はてなキーワード: 自販機とは
とはいえ家の断熱性能というのは、住んだ後に実感できることです。
そのため今の住宅業界は、見栄えだけをよくして、買った後のことを軽視するハウスメーカーが有利な状況です。
そこで、欧米から遥かに遅れてようやく日本も住宅の性能基準を2020年に義務化すると発表してきました(省エネ基準適合義務化)。
ところが。
これが見送りになったようです。
普通は住宅の性能を担保できないような業者は市場原理によって淘汰されるものだと思います。
ただしこれは消費者に適正に判断できる情報が与えられていて初めてできることです。
結局、家の温度環境の良さは一見しただけではわからないため、みてくれだけを良くして購入者を騙す会社が今後も有利になってしまいます。
自販機でペットボトルの水を買ったら、中味は水道水だったって感じですね。でも水として売っているので嘘はついていません。
一応、省エネ基準に適合するかを“説明する”ことが義務付けられるようですが、家の見た目だけを良くするような会社が果たしてどんな説明をするのでしょうね。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190121/k10011785331000.html
これのコメでいくつか間違った認識が目立ったからそこらへんちょっと修正したい。
まずあのコーヒーマシーンはPOSとは厳密な意味で連動していない。
多分トップコメの店の看板の文言で勘違いしたんだろうと思うけど、コーヒーって豆とカップ、アイスなら氷カップ、ラテなら追加でミルクが合体して一つの商品になってるから単一商品ごとにカウントしてるストアコンピューターの在庫管理方法(POS)では在庫数を出せない。
だから、月末に豆・カップ・ミルク残量を計上して利益を確定してる。
多分、トップコメの店ではわかりやすいカップの数なんかを毎日なりカウントして日々売上と照らして誤差を出してるんだとおもう。
で肝心の自動化だけど、ほぼありえない。
コンビニの本部への毎日の送金額はレジに入った現ナマすべてだ。
これを自販化するとなると、コーヒー自販機に貯まったお金をレジに入金するって作業が追加されることになる。
ただ、ここで本部的にかなりまずいのは、さっき述べたコーヒーの在庫数は店舗責任者の手計算ってとこ。
売上と在庫数も店舗責任者がカウントするってのは、つまりちょろまかせるってことだ。
それを防ぐにはコピー機みたくネットワークにつないで販売数をストアコンピューターに記録させることになるんだろうけど、セブンイレブンだと現状で2万店、1店舗に平均して2~3台? あとシステムの増設? まぁまぁな出費だ。
加盟者の良心やら恐怖心に訴えてもいいんだろうけど、コーヒーの粗利ってコンビニ全商品のトップランカーだから、まぁそんなゆるふわなことしないと思う。
ちなみに、新たに登場する自動判定機能付きはブラックコーヒーの機種で、カフェラテ機は現状のままだ。ラテ爺は同じ犯罪を繰り返せる。
そうして数週間が経ったある日。
「マスダさん、おかしいと思いませんか」
いつもと同じように仕事をしていた時、センセイはそう疑問を投げかけてきた。
「何がです?」
「何が……ってこの会社がですよ」
センセイはさも当然のように言ったが、母は要領を得なかった。
母はこれまで、経営だとか雇用だとかいったものとは直接の縁がない人生を送ってきた。
世間一般的な異変を察知することは出来ても、詳しくないものについては勘が鈍る。
母もその自覚はあったので、センセイが何を問題にしているのかは素直に気になった。
しかし、センセイから返ってきた言葉は、これまた要領を得ないものであった。
「完全週休2日制で、祝日も休み。給料が良い。労働時間は厳守。働いているときも割と自由がきく。休憩は頻繁にできる」
母は理解に苦しんだ。
そんな中で労働環境が快適だというのは歓迎すべきことだ。
なのに、センセイはそれがおかしいのだという。
「2階を見ましたか? 雑貨屋があって品揃えも多い。自販機もやたらと色んなものがある。自社オリジナルといっていますが、それにつけても安い。いや、食チケで払えるから実質タダですし。労基を大事にしているのはまだしも、福利厚生まで充実している。私たちのようなパートタイマーにまで、です」
「それの何が問題なんでしょうか」
「福利厚生は社員の満足度を上げたり、モチベを維持させたり、労働力の向上が主な目的です。あったほうがいいのは間違いないですが、費用対効果が不確かなので会社によってピンキリなんです」
「結構なことじゃありませんか。つまりホワイト企業ってことでしょう?」
「その“結構なこと”を、多くの会社はしたくても出来ないんですよ。最近できたばかりの会社がここまで厚遇なのは、経営として異常なんです。経営は常にコストとの睨み合いで、どこを削れるかいつも考えていますから」
主にこの人材を安く、雑に扱う企業を「ブラック」と呼ぶことが多い。
それに対して、この『256』という会社は人材に金をかけ、丁寧に扱う。
ホワイトといっても過言ではないのだが、センセイはそれをやりすぎだと主張していた。
「それだけ余裕があるってことでは? 急成長している会社らしいですし……ん?」
コストをかけるにしても元手がいる。