2024-09-04

遺書だったもの」へのアドバイス

ある方が「遺書だったもの」というブログエントリーを公開してはてなブックマークで注目を集めています

https://kirimin.hatenablog.com/entry/2024/09/04/001242

一読しただけで大変な状況の中ご本人が精一杯頑張ってきたことが伝わってきました。

普通の人は不登校になったあとに就職したり(それもB社側からの打診で正社員に!)、アメリカ出張趣味イラスト競技プログラミング、といった活動は出来ません。

なにより踏みとどまるという意思を持たれていることが一番素晴らしいと思います

ブログの内容について、アドバイス、というより考えてみるきっかけを提供できればと思い、以下に書いておきます

"アドバイス"という言葉上から目線ニュアンスがあるため私は嫌いですが、分かりやすさのためにあえて"アドバイス"と記載しております

"アドバイス"の手がかりとして、世の中の多くの人たちと異なっている点を特徴として捉え、そこに着目して述べていきます

コミュニケーションの飢えについて

多くの人は、自死を取りやめた場合遺書を公開しません。ここが最大のポイントです。

他にも、元カノの話や学校友達を作りたかった話、インターネット掲示板会社の同僚との関わりなど、コミュニケーションについて多く言及していることもかなり特徴的です。

コミュニケーションに相当飢えていらっしゃるように見えます

心理的な安定のためには、インターネットで構わないので、コミュニケーションの場への参加を増やしてしてみると良いかもしれません。

私も同世代で、2005年2007年ごろには2ch政治家おちょくるコラージュ写真を作って遊んでいたので、当時の雰囲気は知っています。当時と似たコミュニティはもはやほとんどなく、ネット掲示板よりもLINEオープンチャットあたりのほうが雰囲気が近いかもしれません。

自己評価尺度仕事に偏っていること

文章の2番目の特徴は、仕事に関する記述が多いことです。

仕事やそれに近い競技プログラミング能力モチベーションでご自身価値をはかる表現が目立ちます

仕事への情熱はご自身能力開発、社会貢献金銭獲得のために素晴らしいことです。

一方で能力モチベーションで全人類トップに立つことは出来ない以上、どこかで自分能力に見切りをつける必要があります

それが今なのかな、と漠然と感じました。

人には能力限界・投入できる時間の長さの制約があり、その制約のもと各自それぞれのペースで頑張るしかなく、他に選択肢はないため、ある面で人より劣ることを認めざるを得ません。

しかしだからといって人間として価値がないとか、死ぬべきだということは論理の飛躍です。

劣ることを認めたうえで、それがどうした、自分死ぬ必要はないじゃないか。むしろ優れた人たちが素晴らしい社会を作ってくれてありがたい、と感謝すればよいと私は思います。ご自身にもその気持があるはずです。その証拠にA社のリーダー、B社のプロダクト、元カノ、といったものを称える文章があります。これは称賛の気持が奥底にあるからだと思います

というより本当は人間という存在自体が自他に価値評価される必要がなく、各自勝手に生きて構わないと私は思います評価という行為自体が発生しないのが通常の状態であり、仕事では給料の分配という特別目的のために上司評価するという例外的シチュエーションが発生していると私は理解しています。つまりそもそも職場以外での「自己評価」は必須ではないと私は考えています

そのうえで、それでもなお自己評価必要であれば、いくつもの会社で働くことができ、しかも先方から声をかけてもらっているというのは素晴らしいことだと思います普通の人には声をかけませんよね。仕事の以外の面に目を向けると、イラストVR、他の投稿ではお母様にテレビゲームを教えたりと多方面活動している点が素晴らしいと思います競技プログラミングで高レート帯の方々はこうした活動と両立できるのでしょうか。ほとんどNoだと思います総合的に見れば特別劣っているように私には見えません。

この点は次の第3の特徴に続きます

自分に厳しすぎること

自身に厳しい記述が目立つことが第3の特徴です。

文章には「多くの人から嫌われ、失望され、迷惑をかけながら生きていたくない。」と書かれています

しかしきりみんさんは、嫌われている人・失望されている人・迷惑をかけている人に対して、死ねとは言わないと思います。そういう人柄だと文章で分かります

それなのに自分に対して厳しいのはダブルスタンダードで、ご自身を不必要に傷つけているように見えます。ご自身に対して厳しすぎるダブルスタンダードを持つ理由は何でしょうか。ダブルスタンダードを持つメリットはあるのでしょうか。これについて考えると楽になれる部分があると思います

きりみんさんは、自分より仕事ができない人に死ねと言わないと思います競技プログラミングが下手な人に死ねと言わないと思います。その理由は劣っていても死ぬ必要はないとご自身理解しているからです。そうであればきりみんさんが死ぬ理由もないと私は思います

その他

  • 変な言い方すると、このレベルの人でも劣等を感じつつ死にたくなってるのかと思ったわ わいも死なないようにせんといかんなぁ

    • なんやワシ既に三回くらい死んでなきゃいかんのちゃうかとか思うよね 強メンタルに産んでくれた親に感謝ミ☆

  • 本人がブクマしてるしディスりづらいんだけどかなり偉そうだな 他人に加害しないように生きていけよ増田

  • 結論:ITはつまらなくなったから他のことを楽しもう…😟

  • オレもその考え方を手に入れてから生きるのが楽になったわ 自分に対して厳しいのはダブルスタンダードで、ご自身を不必要に傷つけているように見えます。ご自身に対して厳しすぎ...

    • 自分にも優しくするっていいね

      • 身内も言ってたけど、まさしく誰かに向けた優しさを自分にも向けることよな。 ブコメとかYoutuber見てて思うんだが、他人に優しく自分に辛辣に、はもう古い。 女性に優しく男には厳し...

  • きりみんさんのニパーって笑いが好きなんだよな 屈託ない笑みのイデア 40年色んな絵を見てきたけど、たった一つのアイコンでオレの中に紛れなき金字塔を打ち立ててる

  • すげぇ気持ち悪い文書。競プロerの馴れ合いコミュニティを思い出すわ。というか、そこから来たとしか思えない。 はっきり言う。ああいうのは構ってちゃんで、何度もリスカする女性...

記事への反応(ブックマークコメント)

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