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2023-12-01

カードキャプターさくらクリアカード編完結

気付けばクロウカードさくらカード編よりも長くやっていたクリアカード編が終わった。

時は流れた。BSプレミアムも無くなった。

CLAMP世界観や絵にはずっと驚かされる。

旧作から作業環境は変わったようだが、現役バリバリといった感じで新しい表現も取り入れていたし、若さに任せたような、心配になるくらいの話の広げ方をしたし、それでベテランらしくしっかり纏めたのだから、やはり非凡しか言いようがない。そりゃ令和なかよし無双する。

CLAMP世界スター制度パラレルワールドなので簡単にややこしいことになるのだが、なかよし木之本桜という精錬潔白感で世界のある一定ラインギリギリ超えずに保ってる感じも良い。

CCさくらクリアカード編に入ってからもうずっとややこしいことをしていたのだが、大衆と相性がいい理由はそこだろう。

こんな時間投稿しているが、今日いっぱい最新話以外無料で読めることにさっき気づいたので取り急ぎの投稿だ。

是非旧作を知っている人は読んでみてほしい。

そこに「カードキャプターさくら」はまだあるのだ。

あとツバサホリック原作見た人も読んでください。頭を抱えます

ちなみにアニメ第二期が決まっているのだが、

制作マッドハウスである

マッドハウス、葬送のフリーレンのマッドハウスとして時の会社になっているが、CCさくらマッドハウスアニメだ。

マッドハウスクリアカード編アニメにあまり力を入れなかったこと、作画崩壊を起こしたこと絶対に忘れない。

NHK製作費出せないなら他局に回してほしい。

どうか、フリーレンで上がった評価を落とさないように頼みますね…。

クリアカード編終盤はゴリゴリ作画で見たいよ…

2023-10-03

フリーレンのアニメ見た

https://anond.hatelabo.jp/20230928203841 の続きのような

 

原作見てない人から派手な話じゃないよと報告受けたので、じゃあ見ようかと

 

OP始まった瞬間の瞬間凍結やばかった。

YOASOBIがやってるのはブクマで目に入ってしまってたので覚悟はしてたのだが、事前情報仕入れてなかったら辛すぎてOPの途中で視聴中止してた。

こればかりは先にワクチンで耐性つけててよかった。

歌詞や曲は耳というか脳がシャットアウトしてたが曲のリズムに合わせてのカットテンポの速さもマジきつかった。

いやーいくらアニメOPの定番とはいえ勘弁してよー

(ただしOPで作画枚数ケチってた気配を感じたのでちょっとだけ警戒感薄れた)

 

一方、目に入るスタッフ名が思ったよりマシ? マトモでは? マッドハウスでも良い方のマッドハウスっぽい? となり、最後に出てきた監督名でこれなら無難で行けそうってなったのでホント救いだった。

これがMAPPAだったら無駄に過剰な付加価値押し付けてきそうだったし、地方スタジオ名売り込み系も似たような高コスト押し売りするし、かといってシルバーリンクまで行くと下品を隠さなくなりすぎなので、ほどほどに抑えてくれそうなときマッドハウスならかなり事故率低そうと思えた。カネ貰えるから書き込み作画を豪華にしたがる劇場版病はアニメ作品の価値を下げると思ってるので。

紙芝居こそがジャパニメーション本領なんやで。

 

さておき本編。

金ロー時間枠とか劇場版みたいな高コスト作画を警戒せざるをえなかったが、箱を開けてみたら金と時間はそれなりにかけつつ省略できるとこは省略してる絵があり、普通のTVアニメの豪華版ぐらいなとこで収まってて安堵のため息を深くついた。

安いといっても髪の毛とか高いんだけど。そのぶん動きは抑えてるし、クヴァール戦もちゃんと盛り上がらずに一瞬で終わらせてるし、勇者のバトルもエフェクトだけで変にアクションつけたりしないし、「フリーレンアニメ化したときやられたらキツいとこ」は全部回避してくれていた。いやほんとアニメスタッフありがとう。このあとシュタルクが出てきたらバトルが派手になったりするんだろうか。斧を高々と振り上げるぐらいはしてもいいけど、あんま長時間バトってくれるなよ…

 

シナリオは、そういやフリーレン最初は泣いたんだっけ忘れてた。

海岸清掃まででフリーレンの話はいったんまとまって、フランメの示唆で新しい旅が始まる。ここで「完」ってつけてもいいんだけど。

続きますよね。

ここから先の整理をどういう方向に持ってくのかは判断分かれそう。

 

岡本信彦良かった。昔のイケメンほどよくカルいけど芯のとこは軽くない。

スレッタはスレッタより全然いいのでこっちが役名履歴代表作になれ。

 

EDは……OPよりおとなしいかもしれないけど、さらに抑えめでもいいぐらい。

 

その他。

スポンサークレジット横のテキスト銀魂を思い出すので辛い。

フリーレンにかこつけた謎のまとめ記事が事前にやるだろうなと予想してた、ほぼフリーレン関係なく稼ぎたいだけのお題選び。

検索邪魔しかならない。辛い。

2023-08-16

不謹慎警察死ねって話

ガルパンアニメプロデューサー丸山俊平さん死去 制作会社アクタスの元社長

https://www.oricon.co.jp/news/2290976/full/

ってニュース

個人的祈りとして、私が好きな作品クリエイターとその周辺の皆様には、作品完結までは何卒健康にお気をつけいただきたく。

2023/08/15

アニメ丸山って言うからマッドハウス丸山Pかとビビった

2023/08/15

というブコメらが人気1位2位につけてる。

こいつらどう考えても不謹慎じゃん?

   

どちらのやつも丸山俊平さんという人間の死に何も情緒が動かなかったんだろうけど

一人の人間享年48歳)が亡くなってんのに

1位「俺の好きな作品制作者は完結まで死なないで欲しいと思います

2位「同姓の別のアニメプロデューサーかと思ってビビった」

 

どうよこれ。

丸山俊平さんが亡くなったことを悼みます」要素は微塵もねえって言うか

しろ丸山俊平さんの死には何も思わないけど~」って内容だよなこれ。

わざわざ人の訃報に際して書くことかこれ。 

これが1位2位。

 

俺も丸山俊平さんに何の思い入れも無いしガルパンは見たことないけど

わざわざ訃報コメント欄でこんなこと書こうとは思わねえわ。

まあ失礼だし不謹慎だし。 

 

 

でも俺はこの2人やこれを人気1位2位にしたやつらを責める気は全くないんだ。

不謹慎なんてことはその程度じゃん?

言いたいことを言う権利の方が優先されるべきだって俺は思うから

この2人の発言とお前等の☆がかなり失礼で不謹慎だなーって感覚は持ちつつこいつらのことを支持するわけ。

自分感性直観否定してお前等を肯定するわけ。

からお前等もそうしてほしいんだよ。

  

  

ナチスコスプレとかバーベンハイマーとかさあ、から何よ?

不謹慎ですか。そりゃそうですね。それで?

俺はそういうスタンスで行きたいわけ。

お前等だってこの不謹慎で失礼なコメントを人気1位2位に出来るんだから、出来るんだよ。

 

感性とか直観ではなく理性と論理に従ってほしいわけ。

俺はこの2人とお前等を支持する。

からナチスコスプレバーベンハイマーも受け入れろよ。

 

ナチスコスプレバーインハイマーも失礼訃報ブコメも、

個人としてはどの表現も好きではないし魅力も感じてないぜ?

でも自分好き嫌いでそういうことを判断しちゃいけないから全部支持するんだよ。

そういう基本的なことを理解して遂行してほしいんだよ。

  

不謹慎警察って心暖かな人か?良識的な人か?

違うだろ。

自分の好みの表現だと不謹慎でも失礼でも気にせずに支持するのに

自分感性と衝突する表現にだけ「不謹慎だ」「許されない」って言う奴等なんだよ。 

  

韓国社会韓国スター原爆嘲弄もウェルカムだよ。

口喧嘩次元あいつらを侮辱し返せばいいだけだろ。ネタは無数にあるし何でもアリなら勝てるよ。

 

不謹慎だとかそういう前時代のやり方やめろって話だよ。

自由を選んだんだろ。

2022-04-28

anond:20220428030648

それで伝説の『時かけ』作ったんか。ビビる

まぁストーリードン引きビビるけど

絵的には面白かったしな

影が無いのもオーバーな芝居も山本二三美術

 

けどマッドハウスならフツーにパプリカの方がええわ

2021-06-18

はてなやめるので10000ブクマ見返した+ブクマカの名(迷)言まとめた(6)

anond:20210618210204

社会編その1

我々の権利が先人たちの闘いによって勝ち取られてきたものだと忘れてはならない。 - id:townphilosopher

ブコメページ - 本日JR東京駅の自販機補充スタッフがついにストライキ決行(文春オンライン) - Yahoo!ニュース

現代法治国家国民の言とは思えない。どんどん声を上げて白日のもとに晒すべき。奴隷労働でなければ成り立たないんだったら業界自体が存続すべきではない。夢を売っていれば何でも許されると思うなよ - id:shiju_kago

ブコメページ - アニメ会社マッドハウス、労基から是正勧告 スタッフが月393時間労働や37連勤など労働実態証言 - ねとらぼ

安易に「弱者利権」と言いがちな僕達には「バリアフリーを気にする必要がない特権」が、予め備わっている事を忘れてはならない - id:cinefuk

ブコメページ - 広く表現の自由を守るオタク連合 on Twitter: "この手の話では「前もって連絡しろ」とぬかすやつが大勢出てくるが、そもそも健常者が気にしないことを車椅子ユーザーが多大な負担でもってクリアしなければいけないこと自体差別であるという理解がいつになったら共有されるのだろうか。 https://t.co/xjQmdF7Nm8"

これは健康云々の話じゃなくて、「お前の明日障害者であり生活保護受給者であり社会的弱者である」って話だろ。セーフティネットを削ることは、自分明日の足場を崩していくに等しい。 - id:usk-uskiii

ブコメページ - 暴飲暴食はせずタバコを吸わずストレッチを欠かさない夫が突然障害者となったので誰でも一秒先はわからないって話 - Togetter

上も下も自己責任と思っている人が多いよなぁ。社会のツケは社会が払うことになるのに - id:babi1234567890

ブコメページ - 無敵の人」は「アンデッドモンスター」みたいなものなので、ダメージを与えるには回復魔法をかけるしかない - Togetter

たかよ。アルジェモーテル事件(「デトロイト」という映画を観ると白人警官心理何となくわかるかもしれない)から何十年経ってんだよ。ほんとならず者には差別最後の娯楽にして宗教よすがなんだな。 - ブコメ削除

教会がまぁ、シェアハウスの基本原理があるかもね。週に一日だけ、全員集合、半強制w とにかく顔を合わせるのが、意外に重要なんだよね。孤独は、天才狂人だけ。 - ブコメ削除

小銭をケチって結果的に大負けしていくのが日本スタイル - id:y-mat2006

ブコメページ - オフィス温度 「28度設定」の根拠は50年前の研究 (1/3) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

そう。日本は明らかに貧しくなっている。そして、貧しさに慣らされている。さらに、貧しくないと思い込んでいる。 - id:gyampy

ブコメページ - 42歳非正規女性の苦悩… 単身女性の3人に1人が貧困にあえぐ日本マネーポストWEB) - Yahoo!ニュース

日本経済、まさにボケ老人がハンドルを握る暴走プリウス状態にある(オレたちはプリウスの後部座席にすわってる - id:Midas

ブコメページ - 7pay緊急記者会見担当者、二段階認証を知らない - Togetter



続きます: anond:20210618211534

2021-06-14

[]2021年6月13日日曜日増田

時間記事文字数文字数平均文字数中央値
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11688161120.039
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1412012758106.349
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1611623840205.534.5
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2215323516153.756
2312918920146.755
1日1993234757117.844

本日の急増単語 ()内の数字単語が含まれ記事

少女趣味(6), ポンポ(6), マッドハウス(4), 日本音楽(4), 猫缶(5), NKODICE(5), 吉田拓郎(3), 洋裁(3), 出語り(3), ヴィジュアル系(3), 初々し(3), タイムスタンプ(3), トランス(17), パパ活(10), 階級(9), 重度(8), ピザ(8), 劇場版(7), SE(8), 何者(12), SIer(6), ヴィーガン(10), ゾ(11), 慌て(7), 働ける(7), カバー(10), まんこ(10), 競技(8), V(13), 発展(14), スポーツ(20), 食(11), 接種(11), Vtuber(10), ワクチン(32), 本質(11), 代表(10), オリンピック(23)

頻出トラックバック先 ()内の数字は被トラックバック件数

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2021-06-13

anond:20210612194434

”鬼滅があんだけの実績示してるのに、原作レイプをやめられないマッドハウス勢。一人残らず業界から滅びますように”

変更部分が成功しているかどうかはともかく、あの原作をそのまま動かしてもろくなことにはならないでしょ…

2021-05-20

ブギーポップ(2019)は大失敗。

元増田

結局ブギーポップの2019年の再アニメ化は失敗なのか?











「完全にうまく行くことなんかこの世にはないさ。みんな、多かれ少なかれどこかで取り返しのつかない失敗をしながら、それでも生きているんだ」

「失敗するとわかっていても?」

「それが失敗だと誰が決めるんだ?」

俺がだ!

VSイマジネーター!

飛鳥先生〜!苦悩する能力者がイマジネーターに精神的に追い詰められて新世界の神みたいに堕ちてくとこがたまらん!さすがマッドハウス

ブギポに扮した正樹がチンピラボコり倒して衣川琴絵(中身はEちゃん)の頭に銃口ゴリッと突きつけるアクション!凄すぎて、その後の本命のはずの凪をちょっと食ってたぐらいだからね(苦笑)

飛鳥井仁とスプーキーEの対決と、あっけない幕切れ!鳴り響くマイスタージンガーの中、遂に「本物」と出会う偽ブギーポップ=正樹!ブギーポップ飛鳥井仁の対決と、やはりあっけない幕切れ!終盤のこの辺は普通に盛り上がるところを、普通に盛り上がらせてくれたので満足!

最長エピソードにふさわしい特殊EDも豪華!

夜明け!

あ、あぁあ゛あ〜〜(語彙喪失

原作読者は当然、初見の人々からも圧倒的な高評価ヒーローオリジンエピソードとして、原作のエモさの勘所を的確に拾いつつ、アニメらしく膨らませるべきところ(特にアクション)は大きく膨らませるセンスの良さ!一挙放送で一本の映画のように見せたかったのも頷ける、間違いなく本アニメベスト

改めて語るのもタルい(「タルカスっぽい」の略)から、詳しくはこの辺を参照してくれ!

原作読者によるアニメ「夜明けのブギーポップ」メモ1(10話)

歪曲王!

ゾーラギゾーラギ!原作でもシリーズ中一、二を争うようなド派手な対怪獣戦を、「飛んでくるコンクリート片を素手で受け止めるブギー」「コンクリートの壁をワイヤーでバラバラにするブギー」といった、悪ノリすれすれのTUEEEムーブまで追加して、よくもここまで爽快なアニメーションに仕立ててくれましたね!TRIGGER存在にここまで感謝したことないよ!

あれ、もしかして「笑わない」の……?と思わせてからの、オリジナルの竹泡エピローグ!なるほどなあ!こう来たか!「歪曲王」単体ではなく、アニメ最終回にするならこれもアリ!泣くわこんなの!

笑わない!

笑わないは……いや、笑わないだって、全アニメ平均で見ればそこまで悪くもないよ。

よく文句を言われるモノローグカットも、小説ラノベ原作からこそ敢えて、言葉から映像に変換することを最大限試みるべき、という心意気と言えなくもないし。実際、得体の知れない緊張感でいえば随一だったしね。

キャスト

ブギー・藤花のみならず、藤花の中学生高校生微妙な演じ分けも完璧だった悠木碧氏!ありがとうありがとう

細谷飛鳥井!こういう、実は脆いところを抱えたイケメンほんと似合うな〜!

ハナカナ水乃星!あ、ヤベー女だ!巫女にして!

小林竹田!失礼ながら本作で初めて知った人だけど、竹田現代高校生としてアップデートできたことの、最大の功労者だと思ってます

他も全体的に良いんだけど、個人的にあと一人挙げるなら、来生真希子(フィアグール)の木下紗華氏!怪人としての本性をむき出しにした時の怪演ももちろん印象的だったけど、普段の(欲望を抑えた)声もいいんですよね〜!

音楽

牛尾憲輔氏はメインスタッフ中で唯一、原作読者だったことを公言してるだけあってジャストフィット!鬱々とした日常の中にそれでも仄かな希望が見えるような原作空気感をズバッと捉えてくれてました!





――といったように、ブギーポップ(2019)には評価すべき点がいくらでもある。

しかし、それでもブギーポップ(2019)は失敗作なのだ。そう言わねばならない。残念ながら。

あのアニメには、もっともっと良い形があり得た。それを我々は既に知っている。

原作読者の狂信か?違う。

第1弾PVがあるからだ。

TVアニメ『ブギーポップは笑わない』 ティザーPV

アニメ化決定の発表と同時に公開されたこPVは、ブギーポップ宮下藤花・霧間凪・水乃星透子こそ登場しているものの、描かれているシーンはほぼ全て、原作には存在しないものだ。合成人間・MPLSらしきオリジナルキャラクターの姿も見られる。

にも関わらず、このPVファンが「ブギーポップ」に求めるであろうものが全て詰まっている。都市で暮らす若者たちの閉塞した日常。その影で行われている人間超人の、あるいは超人同士の暗闘。そして、それらとは一線を画す、単なる能力のぶつけ合いには留まらない、世界の敵と死神の戦い。BGM牛尾憲輔による曲だが、コンサートホールで手を振るブギーポップというマイスタージンガーを思わせる要素すら含まれている。

これらが、冷たく硬質な空気感でもってまとめ上げられた一本の完成した映像作品が、このPVなのだアニメ本編では、監督自身絵コンテ担当した笑わない編の1・3話の映像面にはやや近い方向性がある気もするが、それでも質では遠く及ばない。

そもそもPV予告編とはそういうものなのだ、と人は言うかもしれない。短いだけに刺激がギュッと凝縮されるのであって、それを長丁場のTVアニメ本編にそのまま望むのはものを知らない愚かなことなのだと。

しかし、本当にそうなのか?あのPVを見た俺以外の原作読者は、ああいブギポアニメが見られることを少しでも期待していなかったのか?またアニメスタッフは、自分たち自身が作ってみせたあの素晴らしいPVに迫るような内容を本編でも実現しようとは、一度も思わなかったのか?本当に?

改めて言っておくが、ブギーポップ(2019)は決して、原作レイプで作画崩壊RTAといった最底辺アニメなどではない(円盤売り上げはひどいらしいが)

だが俺は、ブギーポップアニメで、そしてあのPVを作ったスタッフアニメで、「良かった探し」なんかしたくはなかったのだ。良くも悪くも圧倒されたかった。どうせ高みに届かないなら、いっそ本当に地獄のような最悪の出来になっていてほしかったとすら思う。

現実にいま俺の前にあるブギーポップ(2019)は、良いところも悪いところもそれなりにある、そこそこのアニメだ。俺はそれを敢えて「失敗作」と呼ばせてもらう。

放送から既に2年が経つが、この事実を素直に受け入れるためには、まだまだ時間がかかりそうだ。あるいは、本編終了から始まったこ葛藤こそが、「ブギーポップアニメ化」というイベント本質だったのかもしれない。お気持ち長文ポエム失礼。

「なるほどな……それではやはり、この中途半端状態もまた、俺の〝強さ〟のひとつというわけだ」

2020-02-24

anond:20200224132108

ワンパンマン1期みたいなというか

マッドハウスみたいなよく動くアニメってそんな多いか

れい破綻はないけどよく動くって印象あんまない

2020-01-09

anond:20180119115421

安定して面白いアニメを出してはいると思う

1 ハチミツとクローバー 2005年4月 - 9月 2クール24J.C.STAFF

2 Paradise Kiss 2005年10月 - 12月 1クール12マッドハウス

3 怪 〜ayakashi2006年1月 - 3月11東映アニメーション

4 獣王星 2006年4月 - 6月 ボンズ

5 ハチミツとクローバーII 2006年6月 - 9月12J.C.STAFF

6 働きマン 2006年10月 - 12月11ぎゃろっぷ

7 のだめカンタービレ 2007年1月 - 6月 2クール23J.C.STAFF

8 モノノ怪 2007年7月 - 9月 1クール12東映アニメーション

9 もやしもん 2007年10月 - 12月11白組

テレコム・アニメーションフィルム

10 墓場鬼太郎 2008年1月 - 3月11東映アニメーション

11 図書館戦争 2008年4月 - 6月12Production I.G

12 西洋骨董洋菓子店アンティーク2008年7月 - 9月 日本アニメーション

白組

13 のだめカンタービレ 巴里編 2008年10月 - 12月11J.C.STAFF

14 源氏物語千年紀 Genji[注釈 5] 2009年1月 - 3月 トムス・エンタテインメント

手塚プロダクション

15 東のエデン 2009年4月 - 6月 Production I.G

16 東京マグニチュード8.0 2009年7月 - 9月 ボンズ

キネマシトラス

17 空中ブランコ 2009年10月 - 12月 東映アニメーション

18 のだめカンタービレ フィナーレ[注釈 6] 2010年1月 - 3月 J.C.STAFF

19 四畳半神話大系 2010年4月 - 6月 上段 マッドハウス

20 さらい屋 五葉 下段 全12マングローブ

21 もやしもん(ドラマ版) 2010年7月 - 9月 上段 全11白組

22 屍鬼 2010年7月 - 12月 下段 2クール 全22話 童夢

23 海月姫 2010年10月 - 12月 上段 1クール11ブレインズ・ベース

24 フラクタル 20111月 - 3月 A-1 Pictures

25 放浪息子 下段 AIC Classic

26 C 20114月 - 6月 上段 タツノコプロ[注釈 7]

27 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 20114月 - 6月

2013年7月 - 9月(再)[注釈 8] 下段

下段 A-1 Pictures

28 うさぎドロップ 20117月 - 9月 上段 Production I.G

29 NO.6 下段 ボンズ

30 UN-GO 201110月 - 12月 上段

31 ギルティクラウン 201110月 - 20123月 下段 2クール 全22話 Production I.G 6課

32 テルマエ・ロマエ 20121月 上段 約0.3クール 全3話 DLE

33 ブラック★ロックシューター 20122月 - 3月 約0.7クール 全8話 Ordet

サンジゲン

34 坂道のアポロン 20124月 - 6月 1クール12MAPPA

手塚プロダクション

35 つり球 下段 A-1 Pictures

36 もやしもん リターンズ 20127月 - 9月 上段 全11白組

テレコム・アニメーションフィルム

37 夏雪ランデブー 下段 動画工房

38 PSYCHO-PASS 201210月 - 2013年3月

2014年7月 - 9月(再)[注釈 9] 上段

下段 2クール

1クール 全22話

10話[注釈 10] Production I.G[注釈 11]

39 Robotics;Notes 201210月 - 2013年3月 下段 2クール 全22話 Production I.G

40 刀語(ノイタミナ版)[注釈 12] 2013年4月 - 6月 1時間枠 1クール12WHITE FOX

41 銀の匙 Silver Spoon 2013年7月 - 9月(前半)

2014年1月 - 3月(後半) 上段 2クール 全22話[注釈 13] A-1 Pictures

42 ガリレイドンナ 2013年10月 - 12月 1クール11

43 サムライフラメンコ 2013年10月 - 2014年3月 下段 2クール 全22話 マングローブ

44 ピンポン THE ANIMATION 2014年4月 - 6月 上段 1クール11タツノコプロ

45 龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 下段 A-1 Pictures

46 残響のテロル 2014年7月 - 9月 上段 MAPPA

47 PSYCHO-PASS 2 2014年10月 - 12月 タツノコプロ

48 四月は君の嘘 2014年10月 - 2015年3月 下段 2クール 全22話 A-1 Pictures

49 冴えない彼女の育てかた 2015年1月 - 3月 上段 1クール 全13話

50 パンチライン 2015年4月 - 6月12MAPPA

51 乱歩奇譚 Game of Laplace 2015年7月 - 9月11Lerche

52 すべてがFになる THE PERFECT INSIDER 2015年10月 - 12月 A-1 Pictures

53 僕だけがいない街 2016年1月 - 3月12

54 甲鉄城のカバネリ 2016年4月 - 7月 WIT STUDIO

55 バッテリー 2016年7月 - 9月11ゼロジー

56 舟を編む 2016年10月 - 12月 ZEXCS

57 クズの本懐 20171月 - 3月12Lerche

58 冴えない彼女の育てかた20174月 - 6月11A-1 Pictures

59 DIVE!! 20177月 - 9月12ゼロジー

60 いぬやしき 201710月 - 12月11MAPPA

61 恋は雨上がりのように 2018年1月 - 3月12WIT STUDIO

62 ヲタクに恋は難しい 2018年4月 - 6月11A-1 Pictures

63 BANANA FISH 2018年7月 - 12月 2クール24MAPPA

64 約束のネバーランド(第1期) 2019年1月 - 3月

20207月 - 9月(再)[注釈 14] 1クール12話 CloverWorks

65 さらざんまい 2019年4月 - 6月11MAPPA

ラパントラック

66 ギヴン 2019年7月 - 9月11Lerche

67 PSYCHO-PASS サイコパス3 2019年10月 - 12月 1時間枠[注釈 15] 約0.75クール 全8話 Production I.G

68 うちタマ?! 〜うちのタマ知りませんか?〜 20201月 - - - MAPPA

ラパントラック

約束のネバーランド(第2期)

2020-01-06

anond:20200106150316

2019年02月25日 19時00分 公開 「Webサービススクショで紹介したら50万円請求された」―― 物議を醸した「強い女メーカー問題の争点は - ねとらぼ 361 users

2019年03月20日 13時00分 公開 「あなたブラクラ貼ったでしょ?」→39歳男性書類送検 検挙男性が明かす「兵庫県警“決めつけ”捜査実態」 (1/3) - ねとらぼ 1358 users

2019年03月26日 16時30分 公開 「どのツラ下げて来てんのか」「(会社に)謝るんだよ」 ディズニーランドの“キャラクター出演者訴訟 原告側が職場復帰時のパワハラ問題を追加提訴 - ねとらぼ 863 users

2019年03月28日 19時00分 公開 NTTコム人材流出防止に押しかラグビー報道に波紋 実際に行われているのか聞いてみた - ねとらぼ 540 users

2019年04月05日 16時38分 公開 「ゴールデンボンバー鬼龍院翔楽曲歌詞無断使用容認へ 「何にだって大いに使って頂きたい」 - ねとらぼ 421 users

2019年04月05日 20時15分 公開 兵庫県警サイト訪問者の情報を約3年にわたり無断収集か ネットユーザーの指摘で物議 → 翌日削除も告知なし - ねとらぼ 585 users

2019年04月1112時00分 公開 「おれはTwitter育児をわかった気になっていた……」出産した友人に言われて初めて気付いたこと (1/2) - ねとらぼ 325 users

2019年04月2312時00分 公開 「ブラックホールの一部しか映ってないじゃん!」→実は「映ってない部分」がすごいんだよ、というお話 - ねとらぼ 371 users

2019年04月16日 09時00分 公開 丸亀製麺の30分飲み放題ホントに「すべてのせんべろ過去にした」のか? 聞いて飲んでわかったヒットの秘訣 - ねとらぼ 337 users

2019年04月24日 16時27分 公開 ガスト24日で全国1361店舗まわれば1000万円山分け」企画を中止して謝罪 「事実上不可能」と批判の声 - ねとらぼ 435 users

2019年05月08日 18時06分 公開 芸能人天皇陛下に「お疲れ様でした」で炎上国語辞典編集「新しい謎ルール誕生しか言えない」 - ねとらぼ 370 users

2019年05月11日 09時00分 公開 「人と会うと疲れる」「拒絶されると心が死ぬ」 現代モヤモヤと向き合うエッセイ漫画『生きやすい』 - ねとらぼ 504 users

2019年05月1720時30分 公開 アニメ会社マッドハウス、労基から是正勧告 スタッフが月393時間労働や37連勤など労働実態証言 - ねとらぼ 335 users

2019年05月29日 17時03分 公開 神戸地検、「ブラクラ貼った」と書類送検された男性2人を起訴猶予処分に 「ウイルス罪に該当」との認識は変わらず - ねとらぼ 743 users

2019年06月22日 09時00分 公開 「結婚相手を見極めるには食べ放題」 ビュッフェ相手本質が見えるという漫画が参考になる - ねとらぼ 706 users

2019年06月25日 14時30分 公開 Twitter連携サービス「TwiGaTen」を自宅で運営しただけで家宅捜索? 神奈川県警と本人を取材 (1/3) - ねとらぼ 516 users

2019年07月12日 12時30分 公開 これが現代科学力……! 「スーパーマリオメーカーチューリング完全」はなぜたった1年半で証明されたのか (1/2) - ねとらぼ 610 users

2019年08月10日 11時00分 公開 映画ドラゴンクエスト ユア・ストーリーレビュー ゲームを、フィクションを、人生をここまで愚弄する作品を私は他に知らない (1/2) - ねとらぼ 506 users

2019年09月01日 12時00分 公開 『地球の歩き方』を100冊読んで発見した、「最も詩的な一節」を発表する (1/5) - ねとらぼ 690 users

2019年09月02日 17時04分 公開 国のキャッシュレスポイント還元PRサイト、「使えるお店一覧」から18万店を網羅した3608ページのPDFに飛ばす 320 users

2019年10月03日 17時00分 公開 Amazonユーザーが震え上がった「注文履歴流出騒動」の恐ろしさ 解消報道後も「不誠実」と怒りの声やまず - ねとらぼ 837 users

2019年10月13日 1110分 公開 「ダイソーで売られているこれ、コピーじゃないのかな?」 人気癒しアイテム「もにまるず」の作者が類似品の販売中止求める→ダイソー一時販売停止もノーコメント - ねとらぼ 331 users

2019-10-13

2019年秋期 アニメ見なきゃタスク

視聴確定

けものみち 1話まで見た 期待4

・慎重勇者 2話まで見た 期待3

・ぼく勉 慣れてきた 期待5

・私、能力平均値でって言ったよね! 今見てる 期待5

司書 1話まで見た 期待4

Dr.STONE 期待5

 

見るのかなコレ

・アズルレーン 1話まで見た 期待2 艦これ1話もみてない

俺を好きなのはお前だけかよ 1話まで見た 期待2

 

耐久

超人高校生 2話まで見た 1話苦行、2話ふつう

 

見なきゃなーめんどくさいなー

食戟のソーマ 好きなんどけど前期が途中で止まってるんだ 期待4

PSYCHO-PASS 1期1話しか見てない 見なきゃ

七つの大罪 2期の最初で止まってる 見なきゃ

ハイスコアガール 1期1話もみてない、忙しかたか

無限の住人 原作ファンなんだけど気が重い

 

なにこれ?(※1話すら見てない未確認だが気になる)

BEASTARS

・ノー・ガンズ・ライフ

・厨病激発ボーイ ※確認

・真・中華一番! なんで今さら

・魔入りました 入間くん

 

 

所感:

まりにも異世界転生が多い

たぶん「私、能力平均値でって言ったよね!」が個人的トップになる気がする

 

今月はクソ忙しすぎて全然チェックできてない

 

____

 

追記

 

「のうきん」はかなりアニオリらしいね

原作厨がややキレてる

個人的には面白いけど流石に原作有りにパロネタ突っ込むのはいかがかと思う(原作もパロあるらしいからどこがアニオリなのか判断できないが)

個人的には面白いけど

(てか寒いパロでも無いと薄味すぎる気も)

前半の話素っ飛んでるのは漫画構成に合わせてるんじゃない?回想すると思う。

何かえんどろ〜!難民救済しそう

 

無限の住人 2話まで見た 思ったよりは頑張ってたけど、セリフカットしすぎ

こっちは俺が原作厨になってる 見るけど

 

けものみち 2話でこのすば臭が出てきて良い感じ

何系なんだろと思ったが、割と異世界ちゃんと?生計立てるタイプの話かな

ゲームだとよくあるよね

シグレが大人いか可愛いアクア枠と思いきや主人公の方がネジ外れてるからツッコミ役になってる気が

 

司書原作勢とアニメから別の理由で評判良くないけど個人的には高評価

皆厳しくね?

ニコ動コメントで「これ原作長いよね」「NHKでやれ」「初期は主人公クズ」とかあって系統把握できたのがよかった

多分原作勢の愛が重いタイプ

あと井口な時点でキャラ把握即完

 

ぼく勉

1期はラブコメだと思ってイラついて見てたけど、違うこれはギャグ

ラブひな一種だと思えたら楽しくなった

 

Dr.STONE

ネタバレ踏む前に原作読んでよかった

 

中華一番

初見 継続

 

BEASTARS

PV見たがオレンジか、オレンジ趣味が偏ってない?宝石の国はハマったけど

演劇的な群像劇苦手だから一旦回避、一挙などがあれば見る

Netflix入らなきゃなーと思うんだけど自分きじゃないのばっかで入りづらい

なんかアニメ予算を増やす程に自分きじゃなくなる気がする

 

ノー・ガンズ・ライフ

ウルジャン+マッドハウスで90割説明できる感じだった

___

追記

俺を好きなのはお前だけかよ 2話からかなり面白くなってきた

ライフルイズビューティフル 見る

歌舞伎町 1話見た 見るかも

超人高校生 2話で行けるかもと思ったけど3話で死んだ

2019-07-29

放火されたのがシャフトとかマッドハウスだったらここまで騒ぎにならなかっただろ

なるとしたらガイナックスジブリぐらい

anond:20190729195041

マッドハウスでもギャーギャー騒ぐしスタジオぴえろでもギャーギャー騒ぐよ

2019-07-22

anond:20190721105553

ニュー速などで出ている京アニ放火犯実態

青葉とか言う通名マインドコントロールされ終わった、ただの実行犯からこのまま病院死ぬエクストリーム自殺で殺される。

普段シャッターでとじられている表門は、NHK朝ドラに関連付けて取材に来るため「とても偶然」犯行直前前から解放されていた。

青葉は前日の夜中に騒音を出していたのは近所から確認されている。2,3日前から近くの公園野宿して、携行缶用意したり台車用意したりチャッカマン買っていたのは誰?

事件当日、偶然NHK遅刻して被害を免れ、犯人確保の瞬間まで映像に収めている。放火現場ガソリン持ち込む瞬間も撮影しているはずだが、公開すると誰が犯人を案内したのかバレるので、スマホ画像に落として一般市民撮影程度のものが後から出る。

何故放火されて処刑されたか

アニメ制作費用に集めたスポンサー費用の9割は、放送するキー局地方局広告代理店収益京アニ制作委員会出資して取り分を確保し、禁じ手クラウドファンディングも始めようとして、制作委員会方式から逃げ出そうとしたので始末された。

京アニ小説大賞、脚本大賞などで原作まで自分で用意し始め、著作権出版権映像制作権、グッズ販売権、何もかも囲い込んで毎年佳作ばかり出して大賞は出さない。

もし大賞でも登場人物総入れ替えで全員女子高生にされ、原作レイプされ作品の切り張りまでして、他の投稿作も著作権京アニなので、どれだけ弄っても場面だけ切り取っても法的に勝つ。

苦情も盗作も受け付けず門前払いを続けてきたから、何かしらの被害に遭うのは周囲も織り込み済み。

映画テレビ放送枠に穴を開けた違約金と様々な賠償で首が回らなくなり、その後にホワイトナイトとして表れて、吸収合併してくる所と広告代理店黒幕

結論

韓国側徴用工の対話第三者委員会を準備する締切日で、天気の子の公開日に合わせて来た朝鮮人テロ

韓国にある日本大使館移転先)の方にも、同日ガソリン満載した車が突っ込んで、実行犯は焼け死んでいる。

日本テレビ局各社は朝鮮資金株式買収済み。国籍条項で2割以上海外資本が株を持てないはずだが、在日ロンダリング支配済み。

金も無いくせにクールジャパンなどと抜かしてイキっていたので、今後全部朝鮮起源にするためテレビ局が買収、東京テレコムとかマッドハウスみたいな末路に。

その他

敗戦投手のはずのタツ監督が低予算ケモノフレンズ成功してしまったので、あらゆる手段を使ってケモノフレンズ2も壊され汚され、クラウド資金制作されたケムリクサも絶対成功しないように放送時間真正からケモフレ2をぶつけられ、それでも失敗させられなかったので、今後たつき監督エクストリーム自殺過労死する。

クラウド資金を集めた「迷い家マヨイガ)」なども失敗するように仕向けられ、監督自身麻薬等で壊されたのか、次回以降の航空機物も著作権を押さえて物販も準備して賭けていたにもかかわらずガルパンになれず大爆死。

押井監督プロダクションIGなどはワーナーブラザースから資金を得ていたが、元から成功する気が無いのか薬で壊れたのか、金にならないゴミばかり量産して今も回復不能。今は弟子攻殻の続きのコピーか、re:サイボーグみたいなごみを量産中。

アニメ朝鮮資金に繰り込まれているので、逃げ出そうとすると北朝鮮に始末される。

2019-05-05

2019年アニメ1話ほぼ全部観たか感想書く その2

2019年春アニメ1話ほぼ全部観たから感想書く その1 からの続き )

 

ひとりぼっちの○○生活

 クソザコナメクジ中学生クラスメイト攻略シミュレーション1話にしてタイトル詐欺、というわけでもない。友達100人できるかな原作者は「三ツ星カラーズ」でお馴染みカツヲ。良い最終回だった

 制作C2C。先のアニメはるかなレシーブ」の元請け。ちなみに監督はるかなレシーブ10話の絵コンテ担当した安齋剛文。はるかなはスポ根系だったのでかなり動きのある作品だけど、本作は主人公の表情がよく動く。怒涛の感情変化で魅せるため、敢えて話のテンポゆっくりしているみたい。かわいい演出的には三ツ星よりコミカル表現が多く、この辺もはるかなレシーブっぽいかも。キャラデザは違う人だけど、両作ともキャラ雰囲気も似てる。

 脚本モノローグ定評のある花田十輝1話の半分以上主人公モノローグじゃね。てかOP曲名になってて草。主人公中の人森下千咲)は新人さんで、1話台本を読んでセリフ量の多さにびびった話すき。

 劇伴MONACA高田龍一ハナヤマタ 田中秀和WUG灼熱の卓球娘。つくづく田中美海と縁のあるMONACAである劇伴かわいいテイストはわりと三ツ星カラーズのそれに近いかも(カラーズの劇伴:美知留)。

 主人公クソザコナメクジっていうアニメは去年も結構あったのでそれらと比べると、「スロウスタート」は周囲と比べて主人公の影が薄く、あわあわしてる主人公の手を周りの優しい人達が引いてくれて、徐々に友達の輪が広がっていく話。「ちおちゃんの通学路」はもはやすべて諦めたので教室にたどり着くことすらない。全部まななのせい。登場人物がほぼ全員やべーやつ。「こみっくがーるず」は学校に居場所を見いだせない主人公漫画家寮の中で居場所を見つける話。に対して本作はクソザコナメクジながらも能動的にクラスの子達を一人ずつ頭脳プレイ攻略していくお話。ただし頭のネジが飛んでいるので、必ず視聴者の予想の斜め上を攻めてくる。必ず。

 三ツ星カラーズにもいたけど、頭のネジが飛んでるかわいい子が多い。特に2話から主人公情緒不安定さ、不器用さ、行動原理不明さがマッハで、わりと理詰めで考えがちな私からするともはやミステリー作品であるマジで、なんで縦笛持ってたの?あとなんで体操服に着替えたの・・・?何らかの意味があるはずなんだけど、丸一日考えてもわからなかった。今期最大の謎である

 あとカラーズは毎話、三人組の服装が違うっていうやばいアニメだった(キャラデザ大変だったらしい)のに対し本作はほぼ制服。でもかわいい中学1年生によくある「成長を見越して大きめのサイズになってるせいで全体的にダボッとした制服」をちゃんと絵にしてて好き。特に主人公が小さい。そういう描き方をしてる作品って、最近だと「ヒナまつり」くらいかもしれない。あれいいよね。

 

フルーツバスケット 1st season

 原作者要望によりスタッフ一新原作準拠最後まで製作予定。制作スタジオディーントムス・エンタテインメントに。(本作に限らず)仮にこのアニメ面白かったとして、それは”旧作が面白くなかった、あるいは本作が旧作より優れていることを証明した”ことにはならない、という前提で観てる。1話冒頭の「行ってきます!」だけでもう泣きそう。2話で泣いた。

 1話冒頭の「行ってきまーす!」だけでもう泣きそう。2話で泣いた。1話からノルマ達成。1話シナリオは旧1話とだいたい一緒なので見比べやすい。主人公を中心に徐々に打ち解けていって、あの家がみんなの居場所になっていくお話

 大地丙太郎監督下のアニメ(めいこい面白かった)はコミカル表現を多用し、優れたテンポ感のあるアニメだったのに対して本作はかなりリアリティ寄りに仕上がってて、コミカル表現は少なめ。朝のシーンも夕方のシーンも太陽光が射す角度までちゃん計算しててエモい仕上がりに。特に目を引くキャラデザの違いは原作者意向で今風にリブートされているため。透のキャラデザでいうと、リボンの色が青→黄色に。特に髪型に相当気合が入っている。短めの前髪ぱっつんめっちゃ好き。寝てるときの髪の毛も、三つ編みの書き込みもすごく丁寧で可愛い。あと2話の夾くん初登校シーンで咲ちゃんが透の髪をコテで縦ロールにしてるシーンすき。

 そんな透を演じるのは石見舞菜香彼女は去年の劇場版アニメさよならの朝に約束の花をかざろう」で初主演の新人さん。さよ朝の演技でいうと「一日中仕事を探して周りへとへとになって帰ってきたら、息子が仕事道具を勝手に広げて遊んでたのでついキレちゃったシーン」がめっちゃ好き。本作は日常パートギャグ)~シリアスパート(凄くしんどい)までかなり幅広い展開の話なので、もう楽しみ。あと由希くんが変声期を迎えました(CV.島崎信長)。

 学校のシーンで言えばモブ学生がみんな手書きな上に学校風景を作るための装置として機能してて、旧作との如実な違いに感じた。また遠くのモブ作画が崩れてない気合の入りよう。おまけに背景はPAWORKS作品でお馴染みスタジオ・イースターPA作品以外で見るのは結構珍しい。2話はイースターBamboo。2話は背景が遠くまで見えるような画角が多い(あんまり背景を省略してない)。家の前の階段と、両脇の木々と、遠くに広がる町並みとか。環境音も丁寧に付けられてて、この世界空気を感じる(音響効果古谷友二)。ココらへんに高い熱量を注いでいる作品みたい。要約すると「大人っぽいフルーツバスケット」。

 OPは旧OPと同様リリカルな感じ。やさしいせかい劇伴も非常にエモい音楽横山克)。同氏の劇伴でいうと「亜人ちゃんは語りたい」に近い感じ。作品としては「フルーツバスケットの諸問題がある程度解決した後の世界」=「亜人ちゃん」みたいな感じ?あの音楽がすっげー好きだったので嬉しい。

 

ぼくたちは勉強ができない

 1話あらすじ:ひょんなことから「五等分の花嫁」1話みたいなことが起きました。学校でも屈指の変わり者である女子たちと華の学業生活をするラブコメ

 制作stシルバー。元々エロゲを作っていた会社アニメ制作へと華麗に転身したみたい。話題OP絵コンテ松竹徳幸で、同氏の経歴を遡ってみたら、「はっぴ〜ぶり〜でぃんぐ」っていうアダルトゲームアニメーション演出stシルバーと繋がってたりする(Wikipedia調べ)。

 そのOPだけど、3人のヒロインが持つ個性を指の先まで丁寧に描き分けていてめちゃくちゃすごい。「ああ、この子は繊細な子なんだな」「ああ、この子は快活な子なんだな」っていうのが冒頭の、寝起きの背中を見ただけでわかる感じ。この書き分けは勉強してるとき一瞬映るノートの内容まで踏み込んでいて、文字の癖からノートのとり方まで違うし。一番好きなのが、うるかプールから顔を出してちょっと笑いながら前髪をぎゅってするカット。私が水泳部だった頃の記憶では、たいていの人は帽子とったら髪を前から後ろにかきあげてたんだけど(だって邪魔だし)、うるかが!前髪を!ちょっと気にして!!ぎゅって!!可愛すぎかよ!!!

 制作会社の遍歴的に「エロアニメかな?」って思ってたんだけど案外そうでもなくて、例えば同じ週刊少年ジャンプ連載作品ゆらぎ荘の幽奈さん」と比べてかなり控えめ(もちろんゼロではない)。今期の高校生ラブコメでいうと、なんここ>>淫青ちゃん>ぼく勉。青ちゃん比較すると、青ちゃんが作中マジで勉強出来ないのに対して本作はかなり勉強してる。ドラゴン桜ほどじゃないにしても、2話クレジットに”参考文献:「行きたい大学に行くための勉強法がわかる高校一冊目の参考書」”ってなってるくらいには気合が入ってるみたい。4人がお互いに足を引っ張り合うわけでもなく、好きな彼を陥れようとするわけでもなく、極度に性的ないたずらをするわけでもなく、仲良く勉強してる感じが凄くすき。それに対する主人公リアクションが割とリアルで好き。心の中では阿鼻叫喚だけど顔には出さない感じとか。流石に白銀会長ほどウブじゃないけど。

 監督はみんな大好き岩崎良明シリーズ構成雑破業担当してたり、かなり気合を感じる。去年の岩崎良明監督作品だと「ラストピリオド」がブラックコメディ作品だったけど、あれに恋愛要素を足した感じで結構コメディ寄り。コミカルギャグ演出可愛い面白い。特に停電のくだりが好き。でも恋愛要素はあくまで「青春の1ページ」で、多角的に描かれている思春期の一部っていう感じがある。「亜人ちゃんは語りたい」の町京子みたいな。ちなみに本作のヒロインあんまり悩まずカラッとしてる。そこらへん五等分の花嫁と比べてテンポ感重視な仕上がりみたい(あっちは「最終的に全員と和解できるのか…?」っていう縦軸になっていた。11めっちゃエモかってん)。そのため物語の導入部分もざっくり。振り幅のあるギャグパート青春パート劇伴雰囲気がガラッと変わる感じがすごく良かった。

 アイキャッチかわいいハナヤマタとかこみっくがーるずもそうだけど、漫画の一コマみたいなやつ良いよね。2話のアイキャッチうるかやばかった。本編と関係ないけど、d’アニメストアで配信されている2話のサムネうるかめっちゃ可愛かった。

 

ワンパンマン 第2期

 ヒロイズム群像劇ワンパンマン1期の13話~。ガロウ編。せっかくなので前回の最終回を観てね。見比べる理由として、1期と2期で監督夏目慎吾櫻井親良)、制作スタジオマッドハウスJ.C.STAFF)が違う点がある。夏目慎吾率いるマッドハウスは、先のクールで「ブギーポップは笑わない」を制作していたので多分その関係かと思われ。2期としておきながら配信等で13話…と表記ゆれがあるのは多分このせい。ブギーポップ面白いからね、仕方ないね

 ほんとモブが活き活きしている。作画もそうだし演技もそう。本作における魅力の一つ。そして1話(13話)はみんなのアイドルキングの話。原作ONE)→ジャンプ版(村田雄介)→アニメと見比べると、特にキングキャラクターがどんどん魅力的になっていく。彼は普段表情やセリフ感情が乏しいので、アニメ化によって情報量が増えたことで魅力が倍増した感じがある。実質主人公。そんな1話が最高だった。サイタマキングの、最強と最弱の対比マジで好き。あの二人がゲームしてるシーンが原作の頃からずっと好きなので、アレ見れるの嬉しい。対比で言えば、作中パワーアップするヒーロージェノスとキングくらいしかいない(特にキングインフレやばい)。ガロウもまたハゲマントとの対比として印象的だよね。そういう意味では一貫して群像劇としての面白さを失わない作品。余談だけど、ONE氏による原作更新再開した模様。

 ONE原作アニメモブサイコ」も大概やばかったけど、アレや1期と比べると作画力でぶん殴ってくる感じは控えめになっている。というか1期の作画どうなってんだあれ。1話の鬼サイボーグが戦ってる感じ、エフェクトもりもりでめっちゃかっこよかった。爆風や粉塵作画好き。1期と比べると群像劇としての側面が丁寧に描かれている印象で、特に2話のフブキすき。主人公のやる気ねえ感じとフブキの勝手に鬼気迫ってる感じのギャップでどうしても笑っちゃう

 

世話やきキツネの仙狐さん

 中野日常悪魔の囁き、幸福の形、見る堕落制作動画工房

 あらすじ:小林さんちのメイドラゴンみたいなことが起こりました。押しか同居人との共同生活を描く日常アニメ

 公式ラジオで千孤さんの中の人和氣あず未)が「おばあちゃん感を意識して演技してというディレクションだった」て言っていたけれど、メイドラゴン小林さんが押しか彼女(妹?妻?)に「洗濯っていうのはこうやるんだ、わかった?」と手取り足取り教えてたのに対しこっちの仙子さんは「おかえり、ご飯温めるから着替えちゃいなさい」「忙しいのはわかるけど、ちゃん朝ごはん食べなさい!」みたいな感じで完全に立場が逆。あとメイドラゴンギャグ全振りで本作は癒やし全振り。脚本中村能子だけどラブコメではなさそう。いや、ラブコメかもしれない。

 動画工房最近も割と幼女を扱った作品が多かったけど、その中でもダントツ背徳感がある。なぜに狐=のじゃロリなのか。監督は越田知明。監督を務めるのは続とうらぶに続き2作目。同氏が絵コンテ担当した「アニマエール!」7話がめっちゃ好きなので嬉しい。スーパー1000個さんタイム(以下SSST)を思いついたのは監督だろうか。SSST特に視聴者を癒やし切るまで絶対に返さない」という強い意志を感じる。これ応援上映やってくれねえかなー。キンプリのような破壊力がある。

 夜の駅前めっちゃリアルクレジットを読む限り背景は自前っぽい?「自宅などの狭い個室で話の90%を展開するコメディ作品ばっかり作ってる」でおなじみ動画工房がついに背景も描けるようになっちゃったのだろうか。

 背景に限らず、全体的にリアリティが強め。職場のやり取りとか、終電の駅のホームとか、主人公によるセリフの多くが「ハァ…(疲労困憊)」みたいな感じとか。諏訪部順一の「くたびれたおっさんの演技」めっちゃ良いよね。自室も小林さん家と比べてリアル。そんな「一般的社会人」として感情移入しやすく描かれた主人公の前に仙子さんが現れたもんだから、とてつもない幸福感に襲われる。多分、仙子さんは現代風にリブートされた幸福化身なのだろう。家に帰ると「おかえり」と言われる/何も言わずともご飯を用意してもらえる/しかもおいしい/おかわりもある/「お風呂入りなさーい」「朝ごはん食べなさい!」と諭してくれる(ときに叱ってくれる)/見返りを一切求めないメイドラゴンは「一緒にいたい」という見返りを得ている)etc。要は、かーちゃん或いはおばあちゃんリアリティラインめだからこそ強烈に刺さる。母親が一緒に居てくれた時間より隠れちゃってから経過した時間の方が長くなった身としては特に2話の耳かきヤバい。つい母親を思い出して「それ以上パーソナルスペース踏み込むな!人間に戻れなk・・・あんぎゃあああああああ!」ってなった。

2019-04-23

マッドハウスの名に違わぬ狂気だろう素晴らしいじゃないか

2019-01-29

2019年アニメ1話ほぼ全部観たか感想書く その4

2019年冬アニメ1話ほぼ全部観たから感想書く その3 からの続き )

 

同居人はひざ、時々、頭のうえ。

 我が輩は猫である(飼い猫)。一人暮らし作家先生に拾われた猫と共同生活する話。同じ時間軸の出来事を、作家と猫それぞれの視点で描く。ちなみに8割位ご飯の話。

 本作のシリーズ構成を務める赤尾でこが関わった「ミイラの飼い方」もペットとの日常を描く作品だけど、赤尾でこって小動物の心が読めるのだろうか。というか実は猫なんじゃ。

 猫がかわいい漱石さん家のおっさん猫は「まったく人間という生き物は…」と愚痴を垂れる社会風刺だった気がするんだけど、本作は女の子みたいな猫が「あいなんやねん。もっとシャキっとせい!」的な語り口なのにツンデレなのがかわいい

 前半部分に当たる、小説家主人公による一人語りが小説っぽくて良い。斜に構えた視点社会から距離をおいた生き方他人ほとんど登場しないので、話の殆どが「猫とは…人間とは…」的な循環思考

 猫に限らず、人間人外ひとつ屋根の下で暮らすというコンセプトの作品って結構「お互いに言葉が通じない中でどうやってコミュニケーションを取るか」というのが面白いけど、本作はそういう部分を踏襲しながら「同居人主人公のことをどう思っているのか」をちゃんモノローグにしているのが良いよね。前半が推理編、後半が答え合わせみたいな。

 

五等分の花嫁

 シュレディンガーの嫁。声優の厨パによる、ノリの軽いラブコメ主人公花嫁の馴れ初め(高校時代)を描く。原作週刊少年マガジン松岡禎丞花澤香菜竹達彩奈伊藤美来佐倉綾音水瀬いのりて。貴重なメンツによるOPがもうすごい。

 五つ子なので、どの子結婚たかが分からないという仕様になっている。本作で描かれるのは結婚式当日及び学生時代の馴れ初め(スタートとゴール)。五つ子がそれぞれ20%の確率主人公と添い遂げる可能性がある(5人合わせて100点(100%)という描写が印象的だった)。

 「五つ子がそれぞれ20%の確率主人公と添い遂げる可能性」=「(この中から一人を選ぶのではなく)それぞれ(20%の確率を引き当てて)無事ゴールできた世界線が重ね合わさった状態」という解釈可能で、どの子結婚たか作者が確定しない限り5人全員が実質本命の勝ちヒロインと考えられる。なので視聴者的には「この子自分推し)が、この後あーなってこーなって、最終的に結婚するのか…」みたいな妄想余地が全員に用意されているのが特徴的な作品。そういう意味で「五等分の花嫁」という表題(一人20%、全員で100%花嫁エピソード)はすごく上手いなぁ、って勝手に関心した。

 演出的には1話結婚式のシーンが出た後、そのシーンが各話に渡ってリフレインとして使われてるのが面白かった。この演出はゴールを最初から明示している本作ならではっていう感じ。キュンってなる。コメディ部分としては比較コミカル演出なので気楽に見られる。

 

revisions リヴィジョン

Netflix独占(全話配信済み)

 「プラネテス」「コードギアス」でおなじみ谷口悟朗監督による、SF世界舞台にしたヒーローモノ。ロボアニメ。制作3DCG映像制作会社白組

 背景を除けばほぼ全編3DCGアニメ3DCGってどうなん?という考えに真っ向から向き合っている印象を受ける。冒頭からキャラの動きが意図的に多彩で、その一つ一つのかい仕草に趣向を凝らしてある。「座っているキャラ貧乏ゆすりしてる足元」とか、「3人で会話してる時、喋ってる子に視線が向かっている」とか、サッカーのシーン等これ見よがしにぬるぬる動くシーンとか。そして、特に制作白組ゲーム等の3DCGでお馴染みの会社ゆえロボのデザインや動きがめっちゃ凄い。古今あらゆるロボットが登場時に必ず行う行事である「手の指を一本一本ガチガチョ動かすやつ」めっちゃ好き。

 それ以外にも、背景と3DCGを溶け込ませる演出が多い。背景→キャラ3D)→ガードレール道路を走る車(3D)というレイヤ構成のシーンが一番ユニークだった。それ以外にも回想シーンの「雨が降っているシーンで、日本家屋屋根に雨が当たって弾けるエフェクト」とかめっちゃ凝ってる。

 そんな背景美術クオリティがかなり高く、写実的(背景:ビックスタジオ)。故に、事変後の世界現実味のないファンタジー世界という感じがなく、「もう一つの現実世界」という印象に。「異世界転生して主人公無双」ではなく「転移によって一瞬で四面楚歌に」という世界を描きたいのかな。

 シナリオは、今期のアニメで言えば「ガーリー・エアフォース」にやや近い。未知の脅威(ロボ)に突如奪われる日常と、謎の戦う少女(ロボじゃないよ)と、ロボ。1話事件を描くので実質2話から本番。1話はかなり早口

 

魔法少女特殊戦あすか

AmazonPrimeVideo独占

 退役軍人再就職PTSDと戦う女の子と、特殊警察官のおしごと。制作ライデンフィルム

 魔法少女魔法少女だけの世界で戦う作品とは違い、コッチは社会魔法少女共存してる魔法少女魔法生物の戦いなので、非常にややこしい。基本的に悪と正義と力の話であり、魔法少女の名を冠するアニメの中ではかなり硬派。魔法少女というより特殊部隊の軍人。今期のアニメの中ではJOJO5部くらいきびしいせかいまさかの「身内が細切れ」ネタが被るという。全体的に殺戮方法グロい。

 いつも思うけど、若林豪さんのプロデュースする音楽好き(音楽R・O・N)。かなりハード戦闘シーンがメインの作品ではあるけど、それと対比される日常パートも含めて音楽エモい戦闘ライフルの発砲音がエモい音響効果小山恭正)。かなり物騒なアニメなので、毎話ハード戦闘シーンが続く。

 

リムノーツ The Animation

 スクエニスマホアプリ原作童話モチーフにした各世界を守るために旅をする冒険活劇。

 こういう「よその物語にお邪魔するお話はいろいろあるけど、最近だと夢100…童話に登場する人たちがメイン キンハディズニー世界主人公たちが訪れて友達になる ぱすてるメモリーズ2次元作品特にアニメ)の世界に入って異分子排除 という感じで、本作はぱすメモに近い。だけど、キーアイテムである運命の書」にある通り、シナリオに沿って人生を歩む(童話世界の)人と、そうでない人(主人公たち)の対比が描かれているのが印象的だった。ラプラスの悪魔、までは行かないけどアイデンティティを探す旅っていう側面も掘り下げていくのかな。

 各童話が異分子によって改変されてしまったため、修正するために奔走するというのが大まかな流れ。単なる改変というより、登場人物たちの心をより掘り下げる方向に改変されている傾向があって面白い特に1話赤ずきんからエモいボス戦。

 

W'z

 Gohandsの新作。大阪舞台にした厨ニ聖杯戦争。新作とはいえ同じスタッフによるオリジナルアニメハンドシェイカー」の続編に相当するので、まずはハンドシェイカー観てね。

 この作品に限らず、Gohandsアニメは独特な雰囲気がある。特にハンドシェイカー、W'zはGohandsみがつよい。魚眼レンズ風の独特なカットを多用(背景はいものスタジオちゅーりっぷ)、ゆっくりカメラを回すように動かす演出、独特なキャラクターの演技(Gohandsは自前で動画を描いてる事が多い。本作の1話は全部自前)、強めのコントラスト、光の反射、常に流れる雲、特殊効果の使い方、etc初見だとどこに視点を持っていけばいいのか分からない事がよくある。特に3DCGエフェクト作画キャラアクションが入り乱れる戦闘シーンは目が回りそう。

 ハンドシェイカーでも独特な雰囲気を出していた音楽に磨きがかかってる(音楽:GOON TRAX)。主人公DJという設定もあり、全編に渡りJAZZ HIPHOP流れるMVみたいなアニメに。

 

CIRCLET PRINCESS

 あの大人スポーツ、サークレットバウトに目覚めた高校生が青春するスポ根アニメDMMゲーム原作

 サークレットバウト…MR空間で、変身した女の子武器を使って戦うスポーツ。作中でMRって言ってるけど、VR+ARという感じ。e-sports意識したのかな。超現実的な華やかさを備えつつ、かといって身体的な表現を伴わないゲームでも無く、スポ根モノにおける泥臭くてストイック練習距離を置いた、高校スポーツe-sportsのいいとこ取りみたいな印象がある。

 スポ根モノの王道ストーリーでかつ比較的ゆるめなので、のんびり見よう。

 

ぱすてるメモリーズ

 タイトルを要約すると「2次元文化」みたいな感じ。原作フリュースマホアプリフリューゲームアニメ化するのは去年のカリギュラ以来。秋葉原にあるメイド喫茶店員コスプレして戦うアニメ。なんでみんなおっぱい大きいの?

 今期のグリムノーツに近いシナリオおとぎ話世界を守るお話なのだけれど、登場するおとぎ話最近アニメ作品だったりする。最初に登場したのはあのごちうな。正式コラボではないのでアニメガタリズみたいな感じになってるけど、構図や背景をほぼ完璧トレスしてて笑った。「あのアニメのシーン、一度でいいから実際に体験してみたかった…!」的な妄想全開のオタクキャラが出てくるあたり、そういう層向けの作品っぽい。

 公式サイトとか見ると何故かスチームパンク推しだけど、「甲鉄城のカバネリ」「プリンセス・プリンシパル」と比べるとあんまりスチームパンク要素は無い。コス姿を楽しむのじゃ。

 全体的なノリはかなり軽いので気軽に見れる。戦闘パートも「ラストピリオド」のワイズマンみたいな感じ。あそこまで軽くは無いか

 

バミューダトライアングル

 ブシロードカードゲームカードファイト!! ヴァンガード」のスピンオフバミューダ△の人魚を主役とした日常アニメ

 凪あすよりも人魚人魚してる世界。描き方も独特で、基本的普通の地上と同じなのに微妙にこぽこぽしてたりスイーって移動したり、なんか不思議キャラクターが画面に集まるとき画面全体にキャラが配置されるところも水中ならではの演出っぽいよね。水中でお茶。水中でケーキ。水中でベッド。水中で(ry

 何かが起きそうで何も起きない。のんびり見よう。

 

Dimension ハイスクール

 まるで実写。監督ウルトラマン等実写畑の人で、出演者2.5次元俳優がメイン。超次元ギャグアニメと見せかけてTVドラマ

 3Dアニメパートモーションキャプチャなので、一般的3Dアニメーションより動きが自由リップシンクちゃんとしてる。

 蒼井翔太です!!的なポジションキャラに期待。

まだ1期が観終わってなくてお預け食らってる作品

モブサイコ100

 1期はネトフリ独占だったけど、2期放送タイミングで各配信サイト配信を開始。制作は「一切妥協しない制作会社」ことボンズ(他にもIG、京アニ神風マッドハウスとか?)。相変わらずOP作画がエグい。

 

ピアノの森 第2シリーズ

 引き続きネトフリ配信

 

3D彼女 リアルガール 第2シリーズ

 制作は「メルヘン・メドヘン」でおなじみフッズエンタテインメント。1期の始まった当初は心配だったけど、無事に2期放送開始したようで一安心

 内容はラブストーリー不器用な二人が何気ないことで傷ついたり傷つけたり、距離が離れたり近づいたり、「ハリネズミのジレンマ」を体現したストーリーになっている。

 

賭ケグルイ××

 本当は怖い「あそびあそばせ」。1期に引き続きネトフリ独占配信制作は「ゾンビランドサガ」でおなじみMAPPAMAPPA最近、毎期2作品ずつ放送している上2クール作品複数作ってるし、相当体力のある会社になってるみたい。

総評

 今期は特に2期の作品が多い。「新規投資できる器がない」「1作品あたりの投資が大きくなった」みたいな事情は一切知らないけど、ファンと一緒に育っていく作品を観られるのは幸せなのかもしれない。

 1年前のラインナップでも思ったけど、やはりアマプラ、ネトフリはハード作品を敢えて選んで配信しているみたい。今期ハードじゃない独占配信作品ピアノの森とドメカノくらい?海外ドラマ好きな人と層がかぶってるのかな。ネトフリ配信作品HERO MASK」なんかまさに海外刑事ドラマって感じだし。

最後

 1話全部視聴はおすすめしない。ところで私は「宇宙よりも遠い場所」が大好きなんだけど、その根拠は決して「よりもいが面白いアニメから」だけではなく「BDを揃えた」「何度も何度も見返した」「演出の一つ一つを研究した」「監督トークイベントで色んな話を聞いた」「極地研に行ってみた」「よりもい関連のニュース記事を見かけた」「思い出して泣いた」「思い出して笑った」「ふと自分の親を思い出した」等、本当に些細で個人的な周辺記憶の一つ一つが、私にとって「よりもい」の価値規定してたりする。個人的に広く浅く心血を注いでいた去年のアニメシーンでは特定作品を「些細な周辺記憶の積み重ねによって(よりもいのように)大好きに昇華」するのが非常に難しく、結果として「大好きなアニメ」に出会う機会を逸してしまった感が否めない(好きな作品は爆発的に増えたので、一概に否定することも出来ないけど)。「何度も見返せばよかた」「もっとあのアニメのこと考えながら毎日過ごせばよかった」「ゲームアプリさっさと始めればよかった」「聖地に行けばよかった」「ライブ行けばよかった」等。その一つ一つが自分にとって特定作品自分にとってかけがえのないものにし得る可能性だったと思うと、非常にもったいないことをしている気がする。なので(全体的な傾向として)コアファンに支えられがちなメディアであるアニメの楽しみ方は「広く浅く」より「狭く深く」の方を推したい。一人でも多くの人が「大好きなアニメ」に出会えることを祈っている。そういう意味でも、1話全部視聴はおすすめしない。

2019年アニメ1話ほぼ全部観たか感想書く その1

 こないだ「宇宙よりも遠い場所」いしづかあつこ監督のインタビュー記事内で「ファンにできることはありませんか」という質問に「「このアニメが好き」って、一言発信していただくだけで、すごくうれしくなりますね。」と答えていたのを読んでふと「案外こういう怪文書でも巡り巡って彼らの活動支援になったりするのかなぁ」なんてことを思ったので感想を書くことにした。ちゃんと見てから感想書きたい気もするけれど、以前よりもいの完走レビュー書いたときは1ヶ月費やしたので時間の制約上1〜3話程度の感想になっている。

 それっぽく並べてあるけど、作品の優劣は付けてない。容赦して。

2019年冬アニメ1話ほぼ全部観たから感想書く その2

2019年冬アニメ1話ほぼ全部観たから感想書く その3

2019年冬アニメ1話ほぼ全部観たから感想書く その4

配信情報について

 ~独占…対象サービスしか配信してない

 ~のみ見放題…対象サービスでのみ全話見放題。その他のサービスでは有料配信

 ~のみ最新話無料対象サービスでのみ最新話見放題。その他のサービスでは有料配信

 言及なし…複数サービスで全話見放題/最新話無料

 

 私はTVアニメを観ない(BS見れないし、TOKYOMXもAT-Xも受信できないし)ので、配信情報はこれ以外の手段について書いている。

感想(上の作品ほどモチベ高め)

かぐや様は告らせたい

 恋のデスノート。やっぱりA-1 Picturesラブコメ面白いラブコメの中では圧倒的にセリフ量の多い会話劇。

 テーマとして恋愛頭脳戦を掲げているので、メインの二人が「表情に出さないけど思考フルスロットルさせ、頭の中がカオスになっている」っていう様子を面白おかしく絵にする難しさがあるんだけど、あの手この手で彼らのジェットコースターみたいな心情変化を演出している。

 BGMアレンジといい「恋愛頭脳戦とかいう新しいことをやってるみたいでその実、思春期真っ只中な高校生男女なんやで」っていうベタな部分を昭和チックなラブストーリー調に演出するとこが非常に良くて、あくまで二人が大マジで恋愛を繰り広げているからこその面白さ(大マジだからこそ面白いっていうのは「月間少女野崎くん」もそうだよね)にちゃんフォーカスしている。不意にときめいた瞬間を「ラブ・ストーリーが突然に始まりそうな曲」で笑わせてくるところとか最高だった。どういうオーダーしたらあの曲になるんだろう。

 そして青山穣によるイケボ解説が最高。最近良かったナレーションだと「ティラミス」の大塚明夫陰毛役)、「プラネットウィズ」の小山力也おっぱいのくだり)、「ダグ&キリル」の上田燿司(本作のノリはコレに近い)とか。淡々としているようで、ちょくちょく感情を見せてくる生きたナレーションが全体的なテンポ感を規定している感じがあるので、冒頭のあれは毎話必須な気がする。

 「かぐや」はともかく「御行」「藤原」っていう独特なネーミングは竹取物語登場人物元ネタなのね。そのメイン3人のキャラデザについて。原作者インタビュー記事に「まつげを『女性漫画家の書くまつげ』っぽくしてほしいってお願いした」みたいなこと書いてたけど、確かにかぐやと御行の目元が非常に艶っぽくて、ラブコメしからぬ奥ゆかしさを印象づけてる。個人的畠山監督作品の「静かに視線を伏せる男性キャラ」が好きなんだけど(「昭和元禄落語心中」の菊比古師匠ことなんだけどね)、本作の御行も単に目つきが悪いっていうだけではなく、見栄っ張りでありながら動揺しやす性格ちゃんと表情に現れててすごく好き。一方のかぐや様も御行ほどではないにしろ目つきが悪い(やや吊目ぎみ)のに表情が豊かで、しかベクトルが「侮蔑」「焦燥」「優越」「失望」「失意」とか、そっち!?な方向。それでいて、ときめいた瞬間のかぐや様めちゃくちゃ可愛いっていう。

 作者天才かよって思うのが「頭脳戦ゆえ落とし所が難しい話の流れをジョーカーこと藤原千花のサーキットブレーカーというかインターセプトが鮮やかにキマって、ちゃんと短い尺の中でオチがつく」という構成藤原キャラクターとしての自由度が高いのもあって毎回不意打ちを食らっちゃう。また藤原はメイン二人と比べて柔らかい線で構成されたキャラデザなので、メイン二人のきつい目が交互に映る緊張感からの、柔らかい線で描かれた千花の目が映ることで緊張→緩和の流れが出来てるので、どうあっても笑ってしまう。そういえば御行の急な行動→かぐや様がときめくっていう流れのときも、かぐや様は全体的に柔らかい線になるよね。かわいい。そういう部分も含めて緊張と緩和の流れが完璧なので、何度でも観て笑える。1話もう20回位観たかも。早く3話観たいな。

 話題OP水野良樹作曲。すっかり「いきものがかりの人」からアニソンの人」になりつつある。

 

ブギーポップは笑わない

 「濃いアニメを作るスタジオ」ことマッドハウスの新作(監督含む主要なスタッフ的にはワンパンマンとかACCA13区の布陣)。20年くらい前に書かれたライトノベル原作現代舞台にしたSF(少し不思議サスペンス会話劇。

 クオリティが高いというのもあるけれど、作りが完全に映画のそれ。各シーンをぶつ切りしていく演出とか、その中で登校シーンみたいなリフレインを入れて時間経過を表現してたり、ブギーポップとの会話で変化する主人公感情日常生活の行動を切り取る形で淡々表現してたり、凄く尖った演出になってる。写実的な背景(背景:アトリエ・ムサ)も気合いが入ってて、屋上のシーンで敢えて遠景のカットが多い。リアリティの強い世界観を持った作品

 あと劇伴が印象的。本作の劇伴は「聲の形」「DEVILMAN」でおなじみ牛尾憲輔。穏やかなのに心がざわざわする美しくて豊かな音楽聲の形っぽさを感じるんだけど、不穏な空気シンセの重低音で表現してたり、カットの切り替わりで音楽をぶつ切りして、直後の無音で緊張感を演出する等、映画劇伴で使う手法地上波アニメでやってる感じがある。あの音ってスマホで出せるのかな。サントラ欲しい。

 その会話も、ブギーポップという非日常存在に、学校という日常空間(会話する場所は必ず校舎の屋上)の中で会うっていう、ブギーポップ実存性(不確実なはずなのに、確かそこに存在しているっていう感じ)が凄く不思議。そういえばそんな話を二人もしてたっけ(多重人格についてのくだり)。あと同級生との、少し距離感を感じさせる会話なんかすごく小説っぽい。

 会話劇として「あの作品っぽいなぁ」みたいな作品をいくつも思い出すけど、(このライトノベル刊行された時期的に)私がこれまで触れてきた多くのライトノベル作品が「ブギーポップは笑わない」の下流存在しているわけで、非常に感慨深い。

 それにしても、ブギーポップを演じる悠木碧すっげー。中性的な声を持つ声優さんって貴重だけど、その中でも特に、声に含みがありすぎる感じ(本人もよく「私の演技は情報を詰めすぎてしまう傾向がある」と言ってる)がたまらない。あと宮下藤花も悠木碧が演じてるってことに最初気づかなかった。

 EDは「やがて君になる」のOP曲でおなじみ安月名莉子xボンジュール鈴木。すき。

 

荒野のコトブキ飛行隊

 水島努x横手美智子の新作。空飛ぶ用心棒日常アニメ。またバンダイナムコからスマホゲーム配信予定。

 水島努監督作品ガールズ&パンツァー」が「清く正しく美しい戦車の可愛さを描く、女の子が中心の世界」なのに対し、本作は「ならず者のはびこる男社会の空を、プロペラ機で逞しく生きる女の子の話」なので、決してやさしいせかいではない。戦闘シーンが両方共ガチなのは共通

 アニメーション制作をGEMBA(CG)、ワオワールド作画)が行っており、主要キャラ(コトブキ飛行隊、飛行機)が基本的3DCG。対してモブ作画キャラなので、3DCGキャラ作画キャラが同じ絵の中にいる不思議アニメに。3DCGキャラの利点として、細かい作業を行うときマジでかい作業)の手元がちゃんとしているところと、飛行中の機体を引きで見たときの良さが際立ってる(実際、作画モブキャラは飛行中、引きの絵が無い)。あとトゥーンレンダリング調のキャラに対して飛行機写実的。なんか3Dゲームに出てくる飛行機みたい。年季の入った感じとか、個性のあるペイントとか。

 相変わらずミリタリー関係演出ヤバイ。まず怒涛の専門用語による会話から始まる戦闘。何言ってるか全然わかんない。艦橋で交わされる、ウィットに飛んだテンポの良い会話はさすが横手美智子って感じ。そしてほぼ完全再現?される出撃前儀式。いやその計器を指差し確認されてもわからんし。燃料とか油圧とか確認してるんだろうけど。機体は既存飛行機が今後も登場する模様。1話は隼、紫電零戦。その後敵機とドッグファイト突入するけど、ガルパンでもあった「回転する砲塔視点」みたいな視点結構使われてて、機銃視点で天地がくるくる回り、敵機と追いかけっこしながら銃弾が飛び交うシーンが続く。攻撃側の狙う場所が(アニメ的には飛行機の胴体を攻撃するのが絵的にわかやすいんだろうけど)羽根の付け根部分を射撃→燃料タンクに着弾→燃料が漏れる→引火→爆発っていう描き方がガチ過ぎて笑った。着弾した場所ちゃんと弾痕あるし。他にも、相手の後ろに取り付いて攻撃するっていうパターンが徹底されている上に「後ろに取り付いてきた敵機に対して、急制動による捻り込みで背後を奪う」からの「エース機と思しき敵機に捻り込みを使って背後を取ろうとするも、裏をかかれて被弾」とか。主人公を追い詰めた敵機がとどめを刺そうとしたタイミングタイムリミットになり引き返すシーンも、一瞬だけ燃料メーターを映して「燃料が帰還分しか残ってないよ」って演出したり。機体をフラフラさせて煽るシーンは笑った。どんだけ描写を練ってるんだ。同じ空戦でも「ガーリー・エアフォース」とかなりベクトルの違う魅せ方なのが素敵。

 で、音がブッチギリヤバイ空間的な変化を丁寧に反映した音響はさすがとしか言えない。大音量ヘッドフォンか、部屋が震えるくらい大音量スピーカーで視聴推奨。出撃前後で言うと、出撃前はエンジンのドコドコ音が響いていて、滑走路を走行エンジン音が徐々に変化してるのに加えてタイヤのガタガタ音が重なり、空中に出た瞬間、空間的な広がりを感じるエンジン音と風切り音に。風切り音も通常飛行と雲の中を進むときとで音違うし。縦に旋回する時、機体がギシギシ軋む音は感動した。機銃の音も、発砲する機体が映ってるとき発砲音は乾いた音(パパパン)が聞こえるが、撃たれる側が映ってるとき、遠くで鳴ってるような残響(ボボボン)になってるとことか。命中した音も、近くだとキキンッっていう軽い音と弾丸の風切り音が混ざってるが、引きだとガガンッっていう重い音に変わってたり。

 音楽ガルパンに引き続き浜口史郎戦闘シーンの音楽めっちゃかっこいい。ミリタリーストリングスの相性って抜群だよね。

 ちなみに戦闘シーンはガルパン以上に説明的な会話が無いので、ニコニコ動画ミリタリーに詳しい人たちと一緒に観たほうが良いかも。私も全然わかんない人なのでニコニコ動画コメント付きで観ようかな(音のクオリティ的に、ニコニコ動画品質妥協しづらい…)。「解説つけなくても視聴者は付いてきてくれるはず」という水島努監督の強いメッセージを感じた。ちなみに毎週更新公式webラジオレシプロ機の詳しい解説を見ることができたり、できなかったりする。

 

盾の勇者の成り上がり

 「メイドインアビス」のキネマシトラスによる不条理文学。2クールかけて主人公が成長する姿を描く。原作はなろう系小説1話は1時間スペシャル

 最近よくアニメになってる異世界転生(転移?)モノだけど、オバロとか転スラのようなヒロイズムと大きな距離がある。こういう作品共通した性質としてゲームライクな世界観というものがあって(本作のゲームライクな演出は「デスマーチから始まる異世界狂想曲」に近く、絵としてのGUI結構練られている)、主人公がただの村人Aではないこと(異端というか特別)の記号になってるんだけど、本作の主人公俗物的で、上記のようなヒロイズムに対するポストヒロイズムみたいな感じ。勇者D(X人目)。転生によってアドバンテージを得た勇者が転生先で成功するお話に対し、本作は転生によってディスアドバンテージを得た主人公が、転生先でそれに抗う、あるいは異世界人のように逞しく生きながらえるお話

 王前で主人公慟哭するシーンは、異世界生モノの持つ「現実世界において「自分社会から不当に虐げられている」という漠然とした不満のようなものを持っている人たち」というメッセージを強く表現してる。なんとなく「風と共に去りぬ」を思い出した。風と共に去りぬ南北戦争を描いた小説で、差別不条理と戦う女性お話、だっけ。本作における「剥がしたり消したりすることのできない盾」は彼が例の勇者であり、同時に排斥対象であることを知らしめるレッテルになっていて、彼が戦っているあらゆる不条理がこの「盾」に集約されている。そういう意味では、最初に仲間になったのが奴隷っていうのも大きな意味があるよね。

 面白いのは「1ヶ月後にやってくる敵の襲来」というイベント。彼が勇者である以上逃れる術はないので実質的に盾と同じ不条理象徴ではある(特に2話は、「襲来を乗り切って生き残るんだ」というセリフが何度も登場する)んだけど、同時に彼がただの大罪人ではなく世界一利用価値がある人間であることの担保になっていて、ワンチャンあらゆる不条理を打ち負かす可能性を秘めていること(世界に借りを作ることができる)。タイトルはそういう意味なのかな。

2018-12-29

2019年冬季開始の新作アニメ備忘録

 GIGAZINEから冬の便りが届いたので、気になった作品に関わっているスタッフについて過去作品を軽く調べた。彼らが携わった作品は多岐に渡るため個人主観でざっくりまとめた。あとソースWikiなので多分間違ってるとおもう。

盾の勇者の成り上がり

監督:阿保孝雄 「メイドインアビス」6,7,11絵コンテ

シリーズ構成小柳啓伍 「メイドインアビス」4・5・6・10(あの回)・1112話「ひそねとまそたん」3・5・6・8話脚本、「天狼」シリーズ構成

キャラクターデザイン総作画監督諏訪真弘 「棺姫のチャイカ総作監、「灼熱の卓球娘作監、「メイドインアビスキャラデザ協力

美術木下晋輔(インスパイアード)、西口早智子(インスパイアード)、明石聖子(スタジオ・ユニ)

インスパイアード…「メイドインアビス

音響監督郷文裕貴 「灼熱の卓球娘」「宇宙戦艦ティラミス」「オーバーロード

音楽:Kevin Penkin 「メイドインアビス

アニメーション制作キネマシトラス 「灼熱の卓球娘」「メイドインアビス」「少女☆歌劇 レヴュースタァライト

ブギーポップは笑わない

監督夏目真悟 「スペース☆ダンディ」「ワンパンマン」「ACCA13区」監督

シリーズ構成脚本鈴木智尋 「ワンパンマン」「ACCA13区」「ダグ&キリル」

監督八田洋介 「デス・パレード」8話演出、「ワンパンマン」3・7話演出、「ACCA13区」3・7・11演出

美術監督池田繁美丸山由紀子 「オーバーロード」「ワンパンマン」「僕らのヒーローアカデミア」美術監督

音響監督はたしょう二 「ワンパンマン」「ACCA13区」「うたプリ」「魔法使いの嫁

音楽牛尾憲輔 「スペース☆ダンディ」「聲の形」「DEVILMAN crybaby音楽

制作マッドハウス

どろろ

監督古橋一浩 「RD 洗脳調査室」「機動戦士ガンダムUC」「将国のアルタイル監督

シリーズ構成小林靖子 「ジョジョの奇妙な冒険」「進撃の巨人」「賭けグルイ」シリーズ構成

キャラクター原案浅田弘幸 「テガミバチ」「あかねさす少女」「チア男子

音楽池頼広 TVドラマ相棒」、「いぬやしき」「B:The Beginning音楽

音響監督小泉紀介 「アンゴルモア」「いもいも」「トネガワ」音響監督

アニメーション制作MAPPA、手塚プロダクション

MAPPA…「賭けグルイ」「いぬやしき」「BANANA FISH」「ゾンビランドサガ」

約束のネバーランド

監督神戸守 「エルフェンリート」「ソラノヲト」「君と僕。」「すべてがFになる監督、「ハナヤマタ」1・2話、「宇宙よりも遠い場所」4・7・8話、「四月は君の嘘」3・4・7・9・12・15・1720絵コンテ

シリーズ構成脚本大野敏哉 「すべてがFになる」「infini-T Force」「宝石の国シリーズ構成

キャラクターデザイン総作画監督嶋田和晃 「魔法少女なんてもういいですから。キャラデザ総作監

美術監督池田繁美(アトリエ・ムサ)、丸山由紀子(アトリエ・ムサ)

音楽小畑貴裕 「ボールルームへようこそ」「僕らのヒーローアカデミア」音楽

音響監督清水勝則 「すべてがFになる」「citrus」「魔法少女 俺」

アニメーション制作:CloverWorks 「スロウスタート」「ダリフラ」「青ブタ

revisions リヴィジョン

監督谷口悟朗 「プラネテス」「コードギアス」「アクティヴレイド」「純潔のマリア」「ID-0監督

シリーズ構成深見真(「ベルセルク」「ゆるゆり」「サイコパス脚本)、橋本太知

キャラクターデザイン原案:近岡直 「今日の5分の2」「Wake Up,Girls!キャラクター原案

音響監督明田川仁

アニメーション制作白組(ACVのオープニングムービーCG制作とかでお馴染み)

ドメスティックな彼女

監督:井畑翔太  「ガーリッシュナンバー監督、「アホガール」4・9話、「Beatless」5・11・14話絵コンテ

シリーズ構成:髙橋龍也 「刀使ノ巫女」「ラーメン大好き小泉さん」「Beatless」「となりの吸血鬼さん」シリーズ構成

キャラクターデザイン井出直美 「悪魔のリドル」「艦これ」「迷家」「アクションヒロインチアフルーツキャラデザ

音響監督立石弥生 「ハッピーシュガーライフ」「徒然チルドレン」「OneRoom」音響監督

音楽甲田雅人 「このすば」「あそびあそばせ」「ラディアン」音楽

アニメーション制作ディオメディア 「アクションヒロインチアフルーツ」「Beatless」「ちおちゃんの通学路

かぐや様は告らせたい

監督畠山守 「さんかれあ」「昭和元禄落語心中」「グランクレスト戦記監督

シリーズ構成中西やすひろ 「昭和元禄落語心中」4・7・11話、2期2・6・9話、「バンドリ」3・6・7・8・1012話、「色づく世界明日から」7・9・10脚本

キャラクターデザイン:八尋裕子 「ハイキュー!!総作監、「グランクレスト戦記」サブキャラクターデザイン総作監、「刀使ノ巫女キャラクターデザイン総作監

総作画監督:八尋裕子矢向宏志、針場裕子

美術監督若林里紗 「ラーメン大好き小泉さん」「はたらく細胞美術監督

音楽羽岡佳 「ネギま」「今日の5分の2」「花物語」「憑物語」「終物語音楽

音響監督明田川仁

制作A-1 Pictures

えんどろ~!

監督:かおり 「ゆゆ式」「ミイラの飼い方監督

シリーズ構成あおしまたかし 「アホガール」「サンリオ男子」「うちのメイドがうざすぎる!」シリーズ構成

キャラクター原案なもり 「ゆるゆり」「リリスパ」

キャラクターデザイン飯塚晴子 「妖狐×僕SS」「リトルバスターズ!」「たまゆら」「がっこうぐらし!」「クジラの子らは砂上に歌うキャラクターデザイン 

総作画監督大田謙治 「ランス・アンド・マスクスキャラクターデザイン総作監、「刀使ノ巫女総作監

美術監督:込山明日香(イマジネット)

音楽藤澤慶昌 「スロウスタート」「少女歌劇 レヴュースタァライト」「となりの吸血鬼さん」音楽

音響監督明田川仁

音響効果小山恭正

制作スタジオStudio五組 「ランス・アンド・マスクス」「刀使ノ巫女」「ラーメン大好き小泉さん」「となりの吸血鬼さん」

荒野のコトブキ飛行隊

監督音響監督水島努げんしけん」「xxxHOLIC」「侵略!イカ娘」「じょしらく監督、「SHIROBAKO」「監獄学園監督音響監督

シリーズ構成横手美智子 「げんしけん」「xxxHOLIC」「侵略!イカ娘」「じょしらく」「SHIROBAKO」「監獄学園シリーズ構成

メインキャラクター原案:左 「OneRoom」「Phantom in the Twilight」キャラクター原案

音楽浜口史郎 「SHIROBAKO」「ガールズアンドパンツァー」「放課後のプレアデス音楽

音響効果小山恭正

アニメーション制作:GEMBA(CG制作会社

作画制作ワオワールド 「アニメガタリズ」「タイムトラベル少女 ~マリ・ワカと8人の科学者たち~」

臨死!!江古田ちゃん

1話ごとに監督キャラクターデザイン声優アニメスタジオなどすべてが変わるオムニバス形式

監督杉井ギサブロー(すごい人)、高橋良輔(すごい人)、大地丙太郎(すごい人)、望月智充(すごい人)、三沢伸(すごい人)、高橋丈夫(すごい人)、米たにヨシトモ(すごい人)、コバヤシオサム(すごい人)、小島正幸(すごい人)、しぎのあきら(すごい人)、長濵博史(すごい人)、森本晃司(すごい人)

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