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はてなキーワード: 公約とは

2024-03-07

ワイヤレス固定電話都心でこそ始めるべき

狭い道路さらに通りづらくする邪魔電信柱をまとめて撤去しよう

電柱化は百合子の公約だったし

2024-03-03

アニメタイアップ曲について

ミュージシャンアニメ書き下ろしコラボする時って

1)アニメ関係なく自分の歌

2)アニメ自分公約

3)自分を捨ててアニメに寄せる

これらのパターンがあると思う

俺が名曲と思うのは2のパターン

かつ作品の色んなキャラに当てはめられるような抽象度と解像度の高い曲が最高

YOASOBIなんかは3に振り切れすぎてる

アーティストっていうか仕事人すぎる

2024-02-28

anond:20240228132154

逆だろ

フリーレンてターゲット層の「なんとなく"ファンタジー"ってこんな感じだと思う」「こういうのが見たい」の公約数的なエンタメだし

物凄く世間の顔色伺ってマーケをフル活用してる作風

それこそ例えるならビジネス書直木賞側であって間違っても詩や芥川賞側ではない

2024-02-24

ウクライナ

やっぱりどれだけ落ちぶれても国土が広い国に小国戦争で勝つのは難しいんだなぁと思う。いか相手戦争を起こさせる気を失わせるかしかなくて、それにはしっかり防衛を固めないとだけど、日本政府与党トイレットペーパーを自腹で買わせる程度には自衛隊いじめてるし、野党自衛隊解散とか公約に掲げるくらいなので全く駄目だろうなぁ。少ない痛手で本当に目が覚めて致命的な結果を避ける結末にはならないだろうか。

2024-02-23

食料自給率100パーセント目標国民目線政治

食料自給率100パーセントを目指すためには農業をどうにかしなきゃ

→金配ればなんとなるだろ

→働かくても金がもらえるのでまともに働く農家が減る

ますます食料自給率100パーセントから近づく

自民党のせいにする

海外から農産物 水産物の輸入を禁止する

→大量に仕事を失う人が発生する

→その人たちにも金を配る

→国が破綻する

自民党のせいにする

これがれい新撰組がかつての選挙公約に掲げていた「食料自給率100パーセント目標

現実(T*-*T)

2024-02-17

スマホサイト広告でページをスクロールするために上にスワイプする動作クリックとみなされて広告が開いちゃうやつ

罰則付きで禁止する法律を作ってほしい。

これ実現するの公約にする国会議員候補者いたら絶対投票する

2024-02-12

統一教会、パー券裏金問題、次の自民党問題は?

こういう主張で自民党議員公約締結している神道政治連盟じゃない?

同性愛は「後天的精神障害または依存症」であり「治療可能」と主張

同性愛は「ギャンブル依存症と同じ」と主張

伝統的な家族制度の崩壊につながりかねない選択夫婦別氏(姓)制度の導入に反対し、その対処策として、旧姓使用拡大に努めます」と自民党議員合意

各自治体におけるパートナーシップ制の制定等の動向を注視するとともに、民法で定める法律婚大事にしてその意義啓発に努めます」と自民党議員合意

この辺の人ね。 https://toyokeizai.net/articles/-/667833?page=3

はやくジェンダー平等日本になりますように。

神道政治と切り離されて気兼ねなくお参りできるようになりますように。

2024年建国記念の日に。

中国海軍歴史 略史(2/4)

anond:20240212002740

停滞期(1966年1977年 文化大革命終了)

文化大革命による停滞期
この時期中ソ対立が深まったため、ソ連から軍事技術支援が途絶え国産化余儀なくされた
1966年

文化大革命開始

中ソ国境紛争

6601型(成都級)をリバースエンジニアリングして、65型フリゲート(前053型/江南級)を建造

1967年

033型潜水艦 1番艦 ? 就役 ソ連から提供された633型潜水艦を参考に建造された、中国初の国産潜水艦

1968年

ベトナム戦争が泥沼化しニクソン大統領ベトナム戦争から撤退公約にして当選キッシンジャー国家安全保障問題担当大統領補佐官として政権中枢入り

ヘンリー・キッシンジャー

リアリズム現実主義)に基づく外交政策擁護者として知られている

力の均衡論者で、イデオロギー的な外交を嫌い、国家間力の均衡を保つことに腐心した

ソ連敵対する中国と友好関係を築くことでソ連へ東から圧力をかけることを目的とした


アメリカには永久の友人も敵もいない、あるのは利益だけだ』

重要なのは何が真実であるかではなく、何が真実である認識されるかである。』

外交政策道徳的完璧要求する国は、完璧安全も達成できない』

『結局のところ、平和覇権力の均衡によってのみ達成できるのです。』

アメリカの敵になることは危険かもしれないが、友人になることは致命的である』(南ベトナム傀儡政府を見捨て撤退したとき発言)

1960年代後期

★055型大型火砲ミサイル駆逐艦計画

 排水量8,000t以上の大型駆逐艦として構想され艦隊防空能力を備え、外洋での長期作戦における護衛艦隊の中核を占める艦とされたが、当時の技術限界から未成に終わった

 40年後、排水量13,000tの055型駆逐艦として結実する

1971年

ニクソンショック、ニクソン大統領中国訪問

051型駆逐艦(旅大I型) 1番艦 济南 就役 56型駆逐艦(コトリン駆逐艦)をモデル太平洋で行動しうる駆逐艦として建造された、中国が初めて独自開発した水上戦闘艦

1972年

日中共同声明

1974年

★091型原子力潜水艦 1番艦 長征1号 就役 中国初の原子力潜水艦 静粛性と信頼性がきわめて劣悪だった

035型潜水艦 1番艦 232 就役 033型潜水艦の改良版

西沙諸島の戦い 南ベトナム軍と戦闘を行い、西沙諸島全域を占領

https://www.koryu.or.jp/Portals/0/images/publications/magazine/2022/3%E6%9C%88/2203_02anami.pdf

1974年1月解放軍南海艦隊は、当時南ベトナム実効支配していたパラセル諸島中国名:西沙群島)に部隊派遣し、南ベトナム守備隊や艦艇との交戦の末に同諸島占領した。

南ベトナムは、パラセル諸島のみならず中国領有権を主張するスプラトリ—諸島中国名:南沙群島)の複数島嶼岩礁実効支配していたため、次はそれらを攻略せねばならないという議論解放軍内で盛り上がった。

その翌年の5月には、それまで海軍建設に後ろ向きだった毛沢東海軍を増強するための10計画GOサインを出した。

そこに好機を見出し劉華清は、同年9月毛沢東鄧小平に宛てて海軍の装備に関する意見書を送った。

この意見書のなかで劉華清は、既存海軍の装備導入計画批判しつつ、海軍の装備導入計画のあるべき姿について持論を大胆に展開した。

この時の意見書では、海軍が「帝国主義海上から侵略」を粉砕し、「対台湾作戦」の任務遂行するに足る能力を確保せねばならないという基本認識が示されたうえで、当時の解放軍がそうした水準にはなく、10 年後もそうした水準に達することはないという評価がなされた。

また、50年代ソ連から入手した時代遅れ通常動力型潜水艦コピー版を大量に生産するという当時の装備導入計画に対し、潜水艦に大きく依存する形で米英の海軍に対抗しようとしたドイツの失敗例などを根拠とした批判がなされた。

そうした批判を踏まえて、劉華清は、今後は、水中、水上、空中の戦力をバランスよく整備していく必要があり、核抑止力を担う原子力潜水艦水上艦隊の要となるミサイル駆逐艦艦隊に航空支援提供できる戦闘行動半径の長い航空機の開発・配備に力をいれるべきだと主張した。

この意見書さらに注目されるのは、中国経済発展に伴い海外からの「戦略物資」の輸入が拡大すれば、シーレーン防衛重要性が増し、中国本土から遠く離れた海域での航空戦力の展開を可能にする航空母艦必要になると指摘している点である

まり劉華清は、1975 年の時点で中国対外貿易が今後盛んになるという未来予測にたってシーレーン防衛について論じたわけだが、当時遠洋航海の経験が皆無だったうえに中国沿岸海域での作戦すら満足に遂行できないようなレベルにあった解放軍海軍のなかで、このような議論は異色のものだったといえる。

劉華清によれば、海軍の主要任務は、

(一)「覇権主義」や「帝国主義」による海上から侵略に備える、

(二)「祖国統一」の大事業を完成させる、

(三)中国領海およびシーレーンを含めた海洋権益を守る、

(四)核戦力の残存性を高めることに貢献する、ことであった。


1975年

ベトナム戦争終結

053K型フリゲート(江東型フリゲート)1番艦 鷹潭 就役 65型の発展型、中国海軍初の艦対空ミサイル搭載艦、しか国産ミサイルの性能が貧弱だったため2隻目で建造打ち切り

イギリスロールスロイス・スペイ ターボファンエンジンライセンス生産

草創期(1977年1989年 天安門事件)

文化大革命が終わり、米欧日との関係改善によって西側からの新技術導入が進む
また後半には中ソ対立も終わり、中国西側東側両方の軍事技術を吸収することとなる
1977年

文化大革命終了

1978年

日中平和友好条約

改革開放政策の開始

ソ連アフガニスタン侵攻

1979年

アメリカ台湾関係法を制定

上海にある江南造船廠が三菱重工業社長古賀繁一(元長崎造船所所長、戦艦武蔵設計に関わる)の直接指導で再建される

053H型フリゲート(江滬I型フリゲート) 1番艦 常徳 就役 艦対空ミサイル搭載艦である053K型と共に行動する艦対艦ミサイル搭載艦として設計された、しかレーダー電子機器の性能は不足し全天候戦闘能力もなかった

1982年

劉華清海軍司令員に就任

053H1型フリゲート(江滬II型フリゲート) 1番艦 台州 就役 053H型フリゲートの改良型

051DT型駆逐艦(旅大III型) 1番艦 開封 就役 フランス製クロタル8MS個艦防空ミサイルシステムフランス製DRBV-15対空レーダースウェーデン製機関砲を搭載

アメリカからCFM56-3ターボファンエンジンを入手、後のWS-10ターボファンエンジンの基礎となる

1983年

劉華清の主導で中国人民解放軍海軍装備実証研究センター(現在中国人民解放軍海軍装備研究所)が成立

★053H1Q型フリゲート(江滬IV型) 西側の対潜技術を学ぶための技術検証フランス製AS 365N ドーファンヘリコプターライセンス生産したZ-9、光学射撃指揮装置ソナーシステム、水中攻撃指揮装置イタリア製魚雷などが搭載された

★092型原子力潜水艦 1番艦 406就役 中国初の原子力弾道ミサイル潜水艦

 就役後も長い間航行することはなくアメリカからは「not operational」と判断された

 091型と同様に静粛性と信頼性が非常に劣っていた

UH-60ブラックホークアメリカから購入、後のZ-20中型多用途ヘリコプターの基礎となる

1985年

アメリカから入手したCFM56-3ターボファンエンジンを参考に、WS-10エンジンの開発が始まる

1986年

★053H2型フリゲート(江滬III型フリゲート) 1番艦 黄石 就役 053H1型フリゲートの改良型、イギリス製の戦術情報処理装置(CTC-1629のコピーZKJ-3)とイタリア製電子戦装置を搭載し大幅に能力が向上した

1987年

フランスよりクロタル個艦防空ミサイルシステムとともに、トムソンCSF社(現在タレス)の戦術情報処理装置であるTAVITAC(旧称 Vega III)を輸入、リバースエンジニアリングによってZKJ-4を完成させる

1988年

ソ連アフガニスタン撤退

ペレストロイカ開始

スプラトリー諸島海戦 ベトナム人民海軍と衝突し中国勝利南沙諸島の一部を占領

中国海軍歴史 略史 3/4 https://anond.hatelabo.jp/20240212035705

2024-02-01

anond:20240201181137

野田とか消費税増税戦犯だろ。

逆進性の税である消費税増税するって、公約違反はもちろん、民主党支持層である庶民が受け入れられるわけがない。

オレはあれで民主投票するのはやめた。

こいつらは口先だけで全く約束を守る意志能力もないんだって思った。自民党よりもひどいよ。

自民党民主党ほどなんでもかんでも公約反故にしないし、公約守れなくなったとしても言い訳とかなんとか回避する姿勢とかを見せようとする(もちろんパフォーマンス的な部分はあるだろうとは思うけど、それだけ国民の目をまだ気にしてる)けど、民主党ほとんどスルーしてまともに答えてなかったからね。

anond:20240201182831

しかに思いっきアピールしてた公約を実現できなかったというか、しなかったのは印象悪かったよな

今でも「そうでしたっけ?うふふ」は思い出すくらいだ

東京都政

ろくに公約も守れない小池百合子がまだまだ頑張りそうで、さすが頭の悪い田舎者がこぞって集まる大東京って感じがする。生粋東京人は苦い顔してそうだね。

anond:20240201175252

から馬鹿にされるんじゃないですかね?議員連盟がなくても、表現規制反対を公約に掲げて立候補した議員投票の力で送り込んだオタクに対して、フェミさん界隈から男尊女卑社会を変えるって公約を掲げる議員も出てこなければ、そう言う主張をするインフルエンサー議員として担ぎ上げようとする動きもない。せいぜい現在地方自治体与党に取り入って公金チューチュースキームを確立して弱者女性を食い物にするのが精一杯。その辺、見透かされてると思いますよ。

2024-01-26

金光翔 『<佐藤優現象批判

インパクション』第160号(2007年11月刊)掲載

目次

1.はじめに

2.佐藤優右派メディアでの主張

 (1)歴史認識について

 (2)対北朝鮮外交について

 (3)朝鮮総連への政治弾圧について

3.佐藤優による主張の使い分け

4.佐藤優へ傾倒する護憲派ジャーナリズム

5.なぜ護憲派ジャーナリズム佐藤を重用するのか?

 (1)ナショナリズム

 (2)ポピュリズム

 (3) 格差社会

 (4)「硬直した左右の二項対立図式を打破」―〈左〉の忌避

6.「人民戦線」という罠

 (1)「ファシズム政権樹立」に抗するために、人民戦線的な観点から佐藤擁護する

 (2)「論壇」での生き残りを図るために、佐藤擁護する

7.「国民戦線」としての「人民戦線

8.改憲問題と〈佐藤優現象

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

10.おわりに

1.はじめに

 このところ、佐藤優という人物が「論壇」を席巻しており、リベラル左派系の雑誌から右派メディアにまで登場している。

 だが、「論壇の寵児」たる佐藤は、右派メディア排外主義のものの主張を撒き散らしている。奇妙なのはリベラル左派メディアが、こうした佐藤の振舞いを不問に付し、佐藤を重用し続けていることにある。

 佐藤による、右派メディアでの排外主義の主張の展開が、リベラル左派によって黙認されることによって成り立つ佐藤の「論壇」の席巻ぶりを、以下、便宜上、〈佐藤優現象〉と呼ぶ。この現象意味を考える手がかりとして、まずは、佐藤による「論壇」の席巻を手放しに礼賛する立場記述検討からはじめよう。例えば、『世界』の編集者として佐藤を「論壇」に引き入れ、佐藤の著書『獄中記』(岩波書店、二〇〇六年一二月)を企画編集した馬場公彦(岩波書店)は、次のように述べる。

 「今や論壇を席巻する勢いの佐藤さんは、アシスタントをおかず月産五百枚という。左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない。」「彼の言動共鳴する特定編集者と密接な関係を構築し、硬直した左右の二項対立図式を打破し、各誌ごとに異なったアプローチ共通の解につなげていく。」「現状が佐藤さんの見立て通りに進み、他社の編集者意見交換するなかで、佐藤さんへの信頼感が育まれる。こうして出版社カラーや論壇の左右を超えて小さなリスク共同体が生まれ編集業を通しての現状打破への心意気が育まれる。その種火はジャーナリズムにひろがり、新聞社会面を中心に、従来型の検察官邸主導ではない記者独自調査報道が始まる。」「この四者(注・権力民衆メディア学術)を巻き込んだ佐藤劇場が論壇に新風を吹き込み、化学反応を起こしつつ対抗的世論公共圏形成していく。」

 馬場見解の中で興味深いのは、〈佐藤優現象〉の下で、「硬直した左右の二項対立図式」が打破され、「論壇」が「化学反応」を起こすとしている点であるある意味で、私もこの認識を共有する。だが、「化学反応」の結果への評価は、馬場と全く異なる。私は、これを、「対抗的世論公共圏」とやらが形成されるプロセスではなく、改憲後の国家体制に適合的な形に(すなわち、改憲後も生き長らえるように)、リベラル左派が再編成されていくプロセスであると考える。比喩的に言えば、「戦後民主主義体制下の護憲派が、イスラエルリベラルのようなものに変質していくプロセスと言い替えてもよい。

 以下の叙述でも指摘するが、佐藤は対朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮武力行使在日朝鮮人団体への弾圧必要性を精力的に主張している。安倍政権下の拉致外交キャンペーンや、一連の朝鮮総連弾圧に対して、リベラル左派から批判や抗議の声はほとんど聞かれなかったのは、「化学反応」の典型的ものである。「戦後民主主義」が、侵略植民地支配過去とまともに向き合わず在日朝鮮人に対してもせいぜい「恩恵」を施す対象しか見てこなかったことの問題性が、極めて露骨に出てきていると言える。〈嫌韓流〉に対して、リベラル左派からの反撃が非常に弱いことも、こうした流れの中で考えるべきであろう。

 私は、佐藤優個人は取るにたらない「思想家」だと思うが、佐藤右派メディアで主張する排外主義を、リベラル左派容認・黙認することで成り立つ〈佐藤優現象〉は、現在ジャーナリズム内の護憲派問題点を端的に示す、極めて重要な、徴候的な現象だと考える。

 馬場は、佐藤が「左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない」などと言うが、後に見るように、佐藤は、「右」の雑誌では本音を明け透けに語り、「左」の雑誌では強調点をずらすなどして掲載されるよう小細工しているに過ぎない。いかにも官僚らしい芸当である佐藤自身は自ら国家主義であることを誇っており、小谷野敦言葉を借りれば、「あれ(注・佐藤)で右翼でないなら、日本右翼なんか一人もいない」。

 佐藤が読者層に応じて使い分けをしているだけであることは誰にでも分かることであるし、事実ウェブ上でもブログ等でよく指摘されている。そして、小谷野の、この現象が「日本知識人層の底の浅さが浮き彫りになった」ものという嘲笑も正しい。だが、改憲派の小谷野と違い、改憲を阻止したいと考える者としては、この現象について、佐藤優に熱を上げている護憲派を単に馬鹿にするだけではなく、〈佐藤優現象〉をめぐって、誰にでも浮かぶであろう疑問にまともに答える必要がある。なぜ、『世界』『金曜日』等の護憲派ジャーナリズムや、斎藤貴男魚住昭のような一般的には「左」とされるジャーナリストが、佐藤に入れ込んでいるのか? なぜ、排外主義を煽る当の佐藤が、『世界』『金曜日』や岩波書店朝日新聞出版物では、排外主義ナショナリズムの台頭を防がなければならない、などと主張することが許されているのか?

 この〈佐藤優現象〉はなぜ起こっているのか? この現象はどのようなことを意味しているのか? どういう帰結をもたらすのか? 問われるべき問題は何か? こうした問いに答えることが、改憲を阻止したいと考える立場の者にとって、緊急の課題であると思われる。

2.佐藤優右派メディアでの主張

 まず、佐藤排外主義的主張のうち、私の目に触れた主なものを挙げ、佐藤排外主義者としての活躍振りを確認しておこう。

(1)歴史認識について

 佐藤は言う。「「北朝鮮が条件を飲まないならば、歴史をよく思いだすことだ。帝国主義化した日本ロシアによる朝鮮半島への影響力を巡る対立日清戦争日露戦争引き起こした。もし、日本ロシアが本気になって、悪い目つきで北朝鮮にらむようになったら、どういう結果になるかわかっているんだろうな」という内容のメッセージ金正日に送るのだ」。朝鮮植民地化に対する一片の反省もない帝国主義者そのもの発言である。また、アメリカ議会における慰安婦決議の件に関しても、「事実誤認に基づく反日キャンペーンについて、日本政府がき然たる姿勢反論することは当然のことだ。」と述べている。

 特に大川周明テクスト佐藤解説から成る日米開戦真実大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く』(小学館、二〇〇六年四月)では、極めて露骨に、日本近現代史に関する自己歴史認識開陳する。以下、引用する。佐藤が自説として展開している部分である

 「日本人は(注・太平洋戦争)開戦時、少なくとも主観的には、中国アメリカイギリスによる植民地支配から解放したいと考えていた。しかし、後発資本主義である日本には、帝国主義時代の条件下で、欧米列強植民地になるか、植民地を獲得し、帝国主義国となって生き残るかの選択肢しかなかった。」(三頁)、「「大東亜共栄圏」は一種棲み分け理論である日本人はアジア諸民族との共存共栄真摯に追求した。強いて言えば、現在EUを先取りするような構想だった。」(四頁)、「あの戦争を避けるためにアメリカ日本妥協を繰り返せば、結局、日本アメリカ保護国、準植民地となる運命を免れなかったというのが実態ではないかと筆者は考える。」(六頁)、「日本武力によって、列強による中国の分裂が阻止されたというのは、日本人の眼からすれば確かに真実である。(中略)中国人の反植民活動家の眼には、日本列強とともに中国を分割する帝国主義国の一つと映ったのである。このボタンの掛け違いにイギリスアメリカはつけ込んだ。日本こそが中国植民地化と奴隷支配を目論む悪の帝国であるとの宣伝工作を行い、それが一部の中国政治家と知的エリートの心を捉えたのである。」(二八一頁)。また、蒋介石政権については、「米英の手先となった傀儡政権」(二五七頁)としている。他方、佐藤は、汪兆銘南京国民政府は「決して対日協力の傀儡政権ではなかった」(二四九頁)とする。

 右翼たる佐藤面目躍如たる文章である。ちなみに、こんな大東亜戦争肯定論の焼き直しの本を斎藤貴男は絶賛し、「大川こそあの時代知の巨人・であったとする形容にも、大川の主張そのものにも、違和感を抱くことができなかった」としている。

(2)対北朝鮮外交について

 佐藤は、「拉致問題解決」を日朝交渉大前提とし、イスラエルによるレバノン侵略戦争も「拉致問題解決」として支持している。「イスラエル領内で勤務しているイスラエル人が拉致されたことは、人権侵害であるとともにイスラエル国権侵害でもある。人権国権侵害された事案については、軍事行使も辞せずに対処するというイスラエル政府方針を筆者は基本的に正しいと考える」。さらに、現在北朝鮮ミュンヘン会談時のナチス・ドイツに準えた上で、「新帝国主義時代においても日本国家日本人が生き残っていける状況を作ることだ。帝国主義選択肢には戦争問題解決することも含まれる」としている。当然佐藤にとっては、北朝鮮の「拉致問題解決」においても、戦争視野に入っているということだ。『金曜日』での連載においても、オブラートに包んだ形ではあるが、「北朝鮮に対するカードとして、最後には戦争もありうべしということは明らかにしておいた方がいい」と述べている(10)。

 さらに、アメリカが主張してきた北朝鮮米ドル札偽造問題が、アメリカ自作自演だった可能性が高いという欧米メディア報道に対して、佐藤は「アメリカ政府として、『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』の記事に正面から反論することはできない。なぜなら、証拠を突きつける形で反論するとアメリカ情報源情報収集能力が明らかになり、北朝鮮を利してしまうからだ」(11)と、いかなる反証根拠も示さずに(反証必要性を封じた上で)、「北朝鮮情報操作」と主張しているが、この主張は、保守派原田武夫にすら否定されている(12)。佐藤現在右派メディアの中でも最も「右」に位置する論客の一人であると言えよう。

(3)朝鮮総連への政治弾圧について

 佐藤は、「在日団体への法適用拉致問題動く」として、「日本政府朝鮮総連経済活動に対し「現行法の厳格な適用」で圧力を加えたことに北朝鮮逆ギレして悲鳴をあげたのだ。「敵の嫌がることを進んでやる」のはインテリジェンス工作の定石だ。/政府が「現行法の厳格な適用」により北朝鮮ビジネス利益を得ている勢力牽制することが拉致問題解決のための環境を整える」と述べている(13)。同趣旨の主張は、別のところでも述べている(14)。「国益」の論理の下、在日朝鮮人の「人権」は考慮すらされてない。

 漆間巌警察庁長官(当時)は、今年の一月一八日の会見で、「北朝鮮が困る事件摘発拉致問題解決に近づける。そのような捜査に全力を挙げる」「北朝鮮日本交渉する気にさせるのが警察庁仕事。そのためには北朝鮮資金源について事件化し、実態を明らかにするのが有効だ」と発言しているが、佐藤発言はこの論理と全く同じであり、昨年末から激化を強めている総連系の機関民族学校などへの強制捜索に理論根拠提供したように思われる。佐藤自身も、「法の適正執行なんていうのはね、この概念ができるうえで私が貢献したという説があるんです。『別冊正論』や『SAPIO』あたりで、国策捜査はそういうことのために使うんだと書きましたからね。」と、その可能性を認めている(15)。

3.佐藤優による主張の使い分け

 排外主義者としての佐藤の主張は、挙げ出せばきりがない。前節で挙げたのも一例に過ぎない。では、佐藤は、こうした主張を『世界』『金曜日』でも行っているのだろうか。

 佐藤が仮に、「左」派の雑誌では「右」ととられる主張を、「右」派の雑誌では「左」ととられる主張をすることで、「硬直した左右の二項対立図式を打破」しているならば、私も佐藤をひとかどの人物と認めよう。だが、実際に行われていることは、「左」派メディアでは読者層の価値観に直接抵触しそうな部分をぼかした形で語り、「右」派メディアでは本音を語るという下らない処世術にすぎない。「左右の二項対立図式」の「打破」は、「左」の自壊によって成り立っているのだ。佐藤が『金曜日』と右派メディアで同一のテーマを扱った文章を読み比べれば、簡単にそのことはわかる。

 一例として、米国下院での「慰安婦」決議に関する佐藤の主張を読み比べてみよう。産経新聞グループサイト上での連載である地球を斬る〉では、「慰安婦問題をめぐるアメリカ報道を「滅茶苦茶」と非難し、「慰安婦問題に関する二〇〇七年三月一日の安倍発言についても「狭義の強制性はなかった」という認識なのだから正当だとして、あたかも「慰安婦」決議案自体不正確な事実に基づいたものであるかのような印象を与えようとしている(16)。ところが、『金曜日』では、こうした自分の主張は述べず、国権論者としての原則的立場から日本政府謝罪には反対だとしている(17)。なお、『金曜日』の同文章では「歴史認識を巡る外交問題 Permalink | 記事への反応(1) | 18:32

2024-01-21

一番再現性の高いFIRE(早期リタイア)の仕方

なんか投資話題流行ってるので。

数十人くらいは無職高等遊民のような連中と会ったことあるんだが、外れ値はいものの大体同じようなパターンで早期リタイアを達成しているっぽいのでまとめる。

なお、読めば分かるが全員が成功するのは不可能だ。

人生を賭けたチャレンジが失敗することな別に珍しいことではない。

単に生存バイアスで生き残ったのが彼ら。ただ、一番公約数的で再現性が高いとは思われる。

1.年間100万円以上の投資資金を作って、1000万以上を投資に回す

収入の人はメチャクチャ節約して、高収入の人は貯金を使って全額投資する。

投資オルカンのような買って忘れる系ではなく、自分選択して分散させる。

100万以上の資金を作れないなら職を変えろ。または諦めろ。

2.住宅ローンを与信限界近くで組み、マンションを買う。

これはやってる人とやってない人がいた。やってる人はほぼ漏れなく売れば儲かる状態

まり実質家賃タダ。信用力のあるサラリーマンが使えるチート制度だ。

3.1000万をそこそこ低リスク運用で2000-3000万にする

運用経験を積みながら、元手を二倍くらいにする。

入金力が年間100万なら、10年かけて達成する。別に不可能数字ではない。

レバレッジ運用をやっている人はいなかった。つまり生き残れなかったのだろう。

4.3の投資経験を活かして、どこかでリスクを取って税引き後1.5億以上にする

要は元手から10倍くらいのエッジをどこかで取るということ。

投資経験が長くなると、「これはもしかして絶好の機会なのでは…?」というタイミングが年に何回か訪れる。

で、その中に本物が隠れていることがある。

去年のNVIDIA(5倍)、2020年ビットコイン10倍)などがそれ。

ここでは分散投資をやめて、集中投資に切り替えて大きく増やす。失敗したら終わり。

5.増やした資産を使って、安定パターンを作る

「4」は別に投資家の目利き力が優れていたのではなく、単に運が良かっただけである

まり再現性はない。そのことを知っているひとだけが生き残り、自分天才なのだ勘違いした人はさらリスクを積んで自滅する。

生き残った人は、幸運を掴んだその段階で低リスク戦略に切り替えている。

PER配当重視の分散投資に戻る人や、運用不動産買ってその不動産担保に更に運用したりする。



まとめ




それでは、よいFIREライフを。

2024-01-18

anond:20240118001341

政府が今後、資産NISAが含まれ場合税金対象にする方向だからみんなにNISAをやってほしいだけ

税金があまりにも多方面に展開されてるから、抗議の多いものをいくつか排除することを餌に公約に入れる

まあNISA誕生したときに界隈では予想されてたから、別に驚くこともないんだけどね

2024-01-16

anond:20240116161843

妄想と断言するのは良いんだが

これが妄想となると、男性被差別階級から人権侵害が許されてるが女様は特権階級から人権侵害が許されない以外の結論がなくなると思う

女性への徴兵公約にしても選挙に勝てないから誰も選挙公約にしたり、実際にそういった運動をしようとしてないってだけやろ。

同じ理由出産義務化するなんて人権に反することを公約にしたりなんて出来ないってだけ。

バカから論理的または倫理的に正しかったり、公平であればそれが適用されるとでも思ってるんだろうな。

そもそもお前の理屈論理的にも倫理的にも別に正しくもなんともないしな。

2024-01-05

anond:20240105124141

自民党をぶっ潰すって言って総理になったんだから、見事ぶっ潰してよかったのでは

国までぶっ潰れて公約以上の戦果

◢◣⬛︎ 入れる政党からなくなった

前にLINEグループで「今度の選挙自民党に入れようと思うんだけど」って発言したら

絶対ダメ」とか「もっと日本が衰退する」とか

返ってきたか

「じゃあ公明党に入れるわ」って発言したら

カルトだよ」とか「自民党傀儡」とか

返ってくる訳よ

「え〜?じゃあ立憲民主党に入れよっかな」

って発言したら

東日本大震災の時に政権にいた無能が今も

幹部な党は論外」「何がしたいのかわからん

とか返ってくるし

共産党とかどうよ」って言ったら

共産主義な時点でw」とか「日本北朝鮮みたいな独裁になるよ」とか返ってくるし

最近話題れい新撰組とか?」って言ったら

党首が元タレントの党は…ね」とか「信者公約を繰り返すロボットみたいで気持ち悪い」とか

返ってくるし

社民党に入れるかな」って言ったら

「え…?日本にそんな党ないけど」って言われて

とっても悲しかったし

国民参政民主党に入れるか」って言ったら

「いい病院おすすめするよ…」って返されるし

から次の選挙どこに入れたらいいか全く分からなくなったのです

2023-12-28

どうしてもデブ投票してしまうねん

20年くらい前からずっと選挙デブに入れ続けとる。きっかけはある市議選でな、幸薄そうな汗ダクダクのデブ演説していたねん。明らかに落ちそうだったんやけどなあぜか入れてしまったんね

そしたらなんと当選、偉いこっちゃ

んで、どーせロクに仕事せーへんやろと思ってたんやけどこれがあれますげー真面目に仕事するんよ。でも4年ぐらい経ってそいつ亡くなってしまったん。悲しくて1年ぐらい投票出来んかったわ

それがなんで投票できるようになったかとゆーと

自転車挨拶周りしてたデブをある日見かけてしまってな、そいつベタ惚れしてもうたん。で、投票して当選したんはいいんけど、すぐにやらかして辞職してもうた

それからデブ議員を見る度にそいつらを思い出してしまい、ずっとデブに入れ続けとんねん。

もう所属なんか見てへん、気にいったデブにずっと入れとんのや。

安倍だの岸田だの入れたことないわ、だってデブじゃあらへんからな。

でも、投票したデブ大体やらかしてしもうん。

やらかすか落選するかどっちかなん

選挙区にデブ二人いたら顔のいいデブに入れとるわ。やっぱ顔は大事やしね。

で、この話をするといつも「ちゃんと考えて投票しろ」とか「選挙は遊びじゃない」とか言われんやけど

お前らだってれい新選組」だから自民党から」みたいな感じで議員公約も見ず投票してるやろ。ワシにとってそれが「デブから」だけやんけ。


、というわけで次の選挙デブ候補者がいっぱい出てくんの期待しとるで

デブには入れるから

頼むで

2023-12-27

ブクマカ政党を作ったらありそうなこと

基本的反自民

立憲民主党と組む

共産党と組む時もある

維新は嫌い

公約は「氷河期世代を救う」

支持層氷河期世代弱者男性が多い

テック系の支持層もあり

ネットを駆使して選挙戦を戦う

フェミ関係で内部分裂の恐れあり

・暇アノンも紛れている

表現の自由関係でも内紛がある

・でも基本的アニメ漫画が好き

・なんでも後回しにしがち(あとで読むみたいになる)

党首のことを「トップコメ」とよぶ

・党内派閥に「増田派」がいて時々漏らす(情報とか)

法案タイトルしか見ずに批判する

国会の問答で大喜利に走りがち

anond:20231227125014

元増田のは、その後の鳩山首相の決定の時だね

ということは衆院選公約翻したのか控えめに言って政治家として信用できないね

2023-12-26

anond:20231226110001

エスカレーター歩行者ゼロ公約に掲げて知事選に出る

これ

ただし、いまだに山手線二階建て化もできてない東京には逆立ちしても無理だから他の46道府県での話ね

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