2024-11-20

チェス戦略

チェスは順序のゲームだ。

最初に打てる手は限られており、それに対する相手の応手があり、さらにその応手に対する手がある。

これはゲーム理論に当てはまる。なぜなら、どの手にも相手の最善の応手があるからだ。

チェス無限可能性を持つゲームでもある。ゲーム永遠に続く手順もあるのだ。

どのゲームにも戦略があるように、チェスにも攻撃的か防御的かという戦略がある。

チェス特有なのは、有限のオープニングや変化があることだ。ゲームの始め方は千通り以上あり、すべてが序盤の手順に基づいている。

ゲームが複雑すぎて、完全支配戦略存在しない。しかし、客観的に他より優れた手や手順はあり、これが弱支配戦略定義している。

相手の手の後、プレイヤーには複数選択肢がある。その選択報酬は、駒の配置がどれだけ戦略かに関係している。

その駒がさらに何手動けるか?他の駒、特にキングを取るのにどれだけ近づいたか重要なのは相手の動きをどれだけ制限できたかだ。

手の報酬相手次の一手次第で、最善の戦略を測るのは難しい。相手の手はあなたの手に対する最善の応手だからだ。

しかし、チェスには通常の意味でのナッシュ均衡存在しない。手は連続的かつ順序立てて行われ、一方が起こらなければもう一方も起こらないからだ。

また、プレイヤー主観的プレイする。スタイル心理的リスク分析、盤面全体を分析する能力の欠如などがあるため、客観的に最善の手を判断するのは難しい。

そのため、メリーランド大学のガス教授が「サイエンティフィック・アメリカン」誌で説明しているように、純粋戦略存在するかもしれないが、それを説明するのは難しい。

両者が完璧プレイすれば、ゲーム引き分けになるだろう。

序盤の手は限られているため、序盤の特定の手順にはそれぞれ名前がついている。

これらの手順をオープニングや変化と呼ぶ。例えば、クイーンズギャンビットというものがある。

これは白がd筋のポーンをd4に動かすところから始まる。黒がd5にポーンを動かして応じ、白が3手目にc4にもう一つのポーンを動かす。

この時点で、黒はギャンビットを受け入れるか拒否するかを選択できる。受け入れるならd5のポーンでc4のポーンを取り、拒否するならポーンを取らずにd5のポーンを守って中央支配を維持する。

盤面中央支配を維持することは極めて重要だ。これにより各駒の選択肢が決まり攻撃や防御のしやすさが決まる。

完全支配戦略存在しない。利点は個人の好みやスタイル関係するからだ。ギャンビットを受け入れると駒の位置を失うため、中央支配を維持する方が良い戦略だと主張する人もいるだろう。

  • リアル社会も同じなんだけど、おまえは負け組落ちしちゃったよねw

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