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はてなキーワード: 樹立とは

2022-05-12

天皇の何がそんなに重要なのかってのは非常にわかりにくくて「皇室外交日本の役に立ってます」なんて説明じゃ「別に天皇家じゃなくてもいいじゃん」ってなっちゃうと思うのですよね

ところで天皇家ってのはもともとは日本列島を侵略して平定した王家の子孫です

から偉いの?大昔に軍事力が強かっただけじゃん?…と思いますよね

それはその通りで、天皇家の特殊性大和王朝樹立後の千年間で醸成されたと言えます

一般天皇の実権は武家政権幕府)によって奪われ、形式的には維持されながらも大政奉還まで歴史の表舞台から退いていたという印象があると思います

しかし実はもっとひどくて、天皇家は武士の台頭よりもっと早い時期から他の貴族豪族権力を奪われて来たんですよね

歴史教科書で有名な蘇我氏藤原氏も、経済力軍事力だけで言えば一時は天皇家を滅ぼせるほどの力を持っていました

しかしそうしなかった

それは正当な王朝でなければ各地の豪族が従わず戦乱の世になる事がわかっていたからでしょう

当時は北九州朝鮮半島の間の国境線も、国際法もありませんでしたから、内乱が外敵の侵略を招くという危機感もあったはずです

では正当な王朝とは何か?

当時の感覚で言うなら、古くは「中国皇帝に認められた王朝」であり「その血を正統に受け継いだ王」ということになります

そのため中央の有力者たちはそうした「権威」の部分を天皇家に残したまま、政治を動かして富を蓄え、思うままに「実利」を得ていたというわけです

幕府時代になってもその構図は変わりません

政治的な役割剥奪されながらも、幕府トップを「征夷大将軍」として任命することができるのは天皇だけでした

軍事力経済力とはまた別の、形のない「権威」としての天皇家が存在し続けることになったのです

2022-04-25

anond:20220425161600

キエフに攻め込んだら住人に歓迎されて現政権崩壊して親ロ政権樹立されるって信じとったんちゃうん?

2022-04-20

誰をスケープゴートにしてウクライナ戦争を終わらせるか

バイデンはそろそろ、こんな事を考えているのではないだろうか。

ウクライナ戦争における米国目的は、長期的にはロシアの弱体化で間違いないが、短期的には原油相場の操縦と見て良いと思う。アメリカ世界最大の産油国である

2位のサウジ、3位のロシアを突き放してトップである原油といえばOPECプラスだなんだとあるが、実質この3カ国でトップを独走しているような状態だ。

アメリカはまた、世界最大の原油備蓄基地を持つ。ロシアから原油が滞ったために暴騰した市場に、ちょいと備蓄放出してみたらどこまで下がるのかの実験は先日行ったところだ。

アメリカにとって今の状態は大変望ましいものだ。が、長続きするという楽観もしていないだろう。ロシアが本当に切羽詰まってしまい、露中同盟を本格化させたり、NATO宣戦布告などという事態になれば、アメリカにとっても美味しい話ではなくなってくる。つまりそろそろ、ウクライナ戦争の出口戦略は考えておかねばならない。

どうするか?こういったくだらない紛争基本的に、誰かをスケープゴートにして血祭りにあげて終わらせるのが常道であるスケープゴートにするには戦争狂のゼレンスキーが相応しい。どうやってスケープゴートにするか?

パンドラ文書がどうたらといったところで既に見え隠れしているが、ようはコイツ私利私欲で暴れていたことにすれば丸く収まりそうだ。

https://www.wochenblick.at/welt/ende-fuer-biden-korruption-in-der-ukraine-millionen-fuer-sohn-hunter-von-gasfirma/

そこでバイデン脳裏に浮かぶのが、アメリカ国民の3割くらいは、アメリカロシアを追い詰めてしまったと悔いているという点だ。クリミア戦争以降、アメリカウクライナ軍事支援を行ってきた。それがゼレンスキーのような戦争マニアを生み、ミンスク合意を破る結果に繋がったのだ、と悔いているそうだ。ちなみに、一番大量にバラ撒いたのはあのトランプである。そういえばゼレンスキーが出てきたのはトランプ時代だったな・・・などと思い浮かぶ

ならば。トランプ個人的にゼレンスキー擁立してロシアにけしかけた事にでもしておけば、ゼレンスキーは失脚するのではないだろうか。もちろん、そんなコトを表立って堂々と吹聴すれば、アメリカ威信に関わる大問題になるから無理だ。しか怪文書程度ならどうか?あとはCIAを使い反ゼレンスキー運動ウクライナ国内扇動すれば、あっさりと片付きそうだ。

アメリカ国民には「証拠はないが、もしそうなら由々しき事態だ。内政干渉などあってはならない」等とホザいておけば、共和党の鼻もへし折れる。ウクライナ国民逆賊ゼレンスキー粛清出来るし、軍事支援の件はウヤムヤに出来る。プーチンは親露政権樹立して当初目的も果たし、皇帝地位も盤石になって言う事なし。

などという安直な策を弄して来そうなボケジジイ、それがバイデンである

2022-03-16

ロシアウクライナ戦争のある得べき帰結中国選択:国務院胡偉

https://uscnpm.org/2022/03/12/hu-wei-russia-ukraine-war-china-choice

露・ウクライナ戦争は、第二次世界大戦後最も深刻な地政学紛争であり、9.11テロはるかに上回る世界的影響をもたらすであろう。この重大な局面で、中国戦争方向性と国際情勢への潜在的影響を正確に分析し、評価する必要がある。同時に、相対的に有利な外部環境を目指すために、中国は柔軟に対応し、長期的利益合致した戦略的選択を行う必要がある。

ロシアウクライナに対する「特別軍事作戦」は、中国国内で大きな物議を醸し、その支持者と反対者が激しく対立している。本稿はいかなる政党代表するものでもなく、中国の最高意思決定レベル判断と参考のために、起こりうる戦争の影響とそれに対応する対策選択肢について客観的分析を行ったものである

I.露・ウクライナ戦争の未来予測

1. ウラジーミル・プーチンは期待した目標を達成できない可能性があり、ロシアは窮地に立たされる。プーチン攻撃目的は、ウクライナを電撃的に破り、指導者を交代させ、親ロシア政権を育成することで、ウクライナ問題を完全に解決し、ロシア国内危機から目をそらすことであった。しかし、電撃戦は失敗し、ロシア戦争の長期化とそれに伴う高コストを支持することができなくなった。核戦争を起こせば、ロシアは全世界の反対側に置かれることになり、勝ち目はない。国内外の情勢もますます不利になっている。仮にロシア軍がウクライナ首都キエフ占領し、高いコストをかけて傀儡政権樹立したとしても、それは最終的な勝利意味しない。現時点でのプーチンの最良の選択肢は、和平交渉によって戦争をまともに終わらせることであり、そのためにはウクライナが大幅に譲歩することが必要であるしかし、戦場で得られないもの交渉の場で得ることも難しい。いずれにせよ、今回の軍事行動は取り返しのつかない過ちである

2. 紛争さらエスカレートする可能性があり、最終的に西側諸国戦争に巻き込まれ可能性も否定できない。戦争エスカレートするとコストがかかるが、プーチン性格権力からして簡単にはあきらめない可能性が高い。露・ウクライナ戦争は、ウクライナ範囲地域を超えてエスカレートし、核攻撃可能性さえ出てくるかもしれない。そうなれば、米国欧州無関係はいられなくなり、世界大戦や核戦争の引き金になる。その結果、人類破滅し、米露が対決することになる。この最終対決は、ロシア軍事力NATOのそれに及ばないことを考えると、プーチンにとってさらに不利なものとなるだろう。

3. 3.ロシア必死の賭けでウクライナ奪取に成功しても、政治的ホットポテトであることに変わりはない。その後、ロシアは重荷を背負い、圧倒されることになる。このような状況では、ヴォロディミル・ゼレンスキーが生きていようといまいと、ウクライナ亡命政府を立ち上げ、長期的にロシア対峙する可能性が高い。ロシア欧米制裁ウクライナ領内の反乱の両方にさらされることになる。戦線はかなり長く引かれることになるだろう。国内経済は維持できなくなり、やがて引きずり降ろされる。この期間は数年を超えないだろう。

4.ロシア政治状況は、欧米の手によって変化するか、あるいは崩壊する可能性がある。プーチンの電撃作戦が失敗し、ロシア勝利の望みは薄れ、欧米制裁はかつてないほどになった。人々の生活に深刻な影響を与え、反戦・反プーチン勢力が集まる中、ロシア政治的な反乱が起こる可能性は否定できない。ロシア経済崩壊寸前である以上、露・ウクライナ戦争の敗北がなくても、プーチンが危うい状況を支えることは困難であろう。仮にプーチンが内紛やクーデターなどで政権を追われるようなことがあれば、ロシアさら欧米対峙しにくくなる。欧米に屈し、あるいはさらバラバラになり、ロシア大国としての地位終焉を迎えるに違いない。

II.露・ウクライナ戦争が国際情勢に与える影響の分析

1.米国西側世界指導力を取り戻し、西側諸国はより結束を強めるだろう。現在世論ウクライナ戦争は米国覇権の完全崩壊意味すると考えているが、実際には米国から離脱を望んでいたフランスドイツNATO防衛枠組みに戻り、欧州自主外交自主防衛の実現という夢が壊れることになる。ドイツ軍事予算を大幅に増やし、スイススウェーデンなどは中立放棄する。Nord Stream 2が無期限停止となることで、欧州米国天然ガスへの依存度は必然的に高くなる。米国欧州未来を共有する緊密な共同体形成し、西側世界における米国リーダーシップ回復するだろう。

2.鉄のカーテン」は、バルト海から黒海までだけでなく、西側支配陣営競争相手の最終対決まで再び崩壊するだろう。西側は、民主主義国家権威主義国家の間に線を引き、ロシアとの対立民主主義独裁の間の闘争定義するようになる。新しい鉄のカーテンは、もはや社会主義資本主義の2つの陣営の間に引かれるものではなく、また冷戦の中にとどまるものでもない。それは、西側民主主義に賛成する者と反対する者との間の生死をかけた戦いとなる。鉄のカーテンの下での西側世界の結束は、他の国々にもサイフォン効果をもたらす。米国インド太平洋戦略は強化され、日本など他の国々は米国さらに密着し、前例のない広範な民主主義統一戦線形成する。

3.欧米の力は著しく増大し、NATOは拡大を続け、非欧米諸国における米国の影響力は増大する。露・ウクライナ戦争後、ロシアがどのように政治的変革を遂げようとも、世界の反西側勢力は大きく弱体化する。イデオロギー終焉」論が再燃し、第3の民主化の波が勢いを失い、第3世界の国々が欧米を受け入れるという、1991年ソ連東欧動乱後の光景が繰り返されるかもしれないのである西側は、軍事力においても、価値観制度においても、より多くの「ヘゲモニー」を持ち、そのハードパワーソフトパワーは新たな高みに達するだろう。

4. 既成の枠組みの中で、中国はより孤立化する。以上のような理由から中国積極的対応しなければ、米国欧米からさらなる封じ込めを受けることになる。プーチンが倒れれば、米国はもはや二つの戦略的競争相手に直面することなく、戦略的封じ込めで中国を閉じ込めるだけでよい。欧州さら中国から切り離され、日本反中国の先兵となり、韓国さら米国に屈し、台湾反中国の大合唱に加わり、その他の国々は群集心理のもとでどちらかを選ばなければならなくなるだろう。中国は、米国NATOQUAD、AUKUSに軍事的に包囲されるだけでなく、欧米価値観システムから挑戦を受けることになる。

III.中国戦略的選択

1.中国プーチンと結ばれるわけにはいかないので、一刻も早く切り離す必要がある。ロシア欧米対立が激化すれば、米国の関心を中国からそらすことができるという意味で、中国プーチンとともに喜び、支援さえすべきだが、それはロシアが没落しない場合に限られる。プーチンと同じ船に乗っていると、プーチン政権を失ったとき中国に影響を与える。プーチン中国後ろ盾を得て勝利を収めれば別だが、今のところその見込みは薄く、中国ロシア支援する力はない。国際政治法則に「永遠同盟国も永遠の敵もない」とあるが、「我々の利益永遠永久のものである」。現在の国際情勢では、中国自国の最善の利益を守り、2つの悪のうち小さい方を選び、一刻も早くロシアの重荷を降ろしていくことでしか進めないのだ。現時点では、中国がその余地を失うまで、まだ1〜2週間の猶予があると推定される。中国は断固として行動しなければならない。

2.中国は、二股をかけることを避け、中立あきらめ、世界の主流となる立場選択すべきです。現在中国国連安保理国連総会議決棄権するなど、国際的発言選択において、どちらの立場も損なわないようにし、中道を歩んでいる。しかし、この立場ロシアニーズ合致せず、ウクライナやその支持者、同調者を激怒させ、世界の多くの人々から中国を不利な立場に置いている。場合によっては、見かけ上の中立賢明選択となることもあるが、中国が何も得るものがない今回の戦争には当てはまらない。中国は常に国家主権と領土保全尊重を主張してきた。この立場は、台湾問題解決にも資するものである

3.中国は最大限の戦略的突破力を発揮し、これ以上西側から孤立しないようにすべきであるプーチンと縁を切り、中立放棄することは、中国国際的イメージを高め、米国西側諸国との関係を緩和することにつながる。困難であり、大きな知恵を必要とするが、将来的には最良の選択であるウクライナ戦争に端を発した欧州地政学的混乱が、米国欧州からインド太平洋地域への戦略シフトを大きく遅らせるという見方は、過度の楽観視で扱うことはできない。米国内にはすでに「欧州重要だが、中国の方が重要だ」という声があり、米国の最大の目標中国インド太平洋地域支配勢力となるのを封じ込めることである。このような状況下で、中国の最優先課題は、それに応じて適切な戦略調整を行い、中国に対するアメリカ敵対的な態度を変え、孤立から自らを救うことである。要は、米欧が中国に共同制裁を加えるのを阻止することである

4.中国は、世界大戦や核戦争の勃発を防ぎ、世界平和にかけがえのない貢献をすること。プーチンロシア戦略的抑止力特別戦闘態勢に入るよう明確に要請したように、露・ウクライナ戦争は制御不能に陥る可能性がある。正義大義は多くの支持を集め、不義の大義ほとんど支持を集めない。もしロシア世界大戦、あるいは核戦争を引き起こせば、世界は間違いなく混乱する。中国は、責任ある大国としての役割を示すために、プーチンの側に立ってはならないだけでなく、プーチン冒険を阻止するための具体的な行動をとるべきである中国世界で唯一この能力を持つ国であり、このユニークな利点を十分に生かさなければならない。プーチン中国支援から離れると、ほとんどの場合戦争が終わるか、少なくとも戦争エスカレートさせる勇気はなくなるだろう。その結果、中国世界平和を維持したこと国際的に広く賞賛されるに違いなく、中国孤立を防ぐだけでなく、米国欧米との関係改善するきっかけを見出すことができるかもしれない。

中国国務院参事公共政策研究センター理事長胡偉

2022-03-13

狂人の如く振る舞う人と、狂人とに違いはあるのか?

プーチン大統領はどうやら狂ってはいないようだとの観測がある(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN09E5J0Z00C22A3000000/)。

しかし、結果として狂人のような決断をして狂人のような行動をする人を狂人ではない"はず"と期待するのは正しいことなのだろうか?

戦争の行く末がどうなるかを予知することは出来ないが、

仮にウクライナ降伏したとして、

そのときプーチン大統領は人々が予想するような「まともな行動」を選択するのだろうか?

というような「まともな行動」をすることを期待してよいのか?

そして、そのあとは中国のお情けの元、以前ほどには立派には思えなくなってしまった自国自分自身権威に満足して大人しくしているのだろうか?

果たして狂人のような行動をする非狂人が、

狂人であるがゆえに、

将来的には常識的な行動を取るはずだ、

と期待することは正しいのだろうか?

 

現在米国が参戦しない「言い訳」としてロシアと事を構えれば核戦争が始まる、という理由がある。

しかし、プーチン大統領暴走ウクライナ戦争後にも止まることがなければ、いずれは直接対決をせざるを得ない。

そのときに情勢は今よりよくなっているのだろうか?

そのときになれば核戦争回避できる冴えたやり方が見つかっているのだろうか?

 

そういった心配をせずともプーチンは近々に失脚するから問題ないのだろうか?

そうなる可能性もあるだろうが、そうならない可能性もある。

大抵の独裁者死ぬまで独裁者だ。

さらに言えば、ポストプーチンプーチンよりまともな人間であると期待するのも虫が良すぎる。

西側寄りの民主的平和主義者が政権を奪取するのを期待するとか白痴に近い。

 

こんな事を考えていると思い切って、いま対決するのが正しい選択なのではないのか?

そんなふうに思えてくる。

思ったところで何がどうなるというものでもないのだけれど……。

2022-03-12

ロシア解体した場合常任理事国から降りることはあるのだろうか

デフォルトし、ロシア解体共和国樹立

常任理事国の引き継ぎを国連は許すんだろうか?

2022-03-09

anond:20220309011900

いま、ウクライナにおける市民の損害は図形構造的進捗を見せており[和訳者註: 多角形に拡大しているということか]、我々への抵抗は強まるのみである歩兵による市街への進入はすでに試みられており──20の空挺集団のうち、"限定的"成功を収めたものは一つのであるモスルの侵攻を思い出してほしい。これは法則である──すべての国家で発生する。新しいものではない。籠城戦をする? ヨーロッパにおける直近の十年紀において──セルビアが最も好例であり、都市は籠城下においても年単位機能を維持できる。ヨーロッパからの人道的支援車列は時間問題である[5]。我々の条件的締切日は六月である。条件的というのは六月にはロシア経済存在しないかである──何も残らないであろう。概して、来週には(ロシアにおいて)、二大勢力(主戦と反戦)のいずれかで崩壊が起きるであろう、単純に現在の緊張は持続不可能であるからである。我々は何らの分析も持たず、我々はこの混沌への予報を出せず、誰も何も何らの確証を持って言うことはできない(ロシアにおいて)。

直感に頼って行動するのであれば、そして高ぶった感情とともにするなら、それがポーカーゲームということにはならない。しかし我々はなんらかの選択肢が奏功することを祈って賭金を積み増すしかない。これにおける悲劇計算違いを起こして全てを失うことは容易にあり得るということだ。概して、ロシアに出口はない。勝利可能性のある選択肢はなく、敗北しかない──ここが瀬戸際だ。(英訳者註: 休憩。続きはあとでやる)(英訳者註: 続きの後半はもっと面白く、前向きなおどろきで終わる)

100%、我々は前世紀の過ちを繰り返したのだ、"弱い"日本を足蹴にして素早い勝利を得ようとして、わが陸軍がまったく壊滅状態にあることが判明した時の。そして我々は勝利まで戦い、そしてボリシェヴィキ陸軍で再教育のため徴兵した。そしてこれらかろうじてもののわかるボリシェヴィキどもは反戦標語を拾い上げあのようなことを始めたのだ…… :kyoumokawaii:

前向きな点の中から: 我々は懲罰部隊前線に送ったようなことは徴候もないようあらゆることをなした。もし政治犯社会的不要分子徴兵したならば陸軍士気は負の領域に入る。

敵(ウクライナ)は動機付けられている。怪物のように動機づけられている。戦いを知り、潤沢に有能な指揮官もつ。彼らには武器支援がある。我々は単純に人的破局(human catastrophe)の先例を樹立するであろう。

我々が最も恐れていることとは: 首脳部は古い問題を新しい問題で覆い隠そうとしている。大まかにこの理由により、2014年にはドンバスが起きた──我々は西側に対してクリミアでのロシアの春を攪乱せねばならず、ためにドンバスのいわば危機西側の注意をすべて引き付けてくれねばならず、そして交渉材料になったのだ。しかさらに大きな問題がそこで起きてしまった。そして我々はエルドアンにサウス・ストリーム(ガス)から4本のパイプを引き込むよう圧力をかけることを決断してシリアへ進入した。これはスレイマニ([イラン・]イスラム革命防衛隊)が自分たち問題解決のため我々に意図的誤情報を渡した後のことだ。結果として、我々はクリミア問題解決することができず、そしてドンバス問題も去ることはなかった。サウス・ストリームは2本パイプに後退し、シリアは[和訳者註: ロシア支援に]ぶら下がっている──我々が去ればアサド転覆し我々はまぬけに映り、とどまることは難しくまた要点をなさない。

筆者はなにものが"ウクライナ電撃戦"を考えついたのか知らない。我々があらゆる事実入力を受け取っていたならば、我々は最低限でも初期計画議論余地があり、大部分は再検討を要することを指摘していたであろう。大量の再検討がなされなければならなかった。

いまや我々は首まで[英訳者の表現]に埋まっており、我々は何をすべきかも理解していない。"非ナチ化"や"非武装化"は強固に定式化された変数をもちそれにより目的達成度を評価しえるものではなく解析的分類たりえない。[6] いまや我々は、いずれか精神的に破綻した助言役がヨーロッパに対して衝突を仕掛け、制裁緩和を要求するよう首脳を説得するまで待ったまま動けない状態にある──彼らは制裁を緩和するか、あるいは戦争になる。そしてもし西側が拒絶すれば? その場合において筆者は我々が、1939年ヒトラーのように真の国際紛争に引き込まれ可能性を排除しない[7]。我々の"Z"は鉤十字と等しくなるであろう。

局地的核攻撃の(ウクライナにおける)可能性はあるか? ある。軍事的目的のためではない。かような兵器防衛突破の役に立たない。しかし他のすべて(西側)を恐怖させる目的を伴う。

anond:20220307185236

ジェルばんは! 気に入らない点があったので全訳を投下しておく。なお校正ではないが元の訳と一致している部分があることは否定しない。先駆者感謝する :

最近ほとんど眠れていない。ずっと職場にいて、brain fog[頭に霞がかかっている症状]を感じる。[そう感じるのは]過労のせいかもしれないが、自分が超現実的世界にいるように感じている。

パンドラの箱は開いた──夏までには真の世界的恐怖が始まる──世界飢饉は避けがたく[1]、なぜならロシア及びウクライナ小麦の主要生産者である。[英訳者註: 訳者世界飢饉を招くという考えには同意しない。] 筆者は指導部において何ものがこの[ウクライナ侵攻]作戦の実行の進行の決断を手引きした[2]のかについて述べることはできないが、しかし、いまや彼らは方法論的に我々[FSB]を非難している。我々は我々の分析結果についてしかられている。近頃は我々に対しさらに多くの報告書を提出させる圧力が高まっている。あらゆる政治的コンサルタント政治家権力者混沌引き起こしている。もっと重要には、かような戦争が起こることは誰も知らなかった──誰もから秘匿されていたのだ。

例えば──あなたロシアに対する隕石攻撃による様々の影響や結果を分析せよと言われたとする[英訳者註: 西側制裁を指すと思われる]──然してあなた攻撃様態調査し、そしてこれはたんなる仮定の話で詳細は重要ではないと言われ、そこでこの報告書はたんにいずれかの官僚検査項目を埋める目的のもので、分析結論ロシア好意的ものでなければならず、さもなくばよい仕事をしないことについて尋問されると考える。然して作成者は、我々は所与の攻撃形態について、すべてその影響を無効化する手法を持っている、と書くのである。我々はまったく過労状態にある。ところがそののち、たんなる仮定現実に変わったことが明らかになり、そしてそのたんなる仮定に対して我々のなした分析はまったくのがらくたなのだ。我々が制裁に対して回答を持たないのはこのためである。誰もそんな戦争がくるものとは知らないから、誰も今般の制裁に対して備えていないのだ。これは秘密性の裏返った結果である──皆とも暗闇におかれているのに、どうして備えができよう?

カディロフは乱心した。ウクライナ人がキエフにいる彼の部隊に関する情報FSBから入手したと主張したため、我々[FSB]は彼との衝突に近いところまで行った。カディロフの部隊戦闘の機会を得る間もなくまったく破壊され粉々になった。筆者にはあれがFSBから情報漏洩であったかはわからないので、可能性として1-2%は見てよいと述べよう。──しかしこの可能性を完全に排除することはできない[和訳者註: 栄えあるFSBリークすることなどない、と言っている]。わが電撃戦は完全に崩壊した。この任務完了することは不可能である: ゼレンスキーとかの閣僚[deputies]が緒戦の三日で確保され、主要建造物制圧され、そして国内降伏演説を読み上げることを強いられたならば、ならばウクライナ抵抗は霧消し最小限となっただろう。理論上は。

しかし、そのあとは? この _理想的_ な結果においても、解決不能問題が残存する: 我々と交渉する対向側には誰が就くのだ? ゼレンスキー排除したとしよう──いいだろう──誰が文書に調印する? ゼレンスキー署名したのでは彼を排除したのちには意味がなくなる。ОПЗЖ(ロシア協調しているウクライナ野党)は強力を拒否した。臆病者のメドベドシュクは逃亡した[和訳者註: メドベージェフではない]。他にも指導者──ボイコがいるが、彼も拒否したし、彼の取り巻きさえ納得はしないだろう。ツァリョヴァを引き戻したいものだが、我々ロシア側の者でのなかでさえ彼には反対がある。ヤヌコヴィッチを連れ戻す? どのように? もし我々が占領できないというのであれば、新政府は我々が撤退すると同時に10分で崩壊するであろう。占領する? そんな人員をどう確保する? 占領司令部憲兵隊、対諜報、保安──ウクライナ人の抵抗を最小限と見積もっても、補給兵站を除いて50万から人員必要になる。ひとつ法則がある──質のよくない指導力を量で補おうとすれば、全てが悪化するのだ。繰り返しになるがこの問題は _理想的な状況_ における問題であり、そしてそんな状況は存在しない。

そして今度は何か? 我々が全軍動員を発令することができない理由が二つある:

1) 動員はロシア国内の状況崩壊を招く: 政治的経済的社会的[状況]。

2) 我々の補給線はすでに過伸展状態にある。ウクライナに状況対処部隊を送ることは可能であろう、しかし我々は何を得る? ウクライナ──[彼らは]領土大国、彼らの我々への憎悪天文学的である。[3] 我々の道路はひらたく言ってそのような車列の補給を担えず、すべては停止状態へ至る。そしてこの混沌では我々は管理から成すこともできにあ。これら二つの理由は並列に存在するが、しかし一つだけでも全てを破壊するに十分である

こ/の/文/章/を/読/ん/だ/お/ま/え/た/ち/は/雄/宙/武/山/原/石/に/し/て幌/来/部/取/締/役/組/の最/古/こ/と/星/街/す/い/せ/い/の/チ/ャ/ン/ネ/ル/登/録/を/し/ろ

ロシア軍の損失に関して: 筆者は状況を知らない──誰も知らない。当初の二日間は多少の情報があったが、今やウクライナで何が起きているのか誰も知らない。我々は複数の主要師団との接触を失った。(!!)[和訳者註: 露軍の場合師団(旅団?)1あたり5千人] 彼らは接触を再確立するか、あるいは攻撃により散逸するものか、そして指揮官も何名が戦士、負傷、あるいは捕虜となったものか知らないのだ。総死者数はまちがいなく千の単位であり、一万か、五千か、あるいはわずか二千かもしれない。しかしわ司令部にあっても誰も知らないしかロシア兵一万の損失に近いであろう。そして我々はDNRとLNRの損失を計上していない[和訳者註: ドネツク人民共和国、ルハンスク人民共和国。先の侵攻で樹立したロシア傀儡国家。] いまもし我々がゼレンスキー殺害ないし捕虜としたとして、何も変わらない。我々への憎悪はチェチェニアと類するものである。そしていま、ウクライナにおいて我々に忠実であった者すら、公に我々に反抗しているのである。なぜならこれらすべては(ロシアの)頂点において計画されているものであるため、なぜなら我々にはかような事態(ウクライナ侵攻)は我々が攻撃を受けるのでない限り発生しないと伝えられてきたため。なぜなら平和的に交渉による結果を引き出すため我々は脅威度を最大限に高めねばならないと伝えられていたため。なぜなら我々は一切ウクライナ侵攻を考慮することなウクライナにおけるゼレンスキーへの抗議活動を既に準備していたため。[4]

2022-03-07

まさか安倍ちゃんマレーシア派遣から亡命ロシアクーデターを指揮する展開になるとはな

プーチンシベリア送りにしてロシアに新政権樹立

美しい国シン・ニホンの初代皇帝になるとはCIAすら予想できなかった

2022-03-06

この際、ロシアを徹底的に潰し分割、いくつか自由主義政府樹立すれば欧州安定するのでは

しばらくロシア国内内戦あるかもしれないけど

2022-03-05

anond:20220305020931

ロシア勝利条件は

1、NATOEU国連が出る前にとっととウクライナを倒す

2、国際的問題が本格化する前に傀儡政権樹立する

の二点

ウクライナ勝利条件(と言うより上手な敗北条件?)

1、NATOEU国連が出てくるまでとにかく粘る

2、傀儡政権が出来上がるまでに時間を稼いで国際的世論見方につける

ただ、ウクライナが上手に負けちゃう第三次世界大戦になる可能性が爆上がりするので、NATOEU国連もそう簡単には出てこないでのらくら交わすか、出来れば別の安保条約的な約束米国が仕方無しに出てきて収める方向を期待している(昔の約束で守ってるだけという道理が成り立つ)

まりウクライナが上手に負けるというシナリオ政治的に成立しない可能性のほうが遥かに高いって言うことにも見えるね。

ウクライナが上手に負けようとしたらしただけ泥沼化するようにも見えるなこれだと。

変な話とっとと降伏してアメリカに助力をお願いするのがいいようにも見える。

2022-03-02

ゼレンスキーキエフ公国王朝家の末裔という隠し玉を持っていて新キエフ公国樹立した場合ロシアはむしろキエフ公国(旧ウクライナ)に吸収されるべきでは?

そしてプーチン一派を追放してロシア民主化という大逆転ホームラン可能性は?

2022-03-01

anond:20220301173650


承知のように、 数年前にわが国は NATO ブロック特別関係樹立し、最近ローマロシア北大西洋条約 機構との関係を深めました。わが国は、統合されたヨーロッパと共同してヨーロッパ安全保障シ ステムの構築に積極的に参加し、さら可能であれば、ヨーロッパ安全保障政策に参加する用 意があります。それとともに、お話したように、わが国は中華人民共和国との協同に大きな意義を 付与しています。まさしくそれ故に、わが国はきわめて積極的に、上海協力機構(SCO)の強化の ために中国とともに活動しているのです。

2022-02-27

プーチン一体何がしたいんだ?

ドニエブル川以東を併合

キーフが手つかずなら対NATOという点で今と変わらん

キーフ奪取。パペットマペット政権樹立

ウクライナ国民絶対この憎しみを忘れないだろ。何かあったらすぐ転覆されそう

目的がよくわからない。

教えてエロい識者!

ウクライナプーチンが見誤っていたこ

ウクライナ人は「国民」だった。

たぶんプーチンが考えていたであろうこと

実際には

クリミアはどうなの?

じゃあなんでウクライナ人は「国民」になったの?

ウクライナの勝ちかな

ロシア側の勝利条件が、ウクライナの現政権打倒傀儡政権樹立だったら、まぁ無理だろうな、

とこのタイミングで言っておく。

2022-02-26

anond:20220226153621

ウクライナと一緒

親米政権日本ウクライナ)に樹立し維持するが、ロシアが攻めてきたら

「チミらは独立国家なんだから自分の国は自分で守ってね(はあと)」

アメリカ同盟解除したら米製兵器作動しなくなるからずっとトモダチでいてね(はあと」

乞うだろ

2022-02-25

「○○はネトウヨ」という祈祷

左翼の方々って意見の違う相手ネトウヨと称するよね

こうやってネトウヨと言い続ければいつか自分たちメインストリームになれるという祈祷にすら思える

民主党政権樹立時の成功体験をずっと捨てられないのかな

2022-02-24

anond:20220224200756

基本的戦争ムードだと反戦平和派はかなり弱い

55年体制崩壊冷戦終結を待たねばならなかったし、

民主党政権樹立時も今に比べれば中国の脅威が薄い時期だった

トレンド見ても親露平和主義者(殆どいないのに)を叩くツイートばかりで嫌になるわホンマ

しか、各国の指導者の前で憲法9条朗読すると、全員が感動してただちに軍備が放棄され、手に手を取って世界平和樹立される、って話だったと思うんですけど。

クラウドファンディングで「9条朗読隊をクレムリンへ!北京へ!」とか募集して、お金が集まったら行ってくれるのかしらん。

2022-02-22

1分でわかるウクライナ歴史

16世紀ポーランドなんや荒野に『コサック』っていう連中が住み着いてオスマン帝国を襲撃して略奪しとるわ…怖…」

ポーランド自治を認めたるからワイらのためにオスマン帝国と戦ってくれや」

コサック「やったりますわ」

1648年:フメリニツキーポーランド貴族どもが横暴やからコサックのみんなを集めて独立するで!」

→「ヘーチマン国家誕生現在ウクライナ中部あたり)

1654年:フメリニツキー同盟しとったクリミア国に裏切られたから、ポーランドに対抗するにはロシア保護下に入るしか無いわ…」

ロシア共通先祖から分かれた兄弟がまた元通りひとつになれたんやね(にっこり)」

ロシアウクライナ共通の源流にキエフ大公国があり、ロシア的には「生き別れの弟が兄を慕ってやってきた」みたいに受け取ったらしい

1656年:フメリニツキースウェーデンに対抗するためにポーランドロシア同盟結んだんやて! ほならスウェーデン同盟してまた独立や!」

1657年:フメリニツキー「と思ったけどワイはこれまでや…ほな…」→死去

1667年:ヘーチマン国家「フメリニツキーが死んだら内戦続き、結局はポーランドロシアに分割されてしまったやないけ…こらあかんわ…」

→以降、ポーランド側は「右岸ウクライナ」、ロシア側は「左岸ウクライナ」として統治され、徐々に自治権を奪われて滅亡。

1783年ロシア帝国「ワイら上り調子で『ロシア帝国』名乗らせてもらってます。そんでオスマン帝国に勝ってクリミア半島も併合したったで!」

オスマン帝国支配下にあったクリミア・ハン国がロシア帝国に併合される

1793年ロシア帝国「かつての強国・ポーランドも虫の息や。戦争に勝って右岸ウクライナをもろたで!」

1853年ロシア帝国「オスマン帝国戦争してたら何故かイギリスフランスとも戦うはめになってしまったで!」

クリミア戦争開始

ロシア帝国「クリミア戦争ほとんど負けやった…ワイらは遅れとるわ…」

19世紀ウクライナ「周りの国は民族主義とか国民国家とか盛り上がっとるみたいやで…ワイらもそろそろ『コサック国家』の復活を目指すべきちゃうか?」

1917年ロシア帝国「第一次大戦では敗色濃厚…何もかもうまくいかんまま共産主義者どもにやられてもうたわ…ほな…」

二月革命十月革命帝政ロシア終了→ソビエトロシア樹立

1918年ウクライナ「うおおおお!!! これを機にワイらは独立するで!!!

ソビエトロシア「許しまへんでー」

ソビエトロシア勝利ウクライナ傀儡国家

1922年ソビエトロシアソビエト連邦っちゅうのをつくるんでウクライナくんも参加してくれや」

1932年ウクライナ「作った小麦がぜんぶロシアに奪われて飢饉ヤバいねんけんど…」

→「ホロドモール」と呼ばれる飢饉で数百万人が死亡

1941年ウクライナ「ワイらの国が戦場になって国民が死にまくっとんのやけど…」

独ソ戦で1000万人前後が死亡

1986年ウクライナ「ワイらの国に建設された原子力発電所が爆発したんやけど…」

チェルノブイリ原子力発電所事故

1991年ウクライナソ連崩壊した! ついにワイらが独立するときが来たんや!」

ウクライナ独立

2004年ウクライナ独立したとはいえ未だロシアの影響は大きい…EUに加入すべきやないか?」

ウクライナ大統領「でもワイは親ロシア派やねん!」

ウクライナ不正選挙やろ!」

親ロシア派当選した大統領選への抗議運動が盛り上がり再選挙で親EU派が当選オレンジ革命

2010年ウクライナ「あれからEU派は内部抗争でグダグダしとるで…今回の大統領選はどうなるんや…」

大統領選で親ロシア派当選

2014年ウクライナ大統領マジで経済ヤバいんや! EUよりも今はロシアから融資をもらっとこうや!」

ウクライナ「は? なんでEUとの協定拒否すんねん!」

→大規模な反政府デモが勃発して大統領が逃げ出す

ロシア親ロシア派が多いクリミア半島は『もうロシアに入りたい』言うてまっせ」

ロシアクリミア派兵

クリミア「ワイらはウクライナから独立してロシアのお世話になりますわ」

2022年ウクライナ「ずっと小競り合いが続いてるしヤバいやろ…NATOに入らせてくれや…」

ロシア「許しまへんでー」 ←いまここ

プーチンウクライナで越えた回帰不能

プーチンが、ついにウクライナ内部に樹立された「人民共和国」の独立を承認した

これは一連のウクライナ戦争において、今までで最も重大な回帰不能点(ポイント・オブ・ノーリターン)だ。クリミア併合よりもその重大性は大きい。

クリミアドネツクルガンスクの何が違うか。それは「戦争前の地位」だ。

戦争前、クリミアウクライナ内部において「自治共和国」の地位を有していた。ロシアクリミア併合は、このクリミア自治共和国が「クリミア共和国」としてウクライナから独立宣言し、その後ロシアとの併合条約を結んだ、という形式になっている(ロシア連邦制の国であり、国内にいくつもの共和国がある。タタルスタン共和国サハ共和国チェチェン共和国あたりが日本では有名だろうか。したがってクリミアも、併合後は「クリミア共和国」としての地位享受している)。

ある国家内の自治領域独立宣言を行うこと自体はよくあることだ。たとえば、ソ連解体も、ソ連に属していたウクライナ共和国ベラルーシ共和国といった連邦構成共和国ソ連から離脱宣言するという形で行われた。ユーゴスラビア解体に際しては、スロベニア共和国クロアチア共和国といったユーゴスラビア連邦内の共和国独立宣言を行い、それを西欧諸国が強引に承認するということもあった。

もちろん、クリミア地位共和国よりも一段劣る「自治共和国」であり、ウクライナ憲法国土の不可分性を謳っていたのだからクリミアの「独立」が上の先例と並べられるかという疑問は出てくる。しかし、それに先立つ2008年に、自治共和国よりもさらに劣る「自治州」の地位にあったコソボ独立宣言を、コソボセルビア領土だと明記されたセルビア憲法に背く形で欧米日本承認した以上、「なぜコソボ独立はよくてクリミア独立は駄目なのか?」という反論にもそれなりの説得力があった(ウクライナ憲法は守らねばならないがセルビア憲法は守らなくてもよい、というのはセルビア人への蔑視差別意識があると言われても仕方ないのではないか?)。

だが、ドネツクルガンスクについては話が違う。これらの地域は、ウクライナ戦争前にはなんらの根拠も持っていなかった。ウクライナ共和国内のドネツィク県とルハンシク県に過ぎなかった(ウクライナ語のオブラスチは「州」と訳されることが多いが、「県」でも間違いではない)。戦争中に親露派武装組織――つまりロシアの手先――が占領した領土を「自治共和国」だと勝手宣言したにすぎず、ウクライナは当然それらの地位変更を認めていない。

まり満州国だ。あれも、中華民国において確立された自治領域ではなかった。関東軍占領し、溥儀を傀儡に立てて建国宣言した。プーチンのしていることは関東軍と同じだ。

クリミア併合までは、「欧米が認めたコソボ独立と同じことをしているだけだ、それの何が悪い?」と、いちおうは国際法に則った言い訳ができた。ドネツィク・ルハンシク両県への軍事介入も、「あれは現地の武装勢力勝手に騒いでるだけで、ロシア正規軍は何も関与していない」という白々しい建前をいちおうは貫いていた。ここまでは、色々とツッコミどころはあるだろうが、最低限の国際的な建前を意識した行動だった。

それが、ドネツクルガンスク両「人民共和国」の独立を認めたことで、ついに越えてはならない一線を越えた。他国領土勝手樹立された政権承認する。これは明白に国際法を踏みにじる行いだ。なんの言い訳もできない。ロシアは完全に無法国家になった。

もともとかの国に遵法精神など期待する方が無駄だったといえるのかもしれない。しかし少なくともこの半世紀、ロシア国際法を建前としては尊重しようという姿勢を見せようとはしていた。その姿勢すら見せようとしなくなったというのは、やはり重大な転換点といえるだろう。

そして、世界には、「紛争によって勝手宣言された自称自治州自称独立国家」が多く存在する。今回のプーチン独立承認は、それらにも影響を及ぼさずにはいられない。

真っ先に思いつくのは、沿ドニエストル共和国だ。モルドバ領内のドニエストル川左岸地域が、ソ連解体モルドバ独立きっかけに自治宣言した。その後、独立宣言し、ロシア事実上後ろ盾についてはいるが、あくま国際的にはまったく認められていない。

あるいは、北キプロス・トルコ共和国の例を挙げてもよい。キプロス共和国内でトルコキプロス人の武装勢力が(トルコ軍の協力を得て)占領した土地勝手に「共和国」と宣言したが、当然トルコ以外にはまったく認められていない(余談だが、国内に非承認国家を抱えた紛争中の国がEUに入れてしまったのは本当に制度バグだと思う。ギリシャがゴネるから入れざるを得なかったんだよな……なお、国連提案した南北統合案を蹴ったのは南側な模様)。

もっと言うと、ボスニア・ヘルツェゴビナ内戦では、セルビア勢力占領した土地勝手に「スルプスカ共和国」を建国した。現在ボスニアにおいてスルプスカ共和国連邦構成する共和国として認められてはいるが、コソボと違ってその独立承認される見込みがない。戦争前には存在しなかった国だからだ。内戦時にクロアチア共和国領内で樹立されたスルプスカ・クライナ共和国も、最後まで国際的承認されることはなかった(なお、スルプスカ・クライナ共和国クロアチア軍の大攻勢によって崩壊し、数百年にわたってクロアチア居住してきたセルビア人が大量に難民として流出することになった。ザ・民族浄化典型である)。

ドネツクルガンスク両「人民共和国」の独立が、これらの紛争地域にどのような影響を及ぼすのかは何ともいえない。国際的監督下に置かれ主権制限されているボスニアの一部であるスルプスカ共和国や(現在ボスニア高等弁務官民主的に選出された政府高官罷免権などを持っているので実質的EU保護国であり主権国家とはいえない。なんで国連入れたの?)、国連による再統合交渉が続けられ、かつ形式的にはEU加盟国の一部である北キプロス・トルコ共和国に与える影響は小さいかもしれない。だが、何も影響がないということはありえないだろう。

そして世界のどこかには、未来ドネツクルガンスクがあるはずだ。ロシア行為は、それらの地域独立を夢見る人びとにとっての範になる。本当に、越えてはならない一線だった。

なお、このへんの危うさを一番わかっているのが中華人民共和国である。かの国は、コソボクリミアアブハジア南オセチアも、一切承認しないという態度を貫いている。チベット人ウイグル人に対してジェノサイドを行い台湾への締め付けを強めているだけに、一方的独立宣言の恐ろしさをよくわかっているのだろう。もちろん中華人民共和国による少数民族への抑圧は決して宥恕されるべきではないが、しかコソボ独立は認めながらアブハジア独立を認めようとはしないどこかのダブスタ国家に比べれば、遥かに道理というものをわきまえた行動ではないだろうか。日本政府は今からでもコソボアブハジアに対して一貫した態度を取ってほしい。

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