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はてなキーワード: ディーヴァとは

2022-04-08

anond:20220408144211

1950年代

ジャズ音楽ハワイアン音楽の要素を取り入れた「ムード歌謡」。美空ひばり石原裕次郎の登場。

1960年代

都会的なムード歌謡に対して田舎的な「演歌」が登場。プレスリーの影響を受けた「ロカビリーブームビートルズの影響を受けた「グループサウンズブーム学生運動の盛り上がりからフォークソングブーム

1970年代

商業的だったロックフォークが徐々に商業音楽に取り込まれて「ニューミュージック」に。吉田拓郎などシンガーソングライター(=レコード会社主導の分業制ではない)が登場。新御三家花の中三トリオ代表されるアイドルたち。ピンク・レディー

1980年代

BOØWYブルーハーツなどのロックバンドブームYMOによるテクノポップブームおニャン子クラブ

1990年代

小室ファミリービーイング系を中心とした「J-POP」。アイドルでは光GENIJI・SMAPなどジャニーズ系モー娘などハロプロ系。宇多田ヒカルデビューR&Bブーム。X・GLAYラルクなどのヴィジュアル系

2000年代

宇多田ヒカル浜崎あゆみなど女性シンガーディーヴァ系)の人気。Dragon AshなどヒップホップブームBUMP OF CHICKENなどロキノン系EXILE系の台頭。

2010年代

AKB48と嵐の二大アイドルCDチャートを席巻。ただし音楽販売CDから配信へ。東方神起KARAなど第一K-POPブームBTS・TWICEなど第二次K-POPブームインターネットを中心としたボカロブーム

2021-07-25

細田守宮崎駿を大いにディスる記事翻訳

https://www.france24.com/en/live-news/20210715-hosoda-japanese-anime-has-problem-with-women-and-girls

 細田守スティーブン・スピルバーグ、そして、彼と比較されがちな日本の偉大なアニメーターである宮崎駿の両方に不満を抱いています

 細田(人道的傑作『未来のミライ』が三年前にアカデミー賞長編アニメーション部門ノミネートを受けた)はハリウッドデジタル至上主義宮崎女性描写うんざりしたものを感じているといいます

 最新作である『竜とそばかすの姫』がプレミア上映されたカンヌ映画祭におけるAFP通信インタビューで、細田スピルバーグの『レディ・プレイヤーワン』をはじめとする多数の映画に視られるネットに関するディストピア的な表現は万人にとって、特に女性にとってあまりよろしくないと発言しました。

 自身も幼い娘の父である細田監督は、彼女たちの世代が恐怖に怯えるのではなく、デジタル運命コントロールできるように力づけていきたいと考えています

彼女たちはインターネットとともに成長してきました。しかし、常々、ネットが悪意に満ちた危険空間であることも教えられてきたのです」

『竜とそばかすの姫』では、内気で無垢少女すずのジェットコースターのような感情体験が、21世紀舞台にした『美女と野獣』をベースに見事に表現されています

デジタルディーヴァ

 彼女自身にとっても、他の人々にとっても驚いたことに、すずは「U」というアプリ仮想世界内で、ベルと呼ばれるポップ・ディーヴァになります。何十億人ものフォロワーを獲得したすずはネット上でいじめハラスメントを受けたりもしますが、「ベル」の歌を通じてアンチ自分自身の悩みを乗り越えていきます

 

若者にとって、人間関係は複雑で、甚大な痛みを伴うものです。私が見せたかったのは、こうした仮想世界が辛く、恐ろしいだけなく、ポジティブものとなる可能性です」

 すずとそのギークの友人は日本一般的アニメ女性とはかけ離れています。ここが名作『千と千尋の神隠し』でアカデミー賞を獲ったレジェンド宮崎駿との態度を異にするところです。

日本アニメを観るだけで、日本社会において若い女性がいか過小評価され、見下されているか(underestimated and not taken seriously)がわかります

 この監督(その映画宮崎作品よりも現実に根ざしている)は、当時として珍しいことに、シングルマザーによって育てられました。

 2012年に公開された名作『おおかみこどもの雨と雪』は、彼女がたった一人で”小さな群れ”を育てた、その猛烈な自立心を讃えた作品です。

 細田監督は、「日本アニメでは、若い女性が聖なるものとして扱われていますが、それは彼女たちの現実とは無関係です。そのことに私はとても腹を立てています」と、悔しさをにじませます

宮崎駿との関係

 細田監督ジブリ創立者である宮崎駿名前を出さずに、厳しい意見をのべつづけた。

名前は伏せますが、アニメーションの巨匠でいつも若い女性をヒロインにしているひとがいます。率直にいうならば、彼は男としての自分に自信がないからそのようなことをするのだと思います

若い女性を崇拝することははっきり言って不快ですし、わたしはやりたくありません」と彼は主張する。

 彼は、彼のヒロイン美徳イノセンスの模範とすることや、”誰からも好かれなければいけないという抑圧”から解放されなければならないと考えています

 細田監督宮崎駿監督には因縁があります

 53歳ときの彼は宮崎駿の正当な後継者とみられていました。のちのオスカーノミネート作『ハウルの動く城』の監督として外部からジブリ招聘されたのです。

 しかし、細田制作かばジブリを辞め、自らのスタジオを立ち上げました。

 細田は「人間の良いところも悪いところも描く、その緊張感こそが人間本質」というような物語を好んでいました。

 そうした性向が『美女と野獣』を現代アップデートすることに惹かれたのでしょう。

原作における野獣は最も興味深いキャラクターです。彼は醜く、暴力的ですが、同時に繊細で傷つきやす内面を持っています

美女ディズニー版ではベル)は取るに足らない人です。見た目がすべての存在です。私は彼女を複雑で豊かに作り変えたかった」

 そうした二面性は、彼の最初のヒット作『劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!から観られるようなデジタル世界の魅力にも現れています

「私は事ある事にインターネットへ立ち返りつづけています最初は『デジモン』で、2009には『サマーウォーズ』、そして、今もまた」

 そして、インターネット諸悪の根源とみなしてはいけないと、これまで以上に確信しています

若い人たちはそこから離れることはできません。彼らはネットともに育ってきたのだから私たちネットを受け入れ、よりより使うことを学ばねばなりません」

2021-07-01

2021年アニメお気持ち長文

もう新番始まるね。

フルーツバスケット The Final

最終シーズンで急にアクセル踏み込んできやがった。

やっぱ草摩家クソすぎるでしょ。紫呉さんも慊人もなんなん?

って思ってたのに、慊人が透くんに浄化されたし、呪い経年劣化消滅したし、めでたしめでたし空気になってる。崖の一件で透くん入院させて間を置くことで、なんか許された雰囲気作りやがって。依鈴がそれっぽいこと言っただけで流そうとしてるわこれ。

まあ透くんが幸せそうにしてるから許さざるを得ないんだが。嫌だよ俺、これにケチ付けんの。

バック・アロウ

久々に谷口監督アニメ完走できた。面白かった……かなぁ?

序盤。アロウ目的である世界壁は、越えることも壊すこともできなかった。だからロウは行く先々で事件に巻き込まれるだけの男になった。そこから大国戦争が話の中心になれば、主役も皇女卿と凱帝になる。

終盤にルドルフが表に出てきてようやくアロウ自身の話になったけど、壁はあっさり消えるし、殲滅者どうこうでアロウができることは少なかったし、実質的にゼツやカイの力とシュウの知恵がすごいという話だった。

ロウとは?

でも話に勢いだけはあったから、主人公に魅力が無くとも見られはした。

もう面倒くせえから中島かずきが虎を好きすぎるのが悪いことにする。

ゴジラSP

ジェットジャガーゴジラと戦うんだぜ!」「50年前から知ってた」そんなアニメ

電波を発する巨大な骨。マニュアルに従い呼ばれた銘と、怪電波調査するオオタキファクトリー。ここを起点に、アーキタイプ独自理論で迫る銘と、襲来する怪獣に直接立ち向かうユン達の物語チャットアプリを介して繋がりつつ、決定的に交わりはしない。ただアーキタイプの謎が怪獣の謎と繋がることを予感させつつ、どうやってそこに至るのかを魅せてくる。見事に俺好みの構成だった。やっぱり「謎」いいよね。

怪獣としてのゴジラは目立たなかったな。物語上の意味映像的には目立っていたけど、怪獣としてはラドンアンギラス・シャランガの方がキャラとの距離が近かった。そりゃ市井の人から見たゴジラなんて、現実の俺達が被災地戦地テレビ中継で見るようなもんだろうけど。でもタイトルに冠してるんだぜ?

それ含め、全体的に『ゴジラ』の新作というよりも、完全新作の怪獣SFアニメ東宝怪獣の皮をかぶせたり、マスコットAIを添えてキャッチーにしたようにも見える。俺はそれを超面白い!最高!と感じたけれど、東宝怪獣映画を期待してこれを見た人は失望するか怒るかだろうな。しかも実質『ゴジラ対メガロ』だし。

最後に機龍っぽいの出してきたのは、ただのクリフハンガーごっこかね。骨って時点でやるとは思ったけど。しかし猫も杓子も機龍ばかり。誰かVSメカゴジラも使え。

ガールガンレディ

なんだかんだ楽しみはした。

でもデスゲームテンプレなぞったくせにこの程度の面白さかよ。脚本が悪いのか演出が悪いのか。プロデューサー監督脚本家は出演者特に白石聖大原優乃感謝しとけよ。

予算感も強い。コマンダーメイクもうちょっと頑張れ。プラモード演出なにあれ。レディアマツは衣装CGも無えのかよ。

でも分かってる。若手女優グラドル集めた深夜特撮なんてこんなもんだよ。主役が急にラスボス怪人化して消滅させられて見栄晴天井見て終わってないだけマシ。

ラストの作り物を愛するからこそってやつ、最近どこかで見た気がするんだけど、具体的にどこで見たか思い出せない。色んなとこでこすられてるネタだという印象だけがある。

放送局やすのもいいけど、何らかの形で設定だけでも公開してほしい。ガールガン信者邪悪濱田岳星人はなんだったのか。

最後に。青バンダイはレディコマンダーアリスの金型を改修しろ。俺は青バンダイの本気の大原優乃が見てえんだよ!

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀3

また次への繋ぎ感が強いシーズンだった。今回でオチつけたネタと次への前振りが釣り合ってなさすぎる。

別に次のシーズンに向けての前振りでしかないならそれでもいいけど、じゃあ続きは何年後なんだ?どうせまた2年くらい空くんだろ?そこだけは本当に気に入らん。連続4クールぐらいやれ。

Vivy -Fluorite Eye's Song-

AIとかなんとか忘れて、主人公いじめアニメとしてみたら最高だった。全編に亘って最期に報われること前提でヴィヴちゃんたっぷりいじめてやりたい気持ちに溢れていた。

本来の使命ではないシンギュラリティ計画を使命として実行したために、お前の歌で人が幸せではなくなっていく姿を見る気分はどうだ?お前の歌を模した音階データを発する同胞幸せにすべき人間を傷付けていくぞ?……っていう展開をメタルフロートと叛乱発生で二回やってるの、最高にキてた。最終回シンギュラリティ計画を使命にしたせいで、歌で人間幸せにする使命は遂行できなかったねぇ、でも今から歌う使命を遂行したら死んじゃうねぇ、とナビを通していじめ倒してた。報われる直前なので効かなかったけど。

このアニメはその楽しみ方ができるかどうかじゃねえかな。

俺は長老AIディーヴァちゃんが好きでした。

戦闘員派遣します!

サブキャラキャスティングが意外というか、原作読んでたときイメージとかなりズレてた。具体的にはベリアル様と安田女装ショタ。だからダメという話ではなく、放送されてしまえばこいつはこの声という擦り合わせが脳内で行われて、原作読むときもそういう声になる。あっ、ベリアル様が前に読んだときよりかなり可愛い

それ言い始めると白井悠介女性向けコンテンツ以外でメインにいるの初めて見るからイメージなんてラジオ形態模写する人くらいしか……。

1クール原作2巻分と、尺とって丁寧にやってくれたのはありがたいが、そのせいで出てきたのが発電見学奴隷ちゃんウォーターサーバママまりで、メインヒロインの怪人ヘビ女ちゃんが1カットしか出てこなかったのが残念でならない。ラノベ原作アニメが1クールで無理やり3巻4巻やる理由分かった!

最初OP聞いたときは『Shocking Blue』の記憶が甦ってきて不安になったが、今回は杞憂だった。『No.6』音源の時点でボーカルが曲に追い付いていて、安心して聞けた。

映像パイロットフィルム的なつくり。OP王道で良い。(アニメ範囲内での)キャラクターへの理解度も高い。珍獣トリオの中でスノウ奇行は抑えめだけど、2巻までだとあの程度ってだけだからな。3巻以降の本業ユニコーンに乗るから身体売ってないだけの女もアニメにしてほしい。

その他

◯◯見てないのかよ?→見てないよ。もしくは見たけど心にしまってあるだけだよ。

△△は名作だったのに誰も見てないのか→見たお前がそのお気持ちブログ増田に書け。

□□見てないくせに××なんてクソアニメ見ちゃったの?→うるせえ俺は俺なりの感覚で『バトルアスリーテス大運動会 Re:START』を楽しんだんだよ黙っとけ。スタッフが何がやりたかいか理想像すら分からなかったが、そういうアニメもありってことだ。ナマ足を常時出されてもあの作画ではな。セブン最大の強みが最後まで死んでてガッカリパンツ先生無駄遣い。関係ないけどAICは梶島を解放してGXP書かせろ。

2021-06-22

なぜVivyは評価割れたのか?

追記みたいなもんです。ほぼ自己満です。

感情移入はなぜ阻害されたのか

この作品の作者は基本的にはタイムリープと人の人生を変える、救うという組み立てを使いたがります。この起源を求めると際限がなくなりますが、とりあえずのところ『シュタインズ・ゲート』に求めることができると思います。多くのタイムリープものが変えることによって世界悪化させるのではなく、変えることによって人々を救うという物語になりがちです。そして、この究極的な選択がすべての人間を救う、という選択肢でした。この前例として宮崎駿の『風の谷のナウシカ』などが思い浮かびますが、宮崎駿自身が悩んで重苦しくなったテーマをそうそう扱えるはずもありません。聖女が一人で世界を背負う、その行く末に待ち受けるのは、聖女自己犠牲にほかならないからです。実際作品はVivyの犠牲によって世界が救われています。ちなみに宮崎駿はこの悲劇的な終末を原作映画ともに避けていますナウシカは戦う女であると同時に、正常な自尊感情他者尊重感情が成長によって獲得された人物であるという立場からだとは思います)。

世界のすべてを救うというテーマの割に、Vivy自身が「心を込めて歌う」ことに最後まで躊躇があった、あるいは無理解があったという点で感情移入ファクター一つが阻害されました。彼女あくまでも人間に近いなにかであったという点で突き放されてしまったのです。第二に、視聴者に伝えるべき人物ダイジェスト扱いだった点が挙げられます。早々と空港で爆死してしまモモカ、長い人生の経過を博物館とのやり取りで済ませてしまうVivyとマツモト博士(以下、オサム)。特にオサムに至ってはうディーヴァとして保管されていたVivyに恋愛感情を懐き、やがて悩みの時期に入ると母代わりになり、そして自身も伴侶を得ると良き人生相談相手となる非常に重要役割を持った人物でした。しかし肝心のオサム登場回は二~三話程度です。実際のところ作者がどう泣いてほしかったのかといえば、このもっともVivyを愛している人物事実上自死強要し、またオサムのなすべき全AIの停止を命じなければならなかったところです。二者択一の苦しみの中にオサムはあったということですね。しかしこれはあまり上手に伝わっていません。個人的別所24構成にすれば解決しただろうと書きましたが、おそらく根本的にそういう問題ではありません。

AIによるAIのための物語

この話はいくつかの構造を所持しています

  1. AIと人との物語
  2. AIAI物語
  3. AI世界物語

この内メインとなっているのはエステラやオフィーリアといったAIAIのあり方に関するものです。これはいわゆるSF的な考察ではなく、人物相関として見るべきものです。AIAIが関わるシーンが多いにも関わらず、Vivyはその他の人間も救おうとしています。こうなるとどうなるかといえば、人間同類AI感情殆どが持ってゆかれ、かつ最重要人物のオサムのエピソードが不十分になるばかりか、トァクの背後も語りきれなくなる、ということです。しかし作者的にはAIインフラ以上になってしまった世界を描きたかった節も感じられます。でなければAIAI関係性をメインにもってきません。そればかりかAIを狂わせ、利用しておかし世界にしているのは人間であるという業も人間側に押し付けています。これはつまりAIという善悪を取り払った像から人間という醜くも美しい存在を浮彫にしたかった、という心象が背景にあると見てよいと思います

どうすべきだったか

この場合AIAI物語である、という構造を減らして、人間AIの関わりを増やすべきでした。なぜならVivyは最後最後まで歌うことに対して逡巡していましたし、人間AI関係のみならAI敵対する人間、支持する人間、利用しようとする人間という様々な角度がより深く追求できたはずです。さらには人間との関係性や対話が濃密であればあるほど視聴者はVivyの成長も理解できるようになります

なぜVivyはフリーズしたのか

Vivyは物語の中である絶望感に襲われて、具体的には冴木教授の自殺によって一度フリーズします。この現象は上述の項目にかかっています。すなわちVivyはAI対人という構造で人を救いたかったわけではなく、全人類及びAIすら本心では救いたかった、というものです(他所ではモモカの死が重なったされていますが、話の根幹から切り取ると作品意図としてこうなる、という話です)。Vivyは常々手の届く範囲は全て救おうとする存在でした。したがってVivyは無機質な感情を持つアーカイブのみが理解できない存在であり、その他のシンギュラリティを達成しているAIに関しては人間と同様の扱いに終止していました。これは作者の意図によるところです。作者は最初からVivyを聖女に仕立て上げたかったわけで、大きな風呂敷の中で終盤を終わらせるつもりだったはずです。その中身こそが「全てを救いたい」というリゼロでは成立しにくかったテーマです。もっとも結果として人間選択してAIを切り捨てていますが、この辺への苦言は終盤にてナビがフォローしています

どう調整すべきか

前述の人間AIという構図を増やし、全てを救うのではなく苦渋の決断AIを停止させるという感情面の描写がより鮮明に描かれるべきでした。これは本来オフィーリアとアントニオ事件ときに行われるべきでしたが、彼らの背後には柿谷が関わっていたため、純粋AI悲劇を描きにくかったように思えます。結局AIAIという構図を減らしてワンクールで収めるべきでした。

実はメッセージ的にはやれることはやっています。例えば先程の人間の業故にAIは悪にもあるし善にもなる。それを処断すべき存在アーカイブであったという話、オサムが二者択一及び悲劇的な立場にあったという話。AI反対派の柿谷がやがて孫の代になってVivyと協力するという大河ドラマも盛り込んでいます聖女であるVivyがその使命を最後までブレずにまっとうするという面も全てです。むしろ盛り込み過ぎと言うべきでしょう。しかし逆に言います12~13話は約5時間ですので、映画一本分と思えばやれないこともないはずです。ではどうすればよいかといえば、感情表現をすべてセリフで済まそうとするのではなく、シーンで伝えきる技術をより先鋭化すべきかと考えます。僅かな感情のやり取りだけ、沈黙だけで意図理解できるようにすべき、ということです。もっともこれは監督仕事ですが。

付け加えるなら

Vivyがあまりにも完全無欠の善人として描かれすぎているように思います。この時代AIは少なくともシスターズに至っては人間レベルですから人間のように不義に逆上する場面があり、その過ちを反省する未熟さもあってしかるべきです。こうした人間的深みの一部がVivyから欠落しているがゆえに感情移入の一つを失ったことは、すでに前出で言及しています

もうひとりの脚本家、梅原英司

ゼロローリングガールズだけ知ってますが、たしかに関わったものを見るとサスペンス系が多いように思えます。かみ合わせ的にどうだったんでしょうか。脚本本数が少ないのでこれからなんでしょう。

おまけ:なぜ『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』は評価割れたのか。

SFサスペンスとしてSF屁理屈言い訳物語を紐解く推理として捉えられる層と、物語全体の展開を見る層、キャラ萌えする層、旧来のファン層に分かれちゃったからです。わたしは上から二番目です。

いいんですよ。怪獣四次元から投射されてるとか特異点自体計算機になる理屈があっても。でもそれメインだと映像では厳しい。そこがすべての人は超楽しかっという。でも楽しんだ観点も間違ってないと思ってます。楽しかった感情までどうこうできる権利もないので。

2021-04-23

2021年アニメ2話か3話くらいまで見た



Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀3

ソシャゲとのコラボに便利そうな行き先ランダムどこでもドアをお披露目しただけで第1話が終わったところに、大人作品シーズン3の余裕を感じる。第2話のラストから映画の話と繋がって、ようやくアクセルがかかってきた。

天命ちゃんまだ生きてるかな……殤不患と名前で呼び合ってるし深い仲だろって思ったけど、この世界(もしくは吹き替え版)は割と普通に名前呼びしてるからそうでもないかもってなってきた。

あー、角川がサンファン人気に便乗して虚淵に帯文書かせて多情剣客無情剣を再刊してくれねえかなー。

ガールガンレディ

新規IP美少女プラモ架空プラモ・若手女優ばかりの深夜特撮・死んだら存在が消える系バトロワ・戦いたくない主人公。令和は平成の続きだから平成が溢れるのは当然のことだった。

映像にすると地味でつまらい組み立てシーンをアイドルMVにして処理、という解決策には膝を打った。かわいいアニメだとコスト的に厳しいので、これも実写ならではかな。プラモアラモード……うん。

銃撃戦はバーチャルな感じかと思ってたら、普通に壁壊れたり血が出て驚く。美少女光線銃で撃たれて血が噴き出るの、深夜特撮というよりVシネ感ある。

組み立てシーンもそうだけど、養護教諭学校で30MM組んでたり、ねこぶそうが思い出アイテムっぽかったり、ランナーに付いたままの弾を補給するためニッパー持ち歩いてたり、バンダイプラモアピールが強過ぎる。

これグラドル女優に釣られてみた人、大丈夫だろうか。というか俺以外に楽しんでるやついるんだろうか。俺は楽しいから観るけども。TVerでも無料見逃し配信してるから観ようぜみんな。

キャンプするJK大原優乃もいいけど、JKに殺し合いさせる生プラモ大原優乃もね!

Vivy

人工知性による反乱も、それを人工知性に鎮圧させることも、あまりに擦られすぎてる題材だから、◯◯と同じが頻発して当たり前なので。でもやっぱりAIの叛乱阻止のための時間遡行は『ターミネーター』すぎるので。アニプレ的にはプラメモソードワンダラー一刀両断なので?

昔のSFだとロボットAIがほぼ同じだったのは、当時は回路でプログラムしてたから納得するよりないんだけど、これはどうなんだろ。携帯電話端末が「ケータイ」と雑に略されるように、AIを搭載した機械を「エーアイ」と雑に略して総称してるのかもしれない。もしくはなにかハードウェアと搭載AIが分離できない仕組みがあるからそう呼ばれるのかもしれないし、そもそも現実とは異なる技術史を歩んできたのかもしれない。まさか宇宙船内で映画見るのにテープ出してくるようなやつを2021年意図せずお出ししてくるわけないし。ないよな?

AI同士のみの意思疎通で自然言語発声しているのも非常に気になる。視聴者に伝わらない謎プロトコルでやりとりしちゃうのはアニメ的にダメだけど、無線通信による意思疎通をエコー付きの会話として演出しているシーンも多々あるので、発声しているのは演出の都合ではなさそう。声は演算速度に対して圧倒的に音速いはずだし、AI自然言語を使う利点もよくわからない。

2話のやつは三流議員ディーヴァちゃんの使命観を聞かせたかった作劇上の意図はわかるけど、ディーヴァちゃん別に三流に聞かせるつもりは無かったよね。言いたい相手はマツモトだけだよね。無線壊れたの?

何らかの意図があるんだろうが、それが映像ではまったくわからん。ヒトが介在しないAIコミュニケーションでは意思疎通のプロトコル選択にヒトでいう声調や身振りのような意味があって、そういう演出を見落としているんだろうか。それとも単になるべく人間っぽく振る舞うようプログラムされているのか。作者が考えなしってことはあるまい。あってほしくない。

うだうだ言ってるけど、長月脚本による最期に報われることを前提にした主人公いじめアニメとして期待はしているんだよこれでも。小説は月末か。早く出てくれ。

SSSS.DYNAZENON

謎に包まれものの人気が無いんじゃなくて、謎以外に何一つ面白みがないもの特にエヴァフォロワー気取りがウンザリされてるだけじゃないの。俺には謎に包まれたSSSS.DYNAZENONが不人気なようには見えない。

当然のことだけど、ダイゼノンからバンダイ匂いを感じる。せっかくSFランドに近付いたのに、という気分が男玩寄りの界隈にあるけど、幼少期からプレックスの男玩デザインに漬かって育った男の子絶対ダイゼノンに勝てない。勝てなかったよ……。

小さいバラメカカットによってはプロップとしてチープに見えてる。ABS感というか。小物としての高級感って巨大メカの光沢や影付けと文法が違う気がする。玩具に高いなりきり能力を持たせてくれるいい設定なんだが。

新幹線変形ロボ シンカリオンZ

津田ちゃん少年役合ってるなぁ。男装イベントとかやってるし、いつか男役はあるだろうと思ってたけどテレ東ゴールデンで主演。嬉しいことだ。

モバイルShincaがすごい。Shincaからパワーアップとしても現実のそれに沿っているし、スマホヒーローアイテムへの落とし込みも成立しているのが上手い。

前作は面白かったが困ったらすぐ飯に頼る側面があったので、今回は宇宙人とどうやって仲良くしていくのかに注目したい。

バトルアスリーテス大運動会 Re:START!

天地無用!魎皇鬼外注したAICが会社としては生き残り、独立してアニメの実制作をやってたアイムズが潰れたのには、葦プロが存続してるのにジーベック消滅したような哀しさがある。AICライツ、どうなるんだろうね。

それはさておき、色んな要素がわざとらしく古臭いのがキツい。メインの話は面白くなりそうな雰囲気あるが、過剰な90年代風味?が鼻についてそれどころでない。これではセブンが得意とするお色気も台無しだろう。

今の所、ナイトセイバーズをJKにしたりメイド服を着せたりして現代リブートと称されるよりも眉間に皺が寄ってしまう内容。この調子イクサー1 REBOOTだのHAGANE VS DOKIだのダンガイオーINFINITYだの作られたらたまったもんじゃない。

だいたいにしてメガゾーン23エルハザードもプリティサミーも、全部クラウドファンディングだけやって止まってたのに、どうしてそういう話の無かった大運動会放送までこぎつけられたのか不思議。逆か。大運動会だけは企画が通って、他はCFしてパイロットフィルム作らなきゃならなかっただけ……憶測だけど。

とにかくAICがどうなろうと簾座編18巻は出してくれ。ロボバトル期待させといた二冊目でなろうごっこを数百ページ読まされた恨み忘れんぞ。

2021-04-03

2021年アニメお気持ち長文

ゆるキャン△2が終わったと思ったらゆるキャン△2が始まりアニメも始まっていた。時の流れって早い。

世界ピクニック

米軍救出、というか姦姦蛇螺とのバトルをクライマックスにしつつ、人の心が無い女が人間の心を理解できた!成長!ハッピーエンド!がやりたい。でも原作ではその後に当たる水着回やりたい。発狂した空手モンスター出したい。オリジナル回やりたい。

そう考えるとこうなるわ。最後まで見て1本のテレビシリーズとして考えると納得。これはメディアの違いを理解せよの亜種問題かな。

原作脚本回は湿度と粘度が非常に高く、見ながら原作者の筆だと分かった(アニオリだから、というのも材料として無くはないが)。宮澤伊織短編上手いなぁ。いや『Tは寺生まれのT』もちゃん面白かったし、構成もしっかりしてたけど。あれはエピソード積んでキャラ揃えて設定説明済ませてから長編から上手くいったのか、それとも純粋に作者が上手くなったのか。後者であってほしいなぁ。

半妖の夜叉

二世ものとして、親世代のその後と子供達の活躍を期待していたら、夜叉姫は親のこと一切知らないし、親も出てこない。なら新世代の話を楽しもうかと思ったら、敵方は親の親の代から因縁で絡んでくる。話をどっちに振りたいんだよテメー!!!

特に是露の話は夜叉姫達と全く関係ないよね。ババアの横恋慕に孫が絡む要素がどこにある?だから最終回の前半ずっと高見の見物させとくしかなかったんだろ?

虹色真珠も理玖とわカップリングしてぇ〜って萌え燃料以外の意味あった?お排泄物ガジェット。まあ実際に是露の排泄物だったわけだが。

夜叉姫三人のキャラだけは文句無しによかった。前作キャラのその後を期待する作品じゃないと分かったら、新キャラかわいいが唯一の見所になるじゃん?そこでちゃんと三人をかわいく作ってんだからプロだよな。プロとは?

装甲娘戦機

リコ以外の装甲娘もみんな部外者なんだと、御殿場の後でようやく意識できた。

序盤は設定がやたら深刻な割にキャラ雰囲気が真面目になりきらない事に不信感抱いた。でもみんな他所世界から落ちてきただけで、当事者じゃない。ミメシス自分世界来たらマズいよなって意識はあるし、今ここで死にたくないから、遊び半分ではやってないというだけなんだよな。

……っていうのを分からせる前に装甲息子回なんかやるんじゃないよ!

折り返し前でようやく見えてくる要素じゃないでしょこれ。ただのザンネン5なことを最初から魅せといてくれ!

でもそういうことさえ分かってしまえば、ものすごく面白くなった。

続編が望めない(ゲーム連携とれてないし、主要スタッフはわしかわいいが決まってるし)のだけが残念。まあせっかく帰れたリコを戦場に戻すこともないし、別にいか……。

呪術廻戦

わざわざ順平の死や交流戦と比べて盛り上がりに欠ける半人半呪霊兄弟エピソード最後に持ってきたのって、次映画やるからだろ?『鬼滅』がリハビリで地味ーに終わったのと同じで。

それなのに次は別主人公で前日譚映画って。「そんなに盛り上がらない最終回」という前振りに対応するサゲは「盛り上がる続きは劇場映画で!」だろ!?

原作買え?俺は虎杖と伏黒と釘崎のネクストアニメで見てえの!

本編は面白いんだけど大ネタばかりすぎて、本編とじゅじゅさんぽの中間的な、訓練や任務のある呪術高専日常エピソードが足りてねえ。原作もしくは設定上そういう日々はあったんだろうけど、アニメでは直接描写されてない。だから虎杖死亡(嘘)時期の一年生の反応がちょっと重過ぎるし、この世界に特級未満の呪霊存在しないの?ってなる。

ただやったらやったで、今度は中弛みとか捨て回とか言われちゃう予感はする。じゅじゅさんぽがいい塩梅だったのかね。

WIXOSS DIVA (A) LIVE

エクセルボコボコにされたヒラナが這って逃げたり土下座する回は、自分自身がルリグなことを活かしてた。その次の回でダイナやマキナセンターになってたのも良い。一生脇に立って指示通りグロウするだけの人らじゃなかった。そういうなんで◯◯なの?なんで××しないの?を全部やっていったかデウスエクスマキナ好き。歌もシンセタムが強い。

他のクラスCディーヴァ達も割と真っ当にライバルしてて見せ場もある感じ。そのせいで見た目以外から強烈な個性を感じられない面もある。サンガすら浄化されちゃうきれいなウィクロス

にしてもアキノちゃんあのアバターウィクロスランドうろつけるしディーヴァバトルできるしグロウもできるのに、ディーヴァタイムだけはやりたくないの全く意味からなかった。あのアバター衣装でその言い分は無理でしょ。

IDOLY PRIDE

せっかくかわいいキャラと曲と良ダンス作画を揃えたのに、悪霊が全てを台無しにした。

終盤は悪霊無関係キャラ空気化した。琴乃さくら芽衣以外ろくにセリフねえ。人数のせいじゃなく、話を悪霊に寄せたせいで割食っただけ。ライバルだって麻奈越えの話ばかり。さくら心臓のくだりも、妹と霊感が月ストに偏っちゃったから、サニピにも悪霊との繋がり持たせとこう程度の理由しか感じない。

新人の今これからの話よりも、死んだ麻奈の話の方が魅力的なのがおかしい。

自分らで第1話で作ったハードルだろ。11話もかけたんだから越えろよ。

いや違うな。悪霊として復活したせいで長瀬麻奈というハードル11話かけて高くなったんだから、越えられるわけがなかった。ただでさえ死んで高くしたハードルをより高くするとか、どういう了見だ。

しかもいつか飛び越えること前提のハードルなのかと思ったら、成仏シーンで麻奈と牧野くんの話を絶対越えられない壁にしていきやがった。月ストでもサニピでも他社所属でもいいけど、今後あれを越える面白い話作れんの?

悪霊悪霊すぎる。

『IDOLY PRIDE』とは死してなお続く麻奈様最強伝説だった。

死人が全アイドル中一番かわいくて歌が上手い最高のアイドルだし、ストーリー面白いってなんなのマジで

そんなに麻奈の話したいんだったら、最初からかわいいかわいい常勝無敗のスーパーアイドル長瀬麻奈ちゃんが生きてトップ上り詰める話をやってくれ。素直に麻奈ちゃんかわいい!させろ。

ログ・ホライズン-円卓崩壊-

人の米櫃に手突っ込んできた反目を破門して、盃を理由に侵攻してきた他所の組ごと縄張内から蹴りだすだけの話。それをスマートに見せてくるのは流石ログホラ。貴い血筋かわいい大地人のレイネシアを大義名分にしたのは本当に上手かった。

アキバではアインスの名誉回復されてないっぽいのもそう。当のアインスは餞別付きでアキバから去ったし、残った元ホネスティも有望な人材は事前に引き抜き済みだし、一般人からヘイトはいない人と潰れた組織しか向かず新旧円卓は無事。無視できる禍根しか残ってない。

……この辺の話って、今後人為的に主要ギルド間に格差作って円卓崩壊アキバ弱体化が可能視聴者(読者)に示したかったのかな。考えすぎ?

その後はエピソードに沿ってこの世界システム解明してて、安定した面白さ。

今期はリアルタイムで見られなかったんだが、そういえばdボタン押すとMMORPG用語解説してくれるやつは今期もあったんだろうか。

2020-12-28

1000時間クソゲーを遊び続けた1年だった

1000時間以上プレイしたゲームを俺は今日やめた。本気で嫌いになる前にプレイを止めた、と言うべきだろう。

クソゲー1000時間費した一族

今年の5月セールに釣られて買った2DアクションRPG1000時間やった。クソゲー。俺が始めた時点でアプデに次ぐアプデでマシになっていたらしいが、超クソゲークソゲーになっただけ。マルチがあったから辛うじて続けられた。

まずキャラ格差。その場を自動攻撃し続けるオプションを設置して回避に専念できるエリートキャラがいる一方で、近接コンボ入れないと火力が出ないくせにその火力もしょっぱいキャラがいる。こいつキービジュの中央にいんだぞ。イジメだろ。

後述の魔法攻撃かいゴミしか使えないキャラもいる。攻撃詠唱の手間がかかるくせにゴミ火力。かわいい以外に取り柄が無い。自傷ゲージ溜めとマクロ使用前提の設計???

物理以外の攻撃技がゴミ物理攻撃武器に「攻撃+100%」などの効果があるし乗算されるので、ダメージが雑に2倍以上に跳ね上がる。けど魔法攻撃は素の火力がゴミなのにそういう効果も小さすぎてどうしようもなくゴミ計算式の都合でバフアイテム効果が誤差なのもゴミ

もう一つ誰でも使える特殊攻撃があるけど、必殺技ゲージを消費するし発動の隙がデカい。依存するステを伸ばす装備で固めないと火力も出ない。物理50%軽減のボスでさえ、ほとんどのキャラはゲージ溜める時間使って物理で殴った方が早い。物理99%軽減のボス以外は物理一択

レベルを上げて特効武器使って物理で殴るしかないゲーム

マルチゴミになるキャラがいる。通常攻撃を当てれば必殺技ゲージが溜まりマルチプレイでは誰かが当てれば全員のゲージが溜まる。

じゃあマルチだとゲージいっぱい溜まってゲージ消費の物理技いっぱい使える! と思うじゃん? ゲージを一切溜められないキャラ大人気なせいで、ゲージを消耗して大火力を発揮するキャラが死にキャラと化して、人数に応じて増える敵HPを削りきれなくなる。ゲージ溜められないやつは上手いやつが使わないと火力出ない。

そもそもマルチプレイゴミ。ザコ敵一体一体のヘイト処理がクソ重く、かつマルチだとザコの視界外消滅判定が遅くなるので、処理が重くなる。最悪ソフトが落ちる。回避するにはザコが少ないクエストを選ぶか、全員で固まって見敵必殺しながら進むしかない。

昔はマルチ前提のクソバランスだったらしいけど、今の環境だとよほど上手いやつが集まって最適化しない限りソロのが遥かに周回効率がいい。でも一人で黙々とやってると心が磨り減るからマルチにすがってしまう。そういう意味では今もマルチ前提か。

でもマルチロビーUIゴミすぎる。部屋一覧にプレイ中の部屋と自分が未解放クエストでは募集してる部屋は表示されない。なので人のいるいないも、解放すべきクエストも分からない。ディスコード前提か?

ネットでは「PSP時代ローカルマルチのみを想定してたけど、開発長引いたので強引にオンラインマルチ対応させただけのクソofクソ」って言われてる。なるほどね。

ボス戦がクソ。この会社の作るアクションゲーム、15年くらい前から回避偏重の傾向があった。行動パターンを覚えて完全回避して、隙見てダメージ入れるのが唯一の正解という設計システムからしてまず回避ありきのゲームもある。

そのノリを被弾によるスコア減点が無く回復手段豊富ARPGに持ち込んだら、回復アイテムをジャブジャブ使いながら被弾して無敵時間に殴りまくるのが最善手になった。

リジェネかけて物理ゴリ押しが正解のゲーム

装備作りのための素材集めが苦行。キャラごとの最強アクセは超低ドロップ率のキャラ専用アクセを3種合成して作るが、これを2個装備が現バージョンでの人権キャラは6人いる。レアアクセ36個掘り。

またあるキャラ人権武器(※最強武器)を作るのに、コモン素材3375個分の価値がある超レア素材を4個要求する素材武器4種各1個(単体性能はほぼゴミ)と、その超レア素材1個と交換する素材10個、合計で超レア素材が26個必要。これとは別に1周あたり1個しか獲れない素材6種を各5個と、1周あたり最大73個しか獲れない確定ドロップ素材500個が必要必要周回数が多過ぎる!

2019年発売のコンシューマゲーだぞこれ。古のネトゲかよ。簡単武器作られたら悔しいじゃないですか精神。以前はもっと酷かったらしいが、今でも十分に酷い。もし簡悔精神ではないなら、作ってるやつは誰一人として算数ができないか、人の心がないんだろう。

最強武器素材欲しさに移動速度+25%+20%+20%して2分のクエストを40周するのはもう嫌辛い苦しい心が死ぬ

それでも1000時間プレイしてしまった一族

さんざん貶したけど、アクションの手触りはいいか1000時間以上プレイできてしまった。各キャラ固有のアクションはめちゃくちゃ面白いんだよ。それに穴と即死トラップがないから気楽。アクションゲーはそろそろ即死バランスとるのやめよう?

それに上に挙げたクソポイントとその対策、あとはバランス調整のクセさえ知っていれば、周回はできちゃうんだよね。で、楽しいアクションに釣られてもう一周、もう一周とアクセ掘りという試練へ向かってしまう。もう宗教でしょこれ、邪神祀る系の。

でも思うんだよ。ダメージ計算式と自キャラステータス成長率と装備バランスキャラ格差ボスの行動パターンと弱点属性の素の火力が低いから高火力の耐性属性で殴った方が強い属性設定とヘイト処理の重さとステータス周りのUI統一マルチでのエラー落ちと装備品素材各種ドロップ率と素材の要求数とマルチ募集UIさえどうにかなってたら、あるいはこのアクションが別ゲーで実装されてたらなあって。

魔法詠唱コマンドが短めでRPG戦闘で入るちょっとしたアクションだったら面白いかも。最低6、最大31ボタンも短時間に何回も繰り返し入力しなければ攻撃回復もできない、腱鞘炎になるかマクロ使うかの二択な仕様でさえなければすごく面白いんだよ詠唱入力

他のゲームが無理だから1000時間と金をドブに捨てた一族

2020年にもなって2Dアクション1本(しかクソゲー)に1000時間とかどんな判断だ?と思うだろう。俺も思っている。

でも俺、今流行ってるゲームはだいたい無理だからな。迷子になるから3Dとかメトロイドヴァニア無理だし、対人は「覚え」のパターンシングルゲーの何乗にもなって無理だし、トロいかパズル音ゲーも無理。

無理ばっか。本当はゲーム嫌いだろ俺。

そんなゲーム嫌いでも1000時間プレイできたってことは、クソだと思いながらも、俺はあのゲームのことを好きだったのかもしれない。

まあめぼしい武器は作り終わったし、社長配信番組でアプデ告知無かったし、もう止め時だろう。これ以上は負の感情に呑まれる。もうアプデ無いってことは、土契約で土レリしたときの対ディーヴァ神聖攻撃ダメージ上昇倍率設定ミスも、巫女のボイスどのCVでも護りの型で「行って」斬りの型で「護って」っぽいセリフになる指定ミスも直らねえし、弱キャラの火力上方修正も無いという哀しみに。

からもういいんだ……。

2020-09-03

お気持ち表明(笑)

自分川島瑞樹出会ったのはちょうど4年近く前になるのかな?

好きだったなぁ川島瑞樹。全部、好きだった。雑コラネタにされていたことも、初代総選挙10位ってとこも含めて。メタ視点で見ても好きな存在だった。


28歳の元アナウンサーで、優しくて、かっこよくて、可愛くて、茶目っ気があって。なにより、憧れの存在だった。

アイドルになりたての頃、不安でヤケになっていたのが嘘だったみたいに立派に成長して、若い子と正々堂々切磋琢磨して、ああ、夢を見始めるのに期限はないんだ、28からでも成長していいんだって勇気づけられた。こんな大人になれたら素敵だなって。



モバマスポチポチ走って課金してスタドリ貯めてフリートレード駆使してカード集めも頑張ってたな。温泉アイプロ川島瑞樹メンバーのみんなに尊敬されてて鼻が高かった。オトナのバレンタイン報酬SR最近イラストの中で1番好きだったな。

デレステもNocturneイベントは全力出した、3桁きれないような雑魚だったけど自分なりに頑張ったな。




2019年6月23日SSRアドバンスアバンチュール実装された。かの有名な「水着マフラー川島さん」だ。自分はその頃ちょうどインターネットというかTwitterに嫌気がさしてて情報遮断してたから実際にどういう燃え方?というか物議の醸され方?してたのかは詳しくないんだけど、賛否両論だったらしい。

キャラクターのことを好きになりすぎるとパブサができない。推し悪口を言われてるの見るとムカついて、涙が出るから5ちゃんとかまとめサイトとかpixiv百科とか見れないタイプオタクだったから、相まってその時のインターネットが怖かった。



とりあえず、出番が貰えてよかった気持ちもあってTwitterでは喜んだフリした。いやもう、正直、現実世界自分は怒り心頭はらわた煮えくり返りまくりだったんだけど。冷静になって考えればTwitterで喜んだフリしたのも訳わからんよ。もっとキレて、喜んでる人達ブロックしまくったりすればよかった。同担の目が気になって本音が呟けなかった自分が情けない。まずもう死にたい

セクハラとかモラハラとか、似合う似合わないとかの問題じゃない。「こんな衣装」で一枠潰されたのが川島瑞樹だけでなく、まだSSRの無いアイドル達にも申し訳なかった。

布は少ないし、マフラー浮くし、個人的感想になるけど合うステージが少なすぎるし踊るの見てて不安になる。

そして、川島瑞樹が着る必要が無い。コミュを読んでも、親愛度セリフを読んでも、川島瑞樹けがポジティブ物事を捉えて素敵な解釈を後付けているようで、自分は追いつけなかった。「28歳でデビューした事が奇異の目で見られる」という最初期の設定をわざわざ掘り返してまで水着マフラー川島瑞樹に着せた意味もわからなかった。




自分もっと上手に川島瑞樹プロデュースして、人気が出てればこんな衣装貰わなかったのかと思うと悔しかった。死にたくなった。

その頃の自分は本当に馬鹿で、プロデューサーとして自分川島瑞樹に何か出来る気がしていた。本当は何も出来ないのに。

あと、高垣楓。あそこまでセットとして高垣楓とくっつけたいなら川島瑞樹にもそれ相応の衣装渡せよ。高垣楓ドレス貰いまくってるんだから川島瑞樹がそれに見合う衣装貰えないのおかしいだろって、なんの罪もない高垣楓八つ当たりしてしまった。ごめんな楓ちゃん。楓ちゃんは悪くない。あとその直後の月末三船美優のことはまだちょっと許せてない。ごめんな美優ちゃん。美優ちゃんは悪くない。






そこからどっぷりTwitterの「愚痴垢」関連のツイートを漁るようになってしまった。やれ、このアイドルの出番だの、このアイドル衣装だの台詞だの、言い出せばキリがないのは勘づいていたけど実際に言葉にしている人たちを見るのは割と辛かった。特にデレステ4周年~モバマス8周年本田未央シンデレラガールお祝いムードの時が一番色々な人の愚痴を見てた気がする。

辛かったけど、そのころにはなんだか安心できた。同じような意見を持ってる人が居たりしたのが嬉しかった。表垢じゃ言えないから、と、愚痴垢を作った人もいるようで安心した。自分ROM専だったが。

あそこで水着マフラーを出されなければ自分所謂聖騎士」になっていたんだろうなってくらいどっぷりハマってたはずなのに、気づけば愚痴ヲチして安心するような人間になってた。




水着マフラーから暫くして、とあるきっかけがあって運営に初めてお手紙を出した。「SSR衣装は目立つし、そのアイドルシンボルひとつになるからちゃんと考えて作ってくれ」的なこと。今考えれば稚拙感情任せな文章だったと思う。でも言いたいことを全部書いた。てかこれも随分と稚拙感情任せな駄文なんだけど。




元々、ソシャゲが嫌いだった。ゲームは好きで買い切りの家庭用ゲーム好きな人間だ。

いつかサービス終了するゲームに本気になれないし、ガチャというシステムがどうも金目当て臭くて好きになれない。長く続くソシャゲソシャゲシステムが多すぎて取っ付き難いし、シナリオも好きになれないものが多かった。あとただ単に毎日ログインが面倒くさかった。




そんな自分モバマスデレステには結構な額課金した。貧乏学生なりにデレマス生活の主軸になるような金の使い方をしていた。「ソシャゲ抗議文を送るなんてバカバカしい」って思ってたのに、感情任せのクソみたいな文章運営に送ったのもデレステ最初で多分最後だ。川島瑞樹に狂ってたし、運営に振り回されてた。




それからしばらくして、川島瑞樹は沢山の活躍をしてくれた。

LIVE新曲披露からフォーリンシーサイドイベント2020年5月31日ウェディングガシャのドレス姿SSRエターナル・マイラ実装。5周年のアニバのメンバーに抜擢。

自分はそんな川島瑞樹の頑張る姿を素直に喜べなくなっていった。

フォーリンシーサイドのイベントは完走した。ドレスSSRは3枚取りした。アニバイベントも今、とぼとぼ歩いている。

ももう、昔、川島瑞樹に感じていたあのときめきは無くなっていた。



川島瑞樹活躍が全部、運営免罪符に思えてしまった。

フォーリンシーサイドのイベントコミュが昨今のコミュ比較してとても良いものだったのも、ドレスSSRも、アニバのメンバー抜擢も、全部。

思えばアドバンスアバンチュールと同時に実装されたカバー楽曲も「カバー曲付けておくから衣装楽しみにしてた人はこれで許してね」と言われているようで実装当初から大嫌いだった。

どうでもいい事だけどHello Especiallyの歌詞片桐早苗の方が合ってるだろ。




ドレスSSRが一番嫌だった。水着マフラー実装された時「ドレスがよかった」という声が多くあがってるのを見て正直肩身が狭く感じた。

そりゃあ、水着マフラーよりドレスの方がいいけど、自分はずっと「永遠プリンセス」の上位互換SSRが欲しかった。確かに夜明けのディーヴァ自分も好きだ。水色のドレス姿で等身大川島瑞樹として歌う姿は朝焼け凌駕する美しさだと思う。だけど自分はそれより永遠プリンセスが好きなんだ。

AngelBreezeを踊らせたときに、しっくりくる、可愛いけど甘すぎない、ふわふわだけど爽やかな衣装が欲しかった。はじめてのダメガで使ってるうちに愛着が湧いて、自分川島瑞樹が好きになるきっかけをくれたカード。デレアニを見て尚更好きになった永遠プリンセス衣装SSR化はもう二度と叶わないんだろうな。

話を戻す。ドレスSSR実装、嬉しさよりも「ほら、みんなが欲しがってたドレスだよ!これで許してね?」という運営の声が聞こえてきて、本当に、素直に喜べなかった。

ポニーテール続投も、明るすぎる花の色と暗い青のちぐはぐさ、光ったりするギミックも無くてなんの捻りも感じられない。シンプルで良かった、と、気に入ってる人には申し訳ないが、何も嬉しくなかった。

イラストも、同時に実装された黒埼ちとせと比べて手を抜かれたように感じられて、物凄く不快に感じた。ごめんなちとせ嬢。ちとせ嬢は悪くない。

奈央さんの演技くらいだな。個人的にこのSSRの良い所。ボイスの実装があって良かった。

とにかく、自分はこのSSR実装運営が「ドレス出せって言うから出したよ。水着マフラーで怒ってた人これで機嫌直してね」と言ってるようにしか思えなかった。






アニバイベントは謎の2度目抜擢。

奈央さんの28歳に因んでる説があるらしいがそんなの知らん。中の人関連の色々ほんと無理。いや奈央さんの声と演技は大好き。ごめんな奈央さん。奈央さんは悪くない。

GoJustGoのアニメ観て全く感動できない自分がいて、一気に冷めてしまって今この文章書いてる。

俺も新規で動く川島瑞樹見て嬉し涙流したかった。

あと佐藤心二人称ぶれぶれなの呆れた。




川島瑞樹の出番に運営の「水着マフラー出してごめんね」の謝罪文が付いてまわっているようにしか思えなくなったのは、全部、自分が捻くれているせいなのはわかっている。

もともと被害妄想がひどくて、ネガティブで、後ろ向きで、落ち込みやす性格だ。

から自分が素直になれなくなったのは、他でもない自分のせいだ。

自分川島瑞樹をまっすぐ見つめることができなくなったのは、自分のせいでしかない。

川島瑞樹を追いかけられなくなったのも、全部全部、自業自得だった。

運営微塵も水着マフラー出してごめんね」なんて思ってないと思う。運営に「悪い事をした」という自覚があるなら、それはそれで恐ろしいから。どうかこれからも、悪気のないサイコパス運営であってくれ。


川島瑞樹のことは今でも好き。大好き。良い人だし、かわいい。曲はたまによく聴いてる。でもなんかもうなんか、わからない。あんなに好きだったのに、今でも好きなのに、公式川島瑞樹を素直に飲み込めなくなっていた。もうあの頃の頭お花畑なしあわせプロデューサーには戻れない。自分2019年6月22日以前の川島瑞樹のことしか素直な目で見れない。

アニバメンバー抜擢が良いきっかけになった。川島瑞樹イベントで、ここまで気持ちが上がりも下がりもしないの初めてだ。

このイベント終わったらデレマス関連全部辞めようと思う。こんなネガティブ野郎粘着されちゃあ、川島瑞樹迷惑がかかってしまうだろうし。

こんなメンタルクソザコナメクジと、アイドルマスターを引退しないかモバマスデレステもやめだやめだやめだ!

自分川島瑞樹みたいに前向きになれなかった。

お気持ち表明(笑)

自分川島瑞樹出会ったのはちょうど4年近く前になるのかな?

好きだったなぁ川島瑞樹。全部、好きだった。雑コラネタにされていたことも、初代総選挙10位ってとこも含めて。メタ視点で見ても好きな存在だった。


28歳の元アナウンサーで、優しくて、かっこよくて、可愛くて、茶目っ気があって。なにより、憧れの存在だった。

アイドルになりたての頃、不安でヤケになっていたのが嘘だったみたいに立派に成長して、若い子と正々堂々切磋琢磨して、ああ、夢を見始めるのに期限はないんだ、28からでも成長していいんだって勇気づけられた。こんな大人になれたら素敵だなって。



モバマスポチポチ走って課金してスタドリ貯めてフリートレード駆使してカード集めも頑張ってたな。温泉アイプロ川島瑞樹メンバーのみんなに尊敬されてて鼻が高かった。オトナのバレンタイン報酬SR最近イラストの中で1番好きだったな。

デレステもNocturneイベントは全力出した、3桁きれないような雑魚だったけど自分なりに頑張ったな。




2019年6月23日SSRアドバンスアバンチュール実装された。かの有名な「水着マフラー川島さん」だ。自分はその頃ちょうどインターネットというかTwitterに嫌気がさしてて情報遮断してたから実際にどういう燃え方?というか物議の醸され方?してたのかは詳しくないんだけど、賛否両論だったらしい。

キャラクターのことを好きになりすぎるとパブサができない。推し悪口を言われてるの見るとムカついて、涙が出るから5ちゃんとかまとめサイトとかpixiv百科とか見れないタイプオタクだったから、相まってその時のインターネットが怖かった。



とりあえず、出番が貰えてよかった気持ちもあってTwitterでは喜んだフリした。いやもう、正直、現実世界自分は怒り心頭はらわた煮えくり返りまくりだったんだけど。冷静になって考えればTwitterで喜んだフリしたのも訳わからんよ。もっとキレて、喜んでる人達ブロックしまくったりすればよかった。同担の目が気になって本音が呟けなかった自分が情けない。まずもう死にたい

セクハラとかモラハラとか、似合う似合わないとかの問題じゃない。「こんな衣装」で一枠潰されたのが川島瑞樹だけでなく、まだSSRの無いアイドル達にも申し訳なかった。

布は少ないし、マフラー浮くし、個人的感想になるけど合うステージが少なすぎるし踊るの見てて不安になる。

そして、川島瑞樹が着る必要が無い。コミュを読んでも、親愛度セリフを読んでも、川島瑞樹けがポジティブ物事を捉えて素敵な解釈を後付けているようで、自分は追いつけなかった。「28歳でデビューした事が奇異の目で見られる」という最初期の設定をわざわざ掘り返してまで水着マフラー川島瑞樹に着せた意味もわからなかった。




自分もっと上手に川島瑞樹プロデュースして、人気が出てればこんな衣装貰わなかったのかと思うと悔しかった。死にたくなった。

その頃の自分は本当に馬鹿で、プロデューサーとして自分川島瑞樹に何か出来る気がしていた。本当は何も出来ないのに。

あと、高垣楓。あそこまでセットとして高垣楓とくっつけたいなら川島瑞樹にもそれ相応の衣装渡せよ。高垣楓ドレス貰いまくってるんだから川島瑞樹がそれに見合う衣装貰えないのおかしいだろって、なんの罪もない高垣楓八つ当たりしてしまった。ごめんな楓ちゃん。楓ちゃんは悪くない。あとその直後の月末三船美優のことはまだちょっと許せてない。ごめんな美優ちゃん。美優ちゃんは悪くない。






そこからどっぷりTwitterの「愚痴垢」関連のツイートを漁るようになってしまった。やれ、このアイドルの出番だの、このアイドル衣装だの台詞だの、言い出せばキリがないのは勘づいていたけど実際に言葉にしている人たちを見るのは割と辛かった。特にデレステ4周年~モバマス8周年本田未央シンデレラガールお祝いムードの時が一番色々な人の愚痴を見てた気がする。

辛かったけど、そのころにはなんだか安心できた。同じような意見を持ってる人が居たりしたのが嬉しかった。表垢じゃ言えないから、と、愚痴垢を作った人もいるようで安心した。自分ROM専だったが。

あそこで水着マフラーを出されなければ自分所謂聖騎士」になっていたんだろうなってくらいどっぷりハマってたはずなのに、気づけば愚痴ヲチして安心するような人間になってた。




水着マフラーから暫くして、とあるきっかけがあって運営に初めてお手紙を出した。「SSR衣装は目立つし、そのアイドルシンボルひとつになるからちゃんと考えて作ってくれ」的なこと。今考えれば稚拙感情任せな文章だったと思う。でも言いたいことを全部書いた。てかこれも随分と稚拙感情任せな駄文なんだけど。




元々、ソシャゲが嫌いだった。ゲームは好きで買い切りの家庭用ゲーム好きな人間だ。

いつかサービス終了するゲームに本気になれないし、ガチャというシステムがどうも金目当て臭くて好きになれない。長く続くソシャゲソシャゲシステムが多すぎて取っ付き難いし、シナリオも好きになれないものが多かった。あとただ単に毎日ログインが面倒くさかった。




そんな自分モバマスデレステには結構な額課金した。貧乏学生なりにデレマス生活の主軸になるような金の使い方をしていた。「ソシャゲ抗議文を送るなんてバカバカしい」って思ってたのに、感情任せのクソみたいな文章運営に送ったのもデレステ最初で多分最後だ。川島瑞樹に狂ってたし、運営に振り回されてた。




それからしばらくして、川島瑞樹は沢山の活躍をしてくれた。

LIVE新曲披露からフォーリンシーサイドイベント2020年5月31日ウェディングガシャのドレス姿SSRエターナル・マイラ実装。5周年のアニバのメンバーに抜擢。

自分はそんな川島瑞樹の頑張る姿を素直に喜べなくなっていった。

フォーリンシーサイドのイベントは完走した。ドレスSSRは3枚取りした。アニバイベントも今、とぼとぼ歩いている。

ももう、昔、川島瑞樹に感じていたあのときめきは無くなっていた。



川島瑞樹活躍が全部、運営免罪符に思えてしまった。

フォーリンシーサイドのイベントコミュが昨今のコミュ比較してとても良いものだったのも、ドレスSSRも、アニバのメンバー抜擢も、全部。

思えばアドバンスアバンチュールと同時に実装されたカバー楽曲も「カバー曲付けておくから衣装楽しみにしてた人はこれで許してね」と言われているようで実装当初から大嫌いだった。

どうでもいい事だけどHello Especiallyの歌詞片桐早苗の方が合ってるだろ。




ドレスSSRが一番嫌だった。水着マフラー実装された時「ドレスがよかった」という声が多くあがってるのを見て正直肩身が狭く感じた。

そりゃあ、水着マフラーよりドレスの方がいいけど、自分はずっと「永遠プリンセス」の上位互換SSRが欲しかった。確かに夜明けのディーヴァ自分も好きだ。水色のドレス姿で等身大川島瑞樹として歌う姿は朝焼け凌駕する美しさだと思う。だけど自分はそれより永遠プリンセスが好きなんだ。

AngelBreezeを踊らせたときに、しっくりくる、可愛いけど甘すぎない、ふわふわだけど爽やかな衣装が欲しかった。はじめてのダメガで使ってるうちに愛着が湧いて、自分川島瑞樹が好きになるきっかけをくれたカード。デレアニを見て尚更好きになった永遠プリンセス衣装SSR化はもう二度と叶わないんだろうな。

話を戻す。ドレスSSR実装、嬉しさよりも「ほら、みんなが欲しがってたドレスだよ!これで許してね?」という運営の声が聞こえてきて、本当に、素直に喜べなかった。

ポニーテール続投も、明るすぎる花の色と暗い青のちぐはぐさ、光ったりするギミックも無くてなんの捻りも感じられない。シンプルで良かった、と、気に入ってる人には申し訳ないが、何も嬉しくなかった。

イラストも、同時に実装された黒埼ちとせと比べて手を抜かれたように感じられて、物凄く不快に感じた。ごめんなちとせ嬢。ちとせ嬢は悪くない。

奈央さんの演技くらいだな。個人的にこのSSRの良い所。ボイスの実装があって良かった。

とにかく、自分はこのSSR実装運営が「ドレス出せって言うから出したよ。水着マフラーで怒ってた人これで機嫌直してね」と言ってるようにしか思えなかった。






アニバイベントは謎の2度目抜擢。

奈央さんの28歳に因んでる説があるらしいがそんなの知らん。中の人関連の色々ほんと無理。いや奈央さんの声と演技は大好き。ごめんな奈央さん。奈央さんは悪くない。

GoJustGoのアニメ観て全く感動できない自分がいて、一気に冷めてしまって今この文章書いてる。

俺も新規で動く川島瑞樹見て嬉し涙流したかった。

あと佐藤心二人称ぶれぶれなの呆れた。




川島瑞樹の出番に運営の「水着マフラー出してごめんね」の謝罪文が付いてまわっているようにしか思えなくなったのは、全部、自分が捻くれているせいなのはわかっている。

もともと被害妄想がひどくて、ネガティブで、後ろ向きで、落ち込みやす性格だ。

から自分が素直になれなくなったのは、他でもない自分のせいだ。

自分川島瑞樹をまっすぐ見つめることができなくなったのは、自分のせいでしかない。

川島瑞樹を追いかけられなくなったのも、全部全部、自業自得だった。

運営微塵も水着マフラー出してごめんね」なんて思ってないと思う。運営に「悪い事をした」という自覚があるなら、それはそれで恐ろしいから。どうかこれからも、悪気のないサイコパス運営であってくれ。


川島瑞樹のことは今でも好き。大好き。良い人だし、かわいい。曲はたまによく聴いてる。でもなんかもうなんか、わからない。あんなに好きだったのに、今でも好きなのに、公式川島瑞樹を素直に飲み込めなくなっていた。もうあの頃の頭お花畑なしあわせプロデューサーには戻れない。自分2019年6月22日以前の川島瑞樹のことしか素直な目で見れない。

アニバメンバー抜擢が良いきっかけになった。川島瑞樹イベントで、ここまで気持ちが上がりも下がりもしないの初めてだ。

このイベント終わったらデレマス関連全部辞めようと思う。こんなネガティブ野郎粘着されちゃあ、川島瑞樹迷惑がかかってしまうだろうし。

こんなメンタルクソザコナメクジと、アイドルマスターを引退しないかモバマスデレステもやめだやめだやめだ!

自分川島瑞樹みたいに前向きになれなかった。

2019-07-07

映画版『Diner』を過激派原作厨が見てみたよ

私は平山夢明さんのファンです。

15年くらいファンをやっています

今作のDiner、見てきました。

いわば『原作厨』の視点でお送りする感想であり、ハッキリと申し上げますがここから下は酷評しかありません。死ぬほど長いので暇な人しか読んではいけない。ネタバレもかなりあります












私がボンベロだったらこんなオオバカナコは3秒で殺しています

なんだこの役立たずっぷりは。お人形さんの方がまだ仕事をしてくれる気がしますね。玉城ティナ個人的に好きでも嫌いでもありませんが今作においては蜷川実花の私情1000%のキャストしかありません。心中なら2人だけでしてくださいよ、原作も他の俳優も巻き込むな。演技も下手くそ表情のパターンも少ない声の出し方もひ弱という女優自体資質もさることながら、こんなにも格を落とされた主人公は初めてです。

原作重要視されているオオバカナコの、極限状況下で研ぎ澄まされていくタフさや狡猾さが映画版からはまったく感じ取れません。最初から最後まで彼女はただの役立たずのバカしかなく、そんな彼女をダラダラと生かしておくボンベロもその程度の人でしかない、まったく凄みのない人物になってしまます

役立たずなうえ数々の失態を犯し人の命まで犠牲にしておきながら、偉そうに「最後まで面倒みろ、バカァ〜!」って、意味がわかりません。は?って感じです。ボンベロ早くそいつを殺せとばかり考えてました。

そもそも逃げ道と死を用意するあのくだりは「死」=スキンを殺したことへの償い、「逃げ道」=菊千代を救ったことへの恩、という相反する条件の中で生まれものだったはずが、菊千代を救っていないので(なぜならウォッカの隠し場所という前提条件が崩れているからです)、いやなんで裏の社会を知った女に簡単に出て行けとか言うの?目障りだ!なら殺せばいいのでは?と疑問しか湧きません。

原作での菊千代を救う、機転を効かせて危機回避するなどファインプレーの一切がカットされているため彼女への視聴者から好感度も上がりませんし成長も感じず、ボンベロがなぜ彼女を認めるのかもわかりません。全体的に動機付けが不十分で薄っぺらいです。

そもそも彼女命綱となるディーヴァウォッカは「化粧水ほどの小さなボトルであるからこそ「見つからないように隠す」ことができるのであって、映画版ちょっとした彫像くらいある代物を隠そう!と思いつくことがいささか理解不能でありますし、何よりあんな隠し方がまかり通るなら「灯台下暗し☆」なんかではなく「ボンベロがただのクソ間抜け」ということになります。「彫像じみたボトル」をただ使いたいがために登場人物知能指数を全体的に下げており、この時点で監督の「映像映え>ストーリー性」であることが見えてしまますリスペクトが何もありません。だいたい、どーんと彫像みたいなボトルを使って、すごいやつですよ!っていうのがもう。そういうのは少年ジャンプ武器とかでやってください。巨大な生クリームしか見えないし。

キャラクターなどの点でダメなのは、よくある「映画オリジナルキャラが良くない」ということなのですが、この「良くなさ」というのは「いてもいなくてもいいのにわざわざ出して、何をしたかったのか?」というところです。

具体的に言うと土屋アンナさん演じるマリアです。原作にはよく似たセクシーキャラの「炎眉」という殺し屋がいて、ちょっとアレンジ加えた感じなのかな?と思いましたがまったくの別物。ただのヒャッハーイカレ女で北斗の拳の下っ端でもここまであからさまじゃないだろうという感じです。しかもこいつがマフィアボス……???そんな器は微塵も感じません。バーサーカーじみた言動しかしないくせにすぐ後ろ取られて死ぬし。マジでなんのために出したの?東西南北の数合わせかな?本当に土屋アンナさんに謝れよと製作陣に言いたくなります。つかなんで炎眉出さないの?

小栗旬さんも斎藤工さんも無駄遣いに次ぐ無駄遣いで最悪でした。代わりに九十九九やボイルなど原作内の他の重要ポストを与えればよかったのになぜそれをしなかったのか。監督の力量が伴わなかったんでしょうね。残念です。

写真人物が動くのはハリーポッターすぎます。他の演出無かったんですか?歴代ウエイトレスのみなさん、ずいぶん小綺麗ですね。泥と糞の見分けもつかないようなジャンキーかいなさそう。なんのためにクスリはやってないな?って確認させたんだか(それだって「腕見せろ」だけでよかったよね。一から十まで説明してくれてとーっても親切ですこと)。いらない演出でしたね。

窪田正孝さんは額に入れたママ写真を持ち歩いてること以外はおおむねよかったです。それ、持ち歩きづらくない?ペンダントとかじゃダメ殺し屋だし荷物増やしたくなくない?ママ自体に関しては漫画版よりこっちの方が合ってる気がしました。木村佳乃マジで抑圧型の母親が似合いすぎるな……。窪田さんの豹変ぶりとかも鳥肌ものでしたし、彼に関しては文句ないです。

本郷奏多さん、衣装が似合っておらず多少違和感はあったものの演技は怖くてよかったです。本当に無理矢理子供になる全身整形が可能だとしたらああやって変なプロポーションになりそうですし上手い撮り方したなと思いました。口の中に爆弾をぶち込むシーンとかはかなりうまい。あれなら全年齢だけどグロ、という矛盾が解消されて良いですね。視聴者想像による補完が可能です。

原作キッドは「なぜこんな怪物が生まれたのか?」という背景ありきだったのですが、映画版最後までただのキ○ガイだったのでそこがやはり薄っぺらくて残念でした。なんのために頭食わせたんだよ……でも本郷さんの演技は良かったです。

アクションシーンもクソみたいな出来でしたね。「キッチン」という身近な凶器の宝庫という特性が生かしきれず普通に銃撃戦って……。空中では防御が難しいのでプロが2人もいてわざわざ横っ飛びなんてしねえだろって冷めてしまいました。

何重にもなった頑丈な扉で時間稼ぎして、やることがお料理教室って。今やるなよ。何やってんだよ。仕込みのシーンを通して徐々にやることが変わっていくとかそういうやり方、素人でも思いつくのになぜしないの?あの仕込みのシーンなんだったの?

酒で火炎瓶とかガス爆発は誰でも思いつくけどそれ以外の武器いっぱいあんじゃん!レンジライター爆発させるとかは真似されたら困るからしないのはいいけど、感電させたり潜り戸に包丁突き刺したりとかそういう殺戮ピタゴラスイッチ映像で見たかったんだよ!映像に起こす箇所が全体通して間違いすぎです!本当に原作読みましたか?あっ監督の力量が……(察し)

彫刻家雇ってる暇があったら物理学教授とか雇ってそういうトリッキーなシーンを充実させてほしかったです。てか菊千代殺すなよ!!!!!

キスシーンは最悪です。最悪としか言いようがありません。男女のバディもの(に近い)を安易恋愛展開にするのは本当に最悪オブ最悪。胸くそが悪すぎます陳腐まりない。恥を知れ。

しかも何よりダメなのはここまででボンベロとカナコの間に生まれる信頼や絆を示唆するシーンが全面カットされているので、余計に唐突な印象です。一瞬、あれかな?お別れの挨拶キスでする風習地域から来た人ですか?って思うレベル

原作の「楽しかったぜ!オオバカナコ」が台無しです。本当に踏み躙られた……

ここまでギリギリ耐え忍んできましたが完全に心を折られました。憎悪がすごい。

ラストもあーはいはいしか思えなかったです。色気出すんじゃねえよ。あと、カナコさん何も成長しないままお店開いてますよね。あんな壮絶な体験したとは思えないかわいらしいお店で何よりです。インスタ映え〜☆

あとこれみなさん突っ込みませんけど「いらっしゃいませダイナーへようこそ」って謎ですよね。原作では「キャンティーン」って店名があるんですけど、ダイナーそのままじゃ定食屋って意味なので、ファミレスに入って「ファミレスへようこそ」って言われるのと一緒ですよね。変なの。

映画を見ていないのにここまで憎悪の記録を読んでしまったみなさんは、是非最初映画を見て、そこから原作を読んでいただけるとイメージが壊れたり私のように余計な憎悪を抱かなくて済みます原作面白いですし、漫画オリジナル要素多めですが全体的な「解釈」としては映画より100億倍合っているので映画漫画小説の順で鑑賞するのがかなりオススメです。

吐き出してスッキリしました!蜷川実花さんは写真家だけやっていただいて、映画からはどうぞ足を洗ってくださいませ。

平山夢明という才能の盛大な宣伝に一役買っていただいたことのみ、感謝します。

2018-07-21

スポティファイ

最近スポティファイ使ってるんですよ。有料コース

でも使い方いまいちからなくて、調べる気もないか適当なんだけど、

そうすると自分で選んでない曲が勝手にかかったりする。

それで、さっき仕事帰りに聴いてたら「何これいいじゃん」とピンとくる曲があり、

いそいそと歌手名見てみたらPavementだった。

おっさん20年前と同じ趣味かよ。てか持ってないアルバムあったのかよ。

ということでピッチフォークから逃れられなさに乾いた笑いが漏れたのだが、

それとは別に、なんでこうピンポイントおすすめされるのだろうという疑問が。

あれかな、AIかな。日本が誇るR&Bディーヴァなのかな(適当)。

2018-05-18

2018/05/12 アイドルマスターMR 千早主演公演第3部に参加して  その2/3

https://anond.hatelabo.jp/20180518014142 の続きです。

長すぎて途中で切れたので、そこから再開しま

記事全体の内容

2018/5/12に開催された「THE IDOLM@STER MR ST@GE!! MUSICGROOVE☆」の如月千早主演公演第3部に参加してきました。この公演では如月千早が体調を崩し、歌うことが困難になるというトラブルが起きました。ここでは、その公演で私が感じた感情とその後考えたことを整理するためにまとめた文章を公開します。


レポート感想というよりは感情吐露です。また、如月千早は私が一番好きで応援したいと思っているアイドルです。そういった人間が書いたということを念頭においていただけると全体のめんどくささを予想、納得いただけるかと思います


※注意※

・公演の詳細に触れますので内容を知りたくない方はご注意ください。

基本的自分千早観丸出しなの独善的解釈を多く含みます


構成

●公演の概要

感情の整理。

●少しだけ理性を取り戻して。これから出来ること。


感情の整理。“プロデューサー”として

MC後半からユニットパート

MC後半は色々とMRイベントとしての演出が光っておりとても魅力的でした。

最後に歌うソロ曲に向けて何か励ましがほしいという千早が、プロデューサー座席指名して一言もらうシーンはとても千早的な受け答えでよかったです。

私はあの場面で千早への愛を叫んでくれたGの15番さんに敬意を表したいです。

MC前半のひりついた緊張感と重苦しい不安を含んだ空気(進んで味わいたいとは決して思えない空気です)は、ひとえに会場に居る人たちの千早への愛と思いの大きさゆえに発生したとも感じていて、その愛自体尊いものだと考えています

Gの15番さんの言葉に、私はその理解は間違ってないのかもと感じています

千早は「そういうのは今言うことではない」と一蹴しましたが、そんな彼女らしい回答は私を安堵させ、言葉のとげとげしさとは裏腹に心を暖かくしてくれました。


MCパートはところどころまだ千早が現状に納得できず申し訳なく思っていることに触れつつも、私達のよく知る千早らしい会話をしてくれたのでいくらかほっとしました。

心配は拭い去れなくとも、何とかライブをやりきろう、やりきる千早応援しようと言う感覚を少しずつ得られてきていたと覚えています


また、これは千早公演共通演出だったようですが、プロデューサーからリクエストをもらった曲を一節アカペラで歌ってくれるシーンがMCにありました。

3部公演では声の調子が悪いかボイスレッスン?で確認したいといったような文脈だったと思います

正直ひやひやだったのですが、ここではかなり安定感を取り戻したしっかりした歌声を聴かせてくれました。

それでも最後の曲が「眠り姫」だとしっている今、心中穏やかなプロデューサーはいなかったのではないかと思います


この辺から時系列がいよいよあやふやなのですが、千早は仕切りに自分パフォーマンスが不十分なことで、今日来てくれた人たちの期待を裏切ってしまったのではないか、満足してもらえていないのではないか、ということを話していたと思います

この言葉をきいて、私はやはり千早自分の強い意思で、不調ながらも舞台に立とうとしたのではないかと考えるようになりました。

たぶん彼女自身体調不良のせいで中止にしたり、ソロパートをなくしたりと言うことが一番期待を裏切ることで、それだけはしたくないと思っていたのではないかと、今改めて思います

そういうところをゆずることが出来ない、彼女の頑なさは皆さん知っての通りで、そこが彼女の魅力でもあります


最後の曲を歌うとき衣装を選ぶというイベントもあって、「オーロラディーヴァ」かビキニかの2択をプロデューサーにきいて決めるというものでした。

さすがにこの流れでビキニは着せられないと皆が思っている中、「おなかを冷やすのはよくない」というとても暖かく、やさしさのこもった声を上げてくれたプロデューサーのおかげで、無事千早オーロラディーヴァを着ることになりました。

私はこのプロデューサーにも勝手にとてつもなく感謝していて、千早の体を気遣う言葉をしっかりと彼女に伝えてくれたことは、この公演でとても重要なことだったと思っています

千早はとにかくパフォーマンスが期待を裏切っているのではと気にしていました。

そのことに引け目を感じていたようですが、それはそれとしても、あなた自身が何より大切なのだ、ということが千早の体を気遣う言葉から、ほんの少しでも伝わったのではないかと思っています

からこそ「おなかを冷やすのはよくない」と言う言葉の優しさが貴重だったと思うのです。

千早は頑固なので自分が満足いく歌を歌えないことには結局悔しさをもつしょうが、それはリベンジの機会を一緒に作ることでも克服できるはずです。

私は千早を大切にする言葉ちゃんと伝えてくれたプロデューサー尊敬しています

短絡的な私にはかなわなかったことです。


ちなみにオーロラディーヴァは私がステラステージでずっと千早に着させていた衣装だったので目頭が熱くなりました。

千早が「好きな衣装を選んでいいと言われて選んだ」といっていたので余計に涙腺に来ました。

でもたぶんみんな着せてると思います。とても似合うので。


最後に、ラスト一曲どうなるか分からないけど何とかやってみるといった趣旨のこと(ディティールがぜんぜん思い出せません。まったく違うこと言ってたかも)を話しつつ、後半のユニットパートへと移行して、千早は一時退場しました。

その声にはまだ不安が感じられました。もちろん私の胸の中にも不安はありました。


豪華なラインナップのユニットパート

後半のユニットパート所謂全体曲的なチョイスになっていて非常に豪華でした。

千早のためにも、このパートはめいいっぱい楽しんでやる!と思っていました。

どうしたって千早心配する気持ちはずっと有りましたが、それでも私をわくわくさせて、楽しませてくれる曲がたくさん聴けました。

765ASのアイドル達が1人残らず魅力的だったおかげです。

本当にすばらしいアイドルたちです。私は勝手彼女達が千早の窮地を助けてくれたと思っています

私が心から愛する曲であるMUSIC♪が聴けたことは本当にうれしかったです。

音楽に壁はないのです。


最後ソロ曲「眠り姫」

いよいよです。

arcadia」のところではぜんぜん触れませんでしたが(正直見ている余裕がなかった)ソロ曲リアル人間ダンサーさんとアイドルコラボレーションがあり、「眠り姫」にいたっては千早リアル物理椅子に座るという演出がありました。

大変挑戦的かつドラマティックな演出可能ならもう一度意識がはっきりした状態で拝見したいです。


この曲の間は、ただただ千早が歌いきることを祈るだけでした。

なにも出来ませんでした。私はただ祈るだけでした。

千早歌声は「arcadia」の時点よりは安定していましたが、やはり苦しいものでした。

ところどころかすれながら、それでもあきらめず、何とか最後まで。

最後の超高音部分はアドリブで音を下げて(楽典など納めてないので詳しくは分かりませんが低音に向かって解決するように最後の3音を調整?)して対応していました。

私はその対応力に(音響監督などと打ち合わせしていたのかもしれませんが)感動し、安心しました。

おそらく千早自身が一番納得していないということは分かりつつも、何とか最後まで歌って終われたことに安堵し、拍手を送ることしか出来ませんでした。

今日歌ったことがどう影響を残すか。

もはや避けがたい不安を抱えながらも、今日をやりきった千早必死拍手を送りました。


「眠り姫」を終えて

最後千早挨拶で閉幕でした。

最後まで千早自分パフォーマンスが訪れた人たちの期待を裏切ってしまったのではということを気にしていました。

今日来てくれた人はこんな結果になって怒っていないだろうか」という彼女言葉には、なきそうになりました。

彼女最後まで如月千早に会い来た人たちのことを思っていました。


彼女最後に、次の機会がもらえるなら今度は必ず満足できるものをみせるという約束をしてくれました。

これはおそらく18日や27日に残っている公演の事も含みつつ、もっと先のことをさしていたのではないかと今は思います

たぶん千早は今回の開催機関の中では今日しか会いに来ることのできない人たち、今日如月千早に会うことを、彼女の歌を楽しみにやってきた人たちのことを思っていたのだろうと思います

からこそ彼女には悔しさが残ったと思います


彼女最後に残した「約束」をかなえることができる舞台を、必ず実現させなくてはならないと強く思います

彼女が私達にしてくれた、彼女彼女自身にむけて結んだ約束を果たす機会を必ず。


反省会

友人と一緒に訪れていた私はその後、食事がてら上記の思いについて聴いてもらったりしました。

忍耐強い友人は私が一方的に話し続けるのをうなづきながら聴いてくれました。

その当時話したことと内容がだいぶずれている気もします。

こういうのははやくまとめたほうがいいのかもしれません。

このときの私は、「最初はとめたかったけど途中から自身を賭して歌う千早応援することにしたのだ」といったことを話し、自分感情にも整理が付いたと思っていましたが、ぶり返して今こんな怪文書を書いています


今回、如月千早はのどに不調を抱えたまま無理に舞台に立ち、歌いました。

未来のある、大切な身を削って歌いました。

彼女が一番好きなこと、歌うこと、それを賭して。

第1部,第2部では本調子ではないにせよ、ちゃんとした舞台にはなっていたと伺っています

ただ第3部はそうはならなかった。本格的にもう歌えないというところまできていた。

そんな状態で歌を歌う。あってはならぬことです。取り返しの付かないことになるかもしれない。

体調不良を分かっていながら歌うことを強いることな言語道断、たとえ彼女が望んだとしても、強引にでも止めなくてはならなかったでしょう。


それでもなお、私はこの公演をやりきった千早をほめてやりたい。

「よくやった」、「がんばったな」、「立派だったぞ」、「絶対リベンジしような」そんな言葉をかけてやりたい。

彼女を待つ人のために、会いに来てくれた人たちのために、身を削った彼女をたたえてやりたい。

そんな彼女の優しさと誇りと覚悟ありがとうといってやりたい。

最後には声もかれながら、それでも最後までやりきった彼女をほめてやりたい。


「もう絶対無理は許さないし、させないからな」と約束したい。

「無茶させてごめんな」と謝りたい。


●少しだけ理性を取り戻して。これから出来ること。

注意:ここから先は今井麻美さんについても必要場合言及いたします。


とにかく今回の公演は事件でした。とんでもない公演でした。

千早のこと、アイドルのこと、色々と考えさせる公演だったと思います

今回の出来事を踏まえつつ、今後のアイマス如月千早のために私がやっておいたほうが良い事はなんだろう。

具体的に出来ることは何か有るだろうか。ということを少し考えてみました。


ただしここでも理性は感情の1/1000程度しか機能していません。

したがって「やっておいたほうがいいこと」の内容についても、その実現のための方法についても私の独善的感情がだいぶ入っています

ここで言う理性というのはあくまMR世界から一歩離れて、現実世界アイマスというコンテンツと向き合うぐらいの意味合いだと読み返していて感じます


【実現したいこと】

1.如月千早約束をかなえる⇒リベンジMR公演を実現させる

2.今回のようなことを防ぐ⇒アイマスイベントで体調を押して演者が参加することを防ぐ



1.如月千早約束をかなえる⇒リベンジMR公演を実現させる

まずなぜこれを実現したいかですが、話は単純で約束からです。

何の憂いもない万全の状態で挑む彼女の全力のライブを観たいからです。


如月千早が結んでくれた約束を果たすために私達にできることはなんでしょう?

目指すところは単純で、MRの公演機会をたくさん作るということだと思います

今のところ如月千早がああいった形で私達に会えるのはMR劇場しかないので、これしか手はありません。


そうなると具体的手段で、貢献・実行できそうなのは下記ぐらいかなと考えます


2.今回のようなことを防ぐ⇒アイマスイベントで体調を押して演者が参加することを防ぐ

長すぎて途切れたのでその3に続きます

https://anond.hatelabo.jp/20180518015238

2018-01-11

anond:20180111170327

結婚を前提に付き合ってる新しい彼女背中のネジを巻いてもらいなさいな。

おお、それがあなたディーヴァよ。ベアトリーチェよ。

2017-09-05

デレステ無料10連も3日目を迎えましたが

皆さん調子どうでしょう

私はSSRを1日1枚手に入れておりボチボチといったところですが、別に欲しくなかったキャラクターなので何とも言えない気分です。

課金なので贅沢は言えませんが。

SSR

[アンビバレント・アクト]川島瑞樹

[薔薇の闇姫]神崎蘭子

[インサイトエクステンド]八神マキノ

SR

[神秘女神]高垣楓

[ミステリアシエラザード]ライラ

[オトメのお勉強]メアリー・コクラン (重複)

[アトラクトゴシック]神谷奈緒

[ハッピーマジシャン]工藤

[セクシーディーヴァ]浜川愛結奈

クールの曲あんまりきじゃないんですよねえ。

いらねえなあ。

交換システム実装してくんねえかなあ。

2017-08-23

[]夜見山北中学3年3組の生徒はガンダムパイロットになれる法則

ヒーローまたはヒロインガンダムパイロット

望月優矢
佐藤和江
中尾順太(逝去)

サブキャラクターガンダムパイロット

小椋由美(アニメ版逝去)

ガンプラバトルなのでガンダムパイロットに含めていいのか分からない

サブキャラクターモビルスーツパイロット

敕使河原直哉
王子誠(アニメ版逝去)
猿田昇(アニメ版逝去)

王子猿田が共にMSパイロットになれて目出度い

ヒーローまたはヒロイン

杉浦多佳子(逝去)

サブキャラクター(追跡しきれなかったがモビルスーツを操縦していた可能性はある)

榊原恒一(主人公)

回数は多いがメインキャラではないゲームでの出演ばかり。Another出演以降は1回

風見智彦(アニメ版逝去)
綾野彩(アニメ版逝去)
前島学(原作逝去)
辻井雪人
役名が確定しない3年3組生徒

2017-05-29

楽園追放

プライムビデオでやたら評価高かったから見た

映像文句なしに凄い

絵が今やってる正解するカドに似てるなと思ったら同じ東映だった

でもシナリオ微妙だったなあ ノーヒントで地球のどこかにハッカーがいます!で見つけるとか

生身を得たら速攻で過労したり病気になるのは面白かった

しかしはじめておしっこする時の心理描写も欲しかった

キャラ少ない。主人公コンビ神谷ロボとディーヴァシステム以外全部モブじゃないか

戦闘映像は凄くカッコイイんだけど、敵は単にシステムの意を受けたモブ邪魔してきてるだけで意思のぶつかり合いとかがなくてイマイチ乗れなかった

ていうかハッキングすりゃいいだけだろとか思ってしまった

あと普通狙撃銃っぽいやつで穴空いて使用不能になる戦闘ロボットってどうなの

★★★くらい。

2016-08-31

僕はフォトカツをまだ続けている

ある増田劣化便乗のつもりで書く。

僕は今「アイカツ!フォトonステージ」(以下フォトカツ)をやってる。

アニメゲームアイカツ!」のソシャゲ(スマフォリズムゲーム)だ。

それ以前にも色んなソシャゲをやっていて、その中には「アイドルマスターシンデレラガールズ」、「アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ」も入っている。

(以前とは言っているが、アカウント自体は消してないので適度にログインして「今こんな感じになってるのか~」ってなったりしてる。)

フォトカツ以前にアイカツ!が大好きで、アニメ映画も何度も見たり、ライブにも行ったり、アーケードゲームもかなりやった。

年齢的にはまだ若いと思ってるけど、本来対象年齢の女児からしたら十分に「アイカツおじさん」だと自覚はしてる。

そんなアイカツ!アイドルの中で僕は「霧矢あおい」が大好きだ。

星宮いちごと一緒にスターライト学園に編入し、ソロではドラマユニットではSoleil等で活躍しているあおいが本当に大好きだ。

いちご達の中では割りと物知りな反面、アイドルのことになると抑えが効かなくなったり、「穏やかじゃない!」って穏やかじゃない言い方するあおいが本当に大好きだ。

その他にもアニメエピソードで色々好きな部分があるんだけど、いまいち文才がないというか、オチまで書く体力が無くなりそうなのでここでは割愛する。

そんなわけでフォトカツが今年度頭にリリースされた時もまだその気持ちは変わっていなくて、始めの課金ガチャPRのあおいが欲しくて課金をした。

幸運なことに最初11ガチャの時点でPRが引けた。それも霧矢あおいだった。

初めてフォトカツに課金するときは「あおいは恒常PRだし、PR排出率2%って言っても大したことないだろう」って思ってた矢先に出たもんだから凄くテンション上がった。

それからは暫く編成にあおいを1番(プレイ中に一定コンボ数に達すると「その調子♪」みたいに話しかけてくれる)に置きながら、イベントログボで貰える無償スターを集めながらその後出た新しいPRあおいを出そうと頑張った。

時々課金したりもしたが、一気に課金するほど貯金がない、手元にガチャ出来るほどスターを持ってると回したくなる誘惑に負けそうになると言った点から、1ヶ月に1回程度、11ガチャする分だけ課金すると言った自分ルールを作って回してた。

結果、暫くPRどころか「SR1枚確定」の確定された1枚のSRしか出ないことが殆どだった。

そんな中、3月アイカツ!3daysライブが開催された。

もちろん3days全公演に参加して、多分全部の公演で多かれ少なかれ泣いてた。

そのライブで一番印象に残った曲が、このライブで初めて公開されたいちご、あおい(の歌の人)の「青い苺」だ。

いちごとあおいの人選、「青い苺」というド直球みたいなタイトル振付歌詞にと初めて観た時は「これもうアレじゃないですか!」って思いながらもう感動しっぱなしだった。

その反面「(二人の関係からこうなることはとっくに)知ってた」「(今までそんな素振りばっかりだったけど)ようやくか」みたいな気持ち悪いオタクみたいな感想も湧いてた。

そして4月になり、アイカツ!TVでの放送が終了してアイカツスターズ!名前キャラ一新して放送が始まった。

あかりジェネレーション(シリーズ3年目)からあおいの出番は減ってはいたが、「これで本当にTVであおいと会えなくなるのか…」と思うと少し悲しくなった。

でも、フォトカツがその悲しさを和らいでくれた。

なぜならフォトカツにあおいがいるから。

しかもその頃にはガチャだけでなくイベント報酬のR、SRのあおいも手に入ってこの段階であおいだけで8人編成「あおい8」が組めるようになってたと思う。

そして6月、僕のフォトカツライフの中ではかなり大きな出来事が起こった。

キュートジューンブライド」というタイトルイベント3月に初披露された「青い苺」がようやくフォトカツでプレイできるようになった。

これには素直に嬉しくて、アイカツスターズ!アーケードが稼働した関係で少し落ち着いてきたフォトカツのやる気を再び燃え上がらせてくれた。

しかし、そのイベントと同時に公開されたあおいの新規PRにはかなりのショックを受けた。

あおいがウェディングドレスを着ていた。

ジューンブライドイベントだし当然だろとは思いつつも当時の僕にはかなりのショックだった。

イラストが、ドレスが、ポーズが、表情が、あおいが可愛すぎた。

でもドレスを着ている、何かを思わせる表情でこちらを見ている、こちらに手を伸ばしている。

それがたまらなくショックだった。

幸い身体に大きな不調を起こしたりはなかったが、数日は頭からアイカツ!が、あおいの事が離れなかった。

Twitterを後で見返したらいつも異常に恥ずかしいこと書いてfav貰ってたり、会社飲み会や友人とのSkypeでこの事について話したくてしょうが無い状態になってた。

日経ってそんなショックから落ち着いて今までどおりのテンションで「あおいが可愛い、大好きだ」と言えるくらいまでになった。

そして、このウェディングドレスPRあおいをガチャで入手したい気持ちをどうするか考えた。

いつもどおり課金して回す以外に道はないのだが、悲しいことに仕事が減って給料は減ってたし、ボーナスもまだ先だったため貯金ギリギリだった。

これまでのフォトカツの新規PR期間限定だったこともあり今回も期間限定で入手しないともう二度と手に入らないのではと思い焦っていた。

しかしここで一つ見逃していたことがあった。

このPRあおいのカードが「先行販売」だった。

その後どういうことか今まで十分に読んでいなかったお知らせを5度読みくらいして分かったのが、「今ガチャを引くとウェディングドレスPRあおいが出る確率が高くなってるけどその後恒常PRになる」ということだった。

救われた気がした。

いつでもあのあおいに会いにいけるようなそんな気持ちで悩んでた気持ちが一気に晴れた。

そんな晴れた気持ちイベントに臨み、イベントで集めた無償スター11ガチャを回したが結局先行販売間中ウェディングドレスPRのあおいを入手することは出来なかった。

それから現在

僕はフォトカツをまだ続けている。

今日から始まったイベントダンシングディーヴァ新曲「きらめきメッセンジャー」がプレイできるイベントだ。

同時に始まったガチャではスプラッシュ立花ミシェルが初めてSRで登場したので出来れば欲しい。

こんなミーハーなこと言いながらも未だにウェディングドレスPRあおいが僕の手元に来ることを願いながら今回もガチャを回してる。

2015-11-15

アイカツ!楽曲元ネタ探しをしてみよう

(思ったより反応をいただけたので少し追記しました。2015-11-16)


バンダイが展開する女児向けアーケードゲーム/アニメアイカツ!

アイカツ!はいわゆる「音ゲー」の一種で、トップスボトムスシューズアクセサリーの4種のカードを組み合わせてコーディネートし、オーディションという名のリズムゲームクリアしてお仕事をゲットしていくという仕組みだ。

当然、豊富なバリエーションオーディションステージが用意されるため、アイカツ!では年間20曲以上の楽曲が生まれている。

その楽曲の特徴は、キャラクターの声優とは別に歌唱担当が存在すること(STAR☆ANIS、AIKATSU☆STARS!など)、とにかくジャンルの幅が広いということ、そして“攻めてる”楽曲が多いということだ。

アイカツ!の立ち上げにはスーパーバイザーとしてアイドルにも造詣が深いアニメ監督水島精二氏が関わっており、音楽制作については別のエントリを参照してほしい。

アイカツ!における水島スーパーバイザーの仕事について - Togetterまとめ

そして幅広いジャンルで攻めるという場合、楽曲の発注では、そのジャンルの先達の楽曲を参考にすることが当然多くなる。

特に水島氏はそこのイメージが具体的だったようで、アイカツ!の初期の楽曲は「何を参考にしたか」が比較的分かりやすい。

そこで、今回はアイカツ!の初期の楽曲を中心に、その元ネタ探しをしてみようと思う。(あくまで推察なので的外れなものもあると思う)


アイドル活動! 作詞 - uRy / 作曲・編曲 - 田中秀和MONACA)(YouTubeリンク)

アニメ主題歌にこそなっていないものの、アイカツ!の原点ともいえる曲で、ゲームの企画段階の初期に作られたものだ。

アイドル」というテーマの基本となる王道の曲であることから、当時の最も有名なアイドルグループを参考にしただろうことは想像に難くない。

明言はされていないものの、曲を聴いたイメージからおそらくAKB48ヘビーローテーションを参考にしただろうと推察できる。

【MV】 ヘビーローテーション / AKB48 [公式]

硝子ドール 作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 帆足圭吾(MONACA)(YouTubeリンク)

アイカツ!で最も人気があると思われる曲で、YouTubeでの再生数が350万を超える化け物である

いわゆる「メタル」であり、生粋のアイドルオタクである水島氏がBABYMETALを意識しただろうと考えることもできるが、

この曲はアイドルが歌うメタルというわけではなく、普通にかっこいいメタルなので、ベビメタ元ネタというには少し安易すぎる。

フルバージョンでは1分を超えるキーボードギターソロがあり、「ベビメタみたいにしてください」という発注だけではこの曲は生まれていないのではないか。

実は、この曲については元ネタが明言されている。

吸血鬼キャラを演じているユリカが歌う「硝子ドール」は特別にエッジのきいた楽曲ですが、あれも“NIGHTWISH”というオペラ風に歌いあげる女性ヴォーカルヘヴィメタルバンドを参考にしています。 」

VOL.14 監督:水島精二 インタビュー│クリエイターズ・セレクション│バンダイチャンネル

Storytimeという曲を聴けば、なるほどと納得していただけるかと思う。

NIGHTWISH - Storytime (OFFICIAL MUSIC VIDEO)

(追記:DREAM THEATERっぽいとの意見もあるが、それは作曲の帆足圭吾氏がDREAM THEATERの大ファンである影響かと思われる)

DREAM THEATER - Forsaken (Official Music Video)

Growing for a dream 作詞 - 小内喜文 / 作曲 - 今井ひろし / 編曲 - 小澤正澄(YouTubeリンク)

硝子ドールで触れたインタビューにおいて水島氏は

「最初のうちは「アヴリル・ラヴィーンのようなポップスで」とオーダーしても、どこか抑えてしまうので、「存分にお願いします」と言うのも僕の仕事になりました。 」

と発言している。つまり、アヴリルのようなポップスアイカツ!の楽曲にあるのだということになるが、自分の考える限りではこの曲が最もアヴリル・ラヴィーンに近い。

もちろん没になった可能性もある。(例として、2年目に登場するDance in the rainという曲は実際にはかなり初期に制作されていた)

Avril Lavigne - Girlfriend

Angel Snow 作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 田中秀和MONACA)(YouTubeリンク)

アイカツ!アイドルテーマであることもあり、実際のアイドルイメージしたような曲がいくつか見られるのも特徴のひとつだ。

こちらの冬っぽい曲もおそらくそのひとつで、自分の考えでは広末涼子なのではないかと思う。

広末涼子の「MajiでKoiする5秒前」は、ケンタッキーのCMでいつのまにか冬のイメージになってしまった竹内まりやが作曲している。

広末涼子 『MajiでKoiする5秒前』

fashion check! 作詞 - uRy / 作曲・編曲 - 石濱翔(MONACA)(YouTubeリンク)

ピチカート・ファイヴや初期のcapsuleイメージするようなキュートな「渋谷系」っぽい曲である

そのまま渋谷系っぽいオーダーで制作されたのかな、とも考えられるが、MVを見ると元ネタはなんとなく松浦亜弥の「ね〜え?」かもしれないと思った。

小さな箱の中で踊るというイメージが「ね〜え?」のMVと似ているかである

しかも、「ね〜え?」は編曲がピチカート・ファイヴ小西康陽(作曲はつんく♂)ということもあり、渋谷系から外れてはいないのだ。

松浦亜弥 - ね〜え?

ダイヤモンドハッピー 作詞 - 畑亜貴 / 作曲・編曲 - 石濱翔(MONACA)(YouTubeリンク)

アニメの2番目のOPテーマで、主人公いちごとあおいと蘭の3人によるユニット「ソレイユ」の持ち歌というのもあり人気の高い曲。

疾走感のあるスカパンクです。 - 水島精二

(徳間書店アニメージュ2013年8月号より)

こちらも元ネタが明言されている。

KEMURI 「PMA (Positive Mental Attitude)」 Music Video (SKA BRAVO Version)

戸松 遥「Q&A リサイタル!」 iTunesリンク

同じ地球のしあわせに 作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 高田龍一(MONACA)(YouTubeリンク)

音ゲーにしてはかなりスローな曲で、おそらくアイカツ楽曲で最も遅いのでは。

エンヤ(アイルランド出身の歌手)っぽい壮大な感じがほしいとの要望で取り組んだ曲です。 - 水島精二

(徳間書店アニメージュ2013年8月号より)

Enya - Only Time (Official Music Video)

Take Me Higher 作詞 - 只野菜摘 / 作曲・編曲 - 永谷喬夫(YouTubeリンク)

神崎美月、一ノ瀬かえで、藤堂ユリカの3人によるユニットトライスター」の持ち歌。

アニメでは、トライスターの結成にあたってメンバー選抜オーディションが行われ、物語上の重要な転換点で登場する曲である

STAR☆ANISとの雑談で「難易度の高い曲が歌いたい」って話が出て。ならばKalafinaのようなハモリが絡み合う感じがいいかなと。 - 水島精二

(徳間書店アニメージュ2013年8月号より)

Kalafina 『Magia』

prism spiral 作詞 - uRy / 作曲・編曲 - 田中秀和MONACA)(YouTubeリンク)

アイカツ!内に登場する近未来テーマブランドフューチャリングガール」をイメージした曲。

いわゆるテクノポップな感じの曲なので、Perfumeイメージなのかな?とは思うけれど、正直全くわからない。

2年目にもstranger alienというprism spiralの後継とでもいうべきテクノポップな曲が登場するが、単純にコンセプトから結果的にそうなっただけなのかもしれない。

(2015-11-19追記:prism spiralはどっちかっていうとハウスだろ、とお叱りを受けた。それは確かにそうかもしれない。stranger alienに引っ張られすぎて見失っていた。

 大変申し訳ない。そして指摘とかほかにあったらどんどんしてほしい、というかむしろ自分より音楽の詳しい人にどんどん楽曲を分析してほしい)

Perfume「ポリリズム」

wake up my music 作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 岡部啓一(MONACA)(YouTubeリンク)

これに関してはちょっと楽曲からズレた話になる。

かつて一世を風靡したレジェンドアイドルユニットマスカレード」の代表曲となる1曲で、

アニメでは「懐メロライブガールオーディション」で「懐メロの曲」として、いちごとあおいがカバーすることになる。

そして、マスカレードピンクレディーモチーフにしているユニットだと思われる。

僕的にはピンクレディー。それこそ社会現象を起こしたアイドルイメージです。 - 木村隆一

徳間書店アニメージュ2014年7月号より)

僕のイメージでは、マスカレードピンクレディーなので、キャンディーズくらい人気のライバルがいたんでしょう。 - 木村隆一

徳間書店アニメージュ2014年8月号より)

けれども、曲のイメージとしてはピンクレディーっぽい感じはとくにないので、そこまでは意識してはいなかったのだろう。

その代わりに、面白い仕掛けとして、この曲のメロディーアニメの初期からBGMとして頻繁に使われており、女児にとっても「懐かしい」感じに聞こえるような工夫が為されている。

Thrilling Dream 作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 石濱翔(MONACA

ドラマ「オシャレ怪盗スワロウテイル」のオーディションステージの曲。

ジャジーな曲で、怪盗がテーマなことからおそらくルパン三世を意識したところがあるのだと思われる。

スワロウテイル」はかつてマスカレードが出演していたドラマだったのを考えると、「ペッパー警部」も念頭にあったのかもしれない。

余談だが、現在放映中のルパン三世シリーズの監督はアイカツ!1年目にも深くかかわり、劇場版アイカツ!で監督も務めた矢野雄一郎さんである

「ルパン三世」オープニング映像

マジカタイム 作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 高橋邦幸(MONACA)(YouTubeリンク)

これまた面白い曲で、はっきりと元ネタが存在する曲である

いわゆる「サンプリング」であり、クラシックの名曲が使われているのだ。

チャイコフスキー作曲「くるみ割り人形」より「行進曲」のメロディーが使われている。

くるみ割り人形より「行進曲」(DTM)

KIRA☆Power 作詞 - 畑亜貴 / 作曲・編曲 - 石濱翔(MONACAYouTubeリンク

はっきりと元ネタがあるわけではないが、「EDM」「ダブステップ」をキーワードに制作されたことが明言されている。

「KIRA☆Power」は、ダブステップという攻撃的なサウンドの音楽ジャンルを取り入れた、かなり攻めている曲です。

ダブステップのように旬なサウンドは、あとで遅れてやるとダサイので、「やれるうちにやっておこう」と思いました。 - 石濱翔

(学研「アイカツ!オフィシャルコンプリートブック」より)

輝きのエチュード 作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 石濱翔(MONACA)(YouTubeリンク)

劇場版アイカツ!で、いちごが歌うことになる1曲。

映画でいちごが出会うことになるシンガーソングライター・花音がいちごのために作った曲だ。

アイドルシンガー。異なるタイプの2人が出会い、新しい何かが生まれる。そんなストーリーを描きたかった。下敷きになっているのは、1980年代アイドルの歴史の転換点です」

制作陣が、80年代と現代をつなぐイメージとして共有したのが、あの名曲「赤いスイートピー」だった。そして、当時トップアイドルへの階段を駆け上がっていた松田聖子さんが歌うこの楽曲こそ、木村さんの言う「アイドルの歴史の転換点」だった。

アニメ「アイカツ!」に隠された80年代フレーバー 〈AERA〉|dot.ドット 朝日新聞出版

さらに、花音のイメージ赤いスイートピー作曲者でもある松任谷(荒井)由実であるとも発言している。

ユーミン(松任谷由実)がイメージなので、フォークシンガーと言ってもいいかな。フォーカツ!ですね。」 - 木村隆一

(徳間書店アニメージュ2014年10月号より)

松田聖子「赤いスイートピー」iTunesリンク

チュチュ・バレリーナ 作詞 - 只野菜摘 / 作曲 - 石原理酉 / 編曲 - 成瀬裕介(onetrap)(YouTubeリンク)

アイカツ!3年目の2つ目のEDテーマであり、氷上スミレと黒沢凛が組むユニットダンシングディーヴァ」の持ち歌である

ダンシングディーヴァ」のイメージはSPEED。スミレが歌って、凛が横でダンスしている感じがカッコいいんじゃないかと思いました。 - 木村隆一

徳間書店アニメージュ2015年6月号より)

Steady (SPEED)

恋するみたいなキャラメリゼ 作詞 - 辻純更/ 作曲・編曲 - 石濱翔(MONACA)(YouTubeリンク)

コード進行などがとても渋谷系っぽい。

ではなぜ渋谷系なのか。それは、このステージが「レトロクローバー」というブランドイメージしたものであるところにヒントがありそうである

60~70年代レトロフィーチャーなテイストイメージしました。参考にしたのは、ツイッギー(英国の女優、モデル、歌手)のファッション。 - 中屋有貴(バンダイカード事業部

徳間書店アニメージュ2015年6月号より)

華奢な体形からツイッギー(小枝)の愛称で呼ばれ、(藤原みやびが履くのをためらった)「ミニスカート」で話題になったツイッギーから着想を得ている。

そして、ツイッギーといえば連想するのがピチカート・ファイヴの「トゥイギー・トゥイギー」、繋がった。(ただのこじつけ

U-MV053 - Pizzicato 5 - Twiggy Twiggy

薄紅デイトリッパー 作詞 - オノダヒロユキ / 作曲・編曲 - fu_mou(YouTubeリンク)

大和撫子ブランド「桜色花伝」をイメージした曲で、とても和風。

近年よく耳にする「和ロック」な曲であるといっていいだろう。和ロックの出自についてはよくわからないが、「凛として咲く花の如く」「千本桜」などがよく挙げられるようだ。

紅色リトマス「凛として咲く花の如く」iTunesリンク

『初音ミク』千本桜『オリジナル曲PV』

フレンド 作詞 - やまだ麻美 / 作曲 - 山崎佳祐 / 編曲 - 南田健吾(YouTubeリンク)

何を意識して作られたのかはわからないけど、この多幸感がなんかすごい「っぽいな」と思ったので貼りたくなっただけです。

岡村靖幸「だいすき from エチケット」

タルト・タタン 作詞 - 只野菜摘 / 作曲・編曲 - NARASAKI(YouTubeリンク)

氷上スミレの持ち歌で、懐かしの歌謡曲を思わせるような不思議な1曲。

Winkっぽい。音楽理論とか全く詳しくなくてほとんどイメージこじつけてるので公式ソースがあるの以外は参考程度に考えてください。

淋しい熱帯魚(M.V.) / Wink

最後に

アイカツ!にはほかにもたくさん良い曲がある。ロカビリーな曲や映画音楽のような壮大なもの、80年代ディスコ風、渋谷系テイスト……とにかく幅が広い。

自分の好みの曲が必ずひとつは見つかるだろう、というくらいいろいろやっている。

そして、ときどき思わぬ人が楽曲提供をしていてびっくりすることもある。(NARASAKI浜渦正志、ミト(クラムボン)、ナカノモリアヤコ、Kensuke ushioなど)

そんな楽曲を女児たちが聴いて成長すると思うと、音楽の未来は明るいなあと思ったりもする。

アイカツ!の○○みたいな曲ってなんていうジャンルなんだろう、と掘り下げたり、○○みたいな曲が作りたい、と作曲に手を出してみたり、

そんな楽しみ方もできるのもアイカツ!の魅力のひとつではないかなあと感じているわけである

2014-12-06

ネタバレあり】「楽園追放」を観て感じた10のこと

絶賛劇場公開中の楽園追放を観てきたので感じたことを列記したい。

ネタバレを含むので注意。

映画館環境で観るべき作品なので、BDレンタルを待ってる人は迷わず足を運ぶべきだ。

DVDで見ようと思ってる人は機会損失となることを予言する。今すぐ考え直せ。


楽園追放-Expelled from Paradise-」

http://rakuen-tsuiho.com/


ぴちぴちスーツとプリけつ

からだにぴったりと纏わり付くスーツ(というかタイツ)は、およそ進歩的人類を服装で表現する時にありがちな手法だ。観始めたときスタッフスター・トレック呪縛から逃れていないのではと思った。おそらくそれはあくま地球市民との対比をわかりやす表現することと、特定市場意識した結果だろう。緑色の装飾品の意味アンテナ?それとも光合成するとか?これは最後まで分からなかった。

アンジェラが16歳の少女であること

16歳といえば日本では法的に婚姻できる歳。アンジェラは「他の捜査官を出し抜きたかった」といって物理的な身体の生成時間を早め、16歳の少女の身体を持ち地球に降り立つ。降り立つ時は子宮メタファーとした卑猥なディティールで表現された。ディーヴァでは人類が考えうる精神的探求を経験したアンジェラだが、地球で生身の人類出会い、「大人」になるためには、最低限16歳となり、生まれ必要があったのだ。映画最後のシーンでは、地球で、フロンティアセッターを旅立たせることに意味見出し、身体的な異性と接触する。ディンゴに抱かれた時アンジェラが顔を赤らめたのには意味がある。

登場するテクノロジー想像の域を脱していない

日々進歩するテクノロジーニュースに賑わう私たち世界にとって、理解やす範囲で、そして400年後には思想的に陳腐化していることを心配したくなるテクノロジーが使われている。しかしこの映画にとってはテクノロジーそれ自体主題ではなく、グレッグイーガンのようについていけないぐらいの言語環境を構築する必要もない。この映画が語りたい言葉は、観客側の現実世界の、テクノロジーに溢れた社会での人間性を表現することにあるのだから

電気信号記号戦闘

映画の冒頭部分でアンジェラディーヴァ公安捜査を行っているとき、突如ハッキングしてきたフロンティアセッター犯行からアクセス元(!)を割り出し、回線(!)の中で捕まえようとアンジェラが文字通電気信号となり、何故か金平糖のようになったフロンティアセッター光速アクションシーンを巻き起こす。映画館音響環境で見たときは疑いようもなくゲームの「REZ」だと思ったし、エレクトロミュージックは最高にシビれた。

機械的身体の物理戦闘

私はロボットが出てくるアニメを観るたびに「何故その形状なのか」に意識がいきがちとなってしまう。今回も、何故人型で銃型の武器やわざわざ剣や盾を使って戦わないとならないのか、または運転席でバイクに跨らないとならないのか、最後まで理解できなかった。宇宙スケールでの戦闘表現するために「ロボット」という記号を使わないこと以外に方法がないのだろう。

荒廃した地球西部劇

地球に残された人類は、400年も経っているというのにナノハザードから時間が経過していないかのような荒廃した世界に住んでいる。廃墟都市のイージーなイメージであるアジアン看板と雑多な路地そして個人商店ディンゴはゆきずりの傭兵であり、西部劇のようなアンジェラとの出会いディンゴキャラクターをよく表していた。

骨で感じる音楽について

劇中では骨、つまり身体で感じる音楽というものについて、電脳世界にのみ生きてきたアンジェラが首を傾げる。これは物語テーマ象徴するデータと身体性の対比についての比喩である

ディストピアと首脳陣の無能っぷり

なぜ400年もの間、リソースについて有限ではあるが最高権限を持つディーヴァ首脳陣がおよそ意味を見い出せるとも思えない自治を続けているのか。同じバージョンシムシティを数百年繰り返して飽きない自信は私にはない。進歩を繰り返した結果がジョージ・オーウェル的なディストピア?まぁ所詮故郷を捨てて自分達の世界に引きこもろうとする人間達だったのだから仕方ないとも言える。

戦闘員はなぜ全員揃って可愛い少女なのか

押井守スカイ・クロラよろしく、キャラ立ちした少女たちが金太郎飴のように、アンジェラと同じく露出の高いスーツバイクに跨り戦闘が行われる。この戦闘ではアンジェラフロンティアセッター演算能力を使い、ディーヴァ側の捜査員達より一歩秀でた戦闘能力を発揮する。お互いの戦闘方法進歩した戦術といえるものが見い出しずらいが、そもそも進歩した人間が未だ殺し合いで解決しようと考えるのは400年後にとって果たして合理的であるのか。余談だがバイクロボット男性象徴であるとするのは考えすぎだろうか。

アンジェラはいつブーツを脱ぐのか

ディーヴァとの戦闘が終わり、ディンゴによって人間承認されたフロンティアセッター宇宙へと旅立つ。と、この見送ろうというシーンで初めてアンジェラのブーツの固い足音が私の耳に障った。まるでこれから地球に足をつけて暮らそうと言っているかのような耳障りな音。このシーンの後、靴を脱ぐシーンがあるかと思ったが、それは野暮というものだろう。


以上、観た勢いで思ったことを綴ってみた。

都合がつけば来週にも、もう1度は劇場で観たいと思っている。

2011-07-14

初音ミクLAライブ外国人感想その8

http://anond.hatelabo.jp/20110707195830

 初音ミクLAライブを受けた感想の多くは、初音ミク現象や初音ミク海外進出などについて触れるのが主眼であり、ライブ自体への言及は意外と少ない。その中でも以下のエントリーライブそのものに焦点を当て、その演出や音楽、聴衆の反応を報告している。既に日本から参加者による様々なリポートが出ているが、外国人が見たミクノポリス外国人向けにどう紹介しているかを知るという意味でも興味深いものである

 urlは以下の通り。

http://blog.animeinstrumentality.net/2011/07/mikunopolis-hatsune-miku-live-in-los-angeles-concert-report/

+++++以下勝手翻訳+++++

ミクノポリス初音ミクライブinロサンゼルス――コンサートリポート

http://blog.animeinstrumentality.net/2011/07/anime-expo-2011-detox-and-brief-thoughts/

 アニメエキスポ2011に関する私の第一報で言及したように、今年のミクノポリスコンサートほど私を大混乱に陥れたイベントはなかった。ミクノポリスコンサートは私の通常の経験領域を遥かに超えたものであり、そこから出てきた私の脳裏には回答よりも疑問の方がたくさんあった。まず、歌声合成を売り物にした演出の構想そのものが既に危険に満ちている。たとえ選曲が拙くなかったとしても、技術的な問題によってコンサート自体が台無しになるか、あるいは馬鹿げた振り付けによって、どんなボーカロイドコンサートも決して完全にはなり得ないのではないか

 こうした質問に回答するうえで最も適切な人間はいえない私は、おそらく聴衆の反応という意見に従った方がいいのだろう。私が見た限り、聴衆は完全に夢中になっていた。全体の意見はおそらく熱狂的な「イエス!」だろう。私が最初にいた見晴らしのいい張り出し席からは、聴衆が心から公演に参加し、そうすることによって彼ら自身の刻印ボーカロイド現象全体に刻み付けているのを見ることができた。コンサートの間、彼らはケミカルライトを爆発的なロックの時は熱狂的に、もっと優雅な曲の時はゆるやかに、あるいはミクや彼女の仲間たちが登場した時にはリズムなど気にもかけず興奮して動かしていた。

 で、私は? どういうわけか私はヴァーチャルディーヴァという観念を完全に受け入れるための心理的ハードル突破できなかった。他の多くのコンサートが有しているある種の感情一体化と同じものがミクノポリスコンサートになかったのが問題の一部にある。と言うのはつまり、私が思うにこのコンサートに人々が参加し楽しんだ理由は一つだけではないのだ。

 そこにいた人々はテクノロジーを目撃したのか? ミクと仲間たちが投影スクリーンを通じて生命を得るのを見るのは、一種のどえらい光学的な楽しみとして間違いなく極めてスリリングだった。聴衆に一息つくほんの僅かな余裕しか残さずに一つのから次へと素早く遷移したのは、目もくらむような効果をもたらした。ボーカロイドキャラは、時に特定のキャラ対応した色の光の塊から実体化することで、興奮を高めた。例えばピンク色の光が巡音ルカステージ登場の先触れとなったように。キャラの髪の毛や衣服が、彼らがステージで踊るたびにどれほど見事に揺れていたかに言及することなしに、技術面での議論を終えることはできない。中でも衣服は、懇願するような「炉心融解」の際にリンが身に着けていた黒と白のドレスや、「moon」でのミクの優雅な服装を含め、極めて魅力的だった。彼女らの服と髪はどれもキャラの動きと一緒に跳ね、揺らぎ、羽ばたき、その見栄え全てをまるで生きているかのように仕立てていた。もしテクノロジーの展示が目的なら、ミクノポリスは確かにこれらの高い期待に答えることで成功したと言えるだろう。

 人々は単にミクと仲間たちを見に来たのか? それはおそらく最も説明力に乏しい説だろう。ミク自身は、その上にファンたちが彼らの(Kylaranが書いたヴァーチャルディーヴァから引用するなら)「歌や動画という形式の小さな物語を書き込み、それが回りまわって単なるキャラを超えた生命彼女にもたらす」ための一片の白紙に過ぎない。ミクと友人たちが、いかに彼らの人格の多くをクラウドソーシングと数百ものその解釈から効果的に得ているかを見れば、何人かのファンは単に彼らの最も好きなボーカロイドキャラに属するある特定の性質を見せる特定の歌を聴くために参加していることも充分にあり得るだろう。

http://behind-the.nihonreview.com/20110707/virtual-diva-hatsune-mikus-popularity-and-the-sound-of-the-future/

 だが私にとっては、焦点はもっぱら音楽にあった。つまり私がミクノポリスで主に注目したのは、たまたま情報伝達手段としてボーカロイドを使った作曲家たちのショーケースとしての音楽祭という側面だった。そしてこれまた、いかに多数の調べるべき曲があったことか! ミクノポリスコンサート23楽曲ママ]を含んでおり(文末にセットリストあり)、例えば古典的なryosupercell)の歌「ワールドイズマインから、不明瞭な英語で歌われたwowakaの「ワールズエンド・ダンスホール」のような最近の曲まであった。ボーカロイド人間を上回っている切れ味という点から、例えば「裏表ラバーズ」やcosMo(暴走P)の「初音ミクの消失」といった、どちらの歌も呼び物となっているミクが歌詞を速射砲のように歌う部分があり、どの人間にとっても明瞭に発音するには速すぎるため単なる人間には歌うことができないような曲の演奏を見るのも、一層興味深い。

 しかボーカロイドステージ中央に陣取り注目を集めている一方、ミクと仲間たちを囲む人的要素の方が遥かに興味深いことに私は気づいた。コンサートの前に聴衆はダンスロイドによる型通りの演目を見たのだが、ボーカロイド現象が単にボーカロイド曲に合わせて踊るのが好きなだけのファングループを発生させたという事実に私は魅了された。彼女らが音楽に同期して動くやり方は、リズムメロディー視覚的側面をもたらし、歌を単なる聴覚上のものにとどまらずより多くのレベル全体にかかわるものとして表現している点で、実に楽しかった。彼女たちがコンサートの残り時間においてステージ近くにいなかったのは残念だった。人間ダンサーとミクが並んで演じる場面を見たかったのに。

 ステージ上にいた人間演奏家たちもまた素晴らしかった。ミクはエレキギターベースパーカッションキーボード、及び弦楽器の奏者たちを紹介するために時間を割いた。特にエレキギターソロ演奏を通じてかなり目立っており、コンサートボーカル部分からは失われていた名人芸の要素をもたらしていた。彼のリフは「StargazeR」の間奏において活力を高めるハイオクとなり、彼が見せるテクに私はずっと夢中になった。だが何より私が印象を受けたのは弦楽器キーボードの編入だった。特に彼らが締めの「ハジメテノオト」で表現した驚くほど崇高なメロディーは、ボーカロイド過去を作り上げてきた感情をもたらしながら、一方でその希望と楽観に満ちたやさしい音によって未来への道案内も務めていた。

 そもそもこれほど多くのファンをノキア・シアターに連れてくるのに、唯一の尊大な理由があったとは思えない。テクノロジーの融合、キャラ/人格、そして丸見えになった音楽、さらにはその全ての体験が極めて刺激的だった。ボーカロイド技術はまだ音楽業界を支配するには程遠いし、そして現時点でのその化身は、まだ音楽心臓部に横たわっている本物の人間ならではのある種感情的表現に取って代わる能力を持たない。これら全てを踏まえると、ボーカロイドはこれまでも、そして今のところなお、単に物珍しい存在にとどまっている。だが私は変化の地鳴りを感じている。予め歌声を調整された歌手蔓延は、我々がヴァーチャルアイドル界に後数歩まで迫っていることを意味しているのだろう。変化の風が人間歌手を完全に吹き払ってしまうのか、誰にも分からないが、現時点で私はまだ人間歌手が負ける方に賭ける準備はできていない。少なくとも今のところは。

セットリスト

1. Project Diva desu

2. ワールドイズマイン

3. えれくとりっく・えんじぇぅ

4. 恋スルVOC@LOID

5. クローバー クラブ

6. ぽっぴっぽー

7. ロミオシンデレラ

8. 裏表ラバーズ

9. パズル

10. VOiCE

11. 1/6

12. moon

13. 初音ミクの消失

14. 右肩の蝶

15. 炉心融解

16. Just Be Friends

17. ワールズエンド・ダンスホール

18. from Y to Y

19. サイハテ

20. ファインダー

21. SPiCa

22. 愛言葉

23. StargazeR

24. ハジメテノオト

+++++勝手翻訳終了+++++

初音ミクLAライブ外国人感想その1「再生約束」逐語訳

http://anond.hatelabo.jp/20110707195830

初音ミクLAライブ外国人感想その2「再生約束フリーダム

http://anond.hatelabo.jp/20110708223459

初音ミクLAライブ外国人感想その3「ミクノポリスのボカレタリアートたちよ、団結せよ!」

http://anond.hatelabo.jp/20110709211718

初音ミクLAライブ外国人感想その4「仮想の歌姫:初音ミクの人気と未来音色

http://anond.hatelabo.jp/20110710234300

初音ミクLAライブ外国人感想その5「オレはAXには行ってないけど、まあとにかく……」

http://anond.hatelabo.jp/20110711212701

初音ミクLAライブ外国人感想その6「ミクノポリス:7月のクリスマス世界征服

http://anond.hatelabo.jp/20110712205546

初音ミクLAライブ外国人感想その7「AX11:ミクノポリスの印象」

http://anond.hatelabo.jp/20110713211501

初音ミクLAライブ外国人感想その9「アニメエキスポ初音ミク

http://anond.hatelabo.jp/20110715222900

初音ミクLAライブ外国人感想その10アニメエキスポ2011(抄訳)」

http://anond.hatelabo.jp/20110716194029

初音ミクLAライブ外国人感想その11世界彼女もの初音ミクはいかにして全てを変えたのか」

http://anond.hatelabo.jp/20110717201147

初音ミクLAライブ外国人感想その12アニメエキスポ2011でのボーカロイド体験」

http://anond.hatelabo.jp/20110719031316

初音ミクLAライブ外国人感想その13「ミク:日本ヴァーチャルアイドルメディアプラットフォーム

http://anond.hatelabo.jp/20110719203237

海外blogに載っていたクリプトンインタビュー

http://anond.hatelabo.jp/20110723142345

2011-07-10

初音ミクLAライブ外国人感想その4

http://anond.hatelabo.jp/20110707195830

 初音ミクLAコンサート外国人感想その4。今回は初音ミクという存在についてかなり真正面から書いたものを紹介する。筆者はコンサートだけでなくアニメエキスポで行われたいくつかのパネルにも参加したようで、日本から行った関係者の発言も引用しながら初音ミクとそれを取り巻く現象に関する考察を述べている。これを読めば「初音ミクとは何か」について一通りもっともらしい話ができる程度の情報が盛り込まれた、なかなかいいまとめだ。

 urlは以下の通り。

http://behind-the.nihonreview.com/20110707/virtual-diva-hatsune-mikus-popularity-and-the-sound-of-the-future/

+++++以下勝手翻訳+++++

仮想の歌姫:初音ミクの人気と未来音色

 ヴァーチャルディーヴァ(仮想の歌姫)になるということは、正確にはどういう意味を持つのだろうか? 初音ミクの人気について真に理解できるようになる前に、彼女が正確には何者なのかを確認するのがおそらくは最適だ。しかしながらこのテーマは思いのほか扱いが難しい。最も簡明な言い方をすれば、彼女は明らかにセガヤマハによって発展してきた音楽制作ソフトのために藤田咲の声を録音しデジタル化した商品のパッケージ用にデザインされたキャラクターだ。だが同時に、彼女が本当の意味では存在していないという主題もそこにある。我々がミクの歌について話している時、我々は厳密に言えば生きていないものに対して隠喩を使っている。思うに初音ミクとは我々が理解しているより遥かに複雑なものなのだ。

http://www.anime-expo.org/

 アニメエキスポ2011は間違いなくミクの全てを取り上げていた。ミクノポリスは、それがノキア・シアターで行われ、かつ売り切れた唯一のものであった点だけを見ても、明らかに週末最大のイベントだった。他のゲスト――クリプトンメディア伊藤博之佐々木渉ダンスロイド、及び小林オニキス――はミク登場のおまけとして呼び寄せられた。アニメエキスポコンベンション全体のテーマに「ファンの年」を選んだのは、ただのお遊びではない。結局のところボーカロイドは、ヤマハの剣持秀紀マネジャーコンベンション3日目のパネルMirai no Neiroで言及したように、ファン、製作者、及び消費者の間にある障壁を切り裂いている。

 ミクがいくらか人間っぽい性質を備えているのは明らかだが、同時に彼女存在メカニカル機械的)かつヴァーチャル(仮想的)でもある。歌姫という用語は、技術的な能力をほのめかしているのみならず、高い人気という意味示唆している。だがミクの人気はピンポイントで捉えるのは難しい。小林オニキスアニメエキスポ2011の2日目にミク・カンファレンスパネルで発言した内容によれば、彼女の成功は3つの要素に拠っているという。ミク自身、制作過程での自由さ、そして世界規模のインターネットだ。私がオニキスの判断に異論を唱えないのは確かだが、彼の指摘した3つの点をさらに分析すれば初音ミク存在について興味深い事実が判明すると思う。

看板娘としての初音ミク

 トヨタ初音ミクカローラCMを巡る謎がついに明かされた時、トヨタ特にアニメエキスポを念頭に置いて若い客に対する濃密な市場調査を行ったことが判明した。トヨタアニメエキスポ2011に2台のitasha(アニメゲームキャラを描いた車)、スタッフチーム一そろい、車の前でミクのコスプレをする可愛い女性、そして小さなカローラの絵の上で可愛らしく微笑む子供のようなミクを描いた何千枚ものポスターを持ち込んだ。ミクはただソフトに特色を出すため作られたキャラに過ぎないという事実にもかかわらず、彼女自動車企業の公式看板娘となるのに充分なほど人気があった。アメリカにおける市場性存在にはかなりの疑問があったものの、この宣伝活動はミクにとって大きな一歩だった。

 初音ミクの生まれは、実際にはどこの馬の骨とも分からないものだ。彼女は、自身が市場に出ることとなった新しいVocaloid2シリーズの、箱に描かれたイラストとしてその生を始めた。つまるところ、それが彼女の全てだ。だが、日本中の製作者たちが楽しく、突飛で、面白い歌を書き、彼女を描いたり動かしたりすることで彼女性格を付け加え始めたため、彼女はすぐ自らの命を手に入れた。最終的に彼女イメージにはネギが伴うようになった。

 これがなぜ重要なのか? ミクが東方シリーズに出てくるキャラとどれほど似ているかについては、おそらく指摘する必要もあるまい。ゲームに出てくるキャラの多くが極めて限られた背景情報しか持たず、それゆえにキャラ性格をさらに発展させるため製作者とは無関係にファンダム自体が自由に想像をめぐらせる余地があるという事実に、東方厨の一部は対応してきた。同じようにミクの仕様存在する欠落は、歌やビデオという形式をまとった小さな物語の発生を許し、それが巡り巡って単なるキャラを超えた命の有り様をを彼女にもたらした。彼女は利用者が作り出す製品の力に具象化された肖像であり、概念だ。

科学技術としての初音ミク

 そのインターフェイスは、比較的直感的に使える。音楽用語を使う代わりにこのソフトは、メロディーを生み出すためピアノ音程と一致したいくつかの棒の上に長い音符を置く。ピッチテンポ製作者の目的に合うように変更でき、ビブラートと発音も自由に変えられる。完全な楽曲を作るため、ドラムピアノギターなど追加の伴奏も付け加えられる。

 ヤマハの音声技術開発チームを率いた剣持秀紀によれば、初音ミク作曲家歌手にとって伝統的に必要なものを補完する革命的なソフトの顔を務めたからこそ、ヴァーチャルディーヴァなのだという。ミクは、かつてデジタル楽器がやったのと同じように音楽世界のあり方を変えたソフトだと、彼は主張する。それが楽譜制作だけでなく、自然言語における発話パターンの複雑さまでまねしようと試みていることを踏まえるなら、おそらくそれ以上のものと言える。

 剣持はプレゼンの際に彼の議論の核心を効果的に実証してみせた。まず彼は、人間の耳とって自然な音をボーカロイドに生み出させるのが、どれほど困難かを説明した。次に英語ボーカロイドソフトSweet Annを使い、極めて短時間ハッピーバースデーメロディーを生み出してみせた。そしてボーカロイドは単純に人間の声をコピーしようとしているものではなく、その特別な性質故にある意味音楽未来を示しているのだと強調した。極めて広範囲なジャンルにふさわしいものにするため、ライブラリを変更することができる。人間の耳が言葉を理解できないほど速いレートで音を生み出すのも可能だ。どんな歌手より長く引き伸ばして歌うこともできる。最も有名な初音ミク曲の一つ、初音ミクの消失を見るだけでいい。ボーカロイド史の比較的初期段階からソフトが持つこれらの側面を製作者が上手く利用していたのは明らかだ。つまりボーカロイドは、その人間に似たヴォーカルと同じくらい、その機械的側面も売り物になっていたのである

 プロ音楽家アマチュアの双方に販売されることで、ボーカロイドは間違いなく伝統的に音楽存在した境界線を壊し、比較音楽知識の乏しい者たちが数千から数百万ものビューを稼ぐ歌を作り出すのを可能にした。アーティストだけでなく、ネットに詳しい個人がよく知っている視聴者に合わせた歌を作ることもできるようになった。

大衆文化としての初音ミク

 ニコニコ動画日本におけるボーカロイド活動の主要拠点であることは否定できない。この動画シェアサイトには、他の種の動画ランキングに加えて人気のあるボーカロイド曲のランキングもある。つまりミクの成功は、彼女自身と製作者あるいはソフト能力だけではなく、日本ユーザーが新たに作られた歌に関する集計された情報を見つけるのが容易である点にも依存している。

 ミクの人気は彼女の声だけにとどまらない。ボーカロイドコミュニティーから抱き合わせニコニコ上に出てきた他のコミュニティー、例えば「Utattemita」(歌ってみた)、あるいは「Odottemita」(踊ってみた)などは、それらの人気故に今やニコニコメーンページにある案内バーにそれ自体のカテゴリーを載せるまでに至っている。国境を越えたアニメ及びゲームコミュニティーへのウイルスのようなミクの拡散は、製作者及びファンの双方で似ている情報拡散能力に頼っている。

仮想の歌姫

 最初の質問に戻ろう:ヴァーチャルディーヴァとはつまり何か?

 ミクの「仮想性」は要するにオニキスの言う1番目と3番目の要素に起因する。彼女世界中の数百数千という人々の想像力に根っこを持ち、一方で彼女の側は人間としてのどのような制約も持たない、骨格だけのキャラだ。同時に、インターネットにおけるファンに基礎を置いて成長するボーカロイドコミュニティーには、それを統制する法的な枠も基盤も僅かしかないという事実故に、彼女著作権問題から比較的影響を受けない。実際、利用者が生み出しファンが作り出す素材に対して日本企業が示す寛大さは、英語を使うユーチューブコミュニティーが慣れ親しんでいるものに比べれば衝撃的なほどに大甘だ。技術的にも、誰もが歌わせることのできるミクの束縛のない能力は、有名になるためどんな歌姫にも必要とされる人気と広い支持とを提供する。

 理論的にはミクのスターダムへの道は、彼女が完全に作り上げられたキャラではなく、その中身が欠落しているという点にある。オタクの行動様式とポストモダンにおける消費パターンに関する東浩紀の著作から引くなら、ソフトの利用者が作り出した歌と動画に描かれた個人的で小さな物語を生み出すためのデータベースとしてボーカロイド初音ミクが使われている。同時に人間の声を合成することで達成された技術的偉業が、音楽産業内における伝統的役割に新たな裂け目をもたらした。あらゆる種類の消費者製作者、ファン、音楽家、個人的技術者が、あたかも300年前にルソーが思い描いた政府のように有機的なコミュニティーへと参加している。

 初音ミクとは2つの面を持つ現象だと私は主張する。ミク自身は、情報的に遍在する世界の中にいる個人たちの行動様式に根ざしており、世界コミュニティー総体想像力によって生み出されている。一方、ソフト技術革新による製品で、それは技術がミクの成長にどれほどの役目を果たしているか過小評価するのが間違いであろうと言えるほど、過去にあった境界を超越してのけた。

 ミクノポリスの会場で照明が落とされ、初音ミク最初ステージに姿を現した時、聴衆の中で数千のファンが上げた叫びを誤解することは不可能だ。堅実で具現的な光学幻想を生み出すスクリーン投影され、ミクはボーカロイド商品の箱を彩る二次元画像という起源からサイエンスフィクションポップスターへと素早く進化する。来るべき年月におけるボーカロイド発展への将来性を踏まえるなら、Mirai no Neiroパネルこそまさに新たな造語にふさわしい:「未来音色

 The Nihon ReviewAnime Instrumentalityはアニメエキスポにおけるミク関連のリポートを協力して提供する。コンサートそのものに対する詳細な報告は、Anime Instrumentalityに掲載されているzzeroparticleのエントリーをご覧いただきたい。

http://blog.animeinstrumentality.net/2011/07/mikunopolis-hatsune-miku-live-in-los-angeles-concert-report/

脚注

 使用画像Pixivにある。この画像コミケット80で使われたことについて、Moccyにお祝いを申し上げる。

http://www.pixiv.net/member.php?id=191242

 この週末にアイデアを論じるという楽しみを分かち合った数十人、同僚のライターであるShinmaruとEternal、同じくAlex Leavittと、そして日本へ戻ったミクノポリス/未来音色スタッフに、心から感謝を。

http://dph.ninja-x.jp/index.html

 ミクについてよく知らない人へ、ネット上には利用できる多数の英語資料がある。おそらく外国コミュニティーを本当に制限している唯一の問題はニコニコ動画への簡単なアクセスができない点であろうが、十二分な興味を持っていくらか賢い検索ユーチューブで行えば、ニコに投稿されたほとんど全てを見つけだせる。

+++++勝手翻訳終了+++++

初音ミクLAライブ外国人感想その1「再生約束」逐語訳

http://anond.hatelabo.jp/20110707195830

初音ミクLAライブ外国人感想その2「再生約束フリーダム

http://anond.hatelabo.jp/20110708223459

初音ミクLAライブ外国人感想その3「ミクノポリスのボカレタリアートたちよ、団結せよ!」

http://anond.hatelabo.jp/20110709211718

初音ミクLAライブ外国人感想その5「オレはAXには行ってないけど、まあとにかく……」

http://anond.hatelabo.jp/20110711212701

初音ミクLAライブ外国人感想その6「ミクノポリス:7月のクリスマス世界征服

http://anond.hatelabo.jp/20110712205546

初音ミクLAライブ外国人感想その7「AX11:ミクノポリスの印象」

http://anond.hatelabo.jp/20110713211501

初音ミクLAライブ外国人感想その8「ミクノポリスコンサートリポート

http://anond.hatelabo.jp/20110714210122

初音ミクLAライブ外国人感想その9「アニメエキスポ初音ミク

http://anond.hatelabo.jp/20110715222900

初音ミクLAライブ外国人感想その10アニメエキスポ2011(抄訳)」

http://anond.hatelabo.jp/20110716194029

初音ミクLAライブ外国人感想その11世界彼女もの初音ミクはいかにして全てを変えたのか」

http://anond.hatelabo.jp/20110717201147

初音ミクLAライブ外国人感想その12アニメエキスポ2011でのボーカロイド体験」

http://anond.hatelabo.jp/20110719031316

初音ミクLAライブ外国人感想その13「ミク:日本ヴァーチャルアイドルメディアプラットフォーム

http://anond.hatelabo.jp/20110719203237

海外blogに載っていたクリプトンインタビュー

http://anond.hatelabo.jp/20110723142345

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