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はてなキーワード: 鬱憤とは

2024-03-19

私の言うこと聞いていないっていう人は大体の場合話ができていない

ハゲマンガなんてのが今あるらしいんだけど、大体の場合は「私の話を聞く=旦那が変わる」という大前提のもとに話が書かれているが、言いたいことは「私の話を聞いていない=旦那は私をなめている、バカにしている、差別している」という方向の話になっている。

この根底にあるのは「私は正義から言い方や会話のスタイル、内容に関わらず旦那は私がどんなつもりでいるかをきちんと読み取って言うことを聞いて反省して自分を変えるべき」という思想だ。

要はラディカル・フェミニズムだし、白ハゲマンガがひた隠しにしているポイントでもある。

多くの女性はこの根底にある思想に気づかないで話をするので旦那が硬直して言うことを聞くことができなくなっていることに全く気が付かない。

なめてて言うことを聞いてないんじゃなくて、場が攻撃的になりすぎて以下にダメージ少なくその場を乗り切るかに注力するのだから本来話したいことなんか聞いている場合じゃないっていうことに気づかない。

ハゲマンガを見ていると大体の場合女性攻撃的だ。

いくら言っても聞いてくれないんだから攻撃的になるのは仕方ないという人もいるが、ちっとも仕方無くないし、こういうときのっけから攻撃的に話が始まっている。

これまでの蓄積があるというが、蓄積なんかないふりをしてひたすらに鬱憤を溜め込んでいるからある日いきなり攻撃的になったように見えている。

余計に夫婦仲を悪くしたいならどうぞ、という話でしかない。

聞いてくれないなら聞いてくれるように工夫するというのが大事だ。

本人たちは工夫していると思いこんでいるかもしれないが、攻撃的になるのは工夫ではないし、男性を叩いてしつけるタイプ動物かなんかと思っているからそっちに行くのだ。

ハゲマンガの中の男性女性をなめていない、ということは言わないが、余計にそう見えるような演出がなされていることは明白だ。

全体的な構図はいくら訴えても聞いてもらえない被害者主婦自分をなめて馬鹿にしているからちっとも聞き入れてくれない加害者旦那、で固定されており、コミュニケーション問題がある、問題は妻の側に解決責任があるという視点はまったくない。

かに旦那の言うように「俺のものはそのまま洗うか別にしてくれりゃいいよ」が実は解決策だ。

吐いていく靴下がなくなろうがワイシャツがなくなろうがそんなことで嫁を責める人はいないだろうが、想像の中の色んな人に責められているのでもうどうしようもない。

あの手の漫画に出てくる男性は、いろんな女性が持ち寄ったクズエピソード集合体なので、どうあがいても悪者しかならない。

こうやってラディカル・フェミニズムはその正体を隠したまま広まっていき女性生活はどんどんと辛くなっていくことだろう。

2024-03-12

地域がうるせえってのはマジであると思う、ついでに言うと子供から強く出たがっちゃうのもあると思う

https://b.hatena.ne.jp/entry/4712508437615580034/comment/segawashin


どこからどこまでが「嘘っぺぇ」のかよくわからんのだけど、要するに「地域クレームを建前にして、強い立場教師が弱い立場の生徒を理不尽に締め上げたいだけ、それが校則」ってことかな


でも、俺が中学ときは、こっそり自転車通学して、学校近くのマンションに止めてるのを「地域の人」が学校通報して、その日の朝の会には全クラスで「自転車停めたやつがいるな!」と犯人捜し、とかあったよ


実効的な方策って言ってるけど、朝の会、帰りの会、緊急全校集会とかで「オイゴラァ!!」と指導すりゃそれなりの方策だと思うけどな

あとは廊下ですれ違ったときに「オイゴラァ!!」と指導してもいいわけだし

校則にはないけど、これは禁止、みたいなのあったでしょ?廊下で突発指導とか見たことない?


タイトルにも書いたけど、相手制服着た生徒だと「指導だ!」と称して鬱憤晴らしするろくでもないヤツ結構多いと思うんだよね…


中学の時、歩いてて方向転換して70近いジジイとぶつかったときは「テメェコノヤロウ!!」って怒鳴られた。

高校の時、下校中左側の歩道走ってたら交差点右側通行してきたオッサンとぶつかって、「テメェコノヤロウ!!」って怒鳴られた。

自転車のほうは公営競技場の近くだったから、元から気性が荒いオッサンだったのかも。


でも間違いなく、制服着てて「学生だ!」と思われたからだろうなぁ。


大人になってから2回ぐらい自転車で軽くぶつかったことあるけど、向こうのジジイから「ああごめんなさい!」って謝られたもんな。


子供相手から「このクソガキが…俺が徹底的に締め上げてやる!!!学校電話!!!」てなるのはありそうだよね。

2024-03-09

典型的男尊女卑長男教の家庭で育った母

私の母親典型的男尊女卑長男教の家庭で育った。

やれ女には学歴なんて必要無い大学だって金の無駄だ、長男様が家業を継ぐ為にお前ら(母・叔父)も仕事辞めてサポートしろ

とにかく長男に従え一切逆らうな、みたいな当時でも少し古めの考えの人間ばかりで、家にいた頃から成人してからも凄く苦労してきたという。


から私自身は特に進路も何も口出しされなかったしノビノビやれた。

しかし、その分兄が露骨冷遇されていた。


幼い頃から「何で母親は兄に対してやたらと口うるさいし、厳しいんだろう?」と幼いながら思っていた。

兄は私の目から見ても、真面目でどちらかと言えば大人しい方で、何も言わず勉強して成績も上位をキープしていた様なタイプだった。

一方私はどちらかと言えば適当タイプで、勉強スポーツも大して出来ないし、高校の頃は周囲に影響されてギャル化してよく夜遊びもしていた。

けれど、いつも本当に細かい所やどうでも良い様な事で、母に厳しく注意されたり怒られていたのは、常に兄の方だった。


私は色々遊んでても、遊びすぎで成績が落ちても「次から気をつけなさい」ぐらいで特に怒られはしなかったのに

兄はちょっと成績が落ちた(90点代~100点が、一教科だけ80点後半だった)みたいな事でも

「こんなに成績を落とすなんて!お前は努力が足りない!もっと勉強しろ!」

とか、私の部屋に聞こえるぐらいまで大声で怒られていた。

そんな母が怖いのか、父も空気になったり、母に同調してやんわり注意したりと、兄にとっては凄い居づらい家だったと思う。

私も兄と二人の時は普通に接するけど、母の雰囲気が怖くて、兄が理不尽な事も怒られたりしていても、何も出来なかった。

私にとっては母はおおらかで良い母親だったと思う。それだけに兄への態度が何でこんなに厳しいんだろう?って思っていた。


大学進学の時も、兄は奨学金大学行け、小遣いはバイトして稼げ!って感じで一切援助も何も無かったが

私は浪人しても良いとすら言われていたし、学費どころか一人暮らしお金も全部出してくれていた。

さすがにこれはどうかと思って、母にそれとなく聞いたら「(兄は)男だから良いの。男なら自分の力で大学ぐらい行かなきゃ」って言っていた。


結局兄は大学卒業就職してから一気に疎遠になった。電話にもいつも出なくなり、恐らく着信拒否されているか、番号を変えられたんだと思う。

連絡すら取れないから、両親が亡くなっても葬式にすら来ないだろう、という程度には縁が薄くなってしまった。

母は「どうしてこんな事になったんんだろう?ちゃんと分け隔てなく育てたのに…」って言っていて、さすがに正気を疑った。

でも母の中では差をつけている自覚が本当に無い様で、便りも何も無い事を本気で嘆いていた。


恐らく母は、男尊女卑家庭で育って苦労した鬱憤を、本来は伯父や母方の祖父母にぶつけるべき不満を

兄という「男」に対してぶつけていたんだろうなって思う。悪く言えばただの八つ当たりだった。

結局母は、自分男尊女卑家庭で育って散々苦労したのに、兄に対しては同じ様な苦労をかけさせてしまった。

虐待…とまではいかなくても、差別再生なのだろう。


インターネット言論では男児に厳しくしろ、厳しくして育てるべき、少しでも粗相したら厳罰を、厳しく育てて正しい男女観を育てよう、

男児男児の頃から去勢すべき、といったママ達や彼女らを支持する人達書き込みが目につく。

知人や(元)友人にも、似たような考えの人はいた。

彼女らの家庭環境はそこまで詳しくは知らないけど、もしかしたら普通の家庭に見えて、家庭内では凄い嫌な思いをしたのかも知れない。

それが原因で男嫌いフェミになったのかも知れないけれど、そんな彼女らが子供を厳しく(理不尽に)育てたら

そんな育て方をされて歪んでしまって異性憎悪を拗らせても不思議では無いと思う。母の様に。


そんな負の連鎖が続くのが、他人事ながらしんどくでしょうがない。

せめて私は、母からどこかで受け継いでいるかも知れない負の連鎖を断ち切りたい。

2024-03-03

anond:20240303155122

ここで左翼ネトウヨリベラルを叩いている増田は、過去に見下されてバカにされた鬱憤を「いんたーねっつ上でしったお知識」で武装して叩いていい気になっているだけで

それと変わらないよね。

2024-02-28

anond:20240228083527

ネトウヨネトウヨ呼ばわりされたくないことへの情熱は毎度すごいな

なんでネトウヨなんて人は本当は実在しないとか、サヨクによるレッテル扱いにしたがるん?

俺が覚えてる限り、2000年代にはすでにネトウヨがいて党派性なく政治を過度に持ち込む層としてむっちゃ嫌われてたよ

その頃はパヨクとかって言葉もなくて、「俺たち右の反対だから敵は左に違いない」というネトウヨらしい安直で頭悪そうな考えから醸成されていったように思う

この頃は木っ端しかいなかったが、現代ネトウヨを取りまとめるようなインフルエンサーアカウントで昔より統制がとれてるんだよな

頭いい人が金儲けでもっともらしく聞こえる反論を考え出して、雑兵がそれっぽい鳴き声を気持ちよくだせるようになった

誇りのなく国籍しか自尊心を保てないけど数だけは多い界隈に、頭いい人がビジネスで入ってきてしまうようになった

もともと考える能力なんてないし、ただ生活鬱憤ヘイトに変えて発散したいだけなので、愛国とかのたまうわりに統一教会は看過するという自己矛盾を平気でひきおこす

利害関係のあるインフルエンサー統一攻撃しないので、本当は変だと思ってるけど浮きたくないので自分たち攻撃しない

攻撃していいのと悪いのも誰かに決めてもらい、自分うんこを投げるだけ

SNSと相性が良すぎて爆発的に伝播してしまったのが昨今

ネトウヨに媚びをうる人間首相になり、議員ヘイトしながら堂々と大手をふるっている

自衛隊幕僚にもネトウヨ思想蔓延してるみたいだし、俺は日本未来心配だよ

増田書き込みしてる時点でもう我々には結婚は無理なんだと思う

まともな人はこんなとこに書き込みして鬱憤を晴らしてないで

ちゃん相手と話し合えるコミュ力高い人ばっかりなんだろうな…?

2024-02-26

anond:20240226012417

普段ボコボコにされてる鬱憤をこうやってひっそり晴らしてるなんてフェミちゃんかわいちょーw

2024-02-20

哀しき中年独身男性

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40代も目前となったA氏の話をしよう。

属性は四大卒年収300万円台後半、実家暮らし交際経験女性経験もない。

10年ほど前に某SNSで私を誹謗中傷したことに端を発し、ウォッチされるに至っている。

なお、彼と私は表面上和解しており、現在相互フォローし合う関係だ。

さてそんな彼は実家職場を往復し、休日は隣県へ出かけて羽を伸ばすといった、ごく一般的サラリーマンとしての生活を、新卒以降細々と続けている。

この点だけ見れば何ら加害性はないが、そこは10年前から誹謗中傷が辞められないA氏。

年収属性の方、水商売お姉様方、育児ママ与党政治家への批判、界隈のインフルエンサーへ噛みつく様は昔も今も変わらない。

何が彼を突き動かしているのかは相変わらず理解できないが、投稿の9割は批判的な発言で、ポジティブ投稿ほとんどない。

ポジティブ発言と言えば、「この女めっちゃエロいww」とか、「ここのラーメンうまい!」ぐらいだろう)

彼と共通フォロワー各位もこれには辟易としており、見かねてフォローを解除したという投稿も数多く見てきた。

おおよそのところ、殴っても殴り返して来ない相手に殴りかかって、日頃の鬱憤を晴らしているだけの話なのだろうが…

これを年単位で続ける熱量たるや、すごいとしか言いようがない。

そんな彼を見続けはや数年、そのうち誰かに殴り返されたらいいのにな、と思っていた頃に事件は起きた。

きっかけはほんの些細なことであったが、彼のネガティブ全開の発言オフラインイベントにおいても健在だったようで、これに耐えかねた彼のフォロワーが界隈のインフルエンサー相談したこと歯車は回り始めた。

これには当のインフルエンサー自身も、数年前に彼に噛みつかれたことが大きく関連している。

当時彼らの間で行われていたやり取りも観測していたが、この時は正直なところどちらが悪いとかの話でもなく、被害者存在しない話だったので、微妙な着地となって話は終わっていた。

そんな背景がある中で過去に揉めた相手の弱みを握れたとなれば、インフルエンサー側も攻勢に出たくもなるものだろう。

一通りの情報が揃った段階で、オフラインで彼のフォロワーが受けたこと、彼の過去発言フォロワーからリークされた個人情報などを立て続けに暴露し始めた。

ここからは絵に書いたような炎上である

A氏はと言えば、まずこの件について謝罪してからアカウントを非公開にし、事態収束を図ろうとした。

ここまでは一般的対応に見えるが、同時にあろうことか本件について散発的にお気持ち表現を開始するA氏。

これにはフォロワー一同が唖然としてしまい、この発言インフルエンサー側へリークし、再度炎上するという流れが繰り返された。

結果、事態が沈静化するまでは実に半年を要した。

さて、そんなこんなで殴っても殴り返されないと高を括った言動はついに炎上へと発展し、文字通り焼け野原となった彼のアカウントには、もう誰もコメントを残すこともなくなってしまった。

彼が趣味の話を持ち出しても、返信どころかいいねすら付かない。完全に独り言状態だ。

従前、彼は「結婚しなくても趣味の仲間と繋がれば寂しくない」などと豪語していたが、この有り様ではそのライフスタイルを望むことはもう難しいのかもしれない。

独身を貫くことの是非はともかく、その道を行くのであれば仲間を大切にしなければならないことは言うまでもない。

彼はこれからどのように生きて行くのだろうか。。。

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※この物語フィクションです。実在するいかなる人物とも関係はありません※

2024-02-19

転職したら気を遣う(女性編)

職場は社交場ではないが、そうはいっても一定コミュニケーションは大切だ。

女性に限った事ではないと思うが、匙加減にとても気を遣う。

年齢、ポジション職務経験家族構成容姿など様々な情報をやり取りして、

日々の業務が円滑に進むような人間関係を作らなければならない。

新しく入ってきた人に、最初に近づいてくる人

興味本位タイプ コミュ力はあるが飽きやすく、自分が知りたいところまで満足すると去っていく

 お喋りが好きなタイプ場合安易自分情報提供すると拡散されるので注意

マウントをってくるタイプ

自分利益があるかを確認し、引き出せる利益がなければ去っていく

 そこから興味がなく近づかないタイプであれば良い

 引き出せる利益があるとわかるとまとわりつく可能性があるので注意

 ここでいう利益とは様々で、得意な業務がある、誰かにコネがある知り合いがいる、など

 相手にとって利益になる事全般で何がフックかわからないので怖い

 得意業務などを認定されると、業務押し付ける口実になるため特に注意が必要

マウントに勝った場合は気分が良いので、暇になると勝てるマウントを取りにちょくちょく絡みにくる

 ランチに誘ったり機嫌を取りながらもグループを作って5番目くらいの仲間にしようとしてくるタイプ

マウントに負けた場合相手無視したり酷い噂を流したりして鬱憤を晴らしつつ遠くから見張るタイプ

 逆に、他の事で利益を得ないと気が済まないのか、擦り寄ってくるタイプもいるので注意

容姿立場、年齢など先入観理由に、ハナから近づいてこないタイプ

好きな物共通点があれば、仲良くなる場合もある

群れる か 群れに入りたい か 群れたくない か どれかのポジションを選ばなくてはいけない

グループで行動する女性達を見ると、大変だなと思う

帰属意識理解できなくもないけれど

最終的にはどうでもいい

今週もいちおう仕事行ってきます

2024-02-17

ボー、恐れるな 俺がついてる【ネタバレだらけ】

ボーはおそれているを見た

  

本当ははてな匿名ダイアリーに書こうと思ったのだが、初の試みすぎてどこからいけば入力ホームに飛べるのかも分からなかったので、こうして一旦自分エディタに向かって書く。ちくしょうめ。

お前たちがこれを見ているのなら、どうにかうまいこと投稿できたんだろう。

  

あのミッドサマーを作った、嫌な人間関係を描くことでお馴染みの男アリ・アスター作品だ。

彼の妙に女側の鬱憤描写に自信がありそうな感じは、まあきっと他の人が論じることだろう。

  

以下は、ボーと同じく母子関係問題のある増田がどのようにボーと旅をしたか備忘録である

もちろんネタバレたっぷりだ、各々で注意してくれ。

物語は、ボーが母親誕生日パーティドタキャンしたことから始まる。

ボーはいつも恐れていた、母親の機嫌を損ねることを。傷つけることを。

わかるぞ、ボー。

女手一つで息子を育てるというのは、どんなに大変なことか。

大人になればなるほど、それが途方もない献身の末にあったことが身に染みるようになる。

そんな彼女気持ちを裏切るのは、いつも最悪な気分になった(これは増田の話)

  

それにボーは、母親経済的援助の元にある(はっきり書かれてはいないが、増田はボーのカード母親名義のものだと推測している)

自立できればよかったのだが、母親がアレだもの

就職先とか全部潰されてきたりしたのだろう。

  

アパートで鍵を奪われたりしたのは、なんだったんだろうな。

母親誕生日パーティドタキャンを受ける前から、ボーに試練を与えるつもりだったのか。

それとも、母親の一味の中にボーに害意を持つ者が個別にいたのだろうか。

あるいは、「お前はこれで終わりだ(うろ覚え)」と語りかけてきた男は、ボー自身破滅願望だったのか?

  

ともかくここからボーの辛い旅が始まる。

家にたどり着くまでのやつは割愛しよう。

あれはほとんど昔話で言う「三回正しい行動をしたものけが生き残れる」みたいなお約束パートに見えた。

その中でも、医者の妻や森の痩せた男など、ボーに同情的な人々は少し居た。

彼らはどんな気持ちであの寸劇をやっていたのだろうか。

あの医者の家の娘、その気の毒さ。

突然やってきたボロボロ中年男性に、居場所を奪われるのは苦しかっただろう。

もしかしてあのペンキを急に飲んだのは、ボー母から内密な指令だったのかもしれない。

例えば誰も逆らいようのないボー母から「ボーと恋人関係になれ」などと命令されたなら(もちろんもし従ったところで、きっとボー母は彼女を始末しただろう。ボーにセックス禁止呪いをかけていたわけだし。つまり彼女が本気でボーを誘ってボーがそれをちゃんと断るところを見たかった。試したのだ)、あのヤケクソも理解できる。

ティーンエイジャーがそんなことを強いられれば、死にたくなったって仕方がない。

追記最初の推測は上の通りだが、よく考えて「ボーを本当の息子として扱え」が命令だったのかも)

  

個人的な推測をさらに進めるなら、ボーの母は彼を裁くに足る証拠を集めたかったのだろう。だから彼が罪を犯すチャンスをたくさん与えた。

そういえばボーの居住地区の治安が終わってるのも、母の采配なのだろう。

から離れた罰が、非常に明瞭に存在している。

彼女はボーが自分を愛していないことを、確認たかったのかもしれない。

    

ペン自殺きっかけに、ボーは次のステージへと追い立てられる。

ここでの話はよく分からん割愛しよう。

舞台の筋を書いたのは母親だろうから、母の愛(鎖)を断ち切ったところで幸せにはなれないという話だったのだろうか。

結構序盤からボーの妄想劇場っぽかったから、あれは単に彼の内心の探索だった説の方が強そうだが。

そういうお母さんの話(舞台)を途中から流すようなところが、母をイライラさせていた可能性はある。でもあのお母さんイライラ範囲デカいからな…。

    

その後、また追い立てられて舞台は最終決戦の葬儀場(家)へ。

セレモニーが終わってみんな帰った後っぽかったのは、フェイクだったからだろう。元々死んでない葬式なうえ、目的はボーのリアクションを確かめることだ。

弔問客がいっぱいいたってノイズになるばかり。

  

クルーズ出会ったあの子(たぶんボー母がセックスに至る前に追い出した)が、葬式に現れる。

彼女はボーと可及的速やかにベッドインするし、死んだ母親アクセサリーとかもいじくり回す。

正直、これが母親殺害意思を固めたんじゃないかと少し思う。

絶対このタイプの女、ボー母は嫌いだもんな。明らかに遺産目当てだし。

あのおっかない母親が死んだ今、ボー一人を籠絡するのは楽勝だと思って現れたのだろう。

でもこういう金目当て女に易々とハマるのは、ボー母の責任だ思う。

お前がボーに恋愛セックス)を禁じて、免疫を得るチャンスを与えなかったから……

そしてボーは母親に言外にしかし固く禁じられていた射精を、彼女の中で果たした。

ボーが母親に決定的な不信感を覚えた瞬間だと思う。

それはそのまま同時に、母親がボーを殺す理由だったのだろう。

  

口論の末、ボーは屋根裏で「本当の父」と対面させられる。

察するにボーの父親普通に浮気者だったのだろう。

あの外観を与えたのはボー母であるし、自分の中で射精した瞬間死んだみたいなエピソードもそれっぽい。

ボーを宿したあの瞬間までで夫の物語を止めて仕舞えば、美しい話で終われる。

隙を見せたお前が悪いので自分語りをするが、私も過去浮気をされたことがあり、ボー母のこの気持ちはよくわかる。

ある一瞬以降の「あいつ」を死んだことにしてしまえれば、どんなによかっただろうか。

ここに関しては、ボー母は自分のやりたいようになったことだろうから、少し羨ましくもある。

アリ・アスター監督は女のこう言う感傷部分への理解が異様に深い。

私も無限の金があったなら、昔の男のことは好きなだけボロボロにした上に殺したと思う。

ボー母の不幸は、それができてしまう力があったことだ。

なんでもできるが故に、諦められない。

彼女にとってどうしようもできないのは、人の心だ。

父親の心も、ボーの心も彼女は全く思い通りにできなかったのだろう。

  

一度、彼女の側に立ってみてボーを見る。

多分父親に似ていたのだろう。

今度こそ自分一心に愛する男に育てようと心を砕いたのに、ボーは何度でも「私」を裏切る。

友達と一緒に自分を貶め、自分以外の若く美しい女と寝ようとする。

自分に愛しているという口で、カウンセラーには不満や憎しみを言い募る(聞いてる母が悪いのだが)。

愛しても愛しても(少なくともそのように認識していても)、男は決して満足のいく愛を返してくれはしない。

可愛さ余って憎さ100倍ということわざが向こうにもあるのかは分からないが、そんな心境だったろう。

  

父と息子を混同するの、やめた方がいいよ。

  

ともかくそんな感じの母は、ボーに向かって死刑を宣告する。

「私」をとうとう完全に裏切った「あなた」なら、安心して殺せるから

  

正直言って母の父への憎しみはわかるものの、「子供」としての増田はボーと共にある。

経済的援助を受けていたやましさ。

日記帳を覗かれていたおぞましさ。

母を拒否した時の、たとえようもない罪悪感。

他にも色々あるが、ボーにシンパシーを受けるのはこの辺の過去があるからだ。

私の母は経済的援助についてはもちろん恩を感じるべきだというし、

日記帳に関しては母の愛だったのだから、私が許すべきだと主張する。

そして彼女の様々な誘いを拒否すると、哀れっぽく嘆いて見せるのだった。

これは、このタイプの母を持つ人間しかからない強制力だろう。

ボーよ、私はお前の気持ち結構わかるぞ。

特にお前が母親に「自分あなたの死を悲しんでた、超泣いたし」みたいな言い訳してるとこすごい分かったぞ。

自分でも嘘なことはわかってるんだけど、悲しめない自分に罪悪感もすごいしそれが母にバレた日にはすごいことになるから、とりあえず口先だけで母親想いをやるんだよな。

  

昔は金と罪悪感のコンボで割とコントロールされていたものの、最近すっかり距離を取るようになった。

物理的に距離を開けたのもあるし、一念発起して母に直接様々なわだかまりを伝えたからもある。

まあ全然分かってはもらえなかったのだが、幸いにして私の母には100人の狂った部下はいないし、経済的自立も今のところ果たせている。

このままボートには乗らず、本物の葬式しか近づかないつもりだ。

  

ボーよ、お前には全然選択しなかったと思うけど、こういうオチもあったよ。

次のお母さんは異常金持ち女性じゃないといいな。

  

映画自体は徹底的にバッドエンドだったし、スタッフロール中にも転覆したボートを延々映し続けて終わる最悪さだったが、その後のことは私が勝手想像してもいいだろう。

  

ボーはあの後、きっとボートの中にあった空気で助かって、うまいこと脱出できた。

観客席のみんながはけた後、最後に残った私のところにボロボロで泳ぎついて、私は「よく頑張ったなあ」ってボーの手を掴んで引き上げる。

そのあとは小汚いボーを連れてその辺でホットドッグとか買って齧って、公園で「いやお母さんやばいね」みたいな話をして、話も尽きたし寒いから私は普通に家に帰る。

ボーはお母さんの手から逃げることはできないだろうけど、まあなんとかトボト暮らしてお母さんが死んだら、遺産とかもらって急に派手な暮らししたらいいよ。頑張ってお母さんより長生きしな。

人より苦しい時間は多かったかもだけど、もしかすると本当にもしかすると、その苦労に見合った価値のある時間がいつかくるかもしれない。

そういうのって、生き残ってみなきゃわかんないから。

  

ボー、恐れるな。

もついてるし、意外と似たような境遇のやついっぱいいるからさ。

な、しぶとく行こう。

2024-02-11

結局セックスが1番手っ取り早い幸福である功罪

異論は大いにあると思う。

そしてこれは決してセックスできない君たちを否定する内容ではない。

はてぶ自体セックスマーケットにおいては無価値インディビジュアル集合体によって支えられている貴重なカルチャーであり、知能と自由意志を持った我々人類が辿り着いた一つのオアシスだ。

しかしながら、世の中の苦しみの多くが金で解決できるように、セックス解決される事柄も山ほどある。

ごめん、ツラツラと書こうと思ったけど、文学ジェンダームーブメントベースとなっている鬱憤不安なんかはセックスで満たされていたら生まれなかったよな、って事。

2024-02-10

女に生まれて本当に良かった

SNSの男女論で主張されている「女は男より気楽に生きれる」という考えをひしひし痛感しながら生きている。

まず、私が金持ち立場の強い男などに媚びを売るような売女であると誤解しないでほしい。そういう女は卑屈な弱者男性よりも嫌っている。

私は幼いころから美少女ゲームに興味を持ち、そこからずっとオタクである中学生のころTwitterを始め、美少女ゲーム好きのFFと関わりを持つようになった。

Twitterを始めると普通純粋中学生が知らないであろう深く暗い世界が見えてくる。美少女ゲーム界隈は上記のようなあばずれ女を敵視し、私も同じように嫌悪感を抱いた。人生難易度に男女の性差があっていけない、という純粋な心からだった。そこからオタクの浅い反フェミニズムに沈み込んでいったのだ。心なしか性格もどんどん卑屈で暗くなっていき、女子特有のおしゃれなども嫌悪するようになった。周りと違って女らしさがないことが自分アイデンティティと思っていた。

しかしある日、「せっかく女の子に生まれたからおしゃれをしてみよう」と思い立ち、身だしなみを整え、洋服メイクに関心が出てきた。

ここがターニングポイントだったと思う。この考えに至って本当に良かった。

身だしなみを整えると少しずつ自分に自信が出てきて、友達が増え、性格が明るくなった。

「女はそこまでブスじゃなかったらモテる」とよくあるが、これは本当だと思う。両親からもらった平凡な容姿のおかげで男性の多いバイト先では可愛がられたり、恋愛もできた。

最悪のオタクだった中学時代よりはかなりマシになれたのだ。

「もし私が男だったら」と考えるとゾッとする。「おしゃれなんてこんな容姿いいわけでもないただのオタクがやっても惨めなだけだ」と思い込んで自分改善する機会を失い、今でも最悪な卑屈なオタクのままで浅い反フェミニズムに入り浸っていただろうと容易に想像がつくからだ。

今でも女叩きで鬱憤を晴らしている弱者男性を見ると、本当にいたたまれない。自分ではあの人たちを救えない。

女に生まれて本当に良かった

SNSの男女論で主張されている「女は男より気楽に生きれる」という考えをひしひし痛感しながら生きている。

まず、私が金持ち立場の強い男などに媚びを売るような売女であると誤解しないでほしい。そういう女は卑屈な弱者男性よりも嫌っている。

私は幼いころから美少女ゲームに興味を持ち、そこからずっとオタクである中学生のころTwitterを始め、美少女ゲーム好きのFFと関わりを持つようになった。

Twitterを始めると普通純粋中学生が知らないであろう深く暗い世界が見えてくる。美少女ゲーム界隈は上記のようなあばずれ女を敵視し、私も同じように嫌悪感を抱いた。人生難易度に男女の性差があっていけない、という純粋な心からだった。そこからオタクの浅い反フェミニズムに沈み込んでいったのだ。心なしか性格もどんどん卑屈で暗くなっていき、女子特有のおしゃれなども嫌悪するようになった。周りと違って女らしさがないことが自分アイデンティティと思っていた。

しかしある日、「せっかく女の子に生まれたからおしゃれをしてみよう」と思い立ち、身だしなみを整え、洋服メイクに関心が出てきた。

ここがターニングポイントだったと思う。この考えに至って本当に良かった。

身だしなみを整えると少しずつ自分に自信が出てきて、友達が増え、性格が明るくなった。

「女はそこまでブスじゃなかったらモテる」とよくあるが、これは本当だと思う。両親からもらった平凡な容姿のおかげで男性の多いバイト先では可愛がられたり、恋愛もできた。

最悪のオタクだった中学時代よりはかなりマシになれたのだ。

「もし私が男だったら」と考えるとゾッとする。「おしゃれなんてこんな容姿いいわけでもないただのオタクがやっても惨めなだけだ」と思い込んで自分改善する機会を失い、今でも最悪な卑屈なオタクのままで浅い反フェミニズムに入り浸っていただろうと容易に想像がつくからだ。

今でも女叩きで鬱憤を晴らしている弱者男性を見ると、本当にいたたまれない。自分ではあの人たちを救えない。

2024-02-09

anond:20240209185607

いじめられっ子達は鬱憤を溜めてたんじゃないかな。。。待ってた。

大人になって自分いじめる側になれるのを。

でも被害者であることは加害者に回るのを正当化しない。

2024-02-05

anond:20240205180300

ちょっと認識違うと思うぞ。

今のジジイ松ちゃんが何の見返りもなく若い女から好かれるとは誰も思ってないのよ(本人は知らんが)。

松本人志若いモテなかったから拗らせて綺麗な女遊びが出来ない、若いモテてた男はスマートに遊ぶ。

みたいなバカ女の妄想みたいな事言ってる奴がいるからそれは違うだろ、って話よ。

松ちゃん若い頃はモテてたと思うし、女をモノのように扱うのはモテなかった時代鬱憤を晴らしてるわけではなく、単に歪んだ性癖だろって指摘してるだけ。

2024-01-24

anond:20240124190522

変化を求められてるのならそもそも最新作は売れてないはずだから

基本求められてるものは出せてるんだよ

からみんな買う、その上でやたら低品質から鬱憤が溜まってる

2024-01-23

anond:20240123220611

それ、何か問題なの?

> 男はみんなポケモンで抜くようになる。

セルフプレジャー使用する道具によって、男の人の溜まり具合って変わるのかな?

排出すれば鬱憤が消えるなら、観るものはなんでも良くない?

アルバムの中のクラスメイトを使うより、女性性のカリカチュアを使うよりも

ずっと、ずーーーーーーっとマシだと思うけど。

2024-01-13

anond:20240112215747

元の増田書いた奴がこれも書いてそう

どちらの立場でも社会を腐すことでなんらかの鬱憤を晴らそうとしてるのだろう

別人だとしても同族だよ

2024-01-11

男の人間関係と女の人間関係の違い

簡単に言えば、男は『合わない相手と関わらない』ことが簡単にできる

女はそうはいかない。合わない友人知人を簡単には切れない

から友やめ話をするのは女性が多く、女性マウント女だのぶりっ子女だのの悪口が大好きなのである人間関係簡単に切れない分鬱憤が溜まるのだ

その代わり、女性の方が助け合える

男性の方が孤立やす

これはトレードオフである

2024-01-03

anond:20240103223619

ワイは気にしてないか別にええで

こういうところで鬱憤晴らさないと現実世界で変なことするかもしれんから

それを防げるなら罵倒されてもええやで

2024-01-01

anond:20240101113525

こういう軽薄な人ってどういう育ちしてるんでしょうね

元の文章確認できないが、何にしても他人日記を読んで「育ち」を勘ぐるのはやめた方がいい。

ただあなたが育ちをコンプレックスに思ってること、自分妄想押し付けるのを躊躇わない人だと言うことがバレるだけだからだ。

医者の診断なのかも知れんが、誰かに言われたなら「あたおか」はヒドいと思うし、そういう境遇には俺も腹が立つよ。だけど、それは言ってきたそいつに怒るべきであって、関係ない第三者鬱憤を晴らすべきじゃない。

育ち・人格病気とかの背景じゃなく、書かれてる内容を批判せよ。

…その方が、誰も傷つかないか平和で良いから。

もしどうしても辞められないなら、「どうしても辞められない」と最初に書いておけ。

…そうすれば少しはマシになる。

2023-12-31

anond:20231231223937

やってる証明証拠だせば一発なのに

やってない証明不可能悪魔の証明

…この時点で不平等だよね?

から、罰するかどうかは法律では決められない。

ここまではまあ分かる。「炎上という名の現代社会的制裁必要必要悪)」という結論同意。その間が論理としておかし

冒頭の不平等というのは、加害者側が不利という内容。(やってない証明の方が難しい=悪魔の証明って書いてるよね)

加害者側が不利なのに対して社会的制裁加害者と目されている側を制裁すること)が必要という論理意味不明だ。元々不利な方をさらに追い詰めることがどう全体に対して利するか、この文章からは読み取ることは不可能だ。

結論には同意するがこの増田論理破綻している。

単なる誹謗中傷社会的制裁などといって正義を気取るやつは相当な馬鹿だと思っている。増田においては論理的思考力に深刻な問題を抱えている人物が多い(もしくは少数のそういう人物による書き込みが多い)。きっと、現実世界が上手く行かない鬱憤を晴らすために正義を気取ることで訴訟リスクを背負っていることを理解していないのだろう。ただ、今の世の中にあっては必要存在だと思う。

今の日本正規ルート芸能関係問題に関するマスコミ政治関係問題に関するマスコミ検察)がハックされているので馬鹿どもが手前勝手正義の元に誹謗中傷しまくることでしかお上が動かないので、社会的制裁(と馬鹿が呼ぶもの)が無いと(真の)加害者断罪されないケースがあるので必要悪だというのが俺の意見。容易にえん罪が発生するので無くなるべきだが、それと同時に正規ルートの再整備がなされなければならず、そんなことができる強力なリーダーが早く現れることを願うばかりである

2023-12-30

だいたいね

俺は増田には、AVエロ漫画で「要らない男のケツのアップ」とか出てきて萎えムカきた時しか来ないんだよ。

こんなフラストレーションまらない世の中だったら俺はここに来てないんだよ?

それだけでもお前らにも得だろうが。

あいポルノがあるうちは、俺は鬱憤バラしにここで何度でも暴れるぞ。

もう2、3日なんにも抜く気になれないんだから

2023-12-24

anond:20231223220425

一人でクリ弄るのに飽きたババア鬱憤晴らしに男性嫌悪撒き散らすのが今後クリスマス前の恒例になると思うと頭痛

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