はてなキーワード: アケミとは
その名物ミートボールがたくさん入ったパスタを奪い合いながら食べつつ
でも、あのさらしで握るふんわりエアリーおむすびの回は神回よ!
そんでもって、
やっぱりワインをグラスに注いでくるくる回して香り高くコク深くワインをあからさまに飲むやつらはクルクルパーだって
そうおじいちゃんが言ってたわ。
イタリアではそんな人いないって!
超ウケる~!
パャッパ!
糖尿病になると言って怒られたー!
パャッパ!
っていって悔しいから、
東急ハンズの89階で買ってきた、
星形の型に流し込んで牛乳かん作ろうと思ったのに!
甘いの食べてると太るぞって!
サマータイムブルースを歌詞は知らないのでハミングで歌い始めたの。
きっと今でも私は渡辺美里ちゃんが西武球場を満杯にさせる実力は持ってると思う。
サマータイム導入までは!
そうシチズンが言ってた。
私は松嶋って呼ぶの。
そうしたら猫ちゃん「え?」私のこと呼んだ?って首をかしげるの。
16時までに行けば獣医に間に合う!って言葉はちゃんと理解できるくせに
だから外出て帰ってくるのは16時半とか!
おまえはおまえは!
そしてまた私が松嶋~って呼ぶとこっちに寄ってくるのよ。
「え、あなたのお名前オセロでしょ?」って言って脚4本持って、
もうほんとオセロだけにって角!って。
そんでもってオセロの他に、
笑っちゃうでしょ。
とりあえず「なんかあったら俺に言え!」って言うが口癖なのよ。
そんなこんなで、
ってもうそれブレードランナー2049を1作目から観る前に力尽きちゃうわ。
そんでさ、
ニューヨークで野田社長じゃない方のイエローキャブに乗ったとき、
私車内で目薬さしたのよ。
そしたら今まで超無愛想な運転手さん
「おめえそれドラゴンケース持ってるんか?おらワクワクすっぞ!」って
そこで意気投合!
「いや~テレビは終わっちゃって俺は悲しいんだ!次の冬の新作劇場版まで待てないぜ!」って
「なんてエキサイティングなんだ!」って言って喜んでたわ。
世界って広いようで狭いようで、
よく分からないわね。
うふふ。
3択の中からえんじゃう3択の女王竹下景子ばりに欲張っちゃうのよね。
あの蛇口周りの衛生面大丈夫かしら?と逆に敬遠してしまいそうなほどのオシャレさ。
一回試してみようと、
なかなか行けるわね!
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
「ねぇ...あれ見てよ」アケミが指を向けた先に"村本"がいた。無論、本当の村本ではない。AI村本だ。
村本は幼稚園からの幼なじみだ。昔は勉強ができなかった筈だが、中1の春頃から急に成績が伸び始め、「頭いい高校.com」の国内ランキング上位に君臨するつくし大学附属に入った。私は最初、彼の"輝かしい躍進"に嫉妬し、不思議に思っていたが謎はすぐに解決した。彼の歩き方はASIMOそっくりなのだ。あの腰をなめらかに動かす歩き方は、もはや人間のそれとは思えない。東芝とソニーが共同で作り出した超精巧完全人間ロボットと化していたんどった。夏目漱石が受験生だった頃から、今までのもn...ビッグデータを解析し、次の年のセンター試験に対策する。そんな夢のようなことが彼の脳内では行われているのだろう。
村本は瞬きを5秒に1回、それも規則正しく。二口食べてはお茶を飲むことの繰り返し。彼はどんどんロボットに近づいていく、いや、ロボットが彼に近づいていっているのかもしれない。彼の飲み込んだ食料は、彼の肛門という排出口から出てくるのだろう。ボッコちゃんにこんな話が―
「あっ」
逃れたいもの、そう。
そう締め切り!
私は取り分け、
これといった締め切りはないけど、
締め切りに追われる人は大変よね。
ノリスケさん的な人が
今か今かと
小さな鏡に映ってる人の
プレッシャーを感じるかのように、
画家なのに締め切りに追われるのって。
あ、早く順番空けなきゃって
思って振り向いたら、
ただただ、ホラーな不気味なことが一回あったわ。
あれって、なんだったのかしらね?
なんて、気持ち悪いのかしら。
下でコーヒー買って上のツタヤに持って行って飲んだら怒られるんじゃないかと
ヒヤヒヤしながら、
そういうお店って都会ってあるわよね。
都会で学んだわ!
すいすいすいようび!
今日も頑張りましょう!
「ずっと私がマサユキさんの面倒を見てきたんです。」
父は、母と離婚してからすぐ、この女性と暮らしはじめたらしい。彼女はサトウアケミと名乗った。父の訃報を知らせてくれたのは彼女だった。零細企業の社長だった父は、ある日会社で突然倒れてそのまま意識が戻らなかったという。あっけない最期だったと思う。
私たち兄妹が父と最後に会ったのは、両親が離婚した日であったから、もう5年も前だった。父と母の離婚の原因について、私たちは母に聞こうとは思わなかったので、父も母も亡くなってしまった今はもう真相を知るすべは無い。だが私は、きっと父のギャンブル好きと借金が原因だったのだろうと想像していた。だから、父の傍に彼女のような女性がいたということは意外だった。父は、子供の私が言うのも何だが、女性に相手にされるようなタイプではなかった。
まあ、そんなことは今となってはどうでもいいことである。私たちはあの日、父とは縁を切ったのだから。
父の死の連絡をもらって、迷ったあげくにお線香だけでもあげようと思い訪れた私たち兄妹にむかって、彼女は唐突に切り出した。
「遺産の相続を放棄してくれませんか。私には小学生の子供がいます。」
まっすぐに私たちを見つめる彼女の目は、とても疲れて見えた。彼女の子供というのは、年齢から言っても、父の子ではないはずである。父と彼女が籍を入れていたかは知らない。ただ、その言葉からは、彼女の必死さだけが伝わった。
「かまいませんよ。」
私も妹も、父の遺産を相続なんて最初から考えていなかった。そもそも相続できるだけの財産があるとは思えない。あっても借金だけだろうと思われた。父と母が離婚した時に、分与できる財産はほとんど無かったのである。彼女はそのことをわかっているのだろうか。そんなことを言いたいがために、私たちを、一度捨てたこの町へ再び呼び寄せたというのか。父と彼女が住んでいた2DKは、父の位牌のある部屋に行くためには台所を通る必要があって、流しには洗っていない食器が積まれていた。テーブルの上にはビールの空き缶が置かれている。壁はうす汚れていて窓も拭かれていない。部屋の隅に投げ出された黒いランドセルが、異様に目立った。
帰り道、私の胸をいい表せない空しさが襲った。会社のために、金も家族も自分自身も犠牲にして、すべてを失った父。離婚後、自由になれたと喜んだのもつかの間すぐに亡くなってしまった母。彼らが人生で得たものはなんだったのか。幸せな人生を歩めなかった人間は、いったいどうすればいいというのか。
「何にも言えないねえ」
妹が発した言葉はそれだけだった。私も何も言えなかった。「元気でやってるのか?」「お前は今、幸せなのか」本当はもっといろいろ聞きたかったが、聞けなかった。私は、妹の答えを聞くのが怖かったのかもしれない。