2024-02-05

生成AI問題視する作家として伝えたい

生成AI特にイラストに関わってる身である私としても現状見る限り非常に問題で、人の作品学習データに無断で用いられる問題意図的に元ある作品の構図を寄せて生成できる技術を使って作品を生成される問題学習データに用いられる問題肖像権かに触れているレベル問題視されてる問題等々、上げたらキリがないほど問題が山積みです。

悪用している人らもそんな被害を受けた作家を煽るなどを行ってるらしく、この問題を深刻化させ、作家憎悪を募らせている。

挙句の果てには作品を無断で学習データにさせられ、望まぬ形の生成データを作られ更には嫌がらせなどを受けてついに筆を置くことになってしまった作家さんの事件を目にし、私は心を痛めました。

同じ作家としてもこのような被害を受けたくはありませんし、何より同じような悲劇を繰り返すべきではありません、作家被害をこれ以上増やさないためにも、この問題は終わらせなければならない。

からこそ、この問題を終わらせるためにも、生成AIに反対、生成AI問題視してる人たちには問題に取り組む上で押さえてほしいポイントをいくつかお伝えしたいことがあります

規制では解決しない

昨今の生成AI事件を見る限りや、現行法で起きてる事件に対して対応が難しいのであれば法整備をするのが当然と思います

中にはAIのものに「規制をすべき」といった意見もありますが、正直のところ言えば私は単に規制するのでは被害を防いだり、被害者を救うことはできないと思います

「事例があるから一律禁止しましょう」とやったとしても守るべき被害者を助けることができず、当事者であるはずなのに取り締まり対象になってしまったり、かえって被害者までも負担になったり…なんてケースはありえなくない話です。

しかしたらそういう動きを利用して形だけの手抜きな法律を作られたり、人権無視した国民コントロール目的とした法を作られたりする動きを狙ってる人がいると考えてもおかしくありません。

昨今の生成AI問題に注目が集められ、作家ファン問題視し声を上げ、政治にも関わるのは民主主義としてあるべき姿であると感じる傍ら、このままで大丈夫なのかと心配な面と不安が大きくなってしまってます

法を変えることは当然ながら副作用存在します。安直で雑な規制AIではない創作活動を萎縮させかねなかったり、ボーカロイド等の音声合成ソフトウェアが潰されてしま可能性も0ではないことも忘れてはなりません。

私は法整備に関わってる人たちが安直で雑な法整備をせず、被害である作家を救い、被害を的確に防げる方法で且ついたずらに創作活動に萎縮をもたらすようなことがないように整備してもらうことを切に願うと共に、この問題はしっかり注視していく所存です。

AI肯定的作家権利無視してる」はやめた方がいい

生成AI好意的だったり、利点や展望考察したり、規制に慎重な意見に対して、生成AIに反対する人たちからは「生成AI推進派だな」とか「作家権利無視してるのだな」と思われるかもしれません。

これだけはきちんと言わせていただきますが生成AI好意的からと言って作家権利無視してるとかこのままでいいと思ってるわけではないことも事実です。

規制では解決しない」で書いた理由を気にしてる方もいらっしゃいますし、利点と展望問題解決考察正常化を図ることで安全技術発展を目指す方もいらっしゃいます。まぁ、現実そんな姿勢を示してる人を見かけたのは少数ではありますが(表で見えてない可能性も念のためご留意下さい)、典型的先入観がかえって生成AI問題視する私たちを不利にしてしまうことにもなります

意見が合いづらさを感じるのも、疑念を抱く気持ちもわかりますが、決めつけるのは気を付けた方がいいと思います

やっぱりAIについても法律についても正しく知る必要がある

生成AIに対して肯定的であれ、否定的であれ「それ、思い込みで言ってない?」って意見をあふれるほど見かけました。

これはこの問題を考えていく上で大切である「前提」が伝わってないのかもしれません。

AIの仕組みや法律等を正しく知ることは問題解決することに於いて大事なことだと思います特に生成AIをどうにかしたい、一刻も早く解決させたい人ほど尚更大事なことです。

また、SNS不特定多数が利用しているので、全員が全員同じ認識ではないことはおろか、そもそも全く知らないなんてことも不思議なことではありません。

トラブルを最低限避けるためにも知ってる人ならそう思って当然って感じる常識も丁寧に説明するのが一番いいかもしれません。

だいぶ長く書いてきましたが

生成AI問題が思った以上に深刻であり、一刻も早い解決をすべきとも考えていますが、やはり解決していくにあたってどうすればいいかちゃんと冷静になって取り組んでいかなければ明後日の方向にとんでしまうのではないか危惧しています

かくもいう私も具体的な解決方法を見出せているわけではありませんが、判断を見誤らず、厳密な議論必要だと思います

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