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はてなキーワード: 言わずもがなとは

2024-07-20

維新の会正論しか言ってない

道州制中央集権諸悪の根源なのは事実能登半島地震道州制自治体が強い権限とカネを持ってれば、もっと早くに復興する。

公務員国会議員年収削減。→先進国でここまで公務員国会議員首長優遇されてる国はない。まんま社会主義国ロシア中国より酷い。

医療費削減。→年間40兆円も使ってる莫大な医療費既得権益だらけ。開業医勤務医診療報酬がなぜか2倍も違う。世界一多い病院数。医師免許の更新制度すら無い。

公務員天下り廃止。→言わずもがな当然やるべき。

マスメディア既得権益廃止。→電波オークション導入、記者クラブ廃止軽減税率廃止再販制度廃止クロスオーナーシップ廃止

新自由主義路線。→日本型社会主義諸悪の根源なんだから当然。

維新正論しか言ってないよね。でも、日本は至る所に既得権益利権があるから改革が全く進まない。

自民党ダメ野党ダメとか言ってるバカがいるけど、正論言ってる維新応援したくないのは自分たち既得権益を無くされるのが嫌なだけだろ。

結局、日本人は自己保身的なんだよ。

2024-07-19

あい不正してやがる...でも俺は実力で勝つんだ!←これ嫌い

勝負から降りてさっさと関係者不正を報告しろよと思う。

例えば弱虫ペダルの杉元と川田の対決では、峠道で反対車線を走行してショートカットする川田に対して、何故か杉元は口頭で注意するだけで勝負を続行してしまう。

言わずもがな、峠道のような見通しの悪い道だと車が突然目の前に現れるので大変危険である

川田はどうでもいいが、衝突事故が起きて車が転落し運転手怪我でもしようものなら、問答無用自転車競技部に活動停止処分が下るだろう。

杉元は、川田が反対車線を走行したら口頭注意のあと速やかに道を引き返し、まずは顧問に連絡するべきだった。(小野田はあわあわするだけだから使えない)

結局、杉元は川田に負けてしまうから本当にイライラした。

2024-07-15

凋落したスクエニに成り代わり台頭したのが中華ゲーなのではないか

中華ゲーは月額課金で広く薄く集めるスタイルで確かに遊びやすいんだけど、評価されているのはそこではないと思う

 

 

かつてスクエニが得意とした「オタクがグッとくる」美麗なゲーム

スクエニが消えた穴に入ってきたのが miHoYo, Yoster, Kuro games なんじゃないか

 

逆にスクエニ以外は元気なんだよね

任天堂言わずもがなフロムアトラスガストカプコンもみんな元気

 

スクエニ最近面白いゲームを作っているんだけど(オクトパストラベラーとかパノラマサイトとか)

グラフィックスクウェアと呼ばれたあの頃のスクウェアは見る影もない

HD2Dやリメイクは元気だけれど、オタクに新しい流行を作るメーカーではなくなってしまった

 

ただ、最近改革して原点回帰兆しがあるのかな

昔のファンとして今の流れを応援している

売れるかは博打でも尖ったゲームを作っていた旧スクエアが好きだったよ

2024-07-12

anond:20240711210523

ワイ新潟民、東京言わずもがな神奈川みなとみらい鎌倉などオシャレな街と言うイメージがあるし、千葉ディズニーとか房総のあたりとかにリゾートっぽいイメージを持ってる

ただ埼玉旅行に行こう!とはならない

なんか埼玉普通住宅地が多いベッドタウンという印象

大宮もそこそこ都会ではあるけど、そこまで発達してる感じはしないし、神戸名古屋の方が都会な感じがする

ダサくはないけど憧れの都会ではない

2024-07-11

自称リベラルとか自称中道って最強ポジじゃね

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.tyoshiki.com/entry/2024/07/09/125535

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/note.com/karstereo/n/nef9f849fbedb

上のエントリとか見てるとリベラルを叩く自称リベラルとか自称中道って最強ポジじゃねって思えてきた。

だってさすがに今「俺様は当然自民支持者だぜ」とか「やっぱ維新しかないっしょ」とかってどう考えても馬鹿しか見えないし共産党言わずもがな国民はほぼ自民だし中道左派立憲しかねーよなーってところで蓮舫があの様で。

俺は馬鹿右翼自民支持者でもネオリベ維新でもない共産主義者でもないどちらかと言えば意識高いリベラルよりだ。政治に関心のない無党派って何も考えてない馬鹿っぽいし。

から俺はリベラルだって言いたいけど、だけど今のリベラル蓮舫支持者見りゃわかる通り頭が悪すぎる。そこで俺はリベラルよりだけど今のリベラル全然ダメだと当然思ってますよ、もっと上手くやれよちゃんしろよ(俺まで馬鹿だと思われるだろ)と言ってるのが一番何処からも突っ込まれない最強のポジションではないかと思ったわけ。そうすると右の連中も嬉しくってそうだそうだって褒めてくれるし。どうだろう?

2024-07-10

anond:20240710064022

周りがヤバいのは右翼も同じだし(ヘイトスピーチとかは言わずもがな…どっがやばいとかではない)、Rシール問題を叩いているように見せかけて蓮舫蓮舫支持者を必要以上に叩くタイミングきた!!!!って浮足立って(小池脱等ここまて言う?)みたいなくらいに叩いて、叩くことを正当化してるのは…………

2024-07-09

anond:20240709122008

手遅れ。

失われた30年をやっている間に、人口ピラミッド逆三角形に近い壺型になって、社会はじいさんばあさんで溢れている。金も権力多数派の彼ら彼女世代が握り込んで離さない。

目端の利く若者国外へ逃避する。残った若者は老人の消費する膨大な社会保障費を献納し、また、この国が馬鹿みたいに作り続けてきた過剰なインフラを維持するためだけに押しつぶされる。

氷河期世代が老人になる頃にはこの国の経済社会もいよいよ末期症状で、年金医療費も満足には与えられないだろう。それ以降の世代言わずもがな

台湾有事からの中露の侵略戦争日本は無くなっているか、半分くらいに縮減している可能性もある。

2024-07-08

anond:20240708145343

同感

自然豊かな田舎で育って東京上京したけど田舎には戻れないか

東京の不満は暑さくら

知らないもの出会える機会の多さが東京の強みだと思う

1. コーヒー屋が無限にある

毎週散歩しながら入ったことのないコーヒー屋に行っているが行きたい店が無くならない。一杯1000以上する高級なコーヒーを楽しめる店では、コーヒー概念が変わる出会いもある。

2. 知らない料理出会える

日本にある海外料理店の多くは、日本人向けに作られている事が多くつまらない。海外旅行に行った時の知らない味との出会いのような体験ができない。東京には現地の人が通うような本格的な料理店が多い。散歩をしていてふと見つけたお店で、名前も知らない料理・味に出会うと感動する。

3. 知らないアーティスト出会える

散歩をしていてふらっと入ったギャラリーで、一目惚れをして作品を買うことがある。検索したって見つからないようなアーティストにふとしたタイミング出会う事ができる。ギャラリーは定期的に入れ替わるからいつでも新しい発見がある。

街中でストリートミュージシャン出会えるのも東京ならでは。つい足を止めて感動したら投げ銭をし、Instagramフォローする。都心に行けば行くほどレベルが高く、都心から離れれば離れるほど癖が強くなる感じも楽しい東京には多様性がある・自由である、好きなだけ表現していいんだと実感させらる。

書き始めたらキリがないな。美術館展の多さや、舞台クラシックジャズの公演の多さは言わずもがなクラブ音楽も楽しめる。東京周辺の音楽専用アリーナの完成度も高い。一度知ってしまうと地方音楽ホールドームでは満足できない。

anond:20240708145343

同感

自然豊かな田舎で育って東京上京したけど田舎には戻れないか

東京の不満は暑さくら

知らないもの出会える機会の多さが東京の強みだと思う

1. コーヒー屋が無限にある

毎週散歩しながら入ったことのないコーヒー屋に行っているが行きたい店が無くならない。一杯1000以上する高級なコーヒーを楽しめる店では、コーヒー概念が変わる出会いもある。

2. 知らない料理出会える

日本にある海外料理店の多くは、日本人向けに作られている事が多くつまらない。海外旅行に行った時の知らない味との出会いのような体験ができない。東京には現地の人が通うような本格的な料理店が多い。散歩をしていてふと見つけたお店で、名前も知らない料理・味に出会うと感動する。

3. 知らないアーティスト出会える

散歩をしていてふらっと入ったギャラリーで、一目惚れをして作品を買うことがある。検索したって見つからないようなアーティストにふとしたタイミング出会う事ができる。ギャラリーは定期的に入れ替わるからいつでも新しい発見がある。

街中でストリートミュージシャン出会えるのも東京ならでは。つい足を止めて感動したら投げ銭をし、Instagramフォローする。都心に行けば行くほどレベルが高く、都心から離れれば離れるほど癖が強くなる感じも楽しい東京には多様性がある・自由である、好きなだけ表現していいんだと実感させらる。

書き始めたらキリがないな。美術館展の多さや、舞台クラシックジャズの公演の多さは言わずもがなクラブ音楽も楽しめる。東京周辺の音楽専用アリーナの完成度も高い。一度知ってしまうと地方音楽ホールドームでは満足できない。

2024-07-01

anond:20240630193810

ダウト

文中の設定は統一しておこうな

「ムスコは言わずもがな清廉潔白である。30過ぎなのに。」

下半身マッサージしあうのとかはすげえ楽しい

2024-06-30

はじめてお〇パブに行ったら性嫌悪に気づいた

昨日久々の同窓会があって、その場のノリで悪友たちとお〇パブに行くことになってしまった。

30過ぎでみんな身を固めてるのによくやるわ、と思いつつ、実は初めて行くとは言い出せずにその場のノリに合わせてしまった。

正直なところ、これまでに女性の乳を揉んだことはない。ムスコは言わずもがな清廉潔白である。30過ぎなのに。

周りに合わせて店に入って大回転。目の前にはたわわな果実

...気持ち悪いと思ってしまった。ムスコもしょげていた。

いや、本当に無理だ。なんで興味もない初めて会った他人の肌に触らなきゃならんのか。

腕なんかも細い。これでは家事労働もろくにできないんじゃないのか?

たんぱく質もっと摂ってほしい。もっと腕回りとか、腹筋とかほしい。

しかしたらもう少しムッチリした子が好きかもしれないなどと思いつつ、困惑時間が過ぎて無機質に脂肪を揉んでいた。

そんな感じでしょげて店を出た。友人らは満足げだったので頑張って満足げにふるまったが、まあ気づかれてただろうな。

親しい同性で乳繰り合うおふざけとか、下半身マッサージしあうのとかはすげえ楽しいのに。

今後もそういう関係のほうがいいが...みんな身を固めてしまう。

2024-06-27

響け!ユーフォニアム 3期12話の原作改変に対する原作ファン達の反応

原作およびアニメ最新話のネタバレ含みます。次回のアニメで描かされそうな部分はたぶん触れてないはず)

思ったより長くなったので簡単なまとめ

・一部原作ファン界隈の反応をずっと追いながら、ユーフォ3期を見てきた

・彼らは12話よりむしろ、それ以前の話の細かな変化に対する不満を募らせていた

・ところが12話の最大規模改編(勝敗の変更)については大好評で、この一手で一気に評価が逆転する現象が起きていた



前置き

ユーフォ3期最新話の改編回りがまあまあ話題になっていたので、Twitterの一部原作ファン界隈の反応を観察し続けてきた自分の見てきた光景について、ちょっと書いてみたいなと思った。

ここで書く原作ファン界隈(以下、「原作組」表記)は、原作・作者に対する熱心なファンで、思い入れの強さが「原作>>>アニメ」ってスタンスに見える人たち。

原作既読ファンの中でも濃度や比重はそれぞれだと思うので、あくまで一部界隈に限った反応ということでよろしく

ちなみに、なんでそんな界隈の反応を観察していたかというと、

自分個人としてもアニメユーフォの2年生編(劇場版「誓いのフィナーレ」 )が原作の良さを台無ししまくった残念作品だったことで、アニメ版を見る目が以前よりも少ししらけてしまって、比較共感出来そうな層の感想摂取たかたからという経緯から

自分も、おそらく原作組もほとんどが、アニメユーフォ1期の大傑作ぶりに魅了されたのがきっかけで作品ファンになったはずだし、

自分としては今でも、1年生編の範囲に関してはアニメの方が原作より好きなくらいなのだけど、

そんな素晴らしいアニメ1期2期を作ってくれたスタッフなだけに、2年生編の劇場版ホントがっかりしたのよね・・・。

「誓いのフィナーレ」に関する個人的な不満(本題じゃないので、読み飛ばして良いところ)

まず、1~3年生編の中で、2年編が一番群像劇感強くてTVアニメ向けっぽいのに、劇場版の短い尺に押し込めたせいで構成が歪になり、大事なシーンもカットされまくったこと全体がとにかく残念だった。

それに、尺が短い中でやらなきゃいけないという前提を汲んでもなお、省略されたことや改変されたことが許容できないシーンが数点あった。

特に一番大きいのが、秀一と久美子の交際停止タイミング関西大会前に変えて、理由もなんかふわっとした感じにしちゃったこと。

原作だと、タイミングラスト関西大会敗北後。気丈に振る舞っていた優子前部長が影で涙していたことを知り、しかもその優子・夏紀から直々に次期部長を託された久美子が、部活に全てを賭ける決意の証として別れを切り出す。秀一もそれを受け入れ、”恋人”じゃなく”部長”の久美子を支える決意をする・・・というめちゃくちゃドラマチックで大好きなシーンだったので、映画改悪されたこのシーン見たとき呆然とした。

そもそも原作のこのシーンから取って「誓いのフィナーレ」ってタイトルにしたもんだと思ってたからね。

他にも、原作の2年生編は続く3年編への布石をいっぱい打っている作品で、

●久美子が下級生の指導係としてお悩み相談に奮闘→翌年部長として慕われまくり、それがかえって真由を疎外してしま根拠

集団退部の苦い経験から、部の融和を何より重んじてきた優子前部長が、その反動で部の空気が緩んだことを敗因と分析→翌年、高坂ドラムメジャーの元でスパルタ改革する理由作りに

●優子や夏紀達が身を削って最後の1年部に尽くしてきた姿を描く→それを部長として受け継いだ久美子の重みが増す

・・・等々、3年編を盛り上げたり説得力を出したりするための「つなぎの一作」として非常に優れた作品だったのに、そういう要素がアニメ2年編では省略されまくり、そのせいでアニメ3年編にもそうした文脈が引き継がれなかったのがとにかく残念だった。

そんなこんなで2年編で一気に原作アニメ評価が逆転してしまい、待望のアニメ3年編開始にも以前ほどの熱量の湧いてこず、少し冷めた目線を共有するスタンスくらいの方が心地よいかなと思った次第。

一方で、2年編と違って、3年編に関しては個人的に原作に対しても不満・消化不良に感じた点が多かったりして。実は、「そのままアニメ化するより、なんか良い具合にアレンジしてくれないかな・・・」という本音を持ち合わせてたのも面もあったりした。

ユーフォ3期 11話までの原作組の反応

原作で全編に散らばらせていた月永求のエピソードを、1話ギュッ圧縮した改変は比較的好評で、

後は、アニメで謎に求×奏の絡みが盛られまくったことなんかは面白がられていたが、

それ以外は全体的に、「ここ原作の方が良かった」みたいにチクチク言われてることの方が多かった印象。

特に、不評が一気に顕著になっていたのが、直近の10話・11話の描写

一番多かった批判としては、アニメ麗奈原作に比べてブレすぎ、ナヨナヨしすぎ、久美子に依存しすぎに見える、というものだったと思う。

かに原作麗奈は良くも悪くももっと自分を貫き通し続けて、久美子への態度もドライだったと記憶している(あんなに繰り返し「久美子とソリを吹きたい」と言うのはアニメだけ。なんなら原作麗奈は真由とも仲良くしていたりする)

他は、以下のような不満点が挙がっていたかと。

・秀一の原作での見せ場が何点かカットされている

説明不足や改変で滝先生や奏辺りが原作より頭悪そうに見える

黒江真由の不気味さ、異物感が原作より薄い

原作であった「部活コンクール音楽とは」みたいな多様な観点が薄れて、「努力して全国大会で勝つ!」みたいな単純なスポ根ものに見えちゃう

石原監督)と花田脚本家)は全然原作理解できてない


特にアニメ原作より久美子×麗奈のイチャつき重視、久美子×秀一の要素は薄め・・・というのは以前からの流れだけど、

直近ではプラスして、麗奈キャラ自体原作より変わっちゃった感があったのも相まって、1011話辺りの久美子×麗奈描写はかなり冷めた目で見られていたように感じた。

ただ、自分もその感想に全て同調していたかというとそうではなく、

なにせ根っから判官贔屓体質なので、こうも「原作の方が良かった」という小言を見ていると、「いやここはアニメの方が良くないか」という点を探しがちになっていた。

例えば、10話で久美子が部をまとめるために演説する内容、タイミング原作から変更されていたが、「北宇治の仲間に話しかけるシーン」としては、自分アニメの方が良いなと思った。

原作では名無しの3年生達も、皆名前と顔を描き続けてきたアニメからこそ、「北宇治のみんなと最高の演奏をしたい! みんななら出来る!」というアニメ演説シーンは、全然陳腐とか思わず素直にぐっときた。黒沢ともよさんの演技が最高なのは言わずもがな、それを聞いてる皆の表情で泣けるんだ。この子達にも皆、部活に全力投球してきた3年間があったんだよなあと思いをはせてしま

一番批判されていた麗奈描写も、確かに原作の方が孤高な感じでカッコいいなと思う一方で、原作麗奈スパルタ指導や滝先生への批判を精力的に取り締まる描写はやり過ぎに感じた部分もあったので、アニメの描き方もこれはこれでアリかな・・・くらいの印象だった。

そんなこんなで、多少残念な点もありつつ、2年編と違ってそんなにアニメ版が悪いとも思えなかったので、原作組に対して、「そんなに悪く言わんでも・・・」「ここからアニメ版がめちゃくちゃ凄い描写をして、ギャフンと言わせてくれないかな」みたいな反骨心をどこか抱きながら、12話の放送を迎えることになった。

12話で起きた大逆転劇

確か11話の放送が割とすぐ後くらいに、12話のあらすじと一枚絵が掲載されて、

どうやら、12話では久美子と真由がソリをかけて公開オーディションするアニオリ展開になりそうだ・・ということが分かった。

その瞬間からもう、「これはヤバいんじゃないか」という、悪い意味でザワザワした空気が漂っていた。

原作を読んでいる人からしたら、最後オーディションで久美子がソリを奪い返すという結末を当然前提に入れている。

そのうえで、部員投票の対決という舞台を使って、「皆に肩入れされる側の」久美子が勝つ・・・という展開をどうすれば納得いく形で描けるのか、非常に想像するのが難しい。

11話までの描写アニメスタッフに不信感を抱いていた層からは「これ、『1期(麗奈vs香織先輩)のオマージュやったらエモいっしょ』くらいの感覚でやってないか? 」みたいに言われてたり。正直自分も、この展開に関しては不安の方がだいぶ大きかった。

そして迎えた、12放送当日。

からリアルタイムツイートを見てみると、オーディションが始まるまでは相変わらず不満の声が多かった。

「まーた麗奈が『最後絶対久美子とソリ吹きたい』とか言ってるよ。原作と別人じゃん」とか、

「真由にとってつけたような悲しい過去付与すんなよ。原作と別人じゃん」とか。

しかしそこから

久美子が敗北するというオリジナル展開、しかも決定的な一票を投じるのが麗奈・・・という大規模改編展開に突入した瞬間、空気が一変していた。

「うおおおおお!」 「まじかあああ!」 「やりやがった!」

みたいな、ポジティブよりの興奮した反応が一気にあふれ出していたのだ。

そして放送終了直後には、

「今回は素晴らしかった」 「こういうのでいいんだよ」 「今までの改変も腑に落ちた」 「石原花田見直した。すいませんでした」

みたいな手のひらクルクル感想投稿されていて、ある意味こっちの流れもカタルシスがあった。

ではなぜ、この展開が彼ら原作から絶賛されたかというと、

単に1期のオーディション大吉山の名シーンをなぞる演出が良かったとかそういう表面的なところだけじゃなく、この方が物語説得力がある、作品に筋が通った・・・と思わせてくれる作りなっていたからだと思う。

象徴的なのが、これまで批判されていた、「麗奈が久美子にベタベタしすぎ」 「やたらと繰り返す、久美子とソリ吹きたい発言」という要素が、「それでも、『演奏の上手さが絶対』という信念や、2年前オーディションの時の久美子との誓いを貫いて、真由とのソリを選ぶ」という、原作とは違う形で麗奈の気高さを描く展開の前振りとして機能していたこと。

これがやりたかったのなら、なるほど今までの改変描写理解出来る・・・と見直されたわけだ。

というか実は、11話の放送直後くらいから、

「ここから巻き返すには、もうアニオリ展開で真由に勝たせるしかないのでは」

「これで真由に勝たせたら手のひら返すわ」

みたいな、この改変展開になったら良いんじゃないかって予言していた人もちらほらいたのだ。

まさか本当にそこまで攻めた手を打ってくるとは思ってなかっただろうけど)

原作至上主義みたいな人からもそういう発想が出てくるあたり、少なくともアニメ版は最初からこの結末を正解とする前提で、そこに向かっていろんな描写を積み上げてきていたのだと思う。原作と目指すゴールが違うから、その過程違和感が生じることにもなるよねと。

そもそも原作アニメ両方通っている人は周知のことだけど、

アニメユーフォ最初の1期が原作にないオリジナル要素盛りまくりで、

麗奈と香織が部員投票オーディションで対決するくだりも、その際に久美子と「裏切ったら殺していい」と誓い合うくだりも、久美子が上手くなりたいと叫びながら橋を疾走するくだりも、全部原作には全くないシーン。

これらのシーンがあるかないかによって、初期の時点からもう原作アニメの久美子・麗奈パーソナリティは分かれてきているのではないかと。

アニメスタッフ別に原作理解出来てないわけじゃなくて、スタートの時点から違う解釈のものを描き続けてきて、それを貫き通したんだというのが自分の印象。

アニメ版では原作よりも、中3麗奈の「悔しくて死にそう」発言が久美子の原点であると度々主張していたり、

「上手くなりたい」 「特別になりたい」という価値観を強調し続けてきた。

からこそ今回の大一番で、久美子と麗奈に徹底した上手さ至上主義を貫き通し、

最後に改めて久美子の「死ぬほど悔しい」発言で決着させたことで、

アニメ版ならこの結末が正解だ」 「アニメ版でのテーマをやり通した」と納得させて、

これまで不満を表明していた原作ファンからも、「自分はそれでも原作の方が好きだけど、アニメ解釈もこれはこれで一つの形としてアリだ」みたいな声を引き出すまでに一気に挽回できた・・・のだと思う。

あとは、単純に今、「原作改変」に向けられる目が史上かつて無いほどシビアであり、

しかアニメユーフォといえば「くみれい」 「演奏シーン」が代名詞になってる節があるのに、

最後最後で、「久美子と麗奈全国大会でソリを吹く」という、無難にやれば3期最大の見せ場になっただろうシーンを、あえて外す。

その決断力、勇気に感服したという人もいたと思う。

もちろん、同じ原作既読者の中でも、

原作通り久美子に勝って欲しかった、普通に久美子麗奈の全国ソリを見せて欲しかったって意見の人もいるだろうし、その価値観否定されるべきでは無いと思う。

ただ、少なくともアニメ版の改変はちゃん意図のある、信念に基づく行為だったと思うし、

原作ファンの中にもそれを理解している、評価している人は少なからずいるよ・・・という話でした。

個人的にも、12話の展開は凄く好みだったし、納得したし、感動した。

ユーフォの1期2期は自分の生涯No.1アニメ作品になるほど心揺さぶられた作品だったので、これ作った人たちはやっぱり凄かったんだって、改めて3期でも感じられて良かったです。

あーほんと、2年生編だけもう1回アニメリーズで作り直してくれ無いかなー。

からリセットは無理でも、せめて夏紀先輩主役のスピンオフ小説と混ぜて、なかよし視点で2年編を描き直す・・・みたいな感じとかでなんとかなりませんかね。

2024-06-21

anond:20240621112126

単に睡眠不足が続いてて訳わからん思考になってるだけで、本人に合った時間と質の良い睡眠毎日とれれば嘘みたいに治るのもありがちやぞ

例えば、平均睡眠時間からと7時間睡眠で「十分寝てる」つもりの人が本当は9時間寝ないと駄目なロングスリーパー体質だとする

ロングスリーパーは一応起きて活動はできるから自覚のない人が多い

そして不足分の蓄積に比例して狂っていく

平均以下の睡眠なら言わずもがな

2024-06-15

anond:20240615122301

俺は生粋弱者男性だけど、最近気がついたんだけど弱者男性に概ね優しい属性の女さんが二種類いて

1つ目が福祉系の人、理由言わずもがな

2つ目は最近かに増えてる属性で男向け作品を好み男コミュニティにドップリで男の肩を持つ女←コイツラの名前はまだないが韓国でも日本でも確実に増えてる


弱者男性に厳しい属性言わずもがなリベラルフェミニスト、そして既得権シマシなマッチョ保守派おじさん←政治家場合は何故かその限りでもない

2024-06-13

anond:20240613032328

言わずもがなだけどそれをいう50代は上手くサボってる

見た目忙しそうなフリしてようがサボってる

代わりに年下に働かせて

自分たちは楽する寸法よ

そうじゃないとただでさえ価値観が違って腹の立つ年下と働くわけないもの

2024-06-11

エスカレーターまれ派って法定速度厳密に守ってるの?

エスカレータールールなのだから守れ!という論調があるけど

皆さんは車の法定速度厳守してませんよね?

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/nigenige110.hatenablog.jp/entry/2024/06/09/120640

市街地くらいなら守ってる人も多いけど、県道に出た途端に制限速度50kmのところを60kmくらい出してますよね。

国道高速道路なら言わずもがな

車の流れを守るためとか言ってルールより重要なはずの法律無視しだしますね。

で、その話するとメーターの50kmは制限より低い」とか言い出すんだけど

制限MAXの値であってそれ以下にするのが当然なんですけど。

守りたくない法律の話になると無視していいんですね。ルールは守れっていうくせに。

 

「流れを守らないと逆に危ない」

なるほど。世間常識となってる片側乗りの流れを無視したら「おっさん背中押される」とか危ない目に遭います

危険を避ける為に片側乗りを維持してる人達も一切悪くなくなりましたね。

 

効率が悪い?

ルールを守って全体最適化されてれば良いんですよね。制限オーバーしたところで目的地まで数分も変わらないし

制限速度を厳守すればよくない???

2024-06-09

ラムネのビー玉を誤飲しかけた(完全に俺が悪い)

とりあえず説明書きに沿ってビー玉落とす所までやったんだが、何故かそこで「飲み口小さくね?」って思って水色のキャップまで外してしまった

言わずもがなそれだとビー玉が飲んでる時に出てしまうかもしれない

特に俺は残さないよう最後上向いて飲む癖あるし

半分くらい飲んだ段階で「あれ?これだとビー玉出てくるよな?」ってなってキャップを戻したんだが、気づかず飲んでたら危なかった

これに限らず、後から考えて「え、なんで?」ってなる行動を時々するんだよな……なんでやろ

2024-06-07

イワシってなんであんなに不味いんだ

サバは美味いよな。

サンマも美味いよな。

カツオ言わずもがな美味いよな。

イワシの子であるシラスも美味いよな。

イワシ←不味い。

あいつどないなっとんねん。

青魚の中でブッチギリの不味さ。

なんで鮮魚コーナーでデカい顔してんだ。

お前は不味いだろうが。

2024-05-27

埼玉千葉の人に聞きたいんだけど

三郷柏の葉あたりって何であんなでかい商業施設たくさんあるんだ?

越谷レイクタウン 言わずもがな、全国最大?のショッピングモール

IKEAコストコららぽーと新三郷 IKEAはこれが最大だったはず

流山おおたかの森S・C

ららぽーと柏の葉

 

柏の葉流山が近いのにショッピングモールが2つもあるやんけ

っていうのは前から気づいてたけど、三郷IKEAが近いことに気づいて、その隣にららぽーとがまたあるのに気づいて

近所に越谷レイクタウンがあることに気づいた

今更

 

何このエリア、こわい

真ん中あたりに住んでたら楽しそう

真ん中って南流山あたりかな

2024-05-13

anond:20230423104346

都心育ちは羨ましいが、地方歴史ある土地育ち(京都奈良言わずもがな神戸金沢長崎熊本などもろもろ)もめちゃくちゃ羨ましい。

どっちも文化資本モリモリだと思うし、出身地への愛着と誇りを持つことができるだろう。

昔はただの沼か農村だった、東京ベッドタウンとして開発されただけのマジでなんもない土地子育てに便利な公園ショッピングモールはあるよ)に生まれ育った人間としては喉から手が出て血涙を流すほど欲しくて仕方がなかったものである

2024-05-12

働きながら毎日料理する30代夫が、料理をする魅力を語る

私は今32歳で、子供は1歳3ヵ月。妻は専業主婦をしている。

料理基本的に私の担当だ。妻は子供離乳食だけ作る。

今は旦那さんが料理することも多いのだろうが、仕事をしながら毎食しっかり作っている、という話をすると、驚かれることが多い。

と言うことは、こういう生活スタイルは、まだあまり一般的だとは言えないのだろう。

自分料理担当して、3~4年くらいになる。

元はというと、(無自覚だったけれど)自分はかなり食にうるさい方だったらしく、

おいしくないもの我慢できない。それがプレッシャーになる、ということで、自分料理をするようになった。

ただ料理(食事)が好きなだけじゃん、と言えばそれまでなのだが、

別に元々自炊する習慣がついていたわけではない。学生時代や、社会人生活最初の方は、かなり適当食生活をしていた。

必要になってやり始めて、だんだん面白くなってきたのだ。

から、今回の話は、必ずしも生まれつき料理好きな人にだけ当てはまる、というわけではない、と思う。

自分料理をする上で、最もいいな、メリットだな、と思っている点は、

家での料理が、「一石多鳥」である、ということだ。

自分そもそも合理的な行動が非常に好きなので、料理という一つの動作で多くのメリットを同時に実現していることを思うと、それだけで嬉しくなる。

自分料理をすることのメリットは何か? 挙げていけば、下記のようになる。

節約になる。

健康になる。

③好きなものが食べられる。

④食への理解が深まり、味覚をより探求できる。

趣味としてのリラクゼーションになる。

仕事でのタスク遂行能力が上がる。

⑦妻に喜ばれる

以下、順番に説明する。

節約になる。

これは言わずもがな、だ。一部には、「自炊お金がかかる」と言っている人もいるようだが、そんなわけはない。

短期的に見れば、確かに一定の初期投資必要かもしれないが、一旦ルーチンが確立してしまえば、中長期的なコストはどう計算しても自炊の方がやすい。わざわざ計算式で表現するのが馬鹿らしいほどだと思う。

料理器具などについての議論は一旦おいておくとして、ぜひ注目してほしいのは、「保存の効く食材について」だ。

ある程度料理をするようになるとわかるが、案外、日常的な料理日本人使用する食材調味料レパートリーは限られている。

また、そのレパートリーを大別すると、

(a)生鮮食品のように足が早いもの・・・肉、魚、卵、葉物野菜牛乳ヨーグルト、など。

(b)ある程度日持ちのするもの・・・玉ねぎジャガイモにんじんねぎにんにく生姜昆布鰹節味噌醤油、酒、ワイン蜂蜜、塩、砂糖コショウ、その他種々の調味料、など。

となる。

ポイントは、(b)に分類される、日持ちのする食材のうち、特に根菜類を、例えばイオン場合であれば火曜市などの安価に入手できる日に、

常に一定数以上確保しておくようにすることだ。

(b)の分類の食材が常に冷蔵庫ストックされており、調味料なども揃っていれば、

あとはその日の気分次第で、適当に(a)分類の生鮮食品と組み合わせて調理する。

肉類も、日によって、この日は豚ロースが安い、この日は鮭が、などと変わっていくので、

特別なこだわりがなければ、こうした特売に合わせて食材をチョイスすると、より割安に材料調達できる。

こうした方式を導入すれば、仮に一人暮らしだったとしても、食材無駄にせず、常にジャストな分量の食事を、最も安い価格で実現することができるはずだ。

健康になる。

これについては、妻の嗜好をかなり取り入れたところがある。今となっては、むしろ出来合の食事を食べることがかなりストレスになってしまい、一食でもコンビニ食などで済ませるのは、非常に嫌になった。

野菜を取りやすい、というのは当然そうだ。

しろ調理済みの惣菜や、飲食店食事で、一日に必要野菜摂取量を十分に確保することは難しい。

また、これは料理をするようになって気づいたことだが、

調理済みの食品には、大抵の場合、多くの食品添加物使用されている。

昔は食品添加物など「そんなシャラ臭いこと気にしてられるか」という印象だったが、今はほとんど全ての買い物で、食品成分表示確認するようになった。

具体的に、何は取るべきではなく、何は取ってもいい、という情報はあまりにも細かな話になってしまうし、自分自身でも完全に把握できているわけではないので、立ち入らない。

が、実際にコンビニスーパーなどで普通に販売されている食材の中にも、専門的な見地から見て十分に安全とは言えない添加物が多数使用されているようだし、

加工食品をあまり摂取しない生活の方が、(少なくとも主観的には)体調がいい状態で日々を送れているように感じる。

また、砂糖や油などの、体調への影響度が大きい成分についても、

自炊をする中で、それぞれの分量や性質自分の体調に与える影響の度合いを、実経験観測していくことができる。

こうしたPDCA自炊をしていると自然と回るようになるので、自然ダイエットにもなり、体調管理もつながっていると思う。

③好きなものが食べられる

これも当たり前と言えば当たり前だが、自炊による料理のおいしさ、という点では、個人的にはYoutube以前と以後で、自炊を巡る状況は大きく変わっている、と思うのだが、どうだろうか。

コロナ以前の、あまりYoutube上での料理動画が充実していなかった頃は、ホットクックを見るか、料理本を見て作るか、くらいが基本的選択肢だった。

ホットクックは玉石混淆だし、料理本は色々試すにはハードルが高く、またレシピ通りに作っても必ず美味しくなるわけではない。

また、いずれの場合でも、レシピだけを見て作っていると、料理の背景に、ベースとなる基礎があることが理解しにくかった。

その点、例えば食材の切り方一つ、食材の投入タイミング一つでも、動画で示されれば、そこで用いられているテクニックは一目瞭然だ。

また、「これは本当にすごいな」という、作って感動するレシピがかなりたくさんあるのもYoutube料理動画凄さだと思う。

誰の料理が好きかは好みが分かれるところだろう。個人的には、コウケンテツさんは、このジャンルでは本当の天才だと思う。ほとんど全てのレシピ動画に、味という観点だけでなく、作りやすさ、シンプルさ、という観点からも、驚くような工夫が凝らされている。毎回非常にクオリティが高いのに、ありふれていない。単純に仕事として憧れるところがある。

Youtubeがあることは、今から自炊を始めることの大きな理由の一つになるのではないか

④食への理解が深まり、味覚をより探求できる。

上記のように、Youtube動画ちゃんレシピ工程確認しながら多くの料理経験していくことで、料理全般を下支えするセオリー体感にわかるようになってくる。

例えば、

 ・料理において、塩はどのような役割を持っているか

 ・どのようにして旨味を構成するか?

 ・〇〇の食材には、どのような調理法が、なぜ合うのか?

 ・〇〇の食材は、季節によって味がどう変化するか、いつが美味しいのか?

 ・なぜこの順序で食材を投入するのか?

 ・この食材で風味づけする意味は何か?

など、無数に論点がある。

もちろん、素人なので、こういう事柄について体系的にわかっているわけではないが、それでもかなり感得できるところがあるのは確かだ。

このことによって、例えば外食に行った場合も、

「なぜこのような料理の仕方になっているのか」「この料理のうち、何がユニークなのか?」「なぜこれが美味しいのか?」などを考える上で、それを言語化し、考えるためのヒントが自分の中で非常に多くなる。

また、それに対する考察が、日常料理にもフィードバックされるために、自分家族の食の経験がより豊かなものになっていく。

これは、とても創造的で、面白い頭の使い方だと思う。食をよく楽しむと、「ああ、人生を豊かに楽しんでいるな」という気に、ふとなる瞬間がたくさんある。

趣味としてのリラクゼーションになる。

これも、個人的にそう感じる、というレベルのことに過ぎないかもしれないが、料理食材は、「人間自然との強力な接点の一つ」だ。

この前たまたま流れてきた動画の中で、養老孟司さんが、

サラリーマン一年のうち3ヶ月は田舎に行って農作業をするべきだ」

というようなことを言っていた。

これは、人間は(人間以外の)自然に触れることで、人としての自然なあり様を取り戻せる、などというような話の文脈で言っていることのようだったが、

やはり現実的にはこれはなかなか難しい。

一方で、都会に暮らしていると、自然に触れることによって自分の心身が整えられる感覚があるのも、自分としては実感するところだ。

料理は、一つの自然である、と考えることもできる。

例えば、食材を茹でている鍋の中で、いろいろな食材の色を眺めていると、何となく癒されるものがある。

また、料理をすれば、その色彩を眺めるだけでなく、実際に手で触れ、匂いを嗅ぎ、それを味わう、という、五感総合的に用いたプロセスを、自然経験する。

これが、日常生活を生きる上での、癒しになっている面は非常にあると思う。これは、例えば電子機器などが介在するような趣味とは、少し異なる位置づけの趣味として考える必要がある。

仕事でのタスク遂行能力が上がる。

料理は細々したタスクの積み重ねだ。日々確実に、決まった時間に、下記のような要素を十分に考慮した料理提供する必要がある。

 ・おいしさ

 ・栄養

 ・原材料費

 ・材料調達(買い出し)

 ・家族の好み(カスタマイゼーション)

 ・新規レシピの導入

 ・在庫管理

 ・洗い物の段取り

これらの左脳的なタスクも、非常に奥深いものがあり、上記を同時に達成するためには、細かなオペレーション上の工夫や、機材の導入などを適切に行なっていく必要がある。

私自身は一介の勤め人だが、上記のようなスキルは、一般経営者が求められる全般的なスキルと通ずるところがあるのではないか、と思う。実際に、経営学等における考え方を、日々の料理管理活用している部分も色々ある。

こうした事柄について改善を行うためには、個々の作業をただ行うだけではなく、全体の工程俯瞰した上で、このプロセス全体を創造的に組み替えていく必要がある。

ここまで色々語っているが、自分料理に実際に日々費やしている時間は、平均で30分程度のものだろうと思う。

このような工夫を継続的に行うことで、「涼しい顔をして高品質アウトプットを出し続ける」ような仕事の仕方を、多少なりとも身につけることができつつあるのではないか、と思っている。

⑦妻に喜ばれる

結局、これが一番大事だ。

よくある言説として、「時給に換算するとこれは〇〇円だから外注した方がいい」などというものがある。

かに資本主義原則から考えれば、原則的に自給自足は不合理であり、分業こそ正義、というのは、理論的には正しいだろう。

しかし、近頃子供も産まれ、よく考えることは、

自分がすることのうち、何を内部化し、何を外部化するか、ということは、生き方のもの規定する哲学だ」ということだ。

それこそ原理から言えば、ありとあらゆることを外注化することができる。

料理外注化すること、子育て外注化すること、(仮想的に)家族・友人を外注化すること、(パッケージ化された娯楽を楽しむという点で)趣味外注化すること。

技術が発展すれば、例えば「息をする」というようなことも外注できるだろう。

原理を考えれば、デカルト式に、「我思う」以外の事柄は、全て外注可能である、と言うことができるかもしれない。

しかし、やっぱり自分はそういうあり方には、本質的な喜びはない、と思う。

食事を作り、家族と食べる、という行為は、「息をする」のと同じカテゴリーに入る、自分に属する行為だ、と、今の自分は感じているらしい。

まあ、どこにラインを引いていくかは、人それぞれだ。それが生きる姿勢の反映ということだと思います

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