「力学」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 力学とは

2020-12-24

anond:20201224125445

ねーーーーよ

何か知らんが不思議力学が働いて嫌われんだよ

あーあー好かれる側の人生送りたかったなー

コミュ力があって好かれる側なら俺の悩み全部消えるし充実してただろうなー

2020-12-09

ヤンキー・不良等とあなた等価値?

中学受験について、匿名でないと書けないことを伝えたい

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20201208155032

このブクマでいろいろ盛り上がってるけどさ。どうしても気になることあるから教えて。

ヤンキーや不良、問題児と称されるような、粗野粗暴かつ学力知的レベルが低く、文化的にも低俗成熟していない人達や、それらがそのまま大人になったような人達、たくさんいると思うんだけど

あなたはそのような人達と同じ日本人、同じ人間、同じ地球に住む生き物として等しい価値ですか?彼らの事を蔑み、見下したりせず、同格の存在であると認めることができますか?

それとも、知力学力の低い人間自分のような高尚な人間等価であるはずないと思いますか?

もしくは、あちらから迫害を受けている立場であるが故、こちらが被害者であるので彼らの存在を認めることができないと感じていますか?

その場合、それを理由として彼らがこの世の中に不要存在である・いないほうが良いものである存在することが害悪であり、根絶すべき対象であると感じていますか?

お答えくださると幸いです

2020-12-08

テクニカル指標むずくね

それぞれの指標見方とそこから導かれる傾向は納得いくんだけど、そもそもテクニカル指標ってよく言われてるように結果のに対する傾向の後付けじゃん。

ももはやその傾向が株の売り買いを決定する力学を生んでいるかある意味では未来を描いてはいるんだよな。

それは同時に多数派の裏をかけることも意味しているんだけど、界隈にとって一般常識レベルのことだからやっぱ裏はかけないし、結局テクニカル使ったとしても極端に的外れ投資は避けられる可能性が高まるだけとしかとらえられないんだよな。

すべての企業財務諸表をみるなんて不可能からある程度テクニカル使ってふるいにはかけられるけど、どうもこの選び方でいいのか、とも思ってしまう。

2020-12-07

anond:20201207093933

女が三人並んでる時って本当に避けないが

あれ、女社会をしってると理解できる力学とかあるのかね

引いた人は舐められるとか

子供通路の幅や流れ無視して親に引っ付くように、横並びに固執する理由があるとか

2020-12-06

anond:20201204231720

武道スポーツやっててなんとなく上手いこといってて、それで進学やカースト内の立ち振る舞いがうまくこなせてしまった女子ありがちなタイプだけど、とにかくレスポンスの速さが取り柄なんだよあいつら。

深く物事を考える有意性すら理解してないしする気もない。なんでも0か1で割り切れると思っていて、明言するのを避けたり答えを出せないことをじっくり考えたりすることを馬鹿にしてる。

から今の振る舞いが間接的にどう影響を与えるかとか、どういった社会的意義を持つか、表面上には現れない人の気持ちなんかにかなり無頓着なんだよ。

間違ってることでも浅はかなことでも、とにかく相手に隙を与えずメッセージを発してコミュニケーションにおいて自分が主導権を持つ。これが彼らの処世術だ。

こういう人はマウントを取った時点で自分絶対的正義だと証明されたのだと信じてやまない。強い語気や態度で圧倒しているだけなのに相手論理破綻があるから黙らざる得なかったのだと歪んだ解釈をする。彼らはのちのちまで「あなたあの時論破されちゃってるんですけど?」みたいな詭弁論者めいた態度を真顔でかましてくるから始末におえない。

そもそも論理的に話を整理したり妥当性があるものが優先されることを彼らは心底嫌っている。嫌ってるというか暗くて気持ち悪くて無駄不要ものだと切り捨てたがる。とにかく速く相手に反応を示すために考慮することを放棄しているので、事象に対し主観的かつ情緒的な解釈が目立つ。「なんとなく嫌いだからこれは劣っている」「なんとなくかっこいいと思うからこれは優れている」「なんとなく退屈だからこれは要らないのだ」とどうしようもない基準物事判断していく。

そして目先の、体感コストパフォーマンスを彼らは優劣のバロメータにしており。長期的な物の見方をしない。根は真面目だからあいつらなりに「将来あれになりたいからこの学校専門教育受けます」とか「お金を貯めておきたいか財テクやってる」とか「子ども可能性を伸ばしたいからそれ習わせてます」とかいろいろやるけど、全てが一元的でそれって決めたらそこしか見えてないのよ。中学高校の憧れで看護師になるって決めて看護学校行って看護師として働くようなタイプ。腰を据えて一本筋を通す姿勢は立派だよ。でも彼らは憧れの次に、看護師実態を調べたり、職業人が持つ行動指針となるべき抽象的な流儀に思いを馳せたりなんかはしない。そんなのすっ飛ばして「何になるか決めたからとっとと受験対策しよう」だ。そして職に就いたら、理想とのギャップを全て自分以外の何かのせいだと愚痴り、場当たり的に行動する。気分で仕事の出来にムラがあるので一定クオリティを保たない。それでも持ち前の判断力の速さと明瞭な態度で体面は繕ってしまう。体面がいいため何も言われないでいることを、自分が有能な証だと履き違え自己研磨しようとしない。

体育会系でも武道は縦の関係が強いので、彼らは上の物に靡いて言うことをすぐに変える。流儀や信念みたいなものはないし今後に向け醸成させていく気もないので組織内の力学にすぐ染まる。その癖単刀直入ではきはきした態度故に「しっかり者」として扱われてきたためか本人にその自覚すらないのがタチが悪い。

増田があの時対抗できたとするならば、嫌な顔された時点で間髪入れず「あ、あなたの物ではありませんでした?」と言って、違う人に「これ落としませんでしたか?」と聞いていけばよかったかもしれない。

こういう輩のペースに巻き込まれはいけないのだ。善意で拾った市民という増田自身認識を歪め、あまつさえそれが如何にも妥当であるかのような態度。、そんな振る舞いを許すような謂れが増田には一切ない。

2020-12-03

鬼滅の刃を蹴ってさらざんまい放送するテレビ局ってめちゃめちゃ尖ってるよな?

ちょっと前にゴシップ誌だか痛いニュースかに

フジテレビ鬼滅の刃(一期)の製作に関わることを断っていたという記事投稿されて

はてブでも「だからフジテレビは駄目なんだ」と例の如くパプリックエネミーFNNを叩いて勢に浸る遊びが開催されていた。

でも2019年の春クールフジテレビ放送されていたアニメってワンピDB以外だと「ゲゲゲの鬼太郎」と「さらざんまい」なんだよ、覚えてるか?

無期限の長期放送に入ってるワンピDBと定期的にリブートすることが伝統と化しているゲゲゲを除けばフジに空いている枠はノイタミナしかない。

そのひと枠に天下のジャンプ連載の勧善懲悪ヒーローアクションものを蹴って幾原邦彦オリジナル企画を選ぶというこの選択かなりぶっ飛んでるし、

プロデューサーより上にある程度理念みたいなものがないとやっぱできない気がする。

ウテナもうっすらそういうテイストあるけど、ピンドラから始まる21世紀幾原邦彦作品って「規範に潰される若者」の物語なんだわさ。

長男から」とか「強くならなきゃ」とか「先輩だから」とか「欲しがるばかりの奴は」って言葉ですり潰されそうな奴らが物語の中心にいる。

マクロ視点での善悪否定登場人物個人ミクロ感情肯定していく。そして最終的にそういう奴らが互いを理解し融和していくことで救済される。

例えるならサイコロ先輩のジレンマとか獪岳の苦悩に目一杯フォーカスを当てて、

彼らを「そうだよね君らにだって少しも慈愛がないわけじゃないし、不真面目なわけでもなかったんだ」って抱擁するのが幾原作品世界観だと僕は思う

ネットにおけるフジテレビは雑に言って「体育会系のノリでコミュニケーション弱者嘲笑文化を持っている」「軽薄で流行りに乗っかるしか能がない」というイメージで取り扱われている。

が、しかノイタミナは「連ドラのようにカジュアルに楽しめるアニメを」というマイルドヤンキーに向けた方向性を打ち出しながらも、

出版社業界力学オタクカルチャーゲームマンガラノベ等)のトレンドに左右されず、独自の指針に沿って型にはまらない企画を発表し続けてきた。

からこそオリジナル企画も多く、ただの深夜のアニメ枠でしかない「ノイタミナ」がブランドとしての意味合いを帯びてきたのだ。

視聴者と変わらない普通な現代社会で生きる、エリートでなければ超人的な能力も持たない平凡な人間叙情主題にした「あの花」は、

とらドラ」でその萌芽を見せていた超平和バスターズスタイルを完成させたとともに、アニメ純粋ヒューマンドラマを展開するエポックメイキングになった。

PSYCHO-PASS」は倫理観倒錯する未来ハードボイルド調に描いたディストピアサイバーパンクの秀作として10年代象徴する一作となった。

四畳半神話体系、ピンポンつり球といったメディアミックス作品ではなかなかお目にかかれない斬新な映像表現を打ち出した(それでいてストーリー構成にもそつがない)作品もなかなか実現は難しかっただろうしノイタミナでなければあそこまで好意的に受け取られただろうか?と思う。

「冴えカノ」や「DIVE!」のような「ラブコメ」や「スポ根」モノでさえ少年誌ライトノベルテンションから一歩引いたような独特なオフビート感がある。

これもノイタミナというフレームの影響にあると思うのは考えすぎだろうか?

個人的に次期の「2.43」がハイキューとどう差別化を図ってくるかにすごく興味が湧いているし、実のところ「ノイタミナ放送されているアニメ」然とした物が見られることを僕は既に期待してしまっている。

ノイタミナはなんとなくだが、社会から弾かれた者や、秀でた物がなくうだうだする若者に優しい作品が多い気がする。無邪気なラブコメヒーロー物を避け続けた結果なのだろうけど、そこが僕にとっては安心材料になりつつあるのだ。

話を戻すとして、

まずフジ鬼滅の刃を断った背景として、近い時期にジャンプアニメ放送が集中していたことが大きかったのではないだろうか?

周知の通りワンピDB放送しつつ、更に19年冬にはネバラン(一期)を放送していたので、19年春に鬼滅ということになると流石にジャンプコンテンツに偏りすぎるのではと危惧されたということがあり得なくもない。

日和見主義ゆえ、鬼滅の奇抜な作風グロテスク描写拒否反応を示した」というような粗雑なコメントニュース記事では散見されたが、ノイタミナでは過去鬼滅の刃と同系統の「甲鉄城のカバネリ」の製作積極的に関わっていた。故にジャンプ掲載される程度にはマイルドなこの作品を渋る理由としては考え辛いのではないだろうか。

追記

キャロル&チューズデイの存在をすっかり忘れていたことに気がついた。キャロル&チューズデイは19年4月から9月までの2クール放送されていて、鬼滅と丸被りしているので、邪推するならばこの代わりに鬼滅の刃放送されていたかもしれない。

まあとどのつまりそんなことどうでもいいんだけどね。

あいう未熟者が成長して真っ当に何者かになろうとする話は気持ちいいよね。

キャロル&チューズデイはアニメの中でも一際丁寧な作品だったと思う。音楽のこだわりもそうだし、渡辺信一郎さんといえばといった感じのスペースオペラ調のロマンに溢れた雰囲気も流石だなあといった感じだった。

まあこれは観るの中断してそのままになってるからあんまりわかったようなこといいたくないけどね。

実のところ+Ultraの存在自体すっぽり忘れてたんだけど(Great PretenderとかBeastarsみてたのに)、ケモノ物やわりかしハードSF物とかそういうのが多くて、ノイタミナとはまた違った形で硬派の作品を増やしていく感じがして面白いと思う。

2020-11-30

重版・うんち(せいかいのおと)!昨日そう言って笑いあった親友

今 冷たくなっていく 二度と目を覚まさない 俺は

アンサイクロペディア:ゴールデンカムイ平成最後平和

俺は桜を見ていた 今立っている足元には多くの死と俺と無念と怒りと死と涙とオニギリ、巻き込まれて死んでいった無数の動植物の死骸と黄金精神 が埋まっている 今 薄桃の春が美しく咲いている この足元から立ち上る命で 春を感じる

https://youngjump.jp/goldenkamuy/

長い。今北産業

選挙に行け

・手で触れた体験大事しろ

ゴールデンカムイを読め

「それじゃ 行ってくる」

誰しも、それが最後の言葉になる可能性がある。だから今伝えたい。ゴールデンカムイをよめ。

ネタバレなし

以下の文章にはネタバレ、いわゆるスポイラーはありません。これにより記事はより空気力学的に洗練され、その結果としてより高速で疾走できるようになりません。

アンサイクロペディアウィキペディアパロディであることを知らないのであれば、充分注意して、救急箱を手放さないようにしてください。

ゴールデンカムイ最新刊17巻は今日発売されたばっかりだ。ぜんぜん間に合う。買ったかゴールデンカムイとは、2016年まんが大賞を受賞し、イギリス大英博物館看板になるくらいすごいのだ。

かってないのか?いつお前はチタタプ言えるかな?ってこのアシリパさんに言われなくていいのか?

http://www.kamuy-anime.com/character/asirpa.html

アシリパさんを見たか?きりりとしたいい面構えでしょう。

ゴールデンカムイは、まず出てくる登場人物全員の気迫が違う。エンジン音が違う。全力だ。

ボーっと生きてる人などいない。荒れ狂う葛藤をかかえながらも怒らず笑わず表情筋が動かずボーっと生きてる「ように見える人」もいるのだ。

ヒンナヒンナをネタバレなしに説明するなら、アニメ公式のいうhttps://twitter.com/kamuy_anime

冒険歴史文化狩猟グルメギャグ&LOVE和風ラッコウエスタンがしっくりくるだろう。

舞台は気高き北の大地・北海道明治時代後期、日露戦争をくぐり抜けた「不死身の杉元」杉元佐一は、ある目的のために大金を欲っしてた。

一攫千金を目指し 砂金を求めて北海道に渡ってきた杉元を待ち受けていたのは、網走監獄死刑囚が隠した莫大な埋蔵金への手がかりだった。

圧倒的で、畏怖の念を抱かせるほどの大自然! VS 凶悪変態で【禁則事項です】な死刑囚! そして、誇り高き変顔天才アシ(リ)パさんとの出逢い!

莫大な黄金を巡る生存競争サバイバルが幕を開けるッ!!

閑話休題

インスタ映え!はじける笑顔


404


シライシ@shirasiri 安定のいつめん てかマジ久しぶりやろ海(笑) 

#白石#アシリパ#杉元佐一#くりからもんもん#cute#kawaii#pink#二階堂#関節#みんながみんな狂人#f4f#北海道開拓の村

この記事には複数問題があります改善ノートページでの議論にご協力ください。

出典がまったく示されていないか不十分です。内容に関する文献や情報源必要です。

独自研究が含まれているおそれがあります

    雑多な内容を羅列した節があります

お試し無料だって

https://tonarinoyj.jp/episode/13932016480028986524

読んだ?血は戦争が始まったら怖くても否が応でも血を見なきゃいけなくなる。苦手とか言ってられなくなる。

選挙に行こう、我々は無血で政治を決めるやり方を生み出した。我々にできること一番のことは選挙に行くことだ 並ばなくていい期日前投票制度もあるし 投票率上がるから会場で献血みたいにジュースカップラーメンくれ。

選挙行ってもムダだって?まぁすぐに恩恵わからんさ。筋トレと一緒だ。 続けるか否か 

昔海で遊んだ経験があれば 海で楽しいという思いをしていれば 辺野古を埋め立てようという議員投票はしない  そうニュースで語る人を見た

知らないと、本当にどうでもよくなってしまうのだ。

開拓され消えた樺太アイヌの村は 消えていった。北海道アイヌもそうなる 厳ついグルグルピアスが言う。

知ること それが行動の第一歩だ

この記事には複数問題があります改善ノートページでの議論にご協力ください。

はてブ

初版 2019年3月19日 

https://anond.hatelabo.jp/20190319222712

・相性ぴったりの政党はどこ?ドキドキ♡えらぼーと占い(追記)

https://vote.mainichi.jp/

https://mediasapuri.jp/2019/04/24/7565/

政治は、投票率の高い世代意見を重視する。意見がないと、いないものとして扱われてしまう。

議員意見を出す方法は、何も投票だけではない。指先や喉から言葉を出力して、それを届けることができる。どこに?「住んでる都道府県」+知っている政党 でググってメールアドレスをゲット。

~について意見を聞きたい、回答を選挙の参考にしたいと伝えれば、民の望む方向へオールを漕ぐだろう。

正直、「あたしこのパイ嫌いなのよね」とニシンパイを食べなくても、現状それしかないのだ。ニシンの部分を避けてカリカリのところだけ食べる選択肢もある。ニシンニシンを食べたい人が食べればいい。


・ンチャヌプコロ

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/54833

・ヒンナヒンナはアイヌ語でありがとう

心で感謝しているのに、 それを態度で示そうとしないのは、 プレゼントを包んだのに、 渡さないのと同じことだ( ジグ・ジグラー)

この物語の続きを描くのはあなたです。

2020-11-28

アサシンクリード ヴァルハラの流血規制についての推測

 アサシンクリード ヴァルハラの流血規制についてバタバタしている。

 11月28日時点の状況は、ユービーアイソフト株式会社(以後UBIJと略す)が「バグが原因で修正する」と発表したが、バタバタで不信感や怒りで燃え上がったユーザー(大声なごく少数だと信じたい)は収まら匿名掲示板などで怒り声は上がり続けている。

 発表時点で信頼度がかなり低下していたためか嘘と断ずる人も多いが、バグだとすれば個人的に腑に落ちなかった点に色々納得できた。

  

 事実UBIJ(およびUBI本社)が間違った情報を発信したのは確かだし、バグも多いのも確かだし、CEROという日本レーティング機関が(たぶん海外とかから苦情が来て)声明を出したのも確かなんだが、「UBIJが悪の企業で、ユーザーを騙すために嘘をついた、詐欺意図していた」というのはちょっと現実的じゃないと思うので、ここに残しておく。

  

・発売前の規制に関する項目漏れ

  

 ことの起こりはUBIJが発売前に発表していた規制に関する項目に流血規制が無かったのが発端だと思う(ヴァルハラに関しては)。

 「いざ発売してみたら、聞いてない流血まで規制されてるじゃないか! 詐欺だ!」という怒りの声が沸き上がった。怒りからこういう流れになるのはわからないでもない。

 でもUBIJが悪意を持って日本ユーザーを騙したとか、発売本数を伸ばすために詐欺的に情報を隠したというのは考えにくい。

  

 そう考えるのはUBIJに好意的からじゃなくて、彼らの目的は売り上げを上げるためだからだ。

  

 切断された首の表現や、ヌード規制をかけると発表していて、流血だけ黙っていてどれだけ売り上げが変わだろうか?

 本当にユーザーを騙すつもりなら、規制について全部黙っているのが一番だ。

 彼らは残酷表現規制とまとめて書いてもいいところを、細かく項目を出して伝えているし、事前にネット動画放送を行って製品販促を行ったりしている。真摯な態度で売り上げを上げようとしているのに、急にユーザー馬鹿にして詐欺を働くメリットが無い。

 ヴァルハラだけ売り逃げても、次に出すゲームの売り上げに響くのは馬鹿でもわかる。

  

 もう一つ、流血規制についてはオプションに項目がありオンオフできるのだ(現時点ではバグ機能してない)。

  

 じゃあ、なんで流血について黙っていたのかは、UBIJの発表通りバグ可能性が高いし、納得もできる。詐欺企業案寄りの考えでUBIJやUBIの考えた巧妙な言い訳可能性ってこともある(数パーセント?)けど、事前に動作しないオプションを残しておくのは、準備が良すぎる・・・普通ユーザー馬鹿にするためにあらかじめ用意した仕掛けというより、バグ機能してない方が妥当だと思うよね?

 UBIJの発表は、本社から「こういう規制をしたよー」という文章翻訳して出したという流れだと思うけど、バグだとすれば本社側も流血が規制されているなんて思いもしないわけなので、それは漏れる。

 バグは良いものではないけど、どうしても出てしまう。非が無いわけじゃないけど、悪意はない。もちろん、詐欺を行う意図もない。

  

 ゴア表現規制の部分で、検証甘いなぁという思う部分がある。トドメ演出で血が飛び散って首が飛んだり、手足が飛んだりする部分、これ規制かかって無くない? という感じがする。オプション機能してないし、規制も不徹底だし、流血規制バグというのも悪い方向で信ぴょう性が高い気がする。まぁ、進行不能バグが残っているのに、一部地域規制検証が十分なはず・・・経験則でいわせてもらうと、初期に出てくるのはわかりやすバグだ。この時点でこれだけでるなら、まだまだ規制に関しても出てくる可能性はある。

  

 昨今、規制に関する内容は結構センシティブというか話題になりやす問題から、UBIJはもう少し海外版と比較したり、オプションオンオフを行い自国発売版を確認してみるべきだったかもしれない。まぁ、ギリギリまで英語版しかもらえないとか、プレイできたバージョンバグが埋め込まれる前の版でしたって可能性もDay1パッチが当たり前のいまの開発事情だとありうる。

  

 購入者側としては色々混迷した結果の「バグでした」という発言は、なんか言い訳っぽいと感じるのは仕方ないけど、そこを一歩踏みとどまって冷静に考えてみると、説明が付く点が多い。

 嘘つき、詐欺って叫んでいる人、間違った情報を元に買わされた怒りに支配されて、本当に詐欺等ならどういう動機でどういう経緯だったか考えること放棄してるでしょ、ぶっちゃけ

  

CEROおよびアジア問題

  

 発売後、UBIJやアジアの各支社が規制に関して発表を行った。

 日本では関係機関相談してこのような規制になったというような説明をし、日本以外のアジアでは日本CERO準拠したと発表した。

 例えばヌード規制のいらない国で規制がかかっている妥当性はCERO名前を出さないと説明できないので仕方ないのよ。日本だけCERO名前を出していないのは、CERO準拠しているのはあえていうことでもないからか、名指しを避けたのかだろう。

  

 この件は日本以外の国で不要規制をかけたUBIアジアに怒りを向けるのが正しく、CEROに腹を立てるのは筋違いユーザーが間違っているだけ。まぁ、UBIアジアが下手を打ったといえばそうなのだが、UBIがCERO責任なすりつけたは間違いだと思う。この辺がUBIJ憎しな解釈でどんどんねじ曲げていく人への自浄作用が働かないのは炎上の悪いところ、それなりに「いや、そこは違うだろ」という人はいるんだけど、UBIJ擁護的な意見は一部否定でも認められん! という力学が働くことが多い。

 そもそも日本ユーザーは「俺はCEROの味方だからCEROへの攻撃はゆるさん!」という人でもない限りこの傾向に対する危惧はあっても、怒るようなレベルでの実害はない。

  

 そうなるとアジア各国でCEROに対する非難が出る(そもそもCERO非難すること自体不当だと思うけど)、日本の今の炎上を思えば海外ユーザーCEROに怒りを抱くものがでるのもさもありなん。

 色々苦情があったのかはわからないが、ここでCEROが「UBIJとは協議も行っていないし、流血ありで審査通してるけど?(怒)」という声明を出す。CEROが喋った! という驚きの声が上がりつつ、UBIJに怒りを抱いているユーザーCEROの反撃に拍手喝采普段ゲーマーからマイナス感情を向けられがちなレーティング機関CEROユーザーの側に付いた歴史的瞬間かもしれない。

  

 とにかく「ここでUBIJがまた嘘をついた!」という声が上がる事態になるのだけど、最初UBIJ側が流血ありでCERO審査を通して、発売版で規制していた意味がわからなかった。この時点ではUBIJ側からバグという発表は無かったから。

 嘘をつくにしても、詐欺をするにしても、この動きは説明できないように思える。

 なのでこの時点でCEROを通した後に、さら残酷表現CEROへの報告漏れが発覚したので過剰に表現規制したのかも、なんて考えていたがスッキリしなかった。

  

 これも流血規制バグであれば、流れは理解できる。

 流血以外の首切断やヌードに関する規制に関してはCERO準拠させたため、アジア全体でCERO準拠と発表したのだろう。

 ここで資本である中国に合わせたけど、それが言えないかCERO責任を擦り付けたのだろう! という説もあるけど、正直中国規制事情がわからないので、私は判断が付けられない。

 まぁ、中国レーティング機関に合わせたっていっても中国資本は意に介さない気もするし、中国に気を使ったなら、アジア全体のレーティング考慮したってぼかして言えば良いだけでCEROスケープゴートにする必要はない。流血に関してはバグであれば、そもそも規制対象ではない。

  

 中国っていうけど、香港とそれ以外で事情ことなるよね。香港以外ってバイオハザードも発売できなくて、なんか名前変えて売ってなかった? まぁ、中国云々はわからない。

(中国販売禁止されている『バイオハザード RE:2』を売るために、売り手は「隠語」や「暗号」を使う)

https://automaton-media.com/articles/newsjp/20190127-84042/

  

 (追記)調べてみたらバイオハザードに関する記事は見つけることができた。

  

 それを置いておいて、日本関係機関って何? CERO相談受けてないって言っているよという問題別にある。

 関係機関というのがCEROを指すのか、SONYなんかのコンシューマーメーカーなのか、いやいや各アジア支店相談しただけなのかが明確じゃないので困る。

 個人的にはアジア支社全体で相談してCERO基準で通せば各国でも売れそうだからCEROに通るようなこういう規制にしようと相談したということじゃないかと考えている。

  

11月30日追記

 CERO基準に逸脱する表現での販売があったとCEROが発表。UBI側は今発売している版では修正済みと報告したらしい。

 週末ぐらいに無規制版(流血規制云々ではなくみんなが望んでいた完全な無規制)がUBIのストアで発売されていた件を言っているのだと思う。他にもビデオカード付属版だと規制が無いという話もあったからそれを指すのかもしれない。

 ストアの件はゴタゴタの最中だったから「問題たから、日本版一旦差し止めて!」と慌ててストアで操作して差し止めたら、そういう仕様なのかバグなのか、操作ミスなのか海外で売っている版が買えるようになったとかじゃないだろうか。無くはないだろうけど、設定後にちゃんと動いているか購入をトライして確認するということを誰もしなかったのか? という腑に落ちない点は残る。

 CERO説明を求めているようだから説明あるといいね

  

 先の海外CERO準拠発表のお返しかどうかは・・・疑わしきは断ぜずの精神

 とはいえ、このCEROの発表も無規制販売のことを指していると明言していないので、購入者というかUBIJとCERO以外の者には説明不足だったりする。

 たぶん、騒動になっている流血規制のことかな考える人だったり、規制されているはずなのになぜか描画される首切断から出血ドバッのことかなと思う人いると思う。ユーザーには知らされていない他の何かについてかもしれない。

 こういう説明不足の点にUBIJ憎しのバイアスのかかった「事実」が生み出され、まことしやかにそれが積み重なっていくのがネット炎上な気がする。

    

・UBIJの二転三転する公式発表

  

 UBIJ側の発表が迷走した。

 最初関係機関相談して流血規制をすることになったと発表して、次はCERO発言の直後、やっぱり社内の問題でしたテヘペロと報告したのだ。

 ユーザー側としたらそりゃ怒るのもしょうがないし、信頼できないのも確かだけど、騙すつもりなら目的もなくユーザーを混乱させて喜ぶ愉快犯だし、詐欺だとしたら効果が無い。

 混迷しているし、正しくもなかったけど、騙すつもりでも詐欺でもないことは明白(いや愉快犯説っていったけど、本気であると思う?)。

  

 じゃあ、内部で何があったんだろう? となると流血規制バグなら予想ができる。これまでの推測より想像に近いけど。

 UBIJは日本支部でおそらくマーケティングチーム主体だ。開発の本体は無い。

 そうなると規制内容の詳細とか、バグの有無は本社確認するしかない。ただしバグというのはやっかいもので、特定しないと「調査中」程度しか開発チームは言えないのだ、だとしてもマーケティング部門はいつまでも調査中というわけにもいかず、色々確認しつつ回答するのだ(本当にユーザーの方を向いていない、馬鹿にしている態度なら何も言わず放置しておくんじゃないかな。結果誤報を出したけど、ユーザー真摯な良いマーケティングチームだと思うよ)。私もプロダクトに関しては開発よりなので、もうしわけないという思いを抱いている(でも、まだわからないとしかいえない)。開発側のバグなどで迷惑をかけた(まぁ、新しい事実がわかって開発からの回答が二転三転することもあった)が、信頼して矢面で対応してくれるマーケティングチームやユーザーサポートには神と崇めんばかりの感謝をしている(UBI内に信頼関係があるかは知らん)。

 そして、アサシングリードヴァルハラはお世辞にもバグが少ないゲームではなかった。世界全体で発生している進行不能に関する問題と、アジア規制に関する問題、どちらを優先して対応するかは推測するに難くない。

 何かがおかしいという思いはあっても、本社に問い合わせても「調査中」とか「仕様通り(バグは見つかってないかねこの時点で、そんなもんよ)」という回答ぐらいしかもらえない中。UBIJは何かしら発表はしなければならない(バグ特定できない場合は数か月かかるかもしれない。そんなもんよ、優先度低そうだし)。各支社と相談したけど「CEROに合わせるって話したよね。規制があるなら日本準拠しかありえないよね(バグは見つかっていない)」なんて話があったのちの、

  

日本で発売可能となる表現修正を再度検討した結果、流血表現の削除も修正項目に含まれることとなりました」

    

 という発表をしたのかもしれない。結果、続くバグという発表と矛盾することになるし、どちらかが間違っているのだから批判も信頼低下も起こるのは仕方ない。

  

追記)読み直していて勘違いに気が付いた。「再度検討」したのか、元々の規制がかかっていた原因ははっきり言えない(まぁ、バグだしこの時点ではわかってなかった)けど、発売後のこの発表をする少し前に再度検討して流血に関しては規制としたってことか、どちらにしろ後で撤回するから、早まった発表だけど、その時点の動きがより理解できた。できるだけ正確に伝えようとするユーザー向きの姿勢だよ。

  

 けども、日本馬鹿にして騙したわけでもないし、詐欺という批判ちょっと考えにくい。悪気はないんだよ。海外本社企業アサシングリードヴァルハラほど大規模なオープンワールドゲームを発売した当初に、日本の1支社が常に正しい情報を発信できなくても当たり前だと思う。間が悪かったり、CEROに飛び火したりとかあったけど・・・

 UBIJに落ち度が無いとか、UBIJが正義というつもりも無い。

 意図がある無しにかかわらず、迷惑をかけたし、間違った情報を発信している! という声に関しては、その通りだと思うしそれを否定する気は無い。悪気はないって言っているだけ、悪気が無ければ良いというのもではない! という意見に関してもその通りだと思う。ただ詐欺といいたいなら、詐欺を行う意思の立証が必要から詐欺とは言えないねというだけ。

 景品表示法は発信者意図関係なく成立するから、これを主張するなら訴えてみて欲しい。有罪が確定したら犯罪呼ばわりすればいいし、それまでは犯罪者呼ばわりは不当な決めつけだろう(容疑者?)。

  

・推測終わり

  

 まぁ、事実はUBIJのみ知るなので、推測しかできないけどバグとか、本社支社の連携の難しさとか、良く調べないで焦って発表した結果である可能性は高いと思う。

 ユーザー馬鹿にした詐欺企業ってのより現実味はあるんじゃない。

 

 嘘の定義を調べてみた(Wikiで)が「嘘とは事実に反する事柄の表明であり、特に故意に表明されたものを言う。」とある特にってところが絶対ではない感じがするけど、嘘つきと罵倒するのも罵倒する側が狭量な感じ。

 詐欺詐欺を働く意図を立証しないと駄目だから詐欺って呼ぶのは明確な悪意の証拠でも出てこない限り正しくない。まぁ、UBIJ悪意無いよきっと。

  

 というわけで、みなさん「詐欺!」とか「嘘つき!」という発言を、「UBIJは悪意は無いけど間違った発表をしてしまった!」に置換しましょう。怒り舞い踊る炎上もずいぶんマイルドに鎮火しそうな気がしますよ。

  

 炎上って現実としてどうかより、罵倒できて鬱憤を晴らせるかで正誤を決めている気がするから、彼らにはこの声は届かないだろうなぁと思いつつ。ネット発言炎上一色というのも良くないなぁと思い書いてみた。

 というか、エスカレートしすぎて広報の人への個人攻撃とか、ヴァルハラプレイ動画信者への批判にまで至っているのはひど過ぎる。よく言われるように、ネット炎上は0.5%論が正しいことを祈る。本気でUBIJが悪意を持って嘘をついたとか詐欺を行ったと思っている人が大半だとするとネットは中々絶望的な環境だ。

 自分たち普段そういう発想だから相手側もそう見えてしまうというのはあると思う。匿名煽り、煽られる世界から少し離れてみてはどうだろう。

  

 最後にUBIJは翻訳品質もいいし、色々販促もがんばっている(オデッセイの時に藤村シシンさんを呼んだのはグッジョブでした)し不当に貶める評価は無くなって欲しい。サポートは別の件で以前お世話になったけど、いかにも大企業的というか、型通りの対応改善して欲しい。商品バグも多いし、値下げも早いから発売日に買って悲しくなるから改善して欲しい。

2020-11-16

anond:20201115042732

転売問題について「需要供給」とかいう的はずれなことを言う人が必ずいるけど、少なくとも買い占めを伴っているならその言い訳通用しませんね。カイジ限定ジャンケンを思い出すと良い。それは人為的な値段の釣りあげです。故意力学を発生させておいて、「釣り合う点で均衡するのは当たり前」という言及言い訳になりませんよ。「水風船を握りつぶしたら割れた」という現象は、「水が風船を割った」のではなく、「あなたが割った」んです。

これを「神の見えざる手」とか言ってる人は、「悪貨が良貨を駆逐する(グレシャムの法則)」のも「神の見えざる手の結果だから仕方ない」と言うのだろうか? 結果的に良貨が駆逐されることは自然現象から仕方ないとしても、それを引き起こしたのは「悪貨を流通させた人間なのだから、その当事者社会に混乱をもたらしているという認識はごく自然ものです。

現状は立法が追いつかない状態ですが、いずれ違法化が望まれ脱法行為ですので、私刑とならない範囲批判を受けるのは当たり前です。


余談ですが、昨今の転売正当化の言説を見ていると、往年の「割れ正当化を思い出しますね。

2020-11-10

日本学問が衰退したのはボンクラが多いから以外の理由が無い

ただ会社行って、ただ給与が貰えれば良い、これが日本サラリーマンの大多数のレベル

研究者もそれと同じレベルしかないってだけ

政治家公務員と同じく、日本サラリーマン以上のレベルになり得ないよ

ある特定集団だけ国民レベルよりも特出して高いとか魔法みたいなことは起きないよ

 

しかし、子どもを産むから育てるから金寄越せさんと同じものを感じる

誰もお前に学問をやれと頼んで無いし強制もしていないよ

 

 

その1、

自分自身のためではなく『国のために学問をやっている』のなら、

国民年収中央値以上は貰えてますしこれからも国ために学問をなさったら良いのでは?

というか日本で300万以上貰って生活できない地域は無いですよね?

まれ育った家よりも低い生活レベルで過ごすことは多くの人には出来ない(大抵は親やパトロンに援助してもらう)のは

よくよく存じておりますけども、生活必要な額以上の保証、単に自分が欲しいだけのお金保証って、国の責任なんですかね?

それなりの給与は貰っているように見えます
順位職業平均年収
1.医師1237 🌟
2.航空機操縦士1192
3.大学教授1051 🌟
4.公認会計士税理士1042
5.弁護士1029
6.大学准教授861 🌟
7.記者822
8.不動産鑑定士777
9.歯科医師757
10.大学講師708 🌟
11.自然科学研究員674 🌟
12.高等学校教師662
13.電車運転士643
14.一般建築士642
15.電車車掌584
16.技術士572
17.堀削・発破571
18.システムエンジニア550
19.航空機客室乗務員544
20.薬剤師543

 

 

その2、

自分自身のために研究を行なっているのなら、そしてなおかつ給与が欲しいのなら、給与が貰えるところに行けばいいのでは?

べつに日本にしがみつく必要ないでしょう。国士様かな?たとえ国士様でも海外キャリア積んでから日本に帰って来れば良いのでは?

他人のために、ましてや国(日本)のために、自分自身人生があるわけじゃないでしょう

まずはなにより、自分自身人生の充実では?

 

もっと海外なら、必ずしも日本より貰えるとかないですし、たとえ貰えたとしても物価差分日本と変わらない・以下とかありそうですけど
明日未来を掴み取ろうという野心あふれる移民で溢れている国々は、日本と違って競争苛烈なので、
日本よりは謎の力学年功序列がなく、日本よりは実力が給与に反映されやすいのでは?

 

 

 

あと彼・彼女らは外資コンサルシンクタンク自分は余裕で入れるしやっていけるって思っている節がありますよね

多少は現実が見えている人でも財閥(メーカー)ならのらりくらり高給が貰えると思っている節がある

いやほんと、だと良いですね😊

だれも何も教えてくれないんでしょうか?それもアーアー聞こえないってやってるんでしょうか?

そうですね、知財に入ればそっから現場移動とか子会社永久出向とかはないと思いますよ。知財なんで研究してないですけど

 

そういう非常識能天気さは意味不明な夢を見て不満を作り出す方向ではなく、

日々の生活で『好きなことできてるし良いや👍』って方向に持っていけると良いですね

 

はい

anond:20201219161501

anond:20201231123034

anond:20210322010509

2020-11-01

anond:20201101114601

圧力かけてくるのが前提になってるのがなんかおかし

元増田にも親はいるし、金の有無だけで力学が決まるわけではない

そもそも相手側の家族が信頼できないという話であれば、金銭かかわらず結婚しないのが正解なわけで

2020-10-24

anond:20201021210748

もう増田ご本人は見ていらっしゃらないかもしれないが、私なりに寄り添って、こんな風に考えてみたらいいんじゃないか、と思ったことを書く。読みにくくてすまん。

相手気遣いがないんじゃなくて能力がないんだから、苛立っても無意味

トラバブクマを見たが、9割5分はまともに文章を読んでなくて、結局KKOの書いた文章エンタメとして消費されるんだなとわかった。

ここにあなたのつまずきがあると思う。

人の話や文章ちゃん理解する(そしてそれに見合った返答をする)、というのは、実はとても難しくて、たぶん世の中の半分以上の人間にはできない。

増田たまたまそれが何の苦もなくできる。そしてできる人には、あまりにも自然にできてしまうせいで、できない人がいるということが理解できない。〈誰だって頑張れば理解できるはず〉だから、〈理解しないのはやる気がないからだ〉と思ってしまう。そして〈なぜやる気を出さないのだろう、なぜ俺の話をちゃんと聞いてくれないのだろう〉→〈俺が「キモくて金のないおっさん」だから、見下されていて、消費対象エンタメだと思われているんだ〉、と思っている。

まったくの勘違いだ。彼らはやる気がなくて読んでいないのではなくて、やる気を出しても読めないのだ。

仮にあなたが「若くてきれいな女性」だとしても、相手あなたの話をちゃん理解し適切な応答をしてくれるようになるわけではない。無意味あなたをちやほやと取りかこみ、「わかるー、ほんとむかつくよね!(←全くわかってない)」とか「大変だったね笑そういうときはこうするといいよ笑」とかいトンチンカンな応答をするやつが増えるだけだ。

ちょっと世間を見ていればわかると思うが、「相談なんてしていない」のに「少し深い話になるとやたらとこちらの言うことを否定してくる」おじさんやおばさんに、若い女性も毎日遭遇している。〈相談されたか解決策を考えてやったら「共感してほしかっただけなのに」とかいわれた、これだから女はw〉みたいな話も日常的にエンタメとして消費されている。つまり増田はほぼ若くてきれいな女性のものだよ! やったね!

自転車に乗るみたいなものだ。増田自分自転車に乗れて、乗れない人がいるなんて想像もできないから、自転車運転できない人を見て〈まともに乗れよ〉と怒っている。これがどのくらい無意味な行いかはわかるだろう。

貴族としての生存戦略

あなたは〈みゆさんみたいな人は貴族で、自分は貧民なんだと思っていた〉というが、この表現は劣等コンプレックスを刺激して冷静な対処邪魔になるので、ちょっと視点をずらして逆に考えたらどうだろう。つまり、少数派にしか許されない特殊マナーが身に染み付いているあなたが「貴族」で、みゆさんや我々トラバブクマカのほうが庶民なのだ

からといって、〈よしじゃあ庶民馬鹿にしていればいいんだな〉という話でもない。「貴族」といっても別に権力があるわけではないから、正面から殴りにいったらむしろ数の力ですぐに負ける(日本学術会議はこのへんを勘違いしている)。そして道徳的にも、貴族マナーが無条件で優れているわけではない。「武士の商法」という言葉があるけれど、自分マナーが正しいことを疑わず、従わないほうが悪いとばかりに庶民あいだでもそれを押し通すのは、滑稽な所業だ。

さてでは、貴族あなたが心穏やかに過ごせるようになるには、どんな方向があるだろうか。パッと思いつくのは次の三つだ。

庶民を丁寧に教育し、マナー社会的に浸透させる(啓蒙コース

庶民社会ルールに順応し、そのなかで栄達を図る(資本家コース

3おつきあいはできるだけ貴族同士に限定し、無作法な人には近づかない(社交界コース

おすすめは3だ。別にそこまで極端に交流を狭める必要もないと思う。普通に生きていると案外、貴族貴族同士、庶民庶民同士で集まる。「普段縁のない層」に絡みにいくから摩擦が増える。みゆさんじゃなくて、「別の人に相談した」というその別の人に話を聞いてもらったほうがいいんじゃないか。庶民の恐ろしさを知った今なら貴族の貴重さも身にしみて相手大事にし、一層深い関係を築けるかもしれない。

自分の信じるマナー社会全体に受け入れられるという1のゴールはとても素敵で選びたくなるだろうけど、過程マジで大変だ。もしこれができるようなら明らかに教職天職なので、さっさとその方面再就職すべきである。少なくとも、人々が〈やる気がない〉のではなく〈自転車に乗れない〉のだと気づいていなかった増田には難しそうだ。

余談:自分にも不合理な部分があることは自覚したほうがよい

以下はここまで以上に説明が難しい部分で、フィーリングに頼って話を進める。読んでも非論理的なでたらめにしか思えないかもしれないので、適当に流してもらっていい(「論理」と「合理」が曖昧に使われているのもその一環と許してほしい)。

ここまで「まともに」つまり合理的に読んだり話したりすることの難しさについて述べてきた。けれども人間が非論理的なのは必ずしも悪いことではない。生き物が不合理なエゴを抱えるのは当然で、合理的論理的に考えたら生きる意味はなくなってしまう。その意味で、〈正面から反論せず「それが普通だ」と不合理に押しつける〉のは、人間なら避けられないことといってよい。貴族仲間というのは、不合理な領域自分と一致しているので苛々しない相手に過ぎない、ともいえる。

問題はむしろ論理的人間が往々にして、自分の中の不合理な部分まで論理的だと思い込み押しつけてしまうことだ。2(資本家コース)は不合理な政治的手法に順応するということなのだけど、とくに庶民に対する劣等コンプレックス軽蔑もしばしば劣等感の反転である)が強い場合、〈実際には不合理なルールを利用しているのに、次第に自分論理の力でみなを啓蒙しているかのように思いこむ〉機制が働きやすい。インターネットを見れば、中途半端論理的だったために自分の正しさに凝り固まったイデオローグと化し、敵を感情論と指弾することの不合理な喜びに支配されている右翼左翼フェミニスト表現の自由戦士の実例には事欠かない。

このルートに入ると論争のイライラ感に依存するようになって、マジで世間話をする」みたいなささやか幸福に支えられて生きていく邪魔になる。なので、自分のなかの不合理な部分は不合理と認めて、適当愛撫しながら生きたほうがよい。

追記

https://anond.hatelabo.jp/20201024152554

上記の反応エントリがあったので追記で答えます。書いたのが増田なのか別の人なのかわからないのがちょっとやりにくいけど。

あとあらかじめ注意。「多少突っ込んだコメントになると」「あなたたち」等と言われているから、もしかたらこエントリ以外にもいくつか念頭に置いているコメントがあるのかもしれない。でも私は私自身の意見説明しかできません。そこはご容赦を。

読み手が悪いことを認めながらもそれを擁護し、それがわからない増田が悪いんだと結論づける

ごめん、前提が共有できていなかったみたいだ。ちゃんと読んでもらえば分かると思うけど、前者を擁護しているわけではない(余談部分までいくとまたちょっと別だが)し、読み手についても、ましてや増田について「悪い」とは言っていないよ。

当為(「べき」)と事実(「である」)の区別、って聞いたことないだろうか。私は事実認識「文を読めない人が多い」を確認しただけだ。当為については述べていない。

それでは政治問題社会問題についてあれこれ論じることもできない。

うん、だからそれは当為認識〈あれこれ論じることができなくてはならない〉なんだよね。で、〈あれこれ論じることができる人は少ない、あれこれ論じるのは非常に困難である〉、これは事実認識当為によって事実は変わらない。

ここで重要なのは当為の実現を諦めろっていってるわけじゃないってこと。むしろ当為を将来的に実現するためにこそ、偏りない眼で現状を、そして現実がどういう法則で動いているのかを、正確に認識することが必要だ、という話。

たとえば〈この水は氷になるべきである〉という当為認識があるとしよう。ここで、水を前にただ「氷になるべきなんだからならなきゃおかしい」「なっていないのは誰かが悪いに違いない」とか考えててもしょうがない。そもそも水は氷になるのか、なるとしたらどんな条件下で氷にすることが可能なのか、当為とは無関係物理法則がどういうルールである」かを知らなければならない。最終的に、〈この水はこれこれの限られた条件下でのみ氷になる〉という事実認識が把握される。この事実認識を踏まえてはじめて、私たち技術を用いてその条件を実現し、水を氷にすることができる。

たとえば「沖縄基地負担は減らすべきである」という当為認識けがあって、基地とそれを巡る政治的力学についての事実認識がなかったために、ひどい混乱が起こった例はご存知でしょう。

「でもお前の提案した3(社交界コース)は当為を諦めてるじゃないか!」といわれるかもしれない。それは、もともと増田が設定している当為=ゴールが〈万人が言語交流できるだけの知性をもつべきである〉ではなくて、〈増田幸せになるべきである〉だと判断していたからだ。後者当為ちゃんと追求している。

前者も当為から外せない場合、1(啓蒙コース)にあたる。「1は難しい」とは言ったけどそれも事実認識を述べただけで、「1は選ぶべきではない、3を選ぶべき、3を選べなかったのは悪い奴」とは言っていない。なので、1をとりたいならどうぞ。

たぶんあなたは、悲しいことが起こるのはどちらかが「間違ってる」「悪い」からだ、と考えてしまっているんだと思う。そして、「責任のある」「悪い」方が変わる「べきだ」、と思ったんだと思う。だから、私が主に相手を変えない手法提案しているのを見ただけで、「増田が悪いんだと結論づけ」ていると誤読してしまったのではないか。でも、これは単に、〈相手を変えるよりも自分選択を変える方がはるかに労が少ない〉という理由から提案したものにすぎない。

あなたたち学校国語の授業受けなかったの?

 

と言わざるを得ない。

実は「自転車に乗れない」と書いたところ、最初は「因数分解ができない」という例も考えていたんだよね。学校で授業を受けても因数分解ができない人、文章がまともに読めない人、あるいは一度できたはずなのにしばらくしたら忘れちゃう人、たくさんいるでしょ。恥ずかしながら私も、理科家庭科で習ったこと、すっかり忘れちゃったなぁ。当為事実区別学校で習うような気がしてたけど、これは私の記憶いかな。

というわけで、これも事実認識です。

もちろん私の事実認識自体反論することはありうる(「事実認識」であって「事実」とまではいっていない)。それならそれでいいです。

はてな便所の落書きということでよろしいか

それは多分誰も反対しないと思うw

また長く雑ですまん。

2020-10-12

anond:20201012110651

最近流行ってるサウナは小洒落てるのはいいけど、早死に推奨のためのジャパニーズスピーシーズの種の力学からくる強制先行ガベージコレクションみたいな感じがする

蒸し暑いとこいて急に冷水漬かって心肺機能自律神経の向上なんてほんとに根拠あんのかな

心臓や脳血管に負担かけて早死する気しかしないんだが

あと、金で垣根を作ったからっていっときゴルフみたいに上流階級サロンみたいなものにもなり得ないよな。ジャップって隙あらばマウンティングだし交友を結ぶに足る教養あるエスブリッシュなんて巷にほぼいないし

2020-10-09

anond:20201009221535

サンヨー中国に行っちゃったからなあ

というかアドバンテージというのは歴史的に積みあがった経済的力学かについて言いたいのではなくて

もっと国家と一体化して切り離せないもの、たとえば中国米国アラブ諸国ブラジルなんかは地下資源があるし、欧米ならサイエンスデファクトスタンダードになっている「英語」がある

そういうもの国家と容易には切り離されないから、他の国に対するアドバンテージとして歴然として存在する

日本にはそういうものがない

白物家電サンヨーみたいに別の国に行っちゃう

2020-10-07

https://note.com/ks_kaz_game/n/nb9eb098eca0b

この日記匿名から元の記事ペンネームだけど)ほどの責任はない事を最初に述べておく。

歯科医師として、同意する面も多いが、一応反対意見も。

レントゲンを細かく10枚(デンタル10枚法)で撮っているところがいいというところ。

1枚のパノラマ断層撮影ではダメだって言うけど、目的が違うので比べてはいけない。

上顎洞(歯と鼻の間くらいのところ)や顎関節、唾液腺などはパノラマ断層撮影しか写らない。

歯周病より重大な病気が潜んでいる事がある。

最初に広い範囲を撮って必要な部位を細かくとるほうがバランスがとれていると思う。

保険では10枚法とパノラマ特別理由がないと同時には撮れない)

それよりなにより、

日本ヘルスケア歯科学会認定歯科医院とか、歯科衛生士がお勧めっていう記述だけど、これは同意できない。

日本ヘルスケア歯科学会はただの民間組織から

学会名前すら知らなかった。知らないから会員も認定医院も少ない。

目指していてもなかなかとれない資格っていうわけじゃないので、評価対象にならない。

たぶん、筆者はここの会員でもしかするとコアメンバーなんだろうな。

仮に素晴らしい歯科医院だったとしても、会員医院が488、認定医院が62だから、全国の人が探してまでいく必要は無い。

日本ヘルスケア歯科学会ステマかな。会員が増えないと会費とれないもんね。認定医院認定衛生士の登録料も欲しいもんね。

ちなみに、どんな学会会員、専門医認定医も都市部に集中する。講演会勉強会は都会でしか開催しないから。

あと、都会ほど歯科医院密度が高いから、他の歯科医院との差別化のために参加するという力学もはたらく。

筆者は多分、歯周病治療に重きをおいた歯科医院運営している。歯科で悩んでる患者さんみんなに当てはまる記事ではなさそうだよ。

2020-09-23

VALORANTというゲームがすごいe-sportsとしてマジですごい

最近VALORANTというゲームを遊んでいる。5対5で2チームに分かれて戦う対戦型のFPSゲーム

このゲームは「爆破ルール」と呼ばれる古典的ルール採用していて、勝利条件はずばり「攻撃側は決められた場所爆弾を設置し、一定時間後起爆させたら勝ち」「防衛側は攻撃側を阻止し時間切れになるか、爆弾が設置された場合は起爆までに解除したら勝ち」「相手を全滅させる」のいずれかでラウンドの勝者が決定される。

なぜこのルールが優れているのかというのは実際にプレイしたことがない人には伝わりにくいと思う。

そもそもFPSゲームにおいて撃ち合うとはどういうことなのか、勝利するためにはどう行動すべきなのか、FPSゲーマーとしてのすべての能力を問われるのがこのルールだと個人的には思っている。

なぜこのルールe-sportsチヤホヤされているのか、おじさんだらけの増田にも知ってほしくてこれを書く。

FPSゲームの撃ち合いにおける力学

まずFPSゲームというのは、「待ち」が圧倒的に強い。

例えばL字型の通路があった場合に、通路を攻めるプレイヤーと、角の向こうから曲がり角に狙いをつけて守っているプレイヤーでは、後者のほうが強い。

「待ち」のプレイヤーはaim(狙い)を壁に沿って「置いて」おき、敵の姿が見えたら左クリックを押すだけで敵は死ぬ

それに対し、攻めるプレイヤーは「いつ飛び出すか」「どれぐらいの距離を飛び出すか」あるいは「通路を進まない」という裁量があるが、一般的には守っているプレイヤーの反射神経により先に撃たれて死ぬ

守る側にも通路のどこで待つかの裁量がある。攻めるプレイヤーは飛び出した後に敵を探してからaimしなければならない。

VALORANTにおけるマップデザイン

通路と部屋が組み合わされたマップほとんどで、マップごと2か所か3か所存在する「ボムサイト」と呼ばれる場所攻撃側は目指して侵攻する。

それぞれのボムサイトに対しておおむね2本のルート場所によってAルートとBルートをつなぐような「リンク」と呼ばれるルート存在することもある。

裁量という優位性

先に「待ちのほうが強い」と述べたが、攻撃側にも優位性はある。

AサイトとBサイト存在する場合試合開始直後に防衛側は二手に分かれてそれぞれを防衛しなくてはならない。

ひとつサイトに割かれる人数は2人か3人となるため、仮に攻撃側が全力の5名で攻め込めば人数有利を活かして攻め込むことができる。

攻撃側がどちらのサイトを攻めるかの裁量攻撃側にあるため、これも攻撃側の優位性となる。

攻撃側の足かせ

サイトを攻めるとき裁量の優位性が攻撃側にはあると書いたが、攻撃側にはひとつの大きな足かせがある。

時間制限である

このゲームは1ラウンド90秒と短いため、文字通り1秒ごとに防衛側が自動的勝利へ近づいていく。

攻撃側は適切な意思決定とチームワークでもって、時間有効活用しながらサイトへの道を切り開いていかなければならない。

設置後の逆転

攻撃側がサイト爆弾を設置できた場合、起爆するまで防衛側の解除を阻止しなくてはならない。

これが爆破ルールの一番面白いところで、攻撃側が防衛側へ逆転する。

今度は「待ち」と「置き」の優位性を攻撃側が得ることができる。

グレネード

手で投げて放物線を描き、爆発して周囲にダメージを与える。

障害物を挟んで撃ち合っているとき障害物の後ろにいる相手あぶりだす・あるいは攻撃するためには放物線を描いて飛んでいくこの武器は、FPSゲームにおける史上最大の発明と言われている。

このゲームにも相手障害から炙り出したり、スモークグレネードのように射線を遮って撃たれずに前進することが可能な(グレネードに代わる)スキルがいくつか存在する。

攻撃側はそれらを利用して攻め込むが、その使用数にも制限がある。グレネードを何十個も持てるマッチョマンFPSといえど存在しない。

防衛側は攻撃側がどれだけグレネードを使ったか判断し、相手グレネードが尽きたと思えば有利な位置でひたすら「置いて」いればいい。

トレードキル

曲がり角で敵と出会って一合撃ち合い、味方1が撃ち負けてしまった場合にはすぐにフルヘルスの別の味方2が飛び出して敵をキルする。

味方1がいくらか弾を当てていればヘルス差のある状態で味方2は敵と撃ち合えるので、倒せる可能性が高い。このようなキルをトレードキルという。

一般的トレードキルは攻撃側に有利とされている。5対5で2か所のサイトをめぐって戦うよりも、3回のトレードキルが発生して2対2の人口密度が低くなった方が攻撃側に選択肢が多く、裁量の優位性を活かしやすい。




爆破ルールで語られる一般的共通認識を思いつく範囲で書いてみたが、実際はもっとこれよりも多くの知識存在する。

また、上記の内容に逆張りをすることも当然あるわけで(攻撃側は時間無駄遣いしていると見せかけて制限時間ギリギリ突撃する、防衛側が守っていると見せかけて打って出て逆のサイトに攻めている攻撃側の背後を突く等)、この駆け引きe-sportsとして爆破ルール面白いものにしている。

古くはCounter-Strikeというゲームから脈々と受け継がれた血にイマドキの味付けとビジュアルを加えたVALORANT、本当に良いFPSなので興味があったらプレイしてみてほしいです。

ちなみにLeague of Legendsよりは少し民度が良いです。

2020-09-01

学術用語をたとえ話に援用するのは、馬鹿っぽいからやめてほしい

数学科学などの用語日常的な文脈暗喩として用いるのはやめてほしい。ものすごく頭が悪そうで、見ている側が恥ずかしくなる。

公共の場所で、「ウチの地元でタクさん知らない人なんかいねえよ。三中のフジモトとタメ張ってたからね」なんて言ってる人がいたら、学の無い人なんだなあ、と思うだろう。それと同様。

馬鹿っぽい言い回しの例

他にも、語学美術音楽などの用語まで挙げたらキリがないと思う。

2020-08-27

コロナウイルスがもたらす日本人文学危機

コロナ人文学ヤバい

といっても哲学とかそういうのじゃなく、歴史学とかがヤバい

もうちょっと言うと、日本史とか日本文学とかはぜんぜん大丈夫なんだが、西洋史とか東洋史とか、要するに外国のことを調べる学問ヤバい

今はまだ大丈夫だけど、じきに破綻する。

なぜかといえば非常に単純な話で、研究を進める上で必要資料アクセスできないからだ。

歴史学根本は、オリジナル資料(=一次史料)にあたることにある。一次史料には色々な形態があるわけだが、歴史上の出来事の背景とかを実証的に調べようと思ったら、公文書館にある史料を使うことが不可欠だ。

そして公文書館というのは行政機関なので、日本国立公文書館外務省外交史料館東京にあるように、あるいはイギリス国立公文書館キューにありアメリカ国立公文書記録管理局ワシントンDCにあるように、当然ながらそれを管轄している国や地方自治体に設置されている。

そう、公文書館に行けないである

コロナが2~3年で過ぎ去り、その後はすべてが元通りになるなら、その数年を耐え忍べばいい。数年が過ぎればまたヨーロッパなり世界の他の国なりに行けるようになる。当然、歴史学も元通りだ!

でも残念ながら、中東諸国の割安の航空券ヨーロッパ渡航できる日々は、もう戻ってはこないかもしれない。航空券が割高になるだけではなく、全世界的に航空産業が縮小し、これまでであれば容易にアクセスできていた史料アクセスできなくなるかもしれない。

明治維新以降、政府が雇ったお雇い外国人たちによって、ランケに始まる近代歴史学日本に持ち込まれた。だが初期の日本歴史学はあまりにお粗末なものだった――現在の水準からすれば。

オリジナル史料を見ずに、西洋人の書いた歴史書を読んでそれを日本語で紹介して論文を書き、吾は教授でございと偉そうな顔をしている。英語フランス語ドイツ語の文献だけを読んでヨーロッパ史全体を講じるなんていう無謀なことが平気でまかり通っていた。

けれど、そのような稚拙な「論文」も必要だったのだ。日本歴史学が独り立ちするためには。

やがて、それらの先人たちの業績を踏み台にして、きちんと史料集(=オリジナル史料を集めてまとめた本)にあたって論文を書く人や、英仏独だけではない色々なマイナー言語習得して研究する人が増えてくる。そして、交通技術の発展に伴って海外旅行安価になるにつれ、国外文書館アクセスして論文を書く人が増え、英仏独以外の言語を学ぶ人が増え、留学して現地で学位を取る人も増え、日本歴史学レベルはどんどん上がっていった。

2000年代から2010年代にかけての日本歴史学界で生み出された外国研究レベルの高さは誇るに値する。もはや横のものを縦にしただけではまともな論文とは見做され得ない。現地の言語を読めることが最低条件で、その上でどのようにオリジナル面白い研究成果を積み上げるか。多くの研究者たちが競うように優れた論文や著書を生み出してきた。

そこをCOVID-19パンデミックが直撃したのだ。

留学の予定も史料収集計画も、すべてが白紙になってしまった。

分野によって違うと思うが、外国史を学ぶ者は多くの場合修士課程博士課程で留学をする。これは現地で史料収集したり、現地で言葉勉強したり、現地の研究者と触れ合ったりするきわめて重要プロセスで、修士卒ならともかく博士号を獲ろうと思うなら避けては通れない。多くの研究者はだいたい1年から3年くらいの留学を経て、外国歴史に興味がある若者から若手の歴史研究者へと成長する。

COVID-19直撃世代は、この留学経験を持てない。彼らは外国研究者として足腰を鍛える機会を奪われることになる。

2~3年でコロナ禍が終熄するなら、この世代が数年間のハンデを背負うだけで済む(たとえば、留学することな博士課程の年限が来てしまったとか、在学を引き伸ばす羽目になり学費が余計にかかったり就職市場に参入するのが遅れたとか、せっかく学振DCを取ったのに海外調査をすることな任期が過ぎてしまったとか、そういう悲劇が量産されることだろう――外国研究者は学振研究費のかなりの割合出張費に充てている)。

けれど、コロナ禍が終熄しなかったら、あるいは終熄後に海外調査ハードルものすごく高くなってしまっていたら、日本外国研究は大きな打撃を受けるだろう。

そりゃ、留学終えてる組は今すぐに困るってことはない。彼らはもう現地語ペラペラだし、これまでの現地滞在史料たっぷり集めてるだろうから、当面はそれを消化しながら外国研究者とオンライン会議すればいい。

でも、これから留学しようとする人たちは、現地に長期滞在して外国能力を鍛える機会を奪われ、史料を集めることもできず、中途半端研究能力しか持てないままに博士課程を終えざるを得ないことになる。

もちろん、先行世代よりマシな点もある。デジタルアーカイブの発展によって、従来は現地の図書館に行かないと見られなかった古書や古新聞が自宅にいながらにして読めるようになった。中には所蔵している史料ウェブで見せてくれる親切な公文書館もある。外国雑誌だってオンラインで入手できるし、何なら研究書をkindleで読んだっていい。そういえば友達ドイツ語学術書kindle版で引用していた。

から研究の水準が明治時代に戻るということには、おそらくならない。

ただし、その方向性限定される。

どのような種類の史料必要かは、結局研究テーマに左右されるのだ。もしも「ドイツにおける日本人のイメージ歴史」を調べたかったら、古書や古新聞を徹底的に調べればそれでいい。けれど、「1960年代における西ドイツ政策決定過程」みたいなテーマを扱おうと思ったら、公文書館史料を見なければお話にならない。

現代日本で考えてみればよくわかる。「安倍首相メディアでどう扱われているか」と「安倍内閣の内側ではどんなふうに物事が決められているか」とでは、立論に使うべき資料全然違う。前者は新聞ネットを見ればそれでいいが、後者情報公開請求必要だし、『朝日新聞』や『週刊文春』だけを見て後者を論じたら手抜きだと謗られるだろう。

そして歴史学とは「昔のことなら何でも扱う学問」であり、内部には表象を論じる研究から外交政策を調べる研究者まで色々いるのだが、後者のような人たち――つまり研究のために文書館史料必要とする人たち――の研究はずいぶんやりにくくなるだろう。外国研究において、思想史文化史古代史の割合が高くなるかもしれない。

(いやでも、ガチ思想史文化史をやろうと思ったら文書館史料を見ないといけない局面も割と出てくるので、思想史なら文書館行かなくてもいいでしょ、という話にはならないんだよな……明治時代知識人留学先の国に出かけてその国の文書館史料使って明治期の思想についての本書いた人とかいからな……逆にある程度昔の外交史だと関係する史料ほとんど翻刻されてたりするし……)

逆に、先行世代よりも悲惨な点は何か。

それは研究レベルが上がってしまたことだ。

ネット上で読める範囲古書や古新聞だけを史料として使って「18世紀におけるドイツ諸邦の外交」みたいな研究をまとめたとして、明治時代ならこんな多くの一次史料を使うなんて素晴らしい研究だと大絶賛され東京帝大の教授になれるかもしれない。でも現代では、研究レベルが上がってしまった現代では、「新聞しか見てないじゃん。文書館史料使ったの? え? 使ってない? レベルいね」と一蹴されてしまう。論文英訳なり独訳なりして海外ジャーナル投稿しても、それなりのレベル雑誌からは軒並み落とされるだろう(というか、国内でも有力学術誌の査読を通過できるとは思えない)

ふんだんに文書館史料を使う質の高い研究に慣らされてしまったら、今更横のものを縦にすれば教授になれていた時代研究水準には戻れないのだ。

ハードルを下げる?

外国最先端研究成果がワンクリックで手に入るこの時代に?

つい去年まで史料調査のために渡航するのが当たり前で、今アラサー以上の人たちは研究水準が高かった時代を身を持って知っているのに?

コロナ禍の影響が数年で収まるのなら、業績の不足で苦しむのは直撃世代だけで済む。だが、もしもコロナ禍の後遺症が何十年も続くのであれば、外国史を研究する歴史家たちは困難な撤退戦を強いられることになるだろう。

それはより史料入手の容易なテーマへの撤退戦であるかもしれないし(政治史ハードルが高いから、表象歴史とかを研究しよう)、より史料入手の容易な国への撤退戦であるかもしれない(○○国と比べて××国の方がデジタルアーカイブが充実してるから、○○史じゃなくて××史をやろう)。

ともかく、これまで日本歴史学が積み上げてきた多様性は、徐々に失われていくことになるだろう。

日本外国研究にとって、冬の時代が迫っているのかもしれない。

まあそうは言っても史料さえどうにかなれば研究はできるので文化人類学記述言語学よりはまだマシ。これらの学問では現地に長期間滞在して現地人の間に分け入って調査する必要があるので、現在レベル渡航制限が長続きすると文字通り危機に瀕する。これらの分野では伝統的に外国に関する研究が盛んで、オセアニア島国アフリカの奥地で調査してきた日本人が何人もいるのだ。今後、外国舞台にした文化人類学記述言語学は消滅し、国内対象として細々と生き延びるほかなくなるのかもしれない……

(まあ、国内伝統文化方言を保存するために、一度外国文化言語記述するのに使っているエネルギーを全部日本に関する研究に注ぎ込むのもアリかもしれない……でもCOVID-19で次々と伝統的なお祭りやら寄り合いやらが中止になっているし、うかつに都会の大学修行する若手研究者が離島山村に出かけてお年寄りのインフォーマントと接触するのもはばかられるよなぁ……)

ブコメにお返事

日本だけの問題では無さそうなのでよりデジタル化したりオンラインで閲覧する仕組みが出来そうだけど

デジタルアーカイブの発達はうながされるだろうけど、そんなに急速には進展しないだろう。それには2つの理由がある。

第1に、単純にデジタル化はすごい大変なのだマトモな国なら行政の作った公文書は破棄されずに何十年にもわたって保管されているのが普通で、それらすべてをデジタル化するのは労力がかかるというのは納得してもらえると思う(国だけじゃなく地方自治体にもその自治体公文書集める公文書館があったりするからね。連邦制の国だと連邦レベル・州レベル・市レベル文書館が別々に設置されていたり)。優先順位をつけてやっていくほかないけど(「まずは外交関係公文書を先にデジタル化しよう。環境保護関係は後回しだ」)、優先順位の低いテーマ研究しようと思ったらそれでは困る。

第2に、困るのは外国研究者だけで、本国研究者はそんなに困らないのだ。

日本人がイギリスドイツ調査に行けなくなっても、イギリス人やドイツ人の歴史家は何も困らない。彼らは渡航制限など気にせず自国にある公文書館アクセスできる。これは日本のことを研究する日本人の歴史家にとっても同じだ。仮に外務省外交史料館から外国研究者の姿が消えたとして、いったい日本研究者になんの不都合があるのだろう?

(ここでは「外国人」と書いたが、厳密には、外国拠点を置く研究者と言った方がいいだろう。日本大学で教鞭を執っている中国人日本史研究者はなんにも困らない。逆にうっかり日本学の専門家として英米大学就職しちゃった日本研究者は大変だ。また、日本研究する歴史家がなにも困らないというわけではない。日米関係歴史研究しようと思ったら当然アメリカに行かなければいけないし、国内政治だけを研究する場合であっても、日本政府公文書管理がザルすぎるせいで重要史料日本じゃなくアメリカにあるみたいな状況もありえるので……)

まり世界的に、自国研究する研究者にとってはあんまり困らないが、外国研究する研究者はめちゃくちゃ困る、という状況が訪れると思われる。外国研究者への配慮が、果たして自国公的施設デジタル化への強い圧力となるだろうか? 正直疑問だ。

資料を集めたり読んだりするのはその国の研究者に依頼する、というのはダメなの?現地に行く必要性がよくわからなかっった。

第1に、それ本国研究者に何のメリットがあるの? お金を払ってやってもらうとして、その人件費渡航費よりも安上がりだとはとても思えないんだけど…

第2に、史料の山に埋もれて色々探していく中でお目当ての史料を見つけるコツとか時代ごとの史料の特徴を見分ける目とか崩し字の読み方とかそういった歴史家としての技倆が養われるので、単純に他人に任せればよいという話ではない(「時代ごとの公文書形式の違い」みたいなのも当然論文テーマになるけど、これ書くためにどのくらいの史料読む必要があると思う?)。

ていうか、なんか勘違いされてるフシがあるけど、読んだ史料が全部研究に使えるわけじゃないからね。目録面白そうな史料があったか地方文書館に足を運んで閲覧してみたけど期待ハズレで全然使えませんでした、とか、膨大な史料の山を探しまわってようやく使えそうな史料の一群を見つけました、とか、何気なくパラパラめくってた史料の片隅にさり気なく重大なことが書いてありました、とか、そういうのあるあるなので。お目当ての史料だけ外人コピーしてもらえばいいじゃん! なんて夢物語しかない。

第3に、そもそも論としてなんで自分研究オリジナリティの源泉たる史料の入手を現地人任せにするのか。現地の文書館に通って現地人がちっとも注目してないけど重要史料を発掘したなんてこともあるわけだけど、そんな史料を現地の研究者にコピーさせられるわけないだろ、常識的に考えて……論文で発表するまで史料存在をひた隠しにするわ……(現地人が自力でたどり着く分には止められないけど、わざわざここにこんな重要史料がありますと教えてさしあげる必要はどこにもない)

日本史であっても一次史料海外にある日本キリシタン史では、史料アクセスハードルが以前から言及されていたのを思い出した。

なおアジアアフリカの旧植民地ではそういう状況がデフォルトの模様。日本史研究する日本人の歴史家は日本国内研究を完結させられる余地があるけど、インドネシア史を研究するインドネシア人の歴史家がオランダに行けませんとか、インド史を研究するインド人の歴史家がイギリス(ryとか、台湾史を研究する台湾人の歴史家が日本(ryとか、そういうのはマジで研究に支障が出るよなあ……

そもそも論だが、「日本人が」イギリス政治史とかドイツ経済史とかを研究する意義が不明。「現地の研究者に任せる」だと何故駄目なのか?

それな! ぜひ同じことをドナルド・キーンロナルド・ドーアケネス・ポメランツイアン・ニッシュJ・ヴィクター・コシュマンブレット・ウォーカーにも言ってきて!

2020-08-06

プログラミングなんて大して面白くはないぞ

プログラミングでやっていることは、本質的にはデータの変換だ。

たとえば、

a b c d

という横一列のデータ

a b
c d

みたいに2行2列にするとかな。もちろん、これは分かりやすいがつまらない例だ。もう少し意味のある例としては、たとえば100万個の数が与えられたとして、それらの合計や平均を求めたり、各数を2倍したり、条件に合う数のみを抜き出したり、といったことだ。

プログラミングというのは、どんなに専門的になろうが、本質的にこれしかやっていない。これは何も、「この世の現象はすべて物質間の相互作用に過ぎない」みたいなナンセンスな話をしているのではない。MicrosoftGoogleエンジニアだろうが、「プログラミング」に関しては本当にこれしかやっていないのである。そして正直、これはつまらない。

もちろん、あらゆる仕事は究極的に言えば、上と同じような単純作業の組み合わせかも知れない。しかしそれでも、一定以上の知的労働なら、好奇心創造意欲をかき立てられるものがあるだろう。たとえば力学を応用して機械設計するとか、回帰分析で将来のデータ予測するとかは、それなりに面白いと思う。一方、プログラミングにそういうものはない。ひたすら、原理的には小中学生でも理解できるデータ変換器を書くだけである

プログラミングが他の科学技術と最も異なる点は、技術進歩がないことである。だいたいどんな領域でも、「今まで無かった技術発見されて、昔できなかったことができるようになる」ということがある。しかし、プログラミングにはそういうことは一切無い。たしかに、スマートフォンなどは昔は無かったが、それらはすべてハードウェア進歩である

かわりにプログラミング世界にあるのは、「やり方」の流行り廃りだけである。つまり、上の小学生でも分かるデータ変換を「どう書くか」が時代によって変わる。この「どう書くか」っていうのは、書き方によってソフトウェアの性能が著しく変わるとかではない。たとえば、日本語文章で3つの項目を並列するときに、

A、B、C

と読点で区切って並べるか

  • A
  • B
  • C

と箇条書きにするか、というレベルの話である。これによって、伝わる内容自体が変わるわけでも、文章がより洗練されるわけでもない。プログラミング進歩というのはこういうレベルのことしかない。

誤解のないように言っておくと、プログラミング進歩がないからと言って、新しい技術を学ばなくて良いことにはならない。2020年現在に、BASICとか初期のJavaなんかでソースコードを書く意味は無いし、そんなことは迷惑からするべきではない。プログラミングの新技術は、プログラミング範疇では昔の技術より優れていることが多いし、組織で開発をする上で共通知識になり得るから積極的に学ぶべきである。ここで言っているのは、プログラミング自体進歩が無いということだ。

2020-08-01

anond:20200801182519

正しくないことをイデオロギーの下で正当化しようとする力学はいつの世も働くけど止められるだけの人が上にいないとこうなっちゃうよね

2020-07-25

anond:20200725114043

たぶん増田認識している実力主義おかしいし

もっと言えば社会純粋実力主義だったことなどない

誰が自分立場を脅かす者を引き立てるというのだ

 

から個人種目のアスリートに過剰な夢を託す人が消えないんじゃない?

バックグラウンドの公平さはともかく

その日の試合の結果を謎の力学ねじ曲げられることは殆ど無い

2020-07-21

宇宙宇宙をつなぐ数学 - IUT理論の衝撃」の感想

Amazonレビューなどに書くと過去レビューから身バレする可能性があるのと、わざわざ別アカウントを作ってまで批評するほどのものではないと思ったので、こちらに書きます

初めに断っておきますが、本稿は別に加藤文元先生人格や業績などを否定しているわけではありません。また、IUT理論やその研究者に対する批判でもありません。「IUT理論が間違っている」とか「望月論文査読体制問題がある」などと言う話と本稿は全く無関係です。単純にこの本に対する感想しかありません。

----

加藤文元先生の「宇宙宇宙をつなぐ数学 - IUT理論の衝撃」を読みました。結論から言って、読む価値の無い本でした。その理由は、

ほとんど内容がない」

この一言に尽きます数学書としても、一般書としてもです。

本書の内容と構成

本書は、RIMS(京都大学数理解析研究所)の望月新一教授が発表した数学理論である、IUT理論宇宙タイミューラー理論)の一般向けの解説書です。

1~3章では、数学研究活動一般説明や、著者と望月教授交流の話をし、それを踏まえて、IUT理論画期的であること、またそれ故に多くの数学者には容易には受け入れられないことなどを説明しています

4~7章では、IUT理論の基本理念(だと著者が考えているアイデア)を説明しています技術的な詳細には立ち入らず、アイデア象徴する用語フレーズを多用し、それに対する概念的な説明や喩えを与えています

8章がIUT理論解説です。

まず、数学科の学部3年生以上の予備知識がある人は、8章だけ読めばいいです。1~7章を読んで得られるものはありません。これはつまり「本書の大部分は、IUT理論本質的関係ない」ということです。これについては後述します。

各章の内容

1~3章は、論文受理されるまでの流れなどの一般向けに興味深そうな内容もありましたが、本質的には「言い訳」をしているだけです。

IUT理論が多くの数学者に受け入れられないのは、従来の数学常識を覆す理論から

望月教授が公開された研究集会などを開かないのは、多数の人に概要だけを話しても理解できないから。

などの言い訳が繰り返し述べられているだけであり、前述の論文発表の流れなどもその補足のために書かれているに過ぎません。こういうことは、数学コミュニティの中でIUT理論懐疑的人達説明すればいい話であって、一般人に長々と説明するような内容ではないと思いますもっとも、著者が一般大衆も含めほとんどの人がIUT理論懐疑的である認識して本書を書いたのなら話は別ですが。

4~7章は、「足し算と掛け算の『正則構造』を分離する」とか「複数の『舞台』の間で対称性通信を行う」などの抽象的なフレーズが繰り返し出てくるだけで、それ自体の内容は実質的説明されていません。

正則構造とは、正方形の2辺のように独立に変形できないもの

対称性とは群のことで、回転や鏡映などの操作抽象化したもの

のように、そこに出てくる「用語」にごく初等的な喩えを与えているだけであり、それが理論の中で具体的にどう用いられるのかは全く分かりません(これに関して何が問題なのかは後述します)。そもそも、本書を手に取るような人、特に1~3章の背景に共感できるような人は、ここに書いてあるようなことは既に理解しているのではないでしょうか。特に6~7章などは、多くのページを費やしているわりに、数学書に換算して1~2ページ程度の内容しか無く(誇張ではなく)、極めて退屈でした。

8章はIUT理論解説ですが、前章までに述べたことを形式的につなぎ合わせただけで、実質的な内容はありません。つまり、既に述べたことを並べて再掲して「こういう順番で議論が進みます」と言っているだけであり、ほとんど新しい情報は出て来ません。この章で新しく出てくる、あるいはより詳しく解説される部分にしても、

複数数学舞台対称性通信をすることで、「N logΘ ≦ log(q) + c」という不等式が示されます。Θやqの意味は分からなくてもいいです。

今まで述べたことは局所的な話です。局所的な結果を束ねて大域的な結果にする必要がありますしかし、これ以上は技術的になるので説明できません。

のような調子で話が進みますいくら専門書ではないとはいえ、これが許されるなら何書いてもいいってことにならないでしょうか。力学解説書で「F = maという式が成り立ちます。Fやmなどの意味は分からなくていいです」と言っているようなものだと思います

本書の問題

本書の最大の問題点は、「本書の大部分がIUT理論本質的関係ない」ということです(少なくとも、私にはそうとしか思えません)。もちろん、どちらも「数学である」という程度の意味では関係がありますが、それだけなのです。これがどういうことか、少し説明します。

たとえば、日本には「類体論」の一般向けの解説書がたくさんあります。そして、そのほとんどの本には、たとえば

素数pに対して、√pは三角関数特殊値の和で表される。(たとえば、√5 = cos(2π/5) - cos(4π/5) - cos(6π/5) + cos(8π/5)、√7 = sin(2π/7) + sin(4π/7) - sin(6π/7) + sin(8π/7) - sin(10π/7) - sin(12π/7))

4で割って1あまる素数pは、p = x^2 + y^2の形に表される。(たとえば、5 = 1^2 + 2^2、13 = 2^2 + 3^2)

のような例が載っていると思います。なぜこういう例を載せるかと言えば、それが類体論典型的重要な例だからです。もちろん、これらはごく特殊な例に過ぎず、類体論一般論を説明し尽くしているわけではありません。また、類体論一般的な定理証明に伴う困難は、これらの例とはほとんど関係ありません。そういう意味では、これらの例は類体論理論的な本質を示しているわけではありません。しかし、これらの例を通じて「類体論が論ずる典型的現象」は説明できるわけです。

もう一つ、より初等的な例を出しましょう。理系なら誰でも知っている微分積分です。何回でも微分可能実関数fをとります。そして、fが仮に以下のような無限級数に展開できたとします。

f(x) = a_0 + a_1 x + a_2 x^2 + ... (a_n ∈ ℝ)

このとき、両辺を微分して比較すれば、各係数a_nは決まります。「a_n = (d^n f/dx^n (0))/n!」です。右辺の級数を項別に微分したり積分したりしていい場合、これはかなり豊かな理論を生みます。たとえば、等比級数の和の公式から

1/(1 + x^2) = 1 - x^2 + x^4 - x^6 + ... (|x| < 1)

両辺を積分し、形式的にx = 1を代入すると

arctan(x) = x - x^3/3 + x^5/5 - x^7/7 + ...

π/4 = 1 -1/3 + 1/5 - 1/7 + ...

のような非自明な等式を得ることができます。これは実際に正しい式です。また、たとえば

dy/dx - Ay = B (A, B ∈ ℝ、A≠0)

のような微分方程式も「y(x) = a_0 + a_1 x + a_2 x^2 + ...」のように展開できて項別に微分していいとすれば、

Σ((n+1)a_{n+1} - Aa_n) = B

  • a_1 - Aa_0 = B
  • (n+1)a_{n+1} - Aa_n = 0 (n ≧ 1)

よって、

  • a_{n+1} = Aa_n/(n+1) = A^n (B + A a_0)/(n+1)! (n ≧ 0)

a_0 = -B/A + C (Cは任意の定数)とおけば、

  • a_n = C A^n/n! (n ≧ 1)

「e^x = Σx^n/n!」なので、これを満たすのは「y = -B/A + Ce^(Ax)」と分かります

上の計算正当化する過程で最も困難な箇所は、このような級数収束するかどうか、または項別に微分積分ができるかどうかを論ずるところです。当然、これを数学科向けに説明するならば、そこが最も本質的な箇所になりますしかし、そのような厳密な議論とは独立に「微分積分が論ずる典型的現象」を説明することはできるわけです。

一般向けの数学の本に期待されることは、この「典型的現象」を示すことだと思います。ところが、本書では「IUT理論が論ずる典型的現象」が数学的に意味のある形では全く示されていません。その代わり、「足し算と掛け算を分離する」とか「宇宙間の対称性通信を行う」などの抽象的なフレーズと、それに対するたとえ話が羅列されているだけです。本書にも群論などの解説は出て来ますが、これは単に上のフレーズに出てくる単語注釈しかなく、「実際にIUT理論の中でこういう例を考える」という解説ではありません。これは、上の類体論の例で言えば、二次体も円分体も登場せず、「剰余とは、たとえば13 = 4 * 3 + 1の1のことです」とか「素因数分解ができるとは、たとえば60 = 2^2 * 3 * 5のように書けるということです」のような本質的関係のない解説しかないようなものです。

もちろん、「本書はそういう方針で書く」ということは本文中で繰り返し述べられていますから、そこを批判するのはお門違いなのかも知れません。しかし、それを考慮しても本書はあまりにも内容が薄いです。上に述べたように、誇張でも何でもなく、数学的に意味のある内容は数学書に換算して数ページ程度しか書かれていません。一般向けの数学の本でも、たとえば高木貞治の「近世数学史談」などは平易な言葉で書かれつつも非常に内容が豊富です。そういう内容を期待しているなら、本書を読む意味はありません。

繰り返し述べるように本書には数学的に意味のある内容はほとんどありません。だから、極端なことを言えば「1 + 1 = 2」や「1 + 2 = 3」のような自明な式を「宇宙宇宙をつなぐ」「正則構造を変形する」みたいに言い換えたとしても、本書と形式的に同じものが書けてしまうでしょう。いやもっと言えば、そのような言い換えの裏にあるもの数学的に正しい命題意味のある命題である必要すらありません。本書は少なくとも著者以外にはそういうもの区別が付きません。

本書の続編があるなら望むこと

ここまでネガティブなことを書いておいて、何食わぬ顔でTwitter加藤先生ツイートを拝見したり、東工大京大に出向いたりするのは、人としての信義に反する気がするので、前向きなことも書いておきます

まず、私は加藤先生ファンなので、本書の続編が出たら買って読むと思います。まあ、ご本人はこんな記事は読んでいないでしょうが、私の考えが人づてに伝わることはあるかも知れませんから、「続編が出るならこんなことを書いてほしい」ということを書きます

まず、上にも書いたような「IUT理論が論ずる典型的現象」を数学的に意味のある形で書いていただきたいです。類体論で言う、二次体や円分体における素イデアル分解などに相当するものです。

そして、IUT理論既存数学との繋がりを明確にしていただきたいです。これは論理的な側面と直感的な側面の両方を意味します。

論理的な側面は単純です。つまり、IUT理論に用いられる既存重要定理、およびIUT理論から導かれる重要定理を、正式ステートメント証明抜きで紹介していただきたいです。これはたとえば、Weil予想からRamanujan予想が従うとか、谷山-志村予想からFermatの最終定理が従うとか、そういう類のものです。

直感的な側面は、既存数学からアナロジーの部分をより専門的に解説していただきたいです。たとえば、楕円曲線のTate加群が1次のホモロジー群のl進類似であるとか、Galois理論位相空間における被覆空間理論類似になっているとか、そういう類のものです。

以上です。

加藤文元先生望月新一先生、およびIUT理論研究・普及に努めていらっしゃるすべての方々の益々のご健勝とご活躍を心から祈り申し上げます

2020-07-17

何事も、センスの無い奴は駄目

以下、センスという言葉字義通りの意味、つまりテクニカルな要素に先立つ感覚的な要素の意味で用いる。

センス知識技術に先立つ

これは考えてみれば当然だ。

たとえば力学質量や速度などの概念理論的に定義されるから存在するわけではなく、それに対応するもの感覚認識として存在しており、理論はそれを上手く反映したモデルなのだ

いくら数式の変形が得意でも、速度という概念日常的な感覚として理解できていなけれは、力学理解することは不可能だろう。

もちろん、知識によって補強されるセンスもある。たとえば電磁気学概念の多くは、力学概念アナロジーであるから力学を正しく理解していることが、ここでいうセンスに該当する。

なお、センスというのはプラスアルファ特別な才能ではなく、必要条件に過ぎない。

どうしようもなくセンスが無い人たち

センスの無い人には話が通じない。だから困るのである

彼らは、自分理解できないことを話し手説明のせいにしたがるが、ほとんどの場合、彼らのセンスが無いのである

普通の人に何かを系統立てて説明する場合、以下のような手順を踏めば、よほど前提知識が足りていない場合を除いて、おおよそ通じる。

  1. それを考察する経緯、それによって解決される問題などを示す
  2. 一般的原理解決法を示す
  3. 具体的な状況への適用例や、注意すべき事項・例外などを示す

2番目と3番目は入れ替えても構わない。これは演繹的に考えるか、帰納的に考えるかの違いであり、どちらか一方が優れているというものではない。

およそどんな分野にも、異常にセンスのない

奴は存在して、奴らは、どんなに言葉を変えて説明しようが、具体例を示そうが、たとえ話をしようが、絶対理解しない。

何せ、センスの無い奴は上の工程のどの箇所も、特に(1)すら理解していないからだ。奴らはたとえば、「2次方程式を解くのは1次方程式を解くよりも難しく、別の方法必要になる」というところからまず理解していない。こういう奴らに平方完成とか教えても無意味である

よくある勘違い

教育ナイーブ幻想を抱いている奴は、適切に教えれば誰でも理解できると思っている。特に、分からない原因を突き止めて改善すれば分かるようになると思い込んでいる。たとえば、微分法で接線の方程式が分からないのは、2点を通る直線の方程式の立て方が分からいからだ、とか。

もちろん、これは原理的には正しいのだろうが、ほとんど現実的ではない。おそらく、小学校低学年まで遡らないと、そういう原因を解消することは不可能だろう。

センスの無い奴に欠けている能力

センス問題を感じる奴の多くに欠けていると思うのが、言語的なセンスだ。

たとえば、プログラミングを教えていると、「ソースコード」や「オブジェクト」という言葉意味が分からなかったとか、フィードバックしてくる奴が結構いる。もちろん、一部はやる気が無くてそういうことを書いているのだろうが、数が多いので実際にそういう奴はいるのだろう。

普通の人はそんな感想は抱かない。その話の中でそれらの語が何を指しているのかは明らかであるし、そもそも「それらの語の厳密な定義を知らなくても内容は理解できる」ということは分かるからだ。

このレベルの話で、そういう人たちが各々納得する説明を考えていたら、何も教えることはできない。

2020-07-09

anond:20200703212854

しろこれまでずっと「適材適所」「派閥力学だけで決めてない」をアピールするために国会議員以外から閣僚を一人ぐらい入れるのが普通だった。

二次安倍政権でその習慣がなくなった、というだけだろう。

2020-07-02

anond:20200702195027

iPhone? それな。謎の力学 魔力がな 壁が厚いんだよあれ

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん