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はてなキーワード: 恩田陸とは

2019-08-12

恩田陸みたいな小説がすげえつまらなくて

恩田陸みたいな小説ばかりヒットしているんで

小説読まなくなったけど

恩田陸っぽくない小説おすすめある?

2019-07-11

裏切りにあう小説おすすめしてほしい

数年前に貴志祐介新世界より』に衝撃を受けて以来、同じような恐怖と爽快感を味わわせてくれる作品を探している。  

おそらく主人公サイドの(というか読み手の私が)信じていた仲間・信念・世界構造出自・打倒すべき敵みたいなものが、全部ひっくりかえる作品が読みたいんだと思う。「猿の惑星」みたいな。

求めているものミステリともホラーともSFとも少しづつずれてるので、ドンピシャでこれというのを探せていないんだよね…。(うっかりggろうものならネタバレ踏みそう)  

意識して探したり、あと過去読んだもので近い感覚を得られたかな?と思ったものは以下の通り。

小野不由美残穢

中山七里さよならドビュッシー

レイブラッドベリ10月はたそがれの国』収録「大鎌」

渡瀬草一郎空ノ鐘の響く惑星で

伊藤たかみミカ!』『ミカ×ミカ!』

横山秀夫臨場

恩田陸『麦の海に沈む果実

萩尾望都スターレッド』(これはマンガだけど)  

一部、かなり昔に読んだもの記憶を掘り起こして書いてるから内容にブレがある気がする。申し訳ない。

ラノベ児童文学外国文学とか本当に何でもいいです!!とにかく読みたい!!お願いします!!

2018-09-27

読書好きなんですう~

今野敏とか言われても読んだこと無いがな

かろうじて名前は知ってるけど

こちとらメインはラノベ恩田陸伊坂幸太郎

趣味読書合コンとかオタコン並みにバラけて意味のないものになりそう

2018-05-20

日常ミステリ好きが【少女秘封録】を読んでもいいいくつかの理由

日常ミステリを好む方でも、2009年から足掛け10年、既刊19作にわたって続く『少女秘封録』(浅木原 忍 著)という作品を知っている方は、そう多くはないかと思う。

それも当然、これは東方Project二次創作として制作頒布されている同人誌であり、一般的知名度があるわけではない。

おっと、東方に興味はないとかいう方も、もうちょっと目を通してくれ。

詳細は後からゆっくり語るが、この作品。すこし特殊立ち位置なのだ。なにしろ、「東方Projectに関する前提知識は、ほとんど必要がない。」

どのくらい必要がないかというと、「東方はよく知っているがミステリ小説は読まない」人よりも、「東方はまったく知らないがミステリ小説はそれなりに読んでいる」という人のほうが、作中で語られるネタについて、より深く楽しめるだろうと思えるくらいだ。

ちなみに19作とはいっても、ストーリーの大きな流れはあるものの、ほとんどが連作短編集、たまに長編といった形で、各エピソードもほぼ独立していて、わりと気軽に手を取れることには言及しておく。

少しでも興味がわいたのなら幸い、もうちょっとこの語りを読んでいってほしい。

東方Project知識が(ほとんど)必要ない

さあ、まず、ここを説明しなければ始まらない。

まず、この作品は、東方の中でもやや特殊な「秘封俱楽部」の二次創作、という立ち位置であるそもそもこの「秘封俱楽部」、東方の主な舞台となる「幻想郷」とは切り離され、現実世界ベースとした世界設定になっている。

でも二次創作には違いないし、キャラも知らないし? 心配はいらない。導入となる第一作では、キャラクターを一から構築するのと変わらない丁寧さで、主役となる二人の背景をきちんと描いている。端的にいって、事前情報必要ない。

また、このシリーズの最大の特徴として、各エピソードは主役の女子大生二人と、「ゲストキャラクター」との絡みによって紡がれる。この「ゲスト」は、幻想郷の住人の「そっくりさん」ではあるが、あくまで作中の世界を生きる人々である

たとえば、「図書館魔女」が「図書館司書」だったり、「姉妹の騒霊楽団」が「姉妹バンド」だったり、「虎の妖怪」が「タイガースファンのお姉さん」だったりするアレンジのやりかたを楽しむくらいしか原作要素はない。

(もともと現実世界キャラである東風谷早苗がどういう扱いになるか気になる人は、『ヘビガエル・サナトリウム』を読むのだ)

大事ことなので繰り返すが、『少女秘封録』を読むにあたっては、東方Project原作の前提知識は、まず必要にならない。

ミステリ好きにはたまらない会話

「秘封俱楽部」を原作にしているとはいえ、それを「少女秘封録」という二次創作キャラクターとして肉付けするにあたって、もっとも大きなものは、「主役ふたりを、現代ミステリ小説マニア」にしたことだろう。

第一第一話『桜並木の満開の下』の冒頭で、語り手が手にしているのは、島田荘司『異邦の騎士』だったりする。

三月は深き紅の淵を』の感想から恩田陸論をたたかわせる女子大生ふたりとか、ちょっとゆっくり観察したいとは思わないだろうか。

探偵事務所」といわれて連想するのが巫弓彦の名探偵事務所だったり、カラット探偵事務所だったり、真備霊現象探求所だったりする会話は微笑ましくもなるだろう。

こればかりというわけでもないが、こんなふうに、マニアックになりすぎない程度に「ミステリ好き」を全面に押し出しミステリ小説、というのもちょっと貴重かもしれない。

良質な「日常の謎」

背景設定が設定だけに、物語全般としてはオカルトSFが入り混じる世界観になっている。しかし、ミステリとしてのパートはそのほとんどが「人の想い」のすれ違いによる、どこにでもある「日常の謎」である

そうやって生まれる謎に対して、主役のひとりはまっすぐ他人の心を思いやり、もうひとりは探偵の目をもって冷徹に、挑もうとする。しかしそれはどちらも、謎を解明することで、その謎を抱えるひとを幸せにしようとし、一貫している。

ひとの気持ち一筋縄はいかない。だからこそ、それに逃げずに、「探偵」として「助手」として、謎に、人に、向き合う。これは、そんな「日常の謎」の物語なのだ

手に入れるチャンス

そもそも、なぜ、このタイミングでこんな語りをしているのかといえば。

忘れてはいけない、この作品同人誌一期一会をつかみそこねたら入手が困難……

なのだが、ちょうど、ほぼ全巻の再販がかかったということで、この機会を逃すとほんとうに手に入らなくなるかも、しれないよ?

https://twitter.com/asagihara_s/status/997845336977625089

ちなみに、短編のうちいくつかはネット公開されているので、合うか合わないか、くらいの参考にはいいかもしれない。

http://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/80/1247237593

http://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/83/1249505488

http://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/84/1250764821

2018-04-09

anond:20180409182530

恩田陸ネバーランド読んだ?

あの人のってぜんぶあんな感じなのか…?

なんというか、何がしたかったの?みたいな

恩田陸のMAZEみたいな謎の遺跡謎の文明ものが読みたい。このMAZEも結局謎が解明されなくて相当がっかりした

2018-01-17

「これ面白いよ」という勧め方をやめろ

面白い面白くないか」という情報ネタバレなんだよ

面白いかな?どうかな?という期待と不安が入り混じった状態を楽しませろ

人にものを勧めるとき作品名だけ言え

追記

なんかあんま伝わってないな

いきなり「これ面白いよ」って紹介するのはやめろって話

お前らが善意でやっている行為は結局その作品との出会い台無しにしていることに気づけ

もちろん「何か面白いやつ教えて」と聞いてくるやつには自分が面白いと思うものを教えてやればいい

俺の友人は何も言わずにそっと本を渡してくるようになった

そのうちの8割は面白くなかった

今度こそは・・・と思いながら俺は友人から借りた本を読むんだ

さらに追記

はてなブックマークかいうよくわかんないとこにわけわからんコメントするならこの記事にコメントしろ

返信するから

さらにさらに追記

あーちょっとわかってきた

自分が想定しているのはネット不特定多数にものを勧める話ではなく、

どちらかというとリアルで知人にものを勧めるときの話

Twitterとかブログとかでこれ面白いよって言ってる人にネタバレだ!消えろ!みたいなことは言わない

さらにさらにさらに追記

だいたいこんな感じな気がする

https://anond.hatelabo.jp/20180118133204

勧めるんじゃなくて紹介って言えば良かった

混乱を招いたことを謝罪します 許せ

というわけで紹介して

はてなブックマークからコピペして返信しよう

north_god 常識的解釈として筆者の言うような洗礼を潜り抜けて面白いと思ったから勧めた決まっている。勧めてくれた意図を読み取った上で自分の解釈で対抗する楽しい戦いを、単に消費するだけのくせに偉そうだなオイ

>せっかく勧めてやったのに文句言うなってこと?

egory_cat 面白かったら俺の手柄感がして嫌なのでは。「え、まだ見てないの?これからあれが楽しめるとか逆にうらやまし〜」

>うーん0ではないかも

emiladamasemiladamas ブコメとかひとり言なら面白いと気軽に言えるけど会話だと相手プレッシャーになりそうで勧めにくいなんてことはたまに思う

>わからなくもない

pptppcpptppc めっちゃ追記してるけど案外頭ごなしに否定せず受け入れるところは受け入れてる増田。返信は雑っちゃ雑だが(数多いしな)/ところで「>」って引用した文章に付けるものじゃないのか?

>せっかくコメントしてくれてるし。「>」の使い方は確かにそうだ。自分用のメモとかだと>で下につなげて書いたりしてる

p-2yanp-2yan 恩田陸作品ヤバい/つまらないって分かってるならともかく、つまらないかもって思いながらみる位なら、好みに信用が置ける人とか嗜好が知りたい相手お薦めみる方が有意義に思ってしまうので、なんか新鮮 4 clicks

出会いを大切にしたいって感じ

deep_onedeep_one 主観の提示では情報にはならん。「悪いがそれの面白さは俺には分からん」って自体普通にある。/まぁ古来より「誰それ好み」という分類がある。本来「なんとか文庫」って言うのも「誰それの集めた本」って意味

>うーんよくわからない

atohatoh 娯楽で読む本で「面白くない」本をわざわざ薦める文化がないので、それを一般論として言われるとなぁ。増田が実際の知り合いだったら、めんどくさいので一切本は薦めないな。 増田

>それで良いと思う

suda0803suda0803 自分にとって面白かった作品とそうでもなかった作品を織り交ぜて紹介すればいいのか…?

>最終的にはそうなるかも

Wafer はてなブックマークおもsいやなんでもない。匿名ダイアリーよりブックマークの方がわかりやす場所にあると思うのだが。

>同じはてなの匿名ダイアリーはてなブックマークしてコメントをする意味がよくわからなかった、記事にコメントすればよい

sthya 増田は、「これ面白いよ」系を切ることを推奨する。実際にそういうテンプレートで書かれている文章は、わざわざ観に行く値にならないっと推測されると考える。 5 clicks

ネット情報は見ないようにしてる。見てしまっても別に怒ったりしない。

qripjfpq2fhiwqripjfpq2fhiw それはネタバレとは言えない。 映画 考え方

ネタバレという言い方は少し違うかも

hz75hzhz75hz ネタバレとはちょっと違うが、「これ調整面白いよ!マジで絶対読んだらハマるから!!」みたいに勧められるのが嫌なので、自分はどんなに好きでも「まあ読んでみてもいいと思うよ…もし合えば面白いかも」くらい

>それを面白いという表現抜きで上手いこと伝えてくれ

yukari_gohanyukari_gohan 面白いよは許せるけど、泣けるよとかトリックがすごいとかはネタバレだと思うから聞きたくない派。序盤出てこないキャラの話とかも。

>まぁそうだね

maturimaturi 初見時、腹筋に全く力を入れていない状態で不意打ち腹パンくらったような衝撃を受けた作品があるんだけど、どう紹介してもそれを相手に再現させ感じさせることは原理上不可能なので勧めていない

>それはわかる

takenoko7120takenoko7120 undertaleとか気になってはいるけど、面白いよバレで萎えてやってない

面白いとわからずにプレイしたほうが面白いんだよね

CujoCujo まずすべてのさくひんをだれよりもさきにかんしょうしましょう(むり/あまぞんびでおはいいぞ(ふーるーでもいいけど。。。。。 ネタ マジレス

ネットでの評判を見ないようにすればよい(見ても自分のせい)

sukekyosukekyo ネットが普及していいよなあ。必要なだけの「おすすめ具合」を自分の責任で知ることができるから。そして普及したおかげでネタバレキチガイ反応する人が多い事も知った。キチガイ多いよなこの世界。 13 clicks

>追記したけどネットの話じゃない

minotonminoton "いいね" だけの世界ってこういう関わりなのかも

>たしかにそうかも

fktackfktack 面白いけど君にはどうかな、みたいな言い方はたまにされる 5 clicks

>それを面白いという表現抜きでなんとかして

snowmann129snowmann129 武者小路実篤愛と死

ありがとう

oaiforignwfesoaiforignwfes ちっちゃいのぉwww 映画 増田 ネタ

>どのへん?

hatakehatake 繊細ヤクザ

>え?

kastro-iyankastro-iyan その前に俺にリコメンドするなって言えよ。

>言ってるって書いてる

shinichikudohshinichikudoh 「これ面白いよ」と勧めた相手絶対その作品にハマってくれる。理由簡単相手がどういうものを好きか事前に熟知している場合にしか「これ面白いよ」と言わないから。というか自分と趣味が合う人にしか言わない。

>もしかしたら相手面白いかどうかどきどきするところを奪っているのではないか。

losingtouch14losingtouch14 逆に面白いとつまらない以外の評価ってないだろ、それ以外の勧め方が出来ないのかと増田は問うけれど逆に増田は出来るのか…?

そこをなんとか

shima2tigershima2tiger 相手の言い分をちゃんと受け止めて、素直な人だ

ありがとう

occurstaroccurstar 面白い定義なんて色々だろう。 どんな面白さかを考える方が面白いだろ? 映画 増田

>そこを色々で済ませずに

pbncpbnc さすがにそれはねぇ…。俺の面白いがあんたの面白いとは限らないからとしか…。 増田 映画 ネタ

>別に一致するしないを言っているわけではなく、面白い面白くないかの判定をされた状態で見たくない

wdnsdywdnsdy 「これオススメ」「これ良かった」「これグッときた」「これマジヤバイよ」「これ見て人生変わった」とかならいいのか…そこに違いはあるのか…

>うーん「これ良かった」「これグッときた」はちょっと微妙かな

perfectspellperfectspell まあ、クソみたいな作品面白いと言って勧めている例を山ほど見てきたのでセーフ。その「面白い」には確実性がない。

>そうなんだけど、面白い面白くないかを判定された状態で見たくない

masao_hgmasao_hg >の使い方が俺と違うやんか。

>えっそう?

fal-worksfal-works その不安を楽しめるなんて余裕あるなあ / メタフィクションが好きなんだけど、本質に触れずに紹介するか「とにかく面白い」としか言えなくなるかでいずれにしてもモヤモヤする

>不安も含めて作品なのでは(別に毎回必ず不安を感じろとは言わない)

scorelessdrawscorelessdraw 「逆に面白い」「ある意味面白い」「興味深い」

>うーん興味深いはセーフ

beerbeerkunbeerbeerkun 作品だけボソッと告げる文脈というか会話を想像できない。急に言われても「はっ?」てならないのかな。

>いやそこは会話の流れでなんとかしてよ

GiveMeChocolateGiveMeChocolate そんなに気になるレベルではないけど、地味にわか

>よかった

renosrenos オモコロかどっかで「どこまでがネタバレか?許容できるか?」みたいなのあったなあ

>見てみよう

conlbstars リアル〜完全なる首長竜の日〜(面白いとは言っていない)

>助かります

gcyngcyn スイート❤︎❤︎❤︎

>これ作品名

beauty_lake 「はてなブックマークかいうよくわかんないとこにわけわからんコメントするならこの記事にコメントしろ。返信するから」/これをしない変質者がブクマカになります。彼らは欲するのは一つだけ。星、星、星。

>はえー

TETOSTETOS まず善意じゃない。俺が好きな物を読んでないやつが嫌いなだけなんだ。だからネタバレもする。ああ、あとはてブ面白いからやってみるといいよ。

>せっかく好きなものなので最高の状態で読んでもらいたくない?はてブよくわからなかった

olichtolicht やだぁ 増田

>はい

kenzy_nkenzy_n 判定はゆだねろ 増田 ネタ

>はい

kenken610kenken610 世に出ている時点である程度の水準に達しているというネタバレだぞ

>うーん

ducktduckt 「面白い」の意味を狭く捉え過ぎ。きょう日「クソアニメ」すら褒め言葉になる。

>よくわからないけど面白いという表現抜きでなんとかしてほしい

bettychangbettychang いや勝手にランダムにみればいいじゃんって思ったんだけど、つまりは友達がみているものをみたいのでは。あとで話とかできるし。10分位考えてしまった。

>それはある。

camellow 「面白くないから勧めるよ」なんて人間いるのか?勧めると言うことは少なくともそいつの視点では面白いかもしくは何か有益だと思ってるに決まってるだろ。

>有益な部分だけ言ってくれ。面白い面白くないかは言うな

YoshitadaYoshitada ……お前、ネット向いてないよ。今すぐ回線切って、布団かぶって寝ろ。

???なんでネットの話?

y-woody-wood 増田の国語力

増田って何

bjitabjita 「これ面白いよ」は「これ読んだけど俺はそこそこ面白かったよ。お前も読んでみたら?」くらいの意味だろ。全部言わせんなよ恥ずかしい。

>よくわかんないけど面白い面白くないかは言わないでくれ

blackseptemberblackseptember とはいっても「これ酷いよ!クソだよ!」って勧められるのなんてゾンビ映画とサメ映画ぐらいじゃん?

>お前は面白いかクソかでしかモノを人に勧められないのか?

halmalihalmali 突き詰めるとこれは金曜ロードショーで前作を放送するのが最高のおススメ方法なんだろうね。 4 clicks

>うーんよくわからん

karinkonkarinkon これ面白くないよ、といって勧めるのは現象として存在しないだろ。クソして寝ろ。な?

面白い面白くないかでしか勧められないの?

xKxAxKxxKxAxKx だるい

>はい。

shiteruyoshiteruyo そんなにツッパるな! もっと肩の力を抜くんだっ!

>はい。

botpbotp 友人w 仲良しだな~ ネタ

>うん

primedesignworksprimedesignworks ぼくの好みをよく知ってる人からの勧めでない場合は聞き流してます。 4 clicks

>はい。

Arturo_UiArturo_Ui 「これ面白いよ」という勧め方は、審美眼について信頼できる相手しかやらないものです。増田相手の間では、それほどの信頼関係が築けていなかったのでしょう。 マジレス

>え、そうなの?

baca-aho-dojibaca-aho-doji こんなことも言えないような人にはおすすめなんてしなくていいんじゃないかな。。。勝手に名作探せよ。 ネタ 増田 4 clicks

面白い面白くないかを言わないだけでいいんだけど

ulstaulsta 逆に「世界中の誰かが勧めた一冊が勝手に届くサービス」って面白いかもね。

いいね

orenonihongogayabaiorenonihongogayabai 何も言わずダンサーインザダークや秒速を渡す行為は正直テロだと思う ネタ

>よくわかんないけど凄く暗い作品とか別に言うほどじゃないよね

RIP-1202RIP-1202 まずは自分が勧める側になってみるところからはじめてみれば。

安易に人には勧められない。

tomtatomta どういう勧め方されても判断するのは自分なんだからどうでもいいじゃない。期待しすぎだと思う。ツンデレなのかな?

>そうなんだけど勧めるからには相手に最高のパフォーマンスでみてほしくない?

RM233RM233 まんじゅうこわい

>はい

murishinaimurishinai 直感的に思ったのは、何かものについての評価を「面白いの?」って問うてくる人があまりにも多すぎるので、それに対する最適解なのでは、と

>なるほど

inforeginforeg 「これ、めっちゃグロいよ。吐くよ」だと、怖いもの見たさで見たくなる 増田

>いいじゃん

hard_corehard_core 随分なマウンティングをする増田であった。やらせてやれ。マウンティングしたいんだそいつは。大人になれよ。

>何の話?

carl_scarl_s 感性は人それぞれだから“君に合うかはわからないが俺は面白いと感じた”と言うようにしてる。“駄作!時間を損した!”みたいな評価を聞くほうが辛いな。わくわくして仕事が手につかなくなる。 増田

面白いと感じたかどうかも言わないでくれ

madronmadron わかる。自分の場合、「奴をして『面白い』と思わしめたのはここか?それともそこか?」という答え合わせを始めてしまい、結果、まっさらな自分の感性で楽しめなくなる、ということが稀によくある。

>まぁだいたいそんな感じ

nanoha3nanoha3 じゃあ「この小説叙述トリック最高だよ!」と言って薦めるよ・・・

>なんでそうなるの

IfatherIfather 「これつまらないよ」という勧め方をやめろ

面白いかつまらないかでしか言えないの?

imashimash 面白いかは知らないがオススメするぜ。と言われても困るんだが。

面白いという表現を抜いておすすめできないの?

yuki_furuyuki_furu 「スティーヴン・キング絶賛!」←この人、ジャンルも質も問わず絶賛するからな。懐が深すぎる。

キング絶賛なら安心して見られる(面白い面白くないかわからないので)

tori-tori-pontori-tori-pon 城之内死す!(空前絶後ネタバレ

>まぁあれは・・・

toppoggtoppogg 勧める時点で大差ないような気もするが。ただ、このマンガがすごい!とかを読まなくなった理由は同じなので、気持ちはわかる。ネタバレというかハードルが上がるんだよね。んで、素直に楽しめないんだよ。

>そうそう、そんな感じ

shira0211tamashira0211tama (クソ過ぎて、つまらな過ぎて逆に)面白いよ(俺だけ時間を無駄にしたの悔しいからお前にも)オススメだよ という可能性も 増田

>それを面白いという表現抜きで勧めてくれ

iuhyaiuhya セガサターンしろ! は素晴らしい売り文句という事だな!(違う) ネタ増田 10 clicks

>そう思います

laislanopiralaislanopira 「これ面白くないよ」 (ネタバレ) ネタ 9 clicks

面白い面白くないかでしかおすすめできない?

hoshinasiahoshinasia 無駄に長いだけで面白くない作品を無言でスッと差し出したい。のぞみウィッチィズ 42巻(野部利雄)とか。

>それでいいと思う。面白くないって言っちゃってるから読まないけど

viperbjpnviperbjpn 楽しんで!

>はい

kaanjunkaanjun これおもしろいよ。ポプテピピックっていうんだけど。

>うん

kori3110kori3110 勧める時点で、面白いと思ってるのでは……とはいえ、帯でトリックネタバレするのはやめて欲しい。あれとかあれとかあれ

>そこが勧めるのの難しいところ。帯ネタバレは何なんでしょうね

ChinosokoChinosoko 「どつかれてアンダルシア (仮)」「メテオマン」「ギャラクシークエスト」「ビルとテッドの大冒険」「マーズアタック!」「フラッシュ・ゴードン」「ザナドゥ」…どうお勧めなのか書かない事がこんなに怖いとは。 映画

>助かります。

sakurako_nyasakurako_nya そいつの人となりでわかるので誰から聞いたかがわかるようじゃダメ。

>そこをうまくカモフラージュして勧めてくれ。

lovevoiceryulovevoiceryu それはネタバレじゃない。

ネタバレという表現は違うかもしれないけど作品の楽しみ方を一つ削いでいるのでは

alpi-coalpi-co 観なきゃいいだけ。 増田ネタ

>まぁね

kibarashi9kibarashi9 けっこういいよくらいがいいかな。

>いいかも

ertedsfdsddtyertedsfdsddty あらゆる作品に関して「まったく事前知識がない状態」で見聞きするのが好きなので、増田の言ってることはわかる。ただ同時に「ヤツが勧めたか……なるほど……」みたいな楽しみも別にあったりする。

>まぁそうですね

buubuu 何も読むな。 hatena 13 clicks

>Why

PalantirPalantir コジョモス

>助かります

jabberokkiejabberokkie 作品名だけ言ってくる様になったら「勧めてくるだけで面白いというネタバレになるからやめろ」って言い出すでしょ 9 clicks

>だから適度につまらない作品を混ぜろ

toshi20toshi20 Twitterやってると周りが騒いでるのに自分にはそれほど響かないとか、まわりが騒がないけど自分にはめっちゃ刺さる映画があったりする。何が言いたいかというと「他人の意見、意外とネタバレじゃない。」 映画 31 clicks

>他人の評価と合ってるか合ってないかじゃなくて、他人の評価を聞いたこ自体作品との関わり方を変えてしま

ustamustam もっと具体的に「全米が泣いた」とか言わないとダメだよね。

>そうです。

xevraxevra アスペは大変だね。お大事に 20 clicks

アスペ

abekohabekoh とどのつまりガルパンはいいぞ」に落ち着く 増田

>はい。

minesweeper96minesweeper96 勧められてる時点でだめ、自ら見つけろ

>それも正しい

gui1gui1 スターウォーズ#9はむらさきばばぁの一代記と思ってみれば面白い(´・ω・`)

>はい。

eggheadoscareggheadoscar どんな環境で育ったらそうなるんだ

>えっ変?

if_elseif_else ガルパン

>はい。

cider_kondocider_kondo 関係ないけど、友人が「この映画の“秘密”だけは誰にも話さないで下さい」がコピーの某映画を見て暗い気分になり、今度はコメディでも見るか、と選んだのが「エース・ベンチュラ」だったという事件を思い出した(謎

>謎

zakusunzakusun 友達の好みはある程度わかるから、その人が好きそうなジャンル作品を教えてあげる。もしくは教えてもらう。相手の好みが大切。自分や、世間の評価ではなく。

>えーっとなんの話?

ko_kanagawako_kanagawa この人の意図とは違うんだろうけど、これ面白いよって勧め方めちゃめちゃ上から目線な気がするから、せいぜいおれこれすきくらいで留めるけど本当はあーここすきここもすきワイトもそう思いますわかる?わかるマン?

>わからなくもない気もしなくもない。やっぱわかんない

arukamarukam 他人を鵜呑みにするのやめろ、迷惑だから。

>誰に迷惑

sin4xe1sin4xe1 由緒ある「つまらないものですが」の出番 増田

>はい。

okumuraa1okumuraa1 かなり同意!

>よかった

kiyo_hikokiyo_hiko 大体のものは一度はやってみて不愉快になれたそのときは即座に辞めるって寸法よ他人の評価って自分の評価とは違うものなので 生き方 7 clicks

???

zazenzazenzazenzazen 面白いよ!って勧められると『本当かよ、俺の感性は一味違うから君らと一緒にすんなよ。俺が判定してやるからな!』的なまるでアオイホノオ的な心理になりませんか?

>それは少しわかる

htnmikihtnmiki 俺は臆病なので「俺はなかなか面白かったよ。でも他の人がどう思うかはわからないかな。」とか言ってじゃあ貸してと言われたら貸すクソ野郎

>そこを面白いということを表現せずになんとか勧めてくれ

shinoppieshinoppie これ少数派だろ。そうやって勧めても人によってつまんなく感じるから。

>少数派っぽいけど合わせてくれ

FuggiFuggi 「全米が泣いた」を深刻なネタバレとして怒るタイプ

>うーんそこまでではない

gunihtongunihton これは上原亜衣

>え?

dev-masahirodev-masahiro 無言で作品を投げつければいいのかな

>はい。

linus_peanutslinus_peanuts 「なんか面白いのない?」って聞いてきてこの言い草だとちょっと、と思うかなあ……

>いや流石にそれはない

lnimroderlnimroder ドロヘドロ

>はい。(読了

wata-nabewata-nabe こんな神経質なくらいネタバレを気にする人は、インターネットをどう見てるんだろうか。

ネタバレは嫌だけどそこまででもない。トリックより面白い面白くないかを知りたくない

wow64wow64 アマゾンレビュー数多いのに星3つ作品とか、見ててムズムズするのが多いけどそういう不安を楽しみたいのか...

>そんな感じ

SUGIOSUGIO 21エモン漫画

>はい。

tomatina24tomatina24 (都市伝説関暁夫風に)「面白い面白くないかはアナタ次第です」

>はい。

ymm1xymm1x 過剰にネタバレを嫌う人とそうでない人は何が違うのだろうか

>過剰かなぁ

another2017another2017 つまり「これ」「はい」「見て」「はい」って事か。会話力の低い上司と部下かな?

面白い面白くないかを言えないとそんな感じになるの?

d346prtd346prt 暗示にかかり易いのか? そう言わなくても、勧めてくるからには「これ面白いよ」と思ってるに決まってるだろ。 ネタ増田 7 clicks

>だから面白くないものも挟んでくれ

hackapellmandahackapellmanda いっぱいちゅき

>はい。

hiruhikoandohiruhikoando こういうので一番好きな文句は「綾瀬さんはいいぞ。心が豊かになる」だったりする。 増田ネタ 5 clicks

>はい。

key_llowkey_llow 「エモバレ」とかいう単語の亜種だ。

>そうなの?

usk-uskiiiusk-uskiii 人に直接勧めるより、思いっきり楽しんでる姿を見せる方が効果的な気がする。最近だとハイローとかバーフバリとか、その界隈は楽しそうで興味湧くもん。

>まぁわかる

FunnyBunnyDizzyFunnyBunnyDizzy シュタインズゲートはやっても良いし、やらなくても良いと思うぞ。

>はい。

bean_herobean_hero これ勧めるけど、面白くないから、絶対見るなよ絶対! とかだったら良いのかな ネタ

面白くないってことも言うな

axkotomumaxkotomum 情報撹乱するためにクソ作品おすすめしないと!!

>そうです。

naberyaunaberyau トラバの“時折つまらない作品も混ぜろ”で笑った

>いや真剣に

xxxxxxxxlargexxxxxxxxlarge 面白いよって言われるけどだいたい面白いかどうかは50/50なんで、ネタバレだとは思わない

面白いって言われることであいつは面白いって言ってたけど・・・という評価になってしまうことが問題

hase0510hase0510 わかる。全く面白くない作品ランダムに織り混ぜて勧めるのが一流のキュレーター。/似た話で、俺がワンピースを読むのやめたのは「この漫画この先も絶対面白いんだろうな」と確信した時だった。

>同意いただけてよかった

kmartiniskmartinis 例えばその“面白いかな?どうかな?”で このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2017-08-30

作家呼び捨て名字名前

筆名に名字というくくりはふさわしくないかもしれないがあくまでも遊びということで。
批評も愛憎も好き嫌いも含めて呼び捨てにされる作家たちがいる。名字だけで、名前だけで、その作家が思い起こされる作家がいる。そこに何かつながりめいたものはないか自分の印象をちょっと羅列してみる。

呼び捨てにしたい名字

大江、石牟礼川端、塩野、志賀、司馬、城山、太宰、三島、谷崎、つか、筒井、星、津本、中上、ねじめ、野坂、灰谷、埴谷、百田、舞条、町田、丸谷、向田、安岡、横溝、横光、池波、伊坂、井伏

呼び捨てにしたい名前

乱歩、独歩、安吾、花袋、蘆花、荷風、らも、昌也、芙美子、一葉、四迷、万太郎、清張、朱門、実篤、春樹、鴎外、漱石、登見彦、ナオコーラ詠美風太郎、一力、周五郎、獏、淳之介、ばなな、鏡花

フルネームで呼びたい

安部公房遠藤周作大藪春彦佐野洋田中芳樹陳舜臣小松左京中村文則恩田陸南條範夫西村健太、馳星周長谷川伸北杜夫東野圭吾平野啓一郎福井晴敏堀田善衛海野十三宇能鴻一郎柳美里夢野久作

特殊

織田作、寂聴(瀬戸内寂聴は無論名前で想起するのだけど、瀬戸内晴美時代作品もあるから

2017-01-20

直木賞芥川賞の会見みて思ったこと

芥川賞の人にやけるのを我慢しすぎwwww

見ててすげーほほえましかったっつーか、こっちまでうれしくなるレベルwwww

作者も本もぜんぜんしらんしいまんとこ読む予定もまったくないけど、よかったねおめでとうって声かけたくなるレベル

いつぞやの誰かさんの斜に構えて馬鹿にした態度、発言するよりもこっちのほうがいいわ

当たり前だけど

恩田陸名前すげーよなあ・・・

あとビジュアル高校とき国語先生に似てる

2016-12-23

漫画図書館Zの漫画紹介(年代順)その1

漫画図書館Zがリニューアルしたし、年末だし、Jコミ時代から今まで読んできて面白かったZオフィシャルの漫画を紹介するよ。

匿名である以上筆者のパーソナリティに依存するランキングをつけても無価値なので、年代順に列挙する。参考にしたのは、作品本体、著者のホームページメディア芸術データベース (https://mediaarts-db.jp/mg/) および Wikipedia。画像がないので説明文多め。あと参考までに連載誌情報も分かった分だけ添えとく。

なお、増田はあんまり漫画を読まないので、この作者は有名とかこの作品は名作とかほとんど知りません。それと投稿制限のため作品ページには直リンクしていません。手間かけさせてごめんね。http か https でアクセスしてね。

1983-1987 赤々丸 (www.mangaz.com/book/detail/75161)

猫型のネコン星人と共存社会を作っている、近い未来の地球を舞台にしたコメディーSF。

人間たちに虐げられているネコン星人が自由のために蜂起する話がメインストーリーだけど、漫画の核心はめね田や猫田たち無軌道(猫)大学生たちの傍若無人っぷりを鑑賞することだと思う(特にモーガン所長がひどい目に合わされるところ)。

1986-1989 弥生!! (www.mangaz.com/book/detail/43871)

  • 著者 : 河内 実加
  • 連載誌: ちゃお
  • 巻数 : 8

ずばり少女漫画。ちびなのに馬鹿力で一人称が「オレ」の女の子 弥生と、弥生のことが大好きなのっぽでラグビー馬鹿の陸、通称バイオレンスコンビをめぐるラブストーリー

陸の方は一途に弥生を思っているのだけど、鈍感で男勝りな弥生は陸を親友としか思っていなくて、いつも悶々させられる陸。やっぱり男の片思いはいいわ。頭の中の箸が進むすすむ。

少女漫画の醍醐味と言えば恋する二人の関係性の変化なんだけど、この作品では、恋愛に無頓着な弥生が、何ものにも代えがたい陸と一緒にいるために、悩んだ末に親友から恋人という関係性の変化を受け入れるところがぐっとくる。恋人となることを受け入れた弥生だけど、陸とはずっと親友関係だったから、急に恋人関係(デート、キス)を求められて戸惑う。その弥生の戸惑いを汲んだ陸が自分が暴走していたと反省するところもいい。二人の幸せは一人と一人の幸せの足し算ではなくて、二人でいることでしか見えてこない幸せのことなんだと思う。

漫画が終わっても、この二人はきっと大丈夫だと思える少女漫画はいい少女漫画だ。

1987-1990 クラリオンの子供たち (www.mangaz.com/book/detail/45041)

超能力者として戦争のために育てられた子供達「クラリオンの子供たち」をはじめ、冷凍睡眠から目覚めてみれば地上で最後の生き残りとなっていた少年が、電話でマザーコンピューターにグチ垂れる「THE DAY AFTER CARE」など少年少女がメインのSF短編集。

廃棄された街の底で他人の赤子を身ごもる出稼ぎ代理母達が、中東の政治対立に巻き込まれる「マザーズタウンラプソディ」がおすすめ

ちなみに宮崎駿があとがきで絶賛している。なおハードなSFがよければこちらをどうぞ。

ARMS (www.mangaz.com/book/detail/43001)

女王蟻 (www.mangaz.com/book/detail/3901)

1987-1988 ゆめのかよいじ (www.mangaz.com/book/detail/43881)

タイトル通り、古びた町の古びた校舎を舞台に、転校生の少女とノスタルジックな夢が交差する漫画。

あらすじ

夏休みのある日、古びた町に転校してきたばかりの宮沢真里は、校舎の中で謎の少女に帰ってきたのと抱きしめられた。その少女は、真里が転校してきたころ偶然目撃してしまった、古びた教室で自らを慰めていた少女 岡部梨絵であった。梨絵と恋人同士になった真里は学校で、原っぱで、古びた路地で、幻想的なときを過ごす。

古い作品なんだけど、色褪せない艶みたいなものを感じる良作。正直はじめて読んだ時、過去にこんな作品があったなんてと、かなりショックだった。

作中にこんなやりとりがある。

梨絵「手沢(しゅたく)って言葉があるわ」

真里「聞いたことある」「よく使われたりさわられたりした木が つやつやに光ってくるようなことでしょ?」

梨絵「そう ここにはいっぱいあるね そういうのが」

まさにそんな作品。

また、田舎の学校の垢抜けない感じがごく自然に表現されていて、増田的には恩田陸の「蛇行する川のほとり」とか「六番目の小夜子」が思い出された(わかる人には伝わってほしい)。

キャラクターとしては真里のちょっとふてぶてしくてまっすぐな性格がよい。友達に対してはおおらかで若者らしく愛する人にはまっすぐ好きと伝える。その全てが自然体で、漫画を読んでいるとまるでどこかに古い学校があって真里が今でもそこにいるような気がしてくる。

レズビアン行為の描写があるので苦手な人は注意ね。

1988-1991 ティリニア・シリーズ (www.mangaz.com/book/detail/41582)

ティリニアという架空の大陸を舞台に「魅猟龍人」や「マジシャンロード」、「サルトーの凱歌」など複数のタイトルにまたがるファンタジー漫画シリーズ

いわゆる剣があって魔法が偏在している世界なんだけど、今のようにメラの上がメラミでメラミが強くなるとメラゾーマやまびこの帽子を装備したらメラゾーマ連発でめっちゃ強い、みたいな共通認識がない時代なので、世界設定に作者色が強く滲んでいる(巻末の歴史表および設定資料参照)。

オススメリンクしてある「魅猟龍人」。魅魔という悪鬼のようなものを狩る一族と、大陸中で迫害される龍族に生まれ魅猟に育てられた主人公の冒険譚。

1988-1993 嵐陵王 (www.mangaz.com/book/detail/50541)

  • 著者 : 篠原 正美, 伊吹 巡(原案協力)
  • 連載誌: ウィングス
  • 巻数 : 7

ビームとか飛行船とか出てくるけど、王宮とか飛行座とか聖武将とかファンタジー濃度が高い、ファンタジック時代風スペースオペラ

ちょっと増田の語彙では適切に紹介するのが難しいので、冒頭を引いてみる。

広大な星界に散らばる国々を「帝都」と称す専制国家が支配していた時代

『これが墓陵衛星「伊邪那美」か。星ひとつ墓にするなんざ気が知れねえな。』

『「星」というより岩の塊。小さいが造りはいい。気圧も重力も申し分ない。』

『これが”墓”とはね。』

『(こんなところに本当に”奴”がいるのか?)』

おわかりいただけたでしょうか。あんまりこういう漫画読んだことないけど、作者がこんな雰囲気好きなんだろうなーって思える。

なんていうか「デューン 砂の惑星」を初めて読んだ時の感覚といえばいいだろうか、SF的装置と非科学的なよくわからん概念が有機的に結合していて勢いがページから蒸れてくるような感覚。

架空時代物好きなんだーって人にオススメ

1988 PUSH♡桃園!! (www.mangaz.com/book/detail/70531)

力士と女子高生おかみもの。

少女漫画の彼氏側はかっこよくなくてはならないという不問律と脂肪と筋肉ドーンの力士でどう釣り合いをとったか。

答えは幕下イケメン力士だ! これならイケメンと脂肪のトレードオフにはならないぞ!

1990年代 月蝕夜合戦 (www.mangaz.com/book/detail/66591)

  • 著者 : 篠原 正美
  • 連載誌: 不明
  • 巻数 : 1

あらすじ

高校生の早弓は、たった一人の家族だった祖父の葬式の帰り、二年前に行方不明になった双子の兄 乙矢が斬り殺される幻想を見た。その瞬間、突然現れた黒い鎧武者に巨大な刀で斬りつけられた。目がさめると早弓の体は乙矢となっていた。しかも早弓が目を覚ました世界は現代の日本とは全く違う、戦国の世のような世界であった。兄の乙矢は二年前からこの世界で花敷の国の姫を守る衛士として生きていたのだった。
兄の最後の願い − 姫を守ってほしい − を守るために、早弓は姫の弟で総大将の夜光と共にさらわれた花敷の姫の救出に向かう。常識では考えられない九耀の死人兵や酷たらしい戦闘に、外見は男だが中身が少女の早弓は拒絶し苦しむが、国のため家族のため姉を助けるという夜光の真摯な思いに助けられ、次第に夜光に惹かれていく。しかし、乙矢(早弓の体)は姫と相思の仲であり、姫を無事助け出せれば国中に乙矢と姫の仲を示すこととなる。そして同時にそれは本当の自分を偽り生きていくことであるのだ。

時代伝奇ロマン漫画。いや増田にはBLの気はないと思っているんだけど、男の乙矢(中身は女)に向かって「幾度も思った。お前が女であればと。その度に自分が狂っている気がした。」なんて憔悴した顔で告げる夜光を見ると、なんか歪んだふわぁぁぁみたいな気持ちが湧き上がる。かと思うと男の体で殊勝な乙矢(中身は女)を見ると(少女として)いじらしいしかわいいし全力で応援する気持ちになるから不思議なもんだ。そう考えるとなかなかフェティシズムが詰まった漫画である

全200ページくらいのよくまとまっている中編なのでオススメ

1990-1991 白銀の魔狼 (www.mangaz.com/book/detail/46361)

諸事情により男子として育てられたノーランドの王女エスター(僕っ娘)が剣士ソール(女アレルギー)と術師テュール(男色家)を護衛に、自分の身代わりに魔狼に連れさらわれた乳兄弟を救いに行くのが一巻。彼らのその後を描いたのが二巻。一応タイトルにはサスペンスミステリーと書いてあるけど少女漫画

こういうのでいいんだよこういうので(その1)。なんとなくお姉ちゃんの本棚にありそうな気がする(姉いないけど)。面白い点を挙げるならば、ソールとテュールの友人同士のフランクなやりとり、男に迫られているエスターを見てエスター一筋のソールがやきもきする姿とか、つまり少女漫画フォーマットのものという他なくて、この気持ちがわかる人は読んでくれというしかない。

1991-1996 ルームメイツ (www.mangaz.com/book/detail/127351)

あらすじ

それぞれ違う人生を生きてきた還暦前の幼馴染三人 − 真面目な元小学校教諭の時世、お妾さんだった元芸者のミハル、専業主婦だったけど夫に愛想を尽かし家出してきた待子 − が共同生活を送りながら、第二の人生を支え合い暮らしていく話。

十年以上も前の作品になるけれど、オールドミスの老後や、熟年離婚、ワーカーホリック仕事人間の退職後問題など、家庭内問題を正面から書いていて好感が持てる。

どの部分も優しくて素敵なんだけど、増田的にオススメしたいのは、恋愛に恵まれなかった時世が、過去一度だけ思い合っていたかもしれない男性と第二の人生で再開し、不器用だけど優しく一緒に過ごそうと決めるところ。この元同僚の男性は妻に先立たれていて、その後同じ職場で出会った時世と再婚しようとしたけれど、子供に新しい母親なんていらないと反抗され再婚を諦めた過去がある。ところがその子供が成長し自分自身が子供連れの女性と再婚したことで、当時の父親の心境を理解して時世に昔のことを謝るシーンがある。とても普通なことなんだけどとても豊かだなって思った。

ウブな時世に、芸者だったために男の酸いも甘いも知り尽くしたミハルさんが寂しさを感じながらもアドバイスするんだけど、仲の良い幼馴染だけの間柄ではなくてこれから幸せになれる女性を羨み祝福する姿勢が中庸で凡庸でとても感じ入る。

1992-1996 BOOM TOWN (www.mangaz.com/book/detail/43191)

  • 著者 : 内田 美奈子
  • 連載誌: コミックガンマ
  • 巻数 : 4

感覚投入型の巨大VR空間「BOOM-TOWN」とその街を保守するデバッガたちのお話。

デバッガお仕事は、BOOM-TOWN に現れるノイズ(バグ)を発見して収束させること、なんだけど……実際は XYZ-P (NPC) のお悩み相談を聞いたり、BOOM-TOWN で自分の力を誇示するハッカーたちのやんちゃを懲らしめたりと何でも屋に近い。また BOOM-TOWN がメイン舞台と言っても、BOOM-TOWN での事件の原因追求のために現実世界でリアルハックを行ったりして、現実と地続きの二面性があってとても面白い仮想現実漫画。

BOOM0TOWN という仮想現実が普及した社会では、同じ人間より XYZ-P に感情移入してしまう人や、逆に人に恋をしてしまう XYZ-P がいたりして、人間もデータ化してVRに参加する以上 NPC と大差ないんだなって思える。

最後に、オススメポイント。主人公達デバッグ課はそれぞれが元ハッカーだったり英才教育施設出身だったりして、かなりプログラマ的な性格をしていてニヤニヤできる。特に、主人公(女性)が楽をするために自分の代わりに仕事(簡易デバッグ)をするボットを作ってサボっていたら、同僚に知らぬ間にボットモデルスキャンされてボディデータを把握されるという話は非常によかった。あとウィザード級のハッカーと BOOM-TOWN の中でマトリックスばりの戦闘をするんだけど、最終的にVRの中ではなくウィルスによる現実端末ハッキングハッカートドメを刺すところもリアルでよかった。

気がついたら内田さんの作品を紹介するのは二作目だった。多分この作者の乾いたユーモアが好きなんだと思う。

1992-1999 BREAK-AGE (www.mangaz.com/book/detail/45341)

作品ページの紹介より引用。

2007年。 超高速通信ケーブルで繋がれた電脳世界を舞台に、 自ら作成したデータ上のロボット(VP)に搭乗し、 戦いを繰り広げるリアルタイムバトルシミュレーションゲーム 「デンジャープラネット3」。 その名手、国府高専1年生の桐生は、 ある日、謎の巨大VP "ベンケイ"に大敗してしまう。 一体どんな奴が乗っているんだ!?── 隣町のコニーパレス(ゲームセンター)からエントリーしていた 相手VPのパイロットは、高校2年生の可憐な少女だった。 "ベンケイ"のパイロット、彩理に惹かれた桐生は、 トップパイロットプライドと彼女との交際を賭け、 新しいフルカスタムVP "九郎"で1対1の勝負を挑む。

この作品はデンジャープラネット(DP)に情熱を捧げる高専生たち若者の日々の物語。

この作品を読むと、ビデオゲーム同好会のみんなでワイワイしたり、 DP で勝利するために VP のカスタマイズに勤しんだりと、若い頃を仲の良い誰かと一緒に過ごすことができるというのはとても楽しいものだったんだなと思える。

主人公 桐生の周りの登場人物はみんな個性豊かで面白いんだけど、一番の際物は国府高専ビデオゲーム同好会の長船会長。私服として着ぐるみを毎日着てて国府高専のぬいぐるみ師の異名を持つ会長は、初登場時なんと二十二歳。まだまだ卒業したくないからという理由で計画的に留年しまくりである。さらには生粋のゲームマニアであるので、田舎を巡ってひなびた旅館に置かれているレトレゲーム(の基盤)を収集する旅(同好会の強化合宿)を開催したりと大変変人である。でも材料工学を専攻していてなおかつ構造力学にめちゃくちゃ詳しくて、 DP ではものすごい頼りになるところが実ににくい。

増田の中では、久我という過去に囚われたエンジニアと未来を純粋に見つめる桐生たちとのラストバトルがすごく良くて、ラストバトルの理想の一つになっている。 DP を遊んでいるいちユーザだった桐生が、彩理と出会い少しずつ業界に関わるようになり、 DP のユーザから DP の開発者となっていく。その桐生と彩理の目の前に最後に立ちふさがるのが、 DP に尊敬する人を踏みにじられ業界からドロップアウトした久我。このラストバトルのすべてが、若者たちによる閉塞しようとする未来の打破と過去の解放、まさに BREAK AGE を見事に描いている。

1992-1994 邪神ハンターピーチドラゴン (www.mangaz.com/book/detail/75041)

言わずと知れた魔夜先生の作品となります。

面白いので読みましょう。

一言いうならば、SFのうんちくがそこここにあり、独特の味気があるところが面白い

1992-1994 オパーリン (www.mangaz.com/book/detail/47381)

あらすじ

元気娘の一条あおこは温厚な生物教師の夜光先生が大好き。積極的に毎日しかける(お弁当を一緒に食べる)ものの、夜光先生はのらりくらりと柳の如し。しかしあるとき、いつも夜光先生が両手につけているオパールの指輪をこっそり自分の手にはめてしまったとき、突然人の心の声が、それどころか生き物全ての声が頭の中に流れ込んできた。
実は夜光先生は地球の化身で、先生がつけていたのは生物の声が聞こえるオパールの指輪だったのだ!
オパールの指輪を起点として、あおこの環境と夜光先生(地球)が交差していく。しかしその交差の先に待っていたのは……。

こういうのでいいんだよこういうので(その2)。

オパールの指輪をはめて、杉の木の話を聞いたり、カラスの恋愛相談に乗ったり、犬に占いをしてもらったりとのほほんとしてお話も多いのだけど、後半になるにつれて、(略)つまり地球がヤバイとなる。しかし漫画の主題が突き詰めるところあおこと夜光先生の関係性だからノープロブレムである。最後がとっても綺麗にセンチメンタルに終わるので読後感が大変気持ち良い。

友人の手入れが難しい花の世話を、先生に押し付けた時のあおこの名言を紹介しよう「平気 平気 先カンブリア紀から生き物育ててる人さ!!」

1993-1999 聖戦記エルナサーガI (www.mangaz.com/book/detail/74741)

あらすじ

聖剣により魔風から守られている世界、その世界の君主国アーサトゥアルの王女エルナは、王族の身でありながら全く魔力を持たないという稀有ではあるが異端の存在であった。
しかし世界の支配を進めようとするアーサトゥアルは、魔力を持たないがゆえに世界を支えている聖剣を引き抜ける唯一の駒としてエルナを利用しようとしていた。
支配を広げようとする自国に対して違和感を持つエルナだったが、一人の力では対抗することができなかった。しかしエルナを暗殺するために彼女の前に敵国の王子シャールヴィが現れたことで、世界を変えるために、自分の力でできること、成すべきことを成すために立ち上がる。

ちょっとSF風味が混じった剣と魔法のファンタジー

魔力がストック性だったり古代文明の遺産がSF的で独特の味があるファンタジー漫画

続編であるIIと合わせてどうぞ。

1993-1998 セキホクジャーナル (www.mangaz.com//book/detail/41301)

  • 著者 : 小坂 理絵
  • 連載誌: なかよし, るんるん
  • 巻数 : 4

あらすじ

個性豊かな関北高校新聞部は、霊能事件だったり恋の謎解きだったり、今日もあのネタこのネタと東西奔走。毎回締め切りに追われながらも、けっこう低俗なセキホクジャーナルを毎月発刊しています。

こういうのでいいんだよこういうので(その3)。

なんていうか安定感が半端ではない。そうそうこうなるよねと、筋書きも語りも全部頭に入っている落語を聞くような感じがするのは増田だけではないだろう。

なお、作品事情によりヒロインの相手役は眉毛が太い。しかしいい男である

1993-1997 轟世剣ダイ・ソード (www.mangaz.com/book/detail/74251)

クロスボーンガンダムで知ってた長谷川裕一作品。なんだかわかんないけど学校が丸ごと魔界へ飛んでしまったという漂流教室的な流れから始まり、わけがわからない内にいきなり敵がガンガン攻め込んでくるというハードな展開。

なんだけど、なんだかんだ7回だけ起動することができる超強力なロボット ダイソードに乗り込む熱血主人公や「サイバトロンかと思ったらモビルアーマーだわ」(自律型兵器かと思ったら搭乗型だったのねという意味)という名言を言い放ったオタク生徒会長(美人)のもと適度にシリアスに適度にコミカルにそしてちょっとエッチに進む。

長谷川作品はご都合展開などで設定を裏切ることはないし、当たり前を当たり前に描いているのでそういったこだわりが好きな人にはおすすめできる。

例えば超強力ロボット ダイソードは7回しか起動できないという制約から、一回起動したらパイロットが気絶したり寝落ちするまで気合い運用するとか、だけど無防備な会長と二人っきりになったせいでずっと悶々と完徹を続けていら、あっさりと「なぜならばナチュラルハイだからだー!」って叫んで貴重な起動回数を使ったりする主人公だったりして実によい。

ちょっとエッチで熱血な異世界漂流学園ロボット漫画である面白い

1994-1997 レニフィルの冒険 (www.mangaz.com//book/detail/64101)

立派な剣士を目指す少年カイル君が、魔法がダメダメけっこうワガママお気楽白エルフのレニフィルと、頼りになる酒乱の姉御こと黒エルフのシルカに振り回されるギャグ漫画。素朴な絵とハイブロウエルフギャグの落差が良い。

作中では、トールキンを含めたエルフの起源とか、エルフドワーフとの確執とかを描いていて、意外とファンタジー世界の基礎がしっかりしているところもグッドポイント

この増田は基本的にギャグマンガの激しい言動とか苦手でげんなりしちゃうんだけど、この作品はボケやツッコミがおとなしい(相対的に迫力がないとも言えるのかも)ので楽しく読めた。それにしてはひどく下品なネタもあったりするんだけどね(ケンタウロスがひっくり返ったときに腹側を見て「わー馬並み」とか)。

1996-2001 交通事故鑑定人 環倫一郎 (www.mangaz.com/book/detail/2201)

漫画図書館Zでだいたい通用する面白さの尺度として、巻数が長いほど面白いというのがある。

つまり18巻あるこの漫画は安定して面白い。あと長いのは奇面組(3年とハイスクール)かね。

内容は車に関する事件物。交通事故鑑定人の環倫一郎が、アメリカ全土を舞台に助手のクリスティーナを引き連れ(しばしば引っ張られながら)交通事故が起きた原因を解明していく。この説明だけだと地味な漫画かと思うかもしれないけど、いつも丁寧語で迫力がない環は実は、交通事故工学の博士号持つアカデミックポストだし、また過去に草レースでカミカゼと恐れられていたほどのドライビングテクニックを持つ元レーサーだし、かなりアメリカンアクティブである

ます間違いなく面白い

1999-2002 めもり星人 (www.mangaz.com/book/detail/44951)

透明感のあるSF連作。UFO を信じている少年や、時のエアスポットに落ちてしまった冴えない中年のサラリーマンなど、日常生活のふとした変わり目に立った人たちがメモリ星人を名乗る少女みーむと出会う、ちょっとふしぎな漫画。

みーむは会話の端々で古今東西の古典から引用する; 「恋愛の本質は自由である。」シェリー、「人生は芝居の如し」福澤諭吉、「みーん みんみんみんみんみん み〜〜〜〜ん」これは引用じゃないか……。

こんな、穏やかなんだけど、選べる選択肢には必ずよりよい道があって、だけどもどの選択肢を選んでも結局人生の無意味さに諦めを持てるような作風が増田の好みである

なお作中にインセストタブーの場面があるので、苦手な人はご注意。

あと、再読した時に解説を梶尾真治黄泉がえりで有名)が書いていることに気がついてびっくりした。

1999-2006 犯罪交渉人 峰岸英太郎 (www.mangaz.com/book/detail/45831)

警視庁刑事部特殊捜査課交渉班(重要犯罪交渉人)という、重大事件での交渉がメインの警察漫画。

テロリストによるハイジャック事件やイジメられた少女の飛び降りの説得、銀行強盗犯への投降の呼びかけなど、犯人の心の葛藤と向き合い、死傷者ゼロすなわち犯人の無事すらも絶対条件とし、人生を諦めた彼らを現実(社会)へ呼び戻す場面が実に迫力がある。

作中のセリフより重要犯罪交渉人の説明を引こう

「交渉人が目指す解決というのは 常に死傷者ゼロですから」

主人公である英太郎ちょっととぼけた頼りなさそうな顔(本人談: 僕の場合はこのルックス自体が罠なんだ)をはじめとして、マイペースでゴーイングマイウェイの臨床心理士 酒堂さん、暗くて怖くて渋い元捜査一課の平光リーダーなどユニークキャラクターが、ただでさえシリアス全振りになりそうな警察漫画にユーモアを添える。

あと、手書き輪郭線の柔らかい感じがたまらない。特徴的な図作りなんだけど意外と読みやすいと思う。また内容的にも、おそらくオウム事件を下敷きにしている新興宗教団体「メシアの号令」への強制捜査(最終章カルト編)は熱量がものすごい。

パワーがある漫画である

その2(http://anond.hatelabo.jp/20161223120504)に続く。

2016-05-12

http://ccc.hatenablog.jp/entry/2016/05/11/%E4%BA%BA%E3%81%8C%E6%AD%BB%E3%81%AA%E3%81%AA%E3%81%8F%E3%81%A6%E3%82%82%E9%9D%A2%E7%99%BD%E3%81%84%E3%81%A7%E3%81%97%E3%82%87%EF%BC%9F%E6%AE%BA%E4%BA%BA%E4%BB%A5%E5%A4%96%E3%81%A7%E8%AC%8E%E3%82%92%E8%B5%B7

ここに恩田陸写真のってて久しぶりに思い出した

高校の時の古典先生恩田陸めっちゃ似てて、授業もめちゃくちゃわかりやすくて、生徒からも愛されててすごかった

仕事で一人の部下に教えてるだけでも苦労してる自分からすると、改めてすごかったなあと思う

2016-05-09

[]

くちびるに歌をを読んだ。方言が可愛らしい。あたたか物語だった。

主役となる中学生たちがみんな純な感じがして心地が良かった。何かしら特殊な使命を帯びていたり、陰湿いじめにあっていたり、部活エースとして活躍していたりするわけじゃないのが優しい空気感を醸し出していた。一人二人癖の強い人物が配置されていたけれど、彼らも自分達の存在感を声高に主張していないのが上手いと思った。

みんな純だって言っても、それぞれがそれぞれに家庭なり人間関係に複雑な影を持っている。一応主人公になるナズナサトルの家庭には、深く覗き込むと胸を締め付けられそうになる気配が漂っていて、そっち方面に転がそうと思えばどれだけでも転がせていけそうな奥行きを持たせていた。

でも、それらが気配として作中に潜んでいるのみで、一つ大きな筋として合唱に向き合う等身大中学生たちが描かれていたのが良かった。加えて、作中にも書いてあった『手紙~背景 十五の君へ~』の歌詞が一つ一つスルメみたいな味わいを出してたと思う。

また個人的に一番注目したいのが自称ニート臨時音楽教師柏木先生だった。この人の心理描写は作中じゃほとんどされないんだけど、たぶん読者の心情に寄り添うような形で変遷したんじゃないかな。

何があってWii操作ばかり上達するに至っのかは書かれていないのだけれど、エピローグ彼女はもう一度東京へと旅立っていく。慌ただしくてめまぐるしく変化していく都会へ、十年も景色や人が変わらない田舎から立ち向かっていく。彼女は再び戦地へ向かうわけなんだよね。

日々の生活はいろんなことが大変で、様々なことでめげそうになることが多いと思う。それでも再起する柏木先生の姿が表しているのは、作者から読者へのエールなんだと思う。頑張れって、頑張ろうって、背中をそっと押してくれているような気がする。

ところどころに先へ先へと読み進めたくなる謎も散りばめられていたのでするする読めたのも良かった。折角自由曲を自作したんだから、その内容が読みたかったのだけ残念だった。

手紙』の歌詞が、重層的にリフレインしてくる小説だった、中高生はもちろんのこと、大人にも読んでもらいたい、元気になれる一冊だと思う。


五島列島恩田陸か誰かの作品で、隠れキリシタン洞窟凄惨過去を秘めていたような気がする。なんだったかなあ。

2016-05-02

[]

夜の底は柔らかな幻を読んだ。ミステリーサスペンスが始まると思ってたのに、めくるめく現代SFファンタジーが始まったからびっくりした。高知県の山奥がすごいことになってしまった。

恩田陸SFファンタジーというと、劫尽童女を思い出す。個人的に結末が尻すぼみに感じられて残念な読後感だったけど、今作はスケールの大きさにも投げっぱなしジャーマンにも圧倒されてしまった。

すごい。最後までよく分からない重要用語があり、使われている超能力みたいな力が何由来なのか、いろいろ疑問は尽きないけれど、そんなこと関係なくとにかく面白い熱量が本当にすごい。

上巻の終わりがけなんて、バトル描写が冴え渡っていた。ライトノベル意識しているのかとも勘ぐっちゃたけど、書きたいように、書かねばならないように書き切った大作なんだと、上下巻を読み終わってから認識を改めた。

いろいろな人の結末が知り切れトンボで終わってるけど、それさえ悪い効果をもたらしてない。このぶつ切り感が、作品根底に流れているの重要な要素の一つになっているんだと思う。

加えて登場人物のその後の人生想像するのも面白いしね。例えば最後に二人は下山出来たのだろうかとか。軍さんは死んじゃったのかとか。占部さんとみつきはどのような報告を受けるのだろうかとか等々。個人的に、ぼろぼろの二人には生き残ってもらいたし、葛城には改心してもらいたいなって思う。しなさそうだけど。

凄惨描写もあって結構惨たらしい内容だったけど、随所に現れる象徴的な風景描写が秀逸で、読み進める内に不思議世界に迷い込んでしまった。

ただ本当にミステリーだと思って読み始めたので、冒頭の数十頁はよく分からない単語説明もなしに出てくるし、何がなんだかわからないまま読まなければならなかったので辛かった。

そこさえ過ぎてしまえば、高地山中にある秘境からいっきり突き落とされるような読後感ま、でノンストップで突き進める。壮大な作品でした。

2015-08-25

地獄のミサワ感に満ち溢れた記事の書き方のお手本にしたい。

http://quelle-on.hatenadiary.jp/entry/2015/08/24/225130

井の中の蛙無知

私はジャンル時代も問わず、かなり満遍なく本は読んでいる方だと思うけれどミステリーけが苦手だ。湊かなえ恩田陸だけは好きなんだけど、東野圭吾ダメだし貴志裕介もなんか受け付けなかった

他の人に比べてめっちゃたくさんマンガ読んでるという自負が在る割にラインナップがショボすぎる。読み手にわかるようにしたかったのかもしれないが、その後の文章を読む限りたいしたものは読んでいないという印象をうける。まるで、俺ジャンプマンガめっちゃ詳しいんだけど、スラムダンクとかワンピースは受け付けないわー、俺マンガにうるさいからNARUTOとかDEATH NOTEとかじゃないと認められないわーと言ってしまうようなものだ。 

そこから導き出されるこの人の結論は以下のとおり

ミステリー基本的な筋って基本一緒だと思う。(だからこそミステリーなのだが)

それは――単に経験が乏しいだけではないだろうか。

ただ、ミサワ文章を書いてしまう人は「自分が知らないだけで、世の中には自分の知らないものがあるのではないか」という発想があまりできない。それが冒頭の「私はジャンル時代も問わず、かなり満遍なく本は読んでいる方だと思う」にあらわれている。



ストレート我田引水

私がミステリーを苦手な理由は、ひとえに頭が文系からだと思っている。

言い換えると、特に推理ミステリーって理系科目っぽい。

高校時代数学偏差値28~35を漂っていた私だ。しか国語勉強しなくても70は越してた。ド文系である。ゆえに、ミステリーが苦手である

多様な原因が考えられるはずなのに、軸が1つしか思いつかないというのがまず怖い。その一つを思いついた瞬間に他のすべての可能性について考えることをやめてしまい、その一つの理由だけで全てをゴリ押ししようとする、惚れ惚れするような我田引水ぶりである。後の例で上げられている恋愛小説ミステリーの違いも、全く納得できるものではない。

この人がミステリが嫌いなのは、このあたりの一本道思考の方がよほど原因として納得できるくらいだ。



頑固な自己規定

文系的には、話の想像する余地や話の広がりが限定されることに萎える。

こんな感じで、ミステリー理系っぽいので苦手です。

この手のしゃべり方をする人間ありがちなのは「僕はこういう人間だ」という思い込みが非常に強いということである。なぜそういうことをするのかわからないが、あらかじめ自分の枠を自分で決めてしまっているのだ。だからなのか、自分基準にに当てはまるか当てはまらないか、ということを非常に重視するようだ。

解決に向けて、条件を当てはめてその理由方法証明していく作業。たまにひっかけが出てきたりして。なんていうか、二等辺三角形証明とかみたいに思えてきてしまう。

と書いているにもかかわらず、自らが極めて機械的に己の好き嫌い判定を処理していく。これは実に皮肉なことであり人間というものの奥深さを感じさせる。


大雑把な認識

ミステリーというものを一括りで語るという時点でお察し。



なぜか他人事

文系でも没頭できるミステリーって、どっかに落ちてないかなぁ。

本人が意識しているのかしていないのかわからないが、ラスト一文は釣り文句である。これは好きな人をいらだたせるのに最も有効テンプレートの一つである。何が人をいらだたせるかというとその話題について興味が無いけれど語ってます、ということがビンビンに伝わってくることだ。

まり、この人は自分問題であるはずなのに、本心では他人事のようにとらえているか、そもそも問題だと思っていない。本当に自分ごとの問題として捉えている人はこういう悩み方はしないだろう。ミステリが苦手だと思い込んでいて、それについて「自分以外の」理由けができればなんでもいい人だけがこういうことを書く。本当は理由などどうでもよく、自分が読まない理由としてそれらしいものでっち上げられさえすれば良い。悩んでいるように語っているが、要は興味が無いということではないだろうか。



弱い自信

好き嫌いにいちいち理由必要だと思っている。最大の問題は、いちいち好き嫌い理由必要だと思っていることである。本当はいちいち好き嫌い理由など必要ない。自分にあうか合わないか、だけなのだから。とくに他人に説明できるような理由は。なのにいちいちそれを説明せずにはおれないところに、自信のなさが現れている。



愛すべきミサワぶりである。誰しも詳しくないことを大上段で語ろうとするとこうなる可能性を秘めている。気をつけよう。

2014-09-12

本が好きだった。本のことしか考えてこなかった人生だった。

親は教育熱心なひとで、物心ついたときから近所の公立図書館に連れられて育った。

一方、実質母子家庭のような家庭環境で、そこまで裕福でもなかったうえに、完璧主義者の母親であったので、自分お小遣いをもらって好きなものを買うという環境でもなかった。

母については、わたしたちのために苦労してきたのだなと申し訳なく思うし他にも色々思うところはあるのだけれども、それは本題ではないのでここには書かない。

とにかく、娯楽のない状況だったので、図書館で本を借りるか、サンテレビ野球中継を見るかくらいしかお金のかからない趣味はなかった。友達漫画を貸してもらったりもしたけれども。正直、そのことをさして不満にも思わなかった。

我が家お小遣い制度というものはなく、欲しいものがあればその都度申告して買ってもらうという方式だった。本だけは何も文句を言われなかった。ありがたいことだと思うけれども、正直この制度欠点も多いなと思っていて、わたしは今でも本なら自分で選んで買うことができるのに、服を自分で選ぶことができない。いつかお金持ちになったら、ドンキでいいなと思った雑貨を罪悪感を抱くことなく好きなだけ買いたい)

持てる限りの記憶力をハリー・ポッター登場人物プロフィール呪文の暗記に注ぎ込んだ小学時代はやみねかおるも好きで、小学6年生のとき図書室で『踊る夜光怪人』を見つけて、この世にこんな面白い本があるんだと思った。

中学生のころに森博嗣を好きになり、京極夏彦西尾維新を夢中になって読んだ。今思えば、お前森博嗣とか大してよくわかりもしないまま読んでただろという感じだし、今でもだいぶわかってないと思うんだけどさ。荻原規子茅田砂胡乙一島田荘司恩田陸も読んだ。辻村深月が大好きだった。とにかく、中学高校時代と、講談社ノベルスに関わりのありそうな本はたいがい手を出した。近所の公民館パソコンスペースがあったので、時間があるときにはハリポタダレン・シャンイラスト考察サイトをめぐって過ごした。

高校生の頃『活字倶楽部』という雑誌たまたま見つけ、そこで『銀河英雄伝説』という小説があることを知った。当時は絶版だったので、近所の図書館の地下書庫から出してもらって一気読みした。そのままの勢いで友人に「とにかく、最初20ページは飛ばしてもいいから読め! 2巻までは読め!」とすすめた。銀英伝が好きすぎて、その夏にすくってきた金魚すくい金魚たちに提督たちの名前をつけた。

「おかあさん、ヤンが死んでる!」

ちなみに銀英伝ではないが「巽」と名づけた金魚もすぐに死んでしまった。今の実家では、フリッツオスカーとアーダルベルトだけが生きているんだけれども、どの金魚もそろそろ寿命という感じだ。

進学させてもらって、大学生になってからはもう少し色々読んだ。

際立った傑作というのはない気がするんだけれども、カポーティが一番好きだ(正直『冷血』は好きじゃないしもっと彼らしい作品があるだろうと思う。ちくまから出ている短篇集がいちばん好き)。サリンジャーも好きだし、4月に亡くなってしまったけれどアリステア・マクラウドという作家もっと知られたら良いのにと思う。

3年ほど前、人生で読める本は限られているなということに気付いて、それからは注意深く本を選ぶことにしている。最近好きなのは皆川博子津村記久子コナン・ドイルだけど、だから何だというわけでもない。

そんなわたしも、四捨五入してもう30という年になってしまった。

好みのタイプは?という話題になり「本が好きで穏やかで裏表があんまない誠実なひとがいいな」と答えたら「聖☆おにいさんブッダでいいんじゃね?」と返され、

ルーピン現実いねーんだよ」と別の友人に説教され、正直今に至るまで毎日小説のことばっかり考えてて自分あたまおかしいんじゃないかなって思う。

これはただの、本を読むくらいしか趣味のなかった女の回想みたいなもので、なんのオチがあるわけでもない。

ただ、わたしは毎日ばかみたいに小説のこと――主に、その登場人物のことばかり考えながら生きている。

腐った妄想をしているわけでもなく、『白鳥異伝』の菅流かっこいいよなあ、とか考えながら生きている。

ハリー・ポッター本命キャラが殺されたことを未だにねちねち言う。

島田荘司作風の変化を残念に思い、既刊を全部読むのが勿体無くて法月綸太郎をちびちびと読む。

ちなみに、こんな感じの人間だったので、高校途中まではオタク仲間とつるんでいたんだけれども、一番好きなジャンルが違ったので在学中から疎遠になった。同じように本が好きな友人が1、2人いるので、彼女たちとは今でもよく話す。それは幸福なことだと思う。正直、他にも同じような本の趣味をしている同級生はいたし、当時はよくその話をした。ただ、彼女たちがわたしと同じように、未だに毎日現実かそれより重いレベル小説登場人物について考えているとは到底思えないので、積極的に連絡をとろうとは思わないし、話題が切り出せない。自意識過剰なんだろうけど、そんなふうに、未だに地に足を十分つけるわけでもなくふらふらしている自分ときどき怖く思う。

ジャンルを変えればどこにでもごろごろしている話なんだとはわかっている。長い上に固有名詞がだらだら出てきていやみったらしいのはわかっている。

から、ただの回想録めいた日記

追記:

ブコメありがとうございます。正直コメントがついたとしても「キャラ読みしかしてない腐女子」的なことしか言われないかなと思っていたので、共感してくださる方がいてびっくりしています。本当に、子どもに本ばっかり読ませても、子ども性格よっちゃ、いつまでもこんな感じで現実に地に足つかない感じになる可能性もあるわけで、何事もほどほどが一番だと思います。黒出目金のジークフリードは早いうちに昇天し、コメットのフリッツは年をとってだいぶ動きが緩慢になってきました。

この世代オタク女の子には、アニメではなく講談社ノベルスや電撃、角川某レーベル系の文庫本、その他とにかく面白そうな小説を読んで、感想をお互いに共有しながら育ってきた子がいるのだということを少しでも知っていただけるとうれしいです。ミステリ界隈ではキャラ萌えだろうとよく批判されますが、みんな各々好きな読み方をして、好きな作家の新刊は未だに追いながらも、各々それなりに幅広く読んでいる感じです。今でも。すいませんだらだらと。

2010-11-25

彼女が死んだ話

 僕が雪村に出会ったのは、大学研究室新入生歓迎会ときのことで、そのとき歓迎する側にいたのが僕で、歓迎される側にいたのがいっこ下の雪村だった。

 彼女は、長くきれいな黒髪の落ち着いた女の子で、お嬢様という感じではないが、どこか品のある立ち居をしていた。

 僕は彼女とは別のテーブルにつくことになり、でも彼女のことが気になったのでたまにそちらの方へ目をやったりしていたのだけれど、ちゃんと正面に座って話す機会は、ひとつ上の先輩がくれた。

真田くん、ちょっとこっち来てよ」と先輩が僕を手招いて呼んだ。「この子エーティーフィールド張ってて、俺ひとりじゃキビシイよ」

 先輩なりのジョークである

 それで僕は、彼女の向かいに座って話をした。雪村は聡明で、控えめで、微笑みながら人の話にうなずき続けることができるタイプ女性だった。

 でも僕は自分のことが話したいわけではなくて、彼女のことが聞きたかった。僕はゆっくりと、何か自分と合うような話題がないかと探した。彼女趣味読書で、好きな作家恩田陸(←「ああ、あのガチホモミステリの……」)。よく読むのは講談社ノベルス(←今にして思えば恩田陸講談社ノベルスあんまり関係ない気がする)。映画も好きで、好きな監督スタンリー・キューブリック(←『バリー・リンドン』)とピーター・ジャクソン(←『乙女の祈り』)。ピクサージブリも好き。好きな漫画は『夢幻紳士』『百鬼夜行抄』『うしおととら』『タブロウ・ゲート』……。まともにやったゲームは『ファイナルファンタジーX』くらいで、時間カウンタが止まるまでやって(←大学受験が終わってから暇だったようだ)、「全てを越えし者」を倒すところまではいったとか。あと何かのレースゲームは前に進めなくて諦めたという。

 僕はといえば、好きな作家星新一で、好きな映画は『ショーシャンクの空に』で、好きな漫画ジャンプチャンピオンヤングジャンプヤングマガジンスピリッツモーニングだった。僕はその程度の文化パワーの人間だった。

 雪村は本当に本が好きで、暇なときには一日一冊くらいのペースで読んでいた。「『雑食なのでなんでも読みます』とか言うやつは信用できねえよ。そういうやつは絶対に大して本を読んでない」と吐き捨てる友人が僕にはいたが、雪村は本当に雑食で、ノンフィクションを除けばなんでも読む女の子だった。小説漫画も。

 その新入生歓迎会の日は、友達が帰るというので、彼女もそれについて早めに帰っていってしまった。僕はもっと残っていってよと頼んだけれど、穏やかに断られてしまった。

 次に僕が彼女と話をしたのは、それからしばらく後の教養の授業のときのことで、雪村は教室最前列に座って、社会学だったか文化人類学だったか講義を無視してペーパーバックを読んでいた。

 勇気を出して隣りに座って(←勇気を出したのだ)、何読んでるの、と彼女に訊ねた。雪村は手に持った本の表紙を見せてくれた。G.R.R.マーティンの『玉座をめぐるゲーム』だった。もちろん僕にはまったくわからなかった。

 それからも僕は、折にふれては勇気を出して彼女に話しかけていった。レポートがあるので……と断られてひどく落ち込んだりもしたけれど、ついに僕は彼女を連れて名古屋城デートにいくことに成功した。名古屋城はつまらなかったけれど、彼女といるのは楽しかった。

 そして初めて彼女から漫画を借りた。『夢幻紳士』だ。

 これはおもしろかった。本当に。

 それからも授業で隣りに座ったり、食事に誘ったりして、僕らは付き合うことになった。僕は実家に住んでいて、彼女下宿をしていたので、よく彼女の家に泊まって二人で本を読んだり、映画を見たりした。本山ゲオがあったので、近所でレンタルができて助かった。

 でも不思議なことに、幸せなことはそんなに長く続かないもので、僕と雪村が二人で東尋坊を見に旅行に行ったとき、泊まった旅館でカニを食べて一緒の布団で寝たあと、彼女は僕の知らない何かに引っ張られて、僕が寝ているうちに布団を出て服を着替えて旅館から脱げ出して、東尋坊の先から海に飛び降りしまう。

 東尋坊では死ねないという話があるけれど、やっぱりそれは嘘で、飛び降りればちゃんと死ぬ。雪村がそれで死んだのだから間違いない。

 彼女を失った僕は悲しくなって、雪村が死んだというそのこと自体よりもむしろ雪村が僕に一言も告げずに死んでいったことに鬱々と悩んで、こりゃだめだ、このままじゃ何も解決しない、と思ってそのまま十五の夜ばりにバイクで走り出す。でもそのバイクは別に盗んだものじゃないし行き先もきちんとわかっていて、僕は一直線に福井まで行って、雪村と同じように海にダイブする。そして生きて浮かんでくる。本当に死にたいのなら、そのための飛び降り方をしなければならない。

 病院のベッドでしばらく暮らすことになった僕は、とりあえずアマゾン小説漫画と学芸書とDVDを注文しまくって、それを片っ端から消費する。雪村が生きていたときにはこの女はまたなんか読んでんなあとしか思っていなかった僕が、いまさらになって雪村の触れていたものたちに目を向け始める。村上春樹を、伊坂幸太郎を、恩田陸道尾秀介舞城王太郎を僕は読む読む。雪村のようにペーパーバックをぺらぺらとはいかないが、翻訳者感謝しながら、ヴォネガットカポーティフィッツジェラルドを読む読む。福満しげゆき藤田和日郎増田こうすけを読む読む。カントを、デリダを、ヴィトゲンシュタインをホフスタッターをドーキンスを読む読む。そんでDVDはよく考えたら病室じゃ見られねえなと思ってそのままジャケットだけを眺める。いいじゃんアマデウス時計じかけのオレンジタクシードライバー

 そして読みたい本をあらかた読み終えてしまったので、そろそろ家に帰ってDVDでも見るかと思って僕は退院する。退院するために荷物を片付けてきれいな服に着替えて、もう忘れ物はないよな、と思って振り返った病室に雪村がいるのを見て僕はびっくりする。

いまさら化けて出てんじゃねーよ」と僕は言う。

 でも雪村は生きていた頃と同じ顔で、僕がさっきまで寝そべっていた病室のベッドに腰掛けている。いつもと同じように黒い服ばっかりを着ていて、別に幽霊だからって白いベッドが透けて見えたりはしない。

「いやーいいじゃん。嬉しいでしょ」と雪村は言う。

 そんな口調じゃねーよ。

2010-10-28

面白かった小説

http://blog.livedoor.jp/news23vip/archives/3061585.html

これに便乗して一部をリストアップ

森絵都    「DIVE!!」「宇宙のみなしご」

加納朋子   「モノレールねこ」「てるてるあした」「レインレインボウ」「ななつのこ

川上弘美   「光ってみえるもの、あれは」「せんせいの鞄」

松村栄子   「Talkingアスカ

さだまさし  「解夏」「眉山

飛鳥井千砂  「はるがいったら」

よしもとばなな「キッチン」「ハゴロモ

梨木香歩   「家守綺譚」「沼地のある森を抜けて」「裏庭」

五十嵐貴久  「パパと娘の7日間」「1985年の奇跡」「2005年のロケットボーイズ

浅田次郎   「月のしずく

・雫井修介   「クローズド・ノート

・松木剛史   「きみはジョッキー

恩田陸    「夜のピクニック」「ドミノ」「蛇行する川のほとり」

瀬尾まいこ  「卵の緒」「幸福な食卓」「天国はまだ遠く

江國香織   「なつのひかり」「神様ボート

豊島ミホ   「エバーグリーン」「夜の朝顔

・黒野伸一   「かもめ幼稚園

中村航    「あなたがここにいて欲しい」「絶対、最強恋のうた」

山本幸久   「幸福ロケット」「美晴さんランナウェイ」

荻原浩    「メリーゴーランド

梶尾真治   「波に座る男たち」「サラマンダー殲滅」

関口尚    「君に舞い降りる白」

重松清    「きみの友だち」「みぞれ

有川浩    「阪急電車

朱川湊人   「花まんま」「わくらば日記

中沢けい   「楽隊のうさぎ

村山由佳   「星々の舟」

宮部みゆき  「地下街の雨」

小川洋子   「凍りついた香り」

梨屋アリエ  「プラネタリウム

乙一     「さみしさの周波数」「GOTH

市川拓司   「そのときは彼によろしく」「いま、会いにゆきます

群ようこ   「かもめ食堂

辻内智貴   「青空ルーレット

上橋菜穂子  「獣の奏者」「狐笛のかなた」

大崎善生   「パイロットフィッシュ

湯本香樹実  「春のオルガン」「ポプラの秋」

佐藤多佳子  「しゃべれどもしゃべれども

水森サトリ  「でかい月だな」

筒井康孝   「夜を走る」「パプリカ

藤野千夜   「少年少女ポルカ」「ルート225」

多すぎた。読んだらどれも面白いなあって思ってしまうのはよくないと反省

2009-06-22

父の日プレゼントあれこれ

http://anond.hatelabo.jp/20090621214329

今まで喜ばれたプレゼントをいくつか書き出してみました。手ごろなものばかりですが…。

ハンカチ、ハンドタオル

専門店伊勢丹メンズ館などで、趣味と好みに合ったものを用途に応じていくつか選びます。クラシクス・ザ・スモール・ラグジュアリ(http://www.classics-the-small-luxury.com/)でオリジナル刺繍やイニシャルを入れてもらうのもいいかも。

4711

世界初オーデコロンブランド名はナポレオン占領時代の番地にちなんでおり、ナポレオンも愛用したとか。歴史好きにはいいかも?シトラス基調にしたさわやかな香り。

着心地のよいシンプルTシャツ

父がよく着るブランドで買いました。何枚かあげたうちの1枚はサイズ感とデザインがすごくお気に入りだそうです。

文庫本

わたしも父も本が好きなのですが、自分では選ばないような本を、ジュンク堂からヴィレッジヴァンガードまで数軒回って、選びます。父の好きな作家、軽めの純文学ネタ本とかいろいろ混ぜるのがコツ。参考までに、今まですすめた中で面白いと言ってたのは、向田和子『向田邦子の恋文』、恩田陸六番目の小夜子』、酒見賢一墨攻』、高野秀行『ワセダ三畳青春期』、糸井重里言いまつがい』、ケンタロウや『365日たまごかけごはんの本』などの簡単なレシピ本、あといまはやりの太宰治短編集です。

新聞メモリパウチ

(http://www.yomiuri-tys.co.jp/jigyou/kibou.html)

これは誕生日用です。読売新聞サービスで、記念日新聞コピーラミネートして下敷きのようにしてくれます。一回しか使えないのが難点ですが…。

入浴剤

バラエティショップなどで面白いものをセレクトして買っています。父が海外にいた頃は無印良品のヒノキなど和風のものを中心に選んでいました。

手書きのカード

これは鉄板ですね。絶対添えたほうがいいです。書くことがないと思うかもしれませんが、意外と書けるものです。面白いカードがたくさん発売されています。

今年は事情で遅れてしまったのですが、国内の革メーカーの定期入れをプレゼントしようと思っています。喜んでくれるでしょうか。うちの父も、仕事で疲れているのと年も年なので、PCDVDなど機械を扱ったり、新しいことを始めるのが難しいようです。(自分で買ったiPodは曲を入れることすらせずに放置していました…)わたしも絵を描きますし、時計万年筆アンティークなどが好きなのですが、やはり好みがあるので、プレゼントしてもらいたいかと言われると微妙です…。(気持ちはうれしいですけどね)

以下個人的な話ですが、父とわたしは就職の時に揉めて以来気まずい関係でした。でも父が途上国単身赴任した時に、父の日誕生日に小包やカードを送り続けていて、それがつらい時のなぐさめになったようでした。何かあるたびに本やプレゼント感想を言っていました。わたしもプレゼントを通じて謎の存在だった父について知ることができましたし、父のことを気にかけるようになりました。今でも自分の買い物をしている時に「あ、これお父さんによさそう」と思ってつい買ってしまいます。アウトドアタオル一枚でも「ウォーキングの時に使って」などと言って渡すと本当にうれしそうです。

余談ですが、うちの祖父母も、初任給螺鈿細工の箸を買ってあげたし、敬老の日もかかさず贈り物をしているのに、いまだにはじめての遠足の時におこづかい500円の中から、おちょこと花瓶をプレゼントした時のことばかり言っています。(父母と祖父母に買ったらちょうど500円で、自分の分は買わなかったそうです…。子どもってけなげですね)この前なんか一週間前にあげた旅行のお土産を無視しておちょこの話をしていました。きっと年をとると時の流れとか、時系列重要度とかが違ってくるんだと思います。悪気はないのです。

2009-05-05

http://anond.hatelabo.jp/20090503233005

ふたば二次裏でまとめられていた、中高生のための100冊

未読 1. 「隣の家の少女」 ジャック ケッチャム

未読 2. 「黒死館殺人事件」 小栗虫太郎

未読 3. 「異邦人」 カミュ

★★読(大学) 4. 「果心居士の幻術」 司馬遼太郎 地味。でもヘタに新撰組血風録とか読むよりマシかも。

未読 5. 「突破者―戦後史の陰を駆け抜けた50年」 宮崎学

未読 6. 「存在の耐えられない軽さ」 ミラン・クンデラ

★★読(会社員) 7. 「ドグラマグラ」 夢野久作 中高生でわかんのか? ふいんきの問題?

★読(大学) 8. 「檸檬」 梶井基次郎 こてんこてん。

未読 9. 「大製鉄所―橋本雄介小説集」 橋本雄介

未読 10. 「ローダンシリーズ<1>大宇宙を継ぐ者」 K・H・シェール,クラーク・ダールトン

★★★読(高校) 11. 「十角館の殺人」 綾辻行人 これは中高生でも楽しめた気がした。

未読 12. 「豹頭の仮面」 栗本薫

未読 13. 「魔が堕ちる夜―デーモニックプリンセス 二次元ドリームノベルズ」 謡堂笹弘

未読 14. 「車輪の下」 ヘッセ

未読 15. 「玩具修理者」 小林泰三

未読 16. 「罪と罰」 ドストエフスキー

未読 17. 「封神演義」 安能務

未読 18. 「江戸川乱歩全集 第4巻 孤島の鬼」 江戸川乱歩

未読 19. 「赤い影法師」 柴田錬三郎

未読 20. 「ファウスト」 ゲーテ

未読 21. 「老人と海」 ヘミングウェイ

★★読(会社員) 22. 「ディアスポラ」 グレッグ・イーガン 会社員になってから読んだが難解すぎて楽しめなかった。宇宙消失とかの方が楽しくない?

★★★読(会社員) 23. 「EGコンバット」 秋山瑞人 「ガンパレードマーチ」っぽいなあと思った。「猫の地球儀」の方が好み

未読 24. 「蝿の王」 ウィリアムゴールディング

未読 25. 「ドゥイノの悲歌」 R・M・リルケ

★読(高校) 26. 「夏への扉」 ロバート・A・ハインライン 昔のエスエフってこんなのかー。という感慨。期待しすぎるとがっかりする。

未読 27. 「コズミック」 清涼院流水

未読 28. 「化物語」 西尾維新

未読 29. 「姑獲鳥の夏」 京極夏彦

未読 30. 「少女コレクション序説」 澁澤龍彦

★★読(高校) 31. 「人間失格」 太宰治 背伸びして読んだが、よくわからなかった。

未読 32. 「左巻キ式ラストリゾート」 海猫沢めろん

未読 33. 「帝都物語1」 荒俣宏

未読 34. 「道程」 高村光太郎

未読 35. 「鼻行類―新しく発見された哺乳類構造と生活」 ハラルト・シュテュンプケ

未読 36. 「プログラミング言語C ANSI規格準拠」 B・W・カーニハン,D・M・リッチ

未読 37. 「ムーンチャイルド」  アレイスター・クロウリー

未読 38. 「外科室・海城発電 他5篇」 泉鏡花

★★★★★読(大学) 39. 「ラヴクラフト全集(1)」 H・P・ラヴクラフト 予想外に楽しかった! マジお勧め

未読 40. 「饗宴」 プラトン

未読 41. 「書を捨てよ、町へ出よう」 寺山修司

未読 42. 「妖聖記」 竹河聖

未読 43. 「新訂孫子」 金谷治訳

未読 44. 「寺山修司少女詩集」 寺山修司

未読 45. 「スローターハウス5」 カート・ヴォネガット・ジュニア

未読 46. 「アーカム計画」 ロバート・ブロック

未読 47. 「地下室の手記」 ドストエフスキー

★★読(会社員) 48. 「黄昏百合の骨」 恩田陸 同作者「麦の海に沈む果実」の続き。一冊だけなら「夜のピクニック」。

未読 49. 「娘に語る祖国」 つかこうへい

未読 50. 「黄金の羅針盤 ライラの冒険」 フィリップ プルマン

未読 51. 「フリッカー式 <鏡公彦にうってつけの殺人」 佐藤友哉

未読 52. 「未来のイヴ」 ヴィリエ・ド・リラダン

★読(大学) 53. 「桜の森の満開の下」 坂口安吾 これもアレコレで引用されてたんで読んでみた系。

未読 54. 「野火」 大岡昇平

未読 55. 「マッチ棒遊びの本―ひまつぶし決定版」 大島正二

★★読(大学) 56. 「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」 村上春樹 大学時代村上春樹よく読んだけど、特に残らなかったなあ。

未読 57. 「マルコヴァルドさんの四季」 イタロ・カルヴィーノ

★★★★★読(大学) 58. 「さようなら、ギャングたち」 高橋源一郎 大学時代高橋源一郎もよく読んだけど、理解できなかったなあ。でも、これは面白かった。

未読 59. 「すべてがFになる」 森博嗣

未読 60. 「発作的座談会」 椎名誠木村晋介沢野ひとし目黒考二

未読 61. 「知性について 他四篇 」 ショーペンハウエル

未読 62. 「夏と花火と私の死体」 乙一

未読 63. 「バガージマヌパナス―わが島のはなし」 池上永一

未読 64. 「純粋理性批判」 カント

未読 65. 「高丘親王航海記」 渋澤 龍彦

未読 66. 「黒猫」 エドガー・アラン・ポー

未読 67. 「わが闘争―完訳」 アドルフ・ヒトラー

未読 68. 「夫婦茶碗」  町田康

未読 69. 「しゃばけ」 畠中恵

★★★★読(会社員) 70. 「猫の地球儀」 秋山瑞人 かなり好きなSF。小・中学で「星虫」とか読んだ後に読むといいよ。

未読 71. 「グミ・チョコレート・パイン」 大槻ケンヂ

未読 72. 「遠野物語」 柳田国男

未読 73. 「武士道」 新渡戸稲造

未読 74. 「絶望系 閉じられた世界」 谷川流

未読 75. 「函の中の失楽」 竹本健治

未読 76. 「オレンジが歯にしみたから」 狗飼恭子

未読 77. 「中島らもの明るい悩み相談室」 中島らも

★★読(会社員) 78. 「戦闘妖精・雪風(改)」 神林長平 神林長平SFって読みづらくて苦手。

未読 79. 「町工場 世界を超える技術報告」 小関智弘

未読 80. 「今夜、すべてのバーで 」 中島らも

未読 81. 「剣客商売」 池波正太郎

★★読(高校) 82. 「妖精作戦」 笹本祐一 新盤「星のダンス」とか「裏山の宇宙船」じゃないんだ。

未読 83. 「悪魔のミカタ魔法カメラ」 うえお久光

未読 84. 「赤毛のアン」 ルーシーモードモンゴメリ

★★★★★読(中学) 85. 「百億の昼と千億の夜」 光瀬龍 漫画もよかった。中二病も突き詰めるとこうなるという感じ。

未読 86. 「二重螺旋悪魔」 梅原克文

未読 87. 「アラビアの夜の種族」 古川日出男

未読 88. 「失われた時を求めて<第一篇&gt;スワン家の方へ」 マルセルプルースト

★★★読(中学) 89. 「星を継ぐ者」 ジェイムズ・P・ホーガン ホーガンは甘すぎてもう読めないなあ。中学生ぐらいの時は楽しめたけど。

未読 90. 「嵐が丘」 エミリー・ブロンテ

★★★★読(中学) 91. 「MOTHER2」 久美沙織 隠れた名作。

未読 92. 「若きウェルテルの悩み」 ゲーテ

未読 93. 「信長―あるいは戴冠せるアンドロギュヌス」 宇月原晴明

未読 94. 「稲川淳二の死ぬほど怖い話」 稲川淳二

未読 95. 「星の墓標」 谷甲州

未読 96. 「鴉」 麻耶雄嵩

未読 97. 「東亰異聞」 小野不由美

未読 98. 「グラン・ヴァカンス―廃園の天使」 飛浩隆

未読 99. 「フィーヴァー・ドリーム」 ジョージ・R・R・マーティン

未読 100. 「しあわせの書―迷探偵ヨギガンジー心霊術」 泡坂妻夫

昔はモノを思わなかったことであるなあ。

2009-05-03

ふたば二次裏でまとめられていた、中高生のための100冊

  1. 「隣の家の少女」 ジャック ケッチャム
  2. 黒死館殺人事件」 小栗虫太郎
  3. 異邦人」 カミュ
  4. 「果心居士の幻術」 司馬遼太郎
  5. 突破者―戦後史の陰を駆け抜けた50年」 宮崎学
  6. 存在の耐えられない軽さ」 ミラン・クンデラ
  7. ドグラマグラ」 夢野久作
  8. 檸檬」 梶井基次郎
  9. 「大製鉄所―橋本雄介小説集」 橋本雄介
  10. ローダンシリーズ<1>大宇宙を継ぐ者」 K・H・シェール,クラーク・ダールトン
  11. 十角館の殺人」 綾辻行人
  12. 「豹頭の仮面」 栗本薫
  13. 「魔が堕ちる夜―デーモニックプリンセス 二次元ドリームノベルズ」 謡堂笹弘
  14. 車輪の下」 ヘッセ
  15. 玩具修理者」 小林泰三
  16. 罪と罰」 ドストエフスキー
  17. 封神演義」 安能務
  18. 江戸川乱歩全集 第4巻 孤島の鬼」 江戸川乱歩
  19. 「赤い影法師」 柴田錬三郎
  20. ファウスト」 ゲーテ
  21. 老人と海」 ヘミングウェイ
  22. ディアスポラ」 グレッグ・イーガン
  23. 「EGコンバット」 秋山瑞人
  24. 蝿の王」 ウィリアムゴールディング
  25. 「ドゥイノの悲歌」 R・M・リルケ
  26. 夏への扉」 ロバート・A・ハインライン
  27. コズミック」 清涼院流水
  28. 化物語」 西尾維新
  29. 姑獲鳥の夏」 京極夏彦
  30. 少女コレクション序説」 澁澤龍彦
  31. 人間失格」 太宰治
  32. 「左巻キ式ラストリゾート」 海猫沢めろん
  33. 帝都物語1」 荒俣宏
  34. 「道程」 高村光太郎
  35. 鼻行類―新しく発見された哺乳類構造と生活」 ハラルト・シュテュンプケ
  36. プログラミング言語C ANSI規格準拠」 B・W・カーニハン,D・M・リッチ
  37. ムーンチャイルド」  アレイスター・クロウリー
  38. 「外科室・海城発電 他5篇」 泉鏡花
  39. ラヴクラフト全集(1)」 H・P・ラヴクラフト
  40. 「饗宴」 プラトン
  41. 「書を捨てよ、町へ出よう」 寺山修司
  42. 「妖聖記」 竹河聖
  43. 「新訂孫子」 金谷治訳
  44. 寺山修司少女詩集」 寺山修司
  45. スローターハウス5」 カート・ヴォネガット・ジュニア
  46. アーカム計画」 ロバート・ブロック
  47. 地下室の手記」 ドストエフスキー
  48. 黄昏百合の骨」 恩田陸
  49. 「娘に語る祖国」 つかこうへい
  50. 「黄金の羅針盤 ライラの冒険」 フィリップ プルマン
  51. フリッカー式 <鏡公彦にうってつけの殺人」 佐藤友哉
  52. 未来のイヴ」 ヴィリエ・ド・リラダン
  53. 桜の森の満開の下」 坂口安吾
  54. 野火」 大岡昇平
  55. マッチ棒遊びの本―ひまつぶし決定版」 大島正二
  56. 世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」 村上春樹
  57. 「マルコヴァルドさんの四季」 イタロ・カルヴィーノ
  58. さようなら、ギャングたち」 高橋源一郎
  59. 「すべてがFになる」 森博嗣
  60. 「発作的座談会」 椎名誠木村晋介沢野ひとし目黒考二
  61. 「知性について 他四篇 」 ショーペンハウエル
  62. 「夏と花火と私の死体」 乙一
  63. バガージマヌパナス―わが島のはなし」 池上永一
  64. 純粋理性批判」 カント
  65. 「高丘親王航海記」 渋澤 龍彦
  66. 黒猫」 エドガー・アラン・ポー
  67. 「わが闘争―完訳」 アドルフ・ヒトラー
  68. 夫婦茶碗」  町田康
  69. しゃばけ」 畠中恵
  70. 猫の地球儀」 秋山瑞人
  71. グミ・チョコレート・パイン」 大槻ケンヂ
  72. 遠野物語」 柳田国男
  73. 武士道」 新渡戸稲造
  74. 絶望系 閉じられた世界」 谷川流
  75. 「函の中の失楽」 竹本健治
  76. オレンジが歯にしみたから」 狗飼恭子
  77. 中島らもの明るい悩み相談室」 中島らも
  78. 戦闘妖精・雪風(改)」 神林長平
  79. 町工場 世界を超える技術報告」 小関智弘
  80. 「今夜、すべてのバーで 」 中島らも
  81. 剣客商売」 池波正太郎
  82. 妖精作戦」 笹本祐一
  83. 悪魔のミカタ魔法カメラ」 うえお久光
  84. 赤毛のアン」 ルーシーモードモンゴメリ
  85. 百億の昼と千億の夜」 光瀬龍
  86. 「二重螺旋悪魔」 梅原克文
  87. アラビアの夜の種族」 古川日出男
  88. 失われた時を求めて<第一篇&gt;スワン家の方へ」 マルセルプルースト
  89. 星を継ぐ者」 ジェイムズ・P・ホーガン
  90. 嵐が丘」 エミリー・ブロンテ
  91. MOTHER2」 久美沙織
  92. 「若きウェルテルの悩み」 ゲーテ
  93. 信長―あるいは戴冠せるアンドロギュヌス」 宇月原晴明
  94. 稲川淳二の死ぬほど怖い話」 稲川淳二
  95. 「星の墓標」 谷甲州
  96. 「鴉」 麻耶雄嵩
  97. 東亰異聞」 小野不由美
  98. 「グラン・ヴァカンス―廃園の天使」 飛浩隆
  99. 「フィーヴァー・ドリーム」 ジョージ・R・R・マーティン
  100. 「しあわせの書―迷探偵ヨギガンジー心霊術」 泡坂妻夫

2009-01-10

 「きのうの世界」を読んでれば「直木賞本命恩田陸」と書けないと思う。バカミス直木賞取れるわけない。

2008-08-03

タイトル当て

http://anond.hatelabo.jp/20080803000009

著者のあいうえお順+外国人著者になってるな。

あと文庫限定で、同じ著者もあり、というところがヒントか。

とりあえず分かったところ。

29. 恩田陸ドミノasin:4043710011

42. 今野敏「隠蔽捜査asin:4101321531

80. 町田康町田康詩集asin:475843042X

95. カズオ・イシグロ日の名残りasin:4151200037

99. ハインライン夏への扉asin:4150103453

http://www.kinokuniya.co.jp/01f/event/kisen/index.html

No.著者書名ASIN情報
11.伊坂 幸太郎死神の精度」asin:4163239804
12.いしい しんじ「トリツカレ男」asin:4101069239
13.いしい しんじ「ぶらんこ乗り」asin:4101069212
14.石持浅海「扉は閉ざされたまま」asin:4396334060B!
15.
16.乾くるみ「イニシエーションラブ」asin:4167732017B!
17.宇江佐真理
18.
19.
20.
21.小川 洋子博士の愛した数式asin:4101215235
22.荻原 浩ハードボイルドエッグasin:4575508454
23.荻原 浩明日の記憶asin:4334743315
24.奥田 英朗イン・ザ・プールasin:416771101X
25.奥田 英朗「最悪」asin:4062735342
26.奥田 英朗空中ブランコasin:4167711028
27.
28.恩田陸夜のピクニックasin:4101234175
29.恩田陸ドミノasin:4043710011TB
30.海堂 尊チーム・バチスタの栄光asin:4796661611
31.垣根 涼介「君たちに明日はない」asin:4101329710
32.
33.加納朋子ななつのこasin:4488426018TB
34.川上 弘美「センセイの鞄」asin:4167631032
35.
36.
37.
38.北村 薫「空飛ぶ馬」asin:4488413013
39.北山 猛邦「「クロック城」殺人事件」asin:4062758636
40.
41.黒崎「しゃべくり探偵asin:4488418015
42.今野敏「隠蔽捜査asin:4101321531TB
43.坂木司  B!
44.酒見 賢一後宮小説asin:4101281114
45.桜庭 一樹少女には向かない職業asin:448847201X
46.佐々木「笑う警官asin:4758432864
47.
48.重松 清「流星ワゴンasin:406274998X
49.雫井 脩介犯人に告ぐasin:4575511552
50.司馬 遼太郎新選組血風録asin:4041290074
51.島田 荘司占星術殺人事件asin:4061833715
52.
53.小路 幸也東京バンドワゴンasin:4087462870
54.
55.
56.
57.
58.田辺 聖子ジョゼと虎と魚たちasin:4041314186
59.
60.豊島 ミホ檸檬のころasin:4344409221
61.中島 らも「今夜、すべてのバーで」asin:4061856278
62.
63.
64.
65.南條 範夫駿河城御前試合」asin:4198923213
66.畠中 恵しゃばけasin:410146121X
67.
68.
69.原尞
70.
71.樋口有介
72.
73.
74.藤沢周平
75.
76.星新一
77.堀江 敏幸「雪沼とその周辺」asin:4101294720
78.町田「告白」asin:4122049695
79.町田康町田康詩集asin:475843042XTB
80.
81.
82.
83.宮部 みゆき
84.村上 春樹ノルウェイの森asin:4062748681
85.村上 春樹世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドasin:4101001340
86.
87.森 絵都「DIVE!!」asin:4043791038
88.森 絵都カラフルasin:4167741016
89.
90.森見 登美彦四畳半神話大系asin:404387801X
91.山崎 豊子沈まぬ太陽asin:4101104263
92.横山 秀夫クライマーズ・ハイasin:4167659034
93.横山秀夫震度0asin:4022644354B!
94.
95.カズオ・イシグロ日の名残りasin:4151200037TB
96.ダニエル キイスアルジャーノンに花束をasin:4151101012
97.
98.
99.ハインライン夏への扉asin:4150103453TB
100.

トラックバックブクマ情報から更新しました。)

2008-06-09

友人に勧める本のこと

最近友人が「読書を始める!」と言い出したので、嬉々として本を貸している。ちなみに彼女希望は、「文庫で/設定が難しくない/SFとかファンタジーじゃない/短い長編か/短編集/文章が読み易くて/ハッピーエンド」である。なかなか難しい。短編集か短い長編のあたりが特に。

一応一冊目は伊坂幸太郎の「死神の精度」を貸してみた。次は瀬尾まいこの「優しい音楽」と「幸福な食卓」。その次は古処誠二の「UNKNOWN」。この辺りで、「オチがある話が好きなのかもしれない」と言い出したので、加納朋子アリスシリーズ/乙一/若竹七海の連作短編もの/倉知淳の猫丸先輩シリーズ、と貸してみた。

実はこの後が思いついてなかったりする。恩田陸の「光の帝国」「ネバーランド」「木曜組曲」あたりかなぁ。森岡浩之の「夢の樹が接げたなら」とか読んで欲しいんだけどSFだから無理だろうなあ(ハッピーエンドとも言い難いし)。

彼女は全然小説を読まない人だったので、私が貸している本の種類が偏っていることを知らないと思う。普通江国香織とか唯川恵とか吉本ばななを薦めるのかもしれない。でも私は彼女に最終的に「銀河英雄伝説」を読ませることを企んでいたりする。このことをちらりと母に言ったらば、アルスラーンから攻めたらよいのではないか、という助言を受けてしまった。ファンタジーじゃないから、といってアルスラーンを読ませるのと、SFじゃないから、といって銀河英雄伝説を読ませるのはどっちがひどいだろう?

というか、そもそも長さ的にNGだし、オチ好きってところがミステリ向きっぽいから銀英もアルスラーンも違うな、と思う次第。「ハサミ男」とか島田荘司とかか。西澤保彦は「開いたとき黒すぎて嫌だ」と拒否を食らったしな……

次は何がいいだろう?こうやって貸す本を考えるのはなかなかわくわくして楽しいことだと再確認している。

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