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2022-09-01

[]2022年8月増田

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2022-08-25

anond:20220824044136

反論になってるよ。

そもそも「女は○○」という発言は、普通は「男と比べて」とか「男とは違って」という意味から(男女平均と比べて、という意味もありえるけど、人類はだいたい男女で半々に分けられるので主張内容としてはほぼ等価)。これは論理学以前の国語問題。これが分からないなら、あなた国語力が低い。

特に「女オタクって顔の良い悪役を偏愛する傾向にあるよな」という文だと「傾向」の高低の話をしているんだから、どういう属性と比べて傾向が高いかいか、という話をしないと意味がない。そのとき、「女オタク」の比較対象として考えられるのは誰かというと、「男オタク」か「オタクでない女」といったところになるが、文脈的に「男オタク」と比較しているのは明らか。

ので、「男も同じ」というのは反論になる。論理学つまみ食い反論無効化できると思う方があさはか。

2022-08-24

「男もそうだ」が反論になってない、に対する反論の不自然

「男もそうだ」が反論になってない話(論理学入門)

https://anond.hatelabo.jp/20220824044136

これに対するブコメ

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20220824044136

を見てて思ったんだけど、やっぱりおかしくないか?(尚、断っておくと、私はこの増田でも元増田でもない)

 

例えば「コロナの影響で女性自殺者が増えています」というニュースがあったとき、「男性は増えていないとでも言うのか!」とか「男性もそうだ」という反応は明確に誤読だと思うんだけど、この人達はどう考えるんだろう?

女性自殺者が」の部分に「男性自殺者とは違って」の含意を読み取るかどうかでしょう?

人類自殺者が増えてるのに「女は」なんて主語の小ささで言われたらそりゃ男もそうだろと反論するに決まってんだろ。「人類は」と言えば良かっただけ

という反応をするのだろうか?

もし、「女オタクって顔の良い悪役を偏愛する傾向にある」に対し「男もそうだ」が反論になって、

コロナの影響で女性自殺者が増えている」に対し「男性もそうだ」が反論にならないと言うならば、何か説明出来る理由がない限りおかしいよね?

個人としては、「コロナの影響で女性自殺者が増えている」は飽くまで女性への影響の話をしているので男性には言及されておらず、「男性もそうだ」は反論になっていないし、

「女オタクって顔の良い悪役を偏愛する傾向にある」も飽くまで女性オタクの傾向の話をしているので男性には言及されておらず、「男もそうだ」は反論になっていない様に思う。

 

勿論何か説明出来る理由が有るならおかしくはない。

例えばコロナの方は「女性自殺者が増える要因と男性自殺者が増える要因は異なり、前者の事を話題に出したい」とすればどうだろう?

その場合、例え男性自殺者も増えていても、わざわざ女性自殺者に話題限定する必然性が有ると言える。

同様の必然性が女オタクの件に無いなら、それぞれの反論正当性が変化してもおかしくはない。

ただ、この選択肢は望み薄だと考える。何故なら元増田は同じ様な必然性を持っていると想定するのは簡単で、その可能性を排除する積極的理由に欠くからだ。

元増田は「女オタクが顔の良い悪役を好む要因と男オタクが顔の良い悪役を好む要因は異なり、前者の事を話題に出したい」可能性は十分に想定出来るし、

実際(元増田本人かは分からないが)「男が女悪役を好きな理由エッチ性的に好ましいから以上のものがなくて論ずるに値しない」等、そういう趣旨コメントトラバにも有った。

しかし、そのような事が明記してないじゃないか」という反論をすると、

コロナの方のニュースも「女性自殺者が増える要因と男性自殺者が増える要因は異なり、前者の事を話題に出したい」と明記していなければ「男性もそうだ」が有効反論だという事になってしまう。

従って、現状ではこの選択肢は潰れている様に思える。

 

まりこれとは別にコロナの件と女オタクの件で反論正当性が変化する理由論理的説明出来るなら良いのだが、

その様な理由は有るのだろうか?有るなら教えて欲しい。

 

 

と思っていたら元増田自身説明が有った模様。

https://anond.hatelabo.jp/20220824121549

anond:20220824044136

あわせて読む

オタクって顔の良い悪役を偏愛する傾向にあるよな【解決済み

https://anond.hatelabo.jp/20220822081702

なぜ「男もそうだ」を無効化したのか

https://anond.hatelabo.jp/20220824121549

anond:20220824044136

オタクって顔の良い悪役を偏愛する傾向にあるよな

「男もそうだ」という反論反論になってないので潰しておく

少し改変すると、おかしなこと言ってるのがよく分かる。

オタクって夜になると寝る傾向にあるよな

「男もそうだ」という反論反論になってないので潰しておく

まり、女オタクも男オタクも同じなんだったら、女オタクだけに言及するのはおかしい。

男もそうなんだから、女オタクだけ取り上げる意味なくない?ってこと。

みんなおんなじなんじゃないの?ってこと。

から「男もそうだ」は反論として成り立つ。

なぜ「男もそうだ」を無効化したのか?元増田解説しま

anond:20220822081702

無効化した理由

1.数秒で思いつける安直コメントで「はい論破」と片付けられるのが嫌だったか

2.「バリアはったから無敵な」の理不尽さが面白いと思ったか

3.文章だけ読むとたしかに「命題否定」という意味の「反論」にはならないから(ただしこれは論理学上の正しさを悪用したズルであり、ある種の釣り

4.男が悪役を好きなことはあるのは当然そうだけど、それは女が悪役を好きになる様態と質と量が異なるのに「好き」の一言で片付けるのはあまりにも大雑把だから(「偏愛」の語に含意した)

5.↑に上げたことを事細かに話すのが面倒くさいし、上記のことをいうような人は恐らく「オタク界隈に余り触れてきてなくて肌感を持ってない、いっちょかみインスタントな人たち」で説得するのは無益から

実際のところ私は「(男と比較して)」という前提をおいていました

そのため「男も女と比較して同程度にそうだ」というのは実は反論になっています

ただしこの反論は、よく検討されずにドヤ顔で投げつけられるだろうという予想がたっていたので、無効化バリアをはりました

バリアをはると、バリア自体に関心が行き、実際にバリア出来たので増田戦略としては成功しました

「男もそうだ」が反論になってない話(論理学入門)

■女オタクって顔の良い悪役を偏愛する傾向にあるよな

「男もそうだ」という反論反論になってないので潰しておく


こんな記事を読んだ。なんとなく嫌な予感がしてブクマコメントを読んでみたのだが…

案の定、「男もそうだ」が連呼されていた。いわく、反論になってるだろ、らしい。

…いや、あなたたち、論理の初歩も知らんのかい

「女はそうだ」は男に対しては何も言及していない。

「男もそう」かも知れないし「男はそうでない」のかも知れない。筆者は男性について何ら主張していないんだよ。

「女はそう」の否定は「女はそうでない」だ。これを直接証明できないなら対偶「そうでないなら女でない」の否定「そうでないなら女だ」を言わなくちゃならない。何にせよ「男もそう」は無関係の主張ですよ。

こうした知識理系大学なら論理学の講義最初に習う。興味のある人は調べてみてほしい。図書館でよい入門書が借りられるはずだ。

私は常々、論理学を義務教育の授業に追加したほうがいいんじゃないかと思っている。

現代は、ネット赤の他人同士が出会い頭に議論をはじめる、ソクラテスが生きてたら感動するのは間違いなしの、知的交流が盛んな時代だ。会話をスムーズにするためにも皆んなが論理学を知っておいたほうがいいのではないか

追記

・・・一部には閉口してしまったのだが、まさしくシンプルにこれでいい。

人は死ぬ

ソクラテス人間

「 いやプラトン人間だ」

あんたは一体、なんなんだ

2022-08-23

腐女子イメソンプレゼンする大会は定期的に見たい

米津玄師のlemonが流行っていた時、ウチのカップリングこそがlemonの世界観が似合うカップルだ!とプレゼンするというtwitter上の企画があった。これがとても面白かった。

この歌詞のこの部分が、まさにウチのカップリングのこういうエピソード合致しているわけでして〜とひたすら、プレゼンした文章披露する。全部でっち上げだし、こじつけなのだが(米津はアンナチュラルというドラマのためにこの曲を書いたので、それ以外はでっち上げであり、こじつけなのであるプレゼンの中には、この事実からアンナチュラルのキャラクターカップリングこそが相応しいと主張するものもあった)その強引さに有り余るパワーと偏愛を感じるとても良い企画だった。

2022-08-22

オタクって顔の良い悪役を偏愛する傾向にあるよな【解決済み

(「男もそうだ」という反論反論になってないので、予め無効化しておく)

増田における昨今の女オタク仕草へのバッシングの隆盛に伴い、

オタク仕草あるあるを共有したいと思ってこの増田を書いたのである

俺がこの傾向に気がついたのは小学生の頃

女友達(オタク)がやってるホームページハリーポッター夢小説が載ってたんだが

マルフォイが主役だったんだよね

マルフォイってマグル差別するクソ野郎じゃんって思ってた当時の俺には衝撃だった

オタクは顔が良ければ割とそれで良いみたいだった

彼女らにとって、性格妄想で可変なもので、顔の良さこそは不変な価値のようであった

多少のキャラ崩壊許容範囲のようであった

夢小説でなくてもマルフォイとハーマイオニーとのカップル小説もあり中々理解し難かった

当時バトルロワイアルの夢も結構あったのだが

観測範囲では桐山特に人気だった気がする

(これは…気のせいかもしれない)

あいつも悪役のイケメン(推定)だ

まああれは単純に厨二心が刺激するカッコよさがあり男子にも受けていたのだが…

とにかく悪役のイケメンを女オタクは好みがちである

しかもその好きのアピール方向性結構尖ってると言うか

「ぐちゃぐちゃの泣き顔にしてやりたいv」みたいな謎のバイオレンスさというか

オタク的「ニチャア」感、暗黒微笑(ダークネススマリング)感が伴いがちである

なぜそのようになるのか、俺の中でも答えはまだ出ていない

「こいつ本当クズなんだよね(でも私は味方だよv大好きだよv)」というダメンズウォーカー的な立ち位置

なんかしらの快楽物質を誘発するのかもしれない

あるいはあえて悪役側を推すことで「他と視点が違う異端なワタシ」を演出しているのかもしれない

ただ顔がいいから好きというのが憚られて、目先を変えてるのかもしれない

(追記)

悪役は相応のバックグラウンドがあり魅力的だとする意見があった

また女は単にDQN(暴力的な男≒強い男)が好きなのだという意見があった

どちらも頷けるものがある

私見であるが女読者は想像力が豊か、悪く言えば妄想による補完力が強い傾向にある

悪い奴を見た時に「なんでこんなことするんだろう」「何か理由があるんだろう」と

気を回してしまうのである

それは優しさであり、作品を深掘りできる利点でもあるが

3月のライオンクズ親父を糾弾しきれない川本家のような──若干の脆弱性を感じる

作品のものよりも、自分妄想を読んでしまうということだ

何事もバランス大事ですね


(追々記)

皆さまのコメントを慎重に精査吟味した結果、

「女の悪役と比較して、(顔含めた魅力のある)男の悪役の供給が極めて多い」ことが表題の一番の要因と結論づけました

かに、例えばジャンプで人気沸騰した女の悪役は、羽衣狐さま、安心院さん、最近ではONE PIECE彼女など

作品をまたがって探さなければ挙げられません

(それに顔の良い女はなんだかんだ主人公サイドによりますからね…真に悪役ではないことが多い)

解決済み】にマークさせていただきます

(追々々記)

anond:20220824121549

なぜ「男もそうだ」を無効化したのか

2022-06-06

anond:20220606173000

千鳥エアプだけどあの抑揚のなさを「ボカロらしさ」として偏愛しているボカロファンも多いので、頑張って改善すればいい、とか言う話ではないのよな

ぽっちゃりしてるところが可愛いなーと思ってた彼女を「うわw豚かよw」って言われたら頭にくるみたいな感じじゃないのかね

2022-04-26

最近読んだBL以外の本。

 まずは『長野まゆみ偏愛耽美作品集』より『魔術師』と『昆虫図』を。

 実を言うとあまり得意ではない作家作品(いうて主に食わず嫌いなのだが)が多々収録されているので、買ったはいいが読む気にならず、遅々として読み進まない。長野まゆみ作品ファンなので、頑張って読むけど。買ったし!


魔術師』(谷崎潤一郎

あらすじ

 主人公の「私」は異国の町にいた頃のある夕べ、恋人から公園」に行ってみようと誘われた。その公園とは日本でいうところの浅草六区もっと酷くしたような場所だった。いい歳をした男女達の狂乱する怪しげな公園の最も奥まった所にある城が、恋人目的地。そこでは魔術師見世物をしており、どんな人でも一度観たら病みつきになってしまうのだという。「私」はついノリで城に入ってしまったが……。


増田感想

 中二病が二十歳を過ぎても治らなかった人の好きなやつ……THE大正ロマンって感じの。こういうのあまり詳しくないんだけど、航海技術の発展で新大陸への憧れが強まったりとか、産業革命から社会不安なんかがまざりあって世界的に流行ったのかな。

 まあこういうのに憧れたシーズンが私にもありましたね、という感じ。似たような路線だと、スティーヴン・ミルハウザーの『ナイフ投げ師』と『パラダイスパーク』も私は好き。

 「十二階」という建物に少し言及されているけど、これは「浅草凌雲閣」という建物のこと。明治時代には東京で一番高い建物だったよう。長野まゆみ先生インタビュー記事に、「十二階」という固有名詞は今となっては校正者にすら通じない、と書かれていた。

 選集に入れられた理由魔術師美少年からなのか。面白いオチだった。『春琴抄』ほどクレイジーではなかった。


昆虫図』(久生十蘭

あらすじ

 すごく短い話なので省略。タイトル通り虫がうじゃうじゃする話ということだけ。


増田感想

 えっ、これ「耽美」なの? ……グロいんだが。耽美とは美に耽ることなのであり、常人が忌み嫌うようなものにすら美を見出だす、通人遊戯なのだとすれば、まあ、耽美なのか? 『魔術師』に出てくる浅草六区だって悪所代名詞のように使われているみたいだし。

 気持ち悪いし、とりわけ過激というほどの話でもないのだが、サクサク読めてなんか心に嫌なものを残す。なるほど、「文体魔術師」か……。


長野まゆみ偏愛耽美作品』は今回はここまで。これでやっと半分読んだことになるのか。先はまだまだ長い。うへぇ

カステラカステラ!』(明坂英二 文 齋藤芽生 絵)

概要

 絵本たくさんのふしぎ傑作集』シリーズのうちの一冊。ポルトガルお菓子パン・デ・ロー日本に伝わり、カステラという名の伝統和菓子となるまで。


増田感想

 絵がなかなか渋くて好み。昔の日本の人々の顔が、そこらへんに普通にいそうなリアルさでいい。華美だったり汚らしかったりする着物を着て、髷を結っていても月代を剃っていても、現代日本人と地続きな存在っていうのがよく伝わる。

 そんなに珍しいことは書かれていなかったが、パン・デ・ローの作り方は伝わったのに、パン・デ・ローを焼くには欠かせないオーブンは伝来しなかったというのには、ちょっと驚き。和製フライパンのような鍋に蓋をし、蓋の上に墨を置いて上からから加熱してカステラを焼いていたというの、面白いなあ。何で誰もオーブンを作ろうとしなかったんだろう?


今日はここまで。

2022-03-31

anond:20220330100506

日本の女が自分中心的かと言われればそれは議論すり替えだ。

第一今回女は何ら行動を強いた訳ではない

なのに、最終的に非力な女性責任転嫁する。

そういうところで日本モラル観点が抜け落ちていると思える。

そして、日本の女云々は詭弁なので横においておくとして

日本では「愛」の形が歪んでつたわっていると感じる。

元は宗教的意味合いもあったが、

博愛的な誰にも分け隔てなく注ぐ愛ではなく

一人の人間偏愛し、贔屓するのが愛だと大多数が勘違いしている。

2022-03-25

最近読んだBLと非BLとがんばって読んだ耽美

海辺エトランゼ』(紀伊カンナ

あらすじ

 小説家志望の駿は、沖縄離島で親戚のおばさんの営む宿に間借りして住み三年になる。彼は、毎日独りで海を見つめている男子高校生が気になって仕方がない。男子高校生の実央(みお)は孤児で、いまはよその家に世話になっているというが、その家には帰りたくなくて海を眺めて時間を潰しているらしい。

 駿は実央に一目で惹かれてしまったのだが、実央は駿が自分憐れみの目でみないところに惹かれていた。

 だが、実央は本島の施設に移り、そのままほぼ音信が途絶えてしまった。ところが三年後、大人になった実央は駿のもとに帰ってきたのだった。

増田感想

 以前、続編の『春風のエトランゼ』を前提がよくわからないままなんのこっちゃと思いつつ読んだけど、こういう話だったのか。なるほどねー。

 『春風の―』を読んだ時にも思ったが実央が攻めで駿が受けなのが意外だ。でも、商業BLでは年下攻めというのは案外多いらしい。攻めが未成年場合はとくに。

 絵が隅々まで綺麗でいいけど、絵に誤魔化されている感があるというか、素敵なシーンばかり見せられている感があるというか。ゲイの苦悩葛藤がなんか取って着けたように見えて仕方がない……。実央の「ノンケだけど駿のこと好きになっちゃったから大丈夫!」っていう能天気さが、ファンタスティック過ぎて私は着いていけないのかもしれない。

 それに、北海道出身という設定の駿が家の為にゴリゴリに古風な祝言上げるところだったとか、元婚約者桜子さんの大正浪漫昭和レトロ中間的なお嬢様ぶりなところとかなー。北海道ってそんな旧態依然としたお土地柄なの? そうとは聞いたこと全くないのだが。結婚式は会費制くらいのことしか知らんけれども(そのさばさばした印象がつよいのか)。

 個人的にはあまりハマれないなこれ。絵は綺麗でかわいいけど。(だがむしろ作者は百合の方が描きたいのでは? というくらいに脇役がめたくそ百合百合していた。メインのBLが霞むくらいに。そこもハマれない原因のひとつかもしれない)

 今ならシーモアで丸々0円で読めるよ!


『鳩の栖』(長野まゆみ

概要

 短編集。男子中学生たちを主人公にした、耽美レトロ物語。ちなみに、『紺碧』と『紺一点』は単行本『紺極まる』に続いている。

増田感想

 長野まゆみ先生持ちネタが詰まっている。水琴窟とかバードベルとか義兄に恋しちゃう義弟とか。同じネタを使って毎度似ているようで違う話を作り出すのすごい。ストーリーの内容がどうとかいうよりも、物語バリエーション文章構成の素晴しさに感動してしまった。

『栗樹ーーカスタネア』の冒頭に、

瓜はめば子等思ほゆ栗はめば況して偲はゆ

と、山上憶良長歌の出だし部分が引用されているのを見て、『左近の桜』の『瓜喰めば』の章を思い出したので、再読してみた。↓

左近の桜』(長野まゆみ)の第5章『瓜喰めば』とついでに第4章『骨箱』を再読。

左近の桜』のあらすじ。

 主人公の桜蔵(さくら)は、男と男の忍び逢う宿〈左近〉の長男高校2年生。彼はゴシックな体質を持っている。というのは、彼はこの世ならざる者を拾い、交わることで相手成仏させてしまうようなのだ。そんな彼のことを、父の柾(まさき)や〈左近〉の常連客の浜尾は〈女〉と呼んでからかう。桜蔵は年上の女ともだちがいて男には一切興味がないので、〈女〉呼ばわりは不本意だと憤るのだった。

 これは桜蔵がこの世ならざる者達に引かれ、此岸彼岸の境目を彷徨う、妖しくで耽美短編連作集。

『瓜喰めば』のあらすじ。

 夏休み、父の柾に連れられて弟の千菊(ちあき)と共に池畔の別荘地にやって来た桜蔵。父との夏休み満喫する千菊。一方、桜蔵は柾に雇われ高額のバイト代目当てに雑用をこなす

 柾と千菊が出かけている間、バンガロー掃除に勤しむ桜蔵。彼の前に不器用西瓜を売り歩く男が現れて……。

増田感想

瓜食めば子ども思ほゆ栗食めばまして偲はゆ 

いづくより来りしものそ目交にもとなかかりて安眠しなさぬ

銀も金も玉も何せむに優れる宝子にしかめやも

 山上憶良長歌とその返歌だ。

 章のタイトルにこの歌を冠した通りに、柾が息子を可愛がる話なのだが、ただし柾がかまう相手は実子の千菊ばかりだ。柾の実子ではない桜蔵は柾から息子を息子とも思わぬような扱いをされているが、桜蔵も柾とは血縁関係のないことをわきまえ雑用アルバイトに徹している。……という、そのわきまえっぷりが地の文に長々~と書かれているんだけど、これだけわきまえてますから! とばかりに書かれると、負け惜しみに読めるw 桜蔵が実際に弟にやきもちを焼いて当たったり父に文句を言うような場面は、シリーズ中に一度も出てこないのだが。

 桜蔵にとっては柾は単なる父親というよりは父性あるいは大人の男という概念が具現化したような存在であって、血の繋りがない事なんて大した問題ではないらしい。だが、血の繋りがないだけに、父性への憧れがなんかこう、恋心めいているように見える。

 この章でもまた、桜蔵はこの世ならざる者に魂を抜かれて危うく死にかけたが、彼は窮地を柾によって救われたのか、桜蔵の欲求がそんな幻覚を見せただけのかは曖昧だ。

「(死人に)喰われたくなかったら、蛙のふりでもしてろ」

 と桜蔵に言う柾。これは、

人来たら蛙となれよ冷やし瓜

 という、小林一茶俳句から引用。これを私は、さすが風流なことを言いますなぁ、くらいにしかずっと思っていなかったのだが、今回再読して思った。瓜にそんな事を言い聞かせるのって何故? →自分が食いたいからに決まってるじゃん。

誰かが来たら蛙のふりでもしてろ。あとで私が食ってやるからさ(^_-)

 え、そういう!? そういう意味だったのかぁーーー!?!?

 激しく萌え散らかした。(だが、送られた当の桜蔵がそういう意味で受け取りときめいたかキモがったか、あるいは意味わからんと首を傾げたかは謎のまま、物語は終わってしまった)

 後に、何章だったかで柾は選ぶ権利は〈男〉ではなく〈女〉にある(柾ほどの男でも〈女〉から選ばれなかったこともある)と言う場面が確かあった。選ぶ権利は〈女〉である桜蔵にあるからといって、俳句なぞ送ってアッピールしたろというのが柾の魂胆なのか、単に桜蔵をからかっただけなのかは不明だが、個人的には前者に賭けたい。

次はついでに読んだ第4章『骨箱』。

『骨箱』あらすじ。

 第3章にて謎の男の手により背中一面に蝶を転写されてしまった桜蔵だが、いまだに蝶を消すことが出来ないでいる。学期末となり秋の修学旅行費用を支払わなくてはならないので、桜蔵は背中の診察もかねて柾の診療所を訪れる。旅費を出すことを二つ返事で了承した柾が桜蔵に手渡したのは、現金ではなく〈骨箱〉という銘の徳利と手書き地図。柾は桜蔵に、〈骨箱〉を質屋〈八疋〉に売って金を工面しろと命じる。桜蔵は地図を頼りに〈八疋〉を探すが、たどり着いたのは「望月」と表札のある民家で……。

増田感想、というより反省

 この章に登場するチャラ男幽霊は桜生(さくらお)じゃないか。桜生かもしれないと思ってはいたが、かもしれないじゃなくて明らかに桜生だった。なんでそんな事も読み取れなかったの過去の私……。

 桜生とは、桜蔵の戸籍上の伯父であり、過去に柾と付き合っていた人でもある。『左近の桜』の続編『咲くや、この花 左近の桜』で初めて名前が登場する(その時は高校生時代容姿で桜蔵の目の前に現れる)。柾がちょっとひねくれた男を好んで愛人にしがちだということが他の章で書かれていたが、桜生もまたちょっと、いやかなり癖のある人物だ。後に、桜生に男を寝とられた〈女〉(生物学的には男性)が、桜生への報復として柾を寝とり返すというエピソードがあったりするくらい。

 桜生のもとへ桜蔵は柾から預かった「桜生の形見の品」を持って訪ねて行くことになったので、桜蔵は柾の差金で桜生と出会わされたと読んでもいいのだろうか。

 なんの為に桜生に会わなければならないのか? 単に修学旅行費を稼ぐためばかりじゃなくて、桜蔵の背中に転写された蝶を消してもらうためだろう。

 桜蔵が桜生のもとを訪ねたとき望月家の界隈では水神祭が催されていた。また、望月家の庭には水神井戸がある。『左近の桜』シリーズに登場する〈男〉と〈女〉が水神に関する何かだというのは『その花の名を知らず 左近の桜』で書かれていたので、水神祭の日に桜生が現れるのは偶々ではなさそう。

 ということに気づかず読み流していた私の読解力やばすぎ。もっと落ち着いて丁寧に本を読もう、と反省。これまでの人生で読んで来たその他の本も大いに誤読してたり理解してなかったりしそうだから、あとで再読してみようと思った。

 桜蔵は桜生と出会言葉を交わしてそれ以上のこともするが、桜生のほんとうの相手である柾は桜生を見ることも出来ないらしいというのが、切なくていい。

長野まゆみ偏愛耽美作品集』より『狐』(泉鏡花

概要

 浮気者若旦那とその新妻の両方を狐が美女美少年に化けてだます話。


増田感想

 泉鏡花文章って私にとっては古文範疇なのだが、古文というほどに現代語とかけ離れてはいないせいで現代語訳がないので、調べながら読むのが難しい。だからとても苦手。それで、『長野まゆみ偏愛耽美作品集』のページをめくる手は『狐』のとこで数週間止まっていたのだが、せっかく買ったものを積んでおくのもなんだから、頑張って読んださ。七ページしかなくてよかった。『海神別荘』みたいにくっそ長かったら辛かったから短くてよかった。

 ちなみに、『海神別荘』を辛い辛いおめきながら読んだのは、『シャングリラの鳥』(座裏屋蘭丸)のなかで語られるおとぎ話元ネタがそれだったから。あーなるほどと思った。

 『狐』に話を戻すけど、耽美からすごいというよりはオチ面白い話だった。




その他に『僕らの地球の歩き方』(ソライモネ)も読んだけど、これはあとで気が向いたら感想を書こう。Kindleプライム0円で読めるよ!

2022-03-04

発売日にいそいそと買って読んだBLと、がんばって少しずつ読んでる非BL

ボーイズラブアンソロジー Canna』vol.82

 偶数月の末日頃発売。電子版は基本的に翌月の10前後に発売なのだが、今回は4日発売と、いつもより早かった。今回も私の推し作家・座裏屋蘭丸先生はお休みだ。ひぃん。しかし『Daria』で連載中の『コヨーテ』が佳境なので仕方ない……。再来月まで待てがんばる……。

 そして今回は前号で最終回を迎えた、『 鴆(ジェン)  天狼の目』(文善やよひ)の記念特集が紙本版にはドドンと入っているはずなのだが、電子版には文善やよひ先生コメントまでひっくるめて一切掲載されていない。悲しい。なんでそんなに電子派を冷遇するの……。Canna公式Twitterによれば、特集記事のほかに各鴆シリーズの第1話も一挙再掲載されているらしい。

  鴆シリーズ獣人鳥人ものという、BLの中でも特殊ジャンルではあるけれども、とても漫画の上手な作家さんの描いた漫画で読みやすいので、BL初心者ジャンル不問で漫画好きの人におすすめ個人的に好きかと問われると、微妙なのだが……(単純な好みの問題)。

 ということで、 鴆特集電子派の私には読めないので、それ以外の掲載作の感想をば。


ブランクコード』第1話(サノアサヒ)

 新連載きた! バンドマンBL主人公性的トラウマ持ちでしか感性が周囲とズレていて浮きまくる系の人。ゆえにすっかりメンヘラに成長しており、おそらく攻めであろうバンド仲間(ベース担当)に面倒を見られてなんとか生きてる感じ。

 1話目なのでなんとも言えないが、バンドマンBLというと『ギヴン』という超人作品存在がよぎるので、チャレンジャーだなと。


『ヤクマン♂』(アオネ)

 去年の暮れ辺りに完結した『ヤクヨメ♂』のスピンオフ作品。ヤクヨメ♂の攻め・いわおの子分的な人のツレが主人公タイトル主人公職業漫画であるためにバクマンみたいになったようだが、かといって主人公ちゃん漫画稼業に励んでいる描写があるわけではない。カップリングが替わってもなお、作者の例のあの性癖てんこ盛りに盛った内容である。まあ幸せそうでなにより♂♂♂

『さかさまのマーチ』(柴田文)

 読み切りパン屋×米屋幼なじみBLエロはない。ピュアラブ系。絵柄が『この世界の片隅に』のこうの史代先生的なふんわり系で、ストーリーにも尖ったところはない。最初から最後まで可愛くほわほわしていた。たぶん、二次創作しかBLを知らない人の漠然と思う「BLってこんな感じ」に近いんじゃないかと。なごむ。


逃避行じゃあるまいし』中編(タクアン)

 逃げる相手を追うのが好きな男×逃げ癖のある男。あ、攻め受けこれで合ってるかな?

 前編から間が空いてしまったので、どんな話だったっけな……。出来れば短い話は毎回掲載されるといいんだけど、BL読みにおいては短気は損気だ。

 絵柄がリアル寄りでがっつりと大人の男同士のゲイものって感じ。

 フラッととんずらをこく方もこく方もだが、昔とった杵柄とコネ相手の居場所特定してくる奴もだいぶヤベェ。もはや犯罪だし。でも追う方からターゲットはびびりながらもちょっと嬉しそうに見えたらしい。うん、それって幻覚じゃないかな。



『積み木の恋』第3話(漫画 黒沢要/原作 凪良ゆう)

 今となっては一般ジャンルでも大人小説家BL小説家でもある凪良ゆう先生の人気作品コミカライズ版。世間知らずの坊っちゃん医者×詐欺師

 毎度思うけど、凪良ゆう先生小説は大部分が心理描写に費やされているし、分かりやすくてノリのいい文体が魅力なので、それを絵で見せられてもなぁ……という感じ。いくら上手い絵でも。凪良ゆう先生小説が好きだが『積み木の恋』は未読の私としては、ただ原作を読みたくなるだけ。凪良ゆう先生を全く知らない人が読んだらどう思うだろうな? 一読してスルーかな。

 まあ、コミカライズ担当漫画家が悪いんじゃなくて、いくら出版不況小説が売れないからってこんな企画立てちゃう編集部がよくないんだ。

 

『 鴆(ジェン)』特集は冒頭に書いた通り電子版には載っていないので、省く。

侵略! 宇宙猫チャン!』第7話(元ハルヒラ)

 ゲイカップル・いまぢとほづつみの家に猫に擬態した宇宙人のサンが転がり込んできて、地球侵略の為の情報を得るためにいまぢとほづつみの暮らしを観察しているという話。

 痴話喧嘩回。今回はサンの出番が多くてよかった。自転車をこぐいまぢの後頭部に貼り付いているサンの後ろ足がとってもキュートサンは中身が宇宙人なだけあって人の心を解さないかと思いきや、人間の夜の営みをガン見で観察した結果、恋愛アドバイスができるまでに成長してしまった。すごい猫だ。釈迦に説法感のあるアドバイスだったけれど。

 ラストの引きが強い。これは続きが気になるぞ……。


『ジャルディニエの愛した毒花』第14話(椛島リラコ)

 旅人×猫耳獣人旅人のオルは癖の強い城塞都市国に入国するなり引ったくりに遭い、無一文身元不明人になってしまう。なり行きで働くことになった、猫耳獣人ばかり売っている娼館で、美しい娼夫アコニと出逢う。

 ハーレクインのような美麗な絵とストーリーしかBLである意味がもはやなくないか? というほどに娼夫達の見た目が女性的。

 今回はあまりストーリーに進展がなかったな……。オルが重大な決断をしただけで(それが「進展」というやつなのでは?)


BLACK BLOOD』第7話(琥狗ハヤテ

 サイボーグ×人間酸素濃度のやたら高い星に来た元軍用サイボーグが、植物調査研究をしている人間の護衛だかお守りだかを担当する話。

 もはやハードボイルド可能性はすっかり消し飛んでしまった……。人の心を薄くしか持っていないサイボーグが、ワンコキャラ人間に恋してしまい、誰が見てもほわほわと浮わついているという話。これは温かく見守るしかない……。正直、もっと渋いのを期待してたのだが。山なしオチなし意味なし略して「やおい」まさにこれ。


『嘘つきな愛を買う』第6話(ポケラふじ子)

 オメガバース作品政略結婚人身売買中間みたいなカップルなんだけど、買った方の攻めは受けの事を好きなわりに受けの愛を信頼してはおらず、買われた受けの方は実は真っ直ぐ攻めを愛している。猜疑心故に素直になれない攻めと、惚れた弱みで腹を割って話すことが出来ずに攻めの顔色をびくびく窺い続ける受けの、ディスコミュニケーションぶりが、読んでて非常に辛い。

 現代的な人権意識家庭内の前時代的な価値観による閉塞感のギャップえげつない。ていうかこれ完全にDVじゃん。受けの人全力で逃げて!

 ……と思うんだけど、逃げねんだよなぁー。それでも攻めを愛してるからってよー。

 そんな古風なストーリーなんだけど、今回は実在の最新型避妊薬「インプラノン」が登場する。えっこれもう認可されてたっけ? と思わずググってしまった。マッチ棒くらいの長さの筒の中にホルモン薬の仕込まれ避妊薬で、二の腕の皮下に埋める。三年くらい避妊効果が続く。飲み忘れリスクがないので、99%くらいの確率避妊効果があるそうだ。

 そんな文明の利器を受けの人は良かれと思って攻めの人と相談せずに独断使用してしまう。そしてそれが新たな修羅場を生む。

 あのさぁ、そんだけの行動力があるなら事前に攻めの人とよく話し合おうよ。とも思うけど、攻めは攻めで支配欲と嫉妬の塊で受けとの約束をあっさり覆してくるやつなので、話し合ったところで受けにとって良いような流れには、ならないんだなあ。

 今時こういうストーリーはただ只管に辛いばかりなのだが、このギチギチに古風なDVカップルがどのように軟着陸するのか(Cannaからバドエンではない、と信じたい)、興味はある。

スリピングデッド』第9話(朝田ねむい)

 『嘘つきな愛を買う』のDVカップルでがっつりテンションを落とされた後で、今度は陽気に? サバサバしたディスコミュニケーションカップルのやつですよ。ゾンビ佐田×マッドサイエンティスト間宮日常BL

 前回、一泊温泉旅行(+一泊)にて、恋バナで盛り上がった佐田間宮佐田の独特な恋愛観……実は世間一般でいう所の恋愛というもののべたべたしているところが苦手で、それよりセックスの出来る友達くらいの距離感で人と付き合えるといいなと思ってる(間宮と付き合いたいとはミリも言っていない)……を聴いた間宮は、じゃあセックスしよう(もう友達から)と提案(という名の強制)をしてきて、佐田ピンチ

 『スリピングデッド』上巻のレビューには「受けの間宮がだいぶ無理。これで萌えろと言われても」的なことが書かれていがちなのだが、主人公佐田にとっても間宮はかなり無理だったというのには笑った。正直に「たぶん無理……」と言ってしまBLの攻め様ってどうなのw

 そんな佐田に好かれようと一生懸命間宮がとても可愛かった。まだ3月なのに可愛い受けオブ・ザ・イヤーが来てしまったぞ大変だ。思いがけない佐田の行動にびびった時の間宮が、死ぬほど驚き怯えた時のハムスターみたいに両手を胸の前で縮こめて目を見開く姿が可愛くて可愛くて可愛くて可愛い

 一方、佐田はといえば間宮がツンツンしまくりながら無茶な要求暴言暴挙をぶつけてくるのに案外律儀に応える体でいて、最終的には首尾よく間宮丸め込んでちゃっかり自分の身を守り切るところが、学校先生って感じだった。お前そういうとこやぞ……。

 もはやゾンビ物とは? って感じのストーリーで今回は特に息抜き回色が強かったが、次回からはどう話が転がって行くのだろうか。ずっと間宮純愛ネタばかり描かれる訳じゃないだろうし。もうすでに単行本1冊ぶんくらいの分量は書かれたわけだし。既刊が「1巻」ではなく「上巻」なので、あと1、2話で完結して下巻が出るか、1回くらい休載して中巻が出るかかな。

 男同士でがっつりド派手に致しているところが見たい人には物足りないんだろうけど、大人恋愛漫画としてとても面白いので私は好きだな。

以上でCannavol.82の感想はおわり。



長野まゆみ偏愛耽美作品集』(長野まゆみ編)

概要

 耽美SF少年愛BL小説家長野まゆみ先生が十代の頃に心ふるわせた珠玉小説随筆詩歌のなかから耽美入門に相応しい全26作を精選。全作品長野先生コメント付き。巻末に解説もあり。


 目次を見渡すと錚々たる顔ぶれに眩暈がするけど、幻想文学好きは必ず履修する作家ばかりだ。

 が、私は現代幻想小説はわりと好きなんだけど(長野まゆみ先生のほか、川上弘美先生金子先生今村夏子先生とか)、明治昭和前期の幻想小説はあまり得意ではないんだよなあ。三島由紀夫は『潮騒しか読んだ覚えがなかったし、泉鏡花戯曲海神別荘』しか読んでいないという体たらく。なお内田百閒は開始十行で寝落ちした。

 そんな私が、いくら長野先生ファンからって、本作品集を買っても最後まで読み切れるのか、甚だ疑問だ……。

 では、頑張って読めたぶんだけ。

孔雀』(三島由紀夫

 トップバッターからパンチの利いた人選でやばい

 遊園地で二十七羽ものインド孔雀が殺される事件があって、その重要参考人富岡の家に刑事が訪れる。富岡はただ前日に公園孔雀達を長時間眺めていたというだけで犯人ではなさそう。だが富岡家の応接間の異様さと、壁にかけられた美少年写真のことが、気になってしま刑事だった。


 冒頭を数行読んで、長野まゆみ先生文体がよく似ていることに驚いた。もしも著者名を伏せられたまま読んでいたら、長野先生が書いたものかと容易く信じそう。文体が似るほど三島由紀夫に影響を受けていたとは。『潮騒』を読んだ時は、似てるとは思わなかったけどなぁ。

 かつては美少年だったことを誰にも信じて貰えないほどに老いた男が、孔雀の羽の輝きに魅せられる。(孔雀の羽の色は色素で染まったものではなく、羽の構造が光を反射したものなので、永久劣化しないのだ。)何者かの起こした事件により、孔雀の美を完成させるには死が不可欠だと気づいた男は、自分こそが事件犯人ではないのかと妄想をし始める。

 ラストシーンは男の美への執念が具現化したみたいでぞくりとした。

『蔵の中』(横溝正史

 雑誌象徴』の編集長・磯貝が出勤すると、先ほどまた蕗谷から電話があったという。蕗谷というのは筆書きの原稿を持ち込んだ美少年だ。日頃からどんな無名作家の書いた作品でも必ず目を通すことにしている磯貝は、さっそく蕗谷の小説『蔵の中』を読み始めた。

 冒頭は蕗谷の自伝風で、亡き姉との思い出を書き綴ったものであった。だが、姉の死後に蔵の中に独り引きこもるようになった主人公とある楽しみを見出だした場面から物語は思わぬ展開に……。


 『偏愛耽美作品集』のどこら辺が「偏愛」なのかといえば、美少年が登場するものばかりをピックアップしているところで。さすが長野先生なだけあって。

 無名作家小説『蔵の中』と現実出来事交錯し、やがて殺人事件真相を描いてゆく、と見せかけて……。という現実虚構入れ子状になっていてしかもその境界曖昧な感じ。長野まゆみ先生の『左近の桜』に受け継がれているよなぁ。

 蕗谷が女装にハマって鏡の前で表情を作るシーンがとくに印象に残った。

美少年』(岡本かの子

 山の手に生まれ育った令嬢のとく子は、眼病の治療のために下町病院へと入院する。その病院の近所には時春という下町っ子でぽっちゃりめの美少年が住んでいて、しばしばとく子を遊びに連れ出すのだった。

 縁日の夕にも時春はとく子を呼び出し、つれ回した。あまりの美しさにどこへ行ってもモテモテで人気者の時春がわざわざとく子を連れ回す理由は見栄のためと、とく子は見抜いていた。とく子の令嬢然とした着物姿を見せびらかすために時春は彼女の手を引くのだと。そこに本心からの労りや思い遣りはない。

 時春はとく子を火事現場の跡地に連れ込んだ。「君にほんとうのことを聴いて貰う」と時春は言うが……。


 顔が美しいのが唯一の美点の少年。美しい顔はそのままで素顔ではなく見栄の一部となってしまい、その口から出てくる言葉の全てが人の気を惹くための嘘っぽくなる。美しい顔というのは実は醜い顔と同じく異形の一つなのだ

 時春の見栄っ張りを女の子の目敏さで見抜いてしまうとく子だが、時春の美貌の下に隠れた本当の孤独の寂しさには触れようとしない。そんな憐れな話。

 ラストシーンで、時春の本心ちゃんととく子が見抜いていたというのが明かされるのが切ない。なんかこれじゃ、時春死んじゃってよかったみたいじゃん……。



はぁ、まだあと23作品もある……。これを私はあと何百年後に読み終わるんだろうか。しか岡本かの子の次は泉鏡花だし。開始数行でうっ、苦手かも……と思い、もう数日放置している。

2022-02-19

[]オートガイフィリア

男性自身女性だと思うことにより性的興奮する性嗜好のパラフィリアの一種

1989年カナダの性科学者レイブランチャード(英語版)によって定義された。語源ギリシャ語のαὐτός(自分), γυνή(女性), φιλία(愛)、すなわち「女性としての自分を愛する」という意味である日本語では「自己女性化愛好症」「自己女性偏愛倒錯症」などで、定訳はまだない。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%8D%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%82%A2

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https://togetter.com/li/1847337

にて使われているのを見たことによる。

雑多な特殊性癖の一つにも割と古くから名前が付いてたんだなと感心した。

2021-12-06

anond:20211206183226

ん?確かに。すごく今ハッとしました。付き合って二年ほどです。

素敵な家族だと思ったというのは、ご両親が立派な職についている、いた(父親医者)こと、自宅に招かれた際にとても綺麗に整理整頓されていた、出されたティーカップが上質なものだったからでした。

私自身、ネグレクト中学卒業までゴミ屋敷で育ったため、「素敵な家」だと思ったのだと思います

ホステスの母、アル中ヤクザもの水商売父親を持っていた自分からしたら彼の家が素敵に見えたと言うバイアスもありますね。


また、ファミコンだと思ったのは彼が家族大事エピソードをよく話をするからです。

母親父親犬どちらに偏ることもなく、思い出話を均等にしていたイメージでした。

また、他親族ともよく交流しているため母親偏愛はしていないと言う消去法からです。

2021-10-10

リベサヨオタク叩く悪癖を止めて欲しい

リベサヨオタク叩きはノンポリだったオタク右傾化させるきっかけになってると思う。

自身ポリティカルコンパス等で政治傾向を測ると政治-自由主義経済-左派リベサヨなのね。

日本の停滞の大きな原因は自民党長期政権にある、所得の再分配は強化すべき、大日本帝国悪事は率直に認めて諸外国には二度と繰り返さないとアピールし続けるべき、夫婦別姓賛成同性婚賛成こんな意見の持ち主ですわ。

(この御呪い唱えないと「ネトウヨ戯言黙殺する」で済ませる人が多いから一応書いとくけど)

本題に戻ると、僕の周りのオタクたち――リアルでの幼馴染からツイッター10年近くの付き合いのフォロワーまで色々――で所謂ネトウヨみたいになっちゃう人がチラホラいるんだけど、入り口が「サヨやフェミオタク作品)叩きが気に入らない」なケースが多いのよ。

彼らって元々は政治への意識が低い人達だったりする。僕が(空気を読みつつ)増税への反対とか格差拡大がもたらす問題とかの話を振っても昔は全然食いついて来なかったような。だから僕は彼らにリベサヨ思想を持ってもらうことは完全に諦めてた。楽しくオタク話だけできる貴重な友達と思っていた。

それが彼らの(僕自身も)好きなオタク向け作品広告コラボキャンペーンへの「女性差別的」「公共に相応しくない」みたいなリベサヨから批判炎上を見て、

なんやコイツら、萌えキャラ性犯罪が増えるって証拠あるんか? 公共って言うけど実写ならアレぐらいのお色気や露出度広告普通に通ってるやろうが、なんで二次元だけ目の仇にするんや?」

みたいなことを呟きだして、あれよあれよという間に、

ポリコレフェミオタク弾圧する敵、自民党議席を減らすと連中がのさばる、トランプは反ポリコレから支持、ポリコレフェミ応援してるから慰安婦像は反対するし大東亜戦争は正しかった、ポリコレフェミ推し政党の立憲・共産は大嫌いだし連中が掲げてる夫婦別姓同性婚も当然反対(自民党でも河野は嫌い)」

みたいなネトウヨ思想フルインストール済みになっちゃった。

彼らが政治社会問題に関する議論にかなり無知免疫が無かったから極めて簡単ネトウヨ化しちゃっただけとも言えるけど、

僕は入り口になったオタク叩き(リベサヨから攻撃)さえなければ、彼らは「目覚める」ことなく今でも新作アニメプラモや好きなゲームシリーズへの偏愛を語るだけの楽しい関係を続けられたのではないかと非常に残念に思っている。

僕みたいなリベサヨかつオタクというのもいっぱいいて、さすがに前時代的では?と思う描写広告が出てくると一言いいたくなるのはわかるよ?

僕も「このアニメって最初ジェンダー規範撹乱するようなキャラ描写してるのに、結局は旧来のジェンダーロールを無邪気に肯定し過ぎでは? 表面だけLGBTに寄り添った感じにしてるのはかえって悪質では?」みたいなフェミニズム批評っぽいのをネットで全世界に向けて公開した黒歴史もあるし。

でも、そういうリベサヨ文脈でのオタク作品への批判って(特に単なる評論を越えて作品広告撤回を求めるような内容になると)、結局は政治への意識の低い(そして多数派でもある)オタクを逆方向に走らせる結果になってる気がする。

リベサヨの敵を増やすだけの有害な悪癖と自覚して止めて欲しい。

2021-09-23

同人日記

https://rookie.shonenjump.com/series/X1vJnKZL0nE

感想こないか同人やめるを読んだ同人長文増田感想

・まず

ジャンプルーキーって商業誌じゃないの?同人やめて商業誌デビューおめでとうといっていいのかこれは

プロ作家さんにこんなため口でごめんねごめんね

判例

▽・かもしれない運転で処理できる部分あるのでは(いわゆる否定的なご意見

○・あるあるあるあるある

(途中でめんどうくさくなってやめた。細かい違和感みたいなのはそりゃ別人だからあるのが普通だよな)

逐条解説

▽1話・5話

めじろさんはほかの人のマシュマロとか他の人のメアドにせっせと送り付けてるのかもしれない。一回「届いてないですけど送りました?」と聞くべきかと。そんで気まずくなるならそれまでなのでは。あと買い続けてくれてる人はそれ自体感想とおもったほうがいい。自分かたりになるけど、初めて本を手渡ししてからずっと新刊かってくれて感想一切なくて5年後くらいに「私は文がかけないので」といいながらすごい格調高い感じの文体での感想をいただいたことがあります丁寧語がすごい。社長になったかとおもったよ。すごいつたわったしありがたかった。当然コピペして読み返す用に永遠にとってあります

○2話 

前半:めっちゃ確認する。後半:表示がおくれるのは虎の問題では。ブースだのぴくスペだと注文だけしててまだコンビニから振り込みをすませてないとかあるやで。

○3話 

自分こないだようやく新刊が1冊でた!そして300円だから買取50円くらいだろうなとおもった。新刊なので在庫まだあります

最初のクソマイナージャンルのやつ15種類くらい(在庫も)あるけど一冊もsにでない。みなさんマナーよくてちゃんと捨ててくれたのか、小説で不人気だから買い取られなかったのか、そういう時期(電子登録してない)にこっそり取引がおわったのか悩む。

▽4話 

前半:17歳だったのでは 後半:それめっちゃ怒る人いるけど普通にうち通販してますよって空リプでもしちゃったほうが親切なのでは。

○6話 

リツイートミューからはじまって全体ミューからのアンフォローブロックの4段階あるある。なんだけど、最近必要な人がフォロワー数少ないとなぜか自動ミュートのようにでにくくなった(ツイッター仕様)通知入れてる

○7話 

絵かきさんはそれがあるからいいなぁ 小説は母数がすくないしタグみわけがきっちりしすぎてて曖昧作品でROM専ふえてもらえないのよな

▽8話 

あ~買いました2冊。いや脳がフットーしてるし通販手数料と送料のせた倍額で買いなおすくらいならその場で確実にダブり買っちゃえと。布教のため知人にあげました

○9話 

前半:それで絵かけるのはまたすごいですわ。実は絵も描くけど小説よりめっちゃ手間かかるし愛情必要だとおもう(あれこれマウンティングか)後半:だいたいそれな

▽10話 

結局時間差でやきもきしてるだけでは。うらやましい。私は本当に一切来ないよ!書くと短編でも50pの長文になるからねー(マウンティング長編向け人材なんだよね、最近ある有料感想請負人ってなんで3万文字とかまでなのかね?15万字の本だしたけど印刷代高すぎて6ptにしたら老眼にきつかった!この拷問を有料でひきうけてくれる人いないのかな、誤字も3か所くらいしかないとおもうんで挑戦してみてほしいな

有料感想についてhttps://note.com/moke8823/n/nf39cb5942710

11

まあつるさんたら。エネルギッシュでよろしいのでは。アンソロって弱小ジャンルだと赤字になることが多いのに新刊三冊って貯金50万くらいうごかした? お稼ぎなのね・・・。12話も。セミプロの人だと原稿料1枚3万とか普通だとおもうので悩むけど身柄を抑える時給に足りないとわかっていてせめてお礼に差はつけるだろうなとおもう(それが怖くて主催もできない)(ていうか小説かきだと本当に人をおさそいしにくい)

▽13 話

私もすずめさんくらいの感じですけどそういうウザイ信者あつめみたいのはもうどうでもいいです

女子高生トイレ連れションにいくのと似てるなって

慰めてくれた人も「私が最低でも1冊かってますよ!売れてるうちの一冊は私ですよ!」って義務感でいってるとこある

売れなくてつらいじゃなくてワクチンイベントでないほうがつらい気が。

○15 話

サンプル以外から感想くるとしたらネタバレ感想くらいじゃないかなと。でも一度感想いただいたことあると心に余裕できません?印刷からでてきたのが子供入学式いかせたきもちで、感想いただくと子供成人式にだせた~っていう気持ち

 

眠い。続きは今度かけたら書く

https://twitter.com/on_a_wet_night/status/1440276080632369159

うまくまとめてくれた人がいた

あとはもうマウンティングというか自戒もかねてるんで読まなくていいんだけどさ

▽16 話

 そもそもヲチスレ見に行くのはカルマたまっちうからやめなよ・・ここもそうだけど。匿名掲示板って悪口で盛り上がるところだからハマってもなんにもいいことないよ。それより漫画なら有料感想依頼つかえるじゃん。15万字の小説はだれも受け付けてないけど。へんな承認欲求にはまらなくてよかった。

17

かもめさんかどうかはおいといて通販で予約してイベントで買うダブり買いはよくやらかすので鉄の自制心ととらの購入履歴必要

○18 話

 あっはい というかいまにも辞めそうな無理して新刊出してる感ってなんとなくつたわるよね・・感想だしても辞めたらそれはそれで感想書いた人もつらいやん

19 話

 あっ思い出の小話集かな。エロ絵を作業的にかけるようになったの、クオリティどうかわからんけどとりあえず我に返らないパワーはゲットしててすげー。

20

 これもあるわなあー 今おもえば一番人気の子は透明下敷きに原作トレスだったけどな

▽21 話

 まあそうだけど「オンデマばっか」ってなんやねん。なんやねん。特色ピンクで箔押し印刷すりゃうまいんなら金持ちみんなうまいわやっぱヲチスレ害悪

▽22 話

 これは自分が鍵なのでなければツイッターシステムミュートなのでは。ツイッターを全信頼しすぎるのもよくないやで。リプ返しても透明で読めない、数字あと一人、透明さんどこ?みたいなのあるやで。(登録して数か月以内だったり、フォロワー数もフォロイー数も2桁前半だったりするとフォローしててさえ出ないことがある)(ので本当に必死に探してる人なら積極的にリプつけたりする)

 あと相手の意外なミューワードに引っかかってる場合もあるかも(ガチエロとかショタかにょたとか)。ツイッターを全信頼しすぎるのもよくない(大事なことだから2回)。まあ4コマ漫画でこういうこまかいとこ表現はしきれないとおもうけど、最近よくある結果的デマツイート構造もこういうとこあるしな。

23 話 

 ハマりかけたときと出てるときはほんとどっちでもいいのよな そんでガチ3年おなじcpにはまってる大手さん(逆は地雷)に初手ブロックされたりする

24

 コロナおわったらカラオケいって話をききながら横でらくがきとかしてたいけど私がいると盛り上がらん(リアルがもう年齢をごまかせないツラなので)

▽25 話

 いやだからどこみたら「叩かれて」たの・・自分FFリアタイ勢だけど本編だけ見てれば余計なとこにハマってなかったのでは。オチスレがすべての歪んだ承認欲求の源泉みたいな・・。恨みが恨みを読んでるみたいな。リバイバルだとなんか古参がいやなこというのはあるかもだけどティファとか癒しやん

○26 話

 まあそう思うのはあるわな・・料理はおいしくできましためしあがれっていって出そうな、そんで集合論(その○○に私は入っていない)とかはほんとに気にするな、あなたのやったことを全肯定してくれる信者家族くらいしかいないでいい、いたらいたでウザいだけだ

○27 話

 完売しましたは一度は言ってみたい あとは通販分だけですってね ジャンル規模的に売れないってわかってて1桁だけつくったコピにょた本でもあまるぜすげーだろ でも25日ってどのコミケ特定できそう

28

 ストゼロ飲める成人ならそんなんうらやむなよ・・彼氏居そうとおもわれちゃったか!とうけとめておけ

○29 話

 謙虚・・かな

○30 話

 よくわからんけど謙虚・・かな なんか原作まげてまでの捨て身恋愛系がジャンルにおおすぎたらこういうのもあっていい気がする 同じ話ばっかりみんなで書いてもしかたないし。というかアニメ漫画にでるようなキャラはたいてい我が強いので原作派となのればいいのでは

31

 すごく役に立つ話、でもカッターならイケることが多いよ(刃がもろい)60円くらいの一本筆箱に忍ばせてる

○32 話

 あるあるですわ。家庭と趣味、両方しなきゃいけないのがつらいとこってやつ

33

 わかる、でもたぶん慣れてて総体的クオリティは上昇してるとおもうよ、中盤つかれはじめるまえに3つくらい案がだせるといいですね

○34 話

 懐かしき泥沼、か 自分最近年取って不眠気味になって夢さえ見られなくなってきたなぁ 脳みそ若いのと情熱もすごいな

○35 話

 ぐ○○るの二次創作がめちゃすくない理由がこれ ゲーム本編の負担おもすぎ あとオタク国がひろがりすぎて町が孤立しだした感

○36 話

 幽白なんだ、知らなかった(c翼ならわかる)

○37 話

 定番ですなー

○38 話

 俺増田「えっまだ在庫全部あるのに。お隣ってわかってたら新品献本しましたよ」

○39 話

 絵柄とかわからん 絵柄が固定するほど修行なさってる人は雲上人なのでがんばれとおもう あと主流の絵柄じゃないけどめっちゃセンスいいなとおもうと外国人だったりする

○40 話

 最初に二値ペン探す

○41 話

 名前は私もよくまちがえるのでゆるしてあげてください。あと最近🐥♋みたいな読めない人ふえてきてもう呼ばないでってことだろうなとおもってる

○42 話

 テレビが一人2台必要かもな、その施設

○43 話

 共感性羞恥(でもデパートに出てるだけで勝ち組なのはイベントに出てるだけで勝ち組なのとおなじことだぜ)

○44 話

 1コマ時間経緯セリフとともに5体位かいてる人みて天才とおもった そもそもわかるように体位かけるのえらい

○45 話

 あるある、つらいよねー。まあうまい人は一定数売れる新ジャンルにすぐ移動しちゃうんで5年やったら古参だわ

○46 話

 おもうにすずめさんとは地元にきたら会ってやるくらいの気持ちでいいとおもう

47 話

 まあかもさんハチドリさんのペンネームしらなかったのかもしれんし。正直オフ会であっても絵柄みないとだれがだれだかわからん。というかやっぱかもさんオフ会までいくなら配置された島のカタログくらいみろし・・オフ会こわっ。 あとこの漫画個人容姿で描き分けできててえらいな はちどりさんは大人だとおもうけど「今日も出してました!なんなら一冊さしあげます!」っていう面の皮がある自分がすきだ

 あとすずめさんみたいな人いるとやっぱジャンルが盛り上がるんだろうなぁ、コロナで見えないけど今のうちのジャンルにもいるのかな

 私は本当にそっとしておいてほしい天然物タイプなのだなぁ ここまでして養殖されたくない

48 話

 病んでるなー

49 話

 イイネくらいなげてけ/無配ペーパーくらいもらってけ インガオホー

50 話

 若い情熱ある書き手って好き嫌いがあってそれが偏愛の良作につながるのでそういう好き嫌いを持てる人がちょっとうらやましいやつな

51 話

 特定しました(九州)/応用力ある人は売れるべくして売れてるんじゃないですかね・・ 正直手つなぎだのキスまりだの両片思い成就しない)ならどっち表記だってよくねえか、このこだわりについてはさっぱりわからん製造してる工場の立地までこだわらんタイプ

52 話

 あっそれはおもった いかにも女性らしい服を着るのに抵抗がない方だーっておもう(私もきりゃいいんだが)

53 話

 体力は年々おちてるからね^ー^

54 話

 これは悩む。下向いてずっと読んでたら声かけにくいのかなとか。有能な売り子さんほしい・・

55 話

 ここんとこずっと最低部数1とか5とかの印刷所さんしかお世話になってない(ジャンルで戻りして最初のうちは50がせいぜいだったので印刷代がとてもいたかった。オンデマ万歳。50のはいまだに在庫あるぜ)/ヒント:遊び紙トムソンならいけるとおもったらそうでもない。あと商業だと帯がグチャる。それにしても手だけヒトにしてるのやっぱ向きがめちゃわかりやすいわ

56 話

 あっ40代においでませー。こんど白髪染めトークしようね

57 話

 それは思うけど、目のいい人の解釈入れてから見るとまた違うし、自分そこまでアドレナリンと動体視力が豊かじゃないタイプからなぁ・・

 映画館で一回流れただけのドア裏の写真に誰が映ってるのかしっかり見て取る人が複数いたなぁ。ほんと動体視力貸してくれ

 後日DVD買って確認してもワンフレームでしたわ

 こういうとこオタク研究熱心だし、ジャンルの裾のが広いほうが研究がすすんでいいとおもう

58 話

 DMしようか迷うやつな・・・まあ立つ鳥跡を濁さず、引き留めず、でもまだフォローしてていい?友達だよね?みたいな感じでいいんじゃないかな

 でも新ジャンルの話うるさくてミュートしてたら突然ブロックされるんだけど

59 話

 あったなー。拍手よりは字数必須なのでマシかと。でも懐かしいな、お礼2段がまえとかありましたな

60 話

 いいんや。読者も定食屋定食たべてるのが好きなんだから突拍子もないやつやらなくていいんや。

61 話

 え~私はにおわされるの好きだしにおわされたのを忘れるとあとで付き合いにこまるかとおもってちゃんアカウントごとにクラウドに溜めてあるよ。オフ会いかいから使うことないけど。生もの場合も本気じゃなければぬるく見守れる。もしナマで本尊にやられたら即去りかなぁ。アニメは生きてないからいいな・・

62 話

 ボックスで買うと高いし地雷だったとき悲しいもんな。本命アニメ円盤買ったもの同士でオンライン実況にははまって何回かやった。いまネッフリとかあっていいな。再放送を待つ必要がない。あとジャンルが好きそうって自分でわかるのはいいことだ、わたし面の皮あついけども同町圧力でなに一人であんエロいのやってんのみたいにいわれそうなジャンルはさすがにいきたくないからなー

63 話

 オンデマSAIのpsd入稿だとグレーがモアレるどうしてもはずれないって印刷所にいわれたときの私ときたらたぶんこんな感じだった

64 話

 なにがあったのだ TOEICは一時期はまってたんだけど最近難しくなったってほんとだろうか

65 話

 家計趣味は基本おなじ財布にしてる、というのも現金決済がすくなくなって家計は大部分カード(=家計簿自動記載)だからです

 財布とは現金を入れるもんだから(でもイベいくとき地域プレミア商品券抜いて軽くしたり工夫してるけど、あ!ここもスタバあったんだ!とかで失敗もよくする)

 スペース閉めて売り上げの入った百均の釣銭入れを握って買いに行くこともある 小銭カウントできて中小サークルさんにおつりがない場合こちらでジャスト払えて便利だが重いし使った総額がわかりにくくてあぶないっちゃあぶない みっちりつまってると鈍器としてコナンにでてきそうだなっておもう

66 話

 むしろそういうの好きなんで!ってメッセージで送りたくなるやつ

67 話

 すみわ大事だよね

68 話

 ない振りしておけばあわよくば1冊増えるかもしれんしな/わかる 他人差し出口で○さんが出してますかいえないので本人がリプってくれるまでほんとうにはらはらする、伝わると見守っててよかったーっておもう

69 話

 コロナなのでだいたいみんな同じ状況になってある意味平等

70 話

 そういうおっとりした(悪く言うと無神経)な人からでも名作はできるのであまり何を言っても真に受けずに泳がせておくほうが得策 というか俺をおよがせてくれ 

71 話

 そんなこといってる暇にデッサンかグリザイユか背景資料探しでもやったほうがいいのでは、しらんけど

他の同人記事anond.hatelabo.jp/20201114015436  (自動リンクはあえて切ってありますurlコピペで読んでね)

     anond.hatelabo.jp/20210207205002

2021-07-19

はてブが急激につまらなくなった

小山田圭吾ラッシュうんざりしてる中、

建設コメント順位付けモデルAPI」ってなんなんですか

 

僕たちが、そう僕たちが見たいのはですね

もっと感情むき出しのブコメ

いつも通り滑り続けてるブコメ

揚げ足をとりたいだけのブコメ

どうしても抑えきれなくて90文字を超えたブコメ

タイトルしか読んでないブコメ

党派性1000%のブコメ

専門知識でぶん殴るブコメ

全てを親の太さのせいにするブコメ

はあちゅう石川への偏愛にまみれたブコメ

英語学習Pythonへの後で見るブコメ

デリヘル増田読者に気を遣うブコメ

 

そういった生きてく上では何のプラスにもならないブコメが集まり

絶対に浸かってはいけない、そういう場所はてなブックマークなんですよ

 

それをなんですか、建設コメントって

そんなもの社会的に影響のない個人ブログNewsPicksでやってればいいんですよ

そもそもですね、建設するには上物の設計じゃなくまず土地調査からですよ

はてブみたいなネットゴミ溜めに建築物が建てられると思ってるんですか?

その考えに思わず茶碗を回しながらはてなとニャーン

2021-06-27

本場の讃岐うどんと都会の讃岐うどん

ここ6~7年ぐらい香川に頻繁(年に15回ぐらいかな?)に出張に行っている。高松善通寺やそんなあたり。

出張先の地元おっちゃんがうどんマニアなのか毎回いろんなうどん屋に連れて行ってくれる。

うどんのことを語らせるとこっちが引くぐらい語ってくれて「ああこういうのが郷土愛なんだな~」と疎ましくも微笑ましく思いながらうどんを啜っている。


しかしだ。

彼らが愛してやまない、偏愛しているといってもいい本場の讃岐うどんなんだが、正直丸亀製麺に劣る味ばかりなんだ。

通い始めて数年の若輩者が言うのも何なんだが確実に味の平均値が落ちてきている。(たまにうまい店もあるがそれでも丸亀製麺とどっこいぐらいか

で、地元を愛するおっちゃんには絶対に言えないんだけど、大阪東京で食べる讃岐で修業したという大将がやっている讃岐うどん店の方が確実に本場よりうまいんだ。

微妙な差とかじゃない、もう圧倒的に都会の讃岐うどんの方がうまい


なんでだろうと昔は思ってたけどもう自分の中で結論は出ててね。

本気で勝負するぞ、稼ぐぞと思って都会に出てきてる人と、日常牧歌的な安くておいしい郷土食ではフィールドが違い過ぎて比べちゃいかものなんだなと。

あらゆるジャンルうまいものがひしめく都会で自分うどんを選んでもらおうと思ったらそりゃ洗練されていくし、

うどん偏愛マニアだらけでほっといても勝手に食べに来てくれる郷土食じゃそりゃ違うものになっていくわ。


もちろん郷土食の良さを否定するつもりは毛頭なくて、かけ1杯190円なんてそれだけでただただすごい。

だけど味は絶対に都会の讃岐うどんの方がうまいし、丸亀製麺にも及ばない店が大半なのはどうしようもない事実なんだ。

ごめんな、おっちゃん。


蛇足だけどもっというと今一番大衆けするだろううどんウエスト資さんうどんのような福岡のやわめん系。

初めての人間を連れて行っても讃岐うどんは安さに驚くけど味では驚かない。

でも福岡うどんだとこんなうどんがあるんだと知らない美味しさに驚いてる。

讃岐系に飽き気味なので福岡系の全国チェーンが欲しいところ。

2021-05-05

「それは一種輻輳ではないかな」

ブクマカ全然知らんし読み方もわからんレベル単語をサラッと使っててかなりカッコよかった

おれもこういうことがやりたいんだよな

教養あります!やれます!難しい単語使いますよ!小生は難解な語彙を偏愛してござる!みてえなノリではなく、普通の文にひと単語だけ混ぜたい

えっ、これってもしかして普通は知ってる単語?っていう不安感を与えたい

韜晦とか、吶喊とか、そういうのをサラッと使いたい 使いたいですね

2021-04-23

最近ややこしいのはオタクぶってる一般人と一般人ぶってるオタクがおるということ

そもそもオタク定義なんて、無い。二人称がそれであったぐらいの由来だ。

けど、平成を生きてきた人間ならわかると思う。

人が理解できないもの情熱を傾けつつ、それを疑問に思ってないほど偏愛してるのがオタクだ。

そのうち、狭義のオタクは、その趣味が仮にそこまで深く好きではなくてもキモいものであることだ。(誰でも読む漫画は除外。わざわざ録画して見ないと見れない≒一般人には縁のない 深夜アニメ同人的なものゲームも家庭用で遊べる一般向け以外のゲーム好きな人


が、オタクという存在市民権獲得しつつ、一般人でもオタクコンテンツに振れやすくなった。(ネット配信サイトなどのあれで)


で、今分断が起きてる。

い)平成前期~中期をオタクをして過ごした人間と、オタクとして過ごさなかったがオタク存在をしってる人間オタク観ってのと、

ろ)平成後期のオタクしかない人間

(い)は、オタクは圧倒的にキモいが圧倒的に凄いというのを肌で経験してる。ので軽々しくオタクとは名乗れない(一部それを知りつつ、昨今のオタクライトムーブメントに乗っかってオタク自称してるおっさん多いが、そいつらは、一番最悪。)

(ろ)は時代が変わっていくんだなーっていう。誰も悪くないただ時の流れがそうさせたものだ。



旧来の狭義のオタクにこだわっていると、今世の中で使われているオタクという言葉温度もやもやするが、若者若者同士でオタクという単語を使っていてそれが自分感覚と違うというのでは、時代に取り残されているという判断しかならないだろうよ

anond:20210420190234

2021-03-08

必読書コピペマジレスしてみる・やっぱりオススメの21冊編 (2)

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デュマ・フィス「椿姫

個人的にはオペラよりも好きかもしれない。特に、愛した女性の墓を掘り起こして遺体に直面するシーンがあるところとか。不毛愛情というか、すれ違いや失恋ばかり読んでいたことがあり、これを読んだのもそんな時期だ(「エフゲニー・オネーギン」とか「マノン・レスコー」とか)。というか、そもそもオペラって「乾杯の歌」とかすごい好きなんだけど、台詞聞き取りにくいし、台詞を同時に歌う箇所もあるし、なんか難しい。

ちなみに主人公独白に曰く、「ああ! 男というものは、その偏狭感情の一つでも傷つけられると、実にちっぽけな、実に卑しい者になってしまものです」。……バレましたか

野尻抱介太陽簒奪者」

自分日本SFを読むきっかけになった人で、ハヤカワのJA文庫小川一水とか林譲治とかが特に好きだった。

この作品は、太陽の表面に異星から物体によってメガストラクチャーが作られ、日光を奪われた人類が滅亡の危機に瀕するのだが、若干のネタバレを言うと、最初からエイリアンには悪意が全く存在していなかった。僕はそんなところが好きだ。基本的自分の好きなシチュエーションは、他者との接触により悪意はないにもかかわらず傷つく、というのがあるのだ。

ちなみに日本SF作家をより広く読むようになったのは大森望日下三蔵の年刊日本SF傑作選のおかげ。感謝感謝

オルハン・パムク無垢博物館

三十歳で婚約者がいるのに、親戚の十八歳の女の子に手を出しちゃったダメな人が主人公結婚約束をした女性から婚約を破棄されてしまい、彼は思い出の品を集めた博物館を作りだす。イヤリングはともかく、自分が家をのぞき見た瞬間を画家に描かせた作品や、下着までも集めているあたり、ただの変態である。帯には「愛に生きた」とあるけれど、愛情というか執着や妄念であったような気がする。けれども、不毛な愛のほうが読んでいて面白い

ところでトルコという国は、女性スカーフを被るかどうかだけで政治的立場の表明になってしまう国であり(ハイヒールを履くかどうかも政治的立場の表明ではあるが、トルコはその傾向が顕著だ)、その点からも読んでいて面白い作家であった。

マヌエル・プイグ蜘蛛女のキス

映画オタクゲイ政治犯の獄中での対話劇。ゲイはどうやら看守から政治犯の様子を探るように頼まれているようなのだが、いつしか二人には友情が芽生えていく。緊張感のある対話であると同時に、ゲイお気に入り映画を語るとき調子推しについて語る幸せオタクのものである安易に神という表現は使いたくないが、語りが神懸っている。ゲイの口調が女言葉なので、少し古い訳なのかもしれないが。

リチャード・ブローティガン西瓜糖の日々」

大学時代年齢不詳の友人がいて、今も何をして食べているのかよくわからないんだけれども、今でも時々強烈な下ネタメールが来る。そんな彼が薦めてくれた小説村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」の「世界の終わり」パートに影響を受けた作品を部誌に掲載したらものすごい勢いで薦めてくれた。

彼は物にこだわりがないというか、読み終えた本をよく譲ってくれた。同じブローティガン絶版になった本やシュティフターの「晩夏」などもおかげで読めた。「晩夏」はくどいのでいただいてから十年後に読んだのだが、現代小説では確実に切り捨てられる長さの風景描写を含む小説を、定期的に読みたくなる。

町田康パンク侍、斬られて候

就職のために架空宗教団体によるテロでっちあげる侍の話。時代劇の形を借りているんだけど、時代考証は完全に無視している。そして、自意識過剰人間クレーマーおバカしか出てこない語りの芸だ。だが、大体町田康作品は大体そんな感じだし、人間って元来そんなもんなのかもしれない。オチ基本的に完全に投げっぱなしだが、爆発落ちや死亡オチギャグ結構好きだったりする自分がいる。文学っていうのは自由でいいんだよ。

トーベ・ヤンソン「たのしムーミン一家

ムーミンシリーズ以外のヤンソン文学作品を選ぶべきかどうか迷ったのだがこっちにした。友人からなぜかヘムレンさんに似ていると言われていた時期があったことだし。

児童文学短篇って長篇とは違った難しさがある。短い文章と簡潔な表現という制約の中で、キャラクターを端的に表現しないといけないから。そのお手本みたいな作品がここにあり、内向的人間にやさしい世界がここにある。ちなみにとある哲学者の持っている本の名前が「すべてがむだであることについて」であり、すごく笑える。

全く関係ないが僕は萩尾望都の「11人いる!」のヴィドメニールヌームにも似ていると言われたことがある。緑の鱗に覆われた両性具有僧侶で、とても善い人で行動力もあるのだが、説明するときにやや言葉が足りない。

マリオバルガス=リョサ「悪い娘の悪戯

嘘つきで利己的で、のし上がることにしか興味がない空っぽ存在に恋をしてしまった善良な青年。「悪い娘」の人生航路は語り手の人生におおよそ十年ごとに交叉するが、一貫して彼女本位な関係に終始する。

これはどうしようもない女の子に恋してしまって、四十年間ものあいだそれを引きずった男の物語だ。地位財産もなにもかもなげうって、何度裏切られてもひたすらに与え続けた。そんじょそこら悪女ものとは格が違う。シェル・シルヴァスタインの「おおきな木」のように。

バルガス=リョサには基本的にどれも面白い

D・H・ロレンスチャタレイ夫人の恋人」。

猥褻だということで昭和時代裁判になったというので読んでみたが、どこが猥褻なのかちっともわからない。しかも、作者の思想がうるさいので文学的な美を損なっている。

表現露骨というよりも、おちんちんに花飾りを結ぶみたいなのどかヒッピー文化的な感じで、エロティシズムについては性描写の無い仏文学のほうがずっとぐっと来るものがる。しかし、時代を先取りしていていたという意味では素直にすごいと思うし、この程度で猥褻だと騒いでいた時代はさぞ不自由で息苦しかったのだろうなあとも思う。

ピーターワッツブラインドサイト

最強のファーストコンタクトものひとつで、ネタバレするとオチは「意識クオリアとはときとして生存に不利かつ無駄であり、この宇宙では淘汰される可能性がある」という絶望的な結論人間の心も愛も宇宙の中では無だ! みたいなSFが大好き。

基本的構造は「宇宙ランデブー」の変奏で、未知のエイリアン遺物の中を探検するのだが、強烈な磁場の中で意識が攪乱され様々な精神疾患一時的に患うという違いがある(実際に脳に強烈な磁場を近づけると活動する部位が変化する)。言及されるコタール症候群半側空間無視といった症状もすべて実在するが、脳科学知識がないと全部作者のほら話なんじゃないかって読者が誤解するんじゃないか若干心配

それと、ハードSFとしてはすごい好きなんだけど、どういうわけか吸血鬼が味方に出てきて(人類を捕食していた類人猿遺伝子を組み込んだ改造人間という設定)、味方のはずなのにこちらに危害を加えようとする不可解な設定があり、これは作者の吸血鬼ゾンビに対する偏愛のせいだろうが、プロットの上であまり関係がないし必然性もなく、そこが無駄に思われた。そもそもなんでそんな遺伝子組み込んだ危険なやつを作るんだ?

以上。

2021-03-01

必読書コピペマジレスしてみる・自分オススメ41冊編(3)

戻る→anond:20210301080139

E・M・フォースター「ハワーズ・エンド

「人をたくさん知れば知るほど、代わりを見つけるのがやさしくなって、それがロンドンのような所に住んでいることの不幸なんじゃないかと思う。わたししまいには、どこかの場所わたしにとって一番大事になって死ぬんじゃないかという気がする」

つの家族の間を行き来しながら、人間記憶や、場所への執着を捉えた文章。それはまるで、漱石のいいところだけ抜き出したような文章だった。

ところで、同じ著者の「インドへの道」もいい。これは大英帝国支配下インドで、未婚女性が現地の男性暴行されたという疑惑を巡る話だ。女性を守ろうとする騎士道精神排外主義が結びつき、支配者と被支配者の亀裂が広がる様を描く、不幸にして極めて現代的な作品である冤罪をかけられたインド人が、「誰があんな不美人な年増を」と心の中で毒づくの、とても嫌なリアリティがある。たぶん、帯を工夫したら売れるし、どっちの「弱者」がより保護されるべきか的な話題で定期的に盛り上がる増田住民にも刺さるんじゃないかな。

ニコルソン・ベイカー中二階

切れた靴紐を昼休みに買うだけの、注釈だらけの何だかよく分からない小説。細やかな観察眼と都市生活者が思わず共感してしまう日々の経験で、要するにあるあるネタで延々と読ませる。すごい。こういうのが現代文学なのね、みたいに一席ぶつのにも使えるかもしれない。

真面目な話をすると、文学はいろいろな機能があって、それは作者の意図とはかけ離れているかもしれないのだけれども、その結果的機能の一つとして、その時代言語化されていないもの文字化するというのがある。だから文学賞を受賞した作品からと言って、実は今の自分が読んでも面白いかどうかは全くの別問題なのだ文章が巧みで、いかにも知的主人公知的な悩みを描いた文学けが主流な時代は終わっているのかもしれない。そういうのが好きな人古典で充分であるし、逆に言えばいろんな立場の人のきれいごとではないこじれた気持ちが知りたければ現代文学面白い

ヘルマン・ヘッセ車輪の下

理由は書かないが、自分は周囲の期待を一身に背負っていたエリート挫折する話が好きだ。前途有望な若者が、将来を棒に振ったり挫折したりする筋書きに対するこの偏愛ゆえに、自分は「ゲド戦記第一部の前半部分や「スターウォーズ」のエピソード3に対する執着がある。

生きていくとは何らかの失望を味わうことであり、時間をかけてそれらを味わいつつ咀嚼していく過程であるのだけれど、こうした自分のどうにもならない感情言語化した先行作品があることで、自分孤独ではないとわずかな慰めが得られる。

ホルヘ・ルイス・ボルヘス伝奇集」

「鏡の中の鏡」「魔術」「薔薇の名前」などの元ネタとなる作品を書いた人。「バベル図書館」は聞いたことがある人もいるかもしれない。

非常に濃密な短編を書く人で、このネタで長篇普通に書けちゃうだろ、みたいなネタをそのまま短篇調理する。どの作品も非常に濃密で、読み解くのにエネルギーがいる。文体は簡潔で、物語必要最小限の描写できびきびと進む。ただ、具体的に何が起きているのか、そしてなぜそうなったのか、その設定の意味は何か、を追うには読者に教養要求される。読破すると、それ以上のものが得られる。読み終わったらカルヴィーノだとかスタニスワフ・レムの「虚数」だとかミロラド・パヴィチ「ハザール事典」だとかそういう沼にようこそ。

ジョン・ミルトン失楽園

キリスト教文学の癖にルシファーがめちゃくちゃかっこいい。地獄に落ちても神への反逆を続けよとアジる場面は音読したくなる。そのくせ、彼の弱く情けない姿もまた魅力的だ。アダムエヴァ楽園で楽しげにしているところを見て、自分には愛する伴侶もなく、人類に与えられている神から恩寵も既に失われたことを嘆く場面もまた、声に出して読みたい。そして、彼は人類への憎悪嫉妬のゆえに、アダムエヴァ堕落させる。この叙事詩の主役はルシファーだ!

紫式部源氏物語

好きなヒロイン六条御息所自分の意に反して生霊飛ばし他人を苦しめてしまうことに悩むのがかわいそうでならない。今でいうなら、好きという感情コントロールできなくて、それでも好きな人が振り向いてくれなくて苦しんでいるタイプで、感情エネルギーが強い自分としては大いに共感する。

他に好きなキャラクターというか、嫌なリアリティがあっていいと思うのは薫で、その優柔不断さがいい。「この子とつきあいたいけど、でもこの子そっくりな別の子はい雰囲気だしなあ」みたいな優柔不断というか欲深さは、男性心理をよく観察していないと書けない。そういう意味で、自分の中では紫式部評価がすごく高い。

アルベルト・モラヴィア軽蔑

情けない夫が不機嫌な妻に、お前それだけはやっちゃダメだろ的な行為を延々続け、妻から完全に軽蔑され、とうとう上司に妻を寝取られしまうだけの話で、一人称視点から延々と繰り返される言い訳はひたすらに情けない。ねえ、僕のこと愛してる? 嫌いになっちゃった? と尋ねまくって、わかっているくせにとぼけないで! 今忙しいから後にして! うるさいからほっといて! もう愛してないったら! あなた軽蔑するわ! と怒らせるのは、完璧反面教師であり、ギャグすれすれだ。

しかし、作者は妻のことを相当恨んでたんだなあ。

サマセット・モーム人間の絆」

身体劣等感を持つ主人公が、付き合うだけで不幸をもたらす浮気性の彼女を振り切って、幸せにしてくれる女性を見つける話。多くの人が何かしらのコンプレックスを持っているし、何であん自分に敬意を払ってくれない人を好きになったんだろうって記憶を持っていることだろう。王道過ぎるといえばそうかもしれないが、結婚してハッピーになる王道何が悪い

マルグリット・ユルスナールハドリアヌス帝の回想」

ローマ皇帝自分の治世を振り返る体裁でありながら、欺瞞自己満足をさほど感じないのは文体のせいなのか。時代性別文化言語も超えて、別の個人に憑依しながらも、己を見失うことなく語る著者の声は、他人視点に立って(歴史小説を書くとはどういうことなのかを、これからも厳しく問い続けることだろう。

中年や老人にならないと書けない小説がある。そして何年もかけて書かれる小説があり、構想から数十年が過ぎて着手される作品もある。そうした重みを持つ文学作品がどれほどあることか。

技巧も素晴らしく、文体も素晴らしい。こうした作品に出合えるのは、年に一度か二度だ。

吉田兼好徒然草

説教臭い頑固おやじブログ基本的には仏教説話が多いが、それらに交じって挿入される、「〇〇という迷信には典拠がない」だの「〇〇という習慣は最近のもので、本来のありようや精神とはかけ離れている」だの「〇〇という言葉語源を考えれば正しくは〇〇と言うべきだ」だのが、まさにその辺のおじさんがいかにも言いそうなことで面白い

ただ、それだけじゃなくて、第三十九段の「或人、法然上人に、……」のエピソードは、「とりあえずできるところから頑張ればいいじゃん?」的な内容で励まされるし、十八段の「人は己れをつづまやかにし、……」は身軽に生きていくことの幸せさを教えてくれる。

ジュンパ・ラヒリ「その名にちなんで」

最高だった。ラヒリ大好き。体調崩すレベルで刺さった。アイデンティティの混乱という古典テーマもさることながら、ラストシーン過去と不在の人物記憶が、そして小説の全体が何気ないものによって濃密によみがえってくる様子がすばらしい。そのイメージプルースト以上に強度があるかもわからない。

これは、インテリインド系(ベンガル人移民第一第二世代の話なんだけれど、読んでいるうちに海外赴任者の寄る辺なさを思い、つまりイギリス暮らしていた自分の両親の境遇勝手連想させられ、ついつい感傷的になってしまった。随分と勝手な読み方だが、小説の読み方はいつも私的ものから構わないだろう。

外国では気候も習慣も何もかもが違う。両親の教えることと学校でやることが矛盾していて、両親が里帰りしても子供たちは故郷のノリについていけない、ってのが、すごくパーソナルなツボをついてくる。こういう経験がなくても、地方と都会として読み替えると、増田でいつも議論されている話にも近づくんじゃないかな。

H・P・ラブクラフト時間からの影」

正直なんでこの時代ラブクラフトを読むのか、というのはある。人種差別主義者だし、排外主義者だし、クトゥルフ物はパターンが決まっているコントみたいだし(人類理解できない名状しがたいものに触れて発狂するのが基本的オチ)。でも、彼の持っていた宇宙の巨大さと人類の取るに足らなさという感覚は、まさにセンス・オブ・ワンダーだ。そして、「人間感情の中で最も古くて強いのが恐怖であり、その中で最も強いのが未知のものへの恐怖である」という言葉の通り、究極的には理解できない「他者」という存在の恐怖にまっすぐに向き合おうとしたことを何よりも評価したい。

この作品が好きな理由もまた、不気味なクリーチャーが非常に知的であり、かつ知識欲が旺盛だということによっている。

U・K・ル・グインゲド戦記

一巻から三巻までは、ゲドという人物自我確立に始まり他者を助けることや世界を救う英雄行為が扱われる。しかし、実はゲド戦記は第四部からが本番なのだ。あらゆる魔法の力を失い無力な存在となった彼が、魔法のある世界いかに生きていくか。これは、老いに直面する男性物語だ。

そして第五巻! ゲドの生涯で一番の功績が、実は重大な誤り、人類傲慢に過ぎなかったのではないか、という仕事に生きてきた男性には非常に厳しい可能性が示される。

しかし、ル・グインはゲドにとてもいい歳の取らせ方をしている。果てしなく努力をすれば、男性女性を、女性男性理解できるのだと作者はどこかで述べていたが、その希望を見せてくれるし、そこに女性作家を読む喜びの一つがある。

男性気持ちがよくわからない女性にもオススメしたい。

ジュール・ルナールにんじん

いわゆる毒親について書かれた小説なんだけど、ねちねちしていなくていい。文体は軽く、描写も簡潔。だからこそ、彼の育った環境の異常さが際立ってくる。なんでこんな親子関係なっちゃったかについて掘り下げられることもほとんどない。

そして、暗鬱なだけの作品にならないのは、にんじん少年の異常なたくましさだ。ひどい目に合っても受け流し、冷淡な母から何とか愛されようともがいている。読んだときの年齢によって、感想は大きく変わるだろう。

以上。五十音順計算を間違って40冊の予定が1冊増えた。書いていて非常に楽しかった。

2021-02-18

必読書コピペマジレスしてみる・追補編

79. 中井英夫虚無への供物

忘れていたので追記ミステリをろくに読まずにアンチミステリを読んで気取るのもどうかと思ったが、メタフィクション的なものにひかれる性分なもので手に取ってしまった。

これはミステリを楽しむ読者に対する批評いやがらせ)であり、こじらせ文学青年崩れの自分は、こうした読者に喧嘩を売る態度を好んでいる。だから、旧劇場版エヴァンゲリオン新劇場版のQも同じ理由偏愛している。かなり楽しんだ。

余談だが、「トップをねらえ2!」もまた、自分のやっていることに対してかなり自覚的批評的だと感じている。まっすぐな努力根性物語にも見えるくせに、根性論に否定的な者が終盤になって気合で新たな力に目覚め、努力根性ばかり口にしていたキャラクターが実は才能の塊であった、という皮肉が好きだ。

で、実際に高校生までに100冊も読む必要ってある?

小説というのは何歳になって読んでもいいものであって、ペースも人それぞれだから、何歳までの必読書という声は基本的無視していいと自分は考えている。自分学生の頃に古典ばかり読んでいたのは単純に背伸びがしたかっただけで、振り返ってみればそれ以上の意味はない。また、「ラノベエロシーンが出てきてもどうせパンチラかせいぜい裸を見るくらい。だったら本番行為やそれ以上の何でもありの純文学を読みたい」と考えたからでもある。もしかしたら、自分男子校出身者だったから、女子のいる高校生活を読むことがうらやましくて耐えられなかったからかもしれないが。

さて、好きに読めばいいと書いたものの、若いうちに読んでおいたほうがいいと考える理由もそれなりにある。一つは体力的な問題だ。年齢を重ねると物理的に目が酷使できなくなってくるし、重苦しい物語を読む体力もなくなってくる。自分も身につまされる話よりも、読んでいて気持ちがいい話ばかり読むようになってきてしまったし、芥川賞さえ読んでいない作品が多い。もう一つの理由は、だんだんフィクションに飽きてくることだ。飽きるというか、何となく手が伸びなくなってくる。その代わりにエッセイ的なもの、身辺雑記的なものに魅力を感じるようになった。「永日小品」とか「武蔵野」とか、古典の日記文学だとか。

それも飽きたら、ノンフィクションを手に取ることにしている。最近読んで面白かったのはリチャード・C・フランシス家畜化という進化 人間はいかに動物を変えたか」だ。好きなものを好きな時に好きなように読む。読書ってはそういう私的もので、他人からとやかく言われる筋合いのものではない。

ぶっちゃけ古典って読む必要ある?

正直なところ、同時代作品を読んだほうが財産になる気がする。古典は、好きな作家が薦めていたのだとか、尊敬する人が影響を受けた作品だとか、国語の授業で出てきて面白そうなのや、読書家の友人の一押し作品、くらいを読めば十分だろう。現在の僕らの問題意識に直接答えるのは現代作品だ。現代作品に飽きたら古典に手を出すのはありかもしれないが。

もちろん、古典はいものばかり残っているからはずれを引きにくい、というメリットもある。自分が読んでいた理由の一つがそれだ。加えて、古典が答えをくれることもある。古典場合、素朴な問いに正面から取り組んでいることが多く、僕らみたいな一般人が考える哲学的な疑問はとっくに古典で扱っているので、さまざまな疑問を僕らの代わりに考えてくれており思考節約になるし、多くの場合安易ハッピーエンドとも無縁だ。好きになったから読んだ、それだけのことだ。

それに、古典知識があると、同時代芸術をより楽しめたり、当時の日本世界空気空想する楽しみが増えたりする。古典翻案作品も深く楽しめる。だが、古いのばかり読んでいては現代から目を背けてしまうことになるだろう。

もちろん、現代から逃避するために古典を読むのもありではあるけれども、自分にとって古典を読むことは、現実に直面するための準備・バッファでもあった。言い換えるならば、最初は逃避のつもりだったけれども、古典を読むことで蓄積された感受性が、面倒くさい現実対処する能力を多少は授けてくれた、ということだ。

また、もしもまっとうな作家を目指しているのなら、最先端作品のみならず、そのジャンル古典的な作品を最低限読む必要は出てくる。ミステリなら基本的トリックSFなら実在架空を問わず科学的な理論を知らないと書けない。けれども、読書エンジョイ勢としては気にする必要はない。必読書リスト必要になってくるのは作家になりたい人間くらいだろう。

ちなみに、度を越して読破量を自慢してくる人間は気にしなくていい。そういうのは根本的に、ポケモン名前をどれだけ言えるようになったかを見せびらかしているようなものだ、と自分は考えている。何かを全部暗記したリコレクションしたりするのは楽しいものだけれども、興味がない人に自慢してもしょうがないし、敷居を高くするだけのことだ。それよりは、気に入った作品を何度も読み返すほうがよほど豊かな読書ライフを送れる。通読でなくても本棚から二三冊手に取って、ぱらぱらとお気に入りのページを読み返すことでどれほど心が休まることか。

自分にとって文学とは、わけのわからない世界に対する防壁だった。近頃は昔ほど心に壁を築いてはいいかもしれないが、物語が今まで自分を守ってくれた記憶に、今でも支えられている。

続きは?

気が向いたら日本文学編、あるいは池澤夏樹世界文学全集編を(オリジナルで)やるかもしれない。しかし、面倒くさいので相当先になりそうだ。

以上。

元増田https://anond.hatelabo.jp/20210215101500

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