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はてなキーワード: サイボーグとは

2018-10-08

理系女子からみるキズナアイ論争

第一章 前提

1.キズナアイに限らず、理系男女はSF好きなんで、こういうサイボーグ的なやつは心の奥底では嫌いではない。

2.ただ表現をなりわいとしない理系男子しかけると、だいたい一般女性理系女性にひどい嫌悪感を抱かせて失敗する。

2-1.実例 ロボット学会掃除婦)、日本化学会理系を志す一般高校生女子に向けた記憶に残したくない惨状メッセージユーチューブアップロードして即日削除)

2-2.理由 ポリティカル・コレクトネス表現機微について普段から1秒も考えてない人が5分で考えたデザイン発注した。

2-3.結果 なんかほんときもい。無理。 

2-4.社会への波及効果 もちろん規定金額と期間で受注した絵師は何も悪くないため、絵師ファン潜在的好感者も巻き込み「うちの神絵師に何してくれる」「あの絵柄はいい絵柄だ」「エロくないからいいじゃん」と反論大炎上

3.なんで理系オタク女子としてはとても複雑。後輩に楽しく同じ道を選んでほしいのに、女性として幸せになりたいならこんな男女差別ひどいとこ来るなとも思うし、萌え絵がただで見られるのはちょっとうれしいけど、どうみても嘘くさい無理やりな男女平等表現みせられバレバレからもこないから嬉しくなくて、そもそも、あの絵師ならパイオツ/メカ/童画を塗らせてなんぼだろ、本来単行本を出す時間をこんなんに割いてくれて個人的にはうれしいけど同好の士には申し訳ない、みたいな。

 

第二章 今回の例について

1.メディアNHKだったか女性弁護士が驚いてたけどこんなもんしょっちゅうだよ。はなほじ。あっでも遠回りにいつもお世話になってるかもなので表立って反論は言いたくない。

2.ただし、いろんなタイプの人をいくつも無視して踏み越えてツギハギ表現しようとしたNHKはほんとに下手だねーと思う。どんな気持ちかっていうと

2-1.ノーベル学者らの定義を正しく、厳密に、省略せず報道してほしいという気持ち

2-2.一般女性の、いちいち脅迫的な萌え意識をおしつけられずに情報を得る目的が達成されるだけのテレビを見たいという気持ち

2-3.Vチューバー支持者の、うちの子は至高の癒やしアイドルだという気持ち。「○○ちゃんそのままで十分かわいい

3.結果 だれがみてもバカバカしい。ノーベル賞の解説は先クール放映されたばかりのはたらく細胞の7話で(萌え絵でなく)ちゃんとわかるってツイッターでもりあがってる最中にわざわざ萌え絵キャラだ。なら男性チューバーもアシスタントアシスタント役(立ってるだけ)で出せよ。クールジャパンつながりにしようとしたのか、ひどいジャンル違い。

4.さら旧帝大理系女子から一言いわせてもらうなら クール・ジャパンを唱えるより東京医科歯科大学とか氷山の一角女性差別を先にどうにかして国際競争力をあげろよ、男は本当単細胞的に頭わるいから、過去も将来も女という生き物を使いこなせず男の考えた性役割(=遠回しなお母さん)におしこめつづけるばっかり。(たとえばフッ素塩素は、素材として違うとはいえ互換性が相当あるようにそもそも神がつくってあるのに、素材の色が嫌いだからフッ素だけ使わないとかやってたら何も研究が進まない。それが人間の男女ではまず片方しか見ないのが普通バカ?)。

5.クールジャパンについて 原画さんアニメ監督さんばかりでなく下積みの動画さんにも給料もっとやってくれ。声優東京以外でもイベントやってくれ。

2018-10-05

性的搾取かいう奴はもう人間やめろよ。性なんて人間の根源じゃねえか。お前らはそれを否定してんだぞ。サイボーグか?

2018-10-01

ジオシティーズ完全終了のお知らせ

そういわれて昔自分が作ったホームページを見てみた。

うーん、味わい深いテーブルレイアウト。そして、軒並み終了されているカウンター掲示板チャット

リンク自分が気に入ったおもしろフラッシュ集

日記メインコンテンツなのに、書いてあることが二言三言。

ハハッ、糞だよ、糞。

まぁ、そのまま自然に消えゆくものだろうけど、ジオシティーズログインして、せめて自分の手で葬ってやろう。

 

ジオシティーズファイルマネージャーをみる。

そこに「radio」というフォルダをみつける。

あー、思い出した。PCマイクを父に買ってもらった嬉しさに、音声を録音してラジオを称して3回ぐらいホームページに載せてたんだったな。

ただ、流石に声までは恥ずかしくなったのか、永久工事中文字と共に終了したんだった。

音声ファイルは残してあるのか、と聞いてみる。

 

幼き日の自分の声が聞こえてくる。

「あーあー、テステス。はー(裏声)、あー(低音)」

馬鹿なやつだ。とれてるかどうかなんてインジケータを見ればわかるし、テステスといってもその音声が聞こえているわけではない。

「みなさんはじめまして、ダスマでーす。」

おまえの名字をそのまま反対にしただけのネームはどうにかならなかったのか。

 

そのまま聞いていると、今日学校の体育で一番シャトルランを長く続けられたこと、テスト自分だけ92点でみんな80点以下だったこと、自分は実は体の半分が機械サイボーグであること・・・事実ではないことをまるで誇るようにマイクにしゃべりかける幼き俺。シャトルランは一番長く続けられたわけじゃなく、クラス運動神経ピカイチの奴に負けた。テスト92点とったけど、普通にクラスのみんなも90点以上をとっていた。お前の体は半分サイボーグではなく、骨折して初めてギプスをつけただけじゃないか

違う。

違うんだ。お前がネットいくら虚勢を張っても、それで人生が変わるような事はないんだぞ、と幼き日の自分を諭す。

そうだった。兄が俺のホームページ発見してラジオを聞いて、兄貴を若干小馬鹿にしていたので大喧嘩になって公開をやめたんだった。

気がつけば俺のホームページは負の要素しかなかった。

自分は賢いと思い込みパソコンをこんなにしっかりと扱えるんだという気持ちを満たしていたのがこのホームページだった。

 

ホームページ更新をやめたのは、そう、高校生になってからだ。

ガリ勉野郎だった自分地元から離れた高校に入った。

自分よりPCできるやつがいた。話をしていくと、自分が知らないことをいっぱいしっていた。

充実していた。とにかく充実していて、自分ホームページの事なんて完全に忘れていた。

 

当時の自分にとって、負の感情をぶつけるだけの場だったんだ。

俺は、その音声を聞き終えた後、ファイルを全て消した。

黒歴史を見ないようにしていた。なぜ黒歴史と呼ぶのか。それは自分にとってネガティブ過去だったからだ。

俺は俺のネガティブだった中学校の頃がずっと心の何処かで引っかかってんたんだな。

それがYahooの手によって消えてしまっていたら、一生俺は自分のけじめをつけることができなかっただろう。

告知してくれてありがとうYahooジオシティーズ

2018-09-16

[] #62-1「アノニマン」

住んでいる町の治安はいいか

観光客っぽい人に、一度そう尋ねられたことがある。

その時、俺はどちらともとれる表現で返した。

治安が悪いから、そんな反応で濁したわけじゃない。

本当にどちらともいえるし、どちらともいえないからだ。

この町では、色んな自治体自警団がある。

警察だけじゃ手が回らないから……ってのが一応の理由だとか。

実際はそれらが幅を利かせているせいで、警察に何もさせていないって方が正解だと思うけど。

俺が生まれ大分からそんな感じだったらしい。

からなのか、俺たちの町ではシケイ行為ってのにとてもユルいんだ。

ちょっとした犯罪揉め事くらいなら、住人たちで勝手解決しようとする。

自治体自警団だけじゃなくて、一人で取り締まっている奴までいるんだ。

かくいう俺もこの町で生まれ育ったわけだから、そんな風景を当たり前だと思ってる。

しろ、そういう状況を楽しむ余裕すらあるくらい。


「やっぱり『魔法少女』が人気ではトップクラスかなあ」

今日も俺の家で、ミミセンやタオナケ、シロクロ、ドッペルというメンバーたちとシケイキャラ談義に花を咲かせていた。

私、女だけど魔法少女』より『サイボーグ少女』とかのほうがカッコよくて好きだわ」

タオナケ、それはちょっと古くないかなあ? 『サイボーグ少女』が活躍していた頃、僕たちはまだ生まれてないだろ。なあ、マスダ?」

「昔のなんて知らねえよ」

俺はぶっきらぼうに答える。

タオナケの言っていた『サイボーグ少女』ってのは、たぶん母さんの若い頃の呼び名だ。

俺は思春期真っ盛り。

ケイキャラの話で盛り上がりたいのに、身内の話なんて広げられたらたまったもんじゃない。

「確かに昔だけど、最近のなんて語り尽くしているんだもの。今回は趣向を変えてみてもいいんじゃない?」

ノスタルジー!」

シロクロはそう言って、手を大きく振り上げた。

タオナケの提案に賛成ってことらしい。

「んー、それもいいか

ミミセンもそれに乗った。

ドッペルは何も言わないが、聞き専なのでどっちにしろ関係ない。

まずいな。

このままでは『サイボーグ少女』の話になってしまうかも。

俺はそうさせないよう、真っ先に話を切り出した。

「じゃあ、俺から話す……みんな『アノニマン』って知ってる?」

みんな首を傾げる。

「やっぱり知らないか……」

色んな人に『アノニマン』について話したことがあるけど、大体みんな同じ反応だった。

そこまで有名じゃなかったんだろう。

でも俺にとっては、間違いなく最高のヒーローだ。

アノニマンに出会ったのは、俺が小学校に行き始めた頃……」

(#62-2へ続く)

2018-08-07

anond:20180807184451

パラリンピックも、全身サイボーグ化とかしちゃって、

オリンピック選手では到底実現できないような記録が出まくると、迫力があって面白いよね。きっと。

2018-07-22

[] #59-4「誰がためクーラー

翌日、俺はカン先輩に誘われて、移動販売車でアイスを売っていた。

売り時だからだと、すぐに行動に移せるカン先輩のフットワークの軽さには感心する。

暑いなあ。去年よりも暑い、一番の猛暑ちゃうかなあ」

「そのセリフ来年も言ってそうですね」

それにしても、この移動販売車。

よく見てみると、アイスを冷やし続けるためのバッテリーが繋がれている。

予備らしきものも近くにあった。

車を動かすのだって電気がいる筈だが、どこからこれだけの量を……。

話題が尽きかけていたこともあり、俺はカン先輩にその疑問をぶつけた。

「よくバッテリーがこれだけありましたね」

「んなもん、別のところから貰ってこればええねん」

ああ、なるほど。

かに他の市ならバッテリーとかも売ってそうだし、充電も可能だろう。

「でも、そこまでの移動にかかる費用とか考えると、割に合わなくないですか?」

「ああ、そこんとこは大丈夫。ほぼタダやから特定施設とか、コンセント使えるところあるやろ? そこから貰ってん」

思いの外ヤバい答えが返ってきた。

それって、ほぼ電気泥棒じゃないか

カン先輩、それはさすがに盗みになるんじゃあ……」

ちゃうちゃう、強いて言うならタダの略奪」

「じゃあ、ダメじゃないですか」

「えーと……つまりな、道義的にはダメやけど、必要からやらざるを得ないってことや」

「いや、先輩が今やってることは個人的営利目的でしょ」

「ワイ目線から見たらそうやけど、もっと視野を広げーや。こうやってアイスを売れば、それを食べる人たちは暑さを凌げるやろ。ワイのおかげで、何人かは熱中症を防げたかもしれへん」

物は言いようって表現があるが、カン先輩はそれを良く乱用する。

相変わらず、この人は利己的な行為正当化するのが好きだな。

「な、なんやねん。マスダだって学校コンセント使ってケータイの充電とかようするやろ。それと一緒や」

「そんなことしてませんけど。というか、その例えだとやっぱりダメって結論になるんですが……」

だが本人も自分の言ってることが、その場しのぎの誤魔化しだという自覚がある。

このようにバツが悪くなって、最終的に自爆することも多い。

その後、何だかんだでアイスは売り切れた。

といっても、その内の数%は俺たちが食ってしまったと思うが。


…………

「ただいまー……うわっ」

家に帰ると、ムワっとした熱気が襲ってきた。

「ああ、兄貴……今日暑いって言ってたからな。部屋の中もすごいよな……」

それにつけても、家の中が暑すぎる。

なぜだろう、昨日とは明らかに違う。

「おかえりなさい……」

母の声が返ってくるが、その声は気だるい

サイボーグの母さんでも、あの調子だよ。今日はほんとすごい暑さだ……」

……いや、妙だぞ。

母の身体は、かなりの高温でも耐えられるように出来ている。

人間が音を上げるレベルなら余裕のはずだ。

不振に思った俺は、母に近づく。

「あつっ……」

近づいただけで分かるほど、母の身体は熱を帯びている。

おもむろに手を額に当てた。

「あっっっっっっつ!」

俺が思わずそう叫んでしまうほど、熱かった。

にも関わらず、母の反応は鈍い。

こりゃ、明らかにおかしいぞ。

「弟よ、父さんに連絡しろ。俺はひとまず母さんをマシな場所に寝かせる」

(#59-5へ続く)

2018-07-15

超能力バトル少年マンガの源流て何?

現代舞台で、少年主人公超能力バトル物の元祖的な作品といえば

おそらく『バビル2世』(1971~1973年TVアニメ1973年放送)と考えられる

竹熊健太郎相原コージの『サルまん』によれば

超能力バトル物の流行1970年代前半以降

それ以前の、この手のジャンルの源流は忍者バトル物だったらしい

実際、『バビル2世原作者横山光輝忍者マンガ大家だった

また、『バビル2世』以前にも現代舞台超人バトル物は存在するが

エイトマン』(1963~1965年)などのように多くは大人主人公であったと思う

(正確には超能力というよりサイボーグアンドロイドとかだが)

池上遼一版の『スパイダーマン』(1970~1971年)は、

高校生主人公で、『バビル2世』よりほんの少しだけ早い

ただし、もともとアメコミ翻案で、しかも敵が普通人間場合が多い

加えて、変身ヒーロー物だから、いわゆる少年超能力バトル物とはちょっと異なる

では、ジョジョとか禁書目録とかみたいに、特殊能力を持つキャラが大量に登場し

個性的必殺技を出し合って戦うジャンルが定着したのはいつ頃なのか?

自分の直接的な記憶に頼ると、『リングにかけろ』(1977~1981年)の後半

凝った技名の必殺パンチがぽんぽん出るようになってからのような気がする

リンかけジャンプトーナメントバトル物の元祖でもある)

もう少し遡ると『アストロ球団』(1972~1976年)も

個性的魔球打法を使う超人選手がぽんぽん出てきた

が、リンかけも本作もスポーツ漫画であって、いわゆるバトル漫画ではない

現代舞台で、少年主人公で、個性的必殺技を出すキャラがぽんぽん出てくる

という、現在よく見かけるパターンはいから定着したのだろうか?

自分記憶に頼ると、やはり車田正美の『風魔の小次郎』(1982~1983年

あたりなのかなあ、という気がするのであるが、もっと以前からある気もする

どの辺なんでしょうかね

2018-07-06

anond:20180706091846

人類が皆サイボーグ化して両方の性器をつけるようになるまでは解決しない

2018-06-30

機械身体なら低能先生迎撃出来るぞ

腕に仕込んだガトリングガンで蜂の巣にできるから増田サイボーグになろうぜ

2018-06-09

時空警察官「明智光秀

時空には特異点があり、特に2000年代と1570年代4次元的に密接な時空間である

なので、その時代日本特に織田信長の元には様々な2000年代人間偶発的にタイムスリップする

あるとき料理人、あるとき女子高生、はては防衛隊の一個師団までもがタイムスリップする例など…

それらが歴史に影響を及ぼし、歴史の改変となってしまう恐れがある

したがって、遠く未来存在する「時空警察」はその歴史修正者として、時空警察特任専務官「明智光秀」を任命する

任務は一つ「1582年の6月織田信長を死亡させよ」

自身死ぬことを知った信長を死亡させる困難な任務

さらに、2000年代知識与えるタイムリッパー場合によっては戦闘力も与えることも…

果ては「サイボーグと化した信長」との壮絶な死闘

歴代の「明智光秀」の歴史修正のための闘いが、今明かされる!

本能ってマジでキモくない?

なんでこんなよく分からないものに突き動かされて行動してるかと思うと本当に気持ち悪い

サイボーグ化して本能を消してもらいたい

書いてから思ったけどキモいという感情本能なのかな

もう嫌だ!

2018-06-08

[] 北朝鮮日本支配する方法

北朝鮮喜び組リーダー愛人軍団)を日本派遣して、日本若者を誘惑する。

顔面美容整形したサイボーグ美女軍団日本を襲撃して、男を逆ナンパし始めたら、日本簡単に陥落するだろう。

日本北朝鮮ハニートラップに警戒せよ!

2018-06-04

水木一郎マシン率について(1件追記)

おれはグレートマジンガー うた:水木一郎

 俺は涙を流さなロボットからマシンから

 俺は言葉をしゃべらない ロボットからマシンから

超人戦隊バラタック うた:水木一郎コロムビアゆりかご会

 俺はロボット ことばはでないが

 俺はマシン なみだはでないが

おれはインパクト うた:水木一郎

 俺は機械鉄人

 俺のハートダイナモ

 俺の身体超合金

サブローテーマ うた:水木一郎

 俺はロボットサイボーグ


かにある?

2018-05-26

[] #56-5「斜向かい過去

母は若い頃、秘密結社シックスティーン×シックスティーン』と、それに対抗する組織ラボハテ』との戦いに巻き込まれ瀕死重症を負う。

ラボハテ』は最新の技術を用いて、母の失った体の部位を機械で補うことで命を繋ぎ止めた。

サイボーグ化して戸惑う母に『ラボハテ』から告げられたのは、『シックスティーン×シックスティーン』の野望だ。

ズバリ世界征服”(具体的に何をするかってのは知らない)。

それを聞いた母は、『ラボハテ』に協力を申し出た。

機械の体になっても、正義の心は失っていなかったのだ。

何より、自分の体を機械化した要因となった『シックスティーン×シックスティーン』に対してツケを払わせないと気がすまない。

こうして母はサイボーグ少女として、秘密結社との激闘を繰り広げることになる。

「お父さんと出会ったのもその頃だった。懐かしいなあ」

「どういう経緯で父さんと出会ったんだ。メカニック担当だったとか?」

「いや、俺は女子バトルものでいう、半ば巻き込まれただけなのに主要人物として出張一般人みたいなキャラ

まり事情は知っているが、俺たちと同じモブキャラみたいな立場だってことだ。

「その戦いは歴史の闇に葬られたが、魔法少女超能力者までいてカオスだったなあ。もしアニメだったら十中八九ボツにする企画だ」

妙な例え方をするのは、父がアニメスタジオに勤めているからか。

しかし、中年の昔話なんて若者は長々と聞きたくないものだ。

俺たちは本題だけ話してくれと急かした。

…………

真相、というほど大層なものではないが、要約するとこうだ。

ムカイさんは、その『シックスティーン×シックスティーン』によって作られた戦闘ロボット

「ムカイさんは自立して二足歩行で動くから、厳密にいえばアンドロイドだな」

「父さん、その注釈は今どうしても必要だった?」

「どうも気になって、つい……」

ムカイさんは、母と幾度となく戦った。

全身が機械な分、性能面ではムカイさんが上回っていたが、人間の柔軟な知恵がある分、いつも母が一枚上手だったらしい。

そうして敗北する度、ムカイさんは改造されていった。

そして、とうとう当時の技術の粋を集めた強さを持つに至り、ムカイさんは「今度こそ奴に勝つ」といきこんでいたらしい。

しかし、決着はつかなかった。

母は秘密結社本部に潜入し、首謀者を追い詰めていたのだ。

ムカイさんは他の構成員によって陽動され、母と戦うことはなかった。

結局、その作戦で『シックスティーン×シックスティーン』は壊滅。

戦うために作られたムカイさんは、戦う理由がなくなってしまったのだ。

(#56-6へ続く)

2018-05-23

[] #56-2「斜向かい過去

ある日、弟は聞いてもいないのに自らの違和感について話し始めた。

「ムカイさんってさあ、話にやたらと俺たちの母さんについて捻じ込んでくるよな」

気にしたことがなかったが、言われてみれば確かにそうだった。

しかし、それらはあまりにも間接的で、漠然としていて要領を得ないものばかりだ。

それでも、その言葉に混じる微かな機微が、弟には気がかりだった。

ムカイさんは母について何かを知っているという、確信めいたものを感じたという。

もしかしてさあ……母さんと昔の知り合いとかじゃないかなあ」

「昔の知り合いって、どんな?」

こういうとき、「何を言ってるんだ、お前は」で済ませられない程度には、俺たちは兄弟なんだ。

元カレ……とか? よりを戻そうとか考えて、機会を伺っているんだよ」

「何を言ってるんだ、お前は」

はいえ、意見が一致するかは、また別の話である


弟が、何でそんな発想に行き着くのかは分かっていた。

近頃、メディア有名人スキャンダルで連日大騒ぎだったんだ。

俺はそういうのを面白がる余地を、見出すことはできない。

だが、弟はこの手のすったもんだが大好きなんだ。

おかげですっかり影響され、こんな発想を容易くしてしまう。

そして、兄弟からこそ肌で分かることだが、弟の焦燥感理由は他にもあった。

子の俺たちが知らなくて、ムカイさんだけが知っている、母に関すること。

その可能性が、好奇心だけに留まらない感情を燻らせるのだろう。

弟は人一倍そういったことに関心が強いから、なおさら制御ができない。

全容を把握できないことによる“不安”こそ、弟の飛躍した発想力の原因だ。

そして、そういった人間のとる防衛機制は、ほとんど決まっている。


パズルの完成絵が何か分かるには、それなりの数のピースがいる。

仮に分かっていたとしても、ピースを埋めずに絵は完成したといえない。

から弟はパズルピースを埋めるには、まずピースを集める必要があると考えた。

俺はそのパズルに興味がまるでなかったのに、弟がやたらと煽り立てるもんだから、渋々と協力する。

そこでまず、母にムカイさんについて尋ねた。

「ムカイさんって、どこかで見たことあるような気がするけど、母さんは記憶している?」

かなり遠まわしな、ぎこちない尋ね方である

直接尋ねて、まともに答えてくれるとも思えないからだ。

なにせ、これまで母が俺たちに語ってきた青春時代の話は、どれも非現実的だった。

母がサイボーグであることは事実から、そこに関して異論を挟む余地はない。

だが、「秘密結社と激闘を繰り広げた」なんて話を、大真面目に聞くのは無理がある。

なので俺は、恐らく母は過去を赤裸々に語りたがらないんだろうな、と認識していた。

「うーん……どこかで会ったような気もするんだけどねえ。もしかしたら……という感覚もあるんだけど、確信を持つほどでもないし」

母の脳には処理を円滑にするためのメモリが繋がれている。

例えるなら、記憶の引き出しが常に綺麗に整頓されている状態だ。

その母から出た、漠然とした回答。

弟の予想が合っているかはともかく、“何か”あるのは間違いないな。

弟の知的好奇心を満たす遊びに付き合っているくらいの感覚しかなかったが、ここにきて俺も些か気持ちが燻ってきたかもしれない。

(#56-3へ続く)

2018-05-15

昨今の増田の風潮を見ると、人類性別を捨てて動物的でない生物進化しなきゃいけないので、脳みそだけ取り出してサイボーグ化するか、コンピュータの中でデータ化して生きるしかなさそうだな

2018-05-06

「あ~、あい特定できないかなぁ   あ、特定できた!」なんてことがあるとしよう

ネットしてると「こいつ特定してえな」と思う事は多々あるだろう
無いとは言わせない 絶対に一度ぐらいは不快気持ちにされて、その原因への敵意を抱いた事はあるはず
それが相手に非があるとしても、自分に非があるとしても、だ

ってわけでもしスーパーハカーの力に覚醒したり、偶然なんかそういう情報リストを拾ったなんて仮定しようか
ありえない? 空想ぐらいいいじゃんかよ、GW最終日ぐらい絵空事を話させてくれ

まず金属バットでムカつくヤツの頭グッシャァとか、出刃包丁でザックーするのはなんだかんだで出ると思う
いぬやしきって漫画サイボーグ少年家族バカにしたオタクネット越しに殺しまくるシーン見てて「俺もやりてえなあ」みたいに思うのもいただろう
まあ人生捨てるほど追い詰められてるか、自分を抑えきれないような存在はすると思うよ 少数派だけど

次に晒し上げとネットストーキング
危害加えるヤツはこっちのほうが多い 気に食わない存在に一生消えないデジタルタトゥーを刻みたがる人間は本当に多い
2ch(5ch)の面々とTwitterの面々がこれをしたがる
もちろん増田もだ
直接手を下さず人を傷つけるの、大好きだろ?

だけど一番多いのはきっと「何もしない」だ
君子危うきにナントヤラ、これは俺が握った秘密情報・・・ふふふ(暗黒微笑)、そこまでする気ないわー(ポイッ)、実際に力を得たら怖くなる、理由はどうであれ
結局何もせずに見なかったことにするか、手を出せずモヤモヤし続けるだけだろう

人間って思うほど優しい生き物じゃないけど、そう残酷でもないんだよ

2018-05-04

1+1+1は2だと思う

Vtuberの登場で、やっぱり顔はいいに越したことはない、って証明されたよね」

 わたしたちコメダ珈琲新宿御苑前店で一服していた。いとうは爪で髪を掻きつつ続けた。

ドゥルーズは『千のプラトー』で顔は記号だけど同時に身体でもあるから政治的ものだ、って言ったわけじゃない? で、顔の美醜を問うのはポリティカルインコレクトだってことになった。けどこれは、まさに悪しき民主主義だよね。アリストテレスは『二コマコス倫理学』で、少なくとも顔の醜くないことを幸福の条件に挙げてるけど、古代ギリシャから現代までに民主主義記号化してるんだよね」

 他人がきけば白眼視するようなことを言う。そうした話ができるだけの知性を見積もられていることは心地いいが、いつもわたしがきき役だ。

 いとうは神経質そうな険のある顔をしているが、ひとによっては美人とみるだろう。わたし彼女の顔をみるたび、坂口安吾の『白痴』に書かれている、狂人の「風采堂々たる好男子で……常に万巻の読書疲れたような憂わしげな顔をしている」という描写を思い出す。

「ひとの顔をじっとみないでよ。たいぼくちゃん、繊細そうにみえて、そういうところ図太いよね」

 いとうは愁眉を寄せた。

「――お待たせ」

 倫理わたしたちに声をかける。黒のカットソーで、シースルーレースが首周りから両腕を覆う洒落た服だ。それを着こなすだけの顔立ちをしていた。アップにした髪型が、服と調和している。彼女ほど顔立ちが整っていると、髪はまとめた方が素の魅力を出せていいのだろう。

 倫理をみると、ときどき冷たくて薄い靄のような感情かられる。

「遅い」

「ごめん。バルトで『ラブレス』みてた」

セックスするとネコミミのとれるマンガ? 女子ゼロいいよね」

 わたしがいうと、倫理は苦笑した。

アンドレイ・ズビャギンツェフ監督の新作。失踪した息子を探す離婚協定中の両親のはなし。郊外舞台なんだけど、途中から延々と廃墟の場面になって、それがいいんだ」

証券って忙しい?」

 いとうが尋ねる。遅刻への当てこすりではなく、ただ気になっただけだろう。

営業そうかもしれないけど、ディーリングは定休が決まってるからそうでもないよ。うちは外資リテール部門がないしね」

 待っているあいだ、何をはなしていたか尋ねられる。いとうが説明すると、倫理は笑った。

「たしかにダナ・ハラウェイのサイボーグフェミニズムはそういう論旨だね。ただそこまでいくと、むしろチャンの『顔の美醜について』みたいに、みる側の感情操作する方が自然な気もするな。『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の〈情調オルガン〉みたいにね」

 倫理はいとうのはなしをすぐ理解して、気の利いた返しをした。そのことに体内が熱くなるような感覚をおぼえた。

 店を出て、新宿御苑沿いに新宿駅に向けて歩く。二人が話しているため、わたしはその後ろをついていく形になった。他意はないとわかっていても疎外感をおぼえる。

「でも、Vtuberアンドロイドでもただのキャラクターでもないでしょ。だからナマモノと同じようにあつかわなきゃいけないわけだし」

 そう口を挟む。いとうは歩きつつふり向いた。

カントは『純粋理性批判』で対象物自体として存在していて、人間はそれを超越論的主観性において認識するのみだといった。で、ハイデガーは『存在と時間』で、そうした直観主観性にすぎないと批判して、現象学でもって実存存在者を存在させると定義しなおした。存在論的にいえば、ヴァーチャルYouTuberという架空人格存在する、あるいは存在しないというどちらの立場も幼稚すぎる。他人人格ですら、無条件に存在するとはいえないんだから。まあ、未成熟なひとは自分理想像を押しつけることで、他人人格所与のものとしてあつかうけどね。そういうひとが勝手に本人を代弁して、ナマモノダメだとか言いだすわけ」

常識範疇なら、そういう代弁もいいと思うけどね。二次エロとか。ただ本人がナマモノを解禁してるのに頑なにナマモノ禁止するひととかは、そういう主観論に陥ってるんだろうね」

「だからVtuberについていえば、Vtuberとしてした百合営業に〈中の人〉が触発されて、それがまたVtuberとしての百合営業につながるというような、循環的な重層性があるわけじゃない。実在非実在二元論じゃないでしょ。ウンベルト・エーコの『ヌメロ・ゼロ』もそういうことを主題にしてるわけでしょ? 『存在と時間』では記号をただ指示するものでなく、それ自体がもろもろの記号構造を暗示するものとしているけどね。でも、常識範疇ってなに?」

 いとうは苛立たしげに髪を掻いた。

Vtuber自然人としてあつかうとして、どうして身体属人性を与える方向にいくかなぁ……、それなら自然人の身体人格とは別個のものとする方向にいくべきでしょ。天与のものである身体人格と同一視して自然権を認めるのは、明らかに不合理じゃん。だからグレゴリーマンキューも皮肉で〈身長税〉を提唱したりするわけでしょ。……、え? マンキューくらい専門外でも知っておきなよ」

 議論めいてきて、倫理の口調も熱をおびてきた。自然わたしは無言になる。

そもそもVtuber著作物と見なした方が簡単じゃない? 〈中の人〉はVtuber演者としての著作隣接権もつわけ。二次エロには著作隣接権著作人格権に準用して対応すればいい」

「ちがうね。マッピングで体をリアルタイムに同期させてるVtuberはVRよりARの方が近い。もちろんARみたいに空間認知人格投射するわけじゃないけど、運動感覚でも同じことがいえるでしょ」

身体人格から分離するのが進歩的なのはわかったけど、テクノオプティミズムすぎるよ。こんなことをいうと、イーガンSFに出てくる保守主義者みたいかな。けど一般論として、エロが一部のひとに不快感を与えるのは事実でしょ? 前から思ってたけど、自分に関わることだとすぐ感情的になるくせに、他人には正論を押しつけるよね」

自分に関わることな感情的になるのは当りまえじゃない? 正論を曲げる理由はないよ。倫理こそ、他人配慮してるようだけど、等しく他人を見下してるだけでしょ? あと、テクノオプティミストでけっこう。わたし原発推進派だし」

 感情露出して落ちついたのか、いとうは息を吐いた。

倫理のいうこともわかるよ。でも、制作者の意見もないのに他人規制しようとするのはただの自治厨だと思うな。そういうファンは決まって創作をしない側だよね。創作ができないから、その代わりに自分ルールを考えて、それをコミュニティ強制しようとすることで存在を主張しようとするんだ。まあ、そういうファンはどこのコミュニティにもいるから、無視する以上のことはできないんだけどね」

 いいながら、いとうは自分言葉でふたたびイライラしてきたようだった。いとうは神経過敏だ。紙やすりのようだと思う。

 いとうが自家中毒めいて、自分言葉で気分を荒立てているのを察したらしく、倫理は優しくいった。

自分他人のあつかいに差があるのは当然だけど、いとうの場合、それが甚だしいってことをいったつもりだったんだけどな。あんたみたいなディスコミュニケーション女にもわかるようにいってあげると、誰もがあんたみたいにコテハン擬人化されて喜ぶ人間ばかりじゃないってことだよ」

「なるほど…」

「あ。いまのでわかるんだ」

「いとうの見方個人主義的すぎるよ。後期ヴィトゲンシュタイン言語ゲームも、そういう分析哲学に対する批判としてあるわけでしょ?」

 それから、しばらく誰も話さなかった。黙々と歩く。倫理雰囲気を変えるようにいった。

「そういえば、たいぼくってウケるんだよ。前に泊まりにいったとき料理をつくったんだけどね。カレーにするつもりで牛筋を煮込んでおいておいたら、朝にたいぼくがコンソメスープだと思って飲んでたんだよ」

 いとうは爆笑した。

「たいぼくって本当に生活力ないよねー」

 倫理に囃す。「それにしても、あんマメだよね。よっ、家父長制」

 倫理は本気で不快そうな顔をしたが、いとうは気づかなかった。

都庁って変なデザインだよね。すくなくとも都の庁舎じゃないでしょ」

 遠景に都庁みえて、なんとなくいう。

「いや、あれは自生する秩序の象徴から都市役所としてふさわしい建築だよ。エッフェル塔と同じ」

 わたしが疑問に思っていると、倫理解説した。

ロラン・バルトの『エッフェル塔』だよ。『あらゆる時代、あらゆる映像、あらゆる意味に通じる純粋表徴であり、拘束のない隠喩』ってね。具体的にどういうことかは、ルイ・マルの『地下鉄のザジ』をみればいいよ。『地下鉄のザジ』ではエッフェル塔の内外から鉄塔の無機質な幾何学模様が無限に顔をもつところが撮影されているから。『地下鉄のザジ』の原作者が『文体練習』のレーモン・クノーっていえば、わかりやすいかな」

 なんとなくおもしろくなく黙っていると、いとうがいった。

「でも、そういう意味をもたないことを意図した無機質なデザインなのに、結果として都市ランドマークになってるのは皮肉だよね。そうそう、ケヴィン・リンチは『都市イメージ』で都市認知地図における主体を〈パス〉、〈エッジ〉、〈ディストリクト〉、〈ノード〉、〈ランドマーク〉の五つに分類したけど、これはプロファイリングのGCT犯罪地理探索モデル)に利用されているんだよ。〈犯人の標的捜索行動は居住地から離れるにつれて犯行に及ぶ確率が単調減少する〉、〈居住地の近隣に犯行の行われない地域存在する〉、という二つの仮説のもとで距離独立変数とする距離減衰関数を導出するんだ。もちろん、それだとただ犯行地点の二次元的な分布の平均を求めるだけだから、ここに認知地図を当てはめるわけ。たとえばエッジに近づくと距離が縮小するとかね。平山夢明の『独白するユニバーサル横メルカトル』は、これを種本にしているんだよ」

 往来でプロファイリング平山夢明について語るいとうは完全に異常者だった。

「そういう自生する秩序の象徴をもそのうちに組みこむのが、自生する秩序なんじゃないの?」

 倫理皮肉げにいった。

そもそも新宿のもの意味をもたない記号都市なんだよ。大政奉還前は飯盛女のいる宿場戦前遊郭戦後闇市復興期は赤線地帯。七一年京王プラザ建設を皮切りに七〇年代高層ビル建設されて、九一年都庁移転するまで、ここは周縁だったんだよ。都庁にふさわしい場所でしょ? ちなみに、いわゆる〈新宿二丁目〉は二丁目の北側だけで、二丁目と三丁目は御苑大通りで隔てられてて、歩行者天国地下道もそこで途切れている。で、ご存じのとおり二丁目は都市から外れて住宅街モザイクになってる。つまり、二丁目は周縁の周縁ってわけ」

 そこまでいって、倫理は表情に翳を落とした。

「まあ、これは殊能将之が『キマイラの新しい城』で六本木についていったことを、新宿転用しただけなんだけどね。〈キマイラの新しい城〉っていうのは復元された古城と同時に、六本木ヒルズのことも指してるんだ」

「いいじゃん。ロラン・バルトによれば日本のものが『記号帝国』らしいし」

殊能将之って『波よ聞いてくれ』に引用されてたよね」

 倫理は頷いた。

「『黒い仏』だね。柔むげさんがさ、いつか『殊能将之読書日記』に感動してたじゃん。わたしはそれがわかるんだよね」

 歩きながら、倫理Kindleの端末を開いた。

「『殊能将之読書日記』ではフリッツ・ライバー長編への見方が顕著かな。殊能将之は〈ほとんどエロゲーの世界〉とか腐しながら読んでいるんだけどね……。その皮肉さがわかりやすいのが『A Spectre Is Haunting Texas』だよ。殊能将之は『幽霊テキサスに取り憑く』と訳しているけどね。月周回軌道ステーションまれ主人公が、第三次世界大戦後のアメリカにきたら〈テキサス国〉になってたってはなし。日本でいうと〈「第3次世界戦後大阪日本支配するようになった時代大阪人は全員きんきらきんの漫才師ルックで、『なんでやねん』『そんなアホな』などとしゃべっている」みたいな設定〉ってこと。テキサス国の首都テキサステキサスダラスで、街にはケネディ暗殺を記念した黄金モニュメントが建ってるの。教科書倉庫の窓から突きだす銃身とオープンカーのシャーシのやつ。で、テキサス国の政権交代大統領暗殺でおこなうのが慣例なの。爆笑じゃない? で、まあギャグ小説なんだけど〈A nation nurtured on cowboy tales and the illusion of eternal righteousness perpetual victory. カウボーイ神話永遠に正しくつねに勝利しつづけるという幻想に養われた国。〉とか書いてあって、痛烈にアメリカ批判しているわけ。だからアメリカでは出版できなくて、タイトルだけイギリス英語の〈spectre〉の綴りになってるんだけどね。ちなみに日記には追記があって、このタイトルは『共産党宣言』の〈ヨーロッパ共産主義という亡霊が徘徊している〉のパロディだと教えられたからってタイトルの仮訳を訂正してるんだけどね。教えたのは中村融なんだけど」

 倫理はひと息ついた。

世界にこういう視座をもっているひとは生きるのが辛いよね。そういうひとを理解してしまうひともね。ナボコフの『ロリータ』もそういうはなしだよね。嫌味で文学趣味スイス人が、延々とアメリカ呪いながら一人の少女を愛するはなし。柔むげさんは、そういうところに感じたんじゃないかな。で、わたしもそういうひとたちに片足を踏みこんでいるからそれがわかるんだよね。だからわたしは『程』では灯が好き」

「あ。そこにつながるんだ」

 まったく予期しない展開だったためにおどろいた。が、いとうは思うところがあったらしく、無言で前を見つめていた。

 新宿駅みえてくる。

「そういえばたいぼくちゃんお酒買った?」

キリンをまとめ買いしておいたけど。あ、あとポテチカップラーメンも買っておいた」

 そういうと、いとうは爆笑した。

大学生じゃん」

 倫理も苦笑しながら言う。

「ここの成城石井ワインチーズを買っていこう。あ、でも、それならクラッカースモークサーモンハムを買っていって、ムースをつくった方がいいな。素材の味が出るから、いいものじゃないとおいしくないんだよね」

 買物をしてからJRのコンコース階に移動する。倫理カードで決済して、わたしお金を使うことはなかった。

「ごめんね。一応、ホストなのに」

 いとうは笑って「出世払いにしなよ」といった。

 倫理は微笑していった。

「それにたいぼくちゃんからモラトリアムの気配をもらってるところがあるからね。わたしも……、わたしたちもこうして社会人鋳型にはまってるけど、それが仮初めのものだってことを思い出させてくれる」

 コンコースでは大勢のひとが行き来していた。天井からは各路線を案内する表示板が大量に下がっている。これらの記号が指示するものなかにわたしたちのいく先もあるのだな、と思った。

2018-04-23

秋元康視線

秋元康アイドルに対する視線個人的気持ち悪くて仕方ない。

欅坂46ファーストアルバムタイトル「真っ白なものは汚したくなる」や、

乃木坂46生駒里奈さんの卒業に寄せたメッセージも「ずっと乃木坂46希望でいて」等。

アイドルプロデュースしているというより、自分欲望理想郷アイドル押し付けているように感じてしまう。

秋元康が支持されて成功している事実はあるが、アイドルサイボーグなのか?傀儡なのか?アイドル自身感情は?ともやもやする。

ファンの方は秋元康ではなくアイドルのものに惹かれているんだろうけど、ふとした時に秋元康がちらついてゾワッとすることはないのだろうか。

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