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はてなキーワード: 無用とは

2024-11-18

anond:20241118154306

マスコミ反省して公正な報道をするとかになったら美しいけどさ

多分ネットの後追いしてこっちもルール無用が加速するだけな気もする

2024-11-15

イラスト生成AI怖くねぇぜ!彼奴らそんな万能なじゃねぇ

ずっと考えてた。生成AI流行り始めてからずっと。

昨今のイラスト生成AIの使い方で主流な『作品方向性以外全てランダムもの』が普通イラストの”人間(この人)が作りました“という価値には絶対勝ることはない。見てる側も人間なんだから人間が好きなんじゃ人間は。心配は御無用

人間の描いたイラストは作者が作品の要素を解説したり鑑賞者が要素ついて議論したりすることができる。作者という絶対的な正解を持っている存在がある。

たとえ、作者が作品のことを多く語らないとしても、人間は作者の存在にかなりの価値があると感じている。生成AIで作ったもの作品の要素が完璧意志をもって構成されたものではない為(全ての要素に絶対的な意味がなければいけないというわけではない。特定の要素を「なんとなくですね」と言える人すらいないという意味)、それらを鑑賞者が解釈はできるが、“作者(正解)がない作品価値空虚に感じてしまう。(エロ系だと多少話は変わってきそうだけど、やはり人間の代わりにはならない)AI作品もっと意味を持たせようと工夫をしたらそれは人間意志が入ってるから“生成AIジャンル”のような新しい概念の一作品しかならない。結局作者は居る。

なので、今の需要がなくなる・絵師排除されるようなこたぁねえだろ。そんなにAI万能じゃねぇぜ。

イラスト生成AIで良く問題に出される特定の絵柄やキャラクターを出せてしまうことというものがある。でもそれどっちも人間でも出来るじゃん。

公式絵をかなり意識した二次創作とか、いっぱあるしおれは、そういうのも好きだ。それこれグレーゾーンと言われてしまえば返す言葉がないや。簡単に誰でもそういったことを実現できてしまAIに怖さを抱いてしま気持ちもかなり分かるな。だからこそ、使っていくおれらはリテラシーを守り配慮しながら使う必要がある。

あと、絵師に「これってAIですか」ってプロフとか見りゃ明らかに分かるのにわざわざ言うやつ、全部アンチだと思うわ。君、あれでしょトレス疑惑厨。あいつらのやり口が変わっただけ。

Xの規約が変わり画像学習に使われることについても、思うことがある。いわゆる反AI絵師の方々がアカウントを移行したり、ウォーターマークを入れたり苦労なさっている。だけど、それあんあん効果いかもしれんです。早まるな〜!前述の通りAI人間の脅威になることはないと思われるぜ。

でも学習使われるのは嫌って気持ち何となくだかおれにも感覚的に理解は出来なくはない。自分創作物勝手二次利用されているようや感覚なのか。ちょっとわかりますぜ。だけど、実際は二次利用無断転載ではない。全然違うことじゃ。別のSNSに行ってもデータセット作る人がそのサイトに行っても画像をもらうだけっす。

絵師の方このことについてポストなさってた「今までどおり綺麗な絵を見てほしいか特に対策しませぬ」というのは、それを他の人に強要するものではないけれど、「うつくしすぎるっ...本当にありがとう」と感動してしまった。

2024-11-11

仕事が見つからねえんだ

無職3か月目

周りの友達彼氏ができたとか、子供ができたとか、家を買ったとかそういう話題が多い。

自分は何やってるんだろう。

キャリアも築けず、ずっと求人票を見続けてる。

履歴書を送ればお祈りされの繰り返しで、自分なんて無用存在なんだと感じる。

頑張らねば、踏ん張らねば…

2024-11-08

anond:20241108083330

男のニオイが苦手で炎上するのに女のオッパイが好きで炎上しないのは男女不平等じゃね?

、と思ってムカムカしてたよ。思えばアレ、ポリコレ擬態した唯のミソジニーが正体だったんじゃないかと、冷静になって腹落ちしたわ。

ポストポリコレ時代スイッチを切り替えると、たぶん、ここから先は普通に無視ブロックが横行する気がする。炎上時間を浪費するよりも自分仕事とか恋愛スキルを磨く、マッチングに精を出すみたいな実利的ムーブ流行りそう。

正しさは化けの皮が剥がれて、もう絶対善として見られなくなって、陣取り合戦多数派に過ぎないと見られると思う。宗派替えも成りすましもAI動員も、当然の戦略として容認される、ルール無用が前提の時代になったり。それはそれで面白い時代、かなぁ?

2024-11-07

anond:20241107122707

特定キャラクターだと著作権に触れる可能性は高いね。手描きの二次創作と同じ扱い。

特定イラストレーター作品は、著作権作品毎に設定されて作者毎ではないので作品個別判断される。LoRAもそうだが、まあ無用トラブルを起こしたくないなら自分で楽しむだけに使い、Xとかで公開しないほうがいいでしょうね。

2024-11-03

anond:20241103145310

そういうヒーロー妄想はひとりでやってて。

たとえばのはなしなんだからもっとどうにでも行動・判断局限することだってできるんだよ

「目の前にスイッチがあります。押すと見ず知らずの意識のない最重度の障がい者が一人安楽死します。押さなければ一分以内にあなたあなたの住む街が核で消滅します」というふうに。

抽象思考ができる人ならそんな大仰なデフォルメ無用なんだが。

バカ仮定ベースの話に反射的にオルタナティブ選択肢を見つけようとするが、その名案は将棋で「歩が横に動けばいいじゃん」とか言い出すようなもの。わかんないだろうけど。

パイ投げパイこそ最強

殺傷武器ではあるものパイこそ最強やな。

遠・中・近距離死角なく、連射性能も高い(※事前の用意は必要)。

相手視覚を奪って無力化し、かつ明確に敵としてマーキングできる高性能。

本体は半液体状の粘性であるため、攻撃される側では案外防御が難しい。攻撃側は、持ち手が固体で扱いやすく、重量もあり飛散するので、素人でも当てやすい。

使い方次第でトラップとしても使用可能汎用性。たとえば投擲したあと足元に置いて階段と組み合わせるなど強力な使い方も…。

これだけ効果的な武器であるにも関わらず、子どもの手の届く場所にあっても問題ない高い安全性

台所でも居間でも何なら居室でも、日常生活に溶け込める程度の存在感相手無用に警戒させない。

映画などで使用法が叩き込まれているため、「目の前に敵がいて手元にパイがある」状況なら人類の8割が反射的に使用できる。

どれだけ叩き込んで相手を無力化しても「過剰防衛」に問われる心配がほぼない。

大量に所持、持ち運びをしても一切法に問われない。

そして何より、どんなシリアスシチュエーション相手であっても、相手を「コメディ映画に出てくるただのマヌケ」に仕立て上げて相手社会的生命を奪うこともできる禁断の兵器でもある。以下、使用

ファミレスで別れ話の最中、逆上した相手が殴り掛かってこようとしたら、その瞬間、注文しておいたパイ顔面に! 脱出! DV野郎は周囲から笑いものにされ、なすすべ無し。

・深夜、闇バイト強盗が数人がかりで鉄パイプを手に部屋に侵入! 中距離から手元のパイを連射しつつ牽制し、ベランダから無事脱出

・夜道で後ろからつけてくる人間がいる! 懐にパイを準備し、相手肩に手をかけた瞬間、振り向きざま顔面パイ! 「…あの落としも(ブフォ!)」「あ、すいませ……(汗」/……でも笑い話で済む!大丈夫

・夜道で後ろからつけてくる人間がいる! 懐にパイを準備し「ねーちゃん乳揉まs(ブフォ!)」「こっちのパイでも食らってなっ!」……コンビニに駆け込み110番犯人は顔にパイをつけている(プッ)模様」……無事即逮捕

繁華街の裏路地タイマン! 相手の大振り右フックを左手パイでいなしつつ、相手右側面に回り込み相手の腰を払いながら顔面右手パイを叩き込んで、受け身の取れない相手後頭部を地面に叩きつける!KO!

拳銃強盗にもパイで威嚇。素人の銃の有効射程はせいぜい5m、対するパイは飛沫を計算に入れればそれを凌駕する。フェイント入れつつ無駄撃ちを誘い、リロードの隙に懐に飛び込んで左手パイを食らわせて無力化。

・暗い夜道、こちらをひき殺そうと疾走してくるフルフェイスのバイク!……当然、フルフェイスのヘルメットなど、パイの前にはカモ同然。案の定、視界を失ったバイクは壁に激突して派手に炎上

・暗視カメラとゴーグルをかけたSWATチームがあなたテロリスト)の命を狙ってアジト突入してきた! ……同じくパイで全員無力化。最先端兵器パイの前には無意味。無事脱出

anond:20241102083625

2024-11-02

「1時間弱」問題はもう言語バグとして受け入れるべきでは

そもそもつの漢字意味を持たせすぎ

「何かの中ではランクが低いもの」「何かの中ではランクが高いもの」の意味だったり「何かに足りない」「何かを超えてる」の意味を持たせたり

天地無用」もそうだろ

心配無用」は「心配はいらない"」で天地無用は「ひっくり返して"はいけない"」

無用に「それをする必要がない」「それをする必要がある」の真逆意味を持たせてる

から「この面が上」という超ドストレート言葉段ボールに書くようになったんじゃないのか

海外でも電話口でfifteenとfiftyが聞き分けられずone,fivefive,zeroで会話してた、なんて例を聞くぞ

日本語の乱れ!正しく意味理解しろ!」ではなく「これは先人たちが残してしまった言語バグだね…」と受け入れるべきでは

2024-10-28

あしたは出勤します。

明日は新しい日が始まりますが、私はレトルトパックを持っていく予定です。親子丼レトルトを選びました。オフィスにある炊飯器でお米を炊きます。この炊飯器電子レンジ専用で、数年前にダイソーで購入したものです。コロナ流行する前の購入でした。親子丼は水を使わずに温められるレトルト加熱器で温めます。水を使わないのは、とても便利ですね。オフィスの個室で静かに食べる予定ですが、熱すぎると食べられないのでしょうか?私は猫舌ではないので、大丈夫かもです。

そして、

全国のレトルトカレーを巡る旅のように、高価なレトルトセットを通販で購入するかどうか迷っています。津々浦々レトルトカレーを取り扱う店舗が近くにあれば便利ですが、地方ではなかなか見つからないこともありますしかし、心配無用です。北野エース公式通販サイトでは、全国各地のレトルトカレーを豊富に取り揃えており、6,480円(税込)以上のお買い上げで送料無料で自宅に届けてくれます

メルカリで本当に悪質で闇深いのは出品者ではなく「買い専転売ヤー

※ある程度フェイク入れて書いてます

自分、これまで買い専でほそぼそメルカリを利用してたユーザー

そこでなければどうしても手に入らないマイナーなグッズ等をポチるだけの使用法だったけど、今春から引っ越しをしたため不要品の処分がてら本格出品者デビューした。

利益目的じゃないけど、◯◯◯オフのような業者に数百円程度で買い叩かれるのも嫌だったので、不要品をあえて相場よりも安い値段で欲しい人に渡ればいいなと思ったのだ。

んで、それまでメルカリ認識って言えば世間ネットニュース炎上騒動の表層をかじった程度だったから、グレーで悪質な利用者はつい「出品側の転売ヤー」だと思い込んでたし他の人達もだいたい同じ認識ではないだろうか。

SNSでは日々「◯◯先生真心こめて贈ったプレゼントを高額転売した出品者」やら「PS5を法外な値段で売るも在庫抱えてざまぁな出品者」が晒されて怖い許せないと話題になっている。

一方でやり取り相手購入者話題は毛ほどもない。

世間大衆自動的購入者側に感情移入しながらトラブル記事を読んで、悪の転売ヤー(出品者に限る)に怒りを燃やしているからだ。トレンドに登ると言えばせいぜいが「転売ヤーから買う行為共犯やでー」という文脈のみ。

でも出品者と購入者、両方の立場で徹底的にメルカリを集中的に活用した結果、そこには未知の景色が広がっており自分認識は180度ガラっと覆った。

世間の9割が悪とイメージしているであろう出品者には案外悪質性のある転売ヤー観測されなかった。出品者の方には。

シンプルにPS5とかを高額で転売出品する人達は良し悪しは別として「しろうとさん」だろう。

本当に狡猾醜悪違法性が強いガチ転売業者は今のメルカリで出品なんかしない。

連中は決まって買い専でメルカリ仕入れ専用ツール

メルカリ世間炎上を重くみたか、少なくとも現在購入者ファーストで徹底優遇され守られていてヤフオクと比べて出品者の立場は非常に弱い。

悪質きわまる糞のようなガチ転売業者購入者保護の取り組みを逆手に取り『絶対無敵購入者様』として、騙せそうな一般個人出品者に狙いを定めて犯罪スレスレor犯罪のもの取引を繰り返してのうのうと活動している。

皮肉にも転売ヤー排除購入者保護施策を重ねるメルカリ運営努力に本当にヤバい転売ヤー達はがっちり守られながら、表に出ることな匿名のままメルカリ運営様々のおかげで僕らは弱者(出品者)を騙して外部転売で荒稼ぎできました仕入れ場をありがとうございます今日感謝を重ねて生きている。

とにかく出品者のリスク購入者リスクが圧倒的に釣り合っていないのだ。

常に第三者の目に晒されAIガバ判定で箸が転んでも即時利用制限をくらう出品者と違って、購入者はやろうと思えば取引当事者以外の誰にも見つからないまま潜ることが出来る。

アホの子AI対策で表向き敬語さえ使っていれば、要求主観的で身勝手であろうと主張に客観性エビデンスが無くとも運営最優先で庇護すべき善良な人間認識されてしまうのだ。

自分と各所で読んだ被害者体験談をもとにガチ転売ヤーの手口を簡単説明するとこうだ。

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国内外の高額転売市場特にアツいPCスマホ周辺機器類を中心に、出品者ページで付け入る隙がある出品者を選定。

例えば【未開封の新品】、【写真に僅かでも映されていない死角がある出品物】、【出品者の人の良さがにじみ出るハートフル説明文】、【相場よりもかなり安い出品(善意でなく情報弱者認定→あり得ない要求も通せそう)】等が特に狙われやす体感がある。

②購入して「外箱を綺麗に保ったまま発送してください」「同じ商品複数お持ちなら買えるだけまとめ買いします」「自分の受け取りは遅れるから◯日に指定してください」とテンプレート送信、明らかに普通ユーザーよりも細かくて多い要求を立て続けにするが本人的には要求自体には意味なさそう。そしてへりくだった語調の割に善良な出品者が一つ一つ応えても絶対にお礼を言わない。※一方的要求に従う疑似支配関係を作る手順か

③「写真では見えづらい◯◯がボロボロに破損してました(確認用としたダミーページにボロボロにされたすり替え商品写真をアップ)」「開封したら臭かったんで新品未開封とは思えませんでした」「当然着払いで返品するのであなたの住所氏名電話番号をここに書いてください(返送先を書いてくださいではなく一つ一つ個人情報を強調)もし嫌なら自分商品をタダでゲットできる取引キャンセル同意してさしあげますよ」「事務局に報告しときましたから」などと一気に返品要求をまくしたて脅して圧をかけ、怯えたり心が折れた出品者を取引キャンセル誘導しようとする

④本性を表した醜悪転売ヤーに出品者がそれは受諾できないと伝えて事務局に嘘臭い言いがかり理不尽主観で返品・取引キャンセル要求をされて困っていると相談しても、購入者最優先で動く事務局から無条件で「問題解決のため返品か取引キャンセルに向けてお互い話し合うことを推奨しています」「なお72時間まで話し合いが進展しない場合事務局判断取引キャンセルすることがあります」というどう転んでも購入者の大勝利が確定する死刑宣告を受ける。自分場合運営着払いゴリ押し相手の元払いに勧告してもらっただけ。

⑤それを知っている転売ヤー早口の返品脅し以降は急に返信が無くなり「話し合い」が出来なくなる。話し合いを指図される割に購入者は出品者のメッセージ無視してダンマリ決めてもノーペナルティ

⑥数多の出品者が同様の手口にあうも事務局購入者絶対優先保護体制泣き寝入り。ここから最悪の場合「返品物を故障品や偽物にすり替え詐欺」に発展。事務局から取引キャンセル後は責任持てないと知らぬ存ぜぬされた被害者も居た模様。

クズ「うっっひょおおおおお!出品者脅してタダで奪った商品を外部で高額転売うめえええええ!仕入れ費用ぜろえん売上丸儲けwwwwwすり替えうまうまwwwww仕入れメルカリで買い専に限るううううう運営様いつも俺らの恐喝支援してくれてありがとおおおwww購入者ファーストバンザーイ」

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基本的に最優先で守られ優遇されて都合良く運んでもらえる購入者基本的事務局から冷遇され泣き寝入りルートしか提案されない出品者

取引キャンセルされれば低評価はつけられないし、そもそも評価リスクが響くのは出品者だけで購入者には何の意味もない

評価出品者は購入者から避けられ不利になるが、出品者は低評価購入者の買いを拒否できない

極めつけにこれらは全て第三者可視化されない裏側で行われるためネットでも炎上沙汰になりにくく、出品ページでコメントでもしない限り本当にガチで悪質なヤ◯ザまがいの転売業者永遠に闇に隠れて悪事を働けるというわけだ。

買い専の購入者転売ヤー様は安心安全

出品者が規約違反に該当する転売ヤー購入者の「ボロ」を証拠スクショつきでどれだけ通報しようとも購入者はほぼペナルティを受けない。

が、出品者は箸が転んでも爆速ノータイム簡単にあっさり警告から利用制限をくらう。絶対まともに審査されてねえだろってスピード感バカバカ規制されまくる。

現に「メルカリ 利用停止」などの文言ググると、出てくるのはやはり出品者の事例(濡れ衣含む)ばかりだ。

購入者が重い処罰を受けた事例は自分が探す範囲では 本当にひとつも 無い。

何より致命的なのがメルカリローカルルール「ノークレームノーリターン」「返品不可」「キャンセルお断り」といった出品者にとって自衛となる文言禁止されていること。(ヤフオクでは可)

メルカリ運営にとって必死世間信用回復アピールしたつもりのこれが、「購入者がノーペナでクレーム返品キャンセル要求したら証拠証明が求められずほぼ無条件で認められる」となり、悪意の塊のようなガチ業者の温床になっているのが皮肉というレベルじゃない。

このまま購入者絶対神です主義を続けてたら未来は無いぞメルカリ

……と長々怒りを連ねてしまったが、

「買い専の悪質転売ヤー濃厚アカウント」は以下でざっくりとだが判別できる。

・買い専なのに評価数が異様に多い。900~万単位

評価確認すると、1日に20件~100件近い受け取り評価があり同じ出品者からの購入が1日2日で複数回重なる事も多い。同じ商品を1人で大量購入している様子が相手アカウントから伺える(観測範囲ではPCスマホ、その他周辺機器ガジェット系多し)

・出品は1つのみ。「ガムテープ99999999999円着払い」のように絶対買われないダミー出品でコメント欄をメルカリ外の私的取引場所として利用。

プロフィールには何も書いてない。本人確認もしていない。

本当にやるせない話だがこのような怪しい買い専アカウントから自衛は極めて難しいと思う。

自分場合、出品初心者さんにはヤフオクを薦めたい。

もちろんヤフオクでもどこでもトラブルはつきものだが、購入者絶対優遇主義犠牲を出品者が強いられるメルカリと違ってヤフオク中立性があって出品者も守ってくれている。

購入者送料負担の出品も出品者送料負担スタンダードなので不利益なく気兼ねなく選べる。メルカリは出品者が送料を負担するのが当たり前なので着払い設定をするだけで多数派から筋違い逆恨みや低評価を買う危険大。

着払いというだけで規約違反だと通報したアホも少なからずいるはずだ。そんな土壌なのだ

ヤフオクオークションサイトなので商品が欲しい人は「他の人より高い値段で買うからワイに売ってよ」と打診するし本来それが健全取引の当たり前だが、メルカリ真逆

2万円の出品物に対して「コメント失礼します。購入を検討している者ですが1万4千円までお値下げしてくれるなら即決します」と書き込むサイコユーザーが当たり前になってしまうのがメルカリだ。いや何様だよお前。謎の上から目線やめろ。お客様神様気取りで出品者の弱みにつけこみたいんだろうがお前はまず客じゃない。

個人的にメルカリの値下げ要求は全部無視でいいと思う。聞いてやってもろくなことにならないというのが複数経験則

本当にまともな購入者は黙って購入ボタンタップする購入者だけだと断じるくらいが出品者にはちょうどいい。

自分本来明記したかった「未開封の新品につきこちらは動作確認できないので、開封後はノークレームノーリターンでお願いします」が明記できる。メルカリはご覧の有様。

購入者に非があるトラブルから自衛手段をことごとく奪われているのに、案の定発生したら「話し合いで自分解決してね一定時間解決しなかった場合購入者様を尊重することもあります…って提案してみたりして☆(命令じゃないか運営を訴えないでね)」

メルカリには出品者の人権存在しないのだ。購入者は出品者を軽視して蔑ろにしてもいいですよと半ばシステムで認められている地獄闇市は、性善説に生きる出品者にはあまりにキツすぎる。






メルカリモラル無用購入者天国であり、メルカリ出品者は外部民想像するよりはるか立場が弱いという事実は、もっともっと皆に知られるべきだ。

善良な人が悪意のトラブルから身を守るためにも

※※

メルカリもまともな利用者はとことん良い人なんだけどね。。

以前ある珍しい本を買った時、「◯◯様へ 暑い日々が続きますがご体調を崩されないよう過ごしてくださいね」と書かれた手書きメモが同封されていて、思わず泣きそうになったこともある。

特に女性出品者から購入すると、なんか可愛いシールとかオマケについてくることも複数回あった。

からそそういう良い人達をもカモにしようとするゴミが許せねえんだわ。

政策関係ない批判ルール無用妨害選挙重要だってことがまた証明されてしまった

暴力、やはり暴力はすべてを解決する

政策の中身なんてどうでもいいんや

2024-10-23

https://anond.hatelabo.jp/20241023130359

典型的論点ずらし乙だけど、真面目に回答すると、二次創作云々は本題ではないよ。成果をコミュニティ還元せずに独占する、というのはいわゆる「AI推進派」にだって言えることだというのはもちろんそう。俺もああいう連中が我が物顔でまっとうなAI研究者たちの成果にフリーライドした上に、無用対立を生んでAI社会適用をどんどん難しくしている現状には憤りを感じている。

からと言って、いわゆる「絵師」界隈の反応が創作一般において普遍的どころか、とても身勝手な態度である批判することは両立する。どっちもダメでしょ。

anond:20241021235412

そこに睡眠運動仏教を追加したい。

睡眠

言われすぎて挙げる必要もないかもしれないが

具体的には寝具(季節にあったものをそれぞれ用意)と枕の高さ、マウスピース歯ぎしり用)や鼻テープいびき用)など快眠グッズ

睡眠不足は無用焦燥感を生むのでしっかり夜と、15分でいいから昼寝をする

運動

おれはヨガを2年くらい続けたのちに自重と朝ラン、ストレッチに切り替えたがどっちでも同じ。

とにかく体を動かすことが大事ラジオ体操だっていい。

可能であれば誰かとやるものテニスとかゴルフとか生涯取り組めそうなものがよくて

体力に自信がついたら何らかのコミュニティに入ることも出来るようになる。

仏教宗教

檀家になれとか出家しろってことではなくて

墓参りをするってこと。盆暮れ両彼岸の4回だけでもいい。

親も生まれ死ぬ子どもも生まれいつか死ぬ、そういう輪廻を感じ取れるのが寺であり墓。

若者宗教離れだのなんだの言っているが、それは崩壊家庭、貧乏人だけの話。

親がまともで30前後結婚してそこそこの会社に勤めている人間の大半が、墓参りをしている。

別に仏教じゃなくてもいいんだけどね。

2024-10-18

16歳年上の男と結婚した妻、ブチギレる

旦那まっっっじで役に立たないしウザいし邪魔からもう2度と付き添い頼まない、ここに誓う、ほんと邪魔無能、ほんとに無能、うざすぎる、子どもと2人きりで来た方が全然楽、46歳のお世話なんかやってられんわ

今日なんのためにきた?

私が休んでって言ったか意味もわからず来たのか?お前まじ誰?父親名乗んなよ

まっっっっじて役立たず

永遠に仕事してろカス

https://x.com/mogemogepe_/status/1846383577069727956?s=46&t=vmjfatU8tSj_awNs-Ks1eQ

もう!!2度と!!!旦那病院に連れてきません!!!

医者の話は聞いてないわ、何でもかんでも1から100まで私に聞いてきて、ベビーカー押すかどうかも私に聞いてくる、私が抱っこしてんねんお前が勝手に押せや!!ほんとバカなん??覚えられないんだったらメモれやバカ!まじでニワトリ以下、ミジンコレベルカスカススカスカーーース!!!しかも1番いて欲しいタイミングで「ねぇ、仕事しに駐車場行きたい」まじでなんのために来たん??無能かよ、なんで旦那もいるのにグズってる赤ちゃんワンオペで飯食わせたりおむつ替え行ったり書類手続きしてんねん、カスかよ、無能無能無能無能無能!!!!こんな思いするなら2度と連れてこんわ!24時間365日仕事だけしてろや!!!🖕🖕🖕🖕🖕🖕🖕🖕🖕🖕🖕🖕

https://x.com/mogemogepe_/status/1846385111811739812?s=46&t=vmjfatU8tSj_awNs-Ks1eQ

通院無事終わったけどまじで1から100まで無用だったわ、旦那

https://x.com/mogemogepe_/status/1846397085773594925?s=46&t=vmjfatU8tSj_awNs-Ks1eQ

うっっっざ

うっっっざ

うっっっっざ

一丁前にへそ曲げてんじゃねーぞコラ

https://x.com/mogemogepe_/status/1846397261401805252?s=46&t=vmjfatU8tSj_awNs-Ks1eQ

まじの役立たず

の子の迎えもいかない

夕飯の買い物もいかない

夕飯の支度もしない

ずーーっと寝てる

お前に何か今日疲れる要素あったか

お前がなんのために休んだか教えてくれよ

私にストレス与えるためか?あ?

https://x.com/mogemogepe_/status/1846459416117498225?s=46&t=vmjfatU8tSj_awNs-Ks1eQ

しかもムカつくことに旦那今日この体たらくのくせに職場から

子どもの通院に仕事休んで付き添う家族想いな男」

病院で(忙しい中)隙間時間を使って仕事もこな責任感ある男」

って思われるんでしょ??

いいよな、そっち側の人間は!

まじでハゲちまえよ!

https://x.com/mogemogepe_/status/1846461814558847422?s=46&t=vmjfatU8tSj_awNs-Ks1eQ

2024-10-15

恥辱オナニズム

無限地獄の底の底。天より堕ちて咽び泣く赤子よ。その身体を貫いた鉄柵は、ナパーム火の海にて捻じ曲がり、狂った音を立てて崩れる。燃え盛る火炎でオーガズムキャタピラ拍手喝采。切れた手、飛んだ手、俯く手。手が舞い、手が語る。切られたペニスと破られたヴァギナが、恍惚とした都市の裏側を今日も染め上げる。ジャーナリズムの威勢の良い軍靴もなお遠く、正義を語る瞳なし。否、瞳はあれど誰もそれを見はしないのだ。都合よく切り取られた悲劇の形が、誇張されたテロップの前で股を開く。「Lick my ass!」。劇薬食卓に並ばないが、中和されることもない。だがそこにある。

 地獄魔王説教悔恨懺悔室の爪痕に代わり、神の名は空虚に響く無意味な雑音となった。あるいは精神性の崩壊か。正義不正もない世界倫理なんて意味の無い世界。頭がおかしくなりそうだ。すべてを忘れて籠ればいい。そうすると後ろ指。ツァラトゥストラは何も語らないまま、結局はユダとなる。今度はアイコン象徴だ。麻袋に入れられた銀貨で、ロサンゼルス一等地を買い、首をくくって「価値創造される」と言うのだ。自分鋳造して、自分で破棄して、自分で投げ捨てて、自分で拾う。リサイクル装置と不満足な豚に違いなどない。だがそれは、満足な賢人も同じだ。

 結局のところ、賢い女はあの半島モスクで何人の人が殺されたのかを知らないし、知ろうともしないだろう。(言い訳無用。僕もそうなのだ。だから僕は今から死ぬよ)。その女はしかし、一方で派手な衣装に身を包んで大出を歩き、貧しそうな人を見つけて助けの手を差し伸べる慈悲の神を体現する一方で、夜には見た目で人を切り、蹴り、嘲る。その人と同じように、そして男はもっとそうであるように、自らの過ちを過ちと感ずることすらもできないほどに弱り切った人間を殺すのはいとも簡単で、それを皆子供の頃に実践する。アリを潰すのと同じくあっさりとやってしまうのだ。

 一つのシステムの、どうでもいいところ、見る必要のない所、関心のない所、意味の無いと思うところを堂々と切り捨てる。それを見て腹を立てた教師説教台に立って、愛と平和を謳いながら、夜中に誰かのペニスを切り取っている。「ここはあたしの部屋で、あんたは道具」。するとペニスの持ち主が言う「そうよ、だからあたしはあんたに使われたくなんかないの」。互いにペニスを噛みちぎり、互いのヴァギナナイフを突き立てる。血まみれのサラマンダーが吠えて、快楽を謳う。血まみれの享楽に溺れながら腰を振り、ナイフに己を貫かせつつ、相手侮辱し嬲る。その一部始終を切り取って値段をつけてスーパーに届けると、客は皆喜んだ。「ああ、助かる。何せ全く別物に変わってしまったのだから。もう元々の姿を見る必要はないのだから!」

 信仰に支えられたエレナの聖釘に貫かれて、毎日多くの死んだ魚が砂浜に撃ちあがる。そう、死んだのだ、あの心は。だれがしたか覚えているか

神のいない世界記者会見の席に立った永遠平和代弁者は、カントのようにこう言った。

「奴らの意志格率が、普遍的道徳法則に倣うように行為していなかった。故に我らは駆除したのだ」

2024-10-14

anond:20241014222631

職場ケア対象に遭遇するときつい

表面上は気遣い無用なはずなのにしないと問題が起こる

職務無関係なところに意識を割かれてパフォーマンスが落ちていく

anond:20241014081337

問答無用無用意味がないとか役に立たないとかい意味であって話が違う

もともとの誤用の原因はこれだと思うけど、無用という言葉複数意味があることを知らないボキャ貧勘違いして天地はどうでもいいんだ~ってぐるんぐるんさせちゃうのが悪い

anond:20241014080609

「天地は荷物上下意味で、無用は「してはいけない」という強い禁止表現です。」って書いてあったけど入替が略されてても意味通じるじゃん

結局ボキャ貧なんだよ。天地無用上下逆にしちゃう人って、「他言無用」ってのを他人に伝えてもいいよって解釈してるんでしょ?

2024-10-11

anond:20241009212957

俺はそれで良いと思うぞ

ゲームは束の間の暇な時間を楽しむためのツールだと思ってる。鬼ごっこ塗り絵数独とかそういうのと一緒だ

から、「このゲーム味しなくなったな」と思ったらそこがゴールだと思って辞めて次のゲームで遊んでもいい

やり込み要素やらずにストーリーだけクリアしたっていいし、ストーリーそっちのけでひたすらアオアシラいかに最短で倒すかだけ考えるのもいい

自分楽しいと思うことだけをやってもいいんだぜ

それができないのはゲーム会社への無用リスペクトか、払った金分は楽しまなきゃという強迫観念のせいだ

それは幻想だ。他人には優しくせよと育てられてきたかもしれないがゲームは違う。自分楽しいと思うことだけをやっていいんだ

2024-10-01

三四郎は流れから目を放して、上を見た。こういう空の模様を見たのははじめてではない。けれども空が濁ったという言葉を聞いたのはこの時がはじめてである。気がついて見ると、濁ったと形容するよりほかに形容のしかたのない色であった。三四郎が何か答えようとするまえに、女はまた言った。 「重いこと。大理石のように見えます」  美禰子は二重瞼を細くして高い所をながめていた。それから、その細くなったままの目を静かに三四郎の方に向けた。そうして、 「大理石のように見えるでしょう」と聞いた。三四郎は、 「ええ、大理石のように見えます」と答えるよりほかはなかった。女はそれで黙った。しばらくしてから、今度は三四郎が言った。 「こういう空の下にいると、心が重くなるが気は軽くなる」 「どういうわけですか」と美禰子が問い返した。  三四郎には、どういうわけもなかった。返事はせずに、またこう言った。 「安心して夢を見ているような空模様だ」 「動くようで、なかなか動きませんね」と美禰子はまた遠くの雲をながめだした。  菊人形で客を呼ぶ声が、おりおり二人のすわっている所まで聞こえる。 「ずいぶん大きな声ね」 「朝から晩までああいう声を出しているんでしょうか。えらいもんだな」と言ったが、三四郎は急に置き去りにした三人のことを思い出した。何か言おうとしているうちに、美禰子は答えた。 「商売ですもの、ちょうど大観音乞食と同じ事なんですよ」 「場所が悪くはないですか」  三四郎は珍しく冗談を言って、そうして一人でおもしろそうに笑った。乞食について下した広田言葉をよほどおかしく受けたかである。 「広田先生は、よく、ああいう事をおっしゃるかたなんですよ」ときわめて軽くひとりごとのように言ったあとで、急に調子をかえて、 「こういう所に、こうしてすわっていたら、大丈夫及第よ」と比較的活発につけ加えた。そうして、今度は自分のほうでおもしろそうに笑った。 「なるほど野々宮さんの言ったとおり、いつまで待っていてもだれも通りそうもありませんね」 「ちょうどいいじゃありませんか」と早口に言ったが、あとで「おもらいをしない乞食なんだから」と結んだ。これは前句の解釈のためにつけたように聞こえた。  ところへ知らん人が突然あらわれた。唐辛子の干してある家の陰から出て、いつのまにか川を向こうへ渡ったものみえる。二人のすわっている方へだんだん近づいて来る。洋服を着て髯をはやして、年輩からいうと広田先生くらいな男である。この男が二人の前へ来た時、顔をぐるりと向け直して、正面から三四郎と美禰子をにらめつけた。その目のうちには明らかに憎悪の色がある。三四郎はじっとすわっていにくいほどな束縛を感じた。男はやがて行き過ぎた。その後影を見送りながら、三四郎は、 「広田先生や野々宮さんはさぞあとでぼくらを捜したでしょう」とはじめて気がついたように言った。美禰子はむしろ冷やかである。 「なに大丈夫よ。大きな迷子ですもの」 「迷子から捜したでしょう」と三四郎はやはり前説を主張した。すると美禰子は、なお冷やかな調子で、 「責任をのがれたがる人だから、ちょうどいいでしょう」 「だれが? 広田先生がですか」  美禰子は答えなかった。 「野々宮さんがですか」  美禰子はやっぱり答えなかった。 「もう気分はよくなりましたか。よくなったら、そろそろ帰りましょうか」  美禰子は三四郎を見た。三四郎は上げかけた腰をまた草の上におろした。その時三四郎はこの女にはとてもかなわないような気がどこかでした。同時に自分の腹を見抜かれたという自覚に伴なう一種屈辱をかすかに感じた。 「迷子」  女は三四郎を見たままでこの一言を繰り返した。三四郎は答えなかった。 「迷子英訳を知っていらしって」  三四郎は知るとも、知らぬとも言いえぬほどに、この問を予期していなかった。 「教えてあげましょうか」 「ええ」 「迷える子――わかって?」  三四郎はこういう場合になると挨拶に困る男である咄嗟の機が過ぎて、頭が冷やかに働きだした時、過去を顧みて、ああ言えばよかった、こうすればよかったと後悔する。といって、この後悔を予期して、むりに応急の返事を、さもしぜんらしく得意に吐き散らすほどに軽薄ではなかった。だからただ黙っている。そうして黙っていることがいかにも半間である自覚している。  迷える子という言葉はわかったようでもある。またわからないようでもある。わかるわからないはこの言葉意味よりも、むしろこの言葉を使った女の意味である三四郎はいたずらに女の顔をながめて黙っていた。すると女は急にまじめになった。 「私そんなに生意気に見えますか」  その調子には弁解の心持ちがある。三四郎は意外の感に打たれた。今までは霧の中にいた。霧が晴れればいいと思っていた。この言葉で霧が晴れた。明瞭な女が出て来た。晴れたのが恨めしい気がする。  三四郎は美禰子の態度をもとのような、――二人の頭の上に広がっている、澄むとも濁るとも片づかない空のような、――意味のあるものにしたかった。けれども、それは女のきげんを取るための挨拶ぐらいで戻せるものではないと思った。女は卒然として、 「じゃ、もう帰りましょう」と言った。厭味のある言い方ではなかった。ただ三四郎にとって自分は興味のないものあきらめるように静かな口調であった。  空はまた変ってきた。風が遠くから吹いてくる。広い畑の上には日が限って、見ていると、寒いほど寂しい。草からあがる地息でからだは冷えていた。気がつけば、こんな所に、よく今までべっとりすわっていられたものだと思う。自分一人なら、とうにどこかへ行ってしまったに違いない。美禰子も――美禰子はこんな所へすわる女かもしれない。 「少し寒くなったようですから、とにかく立ちましょう。冷えると毒だ。しかし気分はもうすっかり直りましたか」 「ええ、すっかり直りました」と明らかに答えたが、にわかに立ち上がった。立ち上がる時、小さな声で、ひとりごとのように、 「迷える子」と長く引っ張って言った。三四郎はむろん答えなかった。  美禰子は、さっき洋服を着た男の出て来た方角をさして、道があるなら、あの唐辛子そばを通って行きたいという。二人は、その見当へ歩いて行った。藁葺のうしろにはたして細い三尺ほどの道があった。その道を半分ほど来た所で三四郎は聞いた。 「よし子さんは、あなたの所へ来ることにきまったんですか」  女は片頬で笑った。そうして問い返した。 「なぜお聞きになるの」  三四郎が何か言おうとすると、足の前に泥濘があった。四尺ばかりの所、土がへこんで水がぴたぴたにたまっている。そのまん中に足掛かりのためにてごろな石を置いた者がある。三四郎は石の助けをからずに、すぐに向こうへ飛んだ。そうして美禰子を振り返って見た。美禰子は右の足を泥濘のまん中にある石の上へ乗せた。石のすわりがあまりよくない。足へ力を入れて、肩をゆすって調子を取っている。三四郎こちら側から手を出した。 「おつかまりなさい」 「いえ大丈夫」と女は笑っている。手を出しているあいだは、調子を取るだけで渡らない。三四郎は手を引っ込めた。すると美禰子は石の上にある右の足に、からだの重みを託して、左の足でひらりこちら側へ渡った。あまり下駄をよごすまいと念を入れすぎたため、力が余って、腰が浮いた。のめりそうに胸が前へ出る。その勢で美禰子の両手が三四郎の両腕の上へ落ちた。 「迷える子」と美禰子が口の内で言った。三四郎はその呼吸を感ずることができた。

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 ベルが鳴って、講師教室から出ていった。三四郎インキの着いたペンを振って、ノートを伏せようとした。すると隣にいた与次郎が声をかけた。

「おいちょっと借せ。書き落としたところがある」

 与次郎三四郎ノートを引き寄せて上からのぞきこんだ。stray sheep という字がむやみに書いてある。

「なんだこれは」

講義を筆記するのがいやになったから、いたずらを書いていた」

「そう不勉強はいかん。カントの超絶唯心論バークレーの超絶実在論にどうだとか言ったな」

「どうだとか言った」

「聞いていなかったのか」

「いいや」

「まるで stray sheep だ。しかたがない」

 与次郎自分ノートをかかえて立ち上がった。机の前を離れながら、三四郎に、

「おいちょっと来い」と言う。三四郎与次郎について教室を出た。梯子段を降りて、玄関前の草原へ来た。大きな桜がある。二人はその下にすわった。

 ここは夏の初めになると苜蓿が一面にはえる。与次郎入学願書を持って事務へ来た時に、この桜の下に二人の学生が寝転んでいた。その一人が一人に向かって、口答試験都々逸で負けておいてくれると、いくらでも歌ってみせるがなと言うと、一人が小声で、粋なさばきの博士の前で、恋の試験がしてみたいと歌っていた。その時から与次郎はこの桜の木の下が好きになって、なにか事があると、三四郎をここへ引っ張り出す。三四郎はその歴史与次郎から聞いた時に、なるほど与次郎俗謡で pity's love を訳すはずだと思った。きょうはしか与次郎がことのほかまじめである。草の上にあぐらをかくやいなや、懐中から文芸時評という雑誌を出してあけたままの一ページを逆に三四郎の方へ向けた。

「どうだ」と言う。見ると標題に大きな活字で「偉大なる暗闇」とある。下には零余子と雅号を使っている。偉大なる暗闇とは与次郎がいつでも広田先生を評する語で、三四郎も二、三度聞かされたものであるしか零余子はまったく知らん名である。どうだと言われた時に、三四郎は、返事をする前提としてひとまず与次郎の顔を見た。すると与次郎はなんにも言わずにその扁平な顔を前へ出して、右の人さし指の先で、自分の鼻の頭を押えてじっとしている。向こうに立っていた一人の学生が、この様子を見てにやにや笑い出した。それに気がついた与次郎はようやく指を鼻から放した。

「おれが書いたんだ」と言う。三四郎はなるほどそうかと悟った。

「ぼくらが菊細工を見にゆく時書いていたのは、これか」

「いや、ありゃ、たった二、三日まえじゃないか。そうはやく活版になってたまるものか。あれは来月出る。これは、ずっと前に書いたものだ。何を書いたもの標題でわかるだろう」

広田先生の事か」

「うん。こうして輿論喚起しておいてね。そうして、先生大学はいれる下地を作る……」

「その雑誌はそんなに勢力のある雑誌か」

 三四郎雑誌名前さえ知らなかった。

「いや無勢力から、じつは困る」と与次郎は答えた。三四郎は微笑わざるをえなかった。

「何部ぐらい売れるのか」

 与次郎は何部売れるとも言わない。

「まあいいさ。書かんよりはましだ」と弁解している。

 だんだん聞いてみると、与次郎は従来からこの雑誌関係があって、ひまさえあればほとんど毎号筆を執っているが、その代り雅名も毎号変えるから、二、三の同人のほか、だれも知らないんだと言う。なるほどそうだろう。三四郎は今はじめて与次郎文壇との交渉を聞いたくらいのものであるしか与次郎がなんのために、遊戯に等しい匿名を用いて、彼のいわゆる大論文をひそかに公けにしつつあるか、そこが三四郎にはわからなかった。

 いくぶんか小遣い取りのつもりで、やっている仕事かと不遠慮に尋ねた時、与次郎は目を丸くした。

「君は九州のいなかから出たばかりだから中央文壇趨勢を知らないために、そんなのん気なことをいうのだろう。今の思想界の中心にいて、その動揺のはげしいありさまを目撃しながら、考えのある者が知らん顔をしていられるものか。じっさい今日の文権はまったく我々青年の手にあるんだから一言でも半句でも進んで言えるだけ言わなけりゃ損じゃないか文壇は急転直下の勢いでめざまし革命を受けている。すべてがことごとく動いて、新気運に向かってゆくんだから、取り残されちゃたいへんだ。進んで自分からこの気運をこしらえ上げなくちゃ、生きてる甲斐はない。文学文学って安っぽいようにいうが、そりゃ大学なんかで聞く文学のことだ。新しい我々のいわゆる文学は、人生のものの大反射だ。文学の新気運は日本社会活動に影響しなければならない。また現にしつつある。彼らが昼寝をして夢を見ているまに、いつか影響しつつある。恐ろしいものだ。……」

 三四郎は黙って聞いていた。少しほらのような気がする。しかしほらでも与次郎はなかなか熱心に吹いている。すくなくとも当人だけは至極まじめらしくみえる。三四郎はだいぶ動かされた。

「そういう精神でやっているのか。では君は原稿料なんか、どうでもかまわんのだったな」

「いや、原稿料は取るよ。取れるだけ取る。しか雑誌が売れないからなかなかよこさない。どうかして、もう少し売れる工夫をしないといけない。何かいい趣向はないだろうか」と今度は三四郎相談をかけた。話が急に実際問題に落ちてしまった。三四郎は妙な心持ちがする。与次郎は平気であるベルが激しく鳴りだした。

「ともかくこの雑誌を一部君にやるから読んでみてくれ。偉大なる暗闇という題がおもしろいだろう。この題なら人が驚くにきまっている。――驚かせないと読まないからだめだ」

 二人は玄関を上がって、教室はいって、机に着いた。やがて先生が来る。二人とも筆記を始めた。三四郎は「偉大なる暗闇」が気にかかるので、ノートそば文芸時評をあけたまま、筆記のあいあいまに先生に知れないように読みだした。先生はさいわい近眼である。のみならず自己講義のうちにぜんぜん埋没している。三四郎の不心得にはまるで関係しない。三四郎はいい気になって、こっちを筆記したり、あっちを読んだりしていったが、もともと二人でする事を一人で兼ねるむりな芸だからしまいには「偉大なる暗闇」も講義の筆記も双方ともに関係がわからなくなった。ただ与次郎文章一句だけはっきり頭にはいった。

自然宝石を作るに幾年の星霜を費やしたか。またこ宝石採掘の運にあうまでに、幾年の星霜を静かに輝やいていたか」という句である。その他は不得要領に終った。その代りこの時間には stray sheep という字を一つも書かずにすんだ。

 講義が終るやいなや、与次郎三四郎に向かって、

「どうだ」と聞いた。じつはまだよく読まないと答えると、時間経済を知らない男だといって非難した。ぜひ読めという。三四郎は家へ帰ってぜひ読むと約束した。やがて昼になった。二人は連れ立って門を出た。

「今晩出席するだろうな」と与次郎西片町へはい横町の角で立ち留まった。今夜は同級生の懇親会がある。三四郎は忘れていた。ようやく思い出して、行くつもりだと答えると、与次郎は、

「出るまえにちょっと誘ってくれ。君に話す事がある」と言う。耳のうしろペン軸をはさんでいる。なんとなく得意である三四郎承知した。

 下宿へ帰って、湯にはいって、いい心持ちになって上がってみると、机の上に絵はがきがある。小川かいて、草をもじゃもじゃはやして、その縁に羊を二匹寝かして、その向こう側に大きな男がステッキを持って立っているところを写したものである。男の顔がはなはだ獰猛にできている。まったく西洋の絵にある悪魔を模したもので、念のため、わきにちゃんデビル仮名が振ってある。表は三四郎宛名の下に、迷える子と小さく書いたばかりである三四郎は迷える子の何者かをすぐ悟った。のみならず、はがきの裏に、迷える子を二匹書いて、その一匹をあん自分見立ててくれたのをはなはだうれしく思った。迷える子のなかには、美禰子のみではない、自分ももとよりはいっていたのである。それが美禰子のおもわくであったとみえる。美禰子の使った stray sheep意味がこれでようやくはっきりした。

 与次郎約束した「偉大なる暗闇」を読もうと思うが、ちょっと読む気にならない。しきりに絵はがきをながめて考えた。イソップにもないような滑稽趣味がある。無邪気にもみえる。洒落でもある。そうしてすべての下に、三四郎の心を動かすあるものがある。

 手ぎわからいっても敬服の至りである。諸事明瞭にでき上がっている。よし子のかいた柿の木の比ではない。――と三四郎には思われた。

 しばらくしてから三四郎はようやく「偉大なる暗闇」を読みだした。じつはふわふわして読みだしたのであるが、二、三ページくると、次第に釣りまれるように気が乗ってきて、知らず知らずのまに、五ページ六ページと進んで、ついに二十七ページの長論文を苦もなく片づけた。最後の一句読了した時、はじめてこれでしまいだなと気がついた。目を雑誌から離して、ああ読んだなと思った。

 しかし次の瞬間に、何を読んだかと考えてみると、なんにもない。おかしいくらいなんにもない。ただ大いにかつ盛んに読んだ気がする。三四郎与次郎の技倆に感服した。

 論文は現今の文学者の攻撃に始まって、広田先生の賛辞に終っている。ことに文学文科の西洋人を手痛く罵倒している。はやく適当日本人を招聘して、大学相当の講義を開かなくっては、学問の最高府たる大学も昔の寺子屋同然のありさまになって、煉瓦石のミイラと選ぶところがないようになる。もっとも人がなければしかたがないが、ここに広田先生がある。先生十年一日のごとく高等学校に教鞭を執って薄給無名に甘んじている。しか真正学者である。学海の新気運に貢献して、日本の活社会交渉のある教授担任すべき人物である。――せんじ詰めるとこれだけであるが、そのこれだけが、非常にもっともらしい口吻と燦爛たる警句とによって前後二十七ページに延長している。

 その中には「禿を自慢するものは老人に限る」とか「ヴィーナスは波からまれたが、活眼の士は大学からまれない」とか「博士を学界の名産と心得るのは、海月田子の浦名産と考えるようなものだ」とかいろいろおもしろい句がたくさんある。しかしそれよりほかになんにもない。ことに妙なのは広田先生を偉大なる暗闇にたとえたついでに、ほかの学者を丸行燈比較して、たかだか方二尺ぐらいの所をぼんやり照らすにすぎないなどと、自分広田から言われたとおりを書いている。そうして、丸行燈だの雁首などはすべて旧時代遺物で我々青年にはまったく無用であると、このあいだのとおりわざわざ断わってある。

 よく考えてみると、与次郎論文には活気がある。いかにも自分一人で新日本代表しているようであるから、読んでいるうちは、ついその気になる。けれどもまったく実がない。根拠地のない戦争のようなものである。のみならず悪く解釈すると、政略的の意味もあるかもしれない書き方である。いなか者の三四郎にはてっきりそこと気取ることはできなかったが、ただ読んだあとで、自分の心を探ってみてどこかに不満足があるように覚えた。また美禰子の絵はがきを取って、二匹の羊と例の悪魔をながめだした。するとこっちのほうは万事が快感である。この快感につれてまえの不満足はますます著しくなった。それで論文の事はそれぎり考えなくなった。美禰子に返事をやろうと思う。不幸にして絵がかけない。文章にしようと思う。文章ならこの絵はがき匹敵する文句でなくってはいけない。それは容易に思いつけない。ぐずぐずしているうちに四時過ぎになった。

 袴を着けて、与次郎を誘いに、西片町へ行く。勝手からはいると、茶の間に、広田先生が小さな食卓を控えて、晩食を食っていた。そば与次郎かしこまってお給仕をしている。

先生どうですか」と聞いている。

 先生は何か堅いものをほおばったらしい。食卓の上を見ると、袂時計ほどな大きさの、赤くって黒くって、焦げたものが十ばかり皿の中に並んでいる。

 三四郎は座に着いた。礼をする。先生は口をもがもがさせる。

「おい君も一つ食ってみろ」と与次郎が箸で皿のものをつまんで出した。掌へ載せてみると、馬鹿貝の剥身の干したのをつけ焼にしたのである

「妙なものを食うな」と聞くと、

「妙なものって、うまいぜ食ってみろ。これはね、ぼくがわざわざ先生にみやげに買ってきたんだ。先生はまだ、これを食ったことがないとおっしゃる

「どこから

日本から

 三四郎おかしくなった。こういうところになると、さっきの論文調子とは少し違う。

先生、どうです」

「堅いね

「堅いけれどもうまいでしょう。よくかまなくっちゃいけません。かむと味が出る」

「味が出るまでかんでいちゃ、歯が疲れてしまう。なんでこんな古風なものを買ってきたものかな」

「いけませんか。こりゃ、ことによると先生にはだめかもしれない。里見の美禰子さんならいいだろう」

「なぜ」と三四郎が聞いた。

「ああおちついていりゃ味の出るまできっとかんでるに違いない」

「あの女はおちついていて、乱暴だ」と広田が言った。

「ええ乱暴です。イブセンの女のようなところがある」

イブセンの女は露骨だが、あの女は心が乱暴だ。もっと乱暴といっても、普通乱暴とは意味が違うが。野々宮の妹のほうが、ちょっと見ると乱暴のようで、やっぱり女らしい。妙なものだね」

里見のは乱暴の内訌ですか」

 三四郎は黙って二人の批評を聞いていた。どっちの批評もふにおちない。乱暴という言葉が、どうして美禰子の上に使えるか、それから第一不思議であった。

 与次郎はやがて、袴をはいて、改まって出て来て、

ちょっと行ってまいります」と言う。先生は黙って茶を飲んでいる。二人は表へ出た。表はもう暗い。門を離れて二、三間来ると、三四郎はすぐ話しかけた。

先生里見お嬢さん乱暴だと言ったね」

「うん。先生はかってな事をいう人だから、時と場合によるとなんでも言う。第一先生が女を評するのが滑稽だ。先生の女における知識はおそらく零だろう。ラッブをしたことがないものに女がわかるものか」

先生はそれでいいとして、君は先生の説に賛成したじゃないか

「うん乱暴だと言った。なぜ」

「どういうところを乱暴というのか」

「どういうところも、こういうところもありゃしない。現代女性はみんな乱暴にきまっている。あの女ばかりじゃない」

「君はあの人をイブセンの人物に似ていると言ったじゃないか

「言った」

イブセンのだれに似ているつもりなのか」

「だれって……似ているよ」

 三四郎はむろん納得しない。しかし追窮もしない。黙って一間ばかり歩いた。すると突然与次郎がこう言った。

イブセンの人物に似ているのは里見お嬢さんばかりじゃない。今の一般女性はみんな似ている。女性ばかりじゃない。いやしくも新しい空気に触れた男はみんなイブセンの人物に似たところがある。ただ男も女もイブセンのように自由行動を取らないだけだ。腹のなかではたいていかぶれている」

「ぼくはあんまりかぶれていない」

「いないとみずから欺いているのだ。――どんな社会だって陥欠のない社会はあるまい」

「それはないだろう」

「ないとすれば、そのなかに生息している動物はどこかに不足を感じるわけだ。イブセンの人物は、現代社会制度の陥欠をもっとも明らかに感じたものだ。我々もおいおいああなってくる」

「君はそう思うか」

「ぼくばかりじゃない。具眼の士はみんなそう思っている」

「君の家の先生もそんな考えか」

「うちの先生? 先生はわからない」

だって、さっき里見さんを評して、おちついていて乱暴だと言ったじゃないか。それを解釈してみると、周囲に調和していけるから、おちついていられるので、どこかに不足があるから、底のほうが乱暴だという意味じゃないのか」

「なるほど。――先生は偉いところがあるよ。ああいうところへゆくとやっぱり偉い」

 と与次郎は急に広田先生をほめだした。三四郎は美禰子の性格についてもう少し議論の歩を進めたかったのだが、与次郎のこの一言でまったくはぐらかされてしまった。すると与次郎が言った。

「じつはきょう君に用があると言ったのはね。――うん、それよりまえに、君あの偉大なる暗闇を読んだか。あれを読んでおかないとぼくの用事が頭へはいりにくい」

「きょうあれから家へ帰って読んだ」

「どうだ」

先生はなんと言った」

先生は読むものかね。まるで知りゃしない」

「そうさなおもしろいことはおもしろいが、――なんだか腹のたしにならないビールを飲んだようだね」

「それでたくさんだ。読んで景気がつきさえすればいい。だから匿名にしてある。どうせ今は準備時代だ。こうしておいて、ちょうどいい時分に、本名を名乗って出る。――それはそれとして、さっきの用事を話しておこう」

リベラル”のためのポリコレポルノになり果てた『虎に翼』は、「法」を全肯定しなくてはならなかった

法律なんてもの必要悪で、なくて済むならないほうがいい。

偏差値が高い高校ほど校則がゆるい」とよく言われる。実際、都立のある一番校では、制服なし、校則ほとんどなしだが、風紀は荒れていない。偏差値けが理由かどうかは疑問(家族状況、経済状態もあるだろうし、私立の高偏差値高校で薬物が蔓延っていたりもする)だが、決まりなどなくて済むのであれば、敢えて決まりをつくらないほうがその社会構成員無用ストレスを与えない、というのは事実だろう。押さえつけなければ反発心も起こらないのだ。

究極的に人間は、互いの生まれながらの尊厳を認め合い、「自分がされて嫌なことは他人にしない」という最低限の倫理を身につけていれば、法律などなくとも平和共存し得る。その理想が実現できないから、仕方なく法で自らを縛る必要があるのだ。

 

『虎に翼』最終回をで主人公が死んだ後、娘に「お母さんは法律のものだった」的なことを言われて、幽霊状態主人公が喜んでいたのは、私にとってはグロテスクなシーンだった。娘から必要悪、と言われていながら、満面の笑顔を浮かべる母。

あれだけ法が取りこぼしてしまった人間たちを見てきながら、まだ法に全幅の信頼をおいている主人公そもそも理解できなかったのだが、彼女最後まで法はアプリオリ人類必要もの、という認識でいたようだ。

新潟出会った少女の「なぜ人を殺してはいけないのか」という問いに、直ちに答えることができなかったのも当然だ。彼女には「自然法」という観点が欠如している。「人間が生まれながらにして平等で、それぞれに尊厳をもっている」ということが、“憲法によって与えられている”と考えているのだ。(正しくは“憲法によって保証されている“であり、尊厳自体アプリオリ存在する;憲法停止したら人権が失われるとでも思っているのか)

 

しかしこの逆転、このグロテスクさこそが、今のリベラル象徴しているとも言えよう。

グローバリズム多様性というお題目で、共感できる背景を共有しない者同士の共存を進めていけば、明文化された決まり法律けが、“相互理解”を増進するためのツールにならざるを得ない。そしてその法律が力を持ち、万能なツールとして必要以上に神格化されていく(あとはカネだけが共有可能価値となる)。それと同時に、それまでの社会構成していた重要な要素である感情的・非論理的物語的(説話的/神話的)な共感背景は無価値化されていく。

個人的には、尊属殺の重罰化は違憲だと思うが、家族は共に扶助すべきという民法の一文は意味があると考えている。「家族」というものが結局はフィクショナルなものだとしても、その“物語”を社会である程度守っていくことに価値はあると思うのだ。

 

上記新潟女生徒からの重大な投げかけの解決法にも心底がっかりした。

女生徒は死に、ダウングレードした娘に、主人公が何か感情的おためごかしを言って、解決してしまったのだ。まぁ上のような法への認識でいる主人公から仕方ない。その後彼女少年法改正についての委員会で「愛でしょ愛」などとまた感情的なことを言っていた。

真のリベラルからすれば彼女モデルが「家裁の母」と呼ばれていることに怒りを覚えるはずだが(なぜ“母”なのか、性差意味がないはず)、ここでの主人公の描かれ方は、まさしく保守的な「お母さん」像であった。

もはやこのドラマ立ち位置がわからなくなるほどの倒錯が起こっているように感じたが、実際こうでもしないとまとめることができなかったのだろう。そもそも彼女は法への姿勢という最初立ち位置から間違えているのだから

 

最初から最後までいわゆる「上級国民しか登場しないドラマであったが(上野の浮浪児くらいだろうか)、その恵まれ位置にいながら、たまに(ポーズのように)反省して見せるだけで、根本的なところでは法の無謬性を疑わなかった。原爆裁判を経て、主人公が変わるかと期待したが、結局はそのままだった。

残念なドラマではあったが、その時代には絶対にそういう発言をしていなかったであろうLGBTを描き始めたところで、ああこれはポリコレ好きのためのポルノなのねと諦めはじめていたので、最後の方は期待感も薄かった。

 

anond:20240822052827

2024-09-24

anond:20240924100335

この一連の投稿を読み返すことができるという点でも、Zoom会議や対面の会議で発生する問題とそれの解決法が有効であることは確かだろう。

また、「対面でも起こりえる」というのは、「ZOOM会議問題」に限らないのではないかということを初めから示している。

口頭でのやり取りになると、このような説明無用時間がかかる(対面でもとは言ってないのではなどど反論されたりするため)。

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