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はてなキーワード: 本格ミステリとは

2018-08-02

anond:20180802174221

だーめ。普通名詞一般的規則(とされているもの)を説明するのは違うよ。

増田の言うとおりそうであるかどうかの評価そもそもできんからね。

ここは具体例をあらすじとネタバレを含めた上で書くべき。

増田自体ロートル適当に印象論で語ってるだけじゃないことくらいは示してくれ。

それと、今のところ増田書き込みを信用する限りにおいては「本格と銘されるもの概念上の本格ミステリを目指して作られているだけであり、100%の完成度を持つ本格ミステリではない」みたいに読み取れる。

だとすれば最初の前提を自分否定していることにもならんか。

本格ミステリ論理犯人捜しできるように努力してるけれども、だいたいそうじゃない」は真にならんか。

anond:20180802170521

矛盾しないとしたら本格ミステリ論理的にできてるっていう前提が「女の子砂糖スパイスで出来てる」って前提位の信ぴょう性に落ち込んでしまう訳だが。

anond:20180802163151

たとえば講談社ノベルスによる「本格ミステリ」の定義は以下のとおり。

本格ミステリは、魅力的な謎を提示論理解決されることに主眼をおいたミステリをいう。

http://book-sp.kodansha.co.jp/shkm30/

本格ミステリがそのようなものでなければ容疑者X論争みたいなのも無かったわけだし。

姑獲鳥の夏』もそれだから「これ本格じゃねーだろ」という感想がまま見られるぞ。ググれ。

2018-05-14

anond:20180514144645

追記:

事件解決するゲーム特にやりたいのではなく(そういうモードがあってもいいけど)、事件舞台の裏側をじっくり観察できるゲームがやりたいのだ。

透明人間になって舞台登場人物を観察する環境ゲームみたいな。

最近出た漫画の「金田一少年犯人たちの事件簿」みたいに、犯人を追いかけ回して客観的に見ると間抜けトリックを眺め続けてもいいし、被害者が殺されるフラグを次々と立てていくのを眺めてもいい。

本格ミステリならではの矛盾のない全体の動きを完全再現して、その世界に入り込めるゲーム

[] VRかまいたちの夜をやりたい

OculusGoとかちょっと触れさせてもらってVRおもしれーと堪能しながら、どんなゲームが今後出てほしいかと考えて、出たのがかまいたちの夜だった。

ペンションシュプールVRで完全再現してリアルタイム殺人事件が起きる様子を見守る。

主人公視点犯人当てしていくモードと、神視点事件が起きるのを眺めるモードが搭載。

続編で、金田一少年の事件簿十角館の殺人とか本格ミステリVRゲーム化。

2018-03-16

ハイファンタジー/本格ミステリ/ハードSF

ハイファンタジー

現実とは異なる世界を主要な舞台とするファンタジーのこと。

高尚なファンタジーという意味ではない。

対義語は「ローファンタジー」。

現実世界不思議出来事が起きるものを指す。

定義を広く取れば異能バトルや魔法少女ものなども全てローファンタジーに含まれる。

本格ミステリ

推理論理性を重視した推理小説(ミステリ)のこと。

本物の推理小説という意味ではない。

対義語は「変格ミステリ」。

トリックよりも、怪奇幻想的な雰囲気を重視したものを指す。

定義を広く取ればホラーサスペンススパイもの冒険小説なども変格に含むことがある。

ハードSF

科学的な正確性にもとづくSFを指す。

ハードな展開があるSFという意味ではない。

対義語は「ソフトSF」だが、これには二つの意味がある。

ひとつは、物理学天文学化学などの「ハードサイエンスではなく、人類学社会学心理学などの「ソフトサイエンスにもとづくSF、という意味

もうひとつは、科学的な正確性にもとづかないSF、という意味である

2017-11-28

愚者あほ)が出てくる、村外(とかい)‪が見える

愚者あほ)が出てくる、村外(とかい)が見える――『屍人荘の殺人批判に答える

28鮎川哲也賞を受賞した今村昌弘『屍人荘の殺人』が話題になっている。私も読んだ。

夏休み大学生たちが山荘を訪れて、その場が閉鎖状況となって連続殺人に発展するという、設定だけなら片手で数えられる以上の似た作品諳んじることができよう。

しかし、本作はその閉鎖状況の構成要因が変わっている。それが閉鎖状況下で発生する第一の(一見平凡な)密室殺人や第二の殺人を、この状況下「だからこそ」の、より不可解な謎を生じさせている。

(余談になるが、この構成要素に関して、小説の興趣を削ぐから箝口令を敷く空気が流れているが、要素そのもの真相でもなく、そこから推理小説としての面白みに繋がるわけだから、過敏になる心証がよくわからない。だって、みんな有栖川有栖月光ゲーム』の内容紹介に火山噴火のことが書いてあるからって怒らないでしょう?)

そして、謎解きの段に於いても、用意された設定が存分に活かされたうえで意外性のある真相へ導かれていくのだから新人デビュー作としては文句のない出来だ。

選考委員の一人である北村薫氏が選評でも書いているように、年末ミステリランキングにもランクインすることだろう。江戸川乱歩賞受賞作が出なかった2017年に至っては最大の新人である。票が集まる可能性は高い。

なお、これより先の文章は『屍人荘の殺人』の結末に言及することになる。よって未読の方は注意されたい。そうは言うもの作品分析とは違うので、そういうものをお望みの方には本文章無用である。ほかの小説評論を読んでいるほうが、よほど有意義時間の使い方というものだろう。本格的な『屍人荘の殺人』論は私も読みたいので、その仕事はほかの方にお任せしたい。

それでは本題にはいろうと思う。

あらゆる作品に言えることだが、普段そのジャンルの読者を標榜する輩が仲間内で褒めているうちは、実際の読者数はそんなに多くないというのが常だ(そういう輩は自分の村の外には碌に目を向けられない田舎者で、声だけは無駄におおきい)。

一方そういったジャンル読者のなかから以下のような記事(詳細はリンク参照)を書く者が現れ始めると事態は変わってくる。田舎者批判するのは他所者と相場で決まっている。つまり、彼らの仲間以外の人々がその作品について(読んで)語っていて、その感想へのカウンターとして下記のような記事は生まれてくる。これはより多くの読者を獲得しつつある、要は売れる兆しと言える。


藍川陸里「『屍人荘の殺人』を読んで16の疑問」(補遺の坂)

http://rikuriaikawa.blog.fc2.com/blog-entry-28.html


本人のtwitterを拝見する限り、文学フリマでは200頁超のミステリ評論頒布したらしい。熱心な書き手である。残念なことに自分ミステリ評論のほうは手に入れていないのだが、それほどの分量なのだから、すくなくとも労作であることは間違いないだろう。

もし、そのミステリ評論も先に紹介した記事と同程度の読みの確度であるなら、物を書くことに徒に時間を浪費するより、余生は別の趣味を見付けることをお勧めしたい。

読者の疑問に対して、作者が答えられる機会はそう多くない。作者一人に対して読者は数千数万といるわけだし、アホな質問にいちいち答えられるほど作者も暇ではない。

なので、ここでは氏の疑問に対して僭越ながら自分が答えたいと思う。

もちろん私は『屍人荘の殺人』の作者ではない。ましてや作者の知人でも、インタビューして伺ったわけでもないので、あくまで氏と同じ読者の立場から作者の意図を拾って回答するかたちとなる。ここでの回答が作者の望むものとは同じでないことは(こんなこと本来は言うまでもないことだが)留意してほしい。

「『屍人荘の殺人』を読んで16の疑問」という記事を書いた藍川陸里氏は、冒頭を読む限りでは、まず『屍人荘の殺人』が「過剰に絶賛されて」いる状況に疑問を持っている。本作が完成度以上の賛辞を得ている点には、私も反論はしない(とはいえ、その現象に対して私が差し挟む疑問や意見もない)。氏は本作に関して「さすがに不備が多すぎるんじゃないか」と、本人曰く「辛口レビュー」を展開している。

しかし「レビュー」とは言ったものの、「手落ち感のあった16の箇所」を列挙しているだけなので、いわゆる書評体裁からは程遠い。「手落ち感」という予防線を張った書き方も気になるが(明確に「手落ち」と言えるのであれば手落ちと書けばいい。取って付けたようにオブラートに包むことで批判を「雰囲気」に回収して最初から退路を用意する書き方は、物を書く(それによって批判する)者のスタンスとしては最低である)、ここは氏のやり方に倣って自分も箇条書きにて回答したい。

念のためもう一度注意を促すが、これより先の文章は明確に『屍人荘の殺人』の結末に言及することになる。よって未読の方は、このくだらない文章を読む前に、興味があるなら作品を読むことをお勧めする。世評や他人感想ばかり集めて読んだ気になるのは、読書於いて最大の愚行である


1.登場人物ゾンビへの対応

……登場人物のひとりが話す(映画における)ゾンビの特徴を実際に発生したゾンビに当て嵌めて話を進めるのは納得いかない、と氏は批判している。しかし、謎解きの道具である特殊設定(現実では有り得ない設定)の説明に筆を割けば割くほど、物語における主従が逆転して本末転倒になっていく。氏の指摘は尤もだが、これは特殊設定を活かしたミステリ全般が孕む問題であり、本作に限ったものではない。ほかにもそういう作品があるから本作でも問題にならないというわけでは勿論ない(こういった問題クリアしている作品もちゃんとある)。本作はミステリ研究会の会員が作中でミステリについて言及するなど「お約束」を踏まえた舞台づくりになっていて、更にそこに加えられた異常な状況を、ゾンビ映画の「お約束」で説明している構図になっている。自己言及的なこういう遊びは、すれっからしのマニアもにやりとさせるためのサービスなのだと考える方が多少は面白く読めるというものだ。読書はすこしでも楽しい方がいい。

当該記事のなかでは数少ないまともな指摘なので、あまり長くなっても仕方ない。ここで止めておこう。

2.推理をせずに自白に頼るのはミステリとしてどうか

……記事から引用しよう。「‪第一殺人ではゾンビがなぜ部屋から消えたのかは犯人から自白によって落下したということが明らかになるけれども、さすがにそこは落下したという証拠を元に推理をして探偵が独力で辿りついて欲しかった‬」

端的に言って、この指摘は誤りである。まず、犯人指摘より前の段階、第一殺人真相が明かされた直後に探偵役は「詳しい状況はわかりませんが」という留保のうえで、「星川さんは進藤さんと揉み合いになり、手すりを越えて下へと転落したのでしょう」と推理している(267頁2-3行目)。この推理は厳密には真相と異なるが、星川麗花(ゾンビ)の落下に関しては自白の前に既に推理が為されている。何より、第一殺人直後の現場検証於いてベランダの窓は外に向かって開け放たれ、足跡というほど明確な形ではないが何者かが歩いたような血の跡がベランダの外へと続き、手すりにもべったりと付いていた」と手掛かりまで書かれている。

また、この項目のなかでは「最後犯人を指摘する際、葉山か静原のどちらかが犯人だというところまで来て、結局しズはら自白により犯人が決定したのも手落ち感があります。この腐対rのどちらが犯人なのかという所はちゃんと推理で絞って欲しかったです」と指摘が続く(誤字まで原文ママ)。

かに解決編では犯人が自ら名乗り出る。

しかし、これに関しても、用心深い読者なら頁を遡って「彼女に見送られて俺は部屋に戻り」(191頁8行目)という記述を見付けたことだろう。この記述から最後に自室に戻った人物(=犯人)が静原美冬であることは明白である。語り手の意図によって一部欠落した記述はあるが、彼は嘘はついていないので、上記の箇所も手掛かりとしては有効だ。ここまで親切に手掛かりが用意されてあるにも関わらず、確認もせずに批判する人間がいるとは思えない。もし確認したうえで上記のような批判を出しているのであれば、氏は真に恐ろしい書き手である

3.ホワイダニット真相

‪……探偵役が提示した「全員が死ぬか生きるかという追い詰められた状況で、わざわざ密室の中の進藤さんを殺す必要があるのか」(142頁6-7行目)という謎の提示に対して、氏は「その真相が「こんな状況じゃなくても元から殺す予定だった」っていうのはさすがにしょぼすぎる」と批判しているが、これも正しくはない。‬

‪まず、第一殺人(進藤殺し)の犯人は「元から殺すつもりだった」(290頁16行目)静原ではなく、ゾンビとなった星川である。よって静原の動機は、ここでは本来関係ない。‬

‪また、第一殺人における眼目は「なぜ殺したのか?」に見せかけた「誰が殺したのか?」である犯人人間ではないという真相が明かされることによって「なぜ殺したのか?」も明らかになる。明かされる事件の構図から考えても、「動機がしょぼい」という批判的外れしか言いようがない。‬

4.1つめの殺人推理ロジック

……「‪推理根拠となったのがただ1つ「布団の裏側に血がついていた」というものだけ」とのことだが、2.の回答でも書いた通り、そんなわけがない。‬

そもそも、この疑問自体ほとんど2.の重複で、さして意味のないものである。きっとこの項の手前で氏は一度記事を書くのを中断したのだろう。途中まで書いた内容を忘れて、同じ疑問を書いてしまったに違いない。‬

5.1つめの殺人の顔が食べられた謎‬

‪……このあたりから、箇条書きの見出し日本語が怪しくなってくる(係りが不明である)。‬

‪進藤の顔がゾンビとなった星川に「噛みちぎられた」理由解決編で犯人が話している通り「星川さんに口づけをした」からである(292頁14-15行目)。氏は本当に解決編を読んだのだろうか。‬

6.推理が始まってから証拠が出てくる

……この項にいたっては、該当頁の典拠さえ誤っている。他人文章をあげつらう労力の何割かを自分文章に向けることをお勧めする。

7.登場人物名前をゴロ合わせで覚えやすくしているけれども意味がない。

……難癖以上のものではない。

8.キャラの書き方が雑すぎる

……言い方を変えてはいるが、新本格に対する「人間が描けていない」という批判と何が違うのか。ここで繰り返すのも馬鹿らしいことではあるが、謎解きを主軸に据えたパズルストーリイに対して、心理描写多寡をあげつらうのは的外れも甚だしい。こういう時に出てくる「深み」という言葉は、どうしてこれほどまでに浅薄に聞こえるのだろう。

9.音楽伏線の回収は面白かったけれども、伝聞であるのが良くない。

……このあたりから作品評を離れて、遂に難癖をつけること自体目的となってくる。氏によれば、探偵役とワトソン役が体験した以外に集めた手掛かりはぜんぶ信憑性はないそうだ。それでは、探偵役が証言を集める事自体意味はなく、安楽椅子探偵は頭から存在否定されることとなる。

10.最初ワトソン役の推理ものすごく適当推理をする意味が分からない‬

‪……氏曰く「偽の推理をさせる場合は最低限納得できるものにしてほしい」とのことだが、こういうのは可能性の消去であって、推理於いては当たり前の手順である。‬

11.犯人メタ読みできる

……だから、どうしたというのだろう。

読者を驚かせることが推理小説第一義でない以上、犯人の予想がつくことは瑕疵とはなり得ない。

何よりメタ読みは推理でもなんでもないので、それで犯人がわかることを殊更に主張する真意がわからない。

12.叙述トリックが地味すぎる

……叙述トリックが本筋でないことは誰が読んでも明らかだ。これもまた的外れ批判である

13.探偵心理が異常

……「――あげない」

強い口調。

「彼は、私のワトソンだ」(302頁15-18行目)

この箇所にすべてが書かれてある。氏が、こういうロマンティシズムに感興の湧かないひとなのだと思うだけである

14.‪3つめの殺人の毒の入手方法面白かった。けれども、毒を仕掛ける部分の描写がさすがに不足している‬

‪……これ程までに作者に説明強要する理由がわからない。‬

から十まで書かれていないと理解できないのだろうか。書いてあることも理解できていないのだから、仕方ないのかもしれない。

15.屋上まで逃げた時に、丁度ヘリコプターが来るのはさすがにずるい‬

……「救助のヘリが現れたのはそれから時間後」である(303頁18行目)。

何がずるいのかさっぱりわからない。

それでは、何時間後にヘリコプターが現れるのが現実的だというのかご教示いただきたい。

16.文章は読みやすいけれども、引っ張ってくれない‬

……読みやすさは、ひとつ美徳である。「引っ張ってくれない」と作者の「もてなし」を求めるのは、「お客様神様だ」と宣うことと何が違うのか。こういう考えを抱く読者が改心することを願って已まない。


ここまで氏が指摘した「手落ち感のあった16の箇所」に対して回答したが、その後も熱心に指摘が書き連ねられている。

それらのひとつひとつに付き合う程私も暇ではないが、看過できない指摘もある。

例えば、以下のようなものである

‪「選評で北村薫が「奇想と本格ミステリの融合」と評しているのだけれども、ただゾンビを出しているだけだと思います。化け物が出てくれば何でも奇想とするのはさすがにどうかとは思いました」‬

‪……恐ろしい。とうとう選考委員北村薫氏まで批判対象となるのである。‬

推理小説於いて「奇想」という言葉が謎の不可解さや意外な真相形容する語として用いられることは、多少推理小説を読み慣れている者には周知のことだろう。もちろん北村氏も、ここではゾンビ存在を踏まえたうえで事件不可能趣味真相の意外性を以て「奇想」と評して、それが本格ミステリ作法に則って書かれているから「融合」と賛している。‬

‪決して「ゾンビ」が出てくる事自体を「奇想」と評しているわけではないことは、前後文章を読めば大半の読者にはおわかりのことと思う。文脈が読めない読者というのは、作者にとっては脅威以外の何物でもないだろう。‬


田舎者も村の外を一歩でれば、自分価値観や考えが偏ったものと知ることとなる。‬

‪そこで考えを改めるか、それともこれまでの考えに固執するかで人間は分かれる。‬

‪すくなくとも、村の外に出ることなく、出ていった者や訪れてきた者を思い込み批判する人間は、内と外どちらにとっても害悪以外の何物でもない。

‬まずは卑小な自意識を捨てて、村の外に出ることを勧める。(WY)

2017-08-31

子供読書感想文コンクールに行く

学校から帰ってきた子供が目を輝かせながら言った。

しかし、手放しで喜ぶにははいささか不安が残る。

なぜなら、その感想文は100%子供が書いたものではないからだ。

ここで少し、自分過去の話をしたい。

自分子供と同じ頃、じつは自分の作文もコンクールに行ったことがある。

結果は佳作としてローカル新聞に載る程度のものだったが。

このとき100%自分で書いた。しかも、子供がどの目線文章を書けば大人が喜ぶかを計算した上で書いた。

子供らしい向こう見ずな文章や、出て来る数字も敢えて理解よりも大げさに書いた。

なぜなら、周囲の子供たちはまだそのレベルだったからだ。

の子供らしい部分を大げさに表現すれば、間違いなく大人は喜ぶだろう確信があった。

果たして思惑の通りの評価が並び、子供ながらにしてうける文章とは何かを理解することになった。

しかし、賞に選ばれることはあまり嬉しいことではなかった。

少し特殊な生い立ちを持つ自分は、できるだけ目立たないように生きることが習慣づいていたのだ。

それでも中高の小論文は毎回と言っていいほど自分文章がお手本として選ばれた。

議題に対する切り口だけはこだわってしまった結果だろう。

遠慮して書いてもそのレベルなのだと感じられることに悪い気はしなかった。

ついでに言えば、その頃はすっかり本の虫としての毎日を送っていた。

今で言うライトノベルと呼ばれそうなジャンルから本格ミステリ純文学など節操なくなんでも読み漁った。

電車通学の30分を使って年間100冊は当たり前に読んでいただろう。

絵で描かれる物語とは決定的に異なる、活字が与えてくれる想像余地がたまらなく好きだったのだ。

ちなみに今でも心から尊敬する作家川端康成先生だ。

自分現実世界はいわゆる色弱としての生活を強いられているのだが、彼の本の中では健常者以上に鮮やかな色彩を感じられる気がしたのだ。

モノクロ世界淡々と描いておいて、突如蜷川某氏を思わせるような原色が巻き散らかされるようなシーンの移り変わりに脳天をかち割られるような衝撃を受けたものだった。

それに、彼自身折り紙つきの変質者であるのに、全くそ自覚を持たず純度の高い無邪気さのままに書き上げらる文章に、まるで自分の心の醜さを試されているような感覚もたまらなく好きだった。

しかし、生い立ちの都合でその時代一般的企業への就職を諦めざるを得なかった自分には進学という選択肢はなく、過酷肉体労働に進む以外の道がなかった。

今でこそ現場を離れて机に根を生やす生活を送っているが、最前線現場を仕切っていた時代文章は縁遠い存在になってしまっていた。

そんなある日、家に帰ると子供原稿用紙とにらめっこをしていた。

ひらがなで3枚を埋めることが目標だったのだが、あと一枚がどうしても埋まらないらしい。

どれどれとそこまでを読んでみると、いわゆる子供が陥りがちな感想文がそこにはあった。

本文を抜き出しては、ただ一言おもしろいとだけの感想がつく文章が並んでいたのだ。

どうやらここにたどり着く間にも母親の力を借りていたらしいことを聞いて思わず苦笑してしまった。

そうなのだ大人だって大半はこのレベルなのだ

自分面白いと感じた部分を掘り下げることばかりがうまくなっているだけで、それがあらすじなのか感想文なのかの違いをわかっていない。

そこで少しだけ手伝ってやることにした。

「この本の中で、一番おもしろいとおもったところはどこ?」

「それをどうして面白いと思った?」

「もし自分だったらどういうふうにしたいと思った?」

大切なのは、その時代、その人間しか感じられない感性を切り出して言葉に残すことだ。

思った通り、大人では絶対に思いつかないようなポイントに興味を惹かれていて、そしてそれに対する代替え案も、まさに今の時代を生きるこの子しか思いつかないような言葉が返ってきた。

それを子供の口から言葉にさせ、内容は変えないままに言葉より子供らしく無邪気なものに置き換えて子供に伝え返す。

子供はそれを黙々と書き写した。

そして、あえて終わりを歯切れの悪いものにした。

れいに終わらせることにこだわるのは大人だけのエゴだ。

文章とはもっと自由もので、それにそれこそが味と言われるものになりえるからだ。

小学校先生ときがその良さに気づくとは到底思ってもいなかったことだけが誤算だったが。

しかし、子供の話を聞いて驚くことが一つあった。

どうやらこの読書感想文に対して、コンクール前に先生と一緒に手直しと加筆をするというのだ。

なんだ。それではやってることが家でのことと変わらないではないか

結局子供大人エゴに躍らされるのだ。子供を通じて子供らしいと思えるもの大人同士がやり取りして楽しんでいるに過ぎないのだ。

願わくば子供大人言葉押し付けられることで文を紡ぐ楽しみを見失ってしまぬことを。

コンクールで賞を取ることなんかよりも、よっぽど大切なことからだ。


さて、蛇足をあえて加えさせて頂くと、卒業後しばらく疎遠だった物書きだが、このところは比較的高い頻度で文章を書くことができている。

はじめて誰に遠慮するでもなく、思っていることを好きなように書いてもいい場所を見つけたのだ。

そして、それに対して見ず知らずの誰かが色々とリアクションをしてくれるという、まるで夢のような場所がこの世に存在していたのだ。

おかげさまで、自由文章を書くということがこれほどまでに楽しいことだったのだと喜びを噛みしめる毎日を送っている。

子供読書感想文コンクールに選ばれたのもそこでの経験が大いに活かされているといっていいだろう。

ありがとう増田。そしていつもありがとうブクマカ

子供の作文がコンクールで賞に選ばれた暁には、スペシャルサンクスに今までブクマしてくれた皆の名前を載せようと思う。

2017-08-24

[]8月24日

○朝食:なし

○昼食:味ご飯おにぎり(二つ)、唐揚げツナマヨおにぎり

○夕食:ご飯、納豆(二つ)、イワシの缶詰

○間食:アーモンドスライスチーズ

調子

はややー。

暇暇の暇暇暇暇だった。

ぶっちゃけまともに作業したの一時間ぐらいで、残りは雑談したり、二重チェックと銘打って作業手順の確認したりと、すごいだらだらした仕事の内容だった。

○風ヶ丘五十円玉祭りの謎

・もう一色選べる丼

長編二つ読んだからか「らしさ」をすごく感じた。

こういう作者「らしさ」を思えるようになると、本を読むのが倍楽しくなる。

・風ヶ丘五十円玉祭りの謎

えっろ……

なにこれ、聖属性エロい小説本格ミステリ作家が書いていいのかよ……

本格ミステリ作家ってもっとこう、世界への呪詛とかそういうドロドロしたエグ味を抱えているんじゃないのかよ、

なんだよこの聖属性エロ……

釘宮理恵サードインパクト

タイプしてて、明らかに本に書いてある漢字と変換された漢字が違って衝撃を受けた。

釘宮理恵」じゃなくて「針宮理恵子」だった。

なにこれ、叙述トリックかよ、叙述トリックとかずるいわ。

中身はまた聖属性でした。

3DS

ポケとる

ドサイドン捕獲

色違いディアンシーレベルアップステージ37

ドサイドンなんか難しくて、ライフ結構使ったけど、スパボ一回で捕獲できたからよしとしよう。

[]8月23日

○朝食:なし

○昼食:助六寿司

○夕食:ご飯、納豆(二つ)、焼き鳥(はらみ)、チキンステーキ

○間食:アーモンドスライスチーズ

調子

はややー。

仕事普通にこなした。

給料日前後が盆休みだったせいで、なんか今月の家計簿をつけ忘れてて、改めて付け直した。

改めて計算すると今月はあまり余裕がなかった。

特にほしいものもないし、今月は大人しく過ごそう。

○風ヶ丘五十円玉祭りの謎

本格ミステリ小説

この間読み終えた水族館殺人とかのシリーズ短編集。

短編集好き、特に連作短編はもうたまらなく好き。

まだ一つ目なので、特に感想はないです。

3DS

ポケとる

色違いディアンシーレベルアップステージ31

100が目標なので、先は長い。

2017-08-22

[]8月21日

○朝食:なし

○昼食:味ご飯おにぎり(二つ)、からあげ昆布おにぎり

○夕食:天一

○間食:クッキーアーモンドスライスチーズ

調子

はややー。

お仕事適当にそれなりにこなしたつもりだったけど、微妙にピントのずれたことを主張してて、意見がかみ合わなかった。

ある条件を僕が決めたにもかかわらず、ど忘れしてた感じ。

こういうの、別に自分がそれを決めたことに関わってなかったら、知らなかったり、細かい話だから覚えてなくても仕方ないんだろうけど、普通に自分で決めて自分が書いた部分なので、恥ずかしかった。

いやもう、去年末の話だから半年近く前の話なんで勘弁してほしい。

水族館殺人

小説ジャンル本格ミステリ

ごりごりのロジックフーダニットもの

楽しく読めたし、めちゃくちゃ面白かった。

ただ、途中で何度も描写があった卓球お話が一切事件に関わらないのはどうかと思う。

そういう作風じゃないってことがわかってなかったから、叙述トリックとかのどんでん返し系で卓球部分と事件部分が繋がるのかと思った。

いや、トリックを解くヒントにはなるんだから一切関わらないは言葉が間違えてるかもだけど、ヒントはヒントだしなあ。

3DS

ポケとる

レベルアップステージを75までクリア

まあメガスキルアップもらえたからよしとしよう。

2017-08-20

[]8月20日

○朝食:ドンタコス的なチップサルサ

○昼食:肉野菜鉄板焼き定食ライス豆腐に変更)

○夕食:どん兵衛

○間食:たけのこの里

調子

はややー。

お仕事おやすみです。

大逆転裁判2の余韻がすごくて、ゲームは避けて小説映画を楽しんだ。

ネイキッド

Netflixオリジナル映画

タイムリープものコメディという設定聞いただけで楽しくなってくる感じの作品

いい感じにドタバタしていい感じにそれっぽく感動的な締めで、すごくいい出来だった。

こう、100点とかオールタイムベストって感じではないけど、数年に一回見返したくなる、優しい味な感じ。

体育館殺人

本格ミステリ

水族館図書館を積んでるので、はずみをつけるためにシリーズ一作目から読み返して見た。

あー、これこれ、これです。

これが僕の中の100点を取るための小説です。

いや、実際にこれが100点かどうかは、まだよくわかんないけど、見た目、いや小説から見た目とかあんまりないけど、

見た目は100点です。

こういう良い意味でも、悪い意味でも「新本格」って感じのこの絶妙なノリ、これなんですよ。

水族館を読みながら寝ようと思うけど、きっと面白すぎて読み終わるまで寝れなさそう。

3DS

ポケとる

メガスピアーランキング

メガスキルアップが三つもらえる位置

はいえ、さすがに最終日までに落ち込むだろうから、もらえるのは一つかなあ。

2017-07-30

[]7月30日

○朝食:ソーセージエッグ定食

○昼食:汁なし台湾ラーメン、ご飯

○夕食:肉野菜炒め弁当

○間食:ポテチあずきバーチョコ

調子

はややー。

朝の六時に、ベランダにセミが転がり込んで鳴きたくるという、夢の延長線上みたいな起き方をしたせいで、なんか一日中夢見心地だった。

それと、今日読書日記も兼ねてる日でした。

感想は次の●で書くけど、やっぱりこうして本が読めるのが本当に嬉しい。

前にも書いたけど、病気がひどかった時は、本の書いてある内容とか、文字が読めないぐらい弱ってたので、

こうして楽しく読書ができるのすごく嬉しい。

読書 ※この●はネタバレ問答無用なので気になる人は飛ばしてください。今回の感想は「このネタ”ではない”」ということをバラしてます。とはいクローズドサークルもの定番トリックでもあるので、それではない、というだけで謎解きがしやすくなるため気になる人は避けてください。

○星読島に星は流れた

トリスタシリーズでお馴染みの久住四季さんの正統派本格ミステリ

トリスタ魔法があることが前提のいわゆる特殊設定物ミステリだし、ラノベレーベルだしと、変化球な感じでしたが、背骨にあるロジックへの拘りと、サプライズの仕掛けはまさに本格ミステリだった。

という先入観があったのと、本作の序盤がすごくふわふわした良い意味エロゲの序盤みたいな雰囲気だったことが合間って、

事件が起きる前から「これ絶対叙述トリックだ、クローズドサークルで人数がはっきりしてるけど、実はそのうちの一人は主人公しか見えていない人パターンだ、最後に海が割れる…… 孤島で叙述トリックから海が割れる……」みたいな穿った読み方をしてしまった。

まあ、それが正解だったか否かは置いといて、なんにしても特殊設定ものじゃない本格ミステリもかなりイケてた。

ミステリとしてはオチは弱いかもしれないし「あれ、ここからもう一回どんでん返しがないの?」と拍子抜けしたのはした。

ただ、オチの出来がミステリの出来を左右しないタイプミステリだったし、キャラクタエピソード的な展開もきちんとあったので、この辺は良い意味で楽しめた。

悪かったところをあげると、その謎解きの過程を楽しむのに、主人公比重がかかり過ぎてたかな。

クローズドサークルものな上に、ノンシリーズものから致し方ないんだけど、もうちょい「あーでもない、こーでもない」と議論するパートに厚みが欲しかった。

とは言え、面白かった、こういう作風ミステリネタの一点突破が出来ないだけに書くのが大変そうだけど、一般文芸畑でも頑張って欲しい。


読書の●終わり。

Xbox360

デッドライジング2

今日から始める新しいゲーム

といっても、シリーズ物で1と前日談のCASE:0もこの日記で書いているから、システム部分の紹介はしなくて良いかな。

とにかくゾンビをなぎ倒すゲームです。

今日はオープニングのイベントをこなし、自由に行動できるところまでプレイ

いや、そのがっつりやろうと思ってたんだけど、なんか前作と比べてもっさりする感じがして、いまいちのめり込めない。

ストーリーは気になるのできちんとプレイしたいけど、まずは効率のいいレベル上げでもググって、ストーリーを楽しめる下準備をしようかな。

3DS

ポケとる

メガバンギラスランキングイベントに参加。

二回挑戦して、メガスキルアップが二つもらえる位置には入れた。

まだ最終日じゃないからどうなるかわかんないけど、二つもらえると嬉しいなあ。

iPhone

コマスター

ログボのみ。

FGO

10連の石が貯まったらピックアップがもうすぐだから、などの躊躇を一切しない。

という縛りプレイをしているので、2周年記念ピックアップがあるとわかっていながら、なんでもない普通10連。

なんと!

一番普通の、という言い方が良いのか悪いのわかんないけど、

セイバーを引きました! いえい! やったぜ!

セイバーは誰を育てるか悩んでいて誰も育てられてなかったので、これは超嬉しい。

嬉しくなってしまい、ついに初課金をして、2周年記念の福袋ガチャもやってみました。

サン好きとしては山の翁? というFGOオリジナルのハサン、それか近年のFateいちばん好きなプリヤシリーズイリヤが欲しい。

アサシンクラスカードでおおおっ! となるも

結果は……

謎のヒロインXでしたー。

今日アルトリア顔が続くなあ、まだ戦力が全然揃ってないので、星5ってだけでも嬉しいから良いけど。

それと、もう一回10連回せれたので、ホームズピックアップを回すも、こちらはサーヴァントは星3の人しか出ませんでした、しかも全員持ってる。

なんにしても、今日一日で星5が二人も増えたので、育成が大変そうだなあ。

ガチャ課金は嫌いなのだけれど、やっぱり確定ガチャ楽しいね。

これからも、このぐらいの程よい距離感で遊びたいと思う。

2017-04-14

本屋大賞以外のランキングジャンル別(7選)

http://anond.hatelabo.jp/20170414013324

ミステリーSF映画歴史時代

名前2016年ベスト(一部2015年リンク所感等
週刊文春ミステリーベスト10国内 『罪の声』塩田武士 海外『傷だらけのカミーユ(文春文庫)』ピエールルメートル年末恒例! ミステリーベスト10 - 週刊文春WEB40回も続いている老舗。
このミステリーがすごい!国内 『涙香迷宮竹本健治] 海外 『熊と踊れ(ハヤカワ・ミステリ文庫)』アンデシュ・ルースルンド、ステファン・トゥンベリ1988年
本格ミステリベスト10国内聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』井上真偽 海外 『ささやく真実 (創元推理文庫)』ヘレン・マクロ1997年
ミステリが読みたい!国内真実10メートル手前』米澤穂信 海外 『熊と踊れ』アンデシュ・ルースルンド、ステファン・トゥンベリ2007年から早川書房実施
SFが読みたい!国内『夢みる葦笛』上田早夕里 海外 『死の鳥 (ハヤカワ文庫SF)』ハーラン・エリスン2016年のベストSF小説は? 『SFが読みたい!』ランキング特別公開1990年から早川書房実施
映画本大賞(キネマ旬報日本映画について私が学んだ二、三の事柄〈1〉―映画的な、あまり映画的な』山田宏一2015年発行が対象【公式】映画本大賞 2015 結果 | キネマ旬報 | KINENOTEハイコンテクスト
歴史時代小説ベスト10週刊朝日室町無頼』垣根涼介週刊朝日「2016年 歴史・時代小説ベスト10」を発表! 〈PR TIMES〉|dot.ドット 朝日新聞出版ちなみに『この時代小説がすごい!』(宝島社)は過去3年は12月に発行されていたが2016年版は発行されていない。

絵本料理本、漫画ラノベ割愛

※その他の該当するランキングがあれば是非ご教示ください!特にノンフィクション科学の分野であれば。

2016-12-24

[]

十角館の殺人を読んだ。うーん。なんかやっぱりこういった本格ミステリ自分には合わないのかもしれないなあって思った。

確かに十章の最後の一文にはびっくりした。痺れたといっていいと思う。なんじゃこりゃって思って、ちょっくらページを遡ったりもした。

でも、どうしてもそこで終わっちゃうんだよなあ。どういうことなのか自分で考えようとしない。

なぜ彼がその名前を名乗っているのか、またどうしてそれが可能だったのか想像しようとしないから、十二章の解決編でも膝を打つことができないんだ。

親鳥に餌をねだる雛よろしく、与えられる物語を漫然と読み進んでしまうから、大々的なトリックを用いた奇抜な犯罪が描かれていても、ふーんとか、ほーんとしか思えない。

つくづく読ませがいのない読者だなあと、客観的に思わされてしまった。自分はやっぱり人物葛藤なり奮起なり、内面が好きなんだろうなあ。

2016-10-29

http://anond.hatelabo.jp/20161029112007

例えば20年前のループものミステリで「七回死んだ男」って作品では、主人公ループする理由なんて「昔からそういう体質だった」で済ませちゃってる。それで充分成立するんだよ。

いや、これについてはそれで済ませられるんだけど(てか、西澤作品ってだいたい非常識な初期設定を「そういうこと」で済ませる傾向ある気がする)、創作方法としてスタンダート足りえるか?というと違うだろうと。

「昔からそういう体質だった」という設定で、フォロワー1020作つくれるか、っつーと、それはきつい。

それは単に「お約束ごと」として浸透してないからなんだけど、「昔からそういう体質だった」は設定として強引すぎてパクりにくい。

俺がリゼロの何を評価しているかというと、「フォーマットのパクりやすさ」なの。

ミステリだって長い歴史の中で色んな作品がいっぱい発表されてる。ループもの、瞬間移動もの世界が見えない壁で隔離されてしまもの人格入れ替え等々、突飛な設定を放り込んでしかもパズラーとしても面白い作品だってたくさんある。

それはそう。

だけど、

こういう言い分はミステリ小説家バカにしてるよ。ファンタジー本格ミステリをやろうっていう作家がこれからいたとして、そういう人達に対してもこの一言侮辱的だよ。

これは違う。

安易創作できるフォーマットに則って創作する奴は馬鹿だと思うけど、「安易創作できるフォーマット」を見出し人間は、普通にすげぇと思うよ。

ゼロ第二章がミステリっぽい雰囲気面白かったっていうのはわかる。だからって「新機軸ミステリ!」なんて鼻息荒くするのは恥ずかしいからやめた方がいい。それは世の中にそういうミステリがなかったからじゃなくて、お前が単にそれを読んだ事がなかったってだけなんだよ。

正直リゼロ自体は、ミステリとしてはレベルは低かったと思っている。

(ちなみに、ミステリ的要素としては2章よりも3章白鯨戦のほうがクオリティが高く、4章以降はその要素ほぼないよね)

ただ、この「RPG的死に戻りシステムを利用したミステリ的読み物」というフォーマットを使ったメジャー作品としては、これが初だったのではないかと思うが、他に先行作品があるなら知りたい。

エロゲあたりにはあるんじゃないかという気はするんだけど、ちょっと思いつかない。スマガとか近いけどちょっと違うしなぁ。)

http://anond.hatelabo.jp/20161017161706

いや、わざわざファンタジーにする必要はないよ。

ファンタジーループミステリーの強みは

ループをそのまま使うと、「なぜループが起こるのか?」という謎を中心に据えないと不自然になる。

からこそ、ファンタジー設定によってその謎を放置させる。

って事なんでしょ?だけど、例えば20年前のループものミステリで「七回死んだ男」って作品では、主人公ループする理由なんて「昔からそういう体質だった」で済ませちゃってる。それで充分成立するんだよ。

それにループ物本家であるSFが既にその椅子に座ってる感もある。

 

ミステリだって長い歴史の中で色んな作品がいっぱい発表されてる。ループもの、瞬間移動もの世界が見えない壁で隔離されてしまもの人格入れ替え等々、突飛な設定を放り込んでしかもパズラーとしても面白い作品だってたくさんある。

自分ミステリ博士でも小説家でもないけど、

てか、俺が何に感心したかっていうと。「死に戻って事件を再体験する」という方法をとる限り、ネタなんかほぼ考えなくても、話がミステリ的になるってことなんだよな。

こんな簡単ミステリ創作方法が残されていたことに感心したわけ。

こういう言い分はミステリ小説家バカにしてるよ。ファンタジー本格ミステリをやろうっていう作家がこれからいたとして、そういう人達に対してもこの一言侮辱的だよ。

 

ゼロ第二章がミステリっぽい雰囲気面白かったっていうのはわかる。だからって「新機軸ミステリ!」なんて鼻息荒くするのは恥ずかしいからやめた方がいい。それは世の中にそういうミステリがなかったからじゃなくて、お前が単にそれを読んだ事がなかったってだけなんだよ。

2016-09-04

クソ雑魚ナメクジでも読める! 古典新訳文庫面白い本ベストテン

http://anond.hatelabo.jp/20160903194513


選定基準

・他文庫で手に入りにくい

重厚長大作品は避ける(つまりロシア文学は大概除外)

ジャンル小説寄りだったり、わりとライトに愉しめる感じのやつ


順不同


・デュレンマット『失脚/巫女の死 デュレンマット傑作選』

 脚本家ミステリ作家として有名なデュレンマットの粋が収められた傑作選。

 デュレンマット独特のケレン味の効いたツイストは、高度な本格ミステリに馴れた現代の読者にも新鮮な驚きをもたらす。

 ちなみに「巫女の死」は『オイディプス王』をベースにしているが、本文庫で『オイディプス王』は出されていない。すなおに岩波で読んでおこう。


・ウォー『ご遺体

 第二次大戦前後の暮れゆくイギリス貴族イギリス男性の生態を皮肉たっぷりに描くユーモア作家イーヴリン・ウォー、その傑作の一。

 セレブが利用する葬儀社兼霊園で働くことになった青年とりまく変なキャラたちが見どころ。


スティーブンソン『新アラビア夜話』 

 夏目漱石イギリス留学時代に部屋に引きこもって読みふけったという文豪スティーブンソン。

 日本知名度の高い『ジキル博士とハイド氏』や『宝島』もこの文庫に入っているが、実は最高傑作と言われているのはこの『新アラビア夜話』。

 ボヘミア王子ロリゼルを主人公に、ミステリーのようなファンタジーのような摩訶不思議短編が並ぶ。


・ブッツアーティ『神を見た犬』、ピランデッロ『月を見つけたチャウラ』、ロダーリ『猫とともに去りぬ』

 日本人にはあまり馴染みのないイタリア文学

 ここらでイタリア代表する三人の作家幻想短編集をつまんで、ラクしてライバルに差をつけよう。

 ロダーリはあたたかみのある笑いを、ピランデッロはどこかとぼけシニカルな味わいを、ブッツアーティ得体のしれない不安あなた提供してくれるはずだ。


マンシェット『愚者が出てくる、城寨が見える』

 文学はなよなよしていて、暴力が足りない?

 ならば,フレンチノワール法王(本当にそう呼ばれている)パトリックマンシェットだ。

 ノンストップという形容すらなまぬるいほどの疾走感で綴られる犯罪劇は、頭で理解するではなく、心で感じるんだ。


ムージル『寄宿生テルレスの混乱』

 エリート寄宿舎学校! 生徒内権力争い! 美少年! 同性愛! いじめ! 実存主義

 全部もってけ、あなたがたが欲しているものはすべてここにある。


・ロブ=グリエ『消しゴム

 すまない、嘘をついた。これはお文学だ。しかも分厚い。

 とはいえ、基本的にどうでもいい情景描写が七割くらいを占めているのでそこを飛ばせば一気に読めるぞ!!

 こういうのはあとがき解説を先に読んでから読もうな!!!


・マチャード・ジ・アシスブラス・クーバスの死後の回想』

 リオオリンピックは終わったが、文学の聖火はいつでもブラジル燃え盛っておるぞ!!!!!

 「死んでから作家になった人物が書きつづる」作品と聞いただけでわくわくしないか?????

 おれたちの読書オリンピックはこれからだっ!!!!!!!!!!!!

2016-06-16

http://anond.hatelabo.jp/20160615232432

一時期「本格ミステリ」にはまっていた時、そういうものばかり読んでいたけど、ほんと導入部分がどれもつまらなくて読み始めはいつもなかなか先のページへ進まず、2ページごとに眠ってしまう。義務的に読むが頭に残らない。150ページくらい経つとようやく面白くなってきて、頭に残らなかった導入部分を時折読み返しながらも、最後までスイスイ読むことができる。

ボクは、初めて手にとった小説というのがこういう「ミステリ」というジャンルだったので、その後に一般小説直木賞候補になるような「エンタメ小説」を読むようになると、「小説って序盤からこんなに読みやすものだったのか!」ってものすごくカルチャーショックを受けた。

もっと気軽に読めるものを探すといいよ

2016-05-12

[]米澤穂信「折れた竜骨

本格ミステリって感じで、感情じゃなくて論理って感じの本

80Pくらいまで読んで挫折

本格ミステリ好きの人にとってはおもしろいらしいけど、どーもミステリありきの人物描写、会話、地の文がくどいのに薄っぺらく感じられて読みづらくて、ストレスしかならなかったか

ホント満願読みたかったけど図書館にこれしかなかったから読んでみたけど、やっぱりミステリ自分には合わんなあ

作品自体のよしあしじゃなくて、自分にあうかあわんかの問題だこれは

多分作品自体はすごくいいものだと思う

読んだ人はみんなそう言ってるし

ただ自分には合わなかった

それだけの話

とりあえずぐぐってネタバレだけは読んだ

なんか上遠野浩平殺竜事件を思い出す合わなさだった

本格ミステリ小説じゃない

事件起こりました

そんとき発言とか各々の条件はこうでした

それをあてはめると犯人はこうなりました

この構図にあてはめるだけに作者の思うように動かされる、棒読み声優みたいな登場人物

もはや小説である意味がない

箇条書きで十分

TRPGの一人リプレイっぽいというのか

事件ありきですべてが都合よく動かされるだけの、作者のただの独りよがり

そこに小説としての面白さは微塵もない

2015-11-12

これラノベ天狗案件じゃね?

http://ka-rinchaco01.hatenablog.jp/entry/2015/11/11/183000

”人ひとり亡くなっていたら臭いに我慢できないだろ。”とか、”虫が湧いて生活どころじゃないだろ”とか、”いくら肉は腐っていったとしても、白骨化して骨は残るだろ”とか、ツッコミたくなる衝動に駆られますが残念ながら、この作品原作本格ミステリーではなくライトノベル。そんなことは、この作品にとっては些末なコト。ツッコむ方が野暮ってもんですよ。

それとも、ラノベ天狗的にはこういうのはごもっともって考え方なんかな?

2015-05-05

黒死館殺人事件』を読もう

黒死館殺人事件』も同様の麻薬でした。高校生夏休み、何と面白いのだろうと読み耽ったことを思いだします。

北村薫ミステリー通になるための100冊(日本編)」

――今まで読んできた中で、一番印象に残っている作品は何ですか?

麻耶 『黒死館殺人事件』です。無茶苦茶な話なんですけど、無茶苦茶なりに筋の通った無茶苦茶さが面白かったです。

麻耶雄嵩先生インタヴュー

作家になる前後のころ、夢野久作小栗虫太郎久生十蘭なんかをずいぶんと読んだんです。彼らの文章無駄なまでの過剰性は素晴らしい、これが小説面白さかもしれないなと思ったんですね。『黒死館殺人事件』なんて、話としては何がなんだかわからないんだけど、やはり言葉がいいというか、言葉に力がある。

奥泉光『モーダル事象奥泉光スペシャル・インタヴュー

黒死館殺人事件』は、私の感じからいえば本格ではないが、なぜそうなのかを考えるとわからなくなってくる。これは、難解な犯罪事件推理の光をあてて、隠された真相を解明する物語に他ならないからだ。隅から隅までが。ペダントリーが過剰だといっても、それらはすべて何らかの形で犯罪捜査奉仕している。法水麟太郎推理非常識だというかもしれないが、名探偵なんて多かれ少なかれそんなものではないか。この作品の姿形は、やはり本格以外の何ものでもないのだ。それでいて、誰もが首をかしげおかし小説へと、『黒死館』は突き抜けてしまっている。本格の姿を残したまま、外ではなく、内側にむけて、それは逸脱してしまったのである

巽昌章「私の愛する本格ミステリベスト3(『本格ミステリ大賞全選評2001-2010』)

その作品にふれることによってその後の精神生活が豊かになった度合いでいえば『黒死館殺人事件』がいちばんかも知れない。これほど無際限な遊び方ができる小説がほかにあるだろうか。のちに『薔薇の名前』という補助線を得たときも、改めてつくづくこの作品の偉大さを実感した。

竹本健治 https://twitter.com/takemootoo/status/689053569517895680

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