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2017-11-24

ある声優に心底救われている話

何で唐突匿名に書こうかと思ったのかは解らない。

気持ち悪いだけの文章になっていますがそこはもうホントすみません

話せば長いんですけど、

友人が物凄くアイドルマスターSideMにハマっていて、お渡し会のためにBeitとハイジョのCDを6枚ずつ買ったのを貰ったときから全てが始まりました。

友人とは防衛部好きーで繋がっていたので声帯が決まった時に「あの子声優も出てるから!!!」と猛プッシュされたんです。

なし崩しに曲を聴いて。。。

あっ、スマイルエンゲージいいんじゃない?ってなって。。。

モバイル登録して。。。

その時は確かもふもふえんとカフェパレ婚活だったかしら。。ハイジョの水泳イベだったかしら。。。

まあそこでゆるゆるとしたプロデューサー活動をしていたんですよ。

3週に1回ログインするみたいな。

ピエール可愛いなって。今も思ってるけどね。好き。

そしてまあ10月になった時に私が異動になったんですよ。社内でも精鋭部隊が揃ってるバチクソ厳しいところ!

そこからあれよあれよと言う間に病みましてね。。。

いい子だと思ってた後輩にも「えっ?(笑)こんなことも出来ないんですか?(笑)」とか言われちゃう日々でした。

で、やべえぞもうそろそろ死ぬか?って本気で考え始めた時の朝、出勤してた時!

6時?とか7時なのにまあなんとTLがめちゃくちゃ賑やか。

すごい物販列の写メRTされておる。

なんぞこれ?となったらSideMの1stライブがこの日にある!と察して

まあ何故か行かないといけない気持ちになったんです。オタクによくある使命感ってやつです。

スマイルエンゲージと赤いやつ(当時は心の中でそう呼んでいました)(名前が覚えられません)しかまともに知らないのにね。

よく行こうとしたよね。

でも勿論現地はチケット無いし。じゃあどうする?となった時に会社の物凄く近くでライビュがある事を突き止めたんです。

異動する前だったらスーツ勤務だからちょろっと抜け出してチケット買って…て出来たけど

異動して固定の制服勤務になったのでもう抜け出すのは難しい。

でもチケット無くなったらどうしよう。

お昼休憩1時間の中、なんとか行けない?

からずっとそのチケットの事だけ考えるようになりました。

そして「お昼行っていいよ」と言われた時に…計画実行です。やってやりました!

ズボン制服のままで…

上は少しだけ脱いで大きいパーカー

ジャケット姿になり…(ここで10分経過)

片道15分の映画館に向かい

チケットを買って…

また15分かけて戻り…

と、まあなんともギリギリな中チケットを買って、適当な事を言って退勤して

(それまでそんな事した事なかったです。ごめんなさい上司 ありがとうフレックス勤務)

もうね、チケット買った後はこれから観れるライブの事しか考えていませんでした。

何か今の自分に物凄く衝撃を与えてくれるんじゃないかって。

アイマスは本当にそれまで未履修だったんですけども

キラキラしたものを見れるんじゃないかと!

そんな気持ちでいっぱいで、まあ色々と買ってギリギリめに映画館にいざ入ったら

私 以 外 オ ー ル ス タ ン デ ィ ン グ

えっ?!映画館だよここ?!

つの!?!?!?!?

プロデューサー洗礼を受けつつ…

(前から5列目くらいの隔離された場所だったのでたまに後ろを振り返りつつずっと座って見ていました)

ライブが始まった訳です。

DRIVE A LIVEだ…あっ、これ知ってる…

後ろの大声すごいな?!

とか思いつつ…まあ声優さん自己紹介していきますよね。

そうです。前述した通りの防衛部の梅原さんと白井さんしか存じない感じでした。

Beitとハイジョの人がああこんな感じなの?!とそういう風に見てました。

そして曲に行きましたよね。

2曲目「HIGH JUMP NO LIMIT

知ってるーーーーー!!!!!!!!!

いきなり知ってるの来たー!!!!!!!!

わかるわかる、これわかる。赤いやつだハイジョだ!白井さんいるもの

で、それが終わってさあ次は?次はなんぞ?となった時です。

∞Possibilitiesに出会ったのは!

それまで映画館椅子にまあ踏ん反り返る感じで座っていたのに

イントロから心を奪われ。

え?何や?何だよこれ?となり。

あぁピンク色だから宇宙人の人かしら?!

えっ?あの宇宙人ってこんな感じの人たちなの?!!?!?となり。

そして中央の一際キリッとした表情の人に釘付けになりました。

これは確かグレーの髪の人だ、何とか夫みたいな名前の子だ!と1人で興奮したのもいい思い出です。

私の両隣は2席ずつ空けて彼女に(無理矢理)連れて来られたであろう彼氏さんがいらっしゃったんですが、

その人たちももうノリノリになっている始末。

すごいぞこの人たち。何者なんだ。

そして彼らの歌う「可能性は無限大さ!」という言葉に心が奪われて。

そこからは一気に魅入られていきました。

で、自己紹介していた時には気付かなかったんですけど真ん中のお兄さん(仮)はずーっと役に徹底しているんですよ。

Study Equal Magic! でもね。

これすごい歌ですよね。高校の頃に出会っていたら私は多分今頃初の女性総理大臣になっていました。成人してから出会ったので残念ながら平社員です。

これ、物凄くノリノリになる歌であろうに、真ん中のお兄さん(仮)は眼鏡の人のイメージそのままに頷いてるだけなんですよ!

イメージそのままにってお前まともに知らないんじゃないの?って感じだけども何回か見たイラストイメージそのままなんですよ!解るか!?解るかい?!!?!?

…とまあこんな衝撃を受けてライブも終わった頃に、

その、役に徹してた真ん中のお兄さん(仮)が最後にフニャァと笑ったのを見て

まるでスタジオジブリキャラクターが如く髪の毛がブワっとなったのを感じていました。

…この人、何だ? なんなんだこの人!

終わって客電が付いて、劇場内には「お疲れ様でしたー」が行き交う中

もう真ん中のお兄さん(仮)含めた宇宙人グループの事だけ考えるようになっていました。

家に帰る途中色々調べ…

フムフム、真ん中のお兄さん(仮)は伊東健人さん。…おた恋の彼氏役か!とか情報収集しつつ…SideMのS.E.M関連を片っ端から開けて…

あぁ、こんな感じの人たちだったんだ!と新たな発見をして…

出来る分だけ解放したボイスを聞いてみて…ああ、道夫さん!となり…

伊東さんのサンプルボイスを聞いて…

全然声が違うのにビックリ。思ったより若いんやこの人。となりまして。

SideMを深く知るきっかけとなったのは勿論、役者さんという存在にずずハマりするきっかけともなりました。

それまで追っかけとかした事無かったんです。本当です。母親が好きなアーティストライブについて行って、握手会で「おぁっ、歌うまいっすね(笑)」って言うくらい。

そして月日は流れて、私も仕事が解るようになり…

地道に追っかけなどして…

で、もう一度壁にぶち当たる時が来ました。

今度は本当にやばいやつ。

ドクターストップ仕事も行けなくなってもうお先真っ暗、って時に硲さんのソロ曲が出たんですよ。

皆さまご存知 Learning Message

∞ PossibilitiesやStudy Equal Magicとは違って少し声のトーンが高め(曲が高いのかな)

ですがまあ何がおススメしたいかって、

伊東さんの声と歌詞!君の未来の輝き…からがグサグサささりまして、ええ。

深夜3時に不覚にも号泣しました。

仕事関係で3時半に起きなきゃいけなかったのに配信日の24から眠れなかったやつですね。

そして極め付けはつい最近あった銀河鉄道の夜朗読

すごく良かった。優しい大人やらせたらピカイチだと思います

そこでまあ色んな決心をしたんです。

死のうかなと思っていた私の人生が変わりました!!!

この人の芝居は兎に角

真摯にやってくれてるっていうのがビンビンに伝わって来るから大好きなんですよ!

まだまだ出始められたばかりだから勿論色んな話は聞きます。たまに私も思います

(でも多少の自己顕示欲と上昇志向が無いとやっていけない世界だと思うのよ!)

2回も死のうかなと思ったところを救われたらそりゃもう死ぬまで推すって決めるに決まってるじゃないですか!なぁ!!!

上に書いたのは硲道夫と銀河鉄道の夜だけだけど、見てきたもの全部に衝撃を受けました!

フスプも見たさ、やった吹き替えは全部探したし、NHKに問い合わせまでしてみたんだ!(世界街歩きだけが見つけられません)

所謂ただの声豚にはなりたくなかったかアプリゲームに出演が決まれ配信前だったら予めダウンロードして勉強して…

時には他の子にハマったりとかもして…

(ユバの徽というゲームです)

伊東さんを追っかけていると、

新たな発見毎日になっています

もうホント、愛してます!!!!!!!!!!!!

日々健やかに大切な人と元気にお過ごしください!!!!!!!そしてその素敵な芝居でどんどん色んな人を魅了させてください!!!!!!


なんて日々思いながら生きています

こんなんじゃラブレターじゃないか

ファンレターには書けないやつだな。


いやあの…今日朗読見てきたんです……明日も見れるんだ…エヘヘ…やったぜ…

ていう訳で寝ますおやすみ…エヘヘ…

2017-10-24

砕かれた鏡

(この日記は、「副業風俗レポを連載していたのだが、」https://anond.hatelabo.jp/20171023190844を「俺が編集者ならこう書き換える」という内容に無断で編集したものです。)

お久しぶり~。とにかく更新が滞りがちなこの連載。今回はちょっと趣向を変えて、生まれて初めてアジアンエステに行った日のことを書くぞ。もう六年半も前の話だ。僕のドスケベオイルマッサージ道はこの日から始まったのだ!

某月某日、夜。駅前商店街を歩いていると、妖しく点滅する立て看板が目に入った。

中国式マッサージ 60分¥6000

インターホンを鳴らすと、異様に背の低い白髪の老婆が出てきた。待合室に通され、メニューを渡された。メニュー表には複数コースが書かれていたが、婆さんは大きな目をさらに大きくして90分一万円のコースゴリ押ししてきた。僕は気圧されて、よくわからないまま一万円を払った。

部屋に案内されて、ベッドに腰かけていると、小柄な女の子が入ってきた。名前はナナちゃん。第一印象はツンとして見えるが、笑うと一気に表情がやわらぐ。かわいい! 大きな目に長いまつげ。ピンク色のぽってりした唇が印象的。髪は長めで、えり足がスッキリとまとめられている。あらわになったうなじセクシーしかし、何より目を引くのはオッパイ。かなりでかい! 上着がパンパンに膨れあがってる。そして、むき出しになった太もも。僕が太ももフェチになったのは、この日がきっかけかも。ミニスカートからのびる二本の素足。た、たまらん....。

ナナ「初めてですか?」

僕 「はい

ナナ「先にシャワー浴びますか?」

僕 「あ、はい

ナナ「じゃあ、脱いで待ってて」

ナナちゃんが部屋を出ていく。言われるままに服を脱ぐ僕。上半身裸になったところで、ナナちゃんがバスタオルを持って戻ってくる。いたずらっぽい笑みを浮かべながら、僕のズボンベルトを引っ張る。脱ぐように促しているのだ。恥ずかしながら、僕はすでにビンビン。ナナちゃんがそれを見て、キャッと笑う。腰に白いバスタオルが巻かれると、腹部がふくれあがり、その形状はまるで雪山

一緒にシャワールームへ。ナナちゃんが全身をやさしく洗ってくれる。「後ろ向いて」「はい、前」「もう一回後ろ」ころころと向きを変える僕。後ろ向きになると、ナナちゃんの手首が僕の足のつけねを通って、さわ~、と尻の穴を通過。最高だ...。タオルで体を拭いてもらい、部屋に戻る。紙パンツを渡されたが、明らかに小さい。無理して履いてみたが、思いっきハミ出てしまう。ナナちゃんがそれを見てウフフと笑う。

ナナ「うつぶせになれますか?」

僕 「あ、はい・・・

ナナ「・・・やっぱり、あおむけでいいよ。うつぶせ、痛そうだから

うつぶせだと、いきり立ったモノが圧迫されて痛いと判断されたらしい(笑)それで急遽、あおむけの態勢から始めることに。ナナちゃんが僕のひざの上にまたがると、太もも感触がじかに伝わる。う~ん、たまらん!

まずは首筋のマッサージ。ナナちゃんが前かがみになると、はだけた胸もとから谷間が見える。膝を動かすたびに、スカートの中もちらり。これってわざと!? そして、ここから先は怒濤の展開。まだ序盤なのに、ナナちゃんが僕の全身にオイルを塗り始めた! 本来うつぶせでじっくりと肩や腰をもんでから、ようやくあおむけになり、オイルが登場するのは後半なのだしかし、ナナちゃんは通常のセオリーをすっ飛ばして、大暴走。おそらく僕の興奮が伝わり、一気にスパークしたのだ! 奇跡フュージョン国籍を越えた魂の交感。ナナちゃんの指先が、僕の体の上を縦横無尽に滑走。そのなめらかな滑りは、ロシアフィギュアスケーターユリア・リプニツカヤ選手のようだ。僕はあっという間にフィニッシュ。開始からわずか30分。瞬殺だった...。

本来、こういったマッサージは焦らしてナンボ。ナナちゃんの施術はあまりトリッキー過ぎた。でも僕は大満足! 最高のアジアンエステデビューであった。

🌑

これは、ある風俗系のサイトのために書いた原稿である。そのサイトが突然閉鎖してしまい、行き場所がなくなった。自分で言うのも何だが、本当に下らない。僕は二年近く、こんな文章ばかり書いていた。この記事は、新しい店を取材する時間が無かったので、苦しまぎれに昔話を書いたのだった。結果的にこの原稿は陽の目をみなかったわけだが、書きながら当時のことを色々と思い出した。

あの頃、実は僕はドン底の状態だった。親から継いだ会社倒産させた後だったのだ。単なる地元中小企業だったが、そこそこ歴史のある会社だった。古参幹部裏切り横領大手の参入、理由を挙げればキリがないが、結局は僕が無能だったのだ。すべてを失った。恋人も仲間も、みんな去って行った。絵に描いたような転落人生だ。酒びたりの日々。毎日、目を覚ます頃にはすでに日が暮れかけていた。時計を見るのもつらかった。起きるとすぐに冷蔵庫を開けて、安い缶酎ハイあおり、またベッドに戻る。酒が切れたらコンビニに行って、缶酎ハイカップ麺を大量に買い込む。そんな生活が何ヵ月も続いていた。

いよいよ金が尽きてきたので、警備員バイトを始めた。まわりは爺さんばかりだった。地元では警備員仕事高齢者の受け皿になっていた。爺さんたちと一緒に働いているうちに、まだ20代後半だった僕も、老後みたいな気分になっていた。

件のエステに行ったのは、そんな時期のことだった。前述の通り、僕は30分で果ててしまった。そのあとどうしたかというと、ずっと彼女とお喋りをしていた。彼女は色々な話をしてくれた。まだ来日して三年足らずで、日本語ジブリアニメ勉強していると言っていた。なぜか子供の頃の写真を持っていて、それを見せてくれた。山村風景を背にして、薄汚れたシャツを着て立っている、仏頂面の少女が写っていた。それが彼女だった。話を聞いてみると、彼女は非常に貧しい家に生まれて、家族を支えるために、日本出稼ぎに来ていたのだった。

僕も自分のことを話した。地元中小企業の二代目社長社員は26人。趣味スキーテニス、車はベンツを2台所有。どれも過去には本当のことだった。でもすべてを失っていた。僕は彼女に、会社経営の苦労や、幹部に対する不満を、現在進行形の悩みとして語った。彼女の前では社長でいたかった。悲しい見栄だ。話しているうちに、自然と涙が流れてきた。彼女がそっと抱き寄せてくれた。僕は彼女の胸に顔をうずめて泣いた。しばらくのあいだ泣き続けた。あのとき彼女はどんな気持ちだったのだろう。異国で、初対面の男が、いきなり泣きだしたのだ。理由もわからなかったはずだ。かなり戸惑ったにちがいない。

ナナちゃんと話した翌日から、僕は仕事で新しい現場に入った。美術館の警備スタッフだ。スタジオジブリレイアウト展覧会だった。そこでマズイことが起きた。彼女が客として入場してきたのだ。どうやら彼女は一人で、オレンジワンピーススニーカーを履いて、髪はポニーテールにまとめていた。相変わらずちょっとツンとしていて、喋らなければどこからみても普通若い女性だった。僕はあわてて顔を伏せた。見られてはいけない。彼女の中ではまだ僕は社長なのだ。警備服を着ているはずがないのだ。彼女は食い入るように展示物を見ていた。僕は帽子限界まで目深に被り、ばれないようにした。

午後になって、今度は外の駐車場ですれ違いそうになり、あわててトラックの背後に隠れた。警備員なのに、僕の挙動は完全に泥棒だった。彼女は僕の前を通り過ぎて、その先の角を右に曲がっていった。彼女は僕の視界から消えた。

数日後に、地面が揺れた。これまでにないぐらい、大きく揺れた。巨大な津波が来て、あらゆるもの破壊した。そう遠くない場所で、原子力発電所が爆発した。日常が奪われ、何日も、何週間も、不安状態が続いた。

僕はやることもなく、ふと思い立って再びあの店に行ってみた。当然のように閉まっていた。インターホンを鳴らすと、ゆっくりドアが開いた。中からあの大きな目の老婆が顔を出して、「やってませんよ」と言った。

僕 「いつごろ再開しますか?」

老婆「もうやらないよ。おしまい

僕 「・・・

老婆「みんな中国に帰ったよ」

僕 「ナナちゃんは?」

老婆「ナナも帰った。モモも帰った。サクラもユキもみんな帰った。日本は危ないから」

当たり前だが、ナナちゃんとはそれっきりだ。僕はほどなく上京して、小さな広告プロダクション就職した。その後、仕事で知り合った風俗関係者に請われ、メンズエステ体験レポを書くようになった。

最初のうちは、アジアンエステ取材する度に彼女のことを思い出したものだが、最近はすっかり忘れてしまっていた。女性の胸に顔をうずめて泣くなんて、あの夜が最初最後だと思う。

地震で粉々に砕かれた鏡の上に今は別々の人生が映し出されている。ナナちゃん、元気だろうか。

2017-10-23

副業風俗レポを連載していたのだが、

諸般の事情サイトが閉鎖されてしまった。原稿が一本無駄になってしまったので、はてな匿名ダイアリーに放流する。

🌑

お久しぶり~。とにかく更新が滞りがちなこの連載。今回はちょっと趣向を変えて、生まれて初めてアジアンエステに行った日のことを書くぞ。もう六年半も前の話だ。僕のドスケベオイルマッサージ道はこの日から始まったのだ!

某月某日、夜。駅前商店街を歩いていると、妖しく点滅する立て看板が目に入った。

中国式マッサージ 60分¥6000

インターホンを鳴らすと、異様に背の低い老婆が出てきた。待合室に通され、メニューを渡される。メニュー表には複数コースが書かれていたが、婆さんは90分一万円のコースゴリ押ししてきた。僕は気圧されて、よくわからないまま一万円を払った。

部屋に案内されて、ベッドに腰かけていると、小柄な女の子が入ってきた。名前はナナちゃん。第一印象はツンとして見えるが、笑うと一気に表情がやわらぐ。かわいい! 大きな目に長いまつげ。ピンク色のぽってりした唇が印象的。髪は長くて、えり足がスッキリとまとめられている。あらわになったうなじセクシーしかし、何より目を引くのはオッパイ。かなりでかい! 上着がパンパンに膨れあがってる。そして、むき出しになった太もも。僕が太ももフェチになったのは、この日がきっかけかも。ミニスカートからのびる二本の素足。た、たまらん....。

ナナ「初めてですか?」

僕 「はい

ナナ「先にシャワー浴びますか?」

僕 「あ、はい

ナナ「じゃあ、脱いで待ってて」

ナナちゃんが部屋を出ていく。言われるままに服を脱ぐ僕。上半身裸になったところで、ナナちゃんがバスタオルを持って戻ってくる。いたずらっぽい笑みを浮かべながら、僕のズボンベルトを引っ張る。脱ぐように促しているのだ。恥ずかしながら、僕はすでにビンビン。ナナちゃんがそれを見て、キャッと笑う。腰に白いバスタオルが巻かれると、腹部がふくれあがり、その形状はまるで雪山

一緒にシャワールームへ。ナナちゃんが全身をやさしく洗ってくれる。「後ろ向いて」「はい、前」「もう一回後ろ」ころころと向きを変える僕。後ろ向きになると、ナナちゃんの手首が僕の足のつけねを通って、さわ~、と尻の穴を通過。最高だ...。タオルで体を拭いてもらい、部屋に戻る。紙パンツを渡されたが、明らかに小さい。無理して履いてみたが、思いっきハミ出てしまう。ナナちゃんがそれを見てウフフと笑う。

ナナ「うつぶせになれますか?」

僕 「あ、はい...」

ナナ「あおむけでいいよ。うつぶせ、痛そうだから

うつぶせだと、いきり立ったモノが圧迫されて痛いと判断されたらしい(笑)それで急遽、あおむけの態勢から始めることに。ナナちゃんが僕のひざの上にまたがると、太もも感触がじかに伝わる。う~ん、たまらん!

まずは首筋のマッサージ。ナナちゃんが前かがみになると、はだけた胸もとから谷間が見える。膝を動かすたびに、スカートの中もちらり。これってわざと!? そして、ここから先は怒濤の展開。まだ序盤なのに、ナナちゃんが僕の全身にオイルを塗り始めた! 本来うつぶせでじっくりと肩や腰をもんでから、ようやくあおむけになり、オイルが登場するのは後半なのだしかし、ナナちゃんは通常のセオリーをすっ飛ばして、大暴走。おそらく僕の興奮が伝わり、一気にスパークしたのだ! 奇跡フュージョン国籍を越えた魂の交感。ナナちゃんの指先が、僕の体の上を縦横無尽に滑走。そのなめらかな滑りは、ロシアフィギュアスケーターユリア・リプニツカヤ選手のようだ。僕はあっという間にフィニッシュ。開始からわずか30分。瞬殺だった...。

本来、こういったマッサージは焦らしてナンボ。ナナちゃんの施術はあまりトリッキー過ぎた。でも僕は大満足! 最高のアジアンエステデビューであった。

🌑

自分で言うのも何だが、本当に下らない。僕は某風俗サイトで二年近くこんな文章ばかり書いていた。先の記事は、新しい店を取材する時間が無かったので、苦しまぎれに昔話を書いたのだった。結果的にこの原稿は陽の目をみなかったわけだが、書きながら当時のことを色々と思い出した。あの頃、実は僕はドン底の状態だった。親から継いだ会社倒産させた後だったのだ。単なる地元中小企業だったが、そこそこ歴史のある会社だった。古参幹部裏切り横領大手の参入、理由を挙げればキリがないが、結局は僕が無能だったのだ。すべてを失った。恋人も仲間も、みんな去って行った。絵に描いたような転落人生だ。酒びたりの日々。毎日、目を覚ます頃にはすでに日が暮れかけていた。時計を見るのもつらかった。起きるとすぐに冷蔵庫を開けて、安い缶酎ハイあおり、またベッドに戻る。酒が切れたらコンビニに行って、缶酎ハイカップ麺を大量に買い込む。そんな生活が何ヵ月も続いていた。

いよいよ金が尽きてきたので、警備員バイトを始めた。まわりは爺さんばかりだった。地元では警備員仕事高齢者の受け皿になっていた。爺さんたちと一緒に働いているうちに、まだ20代後半だった僕も、老後みたいな気分になっていた。

件のエステに行ったのは、そんな時期のことだった。前述の通り、僕は30分で果ててしまった。そのあとどうしたかというと、ずっと彼女とお喋りをしていた。彼女は色々な話をしてくれた。まだ来日して三年足らずで、日本語ジブリアニメ勉強していると言っていた。なぜか子供の頃の写真を持っていて、それを見せてくれた。山村風景を背にして、薄汚れたシャツを着て立っている、仏頂面の少女が写っていた。それが彼女だった。話を聞いてみると、彼女は非常に貧しい家に生まれて、家族を支えるために、日本出稼ぎに来ていたのだった。

僕も自分のことを話した。地元中小企業の二代目社長社員は26人。趣味スキーテニス、車はベンツを2台所有。どれも過去には本当のことだった。でもすべてを失っていた。僕は彼女に、会社経営の苦労や、幹部に対する不満を、現在進行形の悩みとして語った。彼女の前では社長でいたかった。悲しい見栄だ。話しているうちに、自然と涙が流れてきた。彼女がそっと抱き寄せてくれた。僕は彼女の胸に顔をうずめて泣いた。しばらくのあいだ泣き続けた。あのとき彼女はどんな気持ちだったのだろう。異国で、初対面の男が、いきなり泣きだしたのだ。理由もわからなかったはずだ。かなり戸惑ったにちがいない。

この話には後日談がある。翌日から僕は仕事で新しい現場に入った。美術館の警備スタッフだ。スタジオジブリレイアウト展覧会だった。そこでマズイことが起きた。彼女が客として入場してきたのだ。どうやら彼女は一人だった。僕はあわてて顔を伏せた。見られてはいけない。彼女の中ではまだ僕は社長なのだ。警備服を着ているはずがないのだ。彼女は食い入るように展示物を見ていた。僕は帽子限界まで目深に被り、ばれないようにした。午後になると、今度は外の駐車場ですれ違いそうになり、あわててトラックの背後に隠れた。警備員なのに、僕の挙動は完全に泥棒だった。

数日後に、地面が揺れた。これまでにないぐらい、大きく揺れた。巨大な津波が来て、あらゆるもの破壊した。そう遠くない場所で、原子力発電所が爆発した。日常が奪われ、何日も、何週間も、不安状態が続いた。再び店に行ってみると、当然のように閉まっていた。インターホンを鳴らすと、ゆっくりドアが開いた。中から背の低い老婆が現れて「やってませんよ」と言った。

僕 「いつごろ再開しますか?」

老婆「もうやらないよ。おしまい

僕 「・・・

老婆「みんな中国に帰ったよ」

僕 「ナナちゃんは?」

老婆「ナナも帰った。モモも帰った。サクラもユキもみんな帰った。日本は危ないから」

当たり前だが、ナナちゃんとはそれっきりだ。僕はほどなく上京して、小さな広告プロダクション就職した。その後、仕事で知り合った風俗関係者に請われ、メンズエステ体験レポを書くようになった。最初のうちは、アジアンエステ取材する度に彼女のことを思い出したものだが、最近はすっかり忘れてしまっていた。女性の胸に顔をうずめて泣くなんて、あの夜が最初最後だと思う。ナナちゃん、元気だろうか。

2017-07-12

メアリと魔女の花スタジオジブリ

※内容に「メアリと魔女の花」のネタバレを含んでいます

ジブリが好きです。ジブリを見て育ちました。

近年は宮崎駿高畑勲監督の後継がいないことにヤキモキしていました。ゲドとアリエッティは論外。

コクリコ坂は好きだなと思っていたら脚本宮崎駿と知って頭を抱えました。スタジオジブリ製作部門解体ニュースを見てある意味ホッとしました。このまま有象無象作品を作るより、ジブリはこれまでの作品管理会社となるのが一番平和な道だと、そう思いました。毛虫映画が出来るのと宮崎駿死ぬのとどっちが先か、そんなときに「メアリと魔女の花ジブリかと思ったらジブリじゃない。スタジオポノック!何それ!でも予告を見て期待しました。「ジブリだ!ジブリが帰ってきた!」と思いました。

私はスタジオポノック応援しています。良い意味でのジブリイズムを後世に伝えていって欲しいと思っています。けれど「メアリ」を周りの人にオススメ出来るかと言われたら無理。アリエッティよりは500倍面白いと思うけど、お金を出してまで観る価値ある?金ローまで待ったらいいんじゃないレベル

起承転結が薄い。人物像がぼんやりしてて、何の感情も動かされない原作ありきの作品で、かつ原作未読なので本当はどういう話なのか分からないけど、それにしたって全然盛り上がらない。

魔法の力を得たら猫が喋ったり、眠っていた魔女の血が目覚めるみたいな展開も欲しかった。ピーターが自ら魔法の力を望む闇落ち展開とか。

どうしてもナウシカラピュタもののけ姫と比べてしまって、勝手にガッカリしています。でもジブリイズムを引き継ぐならそれも覚悟の上でしょう、とまた勝手に思ってみたり。

とりあえずスタジオポノックには今後も頑張って欲しいです。2作、3作と作り続けていつか宮崎御大に負けない作品が生まれることを願っています

でも次作は違う監督の方がいいのでは?セカオワの曲はとってもよかったです。

2017-07-05

https://anond.hatelabo.jp/20170705175619

キチガイかお前は

ニーズによる組織性質変化について話してるのに人間スタッフが同一での違うだのどうのこうのの話はしてねえよ

個人宮崎駿じゃなくて組織スタジオジブリの話をしてるんだが

2017-05-19

ジブリに若手スタッフが戻らない理由を教える

アニメ業界の者です。

ジブリが若手スタッフ募集しているが、残念ながら若手スタッフジブリに戻らない。

全盛期であれば、宮﨑駿という神の作品に携われるという事で、ジブリには山ほど人が集まった。

けど、ジブリを一度解散した今、宮﨑駿の信者以外のスタッフは集まらないと私は個人的に思う。

そもそも実力のあるアニメーターはかなり限られており、ジブリスタッフ解散後、様々なところに引っこ抜かれてる。

君の名は」で元ジブリスタッフ採用したように、元ジブリの才能ある人材ほとんど抜かれてる。それも高待遇と高い地位自由度を与えられてる。

ジブリ基本的に宮﨑駿が王であり全てである

そして給料はそこまで良くない。

それは才能ゆえに許されてきたし、ジブリブランドがあったから皆ついていっていたんだけど…

正直、いま実力あるアニメーター待遇自由度仕事先を決める。

縛りが強く、求められるクオリティも高いスタジオジブリに戻りたいというスタッフが何人いるのか。

もう時代が違うんだよ。

大物のもとで修行できる事に魅力を感じる人は少ない。みんな働きやす職場を求めてる。

ジブリ人手不足で悩むに100ペリカ。これは私の個人的な予想であり、あくま匿名駄文なのであしからず

2017-02-06

http://anond.hatelabo.jp/20170205212800

「ヒットの崩壊」(?)っていう本の著者がいうには

ちょっと前までは

web社会に浸透するに伴いどんどん「島宇宙」化してニッチコンテンツばかりになると考えられていた。

しかし実際SNSで盛り上がった現代社会をみれば

言われていた通りニッチコンテンツが成り立つ環境にはなったもの

どれもビジネスにまで発展できないままである

一方元来メインストリームにいた側はCDという従来型の方法では利益を出さなくなったものの、WEBメディアを使い倒して、かつての、

まり音楽映像ネットで行き渡るようになる90年代半ば以前のレベル社会に影響を与えている。

欧米ではポップスター配信限定新曲リリースすることが相次いでいるそうだ。

これは音楽の話だけどアニメ漫画ラノベにも通じることじゃないか

君の名は。」のようなメガヒット

からある大手配給会社ツイッターなどネットの力を駆使して近年稀に見るヒットを記録したり

事情殆どテレビラジオで取り上げられない中、web上の活動だけでヒットさせた「この世界の片隅に」が出現した一方、

ヒットの権威のようなスタジオジブリ

「知る人ぞ知るオランダ人作家が手がけた全編セリフなしのファンタジー」というニッチ映画を公開し

収益は散々であったのに評価は高いという現象を起こしている。

こういったことは映画でないアニメでも、雑誌でもどんどん起こると思う。

アニメなら、従来通りのやり方で公開される「ラブライブ」や「刀剣乱舞」のようなものと、

web限定公開だったりOVAという形で公開されるけものフレンズカバネリのようなものに二分され、

漫画雑誌ならジャンプのようなものは残るが、コミックビームに居たような作家はみんなweb主体に移行すると思う。

皆が知っているが故に合言葉として機能しないコンテンツ

強い個性を持つが、それ故に不特定多数と共有することが難しいコンテンツ

この二つのどちらかに収まろうとする今では

増田の求めるようなコンテンツは出てこないのかもしれない。

2017-01-20

飛鳥五郎を殺したのは

君の名は「知ってるぜ。スタジオジブリの名作アニメ千と千尋の神隠し』。アニメーション映画でありながら、並み居る実写映画を追い抜いて圧倒的な記録を打ち立てた邦画史に残る超大作。……だが、その興行収入日本じゃあ二番目だ」

千と千尋「なんだとっ! なら、日本一は誰なんだ?」

君の名は「チッ、チッ、チッ」

 

2017年1月20日21:00現在 世界興行収入ベース

2016-11-26

大人版「耳をすませば」が始まるかもしれない

耳をすませば」というスタジオジブリ製作劇場アニメをご存知だろうか。

時折金曜ロードショーで放映され、その度に大きいお兄さん達を鬱に追い込んでいる悪名高き作品である

知らない人は、申し訳ないが説明が面倒なのでググってほしい。

映画が公開されたとき1995年で、僕は当時高校1年生だった。

ちょっと恥ずかしいのだが、僕は死ぬほどこの映画にハマった。

あの頃、自分雰囲気天沢聖司に近づけたり、言動ちょっと彼を意識していた。今思うと痛い奴だと思う。

そうして、図書館に通いつめた。それまであまり本を読まなかったのに。

最初ポーズだったけれど、本は読んでみると面白くて、すっかり読書家になった。

今は、少し本に関わる仕事をしている。人生というのは不思議ものだ。

僕は引越しが好きだ。そして、引越し先の近くに図書館があるというのが譲れない条件のひとつになっている。

一年ほど前に今の家に越してきて、休日仕事の後に近所の図書館に通い始めた。都会の図書館というのはかなり遅くまで開いているのだ。

そのうち、ある女の人にいつも遭遇することに気が付いた。二週間に一回ほどの頻度で彼女の姿を見た。

館内を長時間うろうろして本を選び、いつもどっさり借りていく。

彼女の年齢はよくわからなかった。二十歳~三十歳の間のどれでもおかしくはない。

長い髪をひとつにくくって、素朴な感じで化粧っ気のない人だ。

でも、いつも分厚い本を抱えてちょっと嬉しそうにしていて、何だかシンパシーを覚えた。

知り合いというわけじゃないし、そもそも彼女は僕を認識しているとは思えないから、当然挨拶なんかしない。

が、図書館に行く準備をしているとき何だかそわそわするようになってきた。

でも、僕は声をかけることができないでいた。

ところで、僕は図書館が好きだが書店も好きなので、よく行く。

目利きの店員がいるこじんまりとした書店も好きだが、やっぱり全国区レベルのでかい書店が便利で好きだ。

僕の一番好きな本屋は近くにないのでそんなに頻繁には行かないが、ときどき訪れていた。

ちょっと前、久々にその本屋に行ったら、なんと、例の女の人を見かけた。文芸書コーナーで。

彼女もこの本屋によく来るのだろうか?

きっと彼女はあの図書館からそう遠くない場所に住んでいるだろうから、もしかしたら僕と行動パターンが似ているのかもしれない。

そう思って、ますます親近感を覚えた。

だけど、やっぱり僕は声をかけることができなかった。

だってストーカーみたいじゃないか

だいたい何て話しかければ良いんだ。

気持ち悪く思われるだけならいいかもしれないが、僕のせいで彼女図書館本屋に行きづらくなったら可哀相だ。

僕は「大人版・耳をすませば」を始めたくてしょうがない。

でも、ここは昔の学校図書室ではないので、貸し出しカードのような魔法アイテムはない。

どうやって物語を始めたらいいのだろう?

2016-11-21

この世界の片隅に」を観て、眠れる狸が目を覚ました



この世界の片隅に

何となく評判が良さそうなのと、こうの史代原作だというのとで、

北海道じゃ知る限り今のとこ札幌の1つの映画館しかやってないけど、観に行ってきた。

もう言葉も出なかった。

帰り道の途中、あーでもないこーでもないと、頭の中で感想をひねり出そうと頑張ったんだけど、とにかく上手く表現できない。

ただただ、素晴らしい。この「素晴らしい」という言葉も何か陳腐ものに聞こえて、却って作品を貶めてしまってる気がする。そんな感じ。

もちろん、個々に素晴らしい要素を取り出すことはできる。

背景がとにかく綺麗で、建物や草花、人々の描写が緻密で、登場人物たちも何か温かな感じで、

物語も、すずさんという主人公を中心に、戦時中市井の人々の暮らしが丹念に描かれていて、

それでいて、あの時代、あの戦争というものに、いわゆる普通の人々がどう向き合っていたのかを考えさせられる。

さら自分が言わなくても、もういろんなところで考察感想があがっているから、これ以上言及する必要はないだろう。

それでもどうしてこの映画がこんなにも心を打ち抜いたのか、説明できない。

自分表現力が乏し過ぎるから上手いこと言えないだけなんだろうけども、何とか自分言葉感想を言いたいなぁ~と考えて考えて、

そこで思いついた!

そういえば自分の中で同じくらい心を打ち抜いた映画があったなぁ~と。

それと「この世界の片隅に」で、なにか共通するものがあるんじゃないかなぁ~と。

それは…「平成狸合戦ぽんぽこである

はぁ?「この世界の~」と「ぽんぽこ」を一緒にするんじゃねぇぞカス

とどちらのファンにも言われるかもしれないけど、言われても仕方ないんだけど、

少なくとも自分はこの映画を語るのに、「ぽんぽこ」という“触媒”が必要だった。

平成狸合戦ぽんぽこ」は高畑勲監督が手がけたご存知スタジオジブリ作品だ。

内容をごくごく簡単に言えば、ニュータウンの開発で自分達の住処を失う危機に面した狸たちが、必死の抵抗を試みて敗れる物語である

でもここに出てくる狸たちは、そんな深刻な事態なのにどこか暢気でズレていて、人間との「戦争中」だけど恋も遊びも楽しんでいる。

そしていよいよ追い詰められていく中で、ある者は徹底抗戦を唱え玉砕し、ある者は自分たちを受け入れてくれるこの世の楽園(そんなものはないのだが)を目指して旅立ち、

主人公を含むその他の者は、人間社会への同化を試みることを決意するのである

この作品、たくさんの風刺メッセージが込められていて、解釈も様々ある。

そして自分が感じたのは、「(それでも)生きていく」というものだった。

ニュータウンの開発。それはそこに暮らす狸たちにとって、自分たちを取り巻く環境価値観を一変させる脅威だったに違いない。

からこそ必死に抵抗するのだが、しかし圧倒的な力の差に敗れ去ってしまう。ただ、それでも―

主人公を含む一部狸たちは、人間社会の中で、人間価値観の中で、「(それでも)生きていく」ことを選んだ。

映画最後の方で、主人公はかつて豊かな森であったろうゴルフ場の片隅で、小さな宴会を楽しむ昔の仲間を発見し、再会を祝う。

その小さな幸せを楽しむ向こう側には、絶望的なほどに圧倒的支配者となった人間の暮らす街が広がっていた―。

なんだか救いがないように見えるけど、でも、不思議希望も持てるラストだと思った。

きっと狸たちは、もう今までの自分たち世界は取り戻せないけども、それでも新しい世界のどこか片隅に自分たちの居場所を見つけて、

しなやかにしたたかに生きていくだろうから

さて、「この世界の片隅に」はもちろん「ぽんぽこ」とは全然違うんだけど、

でも根っ子の部分で重なるんじゃないかなぁ~と、少なくとも個人的には感じた。

自分たちを取り巻く社会価値観環境が変化する中で、それに戸惑ったり抵抗したり適応したりしながら、それでも生きていくということは、人間普遍的テーマだと思うから

この映画はその普遍的テーマを直接言及するわけでなく、戦時中市井の人々の日常という形で描いてるものから

何か上手く捉えられず表現できないんだけど、心を深く揺さぶるんだと思う。

余談だけど、今まさにこの現代にこの映画が出たことは、タイミング的に奇跡なんじゃないかな。

というとオーバーだけど…でも、世の中が激変し過ぎて、正直自分不安を感じてるよ。

テロの多発、英国EU離脱トランプ大統領誕生等々…。あん政治的な話を持っていくとこじれるからこれ以上はやめとくけど、

いったいこれからどんな世界が訪れるんだろうか、全然からない。

からないんだけど、考えるのを止めて狸寝入りしちゃ駄目なんだろうな。

からないなりに現実と向き合って、「(それでも)生きて」いかなくちゃならない。

何だかやっぱり上手く言えないけど、そんなことをあらためて感じさせられた。

2016-11-14

http://anond.hatelabo.jp/20161114092833

かつてスタジオジブリは、いまのピクサーのように、毎年夏休み家族で見られる良質なアニメーション映画提供するスタジオだった。

そして、ジブリにおいて宮崎駿という個人存在が内外どちらにとってもとてつもなく大きかった。

この二つが理由で、大衆業界にとって「ジブリ=宮崎駿」ということになってしまっている。

本当は「毎年夏休みに良質なアニメーション映画提供する」役割として「ポストジブリ」となりうる才能集団を求めるべきところを、「ポスト宮崎駿」なる才能ある個人を探すことに躍起になっている。

2016-10-28

http://anond.hatelabo.jp/20161027183659

レッドタートルNHKの21時くらいのニュースで扱ってたのを見た気がする

新しいことに挑戦していく姿勢スタジオジブリらしさですね、みたいなコメントをしてたような

こんな記事にもなってた↓

http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2016_1006.html

2016-09-23

新海誠作品次回作への不安

君の名は。」の興行収入が100億円を突破した。

この成功の要因については様々な説明がなされており、どの説明面白いものばかりだった。

海自身は、この100億円突破について、かつてインタビューで「怖い」と述べており、

次回作へのプレッシャー懸念されるところである

これまでの新海誠作品を振り返ると、反省改善を繰り返しつつ、自らの作家性を活かして新作の制作を行っていることがわかる。

今回は、多くの人々が指摘するように、物語プロット脚本作成第三者の目を強く意識したことが、功を奏したといえるであろう。

特に客観的意見を募るも最終的には監督のやりたいことを重視させた東宝川村元気の功績は大きかったのではないだろうか。

さて、ここから表題の件について述べる。

新海誠という監督は、作家性の強いクリエイターではあるが、今回の一件からわかるように第三者意見を柔軟に取り入れることのできる監督である

そして、観客が自分に何を期待しているのかについても自覚的である(これは、「星を追う子ども」の経験から得たものであると思う)。

したがって、物語の内容に関しては、面白いかは別にして、下手なものは作らないだろうと思うのである

さて、では私は何を不安視しているのか。

新海誠作品は、その物語に特徴がある一方で、美しい映像編集評価されている。

今作も、これまでの新海作品同様、美しい風景描写が惜しげもなく用いられていた。

そして、今作では、これまで新海誠作品の弱点とも言われていた「人物」の描写に関して、スタジオジブリ出身安藤雅司作画監督として参加し、もはや敵なしといった布陣になっている。

しかし、である

前回の増田にも書いたが、どうもアニメ業界保守本流たる安藤と新海は相性が良くなかった。

それは、新海の出自経験不足に起因するところであり、仕方のないことでもある。

安藤インタビューからは、アニメーターとしてのこだわりが強く感じられるが、新海はそのこだわりが理解できていない。

もちろん安藤も新海の価値は認めている。

しかし、「次回作は観客として」、「次回作若い人と」などの発言から、今作での苦労が垣間見えるのだ。

今作で、新海誠アニメ業界保守本流あいみえることとなった。

新海誠作画に関する多くを安藤に任せる形にしていたようである

アニメーターとして確固たる地位を築いている安藤を、畑違いの新海がコントロールするのは難しい(前回の増田に対するブコメでも指摘があった)。

新海が、安藤を信頼して任せたというのもわからないではない。

そして、新海誠次回作に対する不安はここにある。

おそらく次回作でも、安藤とは限らないが、アニメ業界のいわゆる大物と組むことになる可能性は高い。

新海は、今作の反省をどのように活かすことができようか。

物語については、「星を追う子ども」で多くの批判を受けた。そして改善した。

私は、「星を追う子ども」で起きたことが、絵作りや編集に関して生じるのではないか危惧している。

アニメーターに任せすぎることで、新海の良さを殺してしまうのではないかという不安がある。

安藤の「次は若い人と」という発言は、このままでは絵作りの点で新海が安藤アニメーター)の作家性に喰われてしまうという意味もあったのではないか

随分と適当なことを書き散らしてきたが、私は新海誠の大ファンだ。

中学生の時に、「雲のむこう、約束の場所」の予告を死ぬほど見て、本編が公開されてからは小遣いをやりくりして何回も見た。

それ以前から新海誠に注目していて、毎度マウンティングしてくる友達が、「君の名は。」のヒットに泣いている。

「俺の新海誠が~」とか言ってるので本当にどうしようもない。でも気持ちはすげー分かる。

遥か遠いところへ行ってしまった。

うれしいような。哀しいような。

セカイ系の彼方へと、ゼロ年代を引き連れて、あずまん宇野が決裂する以前、あの震災の影響のない世界線に旅立ちたい。

でもね、奇跡はおきないんだ。

あずまん宇野は変わってしまった。ネット世界も変わってしまった。

震災が起きなかった、なんて有りえないんだよ。

震災は起きたんだ。

から、やっぱり、瀧君と三葉は出会っちゃいけないんだ。

かといって、秒速みたいじゃ駄目なんだ。

秒速のその先は、奇跡じゃダメなんだよ。

奇跡運命じゃなく、ましてや決断主義でもシンゴジでもない。

よくわからんが、そんな物語を期待していたんだよ、俺は。

以上

追記:誤りを訂正しました。ブコメにてご指摘ありがとうございます

追記2:「前回の増田」とはhttp://anond.hatelabo.jp/20160921161913です。

追記3:誤りを訂正しました。ブコメにてご指摘ありがとうございます

2016-09-21

わたし新海誠

君の名は。」に関連した本や雑誌が数多く出版されている。

その中のインタビュー記事を読んでいて、ふと感じたことがあるので増田に書き残しておきたい。

新海誠は、アニメ業界出身監督ではない。手探りでアニメ製作してきた人間である

これまでの作品スタッフに、アニメ業界出身者がいないわけではない。

しかし、今回の「君の名は。」では、作画監督安藤雅司が起用されている。

彼は、スタジオジブリ出身アニメーターで、いわばアニメ業界保守本流に属している人間だ。

安藤に対するインタビューの中では、「インディーズ」という単語が度々登場する。

曰く、「君の名は。」は、新海誠インディーズからメジャーに至る転換点である

安藤自身は、「君の名は。」の持つインディーメジャー二面性に、クリエイターとしての面白さを見出していたようである

しかし、インタビューの端々に、新海誠アニメ業界出身ではないことに起因する苦労が見えていた。

新海誠は、アニメ業界保守本流メジャー対峙して、どんな気分だったのだろうか。

私は、安藤田中インタビューから、彼らの新海誠に対する「上から目線」みたいなものを感じてしまった。

こいつはアニメがわかってない、みたいな。

それは新海誠出自を見れば当たり前であり、単純に経験不足であるから仕方がないものでもある。

もちろん、そのことが新海誠価値を下げるものではないと、安藤田中は述べている。

しかしなぜだろう、「君の名は。」において、新海誠だけ、一人浮いて見えてしまうのだ。

日本代表するアニメーター軍団は、新海誠を遠巻きにして眺めている。

旧知のスタッフは、その後ろで新海誠不安そうに見つめている。

神木きゅんは、狂信者のように新海作品の魅力を語り続け、川村元気が無言で頷く。

前前前世RADWIMPSスパークる。

興行収入が増えれば増えるほど、なぜか切ない気持ちになってしまうのだ。

私の中の「新海誠」は、この狂騒の中、寄る辺なく漂うしかないのであろうか。

唯一の安息は、雲のむこう、約束の場所しかないのかもしれない。

追記:

id:cider_kondoさん。確かにそうですよね…。なんというか、新海さんもまさか安藤さん作画監督をやってくれるとは思っていなかったのではないかとも思ったり。

id:fusanosuke_nさん。安藤さんから見たら確かにそうなんですが、新海ファンとしてはなんか悔しくなっちゃうんですよね。

id:sgtnkさん。それはすごいですね……。

id:ustamさん。星を追う子供も嫌いじゃないんですけどね……

id:liatris5さん。新海さんも新海さんなりに苦労しているので、本職の方に悪く言われるのは悲しいところですよね。

id:mementm0riさん。そうなんですよね。これまでの新海さんを見てるので余計に。細田さんも素敵ですよね。

2016-09-17

レッドタートルとソング・オブ・ザ・シー、宣伝の仕方が逆問題

ソング・オブ・ザ・シーの宣伝

海外評価されたアートアニメ文化の薫り高い劇場で上質な映画体験!」

実態家族愛冒険テーマケルトファンタジー世界モチーフにしたファミリー層向け活劇映画(あざらしがかわいい)

レッドタートルの宣伝

スタジオジブリ最新作!金曜ロードショー!TVCM!全国上映!」

実態:人の一生、自然と命をテーマ象徴的な表現を巧みに使った最高峰アートアニメ(カニがかわいい)


どちらも素晴らしい作品だったので、宣伝の仕方だけが心残り

2016-08-06

レッドタートル

やはりジブリの新作!という宣伝の仕方をあからさまにするのはよくなかったのではないか

人たちはジブリ=宮崎駿というふうにしか思ってない。

ジブリにこんな絵柄のアニメをつくって欲しくないなどとのたまっている。

しかしたら海外制作されていることすら理解してないのかもしれない。

いま、「ジブリらしい」作品ではないものジブリの新作!と宣伝してしまうと、アニメーション世界に対する敬意や興味がないような、宮崎駿世界に耽溺したいだけの人間にとって、お気に召さなものを勧める広告うつことになってしまうのだ。

あるいは、アニメーション世界ジブリorディズニーというふうにしかとらえてないのかもしれない。

レッドタートルを見てディズニーみたいなどという頓珍漢なコメントを残している人もいる。

多種多様な絵柄に対する知識や経験がないのかもしれない。

こんなに様々な表現アニメの中だけでもあるのに。

かぐや姫にまだ文句を垂れている人がいる。

もし、こぢんまりした広告をうっていたら、そんなふうな浅はかな人の言葉なんて出なかったし、見なくてすんだだろう。

でも、もしかしたら鈴木敏夫はそういったことを込みで自覚的にこの広告をやっているのかもしれない。

もはや宮崎駿のいないスタジオジブリというものを構築していこうとしているのかもしれない。

ジブリ=宮崎駿というイメージを壊していきたいのかもしれない。

人たちの感覚を信じていて、新しいイメージ提供し続けようと考えているのかもしれない。

スタジオジブリには、これからも、海外でも国内でもいいし、配給でもいいから、良質なアニメーション世界を支える存在としてジブリには存続してほしいという気持ち

2016-02-27

深夜アニメ映画館上映のみとするメリットデメリットを考えた

増田だったと思うが、「こんな不便なBD商法くそくらえ」という様な文章を見た。

彼は好きなアニメ作品の2~3話で1個のBD最後まで買って「なんでこんな不便なBDを買わなきゃいけないんだ」

「確かにアニメ業界がこういうので生きてるってのは分かってるから買うが、もう無理!今後買わない!」みたいな事を言っていた。

じゃあそういったユーザーを減らすにはどうすればいいのか、妄想を膨らませるとタイトルの通りの考えが出てきた。

現状、アニメから映画化といえば近年だとエヴァ宇宙戦艦ヤマト進撃の巨人ガルパンがある。

という訳で考えだしたメリットについてまとめてみる。長いので、その○の所だけしか読まなくても構わない。

だが真面目に読んで考えて欲しい。考えるのを諦めた人は今期オススメアニメでも書いておけ。俺は「亜人」だ。

メリットその1、地域による視聴時間差というのが無くなる

映画館に行けば作品が見られるのだからネタバレが嫌なら映画館映画として見ればいい。

地方で見られないから」「深夜は無理」「録画面倒」という様な理由はもう一切無い。

大きな映画館スクリーンポップコーン片手に映画を見るのだ。

その2、海賊版アニメ作品本体を利用した二次作品が激減する

現状、ニコニコ動画や月額有料ストリーミングサイトといった大手動画サイトでのアニメ本編はまだしも、

探せば世界中にある海賊版サイトアニメ本編、大手海賊版の本編を利用したと考えられる二次作品

一気に激減すると考えられる。二次作品に対しての是非はさておき、本編垂れ流しが無くなるのは効果が高いだろう。

現状の通報とか第三者機関とかそういう対策アニメ業界お金を出せるのか。

それよりも、BD資金回収するために動いたほうが早そう…。

しか~し!映画館上映のみにすることで、海賊版を出そうものなら映画館で録画→犯罪でアウト。

海賊版が生まれるのは映画館からBDに移った後になるだろうし、これは「アニメ本編よりBDを先に販売論」とも似ているに違いない。

その3、映画館利用者が急増する

全ての深夜アニメが移行するのは無理、また全てのアニメ好きが映画館に通うとも限らないが、有名作品の続編などが映画館上映のみとなれば

多くのアニメ好きが映画館に足を運ぶ結果になるに違いない。そうすると映画館利用者は急増し、ポップコーンの売上も急増するわけだ!

その4、他の映画興行収入もアップ?

そもそもアニメ好きは映像作品が好きか?正直これは分からない。アニメ化された○○という感じでラノベ小説漫画Web小説好きというのも

居るだろうし、扱われている題材がミリタリーから日常からSFからというのもあるかもしれない。

しか~し!ここまで書いて考えてみれば映画館には様々なジャンルアニメ以外の作品もあるじゃないか!

「こんな映画ネットで見つからなかったけど面白そう、今度見よう」で他の映画も見る人が増えるかもしれない!

しか~し!アニメ好きは実写嫌いかもしれない!これは微妙なとこだった!

その5、○○商法

映画館アニメを見るとなれば様々な商法があるだろう。現状のパンフレットや関連グッズを映画館販売するとなれば

アニメ好きはアニメを見なくとも映画館ショップに通い、パンフレットや関連グッズを買う結果に。

前売り券を買えばグッズが付いてくるだとかポケモンがよくやってる奴、あれもパクれば良い感じだろう。

映画を見終わった人向けにBD限定販売、これもたまりませんなぁ!!


さてここまで好きに妄想を膨らせてみたが、デメリットについて考えてみた。

デメリットその1、移行するコストが高すぎる

現状のアニメ制作ってただで大変そうなのに今以上映画館でやってしまったら制作死ぬのでは?無理だろ。

そもそもアニメ映画を出している大手スタジオジブリ庵野、新海、細田。凄いジブリパチスロ効果エヴァ

CMなど短編制作の新海、よろしくお願いします!の細田。ここは映画アニメに関する技術を持っているが

主に深夜アニメを出すスタジオ映画っていきなり言われてどうだろうか。無理に違いない。いや無理だ。解像度とか作りこみとか

どう考えても無理。素人から見ても無理だって分かる。いくらなんでもむちゃくちゃすぎる。業界人を舐めている。

そんな事をしなくてもアニメ好きは不便なBDを買ってBD売上競争に自ら首を突っ込んでくれているじゃないか。

そっちにした方が手早く稼いでスタジオ名前を世に売らせて金を得て次の足がかりに出来る。それが安泰の道だ。挑戦なんて要らない。

スタジオ名前さえ売れれば海外から発注が来るだろう。海外アニメ文化が広がれば先輩である日本アニメスタジオに更に仕事が舞い込み万々歳。

その2、現状のアニメ視聴の形と大きく離れる

まず現状、大手動画サイトリピート再生したり、録画したアニメを何度も見直す、動画につけられたコメントを読む、本編実況といった

アニメ付随機能コンテンツ)がある訳だが、これが主になってる人からの反感は少なくないはず。というか制作サイドの中にも

お金というよりはSNS動画サイトの反応を楽しんでる人だって必ず居るだろうし、海賊版のを見に行ってまでコメントを読みながら

糧にして頑張ってるという人まで必ず居るはず。そういった事を考えた時にアニメ好きは映画館まで付いてくるかと言われたら違う気がする。

この障壁クリアするためには映画館のものの形を変える必要があるだろう。例えば「友達と会話しながら見てもいい上映時間回」、

「手元の画面からコメント投稿してスクリーン投影出来るシアター」といったもの

更には「制作陣と見ながら楽しむシアター」といったものだ。左上に制作陣の顔がありながらアニメを見られる。

意外と面白そうである試写会が近いか)。とはいデメリットを完全払拭する事は出来ないだろう。

その3、放映時間がどうなるか分からない

映画というのは本来2時間、最長でも3時間で終わるものであるが、

アニメの最短といっても3分アニメ*12話で36分のものもあれば30分*24話で12時間のものもあるだろう。

おいそこ銀英伝を思い浮かべたな!それはさておいて、映画館上映としたとき、上映時間はどうなるのか。

何部作とかに分けるのか。途中から見に来る結果になった人はどうするのか。例えば1話~4話を上映期間の最初から最後まで流すとした時、

その時の映画館は枠が取られる事をどう感じるのか?そういった場合の客の量の推移予測は?こうなった場合の疑問が尽きない。



デメリットその1が強すぎるのでデメリットは3つになってしまったがこんな感じだ。

自分で考えても「面白そうだな~」と感じるのだが、実現までの壁が高すぎてこの世で実行するのは無理に近いだろう。

何か革命的な流れが起きればどうにかなるかもしれないが、現状はBD商法文句を言いながらアニメーターを食いつなぐ

彼の様な存在必要とされる事となる。残念だ。この妄想では彼を救う事は出来なかった。


ちなみにこの文章を書く際に参考文献を探した所9年前の同様の記事が出てきた訳だが、

その人はニコニコ動画アニメを出すことを否定していた。

その人は今どういう思いを持っているのか、興味がある。以上。

2016-01-13

http://anond.hatelabo.jp/20160113123200

しろ細田守スタジオジブリ新海誠 を例外扱いしない奴の方が大分おかしいように思うが。

細田守はいいとして、他は20世紀からずっとオリジナルやってた人たちなんだからオリジナルが増えた」の例として適切じゃねーのは分かるやろが。

2005年くらいからオリジナルやり出した監督なりを挙げるのなら分かるけどさあ。

http://anond.hatelabo.jp/20160113120545

スタジオジブリは本論からすると例外みたいなもんやから語りに含めるべきではないで…

それに、「かぐや姫の物語」はスタジオジブリというポテンシャルからすると興収30億円というのは完全に外した(製作費50億円らしいしな)結果や。

唯一の当たりだと言えるのが新海誠作品やが、言の葉の庭は当たりやけど60分位の作品や。

これは明らかに「前回(星を追う子ども)外したおかげで制作体制の変更を余儀なくされた」結果だと言えるわな。

だが、結局新海誠も「新海誠作品」的なラベルがあるもんだから、完全オリジナルって意味からは割と遠いな。

そう言う意味でのオリジナルって去年で言うと「心が叫びたがってるんだ。」位しか無くて、それ位にシュリンクしちゃってるのが劇場オリジナルアニメってのが真面目なところやろな。

もっと言うと、ここさけすらもあの花の流れで作られたようなものなのでオリジナルとも言いづらい部分がある。

野心的な作品は以前よりいくつか公開されてきてはいるが、去年は本当にそういう作品が無かった。

洗濯板とチューチューってやつやろな。お金を出す人も安定したもんにしか金出さん様になっとるんや。哀しい事やけれど。

2015-12-13

NHK放送されてもいいんじゃないか?って深夜アニメ10

アニメEテレ再放送されるってんで話題ですが、まあ他にもこれいけるんじゃね?ってのはありますよね。

まああの局昔からいろいろアニメ放映してるんで、そもそもNHK向きってのが何なんだよって話ではありますけど。

んでまあ子供が見てもよさそう、健全そう、っていう作品をいくつかピックアップしてみました。(健全ってなんだ)

ちはやふる

これはもう有名すぎるほど有名な競技かるた漫画ですね。NHK的にはCCさくらで有名な浅香守生監督作品でもあります

いわゆる「スポ根ものであり、老若男女に自信を持って薦められる傑作です。

マンガアニメ化としては文句なしといえる出来で、素晴らしいです。

ていうかなんで日テレはこれを全日帯で再放送しないんですかね。金田一の枠にちはやふる放送してくださいよって前から思ってます

君に届け

これまた有名すぎるほど有名な少女漫画。そしてこの作品ものすごいピュアというか、めちゃくちゃ「健全なお付き合い」してる恋愛漫画です。

最近子供が見れる時間帯での少女漫画アニメが減りましたね。少女向けアニメ自体は元気なんですけどね。基本的玩具販促モノがメインです。

たぶん商売にならないんでしょうね。そういうときNHKには頑張ってほしいものです。

他にも「神様はじめました」「暁のヨナ」などの花とゆめ作品とか、少女漫画アニメ化最近深夜が多くて、なんだかもったいないなあと思うところ。

たまこまーけっと

一言で表しづらいなんとも難しい作品なんですけど、まあ「心温まる」系の作品といっていいんでしょうかね。

映画の「たまこラブストーリー」はわかりやすお話なんですけど、こちらはちょっと面白さを説明しづらいですね。

こういう独特の雰囲気を楽しむ感じの作品ってどうにも魅力を伝えづらいところがあるんですが、NHKにも「おじゃる丸」「カスミン」のような独特な雰囲気を持った作品というのがあって、

京アニ作品だったら「日常」よりもこっちの方がNHK向きかなあと思ったりはします。

よみがえる空 -RESCUE WINGS-

NHKというか学校の教材として使っても良いレベル作品です。ただ、重たい話なので、中高生以上向きですかね。

航空自衛隊小松基地舞台に、航空救難団小松救難隊の活躍を描いた作品で、航空自衛隊制作協力をしています

最近アニメやらなんやらでいろいろと言われがちな題材ではあるんですが、綿密な取材によるリアリティを追求した描写は本当に素晴らしいの一言

自衛隊アピールするんならこっちをもっと推した方がいいんじゃないかとも思うんですが、まあそれは置いておきまして。

月姫」「神様のメモ帳」などで悪評が目立つ桜美かつし監督作品なんですが、これを見ているか見ていないかで評価はかなり変わってくるのではないかと思っています

放課後のプレアデス

魔法少女もののようであり、ジュブナイルのようであり、SFのようであり、ガールミーツボーイな作品です。

視聴者の予想を裏切る展開が予測されがちになってしまった「魔法少女モノ」の中で、少女の成長をメインに最後まで真っ直ぐ綺麗に突っ切った作品です。

子供向けというか、子供に見てほしいって思えるような作品ですね。SF的な要素が少々小難しいですが感覚でなんとなく見れるようになっていますし。

ただまあ、大人が子供に見せたいって思うものほど、子供は見たがらないんですよね。

つり球

コミュニケーションが苦手な主人公真田ユキが宇宙人ハル釣りに誘われたのをきっかけに成長していく作品です。ボーイミーツボーイですね。

主人公のユキ君の成長の描写がとても良いです。釣りに楽しみを見出し、少しずつ仲間を見つけていく過程がとても丁寧。

夏休みとかに放送されたらとてもいいなあ、と思う次第であります

TARI TARI

P.A.WORKSが手掛ける、青春オリジナルものの第3作。少年少女青春を描いた気持ちの良い群像劇

まあ、同じく廃校阻止系青春ものですしね。いけるでしょう。

true tears」「花咲くいろは」と比べると爽やかさでは頭ひとつ抜けてます合唱が題材というのもNHK向きなところ。

有頂天家族

京都舞台に、下鴨家という狸の一家とそれを取り巻く人間やら天狗やらを描いた森見登美彦原作アニメ

なんとなくスタジオジブリを思い浮かべる人もいるかもしれませんけど、まあ当たらずも遠からずって感じではあります

家族もの」なのでアニメオタクというよりファミリー向けの作品なんですよね。

すごい面白いんですけど、深夜アニメビジネスには向かないよなあって作品こそNHKが取り上げるべきものなんじゃないのかとも思うところであります

大正野球娘。

これまたニッチなところのチョイスではあるんですが、面白いんですよ。

大正時代末期を舞台に、女生徒たちが野球に挑む作品

女性社会進出」という観点から見ても面白いんじゃないかと。NHKって朝ドラとかでそういうの好きですしね。

この作品、けっこう時代考証がしっかりしておりまして、大正時代描写が非常に丁寧です、NHK的にそれ重要

涼宮ハルヒの憂鬱

NHK向きとかそういうんじゃなくて、普通にいずれ放送しそうっていう話。Eテレとかは無理としてもBSとかでね。

とらドラ!とかもあり得そうな感じです。現在セーラームーンとかベルばらとか放送してるんでいつかは深夜アニメもそうなるんだろうなという希望的観測

2015-08-29

ヒント:スタジオジブリ物はレンタルDVDでも日本語字幕切替機能対応

のはず

(金ロー限定というわけではありません←字幕の「ほう」はね)

2015-08-11

これから日本アニメ映画絶対ピクサーに勝てない

NHKプロフェッショナル細田守氏の特集みた。

いい話だけど、

この方式で出てくる作品

量と質は、もう限界に来ている。

 

宮崎駿氏が引退した中で、

次の日本アニメ旗手は細田氏だっていう世間的な期待とプレッシャー

あるんだろうけど、

仮に細田氏の手法日本ベストなら

いくら続けても絶対ピクサーを超えられない。

 

バケモノの子映画館で見た。

びっくりするほど興ざめだった。

 

あの、映画って、表現を通じてお客さんの感性を刺激して、

心の中にどういう化学反応を起こすのかというところが

エンターテインメントとして一番の肝でしょ。

 

それをさ、全部わざわざセリフでご丁寧に説明したら、なんの余韻も想像余地もないじゃない。

どんなお客さん想定して作ってんのよ。

 

あと、ビジュアルにこだわっているのにほとんど演出意味のないシーンが多かったのも

正直まったく共感できなかった。

なんだこれっていう。

 

これね、たぶん細田氏が悪いんじゃないよ。

NHK番組見てて思ったけど、誰も細田氏に対して何も言えてない感じっていうか、

完全に細田氏の「おれのかんがえるさいきょうのシナリオ」になってて

それが全肯定されてると見えるんだが。

 

どんな能力あるクリエイターでも、映画みたいに巨大なプロジェクトになったら、

ひとりの考えだけで進んだら歪んでいって、お客さんを置き去りにした

自分勝手作品に進んじゃうんだよ。

そういう映画にならないように、ストーリー表現作品全体を

仕上げていくのが「チームの仕事」の本質でしょう。

 

それを組織文化として、徹底的にこの20年間やり続けてきたのが、ピクサー

ピクサーは、ひとりの天才依存した映画づくりをしていない。

チームで人を育て、チームで面白い映画を作り続けることをミッションに、

試行錯誤しながら前進し続けている。

 

一方でスタジオジブリ宮崎氏も、細田氏の手法も、完全に1人の監督依存スタイル

これだと、その監督が変な方向に走って行く危険だとか、

あるいは監督に親しい有力者が介入して作品スポイルしていく危険だとかが野放しになっているし

実際最後のほうの宮崎作品とか、今回の細田作品とかも、その危険が実際の作品の質の

低下につながっていると思える。

 

あと、この方法だとまったく人が育たないよね。

宮崎氏の引退で、日本アニメの終わりみたいな現象が起きてる時点で、詰んでる。

 

俺、一時期、アカデミー賞アニメーション映画ピクサーばっかりが受賞してたとき

日本アニメは正しく評価されてないんじゃないかと思ってたんだけど、

今ならそれは間違った思い込みだったとよく分かる。

 

どう考えても、ピクサー経営と、映画の作り方こそが、

持続的に、クオリティの高いエンターテインメントを出し続ける方法

オスカー受賞し続けるのは当たり前。

2001年千と千尋の神隠しが受賞したのは、天才宮崎の属人手法日本アニメ選手たまたま傑作を生んだだけ。

 

細田氏的な、日本アニメの作り方を日本人が絶賛し続けて、

かつバケモノの子くらいの映画が本当に面白いと思ってしまう人が沢山いる時点で、

これから日本アニメーション映画の質が持続的に高くなる可能性は極めて低いと言わざるをえない。

 

残念だ。

残念なガラパゴス

 

俺はピクサーを見るよ。

2015-07-23

スタジオジブリって宮崎駿が死んでも30年くらいは余裕で存続できるよね。

スタジオジブリって後継者もいないし、マーニーとかアリエッティ米林宏昌監督

辞めちゃったし、危なくないって言われてたけどビビった。

スタジオジブリ決算書

http://kessan-kanpo.blogspot.jp/2014/07/blog-post.html

スタジオジブリ決算書その2

http://kessan-kanpo.blogspot.jp/2015/07/13_23.html

100億円ものお金が合って、既存ジブリ映画権利があって、現在アニメータも結構高齢だとすれば

定年退職まで働けばもう新規スタッフをあまり雇用しなければ資産管理版権会社で食っていけるよね。

そして、その後も利益をいくばくか生み続けるんだから、正直十分だよね。三鷹の森美術館もあって、子供

たちや孫たちが過去利権で食っていくには十分すぎると思う。

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