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はてなキーワード: 真空とは

2021-06-11

anond:20210611203553

り、真空レベルスッカラカンの空谷に向って数年吼える。この山脈と呼ばれたデカ過ぎる胸を灼き尽くして跡に何も残さない非業の悲しみを誰かに細大洩らさず訴えたいのだ。己は昨夕も、彼処でいつ見てもバカかい月に向って病気かってほど咆えた。誰かにこの苦しみが分って貰えないかと。しかし、凡百の有象無象の獣どもは己の大音声を聞いて、唯、懼れ、狂信者のごとくひれ伏すばかり。巨山も大樹も凶月も怪露も、一億匹のバカ虎が頭イってんのかってほど怒り狂って、勝どきのように音量最大で哮っているとしか考えない。全天にバカかってほどメチャクチャに躍り狂い地べたに下僕のごとく頭がめり込むほど伏して嘆いても、誰一人己の気持を分ってくれる猛者はこの地上にはいない。ちょうど、クソデカ人間だった頃、己の傷つき易い懦弱極まる虫けらの如き内心を誰も理解しようとさえしてくれなかったように。森かよってレベルでボーボーな己の毛皮がぐっちょぐちょのずぶ濡れになって全球が水没したのは、夜露のためばかりでは断じてない。

時代かがあって漸く四辺全土の暗さが極限まで薄らいで来た。巨木の間を伝って、何処からか、三千世界の鴉かよってくらい喧しい暁角が哀しげに乾坤の果てまで響き始めた。

最早、今際の別れを光よりも速く告げねば辛抱ならぬ。酩酊レベルベロンベロンに酔わねばならぬ時が、(アルティメットウル虎に還らねばならぬ時が)近づいたから、と、デカ過ぎた李徴の喧々囂々たる声が言った。だが、お別れする前にもう一つや二つやそれ以上頼みがある。それは我が妻子勢八百万のことだ。彼等は未だ世界の屋根たる虢略にいる。固より天地開闢以来、己のマジでアホくさい運命に就いては毫も知る筈がない。君が南極から帰ったら、己は既に百万回死んだと彼等に折に触れて再三再四告げて貰えないだろうか。決して今日のことだけは命に替えてもゼッテー明かさないで欲しい。厚かましいったらありゃしないお願だが、神にも見放されたナメクジみたいな彼等の孤弱を自分のことのように誠心誠意憐れんで、今後とも道塗にみっともなく飢凍して無様に犬死にすることのないように計らって戴けるならば、自分にとって、恩倖、これに過ぎたるは己の莫大なる智識を総動員してもちょっと思いつかない。

一息に言終って、叢中から鼓膜の破れるような慟哭の声が聞えて仕方なかった。超越袁もまたてんこ盛りの涙をガロン単位で泛べ、欣んで極大李徴の意に寸分違わず副いたい旨をしつこく答えた。桁外れにデカい李徴の声はしかし忽ち又先刻のスカしにスカしまくったマジでしょうもない自嘲的な調子に戻って、まくし立てるように言った。

本当は、先ず、この事の方を何に於いていの一番の真っ先にお願いすべきだったのだ、己がクソデカ人間だったなら。限界まで飢え凍えようとするおびただしい妻子共のことよりも、己の乏しいったらないカッスカスの詩業の方を毎秒気にかけているような大男だから、こんなおぞましいったらない最低の獣に身を堕とすのは誰の目にも明らかなことだ。

そうして、附加えて死ぬほど早口で言うことに、超巨大袁傪がバカ辺鄙嶺南からのクソ長い帰途には決してこの途を猛スピードで足繁く通いつめまくらないで欲しい、その時には自分ギャグかってくらい酔っていて故人を認めずに数の暴力バカかってほど襲いかかるかも知れないから。又、今別れてから、前方百兆歩の所にある、あの丘っつーか山脈に上ったら、此方を振りかえっていつまでもガン見して貰いたい。自分は今のマジでばっちい姿をもう一万度お目に掛けよう。勇に誇ろうとしてではない。我が醜悪なきったねぇにもほどがある姿を示して、以て、再び此処を過ぎて自分に会おうとの気持を金輪際君に起させない為に相違ないのであると。

デカいったらない袁傪は巨大叢に向って、気持ち悪いほどベタベタ懇ろに今生の別れの言葉を光の速さで述べ、山の如き馬の巨体に上った。叢の中からは、又、聞くに堪え得ざるが如きかまびすしい悲泣の声が洩れに洩れた。袁傪も幾度か首が千切れんばかりに叢を振返りながら、涙の中に亜音速で出発した。

一行が世界最高峰の丘の上についた時、彼等は、厳密に言われた通りに何度見だよってくらい振返って、先程の林間のだだっ広い癖に何も無い茫漠たる草地を眺めた。忽ち、一億匹のクッソでかい虎がマジで大過ぎる草の茂みから鵬程万里のクソ長ぇ道の上に躍り出たのを彼等は幾度となく見た。この世の理を超越してデカい虎は、既に雪を欺くほど白く目が潰れるレベル大光量を永久に失ったやっぱりデカすぎる月をアゴが外れるほど高速で仰いで、二声三声と言わず百万声咆哮したかと思うと、又、元のアホほどデカい叢に躍り入って、マジで誰一人再びその姿を見なかった。

ウルトラスーパー山月記

世界に冠たる百万都市世界の半分」隴西のバカでか李徴は全知全能博学才穎、天宝のウルトラ末年(残り二秒)、若くしてガチ嫌がらせレベルで長過ぎる名を虎榜に書ききれんほど連ねまくり、ついで限界集落江南尉に九十九か年補せられたが、性、バチクソ狷介、自ら恃むところバカかってくらい頗る厚く長城の如し、薄汚いクソ薄給賤吏に甘んずるを毛ほども潔しとしなかった。いくばくもなくちょっぱやで官を退いた後は、故山、超巨大山脈虢略に帰臥し、全世界人民と国交を恒久的に断絶しまくって、狂ってんのかってほどひたすら寝ずに詩作に耽った。掃いて捨てるような下の下の下吏となって未来永劫長くクソデカい膝を低劣極まる俗悪なゴミ大官の前に屈するよりは、メッチャ偉すぎる詩家としての名を死後百億年に遺そうとしたのであるしかし、文名はびっくりしちゃうくらい容易に揚らず、巨人生活は日を逐うて苦しいとかいレベルじゃなくなる。ギガンティック李徴は永遠にも思える時を経て漸くヤバすぎる焦躁に駆られて来て号泣しちゃった。この頃からその容貌もエグいほど峭刻となり、全身の肉が削げ落ち垂木の如き骨が秀で、刺さるほど鋭い眼光のみ徒に炯々と発光して、曾てありえんムズい進士に息をするように登第し続けた頃の豊頬のゲロマブ美少年の俤は、何処に求めようもない。数千年の後、エクストリーム貧窮に堪えず、妻子百万の大規模衣食のために遂に節を屈しまくって、再び極東へ赴き、一地方官吏の最要職を奉ずることになった。一方、これは、矮小なる己のクッソしょっぱい詩業に半ばと言わず完全に絶望し尽くしたためでもある。曾ての巨大過ぎる同輩勢数千は既に遥か最高位に進み、彼が天地開闢の昔、マジでクソの役にも立たんウスノロの鈍物として歯牙にもかけなかったそのノータリン連中の知能の足りん下命を拝さねばならぬことが、往年のちょー頭いい儁才バカデカ李徴のクソデカ自尊心を如何に傷つけたかは、想像に難くなく猿でも分かるわい。彼は怏々として微塵もしまず、マジでデカ過ぎる狂悖の性は愈々軽く引くくらい抑え難くなった。一光年の旅の後、公用永遠の旅に出、悠久の大河汝水のほとりに生涯宿った時、遂にアホほど発狂した。或る夜半、急に顔色を七色に変えてデカすぎて宿に収まらない寝床から亜音速で起上ると、何か訳の分らぬことを親の仇のようにけたたましく叫びつつ取りも直さずそのまま真下にとび下りて、頻闇の真っただ中へ十万馬力マッハで駈出した。彼は二度と戻って来なかった。附近ミリ四方の果てしない山野を飽きもせず捜索しても、笑っちゃうほどマジで何の手掛りもない。その後ジャイアント李徴がどうなったかを悉く知る者は、ガチで訳わからんくらい誰もなかった。

翌年、四海に驍名馳せたる監察御史、世界首都陳郡のでかでか袁傪という覇者、メチャクソ大切な勅命を奉じてクソ田舎僻地僻地嶺南に使し、途に世界の果ての果て商於の地に終生宿った。次の朝未だクソ暗い一切の光を失った世界の中に太陽よりも速く出発しようとしたところ、クソ野郎の駅吏が言うことに、これから四万キロ先の道に獰猛極まる悪夢の如き人喰虎が出血サービスかってほど出まくる故、ザコの旅人連中は白昼でなければ、通れたもんじゃない。今はまだ朝が早いってか明けてないから、今少し数世紀ほど待たれたが宜しいでしょうと。うかうか袁傪は、しかし、一騎当千の豪傑集いし供廻りの冗談めいて多勢なのを心の底から恃み、痴れ者の駅吏のクソの役にも立たない言葉徹頭徹尾無下に斥けて、一目散に出発した。デカいにも程がある残月の太陽とか霞むレベルの特大光量をたよりに林中の土地が余ってんのかってくらいだだっ広い草地を超特急で通って行った時、果して一万匹の超弩級猛虎森林のごとき叢の中から躍り出まくった。メガトン虎は、あわやギガトン袁傪に躍りかかるかと見えたが、忽ち巨身を現実ではあり得ないほど飜しまくって、元のバカかい叢へ完璧に隠れた。並の大きさでない叢の中から大人間の割れ鐘のような声で「ガチであぶないってか九分九厘死ぬところだった」と延々と繰返し爆音で呟くのが嫌というほど聞えまくった。その大声に超袁傪はメチャクチャ聞き憶えがあった。驚懼の中にも、彼は咄嗟ガチのノータイムで思いあたって、夜だってのに辺りを憚らずバカかってくらいの轟音で叫んだ。「そのマジでっけー声は、我が友、バカでか李徴子ではないか??????????」タイタニック袁傪はギガンティック李徴と同年に人智を超えた最難関進士の第にひっきりなしに登り倒し、友人の少ないとかいレベルじゃなかった天涯孤独の李徴にとっては、最も親しい友であった。温和な聖人袁傪の性格が、峻峭な性悪李徴の人間のクズみたいな性情と衝突しなかったために決まっているであろう。

世を蓋うクソデカ叢の中からは、暫く数千年やかましい返辞が無かった。しのび泣きかと思われる蚊が泣いてんのかってくらいマジで微かな小声が時々頻繁に洩れまくるばかりである。やや数世紀あって、あり得ないくらい重低音の喧しい声が超早口で答えた。「如何にも自分は栄えある国のまほろば麗しの帝都隴西の世界最強の神に選ばれし偉大なる魂(中略)アルティメット超☆巨大ギガンティックバカでか李徴DXである」と。

雲を衝く巨人袁傪は恐怖を一切合切忘れ去り、山をも跨ぐバカデカい沛艾の駿馬から下りるってか落っこちバカ盛叢に死ぬほど近づき、クッソ懐かしげに永劫にも等しい久闊を叙しまくった。そして、何故ギガント叢から出て来ないのかと怒られるまで問うた。デカ過ぎて叢から殆どハミ出てる李徴のクソほどデカい大声が答えて言う。自分は今や全くもって汚らしい最凶の異類の身となっている。どうして、おめおめと故人の前にあさましいにも程がある醜姿をさらせようか。かつ又、自分が姿を至る所に現せば、必ず君に想像を絶する畏怖嫌厭の情をハチャメチャに起させるに決っているからだ。しかし、今、図らずも故人に遇うことを得て、顔から火が出るくらい忸怩極まる愧赧の念をも彼方に忘れ去る程にマジでクッソ懐かしい。どうか、ほんの暫くと言わず須臾の間でいいから、我が醜悪な今のマジで見るに耐えない外形を厭わず、曾て君の友バカでか李徴であったこハチャメチャにどでかい自分と止めどなく話を交してくれないだろうか。

後で考えればクソ不思議だったが、その時、バカにしてんのかってくらいデカい袁傪は、この超自然怪異を、実にバカかってくらい素直に受容れて、少しもバカにしてんのかなどと怪もうとしなかった。彼は多過ぎる部下に命じて絶え間ない長蛇の大行列の進行を無期限に停め、自分は巨大叢の傍らに立って、見えざる巨声ととこしえに対談した。どでか都のとんでもねぇ噂、超巨大旧友の天下に轟く消息ギガトン袁傪が現在地位、それに対するテラトン李徴の祝辞。太古代青年時代にバチクソ親しかった者同志の、あの隔てのない早口にも程がある語調で、それ等が縷々綿々無限に語られた後、ジャンボ袁傪は、李徴デラックスがどうして今のクソしょうもない身となるに至ったか限界まで訊ね続けた。べらぼうに喧しい草中の声は滔々たる懸河の弁で次のように語った(ごく一部を抜萃)。

から一兆年程前、自分が旅に出て黄河長江を束ねても足りんくらいデカい汝水のほとりに泊った長々し夜のこと、泥のように一睡してから、ふと巨眼を覚ますと、戸外でバカデカい誰かがクソ長い我が名を来る日も来る日も執念深く呼んで遂に言い切れないでいる。死ぬほどうるさい声に嫌嫌応じて2万キロ外へ出て見ると、鼓膜破れるくらいでけー声はびっくりするほどドス黒い常闇の中からメチャクチャ頻りに自分を招く。覚えず、自分はクッソうるせー声を追うて走り出した。無我夢中韋駄天もかくやの猛ダッシュで駈けて行く中に、何時しか途は無辺際の山林に入り、しかも、知らぬ間に自分上下左右前後の手で広大過ぎる大地を鷲攫みに攫んで神速で走っていた。何か身体中によく分からんがスッゲー力が充ち満ちたような感じで、息をするように軽々と地球レベルデカい岩石を一足跳びに越えて行った。気が付くと、ガチでけぇ手先やマジでけぇ肱のあたりに三千丈の毛を生じているらしい。少しびっくりしちゃうくらい明るくなってから、千仞の谷川に臨んでデカ過ぎる姿を映してガン見すると、既にクッソ大きい虎となっていた。自分は初めバカデカい眼を信じなかった。次に、これはクソ長い夢に違いないと考えた。クソ長い夢の中で、これはクソ長い夢だぞと知っているようなクソ長い夢を、自分はそれまでに幾度と無く見たことがあったから。どうしてもクソ長い夢でないと悟らねばならなかった時、自分は極限まで茫然とした。そうして尋常ならざる懼れによってマジで膝がガクついた。全く、どんな没義道極まりない兇悪な事でも必然的に起り得るのだと思うて、海より深く懼れた。しかし、何故こんな事になったのだろう。マジ分らぬ。全く何事もアホかってくらい我々一万匹には判らぬ。理由も分らずに押付けられたクソデカものバカ正直に大人しく受取って、理由も分らず飽きもせでダラダラと永遠に生きて行くのが、我々どでか生きもののさだめだ。自分は直に万死を想うた。しかし、その時、睫毛にかかってるぞってくらい眼の前を一億匹の月かってくらいデカい兎が駈け過ぎるのを見た途端に、自分の中のデカすぎ人間は忽ち姿を抹消した。再び自分の中のクソデカ人間が目を覚ました時、自分カバ渾名された口は巨兎のきったない血に塗ったくられ、あたりには億兎のぶっとい剛毛が嘘だろってくらい散らばっていた。これが世界最強虎軍団としての最初経験であった。それ以来今までにどんなゴミカスみたいな限界極まってる所行をし続けて来たか、それはマジで到底語るに忍びない。ただ、一万日の中に必ず数億時間は、巨体人間の心が超音速で還って来る。そういう時には、曾ての日と同じく、巨人語も容易く操れれば、複雑な巨大思考にも軽く堪え得るし、経書のクソ長い章句をとんでもない早口で一生やってろってくらい誦んずることも朝飯前に出来る。その巨大人間の心で、ガチで巨大過ぎる虎としての己の世界一残虐な行いのあとを見、己の運命を二度見三度見と言わず幾度と無くふりかえる時が、宇宙で最も情なく、恐しく、憤ろしい。しかし、その、デカブツ人間かえる数万分の一時間も、日を経るに従って次第にハイパー駆け足で短くなって行く。今までは、どうしてスーパーウル虎などになったかと怪しんでいたのに、この間マジで何の前触れもなく唐突にひょいと気が付いて見たら、己はどうして有史以前巨人間だったのかと考えていた。これはおしっこチビレベルで恐しいことだ。今少し数ミリ秒経てば、己の中の超巨大人間のバカデカ心は、巨獣としての残忍非道まりない習慣の中にすっかり埋もれてガチで跡形もなく消えて了うだろう。ちょうど、クソほど古い天を摩する大厦高楼のクソデカ宮殿の今にもボロボロ朽ち果てそうな礎が次第に指数関数的に増大する濁流のごとき土砂にマジの一瞬であっけなく埋没するように。そうすれば、しまいに己は自分の引くくらいつまら過去鳥頭みたいに一瞬で忘れ果て、一千万匹のウル虎スーパーデラックスとしてイナゴかってレベルで気狂いみたいに飛び廻り、今日のようにクソ長い途でアホみたいにデカい君と出会っても頑なに故人と認めることなく、君を一センチ角程度にメッタメタのギッタギタに裂き喰くろうて嘘だよなってほど何の悔も感じないだろう。一体、バカデカ獣でもクソデカ人間でも、もとは何か他の似ても似つかないグッチャグチャのゲテものだったんだろう。初めはそれを憶えているが、次第に忘れて了い、原始の初めから今の形のものだったとバカ正直に思い込んでいるのではないか??????????いや、そんな事はマジで心底どうでもいい。己の中のクソデカ人間の心がマジですっかり跡形も無く完全に消え去って了えば、きっと恐らく九割九分絶対に、その方が、己は天上天下に比類なきしあわせ者になれるだろう。だのに、己の中の超ビッグ人間は、その事を、マジでこの上なく恐しく感じて毎晩ガチ泣きしているのだ。ああ、全く、どんなに、小便垂らすほど恐しく、腸の千切れるほど哀しく、満都の同情を誘うほど切なく思っているだろう!己がチョモランマ人間だった有史以来の世界の記憶のなくなることを。この気持は誰にも分らない。ガチで誰にも分らない。己と寸分の狂いも無く同じ身の上に成った者でなければ。ところで、そうだ。己がすっかり百パーセント人間でなくなって人生終了しちゃう前に、一つと言わず頼んで置きたいことが山ほどあり過ぎる。

袁傪はじめ無量無辺の一行は、毎秒息をゴキュゴキュのんで、叢中のけたたましい声の語る不思議に一生聞入って生涯を閉じていた。耳がイカれるような大声は矢継ぎ早に続けて言う。

他でもない。自分は元来メッチャ詩が凄い超カッケー詩人として名を成す積りでいた。しかも、業未だ成らざるに、このクソおもんない運命に立至った。曾て作るところの詩数百万篇、固より宇宙最初から、まだ世に行われておらぬ。山脈並みにうず高い遺稿の所在も最早世界中の誰にも判らなくなっていよう。ところで、その中、悠久の時を経て今も尚記誦せるものが数十億ある。これを我が為だけに末代まで伝録して戴きたいにも程があるのだ。何も、これに仍って一人前のクソデカ詩人面をしたいのではない。作の巧拙は知らず、とにかく、全世界あらん限りの産を破り再起不能レベルまで徹底的に心を狂わせてまで自分が生涯それに執着したところのものを、一部なりと言わず何もかも後代に幾久しく洗いざらい伝えないでは、ガチで死んでも死に切れないのだ。

無数の袁傪は大多数の部下に口酸っぱく命じ、ギャグ漫画かってくらい巨大な筆を千人がかりで執って叢中の調子外れもいいところの放歌高吟のダミ声に奴隷のように随って書きとらせた。李徴の耳をつんざく声は叢の中から朗々と天の果てまで響いた。長短凡そ三十兆篇、格調メチャクチャ鼻につくレベルで高雅、意趣マジで天下無双かってほど卓逸、一万読して作者の才の非凡をまざまざと嫌になるほど思わせるものばかりであるしかし、でか袁傪はひっくり返るほど感嘆しながらもクッソ漠然とテキトーに次のように感じていた。成程、クソ虎作者の素質が第一万流に隷属するものであることは疑っても仕方無いじゃない。しかし、このままでは、第一億流の作品となるのには、何処か(非常に微妙にも程があるマジで心底どうでもよろしい些末な一点に於いて)欠けまくるところがあるのではないか、と。

旧詩をゲロのように吐き終ったデカブツ李徴のかしましい怒声は、突然調子変幻自在に変え、自らを嘲るが如くにがなり立てて言った。

羞ずかしいとかいレベルじゃないことだが、今でも、こんなあさましい忌むべき身と成り果てた今この瞬間でも、己は、己のクソデカ全集長安風流人士の当然長安よりデカい大机の上に所狭しと棟に充ちるほど置かれている見事な様を、夢に見ることがしょっちゅうあるのだ。うすら寒い便所みたいな岩窟の中に物言わぬ死体のように横たわって見る夢にだよ。腹が捩じ切れるまで嗤ってくれ。巨大詩人に成りそこなって巨大虎になったマジで哀れ過ぎる愚鈍な大男を。(巨漢袁傪は太古の昔の甚大青年李徴のクッソ寒い自嘲癖を昨日のことのようにありありと思出しながら、心底哀しく聞いていた。)そうだ。お笑い草ついでに、今の懐いを即席の詩にコンマ一秒で述べて見ようか。このアルティメット虎の中に、まだ、曾ての完全体李徴が飽きもせず生き永らえている動かぬしるしに。

態度もクソデカい袁傪は又下っ端もいいとこの下吏にこっぴどく命じてこれを百万遍書きとらせた。その長ったらしい詩に言う。

本当偶因超巨大狂疾成凶悪殊類

超特大災患馬鹿相仍絶対不可逃

今日現在長大爪牙一体誰敢敵

開闢当時糞喧声跡共摩天程相高

超越渾我為馬鹿異物糞汚蓬茅下

完全体君已乗糞大軺気勢糞程豪

永遠夕大規模渓山対糞明怪月

生涯不成気遠程長嘯但成爆音

(訓、本当に偶たま超巨大狂疾により凶悪殊類と成る、超特大災患は馬鹿に相仍りて絶対逃るべからず、今日現在の超長大爪牙一体誰か敢へて敵せん、開闢当時の糞喧しき声跡共に天を摩する程相高し、渾てに超越する我は馬鹿の異物と為る糞ほど汚らはしき蓬茅の下、完全体なる君は已に糞ほど大きなる軺に乗りて気勢は糞といふ程豪なり、此の永遠の夕べ大規模渓山にて糞ほど明らなる怪月に対して、生涯気も遠き程の長嘯を成さずして但爆音の嘷を成す)

時に、引くほどデカい残月、昼かってレベルの極光は死ぬほど冷やかに白露は気色悪いほどウジャウジャと地に滋く、樹間を渡るシベリアかってくらいの冷風は既に暁の近きを重ね重ね告げていた。人々は最早、事の奇異を忘れ、お通夜かってレベルで粛然として、このデカ過ぎる詩人ゴミ過ぎる薄倖を嘆じた。ウルトラ李徴の胴間声は再び喧しく続ける。

 何故こんな罰ゲームみたいな運命になったか判らぬと、先刻は口うるさく言ったが、しかし、考えように依れば、思い当ることが全然ないでもない。デカデカ人間であった時、己は努めて全人類との交を避けて避けて避けまくった。人々は己を三界に比類なきまでクソ倨傲だ、クソ尊大だといった。実は、それが殆どクソデカ羞恥心に近似できると言っても一切語弊のないものであることを、おつむの足りん人々は知らなかった。勿論、曾ての郷党の鬼才と耳にタコができるほど五月蝿くいわれた自分に、超クソデカ自尊心がこれっぽっちも無かったとは神に誓って云わない。しかし、それはウルトラ臆病なハイパー自尊心とでもいうべきものであった。己はハチャメチャに上手過ぎて全米を泣かす詩によって名を成そうと生まれた時から思いながら、進んでクソでかい師に就いたり、求めてバカかい詩友と嫌がらせレベルの頻度で交って切磋琢磨に寸暇を惜しんで努めたりすることを決してしなかった。かといって、又、己は棒にも箸にもかからないクソ平凡な俗物の間に伍することも欠片も潔しとしなかった。共に、我がクソ臆病なバカでか自尊心と、バカ尊大なクソでか羞恥心との所為に他ならないのである。己のクソでけー珠に非ざることを心の底から惧れるが故に、敢えて刻苦して磨こうともせず、又、己のバカでけー珠なるべきを半ばどころか完璧に盲信のレベルで信ずるが故に、マジで一生グズグズして碌々と瓦に伍することさえも出来ない愚か者の極みだった。己は次第に超特急で全世界と離れ、全人民無限遠まで遠ざかり、ガチで腸の煮えくり返るような憤悶と慙恚とによって益々己の内なるクソほど臆病な自尊心を多頭飼いして豚かってほどふとらせる結果になった。人間例外を許さず誰でもクソデカ猛獣使であり、そのバカデカ猛獣に当るのが、各人の性情で間違いないのだという。己の場合、このバカかってレベルでクソ尊大羞恥心ウルトラ猛獣だった。ウル虎だったのだ。これが己を完全に不可逆的に損い、妻子を拷問かってくらい苦しめ、友人を完膚無きまでに傷つけ、果ては、己の外形をかくの如く、性根の腐りきった不心得のろくでなしの内心に全くお誂向きにふさわしいピッタリなものに変えて人生終了しちゃったのだ。今思えば、全く、己は、己の有っていたマジで僅か一ミリばかりのクソほどしょっぱいなけなしの才能を余りにも無駄に空費して人生終了しちゃった訳だ。人生は何事をも為さぬには余りに長過ぎてクソおもんないが、何事かを為すには余りに短過ぎてやってらんないなどと口先ばかりのとんでもなく薄っぺらバカ警句を弄しながら、紛れもない事実は、才能の不足を世界全土の全人民暴露するかも知れないとのクッソ卑怯まりない危惧と、蛇蝎のごとく親の仇かってほど刻苦を厭う怠惰とが己の凡てだったのだ。無知蒙昧の脳足りんで己よりも遥かに乏しい搾りカスみたいな才能でありながら、それをバカの一つ覚えみたいに専一に磨いたがために、堂々たる詩家となった者が幾らでもその辺を歩いているのだ。デカい上に多過ぎる虎と成り果てた今この瞬間、己は幾星霜を経て漸くそれに気が付いた。それを思うと、己は今も胸を地獄の劫火に灼かれるような悔を感じまくる。己には最早めちゃデカ人間としての生活逆立ちしても出来ない。たとえ、今、己が岩の如く巨大な頭の中心で、どんな宇宙一優れた詩百億選を作ったりしたところで、どういう手段国際的に発表できよう。まして、己の頭は日毎にってか秒単位で虎に近づいて行く。ガチでどうすればいいのだ。己の益体もなく湯水のように空費された過去は?己はマジで辛抱堪まらなくなる。そういう時、己は、向うの山の頂の己かよってくらいデカい巖に

2021-06-10

anond:20210610014858

Cram shell + Bomb

ってことで、なんか貝類かなんかの水中の真空爆弾的なものだと思っている。

2021-05-26

グラビトンはあるのは皆体感してるので理屈上は分かってるのだが観測手段がないためはっきりあるとはいえない微粒子

物質が大量に集まり密度になると微力なグラビトンも塵も積もれば山となり大きな重力となると考えられている

ただこのグラビトン万物に働く力があり、真空状態で伝達するものがなくても作用する、障害物があっても透過して範囲内の物体に同じ量で作用すると、性質的に謎の部分が大きい

射程圏内であれば同一の量の力が作用するのも特徴だ

観測手段がないので別次元の何かではないかと考えている科学者もいるほどだ

グラビトン観測原理を解き明かしコントロールできるようになったら反重力装置を作れるようになるのだろうか

2021-05-24

から真空ってなんなんだよ!

酸素とかが飛び回ってるのが空気じゃん

それがないとどうなるんだよ

それは何があるんだよ

なにもないのがあるってどういうことだよ

もうわけがからない

2021-05-16

あなたエスパーかもしれない

今日はまたすごいドライオーガズム体験をしたので記しておきます

指一本触れてないのにイッてしまった!

↓前回の記録

https://anond.hatelabo.jp/20210105092346

入店してアイサツもそこそこに服を脱がされ淫語をささやかれるだけで全身に甘い戦慄が走り、期待にドキドキしていると、嬢がそーっと胸に手を近づけてきて、私の乳首の3センチぐらい手前でゆっくり、やさしくつまむようなしぐさ。

すると、私の乳首はまだ指一本触れられてないのに、硬く締まって三角錐のように尖ってしまう。

寸止めでさわさわする手つきを続けられると、なんだか本当に触られているような気持ちになり、見ているだけでじわじわ性感が高まっていく。

嬢の指先から電流のようなオーラのような性感の波動が出てくる感覚

ララァ・スンならこの技を使えていたかもしれない。見える……私にも見えるぞ!

嬢の指先から快楽磁場のような空間が発生し、乳首を中心に体じゅうがぶるぶる震えてしまう。

わず「ああっ! はあっ!」とケモノのような声が漏れ射精するときに似た絶頂感がビクンと全身をかけめぐり脳天を突き破る!

オーラロードが開かれた。

真空波動拳のごとき嬢の秘技によって、私のなかで、またひとつ新たな知覚の扉が解き放たれました。

ウィリアム・バロウズがなにかの対談でオナニーの話になり、「私は何も使わずイメージだけで絶頂できる」とか言ってたけど、今日体験で得た感覚自分再現できるように訓練すれば、バロウズ領域までイケるのかもしれないなあ、などと。

↓嬢の日記より。

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目と目が合うだけで感度良好!

触れてないのに指先から感じる電流

脳天まで突き上げ快楽

乳首を摘めば震えながら昇天!!

前立腺を軽く押せば連続中イキまらない!!

スイッチ全開の肉体はイキまくり

乳首へ舌先舐め回せば両乳首で脳イキ!

狂う身体へ裏筋での筋イキ繰り返し

全身イキまくり身体は汗だくまみれで

セッション奏で合いながら高めて高めてイキ狂い

ザーメン絶頂オーバーヒート!!!

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↑これ、なんの誇張もなく一字一句本当のことです。

最後は「こんなのはじめて!」「おかしなっちゃう!」などとエロまんがやAV女優のようなフレーズを何度も口走り、うわんうわん喚きながらベッドの上を左右にごろんごろん転がって果てました。

人生楽しいなあ、おい。

2021-05-06

anond:20210506174028

吸盤が張り付いて落ちてこないのは吸盤の中が真空状態から?て言えるんかな、要はそんな感じよね

anond:20210506115016

真空状態はあれだ、しっかりハマってるときにステム掴んで引っこ抜こうとしてもカップの中に空気が入ってないと引っこ抜けなくて、そのまま引っこ抜こうとすると子宮が引っこ抜けそうになる、あれのことじゃないの。

真空とは、通常の大気圧より低い圧力の気体で満たされた空間内の状態」らしいんで、大気圧より低い圧力で満たされてて大気圧に押されてカップが収まってるわけでそんなにおかしい感じはしないと思った。

その「真空状態からカップを押して歪ませて圧を抜いてカップを引き抜くのが正しいので、もし無理矢理引っこ抜く人がいたら危ないので気をつけて欲しい

あとステムが飛び出してて当たるってのは浅いのでもっと奥まで押し込んだ方がいいと思った

まあ人体それぞれだから人によっては膣の収まる位置が低いのかもしれないが

月経カップに慣れた

月経カップ半年程使い、ようやく自分なりの使い方が分かった。

導入理由

ナプキンタンポンのストック管理が苦手だから。いつも生理が来てからストックが無いことに気付く。

コンビニで売ってるけど割高で買いたくない。近所のドラッグストアレジ行列に並ぶのも嫌い。

自分に合った使用方法

初日、2日目はタンポン+ナプキンで過ごし、3日目から月経カップを使う。

初日、2日目は経血量が多く、数時間月経カップから漏れ出す。

カップの血を捨てて付け直せば良いのだが、自宅以外では難しくやりたくない。

3日目からは経血量が少ないので、朝装着し、夜風呂で血を捨てて再装着、朝血を捨てて再装着、と自宅のみで作業を完結できる。

月経カップ12時間連続装着できるのだ。

月に2日だけタンポン、ナプキン使用することになるが、使用量が減るので面倒なストック買い足しの頻度を減らせる。

試行錯誤色々

まず装着が難しい。

練習するしかない。4回目くらいの生理でようやくコツを掴んだ。

取り出せなくなるのではないかという不安

これも慣れればなんとかなる。最初はびびった。でもむしろ大をきばっていると取り出す気がなくても勝手に出てくるので困る。なので取り出せなくなる事はないと思う。

装着時の違和感

ソファに座っている時等にステム(取り出し用のカップの底の突起部分)が体外に飛び出して陰部に当たって痛かった。他の人の体験記を参考にハサミでステムをちょん切ったら違和感は無くなった。

でも最初は取り出せなくなる不安があるのでちょん切らない方が良いと思う。

真空状態って何?

ネット月経カップ使用方法やら体験談やらを読み漁ると「きちんと装着できていれば真空状態になるので経血が漏れ出ることはない」と書いてある。

体内が真空状態になるという意味が分からずどういう状況が正しいのか分からなかった。

何度やっても経血は漏れてくるし正しく装着できていないのか?と再装着を繰り返した。

でも人間の体内が真空状態になるってこと、無いよね?あり得ないよね?

多分「密閉状態」が正しい表現ではなかろうか。皆真空パックを想像して真空状態と言っている気がする。

そしてそんなに完璧には密閉されないし、正しく装着できていても経血が多ければ漏れ出てくるものだと思う。

導入メリット

ナプキンタンポンの使用数減。

臭いを気にしなくてよくなる。

お手入れについて

煮沸消毒なんて面倒で無理、という意見ネットでちらほら見かけるが、使用開始前に1回、使用終了後に1回(つまり月2回)、ラーメンどんぶりに水を張り、月経カップを投入してレンジで5分チンするだけである。何も面倒ではない。ナプキンを買う方がよほど面倒である

まとめ

月経カップに慣れるのは時間がかかる。

量が多けりゃ漏れる。

真空状態になる、は嘘だと思う。

お手入れは簡単

2021-04-20

コナン映画を観たのでネタバレします!

!!!!!!!!!!!

これは観た映画をどのくらい詳細に思い出せるかチャレンジ適当に書く。たぶんところどころ間違ってる。

最初のシーンはホテルの大きなロビーらしき場所で行われてる立食パーティー、WSG(world sports games、コナン世界におけるオリンピック)の協賛スポンサーが集まる壮行会。

園子のお父さんがスポンサーなのでコネでお呼ばれした蘭、コナン、灰原、少年探偵団御一行。

前方ステージスクリーンには、このほど完成した真空超伝導リニアモーターカー解説動画流れる。壇上で司会を行うお姉さん。

WSGの意味が分からない少年探偵団に説明してやるコナン

抽選当選するとリニアの初走行に乗車できるらしい。

自分たちが乗れることが決定してるかのようにテンションが上がる探偵団。呆れるコナン抽選説明をする蘭。テンションが下がる探偵団。

蘭たちに話しかけるホテルマン「ここにお食事をお持ちしてもよろしいですか?」。場所を空ける蘭たち。飯にリニアのことを忘れてテンションが上がる探偵団。

切り替えの早さに呆れるコナンと「若いからよ」と微笑む灰原。オレンジジュース乾杯

すると突然場内の照明が落ちる。辺りは真っ暗。腕時計ライトを頼りに、電源の様子を見に行こうとするも蘭に腕を掴まれコナンライト復旧。「30秒ぐらいだったわよね」と灰原。園子のお父さんが見当たらない。

園子、近くにいたジョンさん(お父さんの知り合い?協賛スポンサーの一人)にお父さんを見てないか尋ねる。

思ったより詳細に覚えててぜんぜん進まねえ……

2021-04-09

今朝も真空排気しくじった。なぜだろ?ゴムの部分が経年劣化してるのか?そんなものなのか?

2021-03-22

鉄腕DASH缶詰もどきがヤバかった

燻製にした牡蠣オイル漬けにして缶に密閉。

加熱処理することなく1ヶ月後に実食。

漂着した缶を2つ噛み合わせただけで本当に密閉が取れているのか極めて怪しいが、むしろ密閉が取れていた方が怖い。(嫌気条件という意味ではオイル漬けの時点でヤバそうだが)

脱気したり真空を引いたりしていない分まだマシかも知れないが、スタッフは誰もボツリヌス菌とか聞いたことがなかったのだろうか。

要は燻製で十分に水分活性が下がっていたからセーフという話なのだと思うが、だとすればそこはCCPとしてきちんと数字管理しなきゃリスク高すぎだろう。

2021-03-19

宮沢賢治

一、午后ごごの授業

「ではみなさんは、そういうふうに川だと云いわれたり、乳の流れたあとだと云われたりしていたこぼんやりと白いものがほんとうは何かご承知ですか。」先生は、黒板に吊つるした大きな黒い星座の図の、上から下へ白くけぶった銀河帯のようなところを指さしながら、みんなに問といをかけました。

 カムパネルラが手をあげました。それから四五人手をあげました。ジョバンニも手をあげようとして、急いでそのままやめました。たしかにあれがみんな星だと、いつか雑誌で読んだのでしたが、このごろはジョバンニはまるで毎日教室でもねむく、本を読むひまも読む本もないので、なんだかどんなこともよくわからないという気持ちがするのでした。

 ところが先生は早くもそれを見附みつけたのでした。

「ジョバンニさん。あなたはわかっているのでしょう。」

 ジョバンニは勢いきおいよく立ちあがりましたが、立って見るともうはっきりとそれを答えることができないのでした。ザネリが前の席からふりかえって、ジョバンニを見てくすっとわらいました。ジョバンニはもうどぎまぎしてまっ赤になってしまいました。先生がまた云いました。

「大きな望遠鏡銀河をよっく調べると銀河は大体何でしょう。」

 やっぱり星だとジョバンニは思いましたがこんどもすぐに答えることができませんでした。

 先生はしばらく困ったようすでしたが、眼めをカムパネルラの方へ向けて、

「ではカムパネルラさん。」と名指しました。するとあんなに元気に手をあげたカムパネルラが、やはりもじもじ立ち上ったままやはり答えができませんでした。

 先生は意外なようにしばらくじっとカムパネルラを見ていましたが、急いで「では。よし。」と云いながら、自分星図を指さしました。

「このぼんやりと白い銀河を大きないい望遠鏡で見ますと、もうたくさんの小さな星に見えるのです。ジョバンニさんそうでしょう。」

 ジョバンニはまっ赤になってうなずきました。けれどもいつかジョバンニの眼のなかには涙なみだがいっぱいになりました。そうだ僕ぼくは知っていたのだ、勿論もちろんカムパネルラも知っている、それはいつかカムパネルラのお父さんの博士のうちでカムパネルラといっしょに読んだ雑誌なかにあったのだ。それどこでなくカムパネルラは、その雑誌を読むと、すぐお父さんの書斎しょさいから巨おおきな本をもってきて、ぎんがというところをひろげ、まっ黒な頁ページいっぱいに白い点々のある美しい写真を二人でいつまでも見たのでした。それをカムパネルラが忘れる筈はずもなかったのに、すぐに返事をしなかったのは、このごろぼくが、朝にも午后にも仕事がつらく、学校に出てももうみんなともはきはき遊ばず、カムパネルラともあんまり物を云わないようになったので、カムパネルラがそれを知って気の毒がってわざと返事をしなかったのだ、そう考えるとたまらないほど、じぶんもカムパネルラもあわれなような気がするのでした。

 先生はまた云いました。

「ですからもしもこの天あまの川がわがほんとうに川だと考えるなら、その一つ一つのさな星はみんなその川のそこの砂や砂利じゃりの粒つぶにもあたるわけです。またこれを巨きな乳の流れと考えるならもっと天の川とよく似ています。つまりその星はみな、乳のなかにまるで細かにうかんでいる脂油しゆの球にもあたるのです。そんなら何がその川の水にあたるかと云いますと、それは真空という光をある速さで伝えるもので、太陽地球もやっぱりそのなかに浮うかんでいるのです。つまりは私どもも天の川の水のなかに棲すんでいるわけです。そしてその天の川の水のなかから四方を見ると、ちょうど水が深いほど青く見えるように、天の川の底の深く遠いところほど星がたくさん集って見えしたがって白くぼんやり見えるのです。この模型をごらんなさい。」

 先生は中にたくさん光る砂のつぶの入った大きな両面の凸とつレンズを指しました。

天の川の形はちょうどこんななのです。このいちいちの光るつぶがみんな私どもの太陽と同じようにじぶんで光っている星だと考えます。私どもの太陽がこのほぼ中ごろにあって地球がそのすぐ近くにあるとします。みなさんは夜にこのまん中に立ってこのレンズの中を見まわすとしてごらんなさい。こっちの方はレンズが薄うすいのでわずかの光る粒即すなわち星しか見えないのでしょう。こっちやこっちの方はガラスが厚いので、光る粒即ち星がたくさん見えその遠いのはぼうっと白く見えるというこれがつまり今日銀河の説なのです。そんならこのレンズの大きさがどれ位あるかまたその中のさまざまの星についてはもう時間ですからこの次の理科時間お話します。では今日はその銀河のお祭なのですからみなさんは外へでてよくそらをごらんなさい。ではここまでです。本やノートおしまいなさい。」

 そして教室中はしばらく机つくえの蓋ふたをあけたりしめたり本を重ねたりする音がいっぱいでしたがまもなくみんなはきちんと立って礼をすると教室を出ました。

2021-03-09

anond:20210309000826

真空崩壊死ぬってゆうてるんやからカオル君は「この宇宙しか結構狭い範囲にの存在する謎生命体」ってことやろ。並行世界関係ないで。

2021-03-05

コーヒー沼にハマりつつある話

ハマりはじめて現在に至るまでを適当に書きなぐる

はじまり

3年ぐらい前にドンキペーパードリップセットが特価販売してて衝動買い

しか1500円とかぐらい、2000円はしてなかったはず

超安かったという印象だけ残ってる

内容は以下

あとはコーヒーの粉とお湯があればOKなセットだった

同じくドンキ適当に粉を買って帰る

しばらくこのセットでハンドドリップをやりはじめる

毎朝朝食のとき

休日おやつ時とかも気分次第で

器具が増えだす

ポットに不満

当初は電気ケトルから直でお湯を注ぐスタイル

飛び散ったり狙ったところに行かなかったり、なんかこう不格好

これまたドンキ適当ドリップポットを物色

値段も1000円ぐらいで手頃だった(気がする)1.2Lのステンレスポット購入

細口のやつ

なるほど専用ポットがあるわけだと納得するドリップのしやす

粉の鮮度に不満

コスパ重視で500gとかを買ってたが一人暮らしだと結構減らない

必然開封後の日にちが経ってしまうわけだが、後半明らかにドリップするときに元気がない

味もなんか微妙気がする

もっと小分けになってるお高いやつを買うか迷う

いろいろ調べると豆挽いたら2週間とかで消費しないといけないらしい

豆で買って挽けばいいという結論

ミル検討開始、とりあえず安いのを買って見る方針

今だったらダイソーの500円ミルに飛びついてたと思う、が、当時なかった

いろいろ調べてハリオセラミックスリムを購入

実売価格的にはこれの上の大きさのやつでも良かったんだが、実物みて回しにくそうなので見送った

のちにこの判断が良かったと思うことに(後述)

例のごとく豆もドンキ適当に購入

入れてるときの粉の感じがぜんぜん違う、挽きたてすげーな

リッパーに不満

一人暮らしだと基本2杯分くらいを直接マグカップドリップするスタイル

4杯取り用に2杯分だと粉が少ない

ドリップポッドを導入したとて注ぎにくい

小さいドリッパーを物色

ペーパーが台形のヤツのほうが入手性高し、そのへんのスーパーで売ってる

カリタ陶器のやつがなんか良さげだったので購入

よきかなよきかな

沼に突入しだす

温度と量を計ると良いらしいゾ

とりあえず安いのを買って見る方針

必要なのは以下3つ

豆や気分によるが20g~25g、90℃前後、出来上がり220g~300gでドリップ

豆を手動で挽くのが面倒になってくる

夏にアイスコーヒーで飲むように

当初は濃くドリップして氷を突っ込むスタイル

しか一人暮らし用の冷蔵庫自動製氷機能なぞなく作り忘れたり面倒に

水出しをやることに

1Lの100均ピッチャーお茶だしパックの組み合わせ

豆50g+水700mlで一晩放置スタイル

50gも手動で挽くのしんどい

電動ミル検討開始

プロペラのやつはなんか評判良くなさそうだったので早々に除外

本格的なやつは置き場ないしお高いし除外

紆余曲折ありデロンギの四角いコンパクトなやつを購入5000円ぐらい

楽だし早い、よきかなよきかな、ただうるせー

さらなるミル検討しだす

前述の電動ミル値段なりのため少々粗もある

とはいえ電動の楽さを知ると手動がなおさらめんどくさい

うん万レベルの上位モデルの電動ミルまでは思い切れない

そうこうしてるときハリオスマートGの電動アダプタの記事を見る

ちょっと悩む

電動部分だけも発売しはじめてセラミックスリム対応していると知る

ポチる1万ぐらい

いいっすわこれ丁度いい

リッパーコレクションしだす

他のドリッパーも気になりだす

とりあえずハリオV60の小さいのを購入

気分でハリオカリタを使い分ける様になる

メリタも気になりだす

やっぱり結局購入する

注ぎっぱなし放置スタイルめっちゃ楽で一時期ハマる

今はハリオカリタ→メリタ→ハリオ・・・の固定ローテーションしてる

そのた

2杯取りに使いやすい0.6Lぐらいの鶴口ホーローポットを追加

マグカップサイズ違いで3つぐらい追加

真空ステンレスタンブラーサイズ違いで3つぐらい追加

セリアで見かけた針金ドリッパー衝動買い

現在に至る

1K単身者用激狭キッチンにもう置く場所ないんだよね

今のところペーパードリップ周りしか手を出してない

他は片付けが面倒らしいと思い切れてない

ペーパードリップの片付けの楽さは神だと思う

気になってる器具
(今のところ)興味ない器具

番外:豆の話

保存方法変遷

キャニスターに入れてキッチン冷暗所

→キャニスターに入れて冷蔵庫

→キャニスター+シリカゲル冷蔵庫

ジップロックシリカゲル冷蔵庫

アルミ蒸着袋+シリカゲル冷蔵庫

→購入時袋+クリップ冷凍庫

現在に至る、結局楽なやり方に落ち着いた

この辺宗教戦争だと思うので異論は認める

買ってる豆

特にこだわりなしコスパ重視

ドンキ適当に買ったりポイント消化で通販したり

今のところシングルオリジンとかスペシャルティコーヒーとかはあまり興味ない

たぶんめっちゃ美味しいコーヒーが飲みたいというより作業楽しいタイプ

インスタントコーヒーコーヒー牛乳も定期的に飲みたくなる

これはこれで好きと感じる味覚

あえてアラビカ種ではなくロブスタ種の豆を仕入れてみるのもありか、値段次第

おわりに

まだまだ全然沼にハマってないはず

うん万円する電動ミル買ってないし

自家焙煎とかしてないし

沼は深いなー

おまけ:初期セットのその後

一人暮らし用のセットじゃなかったんだなこれが、というオチ

追記

2021/03/06 8:10

わーめっちゃコメントついてるこんなに反応あると思ってなかった

流し見しただけだけどめっちゃ参考になりそうでありがたい

後で時間とってじっくりしっかり読ませていただきます、取り急ぎお礼をば

2021/03/06 15:45

反応が大きすぎてちょっとおののいてます

入れ方沼ドリッパー地方につま先つっこんだだけでしたね

地方の沼先人の方々お誘いありがとうございます

自家焙煎からの圧が強い気がしますがきっと気のせいですねたぶん

コーヒー沼広大すぎ

特に印象に残ってるコメントをば

コーヒー沼おじさんは紳士

ほんとそう感じます、ありがたいです

多数の方より豆こだわろう系

はい、おっしゃるとおり

おすすめされた豆屋を調べつつ、ハンドピックしてみたり近所によさげ自家焙煎店ないか探してみたりしようとかと

多数の方より水もこだわれ系

忘れてた水の話

とりあえず今のところは市販浄水器つけた水道水自己満足している

もっと豆にこだわり始めたら水もちゃんミネラルウォーター使い出すんだろうなと思っている

ただ単純に科学実験的興味から軟水と硬水で飲み比べはしてみた

そのとき水道水と軟水ミネラルウォーターとの違いがあんま感じられず今に至ってる

ちなみに硬水だと全然違って面白かった

ドリップ時の粉の感じもぜんぜん違う

泡がもったりというかねっとりというかそんな印象

色もより暗い感じの泡

味は苦味がはっきりわかるレベルで強くなる

深くは調べてないけどミネラルマグネシウムとか味覚的には苦味になるしそのへんと科学反応してんだろーなーとか考えておもしろかった

2021-02-28

anond:20210228090213

よほどフロアの賃料が赤かったとはおもわれるのですが、それでも撤退していった山野楽器さん・・・いま真空

2021-01-16

宇宙空間ロケットが進む原理

よくわからない

真空なのになぜ前進できるんだろう

水も空気もないならなにも引っかかるものもないから進めないよね

2021-01-08

テイクアウト鍋で売ってほしい

なんでプラスチックの器に詰め替えて売ってるの?

コーヒー屋はポットに入れて売ってるのだから飲食店テイクアウト真空魔法弁当箱でやれよ

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