「カタルシス」を含む日記 RSS

はてなキーワード: カタルシスとは

2023-05-19

一時的にバズって人気者になったと勘違いして、注目され始めたら今まで楽しくやってたことに義務感じて、段々とメンヘラ化していく。この、幸せの頂点から不幸に叩きつけられてるところにカタルシスがある。もっと適当に、気楽にやらなきゃダメよ。

2023-05-16

anond:20230516001800

同意気持ちのいい言語化だった。胸糞ではあるんだけど、ある意味かゆいところに手が届く類のカタルシスがある

2023-05-12

いまだによくからくりサーカスみたいな作品を許したなと思う

からくりサーカスってW主人公制を採用してるんだけど、基本的主人公の二人は序章と終章以外では交わらない。その終章での交わりも、戦闘中に二人が背中合わせで戦って「この背中、もしかしたら」となるだけで顔を合わせたり声をかけたりもしない。

俺が編集だったら「最終章は序章で別れた二人が再会を喜び合うエンドにしましょうよ」と言ってしまいそうだが、結局、作者の当初の予定通りに「二人は永遠に再会しない」という展開のまま幕を閉じた。編集は作者を信じていたんだろうし、作者は読者を信じていたんだろうなと思う。

安易カタルシスに話を集約するのは結局のところ「わかりやすエンディングにしないと読者は理解できないのでは、喜ばないんじゃないか」という不安からくる部分が大きい。実際、あとがき後日談的に語られる中で「本当はもっと違うエンディングを考えてたけど編集ハッピーエンドしましょうって言われた」というような話が出て来ることも少なくない。映画とかでも未公開エンディングとしてビターエンドが出て来ることも多い。

またW主人公制を採用しながらもコミックスにして30巻以上分もまったくかかわらないまま話を進めることも勇気がいったはずだ。それぞれの主人公ストーリーが単体でも行けるはず、読者はついてくるはずという信頼があったんだと思う。

俺はからくりサーカスはあの終わり方をしたからこそ最高の作品だと思っているので、これで行けるはずと信じてあの作品を作り出し送り出した作者、編集はやっぱすごいよなぁと昨日、荷造り中に出てきたからくりサーカス徹夜で読みながら思った。

今日の13時に引っ越しトラックが来るけどまだ半分くらしいか片付いてない。

2023-05-06

anond:20230506074203

大阪京都の割と中心部に2、3年ずつ住んでたけど、東京への対抗心を左翼につけ込まれてる感があった

"東京"を打ち負かす事にカタルシスを覚えるような人ほど共産党社会党に肩入れする傾向が強い印象がある

ナショナリズム民族主義の小型版というべきか

沖縄には一度も行った事ないけど、似たような感じなのかな

2023-05-03

[]村づくりゲームnpcが生身の人間しか思えない コミカライズ

増田ステマダイマ?)されまくってたから読んでみた

おれたちのたたかいはこれからだEND

読んだ後原作みて見たら、マンガ打ち切りをふまえてか、ラストだけ原作と流れを変えたんだなってのがわかった

打ち切りになった理由はいろいろ考えられる

一応ヒロイン複数いてハーレムチックな要素もあったしブラコン妹みたいなのとかもあったけど、

やっぱりお色気がほぼなかったりハーレム要素も薄かったり、絵柄が萌え系じゃなかったりであんまり受けなかったのが一番大きいんだろうなあと

(むろんそれらをただ入れれば万事解決というものでもないことはわかってはいるけど)

展開もあからさまにわかやすい俺TUEEじゃなくていまいちカタルシスを得にくいし

(TUEE能力を使うためのしばりがキツすぎて、基本ただ作中内のゲームを見てモノローグでひとりごちるって場面が多すぎ。

 ただ見てるだけってのはすでに読者がやってることであって作中でそれやられたらさらに上位次元の読者はもっとまらない)

絵は決して下手ってわけじゃないんだけど、外連味とか色気が足りないのが否めない

あと重要キャラ幼女いまいちかわいくない・・・この絵柄で幼女を書きなれてないんだなってのは感じた

あとはやっぱり物語スケールがすごく小さいままってのも残念なポイントだったと思う

村づくりと村を守ろうってのだけだとやっぱりものすごくこじんまりとしていて、どうしてもカタルシスを得にくかった

うたわれ無印でいうと最初の村関連の戦い・話だけで話が終わる(閉じている)ような感じ

「これが普通ゲームなら場面が切り替わって村に一瞬で戻ってるんだろうけどこのゲームではそうならない」みたいなモノローグあったけど、

まさにそれなんだよな

マンガ全体がそんな感じで、細かい描写が多すぎる

作者の書き終わったブログみたら、引き延ばし要素排除して必要最小限の要素のみで構成してるってあったけど、

たぶんマンガにするにはさら排除するか、もっと構成を考えて変えた方がよかったんだと思う


原作を丁寧に追ってるから地味でダイナミックさが足りない感じのコミカライズになってる気がした

あと主人公無難な真面目男だからまらないってのもあると思った

主人公聖人って設定だとおっさんケインがぱっと浮かぶけど、あっちはそれを補うようにぐいぐい引っ張るキャラ別にたからよかったんだなと

真面目な男だけだと不快さはないけど面白くするのも難しいんだなと

2023-04-21

ホラゲが苦手すぎて罪悪感がある

先日とあるホラーミステリーアドベンチャーゲームクリアした。

友人が「めちゃめちゃ良かった!やって!」と布教して回っていたから、まあやったるか…の気持ちでやった。一通りエンディングは全部見て、このゲームはきっと面白いのだろう、というのが今の感想だ。

面白いの「だろう」の理由は単純で、アドベンチャーゲームの一周目で攻略を解禁してしまったためだ。全て自分で気づけたら、カタルシスもあったかもしれない(今となってはわからない)なあ、と思う。

とはいえじゃあ攻略を解禁しなかったらと言えば、途中で投げ出していたに違いないので、難しいところである

なぜならば、自分ものすごくホラーが苦手である。一本道であるフリゲならなんとかできないこともないが、途中詰まると友人を召喚するか攻略を見に走らないとできない。零なんてやろうものなら数日は夜眠れない(実話)し、ホラーコンテンツを見た数日後にあれ?なんか怖くて夜眠れないな?と思うことさえある。時限爆弾か何かか?と言われそうだが大真面目である。だから、冒頭に書いた通り、ホラゲが苦手すぎて罪悪感がある、のだ。

ちなみに、グロ系や本当に怖いのは人間みたいな話、あるいはタネも仕掛けもあるミステリーであれば一切問題ない。アガサクリスティ江戸川乱歩東野圭吾も大好きである

さて、件のホラーミステリーアドベンチャーだが、全然怖くないよ大丈夫!と言われたものの、ホラー系統ものすっごく苦手な人間からすると、確かにバッドエンドを踏んだ時の描写は思ったより怖くないかもしれないが、「この選択肢ミスったら怖い描写のバッドエンドがあるんじゃないか?」という疑心暗鬼はかなりのストレスである特に自分自身ゲーマーなので、本来は全ての選択肢を試したいのだ。ただ、怖い何かがあるかもしれないと思うと正解しか選べなくなってしまう。寄り道したいのに、怖いトラップがあるかもと思うとできない。そのストレスに耐えかねて、結局途中から攻略を解禁してしまった。アドベンチャーゲーム初見攻略を見るのは、自分としても流石に初めてである。おかげさまで恐怖は軽減され、寄り道、探索欲は満たせたが、別に暗くておどろおどろしい雰囲気場所で探索欲を満たせたところでなあ……となってしまったのも事実だ。

ネタバレをしたいわけではないのでぼかして書くが、このゲームを絶賛している人たちは、「ゲームというメディアであることを活かし切った謎解き」と評していた。直裁に言えば最近流行りのメタギミックとでも言おうか……。最終的に、自分では気づけず(気づくために過去描写を見返して考え抜くという選択肢ホラーというジャンル上取れず)サクッと攻略を見てしまったので、メタギミックに気づくカタルシス自分にはなかった、わけだが、ではい攻略を見てみて「ああ〜確かに!!自分気づきたかった!!」みたいな悔しさが現状一切無いのである。一応ヒントどこにあったんだろうと思って調べてみたところ、確かに伏線はあって、序盤に未解決事象と思っていたことも綺麗に説明がつくこともわかったので、「あーまあ確かにそれなら全部筋通るか、そっか」というのが現在ステータスである

まり、二重のもやもやがあって、

一つ目は、ホラゲが苦手なやつがホラゲの過去ログを遡って情報捜査することはむずかしく、自力で謎を解ききれなかったもやもやであり、

二つ目は、明かされた真相に「そうだったのか!」というカタルシスを感じないもやもやである

二つ目もやもや特に自力真相に辿り着けば「そうだったのか!」と感動できたかもしれないが、今となってはもうわからないというのがなかなかに後味の悪い部分である自力真相に辿りついて、「え?こんな真相だったの????」と自分がブチギレだしたとしたら、それはそれで救いがあるような気がするのだ。ゲームをきちんとそのまま楽しんで、その上でのっとふぉーみー!!!!!と叫べるので。

つらつら書いたが、つまり筆者はお薦めしてくれた友人になんて言えばいいんだろう……と思ってこれを書いている。

自分感情の整理になるかと思ったが、返す返すも、自分ホラー耐久の無さによってこのゲームを十全に楽しめなかった罪悪感、が一番にあるのだ。

もちろんメタギミック以外であれば素敵だったと思う要素はあるし、このキャラ好き!っていうのもままあったので、うまいこと面白かった、という文章は作れると思う(ので作る)のだが、王様の耳はロバの耳というか、もやもやを誰かに聞いてもらいたかったというか、そんな感じだ。ここまで読んでいただいたことに感謝する。

ひとつお願いがあるとすれば、ホラー耐久が自分ほど無いやつは他にもいると思う。そして往々にして「なんで怖いの?何が怖いの?」と聞かれてもうまく言語化できないことも多い。ただし、なぜかわからないが怖くて眠れないとかガチ健康被害なので、無理強いとかはしないでほしい、と思うところである

ホラー耐久の無い同志よ、強く生きていこうな。

2023-04-15

黒鉄の魚影 名探偵コナン原作ファン感想

いつも原作ファンサービスがあるコナン劇場版だが

今回もその点はちょいちょいある

ただしか最近作品の中だと、言うほど…なのでその勧め方はよくない

大体原作ファン映画見に行くんだからほっといてほしい

以上、偏屈人間性を冒頭で披露したところでの感想だが

脚本家はおそらく原作を未だにまだちゃんと読んでないんだと思う。この脚本家はずっとそう

でもまぁいいや。コナン✕灰原もいい。そこへの想いは伝わった

問題原作キャラ崩壊させていく脚本にある

勿論端々で今、青山の手が入ったなと思うところは多いのだが、行動で崩壊していくのだ

そして原作での立場だと「そうはならんやろ」ということも多く「脚本原作読めよ」と言う思いが強くなっていく

もう何年も脚本してるのにね…だからこそ今作の脚本の雑さが分かって辛かった

もっとちゃんと組み立ててくれてたのに今作はどうしてそうなった?という出来

インタビューを見ると最初事件から付け足したり消したりして残った設定が散見されたのだが、本当に残った設定がゴミのように散らばっていて目障りで仕方なかった

かにコナンと灰原のストーリー部分だけ見たら、原作灰原とかなりキャラ性が違うが、二次創作灰原と思えば丁寧に描かれてたと思う

しかしそこ特化しすぎたのではないか。これじゃあ本当に同人誌みたいだ

ポスターに出てくるキャラルールちょっと入れた感じ

黒の組織の描き方も無茶苦茶アクションもよくない

OPも酷かった。これ過去最低。音楽も入れ方が酷い。作画もここ6作くらいでは一番だめ。なんで?監督にはがっかり

盛り上がるところもない。ノルマのような「いつもの」も地味すぎて「お約束」にはなってない

画面が常に同じ、薄暗い、カタルシスもない。事件規模が小さい。単調

オリキャラもかなり弱く思い入れもない

別に自分は灰原との恋愛模様あたりも青山が加えた流れで納得した部分があり、いわゆる炎上部分は否定的ではないのだが、

それ以外であまりに【雑さ】が目立っており、ちょっと許容できないでいる

後日談ラストの回収も微妙。投げやりになっただろ

もうこの監督脚本コンビには今後一切期待できない

2023-04-10

anond:20230410165012

少年漫画原作アニメって、毎回引きがあったり、カタルシスのあるエピソードも多いけど、ガンダムってそういの薄いイメージ

真面目に見てないから知らんけど。

2023-04-08

ガキ向けYouTubeチャンネルの闇

ガキ向けYouTubeチャンネルをガキでもないのに好き好んで視聴してるんだけど結構闇深いのよ。

いやそのこと自体も多少闇だけど今回話す闇はガキ向けYouTubeチャンネルさんサイドの闇の話ね。

ガキ向けYouTubeチャンネルってのはRobloxとかマイクラの寸劇とかやってるやつ。

ガキ向けかどうかの基準コメント欄に「〇〇のみんなだいすき」とか「さいごたすかってよかった」とかいかにもガキのコメントが溢れてることとする。

なにが闇ってまずけっこうエグめの表現を多用する。

とくにサムネで流血とか四肢切断みたいな画像をかなりポップな色遣いで使ったりする。

大人が見てもなんてことないが親からしたらたぶん見せたくないだろうなってレベルグロい。

ただまあガキ大歓喜鬼滅の刃もそれなりのグロさではあったので子供って本能的にそういうの好きなんだろうな。

クレヨンしんちゃんとかドラえもんプリキュアでは過剰に配慮されすぎていてそれらからでは得られない「快」を得てるんだろうな。

あと二つ目の闇は話のオチが薄すぎたり全然落ちてなかったりってことね。

話の腰をブッツリぶった切りでいきなり終わったりすんのがしょっちゅう

悪役がいても最後10秒くらいで唐突落とし穴に落ちて死んだりする。

なんかもうちょっとドラマチックな展開考えろよって気もするけどガキには話の流れよりも悪い奴が死ぬ瞬間とかの刹那的カタルシスが効くんだろうな。

あと次の闇なんだけど複数人でやっててる奴らはメンバーがいきなりいなくなったりってのがある。

そんでメンバーいなくなったことに軽くも触れられなかったりする。

【大切なお知らせ】とかいってスーツ着たサムネみたいのあるじゃん?ああいうの無い。

そんでいなくなったメンバーは別のチャンネルに登場してたりする。

「〇〇いなくなったの?」「〇〇かえってきて!」みたいなガキのコメントがたまにあってちょっとしんみりする。




追記

思いのほかトラバブクマあつまったな。みんなサンキュー

そういやエルサゲートってあったな。まああそこまで露悪的な感じは最近みないけど。

でもしっかりスパイス的にそういう要素入れてるのはやっぱ大脳皮質的な需要があるんだろうか。

YouTubeだとかなり統計的なことに基づいて動画作ってるだろうし、極端なやつが駆逐されていった後で最後まで消せなかったものがあのレベルのアレなんだろうな。

思ったんだけど昔だと妖怪の話とか怪談とかで結構アレな表現あったよな。そういう延長線上かも。

2023-04-05

最近読んで面白かった・つまらなかった漫画 ジャンプ+読切シリーズ 1

漫画からを高めるために読切を無選別に読んでみる試み。苦手なジャンルはそれだけで低評価になる当たり屋みたいで申し訳ないが、読み続ければ何か新しい嗜好が開拓されるかもしれない。

ロロドーム

ウルフラビット

ゲスの恩返し

古本屋槐軒事件

ウソキヅキ

・ ある王の日記

テラスハウスダスト

・ おもてなシミュレーションゲーム滝川

・ 遥かなるオウガスター

・ キュウビ

面白かった

ロロドーム

https://shonenjumpplus.com/episode/10833497643049549851

結構面白かった。ワンピース好きそうな画風?「なんでも甘く食べられる」道具が「なんでも食べられる」方面シフトするのは面白かった。けどそこから恋愛に行くのは曲げに曲げたなあって。序盤の彼氏描写や(あれで付き合ってたの?)浮気と断じる描写が弱くてオチはよかったけど気持ちちょっとだけ合わせられなかった。


ロロドーム…ああろろどーむってどういう意味だったの?

ウルフラビット

https://shonenjumpplus.com/episode/10833497643049549863

可愛い女の子によくまとまっていてるシナリオカタルシス。読切としてよくできてると思いました。

最後にもういっかい持ってくるの含めて文句なし

飛び降りるシーンやよじ登るシーン、ナイフで襲い銃を抜き突きつけるシーンとか動きのある絵がキマっていて良くてかっこよかったです。

ゲスの恩返し

https://shonenjumpplus.com/episode/10833497643049549869

オチ唐突暴漢を使うのやめろぉ!

でもそれ以外はとてもよかった。エロちゃんエロコメとしてのエロでお出ししてる。好印象。

幼馴染の距離感ギャグと年上の間がいい。幼少期の記憶の差いいよね…。クソダサ私服好き。

とても刀っぽい七星剣が気になるところ。

古本屋槐軒事件

https://shonenjumpplus.com/episode/10833497643049549878

台湾漫画家が日本漫画市場台湾舞台にした日本人のでてくる台湾人が主人公漫画日本語で書く。とものすごく混乱した漫画韓国翻訳漫画人名とかを日本ナイズして持ってくると見たことがあったのでこれもそれなのか?でも舞台台北だし、しか人名はギリ日本人でもありえそう…といらぬノイズが生じて集中できなかった。


絵と家族空気感ラストなどはとても良かった。が、しかしメインの"不思議"部分がちょっとなにをしたかったのかわからなかった。オチもうーん、全体的に読者の琴線に触れようとはしてるんだけど、はじき方が全然足りなくて感情が動かない。古本屋との出会いプロローグならOKだけど読みきりだとちょっとねーっと言ったラインだった。

ウソキヅキ

https://shonenjumpplus.com/episode/10833497643049549881

大甘に大甘でこっちに…?

フィクション創作ってウソだよねってところは一応加点要素なので。あそこの物語で笑ってる二人は好き。

読切なんてなんぼでもつまらない判定できますからね。

USOの名付けがダサく感じるのは「すマホ」が悪い。

主人公デスノの月タイプじゃなくてバカバカ感情で嘘の発明を得たんだから説明台詞オチみたいな知的ものよりバカっぽい面白い発想で広げていけばよかったのでは。

逆にテストの点の改ざんを削るだけでまだ「地頭はいい」キャラの線は残せるし、最低限やりたいストーリーキャラ知的レベルは合わせてほすぃ。

まらなかった

ある王の日記

https://shonenjumpplus.com/episode/10833497643049549845

星新一みたいな短篇異星間交流話。とくに…言うことはないかな。温和な人物を信用したこと農業従事すること、地表が多いこととかがノイズに感じた。さりげなくレアアースを匂わすとかでもっと誘引するか、即ネタバレでなくもうちょっと弱者を演じてオチに逆転的な要素を入れるとか…でもまあそれでも予定調和内か。

テラスハウスダスト

https://shonenjumpplus.com/episode/10833497643049549848

ピン芸人の一発芸を一人ひとつずつただただ流してくエンタの神様みたいな構成キャラ紹介だけで終わって物語相互作用がなかった。

おもてなシミュレーションゲーム滝川

https://www.shonenjump.com/p/sp/gatarou/w3tKVEbNHbi2TBzt/

まともに漫画描かないか画太郎嫌いなんだ。

遥かなるオウガスター

https://shonenjumpplus.com/episode/10833497643049549860

うん

キュウビ

ttps://shonenjumpplus.com/episode/10833497643049549872

なぜかとてつもない若さエネルギーを感じる作品

ストーリーのためにキャラが喋ってるな。と思ってしまいノれなかった。

教授キャラ妖怪デザインはよかったです。

2023-03-28

anond:20230327232309

怒られないために行動して怒られたこと無い人間は三流。

一流は怒られないための行動など造作もないがあえてクリティカルでない部分で手を抜いて「弱み」を演出作為的に「怒られ」を誘発する。

指摘した「弱み」に留意した部下が行動を改善するという過程体験させることで上司に「育て」のカタルシスを与え、自身教育し成長させたのだ、悪役になることを惜しま若い才能に投資したのだという実感(サンクコスト感)を植え付ける。



追記

おもいのほか一流はてなーたちのトラバブクマあつまったな。プロ怒られ師のワイとしてはみんなサンキューやでを禁じ得ない。

もちろんこれはワイの実体験に基づいた経験則であるわけはなくてワイが元増田を見て単発で適当に思いついただけの妄想や。当然元増田の本文は一行目しか読んでない。あんま本気にするなよ?実践して失敗しても知らんぞ?

ちなみにワイは先輩に怒られた時「後輩を指導するのも先輩の仕事ですよね。いい仕事出来て良かったですやん」って言ってさらに怒られたことがあるやで。

2023-03-15

巷に溢れかえる幼稚なマウント創作物が嫌いすぎる

近年のドラママンガに物凄く多い相手方に明らかに間違った主張を言わせて主人公論破させて主人公を美化したり持ち上げるマウント創作物がとにかく嫌い。

気持ち悪いし見てて共感性羞恥ハンパない

相手の主張が一理ある物だったり主人公に考えさせる余地があったりするとストーリーとして面白い主人公がその主張を打ち破るカタルシスがあるがそれがないからつまらない。

逃げるは恥だが役に立つテレビスペシャルヒラマサが女が劣化がどうたらこうたら~を論破するシーンとか作者がヒラマサを操ってるピアノ線が丸見えで恥ずかしくて堪らなくてチャンネル変えた。

女性劣化する云々の思想が間違った物であるのは自明だがいくら正論でもそれをわざわざ全国ネット論破してドヤアを見せつけるのがキツい。

スカッジャパンとかツイッタースルメロックマンガとか見せられてる感覚

誤読されそうなので言っておくが別に女性作家が悪いと言いたいのでは無い。

鋼の錬金術師とかそこら辺を物凄く書けていて感動した。

他にもKAKERU作品とか美味しんぼとか深夜のダメ恋図鑑とかクロエ流儀とかテロール教授とかスルメロックとか男性向け・女性向け・一般向け・オタク向けわずこういう異常な作品が出回っていて本当に見る度に不快になる。

子供向けアニメザンボット3Gガンダムですら対立する二つの正論とその乗り越えを描いてるんだぞ。

嫌なら見るなって言われそうだけどダメ恋やテロールみたいな見えてる地雷はともかくKAKERU作品逃げ恥みたく途中でいきなりぶちこまれたら対処のしようがないから。

いくらカタルシスが得たいにしても子供向けアニメが出来ていることが出来ないのは幼稚すぎる。

2023-03-12

anond:20230308234232

その「良い」は「気持ちいい(色、形状が心地いい)」「ンギモッヂィイイ(生理的快感)」「気持ちが洗い流されてスッキリカタルシス)」「メシウマシャーデンフロイデ)」「面白い知的好奇心をくすぐられる)」「レベチ(感嘆)」などいろんな種類があるよね。どれ?

2023-03-05

ドラえもん映画が酷かった

毎年この時期になると「ドラえもん映画が酷い」というブログなり増田なりが流行るんだが

それにしても今回のは酷かった

個人的には南極が9点とすると、宝島が2点、月面探査機は8点、新恐竜は7点、宇宙戦争は9点ぐらい

そして今回の理想郷は3点ぐらいだろうか

宝島悪夢再び、といった感じだった

以下ネタバレを含むので別に興味ない人はどうぞ

序盤・設定は名作の予感

いつも通りタイムパトロール無能っぷりからスタートして

史実の織り交ぜや散りばめられた伏線などなかなか良作の期待感が抜群にあった

特に史実に出てくる理想郷として竜宮城なんかも出てきて

「これは良い感じで本編に絡んでくるのでは?」

という感じにも見えたし凄く良かった

ただ一切関係無かったわけだが

中盤は傑作の予感を残しつつ眠い

割と早々に理想郷に辿り着いてしまったので「あれ、これヤバイかも」とは思ったが

理想郷から宗教的香りがプンプンしていて

「これは統一教会批判みたいな社会風刺が来るのか!?

と思って期待してしまった

ただ中盤がダラダラしていたせいでめちゃくちゃ眠かった

後で聞いたら妻はその辺りから寝てしまったらしい

周りの未就学児童とかもこのあたりでザワついていた

後半で一気に失速

結局、宗教的批判だとかはなく、伏線は回収されたけれど史実介入的なのは無し

22世紀科学者小学生説教されてぶち切れて全部ぶっ壊すとかいうどうしようもない展開

というかボスの野望はなんだったの?

日本誕生ギガゾンビは分かりやす人類支配しようとしてたけど、のび太の街を支配してどうするつもりだったの?

そんなこんなで理想郷が崩れていくけれど、バトルシーンも脱出シーンも特に見所は無しで、もうひたすら眠い

宇宙戦争にあったようなカタルシスも無いし、伏線回収も「まぁそうだろうね」というぐらいでしかない

おまけに最後アルマゲドンオチでのお涙頂戴で、もうどうしようもなくダメダメだった

前半の期待からの落差が激しいので評価はガタ落ちといった感じ

キンプリファンのせいでグッズ買えず

映画はアレだったけれど子供達はそこそこ満足してた(過去2番目ぐらいらしい。いつもは1番と言うのに。)

まぁ推しのグッズは買えるときに買っとけということでグッズ売り場行ったらメインキャラのソーニャのグッズが全く無い

どうやらソーニャ役はジャニーズキンプリの誰かが演じていたらしく

ファンどもがグッズをイナゴのごとく買い漁って売り切れてしまってるとか

ことなイケメン風のキャラ設定、序盤の中途半端役回り、中盤での空気的扱いを経てからのやっつけ的なアルマゲドンはそういうことか、と

完全に想像だけど最初ソーニャドラえもん映画ありがちな普通役回りだったのに

それだと見せ場が全然無いってことでジャニーズ横槍が入って最後アルマゲドン適当にくっつけたんじゃなかろうか

いやぁ、そんなことないと思うけどね

ちなみに声優としては普通に良かったと思うんだけどね

アルマゲドン否定するわけではないけど死ぬなよ

最後意味不明自己犠牲で話を終わらせるのは罰金刑にすべきだと思うんだよね

まぁやるとしても、生死不明ぐらいの演出にしてほしいわけですよ

絶対死んだじゃんっていう確定演出はちょっと冷めます

そんでもっと冷めるのは確定演出なのに生きてる場合

ソーニャ!お前のことだからな!

あいうのが許されるのは

  • 生き残る算段はあるんだけど確率が低い
  • 生き残る算段はあるんだけど死んだことにして欲しい

のどっちかの場合だけなのよ

分かったか、ペル?お前もな?

念のためミスチルHERO歌詞貼っときます

ダメ映画を盛り上げるために

簡単に命が捨てられていく

違う僕らが

見ていたいのは

希望に満ちた光だ

せめてこうしてくれたら良かったのに一覧

2023-03-03

三体を読破した

前読んだやつ

カラマーゾフの兄弟読破した:https://anond.hatelabo.jp/20221130204714

読んだきっか

すごく評判になっていて面白そうだったから。SFは今まで読んだことはなかったので『三体』が初めてだった(映画では『インターステラー』を見たことがある)。

読んだ範囲

『三体』『三体II 黒闇森林(上)(下)』『三体III 死神永世(上)(下)』の5冊。『三体0』『三体X』は未読。

読むのに要した期間

昨年11月から読み始めて、今年3月頭に読み終えた。一日30分〜1時間くらい読み進めて、実質約4ヶ月くらいだった。カラマーゾフの兄弟を読んだ時と比べると、中断することはなかった。これは、本作がやはりカラマーゾフの兄弟と比べると格段に読みやすいということもある(仕事比較的暇だった、というのもある)。

完走した感想

『三体』

・読み終えた後の面白さとしては、『三体』『三体II』『三体III』の中では一番下であった。あくま相対的な話である

SFっぽい超技術も出てくるのだが、超技術すぎて魔法と変わらん、と思った。

・前半はやや退屈な手な展開に思えた。特に作中に出てきたオンラインゲーム内の描写にかなりのページ数を費やしているのだが「これはまごうことなクソゲーしかもこんなに金かけてなぜこのようなものが...」と思った。

しかし、終盤に、このオンラインゲームクソゲーでなければならないことがわかったので、地味なカタルシスがあった。

・本作は、異星人とのコンタクトを描いているという前情報を知っていたが、直接的なコンタクトは作中を通じて最後まで起こらなかった。

『三体II』

・三作の中ではこれが一番面白かった。特に年代ワープロマサガ2)した後の感情の揺さぶられ方は半端なかった。

年代ワープする前「もうだめだぁ・・・おしまいだぁ・・・勝てるわけがない」

年代ワープ後「これで勝つる!むしろ何があったら負けるのかわからん!」

・「水滴」後「もうだめだぁ・・・おしまいだぁ・・・勝てるわけがない」

・「水滴」は作中最大のハイライトであるが、人類側が死亡フラグを着々と積み重ねていってそれを見事に回収するという流れに、派手な破滅カタルシスがあった。

最後は、まあよく収拾つけたな、という感じだった。ちゃん伏線が張られていたので感動した。

・一応タイトルネタバレしている。

『三体 III』

・三作の中ではちょうど中くらいだった。

・前2作品と比べて、「人類判断ミスと愚かさ、それを克服するための対策」「宇宙の広さと孤独さ」にフォーカスが当てられていた。

年代ジャンプを重ねるたびに想像不可能な超技術・謎理論が展開し、最終盤ではもうなんでもありのような感じになっていた。一方で、映像化すると面白そうである、と思った。

・容赦ない重要人物の切り捨て描写が多かった。特に影の主人公は浮かばれなさすぎた。

最後は、まあよかったね、という感じ。最終的に「なんかもう人類とかどうでも良くね?」といった境地に達した。

まとめ

毎日少しずつ読み進めるのが楽しみであったので、読み終わるのは寂しいものである

・機会があれば、他のSF作品にも手を出してみたいものである。『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は面白そうである

2023-02-27

anond:20230227105340

たとえばバトルものだったらそんなにキャラ愛着湧いてなくても「強い敵がいてピンチ!→倒してカタルシス!」って分かりやすいけど、

恋愛ものだと好きな相手と付き合うまでを引き延ばさないといけないので「彼がライバルといい感じに!→勘違いだった!よかった!」程度でカタルシスがないんだよな。

「もだもだやかましいさっさと告白して付き合えばよかろう」と思ってしまう。バトルものだと「敵が強いとかうだうだうるせえな。修行でもなんでもして強くなれよ」とは思わないので不思議だけど。

2023-02-26

外人を「日本人とは感覚が違うんやな」と思う瞬間

アニメリアクション動画で、悪役が悲惨な死に方をする時に「ヒャッホー」「イエーイ」みたいに大喜びしてるのを見る時。

どうしようもない外道主人公にバコーンとやられてカタルシスを感じるような場面でもなくて、悪役にもやむにやまれ事情があったとか、悪役なりの大義があってそれに殉じた行動だったとか描写があって、作者はそういう意図でこのエピソード作ってねだろって感じだけど大喜び。

2023-02-09

俺はぼっちちゃんではなかった(絶望

からぼっちちゃんにならなくていい(反転カタルシス

ぼっちざろっくのアニメを見ている頃、俺はいからぼっちちゃんになりたくてたまならかった。

ぼっちざろっくの原作は前に3話ぐらい無料で読んだけど、その時は「ふっ……憐れな音楽女め……」と見下していたのに。

ぼっちちゃんみたいに努力たかったし、ぼっちちゃんみたいに可愛くなりたかったし、ふたりちゃんみたいな妹が欲しかったし、ふたりちゃんの残り湯に浸かりたかった。

そんなものは一時の迷いで、ぼざろが終われば「ちょwwwww大正野球娘キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!これは期待wwwwww」してると高を括っていた。

だが実際には、俺のぼっちちゃんになりたさは一月が過ぎても冷めず頭の片隅ではいつも結束バンドの歌が聞こえていた。

何故、俺は、ぼっちちゃんになれないのか。

それを分析するための研究が始まった。

無数のブログを読み漁ったし、自分性格人生も徹底的に洗い出した。

答は得た(エンディングスチル)。

俺とぼっちちゃんには大きな違いがあって、だから俺はぼっちちゃんになれず、そしてそれはぼっちちゃんになる必要のなさを意味していたことを。

その答とは、俺は「寂しがり屋」ではなく、ぼっちちゃんは「寂しがり屋」だということだ。

俺は孤独を愛しているし、孤独愛する人を愛している。

友達ランキングの一位はいつも孤独で、二位を争うのは孤独あいする誰か、大抵の場合自分自身だが、時折孤独の愛し方が好ましい友人に出会ったりもするがお互いが孤独を愛するため気づけば離れていく。

ぼっちちゃんは違う。

孤独を愛してなんかいない。

人と触れ合いたいという願いを持ちながらその精神構造から繰り出す無数の奇行により気づけば1人になっていく。

そしてそれに苦しんでいる。

俺は孤独でも全く苦しくない。

お互いに人といる状態苦痛を感じるというのは同じだろうが、それでも人を求めるぼっちちゃんに対して、俺は人を求めることをもう辞めている。

絶対的に違うのだ。

1人で食っていく方法さえ確立できれば、あとは金を稼ぐ以外の時間孤独に楽しく暮せば良いのが俺だ。

だが、ぼっちちゃん孤独なまま金を稼ぐことが出来るようになったとしても人の温もりを求めて彷徨うのだろう。

飢え方が全く違う。

というか俺は全く飢えてなんか居ない。

満たされてしまっている。

幸福という天敵を前にして、俺の中の創作意欲はもはや完全に消え去っているのだ。

気まぐれな承認欲求の元に、時折ふとそれがあればと求める時はあるが、実際にはそんなものを燃やしてまでチヤホヤされる気なんて無かったんだ。

覚醒したぼっちちゃんは語る「チヤホヤされたい。今度は皆で」と。

俺は違う。

チヤホヤされたいなんて特に思ってない。

その差だ。

俺はぼっちちゃんにはなれない。

なる必要がない。

もう俺の幸せをつかんでいる。

でもふたりちゃんの入ったあとのお風呂には入りたい。

anond:20230209155255

将棋もエアプで楽しめるカタルシスは列挙されてないからイーブン

anond:20230209153857

エアプでも分かる様な小さいカタルシスが無いという事への反論にはなってないじゃん

anond:20230209153602

それはきみがエアプなので囲碁カタルシスを知らないだけ

将棋をきみより圧倒的に極めている将棋棋士の歴代名人たちが囲碁面白いと言っているよ

大山、升田、米長中原、みんな碁を愛好していた

まり将棋とは別の種類のカタルシスがあるということ

米長邦雄にいたっては囲碁にハマりすぎて囲碁の本を出しているし、初任給を全額はたいて買ったのが囲碁全集みたいな本、息子の名前囲碁関連のものになっている

anond:20230209113952

実は現代囲碁歴史上かつてないほど覚えやす環境が揃っている 831users

https://anond.hatelabo.jp/20220418214932

増田で何度、囲碁の初歩解説が行われ、多数のブクマを集めても、ほとんどだれもやろうとしない。

から普及しない。理解が深まらない。

その理由は、本質的につまらいからなんだと思う。

将棋は、敵陣で成ったとか、大駒を取ったとか、、小さなカタルシスがあちこちに散りばめられたゲームから

楽しめる。

ゲーム設計が悪い。

2023-02-03

アルバム無理解人間の帰還

前回のあらすじアルバムで音楽を聴くというのがやはり理解できない

とにかくお前らの言い分を把握するために一通り聞いてみることにした。

どうせ家では一日中パソコンの前にいるかゲームしたりSNS見ながら聞いてりゃいつの間にか大体消費しきれたぞ。

最初に言っておくが12勝8敗であったとこっちは思ってる。

こっちの勝利条件は「これは単なる詰合せであり単品で買えば良いものがお得に集まってるだけだ」とこっちが思ったかどうか。

逆を言えば「このアルバムの曲はこの曲順と組み合わせじゃないと駄目っぽいな」と感じたらそっちの勝ちだ。

そもそもなんで勝ち負けなんか決めなきゃあかんのかは知らんが、お前があんまり反論してくるせいでこんな感じになっちまった

こっちの勝利(お前らの敗北リスト


ビートルズ「サージェント・ペパーズ」

これがコンセプトアルバムだ!みたいに言う割には似たような曲を揃えて最初最後にそういう設定を入れただけじゃんっていう。

これこそまさに「詰め合わせセット」だ。

あくまでそこに「こういう設定がありますよ」としているだけ。

なんだろうな……まさしくアルバム単位で売る以外のやり方が存在しなかった時代遺物って感じ。

交響曲というシステムをパクってみせることで抱き合わせセットを売りつける」というアイディアを持ち込んだのは凄いと思う。

だが今の時代にこれを聞かされても「その市場他所アイディアを持ち込んだ事が凄いだけ」としか思えんね。

しろ「コンセプトアルバムスタート地点はこの程度だった」という意味で、音楽業界が歩んできた距離の長さを感じた。

まあ「参考」にはなったよ。

「100年前、100m走の世界記録は10秒6だった。この100年で人類はそれを1秒丸ごと縮めたのだ」みたいな「感動」もね。

プライマル・スクリームスクリーマデリカ

これも普通に詰め合わせパック。

ある程度時代が固まっているけどその中でも方向性がいくつかあるんだなーって感じで終わってる。

まあ「一時期を切り取っている」というコンセプトの公式プレイリストとしては成立してるんでファンCDラックに並べてニンマリして時折聞くためのファングッズとしてありなんかもだが、それシングルでもよくねっていう。

ベートーヴェン歓喜の歌

izumiya1948 例えばベートーヴェンの第九を第4楽章から聴く(第4楽章しか聴かない)、なんなら「歓喜の歌」だけでいい、ようなやつなんだな。

単品で聞いちゃ駄目なのか?

それなら駄目な奴ばっかだぜ日本人は。

だって音楽の授業からしてそんな感じなんだもんな。

音楽オタク様にゃそういう粗雑なイエロモンキーと同じ血が流れていることがずいぶんと恥ずかしいらしいねえ?

めっちゃいかリアルじゃ言わないほうが良いぞそういうの

m-floEXPO EXPO

進歩はしているがサージェント・ペパーズの域を出てない印象だ。

ある種の時代を切り取っている感はいいが、その背景にある時代物語を描ききれているかという微妙

未来趣向をテーマにした結果として発売当時の時代感の再現が弱まっている気がする。

BUMP OF CHICKENユグドラシル

うーん……シングルで聞いた場合との違いがあんまりからない。

異世界冒険譚とか人生の底でファイティングポーズみたいなコンセプトの曲だけで固めていれば……と言う気もしなくはないがそれでも単なる詰合せになりそう。

一個一個が強すぎると逆にベストアルバムっぽくなってしまう。

まあお得ではあるとは思う。

プリンス「lovesexy」

mamemaki こういう人がいるかプリンスのlovesexyは曲送り出来ない形でリリースされたんだよね。「黒人の命のようにアルバム大事」とはプリンス言葉

うーんそこまで自信満々になれた理由分からん

飽きさせないぐらいの意味しか曲順に感じられなかった。

ユニゾンスクエアガーデン「Patrick Vegee」

売れ線を繋ぎサンドしたみたいな感じのアルバム

この曲は売れてるんだろうなあってのがあるのはいいんだけど、そこまでの流れにきちんと相乗効果があるかって言われると微妙な気がする。

当たりと微妙が入り混じった福袋をそれっぽく並べ直しただけというか。

ランダム再生よりはちょっと上なんだろうけど、アナリーゼ100%の作者本人が並べ直した割にはって感じ。

これなら当たりの曲だけで聞く側が自分プレイリスト作ればよくねって気がする。

ただ詰めているだけじゃない気はするけど、この順番で聞かせることを推奨するだけの何かがあるのかという疑問が。

タイトル名で言葉遊び

anepan 椎名林檎アルバムの曲構成が線対象になってる話とか曲名頭文字を拾うとアルバム名になってるプロトタイプナナクジャクの話する?

から何?って感じが凄い。


お前らの勝利(こっちの敗北リスト



ミスチル深海

単にパッキングされた曲を聞いてるだけなのにLIVEにおける曲感のMCちょっとした特殊な入り、繋ぎに似た感覚が得られる。

ライブ・ビューイング缶詰を開けたような体験だ。

組曲的なアルバムとはつまりこういうことか。

なるほどこれはアルバムじゃなきゃ無理だな。

だが逆を言えば、この感覚がない大部分のアルバムシングルユーザープレイリストにしたものと大差はない「詰め合わせパック」でしかないということなのでは?

TMネットワークCAROL

映画のようなある種の段取りに合わせて何か長い物語イメージが共有されていくような錯覚がある。

音楽によって表現したい世界観をいくつもの曲を組み合わせることで多角的に伝える感じか。

相互作用し合うことで一つ一つの曲の解像度が単品よりも上がっているな。

単品で聞くと「あの映画の曲だ」にしかならなかったモノが、その奥にあるTM世界観意識を向けられるようになる。

なるほど、ドラクエ1~3を詰め合わせて一気に遊べば世界観解像度が上がるに決まってるだろという話か。

トム・ウェイツレインドッグ

単品で聞いても意味わかんねになるような曲をいくつも聞くことでいつの間にかノリが見えてくるこの感じはアルバムじゃねーと無理だわ。

強烈なクセや世界観があるアーティストにとっては束ねることによって理解度を深める機会を得られるアルバム追い風になるか。

ビヨンセ「RENAISSANCE」

レインドッグと比べると単品でも成立しやすい曲は多いがシナジーの効かせ方はそれ以上にさえ感じる。

単純に「セトリが上手い」ってパターンだな。

この辺は公式推奨プレイリストとしてしっかり仕事してるのでアリだと思う

ユニコーン「風」「風Ⅱ」

narukami ユニコーンの風を聞いた後忘れた頃に風IIがかかるからいいのであって風IIが先に来たり連続してたりするとあまり笑えないので

はい

実物聞いたらまさにその通りでした。

ACIDMANequal

初めて聞いたがいいバンドだな。

表題曲を聞かせるための下準備に1/3を使って、その後もマイルストーンになる曲によってアルバム内でサビの曲みたいなのを作っていってる。

捨て曲があるという程ではないけど盛り上がる曲とそれ以外にやはり別れるんだが、その中でいい感じにカタルシスを得られる。

単に好きなものを詰めただけの個人制作プレイリストではやりにくい、「公式から押し付けられたプレイリストから貯めを委ねられる」みたいなノリだなあ。

Pat Metheny 「the way up」

三部作のセットは、ただの詰め合わせではない」とでも言いただけだな?

どうやらそうらしいな。

なんだったんだこの戦いは……

砂原良徳TAKE OFF AND LANDING」

ここまでやられると「コンセプト」を認めるしか無い。

「コンセプトアルバムっていうけど似たような曲詰めてるだけだよね~~~」ぐらいの奴多すぎるから油断してたわ。

本当にコンセプト突き詰めるとここまで尖るのね。

味が定期的に変わるすげー長い千歳飴食ってるような気分だ。

Ado「ウタの歌」

いやいやこれは映画ストーリー通りに音楽が流れてくるだけでしょ。

……いや……それでいいのか……。

物語にそって流れるサントラはそれ自体が巨大な物語表現した一幕のオペラか。

いやいや……それは反則だろ。

あーでもアルバム定義次第だからサントラが無しとは言えないんだよな。

じゃあとりあえず負けでいいや。

結束バンド「結束バンド

あちこちで言われているだけはあるな。

噂の「猫背の虎」とやらを一番最初にやることで「どういうコンセプトのバンドであるのか」を紹介してくるのか。

最初の数曲は全体的に基礎コンセプト紹介しつつ万人受けしそうな感じの曲が並んでいて、「まずは名刺配りますんでよろしくお願いします」みたいな礼儀正しさがある。

そういう態度を取られるとこっちもまあ残りも聞いてやろうかなってなるな。

いきなり「忘れてやんない」とか言われたら「は?お前がそもそも誰?」にしかならんかったと思うし。

X JAPANDAHLIA

ベストアルバムっぽい感じだけど構成もしっかり取られている。

アルバムという形に込めた一つのライブという感じだが、押し付けがましいようなコンセプトもなくただ満足した気持ちで聞き終わった。

単純に出来がいいアルバムは単純に出来がいいので単純に評価が高くなる。

JAM Project「THE JUDGEMENT」

オタク君に人気のスパロボ歌手だと思ってたけど、オタクくんもライブ行ったら最後の曲で肩組んで「ララ~~ラ~~ララ~~~ラ~~~」って脂ぎった体でやるの?

というイメージが浮かんできた時点で今回のルール的には完全にこっちの負け。

曲順によってこういう曲単品で聞いただけでは存在してなかったであろうビジョン見せられるアルバムの例として良かったぞオタク君。

引き分け



サンホラアルバム全部聞かないと成立しないやつ

この話題でそれ出されても「そりゃそうだろ」にしかならんと思う。

あいうのは一つのミュージカルを章ごとに分けてるだけだからアルバムって名前だけど実際には「長大シングルに近い」と思うぜ?

こっちは別にスターウォーズなんて三部作最後の3と6だけ見ればいいじゃん。どうせ途中の話は前回までのあらすじって感じで分かるだろ」みたいなことは言ってないぜ?

ジェネシスの「幻惑のブロードウェイ

同上。

ピンク・フロイド「The Dark Side of the Moon

音と向き合える素晴らしい名盤だとは思うが、「この組み合わせ、この曲順でなければいけない」と言えるかというと微妙に思う。

まさに「お中元用の定番セット」のような……最高が揃っているが、最大公約数的な組み合わせには凡庸さがあるという印象だ。

まあ期せずしてベストアルバムみたいになってしまった物の一種として考えれば最高にお得だし、これを買った当時の人達は盛り上がったんだろうなと思う。

今の時代になってから戻ってきて「こんなの自分プレイリスト作れば~~」と言っているこっちがおかしいのは分かるが、「アルバムってのはよ~~単なる詰め合わせじゃなくてよ~~~」で上げてくるのもなんか違うと思う。

対戦ありがとうございました。

さてまあ今回色々と紹介してもらったわけですが、アルバムごとに個性ってやっぱあるもんですね。

そもそも個性のあるアルバムみたいな題で聞いてるんだからそうなんですけど、どういう形を目指すかっていうのが色々あったと思います

アルバムってシングルと違って「始まり」と「終わり」があるわけで、そうすると勝手に他のも「始まりからいくつ」とか「ちょうど真ん中ぐらい」とかになるわけで、するとそこに何らかの意図絶対まれるんですよ。

シングルだと結局はメインとサブっていう真っ二つの役割だけになりがちで、何故この流れでこの曲を流すのかの意味が単品で感じさせにくくなる。

もちろんアーティスト歴史の中で曲を出した順番やタイアップ、近況とかも把握して追っているファンであればそれぞれの中に意味を見いだせるんでしょうけど、そういった意味キャッチアップするのは音楽日常的に聞くほどではない人間には厳しいです。

アルバムはその点において構成によって意味を補ってくれるというか、「曲を単品ではなく何らかの奥行きを持って味わいたいけど、そのために調べるほどの気力はない」って人間マッチする部分があると感じます。改めて感じました。

「お得な詰め合わせ」というのも単に悪い意味だけでなく「シングルにあの値段を出すほどの熱意は音楽に持てない」という人間でも新しい体験ドンドン踏み込んでいける緩さがあると感じます

ただ、そうして手に取ったアルバムがただ「とにかく最近のを入れました」だと、ずっと追ってきた人なら「最近はこういうのが増えたんだね」と感じ取れたとしても、そうじゃない人間は順番に曲を聞くだけ、それもシングルほどには気合の入ってない、時には捨て曲のようなものが混じった体験をすることになるわけで。

この辺がちょっと悔しいと素人は思ってしまうんですが、音楽好きな人はそういった「シングルなら世に出られなかったような曲」も味わせることにも価値を感じたり出来るのかなと羨ましくもあります

今回漠然と「勝ち」「負け」なんて決めたわけですけど、実際にはそれぞれの価値観において音楽との向き合い方があり、そこに他人をいちいち踏み込ませたくないようなパーソナルスペースのようなものもあると思うと、ちょっと言い過ぎたのかなと思いますので最後一言誤ります。ごめんね。m(_ _)m

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん