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はてなキーワード: エピローグとは

2023-09-19

[]ドリトライ最終話

打ち切りにも関わらず、ラスト1話をがっつりエピローグに使うってのはまじですごいと思った

本編は腕長い奴にかってその次のやつにかつために必殺技みにつけよーとしてるところくらいまでしか読んでないけど

1話プラスアルファ最終話だけ読めば満足できるレベルマンガだった

無理やりギリギリまで詰め込むよりも、伝えたかったメッセージを優先させる心意気、嫌いじゃないぜ

巻末の作者コメントでも、ありがとうかいテンプレじゃなくて読者へのエールを送ってるし

しゅきよ

2023-09-15

ガメラ リバース 続き

anond:20230915135827

映像ちょっと気になる点もある

肝心の怪獣戦闘がいいか基本的には満足なんだけど、二点だけそれでもなーという点が。

ガメラ形態変化

飛行形態時とかはウミガメシルエットになったりスピンしたりするんだけど、変形時はあからさまに煙で隠したりしてる。シームレスに変形したり部分アップでごまかしつつ変化を見せたりしないから、この点は手抜きというか…実写特撮的だな・モデル差し替えてるだけだなと感じてしまった。多大な労力を使う3Dから逆に実写的な限界が生じているのか?と気になった。そういえば怪獣の成長(巨大化)とかも目を離したら、という風だった。損傷で頑張ってたのは手の切断ぐらい?

一張羅の服!

主人公たちの服がエピローグ含めずっと一緒。これもモデル問題か。汚れとかは頑張ってて1話見たときは期待が高かったんだけどなぁ。大人制服組はこういった問題回避できるんだから主人公たちも学校服にすればよかったのに。それでもママの服が同じになるけど。

そも人間モデル怪獣に比べて簡略というのは怪獣に力入れてるってことなので目をつぶるけどそれとは許容できるラインが別。

 

どちらも他の作品でもおきる問題なんだけど、全体的に高クオリティ映像をお出ししているからこういった部分が手抜きに見えてひっかかった。

シナリオはちょくちょくうーん…

ジュブナイルものとして良くできてるし人間ドラマも悪くなかったけど、優れてるとはいえないひっかかりかたがまあまあ。

黒幕たちの目的が謎

怪獣人口減らしてぇ~!ってのが昔でも今でもかなりの支配階級人間思考になるのが謎。

せめて現代人口問題が起こってるシーンがあればよかったけど、ただの選民思想でとりあえず減らそって考えっぽくてわけがからない。古代計画の再演だけどどっちの理由も謎でなぁ。

さらどんでん返したかと思ったらそいつの野望も同じでやんの。現トップを切って自分派閥既存組織支配したい感じかな?私怨込みでトップ切る理由はわかるが人類減らしてぇ~は共通ビジョンなもんで。コイツなにがしたいん?主人公ガメラ処遇・行動目的には影響しねぇな?とモヤモヤした。演技も露骨に悪役でなぁ。

そもそも想定残人口が低すぎて文明維持できそうにないんよ。怪獣に荒らされた後だし。

目的といえば裏切られたトップたちが余裕だったのも見ながらだとわからない。食料がすぐに無くなり転覆成功されたら餓死なのにグラス片手に怪獣談義してんの。世界組織幹部家系とはいえ科学者一人で作った反乱組みでひとつの発射場を占拠したところでリカバリーが効くと考えたのか。(それでもイカ怪獣+主人公コード支配されたらやばくね?)よくわからない。

彼らは人口を減らした後の地球目的なはずだから帰還に寄与しないギャオス応援する理由にもならない気がするんだけどなぁ。

 

主人公たちの扱いも怪獣の増殖(体積?個体数?)の餌だったわけだけど、じゃあさっさと善人面したり事情を知らない人間を高めの地位につけて騙したりせずに拉致っちゃえばいいよね。世界の子供が候補怪獣に狙われ(生き延び)たら優先度アップ。どうせ滅ぼす文明社会にのんびり監視端末渡して解放してるのがなんだか謎。

ガメラが生き物じゃない

ガメラ主人公に絆がない。と言い換えてもいい。おそらくメイン主人公ゴジラ信者なのはコード保持者でガメラやオレリウム?だっけ?エネルギー石とシンクロできるから。だけど別に彼らが心を通わせてるわけでもなくて人(自分たち)を守ってくれてるガメラを慕ってるだけの一方通行

そもそもガメラは多分他の怪獣と同じ存在で、古代で反乱がおきて反乱側の人間コードを使って人間を守るように命令した。のかな。そういう風に解釈した。主人公を守るのもコード持ちを食べたら増殖して人類やばいから

まりガメラは守り神に見えても人間洗脳された人類怪獣から守るマシーンなわけですよ。脳だけ弄られた逆仮面ライダー?ジャイガー戦を見るにコード保有者を優先するけど一般市民の退避も待ってるようですし。

怪獣が現れたら都合よく何の縁もないただ敵に食われたらやばいコード保有者を守って身を犠牲にしても人を逃がし、敵を倒したら見返りも何も求めずただ去っていく。究極に人類に都合がいい、都合よくされた悲しきモンスター…。自立行動以上の自我を感じない。古代でおそらくワンオペ怪獣しばき倒して勝利して、だけど命令解除されず放置され現代でうん万年前の命令に縛られたまままたワンオペ怪獣しばき隊無償奉仕してる。

序盤で主人公カメを助けるじゃん?その心の優しさがガメラに見止められると思うじゃん?ないんだなそれが。

自我のなさは最後オマケ月破壊まで及びこんなもんシナリオに操られるだけじゃねーか。それが出来るなら襲われ待ちしないで怪獣痕跡がある各所を先制攻撃しとるよ。

主人公ガメラシンパだけどさぁ。君、過去を見た上でガメラ気持ち考えたことある?ってね。

そういうガメラ自身への掘り下げが行われなかったから、(考察しないのもどうかと思うが)当事者たちはともかく俯瞰する視聴者自分からガメラは哀れな存在に思えたし主人公たちと共感する妨げになっていた。

 

ヒーロー怪獣はなぜ人類を守るのか。まあ平成のまま生物兵器一言で片付けてもいいけどせっかく尺があったのにもったいない。それこそ精神的な意味でのガメラの「Rebirth」を描いてもよかったのではないだろうか。

ラストジョブズ

うーん…月を目指すわけでもなく当時財団が作ってたオーバーテクノロジーの超PHSをパクったかのような雰囲気になってるわで良いインパクトはないよね。なぜジョブズにしたかったのかさっぱりわからない。

雑なタイトル引用

wikiから

話数 サブタイトル

1話 東京上空

第2話 地下水道

第3話 深く静かに潜航せよ

第4話 斬る

第5話 月は無慈悲な夜の女王

第6話 幼年期の終わり

シンプルタイトル古典作品タイトルが混じっている。しかも斬るが小説の間に挟まるから日常からSFへの転換を表してるとも受け取れない(斬るって名前の有名作品が実はある?)(斬る自体ギロンのシンプルタイトルで好き)。

そして古典作品引用も非常に雑。月や潜水艦ネクストステージなど要素はかかっているかな?とは思うがリスペクトは多分ないよね。増田はどれも読んだことないけどサブカルじゃ頻繁に引用されるからそれと比較してもね。ナデシコブラッドボーンとかと比較しても雑だなぁと。内容に見合わない引用タイトルをつけるセンスの方が鼻についてしまう。

その他

なぜか前線に出てくる指揮官や待機の天丼を繰り返す自衛隊に思ったほど意味がなかったり東京への援軍に沖縄ハワイから要請するって距離的にどーなんだろと気になったり。

6話のギャオス基地跡地で誰にも観察されず育ってたり(政府との連携時で調査隊とか行かないか?)。

ガメラは全身から放電?がクソ強いか火球使わなくてよくない?とか。切り離しに犠牲必要設計とか。腹部負傷したやつに重労働はそりゃ裏切られるよ…よく人望集めたなね。とかね。キャラがよくても脚本の部分部分が悪くもありで全体評価で良いストーリーとは言えなくなる。

全部怪獣で帳消しになるんだけどね。

 


 

というわけで、気になる点はあるものの一周目は確実に楽しめると思う。二周目以降に怪獣部分以外が楽しめるかは人それぞれかもだけど、これだけ書いた増田でもまあ見れるんじゃないかな?程度には面白い

ラストは二期を匂わせとも取れるけど、どうでしょうね。今はわりとおなか一杯で満足しちゃってる。なのであれで綺麗に完結と受け取るよ。(時差が気になるけど)

ガメラたいして知らない人がみてもマジで一気見する力はあるから、見て。ストレス要素も少なく怪獣かっこいいだけで完走できるからダメージ負いまくってそれでもボコガメラかっこいいから。

みてね。

みて。

みろ。

2023-09-08

anond:20230907094639

ここにまとめられてた

https://dic.pixiv.net/a/%E6%9C%80%E7%B5%82%E5%9B%9E%E7%99%BA%E6%83%85%E6%9C%9F

最終回発情

映画

ハリーポッター

アニメ

機動武闘伝Gガンダム (後述の『W』と『X』を含めて主人公ヒロインにはしっかりフラグが立っている)

新機動戦記ガンダムW (前述の通り)

機動新世紀ガンダムX (前述の通り)

機動戦士ガンダムSEEDシリーズ

機動戦士ガンダムAGE

デジモンアドベンチャー02

デジモンクロスウォーズ (メルヴァモンxベルゼブモン、ネネxキリハが該当、アカリxタイキはしっかりフラグがあった)

マクロスF

ライオンガード

ヴォルトロン

メガトン級ムサシ

漫画

鬼滅の刃 (主人公サブヒロイン、仲間とヒロインにはフラグがあった)

Dr.スランプ

NARUTO (しっかりとフラグがあったものもある)

ハーメルンのバイオリン弾き主人公夫妻と、その親友夫妻には、本編中でそれなりに丁寧なフラグがあったが剣士夫妻は最終回でいきなり夫婦にされており、まさにコレ。理由アニメ版でフラグが立てられていた事で作者が気に入り、最終回執筆にあたりノー伏線原作輸入したため)

BLEACH (ただしくっ付いたのは二組のみかつ、そこに至るまでのフラグはしっかり建てられていた)

ボンボン高校演劇部(主人公ヒロイン、両方に狙っているライバル達がいたが、最終回唐突ライバル同士でカップルになったり、知らない間に恋人を作っていたり、酷いのだと唐突に登場したイケメン設定の名前も顔も描写されていない男性告白され、さっさと主人公から彼に乗り換えたサブヒロインもいる)

魔法先生ネギま!(相手が判明している、相手何となく特定出来るキャラはともかく、詳細も無しに「結婚した」とだけ書かれたキャラ絶望しか無い)

魔法少女・オブ・ジ・エンド

めだかボックス最終回周辺にカップル(中には夫婦もいる)が大量に成立したが、作中の時間では10年が経過している)

ドラゴンドライブ(明言はされていないが、メインキャラそっくり兄弟姉妹が登場している。家が「大空動物病院」の大空兄妹は確定的)

絶園のテンペスト主人公その1&ヒロインに関しては根回しアリ)

小説

烏丸久美子は巫女でない(カップルが乱立した訳ではないが、メインキャラの1人は単行本収録のエピローグで(結婚こそ明言されていないものの)いきなり母親になっており、ある意味コレ)

2023-08-30

何故昔はよくアニメ化してたのにエロゲアニメ化されなくなったのか

http://yaraon-blog.com/archives/242204

リンク先はアフィブログから見に行かなくていい


これ、結構明快だよね

エロゲってのはボリューム評価されるから

ある程度のシナリオ必要になる

ギャルゲに馴染んだ人ならある程度楽しめる、女の子の可愛さを愛でる事が主眼の日常パート

事件が起こって、主人公解決のために奔走する個別ルート

解決後のエピローグ

エピローグエピローグにすぎんので

概ね、共通ルート個別ルート

んで、共通ルートはそこそこ長い

でも、個別ルートにいきなり入ってもイミフになる

からエロゲギャルゲは、徹底的にアニメと相性が悪い

本来なら2クールからクール分くらいの日常パートを、ともすれば4話くらいに圧縮する

んで、事件発生から解決までの個別ルートで5話から6話、エピローグに1・2話

どうしたって不満が出る

クラナドは、4クール使ったがそれでも粗かった


その点、なろう系は良い

ジャンプ作品のように、初期に一定面白さを提供しないと読者がついてこない連載形式

クールごとにお試し放映する仕組みとがっつり噛み合う

そこそこの見どころをピックアップして放映終了し

大台の評価を獲得、「あれを見たかった」という視聴者を作れれば成功

クール目の予算が出る

昔は4クール(通年)とかの枠で放映されたから、逆にやりづらい面もあったと思うんだよね

そこそこしっかりした作品でないと、アニメが追い越しちゃう

で、2クール普通になって1クールになって、閾値はすごい下がった

アニメは年じゃなくて四季で呼ばれるようになった

アニメ、秋アニメ、冬アニメ、春アニメ

けど、一定程度は深夜枠の開拓などを助けたギャルゲエロゲ

旬を外れた事に加え、1クールでは魅力を出せないという部分で

駆逐されることになる

2023-08-29

anond:20230829124225

ハイファンタジーでいいだろ

カテゴリは本編の大部分を占める要素を表すべき

エピローグ現代に生きる子孫のモノローグが入ったところで

歴史的人物人生を描いた小説歴史小説だよ

2023-08-08

なぜスレミオ「パートナー」を語ってすれ違うのか

先月末。

機動戦士ガンダム水星魔女主人公コンビスレッタとミオリネ(共に女性)について、最終話エピローグパート以降の関係性を主演声優が「結婚した」と雑誌インタビューで語っていた部分が、電子版では削除されたことがファンの間で話題になった。

公式から説明によれば、当該箇所は「編集者憶測」によるものであり、電子版では本来の形に修正したということらしいが、その信頼性を疑う声も多かった。

また、

作品側としては、本編をご覧いただいた皆様一人一人の捉え方、解釈にお任せし、作品をお楽しみいただきたいと考えておりますので、

という、無責任とも取れる言い方が反発を生んだ(同時に「解釈」が一部でミーム化もした)

そんな中、水星魔女公式イベントアスティカシア全校集会」が8月6日開催された。

その最終盤、スレッタとミオリネの寸劇の中で、ミオリネのこんなセリフがあったという。

ホルダーとか関係なく、あんたは私のパートナーなんだから、胸張りなさい

これに多くのファンは大感動。公式が、スレミオの関係を明確に承認したものとして受け取られ、「結婚」削除への不満もやや和らぐことになった。

一方で、むしろパートナー」という言葉にいっそう不信感を募らせている層もいる。

スレミオ「パートナー」肯定派と懐疑派(否定というほど強い非難は少なく見えるのでこの呼び方)の立場はどう違うのか。

肯定派は、単純に「パートナー」を「配偶者」の意味として受け取った。たしかパートナーには実際そういう使い方があるし、自然言い回しでもあるだろう。

では、懐疑派は「パートナー」を仕事上の相棒などの意味解釈しているのかというと、そうではない。

いや、懐疑派の中には、作中でミオリネが「株式会社ガンダム」の仲間を「パートナー」と呼んでいることを根拠に、「パートナー」に非恋愛的な含みを持たせていると考えている人も実際にいるようだが、そこは中心ではないと思う。

最大の問題は、「パートナー」という言葉が、現実の「パートナーシップ制度」を連想させることだ。

パートナーシップ制度とは、同性婚の認められていない日本でそれに代わるものとして一部の自治体で導入されている制度だ。

同性カップル家族として認めるという意味ではもちろん価値があるものではあるが、結婚と比べれば制限は多い。そのためパートナーシップ制度存在しても、同性婚制度化を求める当事者運動は続いている。

そうした状況にある当事者、およびその事情をある程度知る人間の目で見た、「結婚」という言葉の削除からパートナー」宣言という流れ。これはむしろ同性カップル関係を「結婚」以外のところに留めておこうとするものに感じられても無理はない。作り手の実際の意図とは関係なく。

偏見で言い切ってしまうが、「パートナー」肯定派にはいわゆる「百合好き」が多い。

百合好きにとっては、女×女がちゃん恋愛感情を持ったカップルとして描かれているかどうかが最重要なのであって、それが実際に法律上の「結婚」かどうかはあまり大きな意味を持たない。

しろ結婚のような社会的承認百合にとって邪魔になるという考えすらあるのではないか(さすがに現代では表立って言う人間は少ないが、百合しろBLしろ「禁断の愛」的な需要はまだまだ根強く存在している)

そういえば、パートナーシップ制度結婚と違って二人そろって申請する必要があり、職員の前で宣誓文も読まされるというツイートを見たが、これも多数派同性カップルに目に見える形の「愛」を要求する態度の一種と考えると、グロテスクに感じられる。

このあたりが、スレミオ「パートナー」宣言への評価のズレとして現れていると思うのだが、みんなはどう考えるだろうか。

2023-07-31

水星魔女はなぜ燃えているのか

水星魔女が旧Twitter燃えています

詳細は大体省きますが出火の経緯は要するに下記の通りです。

アニメが終わった後の声優インタビューで、主人公カップル(以下スレミオ)二人が結婚したという旨のキャストコメントが出る

・数日後電子版でのみサイレントでその記事の内容が修正結婚記載のみ削除)

バンダイナムコフィルムワークスの言い訳ダメすぎて炎上

もう少し詳しく話しましょう。

もともとアニメが終わった後からスレミオの結婚についてキャスト公式から一切その言及がないことに、スレミオ界隈では議論されていました。

アニメ終了後の一番盛り上がる配信で、コメントに「スレミオ結婚おめでとう」と大量に流れていたが

キャストが一切それに無視をきめこんでいたくらい「スレミオの結婚に触れてはならない」という態度は公式から徹底されてたのです。

唯一スレッタとミオリネが結婚したと明確な言及があったのは北米ガンダム公式アカウントで

スレッタは彼女の妻の手を握っている」という説明文がALT記載されていたことくらいでした。

「もしかしたら劇場版や続編で結婚式するからそれを隠しているのかも?」

結婚という言葉をあえてださないことで他カップリングスレミオの二人には、シャディミオやエラスレなどほかに人気カップリングがあった)に配慮しているのでは?」

など様々な憶測が飛び交っていたのですがその中で、ガンダムエースの上記インタビューが登場したのです。

エピローグでミオリネさんがスレッタちゃん肩に頭を寄せるシーンも良かったですね。3年たって2人の距離がより親密になっているのが感じられて、

結婚した2人のそういう姿を目にできて、改めて心にグッとくるものがありました」


スレミオ界隈の喜びようはすさまじかった。一瞬でトレンドスレミオが上がり、

絵師スレミオ絵や漫画をアップし、SS書きは長短かかわらず旧TwitterPixivにアップしました。

ようやくスレッタがミオリネと結婚したと公式が言ってくれたんだとそう思っていたのです。

ところが3日前。

2023/07/28 とある投稿が旧Twitterにあがりました。

ガンダムエース9月号の電子版を買ったんだけど、あれ?話題になってた『結婚』の文字がないぞ?と思ってたら電子版で削除されてた……」

https://twitter.com/TAK05708435/status/1684821665388335104



削除前日まで、「スレミオ結婚おめでとう」と祝福モードだったスレミオ界隈は削除の事実自体に動揺していたが、

昨日、公式から編集部憶測声優インタビューに追加したので削除しました。結婚たかどうかは個々の解釈に委ねたいのでよろしく!」

https://g-witch.net/news/detail.php?id=20824

コメントが発表されたため本日大炎上といたります

検索すれば、スレミオ厨が怒り狂ってるのをすぐ見つけられるでしょう。

そうはいっても、物語なんだから解釈は人の自由っていうのはあたりまえじゃん。と思う方もいると思います

私も普段はそのタイプです。

ただ、水星魔女のあらすじを見ればそれがどれほどおかしいかということには気づくと思います

1~6話ダイジェスト

https://www.youtube.com/watch?v=f0EUK7SALgs

7~12ダイジェスト

https://www.youtube.com/watch?v=BVTefEUsz5E

13~17ダイジェスト

https://www.youtube.com/watch?v=SznG1W-DXAg

最終話までダイジェスト

https://www.youtube.com/watch?v=Efpdg5j6BxQ&t=8s

ダイジェストすら見るのがタルいひとに5秒で説明しますね。

家族や仲間をヒロイン・ミオリネの父親デリングに虐殺された主人公スレッタの母親エレノアプロペラ)。

娘のエリクトを助けてデリングに復讐するためにスレッタ・ミオリネを利用して地球宇宙戦争を始めるけど、

最後は娘のエリクト、かつての仲間や家族に赦されて、スレッタ・ミオリネとも家族になるという話です。

話としてスレッタとミオリネが結婚しなければこの物語は成立しないんですよ。

人殺しデリングの娘と復讐プロペラの娘が家族になれるのかも、この話の大切な要素のひとつなのですから

べつに結婚してなくても家族にはなれるんじゃない? って、そういう話も私も好きだけど水星魔女は違うじゃないですか。

当初デリングやプロペラから勝手に用意された婚姻決闘制度困惑していたスレッタが

次第にミオリネを好きになり、一緒にいたいと告白するじゃないですか、

そのあとすぐにミオリネに捨てられるけど。(ついでに母親からも捨てられる)

そこから立ち直って、もう学園も制度ボロボロになった中(婚姻制度なんか形骸化されたなか)で、

どん底に落ちたミオリネの婚約者に自ら戻るという話の流れがあったじゃないですか。

指輪も買って、結婚式も挙げて、2人で最高のドレス着て…!!」

ここまでスレッタが言ってるんですよ。めちゃめちゃミオリネと結婚したいつってるんですよ。

戦いの後には、体が不自由になったけど、夢だった学校を作って、

ミオリネが返ってくると嬉しそうに「ミオリネさーん」つってミオリネに寄り添ってるんですよ。

2人の左手薬指には指輪が光って、なんだかんだ生きてたエリクトはミオリネの「小姑」として口やかましく楽しそうに暮らしてる。

エレノアも内心どう思っているかからないが、地球で穏やかに娘たちと暮らすことができている。

夕焼け空の下、スレッタとミオリネが仲間たちの見守る中笑いあう。

24話「目一杯の祝福を君に」

バンナム結婚してるか解釈次第です。スタッフキャスト結婚言及することはタブー結婚という文字列を見たら速攻削除します」

何を言っているか自分でわからないんでしょうか。

ここまで描いたアニメスタッフに対して「いやそこらへんキミらちゃんと書いてないし解釈次第だよね」と言えるんですか。

結婚していないのに自分を小姑(妻の姉)と呼びミオリネに説教かますエリク

結婚していないのにおそろいの指輪をつけて寄り添うスレッタとミオリネ

結婚していない解釈だとこんな謎のキャラクターが生まれるんですけど本当に大丈夫

水星魔女に対するファン失望は、ここまで見てきた内容に対して、作品とは全然違うところでそれをひっくり返された、

2人が望んでいた結婚をないものしたことへの怒りからきているんです。

というか解釈自由なら、キャスト編集部結婚した2人と思ったってそれは解釈の一つなのに、

それは絶対に許せない。削除する。そのモチベーションはいったいどこから来ているんですか?

一部では中国イスラム諸国に売るためには同性愛要素は削除しなければいけなかったという意見もあります

(ただ中国では水星魔女じたい放映してないそうなので陰謀論だと思いますが)

同性愛禁忌だと嫌だと思うのは別にその国・その人の自由です。迫害しなければ別に好きにしてください。

でも、もしそういう人たちにおもねって結婚という文字タブーにしたなら、それが水星魔女の伝えたいことだったんですか?

女同士の結婚に戸惑うスレッタに対してミオリネが「水星ってお堅いのね、こっちじゃ(同性婚なんて)全然アリよ」と

一話で言っていたのはなんだったんですかね?

バンナムがかたくなに結婚した事実公式として認めたくない理由は明らかにされていないので、わかりません。

ただもし「同性愛とかやっぱ難しいよね~、みんなの解釈次第ってことで結婚はやっぱなしにしちゃお!」

かにだったなら、そもそも同性婚なんか扱わずにいつものガンダムやってりゃよかったのにねと

ひとりのオタクとして思った次第です。

2023-07-11

anond:20230710111058

リアル戦闘だと指揮官を殺しても権限が移動してそのまま続く。

もちろん基本的には最適な人材が役目についているので人材補填する都度に劣化はしていくのだけれど。

組織として戦うためのシステムが作られているのでラスボスを倒せば終わりみたいな仕組みでは無い。

そして戦闘能力が維持できていても戦争政治的判断で決着がつく場合もある。


その一方で RPG伝統的な構成だとラスボスを倒せばエピローグだ。

逆に言えば倒すまで終わらない。

どんな理由付けをしているか作品によると思うけど、どういうわけだかラスボスを倒すまで (根本的には) 解決にならないようになってる。

主人公にとっては成功体験を積み重ねつつも世界全体としては良くなってないという理由けが要る。

ストーリー進行とともに状況が良くなるべきというわけではないと思う。

2023-07-03

予想と違ってたのは自分自身のド素人さとおハゲ呪い

水星魔女。予想以上に面白かった事はまず伝えておく

前回最終回ひとつ前の終わり方が最後ひとつふたつ不幸をぶっこんできそうで

「兄さん……」ってセリフCMに入ってそのまま出てこなくなるラウダや

人類ほとんどを抹殺しろと言われればこうもなろう」って巨大MAに乗り込むプロペラ

議会連合の巨大兵器破壊するために単身向かうスレッタと大爆発の後に○年後みたいなエピローグが入ったりするなどの予想はことごとく外された

1期最後フレッシュトマトビンタはなんだったんだよというほどに美しい終わり方

あの大河内一楼とは思えない美しい終わり方

最終回サブタイトルが隠されてたのも無理はない

鉄血はもうこれ以上ないくらい「違うんだよな~」って思わせてくれたが

水星魔女は「違うんだけどコレもあり」って思わせてくれた

でもこの終わり方ってAGEに近い部分があると思うけど、やっぱり主役がジジイじゃなく可愛い女の子だと面白く見えてしまうのだろうか

戦場リアルとか科学考察の深さとか人の命の儚さを描いたら不幸にしかならないというのは老害思い込みだったのかもしれない

なんにしても新しい時代ガンダムとしてとても素晴らしいものを見させてもらった

  

最後データストーム暴走して全員取り込まれて幽体のまま宇宙飛んでってハッピバースデーディアチルドレンって歌うラストでも良かったと思うのはハゲ信者

2023-04-23

JOLED民事再生法について調べて思ったこ

経緯

普段ディスプレイ業界を気にしている訳じゃないけど、去年ノートPCをYoga770に買い換えて、

(※有機EL採用メモリ32GB、SSD1GB、USB-PDx2で17-18万でかなり良かった)

スマホでも大型テレビでもない中規模パネル需要増えているのに、なんで民事再生法したんだろう?と謎だった。

先月民事再生法コメントとして、ありきたりな

  1. 産業革新機構(INCJ)は国費の無駄遣いなのを理解しているのか!
  2. 中国企業TCL CSOTへのインクジェット印刷方式技術流出はまさに国賊だ!

コメントはあったけど、何だか疑問が晴れた気がしなかった。

YouTubeで調べてみて

最近気になることがあったら何でもYoutube検索して確認してるんだけど、発表直後はストレートニュースしかなかったけど、結構詳しく説明している人がいた。

 ・上場企業ではないが1年ごとに、決算公告出していて1年前から債務超過だった。

 ・30インチ前後有機ELモニターで、JOLEDは小売価格20万円前後から下がらない中、去年頃から

  LGディスプレイBOE(京东方科技集团)EVO(上海和輝光電)が安いパネル出荷して、

  OEM最終製品もが続々出て、もう逆転する見込みがなくなった。

 ・JOLEDはパネル外販が小規模のため、絵画データ配信と合わせて自社でもディスプレイ販売していたけど、

  昨年秋に絵画データ配信サービスが終了して、危険信号が出ていた。

 ・頼みの出資先のTCL CSOTが印刷式ではなく、サムスンのQD-OLEDを採用した有機EL用のTV採用するという誤ったリリース

  今年のCESで流れて、技術的にも見限られた可能性がある。

ということだった。

少なくとも一度は量産して世界勝負したこと意味があったとする考え方 or意味がなかったという考え方があるみたい。

但し優位性がなくなった時点で、1年でも延長させるために数億円出すのも全く無意味。切るのは妥当で、

専門家じゃないのだから国費の無駄遣いじゃなくて、いろいろ出資して投資判断するのが正しそうだと感じた。

そもそも民事再生法自体は、海外では大したニュースになってなくて、自分も結局、日本勝手独りよがり感傷的になってただけかも。

エピローグ

頭がスッキリして、JOLEDの民事再生法は置いといて、有機ELの中型パネル製品安価に広まっていけば良いなと思ってたんだが・・・

今月引き継いだジャパンディスプレイ(JDI)の有機ELの「eLeap」についてこちらも中国のHKC(惠科)と工場建設戦略提携決まった。

いちごアセットマネジメントのキャロン社長が前面に出てるけど、顔が見えるだけ良いのかなと、また疑問が湧いてきた。

みんなは今後どうなると思う? 

2023-04-07

久しぶりに王道現代ファンタジーラノベが書きたい

ウケないのはわかってるけど…

主人公男子高校生が暮らす地方都市重要施設遺跡みたいのがあって敵が攻めてきて

ヒロインたちが「能力」を使ってそれを守ってて

最初お荷物しかないな主人公も話が進むに従って力をつけて最強に近づいたり

日常パートで各キャラ掘り下げてお互いが大切な存在だと認識するようになり

メインヒロイン主人公は恋仲になるけど強大な敵が出てきて

(実は黒幕は身近な存在だったりするかも知れない)

ヒロイン主人公のために命を投げ出して街を守ろうとするんだけど

主人公がここまでの伏線回収しまくって覚醒して超パワーで敵を撃破

問題は山積みだけどひとまず解決、二人は幸せキスをして第一部完

エピローグ正妻ありハーレム日常パート

あとがきでクソどうでもいい近況と世話になった人達への謝辞

書きたいなあ

2023-03-28

anond:20230327115555

高齢者と居を分かつという行為への評価の違いであって嘘でも欺瞞でも非難されることではないよ。

福祉相談職やっているけど同じようなことをウジウジウジ悩んで潰れかけた家族をたくさん見てきた。

肝心なことは家族一人のせいで家族全体が機能不全を起こさないようにすることだから

そうならなければ罪を背負って生きるつもりでもカフカの変身のエピローグよろしくすがすがしく生きるのでもどっちでもいいと思うよ。

2023-03-08

NHK党にNHKを潰して欲しかっただけだったんだけどな…

最初は期待してたんだ

途中からよくわからん人が加入しはじめてサーカス団みたいになり始め

最期ドラマ最終回じみた最高潮から無常感への落差

エンドロールの後のエピローグ立花辞任…

まるで夏の終わりの花火のような儚い出来事だったな

2023-03-02

ネタバレ有】映画エゴイスト』を観に行けないので原作小説を読ん

そもそも映画館くそ遠い&しかも上映時間が観に行ける時間帯とずれていたので。


映画の評判やネタバレ回避出来る範囲で読めたレビューから、ある程度の重さは覚悟していたけど、思いもよらない方向性で辛かった。だってこれおそらく完全なフィクションではなく著者の本当の懺悔じゃん……。


過去自分馬鹿にし虐めた同級生復讐するかのように都会でイケイケな暮らしぶりをしていた主人公・浩輔。彼が出会い恋に落ちたのは、ちょっと訳ありで美しく純真好青年の龍太。実は龍太は病身の母親を養う為に売春をしていたのだ。


という、あらすじだけ書くと陳腐BL小説のような感じだし、受けの方の性別女性に変えると更によくある話って感じだ。だが、浩輔と龍太の出会いと恋は物語の序章に過ぎなかったのだ。


浩輔はよかれと思って、悪くいえば自己満足で、龍太に救いの手を差し伸べる。そして龍太の母親も交えて家族のように過ごし幸せ時間を共有することになる。ところが、それが結果として龍太を追い詰める事になってしまい彼の早すぎる死を招く事になってしまったのだ。


文中では浩輔の懺悔が切々と語られるけど、俯瞰してみれば浩輔だけでなく龍太も龍太の母もそれぞれのエゴや愛で行動しており、誰が悪いって話でもない。

著者本人であろう浩輔は等身大人間として描かれている一方で、彼の恋人の龍太という人物は、美しい過去の思い出として徹底的に純真無垢存在として描かれている。

けれども、私が思うには、龍太の死は浩輔のエゴのみが引き起こしたんじゃなくて、龍太自身エゴというか、自分意思で・望みであえて命を縮める方へ邁進してしまったのではないだろうか。

恋人」という肩書きに龍太は囚われてしまったのではないかと。浩輔が龍太とその母親金銭的な援助をしてくれた、それをビジネスと割り切って、浩輔のことをビジネスパートナーくらいに思っていたら起きなかったであろう悲劇恋人から、出来る事なら対等になりたい、正面から向き合いたいって思うあまり背伸びをし過ぎてしまったのだろう。けれど、そうして頑張ったお陰で得た幸せというのが、彼にはあったんじゃないかなあ。

男女の愛人関係にもあり得る話のようでいて、男同士の恋愛だったから起きた悲劇のようにも思える。対等でありたい相手が手の届かない高みにいる事に、女だったらそこまでプライドが傷つけられはしないのではないだろうか。女ならば社会的に男と圧倒的な差があるのは自明の事として渋々でも受け入れられたかもしれない。

なんて。浩輔が悪いんじゃなくてこれはどうしようもない事だったんだよ、と、作者にとってはミリも慰めにはならないだろう事を考えた。


浩輔と龍太との出会い死別までは三年の年月があるけれど、その蜜月描写はあまり多くない。ページ数でいえば龍太が死んでからエピソードが全体の四割くらいを占めていたりする。一人の人間が死んだくらいで世界は終わらないし残された人達にも容赦なく明日はやってくる。


しかも、龍太は人知れずあっさりと死んでしまうけど、その死をすぐには受け入れられず、でも受け入れるしかない浩輔の悲歎に暮れるシーンがけっこうな分量があって物凄くしんどかった。非常にリアル心理描写なので、読んでいて自分が今まさに体験しているような気分になった。この場面、作者はどんな気持ちで書き綴ったんだろう。過去のこととして他人事のように冷静な目で書いたりとか……私だったら無理かな、つらい……。

龍太が死んで後の話。龍太の母親と浩輔とで残された者同士で実の親子のように孝行したり心を支えたりっていう話は、エピローグでもおまけでもなくむしろ本題かなっていうくらいのものだった。だからといって龍太の存在が軽い訳じゃなくて……浩輔が龍太に援助を申し出たモチベーションになったのが浩輔自身の母への思いで。それを龍太の母親が汲み取ってくれて、浩輔がこの親子を救ったと同時に浩輔もまた彼らに救われていたのだと。


だが同時に明るみになる残酷現実というのもあって、龍太の母親は息子を喪って始めて生活保護を受けられるようになり、無料治療を受けられるようになったという。なまじ側に扶けてくれる人がいると社会福祉は遠ざかりがち。浩輔にしろ龍太にしろしなくていい努力をしてしまったともいえるのだけど、そうしたからこそ得られた愛と幸せがあったわけで。


それを外野からエゴ」と呼ぶことは私はできないなぁ。

文庫版後書きの鈴木亮平文章が胸に沁みた。あー、映画版、めちゃめちゃ観たいー!

2023-02-16

エンドロール見る見ない論争

映画エンドロール見る見ない論争がたまに巻き起こるのを見る

自分エンドロール見る派ではあるが、見ない派の気持ちもよくわかる

真っ黒な画面でゆっくり名前やらなんやらが流れてくるだけの絵面は正直つまら

エンドロール前半(主演俳優名が出てくるとこ)はかなり凝った絵面なのに、後半になると真っ黒画面だ

スマホを触ったり喋ったりするのは言語道断だが、見ない派が「つまらない」「いらない」という気持ちもわかる

見る派の中でたまに押し付けんばかりに「エンドロール中立つな」と言ってる人もいるが、正直面白くない絵面を何分間も見るのは苦痛しかない

NG集やエピローグがあればまた別だろう

からエンドロール見る見ない論争で0:100の人を見ると「こいつ過激派だな」と思ってしま

2023-01-23

俺も実家が太ければ原々やにゃるらに成れた

そう思うたびに涙が止まらない。

悲しい。

ガチャ一つで俺の人生は決まったようなもんだ。

人生全部がガチャ失敗からエピローグ

ゴミのようなキャラクターポイント酒場の奥、戦士「あ」よ、そなたの人生は終了した、あっ100ゴールドとぬののふくは貰っていくね』

俺の人生はそこから始まって、そこで終わったんだ。

小屋掃除をするだけの人生勇者たちの冒険譚を聞きながらオラには縁がなかったズラとひとりごつ。

何もねえ人生だった。

最初に全部決まっちまったんだ。

悲しいぜ。

せめて産まれたのがディスガイア世界なら周りの女の子ぐらいは可愛かっただろうにな。

2023-01-21

anond:20230120070013

大怪獣後日談っておかしくね?

あれはウルトラマンストーリーのどっかにある「記憶喪失になったウルトラマンのせいで怪獣の後始末が必要になったけど、愛の力で復活した」の1話を無駄に4倍に引き伸ばして映画にしてるだけでしょ。

主人公たちの恋愛関係が進んでいるから全体を50話として40話ぐらいに持ってくるエピソードかな。

でも、ウルトラマンとしての使命を優先するから恋愛なんて構っている暇はないと考えていた頃の主人公に戻ってその後進展なしでヤキモキさせる構成だと20話、いっそ10話ぐらいにやるのもアリかもね。

まあとにかく、あれは特別回でもエピローグでもなんでもなく普通の回っすよ。

2023-01-08

anond:20230107232058

平成ライダーだと作中時系列中の展開は本編にちゃんと影響してるのあるじゃん

でも俺あれ大嫌いなんだよね。

熱心なファンが見に行けばいいだけのおまけを本編で宣伝してるみたいでさ。

作品単一で完成してないじゃん。

分割商法みたいでイラっとするわ。

本編終わったあとのエピローグしろってのクソがよお

2022-12-17

anond:20221217105722

結婚当初はストーリーエピローグか高難易度ダンジョンにワクワクしてる頃だよ。

今頃難易度についていけなくなり始めてる頃だよ。

2022-11-17

「すずめの戸締まり」を観たら要石で後ろから頭を殴られた

新海誠の新作映画、「すずめの戸締まり」を観てきた。これがどうにも周囲の人間に話がしづらいというか、未視聴の人に「どうだった?」と聞かれたときに応えづらい、しかし観た所感、体験だけは誰かと共有したい気持ちがすごくあるので書く。

この作品について語る上では、この映画が何を主軸に据えているかは避けて通れない。なので多少のネタバレ有りということは承知の上で一読されたい。

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この文章現在30代、11年前は20代前半だった人物が書いている。

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本作のあらすじを簡潔に書く。

九州に住む主人公少女すずめが旅の青年草太と出会う。草太は日本中廃墟にある「後ろ戸」と呼ばれる扉を締めて回る「締め師」だ。すずめはその草太との出会いをきっかけに後ろ戸の脇に埋めてある「要石(かなめいし)」と呼ばれる石を抜いてしまい、その結果後ろ戸が開き、中から現れる巨大なミミズ地震を起こしてしまう。(椅子になる呪いなどについてはここで書きたいことではないので省く。)

抜かれた要石は「ダイジン」という名前の猫になり、登場人物たちはダイジンを追う過程東北被災地を訪れることになる。

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これは2011年3月11日日本列島を襲った未曾有の災害東日本大震災を主軸に据えた映画だ。

いきなりテーマについて述べるが、「この映画が何を描いているか」は本作エピローグで草太の口からわかりやすい形で語られている。

「人々が失ったものへの無念、悲しみが忘れられ軽くなったところに後ろ戸は開く。」

一度しか観ていないので正確なセリフではないが、このような趣旨言葉が語られる。

「後ろ戸」とは現し世(現実)と常世(とこよ・霊界のような場所)を繋ぐ扉であり、そこが開くと扉から巨大なミミズが現れ(このミミズは締め師である草太、主人公のすずめにしか視認できない)、空から地上に落ちることで地震を起こす。

後ろ戸は廃墟にあるものだが、廃墟であるが故に、その地での災厄の記憶、失われたものへの想いは風化していく。そこには要石という石が埋めてあり、再び扉が開き災害が起こらないよう守っているのだ。

この映画は我々が体験してきた被災記憶が風化されないよう、呼び起こすような映画だ。そして未視聴の人に説明をするのが難しいのもそのためだ。

映画館に足を運んだとき自分は事前情報を全く入れずに行った。そして何となく映画を観始め、巨大ミミズ地震を起こし、物語舞台神戸へ移ったところで「おや」と思い、オープンカー首都高を経由して東北道へ向かい始めたところで確信に変わり、そして気付かされた。「忘れていた」と。

忘れていたわけではない。事実としてはまだ記憶に新しい。ただし映画の中で鳴り響く緊急放送津波で一掃された土地、そういったもの映画の中での情報感触は、普段触れる情報とは全く異なったレベル自分記憶を呼び起こすものだった。その点に関しては映画スタッフ美術演出の面々に感服させられた。

からこそ、「東日本大震災のその後の物語だ」ということすら知らずに観るべきだ。なのにここにこんなことを書いていることについては矛盾にもほどがあるのだが。それでも、あのはっとする体験は代えがたいものだったように思う。

その点からまずこの映画の良かったのは、テイザーや物語冒頭でわかりやす過ぎる形でテーマを明かさない点だ(それでも屋根の上に船が乗っているのだけれど)。これも意図した演出なのだろう。

これが少しでも YouTube予告編で明かされていようものなら、こんなに「観てよかった」と思うことはなかっただろう。

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この作品について語る上で、村上春樹短編集「神の子どもたちはみな踊る」、特にその中の一編「かえるくん、東京を救う」を避けては通れない。

こんな話だ。

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東京で働くうだつの上がらない銀行員中年男性が、ある日かえる出会い(「かえるくん」、とかえるくんは指を立てて訂正した)、かえるくんと共に地下に眠る巨大ミミズと闘い巨大地震を阻止する。その後男性は病室のベッドで目を覚ますが、傍らには闘いでボロボロになったかえるくんがいる。ふと気がつくとかえるくんの身体からボトボトミミズが現れ、男性身体ミミズに飲み込まれたところで、男性はその夢から覚める。

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こんなに似通えば嫌でも取り挙げたくなる。

この小説1995年日本で起きた阪神淡路大震災を柱に据えた小説である

1995年オウム真理教による地下鉄サリン事件と立て続けに起こり、日本安全神話が崩れた年だ。

作者である村上春樹は、この年を経て、地下鉄サリン事件関係者被害者へのインタビューを行い、「アンダーグラウンド」という書籍をまとめ、普段我々が当たり前と感じて暮らしているこの社会他者との関係性、足元の地面ですら、ありとあらゆるものが決して確かなものではないという危うさを看破し、小説への考え方について「デタッチメントからコミットメントへの転換があった」と語っている。簡潔に述べるが様々な関係性を一旦切り離して書くのではなく、コミット、深く関わっていく姿勢への移行だ。

氏はこのコミットメントについては、「日の光も届かない深い井戸の底へ降りていき、その中で手を取り合うような行為」というような言葉表現している。光の一切届かない暗闇、自身身体と周囲の空気現実と非現実境界曖昧になる。死に近い場所だ。

人の日常生活では感知し得ない深い場所心理、そういった部分で他者と手を取り合うこと。自分は氏の言うコミットメントをそのように捉えている。村上春樹はそのような時を経て2000年にこの小説を描き下ろした。

翻って本題の映画はどうだろう。いつも地の底に潜んでいる「地震を起こすミミズ」というモチーフ、すずめが自身ルーツである過去と向き合い、草太と再開を果たした、井戸の底のように現実霊界境界が危うくなる「常世」。何から何までが一対一対応というわけではないものの、通ずる部分があるように思えてならない。

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神の子どもたちはみな踊る」は善悪二元論ではなく陰陽論の物語集だ。

太極図、という白と黒勾玉が互いに合わさって円を作っている図を見たことがあるだろうか。

こんなのだ

白黒互いの勾玉の中心に、相反する色の小さな点が存在する。

善悪明暗などの世の中の事象は二分に切り分けられるわけでなく、互いにグラデーションにように折り重なり、それぞれが互いに内在し合うものである、という考え方であり、太極図はそれを表しているように読み取れる。

太極図について、ちょうど三角関数を学んだとき単位円の中で動径をθに合わせて回したように、円を描くように眺めると良い。

日が暮れるように、徐々に陽に陰が重なっていく。やがて陽がすべて陰に飲み込まれるが、その陰の中心には陽が内在する。

かえるくん、東京を救う」の最後のシーンはまさにそれだ。主人公ミミズを飲み込み、それを夢として目を覚ますが、ちょうど「夢でしかない」くらいの点となって主人公の中に静かに存在する。

この小説中の作品に関して言えば「かえるくん、東京を救う」に限ったことではない。

宗教二世を描いた表題作神の子どもたちはみな踊る」にせよ、バンコクホテル神戸に住む男の存在を思う研究者女性にせよ、海辺焚き火にあたる男女にせよ、自身の中には消して割り切ることのできないもの存在し、それですら目を背けることはできない自分自身なのだ

その点でいえば、主人公すずめを育て上げながらも苦悩を抱えたまま中年期を迎えた叔母や、キャラクターが極端に振れるダイジンのあの姿に、どうしても自分勾玉の形を照らし合わせたくなってしまう。

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映画自体の話に戻す。

我々が当たり前のように立っているこの足元、地面というのは確かなものではない。しかし一方でそれをある程度信頼した上で営んでいかなければならない生活がある。するとその表層上の信頼感によってその奥底にはら危険性をつい忘れてしまう。

東京都心の上空を巨大ミミズが覆い、今にも落ちて地震を起こそうとする。そこで一瞬ミミズ描写が消える。ミミズはすずめと草太にしか見えていないのだ。ずごごごご、と地震前兆のような地鳴りが響いてきそうな予感を、スクリーン越しに観ている我々は感じるが、作中の街ゆく人々はそれに気付かず日常生活を送っている。

そこの描写が本当に良かった。地震はいつもこうやって突然にしかやってこないんだ。そう思わされる。知ってはいるがいつも忘れている。今日この映画館に足を運んだ俺だってそうだった。そう思い知らされる。

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少し自分語りをする。ここは読み飛ばされても差し支えない。

東日本大震災の発災当時、自分東北地方からは離れた実家の部屋で揺れを感じていた。

2回目の大学4年生だったと思う。その年度も卒業の見通しは立たず、試しにやってみた就職活動も上手くいかず(リーマンショック直後の年だ)、大学にも足が向かず、鬱々とした日を過ごしていた。

インターネットに張り付いて、東北地方や東京情報をひたすら追っていた。津波が町の何もかもを薙ぎ払っていく様子が全国に衝撃を与え、日が暮れるに差し掛かり日本全体が絶望に飲まれていくような空気を感じたように記憶している。

当時地元から離れた東京で働いている友人が数名いた。幸いにも彼らに大きな怪我はなく、交通機関による帰宅が困難となり、渋谷から半日かけて家まで歩いた、などという話を聞いた。

日本は強かった。余裕がない中でもそれぞれが自助共助に取り組み、生きながらえようとしていた。各大手企業にしても、サントリー被災地飲料水を発送し、ソフトバンク公衆 Wi-Fi無償開放した。当時流行っていた Ustream では日本若者NHK による被災状況の中継をカメラ撮影して流し、その行為の是非について当時の NHK Twitter 担当者自身責任判断でそれを認め、情報共有を助けた。Evernote有償の容量無制限サービス日本人に向け一時無償提供を行った。

今ではウクライナ戦争真っ只中のロシアプーチン大統領の「ありったけの物資を今すぐ日本に送れ」の大号令のもとに支援を行い、アメリカ軍作戦名 Operation TOMODACHI を実行し日本に対し援助活動を行った。

しかった。社会の一員として何かを為せている人たちが立派に見えて仕方なかったし、事実立派であった。大混乱で帰宅避難がやっとという友人たちでさえ、懸命に行動している姿が眩しく、自分が情けなくなった。俺は何をやっているんだ、と。

あれが人生の転機になった。転んでばかりの青年期、気持ちも前を向かず、ただただわがままばかりでいつも誰かのせいにしてばかりだった生活と、ようやく決別することができた。まずは目の前の事を片付けて四の五の言わずに働けと、アレがしたいコレはしたくないではなくどんなに小さく些細でも社会の中の一コマとして人のために出来ることをせよ、と自分に言い聞かせた。

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東日本大震災から11年。

働き始め、転居をし、新しい人間関係を築き、仕事もも若さでは乗り切れない年になりつつもやり甲斐を感じながら生活をしている。

10年間生きていると色々なことがある。見聞きしたもの体験した記憶は、古いものから後ろに流され色褪せていく。

あの頃自分が感じた、鮮明ではなくなった様々を、しかし、劇場唐突に思い出させられた。「お前はあの時どうだった、今はどうだ」と。

そこに前述の草太のセリフだ。2011年東北地方に向けて自分が抱いた思い。それが忘れられ軽くなっていたところに、この映画は重さを再度伝える石となって自分にのし掛かったのだった。

あの時あの日本社会全体の空気感を体験した人が、今観るのに本当に良い映画だった。難解すぎず、わかりやすく、無駄がない。

新海誠の新作となれば中高生大勢観るのだろう。ただ時間が経つのも早いもので、今の高校生でも発災当時は5,6歳だ。そういった世代災害の恐怖を知る目的ならば「東京マグニチュード8.0」辺りを見ればよい。良い作品だ。

もしあなたが「君の名は。」や「天気の子」のような純度の高い恋愛ファンタジーを、あるいは「秒速5センチメートル」のようないじらしい恋愛アニメを期待するならば、この映画は応じない。

この映画はあの時を生き、その後を生きてきた人へ向けた作品だ。そしてそういう人たちとこんな風に、観た後の感想を共有したい。

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これで最後だ。

東北地方に差し掛かったところで、ドライバーの「綺麗なところだ」というセリフに対し被災であるすずめは「綺麗?ここが?」と無感情な様子で返す。

遠くで震災を感じていただけの自分のような人間と、実際に被害に見舞われ大切な人や物、土地を失った人との間には、やはり件に対する感じ方にはどうしようもなく深い断絶があると思う。

やり切れない想いに対しては哀悼の意を持たざるを得ない。その上で、外野から眺めていただけの立場に立ったこ文章不快に感じる部分があれば、そのような人がいれば、謝罪したい。しかしながら今のところこれが、11年経った今、この映画を観て自分の感じた率直なところだ。

またしばらく経ったら観に行ってみようと思う。

2022-10-13

女神転生外伝 新約ラストバイブル2」の話がしたい

先月末、Switchで昔ガラケー配信されていた「女神転生外伝 新約ラストバイブルII 始まり福音」が配信された。

このゲームゲームボーイやスーファミで展開されていたラストバイブルシリーズで、こんなタイトルだけど2のリメイクではなくて完全新作。

そしてラストバイブルシリーズどころか、本家女神転生シリーズを全てひっくるめてもトップクラスの鬱ストーリーになっている……という噂を耳にしたことがあり、一度遊んでみたいと思っていた。だがしかし、何せガラケー末期に配信されたアプリであり、噂を聞いたときスマホに移行済みだったから、遊びたくても遊べなかった。このたびSwitch移植されたことでようやく遊べた。めでたい。

遊び終わった感想はというと、最初から最後まで本当にシナリオがエグくて、本家女神転生シリーズを全てひっくるめてもトップクラスの鬱ストーリーという前評判伊達じゃない。メガテンシリーズは全て遊んだわけじゃないけどね。

ただ、元がガラケーアプリということもあって、ググってもほとんど話題がない。あまりにも衝撃を受けたこゲームの話がとにかくしたいのだ。

というわけで、シナリオ解説しつつ盛大にネタバレしながら語るぞ。


※1度遊んだだけなので、うろ覚えによる勘違いがある可能性あり

物語解説感想

舞台となる惑星ホルスは、疫病に苦しんでいる。

この疫病は空気感染するタイプ潜伏期間が3年~不定期、発症率は2~3割で年齢が低いほど発症やすい。ホルス住民のほぼ全員が感染しているのではないかと考えられている。

発症すると耐え難い痛みに襲われ、10年以上の月日を重ねて徐々に衰弱していくというもの

やけに病状が具体的に提示されるのが、恐ろしさを伝えている。

遊んでいて真っ先に連想するのは昨今のコロナ禍なのよ。

ガラケーアプリ配信された2008年の段階ではそこまでの意図はもちろんないだろうけど、2022年の今遊ぶとパンデミックの恐ろしさが凄くよくわかる上に、病状はコロナよりもちろんヤバい

ホルスのあちこちの街にある病院では全てのベッドが患者で埋まっており、自宅療養するしかないと告げる看護婦や、街によっては床に雑に寝かされているところもある。

そして、年齢が低いほど発症やすいので、子供や孫の身内を失った老人が姥捨て山のように住まう村がある。そこにある大きな建物に入ると、フロアにびっしりベット寝たきり老人が大量に映し出されるのは恐怖でしかない。これは所謂2DRPGだからできたことの表現だろう。

そこにいるまだ元気な老人も死への恐怖から必要以上に騒いだり、人生に悔んだり……。

物語の終盤、人間を苦しみから解放するという名目ルシファーがやってくるが、それは殺害することで苦しみから解放するというものだった。

主人公たちはルシファーを倒すが、この村の村長からはどうせ苦しんでいるだけなのだから一思いに死なせた方が良かったんだと嫌味を言われる。そしてルシファーから助けたはずの老人は病による苦しみから自殺してしまう。後味が悪いというレベルじゃないんだけど……。

この病気に対する薬も開発されているが、麻酔のようなもので、痛みを失くす効果はあるが根本的な治療にならない。

そして街によってはその薬すら満足に供給されず(数少ない薬はお偉いさん方しか使わないという政治腐敗っぷりもある)、死して魂を解放することが幸福であるという、謎の宗教みたいな教えを伝達して誤魔化しているのも、この世界の退廃っぷりを表している。

また、仲間の一人であるルナ行方不明となっている母と父を探しているという設定であるが、この母と父は疫病の進行のため、薬の過重投与によって植物状態になり、聖王から"楽園"と呼ばれる施設に同じような症状の患者とともにいた。

ルナはそのような状態になってしまった母と父にショックを受け、弟のカミュ魔法記憶改竄して貰っていたのだ……。

"楽園"にたどり着くことで真実を知ってしまったルナは、元々の勝気な性格が嘘のようにショックを受け、しばらくパーティから離脱することになる。

なお、当然ながら弟のカミュはこの真実を知っている。母と父がそのような状態になってしまたからか、姉であるルナ異常な愛情を向けるようになり、ついに自分の思い通りにならないのならそんな姉はいらないというヤンデレ思考ルナを含めた主人公一行と戦うことになる。

敵に操られていたとかそんな理由で肉親と戦うのではなく、セルフで狂って戦うことになってしまうのは、この物語世界観のエグさを物語っていると思うぞ。


また狂ってしまうのはカミュだけではない。仲間の一人、レオン物語の終盤に兄のように慕っていたアイン自分かばってなくなっていたこと、自分たちの責任の重圧に耐えきれず、ルナを誘って逃げようとする。しかし、ルナは亡くなったアインの代わりに自分を新しい依存先にしようとしているという正論パンチを食らわし、痛いところを突かれたレオンは狂乱の中、ルナへ刃を向けることに(この後、ルナ一騎打ちになるが、レオンメチャクチャ弱い。なお、レオンはその後、反省し、覚醒してパーティに戻る)。

一応ストーリーラインとしては、この疫病で苦しんでいる星で、世界支配する王であるカインが狂王を名乗り、圧政異世界から魔獣(メガテンでいうところの悪魔)を召喚してさら世界を混乱させている。

主人公は冒頭で妹を魔獣に食われ、そしてその魔獣は父と母も殺害してしまう。この魔獣はあざ笑うかのように、妹が持っていた仮面衣服を着用し、妹の笛を吹いて現れる。父親の死の間際、その魔獣(以下、笛吹き)とそんな魔獣を呼び出したカイン復讐して欲しいということを語り、当面はまずカインを倒すことを目的に話が進む。

狂王カインへの対抗組織として聖王アベルが率いる聖王軍というものがある。この聖王アベルは前述の薬を作って配布するなど、この星に住む人の希望となっている。

……しかし、主人公たちはカインを倒したとき真実を聞かされることになる。

カインは、疫病への恐怖から誰彼構わず魔女狩りを始める国民に心を痛めており、自分が狂王となり悪役を演じることで全ての不満を自分に向けるように仕向けたこと。その裏で、聖王アベルという架空存在を作り、疫病への対策を行っていたこと、そして狂王を演じるうちに次第にカイン精神を蝕み、狂ってしまたこと(結局、魔獣を召喚したのはカインであるかどうか不明)。

狂王カインを倒しても、事態は全く解決しなかった。

そうこうしているうちに、主人公を導き、暗躍していた魔獣の女王を名乗るミストラが魔獣王を決めるということを言いだす。

世界の各地に魔獣の卵のようなものがあり、ミストラがそのような提案をすると、サタンルシファーが孵り、それぞれが魔獣王へ立候補し、彼らは大元思想は違えど人類を滅ぼすという最終目標は変わらず、主人公はそれを止めるために扮装するが、どちらも倒したものの逃げられてしまう。

そしてミストラが魔獣王を決める際に、サタンルシファーは合体してメタトロンになり、自分こそ魔獣王にふさわしいと名乗りを上げるが、ミストラが魔獣王として選んだのは、笛吹きであった(笛吹きはその後、各地で子供さらっているなどして、何度か主人公と戦っている)。

ミストラ笛吹きと合体して、魔獣王ルインとなる。メタトロンは部下として従えることになった。

これまで主人公一派に協力的だったミストラ豹変っぷりはなかなか怖い。淡々と語りだすし。

ルインおよびメタトロン目的は、人類を滅ぼすことで解放すること。そのための手段として月を惑星ホルスへぶつけるという大掛かりな手段を使おうとしてくる。

刻一刻と迫ってくる月、対策として月を爆破する選択を選ぶが、そのためには月にいるルインおよびメタトロンを倒す必要がある。

しかし、こちらには力が足らない。そのためには主人公フォースの力を解放させるしかないという展開になり、主人公の心の中で、力の解放のため自分と向き合うことになる……。

気が付くと、主人公は森の中にいた。歩いていくと見慣れた光景が広がっていた、自分の育った家、父、母、そして妹。

妹は誕生日プレゼントで貰った笛と仮面を貰って楽しそうにはしゃいでいる。ここにはあの笛吹きの魔獣はいない。

……あのとき主人公が望んでいた光景が広がっているのだ。父は主人公に大切な話があると語る。

それは主人公は捨て子であり、実の子ではないこと、そして出来れば妹と結婚してずっとここにいないか?と提案してくる。

主人公はその提案を……拒否する(提案を飲むと、月がホルスにぶつかり「HappyEnd」という名の「BadEnd」になる)。

そして主人公過去の迷いへ決別するために、夢の中の親や妹と戦うことになる。

ここまで読むと、わかるだろうけども、ぶっちゃけると「鬼滅の刃 無限列車編」の夢の世界とほぼ似たような展開となってる。こっちの方が早いけど。

鬼滅では炭治郎が夢の中で自殺することで戻ってこれたけど、ラストバイブル2では家族殺害することで夢の中から脱出するからその分鬱度が高い。

ちゃん戦闘になり、プレイヤーの手で攻撃方法対象を選んで倒さねばならないのだから……。キツい……。これもゲームシステムを利用した演出なんだろう。

月にたどり着くと、いよいよラストダンジョン。その名は"地獄"。ストレートすぎる名称だろ。なんで月に地獄があるかっていうと、おそらくルインが作りだした幻かと思われる。だからこそこの地獄狂気に包まれている。

この地獄では、人々がやや支離滅裂気味で話す苦しさを全て聞かないと先に進めないので、精神ゴリゴリ削られる。

あと最後までたどり着いてようやく気が付いたのだけど、ミカエルだのルシファーだのが出てきたり、タイトルバイブル聖書)という名称が入ってくるくせに、このゲーム世界観は仏教ベースなのよ。ラスボス前座で出てくる敵は「四苦」と「八苦」。「四苦八苦」という四字熟語があるが、「四苦八苦」とは仏教用語であり、生苦・老苦・病苦・死苦・愛別離苦怨憎会苦求不得苦五蘊盛苦を表す。ちょっと病苦を全面的に出し過ぎてる気もするが。

なんとかラスボスのルインを倒すが完全には倒せていない、そうこうしているうちに月はホルスに迫る。

もう用意していた爆弾だけでは、月を破壊できたとしても破片がホルスにぶつかって大損害を与えることが必至。完全に粉々に月を爆破する必要があり、主人公レオンルナをトランパ(ドラクエでいうルーラ)で逃がし、フォースの剣で更なる力を込めて月の破壊しようとする。

まだ死んでいないルインがやってくる。主人公はルインと心を通わせることで、笛吹きの魔獣……ラミレスの正体を知ることになる。

笛吹きの魔獣はラミレスという名で、正体はレオン双子の兄である

ラミレスレオンは望まれない形で生を受けたため、親から虐待されて育てられた。食糧事情悪化した際、ラミレスレオンは親に捨てられた。

レオンは山へ、ラミレスは海へ。レオンたまたまそこにいたアインに拾われて育てられることになった。

一方ラミレスは海に流された後、あまりにも不憫に思ったミストラにより、身体は魔獣として命を取り戻すことになる。そして主人公が冒頭で暮らしていた島へ流れつく。

仲睦まじく楽しく暮らす家族を見ると、親の愛情を受けずに虐待して育てられたラミレスは苦しみだす。なぜ自分はこんな目に合うのか。

ラミレス家族の愛に飢えていた。だからこそ、主人公の妹を喰らい、妹が来ていた仮面や服を着ることで、自分はあの幸せそうな妹にすり替われることができるのではないか、と考え実行する。

もちろんすぐにバレるため、主人公の父と母から拒絶され、そのまま殺害してしまう。

家族が欲しいというラミレスの願望は一向に癒されず、各地で子供さらって食うという猟奇的な行動に出てしまう。

そして、全てを理解した主人公は苦しむラミレスの魂を開放すべく、最後にとどめを刺す。そして月と運命を共にする。

あとは平和になったホルスエピローグが語られて、「女神転生外伝 新約ラストバイブル2」が終了。

最初から最後までこれでもかというくらい陰鬱な話が続くが、そのための清涼剤としてか仲間はみんな底抜けに明るい。

からこそ、仲間の辛い過去が判明したり、狂いだすのも結構キツいものがあったりする。

あと、このゲームは2であり、ところどころ1を遊んでいないとわからないと思われる部分もあるが(結局ミストラって何者なの?とか)、まあメインの部分は1をやっていなくても大丈夫自分も遊んでないし。

2022-10-05

ファイアーエムブレムや『アメリカン・グラフィティ』のエピローグが好き

登場人物のその後の顛末が語られるの好き。

 

子供ときにを観た本上まなみ主演の『人情とどけます江戸・娘飛脚〜』っていうドラマ自分は初めてこういうの好きだなと思った。柳沢慎吾が演じたキャラ戊辰戦争行方不明になったって語られていたのが子供心に衝撃だった。

2022-09-25

anond:20220925152110

大概の作品エピローグまでやるから起承転結+おまけになって、おまけがあるせいで勢いを殺している

結果、熱が冷めて冷静になって、粗を探す余裕が出来てしま

打ち切りはどういう状況でも作品としては終わらせるために詰め込んで最高潮状態を「結」にしているから、勢いがあるまま終わる

から熱を持ったまま考察する暇もなく勢いで作品が終わる

熱量を維持したまま終わるという意味では、冷静になって作品の良し悪しを考える暇もなく終わるからファンとしては熱狂したまま終わる

まあ、余熱を持った状態が良いかいかは別問題として…

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