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はてなキーワード: 劇伴とは

2023-09-30

葬送のフリーレン

あのアニメ化わりと評価されてるんだなぁ~

原作なぞってるだけで間延びして感じて、もう原作読めばいいじゃんってなっちゃんったんだが

マンガスピード自分で調整できるしサクサク読み進めていた方なんだろう

劇伴はよかった

劇伴はよかったのでEvan Callについて検索してたんだが

Elements Garden に居たんだな。かなりゴリゴリなオタなのではないかと思われた

時代時代ならエロゲ音楽やってたと思うと胸熱

2023-09-24

アニメ聖闘士星矢おもろいやん

アベマでやってる聖闘士星矢見てたんだけど

吹っ飛ばされるとき叫び声とか

避けもせず防ぎもせんのか~い!

主人公一行は数発耐えてるのに散々攻撃加えてたお前は一撃で死ぬんか~い!

ってツッコミながら笑わせてもらってる

80年代シリアス風バトル漫画って滅茶苦茶で何も考えず笑えて良き

80年代ののアニメ映像BGMが一体化してて素晴らしいな

攻殻SACの一挙も見た

2004年作品なのに面白いんだが映像劇伴イマイチ乖離してたな

2023-09-05

テレビドラマを見てる人ってどんな人たち?

久しぶりにテレビドラマをみかけてその劣化ぶりにビビってしまった

画角、演技、脚本劇伴テーマ

全てが陳腐で本当にびっくりした

テレビ見ないがマウントではなく当たり前となってしまった今

Netflixprimeビデオハイクオリティ映像作品配信されている今

一体誰がこのロークオリティ演劇もどきを見てるんだろう?

ジャニオタが見ていることは知っているけど

というか逆にこんなロークオリティテレビドラマを見ている層は

他にどんなエンタメを楽しんでいるのだろう

2023-08-23

anond:20230823154319

ACCAいいよね 劇伴がいい

おまえさんはわかっているな

わかっているのでサムライチャンプルーも見てみるわー(野球やるのは知ってる

ID : INVADED は初めは津田健次郎さんの人気にあやかってミステイクキャラの主役やってるのだと思ってました。

すみませんでした。でもあの姿の違和感も込みの配役だからいいよね?

anond:20230823132224

ACCAいいよね 劇伴がいい

再放送かかってたら見てるわ

俺が未だにディスク持ってるサムライチャンプルーはいいぞ

ギャグ話が多いがシリアスもあり、アクションがいいし何といっても劇伴がいい

古いアニメだが今でも通用すると思う

あとはこないだまで円盤持ってたヨルムンガンド

プロ集団仕事してるみたいなのが良い

英語音声に字幕付けて見るのが好きだった

あと ID : INVADED とか

久しぶりにリアタイで見ててマジで最高だった

円盤は見る暇がなく手放してしまった

あと吉浦監督作品わりと好きなんだよな

直近だとアイの歌声を聴かせてか

独特の間の取り方があって良い

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ブコメも見たが色々懐かしい

坂道のアポロン昔持ってたわ!演奏シーンがとにかく良い。そういえばBLUE GIANTを見逃してしまった……

氷菓も昔持ってたなぁ。京アニマスターピースって感じ。ただ原作を読んで原作派になってしまった。アニメ千反田はぶりっ子感が強くて無理

刀型!懐かしい!あれもすげーいい作品だった。

昭和元禄落語心中、実際かなり良い作品で並び立つものがないとは思うんだが、ちょっと長くねという。こないだBS東急でやってて見ようかとも思ったんだが……

そういえば万人におすすめできない人を選ぶが最高な作品があったのを思い出した

UN-GO

コンクリート・レボルティオ

配信ねぇかなぁ

2023-07-30

大悟と又吉がいすみ鉄道に乗って移動して酒を飲む番組を見ているのだが

その中で「ずーっとあいつら(男子学生3人)の中でスピッツがかかってるんだろうけど」と大悟が言っていて

そうだなと思った

若い人の夏のテーマ曲スピッツでいいと思う

たとえ古くても若い人の夏のアクティティにはスピッツ劇伴として使いたいところ

もちろんみんなそれぞれの夏のテーマ曲はあると思うが(流行りもあるし)

若い人の夏は概ねスピッツでおさまると思う

あなたの夏のテーマ曲はなんですか

2023-07-14

君たちはどう生きるか感想

自分もののけ姫くらいかリアルタイムで見て、振り返ってカリオストロ以降は全作見て、本やインタビューもそれなりに追っているまあまあの宮崎駿ファンです。

千と千尋の神隠し風立ちぬあたりがフェイバリットです。箇条書きで感想書いていきます

2023-07-09

anond:20230709001931

リアタイ消防だったからそんな事考えてもいなかったな

アニオリの島原編とかも楽しんで見てた

子供ながらに劇伴音楽クオリティが上がってシリアスになったことを覚えてる

あれも変わる前の音楽のほうが評判いいっぽいんだよね

2023-06-28

00年代前半のあの空気感が漂うアニメN・H・Kにようこそ!

平成レトロだとかロスジェネだとかINTERNET OVERDOSEだとかオタク氷河期漫画がどうだとかそういう話題と、あと山本裕介氏のVガンダムインタビューとかを最近見たせいなのか、急にアニメ版NHKにようこそ!』のことを思い出した。

この作品めちゃくちゃ面白かったなっていうのもあるんだけど、何よりも作品全体に漂う空気感がとんでもなく好きだった。

引きこもりニートギャルゲーエロゲ)、秋葉原宗教勧誘アニメ専門学校自殺オフ会ネトゲマルチ商法etc...

あの頃の時代の空気ものすごく込められてたなと。00年代前半のあの空気感をここまで感じられるアニメってなかなかない気がする(放映は06年だけど)。

劇伴がすごく哀愁を誘うものだったせいもあるかも。

(たしかサブスクにあったはず・・・ ようこそ!ひとりぼっち とか陽炎列車とか)

なんていうか、あの頃ってなんかセカイ系をまだ引っ張ってる感じというか、ケータイインターネットが普及したりして社会文明が急速に発展していってるのが目に見えてわかるのに、なんとなく自分たちはその発展に乗れていないというかどこか遠いもののように感じながら社会と断絶しているような気持ちになっていたり、そういう言葉にしにくい閉塞感のようなものを今見ても思い出すんだよな。

なんか、社会が上向きになってるはずなのにどうも暗澹としている感じがあるんだよ。カラフルなのに暗い感じ。

そして、何も良くなってないけどそれでもなんとかやっていくさ、という本当になんでもないラストも好きだった。

2023-05-23

ジム通いの弊害

ずーーーーーーーーーーーーーーーっと洋楽が流れてるから仕事中に口ずさむ曲が全部洋楽なっちゃって、同僚から〇〇(おそらくそ楽曲を歌ってる奴だと思われる)聴くんですか?いいですよね!って声をかけられる。もうしわけないけど、歌手名すら知らんかったわ。でもいい曲だと思うよ。

あと何の脈絡もなくかかってるから何の曲か全くわからん。口笛のメロディから入るけっこうキャッチーな男ボーカルの曲があってそれも口ずさんでたんだけど、こないだトップガンマーヴェリック見てたらビーチフットやる場面で流れ出して笑ってしまった。お前、トップガン劇伴やったんか!あとなんかめっちゃメロウな曲流れてんな―と思ってたらワカンフォーエバーのエンディングテーマだった。

2023-05-11

エヴァの例の戦闘曲ウィリアム・テル序曲のマッシュアップについて知りたくて

エヴァ 戦闘曲」で調べてたら「デンデンデンデンドンドンの曲を集めた…」っていうタイトルネット記事があった

それでわかっちゃうのが凄いなって思った

それほどあの曲が有名で頭にこびりついているってことだ

ちなみに例の曲のタイトルは「EM20」だ

エヴァ劇伴タイトル覚えてるのが「マグマダイバー」だけだったので、こちらの超有名劇伴タイトルがこんなんだって知らなかった

(BGM曲集とか聴いてるからタイトルだって見た筈なんだけど)

ほんと、鷺巣詩郎すげえなあ

EVANGELION INFINITY聴いてみよう。ほんで無駄戦闘態勢になろう

(というか、ウィリアム・テル序曲とのマッシュアップが見つからないんだが?どっかにあるのかな)

2023-04-03

自分の中のいくつかが坂本龍一で一つになった瞬間

ドラマとか見ない自分ではあったが、推理小説が好きなのもあって推理サスペンスドラマは見てた

その中の一つ「ケイゾク」。風呂に入らずに髪はボサボサ、でもめちゃくちゃ頭が良くて「私、わかっちゃったんですけど」というのがカッコよかった

その主役が中谷美紀演じる柴田純。OP中谷美紀が歌う「クロニックラブ」、この時は何となく好き程度だった

ロボットアニメも好きでロボが出てくるアニメはだいたい見てた

その中の一つ「エウレカセブン」数年前に劇場アニメ化されて、劇場に行くほどじゃないけど配信は心待ちにして見てた

2作目の「アネモネ」、とあるシーンの劇伴が「どっかで聞いたことあるなあ……」ってモヤモヤしながら数日たった

ふと気づいた!「クロニックラブ」だよ「ケイゾク」のOPだよ!

おっと、俺ときたらパクリ見つけちゃいましたか

と思って調べたらクロニックラブ作曲坂本龍一で、もともとは「バレエメカニック」という曲をアレンジしたものらしい

もうわかったと思うけど、エウレカセブン48話のタイトルは「バレエメカニック

エウレカセブン登場人物アネモネの感動エピソードの回

そのアネモネを主役にした劇場版がアネモネで、劇伴に48話タイトルの元になった「バレエメカニック」を使ったって事らしいんだわ

そりゃ坂本龍一バレエメカニックを知ってた人なら当時からわかってたと思うけど、自分自身はここでケイゾクエウレカセブンまさか坂本龍一で繋がったんだ

なんか自分人生に埋め込まれていた伏線が回収された瞬間に思えた

坂本龍一訃報を聞いて思い出した昔話

冥福をお祈りいたしま

2023-03-15

RADWIMPSって劇伴も作るんだな

「すずめの戸締まり」の曲が気になってサントラを眺めてたらRADWIMPS名前が並んでて「そんなに歌なかったけどなあ」と思ったんだが歌でもロックでもない劇伴だった

君の名は。」ですでに劇伴担当してたらしい

ただの歌中心のバンドかと思ってた

2023-03-08

劇伴っていいよな

一番好きな映画は「レクイエム・フォー・ドリーム」なんだけど

※のちにレスラーブラックスワンなどを撮るダーレン・アロノフスキーの初期作品

その劇伴であるLux Aeterna」がめちゃくちゃいい。

本当にいい。

良すぎてなぜかロード・オブ・ザ・リング予告編のためにフル・オーケストラ編曲し直されたバージョン存在して、なんならそっちのほうがより広く知られている。

Lux Aeterna Clint Mansell』で調べてもらえばYoutubeにも鬼ほど出てくる。

あぁ、この曲かってなる人も多いと思う。

 

急激な温度差で風邪をひくかもしれないが、アニメゆゆ式劇伴もよい。

特にGet Wild的に使用される楽曲で「TekiPaki (Yui's Theme)」は

軽やかながらどこか切なさもはらんだとても素晴らしい一曲だ。

これもまぁ、アレな動画をどこかで視聴できると思うので聞いてみてほしい。

 

さいころ、父が魔女の宅急便サウンドトラックをずっとカーステでかけていた時期があった。

今でも魔女の宅急便を見ていると、そこかしこのシーンで

後部座席ガラス越しに高速道路標識が流れていくのをぼうっと眺めていたことを思いだす。

2023-02-15

イワクラと吉住の番組で何故か一週飛んで後編が放送された小籔さんゲスト

今回も名言まくり

高校三年間がコロナ丸かぶりで全く行事経験せずに卒業することになり立腹している子に対し

「『この世代けが持ってるエピソードトーク』を持ってると考えたら、選ばれし3年間

(後に)ラッキーと思えることもあるんやないかなと」

言っていた

なるほど

かに「不遇エピソード」ってのは使えるよね

でも、ふと思ったけど「団塊ジュニア」とかの世代人生まるごと不遇で目も当てられなくて、エピソードトークどころでは済まない人も多い

不遇は人生のほんの一部分だったらネタとして使えるけど、生涯通しての場合憐憫を誘うものしかない

サンサーラ劇伴として使われるトークじゃ、話の接穂もねえわ

次、

最近話題になったニュースで腹立つなってことありますか」というイワクラ質問に対し

「(回転寿司ニュースに関して)連発する意味わからんよな

(一回ニュースになったら)『あんなんなんねや、やめとこ』って普通なるもんやん

あんなんなんねや、やろー!!』って、意味わからんよな」

と言っていた笑

ほんと意味わからんよな。承認欲求強過ぎて後先考えないんだろうな

あん報道せんかったら、せえへんのかもね」

とも言っていて

結局それだよな。自殺ニュースと同じ

報道されることでフォロワーが出てしまうのは今始まったことじゃないんだ

その「事件」の良し悪し関係なく(ランドセル贈り魔とかも流行ったよなあ)

次、は小籔さんの発言じゃないけど

「(漫画編集者面白いと思った作品上司に認めて貰えないという悩みに対して)時代が追いつくっていうのが本当にあるんだなと身を持って体験しているか

自分面白いと思った事を貫けるかどうか…貫き続けれてばいつかきっと

と吉住が言っていて

時代ってなかなか追いつかないよな。ほんと10年かかるよな」って個人的に思った

今もてはやされている音楽シーン人達は、10年前にネット流行った人達なんだもん

バズる」という言葉が無かった時代ネット

関係ないけど、この番組で出されてるお菓子食べてる人初めて見た笑

流石小籔さん。kawaii

2023-01-20

逆に「最近の(生身の)バンド物語性が薄い」ってのがある気がする

モー娘。とかホワイトビスケッツとかは「そのグループがどういう集団で、どういう物語の中でこの曲を歌っているか歌詞は何をイメージしたものか」をCD買ってるほぼ全員が理解していたレベルじゃん。

でも今チャートにいるのって、大部分がどういう連中が歌っているのか誰も知らない気がする。

ドラマ映画テーマソングであっても「流行りそうな曲を流行ってそうな歌手に歌わせる。作品との相性は関係なく」みたいなのが一時期はやりすぎたせいで土壌が丸焼けになって、日本人の多くは「作品の何らかの場面をイメージしたもの」とは感じなくなってるように思える。

でも音楽ってのは本来表現」なわけであって、つまりは「手段」としての側面こそが本体だったはずなんだよね。

祭りドンドン太鼓を鳴らすのは、祭りをやってますよと神様にまで伝えるためであり、その背景があるから聞いてる人達は「オラオラめっちゃ楽しいから一緒に混じって、ついでに俺たちの願いもちょっと聞いてけ」を踊りで表現したりする。

そういった文化の中で、いつからか単純に音楽のものを楽しもうという研究が進み純粋技術のぶつけ合いを至高とする人達も出てきたけど、それでもクラシックならオペラ劇伴であったりポップカルチャーなら時代の空気を歌うものであったりした。

CDを買うという文化が失われ、配信という超高速でチャートが入れ替わる世界が始まったことで、そういった感覚はかなり散り散りになってしまった。

誰がどこで何を歌っているのかはよく分からないけど、なんとなく歌詞共感する気がしないでもないのレベルまで、音楽によって表現されるもの、少なくとも受け手が聞こうとするもの曖昧化していった。

そういう背景があるからこそ、「誰が歌詞や曲を書いて誰が歌っているのかを明確にフューチャーした音楽」が強烈なインパクトを持って伸びていったんじゃないだろうかと思うわけだよ。

数十年前はいくらでもいたはずの絶滅危惧種ってやつだね

2022-10-21

70点を積み上げても良いアニメにはならない

今日、あるアニメ映画を見てきた。

2本立てになっていて、どちらから先に見てもいいが見る順番によって受ける印象が全然違うよ、みたいな触れ込みのやつ。

先日他の映画を見た時に予告がやっていて、なんか面白そうな企画だなと思ってみることにした。

情報仕入れてない。ちょっと面白そう、くらいの興味だったので。

で、まあ感想だけど、内容については何も言わない。まだ1本目しか見てないので。

しかし、内容を差し置いても今回一つ強烈に感じたのが、アニメというものは70点を積み上げても、決して70点の映画にはならないんだなということだ。

一つ一つ感想をいっていくと、

作画、悪くなかった。単調だし動きが少なかったが全く崩壊することなく、きれいだった。及第点

音楽、悪くなかった。全体的に劇伴が少なかったが、挿入歌劇伴ともに違和感を覚えたり、不快になることはなかった。及第点

演技、悪くなかった。声優ではなく、役者系が演じていたので、素朴な感じではあったが、酷い棒演技などはなく、淡々とした作品に合っていた。及第点

脚本、悪くなかった。SFなので独特な用語や背景説明など、小難しいところもあったが、本筋はシンプルでわかりやすかった。及第点

キャラデザ、悪くなかった。平凡であまり個性がないが、しっかり描き分けられていてキャラ混同したりしなかった。及第点

そう、全部が及第点なんだよ。でも何も心に残らなかったんだよ。

印象的なシーンを思い出そうとしても一つも浮かばない。

なんというか、進研ゼミマンガみたいな映画だった。漫画の態は成していて、それなりに面白いんだけれども、読み終えたらすぐに忘れてしまうような、あの感じ。

なんだろう、やっぱり良いアニメ(というか印象に残るアニメ)にするにはどこかで100点や0点を取らないといけないのかな。

それが作家性ってものなんだろうか。

とにかく今日見たアニメ映画は悪いところがひとつもなかったのに総評としては40点くらいの映画だったよ。

2022-09-11

いい作品だけどおすすめしにくいアニメ

Zガンダムのことだ。

一応TV版のほう。

「暗さ、重さ」をあそこまで突き詰めた作品はなかなかないので、見ると世界観が変わること間違いなしだ。

とはいえ実際には万人向けではないどころか相当に見る人を選ぶ、割と問題だらけな作品になってしまっているのが残念。

4クールという、今世紀になってから深夜アニメではあんまり見ないエピソード数もさることながら、一番の問題は極端な説明不足だろう。

前作(1st)を承けた各勢力が織りなす政治情勢からモビルスーツ(以下MS)の技術解説まで、作中でまともに説明されていることが何一つない。

これは劇場版でも大して変わらないので、全編見る場合副読本Webに転がっている解説による予習復習が不可欠となる。

もちろん、こうしたナレッジ収集ネタバレ危険を大いにはらものだが、本作品に限ってはネタバレになっても本編の凄まじい内容は全く色褪せることないので、そこは安心していい。

そうはいっても「できの悪い名作」というのはなんとも悩ましい。

というわけで読んでくださった方のために、三枝成彰氏が担当した劇伴の中で、事実上作品のメインテーマファンの間で言われる「ゼータの発動」という一曲を紹介しておく。

悲痛としか言いようのない曲調が、劇中に数多ある凄惨な場面を彩ってきた名曲なので、これで少しでも作品雰囲気を感じてもらえれば幸いである。

さて、以下はネタバレ含む個人的に感じた、Zガンダムの魅力について。

まずは主人公カミーユ

前作の主人公アムロに輪を掛けて自閉傾向強めでありながら、ニュータイプとしての能力は間違いなくアムロ以上と、視聴者の誰もが認める少年

これは女っぽい名前に対する反発という理由から空手に取り組んでいた事で、発達障害者特有のウィークポイント(注意と集中のコントロール身体感覚の未熟さ)が少なからず補完された結果だろう。

そんなカミーユの前に各クールごとに現れるヒロインが、皆カミーユの前で死んでいく(なんならカミーユ自ら手にかけていたりする)という筋書きは、ヤバいと言う以上のヤバさがある。

更にカミーユが慕うお姉さん的存在で、物語後半に敵の黒幕シロッコの手により寝返ったレコアさんが、逆に最序盤で敵方からガンダム強奪し味方として合流、カミーユのもう1人のお姉さんになったエマさんとラスト2話で相討ち、エマさんカミーユの腕の中で死んでいくとか、たまらんわー。

そういう心を折りまくるイベントが積み重なった挙げ句TV版の場合最後に、今で言う「重篤二次障害」を発症したところで幕切れという、アニメ史に残るバッドエンドを記していくのだ。

ここに至って、当時の富野監督正気を疑う人が出てきても不思議はない。

しかし不幸なのはカミーユだけではない。

これまたアニメ史に残る裏主人公にして噛ませ犬だったジェリドも非常に印象深い。

この男、カミーユに対し「女の名前なのに、なんだ男か」と絡んだことがケチの付き始めだった。

以後は仕事を通じて懇意になった同僚を次々カミーユに殺され、恨みを募らせていく。

しかし日に日に増す恨みの強さに反するかのように、物語では次第に頭角を現してきたシャアや、悪役シロッコヤザンに見せ場を取られてどんどん影が薄くなり、最後は用済みとばかりにあっさりカミーユにやられてしまう。

それでいて負け犬でもヘタレでもないどころかMSパイロットとしては間違いなくエース級、ただし運が全く彼に味方しなかったという感じ。

そして忘れちゃいけないクワトロことシャア

さっき「次第に頭角を現してきた」と書いたが、それでも「逆襲のシャア」の頃の彼と比べたら全然振り切れていない、色々悩ましい人なのが魅力だったりする。

最後は「ノーマルスーツも着ないでMSに乗り込む変態男」シロッコと「変態女でシャア元カノハマーンの2人からボコボコにされ、ニュータイプ勝負でも完敗。

その際に吐いた「まだだ、まだ終わらんよ」というセリフのいじましさといいヘタレっぷりといい、個人的には最も共感できる立ち位置だったり。

そこに元祖ノーマルスーツも着ないでMSに乗り込む変態仮面」だった面影微塵もない。

ついでに言うなら搭乗するMSも赤くなかった。

まあ百式もこれはこれで全身金色塗装でインパクト溢れてはいたけど、主人公MSがMK-IIからΖになって以降は完全に「お前いたの?」的な地味脇役に(MK-IIもGディフェンサーで存在感を補強されたことを含めると、二重に蚊帳の外)。

というかこのアニメ、変形メカがやたら多い時点でだいぶ派手なはずなんだけど、見ていてそんな印象は全く無い。

富野監督の作劇がそれを許さなかったとも言えそうだが。

あと、本作品のお陰で「修正」という単語が有名になったけど、これ元々旧日本陸軍隠語だったそうで、要するにこの作品はその程度に野蛮であるということを暗示しているのは凄い。

流石お富さんは違う。

2022-05-29

anond:20220528155900

ガルパン戦車)とか荒野のコトブキ飛行隊(プロペラ戦闘機)は音に拘ってたらしいよね。

まあ劇伴とかはそんなに評判は聞かなかったけど

anond:20220528155900

劇伴効果音のハナシが混じってる感じですかね?

効果音っていうことでは映画評論家押井監督ルーカスフィルムで音作ってもらったりしてましたよねスカイ・クロラだったかな?

扉が閉まるときの「バタン」って音がいかにこだわってつくったものか、ってのを延々と語るオーディオコメンタリーを聞いた覚えがあります

anond:20220528155900

音っていうからドルビーがどうとかそういう話かと思ったら違った。

以前ファーストガンダム劇場三部作富野が音だけ豪華にしたバージョンを出したけど不評だったっていうから、音を気にしてないのはアニヲタのほうなんじゃない?

富野Vガンダムではドラム使わない劇伴チャレンジしたりもしている。

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