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はてなキーワード: 内向的とは

2023-09-26

内向的性格に生まれたせいで人生がぐちゃぐちゃになった

2023-09-20

anond:20230920023505

怒るってより無言で殴るか

内向的自分責めるかなんよな

一番たち悪いよな

怒るように努力するわ

2023-09-09

友達と言える人が人生で一人もいたことがない」夫の話

増田32歳、夫33歳。長女3歳。

夫曰く、「友達と言える人が人生で一人もいたことがない」らしい。


夫と出会ったのは婚活サービスで、わりと早いうちからそう漏らしていたんだけど、話半分に流してしまっていた。

だって友達が多い方ではないけれど、友達の支えみたいなのを一切なく生きてきた人がいるなんて信じられなかった。


でも結婚式ときに「家族と親戚以外に呼べる人が一人もいない」と言って、ご両親と祖父母、弟さん、叔父さん夫婦の7名が最大人数だった。

私は地元友達も呼びたかったし、夫も別にいいよと言っていたけど、流石にバランスが悪すぎるので結局うちの方も親戚だけを呼んだ。


私は他県から大学進学を機に定住したけれど、夫は地元まれ地元育ち。結婚してから夫の実家からキロ程度の場所アパート暮らし

地元友達がいてもよさそうなものだけど、少なくとも自分出会ってから以降の6~7年で、夫が友達と出かけたり食事に行ったりすることは一度もなさそうだった。

休みの日に出かけることや家に連れてくることはもちろん、飲みに行ったことも一度もない。

夫曰く「うちは飲み会とかやらない職場から」というが、仕事飲み会すら行ったことがない。


趣味読書映画鑑賞。私が仕事で夫が休みの日は、私の出勤に合わせて起きてから私が帰宅するまで食事も取らずに延々とアマプラ映画を観ていたこともあった。

ただ内向的インドアな人ではあるが、別に人当たりが悪いわけでもコミュニケーションに極端な難があるわけでもない。

飲食店員、宅配業者、不動産屋等々との応対も腰低めに丁寧な対応だけど、質問とかはちゃんとするし言われるがままって感じではない。

商業施設で夫の職場の同僚に出くわしたことが数回あるのだけど、そのときもわりと明るい感じで挨拶と会話を少ししていたので、別に嫌われたり無視されたりしているわけでもなさそうな印象。

たぶん会社でも当たり障りないのない付き合いはしてるんじゃないかな。


しかするとネット上に友達がいるのかも、とも思ったけれど、ソシャゲオンラインゲームSNSもやってる様子はない。(もちろん増田も)

絶対にいないとは言い切れないけれど、そうだとしたら彼の性格上、「友達がいない」じゃなくて「ネットにいる」って言いそうだなとは思う。


きっと、友達ができないんじゃなくて、意図的に人との関わり合いを避けているんだと思う。

結婚式ときだって会社の偉い人や上司に頼み込めば誰かしらは呼ぶことができたんじゃないかな。

でもそうしないのは、他人と関わりを持つことを極力避けているんじゃないか

屋外レジャーとか、食にも興味が薄い。自分の好きなものだけあればいいってタイプだ。


まあそういう人もいると思うけど、不思議なのが婚活サイト登録してまで結婚しようとしてたこと。

どうして結婚したのか、なんだか怖くて聞けないでいる。


娘には「お友達と仲良くね」なんて言っている。

夫も別に自分スタンス強要するつもりはなく、一般的っぽいことを口走っているんだろうけど、空虚に聞こえる。


別に離婚したいとか、いまからでも友達を作ってほしいとかは一切ない。彼の持つ不思議雰囲気も魅力だと思ってる。

ただ繋がりをほとんど持たない人だから、ある日ふっ、といなくなってしまうんじゃないかって無性に怖くなることがある。

10年、20年と時間が経てばこの不安は消えるのだろうか。

2023-08-31

anond:20230831140854

人類は一度出アフリカに失敗している

人類のうちの自信家、陽キャアルファオスがイキって中東進出ネアンデルタール人ボコられて死滅した

でもアフリカにはもう増え続ける人類を養う余力はない

しかたなく、アフリカに残った内向的人類のうち、勇気のある奴らが、出アフリカを再度目指した

今ある人類繁栄はこいつらの功績と言える

勇気を出そう

新しい世界に踏み出そう

2023-08-17

素人考えだけど

内向的で数年間会話なし引きこもり生活でも平気

人間より物言わぬ動物遊んだりお世話したりの方が好き

動物は無理にモフったりせず観察を楽しむ

みたいな人の方が育児に向いているのでは?

しかしそういう人に限って結婚していないのって人類バグでは

2023-08-11

バービー』の監督グレタ・ガーウィグって『ストーリー・オブ・マイライフ』の監督だったのか…

自分子供の頃に読んだ『若草物語』の続編で、『若草物語』では次女ジョーといい雰囲気だったお隣さんのローリー破局し、ローリーは四女エイミーと結婚するという展開だったので

NTRやんけー!と絶望に陥った映画の。

あれってほんと『若草問題』ではおてんばで頭の良い女の子のジョンと内向的で優しい男の子ローリーという、旧来のジェンダー感の逆をいく先進的で魅力的なカップルだったのに

しかもそれだけならまだしも、ジョーの方は父親ほども年の離れた年上の大学教授結婚し、良かったね跳ねっ返りのお転婆娘も良き妻の座に収まったよ!ってオチ

キモキモキモキモキモすぎるうぅぅ~!!

なにがフェミニズムだよマジふざけんな!宣伝詐欺にも程がある!と映画館で叫びたくなったやつ!

ローリー役のティモシー・シャラメが美しいイケメンで、尚更ジョーとの恋を期待して見に行ったらこんな仕打ちを受けるなんて。

主人公を同世代イケメン破局させて父親のようなジジイ押し付けて家庭に収めるエンディングの、一体何処が女性へのエンパワーメントなの!?

結局女の子は自立して強く生きるんじゃなくて年上の男性庇護されて籠の中の安寧を享受するのが幸せだっていう

時代的な反フェミニズムメッセージを感じる映画だった

……まぁそれは原作小説自体がそういうストーリーなんだけど、敢えてそういう作品原作とした映画監督を引き受けるって時点で

この監督フェミニズムや反家父長制への信念が表面的なおためごかしだってのが感じ取れる

ストーリー・オブ・マイライフ』はtwitterかどこかで、同時期に公開されてた『ハリエット』と比較され、

白人女の子が恋や職業選択に悩む時、黒人女の子は命や尊厳危険に脅かされていると語られていたのが印象に残っている

この監督はまさにその時感じたのと何一つ変わっていないホワイトフェミニストなんだと思う

2023-08-07

妻に数学を教えてみた

数年前に結婚した妻を観察した結果をどこかに殴り書きしたく、結論のない文章を投下してみる。

私の妻は体力がなく、自分に自信がなく、内向的

良い国立大学文系出身なので勉強はできたはずなのだけど、勉強自体コンプレックスがあった様子。

特に数学に苦手意識がある。

まぁお互い30歳を超えているので、いい年の大人高校勉強どうだったのかなんて話すのはアレな気はするが、

思春期記憶は強く人格形成に影響するらしく、数学っぽい話をすると拒否反応みたいなのが起きてしまう。

自分理工学部出身なので結構楽しく数学の話をする時があるが、そういうのを見て自分との差を感じて一人で辛くなってしまうらしい。

思い切って教科書取り扱いのある販売店に行き、数学教科書を買ってみた。

ちなみに高校教科書はすべての書店にあるわけではないが、教科書取り扱いの販売店なら一般の人にも売ってくれる。アマゾンでも買える。

買ったのは数研出版高等学校シリーズで、教科書によって難易度の差があるのは知っていたが、何でもいいかなと思って目についた標準っぽいのを買った。



妻の数学理解度確認してみると、数学1の二次方程式の解き方・不等式の解き方についてはかなり鮮明に覚えていた。

躓きポイント数学2から三角関数指数対数のあたりっぽい。

観察の結果、定義定義として受け入れるときに、なぜそうなっているのか?というのを真っ先に考えてしまい、

まり無味乾燥と感じる状態では理解拒否反応を示してしまう、というのがあった。

例えば指数関数で、 (a^x)^y = a^{xy} なんだよ、というのを理解するのにどうして?というのが真っ先に思い浮かんでしまう。

学者はまず定義を受け入れて、いろいろな練習思考を重ねていくうちにどうしてその定義になっているのか、という順序で考えたほうがいいと思うのだが、

この順序でなかなか物事を考えられない。

定義がどうしてそうなっているのか、はある程度それ自体に親しまないとわからなかったりする。



こういう時は具体的な例を列挙して、これがただしそうだよね?という話をしてあげる。

こういうときは、実験を観察を繰り替えす自然科学のようなアプローチがいいと思っている。数学はもちろん論理的に厳密な学問なので定義の積み重ねの上だけでも議論できると思うのだが、高校の基礎レベル理解だと体で納得できないといけないこともあると思う。

たとえば(a^x)^y = a^{xy} の正しさの確認なら、

(a^2) ^ 3 は a^2 * a^2 * a^2 = a * a * a * a * a * a = a^6 みたいに具体的な数をあてはめて、合っているねというのを見ていく。


なんとなくこの定義でいいんだ、というのがつかめてきたらそれを定着させるべくたくさん練習問題を解いてもらう。

大切なことは、一度挫折している人なので、事あるごとにほめること。

たすき掛け早い!理解が速い!いいね、合ってる、などとにかくポジティブにほめる。

逆にどれだけ学生時代に自信を失わせるようなことがあったんだと想像してしまう。

女子学生は昔から勉強してない自慢したり、集まってヤバイヤバイと言い合って安心する、みたいなことがあったと思う。

出来なければテストで悪い点を取り、親から先生から怒られて、自信を無くすとどんどん数学自体に向き合えなくなっていってしまう。

数学に向き合えないと、勿論数学ができなくなっていき、授業も何言っているのかわからなくなり、ついていけている子から日を追うごとに差をつけられてしまう。

妻の数学を見ていて思うのは、計算ミスが多いということだ。

計算ミスが多いから、本質的問題理解時間を割くことができず、学びもうまくいかない。

最初数学が得意になるかどうかの分かれ目は、少しワーキングメモリーが大きいとか、少し注意深いとか、少し計算が速いとか、そういう差なのかもしれない。

とりあえず数2の範囲については章末問題が全て解けるようになった。

こころしか最初のころは私に「トラウマに向きあえ~~」と言われてイヤイヤやっていた感じがあったけども、自分ができるようになる過程を楽しんでいる感じがある。

別に彼女仕事には今更高校数学を振り返っても役に立つわけではないが、週末には数学をやるのが定着してきた。

そのうちどこかの大学入試問題を一緒に解いてみようか。自信にもなるだろう。

何歳になっても学ぶことは良い。

2023-08-05

人の気持ちがわかるようになる

母親子どものことをよく分かっていて、息子の言い訳から本音を瞬時に見抜き寄り添った一言を発する…みたいなシーンを20代の頃本で読んだ。

母親ってスゲーな、こんなん何で分かるようになるんだと思っていた。しか自分がその年代となった今、確かによく分かる。

これは母親からというより、経験だと思う。

当時、私は人の気持ちが良く理解できないと思っていた。それなのに仕事では信じられないくらいの量の人々に会っていた。特定の界隈ではなく、ノンジャンルだったので本当に色んな人がいた。

気持ち分からんな、どうしてそんなことをするのか、と悩んでばかりで、良く考え込んでいた。

ずーっと分からないまま過ごし、それが理由ではないがその仕事退職した。

今は新しい場所で違うことをして過ごしている。

また、色んな新しい人と出会っているのだが、その人がどういう人か手に取るように分かるようになってた。

夕飯何にしようと思っているか言い当てるとかそんなことはムリなのだが…

パターンというのだろうか、今まで大量に築いてきた事例がパターン化されたという感じ。

私は内向的性格だったので、就職するまでは大勢が苦手で限られた慣れた人としか話してこなかった。

おそらく社交的な人は、色んな人と付き合うのでパターン化が早いのだろう。私はそれが遅れてやってきたのだと思う。

母親は、うーんまぁその本ちょっと古かったから、おそらく専業主婦だったのだと思う、それで子供を観察する時間父親より長くて、パターン化が進んでいるという事情だと考えられる。

このスキルかに活かせないかなぁ…まぁ、いまのところないんだが…

2023-08-03

一部のアメリカ人が本当に嫌い

ある子供が「アメリカのことを知りたい」と言って、アメリカ人をフォローしていた。

そこでアメリカ人が言ったことを覚えている。

奴らは「あのガキはネズミだ」などといい「ネズミアメリカのことを嗅ぎ回っている」と言い始めた。

アメリカ尊敬して知りたいと思ったのにその仕打ちか?

イーロン・マスクは「マウストラップ、鼠の男の娘!」などと言ったが、面白くはないな。それがアメリカンジョークか?

一方でフォロワーが極めて少ないような、謙虚にやっている内向的オタクアメリカ人は割と好感を持てるので、

当該のアメリカ人が頭に血の登りやすい愚かなタイプなのかどうかは見極めたほうがいい。

ああ、言っとくが俺が中国韓国のことはそれ以上に嫌いであることは言うまでもない。

2023-08-02

anond:20230802173655

MBTIでアメリカ人の一番多いのがISTJだと知って驚いた覚えがある

割と内向的な人が多く、インターネットで有名になっているようなナルシスト発狂インフルエンサーをみて「あれはアメリカ人だ」と言うのはそもそも認識エラーという気はする

2023-07-11

私自

最近調子が悪く、「自分に向き合う」ということをせざるを得なくなった。私はずっと自分直視することから逃げてきた。

幼い頃に両親が離婚し、私は母親と母方の祖母に育てられた。母は父親から慰謝料を受け取ることを拒否し、公務員として働きながら私を大学に進学させてくれた。家は過疎地帯の小さな町にあり、まともな進学が叶う高校へは片道1時間かけて通う必要があった。祖母は60歳で余命半年を宣告されるレベル胃がんを患った。寛解はしたが、体力的には勿論大きなダメージがあっただろう。しか祖母毎日5時に起き、私を起こして朝食を食べさせてくれた。

私は物質的には何不自由なく育てられた。勉強ができることを常に歓迎されたのも、私が女であることや時代地域性を考えればとんでもない僥倖だ。母も祖母も(田舎人間としてはかなり)知的好奇心教養を重んじる気持ちが大きく、そういう家で育てられたことも幸運だった。ただ、嫌なことも山ほどある家だった。

祖母は80歳を過ぎるまで苛烈自意識を悪気なく振りまき続けた。とにかく華やかなものや高級感のあるものに目がなく、目立つことが好きで驚くほどの見栄っ張り。そして私からすると異常に闘争心が強かった。祖母にとって他人は「常に勝つべきであり決して負けてはならないもの」「自分を当然に認めて賛美するもの」「自分のお眼鏡にかなうのはほんの一握りしかいないもの」と認識されていた。そして厄介なことにこのような性質を全く客観視できず、自分の考え方に沿わない人間は「馬鹿」もしくは「おかしい」とジャッジした。孫の私でさえもだ。

物心ついた瞬間から私は常に周囲の子たちと比較され、劣っている点を突きつけられた。ゆきこちゃんのように可愛らしくない。さきちゃんみたいに上手な字を書けない。ようこちゃんと違って美人じゃない。ともかちゃんのように性格が良くない。めぐちゃんみたいに明るく如才なく人と接することができない。みゆきちゃんみたいな勝ち気さがない。かなちゃんみたいに女の子らしくない。話はいつも「おばあちゃんは、ああいう子がよかった」と締め括られた。祖母の考えでは、私が奮起して「よし、頑張ってあの子を超えてやる!」とがむしゃらな努力をするはずだったのだと思う。でも私は祖母じゃない。他人と争うのが何より嫌いな、内向的人間だ。生まれたのは燃えるような向上心などではなく、凍えるような自己否定感と身を焦がすような憎しみだった。憎しみは祖母に向かい名前を挙げられた女の子たちに向かい祖母を止めない母親に向かい自分にも向かった。

はいつも祖母の虚栄心を満たす在り様を求められた。勉強ができるという点は合格、他は総じて不合格容姿趣味人間性も。私が太っていて内気で運動が苦手で片付けができなくて愛想が良くなくて放っておくと黙っている子供であることが「恥ずかしい」と祖母はいつも言っていた。大学時代一時的な過食傾向に陥ったことがある。7キロくらい太って帰省した私に、恥ずかしいから日が高いうちは近所を歩くなと祖母は言った。心配はされず、「どうしたの」「何かあったの」と訊ねられすらしなかった。私は常に祖母の虚栄心を損なう悪者だった。

肝心の学業成績も褒められたことは皆無だった。1位じゃない、満点じゃない、進学先がトップ校じゃない。それを論拠に「私の血縁者だけあって頭が悪くはないが、取り立てて優秀でもない子供」と判断された。何かができるようになると、次の瞬間には「それじゃあ次は」と言われ続けた。ゴールがない。苦しかった。

私の母は、その祖母の娘である。私が1歳に満たない頃に私の父親と別居を始め、実家に出戻った。

土地二束三文で買える田舎町にある実家敷地が広く、母屋と離れがあった。離れは母屋より小さいが、リビングとベッドルームと和室ひとつ風呂台所もあった。母はそこに住んだ。私を母屋に残して。役所勤めから帰ってきて、母は毎晩ひとりでレコードを聴いたり古い映画を観たり純文学を読み耽ったり、妻のいる男の人と長電話をしたりして過ごした。平日に私が母と会話できるのは、彼女が許した1、2時間だけだった。それが限界だったのだろう。

母が娘に求めたのは豊かな感受性、繊細さ、抑制が効いていながら豊かな感情表現、心の優しさと清らかさ、従順さ。母の心情に関心を寄せ、いつも注意深く観察し斟酌し、そこに寄り添い肯定すること。母はそれを「素直」というタームで表現した。私は小さい頃から「素直じゃない」と詰られた。自分を偽ってもいないのに素直じゃないと言われるのは心底不可解だった。4歳か5歳の誕生日、私は母からメッセージカードを貰った。「○○ちゃん、たんじょうびおめでとう。○さいのテーマは、すなおになることです」。そう書かれていた。そこから先は「素直とはどういうことか」が説かれていたが内容は忘れた。心臓が止まるかと思うほど嬉しくなかった。

母は癇癪持ちで、定期的に不機嫌の発作を起こした。自分不手際が契機となり、怒鳴られ人格否定され「縁を切る」「家から出ていけ」と言われ、数日間まともに話してくれない。そういうことが日常的にあった。ヒステリーを起こすきっかけなど何でもよかったんだと気づいたのは実家を離れて何年も経った後だった。天災のように気まぐれに降りかかる不機嫌の発作を、子供だった私は心を殺して耐えることしかできなかった。

小学校5年から学校いじめの標的になった。担任女性教師から私はすこぶる嫌われていて、ほとんど彼女の主導のもとに王道いじめを受け続けた。中学は町に一つしかなく、選択余地がなかった。その女性教師の夫が進路指導主任を務める公立中学に進学した。いじめの続きは入学初日から始まった。合計で5年間、私は一日も欠かさず死にたい死にたいと思いながら生きた。

家族に言っても碌なことにならないと子供心に判断していたが、耐えきれずに吐露したことが2回だけある。最初祖母に。「そんなのやり返せばいいだろう」と私の弱さを叱責されて終わり。予想どおりだった。絶望はしたがショックではなかった。母に話したのはしばらく後。おそらく苦しくて仕方なかったのだろう、母がいる離れの呼び鈴を夜中に鳴らした。泣きながら「もう何年も学校いじめられている」と話した記憶がある。母は私を離れの中に入れなかった。玄関先で立ち話をした。片親であることを攻撃されていると話した。「それが何だ」と母は言った。わたしなんか学生運動いちばん盛んな頃に短大に進学して、父親警官だって言ったら「お前、『犬』の娘か」って嗤われたんだから。どんなに嫌だったかお前に解るか。腕組みしてまくしたてる母を冷えきった気持ちで見ていた。

それから長い年月が過ぎた。

祖母は80過ぎで二度目の癌を患った。退院した頃から加速度的に穏やかになり、最終的には少し気弱で優しく品のいい老婆として94年の人生を終えた。亡くなる数ヶ月前に実家で倒れて寝たきりになり、帰省した私が「おばあちゃん、私のことわかる?」と問いかけると「わかるに決まってるだろう、たった一人の孫だもの」と必死に笑みを浮かべて私に答えた。帰り際には「そんなに肌が綺麗だったっけ」と言われた。私の見た目を褒めるなんて、おばあちゃん目が悪くなったんじゃないの?と笑って憎まれ口を叩き、来月も来るからねと告げて東京に帰った。それが最後の会話だった。

母は合わない職務鬱病を患い、50歳を前に役所を辞めた。その数年後には妻子持ちの男とも別れた。相変わらず自意識過剰で感情的で面倒な人だ。でも面白い知的好奇心を保っているのも心強いし、化粧っ気は全くなくなってしまったが今でも綺麗だ。私は母の顔と字が無類に好きだし、無類に好きなところは他にもたくさんある。今はそう思う。

私は中年になった。自分と向き合うことから逃げ続けたままで。

この度よくよく自分の内心を見てみたら、あまりに汚く混乱していて自分でも驚いた。段階的に補強してきた自己肯定感は思っていたよりもまだまだ脆い。自分憐れみ庇う気持ちはあるが、これを自分への愛と呼べるだろうか。するべき(と思われる)ことは容易に把握できるのに「したい」ことは分からず、なのに無欲ではない。綺麗になりたい。痩せたい。頭が良くなりたい。お金がほしい。休みがほしい。美味しいものを食べたい。俗な欲求は人並み以上だ。それを捨てることも開き直ることもできない。

脳内には14歳の私が世界万物に向かって「私に謝れ」と怒鳴る声が反響している。それを恥じて隠蔽しようとしている成人の私がいる。隠蔽しようとする私を「卑小でつまらない人間だ」と蔑視する私もいる。世界観のベースに「私は素敵な誰かの下位互換であり欠陥品だ」という根深い諦念がある。刷り込まれ規範は私の血肉となっていて、私はそれを憎悪しながら切除できない。「本当の自分」とは何か、皆目見当がつかない。

ならば、その正体不明の混乱しきった人間を許してやろうかな、と考え始めた。そしてあわよくば愛してやりたいと。

私は凡庸だ。狭量だ。いろいろと不出来だ。根気がなく三日坊主だ。いい歳して自意識過剰だ。かっこわるい。けれど、別にそれでもいい。誰に馬鹿にされても見下されても、私は「なんでよ、別にいいじゃん」とケラケラ笑いながら私自身を全力で抱きしめる。

それは、世界でただひとり私にしかできないことだからだ。

2023-07-10

求人情報を"内向的"で検索すると意外と"内向的な方はNG"が多い

怖くて泣いちゃった

2023-07-09

漫画おやすみプンプン

・噂に違わぬレジェンド作品

・読む前は内向的で卑屈な人種共感させるタイプ作品かと思ったけど

プンプン、イケメンで頭良くてモテるじゃねーか!の感じ、

人間失格と似てるな…って思った

清水君と関君の関係、良質な闇→薄明のBLすぎ

・神作家の描く遺体を捨てに行くカプ描写、流石過ぎる

圧が違う

2023-06-12

性格の不一致だけで離婚は甘いだろうか

夫のいいところ

ギャンブルしない、酒飲まない、女遊びしない

連絡マメ、堅実、大手勤務、モラハラなし

嫌いなところ

セックスレス、互いの友人と交流するのを嫌がる、そもそも友達ほぼいない、内向的受け身、子の扱いが雑、人生向上心がない、他人に興味がない

しかけても私含む他者に興味がないため会話が広がらない

暴力など致命的ななにかがないので決断しきれずずるずる結婚生活続けているが毎日強い孤独感がある

いっそのこと浮気でもしてくれたら別れを決断できるのにと思ってしま

2023-06-10

メンタルおかしいかもしれない

今めちゃくちゃ人生楽しい

今まで散々パワハラしてきた上司にも愛想良く接することができる。

マッチングアプリ積極的に人と会ったりもしている。

連続して夜更かししてから出勤しても全然平気だし、食事をとるよりも何か自分の好きなことをしていたいという気持ちが勝る。

ただ、問題なのは急にこのような状態になったことだ。

2週間前まで私は正反対状態だった。

10時間寝ても異常なほど眠いし、パワハラ上司を許せずに反抗的な態度をとって周囲の雰囲気を最悪にしてた。そしてとにかく内向的でできる限り人と関わりたくなかった。日々に死にたいと思ってたし仕事夏のボーナスが来たら辞めようと思っていた。

1番ひどい時は1日数回吐いていたし、目眩がして立てなかったし、身の回り全てが不安で仕方なかった。何か少しでと気になることがあると「死ぬかもしれない」という恐怖に襲われていた。

だが今は人生ハッピー状態なのである。急な変化が怖い。もしかして躁鬱か?

それとも別の影響でハイになってる可能性もあるのかな。

思い当たるとしたら、鬱状態(仮)から躁状態(仮)に切り替わる時期に筋トレを始めたりマッチングアプリを初めて気になる人ができたりしたんだけどそれも関係あるのか?

私が覚えている限りでは2021年2月から2021年10月頃までも同じようなハイ状態になっている。

ただ、11月に近親者の死や上司パワハラなどがきっかけでどんどん落ちていった。

2年に1度ハイになる性質なのかなあ。

とにもかくにも今は人生楽しいからいいけれど、またメンタルが落ちていく可能性を考えると怖いよ。

2023-06-01

anond:20230601023201

アメリカ滞在した印象では、マッチョジョック体育会系)のような典型的な男のジェンダーロールをやれという圧力日本に比べて非常に強く感じる。

そのジェンダーロールを上手くやれない少し内向的なだけの男が、アイデンティティを保つためにトランス女性自称するしかないという現象が起きているのかも。

アメリカ以外の欧米キリスト教文化圏が全部そんな雰囲気なのかは知らない。

2023-05-06

真面目な話をできる場所が無くて寂しい。

私自身は別に真面目というか単に興味のある事について語り合いたいだけなのど、一般的にはマジメで退屈、拗らせてるとか一蹴されてあまり興味を持たれないような話。

美とはなんぞやとか、美味しいメシを定義できるのかとか、世界平和果たして実現できるのかとか。

古代ギリシャ人が暇すぎて哲学を始めたように、暇な時にふと考えるような素朴な疑問みたいな事について話し合いたい。

日常生活で周りの人間に真面目な顔してそんな事を言い出したら、雑に流されるかキチガイと思われて終わり。

からネットとかで気楽にやれたらいいなって思う。私に近い内向的な人も多いはずだし。

しかし色んなサイトはあるけれど、どうにも喧嘩腰な人が多い。5chの哲学板は(5ch自体)過疎らしいし。

あと私がやりたいのは別にラップバトルではない。

一面的正論や、正論ですらないリリックを並べ立てて正論感を競い合いたい訳ではない。なにか正しい感のある事、雑な一般論風の言葉でそれっぽくまとめてもらいたい訳ではない。

これはどういう事なのか、なぜそうなのか、世の中に出回るこの考えは果たして妥当ものなのか。

事実規範混同に、論理の飛躍に気を付けながら、とある疑問に対して「それはなぜ?」を繰り返す、要は哲学がしたいのかもしれない。

そこらの人が思いつく疑問なんて昔から議論されてるだろうし、哲学書を読むのも悪くはない。

でも私は車輪の再発明無駄だとは一切思わない。書いてある事を読んで、へーそうなんだで終われば必ずしも納得は伴わない。

私はこれまでの人生ニーチェハイデガーの陰気ながらも前向きな思想に近い価値観形成してきたけれど、思春期に彼らの著書を読んでも多分何言ってんだコイツしか感じなかったと思う。

他人と話し合う事で互いに自分では気づかなかった視点を得て、自分一人じゃ足踏みするばかりの疑問を吟味したい。

時に理屈から離れて互いの実感を伴った価値観を交えて、永遠に答えなんか出ないだろう疑問について、それでも誠実に考えを深めたいな。

2023-05-04

俺みたいに内向的人間は一生過去の失敗や失策や恥ずかしさを繰り返し繰り返し咀嚼しながら内省しながら狂いながら生きていくしかないんですか???

2023-04-19

暴力ではなかったけど、無視嘲笑いじめだったと思いたい

ここ最近学校でのいじめ警察に訴えるべきだと言う話がよく話題になっているように思う。

勿論それには同意する。そもそも教師負担が大きい中で、明らかな暴力行為、法に反する行為があればそれは警察に任せるべきだろう。今まで警察に任せていたのがおかしい。

とはいえ、こうした報道いじめに関する話題が持ち上がる度に、かつて自分学生時代に遭遇したものはいじめだったのだろうか?と自信をなくしてしまう。

暴力などがあった訳ではない。ただ、無視されていた。いないものとして扱われていたというよりは、何をしていてもその様子を嘲笑して良いものとして扱われていた。

かつての自分野球部所属していた。同学年のメンバー偶数人おり、その内自分も含めた4人のメンバーキャッチボールペアでのストレッチなどを行っていた。ある日は増田とAとのペア、BとCとのペアキャッチボールを行い、その翌日は増田とB、AとCとでキャッチボールを行っていた、という風に。

それがある日突然、AとBとCが3人でキャッチボールストレッチを始めるようになった。当然のように自分狼狽えた。AもBもCも、人間関係が出来上がった中で今更他のペアに仲間に入れてくれとも頼めない内向的増田が一人で狼狽えている様子を見てクスクスと笑っていた。他の同学年のメンバーも、戸惑いながらもキャッチボールの仲間に入れてくれるということはしなかった。突然仲たがいを始めたグループの面倒を彼らが見る必要なんてないから当然だが、自分にとっては全員が敵に見えた。当然のように、何もしていない自分は先輩に怒られた。何もやらないなんてやる気あるのか、とっととキャッチボール始めろ、と。そこでようやくA、B、Cに小さな声で「すみませんキャッチボール相手をしてください」と言うことが出来た。三人はじゃんけんをして、当然のように負けた人間自分相手となった。負けたAに対してBとCが「罰ゲームじゃんwww」とか「あんな奴の相手させて悪いねwww」と、自分に聞こえるような声で言っていて、何も信じられなくなった。三人とも、昨日までは普通にキャッチボールをし、一緒にストレッチをし、一緒に授業のことや漫画ことなど、他愛のない話をしていたので、こんなに自分のことを嫌っていると思ってもみなかったのだ。

これが中学2年になってすぐ、ちょうど今ぐらいの時期の話だ。部活動というのはだいたい3年の夏の引退試合であるから、あと1年半はこうした状況が続くことは間違いなかった。けれど自分には部活動を辞めるという選択肢はなかった。1つには小学生から野球をやっていて、何だかんだ愛着があったこと。もう1つは、辞めた後の選択肢がないこと。自分がいた中学校は部活動には必ず所属する必要があったが、今更他の運動部に行ったところで、キャッチボール相手も頼めない自分が他の運動部で新たな関係を築けるとも思えなかった。文化系部活だって同様だ。そもそも田舎の小さな学校の中で部活動を途中で変える人間なんていなかった。前例のないことをするのは自分にとって非常に恐ろしかった。今現在でさえ部活メンバーから浮いている自分が、更に浮いてしまう気がした。

毎日頭を下げることでしかキャッチボールストレッチをさせてもらえなかった。少しでもミスをすれば、ストライクを見逃せば、ボテボテの球しか打てなければ、走塁をミスすれば、すぐ笑いものにされた。ABCがそういう扱いをしているという空気はどんどん部活内に伝播して、同学年も、先輩も、挙句の果てには後輩にも笑われるようになった。自分空振り三振した時、空振りをする俺の打ち方を誇張する物まねが部内で流行した。「オイあれやってみろよwww」と何度も言われた。そういう状況だから、例えばチームに貢献するようなことがあっても、褒められることなんてなかった。自分がヒットを打っても、後でベンチに戻った自分ハイタッチしてくれる人は誰もいなかった。透明人間みたいに無視されたかと思えば、突然あっこんなところに変な奴がいるぞwwwwと笑いものにされて、全部が苦痛だった。ちなみに顧問試合前後以外全く練習に来ない人で、このようなことが起きていたことも知らなかっただろう。

このような思春期を1年半過ごした。もちろん1年半の部活生活だけで済まず、部活以外のところでも無視嘲笑されることはあった。けれど部活以外の場所には信頼できる、突然自分のことを笑いものにしたり無視を始めたりしない友人がいたので、それだけが救いだった。これがきっかけで高校を選ぶ時には、なるべく同じ学校人間が行かない高校を選んで進学した。それでも自己評価は下がったままだし、新しい友人を作る勇気も湧かず、高校大学就活も、あまりうまくいかずに過ごした。

全部が全部彼らのせいだとは思わない。元々かなり内向的性格なので、いずれはどこかで何かしらの引っかかりを感じていただろう。それでも、あの無視嘲笑が、いい歳になった大人になっても忘れられない。人を軽い気持ちからかうような人間がこういうものを読んでも、無視される側に原因があるだろうとしか思わないだろうが、かつて自分無視したABC名前検索すると会社役職が出てきてしまって衝動的にこれを書いた。お前たちは同窓会にも来ない俺のことなんてとっくに忘れているだろうが、俺は忘れていない。お前たちの名前も、顔も、俺にしたことも全部。

2023-04-17

小学校では活発で友達も多かったのに中学入った瞬間に内向的になる現象

2023-02-27

何か言ってるようで何の意味もない言葉一覧(ワイ調べ)

  • JTC

和製英語ジャパニーズトラディショナルカンパニー」の略。自分観測範囲内でなんかデカいけどイケてない感じがする日本企業を指す。富士通かのこと。任天堂は入らない。ソニートヨタは入ったり入らなかったりする。

  • Web3

ブロックチェーンかに関わる新しそうなITっぽい技術」の総称メタバースは一応入るけどAIは一応違うらしい。あと公開鍵暗号もWeb3らしい。

  • MBTI

性格診断。多くの心理学者精神医学から星占いの亜種」と批判されつつ何故か世に蔓延る、心理学の本を読んだ作家とその娘(法学部)によって作られた不思議テスト

「バカ」「アホ」をカッコよく言いたいときに使う。最初は違った意味だったみたいだけどそんな細かいことを気にして何の意味があるのか。

ハイリーセンシティブ・パーソンの略。MBTIとは比較できない程度にはマトモに研究されているが現状マトモに体系化された概念ではないので「神経質です」「内向的です」の言い換えとして濫用されがち。

なんかほかにもいっぱいあったはずなのに思い出せないからもうこれでいいや。

みんなも似たような言葉があったらおしえてね。

2023-02-26

たぬかなが語る「女がゲームで弱い理由」が面白かった

炎上のおかげで人気配信者となった、元プロゲーマーのたぬかな。

普通にトーク面白くてTwitch配信を見てるんだが、そこで女のプロゲーマーが少ない理由を女ゲーマー立場から語っていた。

女は家の外で趣味を見つけられる外交的タイプが多いけど、内向的陰キャ男はゲームで居場所を見つけるしかない。

女は対戦ゲームをマジになって練習する動機がない。

男は対戦ゲームで居場所を見つけなきゃいけないタイプが多い。

大半の女にとってゲームコミュニケーションツールしかいから、たとえゲームは好きでも、競争が好きな女は少ない。

女は妊娠した時に自分の身を守らなきゃいけないから、争いや戦いを避ける本能がある。

男はマンモスを狩って戦わなくちゃいけない。競争が基本にあるから対戦ゲームに向いている、と。

相変わらず身も蓋もないトークで、主観的な話でしかないけど、なんだか腑に落ちるんだよな。

2023-02-09

人手不足の世の中とはいえ自分みたいなやつを採用するとは思えない

当方28Fラン無職ヒキニート

資格普通免許(ペーパー)とフォークリフト(未経験

性格コミュ障内向的消極的先延ばし癖あり

卒業後1年ニートしてから派遣で2年くらい倉庫業やったあと3年くらい引きこもってる

正社員面接ビビって応募もしたこともない。派遣はほぼ雑談で済んだからどうにかなった

このままで状況が良くなるわけないんだけど

人手不足の世の中とはいえこんな舐め腐ったやつを採用するとは思えない」って妄想言い訳にして何もできない

2023-02-04

トークもできるエンジニアになります

昔っから人懐っこいキャラだった

成長するとともに内向的になって

コミュ障擬態してのんびり暮らしてたけど

仕事上仕方なく

昔のキャラに復帰することとなった……

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