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はてなキーワード: 公共サービスとは

2024-03-17

車椅子飛行機に乗った(ANA)

ユニバーサルサービスの尊さを伝えたい

母が障害者だが事情により飛行機に乗って、付き添った経験

カウンターに着いたのは2時間前、グランドスタッフ対応は早い。

到着空港の状況を電話確認、降りるときエレベーターいるかレンタル車椅子は何処まで使うか、

持ち込み車椅子バッテリーの扱いといろんな質問され、スタッフがいろんなところ電話して調整し、かなり時間がかかったがその間スタッフは2人でいろいろ動いてくれていた。

保安検査を抜けてトイレから出ると、土産物屋を見る暇もなく、もう名前が呼ばれていた(チェックイン開始から1時間半)。

着陸し、降りるのは一番最後だったが、荷物は一番初めに降ろされていたようだ。

タラップ直結ではなく階段を降りる空港だったが、CAが沢山介助に来ていた。

滑走路内を走るバスに乗るこむと予約席という札があり、そこに座り出発。到着してもまたグランドスタッフがいる。


何が言いたいかというととにかく、人人人がいるということ。

そのお陰で、杖を持つことすらできない母も無事飛行機に乗れて遠い土地にたどり着くことができた。

チケット取った時点で電話してるとはいえ現場にはすごい負担がかかったと思う。心から感謝した

"公共"交通機関社会的責任の重みを感じたよ。

炎上している件は、公共か私設かって問題なんだろうね。

法的規制はないにせよ映画館大衆娯楽でありイオンという大企業であるならば、という理屈理解できなくはないし

イオンシネマの運用マニュアルで手伝うべきと書いてあるかもしれない、そうならばスタッフ問題

そうでないのを当然と思っているならば利用者公共サービスに慣れて天狗になってるのかなと個人的には思うわ

いずれにせよスタッフの言い方は酷いし、ネット炎上させるのもなんだかなとは。

anond:20240317020339

ライフライン公共サービスの使い方と単なる営利企業の1サービスを同列して論じる方がどうかしてるよ。さらに言えば、肉をその場で食っている=無駄使いしているわけじゃないでしょ。

anond:20240317001842

ほんとそれ

飲食店営利目的プラン破綻していた(不備があった)という話なのに、さも公共サービス共同体のハックのような話にすり替え理解してるやつが多すぎて引く

2024-03-14

ふるさと納税批判への疑問

はてなとかだと、ふるさと納税がよく批判されているような気がするんだけど 、正直批判している理由がよく分からない。

よくある批判として、「本来支払うべき住民税が他の所へ〜 」とかあるけど、そもそもふるさと納税所得控除のうちの一つなので、「本来支払うべき税」とはならないと思う。

もし、ふるさと納税を「本来支払うべき税」とすれば、他の基礎控除医療費控除なども本来支払うべき住民税を払っていないということになると思う。

そうなると、所得控除自体ふるさと納税と同様に批判されるべきとなってしまう気がする。他の所得控除制度批判していないよね?

そんなことを言ったら、新NISA は非課税で、税金を納めていないのにこちらは問題ないのだろうか?

ふるさと納税日本全体として見れば納税しているので、ましに思える。

(ちなみに新NISA課税しろとは思わない。これは素晴らしい制度

また、「税収が下がるから公共サービスの質が低下する」と言った批判も聞くけど、それを言ったら、上記と同様、所得控除自体納税額を低くしているので、

ふるさと納税に限った話ではないような気がする。

(というか、消費税が上がっても、公共サービスの質が向上した気がしないのだが。)

そもそも地方交付税交付金があるので、仮にふるさと納税の分マイナスになってしまっても、サービスの質が低下するとかないような気がするのだが、どうなんだろう?

ふるさと納税で税収が増えた自治体への地方交付税交付金が減り、マイナスになってしまった自治体への地方交付税交付金が増えるのでは?と思う。

あと、「ポータルサイト中抜きが〜」という批判もあるが、なかったら全国の返礼品をどうやって探すのだろうか?

無くしてしまったら、ふるさと納税ハードルが上がってしまい、地方自治体は税収が下がって、結果としてポータルサイト手数料を払った方が税収が良くなるとはならないのだろうか?

また、ポータルサイト運営会社利益をあげれば、設備投資などで経済を回したり、利益に対して納税したりするので、別に良い気がする。

そして、よく「返礼品をなくせ」とかい意見もあるけど、無くしたらほとんどの人はふるさと納税をしなくなると思うので、財政の厳しい地方自治体からしたら余計なお世話だと思う。

そもそも自治体自主的に返礼品を送っているだけで、制度として返礼品を送る義務はないかと思うが。)

金持ちの方が得をする制度」という批判はあり、それは確かにそうだなと思う。

ただ一方で、東京都に住むお金持ちの税を地方に再配布するためには、お金持ちが得すると思える金額くらいじゃないと、ふるさと納税をしなさそうなので、仕方がないことかもと思う。

ただ、不平等感は改善していけば良い話なので、廃止した方が良いとかは思わない。


認識の間違いや、他に反対する意見などあれば、是非教えて下さい。

2024-03-13

anond:20240313123845

ひとりじゃないから公共サービス使えて働けて買い物も出来て外食もできるんですよね?

それらに携わっている人は人間で木偶の坊ではないが?

2024-02-29

anond:20240229230851

公共サービスが止まった上に30万貰えなけりゃもう丸損なわけじゃん

めちゃ増えるよ

anond:20240229230450

有限の予算の中でそんな政策して増えるわけない

公共サービス9割止まった状態で月30万貰うとかになる

2024-02-23

anond:20240223120600

市町村合併弊害でしょ

いくつかの村のままだったら、老人議員でもなんとかやれたけど

市に格上げしてしまたから、老人議員と無教養議員たちは執行部によって議会から追い出されようとしている

追い出してバリバリ新自由主義者市長財政立て直そうとしているけど、議会がうまく回っているとはいえない状況

そのうち住民は市の財政規模に合った公共サービスしか受けられなくなるのは見えている

誰も幸せにならなかった市町村合併

2024-02-21

anond:20240221174939

まずほとんどの市民は払ってる税金より受け取ってる公共サービスの方が多いんだぞ

さっさと日本から独立して1人国家にでもなってくれ

2024-01-22

保育園落ちたんだが

世帯年収の低い順に決まるの本当に意味わからん

課税金額多寡で税負担平等にしてるんなら、

公共サービスを受けられるかどうかも平等しろ

というかそもそも保育園に落ちる」ってなんだよ

『働く時に子供を預ける』、

っていう当たり前のことが出来ない現状で、

異次元少子化対策って一体何すんだ

とりあえず、脱税した裏金使って保育園建てろ、今すぐ

anond:20240122093709

守るってのをどういう定義で使ってるかわからいからなんとも言えないけど

多くの人にとって日本は収めた税金より多くの公共サービス提供してくれてるはずではあるよ

戦争になったときの命の話なら確かに現在政府への信頼感が命を預けるに足るかって観点はあるとは思う

でもその理由で戦わなくていいのであれば良くも悪くもすごい国だなと思うよ

2023-12-12

自己満足行政やめて~

行政のやること(政治の決定)って、自己満足型多いよな。ドヤみたいない

正直なところ、公共サービス系であって良かったという制度はあまりないな

行政から受注を受けているところなり人は考え方違うんだろうけど

2023-12-07

自分が楽しめる仕事を見つけられなかった奴が悪い」と言ってる奴は役所利用するなよ

役所なんて楽しくないけど他にやる仕事が無いからやってる奴でいっぱいだぞ。

でもこの社会必須仕事だ。

「楽しめない仕事をしてる奴ら、皆バカです。最大多数の最大幸福のために死ぬべきまである」と主張するならどうぞ公共サービスを一切使わない人生を送ってくだされ。

2023-11-27

anond:20231127113128

お金は大変だけど、褒めるのが専門の警察とかあってもいいよね

推薦状に基づいて、大変よくできました勲章とか配るの。

それらはマイナカードシステム連携して蓄積され、どれだけ良い事をしたかが記録されて蓄積され、それが社会貢献スコアという形で評価社会信頼性高まることよって、尊敬を集めると同時に、借金をするとき金利が下がるとかお店のキャンペーンを利用できるとか、それに基づいてつく事のできる職業が決まってきて、公共サービススコアが高いと順番待ちをスキップできたりとか。

そして、スコアが高いと党から推薦が来て、党員になることによってさらスコアを貯め、人民指導する立場・・・

やっぱやめ。

やめようこういうの。よくない。

2023-11-19

anond:20231119130815

府・市が財政健全化団体になると、その結果として公共サービスの削減や税金の増加など、市民生活に影響を及ぼす可能性が!!!

これは、市民生活の質を低下させる可能性がーーー。

それでも、あなた提案するように、シンプル生活を送ることは、多くの人々にとって魅力的な選択肢であるかも。そういうのがイヤっていう市民

移住すればいいだけだし、大阪って無意味インフラ整備しすぎだよね。縮小前提でなにもしなければいいのに。場所的に夕張みたいにはできんのか?

2023-11-02

anond:20231102202854

できない言い訳をしていても自己責任しかないことは自明

これ東京に謎の憧れを持っているトンチキだけでなくて、公的役職がある人も口にするから

研究大学云々あわせて日本はなるべくして今の状況になったって感じ

夏野氏

「あと、言いにくいが、税金払ってない人の2倍の投票権税金払っている人に与えていいと思う。どちらにしろ東京の人の票の重さは鳥取の半分以下だし。最高裁も2倍までいいと言ってたらしいしね。」

国民に高いコストを払わせてお世話になっているくせに当然の権利のようにTPP反対デモしている農民を見ると、事実上倒産しているくせに解雇に反対するJAL組合かぶる。どちらも既得権益を守ろうとしているだけで、決して弱者ではないことに注意」

「30年くらい先を見越すと、都会か地方か、ではなく、人口減少下のニッポンである一定人口密度以下の場所に住むということはそこの公共サービスを維持するために莫大な税金必要となり、ものすごく贅沢なことになるという認識を持たざるを得なくなる。」

 

 ↓

 

𝕏(Twitter民)

人口密度の高い地域電気水道水、食料はどこの地域からのものでしょう?どれだけの恩恵人口密度の低い地域に頼ってますか?

利用者が少ないからとせっかく築きあげてた鉄道廃線になり、どこの地域にもあった学校も統廃合でスクールバス通学、最低賃金格差人口減少に向かわせた政策です。」

他人より稼げているのは社会システムによる富の分配の偏りの恩恵で、能力より役割ですよね。所得が少ない人は税金払ってないというのなら法治国家のもの崩壊しますよ。教授は食料作り出せないでしょ。低収入農家バカにしないで。」

 

 ↓

 

夏野氏「はあ。」

 ※小馬鹿にして「はあ。」と返すのがお好きなようで @tnatsu はあ で検索するとたくさん引っかかる

 

 

ただそれはそれとして、自然と生き物相手にする商売はかっこいいけどシンドイと思います(事実)

昭和の初期にみんなそう言ってやめた。60年前以上前日本現代日本本質的に何も変わっていない

サラリーマンどんと節 気楽な稼業と来たもんだ (1962年 昭和37年)

<ざっくりとした内容>
主人公は中卒で学がなく非正規社員経理。支社でまともに仕事をしているのは彼だけ。語学が堪能なのも彼だけ。
あとは酒飲んで上司ゴマすって出来たら東京本社に行きたいな〜とお気楽に過ごしてる。上に詰められた時だけ仕事をしている振りをする。
主人公はこんな仕事を投げ出したくなるが、両親にホワイトカラーであることに感謝し留まるように諭されたり、自営業(畜産業)で破滅的な状態になった友人に「サラリーマンは席座ってるだけで給与が出てお気楽で良いよな」とか言われてしまう。
最終的に主人公不正片棒を担ぐことを頑なに拒否し、北海道島流し(ただしイチから関係組織を作れる?風な希望に満ちた終わり)


2023-10-27

増税クソメガネ増税した理由は「俺もバラマキやってチヤホヤされたい」だったらしい

マジで

事務手続き負担無駄に増やし、公共サービスの質を低下させるだけのただのバカじゃん。

ソバカクソメガネじゃん

2023-10-26

anond:20231026115344

何か勘違いしていらっしゃる

納税公共サービスを受ける代金ではないし

公共サービス納税の対価でもない

対価にしちゃったら富の(再)分配にならないでしょ

税金払えない人ってズルして払ってないんじゃなくて払えないから払ってないだけ

払えない人が払わないこと自体は何の問題もないし

税金払えないくらお金ないんだからむしろたくさん配ったほうがいいよね

2023-10-22

最近オタ活と金以外の魅力が東京になくなった気がする

マナーもめちゃくちゃ悪い、揉め事も増え出した、ずるしてなんぼ、治安悪化、値上がりでお客様対象じゃない人が激増で安いサービスパンク階層社会化で人の出会いも減った

今の東京、オタ活と金稼ぎしか意味なくね?

金稼ぎもエッセンシャルワークでは東京物価水準に見合うだけの賃金水準が得られなくなりつつあるし、公共サービス廃止や水準低下も東京23区周縁のベッドタウンから起きそうになってると思う

東京、ビンボーや爪弾きものでも楽しく生きていける街だったけど、多分変わってきてるしいよいよスラム化しそう

2023-10-16

anond:20231016135658

せいぜい奴隷でがんばってくれや。

おまえが納税した税金で、FIREした俺が公共サービスフリーライドしてやるからさ。

2023-09-26

税務官僚だった頃の思い出 Part1/3


 国税庁の最終面接のことを思い出している。大学四年生の頃だ。今までの面接は、無機質な長机とパイプ椅子のものだった。だがその時は、四角いどっかりとした檜机と、ふかふかの椅子だった。それでいて圧迫感のある面接であり、最後に「私達と一緒に働けますか?」と言われたのを憶えている。

 「はい。私でよければ宜しくお願いします」といったことを告げると、その場で最終合格が遠回しな言い方で告げられた。内定通知は賃貸アパートに届いた。

 こんなところに書くほどだから予想はつくだろうが、結構前に官僚を辞めている。仕事は大変キツかった(きっつー、というやつ)が、やりがいはあった。いつかは挑戦してみたい仕事もあった。

 思えば、大学3年生の春からコツコツコツコツと勉強を重ねて、やっと第一志望のひとつだった官庁合格できて、「やったー!」と無邪気に思っていた。案外こんなものだ。

 国家公務員課税部門)としての経験20数年しかないが、せっかくのシルバーウィークだ。ちょっと語ってみたい。今は税務コンサルタントとして働いているが、夏前に大きな仕事が片付いた。今は仕事を少なくしてもらっている。

 仕事のことを、はてな匿名ダイアリーに書いてる人を稀に見る。今回、私もやってみようと思った次第だ。企業との課税交渉協議録とか、個人法人の税額とかを載せない限りは大丈夫だろう。何かあったら責任は取るつもりだ。

 高橋洋一山口真由が自著で話している内容に比べれば、当日記はベジタブルのようなものだ。あの内容を出版して捕まらないなら、ここで書く内容など余裕でセーフだ。

 なお、私ははてなユーザーの中では年寄り(フミコフミオさんと同い年)である。古い表現があってもお許し願いたい。

 先に言っておくが、「霞が関に来なければ体験できなかったことは人生財産」とか、「国のために働いている自負があった」とか、「苦しかったけどいい仕事ができて国民のためになった~」といったことはあまり書かない。

 そんなに夢や理想のある官僚じゃなかった。僅かばかりはあったが。むしろ組織に負のイメージがあって、若い頃に限った語彙だと「こいつらクソ野郎だな」という感情を抱いていた。それで、40代になって数年後に転職した。再就職規制に引っかかる危険はあったが、グレーな方法突破した。

 当日記は、数パートに分かれている。できるだけ簡潔にまとめたい。以下、思い出を何点か挙げて回想する。



思い出① 税金とは何か?という問い

 中学生の頃から、「税ってそもそも何ぞや?」という疑問があった。大学に入ってからは、税理士資格を取るために勉強していたが、どれだけ勉強しても税への理解イマイチだったし、全科目に合格した後も結局わからなかった。

東大とか一橋大とか慶應とか早稲田とか、そういうい大学を出てるわけじゃない。偏差値50ちょっと大学だ。たまたま会計学講義を取ってみたら面白く、勉強にハマった。

 税とは、一般的説明だと、国や地方自治体国家の維持や発展をめざして、民間では供給されにくい公共的なサービス提供するにあたっての資金として「税金」を徴収している――ということになっている。

 だが、おかしいと思っていた。だって、国はお金自由に発行できる。地方自治体が言うのならわかる。あと、大昔だったら年貢を物納で納めてもらわないと国が維持できなかったはずだ。

 だが、現代社会国家がそんなことを言っても説得力イマイチだ。税金をとらなくても、別にお金を刷ったらそれでいい。金本位制時代を通り抜けて、今では発行された紙幣のものに信用がある時代なのだお金というのは、それがお金であるがゆえにお金だ、というトートロジーである

 増田民の人も、わかってる人はわかってるだろう。税とは何かが。ここで答えは書かない。気になる人は、Yahoo!知恵袋とか、Quoraで求めれば賢い人が教えてくれる。

 私が納得いかなかったのは、一応は国家公務員一種試験(昔だったら上級甲種試験)を通ってきたはずの人達が、入庁一年目だった私の質問に答えられなかったことだ。「そんな当たり前のことを聞くな」という人もいたし、「ここではちょっと…」と口を濁す人もいたし、「知らん。自分で調べろ」という人もいた。

 税を納めるのは当たり前のこと、ただ、その原理と言うか……そう、原理大事だろう。何も考えずに常識を信じていいのは中級者までだ。上をめざすのであれば、身も蓋もない本質を疑う必要がある。

 こういうことを私が言っても説得力がないので、ちょっと引用させていただく。

それぞれの原理を、その自然本性のかぎりで探求しようとしなければならないし、きちんと定義されるよう腐心しなければならない。というのも、原理はそのあとに続く事柄にとって、大きな影響をもっているかである。実際、原理は全体の半分以上であり、探求されているものの多くは、原理を経由することで明確になると思われるのである。 ニコマコ倫理学(上) P.62


 なぜ国民から税金を取るのか、という新人職員の問いに答えられる職員10人に1人ほどしかいなかった。思えば、この時からはいつかここをやめようと思っていたのかもしれない。

 実際、徴税国民みんなから集めたお金公共サービスに充てるため、というのはお題目だ。わかりやす国民を納得させるための。本来目的はほかにある。それに比べると、上の『お題目』はビックリマンチョコのおまけに近い。ウエハースだ。



思い出② 課税処分の難しさ

 トラブルになりかけた事例になる。詳細は端折って書く。専門用語は補足するか、日常的な言葉に言い換えている。

 キャリア官僚現場体験しないイメージがあるかもしれないが、別にそんなことはない。入庁二年目から普通に現場だったし、30才を過ぎて地方支局で働いてる人もいる。

 当時は、北海道某所にある国税局に勤務していた。一応は税理士必要な科目は残りふたつというところまで取っていたが、それでも実務は難しかった。勉強しないといけないことは山ほどあるし、一年目は税務の学校で学ばせてもらったが、実務に必要知識の何割も身に付いていない。税務の世界は広いのだ。

 最初の頃はひたすら、簡単事務とか雑用とか、先輩が受けた税務相談の回答案作りとか、上位機関から調査ものとか、庶務全般文書収受会議日程調整~飲み会手配まで含む)に、兎に角いろいろやった。

 すべて勉強になるとは思ったが、正直これは臨時職員がやった方がいいのでは……と感じるものもあった。まあ、とにかく新人らしく何でもやった。

 赴任して半年だった。とある先輩を経由して、それなりの事業規模の法人の税務申告を最初から最後までやらせてもらえることになった。同じ年代職員(※省庁キャリア)の中では遅い方だった。資本金結構ある機械メーカーだったかな。これまで当業務では、先輩方を手伝う立場として動いていたから、割とすんなりいくように思えた。

 申告内容は当然精査するのだが、日本課税制度は一応性善説でいっている。国民法人含む)が嘘をついたりごまかしたりしない、ということを前提にしている。その企業も、過去に税務に関して更正処分(支払う税額が誤っていると判断した場合に○円払いなさい、という措置関係トラブルを起こしたことはない。

 一応は提出書類を三周ほどしたところ、申告書類も、帳簿も、領収書請求書契約書(請書)も、通帳関係問題なし……それで、さあ決裁だといった具合に伺いをスタートした。

 先輩方の場合は、スルッと起案が通るようだったが、自分場合はそうはいかなかった。新人に厳重なチェックが入るのは当然だった。

不動産の項目がおかしい。取得した不動産価格常軌を逸して安い。税をごまかそうとしているのでは?」

 という、先輩及び直属の上司からツッコミがあった。上司を納得させないと、次に進むことができない。思えば、あの先輩は、このことがわかっていて私に振ったのかもしれない。

 当時の私の実力を超えた課題だった。頭を抱えたのを憶えている。あの時の思考過程を追っていこう。

 かくして・・・

 探求の旅は はじまった

 まず何をすればいいかというと、不動産価格がしっかりしたものかを調べればいい。正当な根拠のある価格であればいいし、不適当価格であれば……面倒なことになる。

 不動産売買にかかる課税額は、比較シンプルだ。普通法人税と同じで基本は定率である(税額表を見ればいい)。ちょっと賢い中学生でも実務ができるだろう。

 印紙税も、登録免許税も、不動産取得税(県税)も、固定資産税(市税)もそんな具合だ。不動産本体価格については難しい計算必要だが、焦る必要はない。市区町村にある固定資産税台帳には、固定資産税評価額が載っている。それを見れば、登録免許税の目安となる不動産価格がわかる。※固定資産税の納付書にも書いてある。

 それを根拠に……と思ったが、そんなに単純な話ではない。ならば先輩も上司ツッコミを入れたりしない。イレギュラーなケースなのだ

 その物件は、なんと固定資産税台帳に載っていなかった。そういう土地だった。登記簿を見たところ、字名がとんでもないことになっていた。奥地にあって、大昔は栄えていたのかもしれないが、今では地域まるごと誰も手入れをしていない。そんな土地だった。しかし、幅4.0m以上の道路は通っている。江戸時代の人が整備したと思われる。

 国税庁においても、外部公表している不動産価格の調べ方みたいなものはある(いわゆる路線価だが、当然奥地には路線価がない)。国でも地方自治体でも、不動産価格を求めるための要綱要領は具えているが、今回は通用しないのではないか。そういう案件だった。

 若かりし日の私は思案しつつ、先輩にも相談して上司に2つの案を出したはずだ。懐かしい。

 1. 比準価格(みなし計算のようなもの)を使って不動産価格を弾くと、今の数倍以上の価格になる

   メリット…適正と思われる税を徴収できる

   デメリット…上申や裁判等になった時に勝てる保証がない

       県や市町村にも情報共有や協議意見聞取が必要

 2. 今回は大した金額ではないため、相手方の税額を受け入れる

   メリット…百万にも満たない税額差であり、費用対効果を考えるべき

   デメリット相手方が悪質だった場合前例を作ることになる

 結局、2.の案が採用された。それで、起案はあっさり通った。協議相談をしたのは直属の上司までであり、決裁の責任者には上司が一声かけたくらいだ。それで新人職員の一件目である課税処分は通ってしまった。

 思えば、先輩や上司からすれば、最初から2.一択だったのだ。今の私の判断もそうだ。課税額の差として百万円にも満たない金額のために、そこまでの手間はかけられない。もっとかに日本の税務行政のためにやらないといけないことが山ほどある。

 一応弁護しておくと、現場で働く公務員には、「法適用裁量」と「エネルギー振り分けの裁量」がある。現場的な要素が強い職種だと、上司の指揮監督を受けるのが望ましくない場合がある。極端な例だが、警察官凶悪犯をパトカーで追っている最中に、スピード違反信号無視をしている者を放っておくのはやむを得ない、といった観点だ。

 余談になるが、国税局職員県税や市税の脱税を見つけた場合も、人や状況によって対応が変わる。情報提供する場合もあれば、見なかったことにする場合もある。

 それこそ昔の話だが、飲み会とある話を聞いた。ある個人納税者から地方税務署相談があったという。要約すると「1年前に出した赤字決算の申告書だが、実は黒字で、税金を納めないといけないことがわかった。どうすればいいか」ということだった。追加で納付すべき税額は、約30円のようだ。このままでは脱税者になってしまうと焦っていたらしい。

 その相談を受けた税務署員はこう答えたという。「実は、ボールペンとか消しゴムとか、事務用品を買っていたのを申告書に書いてないんじゃないですか? だったら、納付すべき税額はやはり赤字では? 問題ないですよ」と。※以後の話は不明

 課税処分はもちろん、どのような行政処分であっても費用対効果という観点が重視される。税収1万円増のために2~3万円をかけるのは議論余地があるにしても、20~30万円をかけるのは明らかに不合理だろう。

 テレビネットメディアはてなブログでは、公務員は何も考えずに税金支出しているイメージがあるかもしれないが、ちゃんと考えている人が多数派である。そこは信じてほしい。

 数年後、私は北海道から霞が関に戻ることになった。それから退職するまで、ずっと法人課税部門にいた。



 Part2/3

 https://anond.hatelabo.jp/20230926201302

2023-09-22

日本未来

から30年後の未来

日本人口9700万人、年間100万人ずつ減っていく。

都市部に人が集中し公共サービスを保てなくなった地方ゴーストタウンとなる。

物価はどんどん上がり貧富の差絶望的に広がり一部の人しかに肉等は食べれなくなる。

生産者高齢化でほぼいなくなり外国から高値食糧を輸入する事しか出来なくなる。

その時になってはじめて国民暴動を起こすが既得権益を持っていた政治家経営者資産家は外国にすでに脱出しており怒りの矛先を失う。

2023-09-14

ジャニオタは山奥で自給自足コミュニティを作ってほしい

ジャニオタジャニタレ広告を使い続ける宣言した福島放射能汚染避難地域ギリギリ地価の安い山奥に土地を買って文明社会とは隔絶した生活を送って欲しい。

ジャニオタジャニーズ広告に使わない企業商品不買運動する義務があるので、もうハンバーガー飲料も薬も車も保険航空券も買えなくなってしまった。

さらに国の機関ジャニーズを切ってしまったので、ジャニオタ公共サービスももう使えない。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20230913/k10014194821000.html

ジャニオタ怒りの納税ボイコット不可避

文明社会流通する商品を不買するし、国家へのボイコット意思を示すためにできるだけ税金も納めたくないというであれば、へき地で自給自足生活をした方が幸せだろう。

しかし、現金収入が無いとファンクラブへの会費やライブ費用が払えないという問題がある。

そこは、男相手売春して現金を得れば良いのではないだろうか? 元々ジャニオタは全てのライブを回るための莫大な費用を夜職で稼いでいたのが多いと聞くので。

自給自足が基本だが児童虐待儀式を行う信仰対象へのお布施のためだけに売春する女だけのコミュニティ」という凄まじいカルト集団誕生想像するだけでワクワクする。

2023-08-30

anond:20230829210355

上げられてるほぼ全部がスラム街には該当しないやろ

スラム街公共サービスが及ばないレベル貧民街だぞ

2023-08-10

[] 意外と富豪課税しろという声は当事者からもあったりなかったり

2017年の夏、ジェンマ・マクガフ(Gemma McGough)は失業していたが、英国の上位1%の富裕層の仲間入りを果たしたところでもあった。自らが経営する企業「Product Compliance Specialists」を売却し、大富豪になったため、二度と働かなくて済む境遇になった。

 

19年、マクガフは「Eleos Compliance」を創業し、透明性と社会環境配慮した企業に与えられる「B Corp認証」も取得した。彼女は新会社から給料を受け取ることにしたものの、収入の大半は投資債券賃貸不動産などの資産収入が占めるようになった。

 

すると突然、マクガフのもとに、節税のために法の抜け穴を利用する方法指南する不穏な文書複数会計士から山のように届いた。そこでマクガフは給与所得に課される税率と比べて、資産売却による所得に課される税率が低いのはなぜかなのか分析した。

 

マクガフはふたつの結論を得た。ひとつ英国税制不公平だということ。もうひとつは、自分もっと納税して社会に貢献できるはずだ、ということだった。

 

 

公平性常識を貫くための手段

富豪たちは激しい競争を勝ち抜いて富を手に入れたにもかかわらず、なぜ「富裕層課税せよ」と声を上げるのだろうか? マクガフは、自分は「経済的に困窮している」労働者階級出身なので、いまの資産で「もう十分」と思いがちなのかもしれないと語る。

 

マクガフは16歳で退学して最初仕事に就き、「ノートPC2台と連絡先のリスト1枚」だけで元夫とともに最初会社を立ち上げた。運とタイミングが功を奏し、マクガフのRFコンプライアンス企業成長産業の一端を担うほどになった。そして欧州連合EU出身労働者雇用できたこともマクガフの成功につながった。

 

Patriotic Millionairesのメンバーは、健康教育を受けた労働者人口を維持し、可処分所得がある中間層消費者の双方を支えるためには、富裕税が役立つという経済的根拠を示したいと考えている。裕福な実業家がより多くの税金を支払うことで、社会の安定性も高まるため、彼ら自身のためにもなると主張しているのだ。

 

だがマクガフは、経済格差が拡大し公共サービス劣化している時代に、公平性常識を貫くための手段として富裕税を捉えている。英国人の富裕層の1%は、最貧困層の70%が有する資産の合計よりも多くの資産保有している。「社会全体が機能不全に陥っていても関係なく暮らせる大金を、富裕層保有していることが問題だと思います」とマクガフは述べる。「国は、大富豪しかるべき税負担をしてもらうべきです」

 

富裕層自分たちへの増税を望む理由 | WIRED

https://wired.jp/article/millionaires-begging-governments-tax-wealth/

 

愛国大富豪』の英国支部最近設立され、現在30人のメンバーを擁するまでに成長している。このグループは、「極端な富の終焉を加速させる」ために税制見直しを求めている。

 

メンバーゲーリースティーブンソン(Gary Stevenson)(35歳)は、「税制労働者から基本的にすべてを所有し、税金を納めず、働かない超富裕層シフトする必要がある」と語った。

スティーブンソンはイーストロンドンのイルフォードの貧しい家庭に育ったが、シティバンクトップトレーダーとして数百万ポンドを稼ぐまでになった。

 

彼は、世界が「経済災害」に向かっているという強い信念を持っている。二度と働く必要がなかった彼は、2014年銀行退職し、低賃金と手の届かない住宅に反対するキャンペーンブログ「Wealth Economics」を立ち上げた。

大金持ちには基本的に何も課税されないこのシステムを何とかしない限り、この問題はどんどん悪化していく」と彼は言う。

愛国大富豪は、キャピタルゲイン税を所得税に合わせることを望んでいる。

 

グループはまた、360ポンド以上の資産家に対し、年率2%から始まる「小規模な」累進富裕税の導入を主張している。これは全メンバーに影響するという。また、相続税の「大幅な引き上げ」も提唱している。

これは、できるだけ多くの資金避難させようとする多くの大富豪にとっては忌まわしいものである

 

(中略)

 

もう一人のメンバージュリア・デイヴィス(Julia Davies)は、彼女設立したバックパック会社オスプレーヨーロッパ株式を売却し、数百万ドルを手にした。

 

50歳の元弁護士は、その金の一部を使って環境基金We Have The Power設立した。イングランド南海岸に2人の子供と住むデイヴィスは、昨年『愛国大富豪』に加わった。彼女は、現在税制は、余裕のない一般労働者を直撃していると語った。

パンデミックによって、社会で本当に重要なのは誰なのか、真のキーパーソンは誰なのかが浮き彫りになりました」と彼女は言う。

 

しかし、愛国大富豪が超富裕層を大量に勧誘する可能性はまだ低そうだ

Patriots who abhor extreme wealth or are they just potty? Meet the British millionaires who want to pay MORE tax

https://www.thisismoney.co.uk/money/markets/article-10554643/The-UK-millionaires-want-pay-tax.html

 

 

なお労働階級出身者の富豪女性富豪が声上げてることが多い感じがする

ディズニー相続人アビゲイルディズニー課税を求める声をあげていて女性だね

 

Millionaires ask to pay more tax | BBC

https://www.bbc.com/news/business-60053919

 

 

ある意味課税されて当然の大富豪はおいとくとして、自分自身はいくらあればお金は充分か?の問題、難しいよね

 

ワイくんは運良く日本人に生まれ、なんとなくIT仕事をしているため、給与を貰いすぎている人々のひとりな訳だが、

レールから外れた人生を歩んでるのと、人よりもできないことが多いのと、いろいろあって面倒見ないといけないものが多いのと、

なんとなくIT仕事してるだけで別に何ができる訳でもないので、そこそこお金は稼げるうちに稼いで溜め込んではおきたい

 

贅沢もしたい

また犬飼いたい。フラフラ生きとるから犬や自分自身や身内がどんな状況でも責任持てるか自信無くて飼えんのよな・・・

犬飼う程度の贅沢はしたいけど、週末を過ごすためのセカンドハウスってレベルの贅沢はいらないし理解もできない(目の保養ではある)

海外も行きたい。サンフランシスコニューヨークハワイの3つを2週間くらいで巡りたい

でも高級ホテルではなくていい。安全電気水でトラブル起きなそうならなんでもいい

(ハワイだけはリゾート地からかまぁ無理がない範囲でそれっぽいホテルに泊まれそうなら泊まりたい)

 

完全に不労で湧き出るお金が30万あったら30万で生活できるようにすべてをサイズダウンするけど、

そうじゃない場合はいくらで満足出来るかはなかなか難しい話やね・・・

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