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2018-08-15

ヤミ民泊の現状、最前線から情報共有

ヤミ民泊現在の実情です。できれば内容を精査した上で拡散・共有していただきたい。

まず最初お断りをさせていただきます

なぜアノニマスダイアリーを使うのかという事に関してですが、身の安全のためです。

違法民泊事業者利益を守るために平気で卑劣手段を使ってきます

実際に私も、詳細は言えませんが、事業者から攻撃を受けました。

今は私は表向きは鳴りを潜めている状況ですので、こういった場で情報共有させていただく形となり申し訳ありません。


ご存知の方も多いと思いますが、今年の6月15日に民泊新法が施行されました。

これは具体的には、今まで法的にグレーとなっていた民泊事業旅館業法では完全に黒)を

オリンピックインバウンド需要を踏まえて、届出制許可制ではない)にして、誰でも自由民泊が行えるようにする、という内容です。

いくらか遵守しないといけない事項もありますが、施行前はとても低いハードルであると言われていました。

これは法律ですので、国が民泊を認め推進している、という状況が出来上がってしまったわけです。

(国の考えとしてはヤミ民泊特定やすくするために届け出をさせて管理するのが目的ではあったそうです)


これを受けて、多くの地方自治体が反発を行い、それぞれにて条例を制定しました。

具体的には法律上は、条件をクリアすれば『どこでも』民泊をして良いということになっていますが、

これを住居専用地域は認めない等、それぞれの自治体によって異なりますが、ハードルを高く設けるようにしました。

私の住む地域もこれにあたります


この辺で、一度整理をしておきたいですが、ヤミ民泊とはどの状況のことを指すのか、です。

よく、民泊反対を表明すると「民泊反対に反対の勢力」が出てきて三つ巴になります

これはみなさん、何が問題で何が問題でないかが混乱してしまっているためです。

※すでに理解されている方は飛ばしてください

まず、宿泊施設運営するには旅館業法を守る必要があります

ホテル旅館、また簡易宿所と呼ばれる民宿などはこの法律を遵守しており、

ハードルは当然高いです。

また、旅館業法管轄保健所に定められています

これは、宿泊者の安心安全を守るためと、衛生環境安全に保つための法律なのです。

防火設備があるのか、非常口が規定数あるのか、伝染病を防ぐことができるか、など、

目的は多岐に渡っています

ここを理解してない人が多いため、「民泊別にいいじゃん、安く泊まれるし」とのんきなことを

言う人が後を絶ちません。

※静かに泊まってくれてたら問題がないという意見の人が多いですが、そうではありません。

誰が泊まっているのかもわからない、衛生環境も守られておらず伝染病などが蔓延する元となりうる、

また犯罪を行うにも適した場所となる、法律を守っていないというのはそういうことです。

なので、まず民泊として認められてない限りは旅館業法を守らない限り法律違反となります

(当然守ってるだけではいけなくて、認可が必要です)

この状況に対する規制緩和民泊新法と呼ばれる住宅宿泊事業法です。

これは前述しました通り、届け出さえ出せば、後は一定ハードルを越えれば宿泊施設運営できます

また、届け出制ですから基本的には自己申告です。

後になってもし問題があれば罰則なりがあるよ、という物になってます

(実際には届け出を出す時に少し厳しいチェックが入るという話も聞いているのでそこまで簡単ではないという意見もあります

この上記つの状況に当てはまらないものは「ヤミ民泊」になります

ちなみに、なぜ「ヤミ民泊」をするか、ですが

これは簡単理論で「とても儲かるから」です。

上記つの法律を遵守するにはそれなりのコストが必ずかかります

ヤミ民泊はそれらのコストをまったくかける必要がなく、言い値で宿泊費をもらえるのですから

ほぼ丸儲けですし、真面目に法律を守ってる人たちからしたらたまったものじゃありません。

前振りが長くなりましたが、このヤミ民泊に対する行政対応に関する情報共有になります

まず、私が住んでいる地域にて、ヤミ民泊を行っている人がいます

差別になりかねないので、詳しくは言いませんが、日本人ではありません。察してください。

最初にどうして発覚したかというと、近隣住人の方の不審目撃情報と、民泊法施行前に

実際にAirbnb掲載されていたことで発覚しました。もう2年前くらいになると思います

別にただ泊まっているだけなら、そこまで問題にならなかったかもしれませんが、

宿泊客のモラルがなさすぎました。

夜中に窓全開で大声で騒ぐ、近隣で写真動画をたくさん撮ってSNS等にアップする、

裸で近隣をうろつく、ゴミ不法投棄、などなど。

また事業者白タクも行っていて料金をとって、車で送迎もしていました。

なにより法律違反で衛生環境も守られていない状況が近所で続いていることは問題です。

そこから色々調べていって、用途地域としてもアウトだし、法律的にもアウトであるということが

わかりましたので、保健所役所に対して通報を行いました。

マンションではないので管理規約で縛るということも難しいのが原因です。

ここで豆知識になりますが、お住まい市町村政令指定都市場合

市役所内に保健所が設置されており、市役所管轄になります

そうでない場合は、都道府県からの出向で保健所役所とは別に設置され

管轄都道府県になります

後者場合保健所役所情報共有は非常に乏しいです。

id:gamil 本題とはずれるけれど、政令指定都市ではなくても、保健所政令市であれば市が保健所管轄している。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%9D%E5%81%A5%E6%89%80%E6%94%BF%E4%BB%A4%E5%B8%82





肝心の保健所役所対応ですが、とても鈍いのです。

特に政令指定都市でない場合相互の取り組みがしにくいので、保健所としても

民泊対応しきれる人手がない事を理由に、断り文句を言ってきます

役所としては、査察権などは保健所にあるので、こちらも手出しができないということで

断ってきます

それでは警察にということで、地元警察署の課長レベルまで話を持っていきましたが

こちらも事件性がなければ動けないとのこと。

しかし、再三お願いをしていくうちに、一人の担当者の方が、熱心に聞き入れてくれるように

なり色々動いてくれるようになりました。

民泊事業者聞き取り調査まで行ってもらったのですが、事業者本人の言い分としては、

本土にある会社社員を泊めているだけ」→社員証を見せてほしい→「社員じゃない、友達を泊めているだけ」

Airbnbには載せてない」→実際に見せると→「知らない自分登録してない」

日本人文化おかしい、海外だと民泊は当たり前にやってる」

などなど、とにかく言い逃れしかしてこない様子だったそうです。

なにより、保健所に出向いてきたときには氏名すら偽るという徹底ぶりです。

その聞き取り調査があった直後に、Airbnbホスト情報が書き換わりました。

(変更前はホスト本人の顔写真まで掲載していたが、別人の写真にすり替わる)

担当者の方のしつこい働きかけでAirbnbから物件が削除されましたが、

それでも民泊客は減らない状況でした。

おそらく海外Webサイト海外の方向けに宿泊情報を載せているものだと思われます

役所保健所管轄警察には再三そうした状況も共有し対応を求めましたが

Airbnbから削除されたし、民泊新法が施行されたらヤミ民泊はなくなるから、それで様子をみるしか

という反応のみでした。

また、熱心に動いていただいた担当者の方の上司からは、「こんなことで担当者を使わないでください」と怒られましたし

当の担当者の方は人事異動で、別の保健所に飛ばされてしまう有様でした。

そして、民泊新法が施行され、当該地域は県の条例により民泊が行えない地域となりましたが

状況はまったく変わらないまま今を迎えています

我々も業を煮やして、議員を通じて、それぞれの管轄上層部とも接見しましたが、それぞれの対応としては

警察事件性がないので動けない

保健所:(ホスト宿泊客に)日本語が通じないので対応できない

役所権利がないので動けない

と、相変わらずの状況です。

これは逆に言うと、日本語がわからないふりをしたり、

とぼけながら営業を続けても、行政対応をしないということです。

こうした情報はすでに広く知れ渡っていってるのではないかと思います

一方で日本人民泊をしていた人は多くが撤退したり、廃業していっています

最終的には、そうした日本語の通じない民泊事業者日本全国に

どんどん進出してくるのではないかと思っています

なにせ行政が何も対応をしないのですから、やりたい放題です。

自分の所は関係ないやと思っていても、どこかでだめになったら、別の場所でやってを

繰り返していくのではないかと思います

実際に不動産に詳しい人に聞くと、外国人中古マンションを買い漁っているとの

情報もあります

まだこれからどう対応をしていけば良いのかはわかりませんが

被害が拡大しないためにも、多くの方に情報を共有していかないといけないというのと

良い対策案があったら教えていただきたいという所があります

また、間違っている箇所などもご指摘いただければ幸いです。

みなさんの近隣で同じような問題が起きた時に、まずどう判断したら良いのか。

どこに働きかけをしたらよいのか。その際に、事前に私共の状況を知っていれば

もっと先を見越した対策が打ち出せるのではないかと思います






みなさんたくさんの反応ありがとうございます

ブコメへの一部、返答を追記させていただきます


id:kuippa税務署 or 入国管理局 とは言え、マンションでもないなら簡易宿泊所とればいいだけだから正業としてやられたら受け入れざるを得ないんじゃないの。地域力の問題

こちらに関してですが、我々の地域用途地域制限によって、旅館業法でも認可がおりない場所となっています



id:nentaro 保健所に何人か複数名で繰り返し通報東京都なら認可番号が掲載されているか民泊サイト確認する。認可されていないなら、保健所警察に連絡を繰り返す。

ありがとうございます。とにかくこれをやるしか我々には力がないですね。

ちなみに、認可に関しては役所に調べてもらって、ないことを確認済みです。




id:Lhankor_Mhy ほうほう。無許可民泊は一応、旅館業法違反で6ヶ月以下の懲役と100万円以下の罰金だったと思うが、個人レベルだと意外と行政対応がぬるいのね。参考になったわ。


この点、保健所には我々も口うるさく言ったのですが、「そもそも取り締まったことがないのでやり方がわからない」ということでした・・・



id:m_h 届け出番号を申請しないと6/5ごろ?からairbnb掲載してくれなくなってるよね?その届け出番号も偽ってるってこと?→と、おもったら2年前はの話ですね。2015年頃は多かったね、違法民泊。いまは闇は困難では??

そうですね、Airbnbはかなり登録が減った状況みたいです。

ですが、どうも、海外無許可民泊サイトのようなもの仲介をしているらしく、

もう日本では探せないけど、海外の客だけ日本に呼び込む図式が成り立っているそうです。

そして、行政は取り締まらないのでやりたい放題です。




id:e_pyonpyon21 市議会議員さんなどで話を聞いてくれそうな人は?


市議会議員、県会議員には相談していますが、皆始めてのケースで、なにをやったらいいのか、というレベルです。

行政との取り次ぎにはなっていただいています

やはりマスコミに内情をバラしかないのでは、という意見も聞いています


id:garage-kid 111: ブログにわざわざこの増田リンクが付された書き込みがあった。作為的ものを感じたのだがこれは真実であると信じてよいものなのだろうか。

迷惑をおかけして申し訳ありません。

広め方がわからなかったので、民泊関連のブクマをされてるかたになんとか知らせようとしてコメントなどで

書かせていただきました。

削除していただいて構いません。



id:hyoutenka20 書いてあることが事実だとして、身の危険を感じるから増田で、という案件では、物理攻撃に対する抵抗手段を持たず、訓練もしてない行政職員が取り締まるのは難しいような もはや外国人からかい問題じゃない

保健所には査察権があたえられているため、立ち入り操作や、法律を守っているかどうかを

調べる権利が有されていると聞いています

ただ保健所に関しては、民泊対応に関していきなり降って湧いてきた話なので、

立ち入り検査などもやったことがないし、どうしたらいいのかわからない、というようなニュアンスでした。

保健所行政警察三者を引き合わせて会議も行い、共同戦線を張ってほしいと訴えましたが

警察は我関せずで、保健所がやれという一点張りでした。

2018-08-09

無職としての学問

 特に文系において、大学研究を取り巻く環境が厳しいので、少し愚痴を書かせていただきたくお邪魔します。

* * *

 研究生活が実生活、ことに家庭生活に対し極度の不安定性を与えることは、今日に始まったことではない。

 例えばかの有名なマックス・ウェーバーによる1919年の講演の中では、「大学に職を奉ずるもの生活はすべて僥倖支配下にある」と語られており、「精神的に打撃を受けることなくこうした境遇に堪ええたためしは極めて少ない」とまで言われている。

 このような状況は、100年の時と洋の東西とを超えた今日日本においても、同様である。むしろ人口減少と学問に対する軽蔑——それはおそらく、ウェーバーが講演の中で強調した、学問がなんの「救い」も「啓示」ももたらさないということを、多くの人々が正しく認識たからに他ならないが——に直面している極東島国の方が、研究生活を取り巻く環境過酷であるといえるだろう。

 博士号を取ったとしても多くの人々には就職先がなく、あっても有期雇用で、しか低賃金であり、長期的な研究生活の途を描くことは全く不可能である

 日本より恵まれ研究環境を有する国、例えば博士課程から給与が出るアメリカや、高等教育がほぼ無償であるフランスの例を持ち出すことは簡単であるしかし、研究生活はその研究者が根ざしている言語文化、あるいは人的ネットワークにある程度は依存せざるをえない。また、他国研究環境は、一部だけを切り出せば外面的には羨望の的になりえるが、実際は、給与と引き換えに研究テーマ選択制限されたり、あるいは無償で得られる研究環境には限りがあったりするのである

 当然のことながら、研究者における研究成果はそれぞれのおかれた研究生活の諸条件に左右されるのであり、それは資本的な制約を大きく受ける理工学系のみならず、人文系についてもそうなのである

 ハンナ・アーレントのように、生地での生活を根こそぎ奪われ、新天地で大きな研究成果を挙げる例もないわけではない。大学官職への道を閉ざされてから活躍したカール・マルクスそもそも学歴のなかったピエールプルードンなども、偉大な思想家としてのちに崇められる存在であるしかしながら、すべての人が偉大な人、指導者のような人、あるいは預言者になることを目指して研究に励んでいるわけではない。実態はむしろ逆であり、陽が当たらない部屋で日がな一日、誰も読まないような古雑誌の1ページをどう解釈するかについて考え、その謎を解けた時に無常の喜びを感じる、そういう人が研究生活に入るのである。そのような、全くつまらないことこそ重要研究成果なのであり、むしろ大きな社会的反響を呼び起こす御宣託が科学的な研究成果とは全く呼べないようなものであることは、ウェーバーの指摘するところであり、歴史が度々証明してくれたところでもある。いずれにせよ、研究生活とは社会的名声や富と全く関係がないどころか、資本主義社会ではしばしばそれらは相反するものとなるのである

 尤も研究者も所詮人間であるからして、研究のものの「客観性」や科学位置付けとは無関係に、それぞれの求める研究生活上のあり方というのは存在する。名声や富を求めて研究に取り組む人もいるのかもしれない。しかしそれは明らかに悪手だ。羽生名人でも挽回できないぐらいの悪手だと思う。

* * *

 さて、反面、家庭生活はまさに「経済」の必要に駆られるところのものであり、十分な収入、定住可能な住居、そして可能な限り多くの家事労働自動化が進んだとはいえなお労働集約的だ)が投入されて、初めて成り立つものである

 収入がないなどもっての外であり、亡命収監失踪放浪なども、家庭生活とは相容れないものである

 歴史を顧みれば、自死発狂、子捨て、虐殺に至るまで研究に身を置いた人々の末路は様々であるが、なんとかしてそのような事態は避けたいと誰しもが願うところであろう。

 できれば平穏無事に、昭和時代理想とされたライフスタイル、すなわち夫婦円満子供と共にマイホームに住み、安定した立場で働き定年後は年金生活という人生を歩みたいところである(これは皮肉である)。

 しか今日の若き研究者は、子供はおろか結婚もままならず、マイホームマイカーも持たず、年金制度破綻を前に怯えながら年老いるのである

 もしあなた結婚したとすれば、それはパートナーの全く寛大な心によるものか、パートナー無知蒙昧で完全に誤った選択をしたかのいずれかであろう。

 さら子供がいるとすれば、当然あなた研究生活放棄するか、あるいはなんらかの安定した不労所得に拠って研究生活と家庭生活の両立を試みねばなるまい。(あるいは、あなたが非常に体制時代に順応的な研究をなしていたとすれば、すでに十分な収入に恵まれいるかもしれない。これこそウェーバーの言った「僥倖である。そういう人には心から祝福を送ろう。願わくば同じような僥倖が数多の迷える研究者たちにあらんことを。)

 多くの研究者たちにとって、結婚出産研究生活首にかけられた縄である

 女性研究者の研究生活性別役割分業的発想や家庭生活に対する支援パートナーから十分に得られないなどの理由によりすぐに縛り首になってしまうが、男性研究者の研究生活も同様に性別役割分業的発想や金銭支援パートナーから十分に得られないことですぐにギロチンにかけられてしまう。

 いずれにしろ他者にとって金にならず有用性のわからない行為としての研究は、家庭生活に直面すると挫折する公算が大きいのである

 だからといって、家庭生活を全く否定してしまうことも困難である穂積陳重来日本の身分法学者は、日本国民の位置付けを次の三つの身分のいずれかあるいは複数に属するもの定義した。すなわち、夫婦、親子、親族である

 しかし、親が死に、結婚もせず、親族との紐帯も弱いとなれば、その人は社会的にも法律的にも、全く孤立した存在となってしまう。

 その人は十分な社会保障の対象にならないことはもちろん、社会生活上の様々な面で制約や不利益を受けることとなる。

 実際上の問題として、社会的要請として家庭生活に入ることを我々は求められており、多くの人はその生活が全く不幸であり耐え難く絶望的なものだと感じていたとしてもなお、家庭生活に甘んじているのである

 当然、研究をしていなければ家庭生活が楽になるとは全く言うことができない。しかし、少なくとも研究生活が家庭生活と激しく対立することであることは自明であることのように思われる。

 あるいは「家庭」という理想像の崩壊高齢者二人世帯や単身世帯シングルマザーの増加、生涯独身者の増加などによって、家庭生活という名付け自体空虚ものになっているという批判があるかもしれない。

 しかし反面で、なお結婚出産経験する人は半数を占めており、「家庭」に代わるほど普遍化された結婚出産を前提とした私的領域生活モデルはいまだに存在しないわけだから、やはり家庭生活という呼称を用い、特に若い研究者たちにとってはそれを重視せざるを得ない現状もあるのだ。

* * *

 収入、定住、家事労働を求める家庭生活は、無収入、度々の転職と転居をもたらし、にもかかわらず時間の余裕を求める研究生活とは、完全かつ深刻に対立する。

 では、この間の解決はどのようにしてもたらされるのか。非研究であるパートナーの忍耐によってであろうか。あるいは研究生活の適度な抑制によってであろうか。

 前者はこれまでの男性研究者がしばしば採用した方法であり、女性人権がない時代であればよかったが、21世紀にもなってこの方法採用しようと思っている人がいるなら、その人は妻を見つけることができないであろう。

 後者方法は、実際には採用し得ないものであり、つまりそれは相撲レスラー炭水化物摂取を控えるとか、プログラマーが1日3時間しかモニターを見ないようにするとかいう話であって、研究生活を「適度に抑制する」などということは単に研究生活否定しかない。

 研究者はその人をして全的に研究に没頭せしめなければ、素晴らしい「霊感」を得られないものである。そうでなければ、特に人文学研究においては、それは単なるジャーナリズムに陥るであろう。

 そして、これもウェーバーと同じく声を大にして言いたいところであるが、そのような素晴らしい「霊感」、今日言葉であれば「イノベーション」などというものは、研究のみならず仕事や様々な形の労働の中でも、それに没頭し専心していなければつかむことの能わざるものであり、行政府が旗をふって労働時間の長短や職業訓練の有無をいくら弁じ扇動しようとも、生まれてこないものなのである

 家事労働ワークライフバランス長時間労働問題は、まさにこの没頭の可能性にあるのであり、特に家事労働時間を細切れにしてしまうために人をして何かに没頭させることを妨げること大であるワークライフバランスも、結局その目的とすることが明らかでないか低賃金かつやることのない中途半端余暇をもたらすだけである長時間労働改善しても、人々が自ら欲するところのものに取り組めるような労働時間の設定でなければ、それが長かろうが短かろうが、人々の不満は変わらない。いくら労働時間が短いとしても過労死は起こりうるし、長く労働していても過労死しない場合があるのは、この理由によるのである

 とにかく、家庭生活の求めるもの根本的に否定しなければ、研究生活は成り立たないのである

* * *

 では、解決方法は何か。家庭生活問題点は、それが夫婦という二者で成立するように想定されていることである。それゆえ、収入と定住を男性が支え、家事労働女性が支えるという構図が出来上がった。

 しかしこの想定は噴飯ものであり、シングルマザーは全て一人でやらざるを得ず、あるいは逆に親族から支援収入不安が軽減されたり、実家を譲り受ければ定住も可能というように、家庭生活の諸条件の実現は夫婦という関係性の外部で決まっていることが多い。

 もし家庭生活に関与してから研究生活継続するためには、家庭生活を成立するためのリソースを外部から調達することが最も望ましい。(逆にいえば、外部からリソース調達できなければ、ついにここで研究生活のお墓を立てるしかない。自分研究というアイデンティティよ、さようなら、と。)

 ただ、ここには二つの問題がある。一つは、リソース調達である大川周明のように徳川家から調達したり、大杉栄のように政治家からぶんどってくることができれば最高だし、あるいは明治時代のように女中を置いたりできれば最高だが、なかなかそういうわけにはいかない。もう一つは、その調達個人能力に帰せられることで、研究能力とは別にそれに取り組む環境規定されてしまうということである

 この二つの問題解決するためには、若い研究者同士で研究生活を支えるための生活ネットワークを構築するしかない。あるところには金がある人もいるだろう、あるところには手が余っている人もいるに違いない。

 どうせ研究生活に勤しんでいる人以外に若い研究者に対して同情を寄せてくれる人はいないのである

 アカデメイアリュケイオンがどうだったかはわからないが、古今東西大学に併設されている寮や大学街(カレッジ)では生活上でも学術上でも研究者のコミュニティ形成されていたはずだ。修道院のようなものである

 いま、若い研究者は官僚主義的な大学制度によって互いに分断され、地方に散住し、有能なもの国外へ出て行ってしまっている。もう最後タイミングである

 いま我々若い研究者が団結して助け合わなければ、この国の研究はすぐになくなる。もし研究のなくなり方が緩やかであれば、日本語で達成された学術的成果を、多少なりとも国際的に、人類のために遺す時間猶予が生まれるかもしれない。あるいは、国外から救いの手が差し伸べられるやもしれぬ。「タコツボ」を脱しなければならない。近くで助け合って生活し、なんなら雑誌なども出して(いまであればブログでいいのかもしれないが)、特に文系では消え掛かっている研究の灯火を、なんとか引き継いでいかねばならぬ。ならぬと思う。

いや、それとももう、研究生活を諦めるべきなのか。

2018-08-02

anond:20180802022515

日本世論がすべてなので法律的にどうかはどうでもいいんでしょう。。

文部科学省汚職事件捜査ヤバくないか

何がヤバイって特捜が。

事件の直接的証拠を示さないままマスコミリークを続けている。

癒着の全容解明を」って中途半端逮捕者出してからこれから解明すんのかい村木厚子さんの件の二の舞になる気がする。

証拠ならあるだろって人は断片的な事実しか見ていない。仮に「裏口入学」が確実だとしても、それを見返りに事業採択をさせたという省内の証言がない。「高額接待」が事実だとしてもJAXA宇宙飛行士派遣へとつながる道筋がわからない。賄賂がなくても普通にあり得る決定だからだ。相関がはっきりわからない2つの事象を並べて罪を問えるのなら「獣医学部認可」「会食・ゴルフ」の安倍首相加計孝太郎と何が違う?野党過激発言をする人以外は安倍首相犯罪者だとまで言っているわけではなく、首相としての潔癖さや道義的責任を問うている。この事件本当に法律的有罪にできるのか?

2018-08-01

一部の同性愛嫌いな人にみられる奇妙な議論

最近話題になった自民党議員もそうなんだけど、「同性愛を認めると、男同士、女同士のカップルばかりになって、子供が減って国が滅びる」とか言い出すんだよね。

あれ、不思議しょうがない。

普通異性愛者は、たとえ法律的同性婚が認められたからって、同性婚はしないだろうよ。

違うのか?

世の中には「変態と思われるのが嫌だから女とばかりセックスしてるけど、本当は野郎同士でもヤリたい」という人が、そんなにいるとは思えないんだけど、実はそうでもないのか?

まあ、井原西鶴なんかを読むと、“伝統的な日本”では性を極めた男は最後は男同士に行き着く、なんて思考もあったみたいだけど。

アメリカでは、自分同性愛であることがバレるのが怖くて、あえて保守派を気取って同性愛攻撃してた政治家もいたと聞く。

妙に同性愛をやたら攻撃したがる日本の「保守派」が、そうだとは言わないけれど、心のどこかで「もし歯止めがなかったら、自分も同性にクラッとしてしまうかもしれない」という恐怖感と戦っているんだったりして。


まあ、それが「恐怖」になってしまうのが、つまり偏見差別産物なのだろうけれど。

anond:20180801144533

法律的には、時期の変更をお願いすることができるよね

2018-07-31

LGBT結婚したいのではなく祝福されて結婚式がしたい

同性婚法律的に認めることはたしか重要だけど、

それは手段の一つであって、最終的なゴールは理解を得られることだと思う

2018-07-29

2018年7月29日の日記

2018/7/29

リストラする時には、管理職に、リストラ研修実施される。

実施するのは、もちろん外部の会社だが、その会社、実は、表では転職エージェントを営んでいる。

まるで、映画に出てくる悪い企業みたいだが、これが今の現実

日本メディアも、政治家もいっさい触れないが、リストラすると、国から補助金が出るので

それを利用するわけだ。

研修では、法律的問題になる発言をしないように、具体的な事例とともに、管理職同士で

ロールプレイを行う。非常に、嫌な気分になる研修で、もちろん、私も受講させられた。

しかし、私の組織では、一人も辞めさせずに、乗り切ったのが、家族に誇れる、私の一番の会社での成果だ。

詳しい話は、また、別の機会にでも書こう!

高校生セックスしたい」という欲求精神医学的には正常だけど法律的には違法だよね。

それができなくてとてもつらい思いをしている人がいるとしたらその人は病気なのだろうか?

anond:20180729155817

遺伝の子供が生まれるのを避けるためってやつ。

それも偏見だと判明してるけどね。

近親婚の時だけ出てくる遺伝病なんてそもそもほとんどないし、子が遺伝病だったとしても何も悪くない。

それに遺伝子を理由にするなら子どもの親子関係も全部DNA鑑定特定するのが理にかなっているはず。

なのに生物的親子関係よりも戸籍法律的親子関係が優先とか訳分からん判例が次々出ている。

じゃあ法律遺伝子にこだわってないんだから近親婚の遺伝病の話もどうでもいいよなってなる。

anond:20180729103029

さっさとハンガーで目潰ししろ

これは法律的問題のある発言だけど、

責任を取る覚悟があるのか。

2018-07-26

ゲイって日本差別されてるの?

はてなブックマーク -【コメント】自民党のLGBTをめぐる発言について - 立憲民主党

宗教的禁止されているわけでもなく、法律的に罰せられるわけでもなく、むしろ文化的に昔から男色には寛容で、

デラックス毎日のようにテレビに出て、薄い本に一部の女性殺到し、おっさん同士の三角関係ドラマになる。

そんな現代日本のどこにゲイに対する差別があるのかよくわからない。

もしかしてゲイ差別されていると勝手に決めつけてない?当事者は本当に差別されてると言ってるの?

追伸:おっさん田中圭のことをかわいいと思うタイプおっさんですが、特に迫害は受けていません。

2018-07-22

日本未必の故意に寛容すぎると思う

「こいつ、このままだと辞めるな」 と思いつつ何もしないまま、病気になって初めて反省する(フリをする)ってことは日常茶飯なのは私だけではないはずだ。

法律的には知っていたことは悪意があったとみなされ、知らなければ善意があると捉えられるようだ。

個人レベルで 見て見ぬフリをしていることは後ろめたさこそあれ、ばれないかもしれない。

でも、その隠蔽された悪が忖度のような大問題として表出しているのは見てのとおりだ。

本来責任者糾弾せずに見過ごしたために、結局は未必の故意によってそのツケを払わされていまいか

翻って考えるに、何もしなかった傍観者は損をしていると思う。

損するということを知りうるかどうかは各人の当事者意識に関わるところだとすると、ざっくり以下のような属性に分けられるだろう。

当事者意識有+行動有→良識的な賢者

当事者意識有+行動無→冷酷な愚者

当事者意識無+行動有→(該当なし)

当事者意識無+行動無→無知愚者

もちろん、どの程度の行動が妥当かは任意になってしまうが、少なくとも日本社会の現状はあまりにも行動が貧相で、高まってきた人権意識の割に脆弱社会だなあと思う。

ここまで読んだ人が罪悪感を抱かずに生きてもらえれば幸いです(笑)

非モテ合法的優生思想だろう

国家による強制というのはよく問題になる。

最近優生思想に基づいた強制メディアに取り上げられる。

報道の内容を聞くと、まったく酷い世の中だと感じてしまものである

また、アジア太平洋戦争中に自決など国家によって酷いもの強制されたという話は議論になるものだ。

自分は今の日本国全体を見ていれば大抵は強制されたものなのだろうと感じる。

ただ、人によってはこれは「強制」ではなかったと主張したりする。

これは自発的行為だと、何が強制で、強制でないのかを揉めるのだ。

近頃思うのは、非モテというのは強制されたものなのだろうかということである

最近権威ある海外メディア真剣非モテ英語ではインセルかいものを論じているのだからすごい世の中になったものである

これは国家によって強制されたものではない、現状が正しくてカウンセリングなどが必要だという声が大きい。

そんな意見は左から出てくるもののように聞こえる。

ただ、左派普段戦時中国家社会における「強制」のハードルものすごく下げている割には、非モテになった瞬間に上げているのではないかと感じてしまものだ。

おそらく、そこにはフェミニズム身体個人が所有しているという思想などと衝突してしまうからだろう。

非モテ」の議論の大抵は容姿問題に行き着く。

自分容姿が醜い。

ひどいニキビ跡やらと172cmしかない身長やらで散々な思いをしてきた。

https://i.imgur.com/NRNNxks.jpg

https://i.imgur.com/jpIY7E4.jpg

https://i.imgur.com/qAtuOre.jpg

容姿差別というのは、合法的優生思想なのだろう。

最近、いつか何か難癖を付けられて逮捕されるのではないかという不安がある。

冤罪や微罪逮捕などだ。

大資本が作り出すネット規律からはみ出たらボコボコにされたという、コインハブやらのニュースを見てもあり得ない話ではないはずだ。

腐敗した政治やら行政司法を見ていると心配しすぎでもないだろう。

そして容姿が醜い自分国家やら社会サンドバックには丁度いい。

自由すら奪われるのではないかという不安がある。

そんななか、大抵の国民政府やら与党を信じたり冷笑したりして麻原氏やらの死刑を大賛成している。

熱中症拘置所意識不明になるものも出てきている。冷房がなく、スポーツドリンク一本しか与えていなかったようだ。

障害者への優生思想反省しても、それに取って変わって被疑者や罪人への優生思想というのはどんどん増えていくだろう。

みんな自分よりも下に見た人間を追い詰めるのだろう。

人権やら自由やらを全く希求しようとしないどころか捨ててる輩ばかりな日本から出て行きたいけど、どうすればいいのか。

幸い親が小金を持っている。

ただ最近自分留学を勧める教授卒論相談をしているが色々あってインセルの話になった。

息子が白人圏に留学していたが、アジア人の男が相手にされるわけもなく可哀想だった云々と言っていた。

先生は従来の思想ではカバーできないものが出てきたということなのかもしれないと深刻に捉えていた。

あぁ、自分容姿が醜いアジア人男で偏差値が低い大学色物学部に通っているのだった。

日本を出ても、様々な面でどうにもならないのかもしれない。

しかし、やれることはやろうと英語勉強Reddit非モテの嘆きを見る。

容姿を変えるための整形の話で目の色を変える云々は海外らしいと感じる。

整形やら、日本を出ていくことで自由になれるのだろうか。


追記

就職は親のコネで入れそうなところがある。

ただ、メールを送ってもなかなか返事がこない。入れてもすぐにやめたい。

拘置所での熱中症ニュースソース

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180719/0004192.html

また、腎臓の持病で美容整形できるのかも怪しい。服用薬の免疫抑制剤などもネックになる。

体調や法律的ものなど様々なことから整形を検討しなければいけない。

あと、とにかく日本にいたら冤罪やら重税を課せられるのではという恐怖が湧いてくる。

自由になりたい。

持病の治療薬の副作用で172cmまでしか伸びなかった。

また、ニキビ跡もそれらのせいで出来たものだ。

そこを取り返したいって気持ちがあるのだ。

やり方は分からないけれど。

2018-07-20

anond:20180720110234

一人で楽々育児出来るだけの支援が充実していて、法律的に産み分けOKなら産みたがる女はそこそこいそう。

女の子ばかりになるだろうけど。

2018-07-18

派遣雇い止めについて

法律的には三年経ったら直接雇用しないといけないらしい。

理不尽すぎる。

ウチの部署には若い女性派遣20人くらいいるけど、バカっぽい人しかいない。

ほぼ全員が結婚していて、生活費の足しに派遣で働いてる、という感じ。いつも仕事中にどこそこでイケメンを見たとか非常に下らない話をしている。

あんなのを誰彼かまわず直接雇用してたら秒で会社が潰れるよ。

派遣の安い時給で、すぐ切れるからこそ利用価値があるわけ。

価値がなくなるなら、そりゃ雇い止めするしかなくなるよね。

長期雇用したいほどのスキルがあれば別だけど、そんなスキルがあれば派遣なんかで働いてないやろ。

2018-07-15

anond:20180714203618

法律的に見ると世帯制度事実婚遺産相続制度の中に既に結婚の得がすべて含まれいるから明示する必要がないだけでは。

マシューマリラとうちの両親で違うとこなんてそんなになくないか

2018-07-14

anond:20180714074132

睡眠薬は特例で認められそうだけど、

本来死刑は死で罪を償うのが目的から

意識が無い状態でやるのは

法律的には不本意なはず

2018-07-07

国家意思としての麻原の死刑

 実名でやっているブログツイッターもあるのだが、そこで書くと炎上しそうで怖いため、増田で書くチキン野郎です、どうもすいません。

 さて、まずはこのまとめ。

https://togetter.com/li/1244367

 ブコメでは江川さんを称賛する声が多い。だが、正直に言えば、麻原の処遇に関して江川さんはわりと冷静さを失う感じがする。

 そもそも精神鑑定に関していえば、「行われていない」というデマが流れているというよりも、「まともな精神鑑定が行われていない」という疑問を呈している人のほうが多いのではないだろうか。

 麻原の精神鑑定については、西山医師による鑑定が行われ、「訴訟能力あり」ということになっている。しかし、その一方で、正式な鑑定ではないものの、複数精神科医面談の結果、訴訟能力なしと主張している事実はある。

(参考)

https://diamond.jp/articles/-/8876?page=2

https://blog.goo.ne.jp/kanayame_47/e/63db65c218a5ee890796ceededb22c87

 上記以外で仄聞するエピソードと併せて考えると、麻原の精神拘禁によって崩壊したのはたぶん事実なのだろうとは思う。「詐病」と判断するには無理がありすぎる。

 だが、麻原の精神崩壊したということになると、とても困る人がいる。それは特定の誰かというより、日本という国家のものなのだろうと思う。

 もし仮に、麻原が「心神喪失状態に陥ったことを認めてしまうと、法律的に彼の裁判処罰が難しくなってしまうからだ。

(参考)

刑事訴訟法314条

被告人心神喪失状態に在るときは、検察官及び弁護人意見を聴き、決定で、その状態の続いている間公判手続を停止しなければならない。但し、無罪免訴、刑の免除又は公訴棄却裁判をすべきことが明らかな場合には、被告人の出頭を待たないで、直ちにその裁判をすることができる。」

刑事訴訟法第479条

死刑の言渡を受けた者が心神喪失状態に在るときは、法務大臣命令によって執行を停止する」

 だが、言うまでもなく、麻原は戦後最大のテロ事件の首謀者だ(個人的にはその点に関して疑いはないし、これ以上の「真相解明」にも正直まったく興味はない)。その麻原を裁けないとなると、日本法秩序に対する信頼が根幹から揺らいでしまう。いくら法律的にできない」と言っても、世論はまず納得しないだろう。麻原およびオウム幹部処刑することは日本国家意思だったと言えるのではないか

 「そんな法律は変えてしまえばよい」と言う人もいるだろうが、これは法律における根本的な思想ルール理解している者だけが責任処罰対象となる/理解できない者は対象とはならない)に関わっている問題なので、そう簡単はいかないのではないか愚考する。

 ともあれ、上記刑事訴訟法抵触することなく、麻原を死刑にするためには、麻原に「訴訟能力」「責任能力」があるということにしておかねばならない。だからこそ、形式的精神鑑定をやっただけで終わらせた。しか病気でないことになっているので治療もしない、ということになったのではないか

ここから蛇足だが、小坂井敏晶『責任という虚構』(東京大学出版会)には、次のような一節がある(p.157)。

自由から責任が発生するのではない。逆に我々は責任者を見つけなければならないから、つまり事件のけじめをつける必要があるから行為者を自由だと社会宣言するのである。言い換えるならば自由責任のための必要条件ではなく逆に、因果論的な発想で責任概念を定立する結果、論理的要請される社会虚構に他ならない。

 要するに、こういうことだ。何か事件が起きたとき社会には大きなストレスが発生する。誰かに責任をとらせ、「落とし前」をつけることで、そのストレスを軽減させなくてはならない。だから、その誰かには「その事件の原因となる行動をしない自由があった(=したがって責任がある)」ということにしておかねばならない。行動しない自由があったか責任が生じるのではなく、誰かに責任をとらせるために、そのような「自由」があったことにされる、というのが上記の指摘ということになる。

 この指摘を今回の件に応用するなら、麻原に「訴訟能力」や「責任能力」があったか裁判死刑になったという理解は必ずしも正しくない。そうではなく、死刑にしなくてはならないから「訴訟能力」や「責任能力」があったということにされた…という疑念が拭いきれない。

 もっとも、その是非については、判断はしない。国家の存続にはそういうフィクション必要だ、という考えも理解できないではないからだ。ただ、それでもモヤモヤした感は残る。

 そういう気持ち悪さが、今回の一件には、ある。

(追記)2018/7/9

https://news.yahoo.co.jp/byline/egawashoko/20180708-00088579/

 江川さんのこの記事で、「詐病」とか言っている人がいるけど、この記事でもやっぱり2000年代初頭の話までしか書かれてない。これ以外の詐病を疑わせる記事も、逮捕当初から2000年代初頭までの時点での話しかない。そこから15年以上の期間があるなかで、麻原の精神状態に変化があったとしてもなんらおかしな話ではない。実際、上でリンクを貼っている加賀さんの面談2006年のものだ。

 上で述べられている刑事訴訟法規定は、「犯行時点の精神状態」ではなく「裁判死刑をする時点での精神状態」に関わるもの。したがって、犯行時点において麻原の精神状態責任能力が認められるものであっても、関係ない。

 個人的には日本法制度がそうなっている以上、麻原の死刑もやむを得ないとは思うが(そうでないと他の死刑囚とのバランスが取れない)、「麻原を死刑にしなくてはならない」という発想から、多くの人の事実認識が若干おかしくなっているのではないか、ということが気にかかるだけの話。

https://blog.goo.ne.jp/kanayame_47/e/c34aa02a0f1770deebaa5ceafe30c3b0

さらに追加)http://www.aum-shinsokyumei.com/2018/06/03/post-416/

id:blueboy詐病」だと言いたがる人は、たとえ命がかかっていようとも、糞尿垂れ流しの強烈な悪臭が漂う空間で、汚物まみれの布団で寝る生活20年耐えられるかどうかを想像してみれば良い。無論、麻原の「宗教者」としての精神強靭さがそれを可能にしたと考えることもできようが、それでは麻原を凡庸な俗人とみなす詐病論」の人物描写との整合性がなくなる。むしろ、麻原が凡庸な俗人だからこそ、長期にわたる収監と死への恐怖によって精神に異常をきたした、というほうが説明としてはよほど合理的だと考える。

2018-07-06

anond:20180706030229

職務質問とき上記のような「本物の警察官かどうかの確認」をするのは法律的によくないのかな?そうでなくとも何らかの不利益が生じるのかな?法律に詳しい方がいらしたら教えて下さい。

これは最重要でしょ

素人コスプレおじさんと区別できる?

職務質問で「やましいことがないなら答えられるでしょ」って言うけど

いや、みられたくないものかいいたくないことがあるときあるじゃん

不審な行動してる自分が悪いんだけどさ。

でもさ、仮に「最近技術も発達してるからあなたが本物の警察官確認をしてから応じたい。つきましては警察手帳を拝見させてもらって、所轄の警察署もしくは交番に在籍を確認させてもらっていいですか?」なんて言ったら、「ええ、やましいことはないですし、どうぞご確認ください」なんて対応してくれるのかな?

たぶん、「ふざけるな」って対応になるんじゃないかな。そうでなくても、不機嫌そうな態度になるだろう。

でも、こっちがちょっといやがったり、ためらったり、不機嫌な対応をしたら高圧的になるんだよね。

まぁ俺が会ってきた警察官たまたまそういう人ばかりだっただけかもしれないけど。

職務質問とき上記のような「本物の警察官かどうかの確認」をするのは法律的によくないのかな?そうでなくとも何らかの不利益が生じるのかな?法律に詳しい方がいらしたら教えて下さい。

あちらも仕事から仕方ないんだろうけどさ。

2018-07-04

エアーズロックって登っちゃダメなの?

今はウルルと呼ばれるあの巨大な岩。

あれ10月には登山禁止になるらしいね

今回の死亡事故で知ったよ。

で、今は登っちゃダメなの?

ダメじゃ無いよね?

法律的には9月までは登れるんでしょ?

法律的問題ないのであれば登ること自体は責められる理由はないわけだ。

アボリジニオーストラリアの法と民族の法、いずれも尊重してベストな解を模索して来た。そんな中民族法だけを偏重し登る奴を叩くのはアボリジニに対して大変失礼である

また、彼の年齢的に自重すべきという話だが、それは個々人の責任よりも、ロクに基準を設けず入場券を発行した公園責任者にある。実際、「体調バッチリで登ってね👌」程度の警告があるだけで、年齢制限はおろか審査自体ない。

彼は今回不幸にも命を落としたわけだが、彼の行動自体問題のないものとしてみるのが勝ち馬に乗れるというのが自分見解である

2018-07-01

法律的にそういうのが判断出来ないって前提あるから女子高生とかは守られてるの知らず?

2018-06-26

老人アリーナという商売

を思いついたんだけどどうかな?

コロッセオというか、底辺とか老人に端金掴ませて真剣勝負させるの

死ぬまで殺しあう見世物

どうかな?

日本法律的に難しいとかあればどこなら出来るかおしえてけれ

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