■学術用語をたとえ話に援用するのは、馬鹿っぽいからやめてほしい

数学や科学などの用語を日常的な文脈で暗喩として用いるのはやめてほしい。ものすごく頭が悪そうで、見ている側が恥ずかしくなる。

公共の場所で、「ウチの地元でタクさん知らない人なんかいねえよ。三中のフジモトとタメ張ってたからね」なんて言ってる人がいたら、学の無い人なんだなあ、と思うだろう。それと同様。

馬鹿っぽい言い回しの例

• 勝利の"方程式"（「必勝法」などではいけないのか）
• "ベクトル"が違う（「趣旨」「方向性」などではいけないのか）
• "足し算"を"掛け算"にする（言い換えとか以前に純粋に馬鹿っぽい）
• 政治派閥の"力学"（「情勢」「力関係」などではいけないのか）
• "引力"が働く（普通に「引かれる」「引き寄せ合う」と言えばいいのでは）
• 韓国との"摩擦"（「不和」「確執」「軋轢」などではいけないのか）
• "波長"が合う（普通に「気が合う」でいいのでは）
• "共鳴"する（「共感する」と言いましょう）
• ○○と✕✕の"化学反応"（「絶妙な組み合わせ」とでも言えばいいのでは）
• ○○の"リトマス紙"（「基準」「尺度」「判断材料」などではいけないのか）
• 父親の"遺伝子/DNA"（単に「似ている」「彷彿させる」と言えばいいのでは）

他にも、語学、美術、音楽などの用語まで挙げたらキリがないと思う。

Permalink | 記事への反応(3) | 18:51

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