タイトル通り、2年前に母は48歳の若さでこの世を去った。ガンだった。
定期健診でぼんやりとした影が見つかったからと精密検査をして、でも開いたらもうどうしようもない状態だったみたいで投薬治療もしたけれどだめだった。
末期のころはもう呼吸もうまくできなくて、苦しそうにしていたのを覚えている。
やっぱりもっと長生きしてほしかったけれど、変わらない運命なら2年前に亡くなっていてよかったんじゃないかと最近思うようになった。
母は余命宣告から半年は頑張ってくれたので家族で旅行や食事にもいけたし、お見舞いだって好きなときに好きな人数で行くことができた。
病室で最後を看取ることも、手を握ってあげることも、お葬式をあげてあげることも出来た。
親しい人の死をまじまじと突き付けられるのはとても辛くて逃げたくなったし、涙だって止まらなかったけど
何回まばたきしても変わらない、動かなくなった母を受け入れるための時間は(火葬までの限りがあるとはいえ)きちんとあった。
もし母が病気になったのが今だったら上に書いたようなことはほとんど許されないだろう。
緩和ケアなんかも十分受けられないだろうし。
それコロナ禍と関係ある?ねえ
お母さん俺より若いんだな。