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2021-09-06

anond:20210906172658

俺も昨日のことはぼんやり覚えてるよ

朝起きて シコって 風呂入って 眠くなってきたから寝て 起きて コンビニ行って飯買って 飯食いながら競馬見て 競馬外れて 増田見て iPhoneゲームやって YouTube見て 汗かいたか風呂入って シコって 寝たよ

昨日のことのように覚えてるよ

都市部限界タウンに住む両親に車を買ってあげた

最寄り駅まで徒歩25分、バス停まで徒歩15分、最寄りのスーパーまで徒歩15分の限界チックなニュータウンに80になる両親が住んでる。

永年乗った車がオイル漏れ車検が通らないから買い換えると80になるオヤジが言い始めて、姉貴が 『80なら免許返納だろ、池袋になりたいのか?ボケナス』辛辣かつ もっとも過ぎる一般論で両親を殴り飛ばしてきた。

正直俺も姉貴の言う80歳免許返納論は理解するのだけど、やや限界ニュータウン実家の立地で車無し生活は両親に苦行を強いることになる。何らその解決策を示さずに免許返納を振りかざすのは些か暴論な気がする。

そこで俺が出した結論は、自動ブレーキてんこ盛りの車に乗り換えろダ。 衰えた判断力や反射神経は機械に補ってもらう。教習所の車みたく、助手席教官が乗っててヤバくなりそうになったら、急ブレーキまれる奴の自動版だ。

取り敢えず、候補になる車を山ほど挙げてLINEしたけどオヤジ『近所で売ってる小型車(自動ブレーキ付いてない奴)で適当に決める』 『お前が挙げた候補は遠くて(隣町)見に行けない』 『俺は運転が上手いか問題ナシ』 と、モンスター発言を繰り返し、近所に住む姉貴に一緒に見に行けと頼むも 『あたし車はワカンナーイ』 とこれまた一般論過ぎる一般論で返され、仕方なく900km離れたとこに住んでる俺が、飛行機で里帰りして嫌がる両親を無理やり車に乗せて中古車販売店巡りの旅に連れ出した。

土日の2日間で8軒位の販売店を巡り、様々な車を見るたびに 『シートが硬い』 『色が気に入らない』 『荷物の出し入れが大変』文句は言うものの、販売から 「コンビニ突撃しない機能が付いてますよ!」 と言われただけで 『それダ!』 と感心する始末。(いやだから最初からその機能の車しか候補にしてないって)

さすがに10台以上の車を見て回った辺りから段々と両親の中で買いたい車の条件が固まってきたみたいで、興味のない車には明らかに反応しなくなり、二日間の鬼販売店巡りの疲れも相まって、もうあのクルマでイイかなというぼんやりとした意識を抱きつつ、夕方 最後販売店を訪問した。

訪れた最後のお店は入り口が狭く、前の道路は凄く混んでいて入り図らさMaxな店で、社屋も古びていて頼り無さそうな雰囲気に内心 「あちゃー」 と思いつつ、候補にしていた車を見せてもらった。

そこに置いてあったのはスバルのアイサイトクルマだったのだけど、運転席に座ったオヤジ『コレいいな』 ボディカラーを見たオフクロが 『この色好き』 と言い 今までで一番の反応。車内に変な臭いも無いし年数のわりには走行距離も少なくイイ感じ。 対応した販売員の人も頼り無さそうだけど純朴な感じで、見積を貰い一旦退店。

近所のファミレス作戦会議。二日間で見て回った車を全て挙げて候補を絞ったら、結局一番最後に見たスバルが一番良かったという結論になった。ここでオヤジに購入の手続きをぶん投げても話が進まないと踏んだ俺はそのままさっきの販売店へ。

再度訪れたお店で純朴な販売員の人に向かって笑顔『購入の了解が降りたゼ』 とのたまうオヤジ何だかモヤモヤした気分になりながらも、ようやく 一仕事終えた俺。

アイサイトよ どうかウチの後期高齢者をお守り下さい。

2021-09-05

最近現実で何を見ても嫌なことを考えてしまうから寝る前にとりとめもない妄想をするのが一番楽しい

頭の中ファンタジー世界を作って目的もなく歩いてる妄想

人間は私以外出てこない。時に私も無機物になってぼんやりする。

U-NEXTで『鼻くそみたいな恋をした』を見た

評判は知ってたし、見ようかなとも何度も思ったけど、ひねくれ者だから見に行かなかった。で、ひねくれ者だから、『ドライブ・マイ・カー』を見に行く代わりに今更見た。シコシコと一人で土曜の夜中に見た。

実際見てみたら、とにかく2時間イライラさせられただけだった。粋な夜電波がどうしたんだよ、今村夏子がどうしたんだよ、堀江敏幸がなんなんだよ。固有名詞で語るなよ。その固有名詞の中身を話せ、菅田将暉。粋な夜電波キンプリ会の話をしろ

いかメロドラマってのは、記号に頼らなくても日常的な仕草の組み合わせが物語になるから凄いんだよ。これは記号に頼った甘ったれクソ物語だよ。って、大学生の時、有村架純の姉に顔が似ている恋人講釈垂れたら「増田くんって意味わかんない」って返されて喧嘩になった。

真面目だけが取り柄の国立大生みたいな見た目した有村架純がそんなに可愛くないのもイラときた。飛田給から外大生なのかな?とも思ったけど、普通に実家暮らしだった。『愛がなんだ』の岸井ゆきのが笑った時の歯茎のほうがよっぽどキュート

それで、この映画って具体的な大学が全く出てこないことに気付いた。『文章教室』と『セッちゃん』の早稲田も、『人のセックスを笑うな』の女子美も、『Pink』の東大も出てこなかった。とにかくそういう各学生街独自に放っているような土地性が隠蔽されていた。「サブカルチャー」とか、モラトリアムセックス期の生ぬるさと学歴関係が完全に隠蔽されてた。

とにかく見終わっても、なにこれクソ長いジョナサンCMか?って感じだし、ムカつくから大学時代の元カノのインスタを見に行った。増田と付き合ってたときは「ハスシゲヒコ、ダレソレ?」とか言ってたくせに、おしゃれなカフェカフェラテと『伯爵夫人』を並べたインスタントカメラ風の写真をアップしてて、さらにムカついた。しかちゃんと奥にテクノカット男がぼんやりと映ってた。

ムカつくからもっと遡って見たら、「『花束自分の話かと思った」って投稿があってさらにムカついた。

というか手が滑ってストーリータップしたら、婚約指輪婚姻届の上に二つ並べた画像が出てきてムカついた。クソっ、増田作家になりたいって言って就活しなかった時、「増田くんといても先が見えない」って言ってた有村なんとか似のあの女、幸せになりやがれよ。

深夜2時50分

私は不眠症である

から深夜はだいたい起きている。


今年に入ってからお付き合いしている彼氏同棲を始めた。

LDK。二人で住むには丁度いい。日当たりも申し分ない。駅も近い。

ただ築年数はかなり経っている。

寝室の位置は外の廊下に面していて、誰かが歩いているのがわかる。

なので、外の音や鳥の鳴き声、車の走る音が結構聞こえてくる。

6月7月ごろだっただろうか。

不眠になり起きていることが増えた。

深夜2:50分。

誰かが歩いて来る音がする。

こんな時間に帰って来る人がいるのか、夜勤終わりかな?ご苦労様だな〜とぼんやり思っていた。

そう思っていると、先程通った人がまた引き返してこちらの方に歩いてくる音が聞こえる。

ん?戻って来てる?

変だなあと思いつつその日は眠りについた。

二日後の夜、また眠れず携帯を眺めていた。

すると2:51に人が歩いて来る音が聞こえる。「あ、まただ。」


一昨日と同じ人かどうか見えはしないが廊下を歩いている音が聞こえる。

するとまたその歩いてきた廊下を引き返して戻ってくる足音が聞こえる。


「え?また戻って来てる。しかもまた2:50分ごろだ・・・・。」

不思議に思ってこのことを彼に話した。「夜勤帰りでしょ。」そう軽くあしらわれた。

でもこの2:50分に足音が聞こえるのは6月ごろから9月現在まで私が起きている日はだいたい聞こえてくる。

そして絶対一度通った場所を引き返して足音は消えていく。

必ずと言っていいほど、2時50分か2時53分、2時55分ズレている日はあるものの2時50分以内に必ずその人は廊下を往復してる。

もしかして生きている人間足音ではないのだろうか。でも人影はちゃんとある

そして、時々話しながら歩いている。稀に何を言っているかからない言葉を話してる。奇声の時もある。

すごく気味が悪くて寝られない。




いつか勇気を出して2:50分に窓を開けてみてみようと思う。

2021-09-03

ルックバック」に修正強いたポリコレさんたちさあ…

単行本発売のニュースブコメの片隅でよくわからん虚空への釈明してる人がいた。

cinefuk 「犯人役」に異常に思い入れしてる人が怖すぎる。現実フィクションの境目が曖昧で、ドラマ俳優思い入れと違う言動したらバッシングに走るタイプの人かな

オタク Togetter 表現規制

2021/09/03

https://b.hatena.ne.jp/entry/4707784779630917826/comment/cinefuk

パッと見意味不明すぎたためスルーされて☆すらついてないんだけどせっかくだから相手したい。

 

まずこの発言者はいわゆるポリコレ派・表現規制派・はてサオタクヘイトの人で「ルックバック」の修正も支持する立場の人。

 

そのうえでこれ何を言ってるのかって言うと

ルックバック」の犯人像にアヤつけて修正を強いた勢力に対するネット上の反発について

犯人役に異常に思い入れていて、彼のキャラがブレたことについて彼のファンが怒っている!彼らは現実フィクションの境目があいまいなんだ!」

ってまとめようとしてるわけ。

 

これはもうとりあえず全然事実と違うというか、

言ってるcinefuk氏自身が違うのわかってて何とか言い張ろうとしてる以上は「ただのデマ歴史修正の試み」と言っていいよね。

 

ポリコレによる修正圧力

それに屈しての作品クオリティを下げる修正

作品が捻じ曲げられたことに対するファンからの怒りと反発、

という要素全部スルーして

犯人役の熱心なファンが彼のキャラのブレについて俳優オタみたいな感覚でブチギレているんだ、怖い」

だもん。

 

繰り返すけど、cinefuk氏自身がこれはまるっきり嘘の欺瞞歴史修正だとわかってて書いてるよね。

  

あ、こういうことする人なんだー。

フーンって感じ。

   

  

ていうかさ

ポリコレ勢の人がポリコレ価値観なのは別にいいよ。

その価値観に従って社会のいろんなものにアヤつけて「差別だぞ」というダンビラちらつかせながら修正を強いる、

それも広く言えば自由というか、あなた方の信じる理想正義がそうなんだっていうことで受け止めらんなくもない。

 

でもなんで実際に修正させた後でそういう見苦しい嘘・言い訳歴史修正を始めんの?

ポリコレ派の人が表現規制修正を掛けたあとでこういうこと言いだすの何度も見てるんだよね。 cinefuk氏に限らない。

 

圧力かけて修正飲ませたことはあなた達の思想戦果なんじゃないの?

cinefuk氏のようなダッサくてショッボい嘘や歴史修正の試みを見ると

なんかあとから後ろ暗さを感じて必死言い訳してるようにしか見えないんだよね。

 

 

要するにあんたらは修正規制についてその結果を受け止める準備や覚悟もなく

ただ「これは正義差別反対だ燃やしたれー」「オタクが嫌がってるからやったれー」って

その後についてなーんも考えずに火をつけてるだけなの?

  

  

ルックバック」は別に差別的なメッセージを発しようとしてる作品じゃないし

ムーブメントになるぐらいファンがたくさんついて語り合われてたし

潔癖なポリコレ基準で言っても「アウト」「差別」と断言出来るような表現はなくて

かなりグレーなところに突撃したもんね?(この人達しょっちゅうそういうのやるんだけど)

 

修正が通っちゃった後で

ポリコレ勢がぼんやりした論拠の圧力をかけて修正させた」って結果が残っちゃうのが嫌なんだね。

からせっかくの「戦果」を誇るどころか、無理のある嘘を捏ねてまで圧力をなかったことにしようとしてる。

 

要するに全然考えも覚悟もなく火をつけてて、燃えた結果に対して責任取る気もないってことじゃん。

ポリコレ表現規制を旗にすることより、そういう無考えで無責任卑怯で後からビビるようなところこそが心底だせえと思んだよ。

 

誰かひとりが心血注いで作り上げたもの

大勢大事に消費してるもの

そういうものにお前の正義で火をつけること自体はいいと思うんだよ。皮肉でなく。

でもその結果を考えて受け止める覚悟ぐらい固めとけよ。

 

から無様な言い逃れ歴史修正を図るな。

お前らがクソなとこはそこに尽きる。

自分正義に対してすら不誠実すぎる。

それじゃ単なる社会ゴミじゃん。 

捕まってないだけの青葉だよお前らは。

 

 

 

versatile いつまでやってんの。コミックスが出て、さら修正されてたよ

2021/09/03 リンク

その「コミックスが出て再修正されてましたよ」ってニュースブコメ欄でcinefuk氏がゴニョゴニョ言ってるブコメの話な。

URLクリックすらせずにコメントしてるのがよくわかる。

buriburiuntitti 妄想力こっわ 登場人物か?

2021/09/03

妄想でもなんでもない。

cinefuk先生はけっきょく当該togetterコメ欄にも躍り込んでオタク叩きとポリコレ修正正当化に大暴れだ。

 

振りを頂いたしせっかくだから見ていこうね。

 

 

修正の意義・影響の矮小化

https://togetter.com/li/1768768#c9560571

cinefuk 🌀 @cinefuk 6時間

軽い気持ちで別れた親友が、一生の別れになって「大学に行かせなければ良かった」と悔やむ話なので、親友が殺される"ギミック"に過剰に思い入れするのは主題から外れちゃうと思うのだよな。「異世界転生の主人公が冒頭で轢かれるトラック車種が、タイタンからエルフになった」事に執着しているように見える

ゴニョゴニョゴニョゴニョわかりにくい例えで長いけど、要は「あん修正したことじゃない!」という矮小化ね。はいはい

 

これもさあ、自分達の信じる正義で燃やして修正させたんだから、それを矮小化する必要などなくないか 

「影響が大きかろうが小さかろうが、修正によってクオリティが落ちようが、必要修正だったか修正させたんだ文句あっか!」って胸張ってほしいんだけど。

なんで自分たちの信念の成果に対してこんなダッサい言い訳するんだろ。

 

ついでに蛇足を言えば、

あの犯人像は重要ファクターの一つだと思うけどねえ。そこどうでもいいなんて言ってるファンほとんどいねえぞ。

斉藤環医師ですら「どうでもいいとこだから修正してちょ」なんて言い方はしなかった。 

 

百歩譲ってcinefukさんの主張とそれ以外の声を相対化するとしても、作者ですらないcinefuk氏が勝手作品の狙いを断言して自分以外のファン読書体験に対して否定かますのは正気ではない。

 

そういうのを物凄い読書好きとか大の漫画ファン藤本ファンとかが「俺の読解が一番正しい!」って意気込みでやってるならほほえましく見守るけど、

cinefukさんのは単に自分達で付けた修正の火の手とそれが招いた結果を矮小したいがために鼻水垂らして必死になってるだけなわけじゃん?

見苦しいとしか言いようがねえよ。

 

 

創作ファン僭称 

https://togetter.com/li/1768768#c9560694

cinefuk 🌀 @cinefuk

6時間

親友けが選択的に狙われた訳じゃない(たまたまその場に居ただけ)から、だから理不尽さと、後悔が際立つんだよな。『遠く離れた手が届かない場所で、親友が亡くなった事を、はじめて報道で知る』という仕掛けだから殺人事件じゃなくても、たとえば大学施設爆発事故でも、交通事故でも、物語の大筋に影響ないと思う。その場合に「主人公が、どう助けに行けるか」のIFを考えるのも、創作の楽しみ

何が「創作の楽しみ」か。

矮小な視座の言い掛かりによってケチつけて歪めた挙句あとから焼け跡にビビり倒しやがってさあ。

正義ごっこの楽しみ放火の楽しみに比べりゃ創作の楽しみになんかネズミのクソほどの興味もねえクセによ。

  

いかー、創作に敬意を持つ人間というのは、作品の隅々まで作者が神経張り巡らせて構成しているだろうと心得てるんだ。

から「ここは重要じゃないからいいよね」なんて勝手に変えたりカットしたりなんて絶対にしないし出来ない。

あんたが自己正当化のために口走った「修正箇所はたいしたところじゃない」という言い種がもうあんたの正体なんぞ明らかにしてんだよ。

創作に敬意のある人間修正要求してるなら「正義のためにあなたの指を1cm詰めさせてもらいます」というニュアンスの言い方になる。

今後も醜悪な成り済まし続けるつもりなら良く覚えとけ。

  

「俺に反対する奴は殺人鬼に異常な思い入れがある異常者!」 

https://togetter.com/li/1768768#c9560718

cinefuk 🌀 @cinefuk 6時間

殺人鬼に異常に思い入れがある君たちは、殺人鬼人生を描く二次創作スピンオフ)に一歩踏み込んでいると思うんだよね。作者に「おれの考えるモブキャラ人生解釈が違う」とクレームする厄介オタクって結構いるけどさ

これはもう突っ込むのも反論するのもばかばかしいけど

しろ「こういう強弁で封じ込めを図るほど自分らへ反論する人たちのことを恐れてるのは何故なのか」を考えて眺めると面白い醜態だよね。

 

 

「作者VSファン」に摩り替えを図る

https://togetter.com/li/1768768#c9560745

cinefuk 🌀 @cinefuk

6時間

なんつうか、「元に戻せ」と作者に迫る読者は、ミザリー

修正の件で文句言われてるのは作者の藤本タツキでしたか

文句言われてるのは修正圧力をかけたcinefukさんらいつものポリコレ放火勢の皆さんだよね。

 

これももうcinefukさん自身明らかに自分欺瞞を吐いてるのをわかってて、

それでも「なんとかすり替えが通って歴史修正されてくれ……!」って言う必死祈りみたいなものを感じるよね。

 

でもさあ、

なんでそこまで自分達が修正させたという戦果を無かったことにしたいの?

そんな滅茶苦茶なデマ散布を図ってまで逃げ回る必要どこにある?

胸張って「俺たちが修正させました!」って言えばいいだけじゃん。なぜ言えない?

あんた達が見苦しいのはその一点なんだよ。

  

  

 

修正がそんなにダメことなのか?」

https://togetter.com/li/1768768#c9561576

cinefuk 🌀 @cinefuk3時間

ちょうど今「殺人犯バ美肉アニメオタクでした」という報道がされているけど https://togetter.com/li/1768328必要情報付与する事によって差別レッテルを貼られる事に危惧するのって、ダメな事なのか?報道クレームしている @NPO_VR は「自由表現を阻害する表現規制者」か?

とうとう哀願調に本音が出てまいりました。

 

ゴニョゴニョゴニョゴニョいろんな方向で変なこと言ってたけど

要するに自分達が火をつけた表現修正正当化をしたいっていうのが目的のすべてだよね。

 

オタク差別的な報道」と「自分たちのポリコレ放火」とをバーター取引で見逃してちょおおお!!!

 

なんなのよこれは。

こいつもう明らかに差別に反対する人とかでもなければ、自分正義や信念に殉ずる狂戦士とかでもないよね。

軽く下劣気持ちでよう考えもせず火をつけたあと結果にビビりあがって、自分らでやったことの責任を問われるのが怖くて怖くて、そこを問うてくる奴は異常者だとか先回りでレッテル貼ってなんとか黙らせよう逃れようとの八面六臂の多動ぶり。

 

 

そんなに怖いならなんで火なんかつけたんや。

青葉も、あなた達も。

 

 

ほんとの蛇足

ていうか「大学に行かせなければよかった」なんて話じゃねーし、「軽い気持ちで別れたから~」という話でもねーし、自己保身のために必死にひん曲げてんだろうなってとこ以外でもなんかcinefukさんの読解って相当独特よね。そもそもルックバックに興味もって読んだことあるのかすら怪しい人の読解をどうこういってもしゃあないんだけどー。

2021-09-02

プリンセス・プリンシパルを見た

久しぶりにアニメが見たくなったのでオリジナルで短めのものを探し、宇宙よりも遠い場所と迷って現代舞台じゃないこちらを選択

総評としては、ビジュアルアニメーションもすごくいい。ただし雰囲気は良いがところどころ肌に合わないところがある残念作。続編が映画で作られてるそうだが、たぶん触れないと思う……。

リアル世界に不自然演出が盛り込まれすぎなんだよぉ!

あらすじ

19世紀末。アルビオン国は強大な軍事力である王立航空軍通称「空中艦隊」により世界勢力図を一変させ、アルビオンから産出される新時代動力源であり、特定範囲無重力化することのできる「ケイバーライト」を独占することにより、ローマ帝国の再来と謳われる覇権国家樹立していた。

しかし、議会共和である「アイアンサイド党」が主導する革命の結果「王国」と「共和国」に分裂し、アルビオン王国アルビオン共和国の両勢力により東西を隔てる「ロンドンの壁」で分割され、以来10年、各国のスパイが暗躍する「影の戦争」の最前線となった首都ロンドン。その王国領域にある名門校クイーンズメイフェア校に通う「博物倶楽部」の5人の少女には、王国に潜伏する共和国側のスパイ組織コントロール」に所属するスパイという裏の顔があった。

共和国とて一枚岩ではなく、政府は穏健共和派だが、軍の一部で強硬革命推進派が策動する中、5人は各々の能力立場を活かし、時には悩み傷つきながらもスパイとしてロンドンを駆け巡る。

Wikiより。

OPED

OPはあまり気に入る部分はなし。ひとつ挙げるとちせ殿の横顔がイイ!曲は唸るような?歌い方がそんなに合っている風には思えなかった。

ED曲は結構好きで、一聴してリンゴ日和っぽいなと思った。今調べたらアマゾンレビューでも似たようなこと書かれてて、吉良さんを思い出し少し悲しく。映像モンハン3rdみたいな紙質感で好き。

EDのような球体を歩く感じの演出が好きなのだ脳内がヨシヒコに完全に乗っ取られていつも山田孝之がちらついてきて非常にウザい。ヨシピコ見たくなるから出てくんな。閑話休題

音楽

特に印象はなし。梶浦由記氏?へー。まどかも劇半はマミさんテーマ以外グッと来なかったしBGMの相性は自分と悪いやも。

キャラデザ

スタッフストーリーも調べずに見始めたので女の子かわいいなー程度に見ていたら2話ぐらいで黒星紅白?と思い出し3話でちせのマロ眉を眺めて確信した。

氏は好きなのでラッキーと思いつつも、氏がキャラデザ原案か。した作品アニメはあまり評判が良くない印象があるので一抹の不安を覚えた。

キノさん…ディガイアポッピンQ…ズヴィズダー…

アリソンも改変されたんだったかな。見ないけど。

シゴフミはまあまあ好きだったよ。


キャラとは直接関係ないですが王族上流階級設定ならドレスは毎回変えてほしかたかな。いいデザインだったのでもっとたかったという意味で同じドレスで出たときはすこし残念。現実でどうだったかは知らんけど。

1話

非常に良かった。キャラクターの顔見せや世界ビジュアルなどの雰囲気も良好。期待が持てる1話だった。

特に主人公が発砲したシーン。天邪鬼なので撃たないんだろうなと思いつつ撃てよ撃てよ撃てよ~と願っているので撃ったときはヤッター!となりました。

この感動は鉄血のオルフェンズ以来で、すごく期待してしまった。まあオルフェンズはほぼ右肩下がりでそれに倣わないことも願いましたけど。

時系列シャッフル

割とかっきり直線のストーリーがある、オムニバス系でないアニメ作品だとハルヒ以来かな?ハルヒ原作読了済みだったので新鮮に楽しめたと思う。

キャラクター

アンジェ

主人公

わかりやすい嘘つき、低感情個人的好きな要素が多くて好きだったキャラ。声も一番好きかな。引退したけど。

能力は万能と無重力化によるアクションだけど、超人的動きはちせが(特に理由なく)できるので被ってる気がしないでもない。非常に高い跳躍や高高度降下や運搬が見せ場か。

できればもっと動きの嘘を利かせてスパイダーマン的ワイヤーアクションがあれば映えたかも。

無重力装置が回光通信機としても使えるのは良いアイテムギミックでした。

ドロシー

チームリーダー20歳能力は「お色気」。後述すると思うが「お色気」要素はいらなかったと思う。年長者としてのお姉さん役、組織との連絡役とキャラを引き立てられる要素はしっかりあるのでそっちに割り切ったほうがよかった。

おそらく一番感情移入しやすキャラに作られているので素直に好感度が高い。ギャルゲー化して無目的プレイすると自分ならドロシールートに入るはず。

ベアト

プリンセス命で巻き込まれなんかスパイの一員になっていた人。能力は「声だけコナン君」。ダイアルを回すだけで即座に声を似せられるのはインチキくさいがコナン君で慣れすぎて受け入れている自分が居た。

立ち位置がよく飲み込めなかったけどあまり葛藤など描く暇もなく素人スパイ活動してる。

行動原理プリンセス第一主義なら受け入れられるのだが……

4話で二手に分かれる場面、5人なので必然2・3になるのだが残ったベアトが悩んだ末「プリンセスが居ない二人組み」のほうに参加してしまう。ベアトが参加できてないアンジェとドロシーの会話でなんとなく「その他3人」に入れられた流れだけど2話や3話からもわかる強い過保護プリンセス第一主義者なら無理にでもプリンセス側について行くかなと強く解釈違いを感じた。時系列シャッフルなのでちせ参加後から見て強い信頼感ができている時期ともとれるし、一応迷う動きも描いたしとも受け取れる。

3話の和解後は楽しそうにやってるが彼女スパイになる彼女なりのメリットがなにかひとつ提示されていればなおよかった。

プリンセス

プリンセス能力は「プリンセス」。優越的地位濫用してフリーパスしていく。アンジェとのバックボーンは良かったがいかんせん人当たりが良すぎて影が薄い。学校や仲間内ももう少し諧謔的にプリンセスを使い引っ張っていく強引さを見せれば7、9話でキャラが立ったかなと。

強固な思想はあるものの実現への行動を描く暇がなく、そういうのは劇場版でやっていくのだと思う。

なんだかんだで2話と8話好き。

ちせ

個人的問題児。わたくしファンタジーにおける東の島国やKATANAが非常にアレルギーなのですが真正面にぶっこんできたキャラ

容姿性格・声と高水準でよきなのがなお狂おしい。

こういう日本人キャラ日本人が作ること自体が少し寒気を覚えるのですが逆に他国人をこんな風に描くのも時代的に難しいかなぁ。

異なるカルチャー同士の交流は好きなのですがそこに漬物相撲土下座などを入れられると…9話は良さ1/3苦手さ1/3、この作品の悪さ1/3で出来ております

能力は「白兵戦」。余裕で弾丸を見切って弾く。

彼女の一番の問題点は話し方。「~じゃ」や「~しておる」と古風な話し方だが、当然舞台ロンドン英語コミュニケーションしているはずじゃ。

舞台外国異世界のもの日本語で見るときは、特に説明がなければ翻訳吹き替えを見ていると解釈しているのですが、そうすると彼女(に限らず日本人)の正解は「カタコトの英語」を翻訳した「カタコトの日本語」になるのかなぁ、と。外交官免除でいいけど。作中、日本人同士でしゃべるときとそれ以外に差異がないのが気になる。それだけだとギリギリギリギリ受け入れられるラインなのですが、主人公学生として振舞うとき田舎物設定として「だべ」口調でしゃべるのですよ……普通に考えると「英語地方訛り」で田舎物を演出していて、それを翻訳して「だべ」口調になってると見るのですが、じゃあちせの「~じゃ」口調などはどう考えればいいのやら……

滞在は最終的に4ヶ月以上。しかし初期から話し方は変わっていない。辞書を引くシーンもある。と非常に解釈に悩みました。超人体術日本語の固有表現も堪能に訳せられる超人語学力を併せ持っている超人説は採りません。

背景とアクション、よかったです

詳しくないのでどうよかったかは書けないのですけどね。ロンドンの街中もよかったし学校草原と空のような明るい絵もきれいだった。街は1話の霧たっぷりなのも良いけれど日中や雪中など変化に富んでるし下層市民も焦点になるので下町感もあってよかった。話数があれば偽装としての博物倶楽部活動学校の中と5人の楽しそうなショットがあればよかったな。

アクション最近アニメで悪いと感じるほどの質は出会いにくいので比較するものでもないでしょうけどよかったんじゃないでしょうか。1話と5話は文句なしに見入りますメリハリというかタメが効いたような動きだったような気がします。あとはぼんやりですが車の加速がとんでもなくすごかったような記憶があります

ないことのよさ

は往々にして気づきにくいもの

今作の感想ひとつとして傑作百合アニメと評しているものがあります

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886711486/episodes/1177354054890392693

これを見て逆に私は、この作品は「百合恋愛もない良いアニメ」だと思いましたな。男性とのロマンスはなく、仲間内でも過剰な身体接触すらない。それらが苦手な自分ストレスフリーで見れていたことがわかったわけで。アンジェプリンセス関係性は非常に感情を揺さぶものでありましたが、これを百合と称されてしまうとうん?となる。自分百合アンテナは低いですし「尊い」という言葉自体にはなんとなくそうだねと言えそうなもの同性愛とまでは絶対いかないよな?と。百合も広くなりけりで友愛も含められるとむにゃむにゃ…マリみて百合かむにゃむにゃ…とかくメインキャラ内でドストレートな性愛はないです。自分センス百合作品判定ではなし。百合として見れるは何でも見れる!どう見えるかだ!捕まってあれこれしてやるぜゲヘヘ未遂もなし!たしか!ハニトラは除く!ごめん軽い女衒未遂はあった!

ガッカリスパイ最前線

最初の数話は国の分裂と

"各国のスパイが暗躍する「影の戦争」の最前線となった首都ロンドン"

が繰り返し説明されるのでスパイが入り乱れる話かと思ったのだが、主に描かれるのは主人公たち共和スパイ敵役ノルマンディー公のスパイ公安王国側とあとほぼちせしか居ないが日本ぐらいしか登場しない。終始アルビオン国で完結していて肩透かしを食らった感は否めない。12話でこれ以上の複雑さは望めないか

シナリオもだいたい王国側の暗躍を検知して先回り…といったもので、もちろん知らないものは知れないのでしかたないがほぼしかける側であまり緊張感がない。逆に2話終盤は緊張感があってよかった。

ガッカリコントロール

共和スパイ司令部コントロール」。その描写がにんともかんとも。電信室と併設の狭い部屋に大人が4・5人テーブルを囲んで詰まってる。机上に紙はあるがその数は少なく、ないことも多い。壁には何の物もない。

全員がほぼ手ぶらに近しい状態で話し合い意思決定してるのだが…みんな頭の中にすべて入っている超人なんか?移転隠滅の容易性のために質素なんか?彼らは意思決定機関として描かれているが、「高度な意思決定」がされているようには見えない。これがスパイリアル描写なのかもしれない。私はリアル描写も好きだ。でもここはもっとケレン味を効かせてほしかった。ほかの部分でははったりたっぷりなのだから

ガッカリスチームパンクパラレルワールド

舞台19世紀末ごろから無重力を引き起こす「ケイバーライト」を契機に異なる歴史を歩んだ地球ロンドンスチームパンクに類するSF要素を含んだ作品である

である、のだが。ぶっちゃけSF要素はほぼ無い。(前面に押し出されてはいない)

肝心のケイバーライトを使い覇権を取った「空中艦隊」はほぼ作中に絡まない。出ても大きな飛行機以上の役割は無い。では国内ケイバーライト活用して発展しているかといわれればそのような描写もない。ところどころで蒸気が噴出する機械仕掛けがあるがビジュアルや目くらまし以上の意味もない。ケイバーライトを使っているか不明1話ケイバーライト障害が軽く触れられたがその後はなし。扱いも公害病程度か。そもそも王国側ではケイバーライト装置の小型化が実現できておらず、公式HPではもう少し詳しく書かれているが作中でわかる範囲では携帯用まで小型化できている、そのことを知っているのは共和国内スパイ組織内のごく一部、即ち使うのはほぼ主人公のみである

その主人公装置を使った常人はるかに超えるアクション常人以上の動きを理由無く生身でこなす仲間が隙間を埋めてしまっている。携帯用小型ケイバーライト装置物語のカギというわけではなくて…TVシリーズ範疇では別にSF要素を入れることなく分断が起きた19世紀末でも成立しそうで、主人公にはほかの得能を持たせてみてもよかったんじゃないかなとも感じた。

anond:20210902215251

追記中野ブロードウェイファンシーショップまんだらけ

ちょっと詳しいから頑張って書くよ。法律的なことはわかんないかお気持ち構文になるけど読んでくれたら嬉しいな。

Spank!というショップに置いてあるものが多岐にわたるので発端のツイートで「ファンシーショップ」とぼんやり説明してしまい、サンリオギフトゲートとか小学生向けのバラエティショップを頭に思い浮かべた人が多いのか、「あんサブカル巣窟である中野ブロードウェイ4階の中でそんな商売してるのが悪い」と言われてしまっているが、実際にはちょっと違っている。

あの店の主力商品海外ヴィンテージ衣類やぬいぐるみ雑貨、店主さんとスタッフさんのハンドメイドアクセサリー洋服で、ざっくり言うと80年代カルチャーファッション愛好家向けの古着屋だ。

店名の由来はおはようスパンク!という昔の少女漫画からだったと記憶してるし、クリィミーマミ等の魔法少女アニメアイドル衣装昭和レトロ雰囲気や、その頃のアメリカ映像作品アーティストミックスした独自所謂ゆめかわ」「ファンシー」なテイスト移転前の高円寺時代から合わせておおよそ20年弱やってこられたまあまあ老舗のショップで、サブカルチャーとカテゴライズして差し支えないと思う。

周囲のまんだらけの取扱商品(まとめている人がいっぱいいるので調べてみて欲しい)と照らし合わせてみても、そんなに場所空気にそぐわない出店だとは思わない。同じフロアには世界観が似たようなアパレルファッション雑貨屋が他にもあるし、病院アイスクリーム屋まである不思議空間である特に来店層が被っていると思われるまんだらけ ぷらすちっく(女児向けアニメおもちゃとかドールとかぬいぐるみに特化している)はSpank!がオープンしてからフロア拡張していて、うまく相互作用して共存できていたと思う。

まんだらけがこれまでも一部成人向けの商品を扱っていたことをSpank!側は理解しているだろうし、それでも今まで何の問題もなく双方営業できていたのにここまでの事態になってしまったのはやっぱり18禁商材やジャンル顔した暴力的言葉を店の真正面にドカーン開陳されてしまたからであろう。

この新しくできたまんだらけ禁書房の店構えは同フロアの他のまんだらけと比べても異質であると思う。それがわからずに「まんだらけに囲まれ場所に出店しといてごねてんじゃねーよ」スタンスの人にはもはや何を言っても届かないだろうが、まんだらけアダルトショップではないしオタクサブカルアニメエロだけのものでもないし今までメディアが取り上げてきた中野ブロードウェイ自分の中で都合よく解釈しすぎていないかオタク聖地カオスディープアニメエロしかないってことではないです。

地元民が普通に買い物で使うような場所なのに色んなジャンル専門店もある変なショッピングセンターというのが増田中野ブロードウェイ認識で、未成年立ち入り禁止場所でもないのだから18禁商材を扱うにはもうちょっと配慮があってもいいと思う。

Spank!は80年代雰囲気が好きなオタク向けのサブカルファッション屋さんであるが、パステルカラー動物モチーフ子供っぽくてわかりやすく「かわいい商品を中心に扱っているし、ティーン向けの雑誌掲載されていたりティーンに支持されているアーティスト衣装提供していたりもするので発端のツイート通り顧客未成年がいることは明白である増田が初めてSpank!に足を運んだのも14〜5歳の中学生の頃だ。

また子持ちの店主さんによるママ向けのハンドメイド商品が並べられていることもあるし、実際に親子連れで来店する顧客の様子もSNSアカウントスナップからちょこちょこ伺える。サブカルオタク向けであることと、未成年の来店があることは無理なく両立する。

今回のSpank!の意思表示に怒っている主にツイッター上の人の中には蝶ネクタイマークを掲げて表現の自由を訴えてる人が多く散見されるが、ファッションは一つの表現ではないのだろうか。Spank!側の主張にはアダルトショップが許せないから潰せなんて一言も書かれておらず、この場所の出店はお互いにメリットがなさすぎるから中野ブロードウェイ内にたくさんのテナントを持っていて融通の効くまんだらけ側になんとか配慮してもらえないか禁書オープンから交渉していたことが綴られている。法律のことはわからないが、非常に合理的に感じるしそれってそんなに無理なお願いなのだろうか。

Spank!は店主さんがハンドメイドにこだわり続けているから店の規模を大きくするのが難しいという事情があるだけで、「フェアリー系」と呼ばれる一つのファッションジャンルを作り上げた大きな影響力のあるショップである。このワード画像検索してもらえれば、全身パステルカラーに身を包みスニーカーを履いたさまざまな国籍女の子存在していることがわかる。Spank!のツイート英訳した説明スクショが連ねられていたことを批判している人もいるが、単に世界中支持層いるか翻訳したに過ぎない。Instagramには閉店を惜しむコメント英語で多く寄せられている。これを「外圧を呼び込もうとしている」「炎上しかけている」と決めつけている意見は短絡的というか、視野が狭すぎる。自分が知らないだけで広く人気があるものなんてたくさんあるんだよ。

すべての表現の自由を守ると意気込んでいるのに、暴力的コンテンツが丸見えになっている状態営業は困難と判断未成年顧客を守るためにやむを得ず一時閉店を決めた小さな古着屋に対して「これが資本主義」「嫌ならやめて移転しろ」「コロナ禍で資金繰りが苦しくなってるのをまんだらけのせいにしている」「法律的には問題がない、むしろそっちが威力業務妨害」と言ってのける人たちに欺瞞を感じざるを得ない。この人たちの守りたい表現の自由とは何なのか。ファッションという表現は守らなくていいのか。そもそもSpank!のファッションだって少なからアニメ漫画の影響を受けて発展したカルチャーだ。なぜ共存を促さないのか。

人生を費やしてきた仕事子育てを両立しようと奮闘していた中、突然あのようなショーケースやダッチワイフ、「レイプ」「スカトロ」「女子校生」という目も背けたくなるような言葉真正面に立ちはだかることになった店主さん達の気持ちを考えると、お知らせのツイートが些か感情的になってしまうのも無理はないと推察される。

そんな中でも最大限言葉を選んで冷静でいるように心がけているように見えるし、そもそもここまで大炎上するとは思っていなかったのではないか

(追記: Spank!側から炎上を持ちかけたと思ってる人もいるみたいだけど増田はそうは思っていない。冷静じゃない中とりあえず休業とその理由説明したらああいう書き方になってしまい、それにTwitter性質上火がついてしまったと考えている。Instagramにも同じ投稿があるけどそっちは特に燃えてないので。焦って感情的なのは同意。)

世界に支持者がいるとはいえ、数人で運営している吹けば飛ぶような小さなショップだし、いつも若い女性がワンオペで物作りしながら店頭に立っているような営業スタイルであるにもかかわらず既にGoogleレビューが荒らされ、カメラを持ってウロウロしている男性複数いると証言が上がっている状況になってしまった。もしまんだらけ側が折れる形で営業が再開したとしても、こんなに衆目に晒されてしまっては今まで通り穏やかに同じカルチャー愛する人の方だけを向いて経営していくことが困難なのは想像に難くない。

表現の自由喧嘩を売った愚かなツイフェミ()ポリコレ()の勝利=俺たち弱者であるオタクまんだらけ表現の自由の敗北を意味するため譲るわけにはいかない防衛戦線だ!という認知の人がたくさんいるみたいだし。客層が相容れないというだけでどっちもオタクなのに。(そしてこの場合弱者なのはどう考えてもSpank!側である。)

これだけ言葉を尽くして説明しても聞く耳を持ってくれない人が大多数なのはわかっているが、このまま大切にしていた場所が消えてしまうのを見ているだけではいられなかった。「こんな店をここに作るなんてSpank!の客に対する性的嫌がらせ目的に違いない」という人も、「フェミ炎上しかけて表現を潰そうとしてる」という人もどちらも一旦エスパーを辞めて冷静に考えてみて欲しい。禁書房のディスプレイ法律違反じゃないからといってあれはあの場にふさわしいのか。未成年に見せても大丈夫ものなのか。表現の自由とは何なのか。自分は本当にすべての自由を守ろうとしているのか。そもそも人権とは。

中野ブロードウェイ自体区画によって管理人が違っていたりややこしいためトラブルにはノータッチスタンスらしい。だからこれだけの揉め事が起きてもまんだらけは折れないと思うし、Spank!は店を畳むことになると思う。コロナ禍で思うように営業できなくなってもお客様の喜ぶ顔を見るために店頭販売にこだわり続けていきたいとおっしゃっていた店主さんのことを考えてここ数日疲弊しきっていると同時に絶望している。表現の自由を掲げる人たちにとって一つのファッションジャンルなんて取るに足らない、この世から消えたって構わないゴミみたいなものなんだろうか。店名を馬鹿にして、「あんな店に来るやつ全員メンヘラで手首ズタズタだからエログロが近くにあるぐらい何なんだよw」と吐き捨て(見たこあんのかよ)、まんだらけですらアダルトショップであると雑にカテゴライズしてしまうその嘘っぱち精神ほとほと呆れてしまった。君らにとってのオタクってエロ愛好家のことだけなんか。禁書房をゾーニングしたってエロはこの世にありつづけるけど、 Spank!がなくなったら一つのファッションジャンルが消えてもおかしくない。

めちゃくちゃ時間かかったし震えるぐらい長くなってしまった。増田にとってそれくらい思い入れのある場所だったってことで許してほしい。読んでくれてありがとう。誰か一人でも目を通してくれますように。

追記その2

自分でもスクロールくそなげぇ〜よと思うし今読み返したら全然冷静じゃないのになんか想像の10000倍ぐらい読んでもらえててびっくりしてる

結構名前が上がってた声優さんが何故参戦してきたのかは私もわからない。店主さんと友人関係だったのも初めて知った。正義感故だったのかな。

Spank!が一時閉店を選んだのは客足が途絶えるからとか体のいい撤退理由だとかそんなんじゃなくて、不意に目にして傷つく可能性のあるものが近くに置いてある場所未成年を呼び寄せるようなことは責任のある大人としてはできないと判断たからだとわかってほしい。

禁書房に置いてあるレトロポルノも立派なカルチャーだって意見を読んで、それは確かにそうなんだけどやっぱりえっちものって大人であっても自分が好んで見たいと思ったときしか見たくないって人が大多数なんじゃないかなぁ。本棚見出しにあるレイプ女子校生は作り物だってわかってるけどジャンルと言うよりは犯罪だと思うし。それを踏まえた上で、まんだらけさんもうちょっと優しくできない?ってことがシンプルに言いたかった。

トラバ辞世の句だろって書いてあって笑ってしまった。本当にそうで、こんな遺恨を残してお互い営業を続けられるわけないと増田は正直諦めてしまっている。店員さんの容姿ディスも見かけたしGoogleレビュー荒らしは収まらないみたいだから、Spank!側ももうここで続けていくのは厳しくて出ていくしかないんじゃないかなぁって感じです。

いろんな意見もらえて嬉しかったよ。これからどうなるかわかんないけど普段spankbangの無料エロ動画ばっかり見てる人もたまには禁書房に出向いて新しいジャンルに手を出してみたらいいと思う。だってどっちも潰れたら悲しいじゃん。

2021-09-01

2年前に母が亡くなっていてよかったのかもしれない

タイトル通り、2年前に母は48歳の若さでこの世を去った。ガンだった。

定期健診でぼんやりとした影が見つかったからと精密検査をして、でも開いたらもうどうしようもない状態だったみたいで投薬治療もしたけれどだめだった。

末期のころはもう呼吸もうまくできなくて、苦しそうにしていたのを覚えている。

やっぱりもっと長生きしてほしかったけれど、変わらない運命なら2年前に亡くなっていてよかったんじゃないか最近思うようになった。

母は余命宣告から半年は頑張ってくれたので家族旅行食事にもいけたし、お見舞いだって好きなとき好きな人数で行くことができた。

病室で最後を看取ることも、手を握ってあげることも、お葬式をあげてあげることも出来た。

親族家族で集まって死を悲しむことも許された。

親しい人の死をまじまじと突き付けられるのはとても辛くて逃げたくなったし、涙だってまらなかったけど

何回まばたきしても変わらない、動かなくなった母を受け入れるための時間は(火葬までの限りがあるとはいえ)きちんとあった。

もし母が病気になったのが今だったら上に書いたようなことはほとんど許されないだろう。

緩和ケアなんかも十分受けられないだろうし。

過去に戻れたとして母の寿命を2年延ばしてあげるよと言われても今なら答えはNoになると思う。

ももう一度お母さんが作ったごはん食べたいなあ。

anond:20210901111421

ぼんやりしている

嗅覚が鈍い

ウレタンマスク

これが示すものとは

怖い話作るのは難しいな

聞いてくれよ、臭いと言われる俺の近くに女性が寄ってきた気がするぜ

ちょっとぼんやりしてるが薄化粧でウレタンマスク効果美人みえたな(笑)

今日ラッキーだぜ

フェイクあり

2021-08-31

補・鴻巣友季子の時評は何が問題なのか:フェアな考察

 「続・鴻巣友季子の時評は何が問題なのか」(https://anond.hatelabo.jp/20210829124450)の「鴻巣解釈検討」の項だが、Twitter鴻巣自身から、その読み筋についてのツイートは削除したので言及するのはアンフェアだと指摘されたため、これによらない形で検討する。

 なお、その後鴻巣は私のアカウントブロックするアンフェア挙動に出た。「そういうツイートをしていた」ことは紛れもない事実なので、記事の当該箇所を修正するような対応は取らない。

 さて、参照できるのはEvernoteくらいなので、解釈に相当する部分を引用しよう。

 ここで、帰省して初めて、母と二人で話した。

 父が体調を崩してからの二十年、幸せだった、と母は噛みしめるようにしみじみと言った。(わたしは-筆者註)驚いて声を飲みこんだ。

 記憶の中の母は、わたしから見ると、家庭という密室で怒りの発作を抱えており、嵐になるたび、父はこらえていた。

 不仲だったころもあったよね、と遠慮がちに聞くと、母は「覚えてない」と心から驚いたように見えた。p28

母本人の意識記憶と、傍から見た"現実"に齟齬があるのだなと思いました。

じつは、父が体調を崩してから(も)「不仲なころ」はあったということだろうと。

その後に、主人公の母が父を「いじめ」ていたことを父の亡骸に詫びる場面があります

いよいよ蓋を閉めるというときになって、母がお棺に顔を寄せ、「お父さん、いっぱい虐めたね。ずいぶんお父さんを虐めたね。ごめんなさい、ごめんなさいね……」と涙声で語りかけ始めた。「お父さん、ほんとにほんとにごめんなさい……」と繰り返す声を、ぼんやり寄りのポーカーフェイスで黙って聞いていた。p43

このいじめが二十年間の看護介護中に起きたとは特に書かれていませんが、いつ起きたことなのかの明示もありません。

父が病気になる前にも、看護介護中にもあったのだろう、そういう物語として、わたしは読みました。ここが、作者の意図と違うと指摘されているところです。

鴻巣友季子、「8月の朝日新聞文芸時評について。」https://t.co/x7kg81XQPc?amp=1 強調は原文ママ

 

 二つの問題があるので先に整理しよう。

①「記憶の中の母は、わたしから見ると、家庭という密室で怒りの発作を抱えており、嵐になるたび、父はこらえていた。/不仲だったころもあったよね、と遠慮がちに聞くと、母は「覚えてない」と心から驚いたように見えた」。〈わたし〉がここで思い浮かべている「記憶の中の母」が介護であるか否かという問題

②単純に母が「覚えてない」と言ったことを理由に、記憶全般あやふやになっていると判断し、「母本人の意識記憶と、傍から見た"現実"に齟齬がある」と解釈してよいか、また「じつは、父が体調を崩してから(も)「不仲なころ」はあったということだろう」と解釈してよいかという問題

 ①については「鴻巣解釈検討」の項目で、鴻巣Evernote無視している「それから、/「もしかしたら、病気になる前は、お互いに向きあってたか性格や考え方がちがいすぎてぶつかってたんじゃない? この二十年は病気という敵と一緒に戦っていて、関係が変わったとか」/と言ってみると、母ははっと息を呑み、「そう、その通りだ」と大きくうなずいた。」の記述から否定した。また、ここは母との会話であるから、母も「病気になる前」と「この二十年」は別だと、つまり「不仲だったころ」は「病気になる前」であるという〈わたし〉の前提を共有していると取らなければ非合理的である。無論、実は会話が噛み合っていないのだと読んでもよいが、その読みがテクストを豊かなものにするかよく考えた方がよい

 ②についても、母は「母ははっと息を呑み、「そう、その通りだ」と大きくうなずいた」ので、記憶が全く失われてしまっているとは考えにくい。言われれば思い出すのだ。また、「母本人の意識記憶と、傍から見た"現実"に齟齬がある」と仮定する(鴻巣は「思いました」としか書いておらず、そう判断する合理性説明していない)のであれば、父の棺の蓋を閉める際の「お父さん、いっぱい虐めたね。ずいぶんお父さんを虐めたね。ごめんなさい、ごめんなさいね……」が介護中を/も指しているとすることは非合理的である。この仮定は、「夫を虐めた記憶」を含め、母のすべての記憶そもそも偽りかもしれないという、読みの未決定状態をもたらすからであるこの仮定のもとでは、「弱弱介護密室で」「虐/待した」を事実であると確定することは、〈母〉も含めた作中人物の誰にも、テクストを読む誰にもできない。よって、介護中の虐/待を作中世界で起きた出来事として捉えることは、合理性を欠く、評者の「主観的」な決定行為にすぎない

 

 鴻巣の読みがいかに非合理的であるかをここまで確認した。私は「非合理的である」ことを示したまでで、「不可能である」とは言っていない。また、「非合理的な読み」は「解釈」と呼ぶに値しないと考える。

 なぜ鴻巣の読みが合理的でないと示さねばならなかったかといえば、それが鴻巣の主張が成り立つための必要条件であることを、鴻巣自身が認めているかである

 鴻巣友季子の読みは合理的ではないと私は考える桜庭の代弁ではない。私個人の考えである。だが、私の考えは合理的であると考える。

 よって鴻巣自身の読みが合理的であるということを説明してから議論するよう提言したところ、このやりとりを最後鴻巣ブロックされた。

 鴻巣桜庭議論リアルタイムで、公開で、Twitterで行われており、何が自分の主張を正当化するかについてもツイート宣言している。この「応答」はTwitter上で行われているはずだが、私には確認することができない……わけがないんだからブロックなんてしない方が得だと思うんですけどね。

 私は、「介護中の虐/待を作中世界で起きた出来事として捉える」「評者の「主観的」な決定行為」は自由であると認める。

 しかし、それを個人の読みとしてではなく、作品の要約(としてどう見ても読める箇所)に断定で書くという行為は別の問題である

2021-08-30

国民の三大剣理ってなんだっけ?

狂逝剣ってのが凄い強そうだったかぼんやり覚えてる。

あと2つが思い出せん。

海のこと誤解してた

僕がまだお子様だった頃は、海ってのは何か陽キャ的なことをすべき場所だと思ってた。

でも違った。海は何も強いない。

砂浜に寝転がってただ雲がゆくのを眺め、日射が体を焼いている心地よさに浸るだけでよかった。

適当なところで切り上げて、海に入り、水に浮いて、また空を眺めながら波に身を任せる感覚を味わえばよかった。

体を動かしてみたくなれば、泳げばよかった。

体が冷えてきたら砂浜に戻り、文庫でもスマホでも開いてぼんやり活字をぽつぽつ拾えばよかった。

腹が減れば、適当に身支度をして、手近な店で海鮮丼ハンバーガーを平らげればよかった。

あとはただ潮風を浴びていればよかった。

それだけで、ちゃんと夏を過ごしていると思えた。

2021-08-29

続・鴻巣友季子の時評は何が問題なのか

 「鴻巣友季子の時評は何が問題なのか」(https://anond.hatelabo.jp/20210826203711)の著者です。

 非本質的な、《誤読か否か》を議論するコメントが依然として多いので、記事を改めて補論を書きます(文中敬称略)。

 元の記事では鴻巣意見から矛盾を示すために使ったまでで、解釈」という言葉を本文で一切用いずとも問題を整理できるし、他にも鴻巣矛盾を指摘できるのでそうします。

論点整理・集約版

 少なくとも桜庭が問うている本質的問題は、

 「作中に描写がないこと」を「作品に書いてあるかのように読める断定で書いた」こと

 である

 そしてこの点について鴻巣スルー、もしくは無理筋意見を出しているのみである

①27日13時39分

②27日16時43分

 桜庭自身鴻巣との対話をやめたが、外野はこの点について把握しておくべきであろう。

 鴻巣意見無理筋なのは以下ツイートから明らかである

③27日1117

 このツイート議論として成立するためには、「描写がある」「明示的な記述はなく」という仮定客観性を持たねばならない。「主張が正しいか」という検討以前の条件である

 よって鴻巣は、桜庭が言う「直接描写されていないこと」は、主観ではなく客観としなければならない

 ところが③の直前の、桜庭に宛てたツイートはこうだ。

④27日11時6分

 お分かりいただけただろうか?

 鴻巣桜庭の言う「直接描写されていないこと」を「なに」という言葉に置き換え、「あるひとりの読者=作者の主観だ」としている。この矛盾について解決しない限り、鴻巣意見無理筋であり、鴻巣桜庭議論する土俵にも立てない。

 なお、鴻巣は主張が成立しないのだから、厳密には「平行線」ですらないだろう。

 論点整理は以上である

 

 以下、元記事にやや補足しておきます

 テクストに「ない」ことを「ある」かのように書いた(ことが検証できる)あらすじなどという珍妙ものを読む機会がないので、そのようなあらすじを目にしたのちにいざ対象テクストを読み始めた者がどう反応するのか、筆者には確たることは言えないが、あらすじに書かれた鴻巣解釈だけを前提とし、桜庭提示した(あるいは以下で私が説得的に示す「真っ当な」)解釈に思い至りもしない、という可能性はあるだろうと考える。

 それは「読み」が閉ざされたことを意味する。なお、「どこかでおかしいとわかるはずなのでそうはならない」と言うのであれば鴻巣の書いたあらすじが頓珍漢だと認めることになる。

 また、鴻巣Evernoteでは「作品紹介のあらすじと解釈を分離するのはむずかしいことです」と述べていたが、「むずかしいこと」ではなく「不可能な」ことにすり替わってしまった。

 こうしたすり替えをわざとやっているのであれば大した度胸だと感心する。同時に、不誠実な書き手だと評価する。

鴻巣解釈検討

 ついでなので、鴻巣の読解が「曲解であることも示します。(「誤読」とは言いません。桜庭が使わないので。)

 不仲だったころもあったよね、と遠慮がちに聞くと、母は「覚えてない」と心から驚いたように見えた。離婚の話が出たことなど具体例を挙げてみるが、「そうだったっけ?」と不審げになる。それから急に目を光らせ、「人の記憶って、その人によって違うね?」と言った。

 瞬間、母とわたしが同じ過去の〝ある時〟……七年前に最後に会った時のことを思いだしているとわかったが、いま対立するのは不毛だと、「ふーん……?」と目をそらした。

 それから

「もしかしたら、病気になる前は、お互いに向きあってたか性格や考え方がちがいすぎてぶつかってたんじゃない? この二十年は病気という敵と一緒に戦っていて、関係が変わったとか」

 と言ってみると、母ははっと息を呑み、「そう、その通りだ」と大きくうなずいた。

桜庭一樹「少女を埋める」https://note.com/sakuraba_kazuki/n/ne3b7aa29cd58

 「不仲だったころ」は病気になる前は、お互いに向きあってたか性格や考え方がちがいすぎてぶつかってた」を指すのではなく介護していた「この二十年」を指すというのが鴻巣の読解です

 この読解を支持できる方は根拠をつけて教えてください。「病気になる前」であるという解釈をあえて却下する理由込みで。

 なお、この点についてのツイート鴻巣はなぜか削除していますが、ツイートこちら(https://twitter.com/maffumi/status/1431506303784943616?s=20)へのリプライの形でした。(スクリーンショットを見たければTwitterに上げても「私は」構いません。)

 さて、(桜庭言及している)「母は「覚えてない」と心から驚いたように見えた」に呼応する、

 いよいよ蓋を閉めるというときになって、母がお棺に顔を寄せ、「お父さん、いっぱい虐めたね。ずいぶんお父さんを虐めたね。ごめんなさい、ごめんなさいね……」と涙声で語りかけ始めた。「お父さん、ほんとにほんとにごめんなさい……」と繰り返す声を、ぼんやり寄りのポーカーフェイスで黙って聞いていた。

 内心、(覚えてたのか……)と思った。

(Ibid.)

 の「内心、(覚えてたのか……)と思った」も、「不仲だったころもあったよね、と遠慮がちに聞」いたのも、「もしかしたら、病気になる前は、お互いに向きあってたか性格や考え方がちがいすぎてぶつかってたんじゃない?」と言ったのも、すべて〈わたし〉なので、「不仲だったころ」をいつとするかによって、母が「お父さんを虐めた」のがいつだったと〈わたし〉が考えているかも決まる(と考えるのが普通だと思いますがどうですか?)。

 当然のことですが念のため言っておけば、実際にいつ「虐めた」かは、作中世界では〈母〉のみが把握し、〈母〉の心中作品視点は入り込めない。よって問題となるのは〈わたし〉がどう考えているかを、〈わたし視点文章解釈することです。

 私は「不仲だったころ」を「病気になる前」としか解釈できません。よって「虐めた」のも「病気になる前」としか解釈できません。

 困りました。私の読解力がないんでしょうか。解釈自由標榜する皆様、お知恵をお貸しください。

 最後に、本から引用します。

 「テクスト解釈可能性は無限である」と言っても、それは「解釈対象、つまりは焦点を当てるべきもの事実テクスト)が存在しない」ということにはなりません。「テクスト解釈可能性は無限である」と言っても、それは「どのような解釈の試みもうまくいく」ということではないのです。

ウンベルト・エーコウンベルト・エーコ小説講座:若き作家告白』、和田忠彦、小久保真理江訳、筑摩書房2017年、48頁)

2021-08-28

アイアンリーガーに騙された -2-

1(https://anond.hatelabo.jp/20210828215226)のつづき

プログラムされた意思

 第九話では、トップジョイの正体と過去が明らかにされる。もともとダークスポーツ財団で「作られた」トップジョイは、ショックサーキットという枷を掛けられ、スパイ行為を「ほとんど」強制されていた。これまで意思を持ち、それを自由行使できると思われていたロボットが、実はそうではなかったということが、ここで明らかになる。

 もちろん、ショックサーキット自体第一話の時点でマッハウインディに埋め込まれた形で登場している。ダークスポーツ財団ロボットたちに背反を許さないようにし、彼らの自由を奪っている事実は、物語の冒頭から提示されていた。

 だが第九話から続くトップジョイ物語は、マッハウインディがショックサーキットに苦しみ、そして克服した第一話・第二話とは少し様子が異なる。マッハウインディが自らダークの元を去り、早々にショックサーキットを切除して完全にダークとの絆を絶ったのに対し、トップジョイはそこから十三話まで、「自らの意思で」ダークとの関係を持ち続けているのである

 トップジョイが――シルバーキャッスル好意を抱き、マグナムエースから手を差し伸べられていたにも関わらず――なぜ十三話までダークとの縁を切らなかったのかについては、明確な描写がなく、少々解釈が難しい。ここから先は憶測比重が非常に大きくなるので、ご容赦いただきたい。

 第九話で、トップジョイはフェアプレーを重んじるシルバーキャッスル、及びそれに共感する子どもたちを「理解できない」と言った。「ラフプレーをすれば客は喜ぶ」「客を喜ばせるのがアイアンリーガー」だと。

 これは、シルバーキャッスルを内部から撹乱するというスパイ行為による言葉ではない。トップジョイ本心だ。彼は本心ラフプレーを正しい行為と捉えているのである。同じ本心で、第八話でキアイリュウケンオーナーの絆に涙し、子どもたちと純粋交流を楽しんでいる一方で。

 同時に、九話ではトップジョイ過去と思いが垣間見える。「楽しむ」ことを大切にした結果、バスケットチームから放逐された過去。それでも忘れられない、バスケットリーガである自分に向けられた観客の歓声。あの場所に戻りたいという思いが、トップジョイ根底にある。

 彼がぎりぎりまでダークとの絆を絶てないでいたのには、この思いが大きいのではないだろうか。トップジョイがダークに従っているのは、ショックサーキットけが理由ではない。もっと根底の、自分存在のものに関わる意思ーーあるいは、心ーーである

 これは完全に僕の推測であるが、第八話で示唆された「ロボットは、人間役割を与えられ、それに相応しいように設計プログラムされて生み出される」という事実を踏まえると、トップジョイのこの「意思(心)」もまた、ある程度製造者によってプログラムされたものではないだろうか。

 作中で、ロボット意思思考、心が人間プログラムされたものだという直接的な言及は(現状)ない。だが彼らが「注文に応じて製造される商品」としての一面を持つ以上、ロボット人間赤ん坊と同じようにまっさら状態で納品されるとは思えない。彼らは製造された時点である程度の機体性能、そして知能と知識を有し、そこには人間意向が相当程度反映されていると考えるのが自然である

トップジョイ」という名前であるがーー彼らがある程度完成された状態で世に出るとしたら、彼らの名前は、その機能・性能にちなんだものであるのだろう(もちろんまったく関係のない場合もあるかもしれないが)。ロボット機能・性能は、つまり製造者が彼らに込めた役割と期待である。「ジョイ」つまり「喜び」。彼は、人に「喜び」をもたらす存在としての役割を期待されたのではないか。故に、ああいった明るい性格に設定され、他者の喜びを自分の喜びとするような性格プログラムされたのではないか。そして、そのプログラムされた心でラフプレーに喜ぶ観客たちを見て、それを自分の喜びとして、そして正しいこととして学習したのではないだろうか。

製造された時点でラフプレーを正しい行為としてインプットされていた可能性もあるが、第九話のトップジョイの「教わった」という言い振り的に、その可能性は薄そうである。)

 だが、その期待は裏目に出た。明るく楽しくを第一義とする性格チームメイトの反感を買い、彼は本来活躍するはずだったバスケットコートに立つことができなくなった。その後、シルバーキャッスルにおいてはーー彼自身純粋から本来スパイという立場を越えて、彼らに好意を抱いているにも関わらずーー逆にラフプレーを許すことができないシルバーキャッスルの皆の心を理解できず、孤立してしまう。

 そして、ダークから虐待を受けても、マグナムエースたちから手を差し伸べられても、本当に自分が望むことに気づきかけても、プログラムされた心で過去に学び、感じた喜びを忘れることができず、ダークとの繋がりを断つことができなかったのではないか

 人間の都合によってプログラムされた「心」によって、トップジョイは傷つき続けていたのではないか

 人間と全く同じように喜び、悲しみ、悩み、傷つく「心」を、人間の都合によって作り出すというこの世界の不気味さが、トップジョイによって突きつけられる。

 そして、第十一話でのS-XXXの結末が、それを決定的にする。

 S-XXXはこれまでのロボットたちとは違い、意思感情の乏しい存在として描かれる。それは本来、僕たちが「ロボット」と聞いて思い浮かべるイメージに近い。

 S-XXXはテンプレート的な「ロボット」として、命令だけを忠実に実行し、サッカーフィールドで「戦争」を繰り広げた。そして最後は、マグナムエースによって破壊される。

 第十一話では、これまでよりも明確にロボットが「商品であることが語られる。S-XXXはアイアンソルジャーという「商品」として、敵を殲滅する者としての役割として与えられ、その破壊力を期待され、品定めされる。彼のロボット然とした意思感情の薄さは、兵士として忠実に命令を実行することを求められ、そうプログラムされた結果なのではないだろうか。

 しかし一方で、S-XXXは「敵を倒す」という目的に対し非合理的シルバーキャッスルの行動に困惑し、動揺する。そして、マグナムエースの「新しい道」という言葉に、ほんの一瞬であるが、本来あるはずのなかった「迷い」を見せた。

 S-XXXにも、心は存在した。

 なぜS-XXXの製造者が「兵器であるロボット「心」が生まれるような知能を搭載したのか、その理由はよく分からない。スポーツ選手であるアイアンリーガーであれば、人間がある種のカタルシスを得るための機能として、人間と同じような心や感情を搭載する理由もある程度理解できるが、迷いが命取りとなる戦場に送り込む兵器に、それは不要のはずである

 もしかしたら「心」というものは、それは製造者意図的ものではなく、自分学習し、アップデートしていくことができるほど高度な知能には、逃れられない副産物なのかもしれない。

 いずれにしても、例え人間ほとんどをプログラムされたものであったとしても、兵器であったS-XXXにさえ、心は存在した。そして僅かに、けれど確かに「新しい道」へと進む可能性があった。

 にも関わらず、第十一話の商人たちは、彼を徹底的に「商品」として扱った。そしてS-XXX自身も、「戦場でない場所には存在不可能」と語っている。

 ロボットは、人間によって役割定義されている。そしてその役割を果たせなければ、彼らは自らの存在意義すら失いかねないのである

 この『アイアンリーガー』の世界に横たわる現実を受け止めるのに、相当な時間を要した。いや、実際まだ受け止められてはいないのかもしれない。人間は自らの都合によって、自分たちとほとんど変わらない心や感情を持つロボット役割という枠に押し込めて生み出し、その存在をも人間の都合によって左右する。この神の模倣とも思える傲慢さに、幾たび怨嗟を吐いたかしれない。

 一方で、自らの意志で生き、誇りを持って戦っているロボットたちを哀れみ、同情を寄せるようなことは、彼らに対する侮辱ではないかという思いもずっとあった。

 僕の心は千々に乱れ、分裂し、二転三転し、自己矛盾に苦しむ日々が続いた。「ロボットスポーツをする子ども向けのアニメ」を観てそんな感情に取り憑かれるなど、一体誰が予想できよう。

 しかし、である。一通り憎悪煩悶に身を投じた後に、ふと気づいたことがある。

 ロボットたちが置かれた現実は、結局、僕たちの生きる現実と同じなのではないか、と。

人間ロボットロボット人間

 僕が七転八倒している時、僕に『アイアンリーガー』を教えてくれた先達は、一つの問いを僕に投げかけた。「ならば、アイアンリーガーはどうなったら幸せなのか」と。

 頭を殴られたような衝撃を受けたせいで、僕がその時どのように答えたのか、正確には記憶していない。「彼らが、やりたいことをやりたいようにやれる」のようなことを言ったような気がする。

 月並み言葉を振り絞りながら、僕はぼんやりと「どこかで聞いたような話だな」と思った。よくある話。人間幸せを語るときに、よく言われるような言葉だと。

 そして、僕の思考は再び振り出しへと戻った。『アイアンリーガー』に最初に感じた、違和感にも似て、それでいて温かかった感覚人間ロボットが、同じ意志や心や感情を持つ存在として、同じように生きている世界

 第一話でマッハウインディはこう言った。俺たちロボットも「人間と同じなんだよ」と。

 それはつまり人間もまたロボットと同じであることを意味する。

 この国で生まれれば(その実態はどうあれ)、僕たちは一応、自由意志(ここでは各種の哲学定義無視して、単に「他から強制・拘束・妨害などを受けないで、行動や選択自発的に決定しうる意志」という意味で用いる。)を認められた存在である

 しかし、完全に自由人間など存在しない。人間もまた、さまざまな制約の中で生きている。親、夫、妻、上司、部下、教師学生、老人、若者、友人……そういった役割立場を与えられ、家庭環境ジェンダー経済力文化時代価値観……そんなあらゆる枠に押し込められながら、社会の中での「あるべき姿」「あるべき意志」を定義され、それに応える「社会人」に育てられてゆく。それは、人間、あるいは「社会」の要請意思や心をプログラムされるロボットと、実はそう大差ないのではないか(語弊を恐れずに言えば、教育とは一種プログラミングである)。

 真に自分の望むように生きている人間などほとんどいない。皆、社会の中で折り合いをつけながら成長し、社会の中で生きている。そして、労働市場の中で自らの価値を計られ、自己存在意義を証明し続けることを要求される。

(そうあるべき、と思っているのではない。ただ事実として、それが資本主義社会の一側面であることは否定できないとも僕は考えている。)

 その姿は、役割を与えられ、商品として売買されるロボットに重なる。

 もちろん、『アイアンリーガー』においてロボットたちが置かれている状況は、僕たち人間より深刻だ。彼らは自らの存在の前提として役割がある。役割がなければ彼らは存在し得ないし、その役割への期待に基づいてプログラムされた意志や心の拘束度は、人間のそれよりも遥かに強い。

 しかし、あらゆる寓話がそうであるように、度合いが強いからといって、それが全く違うということにはならない。制約の中で、それでもなお自らの意志を貫き通そうとするロボットたちの姿に、僕たちは僕たちの姿を見るのである

アンドロイドは電気羊の夢を見るか』の訳者あとがきに書いてあったことだが、アンガス・テイラーという人は、フィリップ・K・ディックの書くアンドロイドについて(「機械的な行動パターンに侵された」、あるいは「内面的に阻害された」)人間隠喩象徴であると述べたそうだ。そして訳者浅倉久志氏は、この作品の中に「人間とは何か?」というテーマに取り組んだとしている。『アイアンリーガー』も、それと似たような物語ではないかと、僕は思う。つまり、『アイアンリーガー』に登場するロボットたちもまた、僕たち「意志を持つモノ」、つまり人間隠喩であり、『アイアンリーガー』は、「意志あるモノが自由を手に入れる」物語ではないかと。

 こんなことを考えているうちに、僕は『BEASTARS』のことを思い出した。『BEASTARS』の登場「動物」も、姿形は動物のそれであるが、やはり人間と同じような意思感情を持つ。彼らを通して描かれているのは、そういった心を持つモノたちのドラマだ。人間と同じ意思感情を持つモノたちが、しかし肉食・草食動物それぞれの身体特性、言い換えれば宿命という強制と制約を背負いながら、学校という一つの閉鎖社会の中で苦悩し、ぶつかり合い、時には折り合いをつけながら生きていく。負った宿命の中身や程度は違えど、そこに描かれているのは紛れもなく心を持つモノーーつまり僕たちの物語である

 と、このような書き方をしたが、あくまでこれは『アイアンリーガー』(や『BEASTARS』)という作品に僕たちが心を動かされる「絡繰」、結果論をそれっぽく言い募っているだけである。『アイアンリーガー』は(恐らく)寓話ではないし、アニメスタッフが彼らロボット人間象徴、あるいはその苦悩の投影先として選んだ、というのも(なんとなくだが)違うような気がする。正直、単にロボットが好きなだけな気がしてならない。

 これについては、象徴隠喩というよりも、同じく『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』の訳者あとがき引用されていた、次のような表現が相応しいように思う。(原典に当たっておらず申し訳ない。)

ディックにおいて、人間アンドロイド生物学上の、あるいは自然科学上の区別は、まったく無意味である。(中略)ディックは、『アンドロイド』と『人間』の形式上区別には関心がない。(中略)ディック世界では、そもそも人間機械自然と人工といった単純な二分律は棄却されている」(『銀星倶楽部12 後藤将之氏「フィリップ・K・ディック社会思想」)

アイアンリーガー』に描かれているロボットたちの生き様を語るのに、彼らが生み出された経緯や理由に潜む人間の驕慢さなどは、意味をなさない。彼らの前で、人間自分たちと同じ心を持つモノを恣意的に生み出すという行為の是非を問うことは無意味であるいかに彼らのルーツに薄ら寒い人間欲望が渦巻き、彼らの意志人間によって指向性を持たされているとしても、それは彼らが「その」自らの意志決断し、戦い、生きてゆく征途の輝きを何ら曇らせるものではない。

 彼らは、ロボットとしての宿命を背負う自らの存在を呪うことはない。背負った宿命の中で、心を持つ故に葛藤に苛まれながらも、心を持つ故に抱いた意志で、自らの宿命を乗り越え、未来を切り開いていく。フェアプレーをしたい。スポーツをしたい。道を極めたい。この場所にいたい。君と一緒にいたい。たとえ世界がそれを許さなくとも、世界がそれを笑おうとも、自らの意志で在りたいように在る。その姿は僕たちと地続きのものだ。彼らはロボットであるから尊いのではない。僕らと同じであるから、眩しいのである

3(https://anond.hatelabo.jp/20210828220439)につづく

2年目社員無能すぎて呆れる

本当に仕事ができなくてほとほと困っている

どうやっても矯正できないだろうし、こんな新入社員を通した人事は一体何を考えているんだか


業界としては中堅規模の会社研究業務で働いている

基本的にうちに入ってくる人材物理生物を齧ってきた院卒の理系が中心なんだけれど

去年入ってきた新入社員は本当にひどかった、いや現在進行形で今もひどい

第一印象は穏やかで基本的にはイエスマン学生、悪く言えば根暗な子という印象だった

最初にあった時に長期目標(弊社で、弊部署でどの様になっていきたいか、具体的に何をやりたいか)を聞いてみた時には

はっきりと目標を見据えてないらしく、ぼんやりとした回答しか返ってこなかった

まあ最初のうちはそんなもの一年もすればもう少し使い様のある人物に育つだろう

そう思っていた


ところがこれがてんでダメだった

最初のうちは雑用が中心だったのだけれど、報告書議事録作成にも一日かかる

日報や月報もおぼつかない時があるし、かといって研究業務液クロガスクロすらちゃんととれない

かにうちは大学の「分析化学」「物理学」「生体機能解析学」みたいな括りからは少し外れた所をやっているけれど

少なくとも半年すれば多少は使いものになるはずの人材だったのが、全然それに当てはまらない

おまけに内向的コミュニケーション能力も低い、というより主体性が何もない

研究なんて新しいことをしてなんぼ、長期目標を見据えて動けるのが普通という所なのに

彼はそういったことが全然できていないし、大学で6年間何をやってきたのかというレベル

学会に行かせたら稚拙報告書が返ってくる始末

共同研究先の大学に同行させて打合せさせたり、海外企業研究員との商談(英語)に出しても

ほとんど喋らず帰ってきて議論タネ英語力も皆無という事実が分かるのみ

この時点で大分手の付けようがなかったけど、まだ何とかフォローして成長してくれればと思っていたんだよ


これが二年目になっても全然ダメだった

一年経験したんだから分かるだろと案件を任せたが未だに解決しやしない

普通違う分野の知識なんて皆無でも一年猶予があって自習できる向上心があればできるはずだろう

(というかそういったものがなければ、我々がやっている法令対応特許対応申請業務なんぞ一生無理だと思う)

正直な話、派遣社員の方が技術力含め何もかも高いし、正社員で登用しているメリットが本当にない


弊部では基本的に二年目に新入社員教育を行わせるのが慣習なんだが、あまりに酷すぎてやめさせた

替わりにお願いした中堅社員も「まあ、仕方ないですね」と納得しながら引き受けてくれたよ

その社員の方が二年目の社員よりも数十倍忙しいし、おまけに家庭も持っていて一番大変な時期だというのに

そうせざるを得ないほど、ただただ彼の状況が酷すぎた


そんな彼が、今度の社内発表会で弊部の業務成果の発表者に任命された

基本的一年間で成果を出した人が発表するのだけれど、自分含め年かさの研究員は現在

結構な長期プロジェクトを抱えているためそちらに発表している暇なんかない

なので彼しか発表する人がいなかったというのが実情なんだけれど(ほかに動けるのが新入社員派遣しかいないので消去法)

正直役員経営陣にタコ殴りにされて、部署の株が地に落ちて終わりになると思ってる

かに成果が無い所に急に発表者を投げた上司も悪いと言えば悪いんだが、

発表を押し付けられてから二ヶ月もあったんだから、発表に値する新規知見やら研究成果は普通に考えて出るでしょ??

納期に追われる企業勤めの研究員なんだ、不慣れとか二ヶ月「しか」なかったとかどう考えても言い訳だよね??

おまけに発表のストーリーすら全然できていないし、実験に対して全然ロジカルな考え方は出来てないし

その癖危機感がなくて上司にろくに相談しないし、上の人に助力を申し出たりしないし、かといって残業3桁やるでもない

本当にお前は何なんだ、無能権化か?

上司についに詰められて一日かけて(わざわざ一日の業務実験時間を潰して)発表のストーリー提出してたけど

そこまでしないと動かないのなら、研究はおろか社会人として働くのは向いてないからさっさと辞めてほしい、辞めてくれ頼むから

今年入った新入社員の子の方が気が利くし理解力はあるしコミュ力高いし、君の完全上位互換なんだよ


まだまだ書きたりない部分はあるし、バレとか気にしなければゆうに10倍くらいの愚痴は書けるくらい酷い

もう少し人間らしい社員だったら良かったなぁと、彼の無能さとそれで増える仕事対応に頭を抱える日々にはもう疲れました

いい加減にしてほしい

孤独死したくないか結婚する←?

孤独死したくないか結婚したい、という考え方の人が世の中にチラホラいて驚く。

結婚したところで夫婦同時に死ぬわけじゃないし、子どもがいたら必ず面倒を見てくれるわけじゃない。

私は地方出身都内在住の女で、自分一人っ子。父は数年前に亡くなっていて母は地元一人暮らしをしている。

結婚を考えてる彼氏はいるが、相手実家は私の地元と反対方向(彼氏東北、私が九州みたいな感じ)。お互い田舎特有の「濃い人間付き合い」「マイルドヤンキーカーストトップ」が嫌で地元を出た陰キャなので、たぶん結婚しても東京を離れることはないと思う。

おそらく母は、あの田舎で一人生涯を終えるだろう。彼氏が「お義母さんと3人で暮らそう」と言ってくれれば解決するけど、還暦を過ぎてから知り合いの一人もいない都会に引っ張り出されるのが母にとって幸せかと聞かれたら私はYESと答えられない。

結婚したところで子どもや孫に囲まれて看取られる人よりも一人で亡くなる人の方が多い(今後は増えていく)んだから孤独死したくない=配偶者子ども介護してもらうことを想定して結婚するのはやめた方が良いのでは、とぼんやり考えたりする。

2021-08-25

思い出すこと

ふと、欧州から南米亡命して大戦前に自殺した作家がいたな、というぼんやりしたことが頭に浮かんだが、名前作品も思い出せず適当言葉検索してもさっぱり出てこない。

こうなったらWikipediaで年ごとの死者をしらみつぶしに調べてやると、Wikipediaを開いたところでステファン・ツヴァイクという名前脳裏に閃いた。

思い出せなかったことが思い出せたのは気持ちよい。ちなみにステファン・ツヴァイクが亡くなったのは42年

コミケ初参加から15年経ったので色々思い出してみた

先日冬にコミケが再開されると聞いて、またコミケに参加したいなぁとぼんやり考えていたら

今年で一般サークル含めて初参加からちょうど15年経ったということに気づいたので

一般参加で印象的だったことを備忘録としてつらつら書いてみようと思います

(※イイハナシダナー的なものではないです)(ちなみに腐女子です)



10年ほど前に一般参加した冬コミで当時ハマっていたジャンルの最大手サークルに並んでいたときのこと。

外に待機列形成されていたため、寒さに耐えつつ新刊(とってもエッチ可愛い本でした)を楽しみに待機していたらふと私の一つ前に並んでいた親子連れが目に入りました。

そのジャンルは当時の10女子にとても人気があり、一般参加で友人と連れ立って参加している姿をよく見かけました。

そして、私が目撃した限りではたまに自分の両親や祖父母イベントに連れてきて同人誌を買ってもらったりしている子もいました。

(多分成人向を代わりに購入してもらったりとかなのかなーって思ってます。親が子供を連れてきているパターンもありそうですけど…)

話を戻しますが、その親子連れのおそらく母親と思しき女性と娘さんが(結構周りに聞こえる声で)言い合いをしており、

様子からして娘さん(どう見ても●学生しか見えない)にお母さんが付き添いで来ているような雰囲気でした。

イベントに親連れてくる人って本当に(いろんな意味で)すごいな…なんてぼんやり思っていたらふと、そのお母さんに声をかけられました。




「あの、すみません。ここって何が買えるんですか?」


?????それ私に聞いてくるの??????????なんで?????????

急に話しかけられてビックリするのと同時に「え、これ同人誌ですって言って伝わるんか!??!!?!?」って思考でごちゃごちゃになり悩んだ末に

漫画が…売ってマス…」としか言えなかった。その後「どんな内容ですか?」って聞かれたけど途中で隣にいた娘さんが「もういいでしょ!」かなんか言って

会話が終わったのでことなきを得ました。流石に言えないわ、エッチな本ですって…



しばらくすると、サークルの売り子さんがお品書きを持ちつつ年齢確認にやってきました。

(このサークルさんは待機列で年齢確認をして成人向頒布できる人には引換券を渡す方式だった)

ついに売り子さんが例の親子の前にやって来た時、お母さんが売り子さんに色々確認して結局年齢確認ではじかれたようで引換券をもらえなかったようでした。

そのうち私の方にも売り子さんがやって来て、年齢確認を済ませた頃ふと前の娘さんを見ると明らかに機嫌が悪くなっているようでした。

「なんでもらってくれなかったの!?」「連れて来た意味ないじゃん!?」的なことをお母さんに対して言った後にぽそっと



保険証コピーして生年月日いじってくればよかった…」



直後娘さんはお母さんにこっぴどく叱られていました。そりゃあ怒られて当然だわ。

その発言を聞いて改めて娘さんの服装など見てみましたが、服もかなり子供っぽいデザインだったのと背負っていたリュックサック

最近も売ってるのかわからないけど)サ●リオショップでよく売ってる小さい子が遠足かに背負ってそうな大きいリュックサックを背負っており

仮に保険証の生年月日をいじったとしてもお世辞にも成人には見えませんでした。(私がサークル主だったら絶対お断りするレベルだった)



結局その後は購入列でその親子と別れたのでどうなったのかわかりませんが(既刊で全年齢向があったのでそっちを買ったのかもしれない)

とにかくすごい体験だったな…と今でも鮮明に覚えています

あれからかなり年月経ってるし、あの娘さんもとっくに成人しているだろうから心置きなく成人向けが読める歳になったんじゃあないかな…

お母さんに質問された時は昔、外国人旅行者新宿御苑付近明治神宮の行き方を英語で聞かれた時よりビビり散らかしました。

非オタ同人文化を事細かに説明できるほどメンタル強くないよ私は…



現在活動しているジャンルに移動してから数年経ちましたが全体的に年齢層が高く、親子連れで参加している姿を見かけることはなくなりました。

今はコロナ禍ということもあり、イベント参加する機会もほとんどなくなってしまいましたが、

ジャンルによっては今でも(というかコロナ禍以前)親子連れイベント参加してる人っているのかな…?(そもそも今の10代に人気のあるジャンルってなんだろう)

とりあえず、何も知らない親御さんに成人向けの本を買わせようとするのはどうかと思うよ…



以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございます

気が向いたらコミケサークル参加したときのことも書きたいと思います

2021-08-24

ジャニーズが出るテレビ番組SNSアカウント嫌い

私はジャニヲタ

でもジャニーズが出る番組SNSアカウントがとにかく嫌いだ。

以下はただただ嫌い、というお気持ちを言いたいだけで、批判したり改善希望したりするものではない。


私は15年近くジャニヲタをやっている。

これまで好きになったのは所謂デビュー組で、ハマった時点で若手ではないグループばかりだった。また、SNSが今ほどテレビと直結していない時代を主に生きてきた自覚がある。

そんな中、若いジャニーズアイドルを好きになった。

衝撃を受けた。売り出す側もメンバーファンも、とにかく熱いのだ。

CDたくさん買う!有線リクエストする!MTVリクエストする!ハガキ出す!先輩はあんなに売れてる、後輩から突き上げもある、とにかく走れ!のし上がれ!そんな雰囲気

もちろんハマりたての私はその雰囲気に感化された。所謂"売り出し中"ってこういうことを言うのかという感慨、時代を一緒に生きてる高揚。これまで感じたことがなかった。

楽しー!と思いながらできるだけCDも買ったし、リクエストもしたし、ハガキも出した。

ファンができる限りの応援、その中には当然「TwitterツイートRTする」も含まれた。

Billboardランキングは、曲名アーティスト名がどれだけ呟かれたか指標ひとつになっている。

Twitterも、年間呟かれたハッシュタグランキングを発表している。

それを参照してテレビ番組タレントキャスティングするのは当然だと思う。

また、SNSでの拡散力が評価されてタレントが出演したあと、どれだけRTされたかトレンド何位だったか。それが次の出演にも繋がるのだろう。

ここからが私のとにかく嫌なところです。

からって番組公式アカウント拡散及びトレンド入りを煽ってくるのが、めちゃくちゃ嫌い。

例:

「再来週は○○の○○くんが出演☆*°トレンド入りの予感( *´艸`)」

「次週○○くんが○○します!ファンの皆さん、拡散よろしくお願いします!」

これの何が嫌かと言うと[拡散トレンド入り→次回も出演]このループのせいでテレビ番組も腐っていくんじゃないかという予感。

オタク応援したい気持ちを、ダシに使われているなと思う。

私は性格が悪いので、アイドル拡散頼まなきゃ視聴率良くならないんだね、かわいそうだね…と哀れみの目になるし、そもそもそんなツイートする人が作ってる番組自担が担ぎ出されるのが嫌で仕方ない。

でもテレビ番組出演は貴重な機会。予告ツイートRTするし、キャスティングありがとうございます!とリプするし、出演中はハッシュタグ付きで実況してTVerも回す。

このテレビ番組、つまんなかったのに。

本当にそれでいいのか?

つまんない番組にそこまで頑張る必要ある?

悲しいことに頑張れてしまう。

オタク(少なくとも私)は自担のためならそこそこのものだって労力とお金を出せる生き物。つら…でも医療費から仕方ない。

私は自担のためというよりは自分のため、つまんない番組に反応を返しているのだ。

そんな風にオタク番組拡散したところで、番組面白くなるんだろうか?

私がオタクでなかったら、またオタク拡散頑張ってんな…つまんないのに必死だな、と冷めた目で見てしまう。オタクのことを、思考能力がなくて盲目だ、と馬鹿にさえするかもしれない。

私の心の片隅にも、こんな風に客観的に見ている自分がいて、ほんとにいいの?と思っていたんだろう。

前述した、

「再来週は○○の○○くんが出演☆*°トレンド入りの予感( *´艸`)」

この番組公式アカウントツイートで、ふっ…と魂が抜けた。

もういいや…。

ただ、私はこんな風に群れからはぐれたが、頑張るオタクはきっとまだまだたくさんいる。番組公式アカウントが考えたハッシュタグトレンド入りする。

そして自担はつまんない番組にこれからも出演するのだろう。

考えても仕方ないことをぼんやり思う。

テレビって、そんなのがずっと続いていいんだろうか。アイドルオタク拡散力なしでは、どんな面白番組視聴率を獲得できない時代なんだろうか。

冒頭に書いたように、SNSがそこまでテレビと密接に関わっていない時代、つまりテレビ番組がとても面白いとされていた時代を生きてきたので、なんか悲しくなる。

悲しくなって、ジャニーズが出るテレビ番組SNSアカウント嫌い、という結論に至ったのだ。


以上です。

もちろん、効率のいいやり方なんだろうなとも思う。私がテレビ番組スタッフ公式アカウント中の人だったら1ツイートにめちゃくちゃ悩むし、反応があったら嬉しくてやりがいを感じるだろう。そしてこんなブログ見たら腹を立てる。

そしてそもそも面白い、つまんないの基準なんて人それぞれだ。

私が盲目オタクと思ってしまった人の中には、内容が大好きで応援している人だっているはず。

あとこれを書きながら、私、応援するのに疲れてきてるのかなーとも思った。

のんびり応援していこう。

そして、つまんないと思った番組ツイート拡散するのはもうやめます

2021-08-21

予防接種の予約をした。

 私のバイト先は客商売というのもあり、みんなものすごい速さでとっとと予防接種の予約を取り2回の接種を完了させた。

 接種どころか予約もせずに8月下旬までちんたらしていたのは、予約券がまだ届いていない十代の子達を除くと、私ともう一人だけだった。もう一人の人はゴリゴリ陰謀論者なので、永久予防接種は受けなさそう。あらゆる病気予防接種拒否しそうな勢いで陰謀論にのめっているから。

 私はというと、予防接種を受ける間に子供をみてくれる人がいないという理由で、夏休み後まで粘るしかなかった。子連れでも予防接種を受けられる、近所の診療所での予防接種受付の開放は、ほんの5日前のことで、それ以前は私の年齢層は遠方の大規模接種会場でしか接種を受けられなかったのだ。

 また、職場の人たちが我先にと予防接種を受けたのと、ワクチン副作用想像以上に酷かったことで欠勤者が相次ぎ、シフトが回らず大変なことになったのとで、出遅れちゃった人は慎重に接種プランを立てることを強いられたのもある。

 今週になってやっと、私も近隣の診療所予防接種の予約を出来るようになったことを、ついうっかり忘れていた。待たされ過ぎてぼんやりしていた。自治体から20代予防接種予約受付を前倒しにする」というお知らせがメールで届き、これはうかうかしていると、若い世代が打ち終わるまで待たされることになるぞ! と思い、慌てて予約のために動き出した次第。

 大規模接種会場はとっくに受付終了。地元集団接種会場は、お年寄りが打ち終わると同時に受付終了。かかりつけの診療所も既に新規受付お断り。家から一番近い、高齢者御用達総合病院はあと2枠だが火曜日のみ(仕事休みづらい)。かかりつけってほどではないが急病やけがで行きやす診療所は、来院予約のみ可。ということで、消去法で最後診療所電話をかけてからダッシュした。

 電話で聞いた時には、来院して予診票を提出し希望の日時を予約する、ということだったが、実際は日時を選ぶ余地はなく、空いている枠に捩じ込まれた。幸運にも、私が一番休みやす職場にもダメージを与えにくい木曜日が当たった。良かったけど時間自由にならなかった。第二回の日時は、もしかすると子供学校行事に当たるかもしれない。そしたらまぁ、学校行事の方を休むしかないけど……。それと接種予約とを天秤にかけたら、次にいつ予約が取れるか、わからいからなぁ。

 という訳で、来月の上旬下旬に予約が取れた。あーよかった。無事打ち終わるまでに感染しませんように……。つい先日、うちの子小学校児童が陽性になったばかりで、近所の保育園でも陽性者が出たらしいので、二学期子供学校からウイルスを持ち込んでこないか心配。だけど、教育委員会はノーコメ

 我が家罹患したら一番死にそうなのはヘビスモで肥満体の夫だが、夫はコロナ風邪派で風邪は熱さえ測らなければ気のせいといい張る奴なので、何を言っても無駄。いそいそと予防接種の予約をした私を災害時に陰謀論とか怪しい情報チェーンメールに振り回される人と同列に見ているので、どうにもならない。放置するしかない。

 

anond:20210821021442

サービス地雷はいきなり携帯見始めたりするけどそういうのともまた違うんだよな

おっとりとも違うぼんやりした感じ。

抗うつ薬とか大量にキメてるのかもしれないが。

2021-08-20

サントリー天然水CMの人って閉会式練習してるんだろうなぁ

ワカメ踊りってあんなところで練習してたんだなぁと

ぼんやり思う。

知らんけど

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