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2023-11-29

2023年11月28日 Kode Talkers JAPAN TOUR 2023@味園ユニバース

2023年11月28日 Kode Talkers JAPAN TOUR 2023@味園ユニバース

流石長瀬智也バンド、事前に本人確認必要との事だったので並ぶのめちゃくちゃ嫌だったけど、14時ちょっと過ぎに会場到着したら想像してた通りの長蛇の列…。しか本人確認しない事にはライブ自体入れないので並ぶ事にしたは良いが本人確認グッツ先行もくっついてるせいなのかめちゃくちゃ待つ(後々理由がそれじゃなかったと知る)京極夏彦新刊を読んでひたすらに待ってようやく入口まで辿り着いたと思ったが本人確認がめちゃくちゃ厳しくて一人一人来場者が印刷された紙で名前をチェックしてる模様(個人情報から隠してたけどめちゃくちゃ紙見て名前探してる空気が伝わってきた)私の付近からPCでチェックしてくれる人が一人増えたけどそっちの方が確実に早く(当たり前だが)私がやってもらってる後ろに並んでる人がイラついて「こっち列進み遅いんですけど…」って言い出して内心止めろ!!って思ってた。確認してくれてる人が若い女性だったんだけど、その人が悪い訳じゃないし(確実にシステム問題)そんな事言ったら傷付くでしょ…!と思いつつ、何とか本人確認が終了してグッツを見る。もう買うものは決めてあったので速攻買って会場を後にする(物販に立ってた人めちゃくちゃ感じ良くてびっくりした)物販であんな立派な紙袋に入れてくれるの初めてでビビるお金あるなぁ…。この時点で16時過ぎ…。約2時間並んで身体が冷え切ったので速攻ホテルに戻って身体を休める…。

整理番号がそんなに良くなかったのでのんびり出発。ドリンク代700円にビビる…。高い…笑 味園ユニバース初めて入ったけど、想像以上に造りが綺麗。ここでライブ見れるのめっちゃ良いな〜と思った。前の方にある枠?みたいな所は入っても絶対見えそうになかったので、後ろの開放されたスペースでのんびり見る事に。

待ってる間、近くに立ってた人が「あれ聴けるかなぁ、オンリー・ユーきーみがきみがー」って歌ってて笑った。10分押しぐらいでスタートメンバー出てきたのは全然見えなかったけど私がいた位置の方に中畑さんと光太郎さんの立ち位置があって中畑さんが普通に見えた。ドラムって座ってるから絶対無理だと思ってたから嬉しい。ステージちょっと高めにあったのかな?長瀬君最初本当に見えなくて(皆長瀬君見てるから本当に見えない笑)まぁ見えなくても歌が聴ければそれで良いしなと思ってたけど途中からチラチラ見えてやっぱ超絶イケメンだった…笑 知ってたけど顔面がめっっちゃ良い。

長瀬君が歌い出した瞬間、うわー!!長瀬智也の生歌!!って思ったし、想像してたより上手かった(何か失礼な言い方だけど)45歳であれだけ声出てるのすごいし、失礼だけどジャ…って生だとあれ?みたいな事も多いので…。あの感じだったらやっぱり一度はTOKIOライブ行ってみたかったなぁ。持ち曲少ないし1時間ぐらいかなと思ってたら2時間30分ぐらいあってびっくりした。演奏はそりゃ下手な訳ないメンツなので聴いてて安心感あるし、とにかく長瀬君歌声が良い…!!

以外、曲の感想など。

Free Wheeles、長瀬智也の歌の上手さが際立ってて最高だった。スローテンポとかバラード系でめちゃくちゃ映える声だと思う。

個人的に好きなハンディキャンディマン、すごい良かった。ギターのカッティングがカッコいい。あとドラム気持ち良い曲。この曲、めっちゃ長瀬智也って感じ(?)がして良い。

どっかに置いといてめちゃくちゃ盛り上がってた。曲入る前のアレンジがめちゃくちゃかっこよかった。皆歌ってくれ!って言っててビビったが…。歌うのハードル高くない?曲が難しいとかそういう事じゃなくて、何か心理的に…??私だけなのかな?皆歌ってたかは分からないけど前の方の人は歌ってたかも…。でもすごい良かった。

When I、聴いてて気持ち良い。ギターソロが良き。

2曲セッション的なのがあったけど、1曲目のが好きだった。長瀬君が弾いてる所もうちょい見えたらな〜。FIREさんがめっちゃノリノリで可愛かったです。

新曲も何曲かやってたけど、歌詞めっちゃ長瀬君っぽい曲があった(雨の歌のやつともう一曲)けどあれも光太郎さんが書いてるのかな?すごい良い曲だったか音源化してほしい…。

例のモノ、ドラムがめちゃくちゃ中畑さんって感じで好き笑 リズムパターンとかThe 中畑大樹って感じ。

帯電Youthful、アウトロの所めっちゃカッコ良かった。演奏が上手いって良いね

脱力法則、好きな曲なので生で聴けたの嬉しかった。キーボードが良い味出してる曲。

アンコール情熱グルーヴ、めっっちゃ良かった!!若者では出せないグルーヴ感、最高です!!

MC覚え書き。全部ニュアンスです。

·長瀬ー!!智也ー!!の声援(?)がすごい。男の人が久しぶりー!!って叫んでたら「俺より目立つな!!!」って言っててめっちゃ笑った。

·Kode Talkers って言う訳解んないバンドを観にこんなに人が集まってくれて…みたいな話何度もしてたけどいや、フロントマン長瀬智也ですから!!むしろこんな小さい箱でライブやってて良いのか!?とすら思うし多分会場に居た人皆そう思ってたと思う。

·長「皆何処から来たの?」客「香港!」長「香港!?本当!?」客「オーストラリア!」長「オーストラリア!?絶対嘘でしょ!!え??本当?ワーホリか何か?」ってやり取りめちゃくちゃ笑った。

·長瀬君衣装ギリギリヤバい(赤のキャップに白のセットアップ)って話で(全然似合っててカッコ良かったけど)微妙ツッコミが入れられない線を探ってるって話から「もう携帯ツーカーとか使いたいもん!」って話してて、近くに居た人が「ツーカーって若い子知らないんじゃない?」って言ってて確かに…と思った笑 そこから自前のスマホ写真を撮る長瀬君フロアから「送って!!」って声が上がる笑 長瀬君も送ってって新しいねって笑ってたら、エアドロで!!って声が上がって長瀬君がエアドロって俺の携帯一杯になっちゃうよ!!って言ってて笑った。やり取りが面白過ぎる。

·長瀬君がやっぱ(お客さんに)女性がいると良いね、ほのぼのするって話してて(前の神戸では9割方男性だったらしい)元アイドル長瀬智也垣間見た…笑

·何の曲か忘れたけど、中畑さんのカウントが「ワン、ツー、さんはい!」で可愛かった笑

·売れる気は全くないですって言ってたけど、売れるの重要よ…!!まぁ長瀬智也ともなれば売れるとか関係ないのかもしれないけど…。音源CDLPカセットしか販売してなくて配信·YouTubeも上げてないとか売れる気ないよねって光太郎さんが言ってて笑った。確かに…。

·俺達は裏切らないって長瀬君が言っててカッコ良かった。長瀬智也が言うとめっちゃカッコいいな。

·メンバー紹介の時、中畑さんどんな風に呼ばれるんだろ?中畑かな?って思ったら「ドラムス大樹ー!!」って言われててそうか、大樹って呼ばれてるのか!ってのと長瀬君から中畑さんの紹介がある現実、本当色々すごいな…と思った。あまり言いたくないけど、メンバー紹介全員の中で中畑さんの時が一番フロアの反応薄かった…笑 私が中畑さーん!!って叫ぶ勇気があれば少しは後押しになれたのに…(絶対無理だけど)

·最後辺りに子供の声(うあーーーーーみたいな声)がフロアに響いて(ソファ席の所に小さなお子さんがいた)長瀬君が「何か可愛い声が…子供いるの?いないよね(一応お子さんのご両親がアピール?してたけど見えてなかったぽい)え?俺聞いてはいけない声を聞いてしまった?」って言ってて、気付いてあげてくれ〜!!って思ったけどその時は無理で心霊現象みたいな扱いになってた…笑 最後捌ける時、中畑さんは気付いたっぽくて笑顔になってた。可愛い

·長瀬君が「45歳…(体力的に)キツイすね」って言ったら中畑さんが「そんな事ない!!」って返してた。確かにこのバンドだったら長瀬君が一番若者だもんね。

·味園ユニバース、良い箱だねって話から初めての人〜?って長瀬君質問中畑さんが手上げてて可愛かった。

初めて入った味園ユニバース、すごく良い箱だった。後ろのスペース開放してあったらのんびり聴けるのすごい良いと思う。初めて聴く長瀬智也歌声めちゃくちゃ良かったし、本当テレビで見るまんまのMCとか笑顔で天真爛漫さと人柄の良さが伝わってきて何十年も芸能界の荒波の中で常にトップで居た人とは思えない…。これは信頼されて好かれるよなぁとしみじみ。後はやっぱり長瀬智也の後ろでドラムを叩く中畑さんを生で見る事が出来て何かこう…すごいなぁと。こんな日が来るとは…。長瀬君音楽を楽しんでる姿がまた見れて良かった。あと昨日ライブを観て、私にとっての最大のエンターテインメントライブだなと思った。

2023-11-19

20231119[アタック25]Next 2023年11月19日 #87 20代大会 2023-11-19結果

BSジャパネクストで日曜昼などに放送

日曜日の本放送だけ1時「25」分から

BS1からボタン2回(今だけ?)とか

ケーブルテレビSTBでは見られない場合が多いようなのでBSパススルーとか

地域によってはSTBで見られるようになったかもしれないので最新情報確認

ジャパネットアプリ放送同期・見逃し配信あり

 

赤:沼田帆大@大阪29

緑:黒川千絵乃@東京22

白:田辺太郎@神奈川27

青:渡辺萌香@東京25

 

今日の答え(放送とは表現が異なる場合があります

・01 [ある都市名前]パリ

・02 ダーウィン

・03 [気象庁]木枯らし こがらし

・04 レスリング

・05 ひこにゃん

・06 [人物]ひき肉 ひきにく

・07 [すべて]アイオワ州 アイダホ州 イリノイ州 インディアナ州

・08 『怪獣8号』

・09 坂本龍一 さかもとりゅういち

10 [近似値]17(人

11 見取り図

12 青森(県

・13 10

・14 ハイハット(シンバル

・15 ハッブル

・16 [どれ]ホーチミン

17 [ふるさとクイズ][宮城県東松島市]鳥居

・18 ピーター・ドラッカー

・19 消しゴム(マジック

20 警視総監

・21 京極夏彦 きょうごくなつひこ

・22 [3択]7 8キロ超級

23 [AC]シュメール(人

24 [AC2]『門』

・25 [AC3]鍔《つば》(ぜりあい

・26 [AC4]山口(県

・27 [3択]1 7年

28 しぎ(焼き

・29 ヤバイTシャツ屋さん

・30 ラトビア

31 [角度]180(度

・32 [3択]トリプル フリップ

33 egg エッグ

・34e [どちら]筋肉

・xx [ある人物名前]寺山修司 てらやましゅうじ

2023-10-07

BookOffに行った

三連休初日、やることもなかったのでBookOffに行った。

先日、本屋に行った際に、中山〇里の〇養〇人シリーズが6巻まで出ていることに気づいたので、あったらいいなという期待もあった。

残念ながら既に購入済の4巻までしかなくて、代わりに映画化された『〇られなかった者たちへ』を買った。

映画になると中古に出るのも早いなと思ったけれど、2年前の作品だった。

これだけの話だが、これをXにポストすることはできない。

何故なら、中古で買うことは害悪のように思う人達がいて『作家応援する気持ちがない』『作者の目の届くところで言うべきではない』みたいな面倒なことになるのだ。

作者はそんなの見てないだろうが、『エゴサしたら出てくる』らしいので。

なので、検索されないように伏せた。

ちなみに、私にも愛書家の端くれとして、作家応援する気持ちはある。

しかし、9月京極夏彦の鵼とクレイヴンのワシントンポーの新作、あと、推理小説ラノベ漫画新刊を買って7千円を超えた。

欲しいものをすべて定価で買う金銭的な余裕はない。

発売してすぐ読みたいとまではいかなくても、そこそこ早めに読みたい本だと、発売後1ヶ月待つと、電子で旧作扱いになって『週末18%OFF』みたいなキャンペーン対象になるので活用している。

しばらく待ってもいいものだと、中古に出るのを待つこともある。

そこは個人感覚で、本と作家によるとしか言えない。

それはそれとして、いいなと思う作家応援したい気持ちちゃんとある

応援という言い方は適切ではないと感じるが。

選ぶネタでいいなと思った作家次回作も読みたいと思う話を書くかもしれないという利己的な理由から

そういう諸々をひっくるめて、新人作家の本や翻訳物は本屋で早いうちに買うようにしている。

売れないと次回作がない可能性があるから

ただ、今回は〇山千〇だからな。

あれだけ多作で売れてる作家なら、今更、私が1冊や2冊中古で買ったからって痛くもかゆくもないだろう。

応援する気持ち』はないかもしれない。

これもXではポストできない。

カエル男は発売月に定価で買った。とても良かった。

2023-09-28

anond:20230928152059

そんな感じだな。

浅い例えで恥ずかしいけど、京極夏彦氏とかが使ってたら文体や他の語彙とかと馴染むけど、ラノベとかなろう系みたいな薄っぺらい娯楽極振りな文体で「ヤバい」みたいな語彙と使われてるとめちゃくちゃ違和感ある。

2023-09-23

酒のツマミになる話で「河童に一つだけ質問出来るとしたら何を訊く」という大悟の問いかけがあった

なんだろうな…

人類の敵ですか?」

かな

でも、牛とかも襲うから人類だけの敵ってことは無いだろうな(生物全体の敵?)

「尻子玉抜く理由はなんですか?」

の方が良いかな?動物や人を襲うのは遊びの一貫の様に感じる。「食べる為」とかではなさげ(つーか肉食なのか?胡瓜好きとか言ってるからベジタリアン可能性もあるよな。藻とか喰ってそうだし)

あ、

「なんで亀の甲羅を背負ってるんですか?(防御するなら頭部にすべきなのに何故背中?ファッション?)」

の方が良いかな?

そもそも河童ってどういう由来だっけ

水死した人の怨念とかだっけ。中華系由来とかもあるかな(そもそも日本オリジナル妖怪ってなんだろうな?)

まあ、色々な由来があった気がする。自分折口信夫の本なんか読まないから、たぶん京極夏彦かなんかで読んでるんだろうけど

いま、wiki見てきたけど「土木従事した(合羽橋の由来になった)」ってのもあった。そうだそうだ。そんな話も読んだことある!

妖怪ってそういった「何かしらの存在意義理由」を持ってるよなあ

人間からするとわけわからん悪戯したり人命を脅かしたりする存在だけど、なんか意味あるんだよな

関係ないけど、石燕よりも北斎河童の方がkawaii

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Hokusai_kappa.jpg?uselang=ja

2023-09-16

キューブリック作品がつまらない

時計仕掛けのオレンジシャイニング全然面白くないんだが。

京極夏彦が「シベリア超特急」を初めて観た時に全く面白く感じらず、何度も何度も観てようやく面白さがわかったみたいな事を言っていたし、面白面白くないではなく自ら「面白がる」のが大事だとは思うけど、、、

2023-09-14

京極夏彦の新作買った?読んだ?

発売日ってのをネットで知って買ったんだけど

このシリーズ大好きだったけど何年も読んでなかったんで怖くて読めないでいる。

相変わらず長いってのもあるし。

内容には触れなくて良いけど面白いかな?

どっちにしろ読むんだけど 笑笑

2023-07-26

anond:20230725231257

謎解き

複雑なトリックを解いたときパズル的な達成感、なぜその人がそんなことをするのか知りたいという知的好奇心まさかそんなことまでやってくるとはという「驚き」そのものに感じる面白さ。

キャラ

事件」という状況では突飛なキャラクターを活躍させやすい。奇矯探偵天才的な犯罪者、狂った殺人鬼、華麗なる怪盗など、ミステリには多くのキャラ類型がある。また極限状態における人間心理(恨み・怒り・恐れ…)も描きやすい。

雰囲気

絶海の孤島、不気味な村、からくり屋敷見立て殺人ダイイングメッセージなど、ミステリにはさまざまな定番の道具立てがあり、怪奇的であったり衒学的であったりと独自雰囲気をまとっている。

構成

ミステリには「事件発生→調査解決」という分かりやす構成があり、これは作品をつくるうえで強力なフレームワークになる。「本質的ジャンル青春ものやバトルものだが、形式的ミステリ構成を借りている」という作品も多い。

いずれを重視するかで作品雰囲気はがらりと変わる。島田荘司綾辻行人のようないわゆる本格ミステリは「謎解き」に奉仕するし、森博嗣京極夏彦あたりは衒学的な「雰囲気」でゴリ押してくる。西尾維新戯言シリーズお約束程度に殺人事件が起きるだけの奇妙奇天烈な「キャラ」のバトルものに移行していったし、米澤穂信日常ミステリなどは「構成」としてはミステリでも青春小説としての側面が大きい。

「まずは『十角館の殺人』とか『殺戮に至る病』読め」とか言ってくるような人はおそらく「謎解き」の信奉者なので、「論理が端正でトリックに驚きがある」というだけでその作品を高く評価する。極論すれば作品を「物語」ではなく「問題」として評価しているのであるが、あくまでそれはミステリ派閥ひとつにすぎないので、必要以上にその視点に囚われないことが大切である現代社会に生きてフィクションに触れているなら、どこかでミステリ的な要素は摂取しているはずだし、その要素を面白く感じているはずなので、「ミステリ面白さを理解できない」などと心配する必要はない。

2023-07-25

逆に聞くが「おもしろミステリ」って何?

https://anond.hatelabo.jp/20230725215629

これ書いてる増田ミステリ全然読まないのね。で、知人から「まずは『十角館の殺人』とか『殺戮に至る病』読め」って言われて読んだのよ。

正直言うがこの2つ面白いか? キャラクター観が激古くて読むに堪えないって感想がかなりでかい

もちろん、大ネタトリックはそこそこ驚いたので悪くはなかった。でもそれにしたって描写がかなり厳しいと思っちゃったんだよ。

まあ本音を言えばタイトルアオリよ。自分がどうやら小説を読むときキャラクター描写ストーリー偏重しすぎるきらいがあるので、例にあげた2つのおもしろさがわからないのは当たり前というか、どちらもそういうのを狙ってる作品じゃないよね。だからおもしろく思えないのは単にnot for meってのはわかる。

でもなお思っちゃうのはさ、世間的になんであんなにこの2作品が褒められてるのかが逆にわかんなかったんだよ。

で、逆張りでもなんでもなく知りたいのよ。ミステリファン的に

この辺でアドバイスあったら教えてくれないか? 世間的に褒められてる作品理解できないの、多分自分のレセプターが歪んでる可能性があるのでラーニングしたいんすよ。でもミステリに関する知識マジでいからとっかかりがなくてすごく困ってる。

追記

めっちゃコメントきてるありがとう!めちゃくちゃたくさん反応もらって追いきれてないけどすげえ助かる!整理するんで少し待ってくれ!

追記2

いきなり訂正なんだけど俺めっちゃミステリ読んでたわ! みんなが挙げてくれてた作品だとこんな感じだわ!

でも上に挙げた奴あんまりミステリミステリって気持ちで読んでなかったわ!

最初書かなかった事情を書くとさ、こないだたまたま見かけたおすすめミステリ100冊みたいな文章の冒頭に「『十角館の殺人』読んでないならまず読め。こんな文章読んでる場合じゃないんよ」って書かれてたから『十角館の殺人』読んだらピンと来なくて困ってたんだよ。「ミステリとは一体なんなんだ……?」みたいな気持ちですよ。でも全然読んでた! ごめん! 俺が間違ってた!

これはみんなが色々教えてくれて少しわかったと思う。そもそも本格ミステリ」と「新本格ミステリ」というジャンルの間に「社会派ミステリ」ってのがあったんだな。その反動新本格が出てきた。なんか「『本格って単語がついてるミステリ』がわからないならミステリのことがわかってない」みたいな気持ちになってたけどそんなことなかったんだな……。

十角館の殺人とかも、描写がちょい厳しいなってのも時代的なこと考えたら理解はできる。こないだヤマシタトモコの古い作品読んだら「ホモ」って言葉連呼されまくってて「マジで?」ってなったの思い出した。10年程度で感覚全然かわるし30年あれば言わずもがななんだよな。

いやさ「本格ミステリ」とか言われてる作品がピンとこなかったらちょいビビっちゃったんですよ。だって「本格」がわかんないなら「ミステリ」って何? って感じじゃん? でもあんまり気にしなくてよさそうだな。いろいろなミステリがあっていい! そういうことか!

自分が好きなSFとかが「SFとは認めん!」みたいなこと言ってる作家多かった経験からすげえジャンルに対して身構えていたんだけど、当たり前だがいろいろな楽しみ方があるんだな……。ありがとう。そこマジでわかってなかった。ミステリファンは全員「本格ミステリわからんやつはミステリことなんもわかってない」くらいに白眼視されると思ってた(冗談じゃなく本気で思ってた)。これは俺の偏見だったわ。本当にすまん。

どうやら世間的には日常ミステリとかキャラが経ってる新本格とかたくさんあるっぽい。みんなが面白いって言ってくれた作品追っかけてみる。ありがとう!!!

とりあえずみんなが言及してくれたレコメンド列挙した。

多いわ!!!

lady_joker 100文字では書けないのでこっちに書いた。推敲していないので、チビを迎えに行ってから直すかも https://anond.hatelabo.jp/20230726161801

fushigishiatsu 増田友達になりたい、という文章を書きました。https://twitter.com/3216/status/1684044848628916224

フレンド!!!

あと面白かったのがこの方のブコメ

bokmal 子供の頃親の本棚エラリー・クイーンを読んだらおもしろすぎて、小遣いで古本買い集めたけど、大人になってから読むと「おもしろいけどそこまでか…?」てなった。子供ゲームブックと小説区別しないしなー。

気のせいじゃなければエラリークイーン挙げたのこの方だけ?

2023-07-09

20230709[アタック25]Next 2023年7月9日 #68 夫婦ペア大会 2023-07-09結果

BSジャパネクストで日曜昼などに放送

10月からの本放送は1時「25」分から

BS1からボタン2回とか

ケーブルテレビSTBでは見られない場合が多いようなのでBSパススルーとか

地域によってはSTBで見られるようになったかもしれないので最新情報確認

 

今日の答え(放送とは表現が異なる場合があります

・01 [ある生き物の名前]おしどり

・02 ファーストバイト

・03 千原ジュニア

・04 ハマナス

・05 [3択]3(番

・06 ティファニー

・07 [すべて][番号順]青森県 高知県 宮崎県 富山県

・08 優しさ(で

・09 [近似値]307万5213

10 京極夏彦 きょうごくなつひこ

11 ハンガリー

12 新田恵利 にったえり

・13 意気投合

・14 猿桜 えんおう

・15 善通寺 ぜんつうじ

・16 東海オンエア

17 [ふるさとクイズ][福岡県福岡市]昆布

・18 北島三郎 きたじまさぶろう

・19 銅

20 山下清 やましたきよし

・21 三重(県

・22 [AC]『マイ・エレメント』

23 [AC2]三顧(の礼

24 遠藤保仁 えんどうやすひと

・25 『潮騒しおさい

・26 『サウンド・オブ・ミュージック

・27 オランダ

28 [2択]海に面して)いる(国

・29e 仁王(立ち

・xx [ある国の名前]チェコ

2023-03-19

[][] 【推しの子Mother and Children

2022-12-31

anond:20221231111835

京極夏彦死ねばいいのに

これお薦めしようと思ったけど、内容結構忘れてる。読み返そ。

2022-10-19

魔力を有する性器、その他の話

女性が陰部を見せることで魔を祓う」という伝承に関する、本しゃぶり(honeshabri)さんのエントリ拝読したので、それに便乗して、思い出した雑多なことを書き残す。先に断っておくが、かなりくだらない話が多い。

中田雅喜(なかた・あき)という女性漫画家がいるのだが、彼女代表作の一つで、80年代に成年向け雑誌漫画ブリッコ』に発表した連載作品を一冊にまとめた『空は女の子でいっぱい』というタイトル単行本がある。作品のものの別名は『真・ダ○ボ』シリーズとも言う。伏せ字にしても意味が無いような気もするが、とりあえず○ィズニーが怖いので、形式的に伏せ字にしておく。

○ンボと言えば、耳が普通の象よりも大きくて、それで羽ばたいて飛行することが出来る、子象が主人公物語である

この『空は―』の主人公である少女も、身体の一部が通常の人間女性よりも大きく、それによって羽ばたいて空を飛ぶことが出来る。ただし『空は―』の主人公の巨大な身体パーツは、耳ではなく陰唇である

念のために再度言っておくが、作者の中田雅喜女性である

ある日突然、X-MENミュータントのように陰唇が○ンボ状態になってしまった主人公女性に悪さを働く暴漢を巨大な陰唇で退治したり、人類から差別迫害に立ち向かったり、同じダ○ボ族たちと巡り会ったり、ダ○ボ族と人類戦争が起きて巻き込まれたり和睦したりと、奮戦する主人公の姿と、普通少年との淡い恋の行方。これら全てを描き切った一大ファンタジックSFエロチックコメディ絵巻である。念のために言うが、嘘は言っていない。ろくでなし子以前に、ここまでポップに女性器を強調したキャラクター創造したクリエイター存在したことは、日本アート史上に記録しておいてよいであろう。

この最高に馬鹿げた漫画執筆した切っ掛けが果たしてどのようなものであったのか。それは、同じ作者によるエッセイ漫画『純情ももいろ日記』に経緯が描かれている。

この『ももいろ―』についても説明すると、現在でこそ、女性漫画家性愛などについて赤裸々に語るエッセイ漫画自伝漫画のような作品は、決して珍しくもないが、中田による『ももいろ―』は、そのようなジャンルの先駆的作品である日本漫画史上、もっと高い評価を受けて然るべき作品であると、個人的には考えている。

ももいろ―』の内容も少し紹介する。例えば、成年向け作品執筆に関して、誌面では最終的にボカシで消されるとはいえ、生原稿では性器を描かざるを得ない。他にモデルもいないし仕方が無いので、作者である中田雅喜は、自身彼氏性器の実物を見ながらスケッチしたという。そういったユーモラスなエピソードの数々が『ももいろ―』では、ポップで可愛らしい絵柄で描かれている。ちなみに、性器スケッチモデルにもなった彼氏は、後に中田雅喜結婚して夫婦になるのだが、漫画で描かれている外見的な特徴を見れば、彼氏の人の自画像そのままなので、誰なのかは一目瞭然である。よく本人がオーケーしたな……。器が大きすぎる……。ダ○ボだけに。

それで『ももいろ―』によれば、若き日の中田雅喜は、隙間風が吹く風呂無しアパート暮らしており、冬の寒さに難儀していたため、ガス湯沸かし器を購入する資金が欲しかった。ちょうどそんな時に、知り合いの編集者が成年向け雑誌仕事を持ってきた。その依頼を受けたことが切っ掛けで、中田は成年向け作品執筆するようになった。そうして傑作『真・ダ○ボ』シリーズが生まれた。なお、中田雅喜は、無事にガス湯沸かし器を手に入れたそうである

成年向け雑誌仕事中田雅喜のところに持ってきた、その編集者とは、何を隠そう「オーツカ某」である。この呼称を覚えている人がいたら、その人は若くない。これは、現在大塚英志である大塚英志といえば、千葉徳爾宮田登の教え子であり、その学問的な素養を活かして『北神伝綺』『木島日記』『黒鷺死体宅配便』など数々の傑作を生み出した人物でもある。当時オーツカ某だった大塚英志が、漫画『真・○ンボ』の内容にどれほど寄与していたのかは定かではないのだが、もしかしたら民俗学神話伝承などについて学んだ経験を活かして、アイデア中田雅喜提供したりしたのかもしれない。何か情報を知っている人は、教えて下さい。

かなり前置きが長くなったが、ようやく神話伝承話題に繋がった。中田雅喜の『真・ダ○ボ』では、物語の終盤において「牙が生えている性器を持つ、女性の姿をした怪物伝承」「自らの手で牙の生えた性器を広げる女性の姿を描いた石像」について言及される。そして「この恐ろしい怪物に関する人類伝承は、遠い未来に遭遇する運命にあるダ○ボという異種族に対する、未来記憶による恐怖の産物だった!」という話になる。分かる人には分かると思うが、これは勿論、アーサー C. クラークSF小説『幼年期の終わり』が元ネタパロディである

さて、牙の生えた性器を持つ女性神話伝承については、金関丈夫が「Vagina Dentata」と題した論文(岩波文庫木馬と石牛』に収録)で、台湾東南アジアなどに分布するもの特に詳しく紹介している。この神話は、日本列島にも存在する。

この神話群は、おおむね次のような内容である。「昔、とても魅力的な女性がいて、大勢の男たちから求婚された。しか結婚しても、初夜に夫が死んだり逃げ出したりして、夫婦生活は長続きしなかった。その原因を調べてみたところ、彼女性器に牙が生えていて、夫の性器を食い千切って死に至らしめることが判明した。その牙を抜いたり砕いたりすることで、彼女普通女性となり、新たに夫を迎えて幸せに暮らすことが出来るようになった(バリエーションとしては、単なる怪物として退治されて死んだといったもの存在するようである)」

この物語典型の一つが、江戸時代奉行根岸鎮衛(ねぎやすもり)の著した雑話集『耳嚢(みみぶくろ)』に収録されている「金精神(こんせいじん)の事」と題する一篇である。これは、津軽で「カナマラ大明神」と称して祀られていた、黒銅(黒鉄)で作られた男性器型の御神体について、その由来を聞き書きしたものである

この由来物語でも、やはり、牙が生えた女性器を持ち、それが夜の夫婦の営みの際に夫の性器を食い千切って死に至らしめるために、結婚しても夫婦生活が続かないという女性が登場する。その悩みを聞きつけた或る男が、この女性結婚を申し込んだ。そして迎えた初夜、新しい夫は、自らのものを初めて挿入する代わりに、まず黒銅で作った男性器を妻の性器に挿入した。すると牙の生えた女性器は、黒銅の男性器に噛み付いたために、牙が砕けて全て抜け落ちた。それ以後、女性普通女性となり、つつがなく夫婦生活を送った。その時に夫が用いた黒鉄作りの男性器が、後に神として祀られ、今のように崇敬されるようになったとの由。

古今東西神話呪術において、男女のいずれの性器も、生命力呪術的な力の源泉として神聖視される事例が数多い。その中で特に女性器は、妊娠出産による人間誕生という重要役割を担うことから生命象徴のものであった。しかし、それとは対照的に、Vagina Dentata神話で描かれている女性器は、牙を生やしていて、生命を生む存在ではなく、むしろ奪う存在である。これは、陰唇と口唇の形態的な類似と、性行為時に男性器を受け入れるという機能から男性器を喰らう女性器という発想に至ったと考えるのが自然なことであろう。けれども、それだけではないように思われる。

Vagina Dentata神話根底には「生命を生み出す魔力を持つ女性には、それと表裏一体のものとして、生命を奪う魔力もまた備わっているのが当然である」とする、呪術的な発想もあったのではないだろうか。ニギミタマ、アラミタマという言葉が示すように、聖なる力は、好ましい側面だけでなく、同時に好ましくない側面や荒ぶる側面を併せ持つとされることも多い。聖なる力が人間の役に立つ時には「カミの力」とされるし、人間に害を及ぼす時には「妖怪の力」とされる。こういった「カミと妖怪の間を振り子のように行き来し、変貌する超自然的な存在」という妖怪の有様は、京極夏彦作品に多大な影響を与えたことでも知られる妖怪学者小松和彦著作で、詳しく論じられている。女性器の神聖性に対して人類が抱いた、善悪判断を超越した畏怖の感情。それがVagina Dentata神話には残されているのであろう。

もう一つ。生命力の源泉という呪術役割を巡る主導権争い、すなわち、女性原理男性原理との間に生じた闘争対立記憶を、Vagina Dentata神話は今に残して伝えているのではないだろうか。『耳嚢』の金精神(こんせいじん)についての伝承は、生命を生むための呪術的な過程において、vaginaを重要視する女性原理から、phallusを重要視する男性原理が、地位や主導権を奪ったこと、男性原理の側から見た勝利記憶を留めているのではないか。牙を失い、呪われた存在ではなくなった女性器は、その代償として呪術的・超越的な力を失って馴致されたとも読める。

しかしまた、こうも考えられる。生命力の源泉としての呪術的な力は、女性原理場合女性器の妊娠出産の力として発揮されるが、男性原理場合男性器の種付けの力として発揮される。その一例として、田植え神事において、男性器を模した御神体田圃の泥土に突き刺し、稲の豊穣を祈願するという儀礼存在するという事例が挙げられる。金精神(こんせいじん)の由来物語も、新たな生命創造する過程である男女の営みの中において、生命の根源に係る呪術的な部分で、男性原理の種付けの役割にも"平等に"重きが置かれるようになったことを示しているとも考えられる。そう考えるならば、つまり精神(こんせいじん)の由来物語とは、男女双方の原理二人三脚でなければ、人間生命を生み出す呪術的な力を得ることは出来ない、女性原理だけ或いは男性原理だけでは決して呪術は成り立たないのだという「男女の共存和合を説く物語」だと解釈することも可能である対立征服物語として捉えるよりは、そのように考えた方が、建設的で平和的なのではないだろうか。

ところで、魔を祓うのとは少し違うが、男性器もまた、困難時に着衣を脱いで曝け出すことで窮地を脱するための呪術的な行為とするという事例がある。例えば、猟師が山で迷った時に、勃起した陰茎を山に向けて見せれば、山の神(女神)が喜び、その男性を助けて無事に下山させてくれるという伝承がある。

また一方で、女性器にも似たような発想の伝承がある。田植えをする時に女性和装下着を着けていないと、丸見えの女性器を田の神(男神)が見て喜び、田植え作業が早く進んで終わるように手伝ってくれるという伝承がある(そういったエロ話をしながら、田植え作業に勤しむ農村女性たちの活き活きとした姿を、宮本常一が記録に残している)。

このように性器を曝け出して超自然的な存在に祈願する人間の姿は、文明化した我々現代人の目から見れば、大らかではあるが、馬鹿馬鹿しく滑稽に映る。しかし、自らの肉体の恥ずかしくて重要な部分を曝け出すことができるというのは、相手が神(カミ)であろうと人間であろうと、それを捧げる対象に全幅の信頼や愛を抱いていなければ出来ないことであり、ある種の真摯さや敬虔さの証となる行為でもある。そう考えると、男女間の異性愛だけに限らず、全ての性愛行為根本において、信頼や愛が何よりも大切であるとされることの原点が、これらの呪術行為図像には秘められているとも言えるであろう。

そう考えれば、魔力を持つ性器を曝け出すという古来の伝承図像、それらの子孫として現れるポップカルチャー的な表現は、単にこれらを面白がるだけでも全く構わないとは思うが、改めて見つめ直してみれば、案外と我々現代人が真面目に学べる何かをも多く含むのかもしれない。

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過去駄文こちら。

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2022-07-10

ミステリー短編

面白いミステリーを読みたいので、おすすめを教えてください。

好きな作家20年前から更新されず森博嗣京極夏彦北村薫あたり。

米澤穂信はハマらなかった。

伊坂幸太郎もそんな好きじゃない。

古いやつより新しいのが知りたいです。シリーズとかだとなお嬉しい。よろしくお願いします。

2022-05-27

ある女のセクハラ体験談(追記)(更にいくつかの追記修正あり)

 現在ネット上で私に対する告訴をちらつかせている人物は、その人物の元・妻であると私が称したと主張している。しかし、文章修正の前も後も、私はそんなことは一言も書いていない。その点に関してだけは明確にしておく。

 2022/05/30告訴をちらつかせている人物がいるが、私はその人物の元・妻ではない。繰り返しになるが、最初から私はそのように称していない。本来ならば、セクシャルハラスメント被害者として、特定されたり好奇の目に晒されるような二次被害を防ぐために個人情報曖昧にして書いた。それなのに、告訴をちらつかせている人物からは「自分の元・妻ではないから、このセクシャルハラスメント被害の話は虚偽」と言われ、私は非常に苦痛を強いられている。痴漢冤罪ピックアップすることで痴漢被害者の声を掻き消そうとする人たちがいるが、それと同じことをセクシャルハラスメント被害者に対して行っていると、告訴をちらつかせている人物には自覚して欲しい。

 以下の話は、フィクションである実在人間団体事件には一切関わりは無い。

SLAPP訴訟を準備している人に対する注釈ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 最初に発表した時点では無かった「実在人間団体事件には一切関わりは無い。」という一文を、上のとおり書き加えることにした。後に続く部分でも同じ書き加えをした。この、たったの一文を挿入することが、私には耐え難い苦痛だった。私自身のハラスメント被害を無かったことと、皆の前で宣言しろと言われているような気持ちになったからだ。私は今、トイレに行って嘔吐してから、この部分を記している。結局、あの頃と同じく今の私も、保身のために自分の主張を引っ込めたことになる。

SLAPP訴訟を準備している人への注釈・終わりーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 元・夫が、ある場所で「離婚したとはいえ、元・妻が傷つけられるのは許せない。何らかの対応検討する」と言っていることを知った。この元・妻というのは、何を隠そう私のことだ。はてな匿名ダイアリーに書いているのだから、隠すも正体を明かすもないが。

 「傷つけられる」と元・配偶者が言っているのは、かつて私がある人物から受けたセクハラについての情報が広まって、私が心無い言葉を浴びたり、中傷される状態を指しているようだ。

 しかし、である

 今になって「元・妻が傷つけられるのは許せない」と言い出すぐらいなら、何故あの頃、言ってくれなかったのか。そう思って、元・配偶者ながら、というか元・配偶者からこそ余計に、私はゲンナリしている。

 私にセクハラをした加害者は、元・夫の仕事上で付き合いがあり、仕事以外のプライベート時間や場でも私たち交流が有った、私たちよりも年長の男である

 加害者は、私にセクハラしただけでなく、そのことを仕事仲間などに自ら話したりもしていた。懺悔としてではない。愉快な話としてである。つまりセクハラをされた時にだけでなく、その後にも継続的に、私は傷つけられ続けている状態に置かれていた。

 セクハラされた時、私は「そういうことは止めて下さい」と加害者に対して言ったのだが、私の憤りや恐れや嫌悪感情をまるで理解しようともせず、軽い口調で「ゴメンゴメン」みたいな感じで誤魔化されただけだった。今でも「もっと強い口調で言えば良かったのでは?」「いっそ殴ったり蹴ったり物を投げつければ良かったのでは?」「何故あの時、もっと適切な反撃ができなかったのだろう」と、自分自身に対して不甲斐無さを覚えて、自己嫌悪に陥ることが度々ある。

 さらに私が苦しむ原因になったのは、その頃は婚姻関係にあった現在の元・夫が、私の側に立ってくれなかったことだ。

 加害者から私がセクハラを受けたこと、それに対して私は憤りや恐れや嫌悪を感じたこと、加害者へは私に対する謝罪をするように要求して欲しいことを、その頃は夫であった彼に訴えた。それに対する彼の反応は「あの人も悪気があった訳ではない」とか「あの人は昔気質の人だから」とか「あの人は冗談のつもりだったのだから、怒るのも大人げない」とか、概ねそういった言葉だった。漫画寄生獣』でパラサイトと会話する主人公・新一が、昆虫か何かと話している気分に陥る描写があったが、私も新一と同じような気分だった。つまり元・夫は、加害者の側の人間だった。だったという過去形ではなく、であるという現在形で言うべきだろうか。

 会社勤めとか役所勤めの仕事などであればその組織に訴え出て処分要望するとか、金銭知識を持っていれば弁護士などに相談するとか、何かしら対処の仕方があったかもしれないが、私は上手いやり方を思いついたり実行したりすることは出来ず、そうこうしているうちに私たちは、元・夫と元・妻という関係になった。

 あの頃、彼は「馬鹿馬鹿しい話だ」と言った。近頃の彼は「これまでは馬鹿馬鹿しい話だから取り合わず放置していたが、いい加減、噂を広められて元・妻が傷つけられるのは許せない」と言っているようだ。私にとっては、あの頃も現在も、少しも馬鹿馬鹿しい話ではなかったのに。

 私の元・夫が「馬鹿馬鹿しい話」として放置できなくなったのは、決して私が苦しんでいることが理由ではないことを、私は知っている。元・夫が黙っていられなくなったのは、加害者の男が批判されているかである。元・夫は、あの男のことが大好きなのだ

 最近では、何処の業界職場でも大なり小なり、セクハラは良くないことであり、するべきではないし、セクハラをする人がいれば止めたり批判するべきであるという意識が浸透し始めた。私にセクハラしたことを愉快な話として吹聴していた加害者の男と、私を救ってはくれなかった元・夫が関係している仕事世界にも、少しは変化があった様子で、私に対するセクハラの話を愉快な話とは受け止めてはもらえなくなったと聞いている。

 このため、加害者の男は「大袈裟に話して誤解を招いた」と言うようになったらしい。大袈裟?誤解?私にしたことを、そのまま本人が言い触らして回っていたのに、いったい何が大袈裟で何が誤解なのだろうか。

 元・夫は、誰に対して、どんな対応をするつもりなのだろうか。私がされたセクハラの話を誰よりも他人に広めたのは、ほかならぬ加害者本人なのに。元・夫は、加害者批判したり止めたりしてくれなかったのに。まさか加害者批判する人たちに対して「元・妻が傷つくから許せない。セクハラについて語るのを止めろ」と言うつもりなのだろうか。仮にそうだとしたら、それを何故あの頃、加害者に対して言わなかったのだろうか。元・妻である私を救おうとしなかったことが知れ渡ると、元・夫としては困るのだろうか。

 セクハラ被害者が、セクハラ加害者に対する批判を食い止めるために、よりによって元・配偶者から利用されるという救いの無い境遇を知ってもらうために、理解してもらうために、自分気持ちを吐き出すために、はてな匿名ダイアリーに書いた。

 以上の話はフィクションである実在人間団体事件には一切関わりは無い。最初に書いた時には、ここに「どっとはらい」という言葉を記したが、それは、めでたしめでたしという意味らしいので、この先の未来の私に少しでも幸いが有ればと願いを込めていたからだ。しかし今は、私は少しも救われなさそうだと理解したので、その言葉を消すことにする。

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追記修正2022/05/29

 このフィクション日記に書かれた人間関係が、具体的に誰のことを指すのかに関して、はてブで推察と特定が試みられている。それに対する答えのようなものを記しておく。

 以下もまた、フィクションである実在人間団体事件には一切関わりは無い。

 私は、人物特定に関する推察を肯定否定のいずれもするつもりは無い。答えは無い。それが答えである実在人物団体事件には一切関わりはない。

 そもそも特定可能ならば、匿名ダイアリーに書いたりする必要は無く、私も現実世界対処しているはずだからだ。

 一次的なセクハラが反復的に行われていれば、それを例えばボイスレコーダーで録音するなどして証拠を固めて私も反撃できただろうと思う。しかし、一次的なセクハラが突発的・単発的なものであった場合被害者は驚きやパニックなど心理的な硬直状態に陥って、証拠固めなど実行できずに終わることが多い。たとえ複数回継続的に行われるセクハラであっても、被害者が恐怖心で萎縮するなどして理性的思考するのが困難な状態に陥り、やはり証拠固めをできないことは珍しくない。

 私に対するセクハラを愉快な話として加害者が吹聴していたという、二次的な加害行為に関しては、その話を聞かされた人たちの記憶にも残っている。しかし、一次的な加害行為のものに関する証拠が残されていない状態では、加害者が今になって主張する「大袈裟に話していただけで、事実ではない」という言葉を覆すのは、極めて困難だ。

 二次的な加害行為だけに関して言えば、それ自体セクハラなので、その被害司法機関などに訴え出ることは理論的には可能かもしれない。しかし、それを仮に私が実行したとしても、やはり加害者は「大袈裟に話していただけで、事実ではない。しかし、たとえ事実ではなかったとしても、愉快な話として触れ回ったことは被害者を傷つけた。だから、そのこと(二次的な加害)については謝罪する」といった、一見すると謝罪に見えるが、肝心の一次的なセクハラ行為については否定する言葉を述べるという手法をとるだけであろう。

 私が、何よりも加害者に認めて謝罪して欲しいのは、一次的なセクハラ行為についてなのだ。それなのに、加害者にとっての都合が良い主張を、それを覆す手段も持たないままに聞かされて、挙句の果てには「一次的なセクハラ行為については、認定が困難である」と公的結論づけられるかもしれない。そう考えると私は、とても精神的に耐えられない。もっと悪い方向に想像を巡らせ、加害者が「むしろ自分の方こそ、セクハラしたと誤った情報を流されて苦しんだ被害者立場だ」と、SLAPP訴訟などで私を攻撃してくるかもしれないとも思って恐怖すら覚えた。元・配偶者ですら助けにならなかったという、孤立感も私を動けなくした。

 こうして私は、自分が受けた一次的なセクハラ被害を決して忘れたわけではないのに、無力感や恐怖感から口を閉ざすことを選ばざるを得なかった。私が口を閉ざしているから、どうせ何もできないと高を括って「大袈裟に話していただけ」と言い張ることで、加害者は乗り切ることにしたのだろう。元・配偶者からセクハラと思われるようなことは無かったよね?」と誘導され、無力感孤立から沈黙することを選んだので、加害者が私のことを何もできない人間と値踏みしたのも無理はない。

 加害者の男は、私に対するセクハラを無かったことだと言っている。つまり、私に対して行ったセクハラの話は、加害者の男にとってはフィクションというわけだ。私を登場人物にして作り上げた、馬鹿馬鹿しいフィクションだ。

 ならば、と私も考えた。

 私が私自身にとってのフィクションを作ったとしても、特に問題は無かろう。今度は私のターンなのだから、私の周囲の人物登場人物として、馬鹿馬鹿しいフィクションを書いたというだけのことだ。柳美里作品とは異なり、人物特定もできないように最低限の配慮もしてある。人物特定ができないということは、私の受けたセクハラ日本社会でありふれた話なのだ。それに、加害者とは異なり、私は私のフィクション現実の周囲の人たちに言い触らしたりなどしていないのだから、私の配慮に少しは感謝してもらってもいいぐらいだ。

 世の中のセクハラ加害者たちは、私たちのような被害者たちが沈黙しているからといって、セクハラした過去を全く無かったことにできるなどとは思わない方がいい。京極夏彦の『姑獲鳥の夏』の中で、法的に罪に問えない人物に対して京極堂呪いを掛ける描写があったが、このフィクション呪いとして書いたようなものだ。呪いが在るのか無いのか私には分からないが。

 以上もまた、フィクションである実在人間団体事件には一切関わりは無い。一つ目の追記を書いた時には、ここに「とっぴんぱらりのぷう」という言葉を記したが、それは、めでたしめでたしという意味らしいので、この先の未来の私に少しでも幸いが有ればと願いを込めていたからだ。しかし今は、私は少しも救われなさそうだと理解したので、その言葉を消すことにする。

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 2022/05/29さら修正して追記

 私は、自分が誰なのかも、文中に書いた登場人物が誰なのかも書いてはいない。私は誰それの元・妻ですとも書いてはいない。

 では何故、私はフィクションと銘打って、人物特定しない書き方をしたのか。それは、これが「普遍的物語」だからだ。被害者となる人間、なった人間は、私だけではなく誰でもあり得るし、加害者もまた同じく誰でもあり得る。被害者の側に立たないで、加害者の側に立つことを選択する第三者も、同じく誰でもあり得る。だからこそ、読み手に「これは自分のことを書いているのでは」と自問自答して欲しくて、自省を促すために、そういう書き方をしたのだ。そういう意味でならば、読み手に「自分のこと」という思いを抱かせる狙いが有った。想像力がある読み手ならば、性別を入れ替えたりセクハラパワハラに置き換えたりして、考えを深めてくれることだろうと淡い希望も抱いていた。

 しかし、それを「これは自分のことを書いているに違いない。だから自分に対する名誉毀損だ」と決めつけられて、法的な措置をちらつかせることで圧殺しようとする人間が出てくるとまでは思いもよらなかった。それはまるで『ホテル・ルワンダ』の公開に対して「これは関東大震災朝鮮人虐殺を描いていて、日本人を攻撃している。日本人に対する名誉毀損だ」と言うようなものではないか

 自分のことではないならば「この文章に書かれた人間同類にならないように、自分は気をつけよう」と省みれば済むことではないか

 私が「ある人物の妻ではない」ことによって、何故「私がセクハラを受けた話」まで無かったことにされねばならないのか。ルワンダ虐殺被害者でなければ、虐殺被害者ではないと言うつもりなのか。自分たち以外に、この社会構成している人間存在しないとでも思っているのか。

 仮に、ある痴漢事件冤罪により罪を問われている人間がいたとしても、それとは別の痴漢事件被害者に対してまで、被害を訴えたり加害者批判したとしていることを「これは冤罪で苦しんでいる自分のことを書いているに違いない」と決めつけて「痴漢冤罪を作るのは止めろ」と言うのは、いくらなんでもおかしいではないか

 セクハラを含めたハラスメント被害というものは、とても苦しい。それ自体が苦しい上に、顔や名前を出せば好奇の目に晒されて、さらに苦しむ。その一方で、その苦しみを誰か他人に分かってもらいたい、共感してもらいたいという思いも湧く。以前、はてな匿名ダイアリーでは「保育園落ちた、日本死ね!」という記事が書かれたということを知っていた。だから、ここでなら匿名を保ったままで、自分の辛い気持ちを吐き出して理解共感を得られると思ったのだ。

 それを今、私は「お前は自分の妻ではない。だから、お前のセクハラ被害の話は嘘に違いない。正体を暴く」と脅されている。理解共感を示してくれる人ばかりではないだろうとは予測してはいたが、まさかSLAPP訴訟によって口を塞ごうとする人が出てくるとは思わなかった。

 私は、私が救われるために、私自身の物語を書いた。私自身の人生尊厳を、無かったことにされたくなかったから。セクハラだけではなく、ハラスメント全体を減らしたい、無くしたい気持ちがあったから。たとえ過去自分は救われなかったとしても、未来の他の誰かが同じような苦しみを味わうことは防げるかもしれないと思ったから。

 「この文章自分のことを書いている。だから許せない」と言う人間は、私が私自身の話を書く行為について、許可や不許可を下す権限が有るのか。例えば「今、そんな文章を書かれると、自分が誤解を受けて困るから止めろ」とでも言うつもりなのか。では、私は、いつになれば声を上げることを許可されるのか。一年後か?五年後か?十年後か?その日は、やって来るのか?文章修正し始めて理解したが、そんな日が来ることはなさそうである

 この文章を書いた人間である私が、ある特定人間の妻ではないからという理由で、嘘つき呼ばわりされて、勝手に私の苦しみが無かったことにされるのは、極めて心外である

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 「実在人間団体事件には一切関わりは無い。」という一文を、苦渋の決断とはいえ書き加えたことで、私の文章から普遍性が失われた。私の文章を読んだ人間の誰もが皆、セクハラを含めたハラスメント問題自分自身のこととして受け止めて欲しいという思いから書き始めてアップしたはずの文章だったのに、今の私は、一部の人間をこの問い掛けの対象からは除外しようとしている。とんだ腰砕けだ。私は、セクハラを無くしたいと言いながら、土壇場になって、我が身かわいさの保身に走ったのだ。このクソみたいな自分自身のことを許せない。私にはセクハラハラスメントを無くすことはできそうにないと思い知った今、絶望しかない。

2022-04-01

anond:20220330171231

桐野夏生OUT

横山秀夫第三の時効

真保裕一『奪取』

大沢在昌『毒猿 新宿鮫Ⅱ』

京極夏彦魍魎の匣

山口雅也『生きる屍の死』

宮部みゆき火車

伊坂幸太郎重力ピエロ

高村薫マークスの山

貴志祐介『黒い家』

『十角館』よりは新しいラインナップで。

ただ本格にしろハードボイルド系統しろ前より力がなくなったよねえ。

正直なところSF時代小説朝井リョウ西加奈子の方が読まれている気がする。

2022-02-05

anond:20220205103646

京極夏彦コメントはキレてるか? って感じしたけど小林靖子ホントにそこそこキレてそうで笑った、二行なあたりほんとにキレてそうだ

大怪獣のあとしまつって公式の「各界で絶賛の嵐」みたいなところに

有名小説家の「なんじゃこのクソ映画」って感想ちゃんとそのまま載せてんだよね

小林靖子京極夏彦普通にソコソコ切れてるんだけど、そのまま載せてる

まり製作者側は「そういう感想になる」ということに対して自覚的だし

それを隠さないことで「そういう映画なんですよ」というプロモーションをしている

当たり屋根性で見に行ってぼろくそに言うのも映画の楽しみ方だと思うけど

こんな映画だと思わなかった!ってのはちょっとアンテナの感度低いなと感じる

2022-02-04

anond:20220204154018

「絶賛の声」にそんなに絶賛してないやつが混ざってて気になるわ

https://www.daikaijyu-atoshimatsu.jp/comment.html

綾辻行人

作家

大怪獣名前が後付けで発表されるシーンで、爆笑とともにすべてを呑み込むことができた――ような気もしたのだが、気のせいかもしれない。怪獣映画好きならば、まずは観るべし。あとで四の五の云うのも楽しみのうち、でしょう。

京極夏彦

作家

たぶんエールでもオマージュでもパロディでもなくて、

怪獣魂を天麩羅にして粉砂糖をまぶしたような怪作ですね。

とりあえず不始末が多いと後始末が大変で

何かと始末に負えないということだけは身に沁みてわかります。くわばらくわばら。

小林靖子

脚本家

災害に立ち向かう素晴らしい人間の叡智に

往復ビンタを食らわせる映画である

2022-01-18

anond:20220117172702

めちゃくちゃあるがな>SFスマホ

スタートレックタブレット端末あるし、グランゾートみたいなアニメノベライズでも口座直結で電子マネーが使える端末あるし、2001年京極夏彦が「ルーガルー」で登場させた「端末」は、ガラケーから進化したスマホとして、完全に今のスマホ予言できてたがな。

何をSFだと言ってるんだ、お前は。

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