はてなキーワード: さくらももことは
さくらももこみたいなケースもあるで
今年のバレンタインに、大嫌いな女より早く結婚した。嫌いな女とは小学校と中学校が同じだった。眼鏡をかけた頭のいい女で、いつも先生に褒められていた。でも、同級生から嫌われるタイプではなかった。
その女のロッカーにはいつも数冊本が入っていて、朝読書の時間、読むものがない同級生に本を貸してくれた。彼女が勧める本にはハズレがなかった。私も彼女から何度か本を借りたことがある。これはどう?と言って貸してくれたさくらももこのエッセイは自分でも買って、今でも読み返すことがある。
当時クラスにはいくつかのグループがあったが、彼女はいつもあぶれていた。でも、何かのイベントがあると、彼女は色んなグループから声をかけられた。彼女がいると、イベントごとがスムーズに進むし、諍いがなくなって楽だったからかもしれない。
勉強ができて、先生から可愛がられていて、地味で、それなのに彼女を嫌う人はほとんどいなかった。優等生だけど、頼めば宿題を見せてくれたし、勉強を教えてくれることもあった。まだ彼女のことを嫌いでなかった頃、宿題を写されるのは嫌じゃないのと尋ねたら、みんなに嫌われないようにしてるだけだよと流された。
彼女のことを嫌いになったのは、中学3年生の冬だ。彼女は1組、私は2組だった。私は1年以上片想いしていたバスケ部の男子と、やっと付き合うことができて、3ヶ月経った頃だった。まだお互いの家に行ったことはなかった。
そんなとき、友達から「あんたの彼氏からMさんの夢を見たって相談を受けたけど、別れたの?」と聞かれた。喧嘩すらしたことがなかったし、3ヶ月記念日を祝う手紙を贈ったばかりだったから、間違いだろうと思った。それに、彼女と私の彼氏とはあまりにも釣り合わないように思えた。確かに、クラスは同じだった。でも、勉強なんか全くしないでバカなことばかりしている彼氏は、彼女と仲良くなるようなタイプではなかった。それに、彼女には生徒会長と付き合っているという噂もあった。
少し経った後、別の男子から私の彼氏が「彼女の家に遊びに行ったらしい」という話を聞いた。付き合っていることはごく一部の友達にしか言っていなかったから、興味を持ってるふりをして詳しく聞くと「勉強を教えてもらうって口実で日曜に押しかけたらしいよ、勇気あるよな」と教えられた。授業中、彼に手紙を書いた。あの女の家に行ったって本当?と書きたかったけど、放課後聞きたいことがある、というような文言にした。
中休みに手紙を渡すと、彼氏はあー、いいよ、と珍しく険しい顔で言った。私はああ、たぶん本当なんだな、と思った。噂について尋ねると、彼は「彼女のことが好きと言い切ることはできないが、私のことを好きということもできない。別れるというならそうする」と言った。私は無責任だ、あの女が告白してきたのか、と言ったけど、「彼女は何も言ってないし、誘ってもきていない。俺が勝手に家に押しかけただけ」と言われて、耐えきれずに待っていてもらった友達のところに逃げ帰った。同じ部活の女友達はほとんどみんな私の味方をしてくれたけど、最初に夢の話を教えてくれたひとりだけは「ムカつくのはわかるけど、あの子も悪くなくない?」と言っていた。
受験間際だったし、クラスの違う彼女と会うことはほとんどない。でも、先生が休みとかなんとかで、1組と合同の体育の授業があった。彼女がひとりでネットの片付けをしていた。私は手伝うふりをしながら「◯◯のこと好きって本当?」と聞いた。彼女は「なんで?ただのクラスメイトだよ〜」とことも無げに答えた。彼女の手がちょっとだけ強張ったように見えたけど、ほとんど「シロ」っぽいふるまいだった。
彼氏とは、別れなかった。1年以上好きだったし、彼はあの女を好きとは言わなかったし、彼女も彼を好きじゃないという以上、私が正しい彼女だと思っていた。
卒業式の後、地元の公立高校の合格発表があった。私はすでに決まっていたけど、違う高校に行く彼氏の発表を一緒に見に行く約束をしていた。合格の番号を見つけた後、彼は写真を撮って、誰かにメールしていた。こっそり横目でのぞくと、相手はあの女だった。「勉強教えてくれてありがとう。ちゃんとお礼させてください。」という文章と、番号の写真を送っていた。私はサッと血の気が引くのを感じて、「結局あの子が好きなんでしょ」と言った。彼は一瞬うろたえて、「でも、付き合っているのは君だから」と言った。結局、別れたくないと思っているのは私だけだってことだった。
しばらくその話を巡って喧嘩したり、冷却期間を置いたりしたけれど、やっぱり彼の気持ちは戻らなかった。最後は私がキレて、「もう好きにしろよ」と怒鳴って終わった。
彼女は頼むとなんでもしてくれたけど、テストの点数や好きな人、志望校とかのプライベートなことを誰かに教えることはなかった。でも、頭がいいのはわかりきってるし、県内のトップ校に行くんだと思ってた。でも、彼女は東京の高校を受けて、さっさと地元を出て行った。
彼女に最後にあったのは成人式の日だ。成人式の二次会で、女子はみんなちょっとよそ行きのワンピースとかセットアップを着ている中、彼女は高そうな赤いドレスで現れた。昼間の着物の時とは違う髪形だった。私の元彼が、彼女の手を引いていた。みんながあんたら付き合ってんの!?優等生ちゃんめっちゃ綺麗になったじゃん!と騒ぐ中、元彼は「付き合ってないよ、親友っすわw」と言っていたから、結局付き合ってはいないようだった。ひどい別れ方をしてるし、当然というべきか、彼は私のところになんか一度も来なかった。東京の有名な大学に進学して、綺麗になった彼女を自慢する元彼の姿はバカップルよりひどいと思った。そして、イオンで買った黒いワンピースを着て、着物の時と同じ髪形で、彼が私のことを惜しいと思うんじゃないかなんて思ってた自分が惨めだった。
私は働き始めてから付き合った人から去年の誕生日にプロポーズされて、今年のバレンタインデーに結婚式を挙げた。コロナのこともあったけど、田舎だから式ができた。でも、ひとりだけ彼女の味方をして、夢の話を教えてくれた友達は、結婚式に呼ばなかった。
繋がっていないFacebookと、繋がっていないInstagramの情報から察するに、彼女は独身らしい。彼氏がいるとも書いていない。だから、私は少なくとも愛されてプロポーズされたという点においては、彼女に勝ったんだ。馬鹿みたいだけど、私はそれだけで、少しは自分に自信が持てる。大嫌いな女より早く結婚した。子供の頃のことを引きずって、自分に酔っているだけなんだと思う。相手にされてすらないかもしれないし、こんなの無駄だとわかってるけど、こうして書いて忘れたかった。ああ、本当に勝てたらいいのに。
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すぐに出身著名人を思い浮かべられる市町村。岸和田市=清原、みたいな感じで。都道府県レベルだとよくあるけど(安室奈美恵は沖縄、マツコ・デラックスは千葉、みたいな)、市町村レベルになると案外思いつかないな。
パッと思いついたのだと、
函館市=GLAY、四街道市=四街道ネイチャー、東村山市=志村けん、川崎市=BAD HOP、横浜市=横浜銀蠅、横須賀市=小泉純一郎、相模原市=SD JUNKSTA、静岡市=さくらももこ、常滑市=TOKONA-X、福知山市=千原兄弟、生駒市=森見登美彦、枚方市=岡田准一、八尾市=河内家菊水丸、千早赤阪村=桂南光、尼崎市=ダウンタウン、宝塚市=金村義明、姫路市=桂米朝
わりとあったな。
ある時から死ぬ前までずっと面白くなくなり続けてたよな。なんでなんだろうな。俺は悲しかった。
本人の自己肯定感が高まるにつれてつまんなくなってったんだよな
成功して、女優や有名人の友達が増えて、離婚して、内輪ネタの雑誌を作って、って段階を踏むほどに。吉本ばななとスピってたのもショックだったよ。
もしかしたら元リボン担当者の1人目の夫がエッセイとかにもがっつり手を入れてたのかな。あの人、ビートルズのことを語るラジオとかに出ててさ、何回か会ったことあるんだ。若い女の子をしきりに飲みに誘っててなんか…がっかりしちゃったんだよ。不倫で離婚したイメージそのまんまじゃんよ。いや、別に俺がどうこう言うことじゃないのはわかってるが……
初期の漫画もエッセイも大好きだったよ。コジコジくらいまではギリギリ好きだった。新しく作品が出たら買ってた。そんで後になるほど毎回つらくなってた。だからこんなに余計なこと考えちゃうんだろうな。
母親は妹が自分の知らない洗剤や掃除用具をたくさん持っていたことに驚いていた。
母は私と妹が母よりも家事の知識があることにびっくりしていた。母親はスマホを持っていて、すぐに情報のカタマリにアクセスする術を持っているのにあまり生活に活用していない。知らないことはすぐ娘たちに教えて教えてといい、ググレカスという言葉がお似合いの人間である。
親から生活に必要なことはあまり教えてもらっていない。でも、情報が溢れに溢れた社会に住んでいる私と妹はそれぞれがそれぞれの方法で家事の情報を集めて主婦業をやっている。
私はクックパッドを活用しているときに、色んな他人の家庭のおふくろの味のレシピを教えてもらえることにすごく感動した。母親からは玉子焼きの作り方すら教えてもらっていない。誰にも料理を教わっていなくても、本人が学ぶ意思さえ持っていればネットやテレビや本で料理を学ぶことができる。
栗原はるみの本を読んでいたら、母に料理を教わった思い出が微笑ましい文章で綴られていて、いいなあと思った。
私は両親からは人生訓のようなものは教わっていない。強いて言えば、両親のような夫婦には絶対になっちゃ駄目だということを学んだ。反面教師のような存在ではある。そういう意味で「こうなったらおしまいだ。両親とは真逆の人間にならなければ」ということは教えてもらったのか。
育ちの良い私の友達は、良い親と良いコミュニケーションをとっており、親から色々と賢い生き方を学んだんだなぁと思わされる。うらやましい。
私は親からトイレトレーニングとか、日本語とかそういう二足歩行の人として生きていくための必要最低限のことは教えてもらったが、人生の土台となるような大切なことは学んでいないと思う。
他の皆は親から何を教えてもらったんだろうか。気になる。
さくらももこのエッセイを何冊か読んで、さくらももこの子どものときのエピソードを調べてみた。彼女は親から何か学んだと言うよりは親の言うことをあまり聞かず、彼女の感性のままに生きてきたという感じがする。さくらももこは母親からたくさん叱られてもぐうたらしていたし、自宅で自営業でやっている八百屋のレジからお金を盗んだりしていて、親からしてみれば育てにくい娘だったのではないか?と思う。それでも、国民的人気漫画家になり大金を稼ぎ、しかも面白いエッセイを書ける文才まであり、さくらももこはギフテッド。親からすれば自慢の娘である。離婚して出戻ったりはしているけど。それでもさくらももこは親から見て自慢の娘だろう。
もう何が言いたいのかわからなくなってきたが、自分以外の他の皆は親から何を学んできたんだろうかととにかく気になっている。
私は両親から自転車の乗り方とかそういう人として必要最低限のことしか学んできていないので、Twitter等でときどき「親から○○ということを教えてもらった」というツイートがたくさんRTされていたりして、他の家庭の親はすごいんだなあと感動している。
教養とか礼儀とか常識とかをあんまり親から教えてもらわずに大人になると、いざ社会に出たときに周りのレベルの高い人間と自分の格差を感じてめちゃくちゃ苦労するが、いちおう健康で丈夫な体はもらったし、発達障害もない健常者だし、強く生きたい。