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2020-08-27

コロナウイルスがもたらす日本人文学危機

コロナ人文学ヤバい

といっても哲学とかそういうのじゃなく、歴史学とかがヤバい

もうちょっと言うと、日本史とか日本文学とかはぜんぜん大丈夫なんだが、西洋史とか東洋史とか、要するに外国のことを調べる学問ヤバい

今はまだ大丈夫だけど、じきに破綻する。

なぜかといえば非常に単純な話で、研究を進める上で必要資料アクセスできないからだ。

歴史学根本は、オリジナル資料(=一次史料)にあたることにある。一次史料には色々な形態があるわけだが、歴史上の出来事の背景とかを実証的に調べようと思ったら、公文書館にある史料を使うことが不可欠だ。

そして公文書館というのは行政機関なので、日本国立公文書館外務省外交史料館東京にあるように、あるいはイギリス国立公文書館キューにありアメリカ国立公文書記録管理局ワシントンDCにあるように、当然ながらそれを管轄している国や地方自治体に設置されている。

そう、公文書館に行けないである

コロナが2~3年で過ぎ去り、その後はすべてが元通りになるなら、その数年を耐え忍べばいい。数年が過ぎればまたヨーロッパなり世界の他の国なりに行けるようになる。当然、歴史学も元通りだ!

でも残念ながら、中東諸国の割安の航空券ヨーロッパ渡航できる日々は、もう戻ってはこないかもしれない。航空券が割高になるだけではなく、全世界的に航空産業が縮小し、これまでであれば容易にアクセスできていた史料アクセスできなくなるかもしれない。

明治維新以降、政府が雇ったお雇い外国人たちによって、ランケに始まる近代歴史学日本に持ち込まれた。だが初期の日本歴史学はあまりにお粗末なものだった――現在の水準からすれば。

オリジナル史料を見ずに、西洋人の書いた歴史書を読んでそれを日本語で紹介して論文を書き、吾は教授でございと偉そうな顔をしている。英語フランス語ドイツ語の文献だけを読んでヨーロッパ史全体を講じるなんていう無謀なことが平気でまかり通っていた。

けれど、そのような稚拙な「論文」も必要だったのだ。日本歴史学が独り立ちするためには。

やがて、それらの先人たちの業績を踏み台にして、きちんと史料集(=オリジナル史料を集めてまとめた本)にあたって論文を書く人や、英仏独だけではない色々なマイナー言語習得して研究する人が増えてくる。そして、交通技術の発展に伴って海外旅行安価になるにつれ、国外文書館アクセスして論文を書く人が増え、英仏独以外の言語を学ぶ人が増え、留学して現地で学位を取る人も増え、日本歴史学レベルはどんどん上がっていった。

2000年代から2010年代にかけての日本歴史学界で生み出された外国研究レベルの高さは誇るに値する。もはや横のものを縦にしただけではまともな論文とは見做され得ない。現地の言語を読めることが最低条件で、その上でどのようにオリジナル面白い研究成果を積み上げるか。多くの研究者たちが競うように優れた論文や著書を生み出してきた。

そこをCOVID-19パンデミックが直撃したのだ。

留学の予定も史料収集計画も、すべてが白紙になってしまった。

分野によって違うと思うが、外国史を学ぶ者は多くの場合修士課程博士課程で留学をする。これは現地で史料収集したり、現地で言葉勉強したり、現地の研究者と触れ合ったりするきわめて重要プロセスで、修士卒ならともかく博士号を獲ろうと思うなら避けては通れない。多くの研究者はだいたい1年から3年くらいの留学を経て、外国歴史に興味がある若者から若手の歴史研究者へと成長する。

COVID-19直撃世代は、この留学経験を持てない。彼らは外国研究者として足腰を鍛える機会を奪われることになる。

2~3年でコロナ禍が終熄するなら、この世代が数年間のハンデを背負うだけで済む(たとえば、留学することな博士課程の年限が来てしまったとか、在学を引き伸ばす羽目になり学費が余計にかかったり就職市場に参入するのが遅れたとか、せっかく学振DCを取ったのに海外調査をすることな任期が過ぎてしまったとか、そういう悲劇が量産されることだろう――外国研究者は学振研究費のかなりの割合出張費に充てている)。

けれど、コロナ禍が終熄しなかったら、あるいは終熄後に海外調査ハードルものすごく高くなってしまっていたら、日本外国研究は大きな打撃を受けるだろう。

そりゃ、留学終えてる組は今すぐに困るってことはない。彼らはもう現地語ペラペラだし、これまでの現地滞在史料たっぷり集めてるだろうから、当面はそれを消化しながら外国研究者とオンライン会議すればいい。

でも、これから留学しようとする人たちは、現地に長期滞在して外国能力を鍛える機会を奪われ、史料を集めることもできず、中途半端研究能力しか持てないままに博士課程を終えざるを得ないことになる。

もちろん、先行世代よりマシな点もある。デジタルアーカイブの発展によって、従来は現地の図書館に行かないと見られなかった古書や古新聞が自宅にいながらにして読めるようになった。中には所蔵している史料ウェブで見せてくれる親切な公文書館もある。外国雑誌だってオンラインで入手できるし、何なら研究書をkindleで読んだっていい。そういえば友達ドイツ語学術書kindle版で引用していた。

から研究の水準が明治時代に戻るということには、おそらくならない。

ただし、その方向性限定される。

どのような種類の史料必要かは、結局研究テーマに左右されるのだ。もしも「ドイツにおける日本人のイメージ歴史」を調べたかったら、古書や古新聞を徹底的に調べればそれでいい。けれど、「1960年代における西ドイツ政策決定過程」みたいなテーマを扱おうと思ったら、公文書館史料を見なければお話にならない。

現代日本で考えてみればよくわかる。「安倍首相メディアでどう扱われているか」と「安倍内閣の内側ではどんなふうに物事が決められているか」とでは、立論に使うべき資料全然違う。前者は新聞ネットを見ればそれでいいが、後者情報公開請求必要だし、『朝日新聞』や『週刊文春』だけを見て後者を論じたら手抜きだと謗られるだろう。

そして歴史学とは「昔のことなら何でも扱う学問」であり、内部には表象を論じる研究から外交政策を調べる研究者まで色々いるのだが、後者のような人たち――つまり研究のために文書館史料必要とする人たち――の研究はずいぶんやりにくくなるだろう。外国研究において、思想史文化史古代史の割合が高くなるかもしれない。

(いやでも、ガチ思想史文化史をやろうと思ったら文書館史料を見ないといけない局面も割と出てくるので、思想史なら文書館行かなくてもいいでしょ、という話にはならないんだよな……明治時代知識人留学先の国に出かけてその国の文書館史料使って明治期の思想についての本書いた人とかいからな……逆にある程度昔の外交史だと関係する史料ほとんど翻刻されてたりするし……)

逆に、先行世代よりも悲惨な点は何か。

それは研究レベルが上がってしまたことだ。

ネット上で読める範囲古書や古新聞だけを史料として使って「18世紀におけるドイツ諸邦の外交」みたいな研究をまとめたとして、明治時代ならこんな多くの一次史料を使うなんて素晴らしい研究だと大絶賛され東京帝大の教授になれるかもしれない。でも現代では、研究レベルが上がってしまった現代では、「新聞しか見てないじゃん。文書館史料使ったの? え? 使ってない? レベルいね」と一蹴されてしまう。論文英訳なり独訳なりして海外ジャーナル投稿しても、それなりのレベル雑誌からは軒並み落とされるだろう(というか、国内でも有力学術誌の査読を通過できるとは思えない)

ふんだんに文書館史料を使う質の高い研究に慣らされてしまったら、今更横のものを縦にすれば教授になれていた時代研究水準には戻れないのだ。

ハードルを下げる?

外国最先端研究成果がワンクリックで手に入るこの時代に?

つい去年まで史料調査のために渡航するのが当たり前で、今アラサー以上の人たちは研究水準が高かった時代を身を持って知っているのに?

コロナ禍の影響が数年で収まるのなら、業績の不足で苦しむのは直撃世代だけで済む。だが、もしもコロナ禍の後遺症が何十年も続くのであれば、外国史を研究する歴史家たちは困難な撤退戦を強いられることになるだろう。

それはより史料入手の容易なテーマへの撤退戦であるかもしれないし(政治史ハードルが高いから、表象歴史とかを研究しよう)、より史料入手の容易な国への撤退戦であるかもしれない(○○国と比べて××国の方がデジタルアーカイブが充実してるから、○○史じゃなくて××史をやろう)。

ともかく、これまで日本歴史学が積み上げてきた多様性は、徐々に失われていくことになるだろう。

日本外国研究にとって、冬の時代が迫っているのかもしれない。

まあそうは言っても史料さえどうにかなれば研究はできるので文化人類学記述言語学よりはまだマシ。これらの学問では現地に長期間滞在して現地人の間に分け入って調査する必要があるので、現在レベル渡航制限が長続きすると文字通り危機に瀕する。これらの分野では伝統的に外国に関する研究が盛んで、オセアニア島国アフリカの奥地で調査してきた日本人が何人もいるのだ。今後、外国舞台にした文化人類学記述言語学は消滅し、国内対象として細々と生き延びるほかなくなるのかもしれない……

(まあ、国内伝統文化方言を保存するために、一度外国文化言語記述するのに使っているエネルギーを全部日本に関する研究に注ぎ込むのもアリかもしれない……でもCOVID-19で次々と伝統的なお祭りやら寄り合いやらが中止になっているし、うかつに都会の大学修行する若手研究者が離島山村に出かけてお年寄りのインフォーマントと接触するのもはばかられるよなぁ……)

ブコメにお返事

日本だけの問題では無さそうなのでよりデジタル化したりオンラインで閲覧する仕組みが出来そうだけど

デジタルアーカイブの発達はうながされるだろうけど、そんなに急速には進展しないだろう。それには2つの理由がある。

第1に、単純にデジタル化はすごい大変なのだマトモな国なら行政の作った公文書は破棄されずに何十年にもわたって保管されているのが普通で、それらすべてをデジタル化するのは労力がかかるというのは納得してもらえると思う(国だけじゃなく地方自治体にもその自治体公文書集める公文書館があったりするからね。連邦制の国だと連邦レベル・州レベル・市レベル文書館が別々に設置されていたり)。優先順位をつけてやっていくほかないけど(「まずは外交関係公文書を先にデジタル化しよう。環境保護関係は後回しだ」)、優先順位の低いテーマ研究しようと思ったらそれでは困る。

第2に、困るのは外国研究者だけで、本国研究者はそんなに困らないのだ。

日本人がイギリスドイツ調査に行けなくなっても、イギリス人やドイツ人の歴史家は何も困らない。彼らは渡航制限など気にせず自国にある公文書館アクセスできる。これは日本のことを研究する日本人の歴史家にとっても同じだ。仮に外務省外交史料館から外国研究者の姿が消えたとして、いったい日本研究者になんの不都合があるのだろう?

(ここでは「外国人」と書いたが、厳密には、外国拠点を置く研究者と言った方がいいだろう。日本大学で教鞭を執っている中国人日本史研究者はなんにも困らない。逆にうっかり日本学の専門家として英米大学就職しちゃった日本研究者は大変だ。また、日本研究する歴史家がなにも困らないというわけではない。日米関係歴史研究しようと思ったら当然アメリカに行かなければいけないし、国内政治だけを研究する場合であっても、日本政府公文書管理がザルすぎるせいで重要史料日本じゃなくアメリカにあるみたいな状況もありえるので……)

まり世界的に、自国研究する研究者にとってはあんまり困らないが、外国研究する研究者はめちゃくちゃ困る、という状況が訪れると思われる。外国研究者への配慮が、果たして自国公的施設デジタル化への強い圧力となるだろうか? 正直疑問だ。

資料を集めたり読んだりするのはその国の研究者に依頼する、というのはダメなの?現地に行く必要性がよくわからなかっった。

第1に、それ本国研究者に何のメリットがあるの? お金を払ってやってもらうとして、その人件費渡航費よりも安上がりだとはとても思えないんだけど…

第2に、史料の山に埋もれて色々探していく中でお目当ての史料を見つけるコツとか時代ごとの史料の特徴を見分ける目とか崩し字の読み方とかそういった歴史家としての技倆が養われるので、単純に他人に任せればよいという話ではない(「時代ごとの公文書形式の違い」みたいなのも当然論文テーマになるけど、これ書くためにどのくらいの史料読む必要があると思う?)。

ていうか、なんか勘違いされてるフシがあるけど、読んだ史料が全部研究に使えるわけじゃないからね。目録面白そうな史料があったか地方文書館に足を運んで閲覧してみたけど期待ハズレで全然使えませんでした、とか、膨大な史料の山を探しまわってようやく使えそうな史料の一群を見つけました、とか、何気なくパラパラめくってた史料の片隅にさり気なく重大なことが書いてありました、とか、そういうのあるあるなので。お目当ての史料だけ外人コピーしてもらえばいいじゃん! なんて夢物語しかない。

第3に、そもそも論としてなんで自分研究オリジナリティの源泉たる史料の入手を現地人任せにするのか。現地の文書館に通って現地人がちっとも注目してないけど重要史料を発掘したなんてこともあるわけだけど、そんな史料を現地の研究者にコピーさせられるわけないだろ、常識的に考えて……論文で発表するまで史料存在をひた隠しにするわ……(現地人が自力でたどり着く分には止められないけど、わざわざここにこんな重要史料がありますと教えてさしあげる必要はどこにもない)

日本史であっても一次史料海外にある日本キリシタン史では、史料アクセスハードルが以前から言及されていたのを思い出した。

なおアジアアフリカの旧植民地ではそういう状況がデフォルトの模様。日本史研究する日本人の歴史家は日本国内研究を完結させられる余地があるけど、インドネシア史を研究するインドネシア人の歴史家がオランダに行けませんとか、インド史を研究するインド人の歴史家がイギリス(ryとか、台湾史を研究する台湾人の歴史家が日本(ryとか、そういうのはマジで研究に支障が出るよなあ……

そもそも論だが、「日本人が」イギリス政治史とかドイツ経済史とかを研究する意義が不明。「現地の研究者に任せる」だと何故駄目なのか?

それな! ぜひ同じことをドナルド・キーンロナルド・ドーアケネス・ポメランツイアン・ニッシュJ・ヴィクター・コシュマンブレット・ウォーカーにも言ってきて!

2020-02-13

バカヤロ解散って、暴言があったことがじゃなくて、暴言があった程度で国政を動かしたという意味政治史の汚点だと思っていたんだけど、それをやれ!という攻撃の仕方は野党側としてどうなのか。

 

なにかもっとこう……無党派に訴求するやり方で安部の落ち度を責めるやり方はないものか……。

まあそれができるならとっくに安倍下ろしが完成してるんだろうけど……。

2019-09-19

近代日本政治史上最も好きだなって思える政治家エピソードとともに紹介してほしい(我儘)

政治家批判に躍起になっている人たちが目につくことが多い。

私自身、政治分野についてはにわかだからもっと深く知りたい。

私は田中正造の身を粉にして働いて、最終的に無一文で亡くなったエピソードが好き。

たとえ伝聞だとしても覚悟を感じたし、近しい人たちの立場からしたら褒められた行動じゃないかもしれないけれど不器用さがものすごく愛しかった。

2019-09-14

anond:20190914135703

トラストミー忘れたの?

通じてなくて日本政治史に残る大失態犯してるんじゃが

2019-06-19

選挙権持ちたての高校生が思う日本の政治

ついこの前18になり、選挙権を持った高校生日本の政治について思うことを書いていきたい。

ここ数週間、ワイドショー年金2000万の話や、イージスアショアの話など、選挙を前に政権批判を強めている様に感じる。

国会でも、野党予算委員会を開いて「徹底的に追及する」と意気込んでいる。

小さい頃からニュースを見ていて、「批判議論混同していないか?」と思う。

国会の様子を見ていても、野党発言批判、追及ばかりで「議論」と呼べるようなものは少ない様に感じる。

「○○はおかしい!!」、「○○は○○が困る!!」など批判しかしていないのに、「議論時間がまだ足りない」と野党コメントしているのを見ると、「議会批判しかしていない人間議論という言葉を盾にしている」ようにしか思えない。

与党与党で、「議論する気」は感じられない。「批判をされないように物事淡々と進めれば問題ない」と思っている様に感じる。

結局は、与党野党議論する気などなく、自分達の支持率支援団体意見国会で話す事で、議論した気になっているのではないか?と思う。

政治政治家や国家は、既得権益利権を握っている個人や団体のサポートがないと成り立たないという現実がある以上、「政治家が議論なんかしない」というのは自然かもしれない。

日本のために」、「日本未来を」などのキャッチコピーを使っている政治家が、日本未来を考えているかと言われれば、100%違うと思う。

日本未来真剣に考えている人なんて、日本に1人いるかいないかというレベルだろう。人間なんて、結局は自分利益しか考えていない、というか考えられないのだ。来年ですら、どうなっているかなんて、誰も分からないし、50年後なんて分かるはずがない。

からと言って、分からないのだからどうしようもないと投げ出すのではなく、短いスパン、極端にいえば明日が少しでも良くなる様に議論していく事が大切なのではないかと思う。

政治家が国会で、本当の意味での「議論」を行えれば、日本未来は良くなっていくと思う。

このような理想は、相当前から考えられていると思うが、この理想通りの政治を行った事例は、人類政治史上無いだろう。

そういった点からも、これが政治限界なのかもしれないと思った。

2019-04-21

anond:20190421211142

加藤高橋を思い出してもうたわ。

年齢なんか関係ないぐらい国民政治史文化史歌謡史などに残るレジェンドなら大丈夫なんやろうけど…。

2019-03-05

ジョージ・ポットマン未来政治史

消費税が上がり景気は落ちた。

高景気だけで支持されていた安倍幕府支持率はついに崩壊、時は一気に幕末へ。

幕府自民党)内の改革派である一橋慶喜小泉進次郎)に期待は集まり一度は将軍首相)に就くも、結局、権益構造からは逃れられず根本的な改革は出来ない。

それに業を煮やした薩摩大阪維新)は諸外国との貿易で得た富(IR万博)を元に倒幕(政権奪取)を目指す。幕府との繋がりのあった島津斉彬橋下徹)は亡くなり(政界引退)、その意思を継ぐ西郷大久保松井吉村)だが幕府抵抗は強い。

時を同じくして、攘夷派(左派)として力をつけた長州自由党)の桂(山本太郎)も幕府から弾圧の前に苦渋を舐めていた。

薩摩長州、ともに既得権益打破では目指すところは一致していたが、それまでのわだかまり右派左派イデオロギー)で手を組めない。

そこに目をつけた坂本龍馬(誰だ?)の仲介によって、ついに薩長同盟は成立し、倒幕(政権奪取)を果たした。

新政府内での権力闘争はあるものの、廃藩置県道州制)などの改革は進み、新しい国の土台作りが始まった。

龍馬。このピースがはまればこの話は成立する。

2018-12-13

民主主義

https://globe.asahi.com/article/11530020

思うに、民主主義を素晴らしいと思えるかどうかという問題は、他人(もしくは大衆)の理性や道徳を信用できるか、という点につきるのではないか

もし、他人の理性や道徳が信用に足るならば、投票によって選出された政党政治家を受け入れることができる。

そして、選出された政治家の理性が十分なら、独善的政策ではなく、野党とも議論を交えながら政治を行うことができるだろう。

当然、野党となった政治家の理性が十分ならば、建設的な反対意見与党側との議論により、いわゆる少数意見をある程度なりとも反映する政策与党側に提案し、説得することもできるだろう。

これは理想

だが、現実的にはそんなことは成り立たない。

政治の場面では、例えば与党他者意見に耳を傾けず独善的な動きをすれば、野党側もヒステリックに反応することで、その対立時間を経るごとにエスカレートする。

他国のことはわからないけど、少なくとも日本では上述のような理想絵空事だ。付和雷同の傾向が強く、議論が成立しない日本人にそのような理想ができようはずがない。

戦前政友会民政党対立戦後政治史を見れば明らかだ。

そんな歴史的なことを言わなくても、Web上でも片方が極論ともいえるような内容を声高に主張し、他者ヒステリックに反応するか、無視をするという光景はよく見る。とくに現在は、Webなどの発達により意見を主張するハードルが下がっているから、そういう光景が多くなり、両者の間の溝は大きくなるばかりである

Webの発達した現在では、そのような他人との精神的な溝を自覚やすくなっている。つまり他人の理性や道徳を信用しにくくなりやくすくなっているのが、現在なのではないか

現在のような状況では、民主主義に対する疑問が出てきてもおかしくはないと思う。とはいえ他者意見軍事的に潰すような政治形態は論外だ。

結局、チャーチルの言う通りで、民主主義嫌悪感を持ちつつも民主主義を支えていくしか、道はない。

2018-09-13

リベラルとかの歴史勉強したいのだが、入門書を教えてほしい

自身は、都会育ちで、中学から大学まで比較的同質な集団と過ごしていた。

みな概ね理性的だし、そもそも似たような集団なので、その中では差別とか偏見とかはほとんど発生しようがなかった。

そのため、昔は、リベラルだとか差別だとか、そこまで興味がなかった。

しかし、社会に出てから色々と経験した。

個人的に親しい友だちが実はLGBTで、家族にもカミングアウトしていないらしく、色々と苦しんでいた事がわかった。

基本男女平等だと思っていたが、女性が多い職場マネジメントした結果、例えば女性男性とは違って結婚出産というイベントがはさまる事から男性とは全く異なるキャリア観を持っている事がわかった。男性女性を等しく扱う真の男女平等は、女性にとってむしろ行きづらい世の中を作り出してしまうと考えるようになった。

海外留学して、外国の方やそれぞれの宗教を進行する人と接して、違う価値観理解した。欧州移民問題に触れて、移民政策理想現実を感じた。

日本に来ている移民の人と接して、彼らなりの希望や苦労を感じるとともに、外国人を極度に恐れる日本人にも会った。

そういった中で色々な記事を読んでいると、最近では、リベラルだとか、極右だとか、様々な言葉があまり定義されずに使われていて、議論がとっちらかっているように感じる。

自身も、断片的に色々と経験したけど、帰納的ではなく、演繹的に全体像を眺めたいと思っている。

セリーナ・ウィリアムズの件は、自身被害者に仕立て上げて、他社との分断を図ろうとするアジテーションだと思う。

きっとそういった現象には名前があるのだと思うけど、それを自身は知らないので頭が整理されない。

というわけで体系だって勉強したいと思うのだが、これはなんという分野になるのだろうか?

政治史社会学?思想史???

リベラルだとかナショナリストだとか、差別と寛容に関する歴史思想が体系だった入門書みたいなのを教えてほしいです。

できれば、何かに偏ったやつではなく、バランスが取れたものだと嬉しいです。

差別偏見がなくなる事は一生ないと思っているけど、知る事で少なくとも理性的物事を捉えられる助けになると考えています

2018-03-28

[]ブクマを集めたがホットエントリーになれなかったのは具体的にはどんなエントリー

はてなブックマークブックマーク数を多数集めたがホットエントリーに入らなかったエントリー

集計期間 2018年3月23日 2010分 〜 2018年3月27日 1時0分、3日間(77時間)

集計対象2018年3月23日 2010分以降ファーストブクマされたエントリーで新着エントリーに入ったエントリーに限った

最大到達ブックマークタイトルドメイン新着リスト滞留時間(時間)新着リスト最終時間ファーストブクマ時間
1174ActiveRecordデータ処理アンチパターン / active-record-anti-patterns // Speaker Deckspeakerdeck.com302018-03-27 01:002018-03-25 18:25
2136技術チュートリアルnoteで売る」っていう社会実験をしてみた結果、めっちゃくちゃ可能性を感じた話|Review of My Lifereview-of-my-life.blogspot.com292018-03-27 01:002018-03-25 19:57
3113私服OKIT企業でそこそこにちゃんとした格好をする方法 - ミネム珈琲ブログwww.minemura-coffee.com432018-03-26 11:502018-03-24 16:20
490発表資料: Elasticsearchによる 全文検索実装 - Islands in the byte streamgfx.hatenablog.com422018-03-26 12:002018-03-24 17:10
590正しく失敗しながら進むプロダクト開発/railsdm2018 // Speaker Deckspeakerdeck.com332018-03-27 01:002018-03-25 15:52
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1464Realworld Domain Model on Rails // Speaker Deckspeakerdeck.com322018-03-27 01:002018-03-25 16:02
1564Microservices Maturity Model on Rails // Speaker Deckspeakerdeck.com422018-03-26 13:402018-03-24 19:25
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2653昭恵氏の影響「総理しか説明できない」 小泉進次郎氏:朝日新聞デジタルwww.asahi.com432018-03-26 11:502018-03-24 16:25
2753これ一本でフルカラー描写可能に!「CMYKペン」 | ギズモード・ジャパンwww.gizmodo.jp462018-03-26 05:502018-03-24 07:45
2852ソーシャルメディアを「タダ」で使うコスト松井博|notenote.mu432018-03-26 12:302018-03-24 17:07

27日1時以降にホットエントリー入りした可能性は残っている。ただし新着エントリー24時間以上いてからホットエントリーに上がれるケースは稀。

3ブックマーク集めても新着エントリーに入れなかったエントリーもあるはずだが、それは集計の対象外になっている。

ホットエントリーになれないエントリースライド共有サービスSpeaker Deckからエントリーが目立つ。Speaker Deck以外でもテック系のエントリーが目立つ。

関連: anond:20180328202931

2018-02-25

ツタヤ図書館に行ってみたら酷かった

 かねてからクソと話題だったツタヤ図書館に行ってみました。本当にクソでした。

 

 岡山県高梁市高梁市図書館に行きました。高梁市人口約3万2千人と、ツタヤ図書館が作られた中では最小クラス。ついでに街を歩いてみたのですが、商店街はところどころお店もやっていて、ポツポツ人はいるんだけどほぼシャッター通りでした。一方ツタヤ図書館結構人がいてにぎわっていました。田舎で人を集められること自体はすごいと思うのですが(スタバのおかげかな)図書館としての感想です。

【本や資料に対する扱いについて】

・よく言われているが、本をインテリア扱い。飾りの本や取れない高さに置かれている本。(一応係員さんに頼めば取れるみたい)

郷土資料の扱いについて

 ・ちょっとこれ開架においていいのかな?て感じの本がフツーにおいてある。こういうのほかの図書館なら名前とか書いて入れてもらうんじゃないのみたいなすごく日焼けした神も古いし貴重そうな本が開架にあってびっくり

  した。保存としていいのかな?

 ・他の図書館比較できるほど郷土資料に詳しくないのだが、ちょっと傷んでる、表紙がちょっとはがれだしているもの開架にあって、いいのかな?

 ・特に高梁市編纂委員会 三上文書 写 その二」という手書きむちゃくちゃ日焼けしている紙に書いてあって閉じてある物が本の背の部分がびりびりに破れてて、写しだからはいえ、本の扱いが心配

 (まあこの一冊が極端に酷かった)

 これはまあ序の口

【探しにくい】

独自の分類がわかりにくい

 普通図書館の三桁の数字とかがついて分類するって感じじゃなくて、独自の大ジャンル>中ジャンル>小ジャンル(たとえば 政治・国際/政治/政治史)みたいな感じで分けられているのだが

 そもそもどんな大ジャンルがどこの棚にあるのかといったマップが見当たらない。パンフレットを取ったらフロアマップは真っ白だった!

 https://takahashi.city-library.jp/library/ja/access

 さすがに何階にどういうジャンルの本があるかは階段エレベーター近くにはあったが、HPみたら何階が何のジャンルかすら載っていない!

 で、つるされた看板頼りにそれっぽいジャンルの棚を探すのだが、大ジャンルですらこの雑さなのだから、どんな中小ジャンルがあるか、どこにあるかなんてリストは当然ない。

 棚の通路側には政治・国際と書いてあるものの、その下の(政治とか国防とか)ジャンル名なんて書いてない。一応ブックオフみたいな感じのジャンル名が書いたピラピラが本棚に挟んであるが、通路から読めるわけない。

 だからいくつも政治・国際か書いてある棚の並びを右往左往することになる。

・番号がカオス

 独自の分類なもんだから本についてる番号も独自ルール。こんなかんじ→ 政治・国際

                                    001ア    アは著者の頭文字

 

 普通つの番号が一つのジャンルを表すと思いきや、大ジャンルごとにその下の小ジャンルを001、002とつけている。 つまり、001は政治国際にも、料理旅行にも、それぞれ別にあるのだ。えってなる。

 しかも、この番号は、【検索機で調べても出てこないのだ】嘘だと思うだろ?HPから検索すると、その本についている番号は確かに出てくる。でも、図書館検索機で検索して印刷しても、本についている番号はない。

 なんでや。逆に何が書いてあるんや。もっと不思議な番号が乗っています

 ・レシートに乗っている番号

  請求記号 312.2/イ ←普通の番号に見えるでしょ?でもこの番号本にも棚にもついてないんです。じゃあどうしろと。

  NDC分類  上と同じような番号が乗っています。本当になんでこっちを素直に本につけないのか 

  お探しの本は以下の場所にございます

  3階 図書館中央

  棚番 731039 政治国際 ←棚番?しかも六桁は多くね?  いちおう一つの列の棚では3つ4つのブロックに分かれていて、そのブロックごとに番号が振ってある。それはいい。6桁もいらないと思うけど。

  で、その棚番は棚の通路側に書いてない。通路から見えない。結局いくつか並んでいる同じジャンルの棚の中を右往左往することになる。

  何のために本を分類するんですかね?番号を付けるんでしょうかね?これ考えた人は図書館で本を探したことあるのか?   人口三万ぽっちの町の図書館で、規模の割には歩かされる。

・棚の配置が謎

 HPに載ってないので、ざっと説明します。

 https://takahashi.city-library.jp/library/ja/access

 真っ白な図を補完すると、

 二階の図書館ブースは(壁一枚くぐったら図書館ブースで分かりにくいが今更些細なことだ)実用系の本。ビジネスとかアウトドア旅行料理家事といったところ

 四階が児童書講演会ができるスペースと読み聞かせスペース、展望スペース。

 で、三階がそれ以外の本で、エレベータのある図で右側のほうにたくさん棚がある。

 人文、歴史政治国際も社会も右側のほうにあるんだけど、なぜか、法律語学教育は左端の学習室にある。

 政治国際、社会法律が離れた棚にあるというのはいくらなんでも配置としておかしすぎる。ありえない。

 語学もよくよく見ると言語史(昔の日本語みたいなかんじ)は歴史の棚と離しておいていいのか?となるし、英語実用とかビジネス系に近いほうがいい気がする。教育心理に近いほうがいいと思う。

そもそもジャンルけが間違っている、信用できない

 

 EU騒乱 新潮選書 テロ右傾化の次に来るもの 広岡 裕児/著

 「平和」をかかげたEUの国々が今、何かに躓いている。EUの生い立ちから丹念にたどり見抜いた「危機本質」、そして浮かび上がってくる「民主主義」の現在地とその行方欧州実像を捉えた現地からの緊急レポート

 検索結果 https://takahashi.city-library.jp/library/ja/switch_detail?id=10155261&index=0&total_count=1

 

 なんでこれが法律の棚にあるの? 民主主義がどうとか話してるのに国際法の分類にするの?どう見ても政治国際でしょ。

 検索機にEUとだけ入れると絵本かいっぱい出てきちゃうからジャンルで絞ろうとすると、普通政治国際で絞っちゃうから漏れが出てしまう。

 そもそも法律とか政治国際とか社会とか大ジャンルで分けるのに無理があるのでは?社会科学でくくれば一発なのに。

そもそも置いてある本がビミョー

 政治国際の棚を見渡してもEU文字がなかなか見つからない。日本外交とか防衛とかそういう本ばっかり。社会の棚に各国の社会事情があったりして、どんな小ジャンルがあるのかリストがないまま探すのはやっぱり不便。検索機で政治国際ジャンルEU検索したところ10しか出ず、イスラーム国がどうとか関係なさそうなものも交じってて、クソ(←社会ジャンル検索するともう少しましな本がありました。やっぱり独自の大ジャンルによる分け方って探しやすさに無理があるんじゃないの?)

不快学習室】

https://takahashi.city-library.jp/library/ja/access 

シャレオツな照明があるが、これの影が机にできる。座ると自分の影が机に。ペンを持つと手に複数の光源から光が当たって複数の濃さの影ができて、歯科医の中に明るいところ暗いところがあって物を書くと目が疲れる。

設計者は馬鹿なのか?学習室なのに学習すると目が疲れるようにできている。

以上いろいろ書いてきたが、確かにおしゃれスポットとしては成功している。人は集まっているし、有名人よんで講演とかのイベントもしてる。

でも藻の調べをするにはあまりにも不便で、図書館としてクソ。図書館をおしゃれスポットにするのはある程度はいいかもしれないが、図書館本来機能としてクソ杉。





 



 

 

 

2017-06-27

初恋女の子が家の近くに越してきた

最近といってもおそらく2年くらい前から、家の近くに初恋女の子引っ越してきた。

彼女社会人なので、通勤のために実家から通っている。僕の方は取りこぼした単位を拾う為に今期から真面目に1限に出席するようになって、そのおかげで朝の電車が同じになることがたまにある。今までは1限なんかにとてもじゃないけど出席することもなかったから、まさか1限に出ることで同じ電車のしかも同じ車両になることがあるなんて思いもしなかった。

確かに地元は一緒だったし、なんだったらどの辺に住んでいるのかも知っていたから、僕の最寄り駅にも自転車を使えば通えないこともない。彼女大学高田馬場から東西線で一駅のところだったか車両の一番後ろに乗ることを知っていて、僕の方は西武新宿で乗り換えて中央線に乗っているので、一号車に乗る。だから思いもしなかったっていうのはさすがに言いすぎかもしれない。ただ同じ車両になるというのはひどく窮屈だ。緊張しさえする。こちらとしては彼女の姿をこの目に収めておきたいのに、羞恥心邪魔をしてしまう。職場青山にあるというので大江戸線に乗りたいのだろう、彼女中井で降りる気配を感じる。夏目漱石こころiPhoneインストールしているkindleで読み直しているけど、様子が気になって内容がちっとも入ってこない。

こんなことになるなら、引っ越すとしても元の家から徒歩で15分くらいのところじゃなくて、もっとこう"シティ"な感じのところにしてくれたら良かったのに。パパが僕たちの地元を大変お気に召しているのだろうけど、大したもんはココにはない。ジョギング中の夫婦が「ヨーロッパに来たみたい」なんて言っていたのを聞いたことがあるけど、僕は地元に"ヨーロッパらしさ"を感じたことは一度もない。ヨーロッパらしいってしかアフリカっぽいと同じレベル感なのがグッとくる。フランスドイツスイスフィンランドも"ヨーロッパっぽい"のだろうか。

それにしたって彼女は気まずくないのだろうか。もしかしたら彼女の方は全く気にしていないどころか、僕なんかに微塵も興味を感じていないのかもしれないけど、それにしたって不都合だ。朝の通勤時間小説ビジネス本を読むような彼女には東横線か、あるいは田園都市線がお似合いだと思う。青山広告代理店パリッとクリエイティブ仕事をしているのなら、意外と二子玉川武蔵小杉なんかも良いかもしれない。トレンディがある。そんな彼女住まいが閑静なローカル線住宅街で僕の家から走って2分だなんて。


初恋女の子が僕の通っている小学校引っ越してきたのは4年生の時だ。

学芸会の準備で役を決める際に視聴覚室か何かに学年で集まる機会があって、僕はその時三組だったから、二組に転校してきたその子を見かけるのはそれがはじめてのことだった。僕は一目惚れをした。

控えめにいって、ものすごく可愛かった。もしかしたら可愛くないのかもしれないとかそういうことを思うことなんか一切ない。疑いのない可愛さ。とにかくものすごく可愛かったのだ。広末涼子のような清涼感にしかしどこか影のある、もしかしたら深田恭子かもしれないようなミステリアスさ、とまではいかないけど、こう、幸の薄そうな、アンニュイな佇まい。目が合っているようでどこか僕よりも遠くを見ているようなそういう雰囲気のある女の子。きっと心臓に包帯を巻いているに違いない。

そんな少女の横顔を偶然にもあの場で拝んでしまったその日から、僕の好みの女性タイプ確立してしまった。確実に言える。初恋というのは実に恐ろしいものだ。

僕は地元の公立中学に進学することを決めていたし、彼女が日◯研かどこかの塾に通っていてそれで女子中学校受験するというのは友達から聞いていたから、中学に上がったらこの思いも終わってしまうんだなと思っていた。金輪際のお別れになるんだろうなって思った。なんでかわからないけど、また会えることを期待したお別れであったり、悲しさのようなものを感じないまま中学生になった。今思えば、そういう感情が終わってしまうということが当時の僕にはよくわからなかったのだと思う。小学生の頃の僕たちはただ誰が好きだ誰と両思いだとかそういう秘密を"バクリョー会"と名付けたなんだかよくわからないグループでこっそり共有しあって、それでその子廊下ですれ違うたびに肘で突き合うといった交友関係を楽しんでいただけだったのかもしれない。一度も話したことのないにも関わらず、これは初恋なんだって確実に言えるそれは小学校卒業と共にお別れしたかのように見えた。


高校1年生のとき、僕たちの間で前略プロフィール流行った。

僕もその当時ノリノリでプリクラプロフィール写真に設定し、好きな異性のタイプのところに「幸薄い子」って書くくらいにはエンジョイしていた。

今でいうTwitterのようなタイムラインは「リアル」と呼ばれていて、幼稚園同級生だったモデル女の子は「りさのりある」とかいって人気を博していた。

「ぼくのりある」もささやかな人気を誇っていて、"ねっとりとした"自分語りますだおかだ岡田のような芸風がウケて意外にもいろんな人に見てもらえていた。

ゲストブックというのが前略プロフの中の機能にあって、そこに知人がコメントを残すことが出来るようになっている。そのときに現れた nさんが話題になった。彼女は僕のゲストブック=足跡ミルクキャラメルが欲しいと言った。

僕が高校にあまりいかず(行ってなかったことはしらないだろうけど)近くのコンビニバイトをしていたことを彼女は知っていた。

彼女の言うミルクキャラメルがうちのお店にあるかどうかの話を聞かれて、多分あるとかい適当な返信をしていたのを覚えている。そのうちみんなが僕とnさんのやりとりに興味を持つようになって、学校に行くと「あのn ってだれ!?ww」とか言われるようになった。

僕とnさんとのやりとりが130件を越えたあたりで、nさんはバイト先に来た。

僕は度肝を抜いた。まさかこんなことがあるのだろうか。あの女の子だった。

バイト中にも関わらず連絡先をその場で交換した。夜勤のお兄さんと一緒に夕勤に入っていたのだけど、事情説明したら怒られなかった。むしろ茶化された。

そこから僕たちは小学校卒業してから今までの4年弱を埋めるかのようにメールをした。

当時の携帯は文字数制限というのがあり、1万字を越えると入力ができなくなるのだけど、僕たちは文字数いっぱいになるメールを1時間半かけて50~100つのトピックを会話した。

たとえばニコ動面白いとか、彼女御三家クラス女子校に通っていたので、自然とヲタ趣味を持ちやすいのだと思うけど(偏見)、時かけMADがあーだとか、あるいは東京事変だどうだとか、そういう話もした。彼女軽音部で、家にはドラムセットが置いてあって、透明人間コピーしたりしていたらしい。椎名林檎が好きな女の子だった。高校1年生にしては早熟しているという感想がある。


次第に僕達の仲は縮まっていき、バイトから上がって、電話がかかってきて。僕は彼女から気持ちを伝えられた。僕はそれには返事をしないままデートに誘った。





正直にいって、僕は彼女に対して劣等感があった。先程も言ったとおり、羞恥心なのだ彼女は1時間半かかるメールをしながら、僕が必死入力している時間勉強をしていたのだ。大学入学に向けて自主的勉強をしているような子だった。

僕は偏差値が50もない都立高校に進学して、あまつさえ学年ワースト10の人間だったから、そういう天上人の姿を目の当たりにして惨めな思いがした。

勉強なんて、くだらない」

「どうせやったって役にたたない」

学校先生馬鹿に見えて仕方がない」

僕はみんなが僕と同じようにそう思っているに違いないと思っていたから、ボイコットと言えるような授業態度を取ることもあったし、それがきっかけで停学になることもあった。そういう人間なのだ。そういう貧困家庭文化資本の微塵もない人間が彼女のような幸福に溢れる少女と関わるなんてこと、あってよかったのか。

僕は気持ちに応えたかった。けど、自分の無様な境遇を誰よりも理解していたからこそ、彼女気持ちに応えることもなく、返信を止めてしまった。


「あの時いったこと、なかったことにしてください」

これが彼女から送られてきた最期言葉だった。







そういう経緯もあって、高校二年生にあがって、ひょんなことで自分大学進学ができることを知ってから、たまら勉強をしてみたくなった。

早大学院が家の近くにあって、その高校に幼馴染が進学していたこともあって、高校に行っていなかった時はもっぱら学院の子たちと遊ぶようになった。

もう一人、学院にいったバスケ部の友人が僕に言ったことがある。

「ココにはお前みたいなやつがいっぱいいるぞ!」

僕の居場所はきっとこっちなんだろうなって思った。

僕は変に尖っていたから、東大は無理だけど早慶ならやればイケると思っていた。だから学校で受けることになっている模試志望校には早稲田法学部慶應法学部を必ず書いた。当時の僕は文系最難関は法学部だと思っていた。偏差値は30台だった。

僕が勉強に対してひどいコンプレックスを抱えていたのは、進学した環境へのミスマッチもあったけど、それよりも大きかったのはきっと彼女へのコンプレックス勉強に向いていたからだと思っている。僕はそうやってここまでやってきたのだ。

幼馴染いわく、彼女はAO推薦で早稲田国際政治学科に入学したと聞いた。

ものすごくモテるけど、性格が奇抜らしく、恋愛に発展することはそう多くなかったらしい。

彼女は3年生になって、イェール大学に1年間留学した。留学費用は親から借りて、社会人になった今、親に返しているって言っていた。

そして今、外資系広告代理店に努めている。

彼女はきっと大学ケインズハイエク勉強するような感じではなかっただろう。

きっとホロコーストに関心を持って西欧政治史勉強していたのだろう。ハンナ・アーレントのようなそんなイメージがある。"アンシュルス"という響きが彼女形容する。留学ではどんなことを学んだのだろう。

僕の方はどうだっただろう。

見えない格差に悩まされないことはなかったし、この断層をどうにかして上り詰めてやろうと思った。もしかしたら届かなかったかもしれないし、もしかしたら届いたかもしれない。

でも、ある種の上流に来て思った。僕は平面的な世界しか見ていなかった。ここには奥行きがあって、階層が同じになったように見えても、生きる世界が交わることがないのだと。

彼女の生きてきた歴史を僕が覗くことが出来ないことが、たまらない不安となる。彼女の見える世界と僕の見える世界ブラウン管に映るカサブランカと最新液晶で見る君の名はくらい違うに決まっている。


努力というのは貧しいもの必要とされるものであってほしい。

まれた家庭に生まれ、愛され、そうして社会になんの疑問を抱くことなく生きてきたのであれば、どうかそのまま幸せになってほしい。

社会人になって、通勤中にビジネス本を読んだり、コピー勉強をする必要なんてきっとない。いつかきっと、おそらく今も付き合っているであろう彼氏や職場の人と結ばれて、2児の母になって、幸せになっていってほしい。

彼女のそれはエリートに他ならないではないか

彼女政治経済学部に進学したように、僕も政治経済学を学んできた。

彼女広告代理店就職したように、僕も卒業したらネット広告生業とするだろう。

どこかで交わってもよかったはずの世界が、どんなに類似共通する点があっても交わることのないこの世界の片隅で僕はまこと勝手に息苦しさを感じている。



おそらく10月までに引っ越すことになるだろう。

僕が24年間生きてきた思い出深い地元を出た時、僕と彼女を結ぶ共通点がついに無くなる。

それは小学生ときにはわからなかった別れのような感情を僕に芽生えさせるのか。

あるいは僕の眼前を照らす原動力として、ずっとこころのどこかに仕舞われたまま生きていくことになるのだろうか。

国境の南、太陽の西という小説がある。あの主人公気持ちが分かるような気がしてしまう。もし30歳とかそのくらいの年齢になって、島本さんのように現れてしまったら、僕はどうすれば良いのだろう。

一度空いた穴が塞がることはないのだろう。

僕も彼女に穴を空けてしまったこと、もう一度ゆっくり話してみたい。

2016-12-08

歴史上の人物感情

大学史学って、

政治史社会史、民俗史などを勉強するもんだと思うんだが、

テレビなんかでは、

わりと1人の人物クローズアップした人物史・偉人伝的な番組が基本だなぁ、と。

詳しくないんだけど

日本って源平の登場以前は、

政治軍事力を持っている人が別々。

登場後は

政治軍事力を持っている人が一緒。

明治時代以降は

また別々。

昭和前半は

軍人さんが総理になった時は一緒。

昭和後半以降から今に至るまで別々。

どっちかっていうとドラマ映画になるのは、

政治軍事力を両方握ってた人がいた時代であることが多い。

あと、歴史ドラマ

過去になればなるほど、美醜で見られ、

近代になればなるほど、善悪で見られる。

個人的には、

史学は美醜や善悪を超えた所にあるような気がするんだが、

人物史や偉人伝をもとにしたドラマは、

それを乗り越えることは難しいのかもしれない。

2016-07-13

 「明治」の出典は『易経』の中に「聖人南面して天下を聴き、明に嚮(むか)いて治む」という言葉の「明」と「治」をとって名付けられました。明治改元にあたっては、学者松平春嶽(慶永)がいくつかの元号から選び、それを慶応四年(明治元年)九月七日の夜、宮中賢所(かしどころ)において、その選ばれた元号候補の中から明治天皇御自ら、くじを引いて御選出されました。

五経の一つ。儒家重要経典宇宙原理・万象の変化を陰陽二元をもって説き、人間道徳も陰陽消長して万物を生成する天道に従うべきだと説く。

※『書経五経の一つ。上は尭舜から下は秦の穆公(ぼくこう)にいたる政治史・政教を記した中国最古の経典

※『五経中国古典である経書のうちでも代表的な五つの書物。『易経』『書経』『詩経』『礼記』『春秋』をいう。前漢武帝時代に、この五書を五経と名づけ、それを専攻する五経博士を置き、儒教国教化したときに始まる。儒家基本的教科書であった。

※『史記二十四史の一つ。黄帝から前漢武帝までのことを記した紀伝体の史書。

ふーん。て事は、やっぱ漢文とか国語学者みたいなのと一緒に決めるんかな

公募はないよね

 
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