はてなキーワード: MRとは
ジョブズ以降もワイヤレスイヤホンやスマートウォッチで覇権を握り、自社製SoCでPC市場での存在感を示し、新しいMRヘッドセットは絶賛されとるけどね。
もちろんそれぞれはiPhoneの成功という基盤の上で成り立つもんやけど、逆に言えばジョブズだってそのレベルの成功はiPhoneしかないわけで。
いまは技術的にも製品的にも、だいぶ新規事業を立ち上げて多角化しとるし、それと比べるとむしろジョブズ時代は商品を絞って一点突破したパターンやん。
忘れちゃいかんけど世界でいちばん稼いでるテクノロジー企業はAppleで、その利益をちゃんと技術投資にも突っ込んでるんやから、Appleが新しいことをやってない、技術競争から降りとるというのは誤りやで。
この記事はPort Priority 8(以下PPと略)の見どころ解説記事です。すでにスマブラというゲームを知ってる方。スマブラを問わずゲームの競技シーンがあることを知ってる人向けです。
スマブラを知らないorゲームの競技シーンを全く知らないという方はそれらのことを少し調べてから読んでいただけたら幸いです。
Port Priorityという一風変わった大会名はスマブラDXのコントローラーのポート入力から来てるようです。1P側だと優位とか色々あるよう(詳しくなくてすいません)
スマブラの海外大会は冬のGenesis、夏のSSCが最大規模の大会ですが、今回のPPもそれらに負けない規模となっています。
スマブラの競技シーンは主にNA日本ヨーロッパの地域で構成されており、世界中にトップクラスの選手がいます。
なのでどうしても強いやつ全員集合とはならず、アメリカの大会では日本人がおらず日本の大会では海外の選手がいないという状況になっています。
しかし今回のPPは日本のトップレベルの選手が計14名遠征するという具合になっており、世界で最も権威あるランキングであるLUMI RANKのトップ20のうち17名が集まりました。
トップ20に名前を連ねている17名は全員が優勝の可能性を秘めているといってよく、それ以外にも上位ランカーが多数参戦しており非常に大きな盛り上がりを見せています
最大の優勝候補はなんといってもLUMIRANK1位であり現最強プレイヤーであるあcola選手。使用キャラはスティーブとホムラヒカリ。今年参加した(1000人規模以上の3大会を含む)大型大会13回中11回優勝か準優勝という成績を残しています。
あらゆる部分で2以下を大きく引き離す圧巻の大会成績で王者と呼ぶに相応しい成績です。
夏のSSCに引き続き今大会も優勝して王者としての威風を轟かせるか。
シード2位を獲得してるのは同じく日本人であり日本の新たなる神童MIYA選手。使用キャラはMr.ゲームアンドウォッチ。
MIYA選手にとって苦しいのは同じ関西地域にあcola選手がいることでしょうか。あcola選手との勝敗は3‐8と大きく負け越しています。
しかし世界ランク3位に位置しているMIYA選手の勢いはすさまじく、現在大型大会三連覇中であり、そのうちのひとつ篝火11はあcola選手をWF、GF共に勝ち勝者側のまま優勝を手にいています。
ゲームスピードが速くキャラクターの自由度が高くアドリブ性が高いスマブラSPというゲームにおいて再現性の高い勝利というのはなかなか難しいなか、
まるでパズルを解くかのように相手の反撃を許さないまま勝利する試合を展開します。世界最強を下した勢いそのままに連続優勝を4回に伸ばすことができるか注目です。
シード3位を獲得したのはメキシコの神童Sparg0選手。使用キャラはクラウドとホムラヒカリ。
Sparg0選手はあcola選手に対し勝敗数6-1と大きく勝ち越しており、見方を変えれば最強のプレイヤーといっても差し支えない選手です。
世界ランキング2位の位置にいるのは大型大会の開催頻度が多い日本の大会に簡単には遠征出来ないからで、直接対決で大きく勝ち越している以上最大の優勝候補かもしれません。
しかし他のプレイヤーに対して安定して勝っているわけではなくアメリカのLIGHT選手やドミニカのSONIX選手とは勝ったり負けたりのライバル関係にあります。
順当にいけばトップ8で日本のトップ2を倒し優勝という道のりになるでしょう。データが示すビクトリーロードを飾れるかどうか注目です。
シード12位を獲得してるのは日本のしゅーとん選手。使用キャラはピクミンアンドオリマーとホムラヒカリ。
SP初期から圧倒的なプレイヤースキルで最上位に位置し続けるも大型大会の優勝を逃し続け、口悪いものからはシルバーコレクターと呼ばれ悔しい思いをしています。
決勝の場で何度も煮え湯を飲まされ優勝者を仰ぎ見続けてきた男の逆襲はなるか。
シード13位を獲得してるのはアメリカのDABUZ選手使用キャラはロゼッタアンドチコ
「大人になるということはDABUZをかっこいいと思えるようになること」
ちょっと変に聞こえるかもしれませんが、DABUZ選手のプレースタイルを知れば意味が分かるかもしれません。
攻めることを美徳とするアメリカのスマブラシーンにおいて相手がミスするのを待ち続けるよな守備的なスタイルのDABUZ選手のプレースタイルはあまり人気がないようです。
しかし有利な状況になっても勝利を焦らず冷静に相手を追い詰めるスタイル、どれほど劣勢でも勝利をあきらめず粘り強く守りのスタイルを崩さないそのプレースタイルは見ているものを魅了します。
1日10時間以上の時間がかかることも多い大型大会では体力的にも大変ですが、DABUZ選手の苦しそうな表情は見たことありません。
どれほど苦しくても、どれほど追い込まれても決してあきらめず自分よりシード上位の選手に立ち向かい続けるスタイルで戦うDABUZ選手の優勝を見れるでしょうか。
ムラッシュゲーミングの3人(うめき、かになべ、つぼつぼ選手の3人)
ムラッシュゲーミングとは人気ストリーマー加藤純一氏がオーナーを務めるゲーミングチーム。
多くのゲーミングチームが企業としてスポンサーを集め経営してるのに対しムラッシュゲーミングはノースポンサーで加藤純一氏のポケットマネーでやっている特殊なゲーミングチーム。
スマブラ部門の3人が揃って海外遠征するのは今回が初でとくにかになべ選手は初の海外遠征。
大きな結果を残しオーナーに勝利を報告を届けることが出来るか。まずはトップ8入りを狙いたい。
シード11位を獲得してるのはMKLEO選手。使用キャラはジョーカーとベレト。
スマブラSP発売当初から2022年までずっとランキング1位を維持しキングと呼ぶに相応しい成績を残してきたが、近年は若手プレイヤーに負けることが多く大型大会の優勝から遠のいている。
「負けた俺を悪く言うんじゃなく、勝った若いやつを褒めてあげてくれ」とは本人の談だがLeoにはもっと傲慢であってほしいと思った人は少なくないはず。
どんな相手でも勝てる力はあるのは間違いなく、優勝を果たしキングの復活となるか。
これらの選手以外にもここ1年半ほどで世界一のソニック使いとして躍り出たSONIX選手、世界一のカムイ使いはどちらとなるのかローティーンにして最強のSHADIC選手と日本のNeo選手。
最強プレイヤーを誰も一度は倒したことがある実績を持つリュウ使いのあしも選手。
今年に入って圧倒的な成績を残しシード10位という位置まで獲得してるhurt選手。若きプレイヤーに対しても一歩も引けを取らないベテランプレイヤーにしてフランスの英雄Glutonny選手など、
↪︎The Bush administration is again committing a blunder in the Middle East by supporting the Israeli government in its refusal to recognise a Palestinian unity government that includes Hamas. This precludes any progress towards a peace settlement at a time when such progress could help avert conflagration in the greater Middle East.
The US and Israel seek to deal only with Mahmoud Abbas, Palestinian Authority president. They hope new elections would deny Hamas the majority it has in the Palestinian legislative council. This is a hopeless strategy, because Hamas would boycott early elections and, even if their outcome resulted in Hamas’s exclusion from the government, no peace agreement would hold without Hamas support.
Meanwhile, Saudi Arabia is pursing a different path. In a February summit in Mecca between Mr Abbas and the Hamas leader Khaled Mashaal, the Saudi government worked out an agreement between Hamas and Fatah, which have been clashing violently, to form a national unity government. Hamas agreed “to respect international resolutions and the agreements [with Israel] signed by the Palestinian Liberation Organisation”, including the Oslo accords. The Saudis view this accord as the prelude to the offer of a peace settlement with Israel, to be guaranteed by Saudi Arabia and other Arab countries. But no progress is possible as long as the Bush administration and Ehud Olmert’s Israeli government refuse to recognise a unity government that includes Hamas.
Many causes of the current impasse go back to the decision by Ariel Sharon, former Israeli prime minister, to withdraw from the Gaza Strip unilaterally, without negotiating with the then Fatah-controlled Palestinian Authority. This contributed to Hamas’s electoral victory. Then Israel, with strong US backing, refused to recognise the democratically elected Hamas government and withheld payment of the millions in taxes collected by the Israelis on its behalf. This caused economic hardship and undermined the government’s ability to function. But it did not reduce support for Hamas among Palestinians and it reinforced the position of Islamic and other extremists who oppose negotiations with Israel. The situation deteriorated to the point where Palestine no longer had an authority with which Israel could negotiate.
This is a blunder, because Hamas is not monolithic. Its inner structure is little known to outsiders but, according to some reports, it has a military wing, largely directed from Damascus and beholden to its Syrian and Iranian sponsors, and a political wing that is more responsive to the needs of the Palestinian population that elected it. If Israel had accepted the results of the election, that might have strengthened the more moderate political wing. Unfortunately, the ideology of the “war on terror” does not permit such subtle distinctions. Nevertheless, subsequent events provided some grounds for believing that Hamas has been divided between its different tendencies.
No sooner had Hamas agreed to enter into a government of national unity than the military wing engineered the kidnapping of an Israeli soldier, which prevented such a government from being formed by provoking a heavy-handed Israeli military response. Hizbollah used the opportunity to stage an incursion from Lebanon, kidnapping more Israeli soldiers. Despite a disproportionate response by Israel, Hizbollah stood its ground, gaining the admiration of the Arab masses, whether Sunni or Shia. It was this dangerous state of affairs – including the breakdown of government in Palestine and fighting between Fatah and Hamas – that prompted the Saudi initiative.
Defenders of the current policy argue that Israel cannot afford to negotiate from a position of weakness. But Israel’s position is unlikely to improve as long as it pursues its current course. Military escalation – not just an eye for an eye but roughly 10 Palestinian lives for every Israeli one – has reached its limit. After the Israeli Defence Force’s retaliation against Lebanon’s road system, airport and other infrastructure one must wonder what could be the next step. Iran poses a more potent danger to Israel than either Hamas or Hizbollah, which are Iran’s clients. There is growing danger of a regional conflagration in which Israel and the US could be on the losing side. With Hizbollah’s ability to withstand the Israeli onslaught and the rise of Iran as a prospective nuclear power, Israel’s existence is more seriously endangered than at any time since its birth.
Both Israel and the US seem frozen in their unwillingness to negotiate with a Palestinian Authority that includes Hamas. The sticking-point is Hamas’s unwillingness to recognise the existence of Israel, but that could be made a condition for an eventual settlement rather than a precondition for negotiations. Demonstrating military superiority is not sufficient as a policy for dealing with the Palestinian problem. There is now the chance of a political solution with Hamas brought on board by Saudi Arabia. It would be tragic to miss out on that prospect because the Bush administration is mired in the ideology of the war on terror.
Financial Times, March 19, 2007
George Soros
Mr.スポックって言われてるでしょ😅
このまとめ https://togetter.com/li/2223212 の反証みたいな内容です。まとめが気になる方はすっごい長い上見ずらいのでコメント欄をざっくり見てからこれをお読みください。
まず、結論から言ってしまえばシステム的にも内容的にもタテスクウェブトゥーンは日本の漫画サイトに太刀打ちできないし、内容もなろう以上のテンプレートの嵐なので薄いです。もちろん面白いのもあるけどね。
大手であるピッコマですら一日に一回システムにブチギレるくらいにはUIに不便なポイントがあります。漫画の画面すぐに閉じさせろ、頼むからUI出すのに必要なタップがにぶちんなのなんとかしろ、チャージ通知はお気に入り作品だけにしてくれ。
あと、そこそこ大きな問題としてはコミックの刊行スピードがなめくじのように遅いところが多いです。
完結して1~2年たってるのに電子書籍の刊行が凄まじくスロウリィで人気作にも関わらず中盤までしか電子書籍になってないものがあったりするくらいです。早く出せ。
作品の内容的にも本国の内容規制の関係もあると思いますがテンプレの嵐が凄まじく、具体例をあげると魔塔主、回帰、神仙、ソードマスター、オーラ、復讐、離縁、虐待描写、俺だけ最強、読んでいた本あるいはゲームの世界へ転生……このあたりの内容が小説家になろうのテンプレ小説以上に設定にひねりもなくストレートに出てきます。
なので、「これ、前にも読んだな」がわりと頻発します。ここのソードマスターとここのソードマスター、出版社も原作者も違うのに設定コピペ並みに一緒やんけ!がよくあります。
韓国出身のキャラをローカライズ先の国の出身にした結果どうしようもない齟齬が発生したり、舞台をローカライズ先に変更した結果どう考えても違う文化でしょと言った雑なローカライズの結果作品が崩壊しているケースは多々あります。
その他に凄まじく安定しない見ていて不安になるレベルの作画崩壊は日常茶飯事ですし、3D素材がなんかおかしなことになっているものありますし、色塗りがなんか変というのもよくあります。ちなみにこれは国産の特にフルカラーのタテスクウェブトゥーンでもよく見られる現象です。
総じて粗雑乱造が多く、作品の購入や閲覧に問題を抱えた中韓タテスクウェブトゥーンは発展途上にあると思われます。
じゃあ、ピッコマとLINEコミックの売上ってどういうことの?と言いますと電子書籍の巨人であるKindleがアプリでの決済が出来ず実質締め出しを食らっているからです。
それに加え、双方ウェブトゥーン以外にも一般的な漫画雑誌やコミックス、小説なども販売しており、お手軽さも相まってかなりのシェアを誇っていると思われます。
ただ、課金UIがちょっとお粗末なのでKindleがアプリ決済の締め出しから開放され、本格参入したら厳しいかもしれません。
タテスクウェブトゥーンの宿命の一つとして、スマートフォンと運命共同体であることを決して忘れてはいけません。
小さなスマホの縦画面で親指を縦に動かすだけで読める娯楽というのが大半の読者層の考えでしょう。自分もそうです。
しかし、タブレットの軽量化による複数台持ちやAR/MR技術の発展はたやすくそういった娯楽を過去の物にしていくでしょう。
ページを横に捲っていく漫画は人類が滅ぶまでまず変化することのない書式という文化に沿って100年以上に渡って成長してきたもので、同じ書式に縛られたパソコンと合わさり、ウェブ漫画という文化が生まれ、そこからスマートフォンという文化が合流し、タテスクウェブトゥーンは生まれました。
生まれて10年少々のこれから変わりゆくだろうスマートフォン文化に根ざしたタテスクウェブトゥーンは正直に言って文化としての基盤が軟弱で、スマートフォンに非常に寄りかかった存在です。
かつてスマートフォンがフューチャーフォンを追い払った時のようにいつかスマートフォンが追い払われる日も来るでしょう。
そうなった際に上手く移行出来るようにするというのがタテスクウェブトゥーンを出版している会社や、アプリ運営会社の宿命であるかもしれません。
該当の記事内ではジャンププラスやマガジンポケット、マンガワンの売上が取り上げられていましたが彼らの主戦場はピッコマやLINEコミックとは違い、国内一本に熱心な海外ファンが少しと言った所です。特にジャンプは海外向けの別のサービスも展開しているので国内で見える売上と海外での見えない売上の合計は全く違う数字になっているでしょう。私怨にじみ出てるけど職場でなんか喧嘩別れでもしたの?
質も国産漫画として見ても問題なく、コミックの刊行ペースは掲載ペースに対し平均的ですし、物理書籍で出る単行本も非常に多いです。
先程は触れませんでしたが、ウェブ漫画全般においてサービス終了や出版社の廃業は作品が失われる可能性が非常に高く、そういった面で大手出版社が物理書籍を出してくれているのはコレクション的にも作品の保管的にも非常にありがたいです。
更には海外で翻訳され、物理書籍で刊行されているものもたくさんあります。
何が言いたいかと言うとアプリケーションでのセールスランキングだけでこれらの国産漫画アプリの売上を語ることは一切できないということです。
このままでは取り残されるのは明らかにタテスクウェブトゥーンの方でしょう。
記事のもととなるポストをした人物はピッコマやLINEコミックに漫画の出稿行っている会社の運営で、拡散するようにポストしたのはその会社が出稿している漫画の著者です。
更に、出稿されている漫画も実際に拝読しましたが、散々中韓タテスクウェブトゥーンで見たテンプレをなぞっているものばかりで、元のポストからして公平性を欠くものとなっています。
運営している会社のサイトにコミックの電子売上のランキングが掲載されていますが、何年何月のものであるか掲載されておらず、信頼性の低い情報かつ、ランキングを重く見ていることがわかります。
調べれば書いた方の履歴および言動はいくらでも出てくると思いますが、彼の発言はかなり自身の美化に偏っており、サンデーの大量打ち切り事件や、非常に大きな問題となった金色のガッシュ!!の原稿紛失事件の裁判時に編集長であった人物であると自ら語っています。
このあたりに関してはかつての古巣であるガンガン編集部がわりとアレだったことも影響しているとは思いますが、ほぼ同じことを繰り返しかけているあたり、「売れるためなら漫画家に負担をかけてもいいし、管理はずさんでもいい」と言う思考が見え、「ああ、だからあの作品打ち切ったし、粗雑乱造が良しとされるあの界隈を支持するんだな」と思いました。
なのであのポストに関してきちんとした数字やデータに照らし合わせれば多数の矛盾点と自画自賛が浮かび上がると思われます。筆者は面倒になったし、間違いだらけだよという主張は終わったのでこれ以上深掘りはしません。
ピッコマやLINEコミック、comicoでは漫画家の億万長者はほとんど増えません。
結局メディアミックスが物を言います。なのでちゃんとした出版社で書籍出すのが一番安定します。
近年Netflixでウェブ漫画のアニメ・ドラマ化が続いていますが、ああいったものは作品のファンが企画書を出しており、全て非常にクオリティが高いものとなっています。
タテスクウェブトゥーンの中にも映像化したものがありますが、そういった作品はかなりの上澄みの中でも更に上澄みという作品ばかりで、その殆どが会社のチーム制での制作なので漫画家本人に入る金額はそこまでありません。
日本生まれ日本育ちなので、アメリカの原爆文化で言及しきれていない部分があればどなたか追記でフォローお願いします。
アメリカで開発製造したにもかかわらず他国に拡散してしまい、自国が核爆弾の脅威にさらされているという
情けなさ、やるせなさ、解決方法のなさにアメリカ市民は辟易しています。
冷戦ではいつ共産主義国から核を撃ち込まれるかでノイローゼになり、
冷戦が去った後も中東、現在では気が〇ったロシアがウクライナを支援するアメリカに核を打つ可能性があると、
本当に心配しています。そして実際に可能性がゼロではないです。
冷戦中、それ以降も、原子力爆弾が自国に落ちるという恐怖とずっと戦ってきたアメリカで、
「原爆or水爆でポストアポカリプス」が一つのジャンルとして確立します。
疫病や自然災害やゾンビ、エイリアンの襲来など様々なものがアポカリプスの原因となりますが、
それと同じぐらい現実味をもって描かれるのが原爆によるポストアポカリプスです。
(余談ですが一部アメリカ人は本当にゾンビやエイリアンを恐れているので疫病や自然災害と同じ現実カテゴリに入ります。
これは愚かだからとかではなく、日本人の一部がお天道様、天皇の神聖、祟り、穢れ、風水、六曜などを日常の一部にしているのと同じで、
多人数が信じることにより架空の存在でも社会を動かし私たちの実生活に影響を及ぼします。
ゲームでいえばfalloutシリーズ、Mr. プレッパーなどでしょうか。
つまり、日本に落とした原爆がどれぐらい悲惨な状況をもたらしたのか
そうでなければ文明崩壊の原因として原爆・水爆を選んだりしません。
都市は消え、市民が焼かれ、放射能の影響が短期間で終わらないと知っているんです。
大きなキノコ雲は、自国で生み出された原子力爆弾をコントロールできない、
できないどころか、自分たちの命が、生活が、文明が崩壊するきっかけになるかも知れないという不安から来ています。
自嘲、あきらめ、嘆き、いつまでも終わらない事への疲れ、ありとあらゆる様々な「なぜこんなことになったんだ?」
という皮肉な表現の一つとして、原子力爆弾の姿かたち、またキノコ雲が、ロゴ、モチーフとなることがあります。
なかばヤケクソだったり、自暴自棄だったり、核が結局自分たちを向いているという皮肉を感じる面もあります。
"アメリカ"への攻撃による原爆投下、もしくは"アメリカ"に住む自分たちのうっかり、
という文脈で語られることが多いんです。
Barbieのコラの中には日本を茶化す内容で作られたものもあるかも知れませんが、
多くが単にド派手な爆発で生じるキノコ雲や真面目なオッペンハイマーとBarbieの組み合わせが面白くて
楽しんでいたファンも多いのではないでしょうか。
最初に述べたように、「実際の歴史から見て、すべての原子力爆弾、キノコ雲は日本をバカにするものであり許せない」
と抗議する自由ももちろんありますが、アメリカの人々の心の中にそんな気持ちがあったかというと…無かったでしょうね。
実際に被害にあったのは日本ですが、原爆にまつわる悩みの総量としてはアメリカも比較できないほど辛い思いを長期間続けてきました。
冷戦よりも実際に原爆を落とされた日本のほうが悲惨だ、という感情はわかります。
でも、ぜひどのぐらい長い期間アメリカが憂鬱な気持ちをいだいているのか、冷戦に関する本を何冊か読んでみてください。
想像を絶しますよ。日本は間違いなく悲劇を体験しましたが、その結果いち早く「核のチキンレース」から逃れられたわけです。
皆さんが考えるアメリカ市民はいつものんきで明るいでしょうか?
冷戦がどれだけ人の心と文化に影を落とし、狂わせ、今も大きな悩みの種になっているのか、
そしてそれを「吹き飛ばしてしまいたい」と半ばヤケを起こしたようにフィクションに取り入れてきたか。