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はてなキーワード: 優越的地位とは

2024-01-10

松本人志に関する報道に関する信者の吐き出し

古い言葉だが松本信者として、現状の報道について、個人的な考えを吐き出したい。

ファンの程度としては好きなDVDビジュアルバム、ダウンタウン関連のテレビ番組自動録画、今でも放送室を繰り返し聞いている、という程度である

○前提

前提として、ファンの相当な欲目かもしれないが、報道されている内容はいわゆるジャニー喜多川による性加害とは違うではないか、と思う部分はある。

仮に女性側の証言内容事実だったとして、未成年男子への性的虐待と成人女性との性行為はその残忍さには差があると認識している。

ただ、その性行為自体強制性や優越的地位の利用があった場合行為の残忍さは増すと思う。

また、報道内容について松本側は事実無根としているものの、芸人用語の「タレをかく」という行為の考え自体時代錯誤である認識している。

以上を前提として、思うことは2つである

(1)報道後の立ち回りの稚拙

1つは松本人志の立ち回りの下手さである

誰か知恵をつけられる人はいないのか、と思うくらい悪手の連発だと思う。

証言女性から飲み会のお礼メッセージスクショを出回らせて、それに関する記事を別メディアに書かせて、「とうとう出たね」じゃねぇよ。それで一件落着とはならんでしょうよ。

しかも、自らが企画立ち上げに関与した番組とはいえ、「フジテレビ番組に出て意見表明します」じゃねぇよ。フジテレビ側のリスクも当然あるだろ。

この時代動画意見表明したいのであれば、それこそYoutube動画投稿して、自身のXでリンク投稿をすればいいでしょう。

また、オフィシャルコメントにある「事実無根」をXで訴えたいのであれば(これ自体、適切かどうかは微妙認識)、単純にもっと説得力のある理由なり説明がほしいし、上述のスクショでは説得力は足らないと思う。

いずれにせよ、松本自身の行動にコントロールが効いていない印象があり、吉本興業弁護士なりと相談して、下手にならないように行動してほしいと願っている。

この事実無根の証明に関して、例えば「完全に証言でっち上げである」ということの証明報道では複数証言が出ている手前、できないとは思うが)や性行為強制性等は全くなかった、とする証明があれば、理解は得られるとは思う。

ただ、「性行為強制性がなかった」という点は不倫行為を認めることにもなり、報道前の松本自身の近年の漂白されたイメージ毀損は避けられないし、そもそもそんなことするなよ、とは思う。

話は逸脱するが、相方浜田についても近年、不倫行為に関する報道があったが、①浜田本人に元々クリーンイメージがなかった、②女性から関係性の構築が見られる発言があり、性加害に関する言及がなかったこからダメージは少なかったと認識しており、今回の報道だと松本の近年のイメージ女性側との関係性の構築ができていない点が問題だと思料する。

ここからは推測だが、「タレをかく」という行為が抱えるリスク世間の受け止め方を見誤ったことが立ち回りを含めて一連の行動を招いたと考えている。

(2)好きなエンターテインメント享受できない、ということ

2つ目は自分が好むエンターテインメント享受できなくなる、ということだ。

近年、ジャニーズ宝塚に関する一連の報道があった際、ファンではないため自分事として捉えてなかったが、「自分の好きなエンターテインメント享受できなくなる」ということはその可能性があるだけでも精神的にダメージがあるということを改めて理解した。

好き嫌い過去との比較等はあるとして、個人的にはテレビ番組での平場の返し等で未だに面白いと思っていたため、活動休止によりそれを享受できなくなる、また自分が好んでいる対象世間から非難を浴びるということは相当ショックだった。

前者の享受できなくなる点について、お笑い番組の有名ブロガーポスト引用すれば、いずれくる松本人志がいなくなったお笑い界の予行演習、ということだと解釈するよりないが、報道を受けたスポンサー離れ等を考えると予行演習ではなく、この後の説明裁判自身の非がクリアにならない限り、この現状が続くのではないか、とは思っている。

最後に何の根拠もない私見ではあるが、近年、松本人志はやけイメージ漂白されていると感じていて、その要因として、各種お笑いコンテスト審査員長格や万博アンバサダー、「お笑いを語る文化」の醸成等、外的要因にも起因するところであると思うが、個人的には松本人志の内的意識の中のお笑い芸人地位向上や自身の娘さんを意識した行動があったのではないか、と勝手に思っている。

お笑い芸人地位向上は以前からそのような発言もあり意識的に行動してきたと思うが、その地位向上に伴ってできることと共にできなくなることもあるわけで、今回の報道事実とするのであれば、まだやっていたのか、という思いはある。

また、自身の一人娘に関する意識について、テレビ番組内で溺愛を伺わせる発言があったし、近年の「こんなことするんだ」と思わせる活動(例:指原莉乃卒業コンサートでの内田裕也コスプレソフトバンクCM出演)は娘に「パパ頑張ってるよ感」を出したかったのかな、と思っていた。その文脈でこの報道は娘さんとの関係ダメージがありそうとは推察されるし、娘さんを大切に思っているのであれば、そんなことするなよ、とはつくづく思う。


いずれにせよ、本人が「事実無根である」とする以上、世間理解が得られる説明は行ってほしいとは思う。

また、裁判するのであればそれはそれでよいが、結審するまで時間を要することを考えると、上述のいなくなる世界が続くと思っている。

2023-08-05

検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』への雑ブコメ一覧

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.asahi.com/articles/ASR8443X7R7XUCVL037.html

id:paracletus それより「連合軍も悪いことをした」について、そろそろ語られるべきかなあと思う。

id:CocoA ただしぃ~、原爆による無差別大量殺人肯定はいいで~す

id:technocutzero 欧州全体でロマ排斥殺害してたことも教えないとダメだワン ソ連ホロコーストも全く語られないしな WW2後の世界が枢軸を悪とすることで成立させてる世界観だからそうなってるだけで純粋歴史の話じゃない

id:toratsugumi むきになってナチを完全否定する勢力は、国家社会主義ドイツ労働者党ショッカー区別がついてないんじゃないのか。ソビエト連邦共産党カンプチア共産党朝鮮労働党だって、内政面で良いことも少しはしてるぞ?

id:mutinomuti 誰に対して?(´・_・`)欧米優越的地位確立植民地奴隷制度による搾取によって加速されたわけだけど、そういう話?

id:eotitg 未だにナチスのユダヤ虐殺ばかり言うのが健常主義で、ユダヤ以前に障害者ガス室送りにしたのがT4作戦。T4作戦を都合が悪そうに沈黙してきたユダヤ障害者差別と、白人だって差別と強調のユダヤ批判されるべきでは

はいドーン。また新しいアホがあぶりだされましたね。同書内で言及されてるwhataboutismそのまんまです。そういう無駄な相対化で本題を誤魔化そうとする阿呆な態度を取ることの弊害が散々言及されてます文章を読めないアホに限ってこういう無駄メタを気取ってアホをさらしてしまうわけですね。いいサンプルです。

id:nt46 ナチスは何も良いことはしなかった、とは書けないか分析に走るのでは。

id:mr_yamada 「良いこともした」論者がアホなのはわかるが、学者研究対象に「肯定できるところはない」としてしまうとスタンスとしては、同じレベルに落ちてしまますよ。ナチスを雑に全否定することの危うさこそ心配

はいアホー。「何も良いことはしなかった」なんてこの本では書いてませんし全否定本でもありませーん。

id:flowing_chocolate 良い悪いではなく、何をやったかで語ってほしい。

はいアホー。何をやったかを書いてる本です。この本では歴史学における検証方法を「事実」「解釈」「意見」の3段階にわけることを検証してます。それが歴史学的にメジャー方法かはしりません。そもそも歴史学において「なにをやったか」を語ることは極めて不十分、そもそも客観的歴史など存在しないことを示してます間抜け。雑にマウント取ろうとするアホの見本。

mazmot 「良い」とか「悪い」という定義不能価値観歴史研究に持ち込むことの危うさをもうちょっと強調したほうがええんちゃうやろか。

id:by-king まずそもそも『良いこと』って定義はなんなんだろうね。そんな簡単一義的に決まるものなの?単なる誰かの価値観しかなくないか

はい出た出た「歴史研究善悪を持ち込むな」派。お前歴史研究まともに触れたことないだろ? historystory語源は同じstoriaって高校世界史の最初の授業で教えられることじゃない? そもそも歴史において価値判断を持ち込まないなんてことはありえないんですよ。

id:lochtext 無料部分では『善悪を持ち込まないのは不可能』って言ってるだけで、積極的に持ち込むのはやっぱり不適切なのでは?

これもおもしろ視点のように見えますが、率直に質問します。「ナチドイツユダヤ人を500万人殺しました」という歴史事実に対して「善し悪し」を持ち込むのは不適切だと思いますか? そもそも社会科学人文科学において「主観を含まない客観的判断」なんてもの存在しないんですよ。社会科学人文科学を学ぶ上でそんなことは初歩の初歩の初歩です。いわゆる理系ありがちな誤謬ですね。

id:tpircs 良くわからんけど悪いことだけするのが人類に難しそう。

これは悪くない視点ですね。物事って「良いこと」「悪いこと」以外に「良いとも悪いとも言いがたい領域」ってたくさんあるんですよね。

この本の中で散々言われてることは「良いことと主張されることが『悪いこと』と結びついている場合、それは『良いこと』と言っていいのか?」という問題意識です。一例を挙げます。困窮した国民政府が住居を提供しました。ヤッター!良いことのように見えますね? でも実はその住居はそこに住んでた在日コリアンを無理やり追い出して北海道強制移住させたことで獲得されたものです。さて、それは「良いこと」ですか?

石田勇治『ヒトラーナチドイツ』において示されてること、それは「ナチスとはヒトラー意向を実現する為の国家機関である」「ヒトラーユダヤを本気で絶滅させようとしていた」という事実です。ナチドイツ国民共同体を至上とした結果ユダヤ人500万人を殺害したという事実は、ナチドイツの様々な政策と綿密に結びついてしまますナチスの福祉政策ユダヤ人や性的マイノリティ排除していました。「ドイツ人」とみなされない人間人間扱いされないんですね。「ドイツ国内に住んでる人はユダヤ人も性的マイノリティも全員まとめて面倒みたるわい!」みたいな福祉政策ではなかったんですね。さて、それは「良いこと」ですか?

id:gui1 ナチ絶対悪なのは前提ですが。政権国民生活の向上の施策うつのが通常です。どんな政権でもそうです。悪のナチスでもそうです。国民いじめ抜いた悪夢民主党政権のような特異例は少ないです(´・ω・`)

なのでこの意見も同様に否定されるわけです、「国民生活を向上します、そのためにユダヤ排除しますしなんなら絶滅させます」。そのような施策は「良いこと」ですか?

id:colonoe わざわざ買って読む気はないので、環境保護禁煙政策を「良いこと」ではないと書いてるのかどうか教えてほしい

こういうアホは目次すら調べようとしない知的怠惰人間です。環境保護保護範囲限定的だったし戦争進むにつれて疎かになったって言ってます禁煙政策女性を除いて効果がなかったよねということを示してます

その上でこれへの返答を最後に持ってきたのは、実はこれは「良いことかもしれない事実」に結びついてるからです。本書の中で唯一「良いこと」の可能性が示されてるのがこの「禁煙政策女性の癌患者を減らした」というところです。そもそも「良いことが全くなかった」ということを示してる本ではないんですよナチドイツ政策学術的に検証してきた歴史学の積み重ねの中で、ナチドイツ政策で褒められるところがなかったっていう研究結果が出ているという話。これは田尾大輔や小野寺拓也がそう主張してるわけじゃない。他の研究者たちが積み重ねてきた、巨人肩に乗った結果の「歴史学的に一般的結論」が「良いこと」とされることをほぼ否定している。田野大輔・小野寺拓也だけが主張してるのではなく、先行研究効果の有無を実証していることをただまとめただけ。そういうことを知らずに雑語りしてるお前らはマージでね、お前ら全員アホ。アホが雁首揃えてアホを晒してるので爆笑です。

なお、その「女性の癌患者が減った」という政策には家父長制的な「女性は家庭で子供を産め」という思想根底にあったという指摘がある。女性子供を産むことが推奨されていて、その結果としての健康政策なわけだ。そういった価値観のもとでおこなわれた政策は「良いこと」なのか? という問いを本書では投げかけてますよ。

余談

それはそうと、この本は完全無欠な本だとは思ってない。この本を批判する素地は1つだけあると思ってる。それは「ナチ研究ナチス/ヒトラー過小評価しようとするバイアスが全体的に存在する」という批判だ。ただ、これまでナチドイツに真面目に向き合ってきた何百人もの学者が積み重ねてきた智の結晶バイアスとして切り捨てるのは相当ハイレベル研究必要かと思うので、増田はそう主張するつもりはない。

2023-07-13

パワハラ=上司という旧態依然の考え方なんだなはてなって

https://b.hatena.ne.jp/entry/4739202349881531397/comment/moho1351

現代会社であれば、パワーハラスメント上司からだけではなく、部下や取引からも起こりうるっていうのが当たり前になりつつあるのに、こんなコメントスターが集まるはてぶはホント悲しいな

ITリテラシーが低いことを部下から過剰に叱責されたらパワーハラスメントだし、取引から優越的地位を利用して本来業務から外れたことを過剰に要求されれば同じく当てはまる

パワハラ=上司によるものというのは古い考え

令和の常識

2023-04-06

このように昭和の闇は浄化されていく

女性は2016年4月に現代文コース入学したが、今春に退学。6月に被害申し立てていた。発表によると、渡部氏は女性背中や頭を触るなどし、2人での食事に連れ出して「俺の女にしてやる」「卒業したら女として扱ってやる」などと言ったほか、他の学生にもハラスメントをしていた。

 早大は「指導教員立場優越的地位を利用して、卒業後に『愛人』になるよう迫った行為は本学教員としての適格性を欠く」などとし、女性関係者におわびした。解任は一般的解雇にあたり、懲戒処分ではないという。

 渡部氏は取材に「教育熱と恋愛感情ときどき間違えてしまう。相手気持ちを考えられなかったことは、教育者として万死に値する。本当に申し訳ない」と話していた。

 女性は「渡部氏が教壇に立つ資格がないとされた点で意義がある」とした上で、過去の事例や口止めしたとされる教授らに対する調査の徹底を求めた。(土居新平)

最後セリフかっこよすぎワロタ

セクハラ教授をおろすための「刺客」だった可能性があるな

このように昭和の闇は浄化されていく

2023-01-16

https://b.hatena.ne.jp/entry/4730957397322259684/comment/tacticsogresuki

下請け法で禁止されている優越的地位による雇用調整手段しかない。稼働の波に応じた労働力調整ならば異業種間で人材プールした方が健全。何故なら同業種では稼働の波が同じで、単に安価労働力下請けで確保し

下請け会社に、仕事があるとき発注し、仕事がないとき発注しない、っていうのが下請け法で禁止されてるとでも???

これにスターいっぱい付いてる意味わからんのだが、誰か解説してくれない???

2022-04-15

国連EUじゃねえからな?

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_6257a5d0e4b0e97a351aa6f7

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_6257a5d0e4b0e97a351aa6f7

ここのブコメを見ていると、国連=国の上位機関、みたいに考えていそうな人々がちらほら…

それってEUみたいに超国家的で国家に対して優越的地位を持っている存在ならば分かるんだけど

アジア別にEUみたいな統合体を作ってる訳じゃないからなあ…

別に国連自体日本国民に対して確定的で優越的な地位を持ってる訳ではないんだから的外れだと思うんだけどね

2021-11-16

anond:20211116114834

やっぱり甘ちゃんだなあ。取引上の優越的地位がある元請に「2023年からインボイス制度が導入されるので、それに備えて税別の人工単価を上げさせてください」て言えると思うの? 自分がそのサービスを買う依頼者の立場だったら納得する? きみらは市場の剥き出しの暴力からがっつり守られてるから、そんなに軽く「備えとけや」って言えるんだよ。

所詮サラリーマンにはインボイス制度導入の機微理解できないな

…というのはいささか煽りが入った言い方だけど、個人事業主インボイス制度導入について悲鳴上げてるのに対して、給与所得者らしき人達による「払うべき税金を払ってなかっただけ」「いままで懐に入れてたのがズルい」「とっとと納めればいいのに」的な、非常にクール(笑)コメントをあちこちで目にして、これが多くの給与所得者の感覚なんだろうな、彼らには個人事業主という働き方の本質がわかってないんだろうな、と思いました。

自分会社勤めで、売上や仕入の税込・税別処理は経理に丸投げしてるからインボイス制度導入が個人事業主業務をどれぐらい圧迫するかわからない」ということについては、まあ理解できなくもないんですよね。「これお願いしまーす」っつって伝票上げたり領収書出したりしてるだけなんだからインボイス制度導入で今までと何が変わるのか、バックオフィスでどういう負担増が発生してくるのか、実感がない。これはまあ致し方ないことだとは思いますよ(甘ちゃんだなとは思うけどね)。

それよりずっと根深問題は、クールコメントをしてる方々の「労働サービス価格決定の仕組み」に対する感度の低さ、鈍感さなんですね。

免税事業者とはどういう人達

そもそも、免税事業者というのは「課税期間の基準期間における課税売上高が1,000万円以下の事業者」です。それを本業生業にしていて、年商が1000万円以下というのは、つまり原材料仕入があまり発生せず、主には自分自身の労働を売ってる人です。たとえば:

クリエイティブライターイラストレーター写真家など)

・開発(エンジニアなど)

・加工(材料仕入販売をしない中間工業者など)

建設材料仕入をしない一人親方・手間職人など)

みたいに、何もないところから自分自身でコンテンツプログラムを創り出したり、原材料の加工プロセスのみに関わって、それを元請やエンドユーザーにとっての顧客価値に変えるような、「付加価値の大半を自分自身で生み出している仕事」です。それから名前が売れているトップクラス人達を除けば(そういう人達そもそも年商1000万円以下ではない)、他の人といくらでも替えが効く「代替可能労働」です。さら基本的に「下請職種」です。このような、付加価値型・下請型・代替可能型の個人事業主のことを、以下では総称して「フリーランス」と呼びましょう。

フリーランス業務単価はどうやって決まるのか

フリーランス仕事---「付加価値の大半を自分で生み出す、他と代替可能な下請職種」---の特徴って、何だかわかりますか? それは、その労働サービス価格が、労働市場を通して動的に均衡・決定されるということです。もう少し簡単に言うと、売り手も買い手も自由に値付けができて、それによって業界の平均的な「相場感」が決まっている、ということです。

実はこれってフリーランス個人事業主に限ったことじゃないんですけど、給与所得者(特に正規労働者)は、自分労働サービス価格市場で動的に均衡・決定される感覚ほとんどないでしょ? 「就活」という入口で頑張って自分を売り込んで、あとはその企業の中で勝手だんだん給与が上がっていくわけですからね(転職という機会でそれを意識する人がいるぐらいかな)。

でも、フリーランスはそうじゃないんです。自分生活必要な(あるいはよりよい生活のために期待する)収入を踏まえて、毎日仕事の単価(クリエイティブなら作業時間、開発なら人日、加工・建設なら人工(にんく)という単位がある)を決めて、元請に請求するんですね。

いっぽう元請にとっては、そうした労働の大半は他のフリーランスでも代替可能ものなので、作業品質が同等なら、高単価の仕入先は避けて低単価の仕入先を選ぶことになる。こういう形で市場の均衡が起き、それぞれの業界の「相場」が形成されているわけです。

仮に、土日休+夏季冬季GW休暇あり(年間休日120日)のフリーランスを考えてみましょうか。稼働日は245日なので、1人日=4万円の値付けをしてやっと1000万円に届きます。実際には通年で4万円/日が出るような職種ほとんどないので、現状ではフリーランスほとんどが免税事業者の枠内に収まっていることを皆さんも納得できるでしょう。

フリーランス益税は「丸儲け」ではない

さて、フリーランス労働単価が、その労働の需給バランスによって決定されているとき、免税事業者請求する仮受消費税(=益税)はどういう扱いになるでしょうか。給与所得から見ると、財やサービスの単価というのは単独で値付けされるもので、消費税の処理はその枠外で行われるものだと感じられるでしょう。だから適正な労働対価がα円なら「α円のものを売って、0.1α円の消費税請求して、それが免税になるなら、0.1α円ぶん丸儲けじゃないか」と見える。

でも、実態はそうじゃないんですね。フリーランスは、あくまで「仕事をして得られるトータルなキャッシュイン」を元に自らの原価感や期待単価を決めるわけです。そのトータルなキャッシュインには、当然「制度的に納税免除されている仮受消費税」も入っています益税分があること前提での生活設計であり、単価設定なんです。

さて、同業種の全てのフリーランスがこのような方針で自らの労働単価を値付けして、元請と取引をした場合市場価格はどうなるでしょうか? フリーランス側の実質的キャッシュインという観点からみて「α円」という単価が需給的に均衡した労働単価だとすると、「α円の値付けをして、0.1α円の消費税請求して、0.1α円ぶん丸儲け」しているわけではなく、「0.91α円の値付けをして、0.09α円の消費税請求して、トータルでα円の収入」に均衡するんです。「税別α円ください」と請求したら、「僕は税込α円でいいですよ」「私なら税別0.91α円でやります!」という他のフリーランス仕事を取られちゃうから

フリーランスは「別に得してなかったのに、損する2択」を迫られている

このような動的な価格決定のメカニズムが、毎日自分労働単価を意識することがない給与所得者には、ぜんぜん見えていないんですよね。そもそも給与労働者の賃金には強い「下方硬直性」(下がりにくい)がありますよね。労働基準法によって企業側が合理的事由なしの不利益変更をできないことと、制度的に「最低賃金」というラインが引かれていることが、その主たる原因です。

一方で、フリーランス業務単価には強い「上方硬直性」(上がりにくい)があります労働基準法も最低賃金関係ありませんし、そもそも下請職種なので、仕入を行う元請の方が「取引上の優越的地位」にあり、言い値を通しやすいんです。元請側が「そんなに高いなら、次からもっと安い他の人に頼みますよ」という時に、翌月のキャッシュフローを気にして暮らすフリーランス側は「へっ、そんな仕事こっちから願い下げでい!」とは言いにくい。単価が安くても、安定して仕事がもらえる元請は離したくないという心理も働きます。日々月々の売上を、自分自身の稼働によってコツコツ積み上げる不安定な業種なので、まず「売上を確保する」ということが最優先になるんです。

元請側の「取引上の優越的地位の濫用」は、建設業種では建設業法で、その他の職種では下請法規制されていますしか今回のインボイス制度導入に伴って、元請が免税事業者に①適格請求書発行事業者になるか、②免税事業者のまま税抜請求に切り替えるかの2択を迫ることは、取引上の優越的地位の濫用にはあたりません。なんせ国が「こうしろ」と言ってることを忠実に守ってるだけなんですから。だからフリーランスにとっては、①適格請求書発行事業者になり、益税分のキャッシュインを失い、経費処理関連のコストシステム更新費用とか新たな経理作業とか)が嵩むことを受け入れるか、②免税事業者のままでいて、益税分のキャッシュインを失い、材料仕入や経費に伴う支払消費税はそのまま支払い続けるか、という、どのみち今よりも現金収支が1割前後目減りする2択になります

理論的には、こうした外部環境の変化を受けてフリーランス労働価格の再均衡が起こってもよいのですが、先にも述べたようにフリーランス労働価格には上方硬直性があるため、そのサービス労働市場における労働単価が、益税喪失分による需給のバランス変化を反映して新たな価格で再均衡するまでには、かなりの期間がかかります。そしてその期間中に、少なからフリーランスがまともに生活できなくなり、廃業転職してしまうでしょう。今まで益税分も込みでカツカツの暮らしをしていた人達(いっぱいいます)は、インボイス制度導入によって、もう「カツカツで暮らす」ことすらできなくなるからです。

特に加工・建設職種では高齢化が進み、いつ引退するか迷っていた世代の方々が多くいます。その方達は今回のインボイス制度導入を契機に、次々と引退していくでしょう。そもそも「あと何年働けるかなあ」という人達が、これまで益税で得ていたキャッシュインが目減りするのに、コストをかけて経理システムを変え、新しい税処理を覚えなければならない、という状況で仕事を続けると考えるほうがおかしいわけで。

市場再均衡には時間がかかるし、フリーランス収入水準は元には戻らない

ちなみにインボイス制度導入には6年間の段階的経過措置 https://www.nichizeiren.or.jp/wp-content/uploads/invoice/invoice15b.pdf がありますが、この経過措置あくまで「元請側が」免税事業者との取引における消費税額を部分的に控除可能なだけです。来年10月以降の3年間は免税事業者から仕入額の20%分の消費税を控除できなくなり(=仕入額の2%相当額が完全に手出しのコストになり)、2026年10月から50%2029年10月から100%が控除不能になります。これは、今まで国が取っていなかったことで、元請とフリーランス(と最終消費者)の間で均衡的に配分されていた益税相当額の課税コストを誰がどれぐらい負担するのか、というゲームであり、このゲームにおいては、元請側が圧倒的に有利なのです。市場が再均衡しても、そのときフリーランス実質的業務単価は、インボイス制度導入前より確実に低くなっているでしょう。

「払うべき税金を払ってなかっただけ」「いままで懐に入れてたのがズルい」「とっとと納めればいいのに」などと言い捨てる給与所得者の方々は、自分たちがどれだけ企業雇用という枠組で収入を守られ、分業化という仕組みで雑務役務から解放され楽をできているかという自覚がないのだと思います。それはそれで、とてもめでたいことでもあるのですけど、自分とは違う働き方をしている人達が「大変だ」と声を上げているそのときに、シャーデンフロイデを浮かべながら冷徹コメントをするのか、自分には直感にわからない「なぜ大変なのか」という事情相手目線に立って考えてみるのかという態度の違いには、その人の徳が出ると思いますね。

2021-09-02

プリンセス・プリンシパルを見た

久しぶりにアニメが見たくなったのでオリジナルで短めのものを探し、宇宙よりも遠い場所と迷って現代舞台じゃないこちらを選択

総評としては、ビジュアルアニメーションもすごくいい。ただし雰囲気は良いがところどころ肌に合わないところがある残念作。続編が映画で作られてるそうだが、たぶん触れないと思う……。

リアル世界に不自然演出が盛り込まれすぎなんだよぉ!

あらすじ

19世紀末。アルビオン国は強大な軍事力である王立航空軍通称「空中艦隊」により世界勢力図を一変させ、アルビオンから産出される新時代動力源であり、特定範囲無重力化することのできる「ケイバーライト」を独占することにより、ローマ帝国の再来と謳われる覇権国家樹立していた。

しかし、議会共和である「アイアンサイド党」が主導する革命の結果「王国」と「共和国」に分裂し、アルビオン王国アルビオン共和国の両勢力により東西を隔てる「ロンドンの壁」で分割され、以来10年、各国のスパイが暗躍する「影の戦争」の最前線となった首都ロンドン。その王国領域にある名門校クイーンズメイフェア校に通う「博物倶楽部」の5人の少女には、王国に潜伏する共和国側のスパイ組織コントロール」に所属するスパイという裏の顔があった。

共和国とて一枚岩ではなく、政府は穏健共和派だが、軍の一部で強硬革命推進派が策動する中、5人は各々の能力立場を活かし、時には悩み傷つきながらもスパイとしてロンドンを駆け巡る。

Wikiより。

OPED

OPはあまり気に入る部分はなし。ひとつ挙げるとちせ殿の横顔がイイ!曲は唸るような?歌い方がそんなに合っている風には思えなかった。

ED曲は結構好きで、一聴してリンゴ日和っぽいなと思った。今調べたらアマゾンレビューでも似たようなこと書かれてて、吉良さんを思い出し少し悲しく。映像モンハン3rdみたいな紙質感で好き。

EDのような球体を歩く感じの演出が好きなのだ脳内がヨシヒコに完全に乗っ取られていつも山田孝之がちらついてきて非常にウザい。ヨシピコ見たくなるから出てくんな。閑話休題

音楽

特に印象はなし。梶浦由記氏?へー。まどかも劇半はマミさんテーマ以外グッと来なかったしBGMの相性は自分と悪いやも。

キャラデザ

スタッフストーリーも調べずに見始めたので女の子かわいいなー程度に見ていたら2話ぐらいで黒星紅白?と思い出し3話でちせのマロ眉を眺めて確信した。

氏は好きなのでラッキーと思いつつも、氏がキャラデザ原案か。した作品アニメはあまり評判が良くない印象があるので一抹の不安を覚えた。

キノさん…ディガイアポッピンQ…ズヴィズダー…

アリソンも改変されたんだったかな。見ないけど。

シゴフミはまあまあ好きだったよ。


キャラとは直接関係ないですが王族上流階級設定ならドレスは毎回変えてほしかたかな。いいデザインだったのでもっとたかったという意味で同じドレスで出たときはすこし残念。現実でどうだったかは知らんけど。

1話

非常に良かった。キャラクターの顔見せや世界ビジュアルなどの雰囲気も良好。期待が持てる1話だった。

特に主人公が発砲したシーン。天邪鬼なので撃たないんだろうなと思いつつ撃てよ撃てよ撃てよ~と願っているので撃ったときはヤッター!となりました。

この感動は鉄血のオルフェンズ以来で、すごく期待してしまった。まあオルフェンズはほぼ右肩下がりでそれに倣わないことも願いましたけど。

時系列シャッフル

割とかっきり直線のストーリーがある、オムニバス系でないアニメ作品だとハルヒ以来かな?ハルヒ原作読了済みだったので新鮮に楽しめたと思う。

キャラクター

アンジェ

主人公

わかりやすい嘘つき、低感情個人的好きな要素が多くて好きだったキャラ。声も一番好きかな。引退したけど。

能力は万能と無重力化によるアクションだけど、超人的動きはちせが(特に理由なく)できるので被ってる気がしないでもない。非常に高い跳躍や高高度降下や運搬が見せ場か。

できればもっと動きの嘘を利かせてスパイダーマン的ワイヤーアクションがあれば映えたかも。

無重力装置が回光通信機としても使えるのは良いアイテムギミックでした。

ドロシー

チームリーダー20歳能力は「お色気」。後述すると思うが「お色気」要素はいらなかったと思う。年長者としてのお姉さん役、組織との連絡役とキャラを引き立てられる要素はしっかりあるのでそっちに割り切ったほうがよかった。

おそらく一番感情移入しやすキャラに作られているので素直に好感度が高い。ギャルゲー化して無目的プレイすると自分ならドロシールートに入るはず。

ベアト

プリンセス命で巻き込まれなんかスパイの一員になっていた人。能力は「声だけコナン君」。ダイアルを回すだけで即座に声を似せられるのはインチキくさいがコナン君で慣れすぎて受け入れている自分が居た。

立ち位置がよく飲み込めなかったけどあまり葛藤など描く暇もなく素人スパイ活動してる。

行動原理プリンセス第一主義なら受け入れられるのだが……

4話で二手に分かれる場面、5人なので必然2・3になるのだが残ったベアトが悩んだ末「プリンセスが居ない二人組み」のほうに参加してしまう。ベアトが参加できてないアンジェとドロシーの会話でなんとなく「その他3人」に入れられた流れだけど2話や3話からもわかる強い過保護プリンセス第一主義者なら無理にでもプリンセス側について行くかなと強く解釈違いを感じた。時系列シャッフルなのでちせ参加後から見て強い信頼感ができている時期ともとれるし、一応迷う動きも描いたしとも受け取れる。

3話の和解後は楽しそうにやってるが彼女スパイになる彼女なりのメリットがなにかひとつ提示されていればなおよかった。

プリンセス

プリンセス能力は「プリンセス」。優越的地位濫用してフリーパスしていく。アンジェとのバックボーンは良かったがいかんせん人当たりが良すぎて影が薄い。学校や仲間内ももう少し諧謔的にプリンセスを使い引っ張っていく強引さを見せれば7、9話でキャラが立ったかなと。

強固な思想はあるものの実現への行動を描く暇がなく、そういうのは劇場版でやっていくのだと思う。

なんだかんだで2話と8話好き。

ちせ

個人的問題児。わたくしファンタジーにおける東の島国やKATANAが非常にアレルギーなのですが真正面にぶっこんできたキャラ

容姿性格・声と高水準でよきなのがなお狂おしい。

こういう日本人キャラ日本人が作ること自体が少し寒気を覚えるのですが逆に他国人をこんな風に描くのも時代的に難しいかなぁ。

異なるカルチャー同士の交流は好きなのですがそこに漬物相撲土下座などを入れられると…9話は良さ1/3苦手さ1/3、この作品の悪さ1/3で出来ております

能力は「白兵戦」。余裕で弾丸を見切って弾く。

彼女の一番の問題点は話し方。「~じゃ」や「~しておる」と古風な話し方だが、当然舞台ロンドン英語コミュニケーションしているはずじゃ。

舞台外国異世界のもの日本語で見るときは、特に説明がなければ翻訳吹き替えを見ていると解釈しているのですが、そうすると彼女(に限らず日本人)の正解は「カタコトの英語」を翻訳した「カタコトの日本語」になるのかなぁ、と。外交官免除でいいけど。作中、日本人同士でしゃべるときとそれ以外に差異がないのが気になる。それだけだとギリギリギリギリ受け入れられるラインなのですが、主人公学生として振舞うとき田舎物設定として「だべ」口調でしゃべるのですよ……普通に考えると「英語地方訛り」で田舎物を演出していて、それを翻訳して「だべ」口調になってると見るのですが、じゃあちせの「~じゃ」口調などはどう考えればいいのやら……

滞在は最終的に4ヶ月以上。しかし初期から話し方は変わっていない。辞書を引くシーンもある。と非常に解釈に悩みました。超人体術日本語の固有表現も堪能に訳せられる超人語学力を併せ持っている超人説は採りません。

背景とアクション、よかったです

詳しくないのでどうよかったかは書けないのですけどね。ロンドンの街中もよかったし学校草原と空のような明るい絵もきれいだった。街は1話の霧たっぷりなのも良いけれど日中や雪中など変化に富んでるし下層市民も焦点になるので下町感もあってよかった。話数があれば偽装としての博物倶楽部活動学校の中と5人の楽しそうなショットがあればよかったな。

アクション最近アニメで悪いと感じるほどの質は出会いにくいので比較するものでもないでしょうけどよかったんじゃないでしょうか。1話と5話は文句なしに見入りますメリハリというかタメが効いたような動きだったような気がします。あとはぼんやりですが車の加速がとんでもなくすごかったような記憶があります

ないことのよさ

は往々にして気づきにくいもの

今作の感想ひとつとして傑作百合アニメと評しているものがあります

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886711486/episodes/1177354054890392693

これを見て逆に私は、この作品は「百合恋愛もない良いアニメ」だと思いましたな。男性とのロマンスはなく、仲間内でも過剰な身体接触すらない。それらが苦手な自分ストレスフリーで見れていたことがわかったわけで。アンジェプリンセス関係性は非常に感情を揺さぶものでありましたが、これを百合と称されてしまうとうん?となる。自分百合アンテナは低いですし「尊い」という言葉自体にはなんとなくそうだねと言えそうなもの同性愛とまでは絶対いかないよな?と。百合も広くなりけりで友愛も含められるとむにゃむにゃ…マリみて百合かむにゃむにゃ…とかくメインキャラ内でドストレートな性愛はないです。自分センス百合作品判定ではなし。百合として見れるは何でも見れる!どう見えるかだ!捕まってあれこれしてやるぜゲヘヘ未遂もなし!たしか!ハニトラは除く!ごめん軽い女衒未遂はあった!

ガッカリスパイ最前線

最初の数話は国の分裂と

"各国のスパイが暗躍する「影の戦争」の最前線となった首都ロンドン"

が繰り返し説明されるのでスパイが入り乱れる話かと思ったのだが、主に描かれるのは主人公たち共和スパイ敵役ノルマンディー公のスパイ公安王国側とあとほぼちせしか居ないが日本ぐらいしか登場しない。終始アルビオン国で完結していて肩透かしを食らった感は否めない。12話でこれ以上の複雑さは望めないか

シナリオもだいたい王国側の暗躍を検知して先回り…といったもので、もちろん知らないものは知れないのでしかたないがほぼしかける側であまり緊張感がない。逆に2話終盤は緊張感があってよかった。

ガッカリコントロール

共和スパイ司令部コントロール」。その描写がにんともかんとも。電信室と併設の狭い部屋に大人が4・5人テーブルを囲んで詰まってる。机上に紙はあるがその数は少なく、ないことも多い。壁には何の物もない。

全員がほぼ手ぶらに近しい状態で話し合い意思決定してるのだが…みんな頭の中にすべて入っている超人なんか?移転隠滅の容易性のために質素なんか?彼らは意思決定機関として描かれているが、「高度な意思決定」がされているようには見えない。これがスパイリアル描写なのかもしれない。私はリアル描写も好きだ。でもここはもっとケレン味を効かせてほしかった。ほかの部分でははったりたっぷりなのだから

ガッカリスチームパンクパラレルワールド

舞台19世紀末ごろから無重力を引き起こす「ケイバーライト」を契機に異なる歴史を歩んだ地球ロンドンスチームパンクに類するSF要素を含んだ作品である

である、のだが。ぶっちゃけSF要素はほぼ無い。(前面に押し出されてはいない)

肝心のケイバーライトを使い覇権を取った「空中艦隊」はほぼ作中に絡まない。出ても大きな飛行機以上の役割は無い。では国内ケイバーライト活用して発展しているかといわれればそのような描写もない。ところどころで蒸気が噴出する機械仕掛けがあるがビジュアルや目くらまし以上の意味もない。ケイバーライトを使っているか不明1話ケイバーライト障害が軽く触れられたがその後はなし。扱いも公害病程度か。そもそも王国側ではケイバーライト装置の小型化が実現できておらず、公式HPではもう少し詳しく書かれているが作中でわかる範囲では携帯用まで小型化できている、そのことを知っているのは共和国内スパイ組織内のごく一部、即ち使うのはほぼ主人公のみである

その主人公装置を使った常人はるかに超えるアクション常人以上の動きを理由無く生身でこなす仲間が隙間を埋めてしまっている。携帯用小型ケイバーライト装置物語のカギというわけではなくて…TVシリーズ範疇では別にSF要素を入れることなく分断が起きた19世紀末でも成立しそうで、主人公にはほかの得能を持たせてみてもよかったんじゃないかなとも感じた。

anond:20210902215251

2021-07-28

anond:20210728005154

アハハ、ウケる

リベラルダメなところは、資本家優越的地位だけは否定せずに、それ以外を平等にしようとするところ。

だったら、イギリスアメリカ選挙を通じて共産主義国にならなかった理由が知りたいね資本家いるからさ、東京駅をただで利用したり、ほぼ無料博物館アクセスできるのじゃん。それのほうがメリットいか

2021-07-27

不当解雇で訴えた場合、「転売法律違反か」が論点になるか?

転売違法なら違法行為の助長ということになるが、違法でなかったら「お気持ち」に過ぎないような気がする。

 

まり、「俺は人混みでタバコを吸うのは問題ないと思っている」「いいや、それはモラル的にけしからん」と主張するのと同じで、単なる意見のぶつかり合いに過ぎない。

 

 

そうすると、いくら取引先に怒られた(可能性がある)とはいえ個人Twitterで呟いたぐらいで懲戒解雇や諭旨退職は行き過ぎだろう。もしかしたら、処罰すらしてはいけない可能性もある。

 

取引先に怒られて社に迷惑をかけたという理由もあるかもしれないが、それは「やらかしたこと」と「それについて取引先が怒ったこと」を切り分けて考えるべきである。下手をすると、取引先のほうが優越的地位濫用している可能性もある。

 

 

という訳で、どんな判例になるのか知りたいので、一部外者としては、ぜひ場外乱闘をしていただきたい(無責任

 

https://anond.hatelabo.jp/20210726205004

 

 

追記 

当該社としては、当該社員退職まで含めて社外に告知したのは良くない手だったと思う。あっちこっち労働問題にまで飛び火してるし。

社外告知としては、当該社員上司規則に従って処分する、とだけ記して、迷惑かけた取引先にだけ処分内容を記した謝罪報告を持って行けば良いと思う。

2021-07-18

腐女子・ウザい女2ちゃんねらのガイドライン3

20水先案名無い人2012/12/09(日) 22:54:51.80ID:6+ES5Qvf0

心理学板住人の見解 (1/6)

461 名前:没個性化されたレス↓[sage] 投稿日:2008/10/10(金) 19:48:43

腐女子から見て憧れを感じ尊敬出来る相手ルックスも人柄もよい優れた高潔な人である

そういう人は腐女子を叩くはずがない。

腐女子を叩くのは優れた人ではなく、劣った人である

だってキモオタだって優れた人と比べたら劣っているんだから腐女子を叩く資格などない。

腐女子けが叩かれるのは理不尽だ。

という思考

何故腐女子である自分が叩かれるのかに考えが及ぶことは永久にない。

480 名前:没個性化されたレス↓[sage] 投稿日:2008/10/11(土) 22:55:04

461

そもそも尊敬」という観念が、腐女子には希薄なんだよ。

「男が憧れる男」(百合に手を出す腐女子なら「女が憧れる女」も同様)なんてものを、

自分もああなりたい」対象として人間的に尊敬しているのだと素直に解釈するより、

「好き=恋=肉欲=ドロドロに溶け合うまで愛し合いたいんじゃね?」と読み解きたがる。

要するに、優れた人物を、「自分に何かしてくれる人」や「自分を高めてくれる人」としか想定できてない。

それは結局、ノーリスク自分を受け入れてちやほやしてくれる素敵な王子様が欲しいというだけで、

尊敬する対象を辱めないよう、自分もしっかりしなければならないなんて自覚には繋がらない。

いつまでも思春期精神性のままでいることを肯定してくれるという点で、

BLって間違った意味精神アンチエイジングというか、人間的成長を拒む魅力があるんだと思う。

21水先案名無い人2012/12/09(日) 22:59:11.01ID:6+ES5Qvf0

心理学板住人の見解 (2/6)

483 名前:没個性化されたレス↓[sage] 投稿日:2008/10/12(日) 11:11:31

尊敬」という観念が、腐女子には希薄

前代未聞の盗用問題引き起こしBL漫画家が良い例だ。

尊敬の念が希薄どころか皆無で、

優れた人を、「自分に何かしてくれる人」や「自分を高めてくれる人」としか想定できてない

こっちのみだな。

484 名前:没個性化されたレス↓[sage] 投稿日:2008/10/12(日) 11:31:00

からサイトとかで「あれ書けこれ描け」メールを送り付けたりするのか

485 名前:没個性化されたレス↓[sage] 投稿日:2008/10/12(日) 11:47:46

意識してるか無意識無自覚)か関わらず、世の中で一番なのは自分と思ってるから

そんな人が誰かを尊敬したりできるとは思いにくい

他人尊敬するには素直な心で、相手自分より勝ってる部分を

賞賛できないといけない。

他人に対して嫉妬深く妬みがちな、本心で人を褒めれない人間

口先はともかく、尊敬って観念理解できるとは思いにくい

486 名前:没個性化されたレス↓[sage] 投稿日:2008/10/12(日) 11:58:33

人間不信で、本当には他人発言なんか全く信用していなく

さりとて自分性格容姿にも自信がなく

卑屈でうまく他人と関われなくて捻くれた人間

適切な距離感を持てず現実逃避に走ってる感じ

本来幼児万能感は成長するに従って、

徐々に年齢にあった精神状態に発達していくものだが、

うまく発達せず周りとの差が広がるにつれて

なにか精神のよりどころを見出したいんだなと思う

22水先案名無い人2012/12/09(日) 23:15:06.75ID:6+ES5Qvf0

心理学板住人の見解 (3/6)

487 名前:没個性化されたレス↓[sage] 投稿日:2008/10/12(日) 12:34:31

480

尊敬という概念があるとするなら、

自分シックリ来る逃避用偽同性愛物語生産してくれる作者に向けて。

自分の為に何かしてくれる人ってのが彼女らにとっての尊敬

488 名前:没個性化されたレス↓[sage] 投稿日:2008/10/12(日) 13:24:41

480

お姫様願望とピーターパン症候群がごちゃ混ぜになったような感じか。

自分の事だけを見てくれて、大事に守ってくれて、一生懸命尽くしてくれて、どんなわがままも聞いてくれて、

いつでも常にリードしてくれるような都合のいい王子様にもパパにも下僕にもなりうる男性を求め、

自分はそんな男性に無条件に保護されちやほやされ愛される対象である永遠の少女でありたがるから

腐女子には自らの言動責任を持つとか自立(自律)するという意識が極めて薄い。

したがって自立(自律)した大人の女になることは自己責任必然かられ、

庇護対象から外れてしまう事を意味するからそうなることを徹底的に避けようとし、

からこそそれらを強要される必要性がなく

永遠に理想王子様を夢見ることのできるBLを心の拠り所にするわけだな。

489 名前:没個性化されたレス↓[sage] 投稿日:2008/10/12(日) 13:26:00

487

それも自分にとって都合がいい話を書いてくれる間だけだけどね

自分の逃避にあわない事を書こうものなら

途端に親の敵とでも言わんばかりの憎悪を見せてくるけどね

二分思考から敵か味方しかない

興味の対象視野狭窄で狭すぎるから、好きでないもの

受け止める能力が乏しい

23水先案名無い人2012/12/09(日) 23:19:35.31ID:6+ES5Qvf0

心理学板住人の見解 (4/6)

492 名前:没個性化されたレス↓[sage] 投稿日:2008/10/12(日) 13:47:36

485

尊敬という観念の代わりにあるのがカップリングなんだよ。

都合良く優秀な王子様が現れて、宝石アクセサリーのように、

純粋無垢だけど能力不足の乙女存在を飾り付けてくれて、

二人で完璧な「カップル」になるという形で、優れた特性自分価値として取り込むことができる。

まあ、ここまではそこらの少女漫画でもないわけじゃないけど、

腐女子は半端に「女性が守られる側だなんて納得できない!」という後ろめたさを抱えており、

セレブ待遇享受したいだけの願望と辻褄を合わせるために、

「男同士だから対等なんだもん!」という風に、何か高次元昇華してるような感覚を作り出す。

しかしそれは結果的に、完璧超人の王子様に引け目を感じるヒロイン(=自分)程度の自覚すら拒絶し、

正面から王子様願望と向き合ってそれをどう乗り越えるかというテーマ回避することに繋がってる。

そのせいで、表面的に「リアル男になんて期待してねーよ」というポーズを取りながら、

今時の中学生ですらキープできないような「王子様への期待感」を保ち続けていられる。

24水先案名無い人2012/12/09(日) 23:27:27.18ID:6+ES5Qvf0

心理学板住人の見解(暫定) (5/6)

493 名前:没個性化されたレス↓[sage] 投稿日:2008/10/12(日) 14:43:48

お姫様願望があるのに、漫画等のフィクションを読むと

女が描いてる作品はなんかフェミとかジェンフリ

影響が見えて、姫願望を持ってること自体を恥ずべきもの

見たいな論調があるし(男を超えて行動しろみたいな)

男が描いてる作品は、女は本当に話の添え物かテンプレキャラ

もしくは男の願望が詰まった、頭の足りないエロキモイ白痴

これも平等思想で育ってる腐女子には、話の主役になれない

脇役の状態が受け入れがたい

なんかフィクションを読み続けることで、生来自分との乖離が発生

男と渡り合える自分だけど、心は乙女みたいな歪みが発生

感情矛盾したままだが、自分(女)が関わらないBL感情が逆立てられないか

楽なんだろうなと思う

25水先案名無い人2012/12/09(日) 23:30:18.74ID:6+ES5Qvf0

心理学板住人の見解 (6/6)

533 名前:没個性化されたレス↓[sage] 投稿日:2008/10/16(木) 09:14:51

530

男が好き以前に、自分大好きだから

調子に乗ってる男キャラに「乙女心」を吹き込んで矮小化し、

ウジウジ悩ませて、時には別の男にレイプされてプライドをズタズタにされる様を妄想し、

それを眺めてその「可愛さ」を見出してやれる自分を礼賛したがるんだよ。

男尊女卑どころか、発想としてはその逆だったりする。

けど、社会で胸張って自立するにはあまり依存心が強すぎ、

また世間自由謳歌する腐女子以外の女が増えるほど、劣等感によって女尊の自信を持てなくなる。

から

自分王子様>BLを理解する選ばれし乙女たち≧乙女達がネタにするイケメンスイーツブサメン

こういう構図を使って、ブサメンに対しては「スイーツ」の側に立って嘲笑い、

スイーツに対しては「男」の側に立ってバカにし、

一般の男に対しては腐女子の一方向的妄想による優越的地位を感じ、

同じ腐女子に対しては「王子様」を一枚噛ませることで優位に立ち、

その王子様の内面完璧支配し、できれば王子様に尽くさせる側になるべき自分が一番偉い、となる。

534 名前:没個性化されたレス↓[sage] 投稿日:2008/10/16(木) 11:36:33

とにかく自分が一番で回りは全部自分以下

その中で自分が選んであげた人間だけ、王子様や同士として

格上げしてあげる!と

他人自分が選んであげないと価値がないものと扱う

その場合でも自分が上の立場なのは揺るぎない

なんというか王様が下賜するといった感じ

26水先案名無い人2012/12/10(月) 01:18:31.93ID:ocZen2Ux0

腐女子の壁

1. 第一関門

 「私は絶対間違ってない」の壁

   ↓

2. 第二関門

 「私が間違ってるとしても、優しく見逃してあげるのがいい大人でしょ?」の壁

   ↓

3. 第三関

 「看過できない間違いがあるとしても、

  そんな当たり前のことをあげつらうお前は何様!?」の壁

   ↓

4. 第四関門

  なぜか被害者意識を持って

  「(○○は)容認されてるのになんでアテクシたちだけ!?」と逆ギレ

   ↓

5. 第五関門(最後の砦?)

  過去自分言動動機を都合よく改竄または捏造して、意図的または無意識

  に責任逃れに腐心する

 「実は自分は♂野郎として厨腐女子を注意してきた賢い子の側なんだぜ」等

27水先案名無い人2012/12/10(月) 01:21:29.96ID:ocZen2Ux0

腐女子発言は言い換えが可能

11 名前:水先案名無い人:2007/01/11(木) 23:16:20 ID:ofNbkHEE0

19 名前:水先案名無い人 投稿日:2006/12/21(木) 18:43:27 ID:FjvBmXsN0

948 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2006/12/20(水) 22:46:39 ID:HBR9ehwq0

933 名前:水先案名無い人[] 投稿日:2006/12/20(水) 21:53:49 ID:5+6/t8Y/O

お前等がバカみたいに腐女子を叩いている間に、

亀田世界王者に輝き、カンニング中島白血病で死んだよ。

お前ら腐女子を叩いてる暇があったら、誰かのために何かやって見ろ。

腐女子を叩くのはその後でも遅くないだろ。

殿堂入りだな

949 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2006/12/20(水) 22:57:18 ID:cPIgtjGm0

改変してみました

お前等腐女子バカみたいにウホウホアーアー言ってる間に、

亀田世界王者に輝き、カンニング中島白血病で死んだよ。

お前らアーアー言ってる暇があったら、誰かのために何かやって見ろ。

anond:20210718052924

2021-06-11

平井大臣、NECへの圧力問題について「スタッフに対して言った言葉から問題ない」との認識

2021/06/11平井大臣の記者会見において、NECへの圧力問題について質疑がありました。

その内容を書き起こしておきます

動画こちら。 https://youtu.be/JJ1BpgREErc?t=400

問題になった音声の内容:

平井デジタル庁はNECに死んでも発注しないんで。場合よっちゃ出入り禁止にしなきゃな。このオリンピックであまりグチグチ言ったら完全に干すから、あれね。

ちょっと一発遠藤おっちゃん(NEC会長)あたりを脅しておいたほうがいいよ。どこかさ、象徴的に干すところを作らないと舐められちゃうからね(ハハハ 笑)運が悪かったってことになるね。

やるよ本気で。やる時は。(開発費用は)払わないよNECには。基本的には。

朝日

すいません改めてですけれども、あのやはりIT担当する大臣としてですね、業者に対する優越的地位にあると思うんですけれども、そちらにおいてですね、非常に大臣は内部で言ったことはいえ、かなりプレッシャーになるのではないかと思うんですけど、その点いかがでしょうか。

平井大臣:

その〜今までね、私その自民党でもその IT調達に関しては、いろいろ今までも政府の色々の問題点を過去指摘してきしてきた中でも、どちらが優越的な地位にあるかというのは皆さんこれ本当にはよくわからないケースの方が多いですよ、実際。

ですからある意味一社入札が多いであるとか、金額が高止まりしているという指摘を受けるというのは、やっぱり政府発注能力がないということなんです。そういう流れの中で、今回デジタル庁というものを創設して、自らがちゃんとその要件定義をできて、そしてそのままフェアな発注ができるようにしたいという思いですから

今のご質問に関してはですね、私はそのようには思っていないし、私自身がその企業にに言ってるわけではなくて、その長年一緒に働いているスタッフ過去も色々そういう問題を私が指摘しながら自民党にいる時も一緒にやってたメンバーに対して、その強い表現と言うか、覚悟の、強い覚悟で臨まないと国民の望む結果にならないから、ということで、直接あの業者さんに話すというようなことはないし、担当者も、私の表現をそのままその相手に伝えるような方々では全くないので、それ10年一緒に仕事しておりますから、私の極端な表現ぶりを受けて強い覚悟交渉なさったと思います

朝日

その政府調達於いて業者が非常に強いということで、大臣がやはりこの任に着かれていると思うんですけれども、そのIT大臣として着かれたと思うんですけど、やはりその脅しておいたりとかいうのは、

平井大臣: んっ!?
朝日:

脅しておいたほうがいいという話は、少し乱暴という次元を超えてるのではないかと。

平井大臣:

これ、これね、要するに、幹部2人に対して、その内部の会議で指示をした表現。だから、その表現は不適当だという風に言ってるじゃないですか。

私は業者に対して、そのままそのそういう表現を使ってるわけでもなくて、彼らも要するに指示を受けた二人も、大臣はなんとしてでも下げたいんだな、という意味理解はしてもらったと思いますが、言い方は皆さん、その大人ですから。その表現でやってるはずなくて。ですから、その私のまあ幹部職員に対する表現の仕方が不適当であったということを認めますが、その対外的にそんなこと誰もその業者の方に入ってるわけでもなく、私はその指摘はあたらないと思います

朝日

値下げに関しては大臣発言の影響は無かったという認識ですか?

平井大臣:

値下げに対してというのは、その誰かの発言で、その金額が変わるというものではなく、

要するに契約変更というのは両者の合意がどっかの時点で、合理的に出来てくるということで、それぞれの法律的にも問題のない、契約に落ち着くということだと思います

朝日

しつこくて申し訳ありません。再度確認しますが、交渉に当たっていた職員の方から脅すようなやりとりは無かったと。

平井大臣: え!?なに!?
朝日

交渉に当たっていた職員がですね、業者側をおどすような文言は無かったと。

平井大臣:

あの〜(笑)普通ね〜、そういう普通大人契約で、もう10年来やってるプロ中のプロの皆さんが、そんな事で金額が下がるなんて思ってませんよ。

朝日

分かりました。

(次の記者に続く)

平井大臣がNECに対して脅すよう指示したという朝日新聞報道について

朝日新聞記事より 平井大発言

https://www.asahi.com/articles/ASP6B73PZP67TIPE01M.html

デジタル庁はNECには死んでも発注しないんで、場合よっちゃ出入り禁止にしなきゃな。このオリンピックであまりぐちぐち言ったら完全に干すからね、一発遠藤おっちゃんあたりを脅しといた方がいいよ。どっかさ、象徴的に干すところを作らないとなめられちゃうからね。運が悪かったってことになるね。やるよ本気で。その、やる時は。払わないよNECには。基本的には。」

以下、平井大記者会見(令和3年6月11日)より

https://www.youtube.com/watch?v=8pYykq-C8Ug

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平井大

一部、私自身の発言報道されているということに関して、私のほうから発言させていただきたいと思います

契約の変更によって、NECとの契約を解除したのは、同社が開発運用保守担当していた顔認証連携システムであり、海外から一般観客を想定した機能でありました。

海外から一般観客の受け入れを行わないとの方針となったこから、もともと契約事業遂行に影響を与える大きな環境変化があった場合は、協議を行い解決を図るという条項があり、それに基づいて受注者と協議合意したものだと考えています

今回のオリンピックアプリに関して言えば、すべてサービス提供が終了時点でお金を支払いするという請負契約という形になっています。ですからまだ現時点でも国が費用を払っているわけではなくて、フルスペックオリンピックを開催した場合にその費用はその終了時点で払うという、普通システム契約とは少し違う形態になっているということでございます

私自身としてはですね、国民血税をお預かりする立場として国民目線調達無駄をなくしていくという強い気持ちを持っておりまして、今回の契約見直しに関しても可能な限り契約金額圧縮するため、担当担当責任者には何度か打ち合わせを行っていろいろ指示を出したということだと思います

で、報道されている音声データについては、その中の一部ではないかと私思いますが、まあ誰に対してしゃべったかということで言いますと、まさに幹部中の幹部二人まあ10年来私が一緒に仕事をしてきた仲間でございますので、まああの非常にラフ表現になったなとは思います

表現はやっぱり不適当だなと思いますが、今後気を付けていきたいと思います

ただし私自身はその契約現場にいるわけではなく直接ベンダー契約について話すという立場ではありません。ですから、このような契約を進めるにあたっては担当者が強い気持ちを持っていないと、なかなかそのコストを削減するということはできません。それだけ今回の発注リスクがある発注でしたから、まあそのある意味金額も高いし、そういう状況の中で今回のそのいろいろなサービスを縮減するということですから、ここは国民立場になって物事をやっぱり考えるというのが私の一番のスタンスですので、やっぱりこの事業は各ベンダーさんにとっても大きな利益を出すというような類のものではないはずだという風に思っておりまして、そういう意味で強い覚悟国民立場になって交渉するということを幹部二人に強い口調で申し上げたことが、今回表現が不適当であったという風に思います

からは以上です。

質問朝日

改めてですけれども、やはりIT担当する大臣としてですね、業者に対する優越的地位にあると思うんですけれども、そちらにおいてですね、非常に大臣が内部で言ったことはいえかなりプレッシャーになるのではないかと思うんですけれども、その点はいかがでしょうか。

平井大

今までね、私自民党でもそのIT調達に関していろいろ今までも政府のいろんな問題点過去指摘してきた中で、どちらが優越的な立場にあるかというというのは皆さんこれ本当によくわからないケースのほうが多いですよ、実際。ですからある意味一社入札が多いであるとか金額が高止まりしているという指摘を受けるというのは、やはり政府発注能力がないということなんです。そういう流れの中で今回デジタル庁というものを創設して、自らがちゃんとその要件定義をできてそしてフェアな発注ができるようにしたいという思いですから、今のご質問に関してはですね、私はそのようには思っていないし、私自身がその企業に言っているわけではなくて、長年一緒に働いているスタッフ過去もいろいろそういう問題を私が指摘しながら自民党にいるときも一緒にやっていたメンバーに対しては、強い表現というか強い覚悟で臨まないと国民の望む結果にならないからということで、直接業者さんに話すということはないし、担当者も私の表現をそのまま相手に伝えるような方々では全くないので、それはもう10年一緒に仕事をしておりますから、私の極端な表現ぶりを受けて強い覚悟交渉なさったという風に思います

朝日

政府調達において業者が非常に強いということで大臣がこの任に、IT大臣として着かれていると思うんですけれども、やはり脅しておいたほうがいいなどという話はですね、乱暴という次元を超えているのではないかと思うんですけれども。

平井大

これね、要するに幹部二人に対して内部の会議で指示をした表現、だからその表現は不適当だという風に言っているじゃないですか。私は業者に対してそんなそのままそういう表現を使っているわけでもなくて、彼らも、要するに指示を受けた二人も、大臣はやっぱりここはなんとしてでも下げたいんだなという意味理解はしてもらったと思いますが、言い方は皆さん大人ですからその表現でやっているはずがなくて、ですから私の幹部職員に対する表現の仕方が不適当であったということは認めますが、対外的にそんなことを誰も業者の方に言っているわけでもなく、私はその指摘は当たらないと思います

朝日

わかりました。それじゃあ値下げに関しては大臣発言の影響はなかったという認識ですか。

平井大

値下げに対してというのは、誰かの発言金額が変わるというものではなく、要するに契約変更というのは両者の合意がどっかの時点で合理的にできてくるということで、それぞれ法律的にも問題のない契約に落ち着くということだと思います

朝日

しつこくて申し訳ないですが、再度確認しますが、交渉にあたっていた職員の方からですね、脅すようなやり取りがあったということはなかったと

平井大

え、なに?

朝日

その、交渉にあたっていた職員達が業者側を脅すような文言はなかったと。

平井大

普通ね、そういう大人契約でもう10年来やっているプロ中のプロの皆さんが、そんなことで金額が下がるなんて思っていませんよ。

朝日

わかりました。

質問毎日新聞

関連質問で、音声データを聞くとですね、デジタル庁はNECには死んでも発注しないんで、場合よっちゃ出入り禁止にしなきゃなとかですね、一発遠藤おっちゃんあたりを脅しておいたほうがいいよと、結構シリアスな口調で発言をされているんですけれども、そもそもこの辺の40秒50秒のデータを聞いていると、すごいNECを敵視しているように感じるんですけれども、これって交渉に入る前に発言をされているんですよね、例えば協議が不調になっていたからはっぱをかける意味で言ったのか

平井大

あのね、交渉の内容の金額とか途中経過っていうのはなかなか表に言えることではないんですよ。ないんですが、さっきもお話しましたが、その幹部二人に対してはですね、いままでも相当いろんな指示といいますか、10年来いろんな問題に取り組んできた仲ですので、私の言いぶりをそのまま受け取るような立場人間ではありません。そのうえで言いますと、NECさんとはですね、マイナンバーの顔認証であるとか、今まで実証実験もたくさん一緒にやらせていただいていますし、ほんとに国と一緒に顔認証いろんなところでも実装しておりますし、強い信頼関係でご協力をいただいているということは事実です。ですので、ある意味、国がこういう状況になっているときに、金額的なものも協力してくれるはずだという、長いお付き合いといいますか、国の実証実験等々、とか、マイナンバー等々でも大変な協力をいただいているということを考えれば、今回も協力をしていただけるのではないか。ただ、この話は音声データにならないとNECさんに対して伝わる話ではないので、今回こういうものが表に出てしまった以上、ある程度誤解のなきよう話す必要があるかもしれないなと今考えております

質問日経BP

契約の話なんですが、一般的にですね、リスク業者に負わせるということはですね、これリスクを考えてベンダーが値段が上がるという意味において、必ずしも長期的には金額を下げることにはならないのではないか、今回のようなリスクの事例に対して果たしてベンダーさんの契約ゼロにすることはふさわしいのかどうか、そのあたりのお考えをお伺いできますか。

平井大

システム発注にあたっては可能な限り仕様を確定し、開発期間を十分に確保することによって、コストっていうのは出てきますよね。今回の場合は、開発期間は異常に短いしかも、国家的大プロジェクトであるということで、結局すべて動かした後の結果が問われるという意味リスクという話をしました。

で、システム自体っていうものはそんなに難しいものを作っているわけでは今回ありません。ただ規模が大きいということと、要するに、多くの方々がフルスペックで参加されると来られるわけで、そういう意味では、大変、つまり要件が完全に固まっていないというところですね。そこのところがリスクということではないでしょうか。普通はこんな発注はないんですね、よくよく考えてみると。なかなかこのような形の発注というのは、こういうオリンピックみたいな時以外にこのような、それ以外はちょっとなかなかこういう発注というのはないと考えます。まあ、特異なケースの発注だと思います

日経BP

一般論としてはこういう環境の変化で起こった想定外契約見直しというのは、必ずしもベンダー側が責任を持つ(平井大臣:いいや違いますよ)、ような契約は必ずしも望ましいものではないと。

平井大

それはもうもちろんかかった費用とかそういうものに関しては、お支払いするんで、今回だって結局38億か、38億はお支払いするわけです。38億お支払いしてその範囲でやれることはやっていただくということなので。ただ、やっぱり会社っていうのは、売上計上したり、会社経営っていうものがあるわけじゃないですか、当初計上してた売り上げの半分になっちゃうわけですから、そういうのはリスクだと思います。損を被れなんていう話は一切しているわけじゃありませんから

日経BP

ごめんなさい、追加になるんですが、NECに関してはまあゼロになったということで、今回リスクを丸被りした形になるとは思うんですが。

平井大

というより、これ請負契約で、要するに海外に来る人たちの、要するに顔認証ということ自体を全部やめちゃったわけですから。ですよね。これ用に何か作ってくれという発注ではないので。いやこの話はさー、我々合意している話で、特段問題ないと思っているんですね。要するに合理的判断して両者がそう思ったからこの金額になっているということだと思います

日経BP

わかりました。あのちょっと追加で、念のためもしお伺いできれば、NECとの交渉はどういう形でNECは条件を飲んだ形になったのか。その経緯は、現場の方から

平井大

ただね、こういう交渉の経緯というものは、あまりオープンにすべきものとも思えないんですよね。各社の競争力に関わる問題でもあります。ですから、最終的に私は交渉現場に一切立ち会っておりませんけれども、交渉の経緯というようなことに関してはおそらくそれは説明できないんだと思います

質問朝日新聞

今の関連になるんですけれども、NECはですね、1月契約してから少なくとも5月31日までは人を貼り付けてきているわけですからゼロっていうのはちょっと極端ではないかな、という風に思うんですね。で、やっぱり大臣がおっしゃっているようにですね、契約をきちんと仕様を決めて、透明な契約をしていくっていうのがデジタル庁の大きな狙いの一つだと私も思ってそれは素晴らしいことだと思っているんですけれども、その趣旨からいってどうなのかというあたりをお聞かせいただけますか。

平井大

かかった費用があってそれを国に請求したいということであれば、請求していただければいいんです。今回は要するにゼロでいいということだからゼロなんですねということです。

朝日新聞

それが交渉事で決まってくるというあたりがですね、ちょっと透明性があるのかなと。でさっきの質問もあったように、そういうことになってくると、国との契約をするとですね、どうしても高値の、要するにリスクに備えておかないといけないという発想も出てくるんじゃないかなという風に。

平井大

あの普通発注ではですね、もっと明確な要件定義をして発注をするのでそういうことは起きないと考えます

特にデジタル庁の場合は、発注、今までは外部の方に要件定義まで発注するっていうまあ丸投げと言われる批判をさんざん受けてきていましたが、我々はそれをやる気はないので、きっちりと要件定義こちらでやったうえで発注すると。ですからデジタル庁発足後はこのような発注絶対にしたくないという風に考えています

朝日新聞

要するに、もともとの契約問題があったというご認識という

平井大

というかね、問題があったというよりも、こういう異常な事態システム開発というものに関して言えば、なかなか普通出来ることではありません。で、今回、オリンピック自体がどの規模でやるのか、もしかしたらやらないかもしれないというようなマスコミ報道を思う方もいらっしゃったと思います

そのような中で事業を受けるということですので、通常の発注とは違うと、いう風には考えますが、問題があったかどうかということでいえば、やむを得なかったのではないかと思います

質問テレビ朝日

全体的な確認なんですけれども、先ほど大臣10年来の付き合いのある幹部二人に対する強いざっくばらんな口調で発言があったということだったんですけれども、会議自体には、他にもたくさん出席されていた方がいるかと思います会議自体がどういう状況でどういう雰囲気の中で行われたのかっていうのを大臣のほうから説明をいただけますか。

平井大

それよくわからないんですよね、正直言って。ただ、私もですね、本件に関して普通大臣がこんな契約の内容に口出すことはないんですけれども、特に国民の関心事でもあるし、まあ野党の皆さんから高いという指摘もあるのでここはまあ幹部檄を飛ばすということで、二人はおりましたので、現場で直接話をしました。

ただその時の会議の音声がどこまで共有されているとかそういうことを私知らないので、今お答えしようがありません。

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2020-06-30

表現の自由を語る上で考えなければならないこと

はてなでは表現の自由金科玉条のように扱われているように思われる。

あいちトリエンナーレや、ネット上の発信、漫画規制などの話題では同然にこの言葉が使われる。

しかしなぜ表現の自由はそれほどまでに大事にされているのだろうか?表現とはなんだろうか?

そう考えると表現の自由についての理解必要であると考える。

表現の自由憲法学では精神的自由の中においても優越的地位にあると考えられている。

その根拠として、精神的自由は侵されやすく、また回復が困難である

では表現の自由はどうであろうか?

まず表現とは人格の発露であり、人が人らしく生きる上で欠かせないものであるとの認識がある。

そして発露であることからなんらかの行為を伴うものである

そのためただ思っているだけでは規制されない人の精神活動表現を伴うことで侵害されやすくなるのである

したがってこれを保護する必要がある。

次に表現内容について考えてみよう。

表現多種多様であるが、その内容は多岐に及ぶ。そこでここでは政治的意思芸術の2つを考えてみよう。

この二つについては関連することも当然であるが、まずは切り分けてそれぞれの側面から見ることにしたい。

はじめに政治的意思であるが、これが表現の自由において語られるのは、民主制との関連である

人々は民主制意思決定をしているが、そこでは人々が各々考え方を示して、それを戦わせることによって収斂させていく。

するとある事柄に対する政治的表現が失われてしまうと、そこから生じる決定からも失われてしまう。すると正しい決定ができない。

またそのような表現規制することは他の考え方に基づく決定したい人にとっては規制したい誘引が大きく、侵される可能性も高い。

ここに政治的表現保障する意義があろう。

次に芸術表現であるが、人々は自ら考えそれを外部に行為として表現する。これは人格作用にとってかけがえのないものである

こう考えると表現の自由にも内容に差があることがわかる。

これに即した考え方が必要であろう。

書いてて思ったが、今、ネットで語られてる表現規制はこの違いを明確に意識する必要がない気がする。

なぜなら多くが単に自分の気に入らないことを正当化根拠もなく、規制したい人ばかりだと捉えられるからである

詳細に考えれば、あいちトリエンナーレなんかは芸術における政治的表現をする場について、公権力表現され、議論されること自体価値中立的支援することの必要性とかが語られるべきなのに、

誤解に基づく単なる気に入らない表現行為正当化根拠もなく、ただ規制したい人々の話にしか感じられないな。

これはネットの発信や、漫画規制もそうかも。

表現行為価値正当化根拠の詳細な検討が行われてるケースなんてどこにもないわ。

これなら単なる意見の相違でしかない(大半は正当化根拠すらない)から表現の自由から考えなくてもいいか

いたことで納得できた。

2019-09-04

柳美里さんと週刊ポスト韓国なんて要らない」と表現の自由

表現の自由で人を傷つけてきた柳美里さんが、「表現の自由といえばどんな表現も許される」ことが間違いだと気づいてくれました。週刊ポストの見出しへの抗議です。

週刊ポスト』の「10人に一人は要治療 怒りを抑制できない 韓国人という病理」という見出しは、人種差別憎悪を煽るヘイトスピーチです。

柳美里さんは、時間は掛かっても人は変われることを示してくれました。

柳美里さんの一作目の小説 石に泳ぐ魚にかかわる訴訟の経緯

実在女性モデルとして、国籍出身大学、専攻、家族の経歴や職業をそのまま描写し、顔の腫瘍を陰惨な表現描写した小説石に泳ぐ魚をその女性に無断で雑誌に発表した。 その女性出版差し止めの願いを聞いていたのに、それを無視して単行本化した出版差し止め裁判で、柳美里さん側の敗訴が最高裁判所で確定するが、確定後、柳美里さんと新潮社は、単行本出版を強行した。そんな柳美里さんと新潮社の主張。

「石に泳ぐ魚」裁判経過報告

Aさん側の「『朴里花』の存在作品から完全に削除せよ」という要求は、作品根底から崩壊させるものであり、表現の自由からしても、了解することはできない。なぜなら、「石に泳ぐ魚」は、あくまでも文学作品であり、著者・柳美里氏が、現実存在する人物、状況等に想を得たとしても、作品自体は、柳美里氏の文学的感性によって抽象化されているかである
(略)
この小説文芸作品であり、一般読者が実在人物作品登場人物を同一視しながら読むことはない。この小説現実から想を得たにせよ、実在人物の行動や性格デフォルメされ、現実事実意味価値をことにするものとして表現されている小説主題は「困難に満ちた〈生〉をいかに生き抜くか」という人間にとって普遍的かつ重要ものであり、被告側が「朴里花」に贈った生の賛歌である表現の自由は、憲法の定める基本的人権の中で優越的地位を占める

プライバシーを暴いたうえで陰惨な表現をした相手に、止めてといわれても、それは生の賛歌だと言い訳する姿は、愛と勘違いして暴力をふるうDVと取られかねません。

週刊ポスト石に泳ぐ魚類似点

表現の自由からしても、了解することはできない。表現の自由は、憲法の定める基本的人権の中で優越的地位を占める。

週刊ポストには報道の自由がある。内容は、韓国精神健康医学会調査をもとにした、中央日報の記事に沿っていて、本当のことである

石に泳ぐ魚」は、あくまでも文学作品であり、著者・柳美里氏が、現実存在する人物、状況等に想を得たとしても、作品自体は、柳美里氏の文学的感性によって抽象化されている。この小説文芸作品であり、一般読者が実在人物作品登場人物を同一視しながら読むことはない。

週刊ポスト記事あくまでも事実をもとにした報道医学統計を基にしており、個別韓国人の疾患と同一視することはない。

柳美里さんによる統計の初歩的間違い

柳美里さんは、「10人に一人は要治療、(略)家族親族10人います10人のうち一人は、治療必要?」と尋ねていますが、初歩的な間違いが2つあります

1つは統計に対して一例で否定していることです。統計の初歩すら理解できていません。

もう一つは、確率1%のガチャを100回引けば当たるはずなのに、と同じ間違いです。

10人いるときに要治療になる人がいない確率は、それぞれが独立な時、(1-0.1)^10 = 0.3486... 約34% あります週刊ポスト記事が正しいときに、柳美里さんの家族親族場合が起きるのは、ままあります。(もし遺伝性疾患であれば、要治療の人は特定家系に偏るので、国内統計結果に対して、親族に要治療者がいない確率は、もっと高くなるでしょう。)

間違った理由非難することは、相手を不当に貶めるものなので、普通は慎みます常識のある人なら、すぐに訂正し、相手謝罪するでしょう。

柳美里さんのAさんへの謝罪は?

自由の名の下の表現であっても人を深く傷つける表現をしてはならない、と柳美里さんが気づいたことは、四半世紀と時間はかかりましたが、非常に素晴らしいことです。

人を傷つける表現という点で、週刊ポスト石に泳ぐ魚は同じです。週刊ポストはこの件について、すぐ配慮が欠けていたと謝罪しましたが、柳美里さんは、最高裁判決確定後ですら、表現の自由を盾にしてAさんを傷つけ続けました。柳美里さんが最低限の常識を持つ人ならば、新潮社とともに自らの過去反省し、彼女への深い謝罪を今後公にされるでしょう。

2018-10-07

anond:20181007164838

云ってることは個人内心の自由範囲で取り立ててどうこうコメントするつもりはないのだけれど、そういう「わたしはこう思ってます」で「実際すでに世に出ている表現規制しろ」っていう言説に対して、ネットフェミニズムなる増田はどう思ってるの? 今回の案件は、そういう要望を背景にして噴出しているわけだけど。

記事中でラノベやらのうりんポスターに対して「お前らわきまえろ(つまり自粛しろ自主ゾーニングしろ)」っていってるわけだけど、法を超えた要求を行える優越的地位自分たちがいるのだという前提があるの? それとも「個人お気持ちを表しただけで強制しては居ない」わけ?

フェミニズム問題って、その思想の内容にあるっていうよりも、社会合意を得るための手続き問題だとオレ個人は思っていて、思想的な理想を達成するにあたって、他者権利自由必要以上に攻撃したり、独善的にふるまったりすることこそが問題をここまでややこしくしてしまってると思うのね。それについて、(フェミを名乗ってしまった以上)責任当事者の一人である増田はどう思うわけ?

 
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