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2020-05-30

緊急事態宣言解除の金曜の夜

東京緊急事態宣言解除後、初の週末。

既に先々週、解除が匂わされはじめてから感覚的には「もう終わった感あるな」とリラックスし始めてたんだけど、理屈では「終わってる訳ねえよな」と考えていた。

でも、そういう気分になっちゃったのは事実なんで、おそらく世の中の人々は俺と一緒で「もう終わったな」って感じて、それで俺とは違ってその気分のまま行動する人も増えるだろうなと思っていた。

別にそれで俺がスゲーとか思ってなくって、俺はたまたま職業在宅ワークに移行できた上、住宅事情性格も適性があったから深刻なストレスがなかっただけだ。

在宅ワークが始まる前週、3月末にこんな日記を書いたが、自分にとってこの2ヶ月は思ったより平和で平坦に耐えられるものだった。

https://anond.hatelabo.jp/20200329232753


とはいえ、ずっと家から出なくて平気な訳ではなく、時々夜中に自転車都内をぐるぐる走り回ったりしている。

GW明けにはこんな日記を書いた。

https://anond.hatelabo.jp/20200509173934


在宅ワーク中、仕事に使うのと別のPC都内各所のライブカメラを流しているのは相変わらずで、今夜もライブカメラが捉えるスポットを目指して自転車を漕ぎ出した。

目的地は渋谷スクランブル交差点

今夜もただ自転車を乗り回すだけで、人と話さず、何も食べず、コンビニ飲食店にも入らない。


自宅近所は金曜の夜なのにやはりまだみんな外出を控えているようで、人もほとんど歩いてない。みんな真面目じゃん。

しかし、しばらく自転車を走らせて百人町差しかるとルノアールがやってないだけで、人の往来は2ヶ月前に戻ったよう。


そのまま総武線を左に見ながら南下すると、新宿大ガードの下では、皆が開放感に満ちた顔で道を歩いていた。

20人ほどの男女の一段は2ヶ月の我慢サバイブしたことをお互い称え合うように、談笑しながら信号を待っている。

男同士、ガッツリ肩を組む。

5人ほどはマスクをしていなかった。


さらに南下して渋谷に向かう。

以前職場渋谷だったので、毎日通っていたのだが、職場が移ってからは足が遠のいていた。

久々の公園通り

以前、ホームレスのために社会活動家炊き出しをしていた宮下公園は、公園チューブのように覆う巨大建築物渋谷駅と一体化しようとしており、まるで要塞のようになっていた。

見ないうちに街って変わっちゃうな。


巨大建築のせいで記憶が切断されて、現在地を見失いそうになりながら、ライブカメラの捉えるスクランブル交差点へ。

そこでは、20から30代の人たちの友達グループ恋人で賑わっていた。

感染したらリスクの高いお年寄り外国人はいない。

まるで15年前の渋谷に戻ったみたいだ。

恋人同士が西武前で熱いハグを交わしている。


ざっと見た感じだと、新宿で5人に1人、渋谷では10人に4人はマスクをしていなかった。


20代・30代では感染しても重症リスクは低い。

彼らだけでいくら感染が広がっても、彼ら自身、深刻な健康被害は起きないかもしれない。

でも家に帰れば家族と同居している人もいるだろうし、普段利用している店や病院会社バイト先などに50代以上の人もいるはずだ。

中高年と全く触れ合わずに、若者だけで生きていくことは現実的ではない。


今日東京新規感染は22人。

GW感染者が減ってもまた増え始めたってことは、無症状の感染者はまだやっぱりいて、人の往来が増えれば、感染もまだまだあるってことなんだろう。

だって感染してない保証はないかコンビニの支払いもPeyPayにしたし、画面越しじゃない会話なんかほとんどしない。


専門家会議の人たちはずっと言っていた。

第一波で大波が来た後、中小規模の第二波がやってきて、またネジの締め直しと緩和が繰り返されると。

開放感に溢れる街の様子を見ていると、第二波はくるかもしれない。感染者の数は2ヶ月前の3月最終週と一緒くらいだ。

でも第一波ほどの感染爆発になるかと聞かれれば、その頃よりは、俺みたく在宅に移った人もいるし、真面目に家にいる人も多い。

最大規模で1日50人の感染くらいになって、慌ててみんな家に戻るって感じなるんじゃないだろうか。

まさに専門家会議グラフ予言したように。


もちろんこんな予想はいい方向に外れたら良い。

これで俺が予想をはずしても、せいぜいブコメで「2週間後はNYって言ってた増田、息してる?」と煽られて「おれニューヨークって言ってないし。それに芸人ニューヨークは粗暴な弄り芸であんまりきじゃないし。」って心の中で言い返してありゃりゃって思うだけで、そんなちょっと恥ずかしい気持ちは、人工呼吸器に繋がれる人が出る悲劇に比べたら何でもない。


西新宿都庁を見上げると、ツインタワー虹色ライトアップ

感染がすくなければ虹色、多ければ赤くなるという。

紅に染まらなければそれに越したことはないけど、虹色に照らされた都庁が見下ろす街で、多分今夜、第二波は始まっている。

ドトール緊急事態宣言の間もずっとやっていたけど、まだ店内でアイスコーヒーを飲む気分じゃないな。

2020-04-10

夜のサイクリング

会社が交代でリモートワークになった。

9:00 になったら家で会社PCを立ち上げるんだけど、実質開店休業状態のまま 17:00 まで。

ラクだけどこれはこれでダルい。どこにも行けないしね。


なのでリモートワークを終えたあと自転車で走ることにした。

おれは目黒の下のほうに住んでいるので、自宅から走る時はだいたい多摩サイなんだけど、17:00 からだと堤防サイクリングロードちょっと怖い。


そんなわけで都心方面に行ってみることにする。


まずは環七にでて、内回り平和島方面に向かう。大井町線の下をくぐり、中原街道を横切ってすすむと下り坂。

リコーのあたりも人が少ない。国道一号線も横切って進み、第一京浜左折する。


第一京浜都心方面に向かう。分かってたことだけど第一京浜は路面が汚い。

ハンドルバーに手を置いているだけだと跳ね回るのでちゃんハンドルを持って走る。



点々と現れる京急の駅を右に見ながら進む。北品川を超えたあたりで右に大きくカーブ

品川駅右手に見えてくるけどいつもより人は少ない。



札ノ辻で左に東京タワーが見える。曲がっちゃえばよかったなと思いつつ直進して、左折するポイントを探す。

三田左折日比谷通りに入る。NEC があるけど閑散としてる。



日比谷通りってずっと行くとどこに出るんだっけ。と思いつつ走る。芝公園そばを通る。

東京タワーをバックにした増上寺はいつ見てもカッコイイ。

名前がわからないけど面取りしたような高層ビルが左に見えて、きれいなビルだなと思う。



そのうち日比谷公園が現れる。ずっと昔日比谷公園トイレに入ったらそれらしい男性がたくさんいたのは良い思い出だ。



皇居の向こう側で左に入って新宿に向かうことにする。



と思っていると左が皇居になる。皇居の周りは歩いている人がパラパラいた。

しばらく進むと永代通りにあたる。曲がっちゃえばよかった。と思いつつ次の信号左折

目の前がお堀の T 字路を右折して内堀通りに入る。車が少ないのですんなり右折レーンから曲がれた。



お堀を見ながら進む。どこかで靖国通りに入らないと。

まっすぐ行けば靖国通りなのに、なぜか右折しないと靖国通りアクセスできないと思い込んでいて、竹橋を過ぎたところで右折する。

振り返ると全然車がいないのでさっくり右折レーンから曲がる。



すぐに靖国通りにあたるので、左折上り坂。武道館を左に見る。当たり前だけどなにもやってないので人は少ない。

ずっとまえここを通った時は凄い数の人がいて、帰って調べたらパフュームだった。



坂を上り切ったあたりで右に靖国神社市ヶ谷駅の前を右折。川を渡る。

ここの橋の上はいつもと変わらず混んでたので川べりの桜は見られなかった。



靖国通り外堀通りがわかれるところに分離帯ができてて靖国通りに進みやすくなってた。まあ車が少ないからだけど。



防衛庁を右にみながら進む。毎朝あの階段を登るのは大変そうだけどエレベーターとかあるのか。



いまの職場新宿なので、いつもの会社帰りと同じく 20から環七で帰ろうかと思ったけど、それもつまらないので明治通り渋谷に向かうことにする。

普段なら絶対避けるルートだけど、これだけ車も人も少ないならアリでしょ。



伊勢丹の前を左折して 20 号に入り、すぐに明治通りにあたるので左折



思った通り快適に走れる。新宿から原宿あたりは路肩が狭いうえ、結構スピードで車が流れてるので怖いんだけど、今日ラクラク

表参道もいつもよりずっと人が少ない。原宿から渋谷にかけては緩く下る。薄暗くて人が少ない。

休みの日は歩道からあふれた人が車道を歩いてたりするのに。まあ平日の夜だからってのが大きいけど。



宮下公園が知らない間におシャンティ建物になってて驚く。

さら渋谷駅あたりでは正面にデカいサイネージができてて、入り乱れる空中歩道と相まって 80 年代想像した近未来っぽい。



銀座線の下をくぐって 246 から帰ることにする。

246 が渋谷駅の東口から西口側に抜けるところは、昔と変わらず薄汚くてほっこりする。





246 を池尻方面に向かう。上り坂。この辺りはいつもどおり路駐トラックがうっとおしい。登り切ったあたりで旧山手通りにあたる。




旧山手通りのところで信号に捕まったので、そのまま旧山手通りに入る。

代官山あたりを見ていくのもいいかなと。

走り出して思い出したのは、この辺りは路駐が多いせいで(そいつらがハンドルをこじるので)路面がガタガタだったって事。

今更思い出しても遅い。三宿から学大に抜けるルートのほうがよかった。。




代官山交差点を直進すると駒沢通りあたるので、右折。長い下り

カーブの見通しが悪いうえにオートバックスの前に必ず路駐がいるのでちょっと怖い。

でも今日は後ろから車が来ないので思いっきり 2 車線の真ん中あたりを走る。





そのまま駒沢通りでおうちに帰る。祐天寺から学芸大学あたりはいつもと変わらない感じだった。

まあ、駅前まで行ってないけど。




家を出てからだいたいちょうど 2 時間ぐらい。シャワーを浴びてからチェーンに油をさそうと思っていたことを思い出す。

シャワー浴びる前にさせばよかったのに。もー。




それでは皆さん、良い在宅 & 自転車ライフを。

2020-02-24

お笑い芸人てもう限界じゃない?

数が増えすぎて、上が詰まりすぎてる。

最近M-1グランプリなんかも20代で決勝にでてると

若いのに凄い!みたいな雰囲気になるけど、

昔のM-1だと20代での出場が普通で、30代前半ででると大分苦労人、遅咲きと言われた気がする。

ここ15年くらいTVのひな壇に座ってる芸人なんか殆ど変わっていない気がする。

今を代表する千鳥なんかも遅咲きのイメージがあるのかもしれないけど

結成数年でM-1にでてたし、20代のころから恐らく食うには困っていない。

一方でここ数年で若くしてブレークしたのって霜降り明星宮下草なぎ四千頭身くらいでないだろうか。

かなり厳しい市場だと思う。

2020-01-18

東大生人生たか痴漢で終わらせて良いのか?

東大の男子大学生逮捕 電車内で女子高生触る

強制わいせつ現行犯で、東京大学男子学生逮捕された。

東京大学農学部に通う宮下容疑者(22)は、17夕方小田急線電車内で、女子高生(18)の下半身を触り、神奈川川崎市登戸駅で逃走したところ、乗客男性に取り押さえられた。

宮下容疑者は、「服の上から触った」と容疑を一部否認している。



たか痴漢実名公表され人生終了した東大生が本当に気の毒でならない

この自称被害者女子高生がどの程度の学歴なのか知らないけど、これから日本を背負っていく東大生の人生を終了させてなんとも思わないのだろうか?

私だったら罪悪感で耐えられなくなるね

2019-12-10

[]2019年12月9日月曜日増田

時間記事文字数文字数平均文字数中央値
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1日1855198088106.841

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学生証を持ち歩けない /20191209093153(11), ■いい歳してゲーセン、恥ずかしくない? /20191208144037(10), ■魚の焼き方がわからなすぎるんだけど /20191209190037(9), ■WEB漫画家にはステマ意識はなかったはず /20191208014834(9), ■実写のアニメ化 /20191208144453(8), ■当方配達業のアラフォーおっさん /20191208163428(8), ■彼氏大事にされないのが嫌だ(追記しました) /20191208094452(8), ■「その二次創作、この作品でやる必要無くない?」ってのはな /20191209131149(6), ■イワシ刺身の旨さは異常 /20191209134207(6), ■「営業中」の看板を探してます /20191209143021(6), ■煽り耐性の付け方 /20191209144256(6), ■自分歩行者だと思い込んでいる自転車 /20191209153449(6), ■ /20191209170427(6), ■ゼロからプログラミングを覚えるには /20191209204419(5), ■お酒を飲んだらパリピになれると思ってた /20191209175633(5), ■anond20191209180602 /20191209180729(5), (タイトル不明) /20191209151251(5), ■ケニア人が入社たから役立ちそうなこと教えて /20191208144252(5), ■ゆる募:陸海空軍兵器戦争が主テーマではない漫画アニメ小説 /20191209170111(5), ■消費税上がったけど、正直言ってほとんど変わって無くない? /20191209065500(5), ■ /20191209082912(5), ■メンタルの鍛え方 /20191209011753(5), ■anond20191209121420 /20191209123638(5), ■私は奥さん正社員になって欲しい /20191208234104(5)

増田合計ブックマーク数 ()内の数字は1日の増減

6848117(1166)

2019-12-09

原作読者によるアニメ夜明けのブギーポップメモ2(11話)

(前)

https://anond.hatelabo.jp/20191209210158

11話 「夜明けのブギーポップ 2」

STORY|TVアニメ「ブギーポップは笑わない」公式サイト

脚本鈴木智

絵コンテ:中園真登

演出:Park Myung Hwan

作画監督Lee Gwan Woo、Min Hyun Sook、Yuu Seung Hee、Lee Jung Hun

総作画監督筱雅律

全ての始まりはあのときだった。不治の病を患い、入院していた凪の病室で見つけた薬剤の入ったアンプル。

精神科医の来生真紀子は、実験を繰り返し、この薬剤を投与された者が不死身とも言える驚異的な再生能力を得ることを知る。

まるで人類進化ともいえる効果に、患者に投与したらどうなるのだろうと逡巡する来生。

そんな中、テレビからまた連続殺人事件被害者発見されたというニュース流れる

被害者はすでに5名にのぼっており、犯人はいまだ捕まっていないというが……。

原作3話目の「天より他に知る者もなく」に相当。

原作2話の「霧間凪スタイル」はほぼ丸々カット。もしも再現されていれば「VSイマジネーター」編のヒロインである織機綺が再登場したり、アニメ化されなかった『パンドラ』の代わりに羽原健太郎の顔見せになったり(原作刊行順は『パンドラ』→『歪曲王』→『夜明け』)していたはず。

残念ではあるが、「スタイル」は『夜明け』の中で唯一「現在」の霧間凪を描いており、エピソードのメインとなる来生真紀子=フィアグールの事件との関連も比較的薄いため、省略するならここだろうとは思う。

また、原作では間に二巻挟んでいるのでそれほど唐突でもないが、アニメ場合、最速放送では「イマジネーター」最終回の翌日に、別人のように明るくなった織機を見せられることになるわけで、余韻を残すという意味でもカットは正解かもしれない。

アバン

「殺してやる」を連呼しながら、篠北の病室に向かう来生。原作では昼間だが、深夜のシーンになっている。篠北の「恐怖」を味わう部分は後半に移動。

来生真紀子

原作夜明け』では比較的はっきりとイラスト化されているキャラクターだが、引き継いでいる部分はあまりない。「新米医師」にも見えにくいが、これは年齢設定自体が変更されているかもしれない。

カウンセリング(1:56)

患者セリフには、原作の他の患者のものと、典型的被害妄想が追加されている。原作ではモブの一人に過ぎないが、こちらは淡々とした口調が妙に印象に残るキャラクターになっている。

退院後の凪との再会(2:55)

アニメでは分かりにくいし原作を読み返してもはっきりとはしないが、このパートは来生がまだ自分進化薬を投与していない時点、と思われる。あくまで薬の出所の手がかりを得るための接触

凪「親父だったらなんて言うかな」(4:10

来生は一応、霧間誠一の読者。

来生の自宅の実験室(5: 29)

死んだ医学博士父親から受け継いだ、という説明が無いので、原作未読だとなぜ個人宅にこんな設備がと首をかしげるかもしれない。

来生「ラットは不死身とも言える再生能力を〜」(5:52)

原作では再生能力の他に、「行動速が倍加」し「通常のラットの、およそ三倍近い反射神経と判断力」も発揮。ネタかどうかは微妙ラインだが、削って正解だろう。

来生の被害者(6:38)

マンガ登場人物が「頭の大きさほどにまで大口を開けている」ようにしか見えない死体」になっているだろうか。暗くてはっきりしない。

ジョギング中の男性発見するくだりはオリジナル

ニューステロップ(6:47)

「ひのき第2公園」というオリジナルの具体的な名前

また被害者が「都内女子高生」となっており、アニメ原作地方都市とは異なり、明確に東京舞台であることが確定した。

来生の顔(8:25)

このシーンでは後ろ姿や口元のみだった来生の顔が、ここで初めてはっきり映る。表情が自信に満ちたものになっていることが分かり、「蛇の巣を〜」以降は口調も本性を滲ませている。

パスタフォークでかき混ぜる来生(8:38)

「弱点」である蛇の話を持ち出してインターンなぶる場面に、蛇を連想させる料理を重ねている。音もニチャニチャと陰湿さを煽っていて素晴らしい。

来生「蛇ってたしか男性自身を〜」(8:48)

男根」、はマズいのか。

来生「急にベテラン看護師さんを解雇したり」(9:35)

院長の弱みを握って来生が解雇させたというのは原作通りだが、来生が看護師たちからナメられていた、という設定が残っているか微妙なところ。院内での弱い立場に関する鬱屈はなさそう?

篠北の病室に向かう来生(9:50)

セリフは「足りない足りない……」だが、実質的アバンの続きとなるシーン。

原作では章冒頭のこのシーンをここに持ってきたのは、時系列を重視というより、来生の変化・異常性が徐々に高まりここで爆発する構成か。

来生の目のアップ(9:55)

瞳孔が縦長。肉体的にも大きく変化していることの表現

篠北の病室のドアをノック10:00)

原作は「ノックもせずにいきなり入った」だが、絶対的な優位に立ちながら敢えてノックする方が逆にいやらしいかもしれない。

来生「親身になってくれた看護師さん、退職されたそうですね」(10:18)

看護師を辞めさせた動機原作私怨から、篠北を追い詰めるために変更した、ということでいいだろうか。

来生「傷病手当が切れたら〜」(10:47)

保険が切れてしまったら」から変更。細かい

来生「あのお薬、篠北さんに投与したら〜」(10:53)

これを含め「このところ派手にやっちゃって〜」「お薬のおかげ」など興奮と邪悪さが強調されたオリジナル台詞がいくつかあり、声優の熱演もあって、怪人としての来生のキャラが立つシーンになっている。

来生「正気を失ってしまったら〜」(11:48)

「狂ってしまったら」はマズいのか。

ファミレスHoney's」(12:17

末真和子(中学生

元々ファッションにそれほど気を使う方ではないだろうし、中学時代ならなおさらではあるのだが、想像の三割増しぐらい野暮ったくて驚いた。

末真と友人の会話(12:27)

原作で、男にフラれた友人を慰めていた(「安易彼女だけを可哀想だと言うでもなく〜」)と書かれている部分のオリジナル台詞。なんとなくおもしろいので全文メモしておく。

友人「○○○○○(聞き取れない)分かるけど……でも」

末真「だってそういうのはさ、両方に責任があるでしょ」

友人「だって相手大学生だし……」

末真「そんなの関係ないって。だから直接話しに行こう?」

末真「大丈夫から

失恋というより、妊娠か何かの話に聞こえるのは気のせいか

来生の母(12:57)

原作の来生にある、母親への複雑な感情はほぼ省略されている。

カウンセリング2(14:12

前回と同じく、淡々とした語り口の患者原作でこの位置にあったシーンを分割して二度のカウンセリングしたことで、結果的に出番が増えている。印象に残るのはそのせいもあるだろう。

世界危機を語りながらむしろそれを期待している、あるいは本心からは信じていない凡庸人間をここに置くことで、その後のブギーポップが語る「本当の世界危機」を際立たせる、というのが原作構成なので、患者キャラ立ちによりその効果が薄くなっているのが問題といえば問題

原作ではビーチボーイズの「Surf's Up」が流れていることになっているが、さすがに使われてない。

宮下藤花の母親(15:06)

原作ではヒステリックな面ばかり強調されていたので、こう言ってはなんだが思いがけず美人デザイン

宮下藤花(中学生

顔立ちも幼くなっているが、高校生時との声の演じ分けが絶妙

BGM

原作では「クラシックの〝タンホイザー〟」が流れているが、これがそうなのかちょっとからない。媒体は「カセットからさすがにデータパソコン)に変更。

左右から藤花に取りすがる両親の幻(16:01)

藤花の「弱点」。『笑わない』で語られていた(アニメではカット)、両親が離婚しかけている状況の反映。

原作での藤花の「弱点」は、「昔自分を怖い顔で叱った、死んだおじさん」(前話で火葬されていた人物?)だが、絵だけでは分かりにくいだろう。

来生「ま、なんとも言えないわよね」(16:04)

表情と口調に、多少の同情が感じられる。離婚ではないが、自分母子家庭からか。

藤花「え?」(16:19)

「もう一人の人格」を演じてみようという来生の提案に、本気で困惑する声と顔が生っぽい。

首を傾げる藤花(16:41)

かわいい。 

藤花「わ、わかったぜ」(16:47)

かわいい

マイスタージンガー(16:59)

マイスタージンガー

ここからしばらく、藤花・ブギーポップの目が画面から隠され、口元や後ろ姿のみの状態が続く。

ブギーポップ?「男でも女でも〜」(17:04)

まだ完全にブギーポップになりきっておらず、ここから声色が徐々に変化していく。

ブギー「あなたこそが、世界の敵だからだ」(18:13)

ここで初めてブギーの顔が正面から映り、来生を見据える。

来生「それって正常性バイアスの類かしら?」(19:33

オリジナル台詞原作当時には無かった、もしくはあまり知られていなかった概念用語を適度に投入して、現代物語アップデートしようという意図が感じられる。

ブギー「殺す」(20:52)

なんでもないことのような言い切り方が絶妙

来生「死ぬ時はこういう曲に〜」(22:02)

宮下母娘を見送った後に、もう一度マイスタージンガー再生するシーンを追加。原作ではブギー対面時のものであるセリフを、独り言としてここに回している。

世界危機は至る所にあれど〜」という地の文で締められるラノベに対し、アニメキャラセリフの方が収まりがいいと判断したのだろう。ブギーとの約束の曲という意味合いはやや薄れるが。

(次)

https://anond.hatelabo.jp/20191209211700

原作読者によるアニメ夜明けのブギーポップメモ1(10話)

批評でもレビューでもなくメモです。

原作ラノベ

ブギーポップは笑わない(電撃文庫) - カクヨム

10話 「夜明けのブギーポップ 1」

STORY|TVアニメ「ブギーポップは笑わない」公式サイト

脚本鈴木智

絵コンテ:久貝典史

演出:重原克也 

作画監督:久貝典史

総作画監督土屋

私立探偵を営む黒田慎平の正体、それは統和機構という巨大な秘密組織によって作られた合成人間スケアクロウである

任務はMPLSの探索。MPLSとは人類を超えた能力を持つ存在のことだ。

そんな黒田のもとに、同じく統和機構の合成人間であるピジョン任務を持って現れる。

その任務は稀代の実業家として名を知られる寺月恭一郎の身辺を調べるというもの

もう幾度目かになるその任務に、黒田は疑問を持ちつつも、寺月の調査を開始し、寺月がかつて寄付をしたというとある病院に目をつけるのだが……。

原作プロローグ夜明けの口笛吹き」および一話(話数表記は無し)「ブギーポップ誕生」に相当。

夜明け」に限らず、今回のアニメでの各話サブタイトルは「○○○○○(エピソード名)X(話数)」のシンプル形式統一されている。原作構成を完全に踏襲しているわけでもなく、「VSイマジネーター」や「歪曲王」のようにもともと番号等で章分けしている巻もあるため仕方ないが、「笑わない」や「夜明け」ではどうにかして原作の章タイトルを活かしてほしかった。

また、予告編存在せず、各話タイトルテロップ等で表示されることもないため、アニメ本編を見ているだけではエピソード名すら分からないという問題も。ネットでの情報収集を前提にしたスタイルだろうか。

アバンタイトル

夜明けの口笛吹き」相当部分。

他のエピソードではアバンタイトルはあったりなかったりだが、「夜明け」編では4話全てにアバン存在している。

この赤黒い空と廃墟の謎空間を、原作ではブギーポップが「〝壊されたあとの世界〟」と呼んでいる。この空の描き方は、原作イラストブギーポップマントの内側によく描かれる赤い星雲のエフェクトと似ている。

口笛(0:17

ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲

これまで「笑わない」では全カット、「VSイマジネーター」では5話のスプーキーE戦で初めて流れるものの冒頭のごく短い部分のみ(9話でも「マイスタージンガー自体は使われているが口笛ではない)、と控えめな扱いをされてきた。そのため、このシーンがブギーポップの口笛の本格的な初披露と言ってもいいかもしれない。

エコーズ

原作では「笑わない」のエコーズのものではなく、「影」「反響」を自称しており、だからこそかつてとは異なり言葉を喋ることができるとされている。こういった、複製や偽物のアイデンティティをめぐる話は原作によく出てくるテーマだが、ここでは煩雑になるのでカットで正解と思う。

ブギーポップ「ほう、君がエコーズか」 エコーズ「私を、知っているのですか?」(0:54)

「笑わない」1話で面識があるはずの二人が、なぜか初対面のような会話をしている。不自然だがこれは原作通り。そちらも、単なるミスなのか何らかの意図があるのかは不明

せっかくなので修正しても良かった気はするが、オリジナルセリフを多数追加して雰囲気を壊すリスクを避けたのだろうか。また、ブギーポップが「君は誰だい?」と訊ねる時にはエコーズがフードで顔を隠しているなど、なんとか筋の通る解釈可能なように演出を工夫している節もある。

ブギー「君の方が詩的な響きがある」(1:26)

シュッ、と効果音付きで指を差す動作が印象的。

ブギーポップ案山子さ。カラスよけの、道化だよ」(1:57)

日の出=「夜明け」を背にして、両手を広げて小首を傾げたカカシ(=スケアクロウ)のポーズという、「夜明けのブギーポップ」の始まりにふさわしい画になっている。この時のブギーの顔は左右非対称。

探偵事務所前(3:22)

原作の、黒田満員電車乗客の顔を見ただけで、その生活態度や健康状態を見抜くくだりはカット。探索型合成人間としての性質を端的に表現しており、次話に登場する入院患者の篠北らしき人物も顔見せしている部分なので残念だが、尺の都合があるので仕方ない。

黒田慎平=スケアクロウ

原作イラストや旧作アニメ「Boogiepop Phantom」では青年に近いイメージだったが、今回はより年配(イケオジ)風の外見にデザインされた。これにより、霧間凪との関係性が更に恋愛色の薄いものになった、気がする。

ピジョン

原作ではイラスト無し。本編の外見描写

見た目は十七かそこらの少女であるジーパンジージャンラフスタイルだ。

程度だが、アニメでは黄色ピンクカラフルな髪色で登場。ピジョン=鳩なのでアオバトの色を参考にしているのでは、といった意見もある。

ピジョンペットの鳩がいなくなったんだけどぉ、探してもらえる?」(3:55)

オリジナル台詞。客を装っているというより、からかっているニュアンスが強い。ニヤニヤ笑うピジョンと、嫌そうな黒田対照的でいい。

原作では、黒田事務所に入ると、鍵がかかっていたはずの室内で既にピジョンが待っている、という流れ。合成人間らしさではそちらが上だが、関係性やキャラ立ちの点でこの改変も悪くない。

異常に火力の強いガスコンロ(4:04)

原作通りなら、大家に無断で改造済み。ここが再現されているのは嬉しい。

転職情報誌を読むピジョン(4:12

統和機構以外に行き場の無い合成人間境遇を考えると皮肉。あるいは、後の裏切りの暗示だろうか。

ピジョン「でも、任務撤回されないわよ」(5:23

急に口調と表情を改めるピジョン。直前の、「あれっ?擁ぉ護ぉ?」という煽りと、反応を確かめるような、ん?という無邪気を装った顔との落差でカッコかわいい

コーヒー香りをかぐピジョン(5:34)

原作では「いい香りよね」と台詞になっている部分を、動きと音で見せるアニメらしい表現

原作の、訪れた依頼人を室内に招き入れた時にはピジョンの姿は既に消えている、というくだりはカット黒田と違って、これで合成人間らしさを発揮する機会がほぼ消えてしまったのは残念。

また、原作の「案山子と鳩が〜」「案山子相手は〜」というやり取りも、「夜明け4」での回想のみとなっている。

黒田スケアクロウ、それが統和機構の合成人間である〜」(5:49)

この回のモノローグはおおむね、原作での三人称地の文黒田自身言葉に変換している内容。

花の蕾に止まる蜂(6:07)

黒田の「探すのは、まだこの世に存在していない可能性を秘めた〜」というモノローグからすると、MPLS探索のメタファー

寺月恭一郎の記事が載っている週刊誌(6:24

「週間亞鋤(あすき)」。電撃文庫の発行元(KADOKAWAブランド)はアスキー・メディアワークス実在する現在の「週刊アスキー」はパソコン雑誌だが、かつて同名の一般雑誌存在したらしい。

黒田パソコン(6:47)

ブラウン管モニター。これもこだわりの一つか。

六角形の病院(7:12

原作では八角形。どういう変更だろう。

霧間凪がいる東屋(8:12

原作ではただの「ベンチ」。屋根で影ができて雰囲気が出ている。

凪「見舞客なら複数の階を〜」(8:34)

原作では「淡々と」となっているが、表情も声もどちらかといえば得意げ。

凪「どんなことがあっても揺るがない心を持て!とかいうことらしい」(9:05)

腕を突き上げる凪。12話を見た後だと、誠一は絶対にやらなそうなジェスチャーに見える。

凪「言葉にできないほど」(9:52)

凪のセリフに合わせてBGMが止まり、緊張を高める。このアニメでは、こういった音の演出がよく使われている。

凪を呼ぶ声(10:20

来生真希子の初登場(声のみ)

黒田花束10:34)

原作では、牡丹女郎花かすみ草という組み合わせだが、少なくともそれとは違うらしい。検索してみた感じでは、黄色オレンジの花なのでキバナコスモス?が近い、ように見える。情報求む。

花に止まる蜂(11:01)

MPLS(凪)の発見、を意味しているのだろう。

黒田を睨む中学生の紙木城直子(11:50)

ガンを付けている、という表現がふさわしい警戒のしかた。原作の「ちょっと顔をしかめた。」というレベルではない。第2話以来、8話ぶりの登場でこれ。

白と紫の花束12:13)

原作にはない二度目の花束。この花にも何か意味がありそうだが、特定できなかった。情報求む。

花瓶を持つ直子(12:51)

前回の花と今回の花がさされている。花束差し出したカットの直後に、黒田と直子が作業したらしい。

夕空を背景にした花瓶(12:57)

原作の、

それから三人はどうでもいい世間話で盛り上がった。しばらくして、直子がそろそろ帰らなければならない時間になった。

という時間経過を、そのまま表したような画。

凪「あんたはどうなんだよ」(13:55)

裸足のつま先で、黒田に話を振るジェスチャー。年齢相応の子供らしさを強調する表現がやや多い。

凪「クロダさんならいーよ」(14:36)

満面の笑み。中学生とはいえ、凪にしては少しかわいすぎる気もするが、直後の苦痛に耐えながら黒田必死で訴えかける表情とセットで、対照的に描いているのだろう。

黒田の手の甲に残る手型(15:03)

凪の能力原作設定では厳密には違う)による火傷。細かい部分だが、原作では焼けたのは手の平。

病院廊下での黒田と直子の会話(15:15)

前述の、花瓶に花をさした時のものらしい。原作では直子が帰る時に交わした会話で、時系列そのままで記述されているが、アニメでは報告書?を作成する黒田のシーンにフラッシュバックで挿入。

佐々木政則=モ・マーダー

銀縁眼鏡スーツ姿の普通サラリーマン、という原作描写に素直なデザイン。細い三白眼いかにもな暗殺者らしさ(?)がある。

電話の声『D3進行中。モ・マーダー、指令を受理せよ』(15:42)

原作では、ハンガリー語での指示という設定。加えて、指令そのもの電話ではなく、指定ファミレスで受け取っている。

余談だが、コミカライズではファミレスのシーンも描かれており、おしぼりで顔を拭く佐々木一見価値がある。

電話の声『対象施設RS22TTUを破壊し〜』(15:51)

直後に佐々木の「何かの薬品でも狙ったのか」というセリフがあるため混同しそうになるが、RS22TTUは凪のいる病院とは別の研究施設

巡回中の来生真希子(16:11

この時点ではただの怖がりな精神科医なので、声にも表情にも初々しさがある。特に佐々木黒田が立てる物音に怯える半泣きの顔は印象的。

逃げる黒田を追う佐々木(16:32)

公道人間には不可能な速度で疾走する佐々木。街灯を踏み砕きながら次々に飛び渡る黒田原作にはないシーンだが、合成人間というもの社会に紛れて存在するならこうであろうというイメージ通り、且つ中二心をくすぐる映像になっている。

個人的には、このエピソードの、というよりこのアニメベストシーンの一つ。

黒田佐々木の病室での戦闘(16:48)

フラッシュバックで挿入。前述の来生のシーンとほぼ同じ時間を別サイドから

原作では、「霧間誠一」の名前に動揺して物音を立て、来生に声を上げられたために黒田に逃げられた、という状況が佐々木の回想で語られている程度だが、アクションを追加し大きく膨らませていれる。

独自戦闘シーンではあるが、黒田帽子に仕込まれた装甲?で振動波による切断能力を防がれた佐々木が、逆に指を折られナイフを砕かれる、という展開は原作における病院脱出した後の流れを踏襲している。装甲や能力についての説明特に無いため原作未読では分かりにくいかもしれないが、同じ合成人間ではあっても基本的戦闘力には差があり(戦闘型と探索型)、劣っている側が奥の手で一矢報いた、という状況は伝わる映像になっている。

原作では帽子に仕込まれていた装甲でナイフを防いだ結果だが、アニメでは黒田の側から何か積極的攻撃(電撃?衝撃波?)を仕掛けているようにも見える。後述する外見も含めて、何らかのアレンジがあった可能性はある。

その後の、折れた刃を投げつけて追い撃ちをかける黒田、それを難なく指で挟んで防ぐ佐々木も、人外同士の戦いとして説得力十分。直前の追跡シーン同様、原作には存在しないが原作読者が見たかった光景と言える。

路上に残る大量の血(17:23

佐々木が既に落ち着いているのは、もはや黒田に十分なダメージを与えたと判断したためか。

進化薬のアンプルを拾う来生(17:31

原作では駆けつけた警備員になんでもないと誤魔化すくだりがあるのだが、こちらでは黒田の逃走時にガラスが割られているため難しいのでは。

立ち込める朝もや?(17:36)

早朝なので不自然ではないが、原作では「青空」となっており、後の展開を考えると、瀕死黒田の視界を表現している可能性もある。

黒田「薬は体内でその可能性を相殺するはず」(17:45)

原作では「あの薬はその体内の可能性に対する〝ワクチン〟として機能するのだ」と説明されているが、「ワクチン」の意味として不適当なため妥当な変更。

破れた帽子からのぞく機械?(17:59)

やはり単なる「装甲」と言うには複雑な見た目になっており、何らかの機能を持った装置の方が納得できる。帽子ではなく黒田の頭部自体機械的に改造されていたのでは、という声もあり、原作未読ならその解釈の方が自然な画ではある。

ブギーポップは死に際の黒田を外見上のモデルにしたわけだが、大小の円が並んだ形状は、ブギーポップ帽子の飾りに似ている。

黒田に声をかける少女宮下藤花(18:03)

中学生原作では直前に「宮下家のご葬儀に参列されるかたは〜」という火葬からアナウンスがある。服装は「黒い影」としか描写されていないが、このアニメのように喪服代わりの制服という解釈妥当だろう。

原作口絵では、中学生だとしてもやや幼いブギーポップ(既にコスチュームも身に着けている)が描かれているが、これはイメージか。

「それなら……それならなんでそんなに落ち着いているんだい」(18:19)

藤花からブギーポップ(まだ名前は無い)への変化。

火葬場の煙突を背にしたブギーポップ(18:28

原作では、

空に一本の筒が伸びていて、そこから煙が出ている

と、

人というより地面から一本の筒が伸びているようにも見えた

がそれぞれ別々に描写されていたため気付かなかったが、恐らくこれこそが本来イメージ通りの絵面なのではないか

黒田「ところがな、この俺は、この土壇場で〜」(19:21)

自嘲的な表情がいい。

地面を掻く黒田の手(19:35)

凪の手形場所を甲にしたことにより、それを見せつつ悔しさを表現

ブギー「君が最も美しい心を持てた、その瞬間に」(20:18)

凪に薬を投与する直前のシーンが挿入。花瓶に、アンプルを握りしめる左手(凪の手形)と、「美しい心」の象徴が詰まった画。

黒田「泡みたいにすぐに弾けて消える」(20:32)

朦朧とする視界の中で藤花(ブギーポップ)と煙突が入り交じり、後のブギーポップコスチュームを思わせるシルエットが見え隠れする。

ブギー「君は」(20:56)

ここで画面がクリアに戻る演出意図ちょっとからない。質問に答える前に死ぬことを許さなブギーの厳しさ?

黒田の笑い(21:09)

左右非対称。

黒田モノローグ(21:15)

黒田の残したレポート? 中身はやはり原作地の文の設定説からだが、もとの位置はだいぶ序盤。

モニターに映るピジョンの顔(21:34)

事務所の後処理。直後の椅子を映したカットで、既にその場から消えている?

試験管を振る佐々木(21:57)

原作では「死体を処理するための薬品」とだけ書かれているが、やはり溶かすのだろうか。

佐々木「どうしてこんな顔で死ぬことができたんだ」(22:04)

「こんな顔」は実際には見せない。定番演出だがうまくハマっている。

(次)

https://anond.hatelabo.jp/20191209210931

原作読者によるアニメ夜明けのブギーポップメモ1(10話)

批評でもレビューでもなくメモです。

原作ラノベ

ブギーポップは笑わない(電撃文庫) - カクヨム

10話 「夜明けのブギーポップ 1」

STORY|TVアニメ「ブギーポップは笑わない」公式サイト

脚本鈴木智

絵コンテ:久貝典史

演出:重原克也 

作画監督:久貝典史

総作画監督土屋

私立探偵を営む黒田慎平の正体、それは統和機構という巨大な秘密組織によって作られた合成人間スケアクロウである

任務はMPLSの探索。MPLSとは人類を超えた能力を持つ存在のことだ。

そんな黒田のもとに、同じく統和機構の合成人間であるピジョン任務を持って現れる。

その任務は稀代の実業家として名を知られる寺月恭一郎の身辺を調べるというもの

もう幾度目かになるその任務に、黒田は疑問を持ちつつも、寺月の調査を開始し、寺月がかつて寄付をしたというとある病院に目をつけるのだが……。

原作プロローグ夜明けの口笛吹き」および一話(話数表記は無し)「ブギーポップ誕生」に相当。

夜明け」に限らず、今回のアニメでの各話サブタイトルは「○○○○○(エピソード名)X(話数)」のシンプル形式統一されている。原作構成を完全に踏襲しているわけでもなく、「VSイマジネーター」や「歪曲王」のようにもともと番号等で章分けしている巻もあるため仕方ないが、「笑わない」や「夜明け」ではどうにかして原作の章タイトルを活かしてほしかった。

また、予告編存在せず、各話タイトルテロップ等で表示されることもないため、アニメ本編を見ているだけではエピソード名すら分からないという問題も。ネットでの情報収集を前提にしたスタイルだろうか。

アバンタイトル

夜明けの口笛吹き」相当部分。

他のエピソードではアバンタイトルはあったりなかったりだが、「夜明け」編では4話全てにアバン存在している。

この赤黒い空と廃墟の謎空間を、原作ではブギーポップが「〝壊されたあとの世界〟」と呼んでいる。この空の描き方は、原作イラストブギーポップマントの内側によく描かれる赤い星雲のエフェクトと似ている。

口笛(0:17

ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲

これまで「笑わない」では全カット、「VSイマジネーター」では5話のスプーキーE戦で初めて流れるものの冒頭のごく短い部分のみ(9話でも「マイスタージンガー自体は使われているが口笛ではない)、と控えめな扱いをされてきた。そのため、このシーンがブギーポップの口笛の本格的な初披露と言ってもいいかもしれない。

エコーズ

原作では「笑わない」のエコーズのものではなく、「影」「反響」を自称しており、だからこそかつてとは異なり言葉を喋ることができるとされている。こういった、複製や偽物のアイデンティティをめぐる話は原作によく出てくるテーマだが、ここでは煩雑になるのでカットで正解と思う。

ブギーポップ「ほう、君がエコーズか」 エコーズ「私を、知っているのですか?」(0:54)

「笑わない」1話で面識があるはずの二人が、なぜか初対面のような会話をしている。不自然だがこれは原作通り。そちらも、単なるミスなのか何らかの意図があるのかは不明

せっかくなので修正しても良かった気はするが、オリジナルセリフを多数追加して雰囲気を壊すリスクを避けたのだろうか。また、ブギーポップが「君は誰だい?」と訊ねる時にはエコーズがフードで顔を隠しているなど、なんとか筋の通る解釈可能なように演出を工夫している節もある。

ブギー「君の方が詩的な響きがある」(1:26)

シュッ、と効果音付きで指を差す動作が印象的。

ブギーポップ案山子さ。カラスよけの、道化だよ」(1:57)

日の出=「夜明け」を背にして、両手を広げて小首を傾げたカカシ(=スケアクロウ)のポーズという、「夜明けのブギーポップ」の始まりにふさわしい画になっている。この時のブギーの顔は左右非対称。

探偵事務所前(3:22)

原作の、黒田満員電車乗客の顔を見ただけで、その生活態度や健康状態を見抜くくだりはカット。探索型合成人間としての性質を端的に表現しており、次話に登場する入院患者の篠北らしき人物も顔見せしている部分なので残念だが、尺の都合があるので仕方ない。

黒田慎平=スケアクロウ

原作イラストや旧作アニメ「Boogiepop Phantom」では青年に近いイメージだったが、今回はより年配(イケオジ)風の外見にデザインされた。これにより、霧間凪との関係性が更に恋愛色の薄いものになった、気がする。

ピジョン

原作ではイラスト無し。本編の外見描写

見た目は十七かそこらの少女であるジーパンジージャンラフスタイルだ。

程度だが、アニメでは黄色ピンクカラフルな髪色で登場。ピジョン=鳩なのでアオバトの色を参考にしているのでは、といった意見もある。

ピジョンペットの鳩がいなくなったんだけどぉ、探してもらえる?」(3:55)

オリジナル台詞。客を装っているというより、からかっているニュアンスが強い。ニヤニヤ笑うピジョンと、嫌そうな黒田対照的でいい。

原作では、黒田事務所に入ると、鍵がかかっていたはずの室内で既にピジョンが待っている、という流れ。合成人間らしさではそちらが上だが、関係性やキャラ立ちの点でこの改変も悪くない。

異常に火力の強いガスコンロ(4:04)

原作通りなら、大家に無断で改造済み。ここが再現されているのは嬉しい。

転職情報誌を読むピジョン(4:12

統和機構以外に行き場の無い合成人間境遇を考えると皮肉。あるいは、後の裏切りの暗示だろうか。

ピジョン「でも、任務撤回されないわよ」(5:23

急に口調と表情を改めるピジョン。直前の、「あれっ?擁ぉ護ぉ?」という煽りと、反応を確かめるような、ん?という無邪気を装った顔との落差でカッコかわいい

コーヒー香りをかぐピジョン(5:34)

原作では「いい香りよね」と台詞になっている部分を、動きと音で見せるアニメらしい表現

原作の、訪れた依頼人を室内に招き入れた時にはピジョンの姿は既に消えている、というくだりはカット黒田と違って、これで合成人間らしさを発揮する機会がほぼ消えてしまったのは残念。

また、原作の「案山子と鳩が〜」「案山子相手は〜」というやり取りも、「夜明け4」での回想のみとなっている。

黒田スケアクロウ、それが統和機構の合成人間である〜」(5:49)

この回のモノローグはおおむね、原作での三人称地の文黒田自身言葉に変換している内容。

花の蕾に止まる蜂(6:07)

黒田の「探すのは、まだこの世に存在していない可能性を秘めた〜」というモノローグからすると、MPLS探索のメタファー

寺月恭一郎の記事が載っている週刊誌(6:24

「週間亞鋤(あすき)」。電撃文庫の発行元(KADOKAWAブランド)はアスキー・メディアワークス実在する現在の「週刊アスキー」はパソコン雑誌だが、かつて同名の一般雑誌存在したらしい。

黒田パソコン(6:47)

ブラウン管モニター。これもこだわりの一つか。

六角形の病院(7:12

原作では八角形。どういう変更だろう。

霧間凪がいる東屋(8:12

原作ではただの「ベンチ」。屋根で影ができて雰囲気が出ている。

凪「見舞客なら複数の階を〜」(8:34)

原作では「淡々と」となっているが、表情も声もどちらかといえば得意げ。

凪「どんなことがあっても揺るがない心を持て!とかいうことらしい」(9:05)

腕を突き上げる凪。12話を見た後だと、誠一は絶対にやらなそうなジェスチャーに見える。

凪「言葉にできないほど」(9:52)

凪のセリフに合わせてBGMが止まり、緊張を高める。このアニメでは、こういった音の演出がよく使われている。

凪を呼ぶ声(10:20

来生真希子の初登場(声のみ)

黒田花束10:34)

原作では、牡丹女郎花かすみ草という組み合わせだが、少なくともそれとは違うらしい。検索してみた感じでは、黄色オレンジの花なのでキバナコスモス?が近い、ように見える。情報求む。

花に止まる蜂(11:01)

MPLS(凪)の発見、を意味しているのだろう。

黒田を睨む中学生の紙木城直子(11:50)

ガンを付けている、という表現がふさわしい警戒のしかた。原作の「ちょっと顔をしかめた。」というレベルではない。第2話以来、8話ぶりの登場でこれ。

白と紫の花束12:13)

原作にはない二度目の花束。この花にも何か意味がありそうだが、特定できなかった。情報求む。

花瓶を持つ直子(12:51)

前回の花と今回の花がさされている。花束差し出したカットの直後に、黒田と直子が作業したらしい。

夕空を背景にした花瓶(12:57)

原作の、

それから三人はどうでもいい世間話で盛り上がった。しばらくして、直子がそろそろ帰らなければならない時間になった。

という時間経過を、そのまま表したような画。

凪「あんたはどうなんだよ」(13:55)

裸足のつま先で、黒田に話を振るジェスチャー。年齢相応の子供らしさを強調する表現がやや多い。

凪「クロダさんならいーよ」(14:36)

満面の笑み。中学生とはいえ、凪にしては少しかわいすぎる気もするが、直後の苦痛に耐えながら黒田必死で訴えかける表情とセットで、対照的に描いているのだろう。

黒田の手の甲に残る手型(15:03)

凪の能力原作設定では厳密には違う)による火傷。細かい部分だが、原作では焼けたのは手の平。

病院廊下での黒田と直子の会話(15:15)

前述の、花瓶に花をさした時のものらしい。原作では直子が帰る時に交わした会話で、時系列そのままで記述されているが、アニメでは報告書?を作成する黒田のシーンにフラッシュバックで挿入。

佐々木政則=モ・マーダー

銀縁眼鏡スーツ姿の普通サラリーマン、という原作描写に素直なデザイン。細い三白眼いかにもな暗殺者らしさ(?)がある。

電話の声『D3進行中。モ・マーダー、指令を受理せよ』(15:42)

原作では、ハンガリー語での指示という設定。加えて、指令そのもの電話ではなく、指定ファミレスで受け取っている。

余談だが、コミカライズではファミレスのシーンも描かれており、おしぼりで顔を拭く佐々木一見価値がある。

電話の声『対象施設RS22TTUを破壊し〜』(15:51)

直後に佐々木の「何かの薬品でも狙ったのか」というセリフがあるため混同しそうになるが、RS22TTUは凪のいる病院とは別の研究施設

巡回中の来生真希子(16:11

この時点ではただの怖がりな精神科医なので、声にも表情にも初々しさがある。特に佐々木黒田が立てる物音に怯える半泣きの顔は印象的。

逃げる黒田を追う佐々木(16:32)

公道人間には不可能な速度で疾走する佐々木。街灯を踏み砕きながら次々に飛び渡る黒田原作にはないシーンだが、合成人間というもの社会に紛れて存在するならこうであろうというイメージ通り、且つ中二心をくすぐる映像になっている。

個人的には、このエピソードの、というよりこのアニメベストシーンの一つ。

黒田佐々木の病室での戦闘(16:48)

フラッシュバックで挿入。前述の来生のシーンとほぼ同じ時間を別サイドから

原作では、「霧間誠一」の名前に動揺して物音を立て、来生に声を上げられたために黒田に逃げられた、という状況が佐々木の回想で語られている程度だが、アクションを追加し大きく膨らませていれる。

独自戦闘シーンではあるが、黒田帽子に仕込まれた装甲?で振動波による切断能力を防がれた佐々木が、逆に指を折られナイフを砕かれる、という展開は原作における病院脱出した後の流れを踏襲している。装甲や能力についての説明特に無いため原作未読では分かりにくいかもしれないが、同じ合成人間ではあっても基本的戦闘力には差があり(戦闘型と探索型)、劣っている側が奥の手で一矢報いた、という状況は伝わる映像になっている。

原作では帽子に仕込まれていた装甲でナイフを防いだ結果だが、アニメでは黒田の側から何か積極的攻撃(電撃?衝撃波?)を仕掛けているようにも見える。後述する外見も含めて、何らかのアレンジがあった可能性はある。

その後の、折れた刃を投げつけて追い撃ちをかける黒田、それを難なく指で挟んで防ぐ佐々木も、人外同士の戦いとして説得力十分。直前の追跡シーン同様、原作には存在しないが原作読者が見たかった光景と言える。

路上に残る大量の血(17:23

佐々木が既に落ち着いているのは、もはや黒田に十分なダメージを与えたと判断したためか。

進化薬のアンプルを拾う来生(17:31

原作では駆けつけた警備員になんでもないと誤魔化すくだりがあるのだが、こちらでは黒田の逃走時にガラスが割られているため難しいのでは。

立ち込める朝もや?(17:36)

早朝なので不自然ではないが、原作では「青空」となっており、後の展開を考えると、瀕死黒田の視界を表現している可能性もある。

黒田「薬は体内でその可能性を相殺するはず」(17:45)

原作では「あの薬はその体内の可能性に対する〝ワクチン〟として機能するのだ」と説明されているが、「ワクチン」の意味として不適当なため妥当な変更。

破れた帽子からのぞく機械?(17:59)

やはり単なる「装甲」と言うには複雑な見た目になっており、何らかの機能を持った装置の方が納得できる。帽子ではなく黒田の頭部自体機械的に改造されていたのでは、という声もあり、原作未読ならその解釈の方が自然な画ではある。

ブギーポップは死に際の黒田を外見上のモデルにしたわけだが、大小の円が並んだ形状は、ブギーポップ帽子の飾りに似ている。

黒田に声をかける少女宮下藤花(18:03)

中学生原作では直前に「宮下家のご葬儀に参列されるかたは〜」という火葬からアナウンスがある。服装は「黒い影」としか描写されていないが、このアニメのように喪服代わりの制服という解釈妥当だろう。

原作口絵では、中学生だとしてもやや幼いブギーポップ(既にコスチュームも身に着けている)が描かれているが、これはイメージか。

「それなら……それならなんでそんなに落ち着いているんだい」(18:19)

藤花からブギーポップ(まだ名前は無い)への変化。

火葬場の煙突を背にしたブギーポップ(18:28

原作では、

空に一本の筒が伸びていて、そこから煙が出ている

と、

人というより地面から一本の筒が伸びているようにも見えた

がそれぞれ別々に描写されていたため気付かなかったが、恐らくこれこそが本来イメージ通りの絵面なのではないか

黒田「ところがな、この俺は、この土壇場で〜」(19:21)

自嘲的な表情がいい。

地面を掻く黒田の手(19:35)

凪の手形場所を甲にしたことにより、それを見せつつ悔しさを表現

ブギー「君が最も美しい心を持てた、その瞬間に」(20:18)

凪に薬を投与する直前のシーンが挿入。花瓶に、アンプルを握りしめる左手(凪の手形)と、「美しい心」の象徴が詰まった画。

黒田「泡みたいにすぐに弾けて消える」(20:32)

朦朧とする視界の中で藤花(ブギーポップ)と煙突が入り交じり、後のブギーポップコスチュームを思わせるシルエットが見え隠れする。

ブギー「君は」(20:56)

ここで画面がクリアに戻る演出意図ちょっとからない。質問に答える前に死ぬことを許さなブギーの厳しさ?

黒田の笑い(21:09)

左右非対称。

黒田モノローグ(21:15)

黒田の残したレポート? 中身はやはり原作地の文の設定説からだが、もとの位置はだいぶ序盤。

モニターに映るピジョンの顔(21:34)

事務所の後処理。直後の椅子を映したカットで、既にその場から消えている?

試験管を振る佐々木(21:57)

原作では「死体を処理するための薬品」とだけ書かれているが、やはり溶かすのだろうか。

佐々木「どうしてこんな顔で死ぬことができたんだ」(22:04)

「こんな顔」は実際には見せない。定番演出だがうまくハマっている。

2019-11-20

anond:20191120175454

元増田です。そうだね、依頼受けるかはお客さん見て判断していいんだし。

宮下 洋一さんの安楽死を遂げた日本人って本ポチった。

イギリスで同行やってる団体がどういう仕事してるのか調べて、いけそうだったらディグニタスに見学に行ってみる。

2019-03-16

宮下草薙漫才見てると辛くなる

知らない人に説明すると宮下草薙っていうのは割と売れかけてるその名の通り宮下草薙からなる若手のお笑いコンビで、

主に芸人としては珍しい草薙の方の陰気なキャラクターがウケてて『超ネガティブ漫才師』として名を最近馳せている。

多分スタイルとしてはボケネガティブさを誇張したブラマヨに若干近い感じで、だけどエネルギッシュでヤンキー上がりみたいな雰囲気吉田と違って草薙からガチっぽい陰気さが滲み出てるからそこが斬新だと思った。

お笑い好きの自分としてはおもしろ荘で初めてネタを見たときからこんな面白い芸人がいたもんだと驚いたもんだ。

ネタは多分テレビ披露したことあるものについては見たことない奴がないくらいは見まくったし、珍しく実際に劇場に足運んだこともある。めちゃくちゃ笑わせてもらった。

自分も割とネガティブで陰気な性格お笑い好きだから、若干自分と重ねて応援してた部分も少なからずあったと思う。


まあネガティブで陰気な雰囲気をまとってると言っても芸人という職業を志した上で大手事務所所属して、そこで事務所イチオシ芸人として上り詰められる時点で俺とは全く違う人種だというのはまあ最初からわかってた。

もとの性格は知らないけど少なくとも今のキャラクター計算の元ある程度の誇張と創作を加えた上で成り立っているチャラ男毒舌ハーフタレントや”おバカ”的な芸能人タレントと同種のものだというのはまあお笑い好きなら誰でも理解してると思う。

最近ネタ番組だけでなくトークバラエティですらそのネガティブキャラクターのまま人気のベテラン芸人に混ざってドッカンドッカン笑いをとってて、少しでも自分と重ねてたことがなんか恥ずかしくなったよ。

ちゃんとしたロジックのもとで作られたセンスのある陰気さっていうのは俺と同じ陰気でもこんなに人を魅了するんだなって思った。

俺もTwitterで辛いとか被害妄想的なことは呟いたりするよ、でもRTお気に入り全然されたことねえよ。

ネガティブなこと言ってるだけの下層の世界の中ですら俺は最底辺なのかって思うとなんか辛くなったよ。

宮下草薙面白いよ、でもなんか見てて辛くなるというどうでもいい話でした。

2019-02-23

2019-01-29

2019年アニメ1話ほぼ全部観たか感想書く その1

 こないだ「宇宙よりも遠い場所」いしづかあつこ監督のインタビュー記事内で「ファンにできることはありませんか」という質問に「「このアニメが好き」って、一言発信していただくだけで、すごくうれしくなりますね。」と答えていたのを読んでふと「案外こういう怪文書でも巡り巡って彼らの活動支援になったりするのかなぁ」なんてことを思ったので感想を書くことにした。ちゃんと見てから感想書きたい気もするけれど、以前よりもいの完走レビュー書いたときは1ヶ月費やしたので時間の制約上1〜3話程度の感想になっている。

 それっぽく並べてあるけど、作品の優劣は付けてない。容赦して。

2019年冬アニメ1話ほぼ全部観たから感想書く その2

2019年冬アニメ1話ほぼ全部観たから感想書く その3

2019年冬アニメ1話ほぼ全部観たから感想書く その4

配信情報について

 ~独占…対象サービスしか配信してない

 ~のみ見放題…対象サービスでのみ全話見放題。その他のサービスでは有料配信

 ~のみ最新話無料対象サービスでのみ最新話見放題。その他のサービスでは有料配信

 言及なし…複数サービスで全話見放題/最新話無料

 

 私はTVアニメを観ない(BS見れないし、TOKYOMXもAT-Xも受信できないし)ので、配信情報はこれ以外の手段について書いている。

感想(上の作品ほどモチベ高め)

かぐや様は告らせたい

 恋のデスノート。やっぱりA-1 Picturesラブコメ面白いラブコメの中では圧倒的にセリフ量の多い会話劇。

 テーマとして恋愛頭脳戦を掲げているので、メインの二人が「表情に出さないけど思考フルスロットルさせ、頭の中がカオスになっている」っていう様子を面白おかしく絵にする難しさがあるんだけど、あの手この手で彼らのジェットコースターみたいな心情変化を演出している。

 BGMアレンジといい「恋愛頭脳戦とかいう新しいことをやってるみたいでその実、思春期真っ只中な高校生男女なんやで」っていうベタな部分を昭和チックなラブストーリー調に演出するとこが非常に良くて、あくまで二人が大マジで恋愛を繰り広げているからこその面白さ(大マジだからこそ面白いっていうのは「月間少女野崎くん」もそうだよね)にちゃんフォーカスしている。不意にときめいた瞬間を「ラブ・ストーリーが突然に始まりそうな曲」で笑わせてくるところとか最高だった。どういうオーダーしたらあの曲になるんだろう。

 そして青山穣によるイケボ解説が最高。最近良かったナレーションだと「ティラミス」の大塚明夫陰毛役)、「プラネットウィズ」の小山力也おっぱいのくだり)、「ダグ&キリル」の上田燿司(本作のノリはコレに近い)とか。淡々としているようで、ちょくちょく感情を見せてくる生きたナレーションが全体的なテンポ感を規定している感じがあるので、冒頭のあれは毎話必須な気がする。

 「かぐや」はともかく「御行」「藤原」っていう独特なネーミングは竹取物語登場人物元ネタなのね。そのメイン3人のキャラデザについて。原作者インタビュー記事に「まつげを『女性漫画家の書くまつげ』っぽくしてほしいってお願いした」みたいなこと書いてたけど、確かにかぐやと御行の目元が非常に艶っぽくて、ラブコメしからぬ奥ゆかしさを印象づけてる。個人的畠山監督作品の「静かに視線を伏せる男性キャラ」が好きなんだけど(「昭和元禄落語心中」の菊比古師匠ことなんだけどね)、本作の御行も単に目つきが悪いっていうだけではなく、見栄っ張りでありながら動揺しやす性格ちゃんと表情に現れててすごく好き。一方のかぐや様も御行ほどではないにしろ目つきが悪い(やや吊目ぎみ)のに表情が豊かで、しかベクトルが「侮蔑」「焦燥」「優越」「失望」「失意」とか、そっち!?な方向。それでいて、ときめいた瞬間のかぐや様めちゃくちゃ可愛いっていう。

 作者天才かよって思うのが「頭脳戦ゆえ落とし所が難しい話の流れをジョーカーこと藤原千花のサーキットブレーカーというかインターセプトが鮮やかにキマって、ちゃんと短い尺の中でオチがつく」という構成藤原キャラクターとしての自由度が高いのもあって毎回不意打ちを食らっちゃう。また藤原はメイン二人と比べて柔らかい線で構成されたキャラデザなので、メイン二人のきつい目が交互に映る緊張感からの、柔らかい線で描かれた千花の目が映ることで緊張→緩和の流れが出来てるので、どうあっても笑ってしまう。そういえば御行の急な行動→かぐや様がときめくっていう流れのときも、かぐや様は全体的に柔らかい線になるよね。かわいい。そういう部分も含めて緊張と緩和の流れが完璧なので、何度でも観て笑える。1話もう20回位観たかも。早く3話観たいな。

 話題OP水野良樹作曲。すっかり「いきものがかりの人」からアニソンの人」になりつつある。

 

ブギーポップは笑わない

 「濃いアニメを作るスタジオ」ことマッドハウスの新作(監督含む主要なスタッフ的にはワンパンマンとかACCA13区の布陣)。20年くらい前に書かれたライトノベル原作現代舞台にしたSF(少し不思議サスペンス会話劇。

 クオリティが高いというのもあるけれど、作りが完全に映画のそれ。各シーンをぶつ切りしていく演出とか、その中で登校シーンみたいなリフレインを入れて時間経過を表現してたり、ブギーポップとの会話で変化する主人公感情日常生活の行動を切り取る形で淡々表現してたり、凄く尖った演出になってる。写実的な背景(背景:アトリエ・ムサ)も気合いが入ってて、屋上のシーンで敢えて遠景のカットが多い。リアリティの強い世界観を持った作品

 あと劇伴が印象的。本作の劇伴は「聲の形」「DEVILMAN」でおなじみ牛尾憲輔。穏やかなのに心がざわざわする美しくて豊かな音楽聲の形っぽさを感じるんだけど、不穏な空気シンセの重低音で表現してたり、カットの切り替わりで音楽をぶつ切りして、直後の無音で緊張感を演出する等、映画劇伴で使う手法地上波アニメでやってる感じがある。あの音ってスマホで出せるのかな。サントラ欲しい。

 その会話も、ブギーポップという非日常存在に、学校という日常空間(会話する場所は必ず校舎の屋上)の中で会うっていう、ブギーポップ実存性(不確実なはずなのに、確かそこに存在しているっていう感じ)が凄く不思議。そういえばそんな話を二人もしてたっけ(多重人格についてのくだり)。あと同級生との、少し距離感を感じさせる会話なんかすごく小説っぽい。

 会話劇として「あの作品っぽいなぁ」みたいな作品をいくつも思い出すけど、(このライトノベル刊行された時期的に)私がこれまで触れてきた多くのライトノベル作品が「ブギーポップは笑わない」の下流存在しているわけで、非常に感慨深い。

 それにしても、ブギーポップを演じる悠木碧すっげー。中性的な声を持つ声優さんって貴重だけど、その中でも特に、声に含みがありすぎる感じ(本人もよく「私の演技は情報を詰めすぎてしまう傾向がある」と言ってる)がたまらない。あと宮下藤花も悠木碧が演じてるってことに最初気づかなかった。

 EDは「やがて君になる」のOP曲でおなじみ安月名莉子xボンジュール鈴木。すき。

 

荒野のコトブキ飛行隊

 水島努x横手美智子の新作。空飛ぶ用心棒日常アニメ。またバンダイナムコからスマホゲーム配信予定。

 水島努監督作品ガールズ&パンツァー」が「清く正しく美しい戦車の可愛さを描く、女の子が中心の世界」なのに対し、本作は「ならず者のはびこる男社会の空を、プロペラ機で逞しく生きる女の子の話」なので、決してやさしいせかいではない。戦闘シーンが両方共ガチなのは共通

 アニメーション制作をGEMBA(CG)、ワオワールド作画)が行っており、主要キャラ(コトブキ飛行隊、飛行機)が基本的3DCG。対してモブ作画キャラなので、3DCGキャラ作画キャラが同じ絵の中にいる不思議アニメに。3DCGキャラの利点として、細かい作業を行うときマジでかい作業)の手元がちゃんとしているところと、飛行中の機体を引きで見たときの良さが際立ってる(実際、作画モブキャラは飛行中、引きの絵が無い)。あとトゥーンレンダリング調のキャラに対して飛行機写実的。なんか3Dゲームに出てくる飛行機みたい。年季の入った感じとか、個性のあるペイントとか。

 相変わらずミリタリー関係演出ヤバイ。まず怒涛の専門用語による会話から始まる戦闘。何言ってるか全然わかんない。艦橋で交わされる、ウィットに飛んだテンポの良い会話はさすが横手美智子って感じ。そしてほぼ完全再現?される出撃前儀式。いやその計器を指差し確認されてもわからんし。燃料とか油圧とか確認してるんだろうけど。機体は既存飛行機が今後も登場する模様。1話は隼、紫電零戦。その後敵機とドッグファイト突入するけど、ガルパンでもあった「回転する砲塔視点」みたいな視点結構使われてて、機銃視点で天地がくるくる回り、敵機と追いかけっこしながら銃弾が飛び交うシーンが続く。攻撃側の狙う場所が(アニメ的には飛行機の胴体を攻撃するのが絵的にわかやすいんだろうけど)羽根の付け根部分を射撃→燃料タンクに着弾→燃料が漏れる→引火→爆発っていう描き方がガチ過ぎて笑った。着弾した場所ちゃんと弾痕あるし。他にも、相手の後ろに取り付いて攻撃するっていうパターンが徹底されている上に「後ろに取り付いてきた敵機に対して、急制動による捻り込みで背後を奪う」からの「エース機と思しき敵機に捻り込みを使って背後を取ろうとするも、裏をかかれて被弾」とか。主人公を追い詰めた敵機がとどめを刺そうとしたタイミングタイムリミットになり引き返すシーンも、一瞬だけ燃料メーターを映して「燃料が帰還分しか残ってないよ」って演出したり。機体をフラフラさせて煽るシーンは笑った。どんだけ描写を練ってるんだ。同じ空戦でも「ガーリー・エアフォース」とかなりベクトルの違う魅せ方なのが素敵。

 で、音がブッチギリヤバイ空間的な変化を丁寧に反映した音響はさすがとしか言えない。大音量ヘッドフォンか、部屋が震えるくらい大音量スピーカーで視聴推奨。出撃前後で言うと、出撃前はエンジンのドコドコ音が響いていて、滑走路を走行エンジン音が徐々に変化してるのに加えてタイヤのガタガタ音が重なり、空中に出た瞬間、空間的な広がりを感じるエンジン音と風切り音に。風切り音も通常飛行と雲の中を進むときとで音違うし。縦に旋回する時、機体がギシギシ軋む音は感動した。機銃の音も、発砲する機体が映ってるとき発砲音は乾いた音(パパパン)が聞こえるが、撃たれる側が映ってるとき、遠くで鳴ってるような残響(ボボボン)になってるとことか。命中した音も、近くだとキキンッっていう軽い音と弾丸の風切り音が混ざってるが、引きだとガガンッっていう重い音に変わってたり。

 音楽ガルパンに引き続き浜口史郎戦闘シーンの音楽めっちゃかっこいい。ミリタリーストリングスの相性って抜群だよね。

 ちなみに戦闘シーンはガルパン以上に説明的な会話が無いので、ニコニコ動画ミリタリーに詳しい人たちと一緒に観たほうが良いかも。私も全然わかんない人なのでニコニコ動画コメント付きで観ようかな(音のクオリティ的に、ニコニコ動画品質妥協しづらい…)。「解説つけなくても視聴者は付いてきてくれるはず」という水島努監督の強いメッセージを感じた。ちなみに毎週更新公式webラジオレシプロ機の詳しい解説を見ることができたり、できなかったりする。

 

盾の勇者の成り上がり

 「メイドインアビス」のキネマシトラスによる不条理文学。2クールかけて主人公が成長する姿を描く。原作はなろう系小説1話は1時間スペシャル

 最近よくアニメになってる異世界転生(転移?)モノだけど、オバロとか転スラのようなヒロイズムと大きな距離がある。こういう作品共通した性質としてゲームライクな世界観というものがあって(本作のゲームライクな演出は「デスマーチから始まる異世界狂想曲」に近く、絵としてのGUI結構練られている)、主人公がただの村人Aではないこと(異端というか特別)の記号になってるんだけど、本作の主人公俗物的で、上記のようなヒロイズムに対するポストヒロイズムみたいな感じ。勇者D(X人目)。転生によってアドバンテージを得た勇者が転生先で成功するお話に対し、本作は転生によってディスアドバンテージを得た主人公が、転生先でそれに抗う、あるいは異世界人のように逞しく生きながらえるお話

 王前で主人公慟哭するシーンは、異世界生モノの持つ「現実世界において「自分社会から不当に虐げられている」という漠然とした不満のようなものを持っている人たち」というメッセージを強く表現してる。なんとなく「風と共に去りぬ」を思い出した。風と共に去りぬ南北戦争を描いた小説で、差別不条理と戦う女性お話、だっけ。本作における「剥がしたり消したりすることのできない盾」は彼が例の勇者であり、同時に排斥対象であることを知らしめるレッテルになっていて、彼が戦っているあらゆる不条理がこの「盾」に集約されている。そういう意味では、最初に仲間になったのが奴隷っていうのも大きな意味があるよね。

 面白いのは「1ヶ月後にやってくる敵の襲来」というイベント。彼が勇者である以上逃れる術はないので実質的に盾と同じ不条理象徴ではある(特に2話は、「襲来を乗り切って生き残るんだ」というセリフが何度も登場する)んだけど、同時に彼がただの大罪人ではなく世界一利用価値がある人間であることの担保になっていて、ワンチャンあらゆる不条理を打ち負かす可能性を秘めていること(世界に借りを作ることができる)。タイトルはそういう意味なのかな。

2019-01-12

寿司丸かぶり恵方巻き)はつくられたもの

山路という海苔屋のおっさんの仕掛けらしい。詳しくはここにある。

https://core.ac.uk/download/pdf/56643945.pdf

ちょっと引用すると、

それでは実際の資料からはどうか。恵方巻は、その由来を鋭明するチラシや新聞記事では「江戸時代の末期から明治にかけて」の時期に誕生したと記述される場合が多い。これは、岩崎がまとめた由来からも分かるが、実際のところ、江戸明治期にこの行事存在したとする資料は今のところ見つかっていない。

これらの事実から推論を試みるならば、少なくとも大正期、戦前にはすでに存在し、大阪のごく限られた地域で行われていた風習であること、寿司屋がそれを利用して、古くから伝統であるという触れ込みで販売促進活動を当時から行っていた、ということはいえるだろう。

その後、太平洋戦争の激化に伴い行われなくなったこ行事は、1949年大阪府鮨商協同組合によって、「土用丑の日のウナギかば焼」に対抗する販売促進手段として復活している。そして、戦後復興が進む1950年代に入ると、戦中の配給統制によって解散余儀なくされていた海苔問屋組合が統制の解除をもって再結成され、その販売促進の手段として、節分巻きずし行事宣伝に参加するようになる。宮下牽の『海苔歴史』には、大阪海苔問屋協同組合1951年の結成と同時に「巻きずし丸かぶり」の宣伝を行い、大きな成果をおさめたという記述がある。この「大きな成果」がどれほどのものだったのかは分からないが、海苔業界復興の旗印として、巻きずし喧伝されていたようだ。

その後海苔問屋協同親告は、すし組合とも連携してこの行事の普及に努める。昭和40年代前半には、協同飛行機チャーターしてビラを撒いたりもしたようだ。しかし、この試みは経費がかかりすぎたために1度で終わっている。

海苔組合の取り組みがより積極的になるのは、岩崎聞き書きによれば1977年昭和52)になってからだという。そもそも1974年頃までは海苔国内生産需要に追いついておらず、韓国産で不足分を補う状況だった。それが、国内生産が増大によって韓国産への依存が減り、1977年にはついに国内産で需要が賄えるようになったのである。これから先、さら生産が増加すれば今度は余剰分が発生する。そこで、これ以降海苔組合は毎年大量のビラを印刷して各地に配布し、さらなる普及へと乗り出すようになった。

そしてこの海苔組合の動きと前後して1976年昭和51)に、「節分チャリティーセール」なるイベントが開始されている。このイベントのメインは、大阪ミナミ道頓堀巻きずし早食いを競うという「巻きずし丸かぶり早食い競争」。一見馬鹿らしいこの競争が、この行事関西における節分定番行事へと押し上げるきっかけとなった。

仕掛けたのは「昭和会」という、大阪商売をしている昭和生まれの海苔販売業者たちで組織された団体だ。その中心人物の一人であった宝海苔本社大阪市中央区)創業者の三男、山路昌彦氏によれば、海苔がたくさん取れるようになって何とか消費を増やそうと思って考え付いたアイデアなのだと言う。「食いだおれの街で早食い競争なんて、いかにも大阪らしくて絵になるし、黙々と巻きずしかぶりつく姿がオモロイやんか」という彼らの発想は見事に当たり、マスコミを引き込んでの一大イベントヘと成長する。海苔組合によるビラでの周知と、マスコミに取り上げられた早食い競争。この相乗効果により、節分巻きずし関西伝統文化として認知されるに到ったのである

また、山路氏は取材に釆たマスコミ丸かぶりの由来をたずねられると、「ずっと昔からやっていたものだ」と答え続けたのだという。「それこそ風習なんてこうやってできていくもんやないの」と語る彼の見解からは、大阪商人が持ち得た巧みな伝統利用の視点を伺うことが出来る。


ということで、商売人の「オモロイやんか」が伝統ということではたしか大阪伝統なのだけれど、そこまで古風なものかというとそうでもなさそうだ。花街に由来することとかその後の伝統としての受け入れられ方とか、原論文はかなり面白いので、増田ブクマカ諸氏にはぜひ読んでほしいと思う。

anond:20190111181738

ブギーポップは口笛を吹かない」あるいは「木村明雄の消失

アニメブギーポップは笑わない」1〜3話および原作ライトノベルブギーポップは笑わない』の内容に触れています

TVアニメブギーポップは笑わない」が放送中だ。ほぼ20年前にスタートしたラノベ原作であり、アニメ自体は二作目だが、原作の内容に沿ったアニメ化は今回が初めてとなる。

さて、そんなアニメブギーポップの「ブギーポップは笑わない」(原作シリーズ一作目)編が、最新の第三話で完結となった。平均的なラノベアニメ化としては、原作1巻を3話で消化というのは、極端に速いペースというわけでもない。それでも、もともとが5話で構成された原作を3話に再構成する上で、大小さまざまな省略・変更が発生することは避けられなかった。

そのうち、特に目についた二つの変更点について、思うところを少し書いてみる。

「君と星空を」&木村明雄

上で述べたように、原作ブギーポップは笑わない』は5つのエピソード構成された物語となっている。一話にそれぞれ主人公視点人物)が設定されており、一つの事件複数人間の目から見ることで立体的な世界が立ち上がってくる、といったような、今となっては(当時でも?)さほど珍しくはない仕掛けだ。

原作構成及び各話の主人公はこうなっている。

ブギーポップは笑わない/上遠野浩平(電撃文庫) - カクヨム


これがアニメでは、

ねこういう形に変換されている。話数単位で大雑把に見れば、各パートの分量はともかく原作の流れを大枠では引き継いだ構成と言えるだろう。

ただひとつ原作第四話がその主人公存在ごと抜け落ちている点を除いて。

原作第四話は、木村明雄という男子高校卒業後(事件から二年後)に、当時「失踪」した紙木城直子と過ごした日々のことを回想する、という内容になっている。

木村は、紙木城の交際相手の一人(アニメでははっきりと描かれないが原作の紙木城は木村田中を含めて複数の男と付き合っている)であり、事件にはあくま彼女を通して間接的にしか関与していない。紙木城から保護したエコーズについての話も聞くことになるが、何かのたとえ話だとばかり思っていた。

紙木城の失踪後、色々あったもの普通高校卒業普通大学生として普通生活していた彼の元に一通の手紙が届くことで高校時代記憶が蘇り……という、1話竹田と同じかそれ以上に青春小説的な色合いが濃く、いわゆる「一般人」の目線から見た章となっている。

アニメ化にあたって、章はともかく仮にも原作主人公の一人を丸ごとカットするのはあまり乱暴に思えるが、ここには一応それなりに納得できる理由がある。

第一に、事件の真の姿あるいはその存在すら知らないまま全てが終わってしまっていた、という木村明雄の立場は、程度の違いこそあれ竹田啓司(一話)や末真和子(二話)と重複している。一人一人に見える現実には限りがあるというテーマを示すためには、この二話だけで既に必要最低限のノルマは達成していると言えなくもない。

第二に、竹田と末真は以後の巻でも登場している(末真は準レギュラーに近い)が、二人と違って木村明雄は今のところ少なくともブギーポップシリーズ内では再登場しておらず、カットしても今後の展開に特に影響がない。

第三。エコーズの素性に関する情報は、原作では第四話で木村が紙木城から話を聞くという形で最初に明かされる。物語の本筋との関係においては四話の存在価値と言ってもよい部分だが、アニメでは2話後半、紙木城と凪の会話でほぼ同じ内容が補完されている。これは、原作でもそのようなやり取りがあったと事件後に凪の口から語られていたものであり(木村自分にだけ話してくれたと思い込んでいたが)、オリジナル展開というより変則的原作再現に近い。木村カットしてもそういう軽度の改変で済む部分なのだ

驚くべきことに原作『笑わない』には、凪と紙木城が親友であるという情報こそあるが、二人が直接会話するシーンは存在しない。にもかかわらず、読者にはちゃん彼女らが親友同士に感じられていたというのは小説マジックというほかないが、ともあれ、今アニメで凪と紙木城の会話が追加されたこ自体ファンにとって喜ばしくさえある。

これらの理由から、『笑わない』をTVアニメ3話分に収めるために章と主人公をどうしても一つ削らなければならないとすれば、やはり第四話と木村妥当ということになるだろう。アニメスタッフ判断は間違っていない。

間違ってはいないのだが。

口笛

原作において、ブギーポップというキャラクターはいくつかの記号によって構成されている(もちろんその全てが記号還元され得るというわけではない)

都市伝説死神世界の敵の敵、黒い帽子と黒いマントと黒いルージュ、ワイヤー、そして口笛。

ブギーポップは、常にというわけではないが誰かの前に姿を現す時、特に世界の敵と向かい合う瞬間には、なぜか「ニュルンベルクのマイスタージンガー第一幕への前奏曲を口笛で吹きながら登場する、ということになっている。

過去メディア展開でも、多くの場合はこの口笛が再現されてきた。

実写映画はあらすじの時点で「口笛を吹く死神」と紹介されているし、旧アニメファントム)ではブギーポップ登場時の口笛はもちろん、次回予告のBGMとしてオリジナルアレンジマイスタージンガーが毎回使われ、最終回ではテルミンバージョン???)すら流れるという充実ぶり。

メインの使用キャラクターではなくサポートキャラとしての出演に過ぎない、格闘ゲーム電撃文庫 FIGHTING CLIMAX」でさえ、ブギーポップはやはり口笛を吹いて登場している(実際にプレイしているわけではないので又聞きだが、そのせいで攻撃判定の発生が遅いとかなんとか)

このように、「マイスタージンガー」「口笛」はこれまで原作の内外で、ブギーポップというキャラクター作品象徴する、代名詞と言ってもいい扱いをされてきた。

原作『笑わない』では、ブギーポップは二度口笛を吹いている。一度目は、一話の竹田屋上で会話をしている時。

第一話 浪漫の騎士 4 - ブギーポップは笑わない/上遠野浩平(電撃文庫) - カクヨム

ブギーポップが口笛を吹き始めた。明るく、アップテンポな曲で、しかも呼吸に緩急があってすっごく上手だったが、しかし口笛なので、やっぱりそれはどこか寂しげだった。

 そして、藤花は口笛が吹けないことを思い出した。

うまいんだな。なんて曲だい?」

「〝ニュルンベルクのマイスタージンガー第一幕への前奏曲さ」

「なんだいそれ」

ワーグナーって大昔のやかましロマンチストがつくった、一番派手な曲だよ」

二度目は五話終盤、早乙女を失って荒れ狂うマンティコアに追われる新刻の前に姿を現す時。

第五話 ハートブレイカー 4 - ブギーポップは笑わない/上遠野浩平(電撃文庫) - カクヨム

 恐怖のあまり、私はついにおかしくなった、と思った。

 幻聴が聞こえだしたのだ。

 現実にはあり得ないほど不自然な曲が、目の前の並木の植え込みから聞こえてきたのだ。

 それは口笛であった。

 しかも、口笛にはまるで似合わない曲、ワーグナーの〝ニュルンベルクのマイスタージンガーなのだった。

いずれも、古くからの読者には印象深いシーンだろう。

しかし、今アニメの「笑わない」編ではこれらの口笛演奏存在しない。ブギーポップは、一度も口笛を吹かなかったのだ。

これも木村同様に尺の都合なのだろうか?

マイスタージンガーといえば、あの、ふぁーふぁーふぁふぁーという力強いイントロが印象的な曲だ。口笛でいうと、ぴーひょーろろーとなる。最低限この、ぴーひょーろろーさえ吹いてくれれば、少なくとも原作読者には「あの口笛」だと一発で分かるし、初見視聴者にも、ブギーポップというのは口笛を吹くキャラらしいということだけはなんとなく伝わっていただろう。

前回のアニメや電撃FC使用された口笛バージョンマイスタージンガーで、ぴーひょーろろーの部分の所要時間確認してみると、せいぜい2〜3秒というところだった。2、3秒。もちろん1秒24コマで動くアニメ世界での2、3秒は、日常的な感覚のそれよりも遥かに長い時間ではあるのだろう。だが本当に、今回のアニメ「笑わない」編は、ぴーひょーろろーを挿入するだけの余裕が一切存在しないほどに緊密な内容だったのだろうか。

どうしても時間が足りないなら、いっそセリフを喋りながら同時に口笛を吹かせてもよかったのではないかブギーポップというのは、そのぐらいの物理法則を超えた無茶も読者視聴者笑って許してもらえるような、良くも悪くも異質なキャラだったはずなのだが。口笛のためにそこまで冒険するほどの価値はない、と判断されたのか。

これが、今回のアニメではブギーポップは口笛を吹かない存在として設定されているということなのか、それともあくまで「笑わない」編だけの変更なのかはまだ分からない。次回からの「VSイマジネーター」編ではしれっとぴーひょろ吹き始めたりする可能性もある。しかし仮にそうなるとしても、「笑わない」で口笛を吹かなかったという事実は、もはや取り返しがつかないのだ。

原作未読者の中には、口笛が無いとなにか物語の展開に支障が出るのか?という疑問を持った人もいるかもしれない。たしかに、どうしても口笛が無ければ成立しないという場面は、原作にもほとんどない。もちろん口笛自体に、特殊振動波か何かで敵の脳に直接揺さぶりをかける、などという実用的な効果存在するわけもない。はっきり言ってしまえば、口笛は基本的雰囲気づくりの賑やかしでしかないということになる。

その意味では、削る必要はないが削ったところでどうということはない要素だったのだ、とも言える。

言えるのだが。

昔語り+α

ここで唐突に昔の話をする。

ブギーポップがちょうど一度目のアニメ化や実写映画化をしていた頃のこと。とある個人サイトにて、「実写映画になるっていうから読んでみたけど単なる化け物退治の話だった」というような『笑わない』の感想を見かけた。当時の自分シリーズ純粋ファンだったので、そのあまりにも大雑把なまとめ方に、大雑把にまとめてんじゃねーわよ!と素朴に憤慨したものだ。

しかし、今にして思えばあの感想示唆である複数視点による眩惑を取り払った一本の話として『笑わない』の本筋だけを眺めてみれば、それはたしかに「単なる化け物退治」の話でしかないのだ。

では、自分を含めた多くの読者に『笑わない』を「単なる化け物退治」ではないと感じさせた、「本筋」以外の部分とはなんだったのか。それは、自分の進路について語る竹田とそれを半ば無責任肯定してくれるブギーポップであり、

第一話 浪漫の騎士 4 - ブギーポップは笑わない/上遠野浩平(電撃文庫) - カクヨム

「へえ、君は受験しないのかい

「うん。親父の知り合いでデザイン事務所をやってる人がいて、ずっとバイトしてたんだけど、その人が〝おまえは見込みがある。センスを感じる〟とか褒めてくれてさ、大学なんか行かずに俺のところに来いって言うんで」

「すごいじゃないか親方に見込まれ職人ってヤツだな」

“対決”を望んで走る末真であり、

第二話 炎の魔女、帰る 3 - ブギーポップは笑わない/上遠野浩平(電撃文庫) - カクヨム

(そうよ──中途半端はもううんざりよ!)

 霧間凪はほんとうに魔女なのかも知れない。でも、それこそ望むところだった。

「No One Lives Forever」を口ずさむ早乙女であり、

第三話 世に永遠に生くる者なし 5 - ブギーポップは笑わない/上遠野浩平(電撃文庫) - カクヨム

「……誰も、誰も、誰も、誰も、誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も………」

新刻の意志の強さを賞賛するブギーポップであり、

第五話 ハートブレイカー 4 - ブギーポップは笑わない/上遠野浩平(電撃文庫) - カクヨム

しかし、新刻敬──君の意志の強さは見事だ。君のような人がいるから、世界はかろうじてマシなレベルを保っている。世界に代わって感謝するよ」

そして、木村であり口笛であり、そういった一見取るに足りない枝葉こそが作品の印象を形成していたのではないか

枝葉とは言うものの、ひたすら枝と葉を切り落として純化していった先にあるのは、ただ一本の幹だけがまっすぐ天を突く寒々しい樹の姿だ。口笛や木村が本筋に不必要だというなら、ブギーポップあんな格好をしている必要別にない。『笑わない』のプロトタイプとなる作品には早乙女存在していなかったともいうし、この巻に限って言えばブギーポップだって無くても成立しそうな内容だ(シリーズ全体で見てもブギーポップ世界設定の中で異物として浮き続けていている)。必要不要物差し物語を測れば究極的には、そもそもアニメ化する“必要”とは……?原作が書かれる“必要”はあったのか……?という不毛なところにまで踏み込みかねない。

ブギーポップというシリーズは、ことに『笑わない』は、この「剪定」の影響を大きく受けやす作品であるように思う。本筋に関わらない細部が、作品本質とは思いがけなく深く結びついてるかもしれない、という面倒くささがある。アニメ側にとっては、原作の味を再現するためにどこを切ってどこを残すべきなのか、という判断が非常に難しい題材だったのではないか

いや、ブギーポップに限らずどんな作品であっても、ファンアニメ化や映画化などのメディア展開のたびに、アレがないと○○本来の良さが失われてしまう!と感じてはいるのだろうけど。

まとめ

木村明雄の省略に関しては、大きな変更ではあるし非常に残念ではあるが、三話という尺を考えれば致し方ない(そもそも『笑わない』を三話でというタイト過ぎる構成の是非はともかく)

口笛に関しては、小さい部分かもしれないが逆にそんな小さいところを敢えて削る意味が分からないし、監督でもシリーズ構成でもプロデューサーでもいいので早めに誰かに何らかの説明をしてもらいたい。

ということになる。

原作から変えること自体は、いい。メディアの違いに加えて、予算時間など様々な制約もある以上、どうしたって変えざるを得ないところは出てくるだろう。だが、その変更に意図というか大げさに言うと「思想」があまり感じられないのはちょっと困る。原作から変えてまで実現したかたこととは何なのか。

前回のアニメ、「ブギーポップは笑わない Boogiepop Phantom」は、初アニメ化にもかかわらず『笑わない』のオリジナル後日談という暴挙とすら言える内容となっており、それだけにとどまらず「霧間凪一人称が『オレ』じゃない」など、原作からの変更点がいくつか存在した。当然、原作ファンから評価も当時はあまり良くないものが多かった。

しかし、ファントムというアニメからは、これが作りたい、こうした方が面白いはずだ、という意志は強く感じられた。原作からの変更点自体に納得できるかどうかはともかく、そういう姿勢を打ち出されればこちらも、へぇ……あなた達はこういう画面も話も異常に暗いアニメがカッコイイと思ってるんだ?「オレ」女はリアルじゃないって?へーえええええ……?と正面から受けて立つことができるというものだ(こめかみに血管浮き上がらせつつ)

今のところ、今回のアニメブギーポップは、原作読者の目から見ても決して悪い出来ではない。悪くはないのだが、どうも、どこに芯があるのか分かりにくいアニメ化となっているように見える。

公式が「アクションファンタジー」と銘打っているということは、「笑わない」編では終盤に集中して存在する程度だったアクション部分が徐々に増えていく、これからエピソードが本番ということなのかもしれない。たしかに、最初に公開されたPVでもアクション描写はひときわ光っていた。

次の4話からは、原作では上下巻の大がかりなエピソード「VSイマジネーター」編が始まる。そこでは、このアニメと思いきりVSできることを願っている。

追記

”『笑わない』のプロトタイプとなる作品には早乙女が存在していなかったともいうし” へえ  それどこ情報? - maturiのコメント / はてなブックマーク

”『笑わない』のプロトタイプとなる作品には早乙女存在していなかったともいうし” へえ  それどこ情報

電子版『笑わない』新規書き下ろし「後書き」。プロト版のタイトルは、「エコーズ──人喰いの谺」だって

2018-12-23

ブギーポップクエスチョン・アンド・アンサー 饒舌アノニマス

「なぜ今アニメ?」

関係あるのか分かりませんが、2018年原作ラノベ開始20周年です。

「昔アニメやってたよね?続編?リメイク?」

2000年のアニメブギーポップは笑わない Boogiepop Phantom」は、原作『笑わない』(正確にはその実写映画版)の、アニメオリジナル後日談というべき内容でした。今回は原作エピソードにある程度沿ったアニメ化となるため、今のところ特に関係はないものと思われます

スガシカオ夕立ち好きだったな〜。またアニメで聴きたい!」

サプライズ的に使われる可能性もありますが、とりあえず現在公表されているOPEDはMYTH & ROID「shadowgraph」、安月名莉子「Whiteout」となっています

MUSIC - PRODUCTS|TVアニメ「ブギーポップは笑わない」公式サイト

PV見たけど、知らないキャラばっかり……またオリジナル話なの?」

そのテイザーPVアニメ化決定発表時に公開されたもので、プロデューサーいわく、作品に対する意気込みを示す「ハッタリ」だそうです。そのため、ブギーポップ霧間凪(及び公開時点では判明していなかったが水乃星透子も)以外のキャラクターは、あくまPV用に一から作ったオリジナルキャラで本編には登場しません。

TVアニメ『ブギーポップは笑わない』 ティザーPV - YouTube

実際の本編の映像を使った新PVこちらです。

TVアニメ『ブギーポップは笑わない』 PV 第2弾 - YouTube

「どの話やるの?」

最初に笑わないを3話(!)で、次がリターンズになることは確定しています。その後があるかどうかはまだ曖昧

アニメ「ブギーポップは笑わない」特集 悠木碧(ブギーポップ/宮下藤花役)&大西沙織(霧間凪役)インタビュー - コミックナタリー 特集・インタビュー

アニメではまず第1~3話で「ブギーポップは笑わない」編が放送される。

第4話から原作の第2~3作目となる「VSイマジネーター」編をオンエア。その後の放送エピソードは、追って発表されていく。

キャラデザ原作と違わね?」

CHARACTER|TVアニメ「ブギーポップは笑わない」公式サイト

ブギーポップ衣装デザイン以外はほぼ新規に描き起こしています。また、時代現代に合わせたことでスマホなども存在する設定になっているようです。

キャラデザ変更の件で原作イラストレーターと揉めたんじゃなかったっけ?」

既に和解したことになっています

NEWS|TVアニメ「ブギーポップは笑わない」公式サイト

(「2018.5.28 本プロジェクトに関するお知らせ」を参照)

もうすぐ出る原作新装版の絵も普通に描いてます

BOOKS - PRODUCTS|TVアニメ「ブギーポップは笑わない」公式サイト

「それにしたってエコーズイケメン過ぎw白髪www

原作者の別作品に登場する、設定上エコーズ関係の深いキャラデザインを合わせたのではないか、という推測がされています。もちろん真偽は不明

「なんでマッドハウス?」

前回のアニメマッドハウス制作でした。

木村明雄の名前キャスト一覧に無いんだけど?」

先行上映の情報によると居ないそうです。

ブギポといえばマイスタージンガーだよね?」

先行上映の情報によると、少なくとも笑わないでは吹かないそうです。

「懐かし〜〜!内容ぜんぜん覚えてないけど(爆)」

新鮮な気持ちアニメを見られていいですね。

原作新装版出るんだ!でも笑わないが上下巻?」

それは緒方剛志によるコミカライズ新装版です。原作新装版(単行本)の刊行スケジュールは、

2019年1月10日
『笑わない』
リターンズ1・2』

2019年2月
夜明け』

2019年3月
『歪曲王』

となっています

電撃の新文芸 | 電撃文庫公式サイト

また、現在連載中の「リターンズ」「夜明け」のコミカライズ単行本1巻も、12月28日に「笑わない」コミカライズ新装版と同時発売となります

BOOKS - PRODUCTS|TVアニメ「ブギーポップは笑わない」公式サイト

「君には夢があるかい?」

残念ながら、ぼくにはそんなものはない……でもな、夢を守ることはできる!変身!(広がる宇宙の中Can you feel〜♪)

2018-03-11

ブギーポップアニメPV眼鏡ドーバーマンか?

電撃文庫ラノベブギーポップの再アニメ化が発表された。

18年前のアニメ第一作は、原作の設定とメインキャラクター、そして多視点及び時系列シャッフル手法踏襲しつつ、原作の隙間で新規ストーリーを展開するという野心的な内容だった。そのため、作品としてのクオリティは高かったものの、原作通りのアニメ化を待望するファンの声を多く残す結果となった。

そのブギーポップが長い時を経て再びアニメ化される。これはめでたい。アニメ放送決定の発表と同時に、早くもPVが公開されており、それがこちらの動画の50分あたりから見られる。

電撃文庫25周年&新作発表ステージ - YouTube

…………あれ?原作で相当する箇所が思い当たらないシーンがある……というか、ほぼ全体が記憶にないんだが……?

まさか18年越しの再アニメ化でもう一回オリジナルストーリーやる気かマッドハウス(き○がいの家)!?

と慌てる前に、落ち着いて動画の1時間6分あたりからプロデューサー発言を聞いてみよう。

「一つだけ言い忘れたことがあったので、あのー、最初に御覧いただいたPVなんですけれども、ほんとに、本読み始める前から(注︰念のため言っておくが「本読み」を始める前の意)作っていた、本当に先行のPVになりまして、特にあのー、出てくる合成人間とかが、本編に出てきません(笑)

「これ用に、ちょっとアクション見せたいよねって作ったキャラクターなので、そこはあのー、ご容赦いただければと思います(笑)

「ハッタリです、ハッタリ!ハッタリなんですけども、まあこういった形で、あのー、素晴らしいクオリティのものを作りますよというスタッフの意気込みが詰まった、プロモーションビデオになりますので、そこはあのー、なんだよコイツ知らねーよ、みたいなことを言わないように、お願いします!」

まりPVあくまイメージであるらしい。

これと、コミカライズの発表に関連した発言コミカライズ範囲アニメ化範囲が重なることを示唆?)を合わせて考えると、アニメ本編の物語内容は少なくとも原作ベースにしたものにはなりそうだと推測できる。原作ファンもひと安心だ(キャラクターデザイン変更の問題は残るが)

一方で、PVを見た一部の原作ファンの間では、こんな話が囁かれている。


ドーバーマン」というのは、ブギーポップ世界観を共有するスピンオフヴァルプルギスの後悔』に登場する合成人間(作中の改造・人造人間的な存在)の名前であるプロデューサー発言は、宮下藤花/ブギーポップ霧間凪(水乃星透子も?)といったメイン格以外でPVに登場しているキャラクターは全て今回のために用意されたオリジナルだ、と言っているようにも聞こえるが、それに反してもしかして『ヴァルプ』のドーバーマンが出ているのではないか?と、彼らは言っているのである

ドーバーマンと、PV中での「ドーバーマンキャラ」の主な類似点は以下の二つ。

これらが偶然一致するということは果たしてあり得るのだろうか。

もちろん、異なる部分もある。ドーバーマン原作イラスト)ではエリートさらりまん風のスーツ姿で描かれているが、PVメガネは、これなんていうの?執事服?みたいなものを着ている。また、ドーバーマン能力金属を操るといっても、PVメガネがやっていた鉄骨をゴキゴキ曲げるような真似ができるほど強力なものではなかった、はず。それに、ドーバーマンあん不思議な踊り(としか言いようがない動き)はしない。

しかし、外見に関しては、今回はキャラクターデザイン全般原作イラストから大幅に変更されておりその結果の可能性もあるし、能力アレンジ範疇であると言えなくもない。不思議な踊りは不思議

いずれにせよ、今のところはあのメガネが、ドーバーマンであるともドーバーマンではないとも言い切れないのが現状である

そもそも、あれがドーバーマンだったとしたら何か意味があるのか?そう疑問に思う方もいるかもしれない。

意味はある。

ドーバーマンが登場する『ヴァルプルギスの後悔』は、刊行時期で言えばブギーポップ本編の15作目あたりから開始されたシリーズであり、しかブギーポップスピンオフとしても二作目にあたる。恐らく今回のアニメ化原作となるであろうブギーポップシリーズ前半とは、物語内容的にも直接的な関係性はほぼない。

まりPVドーバーマンが出ているということは、そんなアニメ本編の制作にはあまり役に立たない関連作品までわざわざチェックしている、ということの証明になるのだ。そういうスタッフの作るアニメは、期待できそうな気がしてこないだろうか。

からアニメ制作スタッフには、嘘でもいいので「ご指摘の通りあれはドーバーマンです(笑)好きなキャラなのでつい出しちゃいました(笑)」とでも言っておくことをお勧めする。それだけでブギーポップファンの信頼を買えるぞ。あいつらほんとチョロいからな。

2018-02-07

anond:20180206234803

一度アニメ化はしているがクソみたいな出来だったという意味で、

キノの旅と同じように再アニメ化してくれんかな。

無理か……。無理だな。

 

こうなれば上遠野さんに宮下藤花さんを異世界転生させてもらうしか

2017-06-27

失恋

素人AVが好きだ。

もし素人AVが無かったら僕の人生はずいぶん味気ないものになっていただろう。

素人AVには複数女優が登場する。当たりもあれば外れもある。そこがいい。素人AV人生に似ている。

いや、むしろ人生のものが壮大な素人AVなのかもしれない。僕は本気でそんな風に考えてる。

たまに叫びだしたくなる。

「僕は・素人AVを・愛してる!!」

休日は朝から素人AVサンプル動画を漁る。

その日は6時から漁り始め、すでに7時間が経過していた。僕は少し空腹を感じ始めていた。そういえばまだ何も食べていないことに気付いた。

とりあえず一本ダウンロード購入することにした。 食事作品を鑑賞してからにしよう。

人間観察ドキュメント11(よろず本舗レーベル)」

見終わった。

食事どころではなくなってしまった。

恋。

僕は恋に落ちてしまった。

完全に一目惚れだった。

この作品には5人の女優が出演している。そのうちのひとり、某エクササイズスクール講師(20歳)に僕の心は激しく揺さぶられた。こんな気持ち、初めてだ。

大抵の人は知ってると思うけど、素人AVというのはほぼヤラセだ。本当の素人が出演していることなんてまずないといっていい。

僕はその点については何の不満もない。むしろその方が良いとさえ思う。求めているのはリアルではなく、あくまリアリティなんだ。

大抵の素人AV出演者は、数多くの作品に出演している。中には単体作品にも出て人気を博している女優もいたりする。

好みの女優を見つけたら、当然他の作品も見たくなる。そうなった時は女優特定する作業に入る。ここまでが僕ら素人AV愛好家のルーティンワークなんだ。

安心して欲しい。女優特定するのはそう難しいことじゃない。今はそのためのデータベースサイトがいくつもあるんだ。

僕らはほんの些細な情報の断片からでも女優特定することができる。その能力CIA比較されることも多い。

僕はすぐに特定作業に入った。ちなみにこの「人間観察ドキュメントシリーズ系列レーベルの「人間観察ドキュメントQ&A」シリーズ混同やすいから注意が必要だ。

調査の結果が出た。出演者は5人。僕は女優名の欄を順番に確認していった。

1.某お料理教室講師

宮下真衣」

2.某フラワーアレンジメントスクール講師

「華野梓」

3.某ウォーキングスクール講師

前田由美」

4.某絵画スクール講師

「堤まほ」

ここまでは順調だ。そしてついに5人目。僕が恋に落ちた彼女

エクササイズスクール講師

「   」

ええええええええええええええええ??!

無いのだ。名前が。彼女の欄だけ。

こんなこと初めてだ。ひとりだけ空欄なんて。

僕はしばらくのあいモニターの前で呆然としていた。

それから色々と手を尽くした。ネット検索キーボードが粉々に砕けるまでやった。

レーベルにも問い合わせた。同系列作品片端から見まくって彼女消息を探った。全国のDVDショップを探し回った。飛行機にも乗った。台湾韓国にも飛んだ。

でも彼女は見つからなかった。僕はどしゃ降りの雨の中で獣のように泣いた。

僕は「某エクササイズスクール講師」としての彼女しか知らない。時間にして約40分。それ以外の彼女永遠に見ることが出来ない。永遠に

2016-09-23

「知らないから出来ないんですけど」と言ってはいけない日本社会24

http://news.livedoor.com/article/detail/12056580/

 国立病院機構長崎川棚医療センター長崎県川棚町)は23日、20代の看護師が誤って、糖尿病の80代女性本来投与すべき量の10倍のインスリンを投与し、女性が死亡する医療事故があったと発表した。

 同センターによると、女性感染症糖尿病のため8月8日に入院。31日午前0時半に大量のインスリンが投与され、同日午前9時ごろ心肺停止状態発見され、死亡が確認された。

 看護師は専用の注射器使用せず、投与前の複数人での確認も怠った上、女性血糖値を測らずに架空の数値を2回にわたりカルテ記載していた。看護師は「初めてやると知られたくなかった。1人でもできると思った」と話しているという。

 宮下光世院長は「大変遺憾で心からおわびする。調査を進め再発防止に努めたい」と話した。 

文系がやってるIT企業ならまだしも医療世界でもこれとかもうどうしようもねーわ。

馬鹿じゃねーの氏ね

失敗や無能は居てはならない存在していたら組織から追い出せじゃいつまで経っても社会全体が上手く回らねーんだよ。

自分たちで人を育てられる土壌ぐらい作っとけよ。

それとも何だ全部塾に丸投げか?

いっそ倫理観もその学習塾で教えてもらうか?

2016-02-10

http://anond.hatelabo.jp/20160210170428

す、すまん。。。。そんな深遠な考え方があるとは気づかんかったwww

そういうことなら教えさせてくれええええ。

っていうわけで

宮下村井さんだけだと過半数にならないのであと数人巻き込めば取締役会決議通せるよ。

でも、逆に言うとみんな足並み揃えて売らないと行けないからますますやりにくいと思うよ。

ってわけで売ったら本気でSECに怒られるから売らないと思ってる。

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