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はてなキーワード: 元請けとは

2024-11-21

SESエンジニア業界製造業派遣業でもありえない多重構造の闇

製造業構造

完成車メーカー

エンジンメーカー

エンジン部品メーカー

部品部品メーカー

→ それぞれが別の役割をこなしている。意味わかる。

 

SES業界構造

事業会社システムを利用するユーザー企業

元請けシステム開発を請け負うSIer大手IT企業

二次受け(エンジニア派遣するSES企業

三次受け以降(さらエンジニア派遣するSES企業が続く)

二次受けまでは、それぞれが明確な役割を担っているが、二次受け以降は役割かぶっており複数社いる意味わからん
登録派遣禁止されている多重派遣が実質行われている。
そのため金銭面や業務情報の伝達でエンジニアが多大な損害を被っているのが実情である
企業営業の怠慢である

2024-11-19

anond:20241118211907

元請けキー局とか全国紙正社員たち)

下請けの納品したものを突っぱねて一定クオリティを確保してこそ元請け仕事を全うしてると言えるのだが

それをやってないからいまの惨状なんでは?

納品されたクソ記事右から左高収入に慣れすぎやろ

2024-11-07

anond:20241107031306

アメリカは詳しくないからわからないけど、日本に関しては機能不全過ぎて根本からスクラップビルドしないとダメもの多過ぎだから

年金後期高齢者医療制度解雇規制下請け元請け派遣

全部小手先の改良じゃ追いつかなくて破壊しないとどうにもならない

2024-10-27

下請け向けAI価格カルテルをして元請けうちら賃上げに協力せよとなった場合

公正競争ではないだろう

農家競争してるだろう

そもそも元請けAI海外から労働力を引っ張ってくるだろう

2024-10-21

バイトバイトであるうちはまだいいのかもしれない

バイトに関する報道が頻繁に行われることで強盗をはじめとする犯罪が金になるというイメージ形成されると同時により身近な感覚で受け止められるようになる可能性がある

強盗元請けなんていらないことにそのうち気付き、知人ら数人だけで集まってカジュアル強盗するようになるのでは

バイトが儲かるらしい

ヤバい奴にスマホ免許を奪われて脅されるリスクがある

バイトに応募するのではなく自分たち強盗企画から運営までやればよい

この場合SNS監視なども無意味防衛がより困難になる

中国の奇妙な現象②:一般庶民には知る由もない、田舎バラモンたちの大きな岐路

https://anond.hatelabo.jp/20241020134839

昨日、私は中国田舎町の消費低迷について語り、さらに「田舎バラモン」という話題にも触れた。ここ数年、「田舎バラモン」(中国語:县城婆罗门)という言葉中国国内で急速に広まってきている。平たく言えば、地方豪族を指している。彼らは、普通の人が知ることも手にすることもできない資源を独占し、田舎町という小さな社会の頂点に君臨しているのだ。

だが、決して彼らが安泰というわけではない。詳しく見てみれば、彼らは10から15年ごとに新しい勢力に取って代わられていることがわかる。これは決して私の思い付きや肌感覚で述べているのではない。

私の親戚で、田舎町の公安システムに携わっている者が言うには、「彼らは2010年頃に頭角を現したが、今はもうそれほど大きな影響力は持っていない」とのことだ。

2010年前後、彼らは手下を引き連れ、全国に広がる大規模なインフラ建設の波に乗って、土木建設内装業の元請けを始めた。こうした事業は、政府関係を持つのが容易で、政府工事を分けてもらうことができた。これこそ、地方政府が何十億、何百億元もの地方債を背負ったり、財政移転を受けたりして進めたインフラ事業だ。

かに、数年前は不動産業好調で、政府土地を売って資金を集めやすく、工事費の回収も容易だった。だが、ここ数年はそうではない。公務員給料でさえ遅れがちで、工事代金などはできる限り後回しにされる。元請け業者たちの生活は楽ではなくなった。工事がまだあるかどうかを考えるまでもなく、工事に先行投資をするリスクが高まり資金を回収できるのかも疑わしい。

から、今の地方豪族田舎バラモン)も決して安泰ではない。上手くやっている者は昔の稼ぎでやり過ごしているが、少しでも野心を持つ者は家財ほとんど使い果たしている。ひとたび豪族が没落すれば、必ず新たな豪族がその座を取って代わるのだ。

とある田舎町の例を挙げると、今では政府学校が直接結びつき、共同プロジェクトが行われている。

小規模な例としては、学校の連絡システムや顔認証教育システム更新などがあり、これらは小さくても安定した収入源となる。これらのシステム強制的に導入されるため、資金回収不能となる心配もない。もっと大規模な例をひとつ挙げると、ある県の中学校が、週末に「遊学」と称して市の一流高校に生徒を送り込んでいる。これを聞くと補習授業のようだが、ここにはいくつもの関門がある。県の中学校が生徒から授業料を取ること、市の一流高校が週末に生徒を受け入れること、そして教師たちが週末に授業を行うことだ。補習授業と食事宿泊費を含めれば、一人の生徒からかなりの金額を取ることができる。数千人の生徒がいれば、それは莫大な金額だ。どんなに経済が厳しくても、親は未来のためにお金を惜しまない。

過去10年間、地方豪族たちは政府から直接お金を受け取り、富を築き上げた。これから10年、大きな財布はもう空っぽだが、小さな財布からお金を取る権限は上から与えられている。誰がその権限を手に入れられるかで、新たな富が生まれるのだ。どれだけ小さな財布でも、無数にあればそれは莫大な額となる。地方豪族がどれだけ入れ替わっても、その本質は変わらないのだ。

2024-10-10

anond:20241010115030

から~本当にそうならコストダウンに血眼になってる元請けがそのままほっとくわけないんだよ

2024-10-09

anond:20241009175233

元請けにならんと儲からないって気づいたアニメ会社が増えてきて、下請け業務を受けるところが減った

から元請けが増えてアニメの数は増えるけど、それぞれの下請けは雇えていなくてアニメの質は下がるという傾向が続いている

それでも基本は製作委員会方式アニメ製作するとなると他から金を引っ張って来れてるので、収益的には改善している

2024-09-19

タイミーとかスポットワークで募集してる派遣会社結構な頻度で地雷が多い

派遣で集まらなかった不人気案件の穴埋めとかなので扱いがびっくりするほど悪い

まともな指示がないのは当たり前で元請け派遣が入り乱れてるから誰が偉いかわからんし誰に指示を聞けばいいかもわからない状況。

なんとなく右に倣えで仕事を進めるか立ち竦むしかない。

しかも勤怠管理QRコードを使わない

スポットワーク最大の売りがQRを使った即時承認と即時支払

これがない。しかも勤怠承認もまともにやってくれない。

1年くらいタイミーとかのスポットワーク専業た やってる一番の地雷案件派遣募集しててQR承認使わないやつ

これはほんとまじ

2024-09-16

今の仕事の状況を考えて、自分の答えを出しておく

自社の既存チームからパイを奪うのは言語道断、他社経由にすれば無駄に自社の利益を削るだけ

そもそも大手ベンダー配下の開発チームから既存チームに引き継いだはずの領域なので、奪うというか取り返す という営業指針は顧客からしてもあり得ない

既存チームの領域担当する名目人員を配置したいなら、奪うではなく既存チーム担当多忙のため補佐する という口上であるべきだ

その上で引き継ぎ期間として今期末までだったものを延期する、といった形以上にはなり得ない

顧客大手ベンダーには、きめ細やかな運用を高い金かけて依頼するよりは多少費用がかかってもスムーズ新規開発 の能力を求めている ように思う

なので次期予算確保のためには、新規システム要望を掘り起こすのが一番たしかな道だとは思う

思うが、、そこの需要を探るのはもはやこちらの権限はるかに越えている

どうするかな…

雰囲気イマイチだし、もう解散でもいい気はしてる

自分自身の話に止めるなら、異動はしたくないし継続したい顧客ではあるが…

別にどこにアサイン可能かを考えると、もう既存チームフォローで参画してるメンバーは確保できる前提

一人既存チーム側で離任が見込まれメンバーがおり、この後続のジョブ担当に一人入れる

レポート担当既存運用としてまあ確保できる想定

あと1名、新規レポート相談係に新規で一名アサインできると良い

今、マネジメント担当で参画してる人員プロジェクト縮小により不要あるいは0.1〜0.3参画等に費用を落とす

この中で一番難しいのが新規領域の確保だろう

これまでも業務運用部署からの依頼は潰さないよう対応してきたけれど、積極的な働きかけとまではいかない

積極的営業相手場合によっては逆効果場合も多く、自社と元請けベンダー方針で明示されない限りやらないのが賢明

2024-09-14

グッドウィル社はなぜ潰されたか 1/3

兵庫県知事炎上してるのは港湾利権に手を付けたからだ、という棘が話題になっているが、それ自体他愛もない陰謀論だ。

更に「大企業グッドウィルが潰れたのも港湾利権の闇」とかい陰謀論の重ね掛けにもなっている。

 

このグッドウィルが潰れた理由と経緯はちゃん認識されて居ないしWikipediaなどにもちゃんとまとめられていない。どこかで書きたかったので説明するよ。

 

表面的には東和リース社への二重派遣トドメとなって派遣免許を取り消されたと世間認識されている。

でも結論から言うと戦後労働行政の2本の柱であった建築港湾への違法派遣を行っていたのが大問題だったのだ。

 

でも事件の背景とGW社(グッドウィル)の成り立ちと労働行政の来歴を説明しないと意味が判らないはずなので、どうしても長くなるが説明する。

 

>「売上8000億円のグッドウィルが一発廃業港湾利権地面師が可愛く思えるレベルでやばかった

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/2433890

 

戦後労働行政での特別扱い2業種

戦後労働行政建築土木)と港湾特別な扱いになっていて特に手厚く労働者が保護されている。これはこの二つが前近代的雇用形態になっているという事と、ヤクザ問題だ。

終戦後~90年代まで、行政は縦割りのセクショナリズムが強く、職分を超えて協調的に仕事をするという事が少なかった。だがヤクザが絡むと別で、ヤクザ対策国策と言っていい。

ヤクザなんか追い出せばいい、そう思うかもしれないが、それは今だからそう見えるのであって、昔はヤクザとカタギの線引きが難しい職業というのが沢山あった。線引きをしたのは警察で、今は警察の長年の活動であるからヤクザとカタギの職業がきっちり分かれているのが当然に見えるのである

そして建築港湾そもそもその職分からヤクザが生まれたりしていた業界なので特に不可分だった。

 

建築土木

建築土木請負構造になっていて、仕事元請け熊谷組大成建設のようなゼネコン、その下に○○組のような中小建築会社設備会社があって、職工はその中小土建に直接雇用される。つまり作業をするゼネコン社員は居ない。現場にいるゼネコン社員監督設計である事務所で躯体完成後の図面を書く)。

因みに〇〇組などの会社社員は自社の事を「組」と言ったりする。

これからも判る通りに、ヤクザと出発点は同じだった。片方は裏社会、片方は資本主義に順応して分化してきたものだ。

そして戦後の時点では元請けゼネコン以外の土建ヤクザ未分化の所が多かった。

 

これらの中小土建職人社員という訳ではなかった。仕事を請け負った土建会社親方仕事を投げる。親方の下には親方に喰わせてもらっている弟子職人が居るので彼等が仕事をする。

また土工所謂ドカタ)など単純労働系の職分だと日雇い人夫を使う(人夫差別用語らしく変換候補に出ない)。朝6時頃に手配師トラックハイエースが来る場所というのがあり、そこで待っている人間ピックアップして各現場に送る。山谷が有名だが東京だと高田馬場新大久保間の今は西戸山タワーホームズがある場所も有名で、早朝の山手線から見えた。

仕事が終わる時間に迎えに来て賃金を払って終わり。雇用期間は当日だけ、その日払い。

この手配師親方だったり親方に雇われてる人間だったりするのだが、この親方は一人頭いくらで請け負って、そこからピンハネして日雇いに渡す訳だ。

 

そしてこの手配師しろその上の土建しろヤクザの舎弟というのが多かった。

そうなると日雇い労働者としては普通会社福利厚生というのが受けられない。特に怪我をしたり障碍者になったりした場合ヤバいことになる。

 

沖仲仕港湾労働者)

沖仲仕(おきなかせ)は差別用語らしく、変換候補に出ない。

コンテナ船一般化するまで、内航(国内航路)にしろ、外航にしろ船で貨物を持ってきたら沖仲仕の世話になった。主に手作業、時にクレーン台車を用いて貨物の荷卸しをする荷役人夫が沖仲仕である

昔の貨物線は船底から船倉で、そこからクレーンを用いて手作業で岸壁に貨物を下ろし、それを次に載せる船や貨物列車に載せる為の集積所に運搬する。船に載せるのも同じだ。

ただ、付けられる岸壁には限りがあるし、岸壁使用料港湾長(都府県)に支払わなきゃならない。この金額結構高い。

そこで艀(はしけ)を使う荷役が一般化した。艀はただの四角く平たい台船で、動力船に引っ張られて移動する。沖仲仕が船から艀に貨物を下ろし、一杯になったら次の艀を付け、とやって列車みたいに幾つも繋げて次に載せる船に付け、貨物を載せ替える。因みにF1カーなどのサイドポンツーンのポンツーンとは艀の事だ。

この場合、艀が資本であり、艀を持っている人間親方となって沖仲仕使役するという形になる。

 

で、この沖仲仕だがやはりヤクザと不分明であった。特に戦前から戦後すぐまでは土建と同じようにドヤ街近くでピックして人を集め艀や岸壁に分配していた。

この沖仲仕親方から巨大暴力団になったのが山口組だ。これ以外にも港湾近くにはヤクザの組や右翼団体が多く、その事務所は陸の上だけでなく係留されたボートハウスにある事も多かった。

港湾近くには「〇〇水上警察署」という警察署があるが、これはその名の通り、こんな訳で事件トラブルが頻発する港湾の水の上を管轄する警察である現場が艀や船の上なのでパトカーはおまけで、主な移動手段パトボードであった。

この事情海外でも同じで、ギャングというのは沖仲仕の班を指していたが、そこから犯罪者集団化したものが現れたので、犯罪/虞犯集団の事を指すようになった。

 

沖仲仕土建と似た構造利害関係にありヤクザとの関係も似ている。

そこで労働行政の重点項目になった。目的日雇いが多い労働者の保護特に労災時の保護と、ヤクザからの切り離しである

その為に日雇い原則禁止となった。しかし船会社倉庫会社が艀の親方仕事発注し、その親方人夫を連れてきていてそれが日雇いという体なのであまり効果はない。

 

だが沖仲仕のこの構造は一気に無くなって殆ど解消してしまったのだった。それが

 

コンテナ

コンテナ化へのシフトで、人力での積み下ろしかコンテナ輸送に切り替わってしまった。荷主が倉庫コンテナに入れて埠頭輸送し、岸壁ではそのコンテナをガントリークレーンコンテナ船に積む。

すると必要な人手はクレーンオペと場内の車両誘導整理、フォークリフトでのコンテナ移動がメインとなった。これらは日雇い人夫に出来る仕事ではない。故に手配師必要が無い。

という事で、沖仲仕保護の為の労働行政特別扱い根拠というのはかなり解消してしまったのだ。

だが、行政としては別にそれによって困ったことが発生しているでもないのに前例主義を止めるつもりはない。

 

構造がほぼ解消されても規制は現用、範囲港湾管理域外に及ぶ

からこの労働保護使用者から見たら規制はまだ生きていて現用である。これが大事ポイントだ。

また解消されたとは言っても、港湾倉庫コンテナ移し替え(海コンから鉄道コンテナなど)のような仕事はまだあり、そこでは沖仲仕時代と同じ作業が行われている。

更に、今では一般的な港湾労働者が居るのは、港湾長が管理する埠頭近辺だけだが、元の規制趣旨から言って規制対象域はもっと範囲に及び、明白な区切りはない。これも大事ポイントだ。コンテナ化で港湾管理域だけに労働が集約されたにすぎないからだ。

 

 

part2→https://anond.hatelabo.jp/20240914181619

2024-09-09

今のプロジェクトちょっとややこしいことになってる

顧客から弊社が直で受けてるAチームと、顧客大手ベンダー元請け)に出して、その下で受けてるBチーム

自分はBに所属

大きな開発は徐々に片付いて縮小傾向の中、元請けベンダーとの次期体制の打ち合わせ

元請けAチームから領域を巻き取れるところは巻き取って行きたい」

それ、大局的には弊社としてのパイを削りたいと仰ってるわけですよね

すげえこと面と向かって仰るんだなあと思いました

2024-08-22

ま、いっか明日から休むしー

なんか現場の同僚や元請け従業員がよそよそしい気がする

クライアントには絶対にしていないがカスタマー暴言を吐いてるのがクレームで上がったのかな

それとも開店前に準備中冷房の効いてる館内を通って現場に出勤してるから

ワイ氏これ静かに首きられる流れ?

そういえば昨日いきなり本社差配担当が来て応募用の写真にするからって勤務中のワイを撮ってったけど、肖像権ワイにあるんだからどんなふうに写ったか見たいな~

・・・と、こんなふうにして実家痴呆実母みたいに被害妄想は進んでいくんだろうなぁ

😔

2024-08-21

上場企業で働く人は海外自動車メーカーの株を買えばいいじゃない

日本元請けさんを応援したくなくても投資は出来ます

頑張りましょう

上場してない弱小企業勤めさんはニーサ世界企業投資すればいい

元請け企業日本大企業が憎くても海外のものに注目すればいい

2024-08-13

SIerとは結局何であり、なぜ滅びないのか

誰も教えてくれないSI本質SIerの世界観

https://zenn.dev/sta/articles/2024-08-10-sat-what_is_si


少し前にブクマの集まっていたこ記事について、SIerでなぜITが軽視されるのか、SIerがしぶとく生き残っているのが何故なのかをもう少し深堀りしてみたくなった。なお俺自身は、もうずっと長いことSIerの中で働いている、現役のSIerの中の人である

これから書くのはSIerの中でもBtoB業務システムの中身の構築を主に手掛けていて、なおかつ元請けに近い組織の話だと思ってほしい。


業務プログラム可能な形に翻訳する専門組織

まずSIerでITが軽視されがちな理由である受託開発を主に手掛けるSIerの顧客は、だいたい以下のような特性を持つ。


このような顧客日本社会にはまだまだいくらでも存在しており、その市場に特化した業態SIerだ。このような市場は、いずれ消えると言われながら今でもしぶとく残っている。

こうした顧客の元では、新しい技術チャレンジしてもあまりメリットがなく、枯れた技術や使い尽くされたフレームワークを使って、すでにどこかで見たようなシステム生産するのが最適となる。古い技術は長期的には先細っていく運命にあるが、一方で経験者が多く失敗事例が出尽くしている、過去資産を利用できるなどの利点があり、顧客側も冒険よりはリスク回避を望むため、古くて安定した技術採用するメリットが大きい。


それを請け負うSIerで重宝されるのは、IT知識よりも顧客業務理解してロジックに落とし込むスキル、いわば業務プログラム可能な形に翻訳するスキルだ。

顧客自分説明する業務ルールはだいたい矛盾していたり、条件が不足していたり、例外ケースが考慮できていなかったりするので、それらを整理してプログラム可能な形に変換する必要がある。特に金融などの業務ガチガチ法規制されている分野は業務ロジック法律制度に適合させる必要があり、そういう時に業務ロジックを「業務専門家立場で」検討できる人材SIer側にいると顧客安心して設計を任せられる。だからSIerでは上流工程が重視され、それができる人間が重宝される。


余談だが、俺自身経理システムを専門として長い間この業界で働いているが、俺がここに残っているのはIT技術も好きだけど経理勉強をするのもそれと同じぐらい好きだったことが大きい。いざとなったら経理知識だけでも食いつなぐことができるぐらいには、そっち方面知識もある。IT技術への興味は趣味で発散させており、仕事でそれを生かせる機会はなくてもいいと割り切っている。そういうタイプが、この業界には向いている。


閑話休題

SIerでは上流工程が重視される一方、実装フェーズでは使い尽くされたフレームワークを使って作るので最新技術への理解必要なく、実装上の創意工夫が必要なほど難しいもの新規性の高いものを作るわけでもないため、設計書に書かれたことをそのまま実装できる人であれば十分、ということになる。そのため、実装要員は単価の安い人を大量に集めればいいという発想になり、かくして派遣ビジネスの隆盛へとつながっていく。

実装フェーズ業界全体で単価が安いため、元請け比較的高給取りな社員実装を任せてしまうと、それだけで利益率が悪化する構造があり、ハイスペック社員はなるべく単価の高い上流工程アサインしないと勿体ないという話になる。

実装フェーズを丸ごと外注することも多い。フェーズ単位外注する方式ウォーターフォールと相性がよく、発注のためにはきちんとした設計書を外注先に渡す必要があり、かくしてSEドキュメントをひたすら書き続ける。


SIerは「ITを専門とする組織」ではなく「業務プログラム可能な形に翻訳する専門組織」であり、翻訳した後の作業を自社の社員はあまりやっていないので、そもそもIT企業と言えるかは本来微妙立ち位置なのだ。実際には翻訳成果物である設計書でさえグダグダなことは多いのだが。


とはいえパフォーマンスチューニングなどで技術面の創意工夫はしばしば必要になるのだが、それが実装の工夫だけでどうにかなるものであれば、大体は現場エース級の人(自社社員とは限らない)がなんとかしてしまい、経営者を含む大部分の人にはその必要性があまり深く認識されず、エースの人がどうやって解決たか理解されない、というのが実情ではある。技術スペシャリストSIerでは立場が弱く、裏で活躍していてもそれが日の目を見ることはあまりない。

こうした姿勢のためにSIerはたまに来る技術の変化の波に弱く、大波が来た時はしばしば多くの人が新技術適応できずにドロップアウトしたりする。日進月歩IT世界で、お前は本当にIT企業かという感じではあるが、そもそもITの専門組織とはいえい組織なので期待するのは無駄である


社会現状維持させるための業種

ではSIerがしぶとく生き残っているのは何故なのか。

SIerとは「業務プログラム可能な形に翻訳する専門組織」だと言ったが、もっと大きなことを言うと、総じて日本SIerというのは、日本社会現状維持させるために存在する業種なのだろうという気がする。(日本限定したのは、海外の状況はまったく知らないからだ。)

顧客IT化の波に対応しないといけないが、かといって現状の業務を変えたくないし、ITのことを学びたくもない。SIer自身も新しい技術積極的に取り入れない。その両者が結託して、古い技術社会現状維持させている。その良し悪しはともかく、多くの人がそれを望み、その望みがSIerという業種を存在させている。まるで邪教徒たちの祈り邪神を生き永らえさせているみたいな話である


古い技術革新しないと社会が変わっていかないとしたら、SIerは変化に対する抵抗勢力であり、SIerの古い技術者が変化の波でドロップアウトするのは、社会にとって必要新陳代謝といえる。

からもし、技術社会を変えようと望むなら、SIerは来るべき業種じゃない。技術先駆者たちが社会を変えようとして切り拓き舗装した道を歩きながら、すでに出来上がった仕組みを維持するために働いているのがSIerだ。技術社会を変えようと望む人は、是非他で活躍して、技術変化の波を起こし、俺をドロップアウトさせてみてほしい。

2024-07-25

anond:20240725150029

詳しいこと書くと特定できるから書かんが(言っても頭に思い浮かべてるだろう数社のどれか)

テクサポならいいほうなんじゃないか

残業なしで300前半くらいかな…残業ありだと400は余裕で超す

まあみんなやってられんって言ってやめていってるよ

元請けの連中も深夜帯まで残るの普通だし異常

2024-06-20

文章も話も幼いタイプ人間に向いてる仕事

建設業の中にあるマイナーな分野の職業

女 30代

仕事内容

朝礼での発表

元請けとの打ち合わせ

下請けへの指示

所見や考察を書く仕事が発生するときがある

悩んでること

ボキャブラリーが少ないので言葉に詰まる

話の組み立て方がわからない

一発で説明ができない

滑舌が悪く自信がない喋り方

静かな中で自分けが話す状況に異常に緊張、動悸がひどくなる

緊張すると頭も呂律も回らないので話せない

電話会議スピーチが怖い

スピーチ練習会に行くか悩んでるが、それすらも怖い

ひどい動悸対策にインデラル飲んだりしてたけど、最近合わないのか動悸はなくなるついでに体力が落ちて頭が痛くなる

心療内科行っても神経が過敏だとか言われただけで、それ以来行ってない

なにかトラウマになってるのか気になるから催眠療法みたいなのは効果あるのか気になってる

2024-06-12

GPT4で60人月プロジェクトをワイ1人1日で終わらせました

えっ、どうしよう。このプロジェクト1500万ぐらいの予算が出てるけど、ワイ一人で1日で終わったから日給1500万でいい?流石にヤバすぎる。

明日は、200行ぐらいで毎日自動コミットするプログラム作ります。もちろんコミットメッセージもChatGPT4に書かせて。

フルリモート勤務なので、月曜から金もらってゲーム三昧最高すぎ。

GPT4にも出来るプログラム下請けに書かせてる日本情報産業構造ヤバいが、GPT4ヤバすぎる。

元請け上司も全員アホで良かった。GPT4で無双確定したので明日ゲーム買いに行きます

下請けプログラマー給料が低くて短納期雑用みたいなプログラムを書かせられる仕事

下請けプログラマー給料は低いが、プログラムの詳細な設計は上流から流れてくるし機械的プログラムがかけるからGPT4に書かせれば後は遊び放題の仕事

興味本位で有料会員になったんだが、60人月プロジェクト適当にGPT4に聞いていたら、要求通りの実装ほとんど終わり、テストドキュメントも揃ってしまった。

本当にまずいことになった。GPT4は世に出てはいけない。

的確なプロンプトをかける人、簡潔に言えば部下のプログラマーに的確な作業指示をだせる人はGPT4に近付けてはいけない。

日本の半分作業ゲーみたいな下請けプログラミングはマジで終わるぞ。

OpenAI社はとんでもないものを生み出してくれたな。

2024-06-08

システムの中身に興味の無い元請け下請け発注する際に採用する方式として、ウォーターウォールが合っているというだけだと思う

2024-05-25

客先常駐コボラー転職備忘録

最近客先常駐から社内SE転職することが決まった。忘れないうちにこの転職に関する備忘録を残しておきたい。

転職理由転職活動にわけて記載したいと思う。

はじめに転職理由

転職理由キャリア形成が難しいと思ったからだ。

この理由に至った現職の内容を話そう。

自分20代だ。新卒客先常駐コボラーになってしまった。

なってしまった、とネガティブに書いているが全否定するつもりはない。新卒で入った会社客先常駐であることだけが悪かった。COBOL別に悪い言語とか思っているわけじゃあない。

ただし『客先常駐COBOL』という組み合わせは、将来の展望を描けなかった。これから新卒の人にはあまりお勧めできない。

なぜか。

まず、『客先常駐』。

これは全くもって良くない。責任が少ない仕事で十分で、人間関係を適度にリセットしたい人には向いていると思う。もしくは、よっぽどのニッチかつ高スキル保持者くらいだろうか。

問題点を述べていこう。

問題点そのいち。

常駐先ガチャが待っている。どんな地獄案件が待っているか行かないと分からない。しかも、客先と戦わない営業マンの方が給料が高いなんてやっていられない。最近Sier側が強気に出られるパターンも小耳に挟むが、まだ稀な印象である

問題点そのに。

上流工程に携われるかは運であるそもそも要件定義とか予算とかを他所から来た人間に任せることは難しい。底辺下請けにはもってのほかである。よって、下流工程のみの経験スキルは身につかないまま、30代に突入する可能性すらある。

問題点そのさん。

契約形態によるが1ヶ月の勤務時間が決まっている。1ヶ月最低〇〇時間以上勤務となっている。これがネックとなり連休を取ることが非常に難しい。さらに、GW年末年始休暇があると残業必須になる月が発生する。勤務時間縛りプレイ経験者は大したことではないと思うかもしれないが、ワークライフバランスにおいてストレスになる。

次に、『COBOL』。

先ほども書いたが悪い言語だとは思っていない。

ただし、大型新規開発は今後ないと思えと言いたい。必然的COBOLを書き書きしていた時代のおじさま方には、技術の点で一生勝つことはない。彼らがくたばるまでは。

それと、たまに聞く「コボラーはこれからずっと需要があるし、新規参入者も減っているから将来安定だよ」なんて話。この嘘、ほんと?

かにCOBOL自分が死んだ後も生き残るだろうが、それほど大きなパイが残るだろうか。元請けか自社の社員しか仕事が残らないのではないか。あったとしても金がどの程度分配されるというのだ。

個人的には、将来の選択肢を増やすためにCOBOL以外"も"経験した方がいいのではないかと思った。加えて、COBOLしか経験がないと求人が少なく30代以降の転職ハードルが高いため、その前に一度足抜けした方が安牌だと判断した。まあ、逃げ切れる世代には関係ございませんけれども。

そして、『客先常駐COBOL』。

悪魔合体させるといけない。

まず、COBOLはほぼ金融業界でのみ生き残っておりコボラーの生息範囲は限られることとなる。結果的に、客先常駐していると別の常駐先で出会った人かその関係とかち合う可能性が非常に高くなる。個人情報や噂が一気に広まってしまうわけであり、一回でも社会からすってんころりんしたら戻りにくい。

なにより、両者ともに揃うと別業界や別ポジション転職しにくくなる。客先常駐コボラーから客先常駐コボラー転職する人が結構いるのが現実コボラーになりたいなら最初からIT土方ピラミッドの頂点コボラーにならなければならない。

という様々な思いがあって、

客先常駐の働き方はこの先これ以上は無理だなとなり、COBOLだけではない肩書きを持ちたいと思って転職を決意したわけである

さて、転職活動に話を移そう。

転職転職エージェントを利用した。

現職の忙しさで心も身体もすり減っており、スケジュール管理企業とのやり取りなんてとても無理だったかである

さて、ステマなし・エージェント会社名無記載個人的エージェントの印象を述べていく。

まず、当初は大手エージェント登録していたが、こいつは全く使えなかった。自社開発か社内SE希望しても、客先常駐とずっと求人出している営業職と介護職の求人票を寄越してくる。

最終的には、客先常駐コボラーは美味しくないため全くフォローされなくなり、ついにはエージェントの気配が消えた。

経歴に自信がある人か自主的転職活動を進められる人以外は、大手向きではない。

次に中規模のエージェント登録した。疲れて自主的に動けない自分向きであった。

エージェント対応としては、大手より転職希望者が少ないためか連絡が頻繁かつ口調が砕けたものであり、転職活動の並走者感を演出することを意識されていたように感じた。

そのため、マメに連絡欲しくない人には向いていないと思う。

なお、結果的こちらで内定まで到達したが、登録してから内定まで平均より1ヶ月ほど長かったようである。これも客先常駐コボラー呪いか。

面接対策については、2つ目の中規模エージェント書類添削及び面接対策の申し出があって実施していただいた。それに従えばおよそ間違いないと思うが、参考として面接経験を書き残す。

面接での質問は、これまでの仕事のことを深掘りされることが多かった。

一問一答で準備しておけるようなものではないため、成功したこと・失敗したこと仕事中に心がけていることなどを整理しておくことが必須である新卒からコボラー人間技術は期待されないから、アピールできるところが仕事の進め方や考え方だけだからだ。

また、気になるIT話題自己研鑽質問への回答をそれぞれ2〜3くらい用意しておくとベスト

志望理由は、表向きの転職理由求人票の職務内容を結びつけて言えばいい。ここを起点に他の話に発展していくことも多く、嘘の理由であっても結びつきをブレさせない意識を持つといいだろう。

企業研究インターネットで調べて、事業内容と今後数年の計画を口で語れれば十分かと思われる。新卒と違って会社説明会なんてものはなかったが、面接担当者面接中にどのような会社か親切に語ってくれるから、そこから志望動機にも繋げていくことができた。

そして、自分と同じく経歴がクソだと思う転職希望者たちには次のことを言いたい。

たとえ転職先で希望キャリア待遇が手に入れられなくても足がかりになるような経験が得られるか、でエントリーしていくといいと思う。

以上が、備忘録である

しかしたら、転職した後に「失敗した」「隣の芝生が青いだけだった」なんてことになっているかもしれないが、そのときはまた転職活動を頑張る所存。

採用教育コストを考えろよというご意見には、退職されないように経営しろと回答させていただく。

最後まで読んでくれてありがとう

ここまで来て一点大きな訂正をさせて欲しい。

コボラーを名乗っているが、実際はCOBOLよりJCLに触る時間の方が多かった。なんなら、JCLで一番動かしたものは読めないアセンブラツールだったかもしれない。汎用機バンザイ

2024-05-24

弊社のザコオスくんが元請け美人担当にチンポおっ立ててオーバーワークした末に過労死したけどその2週間後くらいに美人担当普通に結婚式あげてたのほんと面白い

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