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はてなキーワード: 狩猟とは

2022-05-11

anond:20220511162733

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/skasuga/status/1524063519427403776

これだよ

狩猟ギャンブル性が高くて当てにならず、食料のメインは採集だった」という知見は40年以上前提唱され、今では子供向け学習漫画にも載ってるレベル定説なんだけど、何の知識もないのに「妄想だ!」と断言しちゃう自信はいったいどこからくるんだ。

(画像は角川学習漫画日本の歴史」1巻より)

えー? 狩猟がこんなお父さんの趣味釣りみたいな扱いで描かれてんの?!

ホモ・サピエンスが地上を制覇したのはアトラトルによる集団狩猟で、それにより安定的に獲物を狩れるようになったからじゃなかったっけ?

こんな率の悪い狩猟でそんなにいろんな動物絶滅させられないだろう

1)採集重要性が確認されわざわざ狩猟採集文化と呼ばれるようになったのはもう半世紀近く前。カロリー源として4:6で採集という上野説明は概ねここ数十年の定説

2)マンモスなどの大型哺乳類絶滅人類の狩のせいにする専門家もいないことはないが、近年は主流とは言い難い。

3)狩猟技術の…

以下オーバーキル

2022-05-06

anond:20220506104307

あれは代替手段だ。

  

自然界においては、幼児と言えど創意工夫無しには獲物にありつけない。

足の裏で貝を感じて掬わないと貝は食べられないし、クヌギの木を見つけないとどんぐりは無いし、牛に蹴られないポジションを得ないと牛乳も飲めない。

  

人間はほんの数十年前までほぼ全員がそんな生活を送っていた。頭と身体を使わないと飯を食えないのがあるべき姿だと脳に刷り込まれている。

  

現代環境子供たちにとっては簡単すぎて退屈すぎるのだ。だから無理矢理創意工夫をやらせる。

  

大人も同じ。狩猟採集の代わりにセールに行きお得な品を買う。

作られたエンタテイメントに過ぎない。

YOUTUBE書籍解説動画読書代替になりえない3つの理由

普段そんな本読まないけど折角のGWからユヴァル・ノアハラリの『サピエンス全史』を読んだ。

この本を知ったのは中田敦彦youtubeチャンネル投稿されてた書籍解説動画が切っ掛け。

(URL:https://m.youtube.com/watch?v=fud4-L2lnqQ)←一時間で見れるよ。面白いから見よう!

流石に書籍の内容は難しく、読了までに丸5日はかかったけれどその価値はある体験だった。結構難解かつグロテスクな内容なので余裕があるときおすすめ

読了後、内容の復習も兼ねて前に見た中田敦彦書籍解説動画をもう一度視聴した。

俺はあれだけの濃密で膨大な内容を3本1時間動画にまとめた中田の手腕に感心したし、YOUTUBE大学ファンなのでこのチャンネルオンラインサロン否定するつもりではないと予め記しておく。

また今回見たのが上の動画だっただけでこれからする主張は他のチャンネル動画にも当てはまる。

その上で、解説動画を見ることは読書をすることとは別物、言ってしまえば別格の体験だと感じた。

以下その理由

なお『サピエンス全史』読んでない人には伝わらないところが多々あると思うがご容赦を。読んでくれ。

中田敦彦動画も話に出すから見てない人は下に行く前に見てくれると嬉しい。

それでは。

~~①動画という媒体では本の内容の全てを収録することはできない。

中田敦彦動画を例に出す。

動画内で解説されていた本の内容をものすごく短くまとめると次のようになる。

20万年前に東アフリカ誕生したホモサピエンスは、認知革命で得た「想像のものを実際にあるかのように扱う」能力を以て他人類を絶滅させ地球覇権を握った。

その後、得た認知能力を基盤として農業革命科学革命に至り飛躍的に文明を発展させていった。

しかし発達した文明がもたらした幸福自由人間以外の生物の膨大な犠牲の上に成り立っている。

また生化学工学等の科学進歩によって人間はいつか人間以上の存在を創り出し、地球の頂点の座を取って変わられるかもしれない。

とこのようになる。

以下は動画内では触れられていなかった内容の一部殴り書き。(再三になるが読んでない人はマジで意味からないので注意)

狩猟採集時代サピエンス世界進出することで他生態系に与えた破滅的影響

食糧の増加とそれに伴って増える食い扶持を満たす農業無限地獄

・脳の記憶能力凌駕する膨大な生産物管理するための記憶媒体文字

認知革命虚構によって成り立った団結と秩序、そして差別ヒエラルキー

・”貨幣”という概念のヤバさ(普遍的な転換性と信頼性及び浸透力)

・”帝国”の性質、拡大と変革のサイクル

ヨーロッパ帝国と他地域存在した帝国比較

帝国拡張科学の発展によって人類史上初めて築かれた将来への信頼

・”拡大するパイ”の前提に成り立つ経済の好循環

産業革命本質エネルギー変換という発想の発明

国家市場経済個人支配する過程で奪い、与えたもの時間地域コミュニティ人権職業想像上のコミュニティ平和

・神になった動物が問われる「我々は何を望みたいのか?」

軽く書き連ねるだけでもこれだけの内容が動画の中では触れられていなかった。

繰り返しになるが認知革命を軸としてサピエンス全史をまとめきったこ動画センスには脱帽するし、この動画を見ることで俺の中で新しい発見も生まれた。

だがしかし、これは認知革命一本だけでまとめられる程度の内容ではなく、認知革命も一つとして含めた様々な要素が複雑に積み重なった壮大な本なのだ

帝国”についての事前の理解がなければ、その後に続く科学×帝国×資本主義の最強コンボの強さが分からない。

狩猟採集時代サピエンス生態系破壊を知らなければ、環境破壊産業革命以後だけの近代現象勘違いしてしまう。

中田敦彦サピエンス全史が読まれない理由として「話が長く、脱線するから」と言っていたがその脱線は後の章への伏線であり、その長さは意味のある長さなのだ。(中田自身はそのことを百も承知だろう、とは思うけど)

膨大な内容を動画に納めようとすると、どうしても内容に影響のある圧縮をしなければならない

からその動画を見ることは読書にはなりえない。これが理由ひとつ

~~②本の中の分からないことを新たな知識にすることができない。

どういうことか、俺の読書を例に取る。

まず俺は本を読んでいた5日間の中で50回以上google検索をした。

話についていく上でどうしても必要だった知識もあれば、本筋に関係ないけど興味本位で調べた単語もある。

しか中田動画の中では分からない言葉は無かった。

前者は誰でも分かる平易な言葉に言い換えられていた。後者についてはそもそも出てこなかった。

ヒトラーキリスト教の話は出てきても古代シュメール人16世紀オランダの話が動画内になかったのは我々視聴者がそれを聞いてもピンと来ないからだろう。

シュメール人オランダのことを知らなくても本の粗筋を頭に入れることはできる。

そういった”無駄”を削ぎ落とすことはは”わかりやすさ”への親切な最適化なのだ

だがそれは同時に新たな知識との出会いの鍵を失うことを忘れてはならない。

から解説動画視聴者することは読書したことにはならない。理由のふたつめ。

~~③読書している最中に何かを思い付くことができない。

俺は読書の途中で考えごとに耽ること度々があった。

食糧が増えることで人口が増加したのであれば(マルサス人口法則というらしい)、食糧含め最低限度の生活保証されている筈の先進国少子化は何が原因なのか。教育コスト生活レベルの上昇によって現代人の考える”食い扶持”は昔のそれより遥かに大きくなったのか?

未来好転するという思い込み経済の好循環を創るのであれば悲観論が多数を占める日本の今後は?

↑これは悲観論根拠悲観論を唱えるマトリョーシカになって面白かった。

読書することと本の解説動画を見ることって何が違うんだろう?

↑これを考えて結構自分なりに納得のいく結論が出たのでここに投稿している。

等々、本に関係のあることないこと色々なところに思考が飛んだ。

読破に5日もかかったのは難しかったのもあるが、この考える作業時間を取られたのも大きい。

まぁ俺ごときが考えることは既に先駆者がいるもので。

先ほど挙げた上2つはググったら同じことを言ってる人がいたし、多分これも探せば既出なのだろう。

というか当たり前のことをアホがドヤ顔エウレカ!と叫んでいるだけなのかもしれない。恥ずかしくなってきた。

でも思索自体が楽しく脳味噌を鍛えられる体験だったし、その過程で更に洗練された他人思考出会うことができた。

これは動画を見るだけでは決して得られないものだ。

何故なら動画自分思考情報を受信することで一杯になってしまうからだ。

本を圧縮した密な情報を、語り部という他人のペースで受け取らなければいけないので脳の処理がそれ以外に使えなくなる。

文字という情報媒体自分の読む速度に合わせて情報が入るので動画よりも、脳のメモリに余裕ができるのだ。

youtubeにも一時停止機能はあるが、手間で面倒なので考え事をするためにわざわざ動画を止める人は殆どいないのではないだろうか。

第一書籍よりも情報が少ないのでそれを土台として思考するにも限られてしまう。

なので解説動画読書にはなりえない。

~~さいごに

話は脱線するが中田のこの動画は「生物学」+「歴史」+「科学」をまとめた本書の外から見た独自性動画最初で触れたところが凄いと感じた。これのお陰で内容を理解する下地ができて、話がわかりやすくなっている。

持論になるが解説動画価値、求められている「わかりやすさ」とは本の内容をいか単純化するか、ではない。

その本に書かれていない情報を本の中身に追加し、不足を補うことで視聴者理解の手助けをすることにあると思う。

またyoutube動画視聴者と本の架け橋となるのは素晴らしいことだ。俺自身サピエンス全史を知ったのはこの動画が切っ掛けだ。

から中田敦彦動画は最高だ。それは揺るがない。あっちゃんありがとう

ただコメント欄動画を見ただけで終わってしまう人がいて、それが俺には物凄く勿体ないことだと感じた。

今回改めて気づいたのは読書という体験の複雑さと楽しさだ。作業ではなく体験として読書にはそこへ時間を注ぐだけの価値がある。

インターネットが発達した現代からこそ、みんな!本読もうぜ!!

2022-05-02

やっぱり〇しはエンターテインメントなんだな

潮干狩り・・・肉フェス・・・

やはり太古の狩猟採集遺伝子が、

動物〇しを娯楽に導くのだろうか

3年ぶり“行動制限なし”GW 観光地にぎわい大混雑

https://www.youtube.com/watch?v=f9AlyrO_imo

2022-04-30

anond:20220430010415

中世戦争から日本戦国時代までそうだもんね。

狩猟本能と共にセーブしてる残虐さみたいなものも、戦争ときついでに満たそうとするのかね

2022-04-24

anond:20220423174925

たぶん縄文時代みたいな狩猟採集民なんだよ

人間勝手に増えて栄養価高いジビエみたいな感じなんだと思う

2022-04-22

anond:20220422115217

法定猟法以外の自由猟法は免許は要らないよ。素手ナイフなら大丈夫

狩猟間内であれば合法

anond:20220422114728

免許での狩猟、および人がいるところでの狩猟違法だよ

実家猟師」「猟師の家の子」というところから自身猟師免許持ってないので違法

anond:20220421210733

彼氏実家博士

「そんな格好良い仕事じゃないんだぞ?だから俺は外で働いてんだし」と狩猟の話をしてとねだるたびにそう言っていた

そんな彼と先日キャンプをしていて何処からロボットが迷い込みキャンプ場を闊歩している

私や周囲の家族連れがヤバくない?とザワザワしはじめロボットが移動するたび警戒して距離を取った

ロボットは1つのテントに目を付けて物色を始めると彼氏が「あぁ・・・はぁ〜っ」と深くため息をついたら「仕方ねぇか」と呟いて、バスターを構えて普通に歩きながらロボットへ近寄っていった

彼氏博士の家の子だ。でもまさか本当にロボット相手をするとこを見るなんて思わないだろう

傍目から見ると彼氏はまったく躊躇なくスルスルと自然な感じで近付いていく

散歩か?と言いたくなるような自然さでロボットと肉薄する距離まで近付いた瞬間にブンと鋭い音が鳴った。彼氏バスターを一閃しロボットへ当たったのだ

息をする間もなくロボットは即座に反撃の体当たりをするけど彼氏は後ろ歩きでゆっくり距離を取りつつバスターを何度か振り回した

ピギィとロボットが鳴くと彼氏は突然走り出し、その勢いのままロボットへ強烈なキック

ロボットは横転してしま彼氏はすかさずバスターを大きく解き放った

キャンプ場はシーンと静かになっていて彼氏は私に振り返り「終わったよ」と目線だけで訴えてきた

キャンプ場の事務所にそのことを報告するとワイリーなのか事務所の一番偉い人なのかわからないけれど謝罪されてキャンプ場タダの権利とE缶を貰った

彼氏は「ロールちゃんに見せるもんじゃねぇぞって博士に言われて育ったから見せたくなかった」と落ち込んでいたけれど、私はこの人についていけば餓死はしないだろうと安心感を得た

anond:20220421210733

サイズ次第かな。東北にいるやたらデカい奴は逃げるしかないけど、沖縄にいる小さめの奴ならどうになりそう。素手狩猟サバイバル登山という本がおもしろいよ!

2022-04-21

彼氏が仕方ねぇかと言いつつ目の前のイノシシを倒した

彼氏実家猟師

「そんな格好良い仕事じゃないんだぞ?だから俺は外で働いてんだし」と狩猟の話をしてとねだるたびにそう言っていた

そんな彼と先日キャンプをしていて何処からイノシシが迷い込みキャンプ場を闊歩している

私や周囲の家族連れがヤバくない?とザワザワしはじめイノシシが移動するたび警戒して距離を取った

イノシシは1つのテントに目を付けて物色を始めると彼氏が「あぁ・・・はぁ〜っ」と深くため息をついたら「仕方ねぇか」と呟いて、薪割り用の刃物を握り締めて普通に歩きながらイノシシへ近寄っていった

彼氏猟師の家の子だ。でもまさか本当にイノシシ相手をするとこを見るなんて思わないだろう

傍目から見ると彼氏はまったく躊躇なくスルスルと自然な感じで近付いていく

散歩か?と言いたくなるような自然さでイノシシと肉薄する距離まで近付いた瞬間にドッと鈍い音が鳴った。彼氏刃物を一閃しイノシシへ当たったのだ

息をする間もなくイノシシは即座に反撃の体当たりをするけど彼氏は後ろ歩きでゆっくり距離を取りつつ刃物を何度か振り回した

ピギィとイノシシが鳴くと彼氏は突然走り出し、その勢いのままイノシシへ強烈なキック

イノシシは横転してしま彼氏はすかさず刃物を大きく振り落とした

キャンプ場はシーンと静かになっていて彼氏は私に振り返り「終わったよ」と目線だけで訴えてきた

キャンプ場の事務所にそのことを報告するとオーナーなのか事務所の一番偉い人なのかわからないけれど感謝されてキャンプ場タダの権利ビールを貰った

彼氏は「女に見せるもんじゃねぇぞって親父に言われて育ったから見せたくなかった」と落ち込んでいたけれど、私はこの人についていけば餓死はしないだろうと安心感を得た

2022-04-19

anond:20211217105221

そんなにホモサピエンスがいやなら、他の動物の生と置き換えて考えてみたらいい。

俺はホモサピエンスがいいな。

ホモサピエンス歴史の軸で考えたとして「狩猟採集の頃の方が幸せだったのでは?」というなら少し理解できる。

ただし、飢えや疫病の心配はあるし、労働がないわけがない。

快適に過ごせる住居や水道など文明恩恵を当たり前のように考えて、文句ばかり言うなと言いたい。

2022-03-31

手取り十五万で屑呼ばわりしてる奴が一番の屑だし、テメーみたいなのが手取り十五万以上の男と結婚できるわけねーだろ

 手取り十五万で、夫を屑呼ばわりして、「こういう男と結婚たらこうなる―!」というクズ記事があった。

 5chとまとめブログが大好きな、男叩きとさえ呼ばれない男叩き。

 女に対しては、もっと些細なことで女叩きがー!と喚き散らして発狂して拡散するくせに。

 こんな最低なレイシズムを全開にしても、弱い男には平気でやる。

 もちろん、こんなこと言ってるのは、マスゴミ上級国民クズ工作員殆ど

 連中による少子化工作

 奴らは自分たちで、子供を産ませないようにしてんだから、奴らの子供なんて殺しても消し去れ。

 ちなみにこういうクズ上級国民工作員は、狩猟間中は山で未成年を犯しまくってる。

 だから狩猟期間が終わる、二月十五日以降、こういうクズ工作員が大挙して現れる。

 全国の狩猟可能地区のどこかに、連中のソドムがある。

 まず、狩猟事故が多発している地区が怪しい。

2022-03-22

anond:20211121124146

論文紹介2

神澤秀明(A02班研究分担者 国立科学博物館人類研究部)

トランスユーラシア語族は農耕とともに拡散した

論文タイトル:Triangulation supports agricultural spread of the Transeurasian languages

掲載誌Nature (2021年, 599巻, 616-621頁)

著者:Robbeets M., Bouckaert R., Conte M., Savelyev A., Li T., An D., Shinoda K., Cui Y., Kawashima T., Kim G., Uchiyama J., Dolińska J., Oskolskaya S., Yamano K, Seguchi N., Tomita H., Takamiya H., KanzawaKiriyama H., Oota H., Ishida H., Kimura R., Sato T., Kim J., Deng B., Bjørn R., Rhee S., Ahn K.-D., Gruntov I., Mazo O., Bentley J., Fernandes R., Roberts P., Bausch I., Gilaizeau L., Yoneda M., Kugai M., Bianco R., Zhang F., Himmel M., Hudson M., Ning C.

要約

ユーラシア集団において、日琉語族朝鮮語族、ツングース語族モンゴル語族、およびチュルク語族などのトランスユーラシア語族起源と初期の拡散については、もっと議論されている問題ひとつです。

重要問題は、言語拡散農業拡大、人口移動関係です。Robbeetsらは、遺伝学、考古学言語学の広範なデータセットから統一的な視点で解析することにより、この問題に取り組みました。

それにより、トランスユーラシア語族共通祖先最初拡散は、初期新石器時代以降に東北アジアを横断した最初の農耕集団に遡ることができ、それらは青銅器時代以降の広範な文化交流によって覆い隠されてきたことが示されました。

これら3つの分野が大きな進展し、その証拠の組み合わせることによって、トランスユーラシア語族の初期の拡散が農耕によって推進されたことが明らかになりました。

研究概要

最近古代DNA研究ブレークスルーによって、ユーラシアにおけるヒトと言語文化拡散の関連が見直されていますが、依然として西ユーラシアと比べて東ユーラシアのついての理解は乏しいのが現状です。

研究で着目する内モンゴル黄河遼河アムール川流域、ロシア極東朝鮮半島、そして日本列島を含む北東アジアについても、遺伝学に重点を置いたものや、既存データセットのレビュー限定したものなどのいくつかの例外を除いて、北東アジア対象とした学際的なアプローチほとんどありません。

トランスユーラシア語族(「アルタイ語族」として知られる)の言語的関連性は、有史以前言語において最も論争が多い問題の一つです。

トランスユーラシア語族とは、ヨーロッパ北アジアに広がる地理的に隣接した言語の大きなグループを指し、5つの言語族(日琉語族朝鮮語族、ツングース語族モンゴル語族、チュルク語族)を含んでいます

この5つのグループ単一共通祖先から派生たか問題となるのですが、長年に渡って、言語継承されたのか、それとも借用によるものなのかが議論されてきました。

最近では、これらの言語間の共通性の多くは確かに借用によるものだとしても、トランスユーラシア語族は信頼できる確かな系統グループだとする証拠も示されています

この系統グループを受け入れた場合、これらの時間的深度や場所文化アイデンティティ拡散ルートなどの新たな疑問が生じます

そこで彼女らは、トランスユーラシア語族の初期の拡散紀元前4000年紀に東部ステップで始まった遊牧民拡散だとする従来の「牧畜民仮説」に対して、これらの拡散が「農耕/言語拡散仮説」の範囲である「農耕仮説」を提唱することで、課題解決を試みました。

これらの課題言語学の枠を超えているので、考古学遺伝学を統合した「トライアングレーション」と呼ばれるアプローチで取り組んでいます

言語からは、98のトランスユーラシア語族について、方言歴史的変化を含んだ254の基礎語彙を示すデータセットを用いて、ベイズ法による系統解析を行っています。原トランスユーラシア語族は9181 BP(5595–12793BP, 95%信頼区間)、原アルタイ語は6811 BP(4404-10166 BP)、モンゴルツングース語は4491 BP(2599-6373 BP)、日本韓国語は5458 BP(3335-8024 BP)を示しました。

また、トランスユーラシア語族空間的な拡大をモデル化した結果、これまでのホームランドとされていたアルタイ黄河内モンゴルの大興安嶺山脈アムール盆地などではなく、初期新石器時代の西遼河流域がトランスユーラシア語族起源であることを支持する結果を得ています

さらに、再構築した農耕牧畜の原語を用いた定性分析によって、たとえば新石器時代に分離した共通祖語では耕作や雑穀に関する語彙を継承するなど、特定地域・時期の祖先原語集団文化的項目が特定されました。

一方で、コメ・麦の栽培、牛・馬などの家畜などは青銅器時代の人々の言語交流による借用とされました。

よって、言語から牧畜民仮説ではなく、農耕仮説を支持しています

考古学からは、255の遺跡文化類似性によってクラスタリングしたベイズ解析の結果を示しています

北東アジア新石器時代植物栽培はいくつかの中心地から拡大しており、そのうち9000年前に西遼河流域で始まったキビがトランスユーラシア語族にとって重要となります

解析の結果、新石器時代の西遼流域に文化クラスターがあり、そこから雑穀栽培に関連した2つの分岐韓国のチュルムン分岐アムール、沿海、遼東にわたる新石器時代分岐)があることがわかりました。

このことは、雑穀農耕が 5500 BPには韓国に、5000 BPにはアムール川を経由して沿海州に伝播したことを示すこれまでの知見を裏付けています

さらに、西遼河地域青銅器時代遺跡は、韓国の無文遺跡日本弥生遺跡クラスター形成しており、4000年前の遼東-山東地域農業パッケージが、米や小麦で補完されていたことを反映しています

これらの作物は、初期青銅器時代(3300~2800 BP)には朝鮮半島に、3000 BP以降には日本に伝わりました。

遺伝学では、アムール韓国日本九州琉球列島23体の古代ゲノムを取得し、先行研究古代東アジア人および現代ユーラシア大陸集団ゲノムデータ統合して解析しています

西遼河地域では初期新石器時代ゲノムは欠くものの、西遼新石器時代雑穀農民アムール遺伝要素をかなり含んでおり、時代とともに徐々に黄河流域のゲノムに移行しています

解析の結果から、このアムール遺伝要素は、バイカル、アムール沿海州、南東ステップ、西遼河を覆う新石器時代以前(あるいは後期旧石器時代)の狩猟採集民の本来遺伝プロファイルであり、それがこの地域の初期農民に引き継がれていると考えられます

アムール遺伝要素は日本語や韓国語話者にまで遡ることができることからトランスユーラシア諸語の話者共通する本来遺伝的要素と考えられます

韓国古代ゲノム解析では、朝鮮半島南岸新石器時代人で縄文遺伝要素がみられました。

一方で、同じく南岸新石器時代のAndoでは縄文遺伝要素は見られませんでした。

このことは新石器時代朝鮮半島南部では縄文人の祖先が不均一に存在したことを示しています

時代が下って、青銅器時代韓国西岸部の瑞山市にあるTaejungniには、縄文遺伝要素は見られませんでした。

また、現代韓国人への縄文人的遺伝要素の寄与限定であることから新石器時代から現代にかけて減少していることが見て取れます

Taejungniに縄文遺伝要素が見られないことは、縄文遺伝要素を持たない初期の集団が稲作を伴って朝鮮半島に移動し、縄文遺伝要素を持つ新石器時代集団に取って代わったことを示唆しています

ただし、サンプルサイズ対象範囲が限られていることから、この仮説の検証にはもう少し多くの人骨のゲノム解析が必要です。

私の意見を述べるならば、私たち分析した韓国南部大邱市の南東部にある三国時代の完山洞古墳群の出土人骨のDNAも、現代韓国人と同程度に縄文遺伝要素を受け継いでいることから、完全に入れ替わったとする考えには賛同しかます

以上よりRobbeetsらは、朝鮮半島への農耕の伝播は、新石器時代雑穀栽培の導入は紅山文化青銅器時代の稲作の導入は夏家店上層文化というように、アムール川流域と黄河流域からの異なる遺伝子流動の波と関連づけることができると述べています

以上の言語学的、考古学的、遺伝学的証拠から、これらの分野の間に明確なつながりがあることがわかります

これらの統合により、トランスユーラシア語族起源は、新石器時代東北アジアにおける雑穀栽培の開始と初期のアムール祖先集団にまでさかのぼることが示されました。

これらの言語の伝播には、農耕や遺伝子の拡散と同様に、大きく分けて2つの段階を含みます

第一段階は、トランスユーラシア語族における主要な分裂に対応し、新石器時代前期から中期にかけて、アムール遺伝要素を持つ雑穀農耕集団が西遼河から隣接する地域拡散した時期に該当します。

第二段階は、5つの言語族間の言語接触対応し、後期新石器から青銅器鉄器時代にかけて、アムール遺伝要素を持つ雑穀農耕集団黄河や西ユーラシア縄文人と混血したときに、稲作や牧畜などを農耕パッケージに加えました。

研究では、東北アジアにおける雑穀栽培の二つの中心地が、黄河流域のシナ・チベット語族と西遼河流域のトランスユーラシア語族起源と関連していると示唆しています

朝鮮半島に関しては、紀元前6000年頃に黄河流域および西遼河地域の各農耕集団沿海州に拡大して混血し、それが朝鮮半島に持ち込まれたと考えられます

その後、3300 BP遼東山東地域の農耕集団朝鮮半島移住して米や麦をもたらしました。

この農業パッケージが3000年前に九州に伝わり、本格的な農耕への移行と縄文系と渡来系の混血、および日琉語族への言語的転換が起きました。

オススメオープンワールド

なんか前にオススメオープンワールドゲームっていうやつがあって

そこでHorizonとDeath Strandingが3流扱いになってた

他のゲームが絶賛されていてそんなに面白いのか?と思って遊んでみたけど、なんというか大差ない

評価者おただの好みだと思ったのでこの2つのゲームの魅力を伝えておきたい

Horizon zero dawn

1000年後の地球機械でできた巨大生物機械獣)が支配している中、人間機械獣を狩りしながら狩猟時代のような生活をしている、という世界

主人公のアーロイ古代文明の「フォーカス」を拾い、世界の謎を解き明かしていくとともに自身の出生に関わる謎も解き明かしていく

基本的にはシナリオに沿って旅を進めるが、道中でクエストをこなしたり材料集めのために狩りをする

アサシンクリードのように縦横無尽に動き回れるわけではなく、アクションは限られている

おまけに戦闘基本的には弓のみで闘うので取っつきにくさがあるかもしれない

ただ、罠を仕掛ける・属性攻撃機械獣のハッキング・地形利用によって戦闘をかなり有利に進めることができるし

逆に失敗すると雑魚敵にも殺されかねない

この辺が分かってくると非常に楽しい作品となってくる

加えて自然美が大変美しく、時間変化・気候変化などと土地の変化が大きくて旅をしている気分を味わえる

武器改造・スキル習得なども豊富に用意されているためやりこみ要素は多い

残念なポイント戦闘面白さを伝える「狩り場」クエストオプションなのでスルーしていると気付かないという点や

武器改造やスキル習得チュートリアルが無いので序盤で気付かなかったら非常に苦労するというところ

後はストーリーが分かりにくい(架空地名名前役職など)というところだろうか

Death Stranding

近未来で死の世界と現世が繋がってしまった結果、死の世界から来たお化け接触することで対消滅爆発が起きてしま

アメリカでは都市破壊され残った人々も地下シェルター生活するようになった世界

主人公のサムは地下シェルター化した都市拠点間で物資などの運搬を行いつつ

死の世界を使った新しい通信方式によってアメリカの各都市繋ぎ、1つの新しいアメリカを作る、という話

やることは荒廃した世界荷物を背負って拠点間を移動するだけ

道中でお化け接触すると対消滅するので逃げ回りながら荷物を運ぶ

お化けは見えるような見えないような感じなのでなるべく近付かず、近くを通る時は息を止める

その他テロリストなんかも登場するが、殺してしまうとお化けになるので余計厄介であるため、基本的にはノーキルで進める

やることはひたすら依頼を受けて荷物を運ぶだけなので

ファミコン時代ゲーム基本的には一緒」

みたいな評価を受けていたが、それは全然違う

今のゲームに対して「DOOMと一緒」と言ってしまうほど暴論だと思う

例えばこのゲームでは荷物をどのように運ぶかを明確に決めないといけない

背負うのか体のどこかに付けるのかバイクに乗せるのか

持ち物は全て同等に扱われるため、例えば回復薬的なもの護身銃なんかもどこに保持するかを決めないといけない

これにより昔のRPGから伝統的によくある

「そんな大量の持ち物をどこに隠し持ってるんだよ」

という違和感を完全に無くすことに成功している

もちろんこれまでも重量制限を付けたり持ち物の数を制限したりというゲームはあったが基本的ゲームシステムとは無関係な制約の場合が多く、不自然ではないがストレスの溜まる一員になってしまっていた

それを「荷物を運ぶゲーム」という視点にすることでこうした制約を自然に取り込んでいる

重量が重ければその分運ぶ際の難易度も上がるため、終盤まで「できるだけ荷物は無いようにしよう」という心理が働くし

とはいえ山岳地帯を行くのだから梯子はいるか?などと戦略を考えられる

この辺のゲームバランスなどを見てもよく出来ていると思う

オープンワールドを物量だけで考えていると、やることが多すぎて何をすべきか分からなくなるし

一つ一つにチュートリアル必要テンポが悪いゲームになりがちだ

シンプルルールで考える余地を多く作るというのがゲームとしての面白さとしては優れていると思う(この辺は好みだが)

とはいえ、依頼をこなしていくと段々飽きてくるのも事実だが

そのためのやりこみ要素として国道建設ジップライン建設などが用意されていて

途中からはむしろそれらを建設することに情熱を注ぐことになるが、それらの建設物は配送のために作るのでやはり配送がメインであることに変わりは無い

残念な点としてはストーリーが若干難解であること、突然のバトル要素、オンラインでの助け合い微妙演出映画調なので無駄に長い(エンディング地獄)といったところだろうか

# 結局は好み

Horizon zero dawnモンハンSF好きにはオススメDeath Strandingはオープンワールドに飽きた人にオススメ、といった感じだが

この辺は好みだと思うので序盤だけYoutubeプレイ動画を見ることをオススメする

2022-03-17

anond:20220317120853

射倖心語源を考えれば

弓矢での狩猟解禁すりゃいいじゃんって意味合い的には最も近いこと言ってるが

2022-03-12

男性年収500万円以上求めるのは「普通」なのか?「高望み」なのか?

昨晩表題のスペースが開催されていて、「金曜日の夜にこんな意味のない話をするなんて、よっぽど暇なんだろうな」と思いながら、よっぽど暇だったので聞いてみた。

https://twitter.com/i/spaces/1YqKDqXWldkGV/

途中参加で1時間ほどしか聞いていなかったので全体の話は把握していないが、少なくとも聞いている範囲ではスピーカーの男女の話が全く噛み合ってなかった。


男性から意見

男性年収分布で考えると、年収500万円以上は上位XX%なので十分に高望み。

・(一夫一妻を前提として)多くの女性年収500万円以上の上位男性との結婚を望むと、溢れる男女がいるのは当然。

女性現実的視点を持って、上位男性以外に視野を広げて結婚を考えるのが妥当ではないか

・未婚の日本人男性幸福度が低いが、結婚したい女性年収500万円未満の男性結婚するのはwin-winではないか

年収500万円以上の男性のほうがマイノリティなのだから普通女性年収500万円未満の普通男性結婚して子どもを育てても、(貧困再生産ではなく)普通再生産に当たる。


女性から意見

男性年収分布はともかく、結婚相手年収が500万円以上ないと現実的子育てが考えられない。

女性自身が稼いでいても産休・育休中の給料減を考えると、男性にも一定以上の収入必要

女性弱者男性に合わせるのではなく、賃上げ子育て支援貧困家庭支援など、政府や世の中を変えていかなければいけない。

子ども愛情を注いで普通暮らしができないと子どもいじめ非行に繋がるし、金銭面の余裕がないことを一端とする離婚ともなれば貧困層になりかねない。

高望みかどうかは他人が決めつけることではない。

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話し合いというか水掛け論を聞いていて、結局どういう視点議論したいのかがわからなかった。

収入によらず将来を憂うことな結婚できるよう世の中を変えたいのか、個人として幸せになりたいのか。

世代を越えて日本の明るい未来や種の繁栄を望むのか。

婚活女性個人幸せという点で論じれば、(女性自身の魅力はさておき)高収入男性結婚するほうが(自分だけでなく子ども世代も)幸せになる見込みは高いので、そうした男性との結婚を望むことは「普通」の感覚だろう。

一方でそうした希少な男性と結ばれるのは当たり前のことではないという認識は持つべきで、容姿・年齢を客観的に考えてその他に自分の魅力をどこまで引き出して戦うか、競合に勝てる見込みはあるのかは考えなければならない(戦略を大きく見誤っている場合高望みと言わざるを得ない)。

かと言って高望みしている女性基準を下げろと言うのも見当違いで、どうしても結婚したければ言わずとも基準を下げるだろうし、妥協してまで結婚したくない人は幸せになる他の道を見出すだろう。

里親制度養子縁組女性同士のパートナーシップなど、現代日本幸せに生きる方法はいくらでもあると思う。

繁殖繁栄という点で論じれば、女性狩猟生殖能力のある男性を望むのは「普通であるし、男女が万遍なくマッチするよりも優れた男性が多くの女性子どもを産んでもらい養うのが自然の理にかなっている。

人類の長い歴史ではずっとそうであったし、一夫一妻が始まって1世紀ぐらいの時間では本能を変えようがなく、自然淘汰は生物の常だ。

高望みだから妥協しろ下方婚しろと言っても、本能的に魅力を感じない相手と(不貞行為などなく)円満婚姻関係継続することは難しいと思う。

同様に男性が若くて容姿が優れた女性結婚したい、複数女性との間に子孫を残したいと思うのは「普通」であろう。

全ての人が遍く幸せになるという点は本筋から少し逸れるが、多様な在り方は今後ますます認められていくだろうし、女性同士・男性同士の家庭や民法上の婚姻の枠を越えたパートナーシップ事実婚ポリアモリー)なども社会により受け入れられていくだろう。

そうなると「普通」「高望み」の客観性は薄れて議論意味合いはより小さくなるし、結婚に縛られずにもっと自由に生きていけるだろうと思う。

収入多寡によらずパートナー幸せになれる豊かな日本を目指すという点は、「普通」「高望み」の話から逸脱するし、それを政府企業に期待したところで現在婚活している世代に即時的な効果はないだろう。

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本当に結婚したいなら普通かどうかなんて気にせず、自分の魅力を伸ばすことに時間を使ったほうが良いと思います

2022-03-11

食べ物を得るのに狩猟採集をする必要はなくなったのに、今度は生きるのにお金必要で、そのお金を得るために労働する。狩猟採集労働に置き換わっただけで、たとえ先進国に生まれてもヒトという生物を生きさせるための行動に人生の大半を捧げなくちゃならないのかと思うとなんだかうんざりする。

2022-03-08

anond:20220308133124

私たちはいから肉食になったのか?日本人の肉食の歴史を徹底解説

https://intojapanwaraku.com/culture/48024/

疲れている時、あるいは気合を入れて勝負に臨みたい時、もちろんなんでもない時にでも「お肉食べたい!!」と思うことはありませんか? 焼き肉から揚げ、ハンバーガー、さまざまなお肉をわたしたちはすぐに食べることができますしかし、こうしてお肉をなんのためらいもなく食べられるようになるまでに、わたしたちご先祖さまたちは葛藤を繰り返してきたのです。

日本人の肉食について『肉食の社会史』(山川出版社)の内容と、著者である上智大学教授中澤克昭先生お話をもとに追ってみました。

うつりかわる肉食への考え方

日本史教科書などで「文明開化」の言葉とともに「牛鍋」を食べる人の絵を教科書などで見て、なんとなく近代明治時代)以降に肉食が始まったと思っている人は圧倒的に多いのではないでしょうか。けれども中澤先生によれば、肉や魚を食べることは、伝統的な食文化だったそうです。ただ、平安時代からは「食べないことが高貴な身分のふるまい」「食べるのはいやしい」と思われるようになったとか。また、家畜労働力提供してくれる大切な存在であり、食べる対象としては見ていなかったようです。

3世紀ごろの日本ヤマト)には、誰かが亡くなった際、喪主は肉食をがまんする習慣があると『魏志倭人伝』に書かれているそうです。これは「物忌み」のひとつとして肉食を慎む「禁欲」だったと考えられています。つまりこの時点では日常における肉食は「禁忌」ではなかったのです。その後、6世紀仏教とともに「殺生」を「罪業」とする考え方が伝来します。喪に服したり何かを祈願したりする時に肉食をガマンする習慣と仏教の殺生罪業観、このふたつが融合して、のちの肉食忌避タブー)につながっていくのです。

中澤克昭著『肉食の社会史』(山川出版社

しかし、肉食忌避が強まるのは中世からで、古代には天皇も肉を食べていました。天皇は各地でとれたものを食すことで統治していることを示していたからで、イノシシシカも食べられていたことが、さまざまな記録や古代遺跡から出土した木簡からわかっています中澤先生によれば、「大地を象徴する生き物を狩ることで土地所有権確認する儀礼でもあった」と考えられているそうです。

貴族メインディッシュはあの鳥

古代には禁欲対象だったお肉も、平安時代になると禁忌まり忌避されるものへとかわっていきました。たとえばイノシシは何世代飼育されるとことで「豚」という家畜になりますが、奈良時代にはヤマトでも豚が飼育されていたそうです。ところが平安時代になると、食用に育てられている動物確認できなくなります。野生のイノシシを食べることは続くので、家畜は食べないほうがよいというメンタリティを持っていたことはまちがいなさそうです。

天神さま(菅原道真)の牛のように、神話伝承世界にも動物は出てきますが、家畜を食べるという物語はまずありません。タブーだったのです。死んだ家畜、いわゆる斃牛馬(へいぎゅうば)はいわば産業廃棄物で、専門の人々によって処理されましたが、その仕事にあたっていた人は捨てずに食べていたと思われます」(中澤先生)。ただ、そのことは公の記録には残っていません。馬刺しも牛の内臓ホルモン)も食べられていたはずですが、身分の高い人には忌避されていたのです。おおっぴらに食べられるようになったのは、近代以降ではないでしょうか。

新鮮な馬肉

では、鶏肉に関してはどうだったのでしょうか。「鶏も『時を知らせる、占いをする』という性質が強いので、おおっぴらには食べられていなかったと思います。卵は食べたはずですが、それもあまり記録にのこっていません」(中澤先生)。闘鶏に使われた軍鶏などは「筋肉質で硬くて、現在の鶏ほど美味しくなかったでしょうね」と先生はいます。「牛も体脂肪が少なく、現在の『霜降り』のような食感とはほど遠かったのでは」とのこと。

なお、近代以前に肉を地方から京都江戸へ運ぶとき塩漬けにするか干し肉にする場合が多かったそうですが、キジの新巻や干し肉存在していたとか。案外さまざまな加工肉があったそうです。……鮭では見たことがありますが、鳥が新巻にされるなんて想像もつきませんでした。また、少し前にグルメ界を席巻していた熟成肉もあったそうです。遠くから生で運ばれた場合、その可能性が高いとか。よく食べられていたのはシカイノシシでしたが、貴族社会宴会ではメインディッシュとして鳥のキジが好まれたそうです。焼くだけでなく、刺身でも食べられたそうですが、味付けは摂関家であれば、ひしお現在味噌醤油の原点と考えられている調味料)や酢などが使われたと考えられています

殺生禁止と生贄とのあいだで揺れた「鷹狩り」

肉食を考えるうえで必ず登場するのが「鷹狩り」です。鷹狩りは、神々へのお供え物の調達手段としても大切で、仏教の殺生禁断の思想が広まってからも続けられました。古代には貴族の間で行われて、鷹狩りのための狩場もつくられ、鷹狩りに用いる鷹の繁殖のために狩猟や入山を禁じた巣山や巣鷹山と呼ばれる山もありました。その後、貴族から武家権力が移ると、キジだけでなく白鳥や雁もよく狩られるようになり、小型の鶴が狩られたこともあったようです。武家食事マナーでは、鷹狩りの獲物は箸ではなく指で食べることになっていました。食材としての価値が高く、食べ方にも特別作法があったようです。

江戸時代になると、徳川家康が好んだ鷹狩りを、代々の将軍が受け継ぎ行っていました。江戸幕府第5代将軍・徳川綱吉が発した「生類憐みの令」のころまでは史料確認できますが、その後しばらく姿を消してしまます。復活するのは8代将軍・徳川吉宗のころ。吉宗徳川家康尊敬していたので、家康が好んでいた鷹狩りを復活させたようです。その後、大政奉還が行われ明治新政府が発足した後は、鷹狩りは大名特権ではなくなりました。明治天皇御料場で鷹狩りを行ったようです。在位中の天皇狩猟に出かけたのは、白河天皇が1073年に嵯峨野鷹狩りをして以来のことでした。天皇800年ものあい狩猟をしていなかったわけですが、この800年はそのまま武士時代と重なっているのが興味深いところです。

明治天皇1872年牛肉を食べましたが、近代以降もしばらくは肉食に対する忌避感がありました。しかし、食の欧米化や大規模な多頭養豚経営、乳用種雄の肥育牛の食用への転用などにより、1955(昭和30)年ごろからは急速に肉食が一般化していきます。結果、戦後まれ世代からは肉食があたりまえの世の中になって現代に至ります。食肉生産が進み、ブロイラーが出てきたからこそ「帰りに焼き鳥ちょっと一杯」ができるようになりました。そんな生活高度成長期にようやく成立したもので、まだ現在のような「お肉を食べたい」「お肉を食べよう」の歴史は50年ほどしかないのです。

ジンギスカン用のラム肉

一方で2030年ごろには、世界人口の増加が食肉生産を追い越してタンパク質が足りなくなる「プロテイン危機」が起こるという研究があり、昆虫食研究などが進んでいます。今のようにお肉を食べられる時代は、日本史のなかの、ほんのわずかな期間で終わるのかもしれません。

動物を殺す」肉食に対してはさまざまな意見もありますが、人間の食欲がそれを抑え込んでいるのが今の時代です。お肉はいつでも好きなだけ手に入りますし、食べることもできます。「中世には動物を殺すことやそれを食べることがタブーとされていましたが、実際に食べる人は少なくありませんでした。うしろめたさと食欲との葛藤があって、そこからさまざまな言説が生まれました。現在も肉をめぐってさまざまな問題があります。もう少し葛藤があっても良いのかもしれません」と中澤先生は言います。「お肉が食べたい」という気持ち自由に満たせる今だからこそ、食文化についてちょっとだけ考えてみませんか。

2022-02-24

プーチンを半ネタマジで持ち上げてた奴ら

マジで反省しろよ。

プーチンを信念ある強い為政者のように語ってたやつら。

『ムダヅモなき改革』とか大喜びで読んでたやつら。

柔道だの狩猟だのの見え透いたマスキュリニティ演出を無批判賞賛してたやつら。

プーチンお茶目さもある面白キャラみたいに扱ってたやつら。

反EUとか反リベラル感情から、翻ってプーチン賞賛してたやつら。

お前達が共感し憧れた強さや雄々しさは、こうやって隣国軍事侵略して、文民を殺すことも躊躇わないような強さと雄々しさなんだよ。

2022-02-16

anond:20220216175018

まったく一ミリ擁護ではないが、そこにあるなら奪えばいいという狩猟採取民族志向の人は一定存在する

あと、記事中にもあるけど現行のカメラではスキャンしても複製に使える精度を出せないのは通常使いしている人なら撮影からわかってるはずなので、「立体物スキャンできるカメラで直接撮って3Dプリンタかなにかに流せばコストゼロで複製し放題で大儲けなのでは?」と考えたジャンル素人の突発的間抜け犯行なのではないかと言われているね

しかし今後を考えて対策必要な時期だろうな

anond:20220216163811

ドバトは捕まえちゃだめだけどキジバト狩猟期間なら捕まえて食べてもいいんだよねー

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