はてなキーワード: 人民とは
光速で高強度レーザーバンバン撃ち合う時代になったら核兵器みたいなトロい速度のものは使ってられなくない?
レーザー砲台が広範囲に点在してブラウン運動よろしく空間内を複雑にうごいてお互いを射程に入れながら牽制しあっている状態が相互確証破壊が成立してるという状態になりそう。
あと都市とか首都そのものが宇宙船というのが実現したらもはや攻撃目標自体が動く時代になる。
基本的にはいざ戦争になったら互いの首都船は発射圏から逃げようとお互い全速力で反対方向に動き続ける。
長期化したらその途中途中で資源の取れる星を接収してレーザー砲台を延々と生産し続けてお互いの首都船の間の空間を砲台で満たしていく。
逃げ合い根競べが何年も続いてある日どちらかの首都船が相互確証破壊エリアを抜けた瞬間にすべての砲台がレーザーを発射して0.1秒くらいですべての砲台&敵の首都船が破壊されて開戦&終戦になる。
ただしそれを数百か国間でやるのでそう単純ではなくある国は地政学的に逃げられずに大帝国の傘下に降ったりやっぱ裏切ったりみたいな政治パートもあり。
でもそれらはそれぞれの国の政策判断AIが秒単位でやるので基本的にそれぞれの国に暮らす人民は一生わけのわからない機械を作らされて瞬きしたら次の瞬間死んでたみたいなのばっかり。
自分も中国とはかれこれ20年くらいビジネスをしていて、長いこと中国にも住んでいたので、
今回の深センの事件はとてもショックで、一日重い気持ちだったので、ちょっと思うところを書いてみる。
今言われる中国の反日教育は、江沢民時代に始まった。その理由として、江沢民の出生や日中関係上の政治カードとしてなどが挙げられている。
だけど実のところは経済発展で激しく広がる経済格差と、酷い政治腐敗への不満が高まる中、
共産党の一党独裁を正当化する為に「日本帝国主義を打ち破り、人民を救い解放した中国共産党と人民解放軍」という新しい「建国神話」が必要だったんだと思う。
江沢民政権の終わり頃に、行き過ぎた反日教育に対し「子供に憎しみを植え付ける教育はいかがなものか」といった常識的な批判もあったが、
その後胡錦涛時代にも反日建国神話はさらに強化されて、ドラマや映画、小説といったエンタメにまで発展していく。
習近平政権の特徴は恐怖政治と個人崇拝で、政権初期にライバルの大物政治家が次々と粛清され、
続いて大物芸能人、大物企業家、最近では大物インフルエンサーなんかも粛清されている。
コロナ前には香港の学生運動への暴力的な鎮圧や、コロナ下での強烈なロックダウンで、これまでに無かったレベルの恐怖政治を行う一方、
中国夢(アメリカンドリームと一緒)や、偉大な中国の復興などのプロパガンダを使って愛国教育を更に強化、加えて習近平語録を教科書に加えたりと個人崇拝の広げてる。
結果、反日と愛国と個人崇拝が混じった、反日=愛国=習近平への忠誠という構図が作られていく事になる。
https://youtu.be/gluhfawkefc?si=B23duV9mUEnZ0inh&t=499
上記リンクの動画は、田舎の小学校で、子供が図工の時間に「我愛日本人」(日本人が好き)と書いた絵を見つけた教師が「お前、何を書いてるんだ!中国人の恥だ」と、
同級生の前で強く批判して体罰を加える動画なんだけど、やばいのは、この体罰の現場を教師自身が撮影し、ネットに公開していること。
日本だと炎上必須のとんでも教師だけど、中国では「反日教育をする俺は良い先生」といった感覚で、反日が自己の愛国心、忠誠心をアピールする要素になってしまっているわけ。
他にも、浴衣を着た女性が「日本かぶれ」として罵られたり、有名な靖国神社に落書きしてヒャハーする動画みたいな、コンテンツが沢山あって。
反日は政治的に安全で、再生を稼げるコンテンツとして、愛国コンテンツと合わせてクリエイターの人気ジャンルになり、
不景気なんで国民総インフルエンサーで過剰競争の結果、より過激なコンテンツが量産される状況となっている。(この辺は日本の嫌中や日本すごいコンテンツと同じ感じ)
そんな中、今年6月に吉林省で4人のアメリカ人が刃物で襲われる事件が発生、次に蘇州で日本人児童が狙われて、
そして今回の深センでの事件に至るんだけど、多くの人が指摘してるように、これらは単純な反日や反米教育の結果ってわけではない。
日本では15年くらい前から毎年中国経済が崩壊するって言われてきたけど、コロナ後にやっとバブル崩壊、景気は急速に悪化している。
中小企業は倒産が相次ぎ、大企業もリストラの嵐で、不動産価格や株価も急落しているんだけど、
政府は民間企業を救済せず、経済全体の国有化を進めるような、これまでの開放政策とは逆の方向性を示している。
「今年は不景気でみんな大変だよねぇ。でもさ、もしかしたら今年は今後の十年間で一番景気が良かった年になるんじゃない」といったブラックジョークが流行しているらしい。
不景気になると社会不安が広がるのはどこでも同じだけど、中国はちょっと特別。
宗教が無い社会なんで、不安を抑える為には金しかないなー的拝金主義者が大半で、突然バブルがはじけちゃったもんだから、ものすごい深刻な社会不安が起こっている。
車で人混みに突っ込んだり、幼稚園や小学校に包丁を持って乱入するなんて事件が、毎月のようにどこかの都市で起こっていて、日本でいう「無敵の人」が大量に発生中。
これらの事件は海外ネットでは一部流れるけど中国国内は情報統制で広がらない。
それで、今一番追い詰められているのが、家や車のローンを抱えた現役世代の40歳~あたりで、中には反日教育を真正面から受けちゃって、
不満のはけ口として日本人を対象にする、「無敵の愛国者」が出てきているってことだと思う。深セン事件の犯人は44歳。
どこの国でも権力側はメディアやネットに影響力を使って、世論をある程度コントロールしてるけど、ご存知のように今の中国共産党はこれらを完全に支配下においている。
SNSに習近平の悪口を書くとアカウント消されて警察から連絡があるなんてのは数年前の状況で、今では友人同士のグループチャットも、夫婦間のチャットも全部監視されている。
たぶんスマホ通じて周辺の会話音声データなんかも監視していると思う。
なので共産党が本気になれば人民の反日感情を管理するなんてのは楽勝なんだけど、経済悪化、米中対立、台湾関係の緊張なんかもあるんで、反日建国神話はますます大事になってきてる。
しかも、中国人口の65%を抱える農村や田舎の街には、失業統計には乗らない若い大量の失業者が発生中で、
彼、彼女らは小学校からたっぷり反日教育を受けて、エンタメはスマホ中心で、Tiktokで毎日反日コンテンツに晒されてるから、今後も極端な反日感情を持った人が出てくるのは必須。
まあ、こんな感じで全体的には悲観的な将来像しかイメージできない。
でも、どこの国でも受けた教育や与えられる情報に縛られず、自分の頭で考えられる人は一定数いて、
経験や教育を通じて親日になったりニュートラルな考えを持っている中国人も少なくない。だけどみんな怖くて沈黙しちゃってるのが現状。
※中国下げ日本上げじゃないのでそれを期待してる人は読まないでね。日本もずっとやばい。というか最近やばくない国がない。みんな違ってみんなやばい。しかし中国のやばさの加速とやばさの質が凄いねという話です。悲しくなってるのでお気持ち多すぎて完全に怪文書になってごめん。
中国がわりとやばいという話をたまにしてた日本と中国頻繁に行き来してる元中国住みの中年です。
https://anond.hatelabo.jp/20230611231950
https://anond.hatelabo.jp/20231001225541
本格的にわりとやばくなってるので久しぶりに。ニュースを見た人たくさんいると思うけど…なんかもう悲しさしかないよね。
【たぶん政府が一番焦ってる】
前に「中国が一番恐れてるのは人民だ」と書いたことがあるんだけど、この考えは今でも変わってない。
政府「えっと、まあそうなんだけど、ほどほどにね」
人民「(無視)(デマ拡散)(尾びれ背びれついてさらに拡散)(行動力のあるバカが暴走)(実害)」
政府「」
日本「」
ってなってる。日本にヘイト向けてガス抜きしたのは紛れもなく中国政府だけどここまで人民が暴走するなんて考えてもなかったはず。今自国やばいからそんなことしてる暇ないと思うけど。
良くも悪くもエネルギッシュなのが人民の特徴で、いい方向に行くと最高なんだけど悪い方向に行くともう最悪です。荒ぶる人民たちは本人らにさえ止められない。現実逃避だって本人らも分かってないというか気づきたくないんだろうね。
日本人として日本ヘイトずっと悲しかったけど、最近はもう「それであなたの将来への不安が少しでも消えるならどうぞ」みたいな感じになっちゃってる。いやよくはないけど。
日本ヘイトしてると色んなものがぼやけていいんじゃない。あのストゼロの有名な画像みたいな感じ。
これさ、対日本だからまだマシだけどほかの国に人民が喧嘩売ったらどうすんだろね。大問題になりそう。カウンターでぶっ殺されそう。
自分はガチでプーさんの次がどうなるのか心配してる。プーさんはなんやかんや言われてるけどようやっとる。こんな危ない人民たちのまとめ役()になりたいやついる?いねえよな…
次ガンギマリのやつきたらマジで中国どうなるのか考えたくもないわ。まあどうせ自分の好きだった中国は戻ってこないと思うから若干どうでもよくなってるけど。
【メンツどこいったの】
経済の危うさを感じ取れる指数は色々あるけど、なんせ前にも書いたように成長し続けられるメンタルじゃなくなってるんだよね。老若男女。
メンタルってなんだよデータ出せよって言われそうだけど、国が成長したり人が元気だったりするのに国民のメンタルってめちゃくちゃ大事だからね。我が国見たらわかるじゃん悪い意味で。
なんかもう悲しくなったのが、中国人のいいところでもあるかっこ悪いこともかっこよく面白く見せようとするようなのがなくなって、あろうことか弱者であったり状況がひどくなったことを武器にしたりしてるんだよ?中国人がだよ?メンツどこいったの?悲しくなるよ。
面白い自虐とかは昔からあったよ。でもそういうのじゃなくてさガチなのよ。怒りと悲しみがにじみ出てるのよ。
あんたらのいいところってしんどさや悪い状況を楽しんだり笑い飛ばしたりするところじゃん。それなくしてどうすんのよ…ガチで悲しいわ。
自分が中国にいたころは、「中国の若者はエネルギッシュだなあ。暗い日本の若者とぜんぜん違う」と思っていたのだが、その印象が逆転しつつある。環境がすべて悪いんだけど。
逆に日本の若者の方が「お、こんな楽しいもの見つけたw」「これめっちゃいいじゃん!」「こういうのやりたいなー!」って希望があると思う。なんか皮肉なことに景気悪いのがデフォになっちゃってるからそれを普通に受け止めて逆にいいことがあれば素直にいいじゃん!って思えるしいいことを見つけようとしてるのかもしれない。考えも柔軟な子が多いし。すごく良い傾向だと思う。希望をサポートできるように頑張りたい。
今の中国の若者って、今までガンガン成長してきてそれが頭打ちになって今度は隠しきれない悪いニュースがガンガン出てきて…みたいなので、日本の「不安」とはまた質が違うんだよね。日本は不安煽りすぎるくらい煽るから不安耐性つくんだけど、中国って政府が「問題ないっすよ」みたいな顔するし日本の比じゃないくらい事実捻じ曲げるしなんなら100を0にするしもうむちゃくちゃなのよ。そんな中「やばくない?」って一回思っちゃったらもう怖いの止まらないよね。普通に同情します。
というかいつも思うんだけど、日本の報道の自由が~とか言ってる人って中国行ったら気絶するのかな?
ちょっと違う話になるんだけど、今英語圏(ラテンアメリカもちょっと)のX(Twitter)やTiktokで日本叩きが流行っている。すげえバカな内容の。
「日本人は黒人フェチで、日本人女性は常に黒人の遺伝子が欲しがってる。気持ち悪い」「今日本はブラジルを征服中」「日本人は中国人を3000万人殺した」とか。そんなのに「日本のイメージが崩れた。悲しい」とかコメントいいね大量についてる。
頭おかしいでしょ?日本人のIQが高い!とか言ってるやつを今まで鼻で笑ってたんだけど、英語圏のバカどもを見てるとガチで日本人のIQが高い気がしてくるよ。
で、「中国凄い!」がセットで言われてるからこのブームはチャイナが起こしたものなのは間違いないとみてるんだけど
こういうのに釣られるアホどもを味方につけてどうすんの?これで「そうなんだー!」ってなる層に日本下げ中国上げすりこんでどうすんの?きたねえうんこにたかるきたねえハエ集めて役に立つの?立つわけねえじゃん。というか人民の暴走も大変なのに変なのまでついてきちゃってどうすんの?偉大な国家()として不利になるよ?
本当の「中国すごい」ができなくなったから苦し紛れでやってるんでしょ?かわいそうすぎて見てられない。嫌味とかじゃなくてマジで。
でもまあ日本人でも中国のありえないデマに騙されてるバカいるから人のこと言えないけどそれにしてもひどいわ。
【疲れた】
悲しい悲しいうるせえよって感じだけどさ、本当に悲しいんだよね。
前まで、愛があるゆえに軽口叩いて中国をいじって遊んでたけどそれもする気なくなるくらい悲しくなってる。
でもこの気持ちは前の中国に魅了されて夢中になって関わったり住んだりしたことある人たちにはわかってもらえるんじゃないかな。
でも今の中国の悪いところがなかったら中国は成長しなかっただろうし、そう考えるとこうなっちゃったのは必然だったのかとか。とりあえず中国スゴイ系インフルエンサーの日本人の方々は撤収作業に入ったほうがいいと思う。
十数年前から中国崩壊!!とかいう本出たり日本の愛国者(笑)が壊れたように中国オワタ連呼したりしてさ、今回もどうせしないんだろと思ってるだろうけど、今回はガチだから。崩壊!!!って感じにはならないだろうけど、気づいたらボロボロになってると思うよ。別に驚くようなことでもない。すごいスピードで成長した国の宿命だよね。
どうせ釣りとか創作とか言われるんだろうなあ。中国やばいと思わないならどんどん中国株を買ってね。フルレバでどうぞ。すごくお買い得になってるよ。
任意の入力を任意の出力に変換するのが人民の役割であり、頑張りどころであるはずだ。
常にリーダーは大目標を示し、人民はどうすれば大目標を達成できるのか、それこそ一億総火の玉となって考えるのだ。
無論、達成できなければ、原因となった人物は責任をとることになる。つまり、究極的には首をくくる。ゆえに達成できないなどということは考えること自体が自殺的で、許されず、また不自然な力学でもある。文字通り死ぬ気でしゃにむにやるだけである。
ところがこのところの日本男児は情けない者が増えた。大目標のために体を張ろうという気概のあるものは随分珍しくなった。豊かさの反動とでもいうべきか、これはこれとして喜べる点もあろうかと思うが、リーダーとしてはいただけない。弾丸が不足すれば、戦の行方など望むべくもない。
そこで女子からも気概のあるものを取り立てることとする。大変画期的で先進的な考え方を導入するのである。考えてみれば総人口のおよそ半数は女子であるから、優秀な男子が足りなければ、自然、優秀な女子を求めることとなる。
それから、外国人にはまだまだ気概のある若者が多い。かつての我が国のように、未来を見据えて意気揚々と取り組む若者が外国には滅法多い。こうした新たな血を取り入れることで、国力の底上げを図るわけである。
これらの労働力というのは、情けない今日の日本男児のけつを拭く役回りではあるものの、絶対数として切れる首の数は確保しなければ、やはり回る首も回らないというのが現実である。
私の要点は、つまり、あなたの論理は自らの役割を放棄した全く無責任な絵空事であるということだ。自らが何をすべきか?それはつまり、大目標に向けてひたすら前進することである。何が大目標であるべきか、などと考えを巡らせる必要はないし、越権的思い上がりと言うべき代物である。大目標に意見を持つということは、つまり体制に対する反逆を企図していることに他ならない。もしも真に述べるべき価値のある意見があると信じるならば、相応しい立場に上るその日まで口を閉ざすのが賢明である。相応しい立場にない者が意見を持っても、所詮は床屋談義の域を出ないのである。そのことを自身で弁えているからこそ、力を求めて刻苦勉励を重ねるよりは、安易に言論じみた同化を演じてしまうわけでもある。
もしもあなたが若いならば、考えを改めるチャンスがある。与えられた役割を全うせず、遠き天の彼方に唾を吐くのか、それとも国家安寧のために微力を尽くすのか、選ぶことができる。真剣に考えてみてもらいたい。それこそ、命をかけて黙考されたい。
https://anond.hatelabo.jp/20240805223215
左翼ではないものの集合体が右翼であり、実に様々な思想が右翼に含まれる
たとえば「新自由主義」は本来は左翼だが、現在は右翼とされている
「宗教的原理主義」は最初から左翼じゃないかもしれないが、思想的には左翼と類似した要素がある
理性主義とは、世の中のあらゆる問題は人間の理性によって解決可能だという主義だ
科学の進歩によって、人間は神に頼らなくても人間自身の力で解決可能だという自信を持った
それは「人間が神にとって代わる」ということだ。「人民が王にとって代わる」のと同じく革命の重要な精神となった
よって宗教・伝統・習慣といったものは憎悪・軽視され「理性によって正しいものだけが正しい」と考える傾向がある
インテリに左翼が多いのは、理性の力を強く信じてる人が多いから
■左翼が憲法を「保守」し、右翼が憲法を「革新」しようとするのか?
左翼が「理性」によって「平和憲法は正しい」と考えたからというのは正しいといえば正しい
だが「理性」によって「憲法改正すべき」と考えるのは有り得ないことだろうかといえば、そんなことはない
ところが現在の日本においては、そのような考えは「左翼的ではない」ということになってしまうので
理性によって憲法改正を唱える者は、思想的には「左翼」であっても「右翼」となってしまうのだ
実際、憲法改正の必要性を理性によって説明する「右翼」は、思想的には実に「左翼臭」がする
■「保守」とは何か?
保守と呼ばれてる人にもいろいろいるけれども、
本来の保守は「理性を崇拝する左翼に疑問を持つ人」だといってよい
〇よって憲法改正についても護憲左翼や改憲右翼のように「理性」だけで考えたりしない
彼ら左翼・右翼はいついかなる状況であっても憲法を「改正すべきでない」「改正すべき」と考えがち
現行憲法は「正しい」から守るべき、または「間違ってる」から改正すべきなのだ
〇保守はそのように「理性」によってのみでは考えない
現行憲法が成立して以降、日本は世界でも稀な平和国家になった。その点は軽視しない
しかし、現在の世界の状況において「このままで良いのか?」とは考える
なので人がどこからきて、なぜそこに定着するに至ったかを考えることから始めます。
(日本は歴史的にそこら辺があやふやな部分が多いので、ローマの植民や異民族の侵入辺りを参考にするとよいです)
水場がある、戦争において有利だから占拠した、川の渡し場がある、港を作れる、近くの都市国家の安全保障圏内だった、などです。
ダンバー数という概念があります。社会的な動物である人間がコミュニティの安定を保つのに適正な状態を示すものです。
正直理論そのものは眉唾なのですが、経験則上一定の人数が集まると運営が困難になるのは周知の事実かと思われます。
どれくらいの人がいて、何を目的として集団を形成しているのか。これが統治であり国の在り方です。
部族が拡大しその首領が君臨するというのが古代的な社会ではあります。分裂もします。
血統が貴ばれるのは文明が発展し、人民がナラティブを受け入れる社会性を獲得してからの話です。
基本的には暴力です。ここで言う暴力とは当然直接的な暴行もそうですし、数を束ねて運用し少数者を抑圧する能力も含まれます。
また支配者に絶対忠誠を誓う暴力を保有する、財物で買える暴力を保有する、あるいは財物そのものを暴力として使用するなどもあります。
この支配者はどういう暴力をもって君臨しているのか、を意識すると国家としてのデティールが明確になるでしょう。
古代、人権とは王ただ一人が保有するものであり、今で言う憲法とは王の思想と同一でした。
絶対王権や中央集権は古典的暴力に思えますが、これは近代に入って人類が獲得した暴力の集大成です。
地主、あるいは領主、のちに貴族と呼ばれる人々は相応の暴力をもって君臨しています。
王とは彼らの同盟のリーダーであり、地主の忠誠など期待できないものでした。
領地貴族が別の領地貴族(王も含む)にへりくだれば統治の正当性(暴力の有効性)を失いかねません。
信仰が信仰として単体で成立するならいいのですが、組織宗教となり王の暴力を用いる側になると構造が複雑化します。
信仰、教えに留めておきましょう。
ここまででぼんやりと形ができたと思いますので、あとは暴力に魔法だのスキルだので色付けすればなろう小説としては十分です。
王を一番強い、強い力を運用するポジションにつけて、その支配を世界の隅々に下ろしていくことで自然的なレベルデザインも生じます。