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2024-04-11

anond:20240411072907

動画工房って80年代OVA元請け1つだけやってたのは知らんかった。

原作者絶対」はどこまで通用するのか

近年、原作者自殺という最悪な結末を迎えた「セクシー田中さん」や、つい先日にも「スナックバス江」がアニメ放送中にあてつけるように原作者による自主制作アニメが公開されるなど、原作者制作サイドの関係性の問題が取り沙汰されています

これらの問題により「原作を改変してはならない」「原作者の意にそぐわない映像化はしてはならない」という声も大きくなっています

ジョージ森川先生も「原作者の声は絶対だ」と主張しています


以下は、はるか昔にあった漫画原作によるアニメ制作時に起こった実話です。

作品名スタジオ名は伏せさせていただきます

もう何十年も前、当時のある人気漫画OVAとして制作されました。

その漫画は今でも根強いカルト的人気を誇るSFコメディ漫画でした。

その漫画原作アニメ化するスタジオは、長い下積みを重ねてこれが初の元請け作品になりました。

原作者SFマインドに造詣が深く、絵も非常に達者で女の子の絵柄も可愛く、今もなお高い評価を獲得している有り体に言えば「天才漫画家でした。

そして、天才ゆえに性格もまた非常に難のある人間でした。

酔った勢いで気に入らない関係者に殴りかかったという話もある武闘派な人でした。

新旧のアニメーションにも造詣が深く、アニメ雑誌にもコラム連載を持っていました。

そんな原作者作品アニメするにあたって、やはり原作者アニメ制作にも介入してきました。

監督は◯◯◯◯(巨匠クラス)にしろアニメ化のテイストはこういうふうにしろ、ああしろ、こうしろ・・・

かなりの我儘とも言える多大な注文をスタジオに強いてきたのです。

スタジオもせっかくの初元請けなので強く出ることもできず、原作者の我儘な数多いの要望を聞き入れながら、なんとかアニメは完成させました。

関係者による完成試写会原作者も出席し、上映開始。

上映中、原作者はまだ途中にも関わらず退席し、そのまま帰ってしまいました。

後日、アニメ誌の連載の中で自作アニメ化を徹底的にこき下ろしました。


そんな作品が売れるはずもなく、失敗作の烙印を押されてスタジオも大打撃を受けました。

誤解の無いように言いますと、そのアニメは決して出来が悪いわけでもなく、単体として見ればとても丁寧に作られた良作でした。

しか原作ファンからしてみれば「?」と疑問符がでるようなものであったのも確かです。

原作の魅力であったシニカルで毒のあるユーモアは鳴りを潜め、低年齢層が見るような童話テイストに仕上がっていました。

しかしこれは原作者要求通りに作った結果であって、アニメ制作側には原作者に恨まれる筋合いはまったくありません。

にも関わらず原作者は何が気に食わなかったのか公の場でアニメ化を糾弾したのです。

スタジオ原作レイプの汚名を着せられ、次に元請け制作のチャンスが巡ってくるまで実に20もの時間を要しました。

ここで重要なのは原作者要望」はアニメ制作サイドは全て叶えてきたにも関わらず、その原作者被害者ムーブかました事です。

原作者絶対」なら、こういう横暴にも制作側は耐えなければならないのでしょうか。

原作者絶対」にも、限度というものがあるのではないでしょうか。

今後、原作者権限ますます強まる風潮になってなるでしょうが、こういう無限定な我儘までをも許してよいとはとても思えません。

今一度、原作者制作サイドの関係性を考えて、このような原作者制作サイドを奴隷玩具のように扱うような事が今後起こらないことを祈ります


後日談として、

そのアニメを作ったスタジオは今ではクオリティ定評のある中堅スタジオに成長し、アニメファンからの支持も厚いスタジオになりました。

制作したアニメ社会現象的なヒットを飛ばし、去年の紅白では主題歌が歌われていました。


原作者は今でも現役で活動していますが、これ以降二度とその原作者作品アニメ化される事はありませんでした。

2024-03-30

大喜利ITブラックイメージで避けて工業系に就職。1X年後、ITに行った同級生たちはホワイト待遇。我が社は平成初期の空気漂う薄給激務。どこで差がついたのか

情報系の研究室卒業した俺達には2つの道が示されていた。

ガチガチIT業界に飛び込むか、組み込み系などで電子工学よりの仕事をするか。

俺が就活をした1X年前は、IT業界といえばブラックな噂が飛び交う魔窟だった(よく分からん人は「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」とかで検索してみてください。これが投稿された前後ぐらいで私は就活してます

「昔はまだ高給だったから耐えられた」

「過当競争によりラットレースと化している」

「一部の勝者が元請け一次請けとして儲けてるだけ」

派遣法の緩和によってルール無用になった」

「人売りだらけで正社員採用されても実態派遣社員のパターンばかりだ」

といった黒い噂を毎日のように耳にする状況であった。

(今考えれば、情報機器に触れる機会の格差によってブラック情報の発信頻度が業界によって違っただけで、どの業界にも同じようなブラック話はあったのだろう。なにせ就職氷河期前後の話だ)

同級生達は「ゆーて一部の負け組が言ってるだけやろ」 「ネットの噂を鵜呑みにするとかありえない」 「就活ダルすぎるから教授が薦めてきた所にそのまま入るわ」とIT業界に次々入っていった。

俺は自分の先見性を過信していたので「これからITは更にブラックになる!だから俺は今のうちにITという泥舟から飛び降りる!」と工業系の世界へと飛び込んでいった。

結果はタイトルの通りだ。

毎日、本当に毎日のように後悔がよぎる。

「あのとき同級生たちと同じようにIT業界に入っていれば……組み込み系に染まることよりも他の業界へ移れること優先でスキルリーを伸ばしていれば……あと5年早く決断を……いや10年か?せめてもっと上流工程に……そのためには学歴が……高校生の頃にゲームなんてせずに勉強を……そもそも中学生の頃に勉強してもっとちゃんとした進学校に……」

いつも頭の中でグルグルする聞き飽きた言葉

カセットテープみたいに擦り減ってくれればいいのに、いつもいつでも新鮮な気持ちで後悔が押し寄せてくる。

働いてるときスーパーで買い物してるとき、ふと寝ようとしたときゲームで遊んでるとき飲み会最中風呂場、トイレサウナ、いつどこで始まってもおかしくない豊かに過ごせたかも知れなかった人生への未練。

辛いよ……IT業界が再びブラックになって、同級生たちがみんな過労死する未来さえ願ってしまう。

俺が選択しなかった人生が、俺の選択した人生よりも大きな失敗であることを願うぐらいしかもう出来ない。

俺が本当に悔しいのは、俺が同級生たちのように「俺達なんだかんだいい選択したよな~~~~」という気分で人生を選べた可能性を、自分のつまら思い込みで捨て去ってしまたことなんだ……。

才能も努力も変えられなくても、選択だけだったら簡単に変えられるんじゃないかってこの気持ちもまた思い込みだったりするんだろうか。

確かKEYリライトだったかな、インタビュー田中ロミオ竜騎士07か忘れたけど「シナリオごとに主人公性格が違いすぎるみたいな話って、ルートごとに分業制のゲームでよく言われるじゃないですか? でもルートによって性格が変わるのって当たり前だと思うんですよ。 性格が違うから選択が変わってきたわけで、それぞれのルート主人公は「そのルート選択するような性格をしていた主人公」の話なんですよね。 「主人公選択が違ったら」じゃなくて「主人公性格が違ったら」なんですよ。 」みたいな話をしていた気がする。(URLすぐ持ってこれる人がいたら教えてくれ。3分ググったけど見つからなかった)

私が

IT業界に進んで人生成功させた友人、IT業界への道を避けて人生に失敗した俺、俺達の人生はどこで差がついたのか?

本当にその違いは「IT業界を避けたこと」だけだったのだろうか?」

と言いますので、

皆さんはなんかこうあとはもう好きにしてください。

2024-02-28

俺が元請け大企業に引き抜かれたって噂が広まった途端唐突に何人かの女同僚に飲みに誘われてなんというかもう本当に女が嫌いになる

たとえ俺に結婚願望があったとしてもお前らだけは絶対に選ばない

死ね

2024-02-27

anond:20240224234613

まあ元請け下請けがどんどん潰れたり、従業員不足理由にして仕事を断ったりしてくるまでは値下げ圧力をかけつづけるし、下請け搾取できる労働者がいる間は、労働者無能を罵りつつ搾取を続けるんだよな。

2024-02-18

元請けヘッドハンティングされた

給料ほぼ2倍になるんだけど年間200日くらい出張行く羽目になるから真剣に悩んでる

無趣味こどおじだからこれ以上収入が増えても使うあてはないんだよなあ

2024-02-15

これからアニメーターになろうという新人くんへ送る5か条だ!

新人君はこんなところ見ない?それはその通りだ!

1 アクションよりレイアウトをしっかり描けるようになれ

チェックする人はアクションよりもレイアウトを見るからな!

2 動画は”良い素材”を学べる最高のセクション、とにかく学べ!

動画バカにするアニメーターそいつの上がりはどれもこれもごみのクソばかりだ!

3 好きを叫べば福来る

やりたいこと・好きな作品は会う人みんなにアピールしておくと勝手に転がり込んでくる!

4 元請け会社!!!行け!!!!!

下請けなら入らないほうがマシ・・・

5 オ前達ノ父母兄弟ハ貧民トナルノデ皆泣イテオルゾ

最初だけね

2024-02-14

anond:20240214142646

かなり個人的経験だけど、元請け大企業社員さんは小柄な男性ばかりだった

ランキングに入る大企業だけど

まあ頭脳労働だし営業でもなければ別に身長も体格もいらないし全然いいんだけど

2024-02-10

漫画編集者の端くれだったことがある


青年向け漫画編集者をしていた。といっても若い頃の話だ。都内にある編集プロダクションを辞めて田舎に帰ったのが36の時だから、おじさんの入り口に立った頃か。今では完全なるおじさんである

本日記は『セクシー田中さん』の件とは関係ありません。

働いていた会社というのは、講談社とか小学館とか秋田書店とか、そういう大手出版社ではない。あくま編集プロダクションである出版社編プロがどう違うのかって……ざっくり言うと元請け下請けだ。出版社出版事業(今回だと青少年向けの漫画作りや商業展開)の企画をして、漫画家が作品のものを作って、編プロ雑誌本体を作って、その制作過程印刷所やデザイン事務所といった専門集団関係することになる。

イマイチ説明になってしまった。一般社会の例で説明する。民法でいうところの委託(準委任契約)に当たる。公共建築の分野でいうと、公共機関の建築技師が新しい建築物のマンガ絵を作り、建築事務所が基本設計~詳細(実施)設計をして、出てきた成果物を元に大手建設会社施工監理し、地元にある中小事業者が実際の土木建築作業をする。

自分が勤めていたのは、この例でいうところの建築事務所だ。受益者(国民=漫画読者)の希望に応えたい組織があって、そこから依頼を受けて動いている関係会社ひとつ。そういうアナロジーだ。

出版社との役割分担は、そこまで分離しているわけでもない。漫画編集者といえば、昔の手塚治虫ほかの自伝みたいに、漫画家とアツいやり取りをしているイメージがある。ああいう、企画経営制作現場の間にあるような仕事は、出版社社員が直接することもあれば、編プロ出版社(編集部)のオフィスを間借りして行うこともある。

前者の例だと、マガジンサンデーチャンピオンなどだ。コンビニ書店にほぼ必ず置いてあるレベル漫画誌。大手出版社総合職コース入社した人が、(編集取材制作、資材、宣伝マーケティング、総務経理人事その他事務)といった多くの部門ひとつである漫画編集部に割り振られて其処に居る。

後者の例だと、大手出版社が出している漫画誌でも、あなたが聞いたことのないやつもけっこうあると思う。そういうのは、編プロ出版社(編集部)の仕事を丸ごと請けて実施していることが多い。自分は、そういう会社で働いていた。職場自体大手出版社の中にあるが、いわゆる委託先の社員だった。別の言い方をすると、親雑誌に対する子雑誌関係

ほかの長文増田記事を見るに、あまりたくさん書けない仕様のようである。何文字までかは知らないが、文字制限があると思う。本当は何万字でも書きたいのだが、あくま自分が書きたいだけであって、あなたが読みたいとは限らない。一万字以内になるよう心掛ける。以下に、自分が関わった漫画家を2人だけ紹介しよう。最後に所感を述べて終わりにする。

その2人(A先生とB先生。どちらも若手)と私は、分水嶺のような関係追記;わかりにくい表現ですいません。ブクマカのBuchicatさんコメントのとおりです)だった。ある日、私が担当していた漫画家のA先生が新作の企画提案に来ていて、同じタイミングで別の編集者のところに持ち込みをしたのがB先生だった。その別の編集者が不得手なジャンルだったこともあり、A先生との話が終わった後で、私も一緒にB先生作品を読んだ。

その後、編集部責任者を交えた会議で、私が引き続きA先生の新作の担当者に決まった。新人であるB先生担当になる可能性もあったが、そうならなかったのは、今の漫画界の一界隈にとって幸運なことだった。



A先生について

A先生は、雰囲気が暗めだった。人間性まで暗いというわけではなく、心を開くと明け透けになるタイプだった。モードに入ると饒舌になる。

弊誌では、読み切りを何度か掲載したことがあった。アシスタント経験あり。小さい賞を取ったことがある。ヒット作はないが、若き漫画家としてはキャリアがあった。

画力が抜群だった。小学校中学校で、学習ノートフシギダネの絵とかをソラでゲームパッケージそのまんまに描く子がいただろう。とにかく天賦の才を持っていた。最小限の画量で、それでいて迫力と感情に溢れた1枚1枚を描く。そういう人だった。

難点は、マジメすぎるところか。少し前にやっていたアニメだと、チェンソーマンに登場するアキくんか(少し前……?)。とにかくマジメだった。いや、やはり『直向き』に訂正する。

A先生は、少年誌に見合わない重たいテーマに挑むことがあった。今でもそうだ。彼のマンガには『緩さ』がない。それもいいところなのだが。私は好きだった。はっきりいって。が、読者の傾向に合っているか微妙だった。

子どもの頃から漫画が好きだったらしい。中学生の頃のイラストを見せてもらうと、俄然キャラクターへの愛に溢れる作画を見ることができた。中学生らしい、プロには程遠いクオリティなのだが、しかし見ていて違和感がないというか、自然にくっきり入ってくる。

私という人間は、具体例で物事説明する癖がある。上の「中学生らしいイラスト」を別の事例で表現すると……「うるせ~!!知らね~!!FINALFANT ASY」(短縮URLhttps://x.gd/L5cc4)だろうか。以前、いつぞやかのid=pptppc2さんのブックマークコメントきっかけで元ネタを知ることになった。

あの時のA先生イラストは、ベルセルクセルピコだったと思うが、力強い表現だったのを覚えている。セルピコファルネーゼを抱きかかえて、

申し訳ありません 道案内を頼まれまして 少し席を外していましたもので」

と言うシーンの模写だった。

さて、そんなA先生だったが、ある時これまた重量級のテーマで描きたいものがあるという。先ほどの、編集部での新企画提案の話だ。

その際、A先生からプロットをもらい、私のデスクで拝見させてもらったところ……うちの雑誌では持て余しそうだった。作品の質が低ければ普通に打ち切りになりそうで、作品の質が高くても――弊誌の売上規模だと会社グループ全体の機会損失になりそうだった。私の前でパイプ椅子にかけているA先生は、不安げな面持ちだった。

内部の話で悪いが、例えば「甲」という雑誌亜流「乙」という雑誌があるとする。ビッグコミック(オリジナルスピリッツスペリオール)みたいな感じだ。この時、甲と乙に明確な上下関係があった場合、乙誌に掲載された漫画が甲誌に引き抜かれることがある。その際、甲誌の編集部から言われるのが、

「なぜうちの編集部に見せなかった?」

という意見だ。これは、ストレートに言われる場合もあれば、暗に言われる場合もある。だが、事前に上流の雑誌に見せていたとして、多くの場合玉虫色の返事があるだけだったりする。

話を戻そう。この時の自分は、編集部自分デスクのあたりでA先生次回作を見せてもらっている。確か缶コーヒーを飲んでいた。

自分としては、A先生マンガを弊誌に載せたいと思っていたが、先ほど述べたとおり、後ろ髪を引かれる思いもあった。社会派少年漫画というのは扱いが難しい。その作品が「あしたのジョー」の影響を受けているのは明白だった。「A先生であれば、きっと面白い作品にしてくれるのだろうな」という期待はあった。

うーん、大いに悩むところだ。どうしよう。思いあぐねていたところで、別の編集者から声がかかった。要約するとこんなところか。

「持ち込みに来た人がいる。私の専門じゃないので判断が難しい。門前払いにするレベルではないので、あなた判断を仰ぎたい。上の人間は今出かけている」

要するに、自分の専門外なので判断できないよ、と言っている。ここも会社なので、編集者の上には当然上司がいる。その人達がいなければ同輩に相談するのが基本だ(余談だが私は後輩だった)。こういう原則一般会社と変わらない。

その『別の編集者』というのは、儚い感じの純文系が得意なタイプだった。一番わかりやすい喩えは……『はちみつクローバー』みたいなやつだ。ああいうのが得意な人だった。

その時は、A先生との話が終わったら行くと告げた。それで、しばらくそのまま話を続けた。

「この作品はい意味で重たいねちょっと考える時間がほしい」

と言って、その日は解散した。A先生は、「お願いします!」と言ってパイプ椅子を立ち、そのまま帰っていった。いつもだったら喫茶店ご飯をおごっている。

A先生は、『いい子』だった。あまり感情は出さないけれど、人間に対する愛を持っている。そういう子だった。私が当時、A先生ご飯を奢って、彼がおいしそうな表情で食べている時、私は幸せだった。A先生幸福だと、自分幸福だと思えた。A先生漫画という手段で自らを表現している時、まるで自分もそれに劣らぬような喜びを得ていた。

ヘンな表現かもしれないが、例えば読者がA先生を褒めている時、自分A先生との区別がなくなっているというか。彼のことが、自分ことみたいに嬉しかった。これは愛なのだろうか。



○ B先生について

持ち込み部屋に行くと、別の編集者と、持ち込みに来た子が対面で座っていた(ちょこんと挨拶をしてくれた)。自分が座る席には作品が置いてあった。綴じられていない原稿用紙がある。ページ数にして30枚ほどだった。もっと多かったかもしれない。記憶あやしい

実際、B先生作品面白かった。コテコテの学園ものかと思いきや、登場人物それぞれに適度な制約があって、キャラクターも立っていた。これまでのキャリアを聞き取ったところ、作品雑誌掲載されたことがあるようだ。アシスタント経験もある。

絵の方は、自分がこういうのも大変失礼だが、上手な方ではなかった。どちらかというと、脚本や設定、キャラ作りが得手のように映った。当人情熱を注いでいる箇所はすぐにわかる。キャラ絵が有名漫画家の影響を受けているとか、キャラクター台詞回しがハリウッド映画風とか、背景や小物を手を抜くことなく全部描いているとか、そんな具合に。

光るものがある作家だった。これを見抜けないようなのはモグリ――そんなレベルで輝いていた。

私は作品を読み終えた後で、「ちょっと待ってね」と自席に戻り、少し残っていた缶コーヒーを飲み干して、思案を重ねつつ持ち込み部屋に戻った(どうするのが最良かわからないケースだった……)。

それで、テーブルではこういうやりとりをした。

私「イイ作品だと思います特にセリフ回しにセンスを感じます掲載ができるとかここでは言えないけど、話は通してみますね」

B「ありがとうございます

私「それで、担当はね……縁なので。あなたがするのがいいのでは?」

編「私よりもほかの人がいいと思いますもっと才能を引き出せる人が……」※小さい声で

私「いや、でも恋愛描いてるよ。エンタメだけどいいんじゃない」(こいつ、作家の前でアホなこと抜かしよって)

編「難しいです」

私「でもこれ、縁だよ」(意識が低すぎる……)

編「ほかの作家さんも抱えてるので。いっぱいいっぱいです」

私「わかりました」(トラブル回避のため後で編集長に説明しとこう)

B「すいません。僕の作品はどうなるんですか?」

私「後日連絡しますね。必ずしまから、それまでは他誌への持ち込みは待っていただけますか」

B「あの、はい。できればですが、早めでお願いします。一週間くらいでなんとかなりますか」

私「なんとかしてみます

作品のものと、作家プロフィールと、付属資料コピーを取らせてもらって、彼には外で缶コーヒーを奢った。ビル入り口まで送ったところまではいい気分だったが、正直、身に余る事態だった。

持ち込み作家の才能がありすぎるのも考えものだ。嬉しい悲鳴というやつ。誰が担当に付くかで今後の雑誌の売り上げに影響がある。重大な意思決定ということになる。

最悪、『進撃の巨人』の時みたいに優れた作家を逃してしま可能性がある。あれも、実際は諌山先生門前払いではなく、週刊少年ジャンプ担当が付くか付かないか微妙ラインだったらしい。それで、誰が担当になるかを押し付けあっている間に諌山先生が他雑誌に持ち込んでしまった、という話が業界団体公的飲み会で囁かれていた。



○ その後~

B先生についてだが、一週間後に担当編集が決まった。「別の編集者」でもなく私でもない。当時、若手のひとりだった20代の子が任されることになった。編集部トップを交えてB先生原稿コピーを読んだのだが、「若い感性が光る。年齢が同じくらいの人と組ませる方がいいのでは?」という結論になった。

その20代の子は、上の組織からこっちに出向してきている子で、いわば武者修行の身だった。一流大学出で、本社プロパー社員。いわゆる総合職である

最初は、私に選択権があった。B先生担当になる道もあった。だが当時の私は多忙であり、月に何度も会社に寝泊まりするレベルだった。新人は抱えるべきではない。しかし、才能のある子だから迷いがある。

A先生のこともあった。彼のあの作品を世に出してやりたい。もっと有名にしてあげたい。そんな想いがあった。

私が悩んでいるうちに、例の20代の子が手を挙げたのだ。私としても、彼のやる気と知性と直向きさは買っている。諸手を上げて賛成した。

今思えば、正しい選択だった。もし私がB先生担当になっていたら、面白い恋愛エンタメを楽しめる読者の数は減っていただろう。これでよかったのだ。

以後のB先生は、例の持込漫画ブラッシュアップを続けた。翌年には、晴れて弊誌に第一話が掲載されることになった。さらに以後は、担当編集とともに二人三脚で躍進を続け、イケイドンドンの勢いを保ったまま、一度も息切れすることなスターダム上り詰めた。今では漫画家として世に知られている。

一方で、私が担当を続けたA先生は地道な努力を続けた。

上で挙げたA先生の意欲作は、読者層に合っていなかった。それでも、高い画力シナリオ構成の上手さがあったのだろう。その意欲作は、連載期間を積み重ねる度にファンの数が増えていった(業界的には、Amazon第一巻のレビュー数が人気の代替変数になることが知られている)。

今では、A先生は親雑誌で連載を勝ち取るまでになった。去年だったか。彼の作品コンビニ立ち読みする機会があったのだが、やはり突き抜けた画力だった。週刊連載であそこまでの画力というのはまずない。



2024年現在、私は東京を離れて田舎暮らしている。地元町役場Uターン就職して、実家農業を手伝いながらスローライフに近い生活を送っている。

実は、編集者だった当時、働きすぎて病気になった。ある日、下腹部の辺りに違和感を覚えて、血の塊のようなものが血管を這っている感覚があった。病院に行くと、「遅くても明日中に入院しなさい」という医者から指導があった。

それなりに重い病気にかかってしまった。一応は死亡リスクもある。数か月ほど入院した後、どうしようかと考えて、考えて、考えて……編集部に復帰後は、労働を最小限にしつつ転職活動スタートした。

A先生については、幸いだった。彼の意欲作とは最終回まで付き合うことができた。私が退院した後、無事完結を迎えることができた。あしたのジョーに比べればハッピーエンドだった。

入院中に、A先生とB先生がお見舞いに来てくれたのを覚えている。ほかの編集仲間も来てくれた。A先生は、テンションが低めで、何を考えているのかわからないこともあるのだが、人間への基本的な愛というか、思いやりがある人だった。

もう40才を過ぎている。はてなユーザーの中では平均的な年齢か。思えば齢を重ねたものだが、当時の日々は今でも夢の中に出てくる。

若いから編集者をやってきた。身体を壊さなければ続けていたのかというと、多分そうだろう。でも、今の生活も悪くないと感じている。自分語りはここまでにして、締めにしよう。

もしあなたが、Webでも紙媒体でもいい。気になる漫画作品を見つけたとする。面白いものを見つけたと感じたら、ひとまず買ってみるのがいい。Webだと1話単位で売っている。

ひとかどの漫画家というのは、自らが産み出すモノを本気で高めにいっている。あなたフィーリングが合ったのなら、ひとまず1巻だけでも読んでみる方がQOL高まると思う。ハズレを引くことはあるだろうが、アタリだってちゃんとある人生は運試しである

2024-02-07

Vtuber にも労働組合必要では?

通常の雇用者被雇用者は力関係一方的になりやすく、労働者搾取されがちなので、そうさせないために労働法規がある

弱い労働者を守るための法律

そして団体雇用者交渉を行えるように労働組合がある

しかし、個人事業主被雇用者という立場労働者ではないため、独立した立場での元請けとの業務提携や共同プロジェクト関係となってしま

Vtuber個人事業主となるため、組織的交渉力を持たないことになる

個人事業主自分社長のようなものなので、Vtuber企業個人事業主である配信者を雇用するのではなく、契約を結ぶ関係である

マネージメントや、ソフト提供キャラクターIP管理などを業務提携、または委託という形になっているはずだ

よって、現実一方的に弱い立場であるにも関わらず、法で守られる立場にない

適応できるとすれば下請法の関連法規ガイドライン等になるだろう

しかし、ガイドラインがあれば元請け企業下請け企業のような組織組織交渉はましになるだろうが、個人事業主ならば個対組織交渉になり、性格知識量によって難しいケースは多いだろう

フリーランス個人仕事をしている方は同じような苦労をしていると思われる

企業Vtuberになればフリーランスの人以上に組織の拘束が多いはずだが、交渉力は同様に弱いままだ

最近トラブルを起こすVtuberとの契約を解除する企業が目立っており、それ自身は仕方のないケースも多かろうが、解除されたライバー側の立場があまりに弱いのは問題であると感じる

中の人だったことを明かす行為契約で禁じられており、自身アバターSNSアカウントも凍結されるため、実質的反論する機会を完全に失う

これが健全関係と言えるのだろうか

契約内容を守らない素行不良のライバーに警告をしたり、逆にライバー不利益行為を飲まそうとする企業を止めたりする権力はどう考えても必要だろう

トラブルに発展した契約仲裁する第三者的権力必要だろう


似たような立場としてプロ野球選手がいる

プロ野球選手球団雇用されるわけではなく、個人事業主として野球業務を請け負う関係である

そしてプロ野球選手は弱い関係を守り、強い球団交渉するため、選手会という労働組織を持っている

なので対等に球団交渉する力を持つ

同様に、健全Vtuber組織成熟していくためには、プロ野球選手会のようなVtuber組合必要になるだろう

誰かやりませんか?

月ノ美兎、宝鍾マリン彼女ら人望もリーダーシップ知名度もある組織ライバーが動きませんか?

これは会社、ライバー、双方の発展のために大事ことなんじゃないかなって気がしま

2024-01-29

東京地方裁判所 令和3年12月20日判決より

ある企業(以下、元請け企業)が顧客企業からITプロジェクトの参加を依頼された。プロジェクト顧客企業内で行われる開発であり、元請け企業にもメンバーを常駐させて顧客企業メンバーと共に作業を行ってほしいというものだった。

元請け企業はこの依頼をそのまま別のIT企業(以下、下請け企業)に出し、下請け企業メンバーAが顧客企業作業を行うこととなった。

ところがAのスキル顧客企業の望むレベルに達しておらず、元請け企業クレームが入った。元請け企業下請け企業改善策の提示を求めたが、結果として交渉は決裂し、下請け企業契約期間をまだ残したままメンバー撤退させた。

顧客企業元請け企業に残期間の費用を支払わなかったため、その相当額を損害として下請け企業賠償を求めて裁判となった。しか下請け企業は「この契約事実上元請け企業から解除したものだ」として、本来支払われるはずだった費用の支払いを求める反訴を提起した。

これどういうことだろ??

こんなことエンジニア派遣業界では日常茶飯事にあることなんだけど、提訴って相当だろ・・・

いったいどんな背景があるのか気になる。

「あまりにひどすぎたので顧客の前で恥をかいた!提訴!」ってことなのかな。

2024-01-05

anond:20240104094708

当時中堅SIerにいたけど、官公庁事業発注が一切ストップして、元請け下請け孫請けで一気に仕事が無くなったよ。

ワークシェアという名の休職や、今まで見過ごされていた成績の悪い社員リストラ地方拠点の閉鎖(と大量解雇)で乗り切ったけど、あれはなかなかつらい経験だった。

 

余談だが、官公庁事業の売上比率が7割という弊社において、「自民党にお灸をすえた」と発言するバカ社長…。

anond:20240104094708

当時中堅SIerにいたけど、官公庁事業発注が一切ストップして、元請け下請け孫請けで一気に仕事が無くなったよ。

ワークシェアという名の休職や、今まで見過ごされていた成績の悪い社員リストラ地方拠点の閉鎖(と大量解雇)で乗り切ったけど、あれはなかなかつらい経験だった。

 

余談だが、官公庁事業の売上比率が7割という弊社において、「自民党にお灸をすえた」と発言するバカ社長…。

2023-12-28

冷凍ケーキの件

この文は似たような業種の会社に勤めていた時の事情を元に

たぶんそうじゃないかなあ、程度の俺のあくま勝手妄想です。

 

--

 

冷凍ケーキの件だけど、ブランド製造ってこの手の大規模な製造問題を起こさない、

または起きても責任所在をはっきりさせるために、

定期的に工場監査して問題発生時のトレース能力確認を求めてくる。

分かりやすく言えば金と工数だけかかるクソ面倒なISO認証(食品だとFSSC)とかも求めてくるし、

力量怪しければ信頼できる業界大手元請けに入れたりコンサル投入してくる。

なんでクリティカルポイント管理や記録確認程度ではなく、

受託製造人間による記録外の原因究明力とか改善力とかそこまで見ている。

 

 

そんな状態製造ラインに乗せて出ていった冷凍ケーキの多数が崩れていましたなんて

明らかに製造搬送ラインまたは付帯設備コントロールポイント管理を極めて重篤に怠ってないと出てこないので

受託製造社員クラスなら原因100理解ってるし、発注元のブランド検討つく程度には理解ってる。

 

 

ではなぜ原因特定不能と言い張るのか。

これは断片的な報道からの俺の予想というか、受託製造あるあるだけど

製造ロット数の見極めやら、発注元の要求による難製造工程ライン大規模調整とか

発注自体がかなり遅いとか、原料入手の情勢が極端に悪化とかで(ケーキで言うと濃縮乳、鶏卵、生果物とか怪しいよね)

結果的発注側の責任か情勢悪化による、受託側に責任のない難納が発生するときがある。

 

そんなときでも特定の期間商品では結構割合発注側の利益優先で、

万が一があっても知らんですよと受託側が折れて製造することがある。

まあそうよね、超超超特定の期間商品で大した違いもないのに百貨店ブランドで安くない値段取って

Amazonセール期間みたくお届け遅れました原因は百貨店側ですなんて、百貨店ブランドの面で客に言えるわけがない。

 

受託「この納期無理です」発注「いやなんとか!ここなんとかすればいいでしょ、後の責任つんで~」みたいな風景

B2B会社だったらあるでしょ、風景見えてこない?見える見える。

結果理解してたのか理解してなかったのか、見えないアウトの線を踏み越えて製造をしてしまたことになる。

見えないアウトの線ってのが今回のミソ。

 

 

製造の話に移るけど、

食品製造ライン一定品質保つために工程毎の温度管理時間管理を徹底していて、

これは基本的には食品汚染を防ぐ事が主目的であるんだけど、形状とか見た目の品質維持にも効果がある。

ある程度経験上や理論上の安全率を付加した設定になってて、

大きく逸脱しない限りはほぼ同質の製品が得られるようにされている。

似たような物を扱っていた会社にかつて居たので冷凍ケーキ経験はないが、

まあ下記の工程が標準工程として監査認証時、そして試験製造にて確認されているはず。

 

滅茶苦茶ざっくり書けば

スポンジは何処其処でウン度の低定温庫で入庫ウン時間からウン時間使用して

クリーム温度はウン度冷蔵で仕込みはウン日前で、オーバーランのエアはウン度で粘度はどうだ。

充填と手加工や機械加工の通過時間はウン分までで定期的な風味検査

窒素トンネルはウン度でウン分、トンネルフリーザーはウン度ウン時間で定期的に固化状態見る。

箱詰めのタイミング冷凍前か後か知らんが、恐らくトンネル出てからウン分の間に封函。

冷凍工程紙入れたら結露してふにゃってコーティング紙でもかなり強度落ちるからたぶんそう。

パレ積みされてリフト冷凍倉庫に置いてその間に細菌検査の結果見て出荷準備して、

細菌検査の結果次第でブランド元の出荷許可が降りたら出荷。

 

ここでちょっと考えてほしいのが冷凍工程で、

冷凍ケーキほどの大きさでなくても、窒素トンネルトンネルフリーザー程度では表面が固化するだけで、

サニタリサーモぶっ刺して-18℃でも中のスポンジは良くて5℃とかそんなもんと思われる。

(空気の層ってかなり冷えづらくて、家を二重窓にしたらなかなか屋外と熱交換しないのと一緒)

 

現実問題、中身の固化は冷凍倉庫で入っている間に進んでいて、

通常の期間商品であれば中継の冷凍倉庫場合によっては1ヶ月以上保管されることもあり、その間に固化している。

これは結構暗黙知な部分で、冷凍倉庫で固化が進むことを製造工程として書きたくても、

自社倉庫を出庫してから運送屋や倉庫屋に固化の責任を負わせられないし、

では完全に固化するまで自社の冷凍倉庫に入れる事は現実的に無理。

ここに保管期間という見えないアウトの線が引かれている。

 

  

これ出荷指示してる人間理解ってんだか理解ってないんだか知らないけど、

工程管理上にも書いてないんやからええやろ、クリスマス間に合わんかったらどうすんねん転がすぞコルァ!と

報道でもあるように冷凍時間を2週間から25時間に短縮すると、

(これを冷凍時間と呼ぶのかは微妙なところで諸事情で保管期間と言いたいが)

それはまあサーモグラフィで見ると真っ青で、抜き取りサンプルにサーモぶっ刺して-18℃の記録が取られてても、

中は全然凍ってませんがな、ということになる。

 

冷凍車やってる運送屋さんは、この手の事情は多少知っているので万が一があると丁重に扱うけど、

物流拠点のそれも冷庫仕分けなんて、息ゎ苦しいしマヂ苦しい酸欠で死にそうシュワッチ…シュワッチ!なマジのキツイ職場なんで、

そんな暗黙知は知らないし教えても理解しない奴しか来ないので、やっぱり雑に扱われて凍ってなければグシャッとなる。

ただ物流拠点に来た時点で中身凍っていることはそもそも前提だし、

凍ってないもの一般的所作で流して潰れた責任までは彼らは負わされていない事だけは擁護したい。

 

 

よって

 

百貨店運送屋が雑すぎ」

運送屋「落としてもないし荷崩れもないが?」

百貨店物流拠点どうなってんねん」

拠点「凍ってないもの扱わせて責任問うんか?」

百貨店受託製造おかしい」

受託側「お宅の無茶な要求と出荷指示晒したろか?」

 

百貨店「(なんでや!俺悪ないのになんで俺が悪い言われるんやねん)」←悪い

御客様「オラァ!どないなってんねんや!ケーキみたいにグシャッと転がすぞコルァ!!」

百貨店「原因特定不能です(すっとぼけ)

 

こうなります

 

--

 

余談なんだけど、受託側の責任で難納期発生や製造上の問題が発生したら、

機会損失も含め損害賠償する契約になってることが結構あって、ブランド元が顔真っ赤で乗り込んでくるんよな。

もう受託側は全面謝罪補償するしかない。

でも今回は報道取材されてた受託責任者が、百貨店に聞いてくれ責任はあっちなんて言う状況。

百貨店が青い顔してすっとぼけてのは、百貨店が何かしらでチョンボしてると見る。

 

あと一般的な期間商品冷凍品てのは大体半年前までに試験製造入れて、

消費者に渡る2ヶ月前に生産ラインから製品として出てくる。

この消費者に渡るまでの時間差が倉庫料として効いてきて、

俺が知ってる頃でも倉庫料きつい言うてたので今はもっとギリギリ攻めてるかもしれん。

 

 

もっと余談なんだけど、冷凍庫の保管を冷凍工程としないのは

品質保証規定作成に深く関わったことが無いから想定だけども、

恐らくそれはHACCPで定める清潔区域に出来ない都合であって、

例えば倉庫トラック搬出の都合で外部と貫通せざるを得ないので汚染区域にするしかないとか。

 

結局工程扱い出来ないのだから冷庫保管の時間根拠を示すことはないのだが、

実質工程扱いなので時間根拠を示したら示したで汚染区域製造工程とはけしからん

となるはずなので現場人間は、冷庫保管はあくま検査結果待ちとか出荷指示待ちの建前で、

暗黙の了解運用してきたと考えている。

 

これは誰がやりだしたんか知らんけど、

冷凍品の製造業と冷凍倉庫関係無視した汚染作業区域とか清潔区域を設定させて

冷庫で保管中の製品は保管中であり製造ラインではないし、

凍結具合を管理してないしコントロールしてないならそれ工程じゃないよね。

更に清潔区域ではない場所製品凍結させてるとか駄目でしょ。(超要約)

とか言い出して杓子定規適用しないと超絶難癖つけてくる認証機関とか、

現実知りつつ一度出た認証を突くのはやぶ蛇と放置してきたせいだと、今回の冷凍ケーキ事件について俺は勝手に思ってる笑

2023-11-29

一択ならA社、可能ならB社→A社

ワイならそうする。

anond:20231129171506

読んだ感じ分析すると

と言う分析を元に、どちらか一択ならA社に入る方が良いと思う。

何故かと言うと、B社のような会社は、恐らく出世が難しいから。ポストが限られていて、一定以上の偉い人クラスは、だいたい天下りを受け入れる形になりがち。
その人脈と、業界独特の商習慣による参入障壁の高さで事業を成り立たせているところがあると思うので、増田の「飽きっぽい」「勉強は好き」というステータスだと、それほど長期間いる会社では無いように見えるから。というか、そう言う会社は往々にして若い人は一定の年限で転職するのが前提みたいなこともよくあると思う。と言うのは、キャリア国家公務員がそうだから。半民半官の会社だと、そう言う文化を受け継いでいるケースが多い。

一方で、社員数が少ないので、プライム元請け的な仕事の動かし方を経験するには良い会社だと思う。故に、最初に入った後、概ね10年ぐらいを目処にA社的なところに移るようなつもりで、キャリアプランを立てるのがベターな気がする。可能ならね。

一方でA社は、ネガティブ要素として上がっている部分もカバー可能な様に見える。
全体として扱う金額が大きいなら、出世を目指すなり、社内で転属してキャリアを磨けるならこちらでも恐らく金は扱えるはず。
また、「飽きっぽい」「一緒に働く人でかなり生産性が変わる」という自己分析から、ハズレを引いたときダメコンが難しいタイプだと思うんだけど(ワイもそう)、大きい企業の方が、社内でキャリアチェンジがしやすい。社内で無理なら、A社のようなブランドがある会社名が入ると、履歴書が華やかになって転職時の幅がかなり広がるかもしれない。

あと、この類いだとA社の方が福利厚生は充実しているはず。(B社が相当に特殊会社でない限り、だけど)賃金が同等レベルだとすると、A社の方が、実質的収入は1割ぐらい多めになるぐらいのインパクトはあるかもしれない。

と言うことで、勝手ライフプランを作ると

  1. 新卒でB社に入社
  2. B社にいるうちに、同類婚(同じぐらいの年収パートナーを見つけて結婚する)
  3. B社のうちに、その業界独特の商習慣と、プライムとしての動き方を身につける(できたら人脈も)
  4. パートナーとお互いに時期をずらして、転職活動。A社に転職
  5. パートナーと交代で育休をつとって3人ぐらい子どもをもうける
  6. B社時代に培ったコネクションと経験で順調に出世し、タイパのよいポジションに着く
  7. 55歳で執行役員、60歳で役員選出を断ってアーリーリタイア
  8. 夫婦二人で世界旅行して帰ってきたら前職から泣き付かれて、孫育てしながら「増田事務所」みたいな個人法人作って仕事する
  9. 88歳で完全にリタイア
  10. 90歳で豪華老人ホームに入る
  11. 110歳で延命治療拒否緩和ケアをうけ、ひ孫に見守られて老衰死ぬ
  12. 異界にエルフとして転生して現代知識を生かして無双

何が言いたいのかと言うと

どちらにしてもOB訪問とか、OpenWorkとか利用するなりして、情報集めるのが吉。就職情報戦だよ。

2023-11-16

偏差値名大理系大工女子がなろう系の感じで建設業に物申すラノベ

客の奥さん要望をすっぱり切り捨てながらも120点の回答を出すシーン

なめ腐る相手自分でやったらいかがと突き放すシーン

周りの社長達と元請けをも味方につけて市役所と戦うシーン

などありそう

2023-11-12

非モテを客にした商売しといて非モテそもそも結婚諦めろ、だとか

病人老人を客にした商売しといて老人を生かしておくだけの医療無駄だ、とか

なんちゃってシステム商売にしといて顧客元請けが非効率過ぎると嘆いてみたりだとか

身の程を知れよという話

おまえらはそれで食ってるのよと

自分システム開発に携わっているが、お客様やら元請けやらのやり方で効率の悪さを感じることもある

一度修正したものを逆に直すようなことがあると、ヤレヤレと思ったりする

けど自分会社自分自身の給料のことを考えたなら、別にそれはネガティブでもなんでもないのだ

お客様段取り悪く余計な作業を増やし、元請けはその作業を開発として頂き工数をふっかけ、自分はその元請けから作業を受けて今月も飯が食える、と

そういう仕事無駄だなと思うことも無いでは無いが、それによって生かされている我が身であることを思うと、まあどんな仕事大事だよなと

それも仕事だし、なんならそんな仕事仕事の大半かもしれない

顧客元請け要件詰めて開発したシステムは、いまだに利用者が少ないと話題に上がる

根本的にシステム方向性を再検討したほうがいいんでは、という指摘も無いではないが、それを言える場所自分の席はなく

それでも数少ない利用者要望を上げており、それゆえに相変わらず自分作業担当者として雇用されているのだから、それはそれでと

大きな使命をもって画期的効果をもたらすような華やかな仕事話がネットニュースに流れてくるのを流し読みしながら

相変わらず自分はそんな仕事をしている

2023-10-31

社長(零細)やってるけど仕事がくだらなすぎて泣きたくなる

会長(父親)の介護

従業員(50歳以上しかいない)にパソコン教室

サボり従業員を叱責

従業員給料計算と振り込み手続き

法改正に合わせる研修に出たり

法改正に合わせてPCアプリインストールとか

法改正に合わせていろんな役所にあれこれ申請とか

従業員ミス謝罪のために元請け会社に行って説教されてくる

従業員ミスしないように対策案を提出する 1~50まで荷物数えるだけの仕事ミスしないための対策かぁ…

・決まり切ってるけどミスは許されない社内書類のチェックと承認

経理伝票のチェック クソくだらないミスの指摘

お歳暮どうしようか考えて発注

年賀状どうしようか考えて発注指示出す

同業者組合会合に出席 若手は役職を押しつけられるので、区内の集まり都内の集まり関東の集まりに出る必要があったりする

銀行担当とくだらない雑談

 

 

つまんな・・・

2023-10-29

anond:20231029201037

飲食リモワ出来ないこと以外は手堅いと思うやで。飲食経験あるから飲食はいつでも戻れるって感じなら

もう無資格でもさっきのワードで引っかかるところ数受けて入っちゃった方がいいと思うな

経験でもたぶんリモワできるよ。数当たればね

 

ずっとSI死ぬって言ってるひとたちがおるんやが消えて無くなりはしないだろうけど

ワイも概ねこ認識です

エンジニア活躍の場は、SIerからユーザー企業

――開発者ではなくユーザーになるとしたら、エンジニア仕事はどうなるのですか?

「全員が食っていける」のは、あと10年くらいじゃないですか。それまでにいわゆるゼネコンシステムがなくなって、SIがいらなくなるはずだから

 

現時点ではいまだに日本企業の約7割がレガシーシステムを使っているので、クラウドに移行する作業が残っていますが、それが終わればSI発注する企業はなくなりますよ。AmazonからAWSを買ってくれば、わざわざ外注しなくても、自社でいくらでも運用できますから

  

それにIT業界ゼネコンシステムいか無駄な仕組みか、企業側も気付き始めています最近メガバンクが立て続けにシステム障害を起こしましたが、銀行元請けに原因を問い合わせても、下請け孫請けに丸投げしているから分からないっていうのが大体の回答でしょう。同様の構造東京オリ・パラコロナ関連のアプリ開発でも行われていることが報じられた。

 

それでも今はまだテクノロジーに疎い世代経営層にいるので、しばらくは外部に発注する流れが続くかもしれませんが、10年後には今の40代組織意思決定者になるので、「外注するのは無駄から、自前でやろう」となります

 

――自社サービスに携わるエンジニア以外は、10年後には職場を失うと?

誤解のないように言っておきますが、エンジニア仕事は、その後もずっとなくなりません。ただ、私が言いたいのは、エンジニア活躍の場がSIerからユーザー企業へ移るということ。企業AWSAzureを使うにしても、それを担う技術者必要なので、自社でエンジニアを雇うようになるわけです。

 

https://type.jp/et/feature/16106/

 

ワイは最後のところについて、こう思ってるやで。非IT職でもプライベートITに触れる世代決裁権を持つわけでお寿司

個人的には下記もあるし急いだ方がよろしくてよって思う

アップルが生成AI導入を加速、来年iPhone 16で実装可能

https://forbesjapan.com/articles/detail/66848

多くのひとがAI使うのが当たり前になったら社会は変わる

2023-10-27

衝撃

月給20万ワイの仕事に元元請けは150万払っているらしい

ワイ自身は月20もの仕事をしているつもりはないので20万で特に不満はない

今もこうして増田でサボっているし、このゴミみたいな仕事ぶりのどこから月150万もの富が生み出されているのか不思議でならない

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