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2023-11-05

anond:20231104060526

強者社会に不満がない→現時点ではいわゆる勝ち組

強者社会に不満あり→認知の歪み(周りから見たら勝ち組なのに満たされないってことは、コンプレックス強すぎるとか、嫁さんがクソ野郎とか、幸せになれない要素が何かある)から理解者もなかなか得られず晩年不幸になる

弱者社会に不満あり→ジョーカー予備軍

弱者社会に不満なし→諸々諦めたおっさんか、清貧を貫く物好き 

幸せなんて、自分次第でどうとでもなるけどなぁ。仕事終わりにビール飲んで幸せって人生なら、月々5000円くらいで幸せ生活が手に入るんだぜ。

2023-11-03

見た目と中身の違い

有名企業本社ビルってどうして東京一等地みたいな場所にあるのか不思議だったけど、ビジネスパートナーから信頼してもらうためなのかな。「この企業取引して大丈夫かな?」と思われるようなボロいビルじゃ損だもんね。ただあまりにも有名なのに本社質素というのも格好良い。歴史があると特にね。

一方寄付支援を受け付けて活動してるような組織本部は(内情はどうあれ)ちょっとみすぼらしく「大丈夫かな?」「資金繰りに困ってるのかな?」と思わせるような作りのほうが良いよね。下手に本部に金かけたりしたら「その分を活動に回せ!」と怒られかねない。けれどあまりみすぼらし過ぎても不安にさせるから清貧を感じさせるくらいが丁度いいのかも。

一等地のでかいビルからといって経営が安泰とは必ずしも言えないし、一見みすぼらしい外見だからといって貧乏とも限らない。人間も同じかな。

2023-10-11

anond:20231010175459

子供番組であるセーラームーンSS』では「心の清い人から出てくる鏡」を集め、ペガサスを生け捕りにしようつーのが目的だった(うろ覚え。なんで生け捕るかは忘れた。多分榊原良子コレクションだったか)。

一番印象深い回が「貧乏苦学の絵描き」が出てくる回。

ソイツの描く絵にちびうさは惚れるんだけど、その心をの鏡を引きずり出されたら、鏡は汚かった。

貧乏だと心も汚い」っていう言い分にちびうさ反論しようとするけれど、心の鏡はソイツ自身の真しか出てこないので、コイツは「(現状では)100%心が汚い」っていう事実

一応オチとしては「きっと幸せになる(だろう)」という希望的観測おしまい貧乏学生は救われないまま、ただ貧乏のまま。

この回を見て思ったね。「弱者だろうと、いや弱者からこそ心が汚い奴がいる」っていうお話

弱者成り上がりの奴が「意地汚い」「生き汚い」ってのは別に不思議じゃないし、むしろ「衣食足りて礼節を知る」なんで。

順一。さすが、タキ仮演出は確か佐藤の名乗り上げをぶっ潰した男。

弱者正義清貧なんて『セーラームーンSS』以降の作品は持ってはいかんよ。弱者ヘイトタンクある意味正しい。

2023-09-30

清貧思想流行らせるべき

最近若いのは金持ちをいいもの扱いして仲間である貧しい人を悪いもの扱いしている

貧しさの中にこそ本当の優しさがあるのに金持ちの見かけだけの優しさに騙されて分断されている

2023-08-23

転売ヤーと「安いことが正義」という価値観名誉価格

日本社会には「良いものを安く売ることが良いことだ」ということを美徳だと感じている人たちが多いと思う。

しかし良いものを安く売ることは、その良さを減じている。良いものとは高いのである。良質なものは珍しいことが多く、手に入らないから高いのだ。

良いものを作り安く売ることで、作り手には何が入るのか。名誉である

良いものを安く売ることで「あの人はいい人だ」「できた人だ」「立派な人だ」という称賛を浴びることができる。

逆に、買い手はその安さのかわりに称賛を売っているのだ。

もし良いもの価格に十分見合ったものだったらどうだろう。買い手は「こんなものか」「そういうものだろう」「なぜ感謝しなければならない」「正当な対価である」と感じるのだ。称賛などしない。

「良いものなのに安くする」というのは、自信の無さの裏返しである。高い値をつけたとき罵倒に耐えきれないから、その自信の無さが値段に出るのだ。

「でもみんなに提供するためにこんな低価格でやっているんです」と言えばみな納得する。「そんなに安いならしょうがない」「こんなに安いのにうまい」「こんなに安いのに高品質だ」という評価になる。

その頑張り、その苦心がいっとう評価される。買い手は安くものが手に入って満足する。素晴らしく理想的物語である

しかし良いものとは高くなるべきなのである本来もっと価値があってしかるべきである。そういう売り手と買い手だけが存在する一商品クローズド市場ではなく、世の中には別の市場もある。世界とは魑魅魍魎跋扈する極めて不安定世界であり、小さなクローズド世界とは性質が完全に異なる。その別の市場での価値からだいたいいくらぐらいになるのかを知っているのが転売ヤーである

転売ヤー基本的に悪である。買い手からすれば、「手に入るハズだったものが、欲しくもないヤツに目の前でとりあげられて、ニヤニヤされるムカつき」を味あわされる。

そうして「どうせ手に入らないなら手にした者が破滅すればよい」というルサンチマン・すっぱい葡萄合理化から転売ヤーが敵視される。

これは自然感情であるので、転売ヤー擁護することはしない。転売ヤー大人しく罵倒を受けていればよい。

売り手からしても、転売ヤー名誉をかっさらモンスターである自分には人徳があり、美徳を重んじたために、その対価として名誉を得られるはずだったのに、転売ヤーは購入しても売り手に称賛など送らない。したがって売り手も転売ヤーを敵視する。顧客が高い金を払って転売ヤーから買った場合顧客は称賛など一切しないからだ。

これも自然感情であるので、転売ヤー擁護することはしない。転売ヤー大人しく罵倒を受けていればよい。

そう。悪いのはすべて転売ヤーである転売ヤーは徹底的に悪である

しかしその罵倒メカニズムもまた、市場経済に組み込まれている。転売ヤーは、罵倒されることで、金銭的な利益を得ている。

一方で売り手も買い手も、適正な価格というもの理解していない。売れるならば、それで手に入るユーザーが少なくなっても高くしなければならない。それが適正価格からだ。

この適正価格では、名誉の売買などされず、感謝はない。単なる正当で公平な取引である。もちろん「価格以上のものを売る」というピュア精神自体は素晴らしいものであり、経済を推進させるために重要ものだ。

買い手の「高くて買えない」「高いなら買わない」という思想は、資本主義を悪とみなし、みんなが平等に貧しくなろうとする清貧思想につながる。

結局のところ「そこまでして欲しくはない」のだ。「そんなに高いのならいらない」のだ。適正価格よりも安くすることで、本来手にとれないはずだったユーザーにまで裾野を広げ、そして人気と称賛を得る。

安いのだから責任は負いたくない。どこまでいっても、最後最後で「だって、こんなに安いのだからしょうがないじゃないか」という言い訳を作ることができる。

から成長しない。

適正価格よりも安くすることで、従業員給料なども安くなる。取引先にも「安さ」の圧力をかけ、よりものを安く安くと要求する。「いいものを安く」とは聞こえがいいが、「安くなければまともに買ってもらえない」「安くなければ称賛などされず対等だと思われてしまう」ことを知っている。

「高いけど買う」「買うために稼ぐ」「ほしいものを手に入れるために戦う」という思考にならなければならぬのだ。

日本はこの「名誉」とその逆である「恥」を子ども時代から徹底的に教育されている。「嫌われること」「排除されること」「村八分にされること」を必死で恐れている。

自尊心が低く、自己肯定感が低く、他者に対する期待が高い。

現代日本で起こっていることは、名誉価格が下落しているということだ。名など腹の足しにならず、名を取っていると死ぬときが来たのだ。しかも、名のため他人のためにどれだけ自己犠牲を払っても、他人はそれに見合った称賛をくれはしない。名を贈る余裕がなくなった。いよいよそれが耐えきれなくなったとき日本人の感情は爆発する。「実ばかりだけでなく、名も無いぞ」と。

誉や称賛を重視して、良い人であろうと、純粋であろうと、潔癖であろうと、善良であろうとするから転売ヤーを敵視するのだ。実際には血塗れで強欲で禍々しいはずなのに。

実際には、転売ヤーけが悪なのではない。売り手も買い手も悪なのだ。その悪を直視せず、小さな世界だけで完結しようとして、己と異質の黒船民族排除しようとするのは、尊王攘夷と何が違うのか。江戸はもう終わったぞ。

いい加減「いいものを安く」はやめろ。良いものは高いのだ。高くしろプロであるならば。感謝や称賛など求めるな。

ダンピングしてお手軽に名誉を獲得しようとする輩は、徹底的に糾弾し、より合理的・徹底的に搾取しなければならない。それが全体のためにふさわしい。

安くするから、そのツケがきているのだ。これがFalse Economyである

2023-08-21

anond:20230821153657

弱男は今ですら年収300程度なのに、さら年収減らすと逆に楽になるのか?清貧思想か?

anond:20230821135514

貧困者に富豪たちが、貧乏でも幸せに生きることはできます

社会福祉に頼らないで清貧幸せに生きればいいじゃないか

と言えば貧困者はブチギレるよね

それと同じ

2023-08-20

anond:20230820202541

つまるところ貧乏人に清貧でも幸せだと思えば幸せだよって言ってるようなもんってことだよね

そうだよ!貧乏云々は政治なり社会保障なりで多少是正可能から例として正確ではないけれど、ニュアンスは合っているんじゃない?

貧富の差と違って、お前が低学歴収入身長ブサイクでなおかつ性格も悪くてそれ故に女にモテないのは是正できないからね。

お前が低学歴収入身長ブサイクでなおかつ性格も悪くてそれ故に女にモテないことはもう所与の事実として受け入れて生きていきなさい。

anond:20230820202312

つまるところ貧乏人に清貧でも幸せだと思えば幸せだよって言ってるようなもんってことだよね

フェミは最低最悪のゴミってこと

2023-08-15

ニーチェ哲学ものすごく乱暴説明する

清貧隣人愛、死後の救済といったキリスト教道徳は、

ルサンチマンから発生した、弱者弱者であることを正当化するための紛い物である

そんなもんは投げ捨てて、力を求めよ。

2023-07-28

anond:20230728201334

稼ぐやつは凄いなと思うけど

君は君で清く正しい清貧の足るを知る日本人なので何も間違ってない

2023-07-19

anond:20230718211203

こんな奴が起業経営しても……みたいな清貧ブコメ多くて草

経営者を何だと思ってるんだ

2023-07-04

anond:20230704130846

まず働かないと家族持てないやろ

子供いて、お前も勉強もせんでええから清貧で暮らそういうても虐待やん

そこで、家族持ちたい人は働かずのんびり、な選択肢がまずないよねえ

2023-07-03

anond:20230703184509

からお金お金を増やす意味説明したら、「お金を増やす話はしていない」ってさ

そもそも大金があるほど運用するものだよ、って話から始まっているのに、お金を増やす話はしていないっていうわけだし、そもそもお金運用を何にも知らないのよ

増田の例えで言うなら、でもスポーツ選手がそこまで体を管理する必要性意味は分かるでしょう、って説明に対して、スポーツセンシュ?そんな言葉は知らないな?え、まんじゅう1個で糖尿病にはならないと思います!って感じだよ

まれつき高身長運動神経抜群だったとして、だからってスポーツをしなきゃいけない理由は何?

じゃないでしょう

資産を持つ=スポーツ選手ってこと

高身長運動神経抜群=金を稼ぐ能力があるってこと

だって金を飛びぬけた何かで稼がない限り60億持つことはないんだよ?

60億持っている時点で実際はばりばりスポーツ選手なんだよ

金を稼ごうと思えば60億稼げるけど清貧で生きたい、みたいな人は最初から資産持ってないし、資産持って清貧暮らししてる人は絶対不労所得運用して得てるって

2023-06-06

anond:20230606064536

よく分からないけど論破された宣言されてて草

反論を想定してないですね。

普通に主張して普通にまれて、勝手自己論理破綻して、「私は議論する気もない変人なので」になるのか…恐ろしい


バカに対してバカと指摘するのは最も愚かとされている国だから、誰もお互いにバカと教えることができず、自分バカだとつゆほども思わずに、

軍事力など関係ない。日本は風に護られているから必ず勝つ」ってアメリカ戦争しちゃったんですかね??結果は爆弾更地でした…

少子化対策も、バカしかいないのでお前はバカだとお互いに教え合うことができないから、先延ばしにし続け、もう学者からは手遅れ、回復不可能、50年後は地獄って言われてるんですね!

最後に、私はバカに対して「お前はバカだ」と指摘することは最も愚かな行為だと思ってます



日本には批判を受け入れられる読解力がないですもんね。お前はバカだと指摘してもこうやって理解できない人が沢山いて、知りつつあえて自ら滅ぶ胆力は逆に尊敬します!

自分なら豊かさを求めてしまうし、別荘を買って贅沢してのんびり娯楽しながら暮らせる財力と休暇を求めてしまうので。

清貧と過労を追い求めることができないんです。自分にできないことができる人は素直に尊敬してるんですよ。

2023-05-30

anond:20230530181713

清貧思想が出てきたのもこの頃だな

豊かさの内実も問わず経済第一とばかりひた走る日本人を立ち止まらせ、共感させた平成ベストセラー。富よりも価値の高いものとは何か?

2023-05-26

いろいろな「三大欲求

プラトン法律』(紀元前350年ごろ)

I see that among men all things depend upon three wants and desires, of which the end is virtue, if they are rightly led by them, or the opposite if wrongly. Now these are eating and drinking, which begin at birth—every animal has a natural desire for them, and is violently excited, and rebels against him who says that he must not satisfy all his pleasures and appetites, and get rid of all the corresponding pains—and the third and greatest and sharpest want and desire breaks out last, and is the fire of sexual lust, which kindles in men every species of wantonness and madness.

私は、人間あいだではすべてのことが三つの欲望依拠していると見ています。それらは、正しく導かれれば徳であり、誤って導かれればその反対となります。まずは「食欲」と「飲欲」であり、これらは生まれときからまります。あらゆる動物自然とその二つの欲望を備え、激しく興奮させられ、己の快楽や食欲を満たしてはいけないと言う者に逆らい、付随する苦痛からは逃れようとします。そして第三の、最も強く鋭い欲望が、最後に噴き出します。それは人々のあらゆる種類の淫気と狂気燃え上がらせる「性欲」の炎です。

今のところこれが最古である。さすが西洋哲学の祖。「食」と「飲」が分かれているのが特徴。プラトン著作明治時代翻訳されていて日本人にも知られていたと思われる。

法雲『翻訳名義集』1134年

欲界三欲

(一)飲食欲,即凡夫於種種美味之飲食,多生貪愛之心。(二)睡眠欲,即凡夫之心多暗塞,耽著於睡眠不能修道業。(三)淫欲,即一切男女由互相之貪染,而起造諸種欲事。

欲界三欲

1. 飲食欲、すなわち凡夫はさまざまな美味の飲食において、多くは貪愛な心を生む。2. 睡眠欲、すなわち凡夫の心は暗く塞がり、惰眠に耽って修業に励むことができない。3. 淫欲、すなわちすべての男女は互いに貪欲に染まり、それがさまざまな欲事の原因となる。

翻訳名義集』は中国南宋時代編纂された仏教系の書物。もちろん日本にも伝わっている。というかこの組み合わせが現在スタンダードである

貝原益軒養生訓』(1713年)

いにしへの人三慾を忍ぶ事をいへり。三慾とは、飲食の欲、色の欲、睡の欲なり。

養生訓』は江戸時代の大ベストセラー貝原益軒儒学者だが、この組み合わせは仏教の「三欲」と同じなので、「いにしへの人」というのは僧侶ことなのか。三欲を「抑えるべきもの」と捉えているのも仏教である。「睡眠を減らすと健康になる」みたいなことも言っている。

内山真弓『歌学提要』(1843年)

そもそも飲食男女と、言語とは、天下の三大事なり。

歌学提要』は幕末歌人香川景樹理論をその弟子内山真弓がまとめたものだという。

山本友一『私の短歌入門』(1977年)によれば、

人間の根源の欲望を、食欲・性欲・表現欲に三大別して言うそのことは、江戸末期の巨匠香川景樹以来、歌界ではならいとなっている。

ということで「食欲」「性欲」「表現欲」を表しているらしい。

官報』(1885年

人生の三大欲望すなわち黄金健康・不死

これはイギリス科学振興協会の当時の会長であったライアンプレイフェアのスピーチ翻訳されたもののようだ。原文を当たると「かつての錬金術師黄金健康・不死のために賢者の石研究していた」…みたいな内容だったらしい。

they hoped to attain the three sensuous conditions of human enjoyment -- gold, health, and immortality.

直訳すると「人類享楽感覚的な三条件」か。

村上専精『宗教観』(1906年

思ふに人生の三大慾望たる知識慾、資財慾、生存慾は直ちに人生の三大不可能と云ふを得べし

村上専精は僧侶だが仏教の「三欲」とは異なるのか。「生存欲」は戦時中文章で「日本人は三大欲求生存欲を抑えて国家に殉じるからすごい!」というふうに使われているのを見かけて面白かった。

滝沢秋暁『愛の解剖』(1907年

人間の三大慾望たる衣食住

個人的に「衣食住」は欲望というより「基本的もの」「必要もの」というニュアンスで捉えていたのだが、井原西鶴の『世間胸算用』でも「分際相応に人間衣食住の三つの楽の外なし」と書かれているそうなので、あながち欲望」的な捉え方でも間違いではないのか。似たようなパターンだと三大欲求を「福・禄・寿」に割り当てることもある。

黒田鵬心『美学芸術学概論』(1917年

美慾は字に示す如く美を求める慾で食慾、色慾と共に人間の三大慾の一つである

美術評論家が三大欲求に「美欲」を入れるのは、歌人が「言語表現欲」を入れるのと似通っているか

依田今朝蔵『日本風土を主としたる保健衛生論』(1920年

人生の三大慾とも稱すべき食慾と性慾と名誉

明治以降経済発展もあってか「金銭欲(利欲・財欲)」や「名誉欲(出世欲)」を挙げることがかなり多い気がする。

ロス・ロックリッジ『愛情花咲く樹』(1958年

そうすれば一日にして人間の三大慾望を果たすことになる、性慾と食慾と戦争――つまり殺傷慾だな

もとはアメリカ1948年刊行された小説だが、原文だと「three main pastimes」なので「三大娯楽」かな。

小松武樹『囲碁将棋の泉』(1959年)にも、

また囲碁将棋は、人間の三大欲望、つまり、食欲、性欲に次ぐ、闘争欲の中和剤の役目をしてくれます

といった記述がある。

鍵谷幸信『食欲と性欲の谷間に顔を埋めてしまったフェリーニ』(1974年

食欲、性欲、排泄欲の根源的意味に比べたら、人間の他の欲望である出世欲とか名誉欲とか権力欲とか支配欲とか金欲とか知識欲など、それこそ屁以下の価値しかない。

いわゆる「生理的欲求」のひとつとして食欲や睡眠欲と並べて語られる「排泄欲」だが、「三大欲求」として挙げられていることは少ない印象を受ける。ただ「性欲(射精欲)」を排泄欲の一種とみなすこともあるようだ。

梶矢文昭『読者を想定した教材解釈と授業展開』(1978年

本来、仲間と一緒にいたい、集団の中で自分の安定した位置を占めたいという欲求――集団欲は、食欲、性欲と並んで三大欲と言われる程のものである

この「集団欲」を三大欲求とみなすのは戦後にかなり広まった感じがする。近年の書籍でも睡眠欲に代えて集団欲が挙がることがあるようだ。

吉田聖『誘惑に負けない勇気、強い意志』(1979年

貞潔清貧従順修道誓願人間共通の三大欲求(肉欲・所有欲・支配欲)にかかわるものとして、生涯の一大試練と誘惑になりうる。

これはつまりカトリック修道士が守る三誓願対義語となるような欲望貞潔↔肉欲 清貧↔所有欲 従順支配欲)を「三大欲求」と見なしているらしい。カトリックあいだでポピュラー解釈なのかは知らないが、三誓願のもの3世紀末くらいまで遡るらしいので、当時からそうした発想があったとしたら面白い。

実用日本表現辞典『三大欲』(2015年

一般的には、生存にかかる根源的な欲求とされている食欲、睡眠欲、性欲を総称した言い方。

現在一般的認識。「金銭欲」「名誉欲」「集団欲」あたりを含めて「諸説あり」と言われていてもおかしくなかったと思うが、最終的にほとんど「食欲・睡眠欲・性欲」で固定されてしまったのは面白現象である

2023-05-20

経済って平和よりも重要か?人権よりも重要

Z世代価値観理解できない

今の若い人は清貧思想理解できるのだろうか

2023-05-01

anond:20230501175239

いくら親が清貧に納得してたとしても巻き込まれ子供は一生引きずるしずっと毒親呼ばわりされることになるよ

2023-04-28

anond:20230428234913

頭を使わずにただ安物を探して消費することを「節約」と言うなら、それは「清貧」なんかではなくただただ文化的に貧しいだけだと思う。

anond:20230428232751

節約って好きな人からすると別に仕方なくやってるわけじゃなくて趣味みたいなもんなんだけどな。ミニマリスト志向というか。

小遣い万歳の人だって妻子がいて自分の好きな仕事で飯が食えてるんだから別に貧しいわけではないし、

大東京ビンボー生活マニュアルの作者だって「何もない」ことを愛する人であって貧しいわけではない。

自分選択して、消費ではなく節制人生を歩んでるのであればそれは「清貧」だと思う。

しろ節制清貧貧乏くさいものと切り捨ててキレイものしか見たくないような人たちこそ心が貧しいように感じる

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