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はてなキーワード: 緩和ケアとは

2024-11-20

anond:20241120130854

元増田ですが、何もせず苦しませて生かすということではないから「緩和ケア」と言います

薬で痛みを和らげてあげたりストレスなく終わりを迎えられるようしたりするということです。

また緩和ケアというのはペットだけではなく人間医療でもこの言葉は同じような意味で使われますから簡単に考えられてそう発言されたなら、今後いつか知識を深められた方がいいかもしれません。

もし死ぬことが避けられない場合緩和ケアしないならば、それこそ本当に「病気の苦しみを感じながら死を待つ」ということになるからです。

緩和ケア」という医療やその効果否定し何もしていないことと同じだと、私の猫に安楽死お勧めだとお考えになられているならば、あなたの考えのままに、もしもあなたの大切な家族が病で死が近いときには「何もせず苦痛を取り除けないまま生きるだけだから緩和ケアはいらない」と、痛み止めなども利用されない方法お勧めされたらいいかと思います

「何もせず苦痛を取り除けないか緩和ケアして生かすのは可哀想人間エゴ」というのがあなたの考えであるからあなたの思う一番良い方法を私にもお勧め頂いたと思うので。

でもあなたの「苦しみながら生き続けるのは嫌なことだ、可哀想だ」というお考えは伝わってきて理解できますし、話されたい趣旨は分かります

ですから私は…あなたの考えを無視した失礼な例えかもしれませんが、もしあなたあなた家族病気になってしまったら、「苦しむのが怖い」という気持ちが強いあなたにこそ緩和ケア必要もので、お勧めしたいと思います

まだ少しご飯を食べていてわたしに親愛の表現をしてゴロゴロいっている猫ですが、最期に怖い思いをさせて、病院の台のうえで「人による確実な死をすぐに与える」というなら、それはそれで人間エゴで、「わたしの猫にとっては」それは悲しくて苦しい、可哀想ではないか、と私は考えます

(これは私の猫に対する私の考えです。治療の末に『苦しませたくない』とその方法を選ばれた方がいらっしゃることもまた理解していますし、それはそれで愛だと思っています

「飼い猫」であり「自然環境」で生きているわけではありませんからエゴというならばどれもがエゴで、「これが絶対正しい」というものはなく、飼い主が愛情を持ちながら猫の様子を見て、その時々で選択していったものが「正しい」のだと思います

私は、悩んで出した自分判断が「それが猫にとっていいものだ」と考えていますし、自分エゴで選んだ結果は最期まで自分責任をもってお世話して、わたしの猫の命を見届けます

anond:20241118074251

残念だけど、緩和ケアより安楽死させてあげたほうがいい。

早めに苦痛を取り除いてあげてほしい。

何もせず、「緩和ケア」と嘯いて、生かす理由人間エゴ以外ない。

可哀想だよ。

2024-11-18

猫が死んでしま

十年弱飼っていた猫が死んでしまう。

原因は悪性の腫瘍、つまりガン。

ある日突然全くご飯を食べなかった。

前の日まではこれまでと同じように普通にご飯を食べていたのに、その日、一日中何も食べなかった。

ちゅーるやウェットフードをあげたら少しだけ食べたけど、ほんの少しだけだった。

元々痩せている小さい猫で(あまり胃が大きくないのか、若いころからまり多くは食べなかった)、数日あまり食べないことが続くだけでみるみる細くなった。

ほぼ食べなくなってもう2週間経つ。

まるで自ら死に向かうことを望んでいるように、多分猫としては最低限の妥協ラインなのか「ちゅーるを小指の先くらいだけだけ」のご飯しか食べずに痩せていく。

ちゅーるをひと舐め、ふた舐めすれば「頑張って少し食べたな」と思う。

数日前は鼻先にもっていけば、少しは自分でちゅーるを舐めたのに、ここ二日は持って行っても食べなくなった。

人差し指でほんの少しちゅーるを口に入れると、少しだけ舐めるが、飲み込みづらいのか口をくちゃくちゃさせている。

まだ少しだけ歩くことは出来るので、飲み込みも出来るだろうと思って口に入れてあげているが、だんだん体力も落ちてきているし、もしかすると飲み込めなくなるのも時間問題かと感じる。

今では背中を触ると骨がごつごつとしているのが分かるので、いつものようにむにゅむにゅと撫でることはできなくて、そっと毛に触れる程度で背中をなでている。

錠剤のステロイド注射抗生剤を使い緩和ケアターミナルケア)をしている。

インターネットステロイドは食欲が出ると見たけど、それでもご飯は食べなかった。

良くなったのは「暖かい場所に居るようになった」ということくらい。

ステロイドを使う前は、猫は冷たいところに行きたがった。私が少し目を離したら、部屋の隅の寒いところ(ベランダへ出る引き戸の近く)に一人で行って身体を冷たくしていた。

慌てて猫のそばに行って抱きかかえた。猫の手も足もびっくりするくらい冷えていて、体温も感じられなくて「こんなに冷たかったらすぐに死んでしまう」と思った。

私が少しでも目を離せば、猫は冷たいところに行った。そうして身体が冷たくなった猫に毛布を掛けたり、弱にして少し布団を上げて熱すぎないようにしているコタツに入れたり、ほのかに温かいカーペットの上にのせたりすることを何度もやった。

身体の冷たくなった猫が一回呼吸をするたびに、「次の息はするのだろうか。寒い場所で冷たくなって死ぬのだろうか」 と怖くなった。

ステロイドを飲むようになったら、自分コタツに入っていった。

猫が自分コタツの奥に入っていくだけでこんなに心の底から嬉しい。

コタツゆっくり眠っているのを、起こさないように少し見るだけで、わたしは感激して胸が詰まってしまう。

きっとこうして温かい場所に居るだけで、猫の寿命は少しだけ延びたと思う。

逝ってしまうその瞬間に私の腕の中に居たらいいが、ずっと抱いているわけにもいかないしタイミングによると思う。

せめてぬくぬくゆっくり眠って、旅立ってほしい。

最初出会ってわたしがその猫を「自分の猫」にしたのは、「冷たい場所に居てほしくなかった」という理由から

私はその猫が大好きで、今までとても可愛がってきた。

毎日可愛いね」と言った。誰よりもその猫を撫でて、抱きしめてきた。

自分に余裕がなくあまり撫でてあげられなかった日もあったが、まるで自分の子供のように基本的毎日ずっと可愛がってきたと思う。

私の人生の悲しいことも嬉しいことも、何かあれば猫に報告していた。

この十年弱はどちらかと言うと悲しいことが多かったけど、猫は優しい重みとほのかな熱で、いつも私の心を温めてくれた。

まだまだ元気な時にも、年に3回は「猫が死んでしまったら」と考えて一人で大泣きしていたくらいには大好きだった。

もう何十回も考えて涙してきたことなのに、いざその時が来るとそんな「心の準備」は役に立たなくて、毎日大泣きしている。

ほんの少し前に、いたずらな猫を見て「もう年だけど、まだまだ元気だな」と苦笑いしていたのに。

猫も、私のことが一番大好きだった。

家族名前を呼んでも返事をしないのに私には返事をしてくれたし、私が帰宅する3時間から少し寒い玄関の前で座って待っていてくれた。

猫はおしゃべりでよく何か話していた。私がお風呂トイレに行く時もついてきて、猫はドアの隙間から私に話しかけていた。

わたしご飯を上げるときに「ご・はーん」 「ご・はん」と言っていたら、猫も「にゃ・にゃーん」 「にゃ・にゃ」と鳴くようになった。それまでは「にゃー」 「にゃ」と言っていたのに。

ずっと「ごはん」のリズムで鳴いているのが面白かったけど、私と会話したくて真似して覚えたのかな、と思うととても愛おしかった。

猫が返事をする時は、嬉しそうに目を閉じながら「にゃ」と言った。今はもう鳴かず静かに過ごしているけど、私が呼びかけるとゆっくり目を閉じてくれる。

私の大好きな猫が死に向かっていくのを、毎日ボロボロ泣きながら最期のお世話をしている。

撫でる時は優しい声で話しかけて、なでてあげている。

後悔はいくつかあるけど、沢山撮った写真が、今まで猫が過ごしてきた沢山の穏やかな時間証拠となって、私の心を少し穏やかにしてくれる。

少し前、居なくなるのは本当に悲しくて辛いし怖くて、信じられないし、受け入れられなかった。今でも完全に受け入れられているとはとても言えないけど。

でも少しずつお世話をする中で、「 『平均寿命』と言われる年まで生きて、猫の一番の死因となる病気・ガンを患って死ぬのなら、ある意味老衰のようなものではないか。それはそれでまだ幸せな逝き方だ」と少し考えられるようになった。

せめて暖かさを感じながら逝ってくれるならいいと、少しは思えるようになった。

猫はコタツで眠りながら、私に心の整理をさせてくれているのかなと少し思った。

大好きなわたしの猫。

はいつまでも私のことを大好きでいるのが分かるし、そして私もいつまでも猫が大好きだよ。






こんな猫がどこかにたことを誰かに知ってほしくて書きました。

これを読んでいるどこかの猫の飼い主さんへ。沢山可愛がって、写真も沢山撮って(撮りすぎとか似たような写真多すぎって思うくらい撮ってください)、思い出を残してあげてください。


追記

>癌を治してやれよ

そうできたなら良かったのにと思います

もちろんごはんを食べなくなって病院にすぐ行き相談しましたし、猫の検査も色々しました。通院も何度かしていますし、緩和ケアだとしても二週間に一度は通院しないといけないと言われました。

自分でも色々と調べた上で、猫の状態や、体力、治療副作用、猫へのストレスを考えてこの選択しました。

余談ですが、私はこうなって初めて、人間とは違って猫は点滴で栄養殆ど取れないということを知りました。

私は猫の状態を見て、治療よりも猫が少しでも穏やかに過ごせるようにする緩和ケア治療選択しました。

2024.11.20 追記

優しい言葉や、経験の話や、アドバイスなど頂き、少し励まされました。ありがとうございますオムツもさっそく用意しました。

猫が穏やかに過ごせるように気を付けながら最期までしっかりお世話してあげたいと思います

(根気よくちゅーるを口もとに持っていくことを日々していたら、ちゅーるを1本弱くらい食べました。1本だけでは生きるエネルギーには全然足りないけど猫も頑張ってくれているのが分かります)

こんなどこかの猫(と飼い主)に言葉をかけてくださったり心のなかで少しでも想ってくださった優しい方々が、健やかに過ごせますよう願っています

2024-07-10

説明なく抗がん剤の量を減らされた

おととし(2022年)の夏、母親が76歳でホジキンリンパ腫(ステージ3)になった。A-AVD療法を受けたのであるが、それで9割が治るようなので、治るとばかり思っていたのであるが、治らなかった。

標準量の6割しか投与されていなかった。別の病院に転院して、免疫療法(キイトルーダ)を受けたものの、こちらでも寛解せず(3割くらいは寛解するらしい)、延命になってしまった。

6割しか投与されていないので、髪の毛もそれほどは抜けなかった。

医者は投与量が減らされていることを全く説明しなかった。1,2回目の投与の時に入院している時、看護師同士が部屋で減薬していることを喋っていて、母はそれを聞いたので知ってはいたのだけど、そのとき医者に問い質せばよかった。そういうこともあるのかなくらいしか思っていなかった。

高齢だと医者副作用を怖れて、投与量を減らすことはあるらしい。しかし、転院した先の先生は、うちなら全量入れますと言っていた。そうすれば必ず治ったとは限らないが、いいところまで消えていたので、たぶん最初からそこに行っていれば治っていたと思う。

最初主治医は、がんの名前が分かったとき説明も「抗がん剤が効きやすいがんです」だけだった。説明が乏しく、たいがい一言しかない。

4クール(1クールで2回投与)が終わったときに、母が「いつCTを取るんですか」と聞いても「決めてます」としか答えなかった。このあたりでちょっとおかしいと思いだした。

最後抗がん剤ときに、母が「しんどいです」と訴えると、「じゃあ緩和ケアに行ったらどうですか、緩和ケアも立派な治療ですよ」と言われ、この先生ちょっとやばいんじゃないかと思ったものの、時すでに遅し。

入院しているときに病室に訪れることもなかった。

骨髄を取るときも、その先生は、麻酔をしてからすぐに骨髄を取ったから、ものすごく痛かったそうだが、転院した先の先生は、少し時間を置いてから取ったので、そこまでは痛くなかったらしい。歯医者などでも麻酔をしてから効き目があるまで待っているはずであり、そのくらいの配慮もできないようだ。

聞くところによると、その病院生え抜き優遇していて、そのため優れた医者が軒並み辞めていっているらしい。麻酔しか良い医者が残っていないそうだ。看板だったある診療科などは、名のある先生がいなくなったので、その科ごとなくなったらしい。

弁護士相談しに行ったけど門前払いで、医者裁量範囲であれば(今の主治医によるとそうらしい)、説明があろうがなかろうが、同意書にサインをしているので、説明義務違反で訴えても負けるらしい。

医者との会話を録音しておらず、説明がなかったことの証明はできないので期待はしていなかったが、それ以前の話のようだ。

これだと説明などしなくてもいいわけで、弁護士は「だから医者さんって優しくないでしょう」と言っていた。

長くなってしまったが、教訓を二つくらい記しておきたい。

一つは血液のがんを甘く見てはいけないということである。もし他のがんであれば、手術が必要になってくるだろうから、当初の病院では治療を受けなかったと思う。しかし、血液のがんということで、抗がん剤を打つだけなので、どこでも同じなのではないかと考えてしまった。

しかし、そうではない。抗がん剤副作用が出てくるので、それに対処できるかどうかは医者の腕次第であり、高齢者は副作用が出やすいので、腕がないと安易な減薬をしがちなようである。だから血液のがんでも、いい先生に診てもらった方がいい。こういう次第なので、高齢者こそいい先生に診てもらうべきなのかもしれない。

もう一つは、当たり前のことであるが、言葉の足りない医者は避けるべきであるということである。頭のいい先生であれば、ちゃんと答えるくらいは朝飯前であって、それができないというのは悪い兆ししかないようである

この経験で知ったのは、医者には天と地くらいのレベルの差があるということである。転院した先の先生は、説明は当然のようにちゃんとしてくれたし、質問にも答えてくれた。腕もあるようだ。最初からここに来ていたらたぶん助かったのにと思うと後悔でいっぱいが、転院できただけでも良かったとは思う。

こういう失敗はありがちなのだろうとは思うが、病院選びの失敗は本当に命に関わるし、後悔も大きいので、この文章をここまで読んでくれた人はくれぐれも注意してほしい。

2024-07-05

癌について誤解していた事

父が放射線治療をしたのだが、放射線をした後にもう一回同じ場所に再発した場合

もう一回放射線をする事が出来ないと言われた。

俺はこの意味理解できなくて医師説明を求めたのだが

放射線そもそも細胞自体ダメージを与えてしまう一度放射線を当てたところにやっても

ただダメージが蓄積されるだけということだった。

まり俺は癌を病原菌みたいなものだと思っていたのだが「元々は正常な細胞」だったもの変異したものなので

それを手術で取り除いたり放射線をやるということは細胞自体が無くなってしまうということだった。

もし同じ所に癌が出来上がってもそれはダメージが蓄積されている場所になるので

そこに更に放射線を当てたら正常な細胞ダメージを受けてしま逆効果ということだ。

から手術で切除もできない。放射線も駄目。

父が放射線をした理由抗がん剤がほぼ効かなくなってしまたからだ。

まりこの先癌が大きくなったらあとは手立てがない。

緩和ケア死ぬまで待つだけ。

何もできない。

現実が辛い。

2024-06-02

緩和ケアは1日5万位掛るので1年生きちゃうと1800万円位年間のリソース喰うんよ

https://b.hatena.ne.jp/entry/4754324424750215872/comment/sotonohitokun

現在コメント

sotonohitokun 緩和ケアは1日5万位掛るので1年生存で1800万円/年のリソース喰。毎年死者160万人位、内1万人希望なら、公費医療負担1600億円位必要(除く本人負担、安楽処置は基本薬価のみで低コスト。金が無い国は緩和は厳しい。

元のコメント

sotonohitokun 緩和ケアは1日5万位掛るので1年生きちゃうと1800万円位年間のリソース喰うんよ。毎年死者160万人位、うち1万人希望すると、それだけで医療負担1600億円位必要、安楽処置だと1億行かないから金が無い国は緩和は厳しい。

2024-05-17

虚しい

私は学者肩書きを持っていた。

研究テーマを誇張して言えば「不老不死である

脳や肝臓など(現時点の理解では)大体不可能や一部の臓器を除いて体内の器官を人工化し悪性新生物リスクを下げ、人類寿命を飛躍的に伸ばすことを目標としていた。

最終的に肝臓含めた全ての臓器や器官を人工的なものに置き換えることができれば寿命は飛躍的に伸びる。

脳すら人工物に置き換え、記憶思考バックアップ成功すれば我々は死の恐怖を克服することができる。

人生時間が長くなれば、それだけ人生体験する幸福の総量は上がる。

人類幸福の総量が増大するのだ。

テーマ自体も心が躍るものであった。

加えて、基礎医学臨床医学分子生物学計算機工学ナノサイエンス

あらゆる分野の研究者による共同研究が前提となっている新しいテーマであり、学問研究の場の閉鎖性や権威とは縁遠いものであった。

とにかく毎日が楽しかった。

しかし、数年前に自分自身が癌を宣告されてしまった。

当初は治療と並行しながら研究を続けていたが、治療負担が大きくなったこから研究を辞めた。

研究に専念できない自分ポストに座り続けることに自分自身で納得できなかった。

緩和ケアと並行しながら治療を続けているが状態は良くない。

虚しい。

不老不死を夢見ていたころが懐かしい。

もっと長生きしたい。

100年、200年。

いや、500年でも1000年でも生きたい。

太陽系、或いは宇宙が終わるまで生きていたい。長生きできれば、それだけたくさんの幸福を味わうことができるのに。

死にたい」「長生きしたくない」

そんなことを言う人達時間が欲しい。

2024-04-03

安楽死に反対する緩和ケア医は人間じゃない

安楽死より緩和ケアって緩和ケア医は言うけど、ガンでなくなる人たちのツイッター(X)見てみろよ

全然緩和されてね〜から 存在するだけで苦しんでるよ 痛みや吐き気

これ見て何も思わないの?

緩和ケア医をやってて患者の苦しみを見ておいて、安楽死より緩和ケアとか言えるの、サイコパス以外ありえないでしょ

人の苦しみの見えない人が緩和ケアやってるの怖いよ

2024-04-02

anond:20240402213620

昨日までは、無名プラモデル好きのオッサンしか無かったと思う。

おそらく、はてぶ界隈ではほとんど知られていないはず。

だけど、昨日亡くなられて、妻に託した遺書投稿が公開された結果、

はてぶではすっかり有名になってしまった。

2021年に発覚した、腎臓がんステージ4、既に全身に転移済で手術不可能状態

そこから約3年近く、抗がん剤治療を続けるも、治ることな3月初めに挫折

死を待つだけの緩和ケアが始まって1ヶ月。

妻と子供3人を残して旅立った、彼の残した言葉に、多くのブクマカが心を打たれた。

みたいな。

2024-03-19

健康保険年金の「老人を若者が支える」というのは単なる比喩

anond:20240318163525

こう言う人が勘違いしてそうなのが特に健康保険だけど、健康保険って、使う月だけスポット加入とかは不可能なんで大人しく払っとく方がいいぞ。

また、公的年金も利回りが無茶苦茶よい金融商品なので、iDeCoとかNISAとかの前にこちらを使った方が得。まぁこっちは健康保険ほど致命的じゃないけども。

健康保険でよくある思い込み

健康保険スポット加入できない

若いうちは健康からと未加入、そろそろ医療費が嵩み出すからと加入しようとすると、未加入期間分全額の支払いを求められる。これ結構知らない人多いよな。指摘するとびっくりされる。普通の人は知らなくて好い知識だし。

支払わされるときは、通常遅滞金も含めて払わされる。分割払いなども認められるけど、破産しても支払い義務は消えない。また行政自動的に督促する仕組みがあるからそのたびにリセットされ時効にもならない。

不注意や貧困などのやむを得ない場合では3年前まで徴収というルールにしているところがあるが、未払いの場合無限に遡られる可能性がある。

例えば事故を起こして全身を強打、救急車で運ばれ緊急手術、となった場合、そのままだと手術だけで数百万円の支払い請求が来て、その後リハビリ必要になると標準でも1ヶ月あたり100万以上の請求になる。保険に加入していれば3割負担さら高額療養費制度という一種キャップ制自己負担10万程度で済むが、加入していないと人生詰む。

そうなると加入せざるを得ないが、過去に遡って支払いを求められる。金は無いと居直ったところで、月数千円でもいいから上乗せして払えと分割組まれるのが普通

一方で、今まで全額払った医療費請求権は2年で消滅するため、そのギャップから払い損になる・

一生涯で支払う金額は、一般的な人の場合ほぼプラマイゼロ

ざっくり計算してみるとわかるが、一般的な人の場合、一生かけて支払う健康保険料と、実際にサービスを受けた健康保険料はほぼトントンになる。まぁ当たり前で、そうじゃなきゃ制度が成立しないんだけど。

老人を若い人が支えている、と言うのは、日本健康保険年金制度は積立型ではないと言うことを比喩的に表したものに過ぎない。

計算してみるとわかるが、年金はもちろん、健康保険も一生分計算すると、自分が払い込んだ金額と使った金額がほぼトントンになるようになってる。

また、これから日本経済継続的マイルドインフレしていくようになるとすると、払い込んだ額より自分が受けるサービス額の方が高くなることは確実だ。

公的年金でよくある思い込み

公的年金破綻はまずない

公的値金は、年金収入運用益に従って支払額が決まる仕組みになっているため、破綻する事は無い。

これ基本中の基本だと思うんだけど、公的年金は払っても破綻するから無駄、と未だに言う人がいて、特に若い人でこれを真に受けて払ってない人がいてびっくりした。

年金は払うだけ損、払った額は受け取れない

これ、「現在受け取っている人より下の世代は不利だ」という意味ならその通りなんだが、そう言う話を「年金は払うだけ無駄」って受け取ってる人がいるよう。

だけどこれも間違いで、年金

金がない時は仕方が無いが手続きしないと障害者年金対象にならない

これが結構ヤバイ

健康保険では、手続き無しで未払い期間であっても、後から今までの分の保険料を支払えば保険金が出るにはでる。しかし、年金の方のはもっと厳格。成人の場合障害の原因となる治療が加入期間に入ってないと対象にならない。後から払いますでも無駄

なので、払わないなら払わないで猶予手続きをやっておかないと詰む。

生活保護費年金意味が違うし額も違う

いざとなりゃ生活保護うけりゃいいと言う人がいて、よく「国民年金は満額払っても生活保護費より低い」ことを根拠に払わなくて良いと言う人がいるんだが、生活保護費って、貯金金融資産はもちろん、各種の資産処分するとか自助をやりきった後じゃ無いともらえない。蓄財が一切できない。原則的に、自動車土地建物はもちろん、趣味の品物も換金できるなら全部売り払わないと受給できないケースが多い。

用途限定される。10年前はエアコンすら贅沢品にカウントされていて、購入費が出ないと言う話もあった。

更に額も違う。よく「国民年金を満額支払っても生活保護費より低い」と言われるかが、生活保護費の方は住宅補助などを入れた金額なので、純粋現金支給される金額は低い。

更に住宅補助も公営住宅を想定した金額で各地設定されているため、国民年金だけの人は必ず住民税課税家庭になることから家賃はほぼタダ同然になり、公営住宅に入居する方が使える金は多くなることもある。

なので

と言う状況を自ら望むならそれでもいいけど、と言う世界になる。

2024-03-12

anond:20240312192155

そもそも自ら望んで死にたいとかないからでは?

(ただ終末期の耐えがい苦痛については、緩和ケア役割やろ!!と思いつつもコメントを控える)

 

希死念慮は単なる病気から病気治療自己との対話頑張ってだし、自殺あかんことだから日本では自殺補助罪があるわけで

最終的にはオランダオレゴン州みたいになるのが目に見えてるので、死にたくない大多数にとってひたすらに大迷惑

 

オランダは、鬱病認知症も0〜11歳も安楽死オッケー

レイプされたティーン安楽死選択して、何故かオランダ社会OKしたニュースは、ローマ法王コメントしてましたね

(正確には安楽死センターを利用して死んだのではなく、絶食合法的に認めたとのこと。いずれにしてもとんでもない)

 

オレゴン州延命治療緩和ケア支援はできないけど安楽死支援なら出来るって送りつけてくるらしい

実際、多数派ではないとは言え、経済的背景を安楽死を選んだ理由にしている人がいる

 

安楽死云々は、ぼく・あたしを救わないとテロるぞ!!!!!と言ってるのと大差ない自覚は欲しい

テロ権利ではなくて、生きるための援助の方を周囲に求めてどうぞ

2024-02-13

anond:20240213170305

もしかしてマジでそれらができるって知らなくて言ってた?

ホスピス医療緩和ケアではそういったことは発生する。

例えば医療麻薬の類いを使って良いと言う要件があるわけだけど、その中にはもう回復が難しく他に方法が無い場合に限って使うと言うものもある

ここら辺は学会ガイドラインを公開しているから興味があれば読んでみて

https://www.jspm.ne.jp/publication/guidelines/index.html

定価とか書いてあるけどPDFなら無料で読める。

誤解が無いように添えておくと、ここでは癌の話になっているけれども、他の難病でも考え方はほぼ同じ。痛みを抑えてQOLを上げる事を優先する治療存在し、それが単に延命治療をする場合よりも寿命を縮めても優先することができると言う話だからね。

殺すために薬を使うわけじゃ無いから。

よくある誤解として、医療麻薬を使うと即座に死ぬとか、段々と効かなく成って苦しむとか言うのものがある。ガイドラインではそれをどのように緩和して分かってもらうかという事が一章割かれて書かれているけど、ホントマジよくある誤解なんだよ。

最後ケアとして安楽死しかないと思い込んでるなら間違い。んなわけない。

anond:20240213163940

認めると際限なしで、オランダなんか、鬱病認知症も0〜11歳も安楽死オッケーだから

レイプされたティーン安楽死選択して、何故かオランダ社会OKしたニュースは、ローマ法王コメントしてましたね

(正確には安楽死センターを利用して死んだのではなく、絶食合法的に認めたとのこと。いずれにしてもとんでもない)

 

オレゴン州なんか延命治療緩和ケア支援はできないけど安楽死支援なら出来るって送りつけてくるらしいしな

実際、多数派ではないとは言え、経済的背景を安楽死を選んだ理由にしている人がいる

 

下記で理解できない人は困ったもんですね

ぼくが死んだ方がいいと思う人は殺しても無罪

2024-02-05

anond:20240204201558

この手の議論する際は、積極的安楽死消極的安楽死尊厳死)、終末期医療、あたりのキーワードをしっかり押さえないとダメよね。

医師から余命数ヶ月のような宣告受けたら、公的費用補助を受けながら終末期医療制度を利用できる。

病院での緩和ケアはもちろんのこと、ホスピスの利用や、QoL配慮して自宅介護選択可能だったりする。

また、日本では消極的安楽死尊厳死)の理解も進んでいて、一定手続きのもと、延命措置をやめることも認められている。

日本消極的安楽死違法医師が捕まる)だと誤解している人がたまにいるけれど、事件になったのは手続きの不徹底(家族へ十分説明していなかった等)が主な原因なので。

これら制度の整備と一般への理解が進みつつあるところに、その上でさら積極的安楽死医師が薬物などの投与で死をもたらす)の制度必要かどうかを議論しないとね。

2024-01-28

島聡の生涯

って実際どうだったんだろう。

ブクマカ保険制度がどうとか言ってたけど、

単に、保険証が無いか病院に行けず、いよいよ末期がんでぶっ倒れたか病院に運ばれただけじゃん。

治療を受けてるっいっても重篤でせいぜい緩和ケアするくらいしかないんでしょう。

いよいよ死期を悟ったから、名前を言っただけの話。


犯行がバレたのは、共犯黒川芳正が桐島の家のカギを持っていたせいだったり、

共犯大道寺あや子が海外逃亡したせいで時効が停止してしまったり、

踏んだり蹴ったりな感じだよねw

もともと、黒川芳正は山谷釜ヶ崎といった寄せ場と縁が深いから、

そういう場に日雇いを求めてくる建設業者のつてで、住み込みだけど日雇い扱いで潜り込んで

50年間ずっと孤独日雇いされてたんじゃないかと思う。

逮捕された人達は、獄中者組合みたいな組織を作って、キャッキャウフフして楽しそうに獄中暮らしを続けていたのと

比べるとずいぶん対照的というか、悲惨な感じがする。

2023-12-22

 アメリカでは自発的飲食を断って死に至る自発的飲食停止(VSED)というものがあるそうです。もちろん、これはかなり苦しいものなのですが、緩和ケアを受けながらVSEDで衰弱して医師自殺幇助の条件を満たして投薬などを受けるというケースもあるそうですし、「VSEDのような酷い死に方が行われているのは安楽死が認められないからだ」という議論もあるそうです。

ここのブクマコメ欄にも、日本インターネット上での安楽死を求めるムーブ全体にも

可哀想から殺してあげよう」などという意見は皆無で、あくまでも自分自身の楽に死にたいという気持ちを表明する人しかいないんだが

この人や星を付けている人達には何が見えているんだろうか?

FAF 何を投げうっても緩和ケア難病支援社会としてやろうじゃないか!ではなく可哀想から殺してあげようよ的なコメントが多い事に恐怖した。生より死を尊ぶなら人権は何に依って立つのだ。

https://b.hatena.ne.jp/entry/4746743662116319855/comment/FAF

貧乏人が安楽死させてもらえる?最高じゃないか

こういうの、なんで安楽死が「不幸な事」っていう前提なんだろうね。

貧乏人が安楽死したがってるなら、望み通り安楽死させてもらえる程幸せな事はないだろうに。

ただでさえ貧乏人は(私みたいに)苦痛に満ちた人生を送っている人が多いんだろうから安楽死出来ないよりも出来た方がいいに決まっているじゃないか

あと、そもそも貧乏人が安楽死出来るっていうのがそもそも楽観的過ぎる想定だと思うんだよね

どう考えても、この国は貧乏人に対してそんな優しくないでしょ

現実的に考えたら「権力者金持ちはたくさんの医療緩和ケアを受けて、貧乏人はケアお金がないか安楽死を勧められるようにる」どころか、

権力者金持ちは元気で健康なうちに安楽死させてもらえて、貧乏人は労働力としてこき使うために重い病気になっても安楽死させてもらえないと思う。」の方では?

hi_kmd 2023/12/22

同じ病状の時、みんながみんな同じケアを受けるのではなく、権力者金持ちはたくさんの医療緩和ケアを受けて、貧乏人はケアお金がないか安楽死を勧められるようになると思う。

https://b.hatena.ne.jp/entry/4746743662116319855/comment/hi_kmd

先進欧米人権国では安楽死制度がめちゃくちゃ進んでいるらしい

https://b.hatena.ne.jp/entry/blog.livedoor.jp/yamasitayu/archives/52376327.html

安楽死制度もだし、夫婦別姓制度共同親権制度同性婚制度難民支援制度児童虐待防止制度女性支援制度、反ユダヤ思想ヘイトスピーチ規制制度若者向けの性的移行手術支援制度公共の場飲酒規制制度、性行為契約制度ポルノ規制制度緩和ケア用の薬物許可制度、精神医療地域移行制度インクルド教育制度など、日本は何もかもがあまりにも遅れていると思う。

まずは欧米先進国の進んだ取り組みを参考にして、日本人権面での遅れを少しでも取り戻したい。

2023-12-12

anond:20231212155609

肺がん病棟を見ると、人は絶対たばこをやめるんだ

ほぼ間違いなく止めるんだ

なんでって

息が苦しいってのは麻酔ごまかせないんだよ

俺の爺ちゃん肺がん患って

強力な麻薬もらって帰ったけど

すげぇ苦しんでたよ

緩和ケア病棟に押し込まれて、モルヒネバンバン打てば違ってくるが

本当に言葉通り「バンバン」打ってたよ

死ぬ寸前のことだけどね

2023-12-08

俺(段々と食事を喰えなくなってきた)

俺(勿論継続して喰らわねばならぬのだが以前程の量・・・・・を受け付けなくなってくるのだ)

俺(そして)

医師増田、もう食えないのか?その程度か?」

俺「いいえ……いいえ まだ……」

医師カルテ書き書き)

俺「お…お待ちください……あと少し……」

医師「もういい」

医師「積極治療は終了し緩和ケアのみに移る。それがお前の限界なのだ

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