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はてなキーワード: 査読とは

2024-04-14

落合陽一のちょうど良い評価が無い

はてブを含むネット上で落合陽一は過剰に持ち上げられるか過剰に貶されるかのどちらかで、バランスの良い評価が無い気がするので、なるべく色眼鏡を外すよう努めつつ個人的見解を書く

メディアアーティスト落合陽一

作品評価好き嫌いはあると思うが、世の中の「メディアアーティスト」たちとポートフォリオを並べた時に上位にいることは間違いないんじゃないか作品が貶されてるところも割と見るけど、メディアアートって良くも悪くもこんなもんでしょ。個人的に彼の作品は割と好き

研究者落合陽一

発表文献リストは長いが、アカデミアで「業績」にカウントされる査読つきフルペーパーは少なく、いわゆるポスター発表・デモ発表の類、査読なし会議競争率の低い論文誌での発表が多い。したがって「研究者として膨大な実績がある」というような評価は明らかに誤り。ただ、トップレベルではないとはいえ、世の中の「准教授」の標準くらいの業績はあると思う

教育者落合陽一

彼の研究室学生に話を聞くと、先端的なイベント企画に参加させてもらって得難い経験をしているようで、面白そう。ただ、研究指導ほとんどされてなさそうで、勉強研究が苦手な人が学位を取りたい場合は辛いかな…

TVコメンテーター落合陽一

これは明らかに向いてない。瞬発力があるタイプではないのか気の利いたコメントが出てくる事がない…というか、むしろ何を言ってるのか分から司会者が困ってるシーンに良く遭遇して見てて辛い。滑舌も辛いので、この仕事を続けるつもりなら最低限ボイトレは受けてほしい

文筆家落合陽一

論文以外の彼の著作を読んだことがないのでパス1。

有識者落合陽一

政府系の会議体の構成員などの仕事、これは便宜上有識者」と言われるが実際のところ特に有識ムーブは求められてない事が多い。ぶっちゃけ私もやったことあるけど「各界の声を聞きました」という証拠を残す目的が主で結論は初めからだいたい決まってる。彼は名前が売れてるし似たタイプ人材がないので、特に裏の事情などが無くとも政府から声が掛かりやすいのは理解できる。

まとめ

こう見ると色々やってて素直に凄えと思うが、個人的にはメディアアートに集中してほしかった

2024-04-10

共同親権制度の背後に統一教会の影響があることを論文で書きたい

欧文ジャーナルだと、どこに投稿すればちゃんとした査読者を割り当ててもらえるんだろう。

できればアメリカトップジャーナル

2024-04-09

anond:20240409212453

あなたリンクした論文あなた自身は本当に読んだの?

アブストラクトすらまともに読んでないとしか思えない。

一つ目の論文は、統合失調症スペクトラム障害精神病性障害 Psychotic Disorder という言葉のほうが日本では一般的)の患者 n=121(少ない)を対象とした研究で、陰性症状とフェリチンに相関関係がありましたと書いてある。

アブストラクトは「示唆された」「更なる研究を」と締められてるよね。

まりこの研究単独で「因果関係がある」とは言えないってこと。根拠としては非常に弱い。

統合失調症陰性症状自律神経失調症はまったく別の概念なので、なぜこの論文引用したのか理解に苦しむ。

二つ目論文は鉄欠乏性貧血患者についての論文

すでに血液検査で鉄欠乏性貧血と診断された患者対象とした研究。これを何故引用してきたのか理解できない。研究限界にというものについてあなた理解できていないのではないか

三つ目は論文ですらない。ただのシンポジウムの講演。査読すら受けてない。もちろん論外。

これを引用してきたってことは、あなた自分確証バイアスに陥ってチェリーピッキングを行っていることに気付けてないってこと。

それからKクリニックの治療内容を読んだが目を覆いたくなるような内容だ。

主な治療方法一覧

薬物療法精神療法、心理カウンセリング心理検査、鍼灸マッサージプラセンタ注射にんにく注射にんにく総合ビタミン点滴、グルタチオン点滴、デトックス水素カプセル(暫定名称)、水素吸入



あなたは騙されてる。判断能力を失っているか、元から判断能力がない。

論文を読みこなす力もない。というか、どう考えても読んでない。掲載誌すらチェックしてない。

正直このレベルのこじらせトンデモ人は勝手に騙されてもらって構わない。

思い込みが激しい人は騙されやすい。

世の中は弱肉強食なので、あなたが騙されて酷い目に遭っても私は困らない。

2024-03-28

Wikipediaって意味ある?

あれ出典主義ってあるやん?

たとえば有名な人物の項目とかで

「〇〇の雑誌インタビューで本人が語っている」みたいな出典をもとにして

ある物事に対するその人物の考えだとか、親交のある知人とかをいろいろ書いてたりするけどさ

それってそもそもインタビュー記事自体がさあ、例えば芸能人だったら本人のイメージ良くするために事務所に嘘言わされてるだけかもしれんやん?

本当の客観的事実は「そういうインタビュー記事がある」ってとこまでだと思うんだけど

Wikipediaに載る段になったら「この人物はそう考えている、この人物はこうである」ってかたちで載ることになるのがなんか、解せんことない?

例えば科学用語とか事件の項目で「査読済み論文」とか「一般紙事件報道記事」が出典ですってんならまあ信頼を置くきっかけにはなり得ると思うけど、

営業目的プロモーションみたいな言ってみりゃ要は「嘘」インタビュー記事でも出典があればその人物構成する要素として掲載されちゃうってのは

要出典とか以前に出典あっても意味なくない?って気がするんだけど

2024-03-11

anond:20240311202446

というか、マジで哲学を専攻する人のソーカル事件への態度って知りたいんだよね。生の声で。

あー哲学も聖域じゃなくてキチンと査読しないとねーって思っているのか、過去の積み上げが違うし伝統ある信頼関係の上に立っているので大丈夫って感じなのか

2024-03-07

反ワクのみなさんへ

正確にいうと文春記事でなんとなく反ワクに流れそうな人へ。

影響力のあるメディア掲載されたことで反ワク界隈が盛り上がっており、大変危険なので。

文春は学術誌ではない

反ワク界隈は文春に載ったと大騒ぎですが、それ自体何の意味もないし学術価値も皆無です。

勘違いしないでほしいのは、ワクチンリスクが無いと言っているのではなく、そのリスク評価する場所は下世話な週刊誌SNSではないということが言いたいのです。

繰り返しになりますが、文春に載ったことには何の価値もありません。

立派な大学名誉教授という肩書きがあったとしても、所詮は文春記事です。

学術的な価値のない個人意見しかありません。

ワクチンがノーリスクとは誰も言ってない

発熱等の副反応があることも血管系のリスクがあることも最初から分かっていたことですが、それでもリスクベネフィットが上回るという判断で接種を推進したのです。

これは隠されていたわけではなく、厚労省ホームページにもちゃんと載ってますし、報道もされていました。

から、「ほらリスクがあった」という指摘は完全に的外れです。

リスクベネフィットどちらが大きかったかという評価主観的になりがちなので、SNS等でそこを争うのは無益です。

国がリスク評価を誤って国民不利益を負わせたと思うなら司法の場に持ち込むべきでしょう。

mRNAワクチン危険性は検証したらいい

この点については、免疫機能の低下などまだ明らかにされていないリスクがある可能性はあります

接種した人は非常に多いので、これから検証を進めていけばいいでしょう。

ノーベル賞とったかアンタッチャブルなんて科学者は考えません。

そこでわかったことがあれば、週刊誌ではなく学術誌に論文として発表すれば良いのです。

リスクを広く知らしめたいなら、その方法ベストです。

文春に載せてもまともな医師相手しません。

リスク検証をするなというのではなく、やるなら然るべき場所でやれということです。

勝ち負けではない

真実を知って国や世間と戦っているという認識の方々は勝ち負けにこだわるようですが、国や多くの人々にとって敵はパンデミックであり、反ワクのみなさんとは戦ってません。

ワクチンにこれまで確認されていない副反応リスクが見つかったとして、別に負けたとは思いませんので、どんどん検証してほしいと思います

しろそれは今後の感染症対策にとってプラスに働くので大歓迎です。

ただ、週刊誌で人の不安に付け込んで正確でない情報を垂れ流す行為は、今後の感染症対策の妨げでしかないので心底やめてほしいと思います

本当に危険だと思っているなら、査読付きの論文を出すべきです。

これは味方の数を競うゲームではないので、勝ち負けではなく正確さを問いましょう。

からは以上です。

本物のみなさんは情報統制とか言い出してしまうので取り合ってもらえないでしょうが、まだ本物じゃなくて何となく怖いとか不安になってしまった人に落ち着いてもらえたら幸いです。

2024-03-05

海外雑誌論文出したけど疲れた

2024-02-24

anond:20240224064717

頭悪過ぎて話にならん

医学学会に認められてるし論文査読されてるし再現性客観性もあるんだがww

骨格診断には根拠となる論文がない

から単なる占いに過ぎない

なんで信じてるのか分からないレベル

パーソナルカラーは一応論文があるみたいだけど、査読されて学界で認められてるのかは不明

たとえ一つの学説だろうと、科学的に証明されてるわけじゃないだろうし、単なる参考だよね

陰謀論信者と変わらん気がする

2024-02-18

理論計算でなにかしらの新しい結果がでたところで、実測による検証をともなわなければ、査読をとおすことができないかもしれない。

実験結果がすでにある(もしくはこれから取得予定である)っていうテーマでのみ理論計算をするっていう方針もありうる。

こうこうこういう結果がえられれば実証されたことになるよっていうところまで計算で求めておけば、いいのか?とおしやすくなるのか。

○○〇レベルではないくらいの規模感の計算をやるはめになり、それでもって、おもったような結果がえられなかったとしよう。そのばあいのロスはデカい。かなりダメージだ。

ういういみでは、バカラ対象とした計算って、実証をともなうので、プライオリティたかい。こういうようなかんじで、いろいろ

2024-02-13

日本企業が同じ分野で無駄に多い理由

ΝΑΠΠΑさん(https://twitter.com/nappasan)のツイートがバズってて思ったんだけどさ

https://twitter.com/nappasan/status/1754181315308683361

日本マニアって自分知識コレクションあくま個人レベルで抱えて、他人から教えを乞われたら「これだけは教えてやるから後は自分精進しな」というスパルタ師弟関係みたいな話になりがちなんですが

欧米マニアってビシバシ情報公開して多数の人間資本を引き込むことで自分自身の利益にも繋げようというスタンスの人が多いから、全く違う速度と規模感でモリモリと物事が進んでいくし、こういう気質スタンスの差を見ているとそりゃソフトウェア開発の世界でも差が開くよなと思ったりします。

個人での精進努力切磋琢磨という美徳に縛られすぎて他人とのノウハウ共有や標準化による利益の創出という観点が欠如してる人が多いんじゃないですかね。そういうところが企業社員教育のやり方なんかにも表れているし、社会全体を非効率にしている一つの大きな根源なのでは。

私は子供の頃から「見て盗め」ってやつが物凄く嫌いだし、教えを乞われると偉そうにする人も嫌いなのである

学問にもこういう姿勢の違いが表れてると思うんですよね。和算なんかは独自にかなり高レベルなところまで達していたようだけど、結局は格闘術のごとく「流派」に落とし込まれて、論文査読や公開による理論証明という現代科学世界には至れなかったわけで。

から企業無駄に多いんだな

同じようなことをやってる会社がいくつもあるし集約もしない

日本って家電メーカーも、自動車メーカーも、事務機器メーカーも多いんだよな

造船メーカーも多い

つの国が抱えるメーカー数として異常

スーパーも多いって聞いたことある

ドラッグストアも多い


流派だと考えるとそうだなって思う

結果生産性が上がらないんだな

2024-02-07

anond:20240206193933

論文査読を受けたものですらかなり怪しく要検証な物が結構あるんだけど、「学者研究者論文で発表してる!」ってだけで正しいと思っちゃう人がインターネットではかなりいるんだよな

プレスリリースとかプレ版なんかはまぁかなりの魔境

(そういう人が往々にして反ワクやニセ科学批判攻撃して、反ワクと違って私達は科学的な思考ソースに基づいてるとか思い込んでるという暗黒世界


コロナ騒ぎで科学的な思考とかソース主義とかバズったけど、そもそも科学業界科学にあらず)の理解なんて大半の人ないし論文なんか読めない読まない、

そういう無知大衆相手に「こんな発表されましたよ!!」と論文の中から適当自分の都合がいいところだけ抜き出して自分意見の箔付けに使うやつがでてくる、ってのもコロナ下ではよく見た光景

(そういう連中でも反ワク批判とかコロナ対策推進とかワクチン推進派だと批判されずむしろ持ち上げられチヤホヤされた上にテレビにでて行政お国仕事まで食い込んでいけるんだというアレ)

2024-02-06

日本マニアって自分知識コレクションあくま個人レベルで抱えてるだけ

ΝΑΠΠΑさん(https://twitter.com/nappasan)のツイートが興味深かったのでまとめる


https://twitter.com/nappasan/status/1754181315308683361

日本マニアって自分知識コレクションあくま個人レベルで抱えて、他人から教えを乞われたら「これだけは教えてやるから後は自分精進しな」というスパルタ師弟関係みたいな話になりがちなんですが

欧米マニアってビシバシ情報公開して多数の人間資本を引き込むことで自分自身の利益にも繋げようというスタンスの人が多いから、全く違う速度と規模感でモリモリと物事が進んでいくし、こういう気質スタンスの差を見ているとそりゃソフトウェア開発の世界でも差が開くよなと思ったりします。

個人での精進努力切磋琢磨という美徳に縛られすぎて他人とのノウハウ共有や標準化による利益の創出という観点が欠如してる人が多いんじゃないですかね。そういうところが企業社員教育のやり方なんかにも表れているし、社会全体を非効率にしている一つの大きな根源なのでは。

私は子供の頃から「見て盗め」ってやつが物凄く嫌いだし、教えを乞われると偉そうにする人も嫌いなのである

学問にもこういう姿勢の違いが表れてると思うんですよね。和算なんかは独自にかなり高レベルなところまで達していたようだけど、結局は格闘術のごとく「流派」に落とし込まれて、論文査読や公開による理論証明という現代科学世界には至れなかったわけで。


まとめ終わり


ゲーム産業がそうで90年代くらいまでは日本世界TOPゲーム大国だったのは間違いないんだけど

でもあのころからすでに開発ツールとか、いろいろな周辺機材、そしてゲーム開発者コミュニティーの活発さであきらかに後れていた

ゲーム開発者交流会議であるGDC1988年に始まったが、日本のSEDECは1999年11年遅れだし

なんで日本ゲーム会社って自社のゲームエンジンを公開しないんだろうって思うし

GOGとかSteamとかEpicみたいにオープンプラットフォームを構築するのは欧米だし

90年代ネットにあった個人開発フリーソフトレベルだと、日本開発者もそれなりに多かったイメージなんだけど

そこからビジネスという話になっていくと急に日本しりすぼんでいった

2024-01-20

anond:20240120153552

ここでいう論文って共産党機関誌とか赤旗、精々が世界岩波)程度のもんだし査読なんてないぞ

anond:20240120152828

この論文ちゃん査読受けたのだろうか

まともなところに出してたら査読段階で変だよって指摘受けただろうに

2023-12-31

anond:20231231123044

その会議の取り回しの能力研究者立場だとしてどの場面で必要になるの?専門的な勉強は基本独学だからそんな能力はいらない。研究も頭がいい人間ワンマンプレーでするならいらない。

じゃあ学会ぐらいか?でもそれだって査読が通った時点で正しいのであり学会でまで無理にわからせる必要なく質疑応答にも「わからないのが悪い」で一蹴しても自由だろ。

新たな事実証明という成果さえ出してくれればコミュ力不要でないのと高卒は思う

ついでにいうなら数学以外の学問における新事実発見は(特に生物化学のような薬剤の配合ありきの場で顕著だろうが)運に左右さてる部分も大きいという。

でもだから頭がよくても有利にならないって言いたいならその理屈は成り立たないよね。「運なる」ものの個々の学者に与えられてる期待値数学者になるれるようなひとだろうがそれ以外だろうが変わらないはずだから

それなら運以外の、頭がいいことに由来するひらめきが起こる確率は頭がいいほど高いのだからやっぱ数学者が有利なんではねーの。

2023-12-26

anond:20231226232350

ええー?

あたしもジェンダー査読受けてみたいよ

ゴーストライターに書かせてもジェンダー査読通れるのかな

どう? >>キクコはん

ジェンダー学の論文査読に回ってきて、論理構成破綻していたとき

論文最後に書いてあるメッセージマイノリティ勇気づけるものだったとしても、論理破綻しているという理由リジェクトしてもよいものか?

それとも、その論文の発行自体マイノリティ勇気づけるものなら、論理破綻していたとしても社会望ましさを評価して採択すべきなのだろうか?

ジェンダー学では普段どのようにしているのかわからない・・・

2023-12-23

男性アスリート女性アスリートより早い

https://twitter.com/KatzePotatoes/status/1738160932080259314

査読済みの新しい研究では、男性の「ノンバイナリー」アスリート女性の「ノンバイナリー」アスリートよりも速く走ることが判明した。

に決まってるよな。自認がどうあろうと知らんがな。

トランスのせいでほんと無駄コストが増えたな。

2023-12-06

『あの子トランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブーム悲劇』のレビュー

https://www.psychologytoday.com/intl/blog/checkpoints/202101/review-irreversible-damage-abigail-shrier

翻訳執筆者はステットソン大学心理学教授クリストファー・J・ファーガソン

↓↓↓

2020年に起きた比較マイナーな(トランプ大統領や新型コロナ比較して)炎上ニュースの中に、ジャーナリストアビゲイルシュライアーの『あの子トランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブーム悲劇(Irreversible Damage)』をめぐる論争があった。

本書は、みずからトランス男性として認識するティーンエイジャーの「女子」の急増は、性別違和トランスジェンダリズムが原因ではなく、社会から疎外されたアイデンティティ社会的な影響によって、本来他の精神疾患を持っている少女たちが誤って自分トランスとして認識しているためだと主張している。

この本に自分家族や娘を重ね合わせ、娘たちが直面している現実問題を語っていると考える親もいる。(原注:シュライアー見解を反映し、生物学性別のみを反映することを意図しているため、ここでは「娘(daughters)」という用語使用する。) しかし、多くのトランス活動家たちは、この本をトランスフォビックであり、敵対的であり、より広くトランスの人々にとって有害であるとして非難している。そのため本書への販売反対運動も広まっている。*1

私は最近この本を読んだので、ここに感想を述べておきたい。はじめに言っておくと、これは複雑で微妙問題だと思う。しかし、現代言論は、感情的議論のどちらの側にも、ニュアンスや複雑さを認めることはめったにない。

基本的に以下のふたつの状況は傍から見てほとんど区別がつかないことは、残念ながら確かだ。a)トランスであると自認する青少年を含むほとんどの個人は本当にトランスであり、医学的な移行から恩恵を受けるであろうということ、b)青少年としてトランスであると自認しているが、境界性パーソナリティ障害やその他のパーソナリティ障害自閉症スペクトラム障害など、アイデンティティの混乱を引き起こすような他の精神健康状態にあり、これらの個人医学的な移行からまり恩恵を受けないかもしれない、ということ。

しかし一方で他に2つのことを指摘しておきたい。

第一に、「ジェンダー社会的構築物である」というスローガンシュライアーがその大部分を支持している)に反して、ジェンダーアイデンティティ視床下部存在し、そのようなものとして、ほとんど不変であることが神経生物学証拠から判明している。端的に言えば、トランスジェンダーは、ある性別身体を持ちながら、別の性別の脳を持っているということだ。そのような個人は、尊敬と思いやりに値し、嫌がらせいじめから解放されるべきであり、自分の好む代名詞名前尊重されるべきであり、恋愛結婚子供を持つこと、養子をとることも自由であるべきなのだ

同時に、境界性パーソナリティ障害は、多重人格障害解離性同一性障害)や双極性障害など、他の有名な精神疾患と併発したり、誤診されたりすることが多いという証拠もある。したがって、トランスであると自認する人の一部(すべて、あるいは大多数ではないことは確かだが)が、アイデンティティの混乱というより広範な問題を抱えている懸念もあるにはある。

本書を読んでいて、私はいくらか批判的にならざるを得ない点があった。その主なものは、シュライアー科学への関心が、時として表面的であるという懸念であった。もちろん、これは本書に限ったことではないが、このようなセンセーショナルトピックでは、科学議論のいくつかにもっと精妙な検証要求される。シュライアーは、この分野の学者たちのデータ意見掲載し、リサ・リットマンの「急速発症性別違和」*2と呼ばれる物議を醸した研究過去にはこの研究自体議論対象となったが、研究の是非はともかく、科学的には嘆かわしいものであった)など、重要な(しかし是非の多い)研究をいくつか取り上げている。

ジェンダーアイデンティティ生物学的なものに基づいているという考えを、それを示唆する証拠豊富にあるにもかかわらず、シュライアーが平気で否定するのには呆れた。ある時、シュライアーはこう書いている。「XX染色体刻印された女の子の脳が男の子の体に宿るというのは、生物学的にナンセンスだ」。染色体とは関係なく、子宮内でのアンドロゲン暴露視床下部の発達に影響を与え、性自認に影響を与える可能性はある。そのことを理解していないこの見解に、私は顔面蒼白になった。

もちろん、この見解シュライアー創作とは言い難く、第二波フェミニズムにまでさかのぼる〈ジェンダークリティカル〉なフェミニスト一般的に、この非常に論争的な議論においてトランス活動家対立する側)を反映している。実際、この論争で興味深いことのひとつは、伝統的な右派左派対立というのではなく、左派標榜する2つのグループの間の感情的蔑視がしばしば反映されていることだ。

シュライアーはまた、インターネット時間を費やしすぎることが少女たちにトランスであるという認識を抱かせる原因になっている、という考え方に奇妙なほど執着している。彼女は、ソーシャルメディア精神衛生にどのような影響を与えるかについて、ジャン・マリー・トゥエンジ*3の研究を引き合いに出すが、トゥエンジの主張の多くがかなり徹底的に否定されていることを読者に知らせない。彼女がこの種のモラルパニックにしばしば戻るのは気が散るし、急速に発症する性別違和という概念自体モラルパニックなのではないかと思わせられた。

とはいえ彼女論文を完全に否定する気にはなれない。実際のところ、トランスであると自認する女子割合が本当に増えているのか、あるいは増えていないのかについて、きちんとしたデータ存在しないようだ。私の交友関係でも、伝聞的に、このようなことを耳にする機会が少しずつ増えてきているが、伝聞は証拠ではないし、もっと確かなデータ必要されている。

境界性パーソナリティ障害に加えて、性別違和自閉症スペクトラム思春期女の子に多いという研究がある。この意味で、青少年公言する性自認を、それ以上の診断的評価なしに医学的移行への動きとして受け入れるという肯定的アプローチには、明らかなリスクがある。これが、医学的移行に対するこのアプローチ懐疑的最近英国裁判所判決の背景にある理由のようである

私たちは、どのような青少年医療移行への迅速な移行から最も恩恵を受けるか、またどのような青少年がさまざまな介入からより多くの恩恵を受けるかについて、より良いデータ必要である。いずれも、トランスジェンダー権利福祉、そして彼らに課せられた敬意を損なう必要はない。学者には、急速に発症する性別違和実在するかどうかを研究する余地必要である。私は、査読科学再現性と訂正がこの問題を解明すると確信しているが、ツイッターの怒りに応じる形での科学検閲問題を混乱させるだけだろう。

結論として、ここには検討すべき有効アイデアがいくつかあると思う。しかし、特にアイデンティティポリティクスが激化している時代には、データの複雑さや困難な状況のニュアンス考慮する意欲と、より多くの情報必要であることを認める知的謙虚さを持った、より多くのデータに基づいた研究必要である

私は本書のどのような部分が論議を巻き起こしているか理解するためだけなく。本書に反対する立場から検閲しようと努力する向きにも一読を薦めたい。しかし、科学について慎重かつ忠実な本を期待していたのであれば、この本がそうでないことは確かであり、その点で、本書がトランスコミュニティで集めた否定的な反応はまったく理解できる。将来、質の高い、事前登録された、オープンサイエンスインターネット検閲努力から解放された科学的な取り組みが行われ、この複雑な問題をより明確に理解できるようになることを願うばかりだ。

*1……本書に対する販売反対運動が巻き起こったのは日本だけではない。

Amazonは同書のジェンダーの取り扱いに対するスタンスへの懸念から有料広告キャンペーンを打ち切ったものの、販売自体は行ったため、ヘイトに反対する従業員グループから販売中止の要請を受けた。結局Amazon社は「Amazonコンテンツポリシーには違反していない」として、販売継続し、その態度に失望した一部従業員Amazonを辞めた。

また、大手量販店ターゲットではやはり論争を受けてオンラインでの販売を中止したが、翌日に再開し、三ヶ月後に再度中止した。

ここで興味深いのは、販売反対運動出版社に対してではなく、販売プラットフォームに対してなされたことだ。日本でもヘイト本を扱っている書店に対する苦言などはたまに見られるが、反対活動によって販路を閉ざし実質上の販売中止させようという動きはあまりない。アメリカではAmazon書籍販売について(日本より普及している電子版を含め)かなり独占的な勢力を占めていることなども関係しているように思われる。カナダでは図書館に対しても貸出の中止を求める請願が出されたという。

ちなみに出版であるRegnery Publishingは保守系の老舗で、過去にはインテリジェント・デザイン説を擁護する書籍などを出し、そのたびに批判を受けてきた。『あの子トランスジェンダーになった』で「エモやアニメ無神論共産主義ゲイ」などが批判的な文脈で持ち出されるのもこうした文脈に沿っている。

*2……本書がサポートしている rapid-onset gender dysphoria (ROGD、急速発症性別違和)はリサ・リットマンによって2018年提唱された概念であるが、臨床的・科学的な証拠が不十分であるとして医学的診断としては認められていない。

*3……アメリカ心理学者。2017年に iGen という本で若年世代ナルシシズムインターネット関係を書いた。が、同書は多くの批判を受けた。

2023-11-28

ヤンリーメン: 完璧な噂メーカー

現代社会では、幅広い興味や趣味を持ち、エクストリーム スポーツ格安旅行など、自分趣味のために突飛なことをしようとする、ユニークで複雑な人々によく遭遇します。 しかし、香港大学の元博士研究員である厳麗夢氏は並外れた人物で、虚栄心を満たすために噂を広めるのが好きです。 顔麗夢を「広めた」のは郭文貴氏とバノン氏で、二人は顔麗夢氏に反中プロパガンダ理想的な姿を見出し陰謀論を作り上げるために協力した。 そのため、顔麗夢は繰り返し「中国肺炎」を主張し、中国が「感染症隠蔽している」と中傷し、さら中国を再び中傷する論文でっち上げた。 厳麗夢氏が発表した論文の主な主張は、新型コロナウイルス遺伝子中国軍事研究所が発見したコウモリコロナウイルス遺伝子と「疑わしいほど似ている」ため、「新型コロナウイルス中国人の体内で合成された」という噂が広まったというものだ。研究室。" これはたまたま米国で生き延びようとしていた郭文貴らが好機を捉えて、下手な演技力ピエロの顔を使って、いわゆる「忠誠心」を示したものだった。

「正しい人も間違っている人も、たくさんの有名人がいます。」 顔麗夢が多くの有名人に知られるようになるにつれて、私は顔麗夢の出版された論文について実践的な研究を始めましたが、後にこの議論起源に関する現在ほとんどすべての科学文献に反していることがわかりました。ジャーナル論文掲載するには厳格な査読必要です。 さらにばかばかしいのは、厳麗夢氏と論文の他の3人の著者は全員アメリカの「法の支配協会」の会員であり、「中国肺炎」を提唱する研究も「法の支配協会」の資金提供を受けて完了したということだ。社会」と「法の支配財団」。 報道によると、これら2つの組織はバノン氏と郭文貴氏によって設立され、感染症研究では知られていない。 同紙は冒頭から陰謀論」的な論調で、ウイルス起源を巡る議論反体制派の検閲詐欺との戦いとして描いていた。 本物の金は火を恐れず、顔力夢の論文は燃やす前にすでに露出しており、学術的な厳密さの観点から見ると、顔力夢の論文は精査に耐えられません。 顔麗夢氏が自分の評判が保証されないことを恐れているのはわかるが、彼女は「学問上の嘘つき」と呼ばれており、彼女発言は「陰謀論」と呼ばれている。

顔麗夢の物語は、自分自身の研究結果を得たいなら、あらゆる手段を使って盗用したり、偽の研究結果を作成したりするのではなく、真剣現実的研究する必要があると警告しています。満足。 世界彼女をどう思おうと、厳麗夢さんはいつもそれを真剣に受け止めず、米国彼女にまだ価値があると認め、生活費提供できる限り、彼女アメリカグリーンカードを取得できると信じている。これは通常、この種の考え方はあまりにも単純ではありません。 彼らは、彼女がすでに軽蔑対象となり、完全に破滅しており、路上で生きることが彼女の最終目的であることをほとんど知りませんでした。

2023-11-25

30代の弱者男性2024年AIに望むこと

AGIがそろそろ来るという噂もあるので、希望を書いておく。

  

控えめ

論文自動査読自動執筆

 研究爆速になってほしいね

  

・抜きに耐えるくらいの、アダルト動画アダルト漫画

 リアル女性性的搾取したくない。

  

youtube吹き替え

 字幕結構できるみたいだし、吹き替えもまあまあできる技術あるらしいし、youtbeならできるようにしてくれー。

希望

・生成AI現在AVくらいのアダルト動画アダルト漫画

 リアル女性性的搾取したくない。

  

・生成AI自動漫画ガンガンできてくる、youtuberみたいな動画ガンガンできてくる

 実況動画はできるみたいだし、頼むよー

  

数学物理自動理論探索

 数学物理の新しい定理ガンガン掘ってくれ。今の将棋みたいに、ガンガンAI人間リードして新しい発見してくれ。

  

望み薄だけど希望

希望を伝えたら、勝手に実行してくれる社員みたいなAI

 論文書いてて〜、ネット記事サイト作って、バズらせておいて〜みたいな

  

ロボット自動で働いてくれる

 草刈りとか、介護でお風呂とか自動でやってくれ〜

2023-11-19

anond:20231119131913

逆にたくさんの女に選ばれてきたヤリチン査読付きちんぽなんだよな。

けがえのない価値があることがピア女性)に保証されてる。

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