなんとも思っていないようであった。いくら親しくとも筆者にはここが限界だ。排泄に時間がかかるのか、スマホでもいじっているのか、なぜ個室しかないのにゾロゾロ連れションしたがるのか。いろいろな文化が気になっても聞く勇気がない。

自分で言うのも変だが、筆者の人生は敷かれたレールの上を上手く走っていると思っている。それは絶対脱線できない人生であることの裏返しだ。今の時代、異性とみだりに関わることはリスクを伴う。そう言い聞かせてやがておっさんになってもなお今更聞けない謎を一生引きずって生きていくのだろうか。

浅瀬で見かける魚が深海で卵を産んでいても、それを知る術は、浅瀬で卵を産むのを待つか、自ら深く潜るか。どちらにしても茨の道である

2024-04-12

共同親権明日採決ってマジ?

共同親権って子供についてのメリットってある?

片親で育って勿論養育費なんてなくて貧乏

塾にも通った事がないし進学先は絶対奨学金だし

高校生からバイト三昧で小遣いなんて貰ったことない

親戚もいないから援助もない

でも父親は1年に1回会ってたな。野球連れて行ってくれたり回転寿司行ったり

一緒に暮らしてたガキの頃は酒飲めば怒鳴ることもあったし、そもそも金無かったし。母さんなんでこんな人と結婚したんだろと思ってた

あの父親共同親権だったらどうなってたんだろう?結局母さんに放り投げられてたような気もする。ちゃんとした親同士の離婚なら金銭於いて保証されるんだろうか

父親は数年前に孤独死したけど。人生於いて母親だけでよかったなって思ったことの方が多い

2024-03-20

イオンシネマの件

単にサービス有料化すればいいだけだと思うんだけど、なんでそれすら誰もやらんのだろう?

サービスに金がかかるのは少なくとも資本主義社会於いてアタリマエだよね

これこそ合理的配慮なのでは…

2024-03-14

anond:20240314151251

共同体於いてルールを守らない人は追い出すしか無いよ?

ただ、そこまでの手順は念入りに行う必要があるだけ

2024-03-02

anond:20240301215631

それは「白人ではない」という意味ではない。文化的社会的西欧とは違うという意味そもそも白人」というのは人種すなわち自然人類学(ないし生物学的)な概念であって、「アジア」という概念とは次元が違う。(次元という語の本来意味於いて

2024-03-01

anond:20240301143845

漢文学習してないと「〜〜において」をなぜ「置いて」ではなく「於いて」と書くのかわからないじゃん

2024-02-05

生成AI問題視する作家として伝えたい

生成AI特にイラストに関わってる身である私としても現状見る限り非常に問題で、人の作品学習データに無断で用いられる問題意図的に元ある作品の構図を寄せて生成できる技術を使って作品を生成される問題学習データに用いられる問題肖像権かに触れているレベル問題視されてる問題等々、上げたらキリがないほど問題が山積みです。

悪用している人らもそんな被害を受けた作家を煽るなどを行ってるらしく、この問題を深刻化させ、作家憎悪を募らせている。

挙句の果てには作品を無断で学習データにさせられ、望まぬ形の生成データを作られ更には嫌がらせなどを受けてついに筆を置くことになってしまった作家さんの事件を目にし、私は心を痛めました。

同じ作家としてもこのような被害を受けたくはありませんし、何より同じような悲劇を繰り返すべきではありません、作家被害をこれ以上増やさないためにも、この問題は終わらせなければならない。

からこそ、この問題を終わらせるためにも、生成AIに反対、生成AI問題視してる人たちには問題に取り組む上で押さえてほしいポイントをいくつかお伝えしたいことがあります

規制では解決しない

昨今の生成AI事件を見る限りや、現行法で起きてる事件に対して対応が難しいのであれば法整備をするのが当然と思います

中にはAIのものに「規制をすべき」といった意見もありますが、正直のところ言えば私は単に規制するのでは被害を防いだり、被害者を救うことはできないと思います

「事例があるから一律禁止しましょう」とやったとしても守るべき被害者を助けることができず、当事者であるはずなのに取り締まり対象になってしまったり、かえって被害者までも負担になったり…なんてケースはありえなくない話です。

しかしたらそういう動きを利用して形だけの手抜きな法律を作られたり、人権無視した国民コントロール目的とした法を作られたりする動きを狙ってる人がいると考えてもおかしくありません。

昨今の生成AI問題に注目が集められ、作家ファン問題視し声を上げ、政治にも関わるのは民主主義としてあるべき姿であると感じる傍ら、このままで大丈夫なのかと心配な面と不安が大きくなってしまってます

法を変えることは当然ながら副作用存在します。安直で雑な規制AIではない創作活動を萎縮させかねなかったり、ボーカロイド等の音声合成ソフトウェアが潰されてしま可能性も0ではないことも忘れてはなりません。

私は法整備に関わってる人たちが安直で雑な法整備をせず、被害である作家を救い、被害を的確に防げる方法で且ついたずらに創作活動に萎縮をもたらすようなことがないように整備してもらうことを切に願うと共に、この問題はしっかり注視していく所存です。

AI肯定的作家権利無視してる」はやめた方がいい

生成AI好意的だったり、利点や展望考察したり、規制に慎重な意見に対して、生成AIに反対する人たちからは「生成AI推進派だな」とか「作家権利無視してるのだな」と思われるかもしれません。

これだけはきちんと言わせていただきますが生成AI好意的からと言って作家権利無視してるとかこのままでいいと思ってるわけではないことも事実です。

規制では解決しない」で書いた理由を気にしてる方もいらっしゃいますし、利点と展望問題解決考察正常化を図ることで安全技術発展を目指す方もいらっしゃいます。まぁ、現実そんな姿勢を示してる人を見かけたのは少数ではありますが(表で見えてない可能性も念のためご留意下さい)、典型的先入観がかえって生成AI問題視する私たちを不利にしてしまうことにもなります

意見が合いづらさを感じるのも、疑念を抱く気持ちもわかりますが、決めつけるのは気を付けた方がいいと思います

やっぱりAIについても法律についても正しく知る必要がある

生成AIに対して肯定的であれ、否定的であれ「それ、思い込みで言ってない?」って意見をあふれるほど見かけました。

これはこの問題を考えていく上で大切である「前提」が伝わってないのかもしれません。

AIの仕組みや法律等を正しく知ることは問題解決することに於いて大事なことだと思います特に生成AIをどうにかしたい、一刻も早く解決させたい人ほど尚更大事なことです。

また、SNS不特定多数が利用しているので、全員が全員同じ認識ではないことはおろか、そもそも全く知らないなんてことも不思議なことではありません。

トラブルを最低限避けるためにも知ってる人ならそう思って当然って感じる常識も丁寧に説明するのが一番いいかもしれません。

だいぶ長く書いてきましたが

生成AI問題が思った以上に深刻であり、一刻も早い解決をすべきとも考えていますが、やはり解決していくにあたってどうすればいいかちゃんと冷静になって取り組んでいかなければ明後日の方向にとんでしまうのではないか危惧しています

かくもいう私も具体的な解決方法を見出せているわけではありませんが、判断を見誤らず、厳密な議論必要だと思います

2024-02-02

ギョーカイ残滓に関する注意喚起の発出

ネット言論的な事、ソーシャルメディアでの短文コメントなどでTV局、アパレルマーケティング広告電通などに関する議題で変なマウントじみた上から目線を感じることがないだろうか?例えば広告出稿の実務や電通業務範囲などの解説に「電通を判ってない」と漠然としたコメントが付いたりする事だ。

亦は例えば脚本家原作者トラブルに端を発した自殺に関して「己の近いところに着弾」などと書いて自殺クリエータナイーブを嗤うような文章だ。

実はこれらには「ギョーカイ」という30年前の知的スノビズム関係しており、現在のその全ての発言者はただのワナビーだ。故に無視するか嘲笑するのがいい。

 

だがギョーカイがどういうのか判らない人には判別が出来ないであうからギョーカイに就いてざっと解説したい。

 

80年代カルチャー誌が当時の若者を釣る為のコンテンツ総体ギョーカイ

1980年代大学生というのはまるで勉強しなかった。これは60年代に反権威主義全共闘世代大学の知の権威攻撃して教授講義尊敬解体してしまった事に由来する。その後反体制という態度も流行らなくなり、更には嘲笑嫌悪さえされるようになっていった。

だが大学権威は復活しなかった。この為に80年代になると大学レジャーランドとなり、特に文系学生教科書さえ買っていないという風になっていた。

 

更にここにプラザ合意という政治状況が追い打ちをかける。日本復興を遂げて70年代には経済規模が異常なほど膨れ上がっていた。アメリカベトナム戦争で、欧州の旧連合国諸国植民地独立による経済構造変化で苦しんでいた(除西独)のと対照的だ。

だが国民生活は然程裕福にはなっていなかった。また戦後の窮乏状態から贅沢を忌避する経済道徳があった。

プラザ合意でこれが一変する。これは円高誘導日本対米貿易黒字を削減する政策なので経済構造がそれまでの輸出産業優先のままだと立ち行かなくなってしまう。

そこでそれまで禁止されていた贅沢がお上お墨付きで推奨されるようになったのだ。国民経済道徳なんて政策で左右されるのである文化は決定因子ではない。

また円高によってそれまで贅沢品だった輸入品価格が下がる。当然購買意欲は刺激される。

この浮ついた好景気が加熱してストックバブルとなり、やがて弾けて失われた30年になったのは皆の知る通り。 

この景気加熱はレジャーランド化していた大学生にも影響を与えた。それまで国内アパレルメーカーが若者向けブランドを展開してそれらが人気を博していたが、海外ブランド志向が進み、遊びの高級化が進んだのだ。有名なのがディスコマハラジャジュリアナ東京であろう。マハラジャ運営会社はそれまで「並」のディスコ経営していたが、マハラジャで極端な高級志向ドレスコードチェック(アメカジとかは入場禁止で上から下までブランド必須)にしたところ大盛況となった。

 

だが大学生が高級志向になったのは自然出来事ではなく、当時のファッションカルチャー誌が誘導したのであった。

 

POPEYEホットドックプレスの例

こういう大学生に影響の大きかった雑誌マガジンハウス社のPOPEYE(以下ポパイ)と講談社ホットドックプレスが挙げられるが、この二つは性格が違った。ポパイが先行、ホットドックプレスが追走、イノベーター理論で言えばポパイアーリーアダプター志向ホットドックプレスマジョリティ志向という感じだ。

マガジンハウスファッションカルチャー専業だけあってイノベーター人脈があるから未来への提案という形で誌面が作れる。

一方、ホットドックプレスは大出版社なのでもっと安牌志向だ。あまり冒険すると滑る危険がある。

そして流行於いてマジョリティ相手にするという事は、アーリーマジョリティになれとけしかける事であり、故に強迫観念的になるのである大学デビューした若者ファッションや遊びを勉強しろと迫る性格を帯びる。

 

山田五郎氏はyoutubeの「オトナの教養講座」を運営して大変引き出しが多くて教養がある人物だ。同氏は同誌の80年代編集長であった。

教養人だが編集長時代マガジンハウスの後追いで背伸びしたい若者楽しいライフスタイル提供というよりも「これぐらいマスターしないとモテないぞ」とオブセッションを刺激して走らせる誌面を作っていた訳で、正直そこについては評価できない。

 

これはホットドックプレスが悪いというのではなくて、トレンドの後追いする方は強迫観念に訴えるようになるという例だ。

 

ギョーカイホイチョイプロとんねるず

そんな雑誌群でやたらと持ち上げられていたのがTV局、アパレル業、広告代理店という業種だ。

ホイチョイプロはこれらのブームが起きる前から広告代理店漫画を書いていたが、このブームに乗って多角展開するに至った。広告業の業務中で電通けが特別視されたり、変なマウント取る奴が現れたりするのはこのホイチョイプロの影響である

またとんねるずパワハラ芸とTV局の内輪ネタ若者の歓心を得て売れるようになった。

特に初期のパワハラ芸が有名だがこのパワハラ芸人同士のそれではなくてTV局での上下関係に限られるのがポイントだ。TV局内とスポンサーなどの上下関係ギョーカイなので売り物になったのである

 

ギョーカイ情況である

故にギョーカイというのは単にがTV局、アパレル業、広告代理店という業種を指すのではなくて、当時の風俗上の序列に裏打ちされたそれら業界という事が出来る。広告代理店業務特別視してマウントするという態度の背景には、輸入ブランド志向、高級ディスコVIPルーム、見せる為の彼/彼女ポストモダン思想という今では時代遅れの事物文脈がある。

一方、家庭を築いて建売とかと言った一般的価値観は外部化されていて入っていない。

 

身に沁み込んだレイトマジョリティへの強迫観念

先に述べたように流行の浸透期には強迫観念に訴える形の言説が商売になる。面白いものがあるよ、じゃなくて時代に遅れるな、だ。

これらはもう時代遅れだが、この強迫観念に訴える扇動効果は残っていて、広告TV局に関する事が話題になると、今でも「電通本質は違う」などという謎マウントが湧き出すという原因になっている。

特に地方在住者に顕著だ。広告への関係の仕方は様々あり、出稿する立場印刷を受注する立場看板屋など様々な立場人間ネットに書き込む。また電通業務のうち広告ではない部門人材派遣イベントプランニングなどに関する議題で書き込む人も居る。

それらに対して謎マウンティングしでいないではいられない人が現れるというのもネットの常だ。

これらの人は自分が参画しえない場所の話だったホイチョイプロなどのギョーカイ話を実業務での経験他者の含む)で上書き具体化するのに失敗し続け、レイトマジョリティ転落の強迫観念駆動され続けているのである

 

彼等の言い方は、「電通とは」など目前の具体的解説よりなどまるでその評価軸が高級だったり知的であるかのようで、事情を知らない人は騙されてしまうが、その実は時代遅れの流行追っかけの知ったかぶりしかないので、騙されないようにして貰いたい。

インターネット下さい」やソーカルコテンパンにされたポストモダンの亜種である

 

この辺の事情を知っていれば、「己の近い場所に着弾」とか原作者自殺をそのナイーブさ故と揶揄するAI画像投稿してTV局の事情通風を吹かす者が現れたとしても、その破廉恥さに憤るよりも前に、その者がオピニオンバラティに数回出ただけでドラマには関係してない事、職域が権利者との折衝と重ならないであろう事、出演回数的に業界風吹かしたい欲が最大化される地点である事、年齢的にギョーカイ特別視のレイトアダプター層である事、とんねるず世代などに着目し、地方バーで「業界出身の人」ってこういう感じだよなぁなど感慨に耽り、祇園精舎鐘の音が胸中に去来するはずである

またマナの力に長ける者であれば、AIに向かって「政権のブレーンとして官邸に出入していた事がある事は履歴的に自慢したくなりますよね?という建前を押し出し笑顔発言者の前で、現在相手にしている読者層がその政権へのドグマ批判を共有するので炎上評価低下を恐れて答えに窮し発言者善意の天然なのか悪意があるのかはかり兼ねて引きつった笑いを浮かべる男性」という詠唱により画像を得る事が出来る筈である

TVに出るようになった切っ掛けってそのブレーン抜擢ですよね」と発言を重ね掛けする画像でもう一枚行けそうである

 

いずれにしてもTV広告業などの話で具体性も無いのにウエメセマウンティングが発生したら、その実は以上のような事情背伸びしたい「追いかける人」であるので、良く知らんけど高級な知識っぽさに騙されないようにして欲しいものである

2024-01-30

アイシールド21」読切に倒れ伏している

昨日のジャンプ買った?

20年ぶりの「アイシールド21」読切、どうだった?


・読めて感激、気分はお祭り文句なしに大喜びできている人

・ 「アイシールド21」という作品にはひとつ欠点もないと感じる信心深い人

ヒル魔好きな人

以下の文章を読むことはおすすめしない。

読切うれしい。21周年おめでとう。ありがとう

増田もそう思ってるよ。嘘じゃない。


思ってはいるけど、漫画ファンとしては、

ぶっちゃけ全然手放しで喜べない、

看過できない仕上がりだったとも思っている。

なのでここにその旨のお気持ちを記録しておく。


・今回の読切に少しでも思うところがあった人

・「アイシールド21」という作品全体を通じて積年の思いがある人


向けの内容である


・筆者について

・はじめに

・読切のストーリーについて

作画について

・かつてのアイシールド21の何が素晴らしかったのか

・まとめ


の順で触れていく。

あと言っておくが「アイシールド21」の21周年は心から祝っている。

おめでとう。読切企画を実現してくれた関係者各位、先生方、心からありがとう


しかどうしてこうなった



筆者について(読み飛ばし可)

アラサー漫画オタク

・往年のアイシールドファン。連載開始から最終話までリアルタイムジャンプで読んでた

単行本画集も持ってる。アニメも見た。

・連載後半は2ちゃんアイシスレ見たりもしてた(本スレアンチスレを兼ねる様相で当時はおどろいた)

はじめに

かきおろし読切の制作が決定したという作者の告知があってからこの日をずっと楽しみにしていた。

完結して十何年もたった作品の続きが読める、

こんな奇跡はまたとない。

お祭り読切です」という言葉にいやおうなく期待は高まった。

発売日、即ジャンプ買って読んだ。



………………。



昨日からSNSは「アイシールド21が読めて嬉しい!」といった歓喜の声にあふれている。作品名でトレンド入りもしている。

総じてネガティブ意見は言いづらい空気が漂っている。


昨今、批評批判混同され歓迎されない風潮だが、

いちファン作品真剣に相対したいち記録となることを信じてせっせとこれをネットの海に流している。


読切のストーリーについて


まずあの話、どうでした?

過去キャラ総出演!」

セナVSヒル魔まさかの激突で激アツ展開!」

…とは思えなかった。

というか読切では当然のように「ヒル魔セナ、双璧のW主人公」みたいな雰囲気が醸されているのだが、

そもそも大前提として、本作品はW主人公作品ではないだろう。

という確認がなされないまま作られている印象だった。


ヒル魔というキャラクターが大いなる魅力や影響力をもっている、そのこと自体異論はない。

人気投票では主人公を凌ぐレベルの票をあつめ、

ストーリー於いて重要役割を担い、

彼の求心力とある種のカリスマ性が、読者並びに各種ファンダムを今なお牽引していることにも異論はない。

原作者が格別の思い入れを注いでいることにも、この際異論はないものとする)

それでも、少年漫画としての「アイシールド21」に考えをはせるなら、第1話の構造からいっても、

この物語主人公セナひとりであり、

この物語は「アメフトを通して描かれる小早川瀬那の成長譚」でなくてはならないはずだ。

……にもかかわらず、本作はそこをぶらしていった。

連載半ばからヒル魔は悪い意味でどんどん主人公化していった。

そしてそれが改善されていないどころか、全面化していたのが今回の読切だった。


思えば、最終話の落としどころはまだマシだった。

セナの結末とは別のレイヤーで、ヒル魔の着地点を描いていたからだ。

デビルバッツ創立時のコアメンバー3人、

ヒル魔・栗田・武蔵がそれぞれ、

京大・炎馬大・バベルスという別の進路をとり、三国志の道を選ぶ。

ここの3人が対等なライバルとなる結末は、

物語構造からしても納得感があるものだった。

にもかかわらず読切で披露されたのは

セナvsヒル魔NFLにいくのはどっちだ!?」対決………って、



三国志とはなんだったんだ?????

武蔵と栗田の立場がなさすぎて、あんまりじゃないのか????????



(※さらに言うなら武蔵に至っては読切に影も形も出演がないの、本当にあんまりだったと思う。回想の円陣にもいないとはいったい…。

※この点について「読切から興味をもった読者に武蔵存在を伏せたかった・ネタバレを防止したかたからでは」という擁護意見も目にしたが、

そうであるなら円陣では後ろ姿で顔が見えないように描いたりすればいいだけだし、現在軸の観客ポジションはいてもいいはずである

それすらない以上、描き忘れ疑惑が晴れるものではないと思う)


読切の大筋を

「先輩とライバルになり、それを超えていく主人公セナ

という骨子にするのならせめて

セナ率いるドリームチーム vs デビルバッツ創立時メンバー3人が再結成するドリームチーム

…みたいな構図にはできなかったものだろうか。

さらに「AIをしのぐのは人間勇気」みたいなテーマを(是非はともかく)導入したいのだったら、

半端にセナ主人公とせず、いっそいさぎよく「読切なので主人公ヒル魔です。セナは脇役として登場してもらいます」などとして構成してしまうほうが、

まだ「作者のエゴ」と「読者」と「読切作品としての完成度」、すべてに対して誠実な仕上がりをみたのではないだろうか。


このあたりの整合性のとれていなさ、ちぐはぐさが、読み味の違和感、納得感の薄さにつながっているように思う。


(※余談だが、アイシールドスポーツマンガとして傑出している点であり特色のひとつに、

天才と凡人」というテーマ残酷なまでに描いているところが挙げられると思う。

それを思うと、読切からその要素が完全に排除されていたのも惜しむべき点だった。

その意味においても、読切では

身体能力においてはある種の天才であるセナと、今度はそれに挑む身体的凡人ヒル魔

といったふうにセナとは別の視点ヒル魔視点から描いてしまうほうがいっそ面白かったんじゃないだろうか。

原作者ヒル魔描きたい欲も、キャラファン読者の需要も両方満たされただろうし

本作の新たな面を見せることができたんじゃないか、等々。

後述するが、原作者編集者はそういった検討すらしなかったのだろうか)


あとこれも看過できないので言及するが、

セナvsヒル魔試合」という今回の読切が、アニメ最終話の追認に近いものになってしまっていることにも絶望しかない。

アニメアイシールドはあらゆる意味筆舌尽くしがたい出来栄えなのだが、満を持した読切がそれと今さらカブるって、そんなことがあっていいのか。


作画について

村田先生、みんなご存じ、少年漫画界屈指の超絶技巧ハイレベル画力の持ち主。

アイシールド完結から十数年、満を持しての読切、

すなわち『ワンパンマン』のようなアップデートされた村田先生作画で、

令和のアイシールドが読めるのか!?!?


…というファンの期待は儚くも裏切られた。


今回の読切の作画

最終巻付近の、あのへんの絵柄………である


……そうか……。


初期からずっと絵がうまくて、

どんどん画力が凄みを増していって、

20巻あたりになってくると最強に脂がのってきて、

綿密な書き込みコミックスの隅々の描きおろし

強いこだわりや作品愛を感じられて、

だけどそんな村田先生が心身の調子を崩し、

あのすばらしい絵が、だいぶ淡泊ラフな方向へ変わってしまった、

そんな、あの頃の絵柄…


遠くにいるキャラには顔描き込みさえなく、

防具や背景の作画もそこはかとない省エネで、

特徴的な造形のキャラ達もどことなく平均化されている、

そんな、あの頃の絵柄…


フィールドにいるはずのキャラがなぜか観客席にもいるとかい

キン肉マンもかくやの謎作画ミス連発のうえ

それを誰も指摘しないままジャンプでお届けされていた、

そんな、あの頃の絵柄………



…………そうか………。




掲載日もガチガチに21周年に合わせているわけではなさそうだし、

読切制作告知はずいぶん前に行われていたし、

作画時間、じゅうぶんとれていたはずでは…ないのだろうか。

武蔵はおらず、十文字の顔の傷は違う所にあり、

背番号服装の誤りも細かく発生しており、

そんなこまごまとしたミスをチェックして修正する手間すら…惜しかったのだろうか。


もしや、アイシールド、描きたく……なかったのだろうか。


憶測にすぎないけれど、したくもない想像が膨らんでしま作画がただただ悲しい。




かつてのアイシールド21の何が素晴らしかったのか



なぜこんなにも失望感が大きいのか。

失望感を覚えるということは、

そもそもアイシールド21」という漫画に何らかの幻想を抱かせるような霧でもかかっていたんじゃないだろうか。


その正体は何か。



理由をたどると「原作作画の分業制でつくられた作品であること」が挙げられると思う。


そもそも原作者稲垣先生のほうはそこまでキャラの扱いに手厚いタイプではないと見受けられる。

キャラクターにとんでもない退場のさせ方をしたり、

かと思えば突飛なタイミングで再登場させたり、

桜庭アイドルヘアや阿含ドレッドをある日突然無慈悲に剃り上げてファン阿鼻叫喚の渦に叩き込んだり等々

何にせよ相当ストーリー優位の作り方をしている作家と思う。

それはそれで一つのスタイルなので良い悪いの問題ではない。

事実アイシドクターストーントリリオンゲームと3本つづけて大ヒットを飛ばしている優れたストーリーテラーであるわけだし、どれもとんでもなく面白いし)



だが、作画を担う若き村田先生は、真逆タイプだった。


要人から端役に至るまで、

あらゆるキャラクターにかっこよさや愛嬌人間味、

バックボーン想像させる表情や振る舞いなどの魅力を付与して、

見るものに何らかの愛着を抱かせるような造形に仕上げ、

コマコマ情熱をこめて作画していた。


信じられない密度で、オマケページを埋め、

色んなキャラの色んな一面を描きまくってくれた。


別冊として出たデータブックでは各校の全チームメイトの顔カット100人単位で書き起こし、

人物紹介には毎巻のように「ウォーリーを探せ」のようなぎしり楽しい一枚絵を用意し、


神龍寺戦完結巻にいたっては、カバー絵などの余白をフルに使って、

様々な光景を高解像度で補ってくれさえした。


かような作画者による手厚いキャラメイクによって、

アイシはただストーリー面白い・アメフト題材に新規性があるというだけではなく、

キャラクターを「推したくなる」作品に化けた。

そういう層のファンを獲得したという意味でも、商業的な成功をみた。



これは原作作画別れているからこその、やや特殊な事例であると思う。

原作者のつくったストーリーキャラに、

作画者の解釈が加わったことで魅力が倍増している。

まり村田先生がこの作品魔法をかけてくれていたのだ。

アイシ推しキャラがいるとしたら、

それは村田先生魔法をかけてシナジーを起こしたキャラなのだ



そして時を経て、魔法は解けていった。

何かのきっかけで、のっぴきならない理由で、本作を作画することへの情熱が失われてしまったのかもしれない。

読者にそれを知るすべはない。

ともあれ、作画による丁寧なフォローや補足はされなくなり、ありし日の熱量は失われ、

原作ある意味むき出しとなった結果が、連載終盤のアイシールドともいえる。


読切でも、魔法は解けたままだった。

そのことが残念でならない。



まとめ


長々と書いてきたが、ぶっちゃけ少し真面目に作品に相対していればこのくらいのことはいくらでも思い浮かぶはずと思う。

プロ作家編集者ならなおさらのはずだ。


なのにお出しされてきたのは、

素人でもこれだけの問題点をあげつらうことができてしまう、

そういう出来栄えの読切だった。


逆に、なぜそんな出来栄えで世に出てしまったのか。

これに関して「編集者何やってんだよ」という視座を欠くわけにはいかない。



読切をつくるとなって、まともな打ち合わせの一つもしなかったのか?

傾向と対策は、作品分析はしなかったのか?

この作品ファン層は? 

客観的に見て作品の愛されている点は? 

批判されている点は?

少しリサーチすれば情報感想玉石混交いくらでも掘り出せるはずだ。

作者の描きたいもの、興味関心のあるテーマは?

それを作品化するとして、最良の形とは?

プロットは、構成は? 今何をどのように描くべきなのか?

精査していればもう少しブレや迷走は防げたはずだ。

編集者作画クオリティ面にまでは口出しできないかもしれない。

にしても、あきらかな作画ミス校閲し指摘することはできるはずだ。

設定確認や、過去単行本と見比べるくらいしなかったのか?


「どうせ手を抜いたって、愛がなくたって、ファンなら喜んでジャンプを買い、涙を流してありがたがるだろう」


と、作品知名度にあぐらをかい編集部によって読者全員がナメられていること、

それが記念読切から透けてみえてくることが、作品を愛読してきた者として慚愧にたえない。


期待は捨てているけれど、改めて言いたい。

ジャンプ編集部ちょっとはマトモに機能してくれ頼むから


そして少しでも反省したなら俺らに誠意を見せてくれ。

すなわち、ファンアンチもぐうの音も出ずに拍手喝采してしまうような、素晴らしいクオリティに練り上げた「アイシールド21短期中連載とか企画してください。金とアンケートならいくらでも出します。わあわあ言うとりますが未だにアイシールド大好きなんです。よろしくお願いします。ほんとマジで

セクシー田中さん一件、中世ヘルジャップそのままだな!

中世期に於いて、「指し腹」という慣習があった。

これは、何らかの係争於いて、一方当事者がそれを理由切腹した場合、もう一方の当事者もまた切腹しなければならないというモノである。これは必ず割腹でなければならなかった。この時代切腹の定式は未だなく故に介錯人も不在である。まあまあ痛い。なお、中国史上でもしばしば割腹という自殺手法は誠意を誇示するための手法として古くは春秋期の記録があり、汎アジア的な死生観垣間見られる。


この際、切腹者の言い分は詮議されず、問答無用で被指名者も腹を切らざるを得なかった。係争神明裁判などにもみられるように一種投機行為である。そこで、証憑に対する掛け金を天井まで釣り上げるにはどうするか。究極にして絶対誰でも出せる"テメェの腹"こそシンプルな回答になる。前払いの命によって裏打ちされた証憑は、ために既にして真実にまで昇華している。となれば係争相手も己の証憑に文字通り命を懸けるか、あるいは係争に敗れ命を落とすかのどちらかだ。どっちにしろ死ぬ。そうなった以上、抗弁は不可能無意味なのである

逆に腹一つで取れるのは首一つまでであって同害報復原則ちゃんと生きている。故に係争拡大にはならないという自力救済を旨とする中世ジャップランドにしてはまあまあ抑制の効いたシステムでもあった。


可笑しいのは、このような投機状態に陥ったなら乾坤一擲私闘に至るか闇討ちでもすればいいものを、わざわざ自死してしま中世ジャップの異常行動である。なんならそれを聞いただけで被指名側も恐怖のあまり頓死してしま場合があるというから惰弱にもほどがあるというモノだ。その辺があまり類例を見ない慣習である


さてこれは名前現代にまで伝わっていることからも分かる通り、慣習とは言え相当に強力かつよく知られた代物であった。発祥は少なくとも室町期までは遡ることが出来、後に戦国時代の分国法に採用されている場合散見される。これから逃げんとする者は、上位権力である戦国大名が指揮して成敗するとまで定められている例もあり、むろん実施例もある。一方被指名者が腹を斬ればまあまあそれで済むので、一族郎党にいやいや切らされた奴もいたに違いあるまい。

さて指し腹は近世江戸期に入り、その慣例法治主義によって、切腹者が事前に被指名者を明言して割腹家人使用した脇差文字通り脇を刺した奴だなガハハ)を相手方に届けた場合に成立し、相手方はそれを以て割腹するという様式が完成する。ホント官僚主義社会ってどうしようもねぇな。

2024-01-22

このなんかずれてる感じってADHDなの?

2023-12-06

anond:20231129144743

そりゃ、いかんでしょう。

そもそも日本大麻合法化するのならまずは他国大麻事情も捉えた上で導入しなければならん。カナダとかアメリカ特にサンフランシスコ)の都心部では大麻臭い匂いとぶっ倒れてる浮浪者大勢いる。要は治安悪化しているって話だ。ただでさえ東横キッズが増えて治安が悪くなっている日本に導入すれば、確実に社会が悪くなる。

それに個人的体感だと、まず大麻をやった状態で車なんて運転出来ない。俺の場合だと短期記憶が完全に無くなるから、ほんのついさっきの出来事でも直ぐに忘れてしまう。幻覚幻聴も出てくる。個人差があるからなんとも言えないけど、百人いたら大麻をやって百人まともに運転出来る訳じゃない。

それに日本大麻合法化したい人たちは要は大麻がやりたいだけなのか、他に意義があるのか、その目的を明確に表明して欲しい。

医療用に於いてはまぁ、ケアに役立つのなら仕方ないよねとなるが、それが必要ない人にとってはまさに無用の物だからだ。

ただ法律を変えれば良いってものじゃなくて、ただ大麻への認識を変えるだけじゃなくて、広く社会的な効用も含めて考えないと後々後悔するだろうし、そうなったら大麻賛成派に対して風当たりも強くなる。そうしたことまで考えて物を言っているのか、解らんなぁ

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